tag:blogger.com,1999:blog-20593906971106440342024-03-19T12:23:11.562+09:00自由への扉 わたしたちは、どこから来て、どこへ行くのか? 『聖書はすべて、神の霊感による』(Ⅱテモテ3章16節)ものであり、 『ちり(肉体)はもとあった地(土)に帰り、霊はこれを下さった神に帰る。』(伝道者12章7節) 『人は、肉体的には両親から生まれます。しかし、人は、霊的には御霊から生まれるのです。』 (ヨハネ3章6節) と書いてある。 わたしたちは、聖霊を受けることにより、『聖書』を正しく理解し、真理を知り、罪の奴隷から解放され、真の自由を得よう。聖書伝道会http://www.blogger.com/profile/05753520114248036385noreply@blogger.comBlogger27125tag:blogger.com,1999:blog-2059390697110644034.post-70701735101255096992019-01-28T19:23:00.001+09:002019-05-06T07:57:48.362+09:00『 キリスト教関連の書籍・アイテムの推奨販売店 』<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;">1.英語のアイテム(品物)とグッズ(品物)の違い</span><br />
英語のアイテム(品物)とは、無差別的な大量消費・大量生産のグッズ(品物)とは違い、使用者にとって無二の価値と固有の意味を持った「貴重な逸品」を意味する。<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">2.アイテム(品物)も人の言葉と同じく、人に諸情報=刺激をもたらす</span><br />
アイテム(品物)は、単なる物質的存在に過ぎないが、神の御言葉である『聖書』とは違った別の諸情報=刺激をもたらしてくれる。例えば、古代イスラエル王国の最高祭司が、神殿の至聖所の中で神の依代(よりしろ)である「契約の箱」と、その中の「三種の神器」=「十戒石版・アロンの杖・マナの壺」という「聖なるアイテム」(品物)を目撃した時、その心は、神に対する畏怖と愛と希望で満たされたことだろう。<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">3.物事の善し悪しを吟味する必要性と義務</span><br />
敬虔な信仰生活を全うしようとするキリスト者は、『聖書』を買い求めるに当たっても、『聖書』編纂の歴史を学び、改竄されていない真の『聖書』から学ぶ必要性と義務があリ、また、信仰生活を高め、堅める、その他の「貴重な逸品」も『聖書』と同じように吟味する必要性と義務がある。つまり、キリスト者は、自己の肉体的な感覚器官=視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚+無意識から入ってくる諸情報=刺激に対して常に警戒して注意をはらい、諸情報=刺激の善し悪しを常に吟味しなければならない。そして、『聖書』に書いてある<span style="color: magenta;">「最重要の戒め」</span>に従い、自己の論理的な思考力・物事に取り組む情熱等の感情・目標を達成する強い意志・体験から得た知恵・具体的な行動力を尽くして、生ける神である主イエス・キリストを愛さなければならない。<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">4.『聖書』に書いてある「最重要の戒め」</span><br />
<span style="color: blue;">申命記 6: 5</span><br />
『心(思考)を尽くし、精神(意志)を尽くし、力(行動)を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">申命記10:12-13</span><br />
『イスラエルよ。今、あなたの神、主が、あなたに求めておられることは何か。それは、ただ、あなたの神、主を畏れ、主のすべての道に従って歩み、主を愛し、心(思考)を尽くし、精神(意志)を尽くしてあなたの神、主に仕え、あなたのしあわせのために、私が、今日、あなたに命じる主の命令と主の掟とを守ることである。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ22:37-38</span><br />
『(パリサイ人たちからの「大切な戒めはどれか?」という質問に)イエスは彼に言われた。「心(思考)を尽くし、思い(感情)を尽くし、知力(知性・知恵)を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。」 これが大切な第一の戒めです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">マルコ12:10</span><br />
『(イエスは答えられた。)心(思考)を尽くし、思い(感情)を尽くし、知性(知恵)を尽くし、力(行動)を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ルカ10:27</span><br />
『(ある律法の専門家がイエスの質問に答えて、律法の書に書いてある事を言った。)「心(思考)を尽くし、思い(感情)を尽くし、力(行動)を尽くし、知性(知恵)を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。」また、「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。」とあります。』<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">5.『聖書』編纂の歴史</span>⇒ <span style="color: purple;"><a href="http://www.bible-jp.com/his/history.html">http://www.bible-jp.com/his/history.html</a></span><br />
<br />
<span style="color: purple;">(1)神の御言葉に忠実な『聖書』の系譜</span><br />
<br />
<span style="color: red;">A.</span><span style="color: blue;">TR聖書=Textus Receptus=テクストゥス・レセプトゥス聖書(1516年)</span>・・・オランダ人の<span style="color: magenta;">デシデリウス・エラスムス(1469頃~1536)</span>による<span style="color: blue;">「ギリシャ語の本文」</span>に基づくギリシャ語の聖書で、1516年にスイスのバーゼルで印刷された。<br />
<span style="color: red;">↓</span><br />
<span style="color: red;">B.</span><span style="color: blue;">「ルター訳聖書」(1522~1534)</span>・・・ドイツ人の<span style="color: magenta;">マルティン・ルター(1483~1546)</span>は、ギリシャ語の<span style="color: blue;">TR聖書</span>に基づくドイツ語の<span style="color: blue;">「ルター訳聖書」(1522~1534)</span>を出版した。従来のドイツ語聖書は<span style="color: blue;">「ラテン語ウルガタ聖書」(405年)</span>のドイツ語訳であったが、<span style="color: magenta;">ルター</span>はギリシャ語の<span style="color: blue;">TR聖書</span>をドイツ語に翻訳した。更に<span style="color: blue;">「ヘブル語の写本」</span>を求めて<span style="color: blue;">TR聖書</span>を検証しながら<span style="color: blue;">「旧約聖書」</span>をドイツ語に翻訳し、<span style="color: blue;">「ルター訳聖書」</span>を1534年に完成させた。<br />
<span style="color: red;">↓</span><br />
<span style="color: red;">C.</span><span style="color: blue;">KJV聖書=King James Version=欽定訳聖書(1611年)</span>・・・英国王<span style="color: magenta;">ヘンリー8世(1491~1547)</span>は、自己の離婚を禁止した<span style="color: magenta;">ローマ・カトリック教会</span>の<span style="color: magenta;">ローマ教皇パウルス3世(1468~1549)</span>と対立して破門された結果、1534年に首長法=国王至上法を英国議会で制定させ、<span style="color: magenta;">ローマ教皇</span>にかわって英国王を教会の首長とする宗教改革を断行し、<span style="color: magenta;">英国国教会</span>を創始した。この後、欽定訳の<span style="color: blue;">「大聖書」=The Great Bible(1539年)</span>を<span style="color: magenta;">英国国教会</span>の公認聖書とした。<span style="color: magenta;">ヘンリー8世</span>の長男等4人が英国王に即位した後、<span style="color: magenta;">ジェームズ1世(1566~1625)</span>が1603年に英国王に即位した。これら諸王による英国統治の間、<span style="color: magenta;">ウィリアム・ウィッティンガム(1524~1579)</span>等の宗教改革者たちは、スイス・ジュネーヴ大学を創立した宗教改革の神学者<span style="color: magenta;">ジャン・カルヴァン(1509~1564)</span>を頼ってジュネーヴに亡命し、これら避難民たちによって出版された<span style="color: blue;">「ジュネーヴ聖書」(1560年「旧約聖書」出版、1576年「新約聖書」出版)</span>を英国人に広めた。この結果、<span style="color: magenta;">ローマ・カトリック教会</span>の虚偽の教理・祭儀・制度の悪弊を取り除いて<span style="color: magenta;">英国国教会</span>を清めることを目的とする<span style="color: magenta;">ピューリタン(清教徒)</span>が<span style="color: magenta;">英国国教会</span>の中に増大した。そして、オックスフォードにあるコーパス・クリスティ大学の学長<span style="color: magenta;">ジョン・レイノルズ(1549~1607)</span>神学博士は1604年、<span style="color: magenta;">ピューリタン</span>を代表して<span style="color: magenta;">ジェームズ1世</span>に、<span style="color: magenta;">ローマ・カトリック教会</span>の<span style="color: blue;">「ラテン語ウルガタ聖書」(405年)</span>の強い影響を受けた<span style="color: magenta;">英国国教会</span>公認の<span style="color: blue;">「大聖書」</span><span style="color: blue;">(同上)</span>とは異なる新しい英語聖書の編纂を提案した。さらに、<span style="color: magenta;">英国国教会</span>の聖職者たち千人も、<span style="color: magenta;">ジェームズ1世</span>に請願した結果、<span style="color: magenta;">ジェームズ1世</span>の援助を得た54人~48人の聖書学者は、信仰者による<span style="color: blue;">「ジュネー</span><span style="color: blue;">ヴ</span><span style="color: blue;">聖書」(同上)</span>・<span style="color: magenta;">英国国教会</span>の司教による<span style="color: blue;">「ビショップ聖書」(1568年)</span>など宗教改革を推進する<span style="color: magenta;">プロテスタント教会</span>系の英訳聖書と、<span style="color: blue;">「リームズ・ドゥエー聖書」(1582年「新約聖書」出版、1610年「旧約聖書」出版)</span>など宗教改革を弾圧する<span style="color: magenta;">ローマ・カトリック教会</span>系の英訳聖書が、約10種類も、1500年代~1600年代初頭に相次いで出版された社会状況の中、ギリシャ語の<span style="color: blue;">TR聖書</span>を英語に翻訳し、1611年に<span style="color: blue;">KJV聖書</span>を出版した。<span style="color: blue;">KJV聖書</span>は、英国王<span style="color: magenta;">ジェームズ1世</span>の援助の下に出版されたので<span style="color: blue;">欽定訳聖書</span>と呼ばれ、<span style="color: red;">現在に至るまでの幾多の英訳聖書の頂点に立つ。</span><br />
<span style="color: red;">↓</span><br />
<span style="color: red;"> D.</span>その他に、<span style="color: blue;">TR聖書</span>を日本語の文語体に翻訳した<span style="color: blue;">「明治元訳聖書」(1887年)</span>、<span style="color: blue;">「新契約聖書」(1928年)</span>、<span style="color: blue;">「TR日本語訳 新約聖書」(=「新契約聖書」の復刻版2012年)</span>などがある。<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: purple;">(2)神の御言葉を歪曲した箇所の多い『聖書』の系譜</span><br />
<br />
<span style="color: red;">A.</span>ギリシャ語<span style="color: blue;">「旧約聖書」</span>の<span style="color: blue;">「七十人訳聖書」(ラテン語:セプトゥアギンタ)</span>は、<span style="color: blue;">「アレクサンドリア写本」(1627年発見)</span>と同じで、主イエスと使徒たちの時代には存在しなかった。また、主イエスと使徒たちの読んだ<span style="color: blue;">「旧約聖書」</span>は、ヘブル語で記されていた。<br />
<span style="color: red;">↓</span><br />
<span style="color: red;">B.</span><span style="color: magenta;">オリゲネス(184~253)</span>は、<span style="color: blue;">改訂版「七十人訳聖書」</span>を自作した。また、ギリシャ語<span style="color: blue;">「旧約聖書」</span>の<span style="color: blue;">「ヘクサプラ」(245年)</span>と同様に<span style="color: blue;">「新約聖書」</span>をも自作した。<span style="color: magenta;">オリゲネス</span>は、マケドニア人・ギリシャ人・ユダヤ人が密集していたエジプトの学術都市アレクサンドリア出身でユダヤ人の可能性もある。ギリシャ哲学者<span style="color: magenta;">プラトン(前427~前347)</span>に傾倒した。<br />
<span style="color: red;">↓</span><br />
<span style="color: red;">C.</span><span style="color: blue;">「シナイ写本」「バチカン写本」</span>は、紀元331年以降に<span style="color: magenta;">エウセビウス(263頃~339)</span>によりローマ皇帝<span style="color: magenta;">コンスタンティヌス1世(272~337)</span>のために作られた<span style="color: blue;">50冊のギリシャ語聖書</span>のうち現存する<span style="color: blue;">2つの写本</span>である。<br />
<span style="color: red;">↓</span><br />
<span style="color: red;"> D.</span><span style="color: magenta;">ヒエロニムス(347頃~420)</span>による<span style="color: blue;">「ラテン語ウルガタ聖書」(405年)</span>・・・<span style="color: magenta;">ヒエロニムス</span>は、286年にローマ帝国を東西に区分して統治したローマ皇帝<span style="color: magenta;">ディオクレティアヌス(244~311)</span>と同じダルマティア属州(アドリア海に面したバルカン半島の中部)の出身で、ヘブル語等の多言語に精通していた。ローマ教皇<span style="color: magenta;">ダマスス1世(305頃~384)</span>は383年頃、<span style="color: magenta;">ヒエロニムス</span>に、「古ラテン語」聖書の改訂版を作るよう委託した。<span style="color: magenta;">ヒエロニムス</span>は、初めに<span style="color: blue;">「新約聖書」</span>の四福音書を<span style="color: blue;">「ギリシャ語テキスト」</span>と照合して誤っている部分を訂正し、他の新約文書は、そのまま古ラテン語訳を用いた。次に<span style="color: blue;">「旧約聖書」</span>に取り組み、ギリシャ語<span style="color: blue;">「</span><span style="color: magenta;"><span style="color: blue;">七十人訳聖書」</span></span>と<span style="color: magenta;">オリゲネス</span>のギリシャ語<span style="color: blue;">「ヘクサプラ」</span><span style="color: blue;">(245年)</span>をラテン語に翻訳し、「古ラテン語」の<span style="color: blue;">「旧約聖書」</span>の改訂を終え、<span style="color: magenta;">ローマ・カトリック教会</span>で公式に用いる<span style="color: blue;">「ラテン語ウルガタ聖書」(同上)</span>を編纂した。<br />
<span style="color: red;"> ↓</span><br />
<span style="color: red;"> E.</span>ローマ帝国の東西分裂(395年)と西ローマ帝国の滅亡(476年)を経て、<span style="color: magenta;">東方正教会(ギリシャ語聖書)</span>と<span style="color: magenta;">ローマ・カトリック教会(ラテン語聖書)</span>に次第に分裂して行った。<span style="color: magenta;">東方正教会</span>ではギリシャ語の<span style="color: blue;">TR聖書=テクストゥス・レセプトゥス聖書</span>を用いた。<br />
<span style="color: red;">↓</span><br />
<span style="color: red;">F.</span><span style="color: blue;">RV聖書=Revised Version=改訂版聖書</span>・・・<span style="color: magenta;">使徒パウロ</span>の時代から存在した<span style="color: magenta;">聖書改竄者たち</span>(第2コリント2:17)による<span style="color: blue;">ギリシャ語「バチカン写本」(1475年バチカン図書館蔵書)</span>、<span style="color: blue;">ギリシャ語「アレクサンドリア写本」(1627年発見、従来の「七十人訳聖書」と同じ)</span>、<span style="color: blue;">ギリシャ語「シナイ写本」(1844年発見)</span>に基づく、神の御言葉を歪曲した箇所の多い聖書である。(1880年<span style="color: blue;">「新約聖書」</span>出版、1884年<span style="color: blue;">「旧約聖書」</span>出版、英国)<br />
<span style="color: red;">↓</span><br />
<span style="color: red;">G.</span><span style="color: red;">ディスペンセーショナリズム(虚偽の時代区分と艱難前携挙説)</span>を創作した英国の神学者<span style="color: magenta;">ジョン・ネルスン・ダービ(1800~1882)</span>、また、交霊会で悪魔に憑かれた英国の神学者<span style="color: magenta;">ブルーク・フォス・ウェストコット(1825~1901)</span>、同じく<span style="color: magenta;">フェントン・ジョン・アンソニー・ホート(1828~1892)</span>たちは、<span style="color: red;">悪魔と感応したグノーシス主義等のオカルトの欺瞞教理・魔術・神智学・交霊会といった虚偽の教理と邪悪な祭儀</span>を、聖書の翻訳と注釈の中に採り入れ、聖書を改竄した。<br />
<span style="color: red;"> ↓</span><br />
<span style="color: red;"> H.</span><span style="color: red;">『古い写本ほど正しい』という愚かな誤謬に基づく聖書群</span><br />
<span style="color: lime;"> </span><span style="color: lime;">a.</span><span style="color: blue;">ネストレ・アーラント=Nestle-Aland=ネストレ・アーラント版の「新約聖書」</span>・・・ギリシア語「新約聖書テキスト」の<span style="color: blue;">「Novum Testamentum Graece」(ラテン語版1898年)</span>を、ドイツ人の<span style="color: magenta;">エベルハルト・ネストレ(1851~1913)</span>と<span style="color: magenta;">クルト・アーラント(1915~1994)</span>が校訂と再校訂したため、<span style="color: blue;">ネストレ・アーラント版の「新約聖書」</span>と呼ばれる。<span style="color: magenta;">使徒パウロ</span>の時代から「悪魔の霊感を受けた者」がいたにも関わらず、『古い写本ほど正しい』という愚かな誤謬に陥ってきた。(1913年「NA1」-初版-出版、ドイツ)<br />
<br />
<span style="color: lime;"> b.</span><span style="color: blue;">UBS聖書=United Bible Societies=聖書協会世界連盟の聖書</span>・・・1946年に英国ロンドン南部のヘイワーズ・ヒースに集まった<span style="color: magenta;">13の聖書協会</span>に始まる、<span style="color: magenta;">世界各国の聖書協会</span>から成る<span style="color: magenta;">世界連盟</span>の監修した聖書を<span style="color: blue;">UBS聖書</span>と称する。聖書の調査研究・監修出版において「特定の資金スポンサー」の邪悪な意向=聖句解釈に左右されてきた。<br />
<span style="color: red;">↓</span><br />
<span style="color: red;"><span style="color: red;"> I.</span><span style="color: blue;">ヘブル語の「死海写本」(1946~1947年発見)</span><span style="color: black;">にある</span><span style="color: blue;">「イザヤ書」</span><span style="color: black;">は、ヘブル語の</span><span style="color: blue;">「マソラ本文」</span><span style="color: black;">と合致する。</span><span style="color: blue;">「マソラ本文」</span><span style="color: black;">とは、発音を補助するための母音符号の付いたヘブル語の</span><span style="color: blue;">「旧約聖書」</span><span style="color: black;">を指す。なお、極端な禁欲主義のユダヤ教カルトの</span><span style="color: magenta;">エッセネ派</span><span style="color: black;">による写本で、</span><span style="color: blue;">「イザヤ書」</span><span style="color: black;">以外には神の御言葉を歪曲した教理を記した。</span></span><br />
<span style="color: red;"> ↓</span><br />
<span style="color: red;"> J.</span><span style="color: purple;">現代訳の聖書群の一部事例</span><br />
<span style="color: blue;">NASV聖書=New American Standard Version=新アメリカ標準訳聖書(1963年「新約聖書」出版、1971年「旧約聖書」出版、米国)</span><br />
<span style="color: blue;">NIV聖書=New International Version=新国際版聖書(1973年「新約聖書」出版、1978年「旧約聖書」出版、米国)</span><br />
<span style="color: blue;">NKJV聖書=New King James Version=新ジェイムズ王訳聖書(1982年出版、米国)</span><br />
<span style="color: blue;">NRSV聖書=New Revised Standard Version=新改訂標準訳聖書(1989年出版、米国)</span><br />
<span style="color: blue;">ESV聖書=English Standard Version=英語標準訳聖書(2001年出版、米国)</span><br />
<span style="color: blue;">HCSV聖書= Holman Christian Standard Version=ホルマン・クリスチャン・スタンダード聖書(2004年出版、米国)</span><br />
<span style="color: blue;">新改訳聖書(1965年「新約聖書」出版、1970年「旧約聖書」出版、日本)</span><br />
<span style="color: blue;">共同訳聖書(1975年出版、日本)</span><br />
<span style="color: blue;"> 新共同訳聖書(1987年出版、日本)</span><br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: purple;">(3)結論=幾多の「ダービ訳聖書」「ウェスコット・ホート訳聖書」に関わらない事</span><br />
<span style="color: blue;">ジョン・ネルスン・ダービ訳聖書、ネストレ・アーラント版の「新約聖書」</span>、<span style="color: blue;">エホバの証人の、ものみの塔聖書冊子協会が出版したNWT聖書=New World Translation of the Holy Scriptures=新世界訳聖書(1950年「新約聖書」出版、1961年出版、米国。1982年出版、日本)</span>といった幾多の<span style="color: purple;">「ダービ訳聖書」</span><span style="color: purple;">「ウェストコット・ホート訳聖書」</span>は、どれも邪悪に改竄され、意図的に誤訳された。つまり、ディスペンセーショナリズム(虚偽の時代区分と艱難前携挙説)を創作した英国の神学者<span style="color: magenta;">ジョン・ネルスン・ダービ(1800~1882)</span>に惑わされた聖書、また、交霊会で悪魔に憑かれた英国の神学者<span style="color: magenta;">ブルーク・フォス・ウェストコット(1825~1901)</span>、同じく<span style="color: magenta;">フェントン・ジョン・アンソニー・ホート(1828~1892)</span>が関与した幾多の<span style="color: purple;">「ダービ訳聖書」</span><span style="color: #cc0000;">※1</span><span style="color: purple;">、</span><span style="color: purple;">「ウェストコット・ホート訳聖書」</span><span style="color: #cc0000;">※2</span>には関わるべきではない。<br />
<span style="color: #cc0000;">※1 </span><a href="http://tunobue.chips.jp/darby_bible.htm">http://tunobue.chips.jp/darby_bible.htm</a><br />
<span style="color: #cc0000;">※2 </span><a href="http://www.millnm.net/cgi-bin/page.cgi?url=../qanda3/westcothort.htm">http://www.millnm.net/cgi-bin/page.cgi?url=../qanda3/westcothort.htm</a><br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">6.キリスト教関連の書籍・アイテムの推奨販売店</span><br />
<div>
<br /></div>
<span style="color: red;">■</span><span style="color: blue;">(株)ミルトス</span>⇒ イスラエル・ユダヤ文化に関する書籍・アイテムの販売(ヘブル語の語学書籍を中心とする販売店)<br />
<span style="color: purple;"> <a href="http://myrtos.co.jp/sitemap.php">http://myrtos.co.jp/sitemap.php</a></span><br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">■</span><span style="color: blue;">(宗)ドン・ボスコ社</span>⇒ ローマ・カトリック教会のサレジオ会によるローマ・カトリック教会の書籍・アイテムの販売(イタリア直輸入製品販売店)<br />
<span style="color: purple;"> <a href="http://www.donboscosha.com/">http://www.donboscosha.com/</a></span>
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">■</span><span style="color: blue;">(宗)女子パウロ会</span>⇒ ローマ・カトリック教会の女子パウロ会(女子修道院)による書籍・アイテムの販売(イタリア直輸入製品販売店)<br />
<span style="color: purple;"><span style="color: purple;"> <a href="https://shop-pauline.jp/?mode=f5">https://shop-pauline.jp/?mode=f5</a></span>
</span><br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">■</span><span style="color: blue;">(宗)日本ハリストス正教会教団(ロシア正教会・ニコライ堂)</span>⇒ 東方正教会の書籍・アイテムの販売(乳香などの消耗品取扱店)<br />
<a href="http://nikolaido.org/">http://nikolaido.org/</a>
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">■</span><span style="color: blue;">(株)教文館 エインカレム</span>⇒ キリスト教の諸宗派の書籍・アイテムの販売(多彩な祭具を幅広く網羅した大型販売店)<br />
<span style="color: purple;"> <a href="https://www.kyobunkwan.co.jp/ein-karem/about">https://www.kyobunkwan.co.jp/ein-karem/about</a></span>
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">■</span><span style="color: blue;">(社)アイオンド ユニヴァーシティ オンラインショップ</span>⇒ ユダヤ教・キリスト教の諸宗派の祭服・祭具の販売(国内唯一のメノーラー取扱店)<br />
<span style="color: purple;"> <a href="http://www.iond-univ.org/os/">http://www.iond-univ.org/os/</a></span>
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">■</span><span style="color: blue;">(有)友愛書房</span>⇒ ユダヤ教・キリスト教の諸宗派に関する日本国と諸外国の古書籍・古文献・美術書の販売(キリスト教書籍の専門店)<br />
<span style="color: purple;"> <a href="http://yuai.jimbou.net/catalog/index.php">http://yuai.jimbou.net/catalog/index.php</a></span>
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">■</span><span style="color: blue;">(任)エターナル・ライフ・ミニストリーズ</span>⇒ ギリシャ語の聖書本文TR(テクストゥス・レセプトゥス)から翻訳された、改竄されていない本当の『新約聖書』の販売(『TR新約聖書』の専門店)<br />
<span style="color: purple;"> <a href="http://www.bible-jp.com/ss/snt.html">http://www.bible-jp.com/ss/snt.html</a></span>
<br />
<div>
<br /></div>
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj4Kqcdc3ZiMS2X7qU3k_r7wOzed9YR50lS7RCGekHn9I-hnAg8JqxNZSsweXCc-22p9aOD63Vok8nx7OUjK5d1rCHZCdv3fGonXecKH8BBTLW_II8ZBcPb4osFz0zXOtNqBneo_oAfFXc/s1600/CIMG2292.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1200" data-original-width="1600" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj4Kqcdc3ZiMS2X7qU3k_r7wOzed9YR50lS7RCGekHn9I-hnAg8JqxNZSsweXCc-22p9aOD63Vok8nx7OUjK5d1rCHZCdv3fGonXecKH8BBTLW_II8ZBcPb4osFz0zXOtNqBneo_oAfFXc/s320/CIMG2292.JPG" width="320" /></a></div>
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<span style="background-color: white; color: blue; font-size: 14px; text-align: justify;">公開2019(平成31)年1月28日(月)19:23</span><br />
<span style="background-color: white; color: blue;">saintsfellowship@outlook.com 聖書伝道会</span><br />
<span style="background-color: white; color: blue;"><a href="https://halleluiesus.blogspot.com/2018/03/blog-post.html">←前編</a> ■ 次編→</span><br />
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<a href="https://history.blogmura.com/his_world/"><img alt="にほんブログ村 歴史ブログ 世界史へ" border="0" height="31" src="https://history.blogmura.com/his_world/img/his_world88_31.gif" width="88" /></a>
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<br />聖書伝道会http://www.blogger.com/profile/05753520114248036385noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2059390697110644034.post-87821145945146202912018-03-23T22:20:00.003+09:002019-09-13T00:12:09.637+09:00『 エクソシストの現状認識 』<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;">【 1 】キリスト教のカトリック教会の「エクソシスト」</span><br />
<span style="color: purple;"><br /></span>
<span style="color: purple;">(1)悪魔・悪霊を祓う神の御業(みわざ)</span><br />
「エクソシスト」とは、悪魔・悪霊に取り憑かれた人の心身から悪魔・悪霊を祓い、追い出し、本来の健康状態の回復に努める、キリスト教のカトリック教会の「悪魔祓い師」をいう。人に取り憑いた悪魔・悪霊を祓う「エクソシスト」の不思議な霊力は、神に由来する。日本国内のカトリック教会は、「エクソシスト」を「祓魔師」(ふつまし)と訳した。 <br />
<br />
<span style="color: purple;">(2)ローマ・カトリック教会に対する評価</span><br />
カトリック教会の雄であるローマ・カトリック教会の「エクソシスト」に対する知見を深めた結果、悪魔サタンに2千年間も攻撃されてきたカトリック教会に対する先入観・偏見・誤解を自覚して反省し、カトリック教会を全面的に否定する愚行を止め、部分的に肯定した。また、今後のローマ・カトリック教会に対する神の恩寵の消長を見守りながら、その有為な「エクソシスト」の更なる活躍を望む。但し、『新約聖書』の『ヨハネの黙示録』の聖句を忘れてはならないと思う。即ち、黙示録17:3-5『ひとりの女』『すべての淫婦と地の憎むべきものとの母、大バビロン』、黙示録17:18『あなたが見たあの女は、地上の王たちを支配する大きな都のことです。』、黙示録18:4『わが民よ。その女から離れなさい。その罪にあずからないため、また、その災害を受けないためです。』と書いてある。つまり、「女」とは、カトリック教会で、「大きな都」とは、ローマである。そして、この「淫らな母」の娘が、プロテスタント教会である以上、旧教のカトリック教会と新教のプロテスタント教会の教理と祭儀は、いずれも、「形骸化→ 世俗化→ 異端化→ 悪魔化」の過程を経た部分が非常に多いことを承知しておかねばならない。<br />
<br />
<span style="color: purple;">(3)『聖書』の真理を明確に認識する「エクソシスト」</span><br />
<div>
悪魔・悪霊に憑依される「精神的・霊的な扉」を開く人の行為は、タロット・カードなどの占いを受け、アルコール薬物中毒・小児性愛・児童ポルノなどの悪習慣を続け、カルト信仰・邪悪思想を抱き、憎悪心などの否定的感情に支配されて行う詐欺・強盗・強姦・殺人等の凶悪犯罪であるが、これとは反対に、心の清らかな聖人君子、教会等の聖職者、経済的影響力のある国際金融資本家、政治・行政を差配する政治家・政府高官も、悪魔・悪霊の霊的領土の拡大のために悪魔・悪霊に執拗に狙われ続け、利己的で金銭欲の強い精神状態に陥った時に憑依されてしまう。このような事情経緯で悪魔・悪霊に取り憑かれてしまった多くの人々と直に接触する「エクソシスト」は、『聖書』の真理を明確に認識するようになる。なぜなら、悪魔・悪霊に取り憑かれた人々の示す反応や、そのメッセージを通じて、人智の及ばない『聖書』の「行間」までを理解できるようになるからだ。例えば、「エクソシスト」のガブリエーレ・アモルト神父(享年91歳)の記事にある彼の「現状認識」は、霊的に鋭敏で正確だ。また、悪魔・悪霊のメッセージにある『地獄の最高監督者は、神ではなく聖母マリアだ。また、「地獄は、時間が止まっている」という意味で永遠だ』という情報は、様々な未知現象の研究結果と符合する。但し、このように判断した指標は、主観的で霊的であるが故に、『「現状認識」の正誤の判断は、各人の精神レベルに応ずる』としか言いようがない。</div>
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">【 2 】「エクソシスト」のガブリエーレ・アモルト神父(享年91歳)の記事</span><br />
<br />
<span style="color: purple;">(1)「エクソシスト」の報道</span><br />
「悪魔払いを7万回」世界的エクソシストの神父が死去。ハリポタ批判などで物議( 吉川慧 / The Huffington Post / <span style="color: orange;">2016年9月21日</span> ) エクソシスト(悪魔祓い師)として世界的に知られたガブリエーレ・アモルト神父が死去した。91歳だった。2016年9月17日、ニューヨークタイムズなどが報じた。 ローマのリハビリ施設「サンタルチア財団」によると、アモルト神父は最近体調が悪化。療養先だったローマの病院で亡くなった。財団によると、長年にわたって呼吸器系疾患を患っていたという。 アモルト神父は1954年に司祭に任じられた後、1986年からローマ教区でエクソシストとして勤務。エクソシストの第一人者として知られたカンディド・アマンティーニ司祭に師事し、1990年には「国際エクソシスト協会」(AIE)を設立。2000年に引退するまで会長を務めた。 アモルト神父は、「生涯に7万回以上のエクソシズム(悪魔祓い)を行った」と主張。これまでにエクソシズムに関する多くの著作を発表し、世界的に知られていた。 アモルト神父は、社会的な出来事について自らの見解を発表することもあった。2015年にはイスラム過激派テロ組織IS(イスラム国)について「ISはサタンだ。まずは精神的な領域で事態は起こり、そして地球上に顕現するだろう」と表明。その上で、「悪魔は、政治的なもの、文化的なもの、宗教的なもの、様々な方向から、人々を偽りでダマす。私がキリスト教徒として、獣(悪魔に支配された政府)と精神的に戦う」と、Facebookに投稿した。 その一方で、極端な物言いで物議をかもすこともあった。 人気小説「ハリー・ポッター」シリーズを「子供たちに黒魔術を信じ込ませるもの」として非難。 古代インド発祥の「ヨーガ」については、人々をヒンドゥー主義へと誘う「悪の源」と批判したこともあった。 また、インタビューの中で「ナチスの全員が悪魔に取り憑かれていたと確信している。ヒトラーやスターリンも悪魔に取り憑かれていた」と発言したこともあった。 悪魔を祓う「エクソシスト」とは? エクソシストには、教区司教の認可を受けた神父だけが就ける。エクソシズムは厳密に定められた儀式に則って行われ、「悪魔に憑かれた者」に聖水をかけ、十字架にキスをさせて悪魔を追い出す。その際、「悪魔よ、我は汝に命じる」「悪魔よ、帰れ」などの決まり文句がある。 新約聖書の福音書では、悪魔・悪霊は「誘惑する者」「憑依する者」「病気の原因」「うそをつく者」「神の御国の敵対者」として現れ、悪魔・悪霊を追い出すのは、神の力によるものとしている。 新約聖書には、キリストが悪魔祓いをした記述もある。 1999年にローマ教皇庁は、1614年に定めたエクソシズムの儀式を初めて改訂。エクソシストに精神科医などと連絡を密にすることを義務づけ、医学的な治療を必要とする患者と「悪魔に取り憑かれた」と思い込んでいる人を区別するよう定めた。<br />
<br />
<span style="color: purple;">(2)「エクソシスト」の映画</span><br />
<span style="color: magenta;">『悪魔祓い、聖なる儀式』</span>(イタリヤ語: LIBERAMI )は、<span style="color: orange;">2016年9月7日</span>に公開されたフランス・イタリヤ合作のドキュメンタリー映画だ。日本では<span style="color: orange;">2017年11月18日</span>に公開された。この映画では「悪魔祓い」の派手なシーンを収録したが、大抵の「悪魔祓い」は、内面的で眼に見えない精神的・霊的な「浄化」「清め」であるため、悪魔・悪霊に取り憑かれた当事者と、これを祓う「エクソシスト」の外面的な態度は、至って平穏で、静かに祈り続けている時間が最も長い。 また、ガブリエーレ・アモルト神父の悪魔祓いの生涯を記録したウィリアム・フリードキン監督のドキュメンタリー映画<span style="color: magenta;">『The Devil and Father Amorth / 悪魔とアモルト神父』</span>が<span style="color: orange;">2018年4月20日</span>に米国で公開された。 <span style="color: red;">参照:</span> <span style="color: blue;"><span style="color: blue;"><a href="http://www.cetera.co.jp/liberami/">http://www.cetera.co.jp/liberami/</a></span></span><br />
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<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgpe9-wp7Dfr_kcVHDCShoXCSxXRoBGTJZJ7260BwFoTt86JP5uDe6TZxJ7R5iIVQW1RniUk3Eroyk14LhBUwDyjEsWpmkRfpu23M8Yyy7qESC8FO-NMxK4QvhQjSvLXiec9EqQSoJZDO4/s1600/%25E5%25A4%25A7%25E5%25A4%25A9%25E4%25BD%25BF%25E3%2583%259F%25E3%2582%25AB%25E3%2582%25A8%25E3%2583%25AB+2018.3.23..jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="450" data-original-width="360" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgpe9-wp7Dfr_kcVHDCShoXCSxXRoBGTJZJ7260BwFoTt86JP5uDe6TZxJ7R5iIVQW1RniUk3Eroyk14LhBUwDyjEsWpmkRfpu23M8Yyy7qESC8FO-NMxK4QvhQjSvLXiec9EqQSoJZDO4/s320/%25E5%25A4%25A7%25E5%25A4%25A9%25E4%25BD%25BF%25E3%2583%259F%25E3%2582%25AB%25E3%2582%25A8%25E3%2583%25AB+2018.3.23..jpg" width="256" /></a></div>
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<span style="color: red;">【 3 】悪魔パスクワレ・ドゥ・カパリーノのメッセージ</span>(出典:5ch「心と宗教」偽幻視者被害者スレッド 2001/07/11(水) 03:33 )<span style="color: magenta;">校正・編集済み</span><br />
<br />
<span style="color: blue;">■1.祓魔式(エクソシズム)1972年1月</span><br />
<span style="color: orange;">1972年1月</span>、スイスで行われたローマ・カトリック教会の祓魔師による祓魔式(エクソシズム)の最中、生前はフランス人の画家であったが死後に地獄の悪魔と化したパスクワレ・ドゥ・カパリーノ(Psquale de Capalino)が、ドイツ語を話す21歳のスイス人男性に取り憑いてメッセージを残した。 なお、悪魔を名乗ったパスクワレ・ドゥ・カパリーノは、<span style="color: orange;">1806年4月13日</span>にパリで死亡した実在の人物であった。<br />
<br />
<br />
<span style="color: blue;">■2.悪魔の告白</span><br />
私は生前、何ごとも信じなかった。だから、こんな有様、悪魔として知られる最低の生き物になった。私は悪魔だが、低級ではなく高級な悪魔だ。私は芸術家だった。ヴァレンチオに並ぶ画家だった。私に絵描きを教えたのは奴(悪魔)だ。私はパリに絵を習いに行き、そこで死んだ。私は悪魔を信じていたが、悪魔がこれほど人間に大きな影響を与えているとは知らなかった。私は無神論者だったが、フリーメイソンではなかった。こんな有様になったのは、宗教生活を軽く見ていたからだ。私は「神は厳しくはない」と思っていたが、まったくの誤解だった。誤解のおかげで、こんな惨めな状態にいる。これが1000年でも3000年でもなく永遠に続く。終わりはない。ここは時間の止まっている世界。永遠、永遠なのだ。人は永遠について考えないが、毎日、毎日、それは近づいてくる。おまえらの体は毎日少しづつ死んでいる。目には見えなくとも、おまえらは毎日年をとっていく。月日を重ねれば目に見えてくる。おまえらは確実に老いている。神なしに生きたとしても、ある程度、宗教的になれるかもしれないが、完全ではない。だが、「最高者」は、完全を求めている。これだけは言いたい。私は好き好んで、こんな話をしているのではない。それは信じてよい。これを話すのは非常につらい。おまえらが天国の栄光に入る助けになるからだ。それが私を憎悪でいっぱいにする。他の者たちが光を歓び、『聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな』と楽しそうに歌う姿には我慢ならない。私がこんなことを言わなくてはならないのは、“最高の女王”(聖母マリア)が、そうさせているからだ。これは苦しみだ。おまえらに言いたいことがある。不信心な大衆・罪人・情欲を追い求める輩・人殺し・無宗教者のおまえら全員にだ。おまえらは信仰を真面目に考えるべきである。祈りに真剣になるがいい。おしゃべりではなく、祈りが世界を助けてきた。おしゃべりは実を結ばない。私のいうことを信じてよい。「祈りが多くの実を結ぶ」というのは、おまえたちが祈るときに、我々が、それを感じるからだ。それが分かるのは、祈りによって、我々が、かき回されるからだ。我々は非常に神経質になる。世界の人々は、救われるのに十分祈っていない。世界の人々に対する罰は、刻々近づいているというのに。それは毎日近づいている。神としての聖霊(イエズスの霊という意味だけではない)を信じない者は、呪われ、追い出され、諸聖人の交わりから除かれる。死んだ不信者のことを言っているのだ。私は信じなかった。そして、今は永遠に呪われている。ああ、僅かでも希望があれば、3000年でもいい! この地獄を出られるなら300万年でもいい。だが、それは、かなわぬことなのだ! 神は地球を毎日祝福している。どの生き物も祝福している。だから呼吸ができる。すべてが自動的に行われていると思うな。おまえらの派手な服装、巨大なビルディング、好き勝手なセックス、ポルノ雑誌や汚れた販売所、我々は、それをたっぷり使ってきた。それを売っている人間どもは、悪魔の仕事をしている。「そんなに悪いことではない」という人間には「とんでもない」と言っておく。モダニストの司祭たち、やつらは、みな地獄で硫黄と火で終わる。私は司祭たちに会っているが、今後は、もっと大勢の司祭たちと会うだろう。一番苦しむのがやつらだ。やつらには、それだけ大きな責任があるということだ。やつらの一部は、聖変化のときに、イエズスの現存を信じなかったので、ここに来た。だが、彼らは毎日聖変化された主を手にしているのだ。主を天にかかげているのだ。[「聖変化」とは、「全実体変化」とも表現され、ミサで用いたパンが主イエズスの御体の御肉に、ぶどう酒が主イエズスの御血に霊的に変化し、主のご臨在を実感する神秘体験をいう] そのような“力ある出来事”が現に起きていることを考えもしない者たちがいる。彼らは祭壇の上に神秘なる主が現存していることを信じない。主は、いたいと思えば、そこにいる。誰をも愛で囲おうとしている。おまえらを天国に導きたいと思っている。なのに、おまえらは気にさえ留めていない。地上にもう一度戻れるなら、私は神が愛と呼ぶものを、おまえらに示して、彼に仕えるだろう。だが、おまえらは何と恩知らずな者たちであろう! 正しくありたいと思うのなら、それを信じたほうがよい。おまえらの刑罰は恐ろしいものになるからだ。おまえらは、決して善行を自慢してはならない。言葉をひけらかしてはならない。他人の注意を引こうとしてはならない。それは、してはならぬことなのだ! なんと謙遜は大切であろう。これは常にプライドに打ち勝っている。永遠にそうあり続けるであろう。謙遜は力強い。おまえらの主イエズス・キリストは、全世界で最も謙遜な御者。おまえら司祭たちに私は、はっきりいう。おまえらは、もっと祈るべきである。特に、「ロザリオの祈り」15連すべてをだ。毎日だ。それ以外、どうして恵みを期待できようか。[「ロザリオの祈り」とは、カトリック教会で祈祷用の数珠を手に持ち、聖母マリアへの祈りを繰り返し唱える。] これは恐るべき拷問だ。こんなことをみな、おまえらに言わなきゃならないからだ。ああ、喉がガラガラしてくる。私は、こんなことを言いたくはない。もうやめにしたい。だが、言わなきゃならんのだ。私は従順にこれを話さなければならない。それは、彼女(聖母マリア)がおまえらが思っている以上に力ある存在だからだ。彼女は、おまえらが知っている以上に愛に満ちている。おまえらが想像できる以上に助けてくれるのだ。彼(イエズス)は、彼女(聖母マリア)がいかなるものかをおまえらに語るだろう。彼は彼女を知っている。彼は彼女の中に生き、彼女は彼の中に生きているのだ。彼の心は彼女の心、彼女の心は彼の心なのだ。だが、主の母は一番苦しまれた! 私は、こんなことを言いたくはないが、言わなければならない。そうだ、それが私の喉を締め付ける。私は、このすべてを言わなくてはならない。本当に言いたくない。反対する者、愚弄する者、悪魔的なもの全員が2千年間イエズスを取り巻いている。彼らはイエズスを尊敬していないが、それでも彼は神なのだ。彼は今も生きている。彼は死んで、殉教した体を残したままで、3日目に甦り、救いを与えたからだ。人類にとっての救いだ。だが、彼らは、それを受け取らなかった。彼は愛を与えたが、彼らは愛を返すことなく、憎んだ。彼らは彼を呪い、追い出した。彼が好きではないのだ。おまえら人間どもよ。「最高者」を愛せ! こんなことを言うのは、とても苦しい。おまえらには想像もできんだろう。もう一つ言おう。おまえらが地上で愛するもの。それは消えてなくなるものだ。ただ、「最高者」の愛だけが永遠に残る。人間どもは、あれやこれやのものを持って、幸せだと思い込んでいる。ああ、車があって、仕事があれば大喜びさ。いい生活をしていれば。楽しくなって祝福されていると思い込む。バカバカしいぞ。そんなのは嘘なのだ。本当の幸せ、本当の祝福は、信仰から来る。それは永遠に満たされるものなのだ。そうすれば、良い人生を終えたときに永遠の至福に入れる。人間どもは神について真面目に考えてはいない。彼らは神を地上のことを気にかけぬ亡霊か何かのように思い描いている。それは誤りだ。神は日夜、民の間におられる。神は、どこにでもいる。おまえらが罪を犯し、盗みを働き、生殖に対して罪を犯している場にもだ。これは「最高者」が、お嫌いになることなのだ。彼は、いと清き、いと恵み深き方であられる。おまえらは私を信じてよい。私がこれを言わなければならないときには、大きな苦しみになる。苦しみ、恐ろしい苦しみだ。私は、むしろ、こう言いたい。「霊魂は呪われよ。何故あいつらが私らより恵まれているのか。罪の中でめくらになるがいい。どんなことでも盲目になるがいい」と。おまえらが神のために働けば、それを終えたときには、おまえらは永遠の至福をもらうだろう。その時には、「最高者」の大いなる愛の愛を知り、味わえる。神は、どこにでもいる。おまえらが純潔にそむく罪を犯している場所でも、殺している場所でも。神は忍耐して見ているが、いつか地上に怒りを注ぐだろう。そうなるのは、「神は死んだ」と、おまえらが叫ぶときだ。だが、神は生きている。おまえらは、それを見る。女王は、天国にいるし、地上にもいる。イエズスが地上と天国の両方にいられるのと同じだ。それは大いなる奥義だ。理解している者は多くない。司祭の中には、これを理解して者もいるだろう。だが、司祭さえ、十分には理解していない。なぜなら、彼らは十分に謙虚ではないからだ。司祭は、神の恩寵に対して『はい』ということが少ない。どんな恵みの神殿(聖地・奇跡の場・恩寵の場)も、馬鹿にする司祭がいる。彼ら司祭は信者が巡礼をするのを禁止する。だが、そうすることによって彼ら司祭は大きなものを失う。彼ら司祭は苦しまなければならない。あのような恩寵の場から人々を遠ざけるからだ。恩寵の場で信者の心にそそがれる大量の恵みは、とても言葉にはできない。<br />
<br />
<br />
<span style="color: blue;">■3.神の恵み</span><br />
神の恵みは、人間の上を流れる大河のようだ。人間が信心をもっていればだが。神は恵みを与える。おまえら司祭には考えられもしない恵みをだ。だが、おまえら司祭は神のみ心を求めていなければならない。それを願っていなければならない。祈りをしろ。神は恵みをお与えになるだろう。夢にも思わぬような恵みをだ。他人を羨むな。神は見ている。自分が生きているのを見ろ。おまえらには食べ物が十分ある。おまえらが持っているどんなものも、神からきている。おまえらが自分を創造したのではない。体の内で心臓を打たせ始めたのは、おまえらの親ではない。神がそうさせたのだ。恵みなくして天国はない。慈悲の恵みがなければならない。許しの恵みが。イエズスが十字架で死んだ時に、おまえらは最強の恵みを得た。神の王国を求めろ。祈れ。人間どもは神に向かっていない。彼らは神を否定し、馬鹿にしている。私は、そんなことさえしなかった。私は気まぐれな生き方をしていただけだ。なのに、今では永遠に呪われている。ああ、苦しい。拷問だ。永遠の苦しみだ。神は何ごとも真剣になされる。我々がおまえらを誘惑するときに抵抗する力が自分のものだと考えるな。いや、それは違う。それは全能者の力なのだ。清き全能者の聖霊の力なのだ。おまえらが神を崇めるときに、神は恵みを下さる。神は神の愛でおまえらを点火する。神は神秘家の奥義へおまえらを導く。それは、おまらには見えない未知なるものだ。神は、おまえらが夢にも見なかった恵みをくれるだろう。恵みは、ドウェーライムス聖書の一字一句への信仰を深めることに始まる。過去の伝統への信仰もだ。それから、神がおまえらを小さき道具として使うときに、不思議な偶然の一致と出来事が起こる。寂しさが来るだろう。それは従順の試験だ。あるいは、他人を救うのに神が必要とされる「とげ」が来るだろう。その後に素晴らしいものが来る。バラだ。それは人生の大転換だ。いい例が、全能者が「天使の中の天使」と呼ぶ聖ヨゼフだ。9ヶ月にわたる激しい頭痛が彼の最後の苦しみだった。だが、彼は毎日天国を見、天使らによって慰められた。苦しみの殉教者は、喜び以外何も感じない。[「聖ヨゼフ」は、主イエズスの清き父にして、童貞マリアの浄配] 鉄板の上で生きたまま焼き殺された聖ローレンスがいい例だ。彼は「こっちは終わった。ひっくり返せ」と言った。[「聖ローレンス」は、258年にシクストゥス2世らと共にローマ皇帝ウァレリアヌスの迫害にあった殉教者の一人で、後に風の守護聖人として崇められた。] それから、火刑にされながら「イエズスのために苦しむのは、なんと素晴らしい」と叫んだ聖アグネスもいた。[聖アグネス(291~304)は、ローマの上流階級のキリスト教徒の家庭に生まれた聡明な美少女。政府高官の息子との結婚を断ったことで迫害され、13歳で殉教した。] 何よりも、神の恵みが、神の恵みの共贖者である、あの女(聖アグネス)から神への愛を強めた。おまえらに未知なるものが見えなくとも、おまえらは、それに取り囲まれている。守護天使がいい例だ。おまえらが守護天使に祈れば、天使は、我々からおまえらを守る。祈らなくとも、天使は、おまえらを守っている。おまえらを守るよう神から指令を受けている。天使が、おまえらを守るのは、彼ら天使が神を愛しているからだ。彼ら天使は、おまえらのような罪人とは比較にならない。彼ら天使は、神について、神の知恵について多くを知っている。彼ら天使には理解できる。どんな天使も一つ以上の言語をしゃべる。それは、天使が、どれほどの高さにいるか、神が、どれほどの力を与えているか、どれほど多くの賜物を与えているかによって決まる。だが、罪人が天国に行かないと、天使が一人で天国に戻る。そこで、彼ら天使は、神の正義を称える。本当は、おまえらの守護天使が、おまえを告発する証人になる。それと、おまえらが悪さをした他の霊魂の守護天使もいる。俺の言うことを信じろ。彼ら天使は、彼ら天使の訴えに対して全能の神に正義を求める。おまえらは、このことを心の底に叩き込むべきだ。それをよく考えろ。純粋な、利己心のない、抱擁的な愛、特別に天的な愛で、おまえらを愛してくれているものがいる。天使は、悪魔や危険と戦っていないときには、おまえらのために祈ってくれている。おまえらが眠っているときにもだ。天使は、我々悪魔がいるので、強力であるに相違ない。強力でなければ、サタンと我々悪魔と戦うことはできない。サタンは力強い。サタンは、おまえらの上に大いなる権力を揮っている。おまえら小さき人間どもに。そうとも、私は今ではサタンの軍団の一人なのだ。考えてみろ。醜悪な顔の、手が変形した黒い奴。地上に存在しないほどの憎しみがある。大きな火が、私の心の中で燃え盛っている。だが、愛の炎ではない。「ここ地獄で、おまえらに会いたい」という思いだ。だが、おまえらの守護天使は、おまえらを天国へ行かせたがっている。そうならなければ、天使は満足しない。地獄では他人への同情は存在しない。男は女を憎む。特に肉欲の罪によって地獄にいる男は女を憎む。女を通して地獄に来たからである。だが、女の罪だけではない。それは違う、男にも罪がある。女と一緒になって罪を犯したからだ。そうしてはならなかったのだ。愛が義人において完全であるように、地獄では憎悪は完全である。憎悪は我々の永遠の食料だ。終わりがない。<br />
<br />
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<span style="color: blue;">■4.悪魔は、霊魂ではなく体に取り憑く</span><br />
私が今柔らかく喋っているのには理由がある。私は縛り上げられているのだ。「最高の女王」が私をそうしている。彼女が私のいうことに不興を感じれば、私は地獄に行かなくちゃならんのだ。最後には地獄に戻らなくてはならない。地獄には多くの地獄が存在する。それは、霊魂は、呪われた霊魂は、どれも、それ自身が地獄になっているからだ。各々は、それ自身の特別な苦しみを経験する。それら全部が合わさって、地獄全体をつくりだしている。その地獄の王が、ルシフェルだ。地獄には、どんな同情もない。生前、私は愛した。だが、愛したのは人間で、神を愛さなかった。神を先ず愛して、それから人間を愛さなければ、おまえらにはどんな天国も望めない。地上では、私は、どんな人間とも渡り合った。今でも人間の体にいる時にはうまくやれる。私は上手にやれる。私は「自分がサタンである」と彼ら人間にいいはしない。彼ら人間にばれない限りは。私は慎重にやる。私は光の天使にもなれる。それは私にとって難しいことではない。私は芸術家なのだ。聖母を刃物で襲うなど馬鹿らしい。(聖母マリアは、霊体であって肉体ではないため、刃物で傷つけることはできない。) 人間に取り憑いた悪魔が、そうしているのであり、人間がしているのではない。そうだ、そこには謎がある。私が人間の体の中にいる時には、食べ物を味わえる。自分が人間になったような気持ちを取り戻す。人間の体にいるときには苦痛を感じる。我々悪魔が取り憑くのは霊魂ではなく体だ。もしも、その人間が償いをするよう迫られているとすれば、彼女、天の后が監督しているのだ。彼女は、体に取り憑くどんな悪魔も命令に従わせる。彼女は自分の望むことをさせるのだ。彼女の望まないことは、我々にはできない。例えば、誰かに取り憑いて悪魔が従順でなければ、言われた通りのことをしていなければ、罰せられる。彼女に従った方がいい。もっとひどいことになるから。苦しみを増すなぞ馬鹿らしい。冗談について少し言っておきたい。冗談は全能者を愚弄することだ。冗談は呪いでもある。信仰者は冗談をいうべきではない。それは他人をあざけるだけのものだ。そんな人間は傲慢だ。彼ら人間はプライドが高い。冗談をいうことによって、おまえらは煉獄の深くへ落ちて行く。冗談を言ってはならない。全能の神は冗談を好まない。神は、まったく冗談を言わない。聖母が地上で、どんな生き方をしたか。彼女は、まったく冗談を言わなかった。イエズスが地上にいたときはどうだったか。俺は、そのときにはいなかったが、イエズスも冗談を言わなかったと信じる。笑っているのを知られたことがない。それは「自分がしたように生きろ」と、イエズスがおまえらに求めていることなのだ。神が、神のままで現れていれば、おまえたちは神に従うことはできなかった。神は、それほど純粋で、聖なる、義なるものなのだ。それで、人間をあがなうために、神は人間にならなければならなかった。イエズスは愛で燃え尽きた。おまえらがイエズスを愛せるように。だが、おまえらはイエズスを憎んでいる。正反対のことが起きたわけだ。償いは神が求めていることである。神は、おまえらが償うことを期待している。どれほどきれいで、無垢な者でも、神は償いを期待する。「犠牲の霊魂」と言われる者たちがそれだ。おまえらは聖フランシスコ・ザビエル(1506~1552、日本渡来のイエズス会士)のように、もっと苦しみを求めて神に祈らねばならない。心配するな。神はおまえらの日課の邪魔にならない程度の苦しみを与えるだけだ。神は、それから悪者の体から悪霊を清めるために、おまえらの恵みを使う。そうでなければ、どうして罪人が突然回心を起こすものか。イエズスは、未来の罪人全員に自由を与えたのではない。「イエズスのやったことのすべては、天国の門を開いた」と言うに尽きる。だが、それでも、純潔で罪のない者しか入ることは許されない。おまえらだって天国が神の敵ばかりで一杯になることを望まないだろう。ある霊魂が完徳に至ろうと力を尽くし、純潔だけを愛していれば、神は、その霊魂が自己犠牲の霊魂、罪の償いの霊魂になるのを望む。こんな霊魂は数少ない。彼らの自己犠牲と償いが全能者のみ前で求められているのは、地上世界に罪が増しているからだ。町のどこを歩いても罪だらけだ。罪がおまえらを待ち伏せしている。祈っていなければ、いつ罪に舞い戻るかわからない。そうなれば、我々悪魔がやって来て、おまえらを絶望で満たしてやる。我々は言う。『神は、おまえを二度と許さない。二度と。おまえが誠実ではないことをご存知だから。』 特に、第6戒(殺すなかれ)、第9戒(偽証するなかれ)、「純潔であれ」との戒めに背く罪、これによって、おまえらは簡単に絶望させられる。それは他人と一緒に罪に耽るからだ。その者が原因になって他人が裁かれる。その者が、別の霊魂が失われる原因になる。この連鎖には終わりがない。強迫観念、『包囲された憑依』現象について、はっきり言おう。悪魔が体に取り憑くのとは異なる。だが、聖母が許せば、悪魔は、その人間の体に近づく。悪魔は、それから働き出す。こうやってだ。悪魔は、そいつに悪意を注ぎ込む。そいつの意志に影響を与える。悪魔は己の憎しみと悪しき感覚を、直接、そいつの霊魂に注ぎ込む。そいつが犯罪行動を起こす前から、悪魔に注がれた悪意が周囲の人々との争いを引き起こす。我々は殺人さえ起こせるが、争いと議論を起こす方が多い。霊魂が敬虔であれば、悪魔の誘惑を克服するだろう。謙虚で柔和であれば、それも可能だ。こういう人間は、罪の償いの仕方を知っている。罪の償いについて、おまえらが語れるのは、自分のしてきたことを嘆き悲しむ時だけだ。優しい心とやり直す善意があれば、神は何度でもお赦しくださる。真実として悲しむ時のみ、罪の赦しが与えられる。我々は、はっきり言う。「懺悔する者の体に悪魔はいない」と。我々が誘惑していなければ、人は罪を犯さなかったことを覚えろ。罪を犯した人は、「包囲された憑依」現象によって誘惑されたのだ。この現象によって争いと議論に誘われた人間は「争い好きで、怒りやすいのだ」としか人は考えない。「悪霊どもが彼を包囲している」と言う人間はいない。なぜなら、それは、人の眼に見えない超自然現象だから。だが、悪霊に包囲されていなくても、神を汚す言葉を吐く者はいる。こんなやつらには決して悔い改めは起こらない。「哀れな奴ら」と言うだけだ。悪魔が体の内にいて完全に支配している時でも、その霊魂を誘惑することは、ほとんど不可能だ。霊魂が純潔で平和であれば、全く不可能だ。この場合、神を冒涜し、聖人や教会へ通う者たちを嘲る言葉を吐いているのは、悪魔自身だ。悪魔に憑依された霊魂にとっては、悪魔に憑依されたことが純粋な改悛あるいは罪の償いの行為になる。これは、今のような時代には、特に、全能者によって求められている。『包囲された憑依』にしろ『内的な憑依』にしろ、后は、すべてを正常に戻せる。彼女は霊魂と悪魔との間に大きな距離を置くこともできる。決まったときに、彼女は彼ら悪魔を、霊魂を試み、あるいは、試験するために、再び霊魂に近づけることもできる。すべてが彼女の手中にある。彼女は天の后だ。彼女は、その指令によって、地獄全体を足下に置いている。彼女が地獄を支配しているのだ。地上には、彼女が奇跡を働けることを信じない霊魂もいる。彼女が、おまえらのために神に嘆願してくれることを疑う者たちもいる。彼女を信用しないため、イエズスに直接祈る者もいる。だが、私は言う。「御子は、聖母マリアを信用しない霊魂に警告するだろう。御子は、聖母マリアがおまえらの母になり、おまえらの霊魂の試練を共有することを望まれているからだ」と。十字架につけられて死ぬときにイエズスは言われた。『見よ、あなたの母である』(ヨハネ19:27) 聖母マリアは、イエズスの弟子ヨハネの母であるのみならず、イエズスの弟子である、おまえらの母でもある。おまえらは今の邪悪な世界で聖母に対する愛が、どんなに必要か分からない。彼女は、地上にいたときと同じように侮辱されたままだ。彼ら人間は、彼女を母と呼ぶどころか、侮辱している。まるで天主が世界に、その母を与えなかったかのようにだ。おまえらは恩知らずだ。おまえらは親しみをもって彼女を母と呼ばない。だから、悪魔の、この私が、おまえらに言わなければならなくなる。永遠に呪われた、この私がだ! 私は真実を言わなければならない。おまえらが、すべきことを言わなければならない。おまえらは恥を知るべきだ。そうとも、恥を知れ。全能者と最高の元后の前で。悪魔に言われなきゃならんとは、お笑いだ。おまえらは元后への愛を感じることができないのか、自分から。お笑いだ。おまえらは皆めくらに違いない。 [カトリック教会では、聖母マリアを「元后(げんこう)哀れみの母」などと表現する] 元后が地上のどこかに出現すれば、でかい顔をした司祭・司教の奴らが現れる。彼ら司祭は、聖母出現を「嘘八百だ」とぬかすのだ。だが、わが愛する者たちよ、こんな世俗化は、我々悪魔のせいだけではない、おまえらにも罪がある。おまえらは、元后が、これらの恵みの場所で告げることを謙虚に信じなければならない。彼ら司祭が、これらの恵みの場所すべてを認めれば、世界はどんなに良くなるだろう。だが、哀れにも、全カトリック教会は今や暗黒の中にいる。教皇ではない他の者たちがだ。闇の中にいない司教らもいるが、少ない。闇の中にいない司祭らも非常に少ない。数えるほどだ。秘密結社フリーメイスンの者らは、邪悪な奴らで、聖母出現の恵みの場所を冒涜し破壊してきた。神学校や僧院のどんな聖職者・教師も、新しい聖母の出現を信じない。彼ら聖職者・教師は、これらの出現地を「嘘・迷信」と教え込むことによって、若者達を惑わしている。おまえら説教師たちは、「聖地など古臭い」と言う。だが、そう言わせているのは、我々悪魔だ。だが、「全能の神は、古臭い」とおまえらは思うか。いいや、神は今も天地創造のときと同じままだ。こんな高慢な思想が、「最高者」の愛する者たちの中に入る時に、おまえらが祈れば、「最高者」は、「こんな高慢な思想を捨てるように」と、おまえらに力を下さる。おまえらが聖母の出現などの不思議な出来事を変えようとするのは、高慢だからだ。神の恩寵の現れである神秘現象を「嘘・迷信・古臭い」と決めつける事は高慢だ。おまえらは謙虚でも柔和でもない。おまえらは高慢だ。おまえらは、あまりにも僭越過ぎる。だが、神の御子は謙虚だった。彼は「最高者」の御子でありながら、あれほどに苦しんだのだ。なぜ、彼のようになることを忘れたのか。おまえらは戯言ばかり言っている。<br />
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<span style="color: blue;">■5.神より罪を愛する司祭たち</span><br />
おまえらは、我々悪魔についても説教しない。だが、我々は気にしない。おまえらが我々を信じなければ、勝負に勝っているのは我々だ。わかるか。勝負のすべてに勝っているのだ。自分を「頭脳優秀だ」と思っている司祭らもいる。彼ら司祭は「何でも知っている」と高慢になるから、信仰者の勧告を聞こうとしない。彼ら司祭が言っているのは戯言ばかりだ。「隣人を愛することによって神を愛する」と言うような、こんなやり方を続けていれば、それは高慢だ。おまえらは謙虚ではない。謙遜に立っていない。おまえらは高慢で僭越なのだ。私は、おまえらが自己犠牲を嫌っているのを知っている。それは難しい。だが、「最高者」の御子は苦しんだのだ。おまえらは彼よりも偉大なのか。しもべは、主人よりも優れてはいない。我々悪魔は、絶えず、おまえらに吹聴している。『なぜ自己犠牲を求めるのか。イエズスが、それをすべてしたのではないのか。2千年も前に、彼がすべてのために贖い、犠牲になった。だから、みな喜んで楽しんでいい』と。哀れな奴らは悪魔の囁きを信じて、人生を好きに生きる。僭越だ。だが、神は、年齢にかかわらず、罪の償いをする霊魂を求めている。おまえら、司祭たちよ! 説教するときには、おまえらは宗教と教義から逸脱してはならない。おまえらは金銭欲・社会運動・帰省・学校問題・テレビ番組・スポーツのことばかりを話す。軽薄な司祭らは、神よりも人に受けようとする。ミサ聖祭のときでさえ、おまえらは神にではなく人に受けようとする。祭壇に立つときに、神を思うことすらしない司祭もいる。彼ら司祭が見るのは人間だ。人間を支配することばかりを考えている。司祭たちよ、私はおまえらに言う。おまえらは、自己犠牲とそれに伴うものを、もはや理解しなくなっている。おまえらは馬鹿だ。間抜けな奴らだ。めくらに生まれついたのだ。神の御子は言った。『あなた方は見ても見ない。聞いても聞かない』(マタイ13:13-15)と。この驚くべき言葉は、今も驚くほど真実だ。そのとおりになっている。おまえらは耳と目をふさいで、信仰を滅ぼしている。それが、どこにでも広がっている。我々には、人々に僧院と修道院を捨てさせるゲームをしている手下がいる。我々は人々にこう言う。『こんなものには今は意味はない。古い。とうに廃れたものだ。何百年も昔のことだ』と。だが、修道会の中に起きている馬鹿らしい変化をよく見ろ。「神は、外的な伝統と秘蹟を変更する」と、おまえらは思うのか。とんでもない。神の教会と信心は、昔も今も同じままでなければならんのだ。「人間どもの聖性が変化して堕落した」と言うだけだ。「人間どもの霊的生活が変わった」と言うに過ぎない。事態は、今後ますます悪くなるだろう。司祭どもが堕落しているからだ。「ロザリオが古臭い」と司祭に言わせているのは、我々だ。それを言っているのは我々だが、おまえら司祭も罪が重い。おまえら司祭は神を十分に愛していないか、まったく愛さないかだ。違うか! おまえら司祭が神を愛していれば、どうして人々からロザリオを奪えよう。いいや。だが、おまえら司祭の極少数は、溺れる者のようにロザリオにしがみついている。ロザリオという流木にしがみつけ。そうしなければ、おまえら司祭の極少数が沈めばロザリオも沈む。この意味が分かるか。四六時中ロザリオを手にもっている者たちがいる。このような者たちには、我々は、ほとんど手出しできない。[ロザリオは、カトリック教会で聖母マリアへの祈りを繰り返し唱える際に用いる数珠] メダイ・その他の準秘蹟には守りの力がある。[メダイは、カトリック教会で頒布する卵型をした小さなメダル] その通り、それは守りになるものなのだ。守りを信じれば、それは守ってくれる。注意しろ。我々は、このような者たちを遠巻きにして避ける。ときどき、元后は、聖職者や信者の罪の償いのために、我々が彼らを誘惑することをお許しになる。そのときには、我々は彼らの近くに行くが、許されていないときには、我々は彼らを遠巻きにしている。元后を愛し尊ぶ者たち、こういう者たちを我々は避ける。だが、時々、彼女は、その子供達を誘惑することをお許しになる。彼らが我々の誘惑を拒否すれば恵みは、いっそう豊かになる。そのような誘惑に負けない霊魂は、たいてい、ロザリオに手を延ばすものだ。彼らは、祈りながら誘惑に抵抗する恵みと力を得る。もっと多くの恵みが控えている。このような誘惑を拒否する祈りは、常に聞かれる。それを信じてよい。このような誘惑を拒否する祈りは神への直訴である。「悪魔の誘惑に屈することなく、ひたすら神を愛したい」ということを神に示しているからだ。天国にいる天使や諸聖人のように。悲しいかな、私は天国にはいない。地獄に落ちた今となっては、それができない。いと高き神は、ミサをラテン語ですることを求めている。だが、私の意見では、例えば、ドイツ語に正確に翻訳してあれば、形式あるいは典礼にどんな変更も加えていなければ、いいと思う。だが、司祭のプライドが、もうすぐ、ラテン語のミサを変更させるだろう。我々のした小細工がもう一つある。教皇レオ13世(在位:1810~1903)が、私の間違いでなければ、作成した『大天使 聖ミカエルへの祈り』だ。[『大天使 聖ミカエルへの祈り』は、教皇レオ13世が1886年にミサ典書に付加したため、『レオ13世の祈り』とも言う。カトリック教会のトリエント形式のミサの終わりに、『終わりの福音』に続けて唱えられた。典礼書中の『祓魔式 Exsorcista 』の部には、この祈りはない。第2バチカン公会議(1962~1965)の典礼刷新により、1965年3月7日に廃止された。] 教皇レオ13世は、あるとき幻を見た。「ローマ・カトリック教会を滅ぼしてやる」と、イエズスにいきまくサタンの幻だ。それで、教皇レオ13世は、あの祈りを作った。毎度のミサの終わりに、この祈りをするべきだ。だが、今では、この祈りをしていない。それから、めでたし3回。 また、「天使祝詞」(「アヴェ・マリアの祈祷文」)は、ミサで子供たちが、唯一、聖母のことを聞く場所だった。それで、今や、カトリック信徒は、「天使祝詞」さえ知らずに育っている。これは、我々の仕業だ。我々がまた勝った。これらの祈りには力があるのだ! 私は自分の意に反してこんな話をしている。これらの祈りには大いなる力があった。ミサが終わる度に、これらの祈りがされていたら、こんなひどいことにはならなかっただろう! 古株の司祭の中には今もこの祈りにしがみついている者たちもいるが、古株でさえ、「それでうまくやれる」と、新しいものにとびつく者がいる。おまえら司祭は、自分を敬虔で聖なるものと考えているが、みな罪人だ。小罪人・大罪人・中途半端な罪人・習慣性の罪人だ。おまえら司祭は、神より罪を愛している。肉を愛している。それは、みな罪だ。だが、見ろ。こんなものは、もうすぐ消えちまうのだ。それは物だ。物は続かない。続くのは魂だ。この私が、何よりの証拠だ。私の体は遠い昔に分解した。1806年に死んだのだ。私の体はパリに埋められた。今は、どこにいるか。ここスイスにいる。そうとも、私の魂は、こうして徘徊している。昔、私の体だった物は消えちまった。おまえらは魂を、霊を見なければならない。肉ばかり見ていれば、おまえらは滅びるのだ。言っていることが分かるか。祭壇の上で6本の蝋燭ではなく2本の蝋燭しか使わせなくしたのは我々だ。我々は、あなた方に何度も言った。『なぜ6本にするのか。2本で十分だ。これならカネもかからない。6本じゃ高すぎる』。 私の教会の司祭は、10センチぐらいの安っぽい、ちっぽけな蝋燭のために、1メートルの蝋燭を立てる金の燭台を捨てた。「高い蝋燭は、祭壇の背景を見えにくくする」というのが奴の言い分だった。奴が言ったのは、祭壇両側にある安っぽい木彫りの天使のことだ。あの途方もなく美しい大燭台は、25年間ここに置かれていたが、何物も見えづらくしなかったのだ。今の新ミサは、嘘っぱちだ。司祭は、祭壇の前で敬虔を装っているが、それは「他の司祭がすることをしなければならない」という思いだけの理由だ。ミサの後で、彼ら司祭は本当の顔を見せる。ミサの後で、彼は、おのれの弱き信仰を露呈する。おまえらは神を侮辱している。こんな司祭どもは滅びる。彼ら司祭は、いと高き神を知らない。 司祭はみな、パウロ6世(在位:1963~1978)が、口による聖体拝領を望み、手による聖体拝領を禁止したのを知るがいい。[1969年5月29日の教書 “メモリアール・ドミニ” は、パウロ6世の名前でグート枢機卿 Cardinal Gut と アンニバル・ブニーニ Annibal Bugnini によって書かれた。この教書は、手による聖体拝領を禁止する一方、平信徒が希望した等の条件付きで手による聖体拝領を許可したため、手による聖体拝領が普及してしまった。] 司祭らは、手による聖体拝領によって、教区民を甘やかし、教区民を司祭になった気にさせている。こんなことをしている司祭は、全能の神を知ってはいない、恐れていない。どの司祭も、決して手に聖体を授けてはならないことを肝に銘じろ。モダニストの司祭は、救い主を打ち叩く奴らと同じだ。彼らモダニストの司祭はイエズスを打ち叩いている。手で聖体拝領をさせる度に、もっとも卑しいやり方で、救い主を打ち叩いている。聖体の中の主の現存に関して、司祭たちが、どんな冒涜をしているかを知れば、平信徒は手による拝領などできなくなるだろう。彼ら平信徒は、司祭による聖体奉挙(聖別されたパンを高く挙げて示す祭儀)の都度、ニ度跪くことを、もはやしなくなった。司祭がカリス(ぶどう酒の杯)を聖別するときもだ。今では一度しか、それも、お辞儀する程度だ。それから、彼ら司祭は聖櫃を追い出して、部屋の隅っこや、クローゼットや物置など、別の部屋にしまい込んだ。イエズスを鞭打つ奴らのすることだ。手で聖体拝領する奴らは、偽カトリック信徒だ。まことに神を信じる本物のカトリック信徒は、手による聖体拝領などしない。崇敬の心が、それを許さない。偽カトリック信徒は、崇敬を装っているだけだ。彼ら偽カトリック信徒は、司祭になった気でいる。中には毎日教会に通っているから、「司祭以上になった」と勘違いしている奴らもいる。だが、神は、そのようなことをお考えではない。聖体に触ることによって、おまえらは猿のように愚鈍であることを露呈しているのだ。おまえらの本性は猿だ。誰かが聖体を床に落とせば、それをただ拾うだけだ。ことイエズスが関係しているところで、よくこんな馬鹿をやれるものだ。おまえらは、2千年前、十字架につけられた主に兵士がしたより、もっとひどいことを、主に対してしている。聖櫃を脇に追いやらせ、司祭を神のように中央に立たせたのは、我々の仕業だ。司祭は、イエズスがいた場所に座らなければならない。・・・司祭らは、少しサタンに近くなっている。少し以上だ。彼ら司祭は “わが地獄の主 ルシファー” のようになろうとしている。彼ら司祭は、神のようになりたがっている。彼ら司祭が、聖ミカエルの話をしたがらない理由がそこにある。彼ら司祭に何が起こると思うか。彼ら司祭は、また追放されるのだ。覚えておけ。大昔、天に、高慢な天使達がいた。それから、あれ(ルシファーによる神に対する反逆)が起こった。神の「おやすみなさい」の一言で、高慢な天使達の全員が地獄に落ちたのさ。そして、突然、闇になった。 謙虚な司祭は、いと高き神がおられる場所、祭壇の中央に座らず、脇に座るものだ。それが私の時代の習慣だった。当時の彼ら司祭は、まともな司祭だった。「当時の彼ら司祭は、イエズスの神秘が体に深く根を下ろしていた」と言える。今の司祭は浅はかだ。彼ら司祭は、この世の方法(現代の世俗社会の方法)で何事もしたがる。社交クラブや余興や音楽会までカトリック教会でやりたがる。今の司祭は、真の俗人だ。こんな奴らを「神のしもべ」と呼ぶことはできない。彼ら司祭は、世に属している。 司祭の着衣について言おう。いと高き神は、司祭が古来のやり方に習って衣を着るようにお求めだ。キャソックを着る。特に公衆の面前で。とりわけ、それは教会法だ。[「キャソック」は、聖職者の平服で、首回りを立襟にした長袖上着と腰から足元までの長いスカートを組み合わせたデザインで黒色が多い。] いと高き神は、人間どもの頭で考え出された新しい思想を普及するモダニストの意見を求めておられない。聖なる自己犠牲を重荷と感じる司祭どもがいる。彼ら司祭は、祭壇を離れれば大喜びだ。それは、天主を十分に愛していないからだ。天主、いと高き神を。だから、彼ら司祭は、自分の上にあるものを、何でもかんでも引き下ろそうとする。何事も自分たちのレベルに引き下ろしたがる。彼ら司祭は、神になりたがっている。だが、この「神になりたがる」気持ちが、彼ら司祭を地獄に送る。こんな奴らが、神の怒りを自分自身と地上の万人に招く。とは言っても、執り成しをしてくださる御者がいる。彼女(聖母マリア)は、始終、いと高き神のみ座に向かって嘆願してくれている。そうでなければ、私を信じろ、おまえら司祭と地は、とうにない。わかるか、とっくになくなっているのだ。どれほど彼女が、いと高き元后が、力ある存在であるかがわかるだろう。それから、おまえら司祭たちよ、おまえらは自分が敬虔だと思い込んでいるが、キャソックとビレッタをつけるほどの謙虚さすら、おまえらにはないのだ。 [「ビレッタ」は、聖職者が頭に被る立方体型の角帽] ミサを挙げるのにキャソックを着用したがる敬虔な司祭たちは、堕落した司祭らの嘲笑を常に買う。彼ら司祭は言う。『敬虔馬鹿になるな。人智に理解できる以上のことをしようと思うな』と。 このような悪い理屈は、我々が吹き込んだものだ。我々は常に真理を否定する。「祈る必要などない」と我々は言う。我々の言葉には終わりはない。悪い冗談を言う奴らもいる。奴らは、「マリアがヨゼフと性交渉をした」と御託を並べているが、そう言わせているのは我々だ。天の元后を冗談のネタにする司祭は、大罪よりも悪い。<br />
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<span style="color: blue;">■6.永遠の拷問である地獄</span><br />
おまえら司祭が炎の中にいるのを想像してみろ。その時では、もう遅いぞ。この苦しみには終わりがないのだ。この拷問、この責苦には。それは果てしなく続く。酒を飲む奴らがいる。これら酔っ払いは、特に安っぽい奴らだ。私は生前、こいつらが嫌いだった。大嫌いだった。酔っ払いは大嫌いだ。赤ら顔に青筋を立てたでかい鼻。これは、みな酒からくるものだ。酒が情欲を誘う。それは恥ずべきことだ。こんな奴らは豚と変わらん。私は、こんなことさえしなかった。へどが出そうになるからだ。それでも、私は彼らと同様に呪われている。 おまえら、肉欲に走る者たちよ、おまえらが、これを読んでいれば、これが最後のチャンスだと思え。私がおまえらに言っているのだ。そのまま続けていれば、おまえらの末路は、アウグスト・ホーレンヴィーガー(誰か不明)と同じ、火の中だ。それから、おまえら司祭には特別な苦しみもある。そうだ、拷問だ、永遠の拷問だ。おまえら司祭は、いつまでも、おのれを責めるのだ。それで、おまえらが豚のような生き方をしているのなら、豚のような欲情を楽しんでいれば、おまえらは地獄で豚の顔になる。他を誘惑した奴は蛇の姿になる。これは冗談ではない、とぐろを巻いた、黒い皮の蛇のようになるのだ。私は、このような姿の女を知っている。それは、すさまじい姿だ。蛇のような舌をしている。蛇女、蛇人だ。この女は誘惑を表している。同様に男も、誰を誘惑しても、地獄では蛇の姿になる。 おまえら、服のデザイナーたちよ、おまえらは、みな地獄の中で、醜い憎しみの火の中に下る。おまえらが若い娘らにした報いだ。いと高き神は、おまえらを処罰するであろう。若い娘らの肌を露出させ、情欲をそそる服を、若い娘に着せたからだ。女用のズボンによって同性愛を刺激したからだ。 年寄りにも言っておきたいことがある。彼ら年寄りは、「若者が堕落している」と言う。だが、堕落は年齢を問わない。年寄りは教会に行く。「若者より、いい人間だ」と思い込んでいる。おまえら年寄りは、「若者は不良だ」と言う。だが、おまえら年寄りも同じだ。聖体拝領をする前に告解しに行け。告解しないなら、教会へ行かず、家にいる方がまだよい。いと高き神が裁かれるときに、おまえら年寄りが行くのは、煉獄(天国と地獄の中間にある霊界)の最下層だ。悪口は、ひどい処罰を受ける。それは高慢だ。おまえら年寄りは人を憎まず、愛さなければならない。人を憎めば、おまえら年寄りは、我々の子供たちになる。笑ってはならない。これは真実だ。ゴシップをふりまくな。若かった頃に、おまえら年寄りだって半端者だった。それを覚えている年寄りたちが今はいないというだけだ。それで、今、おまえら年寄りは若者を裁いている。そうだ、おまえらは、他の人間について善いことだけを言わなければならない。私は悪魔であるにもかかわらず、そう言わなければならないのだ。人の悪口をいうな。怠惰な話もするな。ロザリオを祈れ。私は、この一言を言う。「ロザリオを祈り、他人を愛せ」 こんなことを言うのは本当に苦しい。私は教授だった。だが、今では呪われた教授なのだ。ああ、それが、どんなに私を苦しめるかを、おまえらが知っていたら、善を語るということだ。すべては失われた。永遠に呪われた。救いはない。どこにも、どこにもだ。私は地獄から出られないだろう。いつまでも、そこにいるのだ。私の一番の苦しみは、諸聖人と共に天国にいられないということだ。 私は十分語った。これには終わりがない。これは拷問だ。私は天国へは決して入れないだろう。すべては過ぎ去ったのだ。このすべてが拷問、責め苦なのだ。それは、いつまでも続くであろう。これが私の一番の責め苦なのだ。天国に決して入れないということが。 すべてが失われたのだ。すべてが失われたのだ。すべてが失われたのだ。永久に、永久に、下は闇、光のない暗闇だ。そこは、いつも夜だ。光は決して射さない。これは永久に続くからだ。地は過ぎ去るとも地獄は残る。 おまえらは、地獄に下れば、こう考える。「なぜ、私は、こんなことばかりしてきたのか」と。なぜか? 地は過ぎ去るからだ。〔悪魔に操られ、神を冒涜したまま、地上の悪と一緒に滅び去る運命を選択したからだ。マタイ24:35、エペソ2:1- 3〕 それから、おまえらは、「違う生き方をしていればよかった」と考える。だが、下ったら最後、取り返しがつかない。そこには、どんな助けもない。これからも助けはないだろう。すべてが失われている。永久に失われている。すべてが過ぎ去ったのだ。 私は永遠にディアボロ(悪魔)なのだ。 パスクワレ・ドゥ・カパリーノ<br />
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<span style="color: blue;">■7.悪魔・悪霊を祓う祈祷文</span><br />
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<span style="color: purple;">『大天使 聖ミカエルへの祈り』</span><br />
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<span style="color: magenta;">Sancte Michael Archangele, defende nos in proelio:</span><br />
<span style="color: magenta;"><br /></span>
<span style="color: magenta;"> contra nequitiam et insidias diaboli esto praesidium;</span><br />
<span style="color: magenta;"><br /></span>
<span style="color: magenta;"> Imperet illi Deus, supplices deprecamur;</span><br />
<span style="color: magenta;"><br /></span>
<span style="color: magenta;"> tuque, Princeps militiae caelestis,</span><br />
<span style="color: magenta;"><br /></span>
<span style="color: magenta;"> Satanam aliosque spiritum malignos,</span><br />
<span style="color: magenta;"><br /></span>
<span style="color: magenta;"> qui ad perditionem animarum pervagantur in mundo,</span><br />
<span style="color: magenta;"><br /></span>
<span style="color: magenta;"> divina virtute in infernum detrude. Amen.</span><br />
<span style="color: magenta;"><br /></span>
<span style="color: magenta;"><br /></span>
<span style="color: magenta;"> 大天使 聖ミカエルよ。霊の戦いにおいて我らを護り、</span><br />
<span style="color: magenta;"><br /></span>
<span style="color: magenta;"> 悪魔の謀略(はかりごと)を打ち砕き、戦いに勝たしめ給え。</span><br />
<span style="color: magenta;"><br /></span>
<span style="color: magenta;"> 天主が悪魔どもに命じて抑(おさ)え給わんことを伏して願い奉る。</span><br />
<span style="color: magenta;"><br /></span>
<span style="color: magenta;"> あぁ、天軍の最高指揮官よ。</span><br />
<span style="color: magenta;"><br /></span>
<span style="color: magenta;"> サタンと、その他の悪魔・悪霊が</span><br />
<span style="color: magenta;"><br /></span>
<span style="color: magenta;"> 我らの霊魂を滅ぼさんと、この世を徘徊しております故に、</span><br />
<span style="color: magenta;"><br /></span>
<span style="color: magenta;"> 天主の御力により、これらを地獄に閉込め給え。アーメン。</span><br />
<span style="color: magenta;"><br /></span>
<br />
<br />
<span style="color: purple;"> 『アヴェ・マリアの祈祷文』(「天使祝詞」)</span><br />
<br />
<span style="color: magenta;">Ave Maria, gratia plena,</span><br />
<span style="color: magenta;"><br /></span>
<span style="color: magenta;"> Dominus tecum,</span><br />
<span style="color: magenta;"><br /></span>
<span style="color: magenta;"> benedicta tu in mulieribus,</span><br />
<span style="color: magenta;"><br /></span>
<span style="color: magenta;"> et benedictus fructus ventris tui Jesus.</span><br />
<span style="color: magenta;"><br /></span>
<span style="color: magenta;"> Sancta Maria mater Dei,</span><br />
<span style="color: magenta;"><br /></span>
<span style="color: magenta;"> ora pro nobis peccatoribus,</span><br />
<span style="color: magenta;"><br /></span>
<span style="color: magenta;"> nunc, et in hora mortis nostrae. Amen.</span><br />
<span style="color: magenta;"><br /></span>
<span style="color: magenta;"><br /></span>
<span style="color: magenta;"> めでたし、聖寵(せいちょう)充(みち)満てるマリア、</span><br />
<span style="color: magenta;"><br /></span>
<span style="color: magenta;"> 主 御身(おんみ)と共にまします。</span><br />
<span style="color: magenta;"><br /></span>
<span style="color: magenta;"> 御身は 女のうちにて祝(しゅく)せられ、</span><br />
<span style="color: magenta;"><br /></span>
<span style="color: magenta;"> 御胎内の御子(おんこ)イエズスも祝せられ給(たも)う。</span><br />
<span style="color: magenta;"><br /></span>
<span style="color: magenta;"> 天主の御母(おんはは)聖マリア、</span><br />
<span style="color: magenta;"><br /></span>
<span style="color: magenta;"> 罪人なる われらのために、</span><br />
<span style="color: magenta;"><br /></span>
<span style="color: magenta;"> 今も 臨終の時も 祈り給え。アーメン</span><br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">【 4 】悪霊ヴェルディ・ガランデュー修道院長のメッセージ</span>(出典:ブログ 護教の盾「滅んだ司祭ヴェルディ・ガランデューからの警告」)<span style="color: magenta;">校正・編集済み</span><br />
<div>
<br /></div>
<span style="color: blue;">■1.祓魔式(エキソシズム)1978年4月5日</span><br />
<span style="color: purple;">(1)「司祭たちへのメッセージ: 福音の生活に戻ることの奨励」 [同時に警告でもある] </span><br />
祓魔師: エルネスト・フィッシャー神父(引退した宣教師、聖ゴール修道院 - スイスのゴッサウ) 悪霊: ヴェルディ・ガランデュー修道院長(死後に地獄に落ちた元聖職者の悪霊) ヴェルディ・ガランデュー修道院長は、17世紀(1601年~1700年、西欧の大航海時代・日本の江戸時代)、フランスのタルブ教区(Tarbes教区:スペインとの国境のピレネー山脈の北部にあるフランス南部の都市)の司祭であったが、その死後、地獄の悪霊と化し、今や、女性に取り憑いた。しかし、<span style="color: orange;">1978年4月5日</span>に執り行われた祓魔式(エクソシズム)を通じて、聖三位(父・子・聖霊)と聖なる乙女(聖母マリア)の命令により、悪霊ヴェルディ・ガランデューは、取り憑いた女性を介して、生前時の聖職者の兄弟たちに福音の狭い道に戻るようにと懇願し、また、そうすることによって神の恩寵に対する不忠実のために自分の陥った恐ろしい境遇、即ち、永遠の地獄を、今度は現代の聖職者たちが自分たちの番として被ることを避けることを懇願した。以下は、悪霊ヴェルディ・ガランデューの悲壮なメッセージである。 [女性に取り憑いた悪霊ヴェルディ・ガランデューには、生前時の聖職者意識があり、悪霊の立場からすれば「お前たち」と言うべきところを「我々」と言ったりする]<br />
<br />
<span style="color: purple;">(2)『レオ13世の祓魔文』『聖ヴィンセント・フェラーへの祈り』</span><br />
今回の祓魔式(エクソシズム)では、エルネスト・フィシャー神父によって唱えられた『レオ13世の祓魔文』( 『大天使 聖ミカエルへの祈り』)の後に他の多くの祈りが唱えられたが、その中には14~15世紀のスペインの偉大な宣教師の『聖ヴィンセント・フェラーへの祈り』が含まれていた。 [この日は、たまたま、この聖人の記念日の4月5日であった] 彼は、スペイン・イタリア・スイス・イタリアなど至る所を旅し、1419年、フランスのヴァンヌで帰天した。聖ヴィンセント・フェラーは、その愛と償いの生活により、また活発な説教活動により、悪魔から多くの霊魂をもぎ取る 、悪魔にとっての恐るべき存在であった。つまり、聖ヴィンセント・フェラーは模倣すべき手本であり、神父ヴェルディ・ガランデューは、従ってはならない例である。 [「人々の霊魂たちを地獄にさらったのは、いにしえの者(ルシファー)であって、私ガランデューではない」(祓魔式中における悪霊ガランデューの言葉)] 悪霊ガランデューは、取り憑いた女性を介して、約2時間半ぶっ続けに話した。我々は、ここに、天の命令に従って為された、我々現代の司祭たちに向けられた悪霊の懇願メッセージを公開する。[「我々現代の司祭たち」とは、全カトリック教会の聖職者全体を指す。何故なら、悪霊は、面前のフィッシャー神父のみならず、全カトリック教会の司教たち・枢機卿たち・修道院長たちに対しても言っている]<br />
<br />
<br />
<span style="color: blue;">■2.悪霊ヴェルディ・ガランデュー修道院長からの警告</span><br />
悪霊ガランデューは、自分もまた「悪霊たちの中の悪霊」になったことを告白した後、突然叫び始め、こう言った──「私が主の恩寵と導きに応えなかったとは、何と愚かなことだったろう!」〔悪霊は、哀れな泣き声を出しながら、憑かれた女性を跳ね起きさせ、大声を上げる〕 何故、私は自分をその道に進ませてしまったのか? 何故? 何故、私は司祭職という、この非常に重い責任のある職務に入れられることに同意したのか?? 自分をこの偉大な理想の極みに持ち上げることの労を取る用意ができていなかったのならば、私にはこの職務は無理だったろうに。何故、私は今日のおびただしい数の司祭たちがしているように、自分の司祭職に従わないことをもって悪い模範を与えてしまったのか? 何故、私は私がそうすべきだったようにはカテキズム(教理問答)を教えなかったのか? 私は神の掟を守りながら、というよりは、むしろ女性の服を眺めながら時を過ごした。私は実際のところ、熱くも冷たくもなく、生ぬるかった。それで聖主は、その口から私を吐き出した。 [「あなたは熱くもなく冷たくもなく、生ぬるいので、わたしはあなたを口から吐き出そうとしている」(ヨハネの黙示録 3:16)] それでも、私も若い頃は、まだ良かった。まだ聖寵と一致していた。〔悪霊が話している間、我々は憑かれた女性を通して悪霊の叫び声を聞いた〕 後に私は生ぬるくなった。その時、私は広くて簡単な快楽の道に入った。そして私は、もはや恩寵に応えずに、聖徳の狭い道を放棄した。私は、ますます堕落して行った。初めの頃は、私もまだ自分の罪を告白していた。私は回心したかったが、もはや、祈る術を十分に知らなかったために成功しなかった。私は、生ぬるかったために恩寵に応えることをせず、更に冷たくなるまで心境を下げて行った。生ぬるさと冷たさの間には、ただ玉ネギの薄皮ほどの距離しかない。もし、私が熱心であったなら、この哀れな運命を味わうことはなかっただろう。もし、今日の司祭たちが立ち直らないなら... ああ、その通り! 彼らは私と同じ運命を辿るだろう。現在、世界には、私と同じような司祭たちが何千何万と居る。彼ら司祭たちは、悪い模範を作り、生ぬるく、もはや神の恩寵に応えていない。それらの全ての者たちは、もし回心しないなら、私、ヴェルディ・ガランデューよりも良い運命を持つことはないだろう。 ああ! 私にとって地獄とは何という運命だろう! 私が生まれることさえなかったら! [「その人-裏切り者ユダ-は、むしろ生まれなかったほうがよかったであろうに」(マタイ 26:24)] 地上に再び戻ることができるなら! ああ! 私は、どんなに、より善く生き直すために地上に戻りたがっていることか! ああ! 私は、どんなに、夜も昼も脆き、いと高き御方への祈りのうちに過ごしたがっていることか! その時、私は天使と聖人たちに、「私が破滅への道から離れていることができるよう、私を助けて下さるように」と祈るだろう。しかし、私は、もう引き返すことはできない。私は有罪なのだ。〔悪霊が哀れな声を出す〕 ああ、司祭たちは、地獄の刑を宣告されることが、どんなことか、地獄がどんなものかを知らない。現在、地上に居る全ての者が、最も抵抗の少ない道を選んでいる。彼ら司祭たちは、この世の快楽を味わうことを望んでいる。彼ら司祭たちは、彼ら司祭たちの言うところのヒューマニズム(人間中心主義)を実践することが、この時代のメンタリティーであり、「今や普遍的なものとして確立されたのだ」と堅く信じている。<br />
<br />
<br />
<span style="color: blue;">■3.自己犠牲の禁欲・断食の精神</span><br />
司教・枢機卿・修道院長たちは、彼らの部下たちが示す程度の模範しか示していない。彼らは、キリストがその食事と食事に準ずる席で実践したような質素さに倣いつつ生活しているだろうか?? 福音が言っているように、イエズス・キリストは確かに様々な人からの招きに応えて晩餐に出席した。しかし、これらの食事の席で、彼はあまり食べなかった。そして、もし、イエズス・キリストが、これらの晩餐の席で少しばかり食べたことがあったとしても、尚、「イエズス・キリストは、飢えで苦しむことを、より好んでいた」ということが何度も強調されなければならない。聖家族と使徒たちも、大いに断食した。さもなければ、彼らは彼らが恩恵に浴したところの全ての聖籠を受けなかったであろう。しかし、イエズスは、彼自身が聖寵の創造者であったが故に、聖寵を受ける必要がなかった。しかし、それでもイエズスは、彼の使徒たちに確実に模範を与えることを望み、また全ての時代の全ての枢機卿たち・司教たち・司祭たちに、模範を与えることを望んだ。しかしながら、今日の枢機卿たち・司教たち・司祭たちが、贅沢な環境の中で彼らのテーブルにつき、おいしいごちそうを食べているのであれば、そんなことをして何になったのだろうか。彼らは、この生活様式に従いながら、彼らの健康を損なうほどまでに害悪は進む。しかし、彼らは、これが自分の司教・枢機卿・管区長としての地位に相応しいと思っている。哀れな料理人たちは、「自分たちは司教や、お偉方に仕えているのだから、テーブルの上には何か手の込んだものを出さなければならない」と思っている! 彼ら料理人たち、この哀れな霊魂たちは、「もし、これら全ての皿を、テーブルの上に並べることができなければ、自分たちにとって不名誉なことになる」と思っている。彼ら料理人たちは、「このようなことが、司教たちが、司祭たち以上にキリストに倣うことができるために、何ら助けになっていない」と気づいていない。もし、これらの料理人たちが、これらのお偉方に、「キリストも、かつて地上に生きたが、しかし、彼はもっと遥かに質素な生活をした」と言うことができれば、より良いことであろう。天の方々は〔悪霊は上を指差す〕、人々がイエズス・キリストを模倣する精神をもって為すことは何であれ、高く評価する。しかし、この時代に行なわれていることは、イエズス・キリストへの模倣とは全く正反対のことである。人々の多くは、優雅・贅沢・裕福の中で生き、それは過剰なまでに至り、罪になる程度にまで至っている。罪は、しばしば食卓の上から始まる。禁欲が実践されなければならないにもかかわらず、禁欲が拒絶される時、罪は食卓から始まる。自己犠牲の禁欲・断食の精神を拒否することは罪ではないが、罪が入って来る広く開けられた扉である。禁欲の欠如は、人をゆっくりと罪に導く。この二つの間には、ただ玉ネギの薄皮ほどの距離しかない。もし、司祭が教会の教えに従わないなら、司祭を我々悪霊の地獄の道に導くために司祭のローブの裾を引っ張りに来るのは、我々悪霊である。 [「司祭のローブ」は、「スータン」「肉の服」とも表現する。参照:アウグスチヌス『告白』] その時、我々悪霊が我々悪霊の全悪習慣を遂行する望みのもとに司祭のローブの裾を掴むのは、そのほんの端だけで足りるのであり、しかも、ほんの僅かの時間だけで足りる。長い間、私ガランデューは善き司祭になる意図を確かに持っていた。しかし、「司祭という人物は、我々悪霊によって平信徒たちより、遥かに激しく攻撃される」と強調されなければならない。確かに平信徒たちも危険にさらされている。特に、正しい人々の列に加わるために自分のできる限りのことをしている者たち、重要な責任を持っている者たちが、悪霊に攻撃される。しかし、司祭が人々に祝福を与える偉大な力を持っているが故に、我々悪霊は、全てにおいて司祭たちを真先に攻撃する。私に関する限り、私は自分が司祭であることを弁えていたし、初期の頃は、私も自分の司祭職を真面目に果していた。しかし、時が経つに従い、私はそれが単調であると思うようになり、独身制の意味についても顧慮しなくなった。私は祈ることをやめてしまった。何より、私は、あまりに多忙だったのだ。そして、私は、時々しか祈らなくなり、最後には、祈ることを全くやめてしまった。私は、聖務日課の長い祈りを、退屈で無益なものと思うようになり、とうとう、祈る意欲を失った。[天使が、私たちに祈りへの意欲と愛を与え、祈るための忍耐力を与えて下さいますようにと祈ろう。何故なら、それが天使の使命だからである。] 私は、聖務日課をしなくなった時、淫猥の罪に陥った。その時から、私は、もはやミサを唱える意欲を持たなかった。これは連鎖反応的に起こった。私が淫猥の罪に陥った時、これは連鎖反応的に起こった。つまり、私は、もはや聖寵の状態になかったために、ミサを信心深く捧げなくなった。このような心理状態にあって、聖書と福音書を読むこと、天主の掟を思い出すことは、私にとって咎めの時となった。それは私にとっては警告であった。しかし、私は、その警告を無視し、「自分は、もう自分の当然の務めとして、そうすべきようには子供たちに教えまい」と決心した。私自身が善を実践していない時に、どうして彼ら子供たちにそれを教えられるわけがあろうか? しかし、今日の、自らをヒューマニストやモダニストと呼ぶ司祭たちは、これら全ての堕落を、私が知っているのと全く同様によく知っている。彼らは、自分が信じてもいず、行なってもいないことを、どうして平信徒たちや子供たちに教えることができるだろうか? 自分の教えることが自分の生活の実情と合っていないことを知っており、それ故、自分の語ることが一つの巨大な嘘であることを知っている時に、どうして教えるべきように人々に教えることに耐えることができるだろうか?? 多くの司祭たちにとって、そのようなことをしなければならない時は、心臓が死の深い穴になってしまうような時である。このような心理状態にある司祭は、人々が考えているよりも遥かに多く居る。彼らは腐ったリンゴである。腐ったリンゴが、どうして良い香りを放つことができるだろうか? 聖徳を達成することに努め、霊魂たちに触れ、それらが必要とするものを与えることのできる人物は、ただ司祭だけであるのだが。<br />
<br />
<br />
<span style="color: blue;">■4.「罪を悔い改め、自らの生き方を改める」と御父に約束する</span><br />
もし、司祭たちが、聖徳の模範を信者たちに、特に若者たちに与えるならば、我々聖職者は我々聖職者が知っている世界とは全く違った世界を持つことだろう。その時、お前たちは、お前たちが現在持っているものより、千倍も良い、それ以上に良い世界を持つだろう。しかし、もし、お前たちが自分の中に神を持っていないなら、お前たちは、どうやって、それを広めたいと願うことができるのか? もし、私が私自身、聖霊に聞かないことを喜びとしているなら、私は、どうやって聖霊について語ることができるのか?? もし、ある者自身が、模範とすべき道から外れているなら、その者は、どうやって、人に模範とすべき道を指し示すことができるのか? このようなことは、お前たちが想像している以上に、非常に深刻な悲劇である。司祭が聖徳の道から逸れ、「その同じ邪悪な道に他の霊魂たちをも引き込んでよい」という気になった正にその瞬間、悲劇が始まる。 このようなことは、ミサの聖なる御いけにえ(パン・ぶどう酒)の霊的な堕落から始まる。その時、聖なるミサは、初めから終わりまで、意欲なしに、生ぬるく唱えられる。その結果、その堕落したミサからは、どんな個人的な利益も得られない。 [ミサを行う司祭自身と平信徒の全個人にとって有害無益となる] とにもかくにも、私の事情は、この通りだったのであり、私は、ミサとその聖なる言葉に対する嫌悪を募らせていった。そして、このように悪しく行動した聖職者は、永遠の咎めを持つ。私の場合、他の多くの司祭たちの場合と同様、信者たちがミサに心から安心して与ることを可能にする「全実体変化」が、少なくとも存在していた。[「全実体変化」とは、「聖変化」とも表現され、ミサで用いたパンが主イエズスの御体の御肉に、ぶどう酒が主イエズスの御血に霊的に変化し、主のご臨在を実感する神秘体験をいう] しかし、信者たちが、そのように安心できたのも、彼らが司祭たちの心の奥底にある腐敗堕落を知らなかったからである。悲しいかな、司祭たちは、ミサが有効であることを確実にするための、彼ら司祭たちが唱えるべき言葉を唱えておらず、もはや、言葉と共に生きてはいない。悲しいかな、司祭の誰もが、信者たちを間違った道に導いている。これらの司祭たちは、説教壇の上から、公に次のように叫んだ方が良いだろう。「私は罪を犯しました。私は、もはや聖徳を実行できません。私が回心できるように、私が再び聖徳の道について教えることができるように、どうか私のために祈って下さい」と言う方が、遥かに良いことだ。そして、我々悪霊たちは、そのように罪を告白した司祭たちには力を及ぼすことができない。何故なら、彼らが謙遜の行為を為したからである。たとえ幾らかの人々が、このように話す司祭に軽蔑を抱くようになったとしても、しかし、司祭の言うことを聞いた大部分の者たちは、その謙遜に感化されるのであり、皆で力を合わせて、司祭が自分を取り戻すことを助けることができるであろう。信者の大部分は、そのように自分を表現した司祭に、尊敬の念を抱くであろう。このようなことは、嘘と偽善の道を続けるよりは、遥かに善いことである。人々に対面してミサを執行し、人々に次のように言うことは、何の役に立つのだろうか。「近寄りなさい。主は、あなた方の罪を全てお許しになっています。主は、あなた方のことを理解して下さっているのです。光の御父のもとに来なさい。そして、もし、あなたが暗闇の中にいるなら、主は、あなたを再び恩寵の中に戻して下さるでしょう」と言う司祭たちは全て、「御父が、お前たち司祭たちを自らの御腕のうちに再び取り戻し、その聖寵のうちにお前たち司祭たちを再び戻すために、司祭たちによって何か、あらかじめ為されねばならないことがある」ということを忘れている。「御父が彼の子供たちを再び御自分の御腕の中に取り戻す」というのは本当である。しかし、このことが起こる前に、「罪を悔い改め、自らの生き方を改める」と御父に約束することが必要である。滅びへの道を避けることが必要である。司祭は、当然、次のように考えるべきである。「まず私自身から始めなければならない。それが、信者各人に模範を示すため、また、聖霊とイエズス・キリストの教えを全会衆に説教する唯一の方法だ。そのようにすることが、いと高き御方が、私、司祭が、人々の中で説教し、実践すべきとお考えになっているところの、私の使命である」<br />
<br />
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<span style="color: blue;">■5.神への愛を最優先すべし</span><br />
隣人愛があまりにも多く語られ過ぎている。他方、この隣人愛というものが神に対する愛から生ずるものであることが忘れられている。もし、第一の掟、主要な掟を忘れているなら、人はどのように隣人愛について、互いに近寄ることについて、語れるものだろうか?「あなたは思いを尽くし、精神を尽くし、力を尽くして神を愛さなければならない」[マルコ 12:30-31] 隣人愛の命令は、神への愛の次であり、二番目の掟に過ぎない。もし、司祭が天の方々〔上を指差す〕と和解することを全てにおいて最優先するならば、その時、隣人愛は直ちに流れ始める。次のように言うことは、フリーメイソンの見せかけである。「互いに愛し合わなければならない。互いに助け合わなければならない。互いに支え合わなければならない」。しかし、この全ては、悪魔崇拝に通じているのではないのか? たとえ人が慈善・許し・相互扶助について語ろうが、その結果が、どのようであるかは、今日の自殺者数を見ればわかる。「汝の隣人を己が如く愛せよ」という掟があるのは事実である。しかし、それは「全てに先んじて神を敬い礼拝せよ」という掟の後に来る。隣人愛の掟の、正に源から始められなければならない。即ち、まず初めに神を愛さなければならない。それは実際、隣人愛を含む。それは、全ての掟がその中に見出されるべき、最重要の掟である。人は、もし、神を真に愛することができたならば、その時、隣人を愛すること、隣人を支えること、隣人を助けることなどについて、絶え間なく語ることはないであろう。 [しかし、神を愛していないため、隣人愛が絶え間なく語られている] 実際には、隣人愛は何一つ行なわれていない。彼らは教会の部屋で、司教会議で、またローマ(ローマ・カトリック教会の総本山)においてさえ、隣人愛について始終喋りまくる。彼らは喋りまくり、議論し、何事かを決定し、それについて忘れ 、天の方々〔上を指差す〕が同意なさらないやり方に従って、あらゆることを受け入れる。天の方々〔上を指差す〕は、ただ単に憐れみであるだけではなく、正義でもある。そして、私、ヴェルディ・ガランデューは、これについてよく知っている! もし、徳行に励み、祈り、償いを捧げていたなら、私は今知っている、この過酷な地獄の道を知らなかったであろう。私は、私の羊たちが自分自身を浄めることを助けるために、また、私自身を浄めるために、十字架を求めざるを得なかったであろう。しかし、私は、それを求めることを忘れた。今の時代においては、司祭たちの大部分は、十字架の道が実践されなければならないこと、自己犠牲が行なわれなければならないこと、他者のために祈らなければならないこと、自分自身のことは忘れなければならないこと等について、忘れている。この時代においては、説教壇の上から信者たちに向けて、「今や、全ての者たちが巻き込まれている堕落した状態を償い、そこから立ち上がるために自己犠牲を捧げなければならない」と宣言されなければならない。そのようにすることこそ、真の意味での慈善の実践である。[Charity: 慈善・施し・隣人愛・同胞愛・思いやり] それら全てのこと [隣人を助ける全ての方法] は、確かに重要である。しかし、天主ご自身が「(我々が)生きるために必要とするものは、お与えになる」と約束しておられるのだから、また、今の時代においては物質的な物は著しく組織化された方法によって分配されているのだから、今や慈善的なもの(隣人愛)は、それほど重視されるべきではない。これこそ、「隣人愛が我々の愛の主要な目的になってはならず、隣人愛は唯、我々が神への愛と結び付くことができる手段である」という理由である。もちろん、困っている人を助けることは必要なことである。しかし、このことが神へ向かう義務を脇に押しやるほど過大評価されたのでは行き過ぎである。それよりも、説教壇の上から人々を導くことに意を用いた方がずっと好ましい。即ち、人々に、誰か霊的な大きな困難の内にあり、それ故に危険の内にある人のために祈るよう勧めたり、祝別されたロウソクを灯すこと、十字架を使うこと、死者の十字架 [死にゆく者を助けることを目的に免償を付された十字架] と聖水を使うこと、困難にある人の助けとなる恵みを天から引き寄せるためにロザリオを祈ることをいつも忘れないこと等を勧めることである。これら全ては、たとえ、それを行なう者が平信徒であっとしても、恵みをもたらす。その恵みは、慎みと沈黙の内に豊かに溢れる。そして我々悪霊は、そのようなやり方で対抗された時、その場から撤退せざるを得ない。司祭たちは、説教壇の高みから、神への信仰というものを真剣に考えなければならないこと、各々心の中で忍耐を保つために互いのために自分を犠牲にしなければならないこと、そして、そのようにして人々を聖徳の道の上に留まらせなければならないこと等を思い出させられなければならない。平信徒たちは、また、こうも言われるべきである。「平信徒たちは、聖職者たちのために祈らなければならない。全ての聖職者たちの使命がよく果されるようにと祈らなければならない。聖職者たちが神への奉仕職の中によく保たれ、悪霊の罠に落ちることのないようにと祈らなければならない。司祭たちが自分たちをよく導くことができるようにと祈らなければならない」 ところで、この私もまた、一人の司祭であった。そして、私が司祭であったからこそ、私は今、私に印された奉献の印によって、地獄で、このように酷く苦しんでいる。司祭たちは、また、説教壇の高みから、「平信徒たちは自分自身のためにも祈らなければならない」と言わなければならない。何故なら、平信徒といえども悪霊たちに攻撃されているものであり、しかも、彼ら平信徒自身が考えているより遥かに激しく攻撃されているからである。平信徒たちは司祭たちのために「司祭たちが、その臨終の瞬間に至るまで、その使命と正しい姿勢を貫くことができるように」と祈らなければならない。また、平信徒たちが互いに祈り合うことも必要である。「自分たちが聖徳と、あらゆる善きことの道を歩き続けることができるように」と、しかも、「時々ではなく、常にそうあり続けることができるように」と、互いに祈り合わなければならない。おびただしい数の聖職者たちと平信徒たちが柔らかい草のようになったのは、彼ら自身にとって悲劇である。彼ら聖職者たちと平信徒たちは、この誘惑の時に、警告されることもなしに、悪霊たちに踏みつけにされている。それは、福音書の中でイエズス・キリストが指摘している通りである。それは、彼ら聖職者たちと平信徒たちが、太陽か水を欠いているからである。あるいは、太陽が彼らを焦がしているからである。このことは、この時代の平信徒たちが司祭たちによって正しい道から締め出される時に、ますます酷くなる。その時、司祭たちは、彼らに、「かつてあったことは、今日では退けられている」と言うのである。彼ら全て(司祭たちと平信徒たち)の中に、かつては大きな善徳を為す者が幾らか居たものだったが、 その者たちも善き土壌に充分に深く根付いてはいなかったが故に、今になって急に萎れてしまった。お前たちに、これを言うのは、私、ヴェルディ・ガランデューである。「司祭と平信徒たちが、堅忍のもとに彼らの道を続けることができるように」と絶え間なく祈らなければならない。特に司祭たちは、彼らが彼らの説教壇の上から、「今日において、祈ることは益々欠くべからざるものである」と告げなければならないと知らなければならない。また、「十字架の道に沿って為される堅忍こそ幸福の法である」と思い出されなければならない。何故なら、如何にして試練を耐え忍ぶか、ということを知っている者が、天国へと至る道の上にあるからである。<br />
<br />
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<span style="color: blue;">■6.貧窮を受け入れることは、イエズス・キリストを模倣する助けとなる</span><br />
特に、「貧しい人々は、彼らは後には天国で心底から幸福になるのであるから、今は、その逆境を耐えることだけで良しとしなければならない」と教えられなければならない。たとえ、その貧しい人々が貧窮を耐えねばならないとしても、それでも尚、全体として見れば、例えば、フランスのアルスの主任司祭(ジャン=マリー・ヴィアンネ、1786~1859)、その他の偉大な聖人たちが、その生涯の正に最後まで受け入れた断食と自己犠牲からは、まだ相当な隔たりがある。貧しい人々は、天主が彼らにお与えになった多くの事に感謝すべきことを教えられなければならない。何故なら、貧窮を受け入れることは、彼らがイエズス・キリストを模倣することを大いに助け得るからである。善き天主に感謝せよ。 [「どんなことにも感謝しなさい。これこそ、神が、キリスト・イエズスによってあなたがたに望まれることなのです」(1テサロニケ 5:18)] 何故なら、そのような貧窮によって、いつも働かなければならないが故に、お前たちは誘惑に屈伏し得る機会を持つことが一層少なくなっている。多くの子供を授けられ、それを教育し養うため、多くの為すべき事を抱えている人々は、天主に日に三度感謝しなければならない。何故なら、彼らは、そのような環境にあって、この世の快楽から逃れるための、あらゆる機会を持っているからであり、また、彼らの居場所を確保している天の王国のために自分自身をより良く準備するための、あらゆる機会を手にしている。ある家族に四番目の子供が生まれる時、周囲の人々にとっても、その家族自身にとっても、一つの騒ぎ(養育費等の金銭問題)が持ち上がる。その時、何が為されるべきであろうか? 二番目の子供、三番目の子供において真実である事は、四番目の子供においても真実である。しかし、不幸なことに、司祭たちは、これらの嘆きを前にして寛容の精神に入って行き、信者たちが妊娠を避けるために女性がピルを使うことに同意する。信者たちは、そのようにすることによって自分たちに及ぼす霊的な危険について分かっていない。何故なら、ピルを使用すること=それは既に重大な過ちである=と、堕胎をすること=更に重大な過ちである=との間には、僅かな差しかないからである。堕胎は殺人である。それ故、重大な罪である。しかし、我々の時代においては、人々は、過去何世紀にもわたって [ずっと以前から] 信じられてきたことを真理として受け入れたがらない。それ故、たとえ、神が今直ぐにはオナニズムを罰せられないとしても、かつて彼がオナンの罪を罰し給うたように、我らの神は、産児制限の様々な手段を、どんなものであれ、等しく重大なものとして、お考えである。[「オナンの罪」とは、「するとユダは、オナンにむかって、『その兄よめのところにはいって、かの女に義弟としてのつとめを果して、兄のために子孫をのこしなさい』といったが、オナンは、生まれる子が自分の子とならないのを知って、兄嫁のところにはいるたびごとに、兄のために子孫をのこさないように、地にながすのであった。彼のこのやりかたは、主の眼前にきらわれることだったので、主は彼を死なされた」(創世記 38:8-10)を指す] 神が堕胎のことを、どうお考えか、少しは想像してみよ! 何故なら、これらの悪行は、神の御意にある救いの計画とは正反対だからである。それ故、私、ヴェルディ・ガランデューは、司教たち・枢機卿たち・司祭たち・全ての人々に向けて、次のように語らねばならない。彼ら聖職者は、説教壇の上から語らねばならない。どのようにか? こうである──「主の道に従え。何故ならば、そこには自己放棄と自己犠牲があり、それ故にこそ、恩寵を受けることも可能だからである」 自己犠牲も自己放棄もないところには、恩寵を受ける可能性もない。 そして、自己放棄も自己犠牲もないところでは、たとえ、どんなに小さな裂け目であっても、我々悪霊の狡猾さにかかれば、我々が直ぐにでも支配を握るための通り道となる。この小さな裂け目は、我々が家全体をひっくり返すために充分なものである。これが、この時代のお前たちの全ての教会に起こっている。 [悪霊は、教会と信者一人一人にある小さな裂け目から攻撃してくる] 教会の信者に再び使命を与えることが必要である。そして、今まで我々が語ってきたことを、聖歌隊席 [「内陣」「天使の階級」という意味もある] からではなく、説教壇から 、再び信者に説教することが必要である。信者が「高みにある祭壇に上がる」のではなく「視界の下にある祭壇に下がる」ことを余儀なくさせられる幾つかの教会さえある。祭壇が低い位置にある教会では、直ぐに信者の気が散らされる。何故なら、そこでは信者は上の方を見ているのではなく、下の方に充満している人の気を散らさせる物事、時には遥か下の方、正に我々がいる所(地獄)に充満している物事を見ているからである。今まで述べてきた伝統的な使命が、聖職者たちによって再び実践され始めなければならない。何故なら、聖徳への道が、そのように実践される時、そのようにした聖職者や信者には恩寵のシャワーが与えられるからである。天主の掟に従って生きる司祭の持つ影響力は甚大である。それは、アルスの主任司祭の生涯に見ることができる。彼が霊魂たちを救ったのは、旅行で気晴らしをするために現実から逃げること、美味しい食事を取ること、あらゆる種類の会議に出席することによってではなく、ただ彼の部屋に留まること、至聖なる秘跡の御前に留まることによって、霊魂たちを救った。そして、また、そのようにすることは、私、ヴェルディ・ガランデュー自身にとっても必要なことであった。しかし、私は、そのようにする代わりに、自分の教区に対して為すべきであった自分の司祭としての務めを怠った。そして、そのようにして、霊魂たちを地獄の道の上に導いた。この我々の時代は、何千何万というアルスの主任司祭を必要としている。しかし、もし、そのような者が、もはや存在していないのであれば、その時は、この人物、アルスの主任司祭が、倣うべき模範として考えられなければならない。<br />
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<span style="color: blue;">■7.愛する者たちを試練の中に置く神</span><br />
これは、私、ヴェルディ・ガランデューが、言うことを余儀なくされるところのものである。司祭は女性との習慣的な接触を避けなければならない。そして、全ての聖務日課を唱えなければならない。「もし、司祭が聖務日課を唱えないならば、司祭は誘惑に屈する大きな危険の中にある」というのは事実である。他方、「もし、司祭が聖務日課を唱えるならば、至高なる天主ご自身が、司祭が誘惑を克服するのを助ける」であろう。私がこれを言うのは、司祭というものは、事実、これ [女性との習慣的な接触] に関係した大きな誘惑を受けるからである。しかしながら、「たとえ司祭が罪に堕ちている時であっても、彼が聖務日課を唱えるならば、至高なる天主は彼に、彼の聖職を続けるためのチャンスと、彼が信者たちに利益を運ぶ道具であり続けるチャンスをお与えになる」ということに注目すべきである。大きな困難の中にある全ての人々に、「天主への望みのうちに堅忍しなければならない」と告げなければならない。何故なら、天主は、ご自分の愛する者たちを試練の中に置くことをお好みになるからである。それは、人々が苦しみと試練に対するために金銭の力を当てにする時代においては尚更そうである [ジャン・マーティはここで使われているフランス語の「se parer」という言葉を「何であれ何らかの危険に対して予防措置を取ること」(ラルース辞典)と説明している] 。 次のことは、説教壇の上からたびたび繰り返されなければならない。即ち、「人々は彼らの試練と闘うことができ、耐え抜くことができるためには、何よりも先ず第一に、彼らの信頼を天主にこそ置かなければならない」と。 もし、司祭が人々に、罪についての理解を与えないことによって、あるいは、「神は慈悲深く、人々に悔い改めと償いをすることを求めもせずに、あらゆるものを非常に簡単にお許しになる」といったような明るい見通しを彼らの前に置くことによって、安易な道を促進するなら、聖霊はどのように霊魂たちの中に入ることができるであろうか。全ての屋根の上から、「十字架の道こそが天から要求されている」と叫ばれなければならない。人が隣人の救われのためにできる最良の援助は、自らがイエズス・キリストの十字架の後を追うことによってもたらされる。何故なら、善き天主はそれらの犠牲を利用なさるからである。善き天主は、その隣人の救われの助けと成すべく、その犠牲を利用なさる。何故なら、もし人が天主の掟の第一のものを実行すれば、それは天主の掟の第二のもの、即ち隣人愛の掟をも実行することになるからである。人々に対面して捧げられるミサ、天主に向かってではなく人々に向かって呼びかけているかのようなミサは、本当に天主に関した愛の実践なのであろうか? 司祭たちは、ミサというものが比類のない形で行なわれる天主への礼拝行為であり、主の御いけにえを通して天主に栄光を帰する行為であるということを、人々が悟る形で、彼らのミサを捧げなければならない。他の全てのことは、ただ補完的、捕足的なだけである。日々の生活にまつわる、あれこれや、隣人愛について、あまりにも多く説教する司祭たちは、神への愛こそが真の隣人愛に繋がり、真の慈善に繋がることを忘れている。この自己放棄と償いの実践に基づく行動は、もし人々がそれに取りかかるならば、何千何万という霊魂たちに救われをもたらす。ところが、現状は、この正反対で、特権的な霊魂たちが幾度となく、お前たちに想起させてきたように、極めて多くの霊魂たちが、降る雪のように地獄に堕ちている。もし、司教たちや司祭たちが、このように壊滅的な現状を維持することに固執するならば、その時、何千何万という教会が、もはや教会であることをやめるだろう。このようなことは、今、既に始まっている。今日行なわれている説教は、何千何万という信者たちに、天主への奉仕を、ただ上辺だけのものにしておく言い訳を与えるものとなっている。その結果、それらの説教は死の道具となっている。それらの説教が天国に直結しておらず、人々に天国について考えさせることをしないからである。これら全ては、司祭たちが彼ら自身、いい加減な生き方をして、もはや天主のための愛の第一の掟を生きていないからである。そのような者は、内側に虫を抱えたリンゴのようなものである。彼らはもはや、彼らがそうあるべきような道案内ではない。司教たち・司祭たち・修道院長たちが、もし、天主のお定めになった法に従って生きていたなら、お前たちは、お前たちが今日、ローマの中に見ている、この大破局を持つことはなかった。もし、物事がそのようであったなら、天主は、教皇パウロ6世(在位:1963年6月21日~1978年8月6日、 今回の祓魔式1978年4月5日)以外の誰かが、彼の名を使って統治することを、お許しにはならなかったであろう。この事態(偽教皇による統治)は、ヴァチカン市国(ローマ・カトリック教会の国家)から外の世界に広がって行ったものだが、秘密結社フリーメイソンの仕事である。しかし、もし、世界の至る所で百万人の信者たちが、祈り且つ犠牲を捧げる宗教的実践の中に一致して働いていたならば、そして同時に、この状況の中から我々悪霊を追い払って下さるようにと、天主に懇願していたならば、天主は、それを防ぎ、この破局が起こることをお許しにはならなかったであろう。もし、祈りの十字軍があったならば、ローマは今でもローマであったことだろう。私は、このことをも言わなければならない。私は、今日の何千何万という司祭たちに向けて、「女性は、彼ら司祭たちにとって転落の機会となり得る」「もし、彼ら司祭たちが自分自身を祈りでもって武装させることができるならば、そうはならないであろう」と言わねばならない。もし、司祭たちが彼らの聖務日課を再開でき、彼ら自身を教会の博士たち──彼らは祈ることの結果として人間についての偉大な知識を得たのであるが──の教えによって養うことができるならば、彼らにとって物事は違ったふうに進展するだろう。しかし、彼ら司祭たちがそうしなければ、彼らは、今日の何千何万という大罪の中に生きている司祭たちの中の一員であるだろう。何千もの司祭たちが、聖寵の状態の外に生きている。彼らは、もはや聖務日課を祈っていない。ちょうど、かつての私自身がそうであったようにである。もし、私が、せめて自分の守護天使 に「私を助けて下さるように」と祈り求めていたならば...。しかし、私は、そうしなかった。私は、自分自身のために利用できる、あらゆる手段を拒絶した。[守護天使: 天使からの助力は、それを利用するかどうかは私たちの自由裁量に任された形で神によって永久的に置かれたが、もし私たちの闘いが、原罪で損なわれた哀れな人性が持つ罪の傾向に対抗する日々の闘い、私たちの情欲によって絶えず混乱状態にある日々の闘いの範囲を越えたところで、「血肉を持った存在」ではなく、「支配の霊や権威の霊」に対するもの、いわば、「この闇の世界の権力者たち」に対するものであり、「天の者たちの間にいる、邪悪な霊的存在」に対してのもの(エフェソ 6:12)であるならば、天使の助力を得ることは極めて重要である。] そして、そのような生き方に従いつつ、私は、若者たちを教えることを全くもって怠った。しかし、それでも、今日の司祭たちや若者たちに起こっていることと比べれば、私は、ほとんど悪くはなかった。この警告は、滅びへの途上にある司祭たちの光とならなければならない。以前は、まだ目覚めていた多くの司祭たちがいた。それは、彼らが自己を浄めていたからである。しかし、今日では、司祭たちは広い道を受け入れており、それと同時に滅びへとつながる道を選んでしまっている。もし、彼らのために捧げられる祈りがないならば、もし、悔い改めた霊魂たちが彼らを護るために、彼らのために恩寵を獲ち取るために立ち上がることがないならば、彼らは滅ぶ。これは、にわかには信じられないような悲劇ではある。しかし、私は、事実そうあるものを、その通りに言う他はない。我々の神が「パパ」[Sugar Daddy:〔俗語〕若い愛人の女性に気前よく金品を貢ぐ金持ちの壮年男、おじさま] と似た神ではないが故に、事は一層悲劇的である。神は掟を作った。それらの掟は、永遠である。人々は、それに従わなければならない。そして、信者たちは変化を提唱する聖職者に従ってはならない。何故なら、それは天主の掟に一致した聖職者ではないからであり、しかし、天主と天主の掟は、永遠に有効であるからである。天主は、理由なくして、福音書の中で「片目で天国に入る方が両目を持ったまま地獄に堕ちるよりはましである」と注意を呼び起こしておられるわけではない。 [もし目があなたに罪を犯させるならば、それを抜き取りなさい。片目で神の国に入るほうが、両眼がそろったままで地獄の中に投げ入れられるよりはましである。地獄にはウジがつきず、火も消えることがない。(マルコ 9:47-48)] 我々の時代の司祭たちが、ますます迷うようになっているのは、全くもって彼らの目のせいである。昨今では、司祭たちは彼らの視線を充分には抑制していない。彼らは、彼らの内的生活にとって邪魔物となるイメージを、あまりに多く己が心の内に受け入れている。それは、まずテレビから始まる。次に、非常に多くの婦人たちを抱えた教区での教会活動において、それは継続する。以前は、教会の中に入った女性たちは自分の頭を覆っていた。しかし、この時代においては、もはや、そんなことはされていない。そんな時に何故、祭壇を人々の方に向けるのか? 私、ヴェルディ・ガランデューは、かつて人々に背を向けてミサを立てていた。しかし、それでも、私は、女性たちに誘惑された。今日の司祭たちは、ミサを立てる時、人々の方に向かうから、以前より一層大きな誘惑を受ける。<br />
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<span style="color: blue;">■8.自己放棄の中で自己犠牲を果たし、神への愛を貫いた聖人たち</span><br />
天主は、理由なくして、福音書の中で、「(天国に)片目、片手、片足で入る方が、両目、両手、両足を持ったままで地獄の恐ろしい苦しみの中に入るよりはましである」と言ったわけではない。司祭たちは、「福音書は、今日では、その価値を失った」「自分たちは、福音書を自分たちの好みに合わせて変えることができる」などと信じることができるものであろうか? 司祭たちは、「主イエズスは、当時の、その場にいた人々にだけ彼のメッセージを与えたのだ」などと信じることができるものだろうか? 確かに、主の時代の人々は、長いローブを着ており、現代人からすれば、時代遅れの古い風俗習慣に見えるが、この古い風俗習慣の方が誘惑は少ない。現代の司祭たちの心には、「主は、我々の時代の人々に向けてこそ一層お語りになっておられたのかも知れない」ということが思い浮かばない。今日の時代では、技術的な手段により破滅は、ますます広がりつつあるにもかかわらず、そして、誰も起こっていることを止めることができないでいるにもかかわらずである。誘惑は、努力の雨によっては、もはや消すことのできない燃える破滅の炉である。誘惑は、あちらこちらで奮闘している、幾らかの司祭たちも、屈伏を感じさせられるほどのものである。天主は、常に御自分自身を人間各人の自由意志にお委ねになっておられる。その一方で、聖書がそこにある。特に福音書がそこにある。また、天主のお定めになった御命令を絶えず呼び起こさせる、あらゆるメッセージが、そこにある。それ故、もし、人々がそれに聞くことを拒否するならば、できることは何もない。特に人々が福音を自分好みに加工して楽しんでいるならば、尚更そうである。これら全ての慈悲が風の中に捨てられるなら、天は、それについて何ができるだろうか? もし、聖なる書物が、もはや読まれることがないなら、あるいは、聖人たちについての書物が、もはや読まれることがないなら、──たとえば、カタリナ・エンメリックの生涯、アルスの聖なる主任司祭の生涯、我々の時代に偉大な模範を与えたパードレ・ピオの生涯さえ読まれないなら──、天主の恩寵に何ができるというのか。[①アンナ・カタリナ・エンメリック(1774~1824)は、ドイツの聖アウグスチノ修道会の修道女で、幻視者である。2004年、教皇ヨハネ・パウロ2世に列福された。 イエスの受難、聖母マリアの晩年、終末の時代の教会の様子などを幻視した。彼女の幻視に基づくイエスの最期は、米国のメル・ギブソン監督の映画『パッション』となって2004年に公開された。 ②ジャン=マリー・ヴィアンネ(1786~1859)というフランスのアルス教区司祭は、「アルスの聖なる主任司祭」と呼ばれた。フランス革命(1789)で徹底的に破壊されたカトリック教会の信仰を立て直すことに努め、35年間、悪魔に攻撃され続けた。 ③パードレ・ピオ神父(1887~1968)は、イタリア生まれのカプチン会の司祭で、聖痕の奇跡・病者の治癒・予言を現した。] これらの聖人たちは、個別の愛を通してでありながら、しかし同じ自己放棄の中で、同じ自己犠牲に対する、同じ愛を心に持っていた。これらの聖人たちの償いは、いと高き御方が受け入れるに値するものであった。彼らの場合と全く同様に、天主は、霊魂たちの回心のために捧げられる更に多くの罪の償い及び自己犠牲を受け入れる準備があるであろう。善き天主は、ご自分に向かって次のように言うことのできる霊魂をしばしば愛される──「私は、あなたが私に送られる苦しみを受け入れます。この人の回心のため、あの人の回心のために、私に、それらの苦しみを耐えることのできる恵みを与えて下さい」。 天主が苦しみを送られた時、そのように言わねばならないのであるが、しかし、概してクリスチャンたちは、それらの苦しみを恐怖から力一杯に拒絶する。人は、あまりにしばしば苦しみを避けるためにベストを尽す。しかし、以上に述べて来たような見方に従って物事に対して生きること、そのことを信者たちに説教することは、司祭たちの責任でなければならない。苦しみを拒絶して、それを取り除くことだけを考える者たちは全て、天主の第一の掟に従って生きていない。天主の御意志に従う最上の方法は、次のように言うことである──「私の望みではなく、あなたの望みが行なわれますように」[苦しみは神からの偉大な贈り物であり、偉大な恵みです... それは、天使たちがあなたを羨む唯一のものなのです。もし天使たちが何かを羨むことができるならの話ですが] 。 Mechtilde Thaller(1868~1919) に、彼女の守護天使が言った言葉。 -『The Angels』より。 自分自身をキリストの苦悩と結び付けることは、神の愛に自分の栄光を帰する最良の方法である。もし自分の苦しみを神の御意を受け入れることと結び付けるならば、それは非常に大きな価値を持つ [私はその時、自分に勇気というものが如何に欠けていたか、苦しみが終わることを望んだことが如何に間違ったことであったかを理解した-私は、イエズスがどれほど口では言い表わせないほどの熱情をもって苦しむことをお望みになったかを理解した。一つの霊魂が神の御意に従って忍耐強く苦しむ時、どれほど神の愛と恵みの中に住み始めるようになるかを理解した」(M. Thaller - 上と同じ書物から)] 。<br />
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<span style="color: blue;">■9.神に関する事柄は、祈りによってしか明確にならない</span><br />
たとえ、ある苦しみが耐え難いものであったとしても、それをキリストの苦しみと結び付けるならば、それは自分の清めのため、他者の罪の償いのため、その両方の手段となる。私は結婚生活にしばしば特有な苦しみについて考えている。それらの苦しみは、夫婦である彼らが心に抱く「自分はおそらくある日、彼(彼女)と別れることができる」という望みのもとに、如何に拒絶されていることであろうか。しかし、その苦しみが生まれた限りは、それは大いなる償いを達成する機会となり得る。何千何万という人々が、他の人々のことを考えることによって苦しむことができる。与えられたこれらの苦しみは、無駄とはならない。これら全てのことは、今日のカトリック教会において完全に忘れ去られている。このようなことが説教壇から語られることは非常に稀であり、これはあらゆるところで同様である。イエズス・キリストを模倣すること、隣人の救われに配慮することは、重要な事柄である。他の事柄は第二義的であって、「己れの如く隣人を愛せよ」の一文に要約される。[「あなたに近いものを、自分と同じく愛せよ」。この掟はまず旧約聖書の中で、神御自身がモーゼを通してお命じになった(レビ記 19-18)。新約聖書の中で再び我らの主によって命ぜられた。後に、福音史家や使徒たちその他によって再び引用され、伝えられ、語られた。] もし今、キリストがお前たちの只中に帰って来たならば、キリストのことを再び革命論者のように、狂人のように見なす、何千何万という人々がいるであろう。今日、キリストに従う運命にある者たちは全て、他の人々から愚か者として見られている。人々は自分自身を高めるどころか谷底に降りようとしている。そしてあまりにも多くの司祭たちが、もはやこれらの真理を説教しようとしない。何故なら、それらの真理は彼らにとって鮮明な咎めとなるからである。何故なら、彼らはもうこれらの真理に従って生きてはいないからである。もし彼らが彼ら自身、善徳を実践できるならば、彼らは人々から、もっと善徳を求めることができるであろう。人は「自分で欲しくないものを、他の人は欲しがるだろう」とは考えない。これが、今日のお前たちがカトリック教会の中に持っている、まことに悲劇的な状況である。このことは、司祭たちからローマの枢機卿たちに至るまで同様である。しかし、もし司祭たちがキリストや使徒たちのように生きることができるならば、彼らは霊魂たちを極めてよく照らされた道、極めて安全な道に導くことができるであろう。洗者聖ヨハネやイエズスが彼らの時代に説教したように、現代の司祭たちは回心し、償いをしなければならない。今日の極めて多くの司祭たちは、彼ら自身が悪の方向に進んでしまっているために、努力と善に対して戦いを挑んでいる。彼らは既に深い地獄の穴に通じる幅の広いハイウェイの上にいる。これが、司祭たちに面と向かって言わなければならないことだ。しかし、それは心理学的な手法を尊重したやり方で言わねばならない。また、これは、「ただ彼ら司祭たちの利益のために言われる」という印象を与えるやり方で言わねばならない。主眼とすべきは、「彼ら司祭たちは悪い」と指摘することではなく、「彼ら司祭たちが(本来いなければならない地点まで)戻ろうと望むようになるまで心理学 [人の心の法則] を応用する」ということである。彼ら司祭たちが祈ることをやめているか、そうでないかを、極めて慎重に神経を使いつつ、彼らに問わなければならない。そして、「神に関する事柄は、救霊への配慮と全く同様に、祈りによってしか明確にならない」という認識を彼らにもたらすべきである。司祭がもっと批評を受け入れられるタイプの人だった場合、人は彼らにもう少し忌憚なく話すことができ、おそらく神の御助けにより、彼らを再び正しい場所に戻すことができるだろう。しかし、人の性質は、人それぞれに違っている。必要なのは、パードレ・ピオ神父が、かつて用いていたと同じ手法で、目の前にいる人に応じた対応の仕方をすることである。司祭たちの何人かは無知の犠牲者である。しかし大半は、自分たちが何の不足の状態に陥ったのかを非常によく知っている。彼らに彼らの職務を思い起こさせることが、彼らを天主への一直線の道の上に立ち返らせる方法だろう。そして、もし彼らが自己放棄の道に入ることができたならば 、[「わたしの後に従いたい者は、おのれを捨て、自分の十字架をになって、わたしに従いなさい」(マルコ 8-34)] その時、彼らの全てが、例外なく全てが、彼らが世話しなければならない霊魂たちをより良く導くことができる。私がこれらの事柄について沈黙を守っていたいというのは、全くもってその通りである。しかし、いと高き御方〔上を指差す〕が私に物事を明かし、回想するようにとお命じになっている場合は、私が地獄の住人であるという事実にもかかわらず、例外である。私は、自分が地獄に堕ちることになろうとは、全く考えていなかった。もし、私が地上に再び戻ることができたなら、その時の私は、私の群れを護るためにどれほどの苦しみを耐え忍ぶことだろうか!? 私は私の群れのために殉教さえ受け入れ、しかも、それを一度と言わず受け入れるだろう。もしそれが天の方々〔上を指差す〕のご意志であるならば、私はそれを自発的に且つ最大の敬虔をもって受け入れるだろう。私にとっての主要なゴールは、まず何よりも、第一の掟を実行することだろう。そして、それを守る方法を探すこと、自分をその掟に相応しいものとすることだろう。私は善き天主に、「どうか私に関する御旨をお示し下さい」と懇願するであろう。「選択に迷った時には最も大変なものを選べ」という原則がある [自己放棄と自己犠牲の道は容易なものではない] 。 司祭たちと信徒たちは、この原則について何か考えているだろうか? 確かに、それは一つの諺に過ぎない。天主がそれを言ったわけではない。しかし、それはこの状況に全く相応しいものである。何千もの司祭たちが安易な道を選んでいるために破滅への途上にある。そう、彼らは最も抵抗の少ない道を選んでいる。この行動は、天主の目に喜ばしいものではない。使徒聖パウロを念頭に置きつつ、幾つかの考え得る解決策のそれぞれを検討し、その中から最良のものを選ぶ術を知ることが必要である。私以前に、悪魔ベルゼブブ・裏切り者ユダ・他の悪霊たちが(別の祓魔式の時に)既に言ったように、まずもって聖霊に祈ることが重要である。あらゆる者が、自分に与えられた真の使命を悟るよう努めなければならない。何故なら、天主は各人について明確なご計画を持っておられるからである。司祭は、その司祭としての地位によって既に天主の御前に高い者とされているが故に、人々の前に自分自身をも、偉大な権威と共に示さなければならない。彼は、人々を自分のもとに引き寄せなければならない。そして、彼が語っている道に彼自身が真に従っているという理由により、人々の中で彼自身を尊敬に値する者としなければならない。それが彼の職務に相応しいことである。信者たちは、彼ら司祭たちを見る前に、自分たちに模範を与える誰かを見ることが必要である。そして、自分たちを破滅に導く者たちや、司祭であるにもかかわらず破滅への道を生きている者たちを見てはならない。司祭と平信徒との間には、大きな距離がなければならない。いと高き御方は、常にそうあるようにと望んでおられる。何故ならば、司祭は恩寵の宝庫だからである。司祭は人々に、教会における大祭司はイエズス・キリストご自身であることに気づかせなければならない。そして、この理由によって、人々の尊敬を自分に引き寄せなければならない。司祭は、自分の全生涯を通して、創造主がどれほど偉大な尊厳をお示しになっているかを、捲まず撓まず思い起こさなければならない。そして司祭は、我々にはそれを崇拝する義務があり、その命ずるところを生きる義務があることを信じなければならない。これらのことは、人の人生の最も初期の頃から教えられるべきことである。子供たちは、たとえ非常に幼い者でも、次のような仕方で教会の中に導かれるべきである。即ち、御聖櫃の前を横切る時には、最も深い信心をもって片膝をつく習慣を持つべきである。子供たちは、その至聖なる秘跡を崇敬するために、次のような祈りを唱えることによって助けられなければならない。「祭壇の至聖なる秘跡は、称えられ、崇められますように」。その時、子供たちは、「自分が天の御稜威といと高き所におられる至聖なる三位一体の偉大さを賛美することを助けて頂けるように」と、聖なる天使たちに祈ることをも勧められなければならない。もし、教会が、至聖なる三位一体に目を上げることが、もはやできないならば、何のためにそこに建っているのか? もし教会というものが、天主というものは、あらゆる意味で人間を超えたものであると打ち出すこと、至聖なる三位一体の崇高さを指差すこと、天の全能の神をお喜ばせすることが絶対に重要なことであることを思い出させることをしないならば、何のためにそこに建っているのか? もし司祭たちがそのようなことをしないとしたら、その時、子供の両親たちは、少なくとも自分たちの子供たちに関しては、そのようにしなければならない。人は「天主とは崇拝されなければならない存在である」と知らしめることを決してやめてはならない。たとえ自分の周り全ての人たちの霊魂が、非常に悪く、非常に悲惨な状態であったとしても、である。<br />
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<span style="color: blue;">■10.困難と苦しみから逃げず、神に感謝する</span><br />
次のことが知らされなければならない。即ち、苦しみが来た時、天主がその困難から私たちを救い上げる勝利の方法を教えて下さることに感謝することが必要である。我々は、天主が我々を善くするため、我々を善徳の道に導くためにお送りになった苦しみに対して、膝を折って天主に感謝しなければならない。困難と苦しみから逃げる人たちは、必然的に善徳を失う。過去の時代においては、司祭という職務の極致を極めた者たちが常にいた。しかし我々の時代においても、同じような生き方をしている司祭たちが何人かはいる。彼らは非常に謙遜に生きている。彼らは、心の中に主の平和を持っているが故に、地上のあらゆるものを凌駕している。「人はたとえ全世界を手に入れても、自分の霊魂を失うことになるならば、何の益があるだろうか?」 [「たとえ全世界を手に入れても、自分の命を失ったならば、なんの益になろうか。また、人は自分の命を買いもどすために、何を支払えばいいのか」(マタイ 16:26)] 。 私、ヴェルディ・ガランデューは、「我々の時代は、この主題に関して非常に悪い理解しか持っていない」と言わずにはいられない。その上、贅沢と、この世の快楽のうちに生活している人々は、彼らの霊魂を失う大きな危険のうちにある。フリーメーソン風の思いやりは腐った臭いがするものである。それは真の隣人愛でなく、見せかけから来ているものであるが故に、非常に多くの人々にとって霊魂の滅びとなる。もし、彼ら司祭たちが、自分たちが信者たちをどのような破滅の中に沈ませているかを知ったならば、そのような語り方からは急いで離れ去り、全く違った仕方で話すようになるであろう。人は他者を物質的にも助けなければならないということは明らかな真理である。特に、その人々が非常に惨めな状態に苦しんでいれば尚更である。しかしながら、それでも、それは主要なことではない。主要なことは、護らなければならない教義に対する信仰を、そのまま保持することである。そして、自分の霊魂を売らないことである。隣人愛を実践するということは、本来、隣人を天主へ向かう真っ直ぐの道に案内することである。ああ!? 如何に多くの司祭たちが、彼らの司教たちや枢機卿たちの指示によって、隣人愛を実践する間違った方法 [悪霊ヴェルディ・ガランデューが初めの方で述べた間違った方法] を教会に押し付けてしまったことだろう! 彼らは、そのようにすることによって、この善徳の形状を変えてしまった。しかしそれは、天主がそうであるようにとお定めになったものとは全く違う。何故なら、真の隣人愛は、隣人の霊魂への配慮なしには決して生じないからである。また、この真理を伝えることによって、たとえ人が苦しんでも、この真理を人に示すことは、やはり隣人愛の実践になるからである。後には、その人も、それは全く正しい処方であったと理解する (もし、その人が光を受け入れれば、ではあるが) ようになるであろう。司祭は、説教壇の高みから、彼自身の言葉によって、指揮杖と極めて断固たる言葉を使わなければならない。何故なら、正義は永遠に存在するからである。そして何故なら、彼らがもはやそれを信じず、それ故それについて語ることが決してなかったとしても、地獄はなお存在するからである。彼らは、天国についてさえ、それが最高の現実であるとはもはや信じていない。もし、彼らがそれを信じるならば、彼らが天国に導かなければならない人々、何千という人々を、誤りの中には導かないことだろう。今日、我々は、どのような司祭たちに直面しているだろうか? 私自身は、自分が地上にあった時、今日の彼らほど低劣な話し方はしなかった。彼らは滅びに向かって走っている。そして地獄では、彼らの場所が既に準備されているのだ。〔悪霊は、この最後の言葉を大声で言う〕 しかし、私が今言っていることは、枢機卿たち、司教たち、司祭たち、平信徒たちに、全く等しく向けられている。もし、それら全ての人々が、彼らが巻き込まれている混沌とした状況を認識したなら、彼らは千回も、いや、千の千倍回も、「mea culpa」(我が過ちなり)を繰り返すことだろう。その時、彼らは、自分の首筋を掴んでは、自分の霊魂を喰い散らかしている、それらの虫たちを引き剥がすことであろう。彼らは、その虫たちが至る所に広がらないように、それらを引き剥がすのをやめないであろう。彼らは、霊魂たちの中で、そのように酷い破壊行為をしている、それら寄生虫たちを駆除するために、赤熱したペンチを使うべきである。そして即座に、彼らは愛の第一の掟を実践すべきである。そして、その後に、然るべき隣人愛を実践すべきである。真の愛は、ただ才能によってのみ証拠づけられるものではない。何故なら、同じこれらの才能によって、人々は、なお隣人を地獄への道の上に置いておくこともできるからである。これが、私が言うことを余儀なくされたことであり、また、私がこのように長い間、自分の名を明かすことを拒否して来た理由を説明するところのものである。天の方々〔上を指差す〕は、私にこれを語ることを強いた。それは、私が私自身、その運命を生きて来たからである。即ち、私は私自身、私がそうすべきであったようには、私の司祭職を遂行しなかったからである。天主の十戒における第6戒 [「汝、姦淫するなかれ」] について、私は、「これが贅沢の罪 [贅沢を好む精神は、怠惰な精神、慎みの欠如、放縦の精神でもある。] と並んで、多くの司祭たちにとって滅びの道となった」と言わねばならない。もし司祭たちが、この巨大な悲劇を認識することができたなら、その時、自分の血の最後の一滴に至るまで、自分自身を生け贄として捧げるであろう。その時、彼らは、今まで起きていた、あらゆることに巨大な悲しみを感じ、自分の道を全くゼロからやり直すことであろう。そして、「自分が真の道を再び見出すことができるよう助けてくれるように」と、聖人たちと天使たちに祈るであろう。何故なら、永遠の地獄において、その火は絶えることなく、うじ虫どもは、お前たちの霊魂を永遠に喰い散らかすからである。地獄における、この巨大な苦しみ、この恐ろしい悲劇は、永遠に続く。私、ヴェルディ・ガランデューは、これらのことを言うようにと強いられている。<br />
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<span style="background-color: white; color: blue; font-size: 14px; text-align: justify;">公開2018(平成30)年3月23日(金)22:20</span><br />
<span style="background-color: white; color: blue;">saintsfellowship@outlook.com 聖書伝道会</span><br />
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<br />聖書伝道会http://www.blogger.com/profile/05753520114248036385noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2059390697110644034.post-52272011351356655092016-09-09T02:53:00.000+09:002019-04-22T08:00:33.408+09:00『 健全なる精神は健全なる身体に宿る 』<br />
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<table cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="float: right; margin-left: 1em; text-align: right;"><tbody>
<tr><td style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgJcPsY0gLwoDfqJD-s6_fd4iBbMnujfQ610l5242b8Amc0miHmJ1AUOW4I39WHZ1Dl6QMTqqaAuD6aVZBZDU2exJxzkAydmirrrtSQCX0XoPNAAIuRK_tOD44fdHmJAIi4nUZYL8hW_9E/s1600/%25E3%2583%25A6%25E3%2582%25A6%25E3%2582%25A7%25E3%2583%258A%25E3%2583%25AA%25E3%2582%25B9.jpg" imageanchor="1" style="clear: right; margin-bottom: 1em; margin-left: auto; margin-right: auto;"><img border="0" height="200" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgJcPsY0gLwoDfqJD-s6_fd4iBbMnujfQ610l5242b8Amc0miHmJ1AUOW4I39WHZ1Dl6QMTqqaAuD6aVZBZDU2exJxzkAydmirrrtSQCX0XoPNAAIuRK_tOD44fdHmJAIi4nUZYL8hW_9E/s200/%25E3%2583%25A6%25E3%2582%25A6%25E3%2582%25A7%25E3%2583%258A%25E3%2583%25AA%25E3%2582%25B9.jpg" width="161" /></a></td></tr>
<tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;"><span style="color: blue; font-size: small; text-align: start;">ユウェナリス</span></td></tr>
</tbody></table>
<span style="color: blue;">1.ローマ帝国の詩人 デキムス・ ユニウス・ ユウェナリス</span><br />
『 健全なる精神は健全なる身体に宿る 』 は、ローマ帝国の詩人 <span style="color: blue;">デキムス・ ユニウス・ ユウェナリス</span>(55頃~138頃)の<span style="color: purple;">『諷刺詩集』 </span>第10編第356行にある 『我々は、健康な身体を以って、心も癒されるように祈り願うべきである』 (ラテン語: orandum est, ut sit mens sana in corpore sano) という詩句に由来し、『身体が強健であってこそ、精神も健全たりうる』 という意味に経年変化した格言だ。 詩人にして法律家の<span style="color: blue;">ユウェナリス</span>は、その著作において1世紀のローマ帝国にいたユダヤ人とユダヤ教に関する記録を残したため、ユダヤ人であると考えられている。 ユダヤ人でない限り、ユダヤ人とユダヤ教に注目して記録する動機と必然性が無いからだ。 さて、『 健全なる精神は健全なる身体に宿る 』 という格言に関しては、同意・不同意・賛成・反対といった様々な意見があるものの、自己の体験から言えば、まさしく真理の格言である。<br />
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<span style="color: blue;">2.『大腰筋ブック』の著者 エリザベス・ コッホ女史による</span><span style="color: blue;">心身相関論</span><br />
<table cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="float: right; margin-left: 1em; text-align: right;"><tbody>
<tr><td style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiCd49qiZpDStX-zHu0-_CF3C9PZsn4Tynca6LJMSfLkRMW-LK0V2FcMPTDooLx6PpwYcdXuv3aNHdR3JIsWdPibOKlssyzYZCOrnGkRkuypNDdZfQA1kooRFDX9wCWMgoZU59IYxkEMuY/s1600/Liz+Koch.jpg" imageanchor="1" style="clear: right; margin-bottom: 1em; margin-left: auto; margin-right: auto;"><img border="0" height="200" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiCd49qiZpDStX-zHu0-_CF3C9PZsn4Tynca6LJMSfLkRMW-LK0V2FcMPTDooLx6PpwYcdXuv3aNHdR3JIsWdPibOKlssyzYZCOrnGkRkuypNDdZfQA1kooRFDX9wCWMgoZU59IYxkEMuY/s200/Liz+Koch.jpg" width="141" /></a></td></tr>
<tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;"><span style="color: blue; font-size: small; text-align: start;">エリザベス・ コッホ</span></td></tr>
</tbody></table>
<span style="color: purple;">(1) 精神的ストレスを蓄積する大腰筋</span><br />
精神医学界においては、『漠然とした恐怖感・ 不安感・ 鬱病は、脳に原因がある。 また、精神的ストレスは、脳で感ずる』 と考えられてきた。 このため、世間一般でも、同じように頑固に信じているかもしれない。 しかし、<span style="color: purple;">『漠然とした恐怖感・不安感・鬱病は、</span><span style="color: magenta;">「魂の筋肉」</span><span style="color: purple;">と呼ばれる大腰筋の萎縮した緊張状態に原因がある。 また、大腰筋は、無自覚の精神的ストレスを感じ取り、受け止め、蓄積している』 </span>という考え方が正しい。 大腰筋は、脊髄から股関節の近くで動作しており、人体のバランスを保って直立させ、柔軟で安定した歩行を可能にしている最も重要な筋肉であり、しかも、大腰筋は、身体の様々な動きを可能にしている以上に、精神の健康状態と密接な関係にある。 この関係性については、<span style="color: purple;">『大腰筋ブック』 (The Psoas Book, 2012)</span>の著者 <span style="color: blue;">エリザベス・コッホ</span>女史が詳しい。 彼女は、米国の「ソマティック」 <span style="color: blue;">※</span> な健康科学の教育者であるが、次のように述べている。 ・・・・・ 『大腰筋とは、腹部・腰部にある多くの腸腰筋の中の一つであり、生存したいという最も深い衝動と、繁栄したいという基本的な欲望の身体的な現れだ。 大腰筋は、呼吸を調節する横隔膜ともつながっているし、恐怖感・不安感・本能欲といった原始的な感情を全身に伝達する筋肉でもある。 なぜなら、大腰筋と脊髄の索状組織は直接につながっており、脊髄は人類最古の脳である爬虫類脳とつながっているからだ。 この爬虫類脳は、思考力(知性・理性)とは無関係な闘争本能や反射的動作を司っている最も原始的な脳だ。 例えば、言語を使用せず、大脳皮質の未発達な進化段階にあった原始人は、その爬虫類脳が、その生存を複雑な環境の中で確かなものにしていた。 従って、人は、大腰筋が弱って萎縮した緊張状態にあると、爬虫類脳に悪い刺激を送り、悲観・ 暗鬱・ 憤怒・ 憎悪・ 闘争・ 猜疑・ 放縦 といった原始的・本能的・否定的な感情に支配され易くなる。 だから、そうならないために、大腰筋を鍛えて健全に保ち、萎縮した緊張状態を解消する必要がある。 大腰筋を鍛えることにより、弱って萎縮した大腰筋の緊張状態を解消し、爬虫類脳に対する悪い刺激の伝達を抑え、爬虫類脳の暗黒面の現れである漠然とした恐怖感・ 不安感・鬱病などに陥ることなく、心身を健全に保つことができる。』 <br />
<span style="color: blue;">※</span> 「ソマティック」とは、<span style="color: magenta;">「ソーマ」(Soma)</span>という、古代インド神話 <span style="color: purple;">『リグ・ ヴェーダ』</span>にある不思議な「霊薬」 「神酒」に由来した流行語であり、「自己の身体を通じた体験的な学び」を意味する。 <span style="color: purple;">『リグ・ ヴェーダ』</span>は、紀元前12世紀頃に編纂された古代インド神話 <span style="color: purple;">『ヴェーダ聖典』</span>の一つであり、サンスクリット語の古形のヴェーダ語で記された。 <span style="color: purple;">『リグ・ ヴェーダ』</span>は、神々と人間に活力を与え、寿命を延ばし、霊感をもたらす「霊薬」 「神酒」の<span style="color: magenta;">「ソーマ」</span>を賛美している。 但し、<span style="color: magenta;">「ソーマ」</span>の正体が何であるかは不明だ。 その推測をするならば、『聖書』における「善悪の知識の木の実」と対照的な「生命の木の実」を指すと想われる。 そして、現代社会においては、古代インドを発祥地とするヨガに代表される「自己の身体を通じた体験的な学び」を一般的に「ソマティック」と表現しており、インド由来の神話色・宗教色を排した「ソマティック」な心理学・ 健康科学・ スポーツ・ 自然療法が静かに流行している。 <br />
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<table cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="float: right; margin-left: 1em; text-align: right;"><tbody>
<tr><td style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhMO8acBnR8WzZNMo1dagj8nP93Cku35q1SswaAc_YPYhJFmofZ4ArgBJvkw-p6aS-n5s-I-w216RBdmRWH6ZlwUxSr1PtWhnX18z_ye-EhFsEQvyZDXJLMuiDxCGtIC-HEpTV7xGrbjd0/s1600/%25E5%25A4%25A7%25E8%2585%25B0%25E7%25AD%258B2.jpg" imageanchor="1" style="clear: right; margin-bottom: 1em; margin-left: auto; margin-right: auto;"><img border="0" height="200" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhMO8acBnR8WzZNMo1dagj8nP93Cku35q1SswaAc_YPYhJFmofZ4ArgBJvkw-p6aS-n5s-I-w216RBdmRWH6ZlwUxSr1PtWhnX18z_ye-EhFsEQvyZDXJLMuiDxCGtIC-HEpTV7xGrbjd0/s200/%25E5%25A4%25A7%25E8%2585%25B0%25E7%25AD%258B2.jpg" width="200" /></a></td></tr>
<tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;">大腰筋の図解2<br />
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<br /></td></tr>
</tbody></table>
<table cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="float: right; margin-left: 1em; text-align: right;"><tbody>
<tr><td style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjoG8Yr_nBivXUfRsW15wcxnd-eWeYUKnzmJlWn0pQGQluY0X5vBxXfIrOUQ6kU9A1xE8gb2fDPeuPxCWpCtDdHYss2Z-pXXUBpfZTlH9c_3TzK3DnKBsYv3sNgFfbow8Dkv_QpU5q0Mfw/s1600/%25E5%25A4%25A7%25E8%2585%25B0%25E7%25AD%258B.jpg" imageanchor="1" style="clear: right; margin-bottom: 1em; margin-left: auto; margin-right: auto;"><img border="0" height="160" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjoG8Yr_nBivXUfRsW15wcxnd-eWeYUKnzmJlWn0pQGQluY0X5vBxXfIrOUQ6kU9A1xE8gb2fDPeuPxCWpCtDdHYss2Z-pXXUBpfZTlH9c_3TzK3DnKBsYv3sNgFfbow8Dkv_QpU5q0Mfw/s320/%25E5%25A4%25A7%25E8%2585%25B0%25E7%25AD%258B.jpg" width="320" /></a></td></tr>
<tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;">大腰筋の図解1<br />
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</td></tr>
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<span style="color: purple;">(2) 『聖書』の健康観</span><br />
『聖書』の健康観を調べると、暴飲暴食を戒めて 『大酒飲みや、肉をむさぼり食う者と交わるな』(<span style="color: blue;">箴言 23:20</span>)とか、キリストが病人を救うために地上に来られたことについて 『医者を必要とするのは、丈夫(健康)な者ではなく、病人です』(<span style="color: blue;">マタイ 9:12 他</span>)とある。 そして、不健康な病人は、悪霊憑依・ 悪人・ 罪人・ 霊的死人 と同義語であり、万人が病人であるため、神は人に『聖書』の全体を通じて、罪<span style="color: blue;">※</span> を悔い改め、神に回心し、肉体的・ 精神的・ 霊的な健全性を回復すべきことを求めている。 しかも、<span style="color: blue;">「イザヤ書」 第58章</span>には、病気を癒す方法が書いてある。 長文のため、要約すると、次の <span style="color: blue;">A</span>~ <span style="color: blue;">K</span> となる。<br />
<div>
<span style="color: blue;">A.</span> 身体を戒める断食をすること<br />
<span style="color: blue;">B.</span> 諸々の悪から離れること<br />
<span style="color: blue;">C.</span> 弱者を助けること<br />
<span style="color: blue;">D.</span> 罪の奴隷の解放に尽力し、自由を与えること<br />
<span style="color: blue;">E.</span> 貧しい者に施しをすること<br />
<span style="color: blue;">F.</span> 飢えている者に食べ物を与えること<br />
<span style="color: blue;">G.</span> 家の無い者を自宅に招き、その者に住居を与えること<br />
<span style="color: blue;">H.</span> 衣服の無い者に衣服を与えること<br />
<span style="color: blue;"> I.</span> 肉親の世話をすること<br />
<span style="color: blue;">J.</span> 悩む者の願いを満足させること<br />
<span style="color: blue;">K.</span> 安息日を厳守して遊興・旅行・仕事をせず、欲望を抑え、無駄口を慎むこと<br />
以上の <span style="color: blue;">A</span>~ <span style="color: blue;">K</span> に、日々、心を砕き、実際に行い、人生の善き習慣となったとき、<span style="color: blue;">イザヤ 58: 8</span> 『暁のように あなたの光が(心の中から)さしいで、あなたの傷は すみやかに<span style="color: magenta;">いやされる</span>』、 <span style="color: blue;">イザヤ 58:11</span> 『(神は、) あなたの<span style="color: magenta;">思いを満たし</span>、あなたの<span style="color: magenta;">骨を強くする</span>』 と書いてある。 特に、<span style="color: blue;">A </span>の断食は、毎週1日~2日間行うことにより、身体の自然治癒力・ ホメオスタシス(体内環境を調整する生体恒常性)・ デトックス(身体からの排毒作用)を高め、短期間に身体を健康にする。</div>
<div>
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">※</span> 罪とは、<span style="color: purple;">神の律法</span>(モーセの十戒・ 山上の垂訓)に従わない不法に起因する、恐怖・ 怯懦・ 無知・ 迷信・ 高慢・ 利己・ 憤怒・ 憎悪・ 嫉妬・ 悪意 といった否定的感情に支配された 不幸で不健全な心身状態を指す。 なお、雑草は、刈り取っても、しばらくすると生えてくるように、聖霊に贖われ、清められた罪も、しばらくすると、心の中に生じてくる。 なぜなら、<span style="color: blue;">ローマ 8: 7 </span>にあるごとく、肉の思いは、御霊の思いと争い、神に反抗し、<span style="color: purple;">神の律法</span>に服従できないからだ。 このため、信仰による罪の悔い改めを経て、水と霊のバプテスマを体験したクリスチャンは、神である主イエス・キリストの御霊である聖霊に罪を贖われ、罪を清められた後も、心の中に生じてくる罪に勝利し続ける堅い信仰生活を送らねばならない。 かくして、クリスチャンの信仰生活と、その一切の行動は、神である主イエス・キリストの調査・審判を経て、最終的に罪を除去され、神である主イエス・キリストの御再臨の前に、神である主イエス・キリストとの霊的一体化(結婚)を果たす。<br />
<div>
<br /></div>
</div>
<span style="color: blue;"><br /></span><span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">3.『心身相関』の真理</span><br />
<span style="color: purple;">(1) 原因不明の痛み・慢性疲労・不眠などの原因は、精神的ストレス・ 過食(+食品添加物)・ 運動不足にある</span><br />
精神医学や生理学の最新の研究成果によって、『肩こり・ 腰痛 といった原因不明の痛み・慢性疲労・不眠などの原因は、精神的ストレス・ 過食(+食品添加物)・ 運動不足にある』 と分かってきた。 つまり、 『心身相関』 とは、人の健康に関する真理であって、無自覚の精神的ストレス・ 過食(+食品添加物)・ 運動不足が、身体の一部の痛み・ 慢性疲労・ 不眠などになって現れる。 そして、過食(+食品添加物)と運動不足は、自己の注意力と意志さえ強ければ改善できるため、特に、精神的ストレスに警戒しなければならない。 なぜなら、精神的ストレスを明確に自覚できる人は、極めて少ない。 精神的ストレスの原因と思われる人間関係・ 金銭問題・ 適職求職・ 居住環境などを何らかの方法によって改善・解決するか、あるいは、精神的ストレスに打ち勝つ「強い精神力」=「健全な心身」を養えば、肩こり・ 腰痛 といった原因不明の痛み・ 慢性疲労・ 不眠などを解消できる。 逆に、精神的ストレスを解消するために製薬会社と病院から勧められた薬物に安易に依存してはならない。 『睡眠薬などは、製薬会社と病院が自己の営利目的を最優先して、通院患者の病状を悪化させるために販売している』 と糾弾されても仕方のない悪い医療利権体制が出来上がっているため、点滴注射を含む一切の薬物の過剰接種を極力避けるべきである。 眠れなければ、無理に眠ろうとせず、読書などをして過ごす方が望ましい。 本編では、精神的ストレスに打ち勝つ「強い精神力」=「健全な心身」を養うことに焦点を合わせ、<span style="color: blue;">コッホ</span>女史の研究成果に従い、腸腰筋の中の一つである大腰筋を自己トレーニングによって強化し、無意識の中に蓄積された精神的ストレスを「強い精神力」=「健全な心身」によって解消すべきことを推奨する。<br />
<span style="color: purple;"><br /></span>
<span style="color: purple;">(2) 日本語の慣用句にみる『心身相関』の真理</span></div>
<div>
日本語の慣用句には、<span style="color: red;">腹・腸・腰 </span>に関するものが非常に多いが、『心身相関』の真理を深く認識するため、一覧表を作成した。 日本語の慣用句にみる<span style="color: red;">腹・腸・腰 </span>とは、<span style="color: blue;">コッホ</span>女史の言う「大腰筋の働き」と同じである。</div>
<div>
<span style="color: magenta;"> 腹を探る</span>=人の心の中を伺う</div>
<div>
<span style="color: magenta;"> 腹が収まらない</span>=心底からの怒りが収まらない</div>
<div>
<span style="color: magenta;"> 腹の大きい人物</span>=心が広く、度量の大きい人物</div>
<div>
<span style="color: magenta;"> 腹が黒い</span>=心に悪だくみがある、心根が悪い、意地悪い</div>
<div>
<span style="color: magenta;"> 腹が据わる</span>=覚悟を決める、落ち着く、「腹を固める」 「腹をくくる」と同じ</div>
<div>
<span style="color: magenta;"> 腹が立つ</span>=怒る、しゃくにさわる</div>
<div>
<span style="color: magenta;"> 腹ができる</span>=覚悟ができる、決心がつく</div>
<div>
<span style="color: magenta;"> 腹が太い</span>=度量が大きい、胆力がすわっている</div>
<div>
<span style="color: magenta;"> 腹に一物</span>=心中に悪だくみがある</div>
<div>
<span style="color: magenta;"> 腹に落ちる</span>=合点がいく、腑に落ちる</div>
<div>
<span style="color: magenta;"> 腹が癒える</span>=怒りや恨みをはらす、気持ちが収まる<br />
<span style="color: magenta;"> 腹をえぐる</span>=人の底意を見透かして鋭く尋ね問う<br />
<span style="color: magenta;"> 腹を固める</span>=覚悟する、決心する<br />
<span style="color: magenta;"> 腹を見抜く</span>=相手が隠している考えを見透かす<br />
<span style="color: magenta;"> 腹を読む</span>=相手の心中を推測する<br />
<span style="color: magenta;"> 腹を割って話す</span>=包み隠さず真意を話し合う<br />
<span style="color: magenta;"> 腹を合わす</span>=心を合わせて一致協力する<br />
<span style="color: magenta;"> 腹芸</span>=度胸や経験で物事を処理すること<br />
<span style="color: magenta;"> 腹構え</span>=度胸をすえて物事を待ち構えること<br />
<span style="color: magenta;"> はらわたが腐る</span>=精神が腐敗堕落する、性根が腐る ( はらわた=腸 )<br />
<span style="color: magenta;"> はらわたがちぎれる</span>=悲しみに耐えられない状況だ<br />
<span style="color: magenta;"> はらわたが煮えくり返る</span>=怒りに耐えられない状況だ<br />
<span style="color: magenta;"> はらわたに染みる</span>=深く感銘する、飲んだ酒が体中に染みわたる快い感じだ<br />
<span style="color: magenta;"> 腰砕けになる</span>=腰が砕けたように物事に立ち向かう気力や勢いが無くなる<br />
<span style="color: magenta;"> 腰を入れる</span>=覚悟を決める、本気になる<br />
<span style="color: magenta;"> 腰を押す</span>=後方から押して助力する、そそのかす<br />
<span style="color: magenta;"> 腰を落ち着ける</span>=物事にじっくり取り組む、場所に定着する<br />
<span style="color: magenta;"> 腰を抜かす</span>=びっくりして立ち上がる力を無くす<br />
<span style="color: magenta;"> 腰を割る</span>=スモウで両脚を開き、腰を落とし、強い外力に耐える構えをとる<br />
<span style="color: purple;"><br /></span>
<span style="color: purple;">(3) 悪魔・悪霊の憑依と チャネリング(霊媒現象)は、大腰筋を通じて起こる</span><br />
<span style="color: blue;">A.得体の知れない霊的存在者とのチャネリング(霊媒現象)</span><br />
<span style="color: blue;">武田崇元</span>(1950~)著 <span style="color: purple;">『出口王仁三郎の霊界からの警告』</span>(1983)の中から、チャネリング(霊媒現象)に関係した部分を抜粋しよう。 特に、チャネラー(霊媒者: <span style="color: blue;">出口ナオ</span>)の<span style="color: red;">腹・腸・腰 </span>を通じて、得体の知れない霊的存在者とのチャネリング(霊媒現象)が始まった点に着目したい。 ・・・・・ 『<span style="color: orange;">明治25(1892)年の元旦の夜</span>、(後の大本教の開祖となる)<span style="color: blue;">出口ナオ</span>(1837~1918)は、あばら屋の壁ぎわにすわって、発狂した長女のことや行方不明の長男のことを思い浮かべ、これまでの辛い人生を振り返っていた。 夢か、うつつか、体がふんわりと軽くなり、天に昇るような気分になってきた。 気がつくと、白い衣を着た仙人のような人が眼前に立っていた。 そのような不思議な体験がしばらく続いたある夜、<span style="color: blue;">ナオ</span>は<span style="color: red;">腹の中</span>にずしんと大きな力が宿るのを感じた。 しかも、その力は<span style="color: red;">腹の底</span>からぐんぐんと上がってきて、声になって出ようとする。 <span style="color: blue;">ナオ</span>は歯を食いしばって声を出すまいとするが、声はそれをこじあけて出ようとする。 ついに耐えきれなくなって口をあけると、<span style="color: blue;">ナオ</span>は自分でも驚くほどの大声を張り上げていた。 「<span style="color: purple;">われ</span>は、<span style="color: purple;">艮(うしとら)の金神</span><span style="color: blue;">※ </span>である。 今の世は、金輪際の悪人の世。 世を立て替え、善の世に直すぞよ‥‥」 自分の口から出る声は、力強く、まるで男のような声であり、すでに55歳の<span style="color: blue;">ナオ</span>にとっては、耐え難い苦しみだった。 「やめてくだされ。 そんな偉い<span style="color: purple;">神</span>サマが、なんでわしのような屑拾いなどにお憑かりなさるのか‥‥」 すると<span style="color: purple;">神</span>は、こういう。 「この世の代わり目にお役に立てる身魂であるから、わざと根底に落として苦労ばかりさせてあろうがな」 さらに<span style="color: blue;">ナオ</span>が、何のために降臨したのかを再び問うと、 「三千世界一度に開く梅の花、<span style="color: purple;">艮の金神</span>の世になりたぞよ。 <span style="color: purple;">この神</span>でなければ、世の立て替えはでけぬ。 三千世界の大掃除大洗濯をいたすのじゃ。 三千世界ひとつに丸めて万劫末代続く神国の世にいたすぞよ」 とこたえた。 こうして、<span style="color: blue;">ナオ</span>の神憑かりは始まった。 そのうち、この「<span style="color: purple;">艮の金神</span>」と名のる<span style="color: purple;">神</span>は、<span style="color: blue;">ナオ</span>の口をかりて、予言や警告めいたことを口走るようになる。』<br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">※ </span><span style="color: purple;">艮の金神</span>は、大本教により、日本神話に適合するように、『古事記の<span style="color: purple;">国之常立神</span>・ 日本書記の<span style="color: purple;">国常立尊</span>と同一神だ』 と宣教されたが、『真の正体は不明だ』 とも語られてきた。 しかし、『聖書』の視点から、<span style="color: purple;">艮の金神</span>の啓示内容を吟味する限り、<span style="color: purple;">悪魔サタン=ルシファー</span>に他ならない。 それに、『 <span style="color: purple;">艮の金神 </span>⇒ 古代日本の陰陽道の方位である<span style="color: purple;">丑寅(東北) </span>⇒ 凶神の住む方位の<span style="color: purple;">鬼門 </span>⇒ 古代中国の易経と陰陽道の方位である<span style="color: purple;">金気・太白・金神 </span>⇒ 古代中国の天文学の<span style="color: purple;">太白星 </span>⇒ 天文学の<span style="color: purple;">金星・ 明けの明星 </span>⇒ 「聖書」の<span style="color: purple;">悪魔サタン=ルシファー</span> 』 という相互関係にある。 しかも、チャネリング(霊媒現象)の始まった<span style="color: orange;">明治25(1892)年</span>は、イルミナティの「黒い教皇」 <span style="color: blue;">アルバート・パイク</span>(1809~1891)、神智学の創始者 <span style="color: blue;">ヘレナ・P・ブラヴァツキー</span>(1831~1891) ら 邪悪な霊的指導者たちの死去直後で、欧米諸国に対する悪魔の「長期計画」が一段落した時期でもある。 かくして、<span style="color: purple;">魔の手</span>は、世界史の行方を決定してきた大日本帝国の中に伸び、悪魔の「長期計画」の<span style="color: purple;">霊的な種</span>を撒いた。 <span style="color: purple;">悪魔</span><span style="color: purple;">サタン=</span><span style="color: purple;">ルシファー</span> の予言が的中したにせよ、その霊的な導きの先にあるものは、日本人の家畜化と日本社会の犯罪化を招く 偽キリスト・偽預言者の大量生産である。 結果的に、<span style="color: blue;">出口ナオ</span>のチャネリング(霊媒現象)が、戦後の日本社会に蔓延した数多くの新興宗教の<span style="color: purple;">霊的ルーツ</span>になった。 但し、国家神道を含む従来の伝統的な宗教も、錯誤・虚偽・欺瞞・迷信に満ちた邪教宗団であった為、『<span style="color: purple;">新興の革新勢力の悪</span>が、<span style="color: orange;">伝統守旧勢力の悪</span>と戦前・戦中・戦後を通じて宗教的・政治的に抗争したあげく、<span style="color: orange;">伝統的な守旧勢力の悪</span>を併呑し、錯誤・虚偽・欺瞞・迷信を宣伝した結果、<span style="color: purple;">悪の勢力</span>は戦後の日本社会の中で勢力を拡張した』と分かる。<br />
<br />
<div>
</div>
<span style="color: blue;">B.悪魔・悪霊の憑依と </span><span style="color: blue;">チャネリング(霊媒現象)に関する考察</span><br />
多感な大学4年生(22歳)の時に体験した不思議なチャネリング(霊媒現象)について証言しておくと、自己の脊髄の底、即ち、腰の奥の方に横たわる無意識の中から、得体の知れない霊的存在者が、「ズッ、ズズッー」という異次元世界から派生したような重低音を脳内に響かせ、脊髄を這い上がってきたと感ずるや否や、自己の意識を占領されてしまい、その霊的存在者の力強い明確な言葉が、自己の口から勝手にほとばしり出たことがあった。 このような自己の神秘体験からしても、<span style="color: purple;">『悪魔・悪霊の憑依と チャネリング(霊媒現象)は、大腰筋を通じて起こる』</span> と言える。 それに、イルミナティの「夜の妖精」 <span style="color: blue;">クロチルデ・ベルソーネ</span>や、<span style="color: blue;">アドルフ・ヒトラー</span>(1889~1945-)たちのチャネリング(霊媒現象)も、自己の神秘体験と同様のものであった。 但し、<span style="color: purple;">善なる聖霊・天使は、人に憑依しない。 また、チャネリング(霊媒現象)のように、人の無意識を通じた内部(下=地)からの霊的コンタクトを行わず、人の意識を通じた外部(上=天)からの霊的コンタクトを行う。 このことは、</span><span style="color: purple;">悪魔・悪霊との</span><span style="color: purple;">チャネラー本人、あるいは、</span><span style="color: purple;">聖霊・天使との</span><span style="color: purple;">コンタクティー本人にしか実感できず、かつ、認識できないことではあるが、善なる聖霊・天使と 悪なる悪魔・悪霊による人に対する霊的コンタクトの方法は、完全に異なっている。</span> 従って、『チャネリング(霊媒現象)に現れる霊的存在者の99%は悪霊であり、1%は悪霊の軍勢を率いる悪魔だ』 と分かる。 しかも、チャネリング(霊媒現象)・ コンタクト(降臨現象)は、チャネラー本人・ コンタクティー本人の意志によってはコントロールできない、霊的存在者からの「一方的な選び」によって起こる不思議な心霊現象かつ超能力現象である。 <br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">C.大腰筋に対する最新の認識</span><br />
脊髄・ 爬虫類脳と直結している大腰筋は、自律神経系・ 内分泌系のホメオスタシス(体内環境を調整する生体恒常性)と、精神(=意識・ 無意識)の健全性を保っている。 また、大腰筋・ 脊髄・ 爬虫類脳と<span style="color: purple;">相関関係</span>にある無意識の作用により、悪魔・悪霊の憑依とチャネリング(霊媒現象)が起こる。 一方、大脳と<span style="color: purple;">相関関係</span>にある意識の作用により、物事を思考(=知性=理性)し、意志に基づく行動をとる。 従って、大腰筋を漠然と<span style="color: magenta;">「魂の筋肉」</span>と呼ぶよりも、<span style="color: magenta;">「人の無意識の作用を自動制御している筋肉」</span> <span style="color: magenta;">「異次元世界とつながる筋肉」</span>と呼ぶ方が的確だ。 そして、『心身相関』は真理であるから、大腰筋を鍛えて健全化すれば、精神(=意識・ 無意識)も健全化する。<br />
<div>
<br /></div>
<br />
<br />
<span style="color: blue;">4.大腰筋トレーニング方法</span><br />
<span style="color: magenta;"> </span>最も効果のある大腰筋トレーニング方法の<span style="color: magenta;">「ウォーキング・ランジ」</span>を最初から実施できるのであれば、それに越したことはないが、悪魔・悪霊に憑依され、恐怖感・不安感・鬱病などの否定的感情に囚われ、精神的ストレスに基づく原因不明の痛み・慢性疲労・不眠などに苦しんでいる人は、<span style="color: red;">(1)</span><span style="color: magenta;">「レッグ・レイズ」 </span>⇒ <span style="color: red;">(2)</span><span style="color: magenta;">「ニー・レイズ」 </span>⇒ <span style="color: red;">(3)</span><span style="color: magenta;">「バイシクル・トレーニング」 </span>⇒ <span style="color: red;">(4)</span><span style="color: magenta;">「ウォーキング・ランジ」</span> の順番で徐々にステップ・アップしながら、自己の心身を大腰筋トレーニングに慣らして行った方が良い。 なお、大腰筋トレーニングの最終的な効果を述べておくと、『肉体的・ 精神的・ 霊的な諸問題の70%以上は、<span style="color: magenta;">「ウォーキング・ランジ」</span>によって解消・予防できる』 というものだ。 まさに、『健全なる精神は健全なる身体に宿る』 のであり、簡単な自助努力によって大腰筋の健全性を保つことにより、肉体面の原因不明の痛み・慢性疲労・不眠といった諸問題、 精神面の無自覚的ストレス、霊的な悪魔・悪霊の憑依に起因した疾病などの不幸な諸問題を解消・予防できる。 但し、肉体と精神を普通に健全化するレベルに留まる。 つまり、霊の健全化を果たすレベルは、信仰による罪の悔い改めという<span style="color: purple;">「罪に対する勝利」</span>と、この勝利後の行動を神に調査・審判され、神との霊的一体化(結婚)を通じた<span style="color: purple;">「罪の除去」</span>を果たす日まで成しえない。 なお、肉体的なメリットは非常に多い。 例えば、エレベーター・ エスカレーターを使わずに階段をのぼった場合、以前のように息切れして疲れることが無くなる。 むしろ、階段をのぼることを気持ちよく感ずるようになる。 そして、何事にも快活になれる。<br />
<br /></div>
<div>
<span style="color: red;">(1)</span><span style="color: magenta;">「レッグ・レイズ」</span>・・・・・1日10回を目安に行う。 「Leg」とは腿から足先までの「脚」を指す。また、「Raise」とは「持ち上げる」「起こす」という動詞と名詞だ。<br />
<span style="color: blue;">A.</span>バスタオルなどを敷いた柔らかい床に仰向けになる。 両手は、頭よりも腹上または腰下に添えると良い。<br />
<span style="color: blue;">B.</span>両脚を伸ばしたまま、両足のかかとを床から15センチの高さで、5秒間キープする。<br />
<span style="color: blue;">C.</span>ゆっくりと呼吸しながら、伸ばしたままの両足の爪先を天井の方向に持ち上げて行く。<br />
<span style="color: blue;">D.</span>両脚と床の角度が45度になったら、両脚の持ち上げを止め、10秒間キープする。<br />
<span style="color: blue;">E.</span>伸ばしたままの両脚を下げて行き、両足のかかとを床に絶対に着けない。 これを1回とする。<br />
<span style="color: blue;">■ </span><a href="https://youtu.be/JB2oyawG9KI">https://youtu.be/JB2oyawG9KI</a>(1:13)<br />
<br />
<span style="color: red;">(2)</span><span style="color: magenta;">「ニー・レイズ」</span>・・・・・1日10回を目安に行う。 「Knee」とは「膝」を指す。<br />
<span style="color: blue;">A.</span>バスタオルなどを敷いた柔らかい床に仰向けになる。 両手は、頭よりも腹上または体の横に添えると良い。<br />
<span style="color: blue;">B.</span>両膝を同じ高さで90度に曲げた状態で、両足のかかとを床から10センチの高さの位置を保ったまま、10秒間じっとする。<br />
<span style="color: blue;">C.</span>両膝を90度に曲げた状態のまま、両膝を胸の上まで、ゆっくり引き寄せる。<br />
<span style="color: blue;">D.</span>同じ姿勢と同じ脚の状態を保ったまま、両足のかかとを床から10センチの高さまでゆっくり降ろす。 これを1回とする。<br />
<span style="color: blue;">■ </span><a href="https://youtu.be/aB6x-vR63zE">https://youtu.be/aB6x-vR63zE</a>(1:54)<br />
<br />
<span style="color: red;">(3)</span><span style="color: magenta;">「バイシクル・トレーニング」</span>・・・・・1分間1セットを、1日10セットを目安に行う。 「Bicycle」とは「自転車」「自転車漕ぎ」の動作を指す。<br />
<span style="color: blue;">A.</span>バスタオルなどを敷いた柔らかい床に仰向けになる。 頭の後ろで両手を組み、背中を床に着けない姿勢をキープする。<br />
<span style="color: blue;">B.</span>背中を床に着けない状態をキープしながら、自転車に乗った時のように両脚で交互に宙をかく。 <br />
<span style="color: blue;">C.</span>両脚で交互に宙をかく動作に合わせて、胸胴を左右にねじる。 両足のかかとを床に近づけると、負荷がより強まる。 1分間で1セットとする。<br />
<span style="color: blue;">■ </span><a href="https://youtu.be/9FGilxCbdz8">https://youtu.be/9FGilxCbdz8</a>(1:24)<br />
<br />
<span style="color: red;">(4)</span><span style="color: magenta;">「ウォーキング・ランジ」</span>・・・・・20歩1セットを、1日1セットを目安に行う。 「Walking」とは「歩行」「散歩」、「Lunge」とはフェンシングの「突き」の動作を指す。 このトレーニング方法により、大腰筋を含む腸腰筋の全体と臀部・腿の筋肉を鍛錬し、また、膝を曲げて上半身を沈めている時に神経系と体幹(胴)の協調性、即ち、バランス感覚を養える。 このトレーニング方法を始めると、全身から汗が吹き出し、意識が朦朧としてくるが、それだけに、心身の健全化に一番効果がある。 なお、バーベルを肩に乗せたり、ダンベルを両手に持つと、更に負荷のある終極的なトレーニングになる。<br />
<span style="color: blue;">A.</span>立った状態のまま、歩く時と同じように、片足を一歩前へ踏み出す。 この時、両足の爪先を前方に向ける。<br />
<span style="color: blue;">B.</span>上半身を床に垂直に保ち、前足の膝の角度が90度になるまで、ゆっくり上半身を沈め、後足の膝を床に絶対に着けない。<br />
<span style="color: blue;">C.</span>ゆっくりと呼吸し、20秒間その姿勢でじっとする。 慣れないうちは、横に倒れそうになるため、近くの壁や椅子に手を添える。<br />
<span style="color: blue;">D.</span>膝に頼らず、体全体を床に垂直に起こし、次に後足を前に踏み込み、膝の角度が90度になるまで、上半身を沈め込む。<br />
<span style="color: blue;">E.</span>以上を繰り返す。 目線を前方に向け、上半身を床に垂直に沈めたまま、20秒間じっとする。 これを20歩で1セットとする。<br />
<span style="color: blue;">■</span> <a href="https://youtu.be/7mDWDlzFobQ">https://youtu.be/7mDWDlzFobQ</a>(1:40)<br />
<span style="color: blue;">■ </span><a href="https://youtu.be/7SMzPn4LGjQ">https://youtu.be/7SMzPn4LGjQ</a> (1:21)<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">備 考 : </span>身体トレーニングの間、知的な刺激がないと退屈であるし、長続きしない。 そこで、「俗」と「聖」の動画を視聴しながらトレーニングするとよいだろう。 「俗」とは、世俗社会の政治のことで、(宗)幸福の科学の信者にして元格闘家の<span style="color: blue;">与国秀行</span>氏の動画だ。 『私は天皇よりも偉い』と狂信する同団体教祖と、大統領制を目指す政治目的には反対であるが、マスメディアの報道しない希少な情報を得られる。 また、「聖」とは、天地を貫く神意のことで、(宗)セブンスデー・アドベンチスト教会教団の腐敗堕落に起因した内紛分裂騒動を経て、同教団から離脱・独立した、沖縄県にある単立教会(宗)サンライズ・ミニストリーの教師 <span style="color: blue;">花城健</span>氏の動画だ。 『聖書』の基本認識において一致するし、今まで関知しなかったテーマを深く追求しており、霊的に啓発される。 <br />
<br />
<span style="color: purple;">世俗社会の政治に関する動画一覧</span><br />
<span style="color: blue;">■</span> <a href="http://ameblo.jp/uttaetotatakai/entrylist.html">http://ameblo.jp/uttaetotatakai/entrylist.html</a><br />
<br />
<span style="color: purple;">天地を貫く神意に関する動画一覧</span><br />
<span style="color: blue;">■</span> <a href="https://www.youtube.com/results?search_query=%E8%8A%B1%E5%9F%8E%E5%81%A5">https://www.youtube.com/results?search_query=%E8%8A%B1%E5%9F%8E%E5%81%A5</a><br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: blue;">箴言 3: 7- 8</span><br />
『自分を知恵のある者と思うな。 主を恐れて、悪から離れよ。 それはあなたのからだを<span style="color: magenta;">健康</span>にし、あなたの骨に<span style="color: magenta;">元気</span>をつける。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">箴言17:22</span><br />
『陽気な心は<span style="color: magenta;">健康</span>を良くし、陰気な心は骨を枯らす。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ 9:12</span>、<span style="color: blue;">マルコ 2:17</span>、<span style="color: blue;">ルカ 5:31</span><br />
『(パリサイ人たちは、悪人・罪人と食卓につくイエスに疑問を呈した。) イエスはこれを聞いて言われた。 「医者を必要とするのは<span style="color: magenta;">丈夫な者</span>ではなく、病人です。・・・』<br />
<div>
<br />
<span style="color: blue;">1コリント 3:16-17</span> -使徒パウロから、肉に属する人、キリストにある幼子の兄弟たちへの言葉-<br />
『あなたがたは <span style="color: magenta;">神の神殿</span>であり、神の御霊が あなたがたに宿っておられることを知らないのですか。 もし、だれかが <span style="color: magenta;">神の神殿</span>をこわすなら、神が その人を滅ぼされます。 あなたがたが その<span style="color: magenta;">神殿 </span><span style="color: blue;">※</span>です。』</div>
<div>
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">※ </span><span style="color: magenta;">神の神殿の3重性(天国-教会-自己)</span><br />
<span style="color: purple;">1</span>.天国の神殿=『天にある、神の神殿』(<span style="color: blue;">エゼキエル40章-48章</span>、<span style="color: blue;">黙示録11:19</span>) <br />
<span style="color: purple;">2.</span>地上の神殿=モーセに始まる「移動式の幕屋」とソロモンに始まる「固定式の神殿」=旧約聖書の時代の神殿 <br />
<span style="color: purple;">3.</span>キリスト者の群れ=土地・建物の教会とは異なる『キリストの体』(<span style="color: blue;">1コリント12:12</span>、<span style="color: blue;">エペソ1:22-23</span>、<span style="color: blue;">同2:15-15</span>、<span style="color: blue;">同3:6</span>、<span style="color: blue;">同4:4</span>、<span style="color: blue;">同4:11-12</span>、<span style="color: blue;">同4:16</span>、<span style="color: blue;">同4:25</span>、<span style="color: blue;">同5:22-23</span>、<span style="color: blue;">同5:28</span>、<span style="color: blue;">同5:29-30</span>、<span style="color: blue;">コロサイ1:24</span>)・『御霊の教会』(<span style="color: blue;">黙示録 2:7</span>) <br />
<span style="color: purple;">4.</span>キリスト者の心身=『神の神殿』・『聖霊の宮』(<span style="color: blue;">1コリント3:16-17</span>、<span style="color: blue;">同 6:19-20</span>)・『生ける神の宮』(<span style="color: blue;">2コリント6:16</span>)・『霊の家の生ける石』(<span style="color: blue;">1ペテロ2:5</span>)<br />
</div>
<span style="color: blue;">1コリント 6:19-20</span><br />
『あなたがたの<span style="color: magenta;">からだ</span>は、あなたがたのうちに住まれる、<span style="color: magenta;">神から受けた聖霊の宮</span>であり、あなたがたは、もはや自分自身のものではないことを、知らないのですか。 あなたがたは、代価を払って買い取られたのです。 ですから、自分の<span style="color: magenta;">からだ</span>をもって、神の栄光を現しなさい。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">3ヨハネ 2</span><br />
『(ペテロいわく) 愛する者(ガイオ)よ。 あなたが、たましいに幸いを得ているようにすべての点でも幸いを得、また<span style="color: magenta;">健康</span>であるように祈ります。』<br />
<div>
<br /></div>
<br />
<br />
<br />
<span style="background-color: white; color: blue; font-size: 14px; text-align: justify;">公開2016(平成28)年9月9日(日)02:53</span><br />
<span style="background-color: white; color: blue;">saintsfellowship@outlook.com 聖書伝道会</span><br />
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<br />
<br />
<br />
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<br />
<br />
<br />
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聖書伝道会http://www.blogger.com/profile/05753520114248036385noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2059390697110644034.post-77320567489700466522016-02-11T23:57:00.001+09:002019-11-19T02:20:58.708+09:00『 ヨハネ黙示録の解説 』<br />
<br />
<span style="color: red;">【 1 】 『聖書』の全体像に関する解説</span><br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: purple;">『聖書』</span>は、<span style="color: purple;">『旧約聖書』</span>と<span style="color: purple;">『新約聖書』</span>から成り、<span style="color: purple;">『旧約聖書』</span>という樹心を<span style="color: purple;">『新約聖書』</span>という樹辺が取り囲む構造になっている。 また、過去・現在・未来の時間区分に応じて編纂された。 例えば、<span style="color: purple;">『旧約聖書』</span>の過去はモーセ五書・歴史書。 現在は詩歌。 未来は大預言書・小預言書である。 <span style="color: purple;">『新約聖書』</span>の過去は福音書・歴史書。 現在は書簡。 未来は預言書の「ヨハネ黙示録」という具合に整然と編纂された。<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">(1) 『旧約聖書』 (39巻)</span><br />
<br />
<span style="color: blue;">モーセ五書</span><br />
創世記 Genesis(Gen)<br />
出エジプト記 Exodus(Exod)<br />
レビ記 Leviticus(Lev)<br />
民数記 Numbers(Num)<br />
申命記 Deuteronomy(Deut)<br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">歴史書</span><br />
ヨシュア記 Joshua(Josh)<br />
士師記 Judges(Judg)<br />
ルツ記 Ruth(Ruth)<br />
サムエル記第1 1Samuel(1Sam)<br />
サムエル記第2 2Samuel(2Sam)<br />
列王記第1 1Kings(1Kgs)<br />
列王記第2 2Kings(2Kgs)<br />
歴代誌第1 1Chronicles(1Chron)<br />
歴代誌第2 2Chronicles(2Chron)<br />
エズラ記 Ezra(Ezra)<br />
ネヘミヤ記 Nehemiah(Neh)<br />
エステル記 Esther(Esther)<br />
<br />
<span style="color: blue;">詩歌</span><br />
ヨブ記 Job(Job)<br />
詩篇 Psalms(Ps)<br />
箴言 Proverbs(Prov)<br />
伝道者の書 Ecclesiastes(Eccles)<br />
雅歌 Song_of_Solomon(S_of_S)<br />
<br />
<span style="color: blue;">大預言書</span><br />
イザヤ書 Isaiah(Isa)<br />
エレミヤ書 Jeremiah(Jer)<br />
哀歌 Lamentations(Lam)<br />
エゼキエル書 Ezekiel(Ezek)<br />
ダニエル書 Daniel(Dan)<br />
<br />
<span style="color: blue;">小預言書</span><br />
ホセア書 Hosea(Hos)<br />
ヨエル書 Joel(Joel)<br />
アモス書 Amos(Amos)<br />
オバデヤ書 Obadiah(Obad)<br />
ヨナ書 Jonah(Jonah)<br />
ミカ書 Micah(Micah)<br />
ナホム書 Nahum(Nahum)<br />
ハバクク書 Habakkuk(Hab)<br />
ゼパニヤ書 Zephaniah(Zeph)<br />
ハガイ書 Haggai(Hag)<br />
ゼカリヤ書 Zechariah(Zech)<br />
マラキ書 Malachi(Mal)<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">(2) 『新約聖書』 (27巻) </span><br />
<br />
<span style="color: blue;">福音書</span><br />
マタイの福音書 St_Matthew(Matt)<br />
マルコの福音書 St_Mark(Mark)<br />
ルカの福音書 St_Luke(Luke)<br />
ヨハネの福音書 St_John(John)<br />
<br />
<span style="color: blue;">歴史書</span><br />
使徒の働き Acts(Acts)<br />
<br />
<span style="color: blue;">書簡</span><br />
ローマ人への手紙 Romans(Rom)<br />
コリント人への手紙第1 1Corinthians(1Cor)<br />
コリント人への手紙第2 2Corinthians(2Cor)<br />
ガラテヤ人への手紙 Galatians(Gal)<br />
エペソ人への手紙 Ephesians(Eph)<br />
ピリピ人への手紙 Philippians(Phil)<br />
コロサイ人への手紙 Colossians(Col)<br />
テサロニケ人への手紙第1 1Thessalonians(1Thess)<br />
テサロニケ人への手紙第2 2Thessalonians(2Thess)<br />
テモテへの手紙第1 1Timothy(1Tim)<br />
テモテへの手紙第2 2Timothy(2Tim)<br />
テトスへの手紙 Titus(Tit)<br />
ピレモンへの手紙 Philemon(Philem)<br />
ヘブル人への手紙 Hebrews(Heb)<br />
ヤコブの手紙 James(Jas)<br />
ペテロの手紙第1 1Peter(1Pet)<br />
ペテロの手紙第2 2Peter(2Pet)<br />
ヨハネの手紙第1 1John(1John)<br />
ヨハネの手紙第2 2John(2John)<br />
ヨハネの手紙第3 3John(3John)<br />
ユダの手紙 Jude(Jude)<br />
<br />
<span style="color: blue;">預言書</span><br />
ヨハネの黙示録 Revelation(Rev)<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">(3) 外典・偽典= 神の霊感の無い宗教文書</span><br />
<br />
<span style="color: blue;">A.『旧約聖書』の外典: </span><span style="color: magenta;">『旧約聖書』の正典39巻から除外された宗教文書を指す。 </span><span style="color: magenta;">「神の霊感の書」ではなく、誤謬のある「歴史家の書」であり、</span><span style="color: magenta;">ユダヤ人の哲学者</span><span style="color: purple;">フィロン</span><span style="color: magenta;">(前20~50)や</span><span style="color: magenta;">ユダヤ人の歴史家</span><span style="color: purple;">フラヴィウス・ヨセフス</span><span style="color: magenta;">(37~100)らも、外典を正典から除外した。 但し、</span><span style="color: magenta;">外典の大部分は、</span><span style="color: purple;">トリエント公会議</span><span style="color: magenta;">(1545~1563)の時から、ローマ・</span><span style="color: magenta;">カトリック教会の『旧約</span><span style="color: magenta;">聖書</span><span style="color: magenta;">』の正典として載録された。 (</span><span style="color: blue;">「青文字」</span><span style="color: magenta;">: </span><span style="color: magenta;">ローマ・</span><span style="color: magenta;">カトリック教会の</span><span style="color: magenta;">正典として載録された宗教文書)</span><br />
第一エズラ書 <span style="color: blue;">「第一マカベア書」</span> <span style="color: blue;">「</span><span style="color: blue;">第二マカベア書」</span> <span style="color: blue;">「</span><span style="color: blue;">トビト書」</span> <span style="color: blue;">「</span><span style="color: blue;">ユディト書」</span> <span style="color: blue;">「</span><span style="color: blue;">ソロモンの</span><span style="color: blue;">知恵」</span> <span style="color: blue;">「</span><span style="color: blue;">ベン・シラの知恵」</span> <span style="color: blue;">「</span><span style="color: blue;">エレミヤの手紙」</span> <span style="color: blue;">「</span><span style="color: blue;">マナセの祈り」</span> ダニエル書への付加 スザンナ アザリヤの祈りと燃える炉の中の三人の祈り バビロンのベルとバビロンの龍 <span style="color: blue;">「エステル記への付加」 </span> <span style="color: blue;">「</span><span style="color: blue;">第一エスドラス書」</span> <span style="color: blue;">「</span><span style="color: blue;">第二エスドラス書」</span> <span style="color: blue;">「</span><span style="color: blue;">バルク書」</span><br />
<div>
<br /></div>
<span style="color: blue;">B.『旧約聖書』の偽典:</span> <span style="color: magenta;">『旧約聖書』の正典</span><span style="color: magenta;">39巻</span><span style="color: magenta;">と外典に含まれない、偽名を用いた著者による真理・真実を歪曲した可能性の高い</span><span style="color: magenta;">宗教文書を指す。</span><br />
リステアスの手紙 第三マカベア書 第四マカベア書 モーセの昇天 イザヤの殉教 アダムとエヴァの生涯 シビュラの託宣 スラヴ語エノク書 ピルケ・アボス ヨベル書 エチオピア語エノク書 十二族長の遺訓 ソロモンの詩篇 第四エズラ書 シリア語バルク黙示録 <br />
<br />
<span style="color: blue;">C.『新約聖書』の外典: </span><span style="color: magenta;">『新約聖書』の正典27巻から除外された宗教文書を指す。 </span><span style="color: magenta;">『新約聖書』の偽典はない。</span><br />
ナザレ人福音書 エビオン人福音書 へブル人福音書 エジプト人福音書 ヤコブ原福音書 トマスによるイエスの幼児物語 ペテロ福音書 ニコデモ福音書 ラオデキア人への手紙 コリント人への第三の手紙 セネカとパウロの往復書簡 偽テトスの手紙 パウロの黙示録 シビュラの託宣 ヨハネ行伝 ペテロ行伝 パウロ行伝 アンデレ行伝 トマス行伝 ペテロの黙示録<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">【 2 】 モーセの出エジプト</span><br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;">(1) </span><span style="color: red;">「ヨハネ黙示録」の解明に必要な大預言書・小預言書の分析</span><br />
「ヨハネ黙示録」の解明にあたり、<span style="color: purple;">『旧約聖書』</span>のトーラー(モーセ五書)は、神の御意に基づき、預言者<span style="color: blue;">モーセ</span>を通じて理論的に体系化されたのであるから、<span style="color: blue;">モーセ</span>の時代から考察したい。 そして、<span style="color: purple;">『旧約聖書』</span>の預言者<span style="color: blue;">モーセ</span>の事跡を踏まえた上で、<span style="color: blue;">大預言書</span>・<span style="color: blue;">小預言書</span>を分析する必要がある。 なぜなら、『「ヨハネ黙示録」は<span style="color: purple;">「聖書」</span>の結論である』 と考えられるからだ。<br />
<br />
<span style="color: red;">(2)</span><span style="color: red;"> </span><span style="color: red;">古代メソポタミア地域の歴史</span><br />
<span style="color: blue;">A.古代メソポタミア地域の古代王国</span><br />
シュメール文明を起源とする古代メソポタミア地域では、古代バビロニア王国・ 古代エジプト王国・ 古代アッシリア王国が併存しながら、各々の王朝の興亡を繰り返した。なお、シュメール文明を含む古代文明は、現代文明よりも高度な精神文化と物質文明を築き上げていた。例えば、現代文明の科学技術力をもってしても、エジプトのギザに残る巨大ピラミッドを建設できない。だから、古代文明が現代文明よりも高度であった理由を探ると、『<span style="color: blue;">ノア</span>の大洪水後に興った<span style="color: magenta;">「バベルの塔」の時代以前の人類共通言語の時代</span>の人類は、神との霊的つながりが濃密であったため、自己の心(精神・霊)を通じて神の知識と技術を自由に引き出し、それをシュメール文明として再現できた。しかし、 <span style="color: magenta;">「バベルの塔」以降</span>における人類の多言語化と霊的つながりの断絶により、人類の精神文化と物質文明は退化し、原始文明の時代となった』、または、『異次元に実在する天使は、物質的な三次元世界の地上に、統治階級の神官と共同して高度な古代文明を築いた。例えば、<span style="color: blue;">ヤコブ</span>の十二子の一人<span style="color: blue;">ヨセフ</span>は、古代エジプトの神官兼 宰相として「天使によって<span style="color: orange;">前2500年頃</span>に建造されたピラミッドを用いて気象を操作する等の数々の奇跡を起こした」という伝承がある。現代の地上に顕現するエイリアン・UFOの正体は、これらの天使または人類に悪意を抱く堕天使(悪魔)だ』と考える以外にない。 <br />
<span style="color: blue;">■</span> <span style="color: purple;">『 THE REVELATION OF THE PYRAM IDS 』 </span>(邦題: <span style="color: purple;">『 ピラミッド5000年の嘘 』</span> 2011年)<br />
<a href="https://youtu.be/8cb_i5ughdU">https://youtu.be/8cb_i5ughdU</a> (2:24:24)<br />
<br />
<span style="color: blue;">■</span> <span style="color: purple;">『 シュメール文明の初期王朝(前2600年代)のギルガメシュ大王と魔術師ヤロミールの遺体? 』</span>(イラク戦争を遂行した米軍が2003年にギルガメシュ大王墓を極秘に発見していた?)<br />
<span style="color: purple;"> </span><span style="color: blue;"> <a href="https://youtu.be/r9tYsa5QC38">https://youtu.be/r9tYsa5QC38</a></span><span style="color: purple;">(4:54)</span><br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">B.「ハムラビ法典」</span><br />
「ハムラビ法典」で有名な古代バビロニア王国の第1王朝 第6代の<span style="color: blue;">ハムラビ王</span><span style="color: purple;">(前1729~前1686、または、前1792~前1750)</span> は、現在のバグダードの南方90kmのユーフラテス川一帯に強大な領土を築いた。 <span style="color: blue;">ハムラビ王</span>が制定した「ハムラビ法典」は、高さ2.25mの閃緑岩の石棒に彫刻されており、<span style="color: orange;">1901年</span>にイランのスサにおいて発掘された。 その内容は、『神々は世界最高の主権であるバビロン国を樹立した。 その国王は、神々からバビロン国の支配権を委任された。・・・ 国王は、法律と正義を、以下のようにアッカド語で規定することにより、人々の福祉を増進させた。・・・ 』 というように、極めて先進的な刑罰規定だ。 また、古代エジプト王国のピラミッド建造の謎を含め、古代バビロニア王国・ 古代エジプト王国は、現代人の想像を超えるほどに高度な精神文化と物質文明を誇っていた。<br />
<br />
<span style="color: blue;">C.モーセの時代</span><br />
<span style="color: blue;"> モーセ</span>の活躍した時代は、古代エジプト王国の第18王朝~第19王朝の時代であり、<span style="color: blue;">モーセ</span>の生没年は<span style="color: orange;">前1371年頃~前1251年頃</span>と推定される。 <span style="color: blue;">モーセ</span>の<span style="color: red;">出エジプト</span>は、第19王朝 初代ファラオの<span style="color: blue;">ラメセス1世 </span>(在位:前1292~前1291) の治政下における歴史的な事跡であり、<span style="color: orange;">前1291年</span>に起こった。 詳しくは、<span style="color: red;">(4)</span>で論述したい。 さて、『聖書』を読み調べると、<span style="color: blue;">申命記 8: 1-20 </span> 『<span style="color: red;">出エジプト</span>後の荒野における40年間の試練を忘れるな』、 <span style="color: blue;">申命記</span><span style="color: blue;">3</span><span style="color: blue;">4: 7</span> 『<span style="color: blue;">モーセ</span>が死んだときは百二十歳であったが、彼の目はかすまず、気力も衰えていなかった』 とある。 これらの聖句を基準に、<span style="color: blue;">モーセ</span>の生い立ちと<span style="color: red;">出エジプト</span>の歴史年代を計算すると、次のような<span style="color: blue;">モーセ</span>の人生が浮き彫りになる。 『<span style="color: blue;">モーセ</span>は、赤子の時に川に捨てられたが、幸運にも<span style="color: blue;">アメンホテプ3世</span>の王女に拾われた。 そして、<span style="color: blue;">アメンホテプ3世</span>の王室の中で、その息子 <span style="color: blue;">アクエンアトン</span>(<span style="color: blue;">イクナートン</span>)と一緒に育った。 だから、<span style="color: blue;">アクエンアトン</span>の妻 <span style="color: blue;">ネフェルティテイ</span>、<span style="color: blue;">アクエンアトン</span>の息子<span style="color: blue;">トゥトアンクアメン</span>(<span style="color: blue;">ツタンカーメン</span>)とも親しい間柄にあった。 ところが、同胞のヘブル人(イスラエル人)に暴行を加えるエジプト人を目撃して憤慨し、このエジプト人を打ち殺してしまった。 この殺人罪ゆえに、ファラオの<span style="color: blue;">アクエンアトン</span>に殺されそうになリ、ミデヤンの地に逃れ、家庭を築いた。 この地のホレブ山=シナイ山 <span style="color: blue;">※ </span>では、アブラハム・ イサク・ ヤコブの神と会見した。 神に導かれた数奇な人生を歩む80歳前後の<span style="color: blue;">モーセ</span>による<span style="color: red;">出エジプト</span>は、ヘブル人(イスラエル人)を古代エジプト王国の奴隷状態から解放した歴史的な事跡であり、第19王朝を創始した<span style="color: blue;">ラメセス1世 </span>(在位:前1292~前1291) 治政下の<span style="color: orange;">前1291年</span>に起こった』 と考えられる。<br />
<span style="color: blue;">※ </span><span style="color: purple;">ホレブ山= シナイ山= 現サウジアラビア王国のヤベルエルローズ</span><br />
<span style="color: blue;">■ </span><a href="https://www.youtube.com/watch?v=QdMDm3apWzU">https://www.youtube.com/watch?v=QdMDm3apWzU</a> (20:47)<br />
<div>
<br /></div>
<span style="color: blue;">D.『聖書』によるイスラエル民族の系図</span><br />
『聖書』によれば、<span style="color: blue;">アダム</span>~ <span style="color: blue;">セツ</span>~ <span style="color: blue;">ノア</span>~ <span style="color: blue;">セム</span>~ <span style="color: blue;">アブラハム</span>・ <span style="color: blue;">イサク</span>・ <span style="color: blue;">ヤコブ</span>~ <span style="color: blue;">ヨセフ</span>~ <span style="color: blue;">モーセ </span>というイスラエル民族の系図になる。 <span style="color: blue;">ダヴィデ大王</span>と<span style="color: blue;">ソロモン大王</span>の統治した古代イスラエル王国の全盛時代の到来は、<span style="color: blue;">モーセ</span>の時代から約400年~500年後になる。<br />
<div>
<br /></div>
<div>
<br /></div>
<span style="color: red;">(3) 『 ツタンカーメン王の墓で隠し部屋発見 』 NHKニュース 2016年3月18日(金) 9時44分</span><br />
「古代エジプトの<span style="color: blue;">ツタンカーメン王</span>の墓で、日本の技術者が行ったレーダー調査の結果、これまで見つかっていなかった2つの部屋が存在することがほぼ確実となり、世界の考古学者の注目が集まっています。 エジプト南部のルクソールの「王家の谷」にある<span style="color: blue;">ツタンカーメン王</span>の墓では、去年、壁の向こう側に空洞が存在する可能性があることが分かり11月、日本の技術者などがレーダー探知機による調査を行いました。 その分析結果についてエジプトの<span style="color: blue;">ダマティ考古相</span>が3月17日、記者会見し、『これまで見つかっていなかった2つの部屋があることがほぼ確実で、さらに部屋の中からは、金属や有機物の反応があった』 と発表しました。 イギリスの考古学者は、去年、『レーダー調査で見つかった空洞は「隠し部屋」で、その中には<span style="color: blue;">ツタンカーメン王</span>の義理の母とされ、「伝説の美女」と呼ばれる<span style="color: blue;">王妃ネフェルティティ</span>のミイラが中に残されている可能性がある』とする学説を発表しています。 <span style="color: blue;">ダマティ考古相</span>によりますと、『現場では今月末にレーダーを使ったさらに詳しい調査が行われる』 ということで、「伝説の美女」が埋葬されているのか、世界の考古学者の注目が集まっています。」<br />
<br />
<span style="color: red;">(4) モーセの時代の歴代ファラオ</span><br />
<div>
古代エジプトの第18王朝~第19王朝の歴史年代に関しては、異説が乱立しているが、『聖書』の記述を基準に、最新の研究成果を踏まえて算定した。 なお、日本国の天皇の元号と同様に、即位した年を元年(1年目)とした。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
<span style="color: purple;">A. アクエンアトン (在位:前1353~前1336) 治政17年間、第18王朝 10代目ファラオ</span></div>
<div>
<span style="color: blue;"> アクエンアトン Akhenaton </span>は、<span style="color: blue;">イクナートン Ikhnaton</span>、<span style="color: blue;">アメンホテプ4世 Amenhotep IV </span>とも呼称される。 父は<span style="color: blue;">アメンホテプ3世 </span><span style="color: blue;">Amenhotep III</span> 、 母は<span style="color: blue;">ティイ Tiy</span>。 <span style="color: blue;">王妃ネフェルティティ Nefertiti </span>は、<span style="color: blue;">大神官アイ Ay </span>と、その妻<span style="color: blue;">テイ Tey </span>の娘、または、<span style="color: blue;">アメンホテプ3世</span>の王妃としてミタンニ王国と思しき異国の地からエジプトに来たと考えられている。 <span style="color: blue;">アクエンアトン Akhenaton </span>は、父<span style="color: blue;">アメンホテプ3世</span>が亡くなると、その若き<span style="color: blue;">王妃ネフェルティティ</span>を自己の王妃に迎えた。 <span style="color: blue;">王妃ネフェルティティ</span>は、<span style="color: blue;">アクエンアトン</span>との間に男子を産んでいないが、女子<span style="color: blue;">メリタトン Merytaton</span>、女子<span style="color: blue;">アンケセナーメン Ankhesenamun</span> を含む6人の女子を産み育てた。 男子<span style="color: blue;">スメンクカーラー Smenkhkare </span>は、<span style="color: blue;">アクエンアトン</span>の弟なのか息子なのか判然としないが、男子<span style="color: blue;">トゥトアンクアメン Tutankhamun </span>は、<span style="color: blue;">アクエンアトン</span>と、その姉妹の間に産まれたことが<span style="color: orange;">2010年2月17日</span>のDNA鑑定の公表で判明した。 <span style="color: blue;">アクエンアトン</span>は、画期的な宗教改革である「アマルナ革命」を断行して、アメン=ラー神を中心とする多神教を否定し、<span style="color: magenta;">国家元首兼最高祭司として最初の一神教</span>の布教者になった。 即ち、唯一神アトンによる普遍的な愛と平和の信仰を布教し、新しい道徳規範を定め、道徳的な善悪を指導した。 但し、<span style="color: magenta;">民族として最初の一神教</span>の布教者は、イスラエル人の父祖<span style="color: blue;">アブラハム</span>になる。 唯一神アトンは、<span style="color: blue;">アクエンアトン</span>にしか見ることのできない、先端に手を持つ無数の光線を放つ「太陽円盤」または「オーブ」によって象徴的に表現された。 その光線の手は、人間の精神力を表したと思しき「アンク十字」を握ったものもある。 「アンク」とは、「神の霊」 「永遠の生命」という意味だ。 「太陽円盤」または「オーブ」は、生命そのものであるアトン神の霊の象徴だ。 かかる宗教思想を背景として、ファラオの身体的な妖艶性を誇張してデフォルメ表現した「アマルナ美術」を生み出した。 ファラオの名称も、「アメン神は満足し給う」という意味の<span style="color: blue;">アメンホテプ4世</span>から、「唯一神アトンに愛される者」という意味の<span style="color: blue;">アクエンアトン</span>に改名した。 また、<span style="color: purple;">前1351年頃</span>に「アトンの地平線」という意味の「アケトアトン」と名付けたテル・エル・アマルナを新しい首都に定め、旧体制の根付くテーベ(現ルクソール)から首都を移転した。 <span style="color: blue;">アクエンアトン</span>の墓は、<span style="color: orange;">1907年</span>に英国の考古学者<span style="color: blue;">エドワード・R・アイルトン</span>(1882~1914)によって「王家の谷」(KV55)で発見された。 しかし、『<span style="color: blue;">アクエンアトン</span>と思しきミイラは、白骨化しているため一般非公開だ。 また、DNA鑑定の結果、正常な男性の遺伝子を持つことが判明した』 という。 なお、考古学者兼政治家<span style="color: blue;"> ザヒ・ハワス</span>(1947~)は、<span style="color: orange;">2010年</span>に、『 「王家の谷」(KV55)のミイラは、恐らく<span style="color: blue;">アクエンアトン</span>であろうが、STR分析<span style="color: blue;">※ </span>を継続する必要がある』 と米国医学誌に寄稿した。 つまり、<span style="color: blue;">アクエンアトン</span>のミイラか否かを確定できない状況にある。 現代社会から3300年以上も昔の、政治的・宗教的な抗争を続けた古代エジプト史、王家の近親婚、墓の盗掘を考慮した場合、<span style="color: blue;">アクエンアトン</span>のミイラか否かを確定することは極めて困難だ。<br />
<span style="color: blue;">※ </span>STR分析: ヒト培養細胞のサンプルからShort Tandem Repeat 遺伝子型を決定する分析方法<br />
<br /></div>
<div>
<span style="color: purple;">B. </span><span style="color: purple;">スメンクカーラー</span><span style="color: purple;"> </span><span style="color: purple;">(在位:前1335~前1334) </span><span style="color: purple;">治政1年間、第18王朝 第11代ファラオ</span></div>
<div>
<span style="color: blue;"> スメンクカーラー SmenkhKaRa </span>とは、「生あるものはラー神の出現」という意味である。 王妃は<span style="color: blue;">アクエンアトン</span>の王女<span style="color: blue;">メリタトン</span>であり、子女の存在は不明だ。 <span style="color: blue;">スメンクカーラー</span>は、<span style="color: blue;">アクエンアトン</span>と共同統治を行ったが、メンフィスを本拠地とする旧体制のアメン神官団とアマルナを首都とする新体制の<span style="color: blue;">アクエンアテン</span>との意見調整を行っていたという。 <span style="color: blue;">スメンクカーラー</span>のレリーフ等の遺物が少なく、墳墓も特定されておらず、<span style="color: blue;">アクエンアトン</span>との血縁関係など、その実像は不明だ。 <span style="color: blue;">スメンクカーラー</span>の墓は、未だに不明である。 ミイラなし。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
<span style="color: purple;">C. </span><span style="color: purple;">トゥトアンクアメン (在位:前1333~前1324) </span><span style="color: purple;">治政9</span><span style="color: purple;">年間、</span><span style="color: purple;">第18王朝 第12代ファラオ</span></div>
<div>
<span style="color: purple;"> </span><span style="color: blue;">トゥトアンクアメン Tut-ankh-amen </span>とは、「アメン神の霊を持つ者」 「アメン神の生ける似姿」という意味である。 日本語の慣習により、<span style="color: blue;">ツタンカーメン</span>とも表記される。 父<span style="color: blue;">アクエンアトン</span>と、その姉妹の間に生まれたファラオだ。 しかし、大神官<span style="color: blue;">アイ</span>の傀儡と化した青少年の<span style="color: blue;">トゥトアンクアメン</span>は、父<span style="color: blue;">アクエンアトン</span>の布教した唯一神アトン信仰を反故にして、伝統的なアメン=ラー神を中心とする多神教に回帰した。 また、首都をアマルナからテーベ(現ルクソール)とメンフィスに戻した。 <span style="color: blue;">トゥトアンクアメン</span>の墓は、<span style="color: orange;">1922年</span>に英国の考古学者<span style="color: blue;">ハワード・カーター</span>(1874~1939)によって「王家の谷」(KV62)で無盗掘の完全な状態で発見された。 <span style="color: blue;">トゥトアンクアメン</span>は、身長165cmの華奢な体格で、左大腿骨の骨折死またはマラリアなどの感染症により死亡したが、その推定年齢は19歳だった。 ミイラあり。 さて、<span style="color: blue;">トゥトアンクアメン</span>の副葬品に注目すると、鉄製の錆びない短剣・ ガラス製の宝石・ 二体の奇形児のミイラ・ ニンニクなどを挙げられる。 つまり、高度な製鉄技術・ガラス製造技術は、<span style="color: blue;">トゥトアンクアメン</span>の統治時代に既にあった。 また、頭部と目が異様に大きく、手の指の長い二体の女児の奇形児のミイラは、いわゆる「グレイ」と同じ風貌であり、異次元世界との濃密なコンタクトを暗示するし、ニンニクの副葬品は、その殺菌消毒作用や魔除けの効用に精通した古代エジプト魔術を彷彿とさせる。</div>
<br />
<span style="color: purple;">D. </span><span style="color: purple;">アイ (在位:前1323~前1319) 治政4年間、</span><span style="color: purple;">第18王朝 第13代ファラオ</span><br />
<span style="color: blue;">アイ</span> <span style="color: blue;">Ay</span>のファラオの名称は、<span style="color: blue;">ケペルケペルウラー</span><span style="color: blue;"> Kheperkheperure</span> であり、「神はラーの徴なり」という意味である。 ファラオの名称よりも、大神官<span style="color: blue;">アイ </span>としての名声が高い。 <span style="color: blue;">アイ</span>は、ミタンニ族の父<span style="color: blue;">イウヤ </span><span style="color: blue;">Yuya </span>の子。 <span style="color: blue;">アメンホテプ3世</span>の正妃<span style="color: blue;">ティイ </span><span style="color: blue;">Tiy </span>の弟。 仮定の妻は「イシスの歌姫」 <span style="color: blue;">テイ </span><span style="color: blue;">Tey</span>。 <span style="color: blue;">王妃ネフェルティティ</span>と、その妹の<span style="color: blue;">ムトネジメット</span><span style="color: blue;"> Mutnedjmet<span style="color: blue;"> </span></span>の父。 <span style="color: blue;">アクエンアトン</span>と<span style="color: blue;">スメンクカーラー</span>の叔父。 女王<span style="color: blue;">メリタトン</span>や女王<span style="color: blue;">アンケセナーメン</span>などの祖父と考えられている。 少年ファラオの<span style="color: blue;">トゥトアンクアメン</span>が即位すると、<span style="color: blue;">アイ</span>は、唯一神アトン信仰を破棄させ、旧来のアメン信仰を復活させ、首都をアマルナからテーベ(現ルクソール)に戻させた。 <span style="color: blue;">アイ</span>に嫡男はなく、同郷の義兄弟の軍司令官<span style="color: blue;">ナクトミン</span><span style="color: blue;"> Nakhtmin </span>を後継者に指名した。 <span style="color: blue;">アイ</span>の墓は、<span style="color: orange;">1816年</span>にイタリヤ人の探検家にして古代遺物収集家 <span style="color: blue;">ジョヴァンニ・バチスタ・ベルゾーニ</span>(1778~1823)によって「王家の谷」(KV23)で発見された。 ミイラなし。<br />
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<br />
<span style="color: purple;">E. ホルエムヘブ (在位:前1319~前1292) </span><span style="color: purple;">治政</span><span style="color: purple;">27年間、</span><span style="color: purple;">第18王朝 最後のファラオ</span></div>
<span style="color: blue;"> ホルエムヘブ</span><span style="color: blue;"> Horemheb</span> とは、「ホルス神は歓喜する」という意味である。 <span style="color: blue;">ホルエムヘブ</span> は、<span style="color: blue;">アメンホテプ3世</span>の時代から王家に仕えた軍人であり、<span style="color: blue;">トゥトアンクアメン</span>の時代には将軍だった。 高齢ファラオの<span style="color: blue;">アイ</span>の死後、後継者に指名されていた軍司令長官<span style="color: blue;">ナクトミン</span>を打倒してファラオに即位した。 <span style="color: blue;">ホルエムヘブ</span> は、<span style="color: blue;">アイ</span>の娘である王妃<span style="color: blue;">ネフェルティティ</span>の妹<span style="color: blue;">ムトネジメット </span><span style="color: blue;">Mutnedjmet </span>を娶っていたため、男系の血統を問わない古代エジプト王朝の継続性を保った。 <span style="color: blue;">ホルエムヘブ</span>自身の血統は不明だ。 <span style="color: blue;">ホルエムヘブ</span>の墓は、<span style="color: orange;">1908年</span>に英国の考古学者<span style="color: blue;">エドワード・R・アイルトン</span>によって「王家の谷」(KV57)で発見された。 ミイラなし。<br />
<br />
<span style="color: purple;">F. </span><span style="color: purple;">ラメセス1世 (在位:前1292~前1291) </span><span style="color: purple;">治政1年間、</span><span style="color: purple;">第19王朝 初代ファラオ</span><br />
<span style="color: blue;">ラメセス</span>とは、「ラー神が創りし者」という意味である。 <span style="color: blue;">ラメセス1世 RamessesⅠ</span>は、<span style="color: magenta;">第19王朝の創始者</span>だが、王族ではなく、下エジプトのデルタ地帯の出身で、<span style="color: blue;">ホルエムエブ</span>の時代の宰相・軍司令官であった。 「ラー神の娘」を意味する王妃<span style="color: blue;">シトラ Sitre </span>との間に次代のファラオとなる<span style="color: blue;">セティ1世 Seti I</span> を生んだ。 息子のなかった<span style="color: blue;">ホルエムヘブ</span>は、在世中から<span style="color: blue;">ラメセス1世</span>を後継者に指名していた。 なお、<span style="color: blue;">ラメセス1世</span>の墓と、そのミイラに関する風聞は、『<span style="color: orange;">1994年</span>にメンフィス近郊の埋葬地サッカラにおいて墓を発見した』 『イタリヤ人の探検家 <span style="color: blue;">ジョヴァンニ・バチスタ・ベルゾーニ</span>によって<span style="color: orange;">1817年</span>に 「王家の谷」(KV16)から盗掘されて行方不明であったが、<span style="color: orange;">2000年</span>に米国アトランタで王妃のミイラと共に発見された』 『 「王家の谷」のどこかに、急きょ準備された未完成の墓に埋葬されているはずだ』 といった情報があるものの、いずれも、<span style="color: blue;">ラメセス1世</span>の墓とミイラである客観的な証拠はない。 つまり、『<span style="color: blue;">ラメセス1世</span>は、モーセの<span style="color: magenta;">出エジプト</span>の時のファラオであり、<span style="color: orange;">前1291年</span>に紅海の中で溺死したため、そのミイラは発見できない』 と考えられる。 ミイラなし。<br />
<span style="color: blue;">出エジプト14: 6- 7</span> 『そこでパロ(ファラオ)は戦車を整え、自分でその軍勢を率い、えり抜きの戦車六百とエジプトの全戦車を、それぞれ補佐官をつけて率いた。』<br />
<span style="color: blue; font-family: "ms pgothic";">出エジプト14:28</span><span style="font-family: "ms pgothic";"> 『水はもとに戻り、あとを追って海にはいったパロ(ファラオ)の全軍勢の戦車と騎兵をおおった。 残された者はひとりもいなかった。』</span><span style="color: blue;"></span><br />
<span style="font-family: "ms pgothic";"><br /></span>
<span style="font-family: "ms pgothic";"><span style="color: purple; font-family: "ms pgothic";">G. セティ1世 (在位:前1290~前1279) </span></span><span style="color: purple;">治政11年間、</span><span style="color: purple;">第19王朝 第2代ファラオ</span><br />
<div>
<span style="color: blue;">セティ1世 Seti I </span>は、<span style="color: blue;">ラメセス1世</span>と王妃<span style="color: blue;">シトラ</span><span style="color: blue;">Sitre</span><span style="color: blue;"> </span>の息子である。 <span style="color: blue;">セティ</span>とは、「セト神の立てた王」を意味する。 <span style="color: blue;">セティ1世</span>は、王妃<span style="color: blue;">ツヤ Tuya </span>との間に次代のファラオとなる<span style="color: blue;">ラメセス2世 RamessesⅡ</span> をもうけた。 <span style="color: blue;">セティ1世</span>は、アビドスにオシリス大神殿・葬祭殿、カルナックにアメン神殿、現ルクソールの「王家の谷」に自己の墓を建設した。 「王家の谷」の<span style="color: blue;">セティ1世</span>の荘厳な墓は、<span style="color: orange;">1817年</span>に探検家<span style="color: blue;">ベルゾーニ</span>によって発見された。 また、葬祭殿の壁画の中に「アドビスの王名表」が彫刻されており、考古学上の一級資料となっている。 <span style="color: blue;">セティ1世</span>は、戦争指導者として優秀であり、念願の「カデシュ」と呼ばれるシリアの町を占領し、西アジア・ カナン・ リビア・ ヌビア の各地方の戦争にも勝利して、エジプト領土と支配力を広げた。 <span style="color: blue;">セティ1世</span>の墓は、<span style="color: orange;">1817年</span>にイタリヤ人の探検家 <span style="color: blue;">ジョヴァンニ・バチスタ・ベルゾーニ</span>によって「王家の谷」(KV17)で発見された。 ミイラあり。<br />
<br />
<span style="color: purple; font-family: "ms pgothic";">H. </span><span style="color: purple;">ラメセス2世 </span><span style="color: purple; font-family: "ms pgothic";">(在位:前1279~前1213)</span><span style="font-family: "ms pgothic";"><span style="color: purple; font-family: "ms pgothic";"> </span></span><span style="color: purple;">治政66年間、</span><span style="color: purple;">第19王朝 第3代ファラオ</span></div>
<span style="color: blue;"> ラメセス2世 RamessesⅡ</span>は、<span style="color: blue;">セティ1世</span>と王妃<span style="color: blue;">ツヤ </span>の王子として第3代ファラオに即位した。 その治世第5年の<span style="color: orange;">前1274年</span>、総勢2万の軍勢を率いて<span style="color: purple;">「カデシュの戦い」</span>に親征し、<span style="color: blue;">ムワタリ2世 Muwatalli II </span>(在位:1295~1272)の率いるヒッタイト軍と戦った。 決着がつかないまま、長年間にわたって戦争を続けたのち、治世第21年(<span style="color: orange;">前1258</span>)に、エジプトとヒッタイトの両国は平和条約を結んで休戦し、<span style="color: blue;">ラメセス2世</span>はヒッタイト王女を王妃に迎えた。 <span style="color: blue;">ラメセス2世</span>は、自己の神的な権力を国内外に誇示するため、多くの戦勝記念碑を建て、テーベ(現ルクソール)・ カルナックの神殿を整備し、テーベ(現ルクソール)に巨大な葬祭殿ラメセウスを造営し、アブ・シンベル神殿の出入口に自己の巨大な彫像を残した。 だから、今日まで <span style="color: magenta;">「古代エジプト最大の王」 </span>と呼ばれている。 また、<span style="color: blue;">ラメセス2世</span>は、テーベ(現ルクソール)に神官団の宗教機能だけを残し、政治と経済の中心地を地中海に面した河口都市ペル・ラメセス(現カンティール)に遷都した。 しかし、新しい首都ペル・ラメセスに建造された幾多の建築物は、エジプトの衰退と共に、その石材を他に活用するために解体され、首都ペル・ラメセスの存在を物語る遺跡は、未だに発掘・発見されていない。 <span style="color: blue;">ラメセス2世</span>の墓は、<span style="color: orange;">1881年</span>に「王家の谷」(KV7)で発見されたという。 ミイラあり。<br />
<div>
<br />
<br /></div>
( 編 集 中 )<br />
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<br />
<span style="background-color: white; color: blue; font-size: 14px; text-align: justify;">公開2016(平成28)年2月11日(木)23:57</span><br />
<span style="background-color: white; color: blue;">saintsfellowship@outlook.com 聖書伝道会</span><br />
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聖書伝道会http://www.blogger.com/profile/05753520114248036385noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2059390697110644034.post-4917924825291850842016-01-28T19:54:00.000+09:002019-04-22T10:32:23.122+09:00『 イルミナティ 4 』<br />
<br />
<span style="color: red;">1.真実であるクロチルデ・ベルソーネの伝記</span><br />
『イルミナティ「夜の妖精」 <span style="color: blue;">クロチルデ・ベルソーネ</span>の伝記は、全て真実だ』と認識した。なぜなら、<span style="color: lime;">(1) </span>歴史・政治・宗教・経済・心理といった諸分野の最新の研究成果と一致し、<span style="color: lime;">(2) </span>『聖書』の教えと異なる箇所はなく、<span style="color: lime;">(3) </span>精神的・霊的な向上に努めた人々の超自然的な体験の諸記録と完全に符合する。 例えば、次のごとく客観的に検証できる。<br />
<br />
<span style="color: purple;">(1) </span><span style="color: purple;">学究上の最新の研究成果と一致する</span><br />
歴史的な事実と齟齬がないばかりか、その背後にある人間関係も詳しく解き明かされている。また、『なぜ、太古から現代に至るまで同じような啓示が人々に継続的に与えられ、万人が悪に溺れ、凶悪犯罪が絶えず、精神的な向上を果たせないのか?』『なぜ、個人の人生の終焉、一族の家系の断絶、民族と国家の消滅に見られる諸行無常で栄枯盛衰の歴史であったにもかかわらず、太古から首尾一貫した邪悪な長期計画が次世代の権力者に継承されるのか?』 といった学究上の「ブラック・ボックス」(未解明なシステム)を、実在する悪魔に従う「秘密結社」の国際謀略活動を明確に認識して分析することで解明できる。 <br />
<br />
<span style="color: purple;">(2) 『聖書』の教えと一致する</span><br />
『聖書』の教えは、「モーセの十戒」と「イエスの山上の垂訓」の戒めに集約されるが、これ即ち、「悪魔の実在を説き、その策略に乗せられることなく、愛を以って悪魔に勝利せよ」ということで、『聖書』の教えと一致する。<br />
<br />
<span style="color: purple;">(3) 他者の超</span><span style="color: purple;">自然的な体験と同じである</span><br />
<span style="color: blue;"> </span><span style="color: blue;">クロチルデ・ベルソーネ</span>の遭遇した超自然的な体験は、太古から現代に至るまで、少数者の祭司・国王・求道者・宗教者・魔術師・心霊研究家・UFO研究家・科学者・聖書学者たちが記録した不思議な体験と同じである。例えば、次の事例を挙げられる。<br />
<br />
<span style="color: red;">A.「人間の手の指が現れた」という記録</span><br />
『旧約聖書』の<span style="color: blue;">ダニエル 5:5</span>に、『(バビロンの<span style="color: blue;">王ネブカデネザル</span>の子の<span style="color: blue;">ベルシャツァル王</span>が大宴会を催してエルサレム神殿から奪った金銀の器で酒を飲みながらバビロンの邪神を賛美していた時に) <span style="color: magenta;">突然、人間の手の指が現れ、王の宮殿の塗り壁に 物を書いた</span>』 と書いてある。 <br />
<div>
<span style="color: red;"><br /></span></div>
<div>
<span style="color: red;">B.「不思議な振動を発する見えない手」の記録</span></div>
「第14章 アメリカ大統領に死を」に、『「グランド オリエント」が、黒板に重要事項を書いてまとめた。突然、大会議場を<span style="color: magenta;">不思議な振動</span>が貫いた。 <span style="color: magenta;">見えない手</span>が黒板に「ロッジの敵に死を!」と書いたので、「グランド オリエント」以下の全員が震えおののいた』 と<span style="color: orange;">1880年</span>のパリのグランド・ロッジの出来事を<span style="color: blue;">クロチルデ・ベルソーネ</span>が記録した。但し、<span style="color: blue;">預言者</span><span style="color: blue;">ダニエル</span>の時代のバビロン王の宮殿に現れた天使の働きの場合には、「<span style="color: magenta;">見えない手</span>」ではなく「人間の手の指」であった。<br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;">C.「ブーン」という振動音の記録</span><br />
<span style="color: magenta;">「不思議な振動音」</span>に関して、「ファティマの未知現象」は、6回にわたってポルトガルの寒村ファティマの3人の子供の心身に起きたが、<span style="color: orange;">1917年6月13日</span>の2回目の未知現象は、『噂を聞いた村人が60~70名現場に来た。村人は少女ルチアが目に<span style="color: magenta;">見えない存在</span>に話しかけている様子を、まるで別の世界に引き込まれて行くような気持ちで観察した。<span style="color: magenta;">ブーンという蜂の羽音</span>のようなものが聞こえた者もいた。少女ルチアの対話が終わったとき、目撃者全員が爆発音を聞き、小さな雲が ヒイラギの木のそばから昇って行くのを目にした』 と記録された。<br />
<br />
<span style="color: red;">D.自己の超自然的な体験の記録</span><br />
<span style="color: purple;">(A) 悪魔ベルゼブブの周波数</span><br />
<span style="color: magenta;">「ブーンという蜂の羽音」</span>は、数多くの「電磁波被害者」が体験してきた。<span style="color: magenta;">「ブーン」</span>という蚊・蠅・蜂の羽音のような振動音は、<span style="color: magenta;">悪魔ベルゼブブ</span>の周波数であると考えられる。 そして、<span style="color: blue;">クロチルデ・ベルソーネ</span>によれば、『悪魔サタン=ルシファーの実体が<span style="color: magenta;">悪魔ベルゼブブ</span>で、<span style="color: magenta;">七頭龍</span>などの様々な姿形で、人類の暮らす物質的な三次元世界に顕現する』 という。<br />
<br />
<span style="color: purple;">(B) 人類の意識の状態である感情を常にモニターしている天使と悪魔</span><br />
天使も、悪魔も、人類の意識の状態である感情を常にモニターしていると考えられる。卑近な事例であるが、<span style="color: orange;">2015年12月13日</span>(日)19:30~19:33、<span style="color: magenta;">悪魔ベルゼブブ</span>は、<span style="color: magenta;">「ブーン」</span>という<span style="color: magenta;">蜂の羽音</span>や高圧電流のような<span style="color: magenta;">強烈な振動音</span>を響かせて室内に忽然と現れた。机上のパソコンに向かって一人で文書作業をしている静かな室内に、突然、<span style="color: magenta;">「ブーン」</span>という異様で<span style="color: magenta;">強烈な振動音</span>が出現すれば、通常の人なら「何事か!」 と驚くだろうが、「ああ、<span style="color: magenta;">ベルゼブブ</span>か。どうした? 何の用事だ?」 という感じで受け止めた。つまり、長年にわたって、UFO現象を含む不思議な未知現象に遭遇してきた為、神経回路が異常事態に冷静に即応した。しかし、<span style="color: magenta;">悪魔ベルゼブブ</span>の怪物姿は見えず、室内空間の中央から<span style="color: magenta;">「ブーン」</span>という<span style="color: magenta;">強烈な振動音</span>がするため、椅子から立ち上がって近寄ったが、その<span style="color: magenta;">振動音の「存在者」</span>からは、何の言葉もテレパシーも受けず、電気刺激も感じなかった。だから、その<span style="color: magenta;">振動音</span>を無視して、机上のパソコンに向かって座ると、今度は目の前のパソコン画面の左下付近からも<span style="color: magenta;">「ブーン」という振動音</span>が聞こえてきた。この状態が約1分間続いた後で、何と、デスクトップに置いていたドキュメント・フォルダーが丸ごと消えた! それも、パソコン画面の左下に並べていた、ブログの原稿を収めたフォルダーだけが消えた。そして、この <span style="color: magenta;">「ブーン」という振動音</span>が消えると同時に、シャンデリアの電球の一つが不気味に暗くなった。調べてみると、壊れたのではなく接触不良だった。この瞬間、『 ブログの<span style="color: purple;">「電磁波被害の真実」</span>には迷惑している。しかし、<span style="color: purple;">「日ユ同祖論」</span>は学ばさせてもらう』 というメッセージを頭に思い浮かべた。研究するために盗んだのだろうか。 <br />
<span style="color: purple;"><br /></span>
<span style="color: purple;">(C) 悪魔ベルゼブブの暗躍</span><br />
<span style="color: orange;">2015年12月13日</span>(日)夜の自己の超自然的な体験から言えることは、<span style="color: magenta;">悪魔ベルゼブブ</span>は、<span style="color: lime;">a.</span>人類の意識の状態である感情を常にモニターしている。 <span style="color: lime;">b.</span>悪魔が呪縛(マインド・コントロール)した人々の感情を、その呪縛(マインド・コントロール)から解放する真理の情報に反抗して現れる。 <span style="color: lime;">c.</span>日本語を読める。 <span style="color: lime;">d.</span>必要な情報をネット検索で収集しない。 <span style="color: lime;">e.</span>人間のようにパソコン画面を視認して瞬時に解読してから必要とするドキュメント・フォルダーを不可解な方法でパソコンから盗む、ということだ。 そして、以上の未知現象を実際に体験した者として、『事実として、起きたことは起きたのであり、否定のしようがない』としかコメントできない。<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">2.観念上の単なる概念ではない悪魔</span><br />
<span style="color: red;"><span style="color: purple;">(1) 悪魔の耳目手足として国際謀略活動を行うイルミナティ</span></span><br />
<span style="color: magenta;"> 実在する悪魔</span>の働きは、観念上の単なる概念ではなく、人間的な感情を持った、もっと具体的・実証的・組織的・政治的な「運動エネルギー」であって、万人が身近に体験している毎日の「現実」の中に見受けられる。 そして、<span style="color: magenta;">実在する悪魔</span>は、フリーメーソンの頂上組織である<span style="color: magenta;">イルミナティ</span>を耳目手足として使い、ローマ・カトリック教会・ イエズス会・ 国際金融資本家・ 国連・ 世界各国の諸政府と諸国民を、<span style="color: red;">金融寡頭支配</span>・ <span style="color: red;">マインド コントロール</span>・ <span style="color: red;">憑依</span>によって支配してきた。 これ即ち、単純明快な究極の真理だ。 従って、『<span style="color: magenta;">イルミナティ</span>に関して、これ以上の詮索は無用である』と結論した。<br />
<br />
<span style="color: purple;">(2) </span><span style="color: purple;">イルミナティの奥義</span><br />
<span style="color: purple;"><span style="color: red;">A.</span></span><span style="color: red;">イルミナティの奥義</span><br />
「第9章 七頭龍との対話」に、『<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は、私に「地獄の聖霊による指導が、<span style="color: red;">イルミナティの奥義</span>なのだ」と言った』とある。 つまり、信じ難いことではあるが、悪魔と地獄を好み、その指導に頼る人も居るのだ。 なお、次の動画は、CERN(欧州原子核研究機構)において異次元世界に実在する悪魔・悪霊の働きを意のままにコントロールしようと試みているイルミナティによる悪魔礼拝の人身供犠の現場を盗撮した衝撃映像がネットに流出したものだ。イルミナティを含むサタニストによる悪魔礼拝の人身供犠の殺人儀式は、太古から現代まで全く変わることなく行われ続けている。<br />
<span style="color: blue;">■ CERNで行われた「悪魔の儀式」映像が流出! 黒マントの男たちが女を生贄にして刺殺 ! ?
</span><br />
<a href="http://tocana.jp/2016/08/post_10690_entry.html">http://tocana.jp/2016/08/post_10690_entry.html</a><br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;">B.</span><span style="color: red;">イルミナティによる</span><span style="color: red;">金融寡頭支配</span><br />
第20代米国大統領 <span style="color: blue;">ジェームズ・アブラム・ガーフィールド</span>(1831~1881)の在任期間は、わずか百日だったが、襲撃される2週間前に、『わが国の莫大な資金を操る者は、あらゆる産業と商業の完全なる支配者となる。・・・ 全てのシステムが上層部にいる強い影響力を持った少数の人間に何らかの方法で、いとも簡単にコントロールされていることを理解すれば、インフレやデフレがどうやって起こるかなど聞かなくてもわかるはずだ』と語った。 <span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は、悪魔に<span style="color: red;">憑依</span>された少数の<span style="color: red;">イルミナティ</span>による<span style="color: red;">金融寡頭支配</span>の実態を認識できる政治的立場にあった。例えば、米国オハイオ州選出の共和党下院議員 <span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は、共和党の第18代米国大統領 <span style="color: blue;">ユリシーズ・S・グラント</span>(1822~1885)と共に、南北戦争(1861~1865)で財政的に疲弊した米国政府を踏み台にして、金融寡頭支配者と癒着した汚職にまみれながら、米国の首都ワシントンD.C.を 英国のシティ・オブ・ロンドンと同様の、民間銀行が支配する独立国にする新たな「D.C.法」を<span style="color: orange;">1871年</span>に成立させ、米国の実質的な統治権を金融寡頭支配者に譲り渡した。 なお、金融寡頭支配者とは、欧州諸国の王族と結託した国際的銀行家(国際金融資本家)を指す。<br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;">C.</span><span style="color: red;">イルミナティの</span><span style="color: red;">国際共産主義運動</span><br />
<span style="color: red;"> イルミナティの奥義</span>と <span style="color: red;">金融寡頭支配</span>の実態を踏まえた上で、<span style="color: red;">国際共産主義運動</span>の秘密を記した<span style="color: purple;">『ラコフスキー調書』</span>(1938)を読めば、現代史の謎は無くなる。 ところで、今の日本社会を見まわして、宗教家・ 政治家・ 政府高官・ シンクタンク研究員・ 学究者・ エコノミスト・ 資本家・ 投資家・ 企業経営者・ コンサルタント・ ジャーナリスト・ オピニオン リーダーの中に、歴史を筆頭とする諸分野の「ブラック・ボックス」の中身を理解した上で的確無比な未来予測を行い、国民を啓蒙しながら幸福で豊かで安全な生活を保障してくれる者が、一体どこに居るのだろうか? 日本社会に見えるのは、無知蒙昧・誤謬錯誤・私利私欲・旧態依然・惰性慣性・責任転嫁・臆病卑劣・狂態暗愚の人物だけだ。『地上の万人の救いは、<span style="color: blue;">アダム</span>と<span style="color: blue;">イブ</span>の楽園追放の時から、神である主<span style="color: blue;">イエス・キリスト</span>にしかなかった』との想いを強くするばかりである。<br />
<br />
<span style="color: purple;">(3) イルミナティによる世界各国のマスメディアの支配</span><br />
<span style="color: purple;"><span style="color: purple;"><span style="color: red;">A.</span></span><span style="color: red;">気骨のある良心的な人々</span></span><br />
<div>
イルミナティが、その「新世界秩序」を実現するためには、「金融」(お金)の次に「マスメディア」を支配する必要がある。世界各国の<span style="color: magenta;">新聞社・ 雑誌社・ 出版社・ 広告代理店・ ラジオ局・ テレビ局・ 映画界・ 音楽界・ 芸能界 </span>を支配しなければ、世界各国の諸国民の人心掌握・ 世論操作・ マインド コントロールを継続できないからだ。 しかし、これらの業界の中にも、イルミナティに反旗を翻した気骨のある良心的な人々がいた。 例えば、米国の映画監督の<span style="color: blue;">アーロン・ルッソ</span>(1943~2007)や <span style="color: blue;">スタンリー・キューブリック</span>(1928~1999)などだ。 <span style="color: blue;">ルッソ監督</span>は、日本未公開の<span style="color: purple;">映画『アメリカ: 自由からファシズムへ』</span>(2006)の中で、『<span style="color: orange;">1913年</span>に連邦準備銀行FRBという民間中央銀行が設立されて以来、米国民の基本的な自由権が、FRBを所有する国際銀行家によって不法に奪われてきた。 そして、国民番号制度・ 人体移植チップ・ 不正選挙用ソフトの導入、国家主権の解消、不法移民の促進、国際銀行家に服従して自国民の自由権を奪い取る政権の擁立が推し進められてきた』 という、マスメディアが絶対に報道しない「重大な事実」を詳細に検証した。 また、<span style="color: blue;">キューブリック監督</span>は、極秘に制作した<span style="color: purple;">映画『アイズ・ワイド・シャット』</span>(1999)の中で、悪魔崇拝の乱交パーティーと人身供犠を行うイルミナティの邪悪な内幕の一部を描いた。 この映画の内容を寸評すると、主人公の「身代わり」を申し出た前ミスコンの女王の遺体が別人の娼婦の遺体であったことが、イルミナティによる「身代わり」の人身供犠を行ったことを暗示した。 また、主人公の妻の最後のセリフの <span style="color: red;">『ファック』 </span>とは、<span style="color: red;">『イルミナティのクソったれ! 馬鹿野郎! 』</span> という<span style="color: blue;">キューブリック監督</span>のメッセージに他ならない。 但し、暗躍するイルミナティを知らない人が鑑賞しても、『<span style="color: red;">ファック</span>すれば、円満な夫婦関係を取り戻せるのか? 不可解な夫婦だな』 としか理解できないだろう。<br />
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<span style="color: red;">B.</span><span style="color: red;">キューブリック監督のエピソード(逸話)</span><br />
<span style="color: purple;"> 映画『アイズ・ワイド・シャット』</span>の試写会の5日後に、<span style="color: blue;">キューブリック監督</span>は心臓麻痺を装ってイルミナティに暗殺されたようだ。 そして、『 <span style="color: purple;">映画『アイズ・ワイド・シャット』</span>は、米国の映画審査機関によって成人指定映画とされ、そのカットされた15分間のフィルムに、貧しい国で人身売買された子供たちを悪魔に捧げる人身供犠の儀式シーンがあった』と言われる。 だから、『見てはならない』 という多義的で意味深な映画のタイトルにも納得できる。 また、最近では、『<span style="color: orange;">1969年7月20日</span>のアポロ11号による人類初の月面着陸時の映像を捏造した』という、<span style="color: orange;">1999年3月4日</span>に収録された<span style="color: blue;">キューブリック監督</span>の証言が、その死後15年間以上を経過した<span style="color: orange;">2015年12月10日</span>にYouTubeで一般公開された。 NASA(米国航空宇宙局)を含む米国政府高官は、なぜ、<span style="color: blue;">キューブリック監督</span>に月面着陸時の映像の捏造を依頼したのだろうか? つまり、『 <span style="color: magenta;">UFO</span>の存在と真実を把握していたNASAは、月面着陸時のNASA撮影映像に<span style="color: magenta;">UFO</span>が映り込む事態を事前に想定して<span style="color: purple;">映画『2001年宇宙の旅』</span>(1968)を制作中の<span style="color: blue;">キューブリック監督</span>に月面着陸時の映像の捏造を依頼した。この映画の制作自体も、NASAからの要求であったと思われる。 そして、計画通りに月面着陸に成功したが、案の定、事前に想定していた<span style="color: magenta;">UFO</span>との遭遇事態が起こった。<span style="color: blue;">※</span> このため、NASAは、<span style="color: blue;">キューブリック監督</span>に制作させたアポロ11号の月面着陸時の「捏造映像」を一般公開した』と考えられる。 さて、このような経緯から、<span style="color: blue;">キューブリック監督</span>は、米国政府とマスメディアを支配するイルミナティの実態を十分に承知していたが、年齢を重ねるにつれ、イルミナティのディスインフォメーション(偽情報工作)に加担した「自責の念」に駆られたようだ。 だから、<span style="color: purple;">映画『シャイニング』</span>(1980)で『アポロ11号の月面着陸時の映像は捏造映像だ』と暗示的に示唆した。 <span style="color: blue;">キューブリック監督</span>の死亡直前の行動を追うと、『 <span style="color: purple;">映画『アイズ・ワイド・シャット』</span>の試写会を<span style="color: orange;">1999年3月2日</span>に極少数で開き、映画監督の<span style="color: blue;">トム・パトリック・マレー</span>に月面着陸時の映像を捏造したことを<span style="color: orange;">3月4日</span>に証言してから、疑わしい心臓麻痺で<span style="color: orange;">3月7日</span>に死亡した』という流れになる。 以上のごとく、幾多の「重大な事実」を報道しない世界各国のマスメディアは、イルミナティに支配され、わずかなネット上の「言論の自由」も、Google などの検索エンジンで表示されないなど、次第に支配されつつある。<br />
<span style="color: blue;">※</span> <span style="color: magenta;">UFO</span>ではないが<span style="color: magenta;">エイリアン</span>、即ち、異次元から現れた<span style="color: magenta;">「天使」</span>が、酸素ボンベなどを装着することなく、月面上を優雅に歩き、右ヒザをついてしゃがみ、神に敬礼をしてから立ち上がる様子を録画したNASA映像が、<span style="color: orange;">2015年9月16日</span>に YouTube で一般公開された。 「悪魔」の物質化の場合、その姿形・ 雰囲気は、アンバランス・ 奇形・ 醜貌怪異・ 邪悪陰険だ。 参照: <span style="color: blue;">詩篇 20: 7-8</span>、<span style="color: blue;">ローマ14:11</span>、<span style="color: blue;">エペソ 3:14-15</span>、<span style="color: blue;">ピリピ2:10</span>、<span style="color: blue;">ヘブル12:12</span></div>
<span style="color: blue;">■ </span><a href="https://youtu.be/Yy6t8oJ0olY">https://youtu.be/Yy6t8oJ0olY</a> (0:45)
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<span style="color: purple;"><br /></span><br />
<span style="color: purple;">(4) </span><span style="color: purple;">超自然現象の2つの原理の存在</span><br />
「第18章 逃避行の朝」に、『私は、グランド・ロッジの「円形神殿」で七頭龍と会うときまで超自然現象の存在を否定し続けてきた。 そして、超自然現象の存在を確信してからは、超自然現象の2つの原理の存在を受け入れねばならなかった。 即ち、悪なる七頭龍の原理と善なる洗礼の神の原理という2つの原理の存在である。 洗礼の神に、より力があることは、七頭龍自らが認めていたことだ。 しかし、私の心の目は塞がれ、洗礼の神に、より力があるばかりか、心優しく、知恵に満ち、聖なる完全な存在であることを結論するまでには至らなかった』 とある。 つまり、悪と善、悪魔と天使という2つの心霊力が、<span style="color: blue;">アダム</span>以来の人類に作用してきた。 従って、<span style="color: blue;">シスター・マリ・エメリー</span>のように祈らねばならない。 なぜなら、地上の諸国民の多くが、悪魔の<span style="color: red;">マインド・コントロール</span>を受けて悪霊に<span style="color: red;">憑依</span>され、自由を奪われた<span style="color: magenta;">「奴隷」</span>以下の、狭い飼育小屋の中で屠殺を待つばかりの<span style="color: magenta;">「家畜」(ゴイム)</span>、または、霊魂の考える力を奪われた飲み食いする霊的な死人<span style="color: magenta;">「ゾンビ」</span>と化してきたからだ。 <span style="color: purple;">『私は獣と、その主人である龍が、世界の万人の霊魂の独裁に失敗するよう、主の御前に願い求めます! 』</span><br />
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<span style="background-color: white; color: blue; font-size: 14px; text-align: justify;"><br /></span>
<span style="background-color: white; color: blue; font-size: 14px; text-align: justify;">公開2016(平成28)年1月28日(木)19:54</span><br />
<span style="background-color: white; color: blue;">saintsfellowship@outlook.com 聖書伝道会</span><br />
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<br />聖書伝道会http://www.blogger.com/profile/05753520114248036385noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2059390697110644034.post-22092804443238500362015-12-28T19:36:00.002+09:002019-04-22T10:28:33.170+09:00『 イルミナティ 3 』<br />
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<span style="color: red;">イルミナティ</span> <span style="color: magenta;">「夜の妖精」 </span><span style="color: blue;">クロチルデ・ベルソーネ </span>(別名<span style="color: blue;">シスター・マリ・エメリー</span>)<br />
伝記本 <span style="color: purple;">『 悪魔に愛された女 』 </span>2000年 成甲書房 <span style="color: blue;">林陽</span> 訳 <span style="color: red;">要約文</span><br />
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<span style="color: red;">★ 1 </span><span style="color: red;">★ フリーメーソンのひとり娘</span><br />
私が3歳の時に父と母が激しい口論の末に離別し、母は自分の再婚を考慮して、私をボルシェビキと呼ばれる共産主義者の寄宿学校に入れた。 ここで6カ国語をマスターして特待生になったが、17歳の頃には無神論者と化していた。 この頃に、6年間何の連絡も無かった父から手紙が来て、トルコの首都イスタンブールで一緒に住むことを求める手紙を受け取った。 私は、意を決して、イスタンブールに行き、父と暮らした。<br />
<br />
<span style="color: orange;">1874年12月</span>、冬のイスタンブールでの生活は、父に対する不信感ばかりを募らせた。 父は、「フリーメーソンに関係した仕事をしている」という。 しかし、当時のトルコは、フリーメーソンを含む一切の秘密結社の活動を禁止していた。 このため、フリーメーソンから父への連絡は、毎週金曜日の夜遅くに、家の周りの生垣から不思議な音を鳴らす形で行われていた。 父は、不思議な音が生垣から聞こえてくると身支度を調えて出かけ、朝の5時まで家に戻ることはなかった。 このため、「父は、どこかの女と密会しているに違いない」と考えていた。<br />
<br />
父は、私にフリーメーソンへの入会を求め、「フリーメーソンを率いるイルミナティは、崇高な生き方を求める著名人・思想家・教養人の集まりだ」 と説明したが、父の言葉を信じられなかった。 なぜなら、フリーメーソンの反キリスト教の教理・ 全ての宗教の破壊と支配・ イタリヤのカルボナリ党の革命支援といったフリーメーソンの宗教と政治の戦略を知っていたからだ。 また、イスタンブールにあるイルミナティのグランド・ロッジは、全世界にある他の6つのグランド・ロッジとつながりを持ち、薔薇十字団・マフィア・その他の秘密結社とも関係を持っていることも知っていた。<br />
<br />
父から 「綺麗でプライドの高い、おまえのことを思ってしていることなのだ」 という言葉を聞いた時、私は「父が私をフリーメーソンに売り飛ばす計画を立てているのではないか」 と感じた。 このため、一人でホテルに住むことを決め、父の勧誘をかわそうとした。<br />
<br />
このような時、父は私に「博打で6万リラもの大金を失った」と告白した。 そして、「イルミナティのグランド・ロッジの前の指導者だった<span style="color: blue;">アラー・ベルディ</span>が、父の負債を肩代わりしてくれたが、私がイルミナティのグランド・ロッジに入会することが条件だ」という。 今のグランド・ロッジの指導者は、<span style="color: blue;">バウ・アーメド</span>であり、後に<span style="color: blue;">アーメド・カイゼリ・パシャ</span>と改名した。 だが、父が私を陥れようとしている溝の深さが、どれほど大きなものなのかについて、この時の私には知る由もなかった。<br />
<br />
父は、私に「誰も居ない昼間にグランド・ロッジに連れて行く」と言った。 父は「誰も居ない昼間にグランド・ロッジを見学させたい」と考えたらしいが、私は「父が初めから何もかも計算しているのではないか」と疑った。<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">★ 2 </span><span style="color: red;">★ イルミナティの神殿</span><br />
世界のグランド・ロッジは、みな同じ様式に沿って建てられている。 私が父に連れられて最初に足を踏み入れたのは、東洋で「アヴリー」と呼ばれる広い控えの間だった。 この上にも下にも、イルミナティにしか開かれていない秘密の部屋がある。 右側には入会者が審査を受ける「黒い部屋」がある。 左側にはイルミナティがロッジに入る前に、エプロン・ トーガ・ 長衣を着用する「衣装室」がある。 声が外に漏れないように ロビー・ 控室のドア・ 壁には詰め物がしてあった。 私は、父に 「後ろめたいことがないなら、どうしてこんなことをするの?」 と質問したが、父は何も答えなかった。<br />
<br />
本殿に入ると、豪華な調度品を備えた天井の高い美しい広間だった。 入口のドアから2mほど離れて骸骨が立っており、「これで大人を脅すのか」と思うと笑いが込み上げてきた。 しかし、広間の中央に置かれた真っ白な大理石で造られた龍の像を見たときに、驚きのあまり身動きができなくなった。 龍の像は、威嚇するように寝そべっており、七つの頭が付いていた。 頭はライオンに似ているが、よく見ると人間の頭のようでもある。 頭はみな違っており、角の付いたものもある。後ろ足は教皇の三重冠を踏みつけ、前足は国王の冠を粉々に砕いていた。 言葉には言い表せない生命力が龍の像から発散していた。 龍の視線が私に向けられ、虜になった感覚さえ覚えた。 父は、困った様子で龍の像から私を引き離そうとした。 「これは、龍、ヒュドラだ」と告げると、力づくで私を引き離した。 私は、神も悪魔も、天国や地獄に居る超自然的存在も、悪魔祓いも、呪文も信じていない無神論者だったので、七頭龍の像が私の心に神秘的な力を及ぼしたことを認めたくはなかった。 だが、夢にも似た朦朧たる意識が私を捕えて離さなかった。 この時、父が「私は、おまえが選ばれた支配者、イルミナティの女王になると言われても驚かなかった。 おまえは父である私を超え、私たち全員を超えるのだ!」 と言った言葉に、どれほど私が驚かされたことか!<br />
<br />
七頭龍の像の上の方に<span style="color: blue;">ジュゼッペ・マッチーニ</span>の肖像画が見えた。 そして、カルボナリ党の最高指導者・新しい「高イルミナティ」の一派を開いた指導者の最高議長と示されていた。 イルミナティが全てのフリーメーソンを支配しているのだ。 肖像画の<span style="color: blue;">マッチーニ</span>は、イルミナティのグランド・ロッジの「グランド オリエント」(大東社の大監長)の衣装である緋色のマントを着ていた。 <span style="color: blue;">マッチーニ</span>自身は、ここにあるのと同じ七頭龍の横に立っている。 そして、不気味な笑いをもって両手で王冠を引き裂き、足元には何人かの国王と司教たちの首が転がっている。 <span style="color: blue;">マッチーニ</span>の脇には女が居て、一方の手に血を満たした鉢を持ち、もう一方の手に蛇の巻きついた地球を持っている。 これを見るなり身震いを起こした。 この女が自分自身に思えてきたのだ。 父の顔色は蒼白になっており、「その通りだ。妖精が2人いたが、2人とも死んだ。 だから、グランド オリエントは、死ぬことのない3人目の妖精を求めているのだ。 龍の名のもとに語る妖精を」 と言った。<br />
<br />
私は泣き出して、「怖いわ! もう出ましょう!」と告げたが、これを無視して、父は広間に明かりを灯した。 無神論者の集うロッジには相応しくない十字架が総裁の椅子に付いており、広間の両脇には3本ずつ列柱が立ち並び、その中央に7本目の柱が立っていた。 また、半円テーブルを3つの椅子が取り囲み、その後ろには学校の教室のように長椅子が並んでいた。 私は、裁判所のような広間の構成に気を動転させ、もう何も聞きたくなくなった。 父は、私を家に連れ帰った。<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">★ 3 </span><span style="color: red;">★ 快楽集会の夜</span><br />
家に帰ると、私は全身の力が失せ、しばらく口がきけなくなった。 私は「父によってイルミナティに売り渡され、運命を決められてしまった」 と感じた。<br />
<br />
しばらくして、トルコのグランド・ロッジの指導者 <span style="color: blue;">アーメド・パシャ</span>が、「フリーメーソンの集会前に私に会いたい」と申し出てきた。 彼は80歳だったが、東洋的なギラギラした調度品に囲まれて王様のような生活をしており、300人の女性から成るハーレムを持っていた。 女性の大部分は奴隷だ。 ターバンを頭に巻いたパシャは、凶暴で無慈悲な将軍であり、<span style="color: blue;">スルタン・アブル・アシス</span>を退位させてから殺害したが、私の知性・教育・才能を称賛し、「女がフリーメーソンの高い階級に迎え入れられることは例外なのだ」と強調した。 また、「以前、2人の女が選ばれたが、ロッジの名誉を損なった」と語った。<br />
<br />
<span style="color: blue;">パシャ</span>と会った翌朝、<span style="color: blue;">パシャ</span>からダイヤのネックレスが送り付けられた。 この時、父が私を最初から<span style="color: blue;">パシャ</span>に売り渡していたことを知った。 私は、父に憤慨したが、<span style="color: orange;">1875年1月22日</span>の集会に行くことを決意した。 やがて、フリーメーソンの集会日が到来した。 父に伴われて夜11時に集会の会場に入った。 全ての椅子は満杯で、全員、龍の獣に似た馬のマスクを着けている。 私だけが、この仮装集会から外され、皆から顔を見られるだけで、誰の素顔も見ることができなかった。 会場で会議が始まった後に私が喋ると、父は私の唇に指を押し当て、「隠れた書記が居て、どんな小さな声も聞きもらさない会場構造になっている」 と言った。<br />
<br />
会場での会議が終わると、<span style="color: blue;">パシャ</span>から午前3時に「アブリーの間」で開かれる夜会への誘いを受けた。 父は、ロッジの真下に在る地下室へ私を連れて行った。 既に全員が仮面を外していた。 トルコ煙草のフーカーの臭いがたちこめ、酒に酔った人々の中で、私は<span style="color: blue;">パシャ</span>の隣の席に座った。 誰一人としてイスラム教の戒律である禁酒を守っていなかった。 朝の6時になっても宴会は終わらず、やがて、多くの女性を連れ込んでの乱交場と化した。 家に帰る馬車の中の父は終始無言だった。 私は、忌まわしく馬鹿げた快楽に耽っている秘密結社などに入りたくはなかったが、悲しむべきことに「ある力」が私にのしかかって、それが私の心をつかんで放さなかった。<br />
<br />
ある晩、ロッジでの旗の繕いを手伝ってくれるように父に頼まれた。 何かの企みを感じたが、父の誘いに応じてロッジに向かった。 ロッジでの旗の繕いの最中に父がこっそりと部屋を抜け出したのを見て、密かに父の後をつけたが途中で見つかってしまい、部屋に戻るように言われた。 私は父に「一緒に行かせて下さい。 秘密結社の裏側を知りたいのです」と言うと、父は私がついてくることを許した。<br />
<br />
錯綜する下り階段を通って深い地下室に辿り着くと、・・・ 血まみれの首・両腕・両足、血塗られた大きな人形と短剣が床に転がっている。 父は、殺人儀式に使う人形を調べるために深い地下室に来たのであった。 深い地下室は、生きた人間を教皇や国王にあしらった人形の中に閉じ込め、人形の中の人間を短剣で刺し殺して、その血を悪魔に捧げる場所だったのだ! 私は、フリーメーソンの恐ろしさに気が狂いそうになった。 この瞬間、あの七頭龍が霧の中から立ち上がってくる幻影を見るなり、気を失って床に倒れた。<br />
<br />
数時間後、私は自宅のベッドで目を覚まし、「全てをトルコ警察に通報しようか」とも考えた。 トルコ警察は、ブユク・デルに在るグランド・ロッジか、ガラタで、父と<span style="color: blue;">パシャ</span>を逮捕するだろう。 私は恐ろしい殺人儀式が、外部の手の届かぬ秘密の地下室で行われていることを知ってしまった。 そして、フリーメーソンが、おぞましい秘密を固く守っている理由も理解した。 もし、秘密を洩らせば、あのように殺されるのだ。<br />
<br />
父は私が発狂したと思って泣いていたが、その涙は私へのいたわりではなく、父自身がフリーメーソンに殺されることを恐れていたのであった。 父は、「おまえに耳など貸すんじゃなかった。イルミナティの入会審査を受ける前に儀式の秘密を知ってしまったことが、もし、グランド オリエントに知られたら、おまえは拷問室で殺されるか、ハーレム行きなのだぞ」 と語った。<br />
<br />
その夜、「ボスポラス海峡に出て、海の風に当たってみてはどうか」と父に言われ、父と一緒にセラペイア行きの客船に乗った。 夜の海面の神秘が私を誘っているようだった。 深海に抱かれる幸せを思いながら、私は夜の海中に身を投げた。 私は父に救助されたが意識を失っており、8日間、生死の境をさまよった。 <span style="color: blue;">アーメド・パシャ</span>は、毎日のように私の容体を尋ねてきた。<br />
<br />
ようやく健康を回復した私は、イタリヤへ帰してくれるよう父に懇願した。 父は私に連絡を取り続けるように求め、ロッジに別れの挨拶をするように言った。<br />
<br />
真っ先に挨拶をしなければならなかったのは、あの吐き気を催す<span style="color: blue;">パシャ</span>だった。 <span style="color: blue;">パシャ</span>は、別れを惜しんだが、入会に関する話をせず、「あなたはパリで我々の一員になるように求められている。パリに異議があれば喜んでお答えしよう。 パリは間違いなく、あなたを虜にする」と語った。 「絶対に嫌です!」と私はあらん限りの声を張りあげた。 <span style="color: blue;">パシャ</span>は、「私以外に信頼できる人間がいないのだ」と釈明しながら、「別れのしるしに、ギリシャにあるトルコ大使館に文書を渡して欲しい」と私に依頼した。 私は罠を感じて<span style="color: blue;">パシャ</span>の目を睨みつけたが、<span style="color: blue;">パシャ</span>は5つの封印をした厚い包みを静かに差し出した。 私は奴隷のように受け取るほかなかった。 <span style="color: blue;">パシャ</span>は、イルミナティの挨拶である合図をして私に教え、ユダヤ教のラビの言葉使いで、「霊がそなたを守り、我らのもとに戻さんことを。 おお、輝かしくも力ある、選ばれしイルミナティの妖精! そなたは女のうちより、龍に選ばれし者なればなり!」と祈った。<br />
<br />
私は、この2週間後、客船セジャンティック号に乗り、ギリシャのアテネに向かった。 この時には、「グランド・オリエント」<span style="color: blue;">パシャ</span>の密偵に尾行監視されていることを知らずにいた。 包みをアテネのトルコ大使館に届けたので、イタリヤのジェノヴァに着くまでに1カ月以上を要した。 ジェノヴァの港では、母が私を待っていた。 しかし、私が父と暮らしていたため、母の対応は冷淡だった。<br />
<br />
イタリヤでの2カ月間を暮らすうちに2人の若者からプロポーズをされた。 また、裕福な<span style="color: blue;">ダニエル伯爵</span>が私を見染めた。 <span style="color: blue;">ダニエル伯爵</span>は、「母から逃げて一緒にパリに行かないか」と私を急き立てた。 しかし、イルミナティを告発することが私の使命だ。 それは、<span style="color: blue;">アーメド・パシャ</span>からの手紙をイタリヤで待つことを意味した。 ついに、<span style="color: blue;">パシャ</span>からの手紙が届いた。 「特別に尊い地位をあなたに提供できます。 私の友人が教養のある上流階級の女性を求めています。 仕事の内容などについて、パリで私とお話しをしましょう」と書いてあった。 私が手紙を読み終えると、<span style="color: blue;">ダニエル伯爵</span>が私の室内に入ってきた。 フリーメーソンである<span style="color: blue;">ダニエル伯爵</span>は、私の父からの指令を受けて、パリに行くことを求めていたのかもしれない。<br />
<br />
<span style="color: blue;">ダニエル伯爵</span>は、私の手から力ずくで手紙を奪い取ると、すぐにイルミナティのシンボルを見分けた。 「なんということだ。グランド・ロッジのお偉方ではないか!」と声を上げた。 そして、「夜が明けたら、一緒にパリに発とう」と言うので、私が「評判を損なわぬように私一人で行かねばならない」と告げた。 すると、<span style="color: blue;">ダニエル伯爵</span>は、欲望をむき出しにして力ずくで私を犯した。 私の心は<span style="color: blue;">ダニエル伯爵</span>に対する憎悪と復讐に満ち溢れた。 私を奴隷のように扱い、力ずくで私を犯したのだ。 私の名誉は永遠に損なわれた。 その夜、怒りと絶望の中で号泣した。<br />
<br />
翌朝、私はフリーメーソンになることを決意した。 私が「悪魔の妖精」になることを望んだのは、彼らである。 私は、イルミナティの権力を握り、彼ら全員を地獄に突き落とすことを決意した。 これからの私は、神・愛・家族・慈悲を捨てて生きる。 私は「復讐と憎悪が私の神です!」と悪魔に誓おう。 そのとき、私の骨の髄にまで響く、うつろな声が聞こえた。 「まさしくそうだ! 復讐と憎悪が、おまえの名前なのだ!」<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">★ 4 </span><span style="color: red;">★ ガーフィールドの密意</span><br />
私は、イルミナティの最高指導者たちに会いたいと思っていた。 私と私の愛人の<span style="color: blue;">ダニエル伯爵</span>は、翌日の昼、パリへ向けて旅立ち、<span style="color: orange;">1875年1月29日</span>にパリに到着した。 <span style="color: blue;">ダニエル伯爵</span>は、フリーメーソンのほとんどを知っていた。 <br />
<br />
私の父も、<span style="color: blue;">ダニエル伯爵</span>も、私的な動機によっては動くことができず、悪魔の意思を遂行する奴隷に過ぎない。 それは、トルコで私が抵抗を試みながらも、かなわなかった悪魔の心霊力だ。<br />
<br />
パリに到着した夜、私たちは低俗な場所として有名な芸術家クラブに出向いた。 そこでの<span style="color: blue;">ダニエル伯爵</span>は、私のことをガールフレンドとして人々に紹介した。 私は、紹介される度に、トルコのグランド・ロッジの最高ロッジである「グランド オリエント」から来たことを、それとなくほのめかした。 突然、一人の男が眼鏡を上げて、「あなたが<span style="color: blue;">アーメド・パシャ</span>から遣わされた方か」と囁いた。 この男は、<span style="color: blue;">ダニエル伯爵</span>に、この場を退くようにフリーメーソンの合図をした。 男の名前は、<span style="color: blue;">ジェームズ・ガーフィールド</span>。 米国大統領になる6年前のことである。 <span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は、米国で暮らすのと同じように多くの時間を欧州のロッジで過ごし、ついに、フランス・イルミナテイの「グランド オリエント」に就任したのだった。<br />
<br />
この名高い有力者は、私の前で恭しく頭を垂れ、「お話しなくてはならないことがあるのです。ご一緒して頂けますか」と述べた。 私たちが特別室に移動すると豹変して暴君になり、「芝居は終わりだ! おまえは私の手中にあるのだ。その理由を説明してやろう」と言った。 私は驚いて抵抗をしたが、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は話を続けた。 「おまえが、アテネのトルコ大使館に運んだ文書は、フランス政府に漏れ、大騒ぎになっている。 フランスと東洋の関係が一番緊迫している時に、それを爆発させる火薬のような文書をおまえが運んだのだ。 おまえがあの文書を運んだことをフランス政府が知ったら、このハネムーンも終わりだ。 だが、恐れることはない。 抵抗せずに言うことを聞けば、我々は、おまえの最も熱心で忠実な部下にもなる。 我々は、おまえだけが特別な任務を遂行できると信じている。 おまえの美貌も若さも全てを我々に捧げるのだ。 誰かを殺さなければならないとしても恐れるな。 我々が、おまえの命を救ってやろう! <span style="color: blue;">アーメド・パシャ</span>も言ったはずだ。 我々を導く大いなる力から抜け出られる者は一人もいない。 抵抗をあきらめて我々に加わるか死ぬかを選択しなければならない。 生きて我々に加わることだ。 そうすれば、おまえの魂が求める怪奇・権力・名誉・喜びといった全ての願望は満たされ、人類の最も重要な仕事に加わることができる。 それに、我々の女王として我々の運命に審判を下すこともできるのだ。」<br />
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つまり、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は私に「悪魔の娼婦として、悪魔に憑かれた殺人者たちの上に君臨せよ」と言っているのだ。 そして、私を<span style="color: blue;">マッチーニ</span>の横で彼を操る全能の妖精になぞらえた。<br />
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「<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>なら、私と一緒に、あの凶悪な七頭龍にくつわを嵌める手伝いができるかもしれない。」 私は、この考えに思わず笑みを漏らした。 彼も笑みを返して、不気味な会合は暗黙のうちに合意に達した。 <span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は、シャンパンを注文したが、それを飲み干したとたん、めまいに襲われた。 それから、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は酔うに任せて私を犯したのである。 <span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は、真夜中近くになって私をホテルまで送り届け、別れ際に「呼んでくれれば、すぐに応えよう。連絡を待っている」と言った。 傷ついた自尊心と怒りで胸がいっぱいになり、「私を辱めたことに復讐を遂げよう」という思いに私の胸は熱くなった。<br />
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翌朝、<span style="color: blue;">ダニエル伯爵</span>がドアをノックしたが、私を辱め、他の男にまで引き渡した卑劣な行為に怒りが収まらず、ドアの鍵を開けなかった。 その後、フランス・イルミナティの「グランド オリエント」である<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>に手紙を書いた。 私は「<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>を利用してイルミナティに復讐を遂げよう」と思った。<br />
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美容師を呼んで髪を整え、できる限り綺麗に見せるようにドレスアップし、念入りにメイクをした。 そして、約束の日時に、フランスのグランド・ロッジのあるゴールデンハウスに向かった。 <span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は、既に待っており、私に丁寧な挨拶をした。そして、華麗なスイート・ルームに私を案内した。 そこで、BGMを聴きながらワインとパスタを前にして対話を始めた。 私が「私のような年頃の娘は、殿方に花をもらったり、熱く見つめられることの方が、深刻に考え込むことよりも好きなのです」と話すと、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は急に怒りだした。 「黙れ! 酔って愛したのではない。決心させるために計算づくでやったことだ。 我々の徳は愛ではない。 プライドと憎しみだけだ。 私は出世のためにしか行動しない。 愛などが入る余地は、これっぽちもない。 愛を持ったところで臆病になるだけだ。 私には憎しみしかないのだ!」と怒鳴った。<br />
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私は、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>の冷淡な人間性を知って言葉を失った。 続けて、「おまえを選んだのは私ではない。 最後まで無条件に従うと約束しなさい。 止めたくなったら私に言うだけでよい。 私が一切の責務から解いてやろう」と言った。 これは、「私がフランスに暗殺・テロ・革命を持ち込んだ犯人としてフランス政府に逮捕され、その冤罪の渦中で殺される」という意味である。 そこで、私は「イルミナティの長くかかる審査を省けるように、あなたに身を委ね、決心を変えることなく、あなたに従います!」 と答えた。<br />
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<span style="color: red;">★ 5 </span><span style="color: red;">★ 殺人入団式</span><br />
私がイルミナティに入会するためには、その所定の儀式を無事に通過しなければならない。 その儀式場となるフリーメーソンのロッジ所在地は秘密だ。 だから、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は、私を馬車に乗せてリヨン駅に向かって出発するや否や、私に目隠しをし、私の全身を外套で包んだ。わざと遠回りをした馬車行は、2時間半もかけてロッジに到着した。 次に、私は頭からすっぽりとショールを被せられ、建物の中の階段を何度も昇り降りさせられた後、衣装部屋の中で目隠しを解かれた。 <span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は、この部屋の壁に隠してある呼び鈴を7回・3回・1回の順序で鳴らした。 7・3・1は、仲間を識別する符号だ。 壁のドアが開いて中に入ると、そこは円形の広間だった。 銀のモールで縁取りされた絹の布で広間一面が覆われ、まるで葬儀場であった。 中央の机を囲んで黒衣の6人の男たちが立っていた。 <span style="color: blue;">ガーフィールド</span>が総裁として中央の椅子に座った。 見渡すと、結社の議事録を収めた持ち出し禁止の本が金属で縁取りされ、鎖で床に繋ぎとめられている。 また、片側に骸骨が立っており、キリストを侮辱して汚すための十字架も置いてある。 <br />
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全員で15分間の黙祷をしてから、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>が口火を切った。 「親愛なる<span style="color: blue;">クロチルデ・ベルソーネ</span>嬢をあなたがたに紹介できることを光栄に思う。 彼女の履歴については既にご存知であろう。 彼女は既に最高権力者の<span style="color: blue;">アーメド・パシャ</span>によって結社への加入を許されている。 彼女はメンバーとしての責任を遂行するに相応しい資格を備えている。 諸君は、<span style="color: blue;">クロチルデ</span>をフリーメーソンの最高位階にすぐさま昇らせることに賛成するか?」 と尋ねると、全員が賛成した。 それから、私が神を憎み、悪魔崇拝を受け入れたことを確認する尋問が続いた。<br />
<span style="color: magenta;">1.</span>「どの宗教に属しているか?」---------------「どこにも属していません。」<br />
<span style="color: magenta;">2.</span>「洗礼を受けているか?」-----------------「はい」<br />
<span style="color: magenta;">3.</span>「洗礼によって何らかの性質を授けられたと思うか?」----「いいえ」<br />
<span style="color: magenta;">4.</span>「神を信じるか?」--------------------「いいえ」<br />
<span style="color: magenta;">5.</span>「いかなる動機に動かされてロッジに入ったのか?」-----「憎悪と復讐です。」<br />
<span style="color: magenta;">6.</span>「与えられる指令の全てに従うと約束するか?」-------「はい」<br />
<span style="color: magenta;">7.</span>「実の父・母・兄弟姉妹・親友であれ、ロッジに敵対する者がいれば、あなたは殺さなければならない。」 それから、投票に移った。 各自は、私に見えるように投票箱の中に赤い玉を投げ込んだ。 賛成票は6票、反対票は1票であり、反対票を投じたのは<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>だった。<br />
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この後、3日間、本も何も無い小部屋に鍵をかけられて閉じ込められることになった。 食事は小窓から差し出された。 3日目の真夜中に、7・3・1のノックが2回聞こえた後で、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>が死刑執行人のような態度で中に入ってきた。 そして、「おまえが、長くて不愉快な階段を通らずに、ロッジに入れるようにしてやった。 私がブラザーたちの前で、おまえのことを保証してやったのだ。 私が、このことを後悔することのないように行動するのだぞ」と言ったので、私は「頼んだ覚えなどありませんわ」と力を込めて言うと、彼は怒りの色を見せながらも言葉を呑み込んだ。 それから、衣類を手渡され、「シュミーズを着たら、首に縄をかけ、裸足のまま、髪を結わずに待っていろ」と告げられた。<br />
<br />
シュミーズを見ると鮮血に覆われており、戦慄を覚えた。「イスタンブールのみならず、パリのど真ん中でも殺人儀式が行われているのか。 ここで私が死んでも誰も気づかないだろう。 今まで、どれほど多くの女たちが殺されたのだろうか?」と考えたが、全ては後の祭りだった。 しばらくすると、目隠しされてロッジに連れて行かれた。 不気味な音楽が鳴り響き、鎖がジャラジャラと音をたてた。 突然、誰かが私の頬を強くはたいて、私をひざまづかせ、背中をのけぞらせた上で、短剣を喉に突き当てた! このようなつらい姿勢のままで誓約しなければならなかった。<br />
<span style="color: magenta;">1.</span>私は、理由を尋ねることなく、ロッジの指令に盲目的に従うことを誓います。<br />
<span style="color: magenta;">2.</span>私は、フリーメーソン以外の如何なる宗教にも所属しないことを誓います。<br />
<span style="color: magenta;">3.</span>私は、如何なる影響にも屈せず、ロッジの目標に向けられる如何なる敵意も突き崩すことを誓います。<br />
<span style="color: magenta;">4.</span>私が、この誓約を破った場合、今突き立てられている短剣が私を刺します。<br />
(フリーメーソンのグランドマスターの<span style="color: blue;">ロスチャイルド</span>氏も、首を切り裂かれて死んでいるのを発見された。彼は24歳だった。この殺人事件では誰も裁かれていない。)<br />
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最後に、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>が私の腕の静脈を切った。 滴り落ちる血液をグラスで受け止めた後、傷口に包帯をした。 そして、彼らは、私の血液に米を混ぜて飲み干した。<br />
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殺人儀式は、新参者が悪魔の好意を得るために行う儀礼だ。 悪魔が最初から人殺しであったことを思い起こしてほしい。 <span style="color: blue;">ヨハネ8:44 </span><span style="color: magenta;">『あなたがたは、あなたがたの父である悪魔から出た者であって、あなたがたの父の欲望を成し遂げたいと願っているのです。 悪魔は初めから人殺しであり、真理に立ってはいません。 彼のうちには真理がないからです。 彼が偽りを言うときは、自分にふさわしい話し方をしているのです。 なぜなら彼は偽り者であり、また偽りの父であるからです。』 </span><br />
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殺人儀式の犠牲者の涙ながらの命乞いに直面して同情心を起こしたりしないように、殺人儀式の犠牲者は人形の中に閉じ込められている。 ブラザーたちは、私に短剣を持たせ、人形の前に導いた。彼らは「この人形は冠をかぶせた死体に過ぎない」と繰り返した。 そして、全員がヘブライ語の呪文を唱え始めた。 呪文が終わると、「グランド オリエント」の<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>が命令文を読み上げ、全員で「彼女は呪われた!」と歌唱した。 歌声が止むと、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>が人形を指さして「突き刺せ!」と私に命令した。 部屋全体が、ぐるぐると回転しているような気分になり、冷や汗でびっしょりになった短剣を振り上げた。神経性の震えが全身を襲った。<br />
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<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は、三脚台の上にある青銅の鉢に芳香性のハーブを投げ込むと、大きな炎が燃え上がり、煙が室内に立ちこめた。 ブラザー全員が短剣を抜いていた。 全員がイニシエーションの時に殺人を体験済みなのだ。 私を殺そうとしているようだ。 私は、人形の上に置かれた蠅の飾り物に焦点を合わせて、甲高い狂った笑いとともに短剣を振り上げ、哀れな人間に突き刺した。 熱い鮮血が吹き出して、私の両肩に飛び散った。 私は罪悪感の中で床に崩れて死んだようになった。 ついに殺人者になったのだ。 彼の血は永遠に私の良心を苛むだろう。<br />
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グランドマスターが私の身体を起こし、2人のブラザーが生贄に使われる衣で私を包んだ。 <span style="color: blue;">ガーフィールド</span>が私の耳元で「跪いて魔神ルシファーを崇めよ! おまえ自身を託すのだ」と囁いた。 だが、ルシファーと呼ばれる悪魔サタンに犠牲を捧げたにもかかわらず、悪魔サタンが神であることに疑いを抱いていた。<br />
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しばらくしてから、ロッジの女が着る豪華な衣装に着替えると、神殿に連れ戻された。 神殿の広間の全てのシャンデリアに火が灯り、全ての座席が埋め尽くされていた。 グランドマスターに導かれて半円テーブルの前に進み出ると、「グランド オリエント」の<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>から秘密結社の規則を印刷した文書と500フランの為替を手渡された。 ブラザー全員から祝福された後に、半円テーブルの端にある火鉢の前に連れて行かれ、火鉢を守る軍曹が「跪き、刻印を受けよ。 これは真の統一の子、公の友(フォルクス・フロユント)を群衆から見分けるためのものである」と言うや、白熱した鉄の塊を私の左のこめかみに押し当てた! 肉は焼け爛れてジュウジュウと音を立て、焼けた肉の臭いが漂った。 鎮痛薬の湿布を患部にあてがわれて痛みを感じなくなったが、この「獣の刻印」に永遠に耐えなければならない。<br />
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この後、七頭龍の石像に忠誠の誓いを立て、ブラザー全員に友情のキスをしなければならなかった。 これが済むと、名誉の座に着くことを許された。 30分間も花が私に降り注ぎ、音楽が演奏された。 これに引き続いて、「異教の愛」または「死の祝宴」と呼ばれる酒池肉林・同性愛・酒乱淫行の狂宴が4時間も続いた。<br />
<br />
しかし、イルミナティの「内なる大啓発」とは何なのか? 七頭龍こそ、ロッジの本当の支配者であるが、今こそ姿を現すべき時ではないのか? <span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は、私がショックを受けていることを知っていた。 そして、別れ際に言った。 「いつか、あなたの中に霊の声が響く時が来る。 その時こそ、真のイルミナティになったという感覚になるだろう。 今度の金曜日の夜に会おう」<br />
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<span style="color: red;">★ 6 </span><span style="color: red;">★ 女密使の誕生</span><br />
私の自責の念は予想以上に大きく高熱を出して寝込み、1カ月間ベッドに縛られた。 <span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は毎晩訪問してきて私の体調をチェックした。 フリーメーソンの集会は、ユダヤ教の安息日である毎週金曜日の夜11時に開催されるが、これに出席できなかった。 ようやく出席すると、フリーメーソンは、私に外国の都市にあるロッジに情報や指令を伝える伝令の任務を繰り返し与えた。 私は未亡人を装い、偽名を使って外国を旅しなければならなかった。 相手を識別する合図も教えられた。 例えば、私が2・8・4・6・0 と偶数の数字を言えば、相手は1・9・5・7・1と奇数の数字で答える。 最初の数字が基数で、残りの数字は基数に従って加減できる。 また、ドイツ領事館に1万フランの現金を運んだが、広告宣伝費・賄賂・暗殺の返礼金・その他の何かなのか全く分からない。 <br />
<br />
しかし、フリーメーソンの主要な仕事が世界各国の政府の諸政策を操作することにあると分かった。 そして、キリスト教に対する憎悪を抱くイルミナティの諸政策の最終目標は、世界独裁にあることを確信できた。 私がフリーメーソンの任務を通じて得た知識には世界各国の政治動向がある。 例えば、<span style="color: blue;">ビアコマ・アントネッリ枢機卿</span>は、<span style="color: blue;">教皇ピオ9世</span>に次ぐ国務大臣の地位にあった。 彼は、最近死んだ<span style="color: blue;">ロッシ</span>によって追放された<span style="color: blue;">教皇ピオ9世</span>のガエタ帰還の手はずを整えた。 また、<span style="color: orange;">1850年4月12日</span>に教皇制度を復興する手助けをした。 フランスを乗っ取ろうとした<span style="color: blue;">グレヴィー</span>、<span style="color: blue;">フェリー</span>、<span style="color: blue;">ガンペッタ</span>、その他のフリーメーソンの宿敵は、この<span style="color: blue;">アントネッリ枢機卿</span>と<span style="color: blue;">教皇ピオ9世</span>だった。 なぜなら、この2人が世界各国における反フリーメーソンの保守的な政治運動を鼓舞していたからだ。 フランスの保守派の<span style="color: blue;">マクマオン大統領</span>も、倫理観の強い人間で反フリーメーソンの立場であった。<br />
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ヨーロッパとアジアの「高イルミナティ」がライバル関係にあることを理解した。 世界各国の「グランド オリエント」たちの間にも意見の違いがあり、それぞれが自分の主張を拡張して相手を打ち負かすことを望んでいた。 例えば、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>はフリーメーソンのために米国の乗っ取りを主張していたが、他の「高イルミナティ」は、米国に無関心で、ドイツがヨーロッパの中で優勢になることを望んでいた。 <span style="color: blue;">ガーフィールド</span>の宿敵は、ドイツ・イルミナティの<span style="color: blue;">ビスマルク首相</span>であった。 私も、いつか、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>か<span style="color: blue;">ビスマルク</span>か、どちらか一方を選択しなければならない。<br />
<br />
私は「全てを憎め」というフリーメーソンの律法に従って、余りにも長く私に干渉した<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>に復讐することを誓った。 ロッジ内のブラザーは、公私混同して私的利益を求める<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>を敵視し始めていた。 <span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は、私が<span style="color: blue;">ダニエル伯爵</span>と交際していることに嫉妬して、「<span style="color: blue;">ダニエル伯爵</span>との関係は不潔だ」と非難したが、私は<span style="color: blue;">ダニエル伯爵</span>に何の価値も感じていなかったので、貢ぐだけ貢がせていた。 <span style="color: blue;">ダニエル伯爵</span>は、私が<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>とイタリヤに行くことを知ると激怒したが、反対すれば、地下牢に入れられて死ぬしかないため、彼は非常に苦しんだ。<br />
<br />
私は、<span style="color: blue;">ダニエル伯爵</span>を尻目に、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>とイタリヤに旅立った。 イタリヤ・イルミナティの<span style="color: blue;">ヴィットリオ・エマヌエレ二世</span>に会い、フランスの新左翼党首を応援させ、保守派のフランス大統領<span style="color: blue;"> マクマオン</span>を失脚させるためだ。 私は、この旅行の間、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>を何度も泥酔させてイルミナティの秘密を聞き出そうと試みた。 私が七頭龍の話題を持ち出すと、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>の顔に恐怖の色が浮かび、何かを喋ろうとしたが舌がもつれて喋れなくなった。 それから、口から泡を吹き出して私の足元に倒れ、癲癇のような発作に見舞われた。 翌日、「神経衰弱になったのですか?」と<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>に聞くと、急に青ざめて部屋を出た。 <span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は、自分の魂を支配している悪魔ルシファーが、いつでも彼を倒せることに怯えきっていた。<br />
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<span style="color: red;">★ 7 </span><span style="color: red;">★ 悪魔の聖週間</span><br />
聖週間とは、ローマ・カトリック教会において4月の復活祭の前日までの1週間を指し、イエス・キリストの受難と贖罪死を偲ぶ聖週である。 私は、聖週間の火曜日にロッジに呼び出され、木曜日までにローマ・カトリック教会から15個の祝別されたホスチアを盗んでくるよう指令を受けた。 ホスチアは、キリストの霊的な体(聖体)を象徴する薄く焼き上げたパンであり、ローマ・カトリック教会の信者は、司祭から聖体を拝領する。 つまり、ホスチアを舌に受ける。 古来から黒ミサ・黒魔術・悪魔集会では、盗んだホスチアを用いてキリストを冒涜する悪魔崇拝を行ってきたので、このような冒涜行為に憤りを覚えた。 「司祭の祝別を受けていないホスチアを買って、この場を取り繕おう」と思ったが、ロッジの尾行監視員と七頭龍の透視力を恐れた。 知られたら最後、悪魔ルシファーの実体である悪魔ベルゼブブの七頭龍に捧げられる生贄にされてしまう。 仕方なく水曜日と木曜日の朝、カトリック信者の列に紛れ込み、聖体拝領の際、舌でホスチアを受けて廻った。 口蓋に付着しないように、口を酢ですすいでおくよう注意を受けていた。 私は大急ぎで、この恐ろしい仕事を終わらせた。<br />
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木曜日の真夜中前にロッジに集合するよう召集カードを受け取った。 これは、自分が高級会員として扱われていることを示すものだ。 午後10時半にグランド・ロッジの地下2階にある衣装室に入ると、「夜の妖精」の名が打たれたドレスが何着か用意されていた。<br />
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パリのグランド・ロッジの構造は、とても複雑に設計されている。 3階構造をしているが、最上階は実際には地表面にあり、窓も明り取りもない。 各階のホールを貫いた螺旋階段があり、地上にあるゴールデンハウスとイギリス珈琲館へとつながっている。 各階のホールには全体を見下ろせる張り出し部・桟敷がある。 最上階のメインホール入口の両側には、帽子と外套を置くために金箔を張った椅子とテーブルが2列になって並んでいる。 メインホール入口の左側にはトイレ、右側には隠し部屋である「黒の部屋」がある。「黒の部屋」から螺旋階段が地下に在る2つの階を貫いて地下4階の恐ろしい「地下牢」に通じている。<br />
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最上階のメインホール入口から控えの間を抜けると、大きな扉を通って本殿に入る。 本殿の出入口に1体の骸骨が立っている。 本殿の両側に列柱3本、中央に1本の計7本が立っている。 列柱の後方に椅子の列が裁判所のように並んでいる。 本殿中央の奥に大理石の七頭龍の像がある。 本殿右側に倉庫・衣装室・監視用の格子窓、本殿左側に「赤の部屋」があり、この部屋で私が儀式殺人を経験させられた。<br />
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また、3つの「緑の部屋」があり、この中で酒地肉林の乱交パーティーが行われる。 「黒の部屋」は、黒いシルクで一面が覆われた隠し部屋で恐ろしい地下牢につながっている。 「訓練所」は、地下3階の「会議室」に入る許可を受ける者が事前に必要な指導を受ける場所だ。 「オーロラの部屋」は、全面白塗りの小部屋で、判読できない文字を配した白タイルの床があり、椅子に座って杖を手にした盲目の老人の人形が首から「瞑想」と書いてあるプレートを下げている。 つまり、外部の人間を神秘の煙に巻いて、ロッジに入会したいという気持ちにさせる場所だ。 初心者である会員・得度者・達人の階級の人々は、何も知らされぬまま、これらの部屋のある最上階のロッジを行き来している。<br />
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地下2階に大講堂として機能する「大食堂」がある。 また、「図書館」と「衣装室」もある。 地下3階にある「グノーシス」と呼ばれる「円形演技場」は、ユダヤ密教の「カバラ」を研究しながら神秘主義(オカルティズム)と呼ばれる魔術を実践する場所だ。 魔術とは、知識・金銭・権力・地位・名誉を得るために自己の魂を悪魔に委ね、悪魔の心霊力を利用する技術である。 「標本室」は、毒薬・麻薬・睡眠薬といった薬物を調合する部屋だ。 但し、イルミナティ指導者の「グランド オリエント」でさえ、ここに入る鍵を持っていない。 「瞑想部屋」は、立つことも寝そべることもできない狭い部屋で、座るしかない。入会者は、ここで7日間にわたるパンと水だけの生活を強いられる。 「会議室」は、80人ほどのブラザーが集合してグランド・ロッジの諸事を審議する部屋だ。 地下4階の狭い「地下牢」は、侵入者・反逆者・破戒者を閉じ込めて、ぞっとする拷問を行う部屋であり、捕まった人々は悪魔ベルゼブブに捧げられる生贄となる。<br />
<br />
さて、ドレスに着替えた私は、ブラザーたちの流れに交じって上の階に出た。 達人・秘伝者が「緑の部屋」に待機している。 それから、地下2階のホールで祭りが始まった。 白い大理石の祭壇の上には、イエスを愚弄するために、槍を心臓に突き刺され、脚を釘付けにされた子羊像があった。ブラザーたちは、イエスの磔刑の日を、神の子を殺した勝利の日と信じている。 だから、娯楽と休業の祝日を、復活した日曜日ではなく、磔刑の日の金曜日にしたがっているのだ。<br />
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大理石の子羊像の上には蝋燭を飾った三角形があり、そこにホスチアを収める聖体器もあった。祭壇の右側に大理石の箱、祭壇の左側に青銅の箱が置いてあった。 祭壇の中央にはバケツのような窪みがあり、生きた子羊を殺して、その血を集めるようにできている。<br />
<br />
全員が祭壇の前に集まると、生きた子羊が祭壇の中央に置かれ、フリーメーソン志願者たちが、槍を手に次々と生きた子羊を突き刺した。 それから子羊の頭・心臓・脚を切断して青銅器に投げ込み、悪魔に捧げた。 これ以外の羊の体は、水盤に入れられた。<br />
<br />
祭壇の窪みから子羊の血を集めると、志願者たちは、両手を血に浸してからホスチアを取って食べた。 それから、ヘブライ語で「もはや、あなたが生きているのではなく、私があなたのうちに生きているのです」と唱えて祈った。 これは、ユダヤ教パリサイ派からキリスト教に回心した<span style="color: magenta;">使徒パウロの御言葉</span>を真逆に用いている。 <span style="color: blue;">ガラテヤ 2:20 </span><span style="color: magenta;">『私(パウロ)は キリストとともに十字架につけられました。 もはや私が生きているのではなく、キリストが私のうちに生きておられるのです。 いま私が肉にあって生きているのは、私を愛し、私のためにご自身をお捨てになった神の御子(イエス・</span><span style="color: magenta;">キリスト</span><span style="color: magenta;">)を信じる信仰によっているのです。』</span><br />
<br />
志願者たちが祈り終えると、祭壇から降り、胸をはだけて頭を水盤に浸け、手と腕を洗った。 志願者たちがホールを出る際にはブラザーたちが壁に用意されたオリーブの枝を取って志願者の前に投げた。 これは、<span style="color: magenta;">イエスのエルサレム入城</span>(<span style="color: blue;">マタイ 21:8</span>、<span style="color: blue;">マルコ 11:8</span>、<span style="color: blue;">ヨハネ 12:13</span>)の時に民衆からシュロ(なつめやし)の木の枝を、その通り道に敷いた事跡を冒涜する儀式である。<br />
<br />
志願者たちに続いて、ブラザーたちが胸の前で両腕を交差して「シュロの行進」を行った。 私もイヤイヤこの行進に従ってホールを出た。 この先は、階級ごとに行き先が分かれた。 私たちイルミナティは、最上階のメインホールでイエスを愚弄する冒涜儀式を開始した。 半円テーブルを囲んで「第2グランド オリエント」の<span style="color: blue;">T氏</span>が<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>の代役として本を読みあげた。 ローマ教皇とカトリック教会を非難する内容であったが、私には理解できなかった。 そして、「我々は、カトリック教会にも国家にも屈しない」と言った。<br />
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半円テーブルの上には象牙細工の十字架が立っており、半円テーブルの前面には哀れな犠牲者を閉じ込めた白い教皇人形が立っていた。 この周囲には11本の燭台の乗った三脚台が3つあり、三角形をつくるように配置されている。 これは、「聖なるデルタ」と呼ばれ、黙示録の龍・ 獣・ 偽預言者という悪魔の三位一体を表す。 つまり、ルシファー・ ベルゼブブ・ 反キリスト者である。 また、燭台11本×三脚3台=フリーメーソンの最高位33階級という意味がある。<br />
<br />
それから、ぞっとするヘブライ語かイディッシュ語の呪文が周囲から聞こえてきた。 発狂しそうな雰囲気が徐々に全員を覆い始める。 すると突然、「第2グランド オリエント」の<span style="color: blue;">T氏</span>が、手斧をつかんだ。 不気味な叫び声を徐々に高めながら、哀れな犠牲者を閉じ込めた白い教皇人形の首をめがけ、力の限り、手斧を振り下ろした。 生贄は恐ろしい絶叫をあげ、眼窩から左右の目玉が飛び出た。 さらに一撃を加え、首が床に吹っ飛んだ。 残虐行為が終わると、場内は一瞬静まり返った。 全員が血の臭いを喜んでいるように見えた。 全員が血の海に手を突っ込んだ。 私は恐ろしくなり、後ずさった。おぞましき犯罪に震えがきた。 その時、一人が血だらけの手を私の手に擦りつけながら、「シスターよ、勇気を持つのだ。 我々と同じように、その手を血に浸さなければ、あなたは臆病者と見られ、この生贄と同罪になる。 ロッジの敵は我々の敵であることを常に心に留めよ!」 と囁いた。 彼は「敵は死んで当然なのだ」と殺人を正当化しようとした。 他の者は「教皇人形の中には本当は何も入っていなかったのだ」と言った。<br />
<br />
次に、「赤の部屋」に移動した。ここに、生贄の生首を銀盆に載せて運び、逆三角形(聖なるデルタ)の油紙の上に置いた。 火のついた逆三角形(聖なるデルタ)の油紙の両脇には、ドルイド僧の石膏像が立っている。 花束を入れた鉢の中の香が燃えて刺激臭を放ち、7つの燭台を持つシャンデリアが天井から垂れている。 壁にはイスラムの曲剣と槍が掛けてある。 こうして、生贄の生首と魂を悪魔に捧げた。<br />
<br />
「赤の部屋」を出ると、私は胸をなでおろし、晩餐会場に急ぎ、両手を洗ってから食卓についた。 しかし、全身に寒気を起こし、ワイン数滴しか喉を通らなかった。<br />
<br />
食後のスピーチでは、反フリーメーソンの皆殺し、カトリック教会の打倒、キリスト教徒の根絶が、しきりと話題に上がったが、面白いことに、フリーメーソンに加入したプロテスタントを褒めていた。「プロテスタントは、カトリックを滅ぼすのに力を貸してくれている」と言うのだ。 もっとも、プロテスタントのフリーメーソンは、低い階級に抑えられているので、フリーメーソンの本当の目的を分かっていない。<br />
<br />
乾杯をする度に「第2グランド オリエント」が十字架上のイエスの顔にワインをぶちまけ、全員が、これにならった。 そして、全員で十字架を壊して、その破片を更に粉々にした。 次に、ホスチアに何度も刃物を突き刺したり、ホスチアを十字架に釘付けにして唾を吐きかけ、殺人儀式の時に手を洗った水盤の中に投げ込んだので、ホスチアは血に染まった。<br />
<br />
このとき、ドアをノックする音が聞こえてきた。 「緑の部屋」へ移動する時間になった合図だ。 その部屋には既に、酒と食事と12人の娼婦たちが用意されていた。 そして、いつもの乱交パーティーだ。 私は耐えきれずに室外に出た。<br />
<br />
あとで<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>から聞いた話であるが、あの教皇人形の中で首を切断された生贄は、ドイツ人のイルミナティだった。 「カドシュの騎士」の位階を持つ高位のフリーメーソンで、<span style="color: blue;">ツェマルド</span>という名前の男だ。 パリに行って「大審問者」(死体解剖者)として働くように指令を受けたが、パリでの仕事を監視されることを嫌い、グランドマスターに「こんな仕事はしたくない」と主張して、仕事を放棄したのだ。 この反逆者は、厳重注意を受けても反抗したため、3日間食事無しで地下牢に閉じ込められた。 金曜日の真夜中の集会まで生き長らえるよう少量の食事を与えられ、睡眠薬を盛られた。 そして、首に打撃を受けて目覚めた直後に首が落ちたのだった。<br />
<br />
<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は、この話を冷静に語った。 そして、毎年の聖週間の金曜日の生贄を調達するために、「高イルミナティ」に無理難題の指令が発令されることを初めて知った。 しかし、<span style="color: blue;">ツェマルド</span>の場合、誰かに仕掛けられた罠だったのではないのか? <span style="color: blue;">ツェマルド</span>は、ドイツ・イルミナティの「第1グランド オリエント」だから、ドイツ・イルミナティにライバル意識を燃やし、<span style="color: blue;">ツェマルド</span>を始末したかったのは、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>ではなかったのか?<br />
<br />
<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は笑いながら、「最後に評決を下したのは、私ではなく、第2グランド オリエントの<span style="color: blue;">T</span>だ。 あの<span style="color: blue;">ビスマルク</span>でさえ、我々の評決には手出しできない。 殺したいと思っている男が、あなたにもいるのではないのか?」 このとき、何かに憑かれたように声の調子が急に変わってきた。 「イルミナティでさえ地位を失うことを、おまえは、その目で見たのだ。」 <br />
<br />
<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は、突然、跪き、自己催眠にかかったような顔をしている。 トランス状態で私の未来を予言し始めた。 話せば話すほどに、この世ならぬ響きを帯びてきた。 冷たい震えが私の全身を通り抜けた。 この予言は、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>が語ったものではなく、未知なる悪魔の霊が語ったものだ。 床から顔を上げた<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は、自分の話したことを何一つ覚えていなかった。 恐ろしいことに、私と<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>と悪魔自身の未来を語った、この予言は、後に的中することになる。<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">★ 8 ★ イタリヤ王毒殺指令</span><br />
<span style="color: orange;">1877年10月21日</span>、特別に重要な仕事を与えられることになったが、その前に特別な試験に合格せねばならなかった。 つまり、合格した後に「グランド オリエント」の秘密を知ることになるのだ。 フリーメーソンは、社交界の活動以外、何一つ知ることはない。 その合図や電信ベルの信号も、ロッジの安全を保つ小細工にすぎない。 イルミナティの「グランド オリエント」の知る秘密に比べれば何の意味もない。 試験として、私は、3日間、真っ暗な地下牢に閉じ込められた。 イルミナティは、ワインを水と呼んでいるが、水を頼むと食事の時にワインが窓から差し出された。 3日間を終えると、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>が蝋燭を手に地下牢に来て、大会議に出席するように命じた。 大会議場で、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>が青色の腰帯を私に巻きつけて、「 おお、夜の妖精よ。 キプロス結社の女騎士の称号を受けよ。 指令を忠実に果たし、この名誉に相応しい者になるがよい!」 と告げた。 つまり、私はイルミナティの指令に従う奴隷になったということだ。 それから、「グノーシスの間」の机の前に座らされると、私の腕に針を刺し、自分の血で「グランド オリエントの秘密を誤用した時は自殺することを誓います」と署名せねばならなかった。<br />
<br />
<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は、厳粛な態度で次のように言った。 「この書簡を<span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>に手渡すのだ。 あなたはイタリヤ語に誰よりも通じている。この仕事に、あたな以上に相応しい人はいない。この書簡の内容は、<span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>に父王<span style="color: blue;">ヴィットリオ・エマヌエレ二世</span>を暗殺することを求める我々からの指令なのだ。 父王は教皇独裁と闘う我々に仕えてきたにもかかわず、今や良心に苛まれ、我々に償いさえ求めようとしている。 だから、我々は裏切り者の父王を排除しなければならない。 このため、あなたは別人になる。 イタリヤ人参謀将校未亡人<span style="color: blue;">セラティ夫人</span>となるのだ。 あなたはフランスのマルセイユからイタリヤのローマへ行く。 イタリヤ政府筋は、あなたへの手当の支給を拒むであろう。 そこで、あなたは<span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>に嘆願書を持っていく。 国王<span style="color: blue;">ヴィットリオ・エマヌエレ二世</span>から特別に寵愛される枢機卿書記官の<span style="color: blue;">カイロリ公</span>が、これを助ける。 この時、あなたは、理想的なクリスチャンの未亡人を装う。 あなたは<span style="color: blue;">カイロリ公</span>の紹介状により、<span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>に何度か会う機会を持てるようになる。 <span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>に会ったなら、すぐに合言葉「カビル」を囁け。<span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>は合言葉「サバト」で応える。 そして、<span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>に書簡を手渡し、<span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>からの返事を待つのだ。 この返事の書簡を金曜日に我々に持ってくるように。 古い召使の父王<span style="color: blue;">ヴッィットリオ・エマヌエレ二世</span>は終わりを告げる。 父王は我々にとって、もはや不必要になったのだ。 親愛なる<span style="color: blue;">クロチルデ</span>よ、行け。 獣の霊(悪魔ベルゼブブ)があなたを守り導かんことを」 <br />
<br />
あらゆる陰謀と戦争には政治と宗教の問題が根底にあるが、私には政治と宗教が分からなかったし、興味も無かった。 <span style="color: blue;">ガーフィールド</span>が「グノーシスの間」を去った後に、この重要な任務に私は元気づけられた。 結局のところ、私は、このような身勝手な人殺しを気にかけてはいなかった。 私の頭にあったのは、「グランド オリエント」の最高権力である龍の伴侶になり、復讐・富・悦びへの渇望を満たし、虚栄を楽しむことだった。 フリーメーソンの殺し屋たちは、まるで無知な操り人形であるが、私は彼らよりはるかに身分の高い貴族の生まれで純潔のイタリヤ人にしてカルボナリ党の女闘士である。 「今や、家なしになり、神からも見放されたが、悪魔ルシファーの餌食には決してなるまい」と考えた。<br />
<br />
56歳の<span style="color: blue;">国王ヴィットリオ・エマヌエレ二世</span>は、統一国家イタリヤの最初の国王だ。 しかし、フリーメーソン・イルミナティを捨て、ローマ・カトリック教会に乗り換えようとしていることが露見した。 このため、フリーメーソンになってしまった実の子の<span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>によって処刑されることになったのだ。 イルミナティは、裏切った<span style="color: blue;">国王ヴィットリオ・エマヌエレ二世</span>の自然死を待てなかった。<br />
<br />
私は、自分の重大な任務を知らされた数日後、誰にも尾行監視されていないことを何度も確かめ、ローマに到着した。 ローマ教皇庁のあるサンピエトロ広場で金製の教会用品を取り扱う商人と接触した。 教皇の動きを探る任務に就いているフリーメーソンの男だ。 男は、フリーメーソンの枢機卿国務大臣<span style="color: blue;">Z</span>に私を紹介した。 枢機卿国務大臣<span style="color: blue;">Z</span>は、静かに私の話を聞いていた。 重々しくうなずくと、イタリヤ政府の<span style="color: blue;">カイロリ公</span>への紹介状を書いた。 後に、私はロスピグリオッシ宮殿で<span style="color: blue;">カイロリ公</span>と会った。 <span style="color: blue;">カイロリ公</span>のイタリヤ人特有の品格の高い謙譲語に圧倒された。 <span style="color: blue;">カイロリ公</span>は、私の夫の不幸な死に深く同情した。 そして、王室の誰もが、私の不幸に同情している様子だった。 <span style="color: blue;">カイロリ公</span>たちは、<span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>との接見を準備して、今週末までに接見の予定を入れた。<br />
<br />
<span style="color: blue;">カイロリ公</span>と会った翌朝、<span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>が私を<span style="color: blue;">カリグナム皇太子</span>の面前で<span style="color: blue;">マルガリータ王女</span>に紹介したいと伝えてきた。 「<span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>のもったいない御意向は、私にとっては命令そのものです」と私は答えた。 ローマでは昼から午後4時まで店が閉まる休憩時間帯なので、昼寝をした後の<span style="color: blue;">カイロリ公夫妻</span>が私を市内での買い物に招いた。<br />
<br />
翌日の午後2時に宮殿に招かれ、<span style="color: blue;">カイロリ公夫妻</span>に付き添われて宮殿に入った。 <span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>が私を宮殿で待っていた。 私はジェノヴァの<span style="color: blue;">オランダ王女</span>・ <span style="color: blue;">マルガリータ王女</span>・ <span style="color: blue;">パンパラッティ侯爵夫人</span>・ その夫の<span style="color: blue;">カリグナム皇太子</span>・ <span style="color: blue;">マダム アマリー</span>に紹介された。 私は少しも気後れを感じなかった。 2時間のあいだ、女たちがしきりにかけてくる同情の言葉にうんざりしながらも、<span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>にフリーメーソンの合言葉を囁く瞬間を待ち構えていた。 突然、<span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>がジェノヴァの王女のハンカチを取る振りをして身をかがめたので、私は素早く顔を寄せ、耳元で「カビル!」と囁いた。 <span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>の表情は見えなかったが、即座に「サバト!」と耳打ちした。 神経がピリピリして、ドレスの中に隠してある手紙を人前で渡していいものかどうか戸惑った。だが、ウンベルト皇太子は、手紙の受け取りを既に知っていたようで、手を差し伸べながら、「おお、これが亡き御主人の遺志を伝えるお手紙ですか。私に宛てたものですね。有難うございます、マダム」と述べた。 私は悲しみにうちひしがれている振りをして顔を伏せた。<br />
<br />
<span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>は、ゆっくりと手紙を開封して、封書の底に添付された小瓶に入った毒物をポケットにしまい込んだ。 フリーメーソンが毒物入りの小瓶を添えた目的は、服毒自殺するか、指令に従うかを選択させるためだった。 手紙を読んだ<span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>の表情は変化しなかったが、手紙を持つ手は小刻みに震えた。 手紙を小物入れにしまい込んだ<span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>は、「マダム、この御用件はとても大事なものです。国王陛下の健康状態はかなり悪化していますが、精神は健全であられます。陛下の御判断に従って、あなたに御助言を致しましょう」と話した。<br />
<br />
想像して頂きたい。 フリーメーソンは、何の理由の説明もなく、「父王を殺せ」と、子に命じているのだ。 しかも、イタリヤ王国全体の安全保障は、<span style="color: blue;">国王ヴ</span><span style="color: blue;">ィ</span><span style="color: blue;">ットリオ・エマヌエレ二世</span>の肩にかかっている。 私は会釈をして退出を願った。 <span style="color: blue;">カイロリ公</span>が出入口まで私を導いた。<br />
<br />
私は筆舌に尽くし難いフリーメーソンの横暴さを思った。 フリーメーソンは、神と人間のどんな法律よりも自分たちが上にいると考えており、この国王暗殺計画が成功すれば、ロッジは手早く目標を遂げられるのだ。 私がホテルに戻るなり、ロッジの密使が訪れて、2通の書簡を手渡された。 1つは私宛で、もう1つは<span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>宛の指令書だった。 私宛には、こう書いてあった。 「あなたは、もう10日間、ローマに留まられなければならない。 あなたは1週間以内に<span style="color: blue;">ヴ</span><span style="color: blue;">ィ</span><span style="color: blue;">ットリオ・エマヌエレ二世</span>に紹介される。 そして、目前でグラスに毒が入れられるのを見る。 <span style="color: blue;">国王ヴ</span><span style="color: blue;">ィ</span><span style="color: blue;">ットリオ・エマヌエレ二世</span>は、その一部を飲む。 あなたは、その飲み残しのグラスを受け取る。 あなたは、花と呼ばれるスミレシロップの小瓶を受け取り、これを飲み残しの毒入りグラスに注ぐと、化学変化が起きて血の色に変わるが、これを別の小瓶に移して我々のところに持ってくる。 その場に居るのは、<span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>とあなただけであるから、怖がらずともよい。 細かいことは、<span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>が教えてくれる。 追伸・・・2千フランを同封するが、足りなくなったら接待役の<span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>に言うがよい。 あなた自身の生命がかかっている。 全て指示どおりに従わなけれぱならないことを忘れぬように!」<br />
<br />
<span style="color: blue;">国王ヴィットリオ・エマヌエレ二世</span>は、ローマ・カトリック教徒で、死ぬ前に「終油の秘蹟」を受けることだけを望んでいる。 私は国王暗殺の共犯者として、国王の最期の願いを奪うことになるのだ。<br />
<br />
ロッジが密偵を使って、私の行動を逐一監視していることは、はっきりとした指令が来ることからも分かった。 さらに、人間の密偵のみならず、「無敵の遍在者」 「全てを見通す目」と呼ばれる悪魔ルシファーに監視されていることを既に感じていた。<br />
<br />
<span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>は、イタリヤ王国を丸ごとフリーメーソンに渡す、この邪悪な罠から逃れるように知恵を絞っているのかもしれない。 だが、私は自分の任務を全うし、うまくやり遂げることしか頭になかった。<br />
<br />
7日目になって、<span style="color: blue;">カイロリ公</span>が<span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>の手紙を持って訪れた。 手紙には「<span style="color: blue;">カイロリ</span>の招待で、明日の晩に開催される音楽の夕べにお越し下さい。 <span style="color: blue;">カイロリ</span>は忠実な廷臣、ロッジのブラザーです」と書いてあった。<br />
<br />
<span style="color: blue;">カイロリ公</span>の招待は正式な作法に則ったもので、この作法に戸惑ったが、この招待を受けた。 夜会は夜11時半に予定されていた。 <span style="color: blue;">カイロリ公</span>の宮殿に到着すると、彼は「皇太子殿下とお二人だけにして差し上げます。 誰もあなたに気づきますまい」と言った。<br />
<br />
<span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>宛ての書簡を手に持ちながら私の神経が高ぶった。 なぜなら、この書簡には、父王<span style="color: blue;">ヴィットリオ・エマヌエレ二世</span>を暗殺した後の<span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>の国王即位とイタリヤ王国の発展を約束したはずである。 また、父王の記念碑を建てることについても指示があったに違いないからだ。<br />
<br />
夜11時半になると、<span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>が静かに入ってきたので、フリーメーソンの書簡を手渡した。 <span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>は、この書簡に目を奪われながら、私を椅子に座るように勧めた。 そして、眉に皺を寄せ、気持ちを抑えながら、「マダム、4日以内に国王にお引き合わせ致しましょう。 そうしたら、私がフリーメーソンに忠実に行動したことをパリに知らせるのです」と言った。 そのときに、<span style="color: blue;">カイロリ公</span>が私たちを呼んだ。 大広間に行くと、多くの賓客に紹介された。 それから演奏会が始まった。 午前2時を過ぎた頃、私は疲労したと見せかけて演奏会場を抜け出した。<br />
<br />
<span style="color: blue;">国王ヴィットリオ・エマヌエレ二世</span>の招きを受けたのは、その丁度4日後であった。 <span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>は、私を国王の前に連れて行き、私が亡夫のことで、ややこしい年金請求の問題を持ってきたのだと言った。 国王は、ベッドに横たわりながら、素朴な笑みをもって私に挨拶をした。 国王は「病気のために、この問題に取り組むことができない」と詫びた。 話し終えると疲労した様子を見せ、ぐったりとなった。 <span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>は、国王の飲み物に目をやり、私が前に手渡していた小さな紙包みの中味をグラスに入れた。 中味は砒素だろうが、この痕跡は毛髪に数百年間残留する。検死を行えば、砒素の痕跡を実証することも可能だ。 <span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>は、父王に半分だけ飲ませ、それからグラスを元の場所に戻した。 国王は深い眠りについた。 <span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>は、私がグラスの飲み残しの中にスミレシロップを注げるよう、壁にかかった水差しを冷ややかに指さした。 私が国王の飲み残したグラスの中にスミレシロップを注ぐや、飲み残しの中に含まれる砒素と化学変化を起こして真っ赤に変色した。 私は、この毒物反応を見て恐れおののいた。 真っ赤に変色する様子を見た<span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>の目が輝いた。 それから、<span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>は私がパリのグランド・ロッジに届けることになっている書簡を大急ぎで書いた。 イタリヤ王国の政治的な機密事項を多く含む書簡だ。 その書簡を私に手渡すと、慇懃な態度で、「いつ、お発ちになられますか?」と問うたので、私は「8日以内に発ちます」とイタリヤ国王に毒を盛った恐怖と憂鬱にまみれて答えた。<br />
<br />
<span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>と私は右手人差し指を曲げる動作を行うフリーメーソン流の握手を行い、両腕・額・胸に触れる「メーソン十字」のサインを交わして別れた。 これは、自分の行為・精神・霊が、ラビのタルムードとロッジを支配する悪魔ルシファーに従うことを表すサインである。<br />
<br />
<span style="color: blue;">国王ヴィットリオ・エマヌエレ二世</span>は、それから数日間生き延びたので、カトリック司祭によって「終油の秘蹟」を受けることができた。 この知らせに、私は「<span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>が国王のグラスの飲み物の中に砒素と異なる無害の物質を入れ、飲み残しのグラスの中に赤色の化学反応を起こすために後から砒素を注いだのではないだろうか?」と思った。<br />
<br />
間もなく、<span style="color: blue;">国王ヴィットリオ・エマヌエレ二世</span>の逝去の知らせがイタリヤ王国中を揺るがした。 私自身が、国王暗殺の現場に立ち会ったのだ。 国王の遺体に防腐処理を行う際に、その内臓から毒物の砒素が検出されたので、身内による謀殺説が新聞で取沙汰された。 しかし、これらの新聞は、イタリヤ王国政府の警察によって全て回収された。 毒物の砒素が実際に使われたことが医学的に公式に証明されている。<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヴィットリオ・エマヌエレ二世</span>の逝去(<span style="color: orange;">1878年1月9日</span>)の翌朝、<span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>がイタリヤ国王に即位した。 しかし、<span style="color: blue;">ウンベルト一世国王</span>は、他のフリーメーソンと同様に恐怖に怯える生活を送り、フリーメーソンのP2 ロッジと マフィア組織への屈服を余儀なくされた。<br />
<br />
8日後、私はローマを離れ、<span style="color: orange;">1878年</span>の四旬節第一金曜日にパリに着いた。 その日のうちに、グランド・ロッジの高位秘伝者に<span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>の書簡と国王毒殺時に採取した赤い液体入りの瓶を提出した。<br />
<br />
私は、ローマからパリに戻った後で、秘伝者から暗殺理由を知らされた。 <span style="color: blue;">国王ヴィットリオ・エマヌエレ二世</span>は、ローマ・カトリック教会の一信者だったが、フリーメーソンに加入したことを知られて自動的にローマ・カトリック教会から破門された。 彼は、フリーメーソンに加入した罪を悔い改め、ローマ・カトリック教会に復帰した後、最期の「悔悛の秘蹟」 「聖体拝領」 「終油の秘蹟」を願っていることを表明した。 「終油の秘蹟」とは、目・鼻・口・耳・手の五感に聖油を塗ることによって、その五感から入った罪の赦しを神に祈る儀式行為である。<br />
<br />
ローマ・カトリック教会からの破門は、地獄行きに定められたことを意味する。 だから、地獄行きを恐れた<span style="color: blue;">国王ヴィットリオ・エマヌエレ二世</span>は、ローマ・カトリック教会に復帰してから「終油の秘蹟」を願ったのだ。 かつての国王は、教皇の教会領を奪い、教皇をヴァチカン市内に幽閉したのだった。 このため、国王は「教皇領の強奪者」と呼ばれた。 <span style="color: orange;">1870年</span>からイタリヤ国王の公的住居となった統一イタリヤ宮廷クイリナルは、かつての教皇宮殿だった。 国王は、ローマを去る事さえ考えていた。<br />
<br />
しかし、フリーメーソンは、悪魔ベルゼブブを喜ばせるため、国王が教皇と和解する前に国王を暗殺して、教皇から奪った宮殿の中で国王が死ぬことを願った。 また、国王の死を早めることによって、国王が「終油の秘蹟」を受けずに死ぬことを計画した。 フリーメーソンは、臨終のベッドで如何なる罪の告白もさせないように注意を怠ることがないのだ。 私は、<span style="color: blue;">国王ヴィットリオ・エマヌエレ二世</span>の霊的な滅びを望む残忍冷酷な手口に戦慄した。<br />
<br />
私は「<span style="color: blue;">国王ヴィットリオ・エマヌエレ二世</span>が臨終の間際に悪魔の手を逃れたように、自分の番になったら魔の手から逃れるのだ」と自分に言い聞かせた。<br />
<br />
私はロッジに2ヵ月間の休暇を申し出た。長いストレスから解放されるためだ。 ロッジも、<span style="color: blue;">セラティ夫人</span>の痕跡が完全に消えてしまうまで私が雲隠れしてしまうことを得策と判断した。<br />
<br />
休暇の間の私は邪悪な性格が露骨に出た。 私は悪意と誘惑に包まれ、<span style="color: blue;">ダニエル伯爵</span>に対する復讐を思い出した。 私と一緒にモナコに連れ立って、ギャンブル好きな、この男を永遠に葬り去る決意をした。 モナコ公国の首都モナコは、地中海に面したフランス共和国のニースとイタリヤ王国の国境の間に位置する小さな独立国だが、公設賭博場が非常に盛んな都市だ。<br />
<br />
<span style="color: blue;">ダニエル伯爵</span>は、モナコで博打にのめり込み、ついに無一文になってパリへ戻った。 パリでは株式などの相場にのめり込ませた。 相場の世界は、裏で糸を引いている連中以外は全員損失を被る仕組みになっている。 私は<span style="color: blue;">ダニエル伯爵</span>に「相場で大儲けをすれば素敵な未来が私たちを待っている」と言い含め、彼に夢を見させ続けた。 この結果、<span style="color: blue;">ダニエル伯爵</span>は、自分の財産を上回る莫大な借金を抱え込んだ。 <span style="color: blue;">ダニエル伯爵</span>は、私の所に駆け込み、窮状を訴えれば、援助してもらえると考えたのだ。 しかし、私は無表情に「これでお別れね」とだけ言った。 彼は信じられないという顔をして立ち尽くしていたが、私は大声を出して笑った。 彼は私が狂ったと思い込み、ついに立ち去った。 その晩、彼は銃で自分のこめかみを撃った。 私は良心の痛みを感じず、<span style="color: blue;">ダニエル伯爵</span>の自殺に喜んだ。 これが私の三度目の殺人だった。<br />
<br />
私は更に冷淡な性格になり、ロッジのブラザーたちがセルビアやイスタンブールに送られて処罰される度に意気揚揚としてきた。 ロッジのブラザーは、ローマ・カトリック教会や世界各国の政府の高官を殺す任務を持っている。 政治指導者を一人一人殺してフリーメーソンの操り人形に置き換えることが、彼らの殺人の目的である。 そして、暗殺が失敗した時には死の償いが待っている。 これは、フリーメーソンの掟だ。 七頭龍の聖霊が処刑しない時には、「グランド オリエント」が処刑役を担う。<br />
<br />
処刑の方法は様々だが、古典的な方法は毒殺であり、シャンパンや内服薬に毒物を混入する。次に、車の事故死や水死に見せかける方法だ。 あるいは、賊に襲われたように見せかけて、浮浪者や個人的怨恨による事件に仕立て上げる。 例えば、ナポリ郊外を歩いていて殺された<span style="color: blue;">テロリ首相</span>も、フリーメーソンによる「処刑」であった。<br />
<br />
また、父王<span style="color: blue;">ヴィットリオ・エマヌエレ二世</span>の暗殺によって国王に即位した<span style="color: blue;">ウンベルト一世</span>は、<span style="color: orange;">1878年11月22日</span>に通行人から狙撃され一命をとりとめたが、毒を十分に盛らなかった<span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>の裏切りによって父王<span style="color: blue;">ヴィットリオ・エマヌエレ二世</span>が「終油の秘蹟」を受けたことを重く見たグランド・ロッジによる制裁行為だった。<br />
<br />
さらに、<span style="color: blue;">ロリン</span>と呼ばれる兄弟2人は、盛られた薬物によって発狂し、パリ南東に在るシャラントンの精神病院に入れられた。 兄弟2人は今も其処にいる。<br />
<br />
私は<span style="color: blue;">ブルリエ</span>という男の情婦になる指令を受けたが、エッフェル塔の対岸に位置するパッシーに在るロッジの持家の中で、特殊な方法で取り扱わねばならない危険な毒物を塗った小さな「磁石の玉」を<span style="color: blue;">ブルリエ</span>に持たせた途端に意識を失った。 パニックに陥った私は「磁石の玉」を回収して大急ぎで家を出た。 翌朝、<span style="color: blue;">ブルリエ</span>の死体がロッジの「円形演技場」の解剖室に置かれているのを見た。 いつもの乱交パーティーの後で、全員が、この死体にありついたのだ!<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">★ 9 ★ 七頭龍との対話</span><br />
<span style="color: orange;">1879年6月</span>、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>から「高い啓発を受けた者」の地位に就くことを告げられた。 最近死んだ<span style="color: blue;">ギャバニョン</span>が就いていた地位だ。 しかし、死霊と交信する心霊術のオカルトに長けた霊媒の地位であるとは知らなかった。 「グランド オリエント」の<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>の指示により、秘伝者のみが入れる「円形神殿」の中に入った。 「円形神殿」は、最も壮麗な秘奥の神殿であり、大理石の七頭龍の像もある。 ついに、イルミナティの最高秘密である真の権威者が私に開示される瞬間が訪れたのだ。<br />
<br />
<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>が私を指導する役になっていたが、彼は「イルミナティの秘密は聖霊という言葉にある。 カトリック教会で言われている聖霊を、我々の聖霊に入れ替える計画がある。 我々の聖霊とは、フリーメーソンの七頭龍なのだ」と教えてくれた。 しかし、私は悪魔・悪霊とか、神・聖霊とか言われても、その存在を信じていなかった。 つまり、どんな怪奇現象・魔術・幻も、集団催眠・夢想の所産であり、愚にもつかない話にしか思えなかったのだ。 すると、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は、威厳たっぷりに私に演壇に上がるように命じた。 <span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は帽子と手袋をはずし、悪魔礼拝の祭衣に着替えた。 昔のローマ人が着た赤色のチューニックと 白色のトーガをまとった。 右腕を露出した衣装だ。 額には半冠を締め、胸には金色の太陽記章がある。<br />
<br />
米国大統領の座を狙う野心的な下院議員ともあろう者が、土下座をして犬のように卑屈な態度で床に額をつけ、呪文を唱えながら七頭龍の招霊を始めた。 この卑屈な礼拝行為を七頭龍の頭数に合わせるように7度繰り返した。 血の気のない唇が支離滅裂な言葉と共に異言を語る中で、その視線は遠い空間を探っているように見えた。 「円形神殿」のホールは、明かりを完全に消すことなく薄暗く保たれていたが、やがて、ホール全体に雷鳴が轟いた。 その瞬間、大理石の七頭龍の像がゆっくりと動き始める感覚に襲われた。 多くの目から妖光を発し、首のたてがみが一斉に下に垂れ、翼は床に触れ、尾は蛇のように波打った。 七頭龍は、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>の方に近づいてきたが、彼は七頭龍に視線を投げかけ、その動きを制止しているように見える。 七頭龍は、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>の呪文に魅せられているかのように演壇に顔を向けて静止した。<br />
<br />
<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は、ドイツ語で七頭龍に語りかけた。 「夜の妖精と呼ばれる、この彼女は秘伝者の栄誉に相応しいか?」 七頭龍は蛇のように「シュッ!」と音をたてながら「相応しい」と答えた。 「彼女は、ロッジの利益になるか?」 七頭龍は「なる!」と答えて甲高い声で笑った。 <span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は、片膝をついて七頭龍に祈りを捧げた。 「我は汝をいと高きものと崇めん。 汝は宇宙の全権を握り、それを動かさん。 汝は光なり、力なり。 我の願いに応え、心霊の力を現し給え! おお、十字架に付けられし者の敵よ! 我は汝の名によりて神とキリストと聖霊と、その母を呪わん! 汝のものなる我が祈りを聞し召せ! 我は汝の御告げに身を委ね、汝の力を信ぜん! 」<br />
<br />
七頭龍は、悪魔ベルゼブブが顕現した姿と言われる。 祈りに続いて、悪魔ベルゼブブの求めるヘブライ語の真言が捧げられた。 私のイニシエーションの時の真言は、私にも理解できるドイツ語が使われていた。 <span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は、私に「地獄の聖霊による指導が、イルミナティの奥義なのだ」と言った。 それから、七頭龍は、その全ての頭をもたげ、ホール全体を同時に見た。 恐ろしい吠え声がホール全体の壁に反響した。 最後に、七頭龍は、床を叩く回数によってガーフィールドの質問に回答した。 A=1回、B=2回、C=3回という具合なので、飽きるほどの時間を要した。 <span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は、この交信方法で七頭龍の「われが彼女を信じさせよう」というメッセージを書き写した。 七頭龍は私の母語のイタリヤ語で「復讐と憎悪の女よ、我に来たれ!」 と語った。 それから、七頭龍は言葉を止めた。<br />
<br />
この瞬間、絵のような幻の動きが全て止んだ。 いつもの通りの生命のない大理石の七頭龍の像がそこに在った。 私は演壇を降りて、このようなショーを見せてくれた七頭龍の像にお礼を述べた。 私は驚きながらも、いまだに確信できずにいた。 七頭龍の像の燃えるような目が私に暗示効果を与えたのではないのか。 <span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は私の猜疑心を感じながらも、これに触れることなく、二、三日後にニューヨークに発った。<br />
<br />
数カ月後の<span style="color: orange;">10月</span>、私は<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>と一緒に食事をした時に睡眠薬を飲ませて泥酔させ、彼をベッドに寝かせると、その胸のシャツからグランド・ロッジの「円形神殿」の出入口の鍵を奪った。 私は何としても七頭龍と直接の対話をしたかった。 ロッジの守衛から「どこに行くのか?」と詰問されたので、「<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>から鍵を預かって、私の落し物を取りに来た」と返答した。 ついに、私は「円形神殿」の中に一人だけで入り、ガス灯に明かりを灯すことに成功した。 「円形神殿」の「グランド オリエント」の座の上に、愚弄する目的で据えられた十字架のイエス像を見たとき、私の心は深く動揺した。 動揺しながら七頭龍の像に目を移す。 約10分間、この2つの像の間を私の心は行きつ戻りつした。 イエス・キリストを選べば、私の幾多の罪の赦しを乞わざるを得ない。私は罪を悔いていないのだから神の恵みを受けるには相応しくない。 私は「キリストの力が龍に勝っているなら証拠を示して。 私はキリストに反逆する龍を足蹴にしてやるわ」と問いかけた。 この時、自分の言葉が祈りではなく命令であることに気づいた。 ここで跪き、涙をもって幾多の罪を告白するべきだったのだ。 キリスト像は沈黙したままだった。 憤りが湧き上がり、「姿を現すか、私を殺すかのどちらかにしろ!」とキリスト像に命じた。 ついに、私は力を使い果たし、不思議な力に引き寄せられるように七頭龍の像の足元に崩れ落ちた。<br />
<br />
私は大理石の像にすぎないことを確かめるように、「おまえに力があるのなら、今すぐ姿を現してごらん。 本当に力があるなら、今すぐ動いてごらん」と囁いた。 そのとき、前足が私の首を強打し、絞めつけた。 私は、この不意の一撃に感覚を失った。 髪の毛は逆立ち、心臓は止まらんばかりになった。 もはや疑いを挟む余地はない。 毛に覆われた、温かく、力強い前足の、この神秘なる生命力はトリックや機械仕掛けでは説明できない。 恐怖と喜びが交錯したが、首の痛みの方が大きく、私は龍に情けを求めた。 声にならない声で、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>から教わった呪文を何度も唱えた。 徐々に私の首を絞めつける力が緩み、やっとのことで体を起こすと、演壇に逃れた。 私は七頭龍を睨めつけ、支配しようとしたが、七頭龍の目から火花が返された。 七頭のいくつかはライオンや豹に似ており、角が一本の頭もあれば、数本を持つ頭もある。黒縞の豹の胴体に短くて強靭な足には鋭い爪がある。<br />
<br />
私は七頭龍に呼びかけた。 「あなたが私を指名したというのは本当か?」と質問すると、七頭龍は「本当だ」と答えた。 「私にどうして欲しいのか?」と質問すると、「ローマ・カトリック教を捨て、われを最高の主人と認め、これを血の証文に記せ。われの意志に自分を従わせよ」と言った。 そこで、「見返りには何が得られるのか?」と質問すると、「名誉と富、憎悪と復讐」という返答があった。 私は「分かった。 あなたの力の証拠を見届けたなら、すぐにあなたの所に行きましょう。 私にとって一番大切な二つのことをかなえて!」 と言うと、七頭龍は、証拠として私の足元に金貨を雨あられと降らせた。 私は金貨を半円テーブルの上に投げつけ、「金貨など要らない! <span style="color: blue;">ガーフィールド</span>に対する私の影響力を奪った女に復讐したい!」 と告げると、七頭龍は「バレエ・ダンサーの<span style="color: blue;">ミーナ</span>か。 彼女は死ぬ! おまえだけが<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>の女主人になるのだ!」 私は、この約束を得て、七頭龍に恐れを感じなくなり、七頭龍のもとへ走り寄った。 そして、「私が、どんな人間関係にも心を動揺させることのないよう、人間愛に苦しまないようにして欲しい」 と頼むと、七頭龍は「約束しよう。そうしよう」 と言った。 この後、七頭龍は再び動かない大理石像に戻った。 私は疲れ果て椅子に身体を沈めた。 この1時間後、誰にも見つからずにグランド・ロッジを抜け出し、ホテルの部屋で熟睡している<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>の胸ポケットに鍵を戻した。 午前2時半だった。<br />
<br />
1週間後、バレエ・ダンサーの<span style="color: blue;">ミーナ</span>は、路上で突然失神して車に轢かれて死んだ。 検死に当たった医師の発表によれば、血管の腫瘍が破裂したという。 パリじゅうが<span style="color: blue;">ミーナ</span>の事故死の話題で盛り上がったが、オペラ座にバレエの新しいスターが誕生するとすぐに忘れ去られた。<br />
<br />
私の首についた七頭龍の爪痕は少しずつ消えた。 そして、血の証文は、ある晩に作成して、注意深く封印した。 七頭龍は、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>に、私と七頭龍の密会の件と <span style="color: blue;">ミーナ</span>への復讐の件を隠してくれた。 このことは、「イルミナティの高次元の陰謀に関与できるのは、私と七頭龍だけである」 ことの特別な証拠と思われた。<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">★ 10 ★ 鉄の宰相 ビスマルクの暗躍</span><br />
世界各国の政府を指導する高位の秘伝者たちの集会に、ある金曜日の夜10時半に招かれた。とても名誉なことだ。低位のブラザーは、この集会が終了した午前2時の集会にしか出席できない。 <br />
<br />
私はグランド・ロッジの「円形神殿」の更衣室で白い衣装に着替えると、水晶円盤を左手に握らされた。 水晶円盤は、フリーメーソンにおいて金銭を請求する権利を意味する。 グランドマスターによって中央大ホールに案内され、そこに入場すると、私が想像していたような私の昇進儀礼を行うのではなく、ベルリン訪問の任務を申し渡されたのだった。 しかも、イルミナティの最高ロッジは、パリだとばかり思っていたが、ベルリンにも最高ロッジがあるという。 フリーメーソンでは、何一つ質問してはならぬ掟になっているため、これ以上のことは分からない。 「あなたは明日、ベルリンに行く。そこで最高ロッジの指令に従え」 と言われた。 水晶円盤を渡すと、6千フランを手渡された。 そして、イルミナティの最高権力(七頭龍)からの直接指令であることを知らされた。 <span style="color: blue;">ガーフィールド</span>の姿は見えなかったが、中央大ホールを退出すると<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>に出会った。<br />
<br />
<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>と一緒にプリンス・ホテルに向かう途中、「ドイツ人の<span style="color: blue;">トユラー</span>というブラザーを紹介するので、<span style="color: blue;">トユラー</span>と一緒にベルリンに向かうことになる」と聞かされた。 <span style="color: blue;">ガーフィールド</span>に紹介された時に交わしたフリーメーソンの合図以外、<span style="color: blue;">トユラー</span>がフリーメーソンであることを示すものは何も無かった。 壮年のトユラーは、私を非常に丁重に扱い、先見の明を感じさせる教養に富む男だったので、このような人がフリーメーソンの罠にかかってロッジに入ったことに同情を禁じ得なかった。 <br />
<br />
その時、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>が割って入り、私にベルリン訪問の任務内容を記したカードの束を手渡した。 カードの束を読むと、「あなたは<span style="color: blue;">クーテソー伯爵夫人</span>となる。 あなたはナルボンに生まれた海軍士官の未亡人であり、パリに1年間住んでいた。・・・」 そして、<span style="color: blue;">クーテソー伯爵夫人</span>の出生・結婚・夫の死・夫人の家紋・夫の家紋・両家の家系図などの詳細が記され、「このカードを全て破棄せよ」 と書いてある。<br />
<br />
<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は、自分のライバルであるドイツ・イルミナティの<span style="color: blue;">ビスマルク首相</span>と私を絶対に会わせたくなかった。 しかし、最高権力(七頭龍)には逆らえない。 聖霊が<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>の願いを聞き入れなかったのだ。 <span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は自制心を失って嘆き悲しんだ。 「あなたは、私を滅ぼすためなら、誰とでも関係を結ぶだろう」とも言った。 パリ駅での別れ際、老け込んだような姿の<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>を初めて見た。<br />
<br />
この3日後、ベルリンのフランス大使館に赴いた。 ここで、あらゆる人々が私に深い同情心と親切心を示した。 翌朝、私はフリーメーソンの定規とコンパスのシンボルの付いた書簡を受け取った。 内容は指令書で、「今宵、クリスタル・パレス劇場への招待を受けよ。 休憩時間に<span style="color: blue;">ビスマルク首相</span>に引き合わせる。 あなたは<span style="color: blue;">ビスマルク首相</span>を助けるためにベルリンに居る」 とあった。<br />
<br />
豪華な装飾のあるクリスタル・パレス劇場に入った。そして、<span style="color: blue;">トユラー</span>が<span style="color: blue;">ウィルヘルム皇帝</span>の仕切り席に入り、<span style="color: blue;">ビスマルク</span>を連れて私の仕切り席まで連れてきた。 この動きによって、私は劇場内の聴衆の視線を浴びることになった。 私は<span style="color: blue;">ビスマルク</span>に手を差し伸べると同時に<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>が教えてくれた「高イルミナティ」の挨拶をした。 東と西を見てから床を見る仕草だ。 <span style="color: blue;">ビスマルク</span>も同じ挨拶を私に返した。 <span style="color: blue;">ビスマルク</span>は私に対座して、「この国を治めているのは皇帝陛下であられますが、全てを動かしているのは私です。 あなたと交渉をして私は皇帝陛下さえ超える主人にならなければなりません」と言った。 <span style="color: blue;">ビスマルク</span>は、私にそれができると明確に言っているのだが、私も指令が無い限り行動できないため戸惑った。 そこで、「今は話すべきではない」とだけ答えた。<br />
<br />
フリーメーソンは、私を2年間にわたり逐一監視してきたが、これはイルミナティ相互のやりとりによるものだ。 私はイルミナティと6つのグランド・ロッジが緊密な関係にあり、これが1つの会議を形成している。 だから、<span style="color: blue;">ビスマルク</span>は、このイルミナティの会議に加わって、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>を蹴落とし、自分のやり方でフリーメーソンを動かそうと考えたのだ。<span style="color: blue;"> ビスマルク</span>が私に求めたのは、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>を葬る際の手助けであった。<br />
<br />
<span style="color: blue;">ビスマルク</span>は、<span style="color: blue;">皇帝ウィルヘルム一世</span>の地位を保つために働くことを嫌い、君主制度を廃止して、欧州諸国の諸政府の全てを支配することを願っていた。 フリーメーソンは、この時点では、フランス革命(<span style="color: orange;">1789</span>)のようにドイツ君主制を滅ぼすことを考えておらず、イタリヤ王朝のように、皇帝とその息子をフリーメーソンに引き入れることを決議していた。 こうすれば、トイツ王家はイルミナティから指令を受けることになる。 また、<span style="color: blue;">ビスマルク</span>としては<span style="color: blue;">皇帝ウィルヘルム一世</span>を上回る実権を握ることができる。 つまり、<span style="color: blue;">ビスマルク</span>は、<span style="color: blue;">皇帝ウィルヘルム一世</span>よりも、はるかに高い位階にあるため、<span style="color: blue;">皇帝</span>は<span style="color: blue;">ビスマルク</span>に従わざるを得ないのだ。<br />
<br />
フリーメーソンは、この方法で欧州全体に支配権を及ぼせると考えた。 フランス革命(<span style="color: orange;">1789</span>)以後のフランスは、フリーメーソンの支配下にあったが、フランスの新しい政治指導者たちは、フリーメーソンの支配力から独立しようとしていた。 そこで、イルミナティは、フランスのロッジよりもドイツのロッジを優位に立たせ、フランスがドイツの支配力を受けて自由に行動できないようにする必要があった。 ドイツの<span style="color: blue;">ビスマルク</span>も、権力の座に留まるためにフリーメーソンを存分に利用してきた。<br />
<br />
<span style="color: blue;">ビスマルク</span>は、約束どおり、ベルリンのフランス大使館に早朝に来て、そこで私と会談した。 フランス大使館の中であれば、会談内容の漏洩を防げると判断したようだ。 私は、<span style="color: blue;">ビスマルク</span>を眼前にして、「どうやって<span style="color: blue;">皇帝ウィルヘルム一世</span>をフリーメーソンに引き入れるというのか? また、私自身が<span style="color: blue;">クーテソー伯爵夫人</span>の名前を借りただけの女なのに、<span style="color: blue;">ビスマルク</span>に、どうやって貢献できるのか?」と考えた。<br />
<br />
<span style="color: blue;">ビスマルク</span>は甲高い声で、「落ち着きなさい! あなたに全幅の信頼を置いている。 フリーメーソンの聖書(悪魔の啓示書)を読めば、皇帝を仲間に引き入れる理由と方法が分かるだろう。 明日、皇帝に引き合わせるので、このダイヤモンドの飾り付けをした金の籠手を、皇帝の目に留まるように、あなたの髪留めに使いなさい。 これがロッジの話を切り出すきっかけになる」 と言った。<br />
<br />
パリのロッジからは、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>の用意した豪華な衣装が届けられた。 私は髪をブルネットからブロンドに染め替え、厚化粧をして顔さえも別人になった。 それでも、皇帝との接見に向かうときには心臓が高鳴った。 ベルリンの宮廷の中に入ると、イタリヤ宮廷で受けたのと同様に厚く待遇された。 皇帝の座の近くにいた誰も彼もが私の周りに集まってきた。 突然、皇帝が私の髪留めに注目し、「もっとよく見せるように」と言ったので、私は皇帝の座に近づき、髪がよく見えるように跪いた。 皇帝は「これはフリーメーソンのシンボルのように見受けられるが」と言った。 私は「その通り、正真正銘のものでございます。 世界的な秘密結社と呼ばれるフリーメーソンは、その秘密性ゆえに恐ろしいもののように思われておりますが、あらゆる階層の教養のある著名な方々と麗しい淑女の集いを一目でもご覧になりますれば、恐れは瞬く間に消え失せ、入会したいという気持ちに、誰もがそそられるでありましょう」と説明した。 「何ゆえ、あのような秘密に覆われているのか?」と訊かれたので、「全ての者に門戸を開放し、酒に酔った労働者など、大衆と交わることは難しゅうございます。 ドイツ皇帝が、このような大衆と交わることができましょうか」と言うと、私は83歳の皇帝の顔がほころび、その心に響いたことを見逃さなかった。<br />
<br />
この2~3日後、私は<span style="color: blue;">ビスマルク</span>を介して皇帝から内輪の会合への招待状を受け取った。 皇帝は私との再会を喜び、私との関係の継続を望んでいるしるしに、ベルリン近郊の美しい家と土地を進呈すると申し出た。 この所有地で毎年5千フランを受け取ったが、強欲なロッジに私物化を禁止された。<br />
<br />
その後、皇帝との3度目の会話の場で、皇帝からフリーメーソンについて訊かれたので、「陛下自らのお考えを持たれるためにも、ロッジにお入りになられることをお奨め致します。 それから、お決めになっても遅くはありますまい」と説明した。 「最後に聞くが、王家の者が、この結社に所属したことはあるか?」と尋ねられ、 私が「<span style="color: blue;">ウンベルト一世陛下</span>は会員であられます。 そして、多くの会員たちが、フリーメーソンが今の自分の成功へと導いたとお考えになっておられます」とだけ言うと、私は退出を願い出た。 「ドイツ皇帝をフリーメーソンに入会させ、イルミナティの支配下に置く」という陰謀が、ドイツの治安当局に露見すれば、私の牢屋行は間違いあるまい。 それにしても、男は何と美人に騙されやすいのだろう。<br />
<br />
8日後、ベルリンを発つ時にフランス大使館で<span style="color: blue;">ビスマルク</span>から呼び出しを受けた。 <span style="color: blue;">ビスマルク</span>と落ち合うと、彼は「あなたが<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>を恨んでいるのを知っている。 私も同じ気持ちなのだ。我々はフリーメーソンによる欧州連合造りを計画しているが、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は欧州諸国との同盟関係を締結した後に全世界を米国の独裁的指導力の下に置くことを計画している。 我々が手を組めば、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>を葬り去ることができる。 彼は、あなたという我々の麗しい人を、自分の利益にのみ利用してきたのだ。 彼は、そのせいで聖霊の不興を買っている。 裁きの日は近い! <span style="color: blue;">ガーフィールド</span>と運命を共にするか否かは、あなたの自由だ」 と言った。 それから、<span style="color: blue;">ビスマルク</span>は<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>の失墜を保証するため、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>自身が書いて署名した様々な文書を私に見せた。<br />
<br />
<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は私を騙して強姦したのだ。 私は「彼に復讐する用意はできている」という言葉をもって<span style="color: blue;">ビスマルク</span>と別れ、ベルリンを後にした。 イルミナティが昔ながらの権力争いをしなければ、アメリカ・ ドイツ・ フランス・ イタリヤを合わせた一大世界勢力を築くことも可能だったろう。<br />
<br />
<br />
<div>
<span style="color: red;">★ 11 ★ イルミナティの聖書</span><br />
パリに戻った最初の金曜日、私はベルリンの出来事を全て秘伝者に報告した。 翌月曜日に再び出頭するように求められた。 私が報告を終えてグランド・ロッジを出るときに<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>に出会ったので、私についてくるよう合図した。<br />
<br />
<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は、ひどい苦悩の表情を見せ、目から憎悪の火花を散らしながら何度も<span style="color: blue;">ビスマルク</span>の話題を持ち出した。 そして、「女の陰で動く臆病な野郎だ!」と罵った。 <span style="color: blue;">ガーフィールド</span>の機嫌が余りにも悪くて荒々しい態度なので、私は「私の心の中には、あなた以外の方はいなくてよ」と言って慰めた。 だが、この男の横暴で低俗な振る舞いを見ているうちに腹立ちを覚え、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>との別離を予感した。<br />
<br />
「あなたは秘伝者の仲間に入りたいと考えているようだが、フリーメーソンの聖霊、即ち、龍の存在を信じてはいないのだろう?」と訊かれたので、私は「とんでもない、信じていますわ! 今は髙い力が存在することを信じています」と答えた。<br />
<br />
<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は、<span style="color: orange;">1879年6月</span>に「円形神殿」で実演した交霊会で私に確信を与えたと思ったようだが、その後の<span style="color: orange;">10月</span>に自分一人で臨んだ七頭龍との対話で、私が龍の存在を確信したことを知られないように注意した。 <br />
<br />
翌月曜日にグランド・ロッジの大会議場での高位の秘伝者集会に出席したが、ベルリンに関する聴取は無かった。 しかし、大きな本が机の上に置かれ、私一人だけで読めと指示された。 この大きな本は、秘伝者たちが言うところのイルミナティの聖書だ。<br />
<br />
開くと、1ページめに<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>の筆跡で、「ここに書かれている真理を疑わずに信ぜよ。 これは、あなたに語られているものだ」という注意書きがしてあった。 一言で言えば、<span style="color: orange;">999年頃</span>に、悪魔ルシファーの霊、即ち、イルミナティの聖霊が告げたものだ。 原本は、イスタンブールの最高ロッジに保管され、アフリカ・ アメリカ・ 東インド・ ロシア・ フランス・ イタリヤの各グランド・ロッジに保管された写本6巻がある。 フリーメーソンを最高ロッジの下に統一したのは、<span style="color: orange;">900年代末</span>であると書いてある。 この他の要点を列挙すると次のようになる。<br />
<br />
イルミナティの聖書は、『聖書』の「ヨハネの黙示録」をパロディ化した寓意に満ち、 『聖書』を反証する話ばかりが展開され、 高度に詩的な文体で書かれた新作のソロモンの詩篇もあった。 全体的に矛盾だらけで支離滅裂な悪魔ルシファーの狂詩曲だと感じた。 最初のうちは、くだらない「作り話」にしか思えなかった。だから、詳しく調べようとは思わなかった。 このような私が覚えているイルミナティの聖書の内容は、こうだ。<br />
<br />
『聖書』の「創世記」と完全に矛盾する宇宙創造論が展開されている。 例えば、フリーメーソンの聖霊は、<span style="color: orange;">999年</span>に地上に顕現したと考えられており、この聖霊は、地球に来る前に外宇宙を支配していた。 創造主なる神とは「火」であり、この「火」から「光」が生じて地上を漂い、子供たちを造った。 「火」はルシファーの父、「光」はルシファーの母とされている。 それから、<span style="color: orange;">999年</span>に「光明に照らされた霊たち」が、「一者を称えよ!」の叫び声とともに地球に降臨したと書いてある。<br />
<br />
<span style="color: orange;">999年</span>当時の人々は、古い世界が終わって新しい世界が来ると感じ、死を予期して自分の持ち物を捨て去ったらしい。 また、「ダヴィデの星」(六芒星)のマークや、鎖につながれた天使の姿が描かれている。この天使は、「世界を転覆させる高き力に縛られている」との説明書きがある。<br />
<br />
様々な宗教の分裂の歴史について混乱した説明が続き、カトリック教会を非難してきたプロテスタント教会の異端性についても脚注で解説されている。<br />
<br />
イルミナティの聖書を読んで一つだけ明確になったことがある。それは、異端はみな「宇宙からの光明を得たマスター」によって創始されたということだ。<br />
<br />
最初の異端は、イスラム教の開祖<span style="color: blue;">ムハンマド</span>によって起こされた。 <span style="color: blue;">ムハンマド</span>の起こした戦争に関する記述もあった。 <span style="color: blue;">ムハンマド</span>のイスラム教団は、統一されていなかったため、フリーメーソンが<span style="color: blue;">ムハンマド</span>のイスラム教団を強力に指導して秘密の儀式で結束させなければ、とうの昔に消滅していた。 イスラム教団の宗教勢力の拡大が、フリーメーソンの勝利に前段階になった。<br />
<br />
悪魔ルシファーの託宣もある。 例えば、「われはわが胸を開き、わが血と、わが苦しみ、わが追放によって、あなた方を養った。われは王座につくために来たのではない。子羊の血を通して、あなた方の命を保たせるために来たのだ」 神界から追放された悪の管理者としてルシファーが、キリストを補佐してきたという意味か? それとも、皮肉を込めた偽りの託宣なのか?<br />
<br />
「終わりの日にフリーメーソンが限りなく支配する」という予言が続いている。 うんざりしながら読み進めるうちに、私の目は、ある箇所で釘付けになった。 なぜなら、聖霊は、自らを現さなくなる時について語っていたからだ。 聖霊は、フリーメーソンが感情に駆られて乱暴になり、正しい思慮を欠いたことを責め、未来の時代を予言していた。<br />
<br />
「あなた方が、もはや、われを見なくなる時が来る。絶望と恐怖があなた方を襲うであろう。 それから、あなた方は、われに向かうことになる。 だが、女が到来する時まで、われは、あなた方に語ることはないだろう」 これに続けて、<span style="color: blue;">ビスマルク</span>の私への言葉によれば、私についての予言が記されているのだ。<br />
<br />
「昼に、もう一人の子供がわれらに与えられるだろう。 夜に、もう一人の妖精がオリエントのグランド・ロッジに与えられよう。 彼女は強くなるだろう。 われにしか全託しないからだ。 彼女にとって世界は窮屈になるだろう。 あなた方は、われが支配する、その者を通して啓示を受けるだろう。 彼女は、われと一つになり、われらを引き離せるものは何一つなくなる。 聞け。 一人の女が来て死んだ。 二人目の女が今いて、彼女も死ぬ。 三人目の女は、来て生きるだろう。 彼女には休息と遊興が時々必要になるだろう。 休んでも彼女を拒んではならない。 さもなければ、彼女は、われから離れるかもしれない。 だが、ときがわれらを結び、引き離すことはなかろう。 それを知り、よく覚えよ。 われは、この女を通して話そう。」<br />
<br />
悪魔ルシファーの聖霊が、「巫女」 「選ばれた者」と呼んだのは、この私なのだ。 むろん、私の名前が書かれているわけではないので、悪魔の二重の策略が隠されている。 つまり、「私が聖霊に予言された女であるから、聖霊に忠誠を尽くせ」という私に対する策略と、「私が予言された女である」とイルミナティに思わせ、「悪魔は未来を知っている」とイルミナティを確信させて、悪魔を深く崇敬させるイルミナティに対する策略とである。 だが、実際には、悪魔は未来を知らない。<br />
<br />
多くの哀れな女たちが私以前にいたが、どれも失敗した。 彼女たちはみな殺された。 しかし、イルミナティは、「彼女たちは予言された女ではなかった。 全世界にイルミナティの支配力を及ぼせる、もう一人の女を探している」と説明するだろう。 私は、2日間、グランド・ロッジに滞在して、イルミナティの聖書を貪り読んだ。 批判するはずが、多くのことを学ぼうと熱心になっていた。<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">★ 12 ★ ルシファーの秘密教義</span><br />
私は、グラウンド・カウンシル(大評議会)に出席した。 フリーメーソンの多くの牧師・代議士・上院議員がひしめいていた。 ここに80人の高位階者、世界各国のグランド・ロッジの大使たち、15人の「アジアの騎士」が集ったのだ。 「アジアの騎士」は、宝石を施した鎧に身を固め、金色の縁取りをした赤いマントを羽織り、膝までのブーツを履いていた。このように美しい騎士の着衣は見たことがなかった。 私は金色の光線の入った黒いチューニックを着て、赤いシルクの裏地のあるトーガを外套として羽織った。ブロンドに染めた髪は肩まで垂れ下がり、金色のヘアバンドが額を覆った。 この衣装は、私が「夜の妖精」の秘伝者レベルに到達したことを告げていた。<br />
<br />
私は、2時間半の間、立ったまま、彼らから ロッジの規約・ マスターへの敬意・ 私の性癖や思いなどに関する厳しい尋問を受けた。 最後に投票となり、全員が賛成票(赤玉)と反対票(黒玉)を壺の中に落とした。 結果は、賛成84・反対3であった。 私は椅子に座ったまま、大勢から「おめでとう!」と祝福の声をかけられた。 しかし、このような、「夜の妖精」のお披露目が終わると、次に、「夜の妖精」の秘伝者イニシエーション前の「試練」を受けなければならなかった。この「試練」は、パリではなく、ヴェルドーレにある洋館で行われるため、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>の馬車に乗せられて向かった。 後ろからは、6台の馬車がついてきた。 洋館に到着するや否や、黒いヴェールをすっぽりと頭から被せられ、洋館の広間で、「死者を呼び起こす祈り」が行われた。 次に、目隠しをされて地下室の方へ連行され、地下牢の中で目隠しを解かれた。 地下牢は、何もかもが墓場を思わせる真っ暗な場所だった。 手さぐりをすると、机の上にかなりの分量のパンと水があった。 そのとき、上から<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>の声が聞こえた。 「おまえの食べ物は、それだけだ。高い位階(EC)をあきらめるなら、別の試練に変えてやってもいい」 と言うので、私は「あきらめません!」 と答えた。 すると、「おまえは、そこで死ね。さらば」 と上から声が響いた。 私は、地下牢に監禁される「試練」が、どれだけの期間続くのか分からなかった。 そして、パンは4日、水は5日半で尽きた。 私は飢えに苦しみ、絶望の果てに力尽きて床に倒れた。 「私を救ってくれるなら、残る人生を七頭龍に捧げる」 と約束した。 私は、七頭龍の心霊力を疑わなくなっていたので、七頭龍に私の運命を全託して崇めた。 7日目になって、遠くの方からドアを開ける音が聞こえてきた。 突然、天井から地下牢に光が降り注いだので、目が潰れそうになった。 薄目を開けると、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>と <span style="color: blue;">フランス大統領グレヴィー</span>の姿が見えた。 <span style="color: blue;">グレヴィー大統領</span>は、「グランド オリエント」に次ぐ地位にいるフリーメーソンだ。 <span style="color: orange;">1791年</span>の革命でフリーメーソンが勝利して以来、フランス共和国政府はフリーメーソンの支配下にあった。<br />
<br />
「あなたは、まだ秘伝者(イニシエート)の輪に入るつもりなのか?」 と訊かれたので、「グラウンド・カウンシル(大評議会)は、私に賛成票を投じたのです。 私は秘伝者の輪に加わります。 それは、聖霊の意志であり、フリーメーソンの聖書にも書かれていること。 今より、私は龍に仕えるのです。 私が主人に迎えるのは彼だけです!」 と答えると、失神して<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>の腕の中に崩れた。<br />
<br />
目を開くと、数人の医師がベッドを囲んでいる。 私は8日間気絶していたという。 また、私の目の中には不思議な炎が燃え、それを見た誰もが戦慄したという。 私がベッドに臥している間、私が秘伝者になる儀式の日が<span style="color: orange;">1879年12月3日</span>と定められた。 そして、秘伝者間の「パロール」という合言葉を教えられ、地獄の聖霊から啓示を得る呪文の一覧表をもらい、地獄の聖霊の顕現した姿である七頭龍を自由に召喚できるよう、グランド・ロッジの「円形神殿」に自由に入れる鍵を受け取った。<br />
<br />
私が退院してから儀式までの数日間、途方もない地獄の聖霊と何度も交信したが、多くのことを聖霊が教えてくれた。 私は聖霊から諸宗教の間違いを教えてもらい、死後も霊的に生き続けて他人に憑依する人魔の話を聞いた。 さらに、生と死を繰り返す終わりなき時間の輪廻の中で、「プラトンの7つの扉」をくぐらなければならないと教えられた。 プラトンは地獄にいるのか。 これは、地獄の聖霊による責め苦なのかもしれない。<br />
<br />
フリーメーソンの倫理は、「どんなに邪悪な欲望であっても、その全て満たしながら、自分が望めば、どんな霊的体験もできる」 というものだ。 今の私には、この倫理が正しいように思えた。 <br />
<br />
私は神の被造物に対する一切の愛を捨てた後で地獄の聖霊に支配される、即ち、完璧に憑依される方術を学んだ。 だが、この憑依が、私の心身に如何なる変化を起こすかについては分からなかった。<br />
<br />
地獄の聖霊は、七頭龍の姿をもって現れたとき、その頭の一つだけが七重冠をかぶっていた。 人の姿をもって現れたとき、見事に着飾った聖母マリヤのごとき美しい婦人であった。 天使の姿をもって現れたとき、その態度は光ではなく闇の天使であった。 召使の姿をもって現れたとき、私を上品で優雅に扱った。 七頭龍が私を愛人として扱うとき、そこに性的なものはなかったが、いかなる反対も許さぬ主人として現れ、私を腕に抱いて空中浮遊させた。 この時の私は、何でも見て、知ることのできる別の魂を生きているように感じた。 私は、七頭龍を通じて、あるいは、七頭龍の中で、「並みのフリーメーソンの群衆をはるかに超えている」と感じた。 七頭龍が、このような七変化の姿を私に示したのは、「夜の妖精」である私を感動させるためだ。<br />
<br />
私は、七頭龍に特別に選ばれた存在であり、他の誰よりも七頭龍を愛していた。 但し、恐ろしい一面もあった。つまり、大声で不満をぶちまけ、復讐の叫びをあげることもあったのだ。<br />
<br />
私は、七頭龍のことしか考えられなくなり、夜毎の密会のことしか頭に上がらなくなっていた。 本を読むことさえ重荷になってきた。 私は、七頭龍の地獄の聖霊に憑依されているとき、常に生き生きとした感覚であった。 七頭龍は、私に惜しみなく与えた名誉について語り、「グランド オリエント」を超えるフリーメーソンの地位を幻で示して見せた。 <br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">★ 13 ★ 女預言者の旅立ち</span><br />
私が秘伝者となるイニシエーションの儀式を行う<span style="color: orange;">1879年12月3日</span>の朝ほど、大きな期待感に満たされたことはない。 午後11時にグランド・ロッジの衣装室で、私は白い亜麻布のシャツを着て、この上から錦のチューニックを羽織った。 額に金冠をはめ、ヴェールで顔を覆う。 腕には亜麻布の腕章をつけた。 グランドマスターが私を中央大ホールの扉まで導き、ここで<span style="color: blue;">フランス首相フェリー</span>が私に目隠しをして両手に鎖をかけた。 <span style="color: blue;">フェリー</span><span style="color: blue;">首相</span>は、<span style="color: blue;">フレシーネ</span>政権の教育相だった。 <span style="color: blue;">フェリー首相</span>は、私を「秘学の部屋」へ導いた。 5人の秘伝者、6人の「アジアの騎士」、その他が既に集まっていた。 ここで、私は跪かされた姿勢のまま、1時間以上も、フリーメーソンに入った理由を述べるように尋問された。 突然、木製のハンマーを叩く強烈な音がした。 「御霊のお出ましである。 床に平伏!」と告げる「グランド オリエント」の<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>の声が響いた。 それから、ハンマーを叩く音と呪文が響き、地震のような拍手が起こった。<br />
<br />
「七礼せよ!」と再び、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>の声が響いた。 彼は呪文を唱え、突然、「フィアト・フラックス!」(最後の光!)と叫ぶと、秘伝者の一人が私の目隠しを解いた。 <span style="color: blue;">ガーフィールド</span>が「御霊の宮を開け放て!」と叫ぶや、私の顔を覆うヴェールの四隅を握る4人の秘伝者が、ヴェールを引き裂いた。ヴェールは初めから四分されるように作られていたのだ。 私は「七頭龍は私だけのために現れなければならない。さもなければ、自分は七頭龍に受け入れられない」と思えた。 結果として、七頭龍は現れなかった。<br />
<br />
次に、私は衣装室に戻り、胸と背に十字架の付いた白いドレスの花嫁衣装に着替えた。 グランドマスターから木製のハンマーを手渡され、これでロッジ内部の扉を7・3・1のリズムで叩くと、かんぬきが一つ抜かれた。 この合図を3回繰り返すと3つのかんぬきが抜かれ、扉が開き、「円形神殿」の中に入った。 そこには、6人の「アジアの騎士」が手を握り合って三列になって立ち塞がっていた。 私は後ろにグランドマスターを従え、ハンマーを振りかざして三列の壁を破った。 そのまま「円形神殿」の中央を通り抜け、7段の雛壇を上った。 そして、その真鍮の床をハンマーで叩くと、「円形神殿」の中で待機していたオーケストラが曲を演奏し始めた。 演奏の合間合間に、ブラザーが「タルムード」の一節を朗読した。 雛壇上の演壇から「円形神殿」を見渡すと、金箔の布が壁全体を覆い、列柱から樫の葉が垂れ、シャンデリアが美しく輝き、鎖で吊るされた金製の円盤が前後に揺れながら「円形神殿」の全体を光輝かせている。 列席者は、祭服に身を固めて「円形神殿」の両側に座っていた。<br />
<br />
すると、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>と<span style="color: blue;">ティネ</span>と<span style="color: blue;">グレヴィー</span>が重々しい声で私に尋問を開始した。<br />
<span style="color: magenta;"> 1.</span>「どの宗教に所属しているのか?」-----「どこにも所属していません」<br />
<span style="color: magenta;"> 2.</span>「どの宗教の下に生まれたのか?」 ----「ローマ・カトリック教会」<br />
<span style="color: magenta;"> 3.</span>「今、その宗教への信仰を棄てるか?」---「その宗教を信じたことはありません」<br />
ここで、私はイエス像の付いた十字架を手渡された。もろい材質で造られていた。そして、「その宗教が無意味だと思うなら、それを砕け!」と命じられたので、これを砕いて床に放り投げた。 <br />
<br />
次に、私の洗礼を棄てる儀式が始まった。 洗盤が「グランド オリエント」の<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>の前に出され、彼は、これを血と水で満たし、床に平伏しながらヘブライ語とラテン語を混ぜた「脱洗礼の祈り」を始めた。 彼は、洗盤の血と水を私の頭上に少量だけ注ぎ、「我らを導きたもう至高の聖霊の御力によりて、最低の力に呪縛する洗礼の焼印を除きたまえ。 願わくは、聖霊が汝に乗り移り、高きことがらを汝に知らしめんことを。 汝を通して大いなることを為したまわんことを。 汝を通してイルミナティ・ロッジの計画に光明を与えたまわんことを。 聖霊が汝を導き、動かしたまわんことを。 汝は全く聖霊のもとなれ!」 と祈った。<br />
<br />
<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は、跪いていた私を立たせ、<span style="color: blue;">ティエント</span>が私を「聖なる幕屋」(サンクタ・サントリウム)と呼ばれる小壇へ導いた。 そして、グランドマスターが七頭龍の像の真ん前で、長く不気味な呪文を唱えつつ、七頭龍の顕現を1時間以上も祈った。<br />
<br />
突然、目に見えぬ力が私をつかみ、私を空中に浮遊させたので、私は叫び声をあげた。 聖霊の力によって私は空中に宙吊りにされた。 何たる瞬間! そして、七頭龍の声を聞いた。 私は重力を含む自然の法則も、如何なる秘密も存在しないことを感じた。 また、この世の人間の弱さを思い知った。 人間は、「どのような力も自分自身から出てくるものだ」 と考えているからだ。 だが、人間に力を与えているのは霊なのである。 私は「七頭龍の聖霊のために全てを棄てれば、七頭龍の中で、どんな力も持て、どんなことも実現できる」と知った。 そうするうちに、七頭龍の聖霊は、私を優しく降ろし始めた。<br />
<br />
こうして、七頭龍の聖霊に導かれながら私の秘伝者イニシエーションの本番が始まった。 七頭龍の聖霊は、私に殺人を行うように強いたのだ。 本来であれば、マスターの指導を受けなければ、複雑な殺人儀式を手順どおりに進めることはできないが、私の場合は、七頭龍の聖霊自らが指導に当たった。 私は、三重冠をかぶった教皇人形の前に立つと、その三重冠を奪い、弓矢の矢を手に取り、これで教皇人形の胸を突いた。 次に、国王人形の前に立つと、その王冠を奪って手で引き裂いた。 そして、王権の象徴である長さ45cmほどの金色の王笏を奪い、短剣を国王人形の胸に突き刺した。 人形の中の人は死んだが、私は何の罪悪感も良心の呵責もなかった。 その場にいた誰もが、私の見せた凶暴な行為に驚き、恐怖した。 聖霊は、洗盤の血と水で両手を洗うよう私に指示をしてから、「円形神殿」の中央へ導き、私に所定の宣言を行わせた。<br />
<br />
それから、私の頭を後ろにのけぞらせた状態で、私の口から聖霊の息を吹き込んだ! 霊的な火炎が身体の中央を貫いて全身に充満し、新たな力が湧き起こってくるのを感じる。 なんという悲劇であろう! 私の顔は邪悪な表情でこわばり、私は悪魔に完全に支配されたのだ。<br />
<br />
私はフリーメーソンの聖書である「タルムード」から、いくつかの節を朗読した。 これは『聖書』を愚弄する内容であった。 私は胸と背に十字架の付いた白いドレスを脱ぎ捨て、フリーメーソンのシンボルの付いたギリシャ風の白い綿衣に着替えた。 脱ぎ捨てた十字架の付いた白いドレスを火の中に放り込んだ。<br />
<br />
私の前に登録簿が運ばれ、ここに私の名前・年齢・犯してきた罪状・加入日を記入した。 この登録簿に「グランド オリエント」の<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>が署名し、6人の「アジアの騎士」、6人の秘伝者が、これに倣った。 彼らは、私の右親指をナイフで切り、私の血を採った。 私は自分の血にペン先をつけ、薄くトレースされた紙の上に、長い誓約の証文を記した。それから、全ての証文に署名をした。<br />
<span style="color: magenta;">1.</span>私は、ローマ・カトリック教会の十字架による贖罪と聖なる三位一体の神を捨てます。<br />
<span style="color: magenta;">2.</span>私は、ただ一人の神に対する信仰を捨てます。<br />
<span style="color: magenta;">3.</span>私は、聖霊から啓示されない全ての奥義と聖霊から出たものではない仕事を捨てます。<br />
<span style="color: magenta;">4.</span>私は、自分の肉体・魂・霊を聖霊に明け渡します。<br />
<span style="color: magenta;">5.</span>私は、聖霊が私の思考・意思・心を独占することを願い求めます。<br />
<span style="color: magenta;">6.</span>私が、聖霊の中で生き、行うように、聖霊が、私の中で生き、行われるように求めます。<br />
<span style="color: magenta;">7.</span>私は、聖霊の御名によって、キリストとカトリック教会と、その秘蹟の全てを呪います。<br />
<br />
私が署名を終えると同時に、私の背後にいた聖霊が誓約の証文を取った。 もう一つの証文を渡され、これを死ぬまで持っているようにと命じられた。 証文にはヘブライ語に似たフリーメーソンの暗号が記されていた。 知識に精通していない者は、この暗号を解読できない。 証文を身体から外せるのは、外部からの疑いを避けるのに必要なときだけに限られる。 だが、ロッジの律法によれば、これは有り得ない。 なぜなら、「聖霊が証文を消してくれる」と信じられているからだ。<br />
<br />
また、ローマ・カトリック教会の祝別されたホスチアを受け取った。 このホスチアは、「イエス・キリストに全てを見られたので、私の地獄行きは決定した」ことを確信させるためのものだ。<br />
<br />
私は、とても疲れていたが、フリーメーソンのシンボル入りのトーガに着替え、茶会の催される祝祭ホールに向かった。 皆疲れている様子で退屈な話がだらだらと続けられていた時、突然、電気ベルが鳴り、<span style="color: blue;">フランス農業相ティラール</span>が、上の階へ行くと、豪華なカメリア(椿)の花束と、そこに挟まった<span style="color: blue;">ビスマルク</span>の祝電を私に持ってきた。 <span style="color: blue;">ビスマルク</span>の祝電は、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>の知らないうちに外から届けられた。これを見た<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>の顔面は蒼白になり、目は怒りに燃えてきた。 <span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は、花束の間に豪華な宝石が散らばっているのにも気がついた。<br />
<br />
お茶を楽しんでから、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>のいない場所で、ゆっくりと、<span style="color: blue;">ビスマルク</span>の祝電を読んだ。 「おめでとう。 しかし、私たちの共通の友人を忘れないようにしなさい。 聖霊の利益のために直ちに取り組まなければなりません。 楽しみにしています。 これは聖霊からの伝言です。 首相」」とあった。 つまり、「私たちの敵の<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>に死を与えよ。 やり方は心得ているはずだ。 機は熟した」 という意味だ。 私は祝電を暖炉の中に放り込んだ。 憎悪と復讐の種を撒き、フリーメーソンに死をもたらすことが、私の運命なのだろうか。 しかし、死の指令は、聖霊から来たものであり、私は早急に準備しなければならない。<br />
<br />
時計が午前3時を告げた。 私は秘伝者イニシエーションを完了した旨を報告する演説を出席者たちに披露しなければならなかった。 出席者たちは再びロッジに戻っていた。 私は何一つ演説の準備をしていなかったが、私の空中浮遊を目撃した出席者たちは、私を聖霊の代弁者であると信じ、速記者は私の一語一語を書き留めるべく紙を持って待機していた。 その時、突然、私の口が開き、まるで演説家が喋るように次々と流ちょうな言葉が流れ出てきた。 聴衆は驚きに包まれ、茫然となった。<br />
<br />
私は自分の口から発せられる一語一語を意識していたが、これほど明晰な精神に満たされたことはない。 語っているのは私ではなく、何者かが私を通して語っているのだ。 私の演説の内容は、政治陰謀史の解説であった。 悪魔の極秘計画を聴衆に知らせ、その問題点を指摘しながら、遂行すべきことが、どれだけ残されているかについて語った。 聴衆の表情には、「優れた能力を持つ代弁者を再び手に入れた」という喜びが見えた。 また、恐怖におののいた。 それは私の演説が一部のイルミナティの利己的な行動を暴露し、心に潜む欲望までを赤裸々にしたからである。 一部のイルミナティは、私的利益のために地位を利用した。 しかし、彼らは悪魔ルシファーとフリーメーソン・ロッジのためにのみ仕事をするべきなのであった。<br />
<br />
私は非常なる説得力をもってフリーメーソンの内部危機を訴えたため、誰もが満足した。 私の演説は40分続いてから終わった。 今や、7つのイルミナティのグランド・ロッジは、7人の秘伝者を擁するに至った。 イルミナティは、新しい秘伝者が誕生する度に新しい運動が起こることを知っていたから、私という「恵まれた方」の到来を長く待ちわびていたのである。<br />
<br />
聖霊のみが「恵まれた方」を選ぶ。 演壇の横で待機していた2人の秘伝者が敬意の合図をもって私を半円テーブルまで導いた。 私が半円テーブルに着くと、私は両腕を広げて礼をした。 動揺を隠せない「グランド オリエント」のガーフィールド、他の5人の秘伝者、6人の「アジアの騎士」の順番だった。 彼らも私に返礼をした。 そして、全員で悪魔ルシファーに礼をした。<br />
<br />
オーケストラが演奏を始めると、歌手が<span style="color: orange;">1793年</span>のフランス革命の愛国歌「民衆に力を」を先唱し、次に<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>が悪魔賛歌「囚われの神ルシファーに栄えあれ」を歌った。 晩餐会は、いつ終わるともなく続いた。 出席者たちが交わした話の中には非常に興味深いものがあった。 彼らはフリーメーソンが仕組んだ金融崩壊を誇らしげに語っていた。 フリーメーソンは、ユダヤ・シオニスト系列の銀行を手中にしており、これ以外の銀行を破綻に追い込んだのだった。 例えば、ライアン銀行・パリ銀行などだ。 フリーメーソンは、自分たち以外の銀行に対して、フリーメーソンを重用することに反抗した場合、巨額の運用資金をもって太刀打ちできぬ競争相手を作り、自分たち以外の銀行が潰れるまで競争を激化させるのだ。 酒盛りの時間になると、娼婦たちが入場してきて、醜悪なる大乱交パーティーが始まった。 また、酔っぱらった悪漢たちが野犬のように私に群がってきた。 だが、嫉妬深い聖霊が私に憑依して下劣な男たちの自由にさせなかった。<br />
<br />
午前6時になると、私は再び大会堂に行った。そこで、全員で聖霊を招く祈りを行った。 それから、私の演説によって示された新しい計画と、聖霊が何人かのイルミナティに啓示した内容を記録に取る作業に入った。 私は、あの吐き気を催す大乱交パーティーを楽しんだにもかかわらず、真面目なビジネスマンのように振る舞って論理的な議論ができるロッジのブラザーに驚いた。 <span style="color: blue;">ガーフィールド</span>が記録の要点をまとめて黒板に書き、これを出席者全員が自分のノートに写し取った。 ロッジのブラザーは、最初の「グランド オリエント」の創設記念日である<span style="color: orange;">7月29日</span>に、フリーメーソンの世界支配計画に役立つ新しい案を提出するように求められていた。 こうして、フリーメーソンの世界支配を実現するために民衆を闘いに駆り立てる道を整えるのに、10年、20年の歳月を要しようとも、フリーメーソンの世界支配計画は着実に進むのだ。<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">★ 14 ★ アメリカ大統領に死を</span><br />
私はパリのリドダンンケルクに、庭園に囲まれた美しい屋敷を構えていた。 <span style="color: blue;">ダニエル伯爵</span>が自殺する前の話し合いで彼からもらい受けた敷地だ。 <span style="color: blue;">ダニエル伯爵</span>が自殺したとき、私はプリンス・ホテルに宿泊していた。 私は、この屋敷で<span style="color: blue;">クロチルデ・ベルソーネ</span>ではなく、上流社会の<span style="color: blue;">クーテソー伯爵夫人</span>として生きることになった。 過去の自分の痕跡を示すものはひとつもない。 5千フランを費やして、屋敷の中に新しい衣類・家具・敷物・馬を用意した。 七頭龍は、私との最初の出会いの時に3万フランの金貨の雨を降らせたが、秘伝者は私にもっと高額を使うことを期待していた。なぜなら、フリーメーソンは、この屋敷を「学者の社交場」にする計画だったのだ。 <br />
<br />
やがて、私の屋敷は、「国立科学アカデミー」として知られ、多くのパーティーとギャンブルの機会を提供する場になった。 この屋敷に著名な学者・政治家・高官を招いて、彼らの秘密を探り出すのが、私の役割である。 快楽を求める人間は、光に群がる蛾と同じで、快楽の光に近寄り過ぎて、その火力によって焼かれてしまうことになる。 パーティーでは、女どうして親密な会話をさせ、秘密の悪事・博打の悪癖・家族の秘密・議会工作・宗教界と政界の金銭欲と名誉欲といった、ありとあらゆる個人情報を収集した。 こうした情報を使って、反フリーメーソンの保守派右翼の計画を突き崩すのだ。 例えば、敵対勢力が力を握りそうになれば、その個人の秘密を新聞社や敵対者に暴露する。<br />
<br />
パーティー参加者の中には、事業の成功を求めてフリーメーソンに入会し、倫理に欠けたパーティーで人妻との姦淫を行い、悪魔に仕えるフリーメーソンを敵に回してしまい、殺された者たちもいる。 彼らは、殺されてから防腐加工処理され、グランド・ロッジの「円形演技場」の机の上で、おぞましい人肉の謝肉祭のメイン・ディッシュにされた。<br />
<br />
「国立科学アカデミー」を主宰する私、<span style="color: blue;">クーテソー伯爵夫人</span>は、低位階のブラザーたちに「夜の妖精」「聖霊の花嫁」であることを隠して「高位の聖職者」として紹介された。 低位階のブラザーたちには、グランド・メーソン、即ち、イルミナティの仕事が一切分からぬようにされている。 今ここで、悪魔に仕えるイルミナティの階級組織を正確に描写しておこう。<br />
<br />
イルミナティには9つの聖歌隊がある。 しかし、これらの聖歌隊の1つに所属する前に、フリーメーソンの見習いの位階が4つある。 見習いの位階は、フリーメーソンのシンボルの意味を教えられない。 そして、フリーメーソンに入会したこと、集会の場所、集会の内容を一切口外してはならないことを誓約させられた上で、部外者を寄せつけないようにするための合言葉と認識合図を教えられる。 なお、フリーメーソン会員の年会費は、400フランで、位階を上がる度に100フランずつ増額される。<br />
<br />
フリーメーソンの見習いの4つの位階の上に第5位階がある。 性格や忠誠心などを詳しく調査された後に第5位階に入り、ロッジに正式に加わる。 第6位階は一般のブラザーであり、第7位階は高位のブラザーだが、彼らは何ら重要な役職を持っていない。 私は、イスタンブールの「グランド オリエント」の<span style="color: blue;">アーメド・パシャ</span>に推薦され、見習いの4つの位階をパスして第5位階から入った。 第8位階は「第2グランド オリエント」であり、「裁判官」 「大導師」 「大臣」 「書記官」 「大仕事の執行者」などの称号を持つ大会議のメンバーになる。 第9位階は「第1グランド オリエント」であり、「グランド オリエント」を含む3人の特別なイルミナティは、フリーメーソンの全ての動きを掌握し、この3人の同意なくして、フリーメーソンの如何なる考えも実行に移されることはない。 七頭龍が望めば、この輪の中に1人の「夜の妖精」が加わる。 それが私であった。 どの秘伝者も9つの聖歌隊に紹介されるが、ブラザーとしてしか紹介されることはない。 しかも、本当の長が誰かわからぬように、第1と第2のグランド オリエントを逆にして紹介するのだ。<br />
<br />
さて、私の高位階のイニシエーションの日、300人のフリーメーソンがグランド・ロッジに召集された。 7人のイルミナティの中から選抜された特別な3人のイルミナティの許可がなければ誰一人欠席は許されない。 深夜の集会は、オーケストラによる音楽の演奏をもって開始された。 人間を神に立ち向かわせる目的を持った悪魔賛歌が歌われた。 演奏される音楽は、厳粛で霊的な戦いの陶酔の境地を醸し出した。 全員の感情が敵に対する憎悪と、敵を殺戮する官能へと高揚され、私も地獄の聖霊に鼓舞されて、ありとあらゆる陶酔の感情を体験した。 演奏会は1時間以上に及んだ。<br />
<br />
大会議が始まると、ローマ・カトリック教会と世界各国政府の内部に侵入する新しい方策を「第2グランド オリエント」が列挙し、次に、私が高位階のイニシエーションを受けることを全員に報告した。 高位階のイニシエーションを受ける前の私は、ローマ・カトリック教会の唯一の神と、その三位一体の教理を捨てる「反キリスト宣誓式」を再度しなければならなかった。 それから再度の「脱洗礼式」が行われた。 私は、ローマ・カトリック教会の秘蹟とイエス・キリストを捨て、イルミナティの崇拝する魔神ルシファーと、その実体である七頭龍の悪魔ベルゼブブを受け入れて初めて、半円テーブルに座ることを許された。 次いで、ロッジの7人のブラザー各自が、私をこのような高位階に引き上げた七頭龍の聖霊を称えた。 それから、私の演説の番になったが、私に投票してくれた大会議に謝辞を述べ、全員の利益になるよう最善を尽くすことを約束し、最後に「教会・国王・政府・諸宗教の擁護者たちに、フリーメーソンは戦いを挑み続ける」という叫びをもって話を終えた。 嵐のような大拍手がそれに続き、私は「第2グランド オリエント」の腕を借りて演壇から降りた。 こうして、私の高位階のイニシエーションと大会議は終了した。<br />
<br />
低位階のブラザーたちが大会議場をみな去るや否や出入口は閉鎖され、「グランド オリエント」以下のイルミナティだけが残った。 そして、「グランド オリエント」が、黒板に重要事項を書いてまとめた。 突然、大会議場を不思議な振動が貫いた。 見えない手が黒板に「ロッジの敵に死を!」と書いた。 「グランド オリエント」の<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>以下の全員が震えおののいた。 ロッジを裏切った者を探して互いに顔を見合わせたが、今は、この殺人をする時でも場所でもない。<br />
<br />
いつも通りの乱交パーティーと晩餐会が始まり、早朝の4時まで続いた。 私の「国立科学アカデミー」が社交界で人気を博するようにと、裕福で影響力のある数名に紹介された。 この高位階のイニシエーションを終えた日は、疲れ切っているにもかかわらず、神経が高ぶって眠ることができなかった。<br />
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<span style="color: blue;"> ガーフィールド</span>が私の神経に障り始め、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>との対立が避けられないように思えてきた頃、<span style="color: blue;">ビスマルク</span>からの書簡が届けられた。 「<span style="color: blue;">皇帝ウィルヘルム一世</span>の許可が得られず、ドイツを離れられないので、ベルリンに来て欲しい」という内容であった。 私は喜び、疲れを忘れたが、ベルリンに旅立つには、秘伝者たちの許可が必要になり、まる2週間フリーメーソンの会合を欠席しなければならない。 そこで、私は秘伝者たちを私の屋敷で開かれる「学者の集い」の晩餐会に招待し、個別に言いくるめる作戦に出た。 秘伝者たちは、「夜の妖精」である私の意向を儀礼上、拒むことはできなかった。 自分の意志というものを持たない<span style="color: blue;">グレヴィー大統領</span>が最初に許可し、2人の男がこれに倣った。 <span style="color: blue;">フェリー</span>・ <span style="color: blue;">テラール</span>・ <span style="color: blue;">ティネ</span>の3人は、<span style="color: blue;">ビスマルク</span>の肩を持ち、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>をからかってやりたいと思っていた。 実際のところ、普仏戦争(1870~1871)で<span style="color: blue;">フランス皇帝ナポレオン三世</span>を敗北させ、<span style="color: blue;">プロイセン王国宰相ビスマルク</span>を、統一ドイツの英雄に仕立て上げたのも彼らなのである。<br />
<br />
丁度、イスタンブールの<span style="color: blue;">アーメド・パシャ</span>からセルビアを監視し続けるようにとの指令がパリに来ており、<span style="color: blue;">フェリー</span>は、「今回は会合を中止してセルビアへ一緒に行こう」と<span style="color: blue;">ティネ</span>に提案した。 私は、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>に「麗しのイタリヤに行ってきます。一月後に会いましょう」というメモを残した。<br />
<br />
匿名を使った私は、ベルリンのフランス大使館に到着すると、私の到着を知った<span style="color: blue;">ビスマルク</span>は、すぐにメモを送ってよこした。 「明日、クリスタル・パレスの舞踏会においでなさい。 フランス大使夫人に伝えて、秋用のドレスを用意し、左手にカメリア(椿の花)のプーケを持つことを忘れぬように。 あなたを見分ける目印にします」と書いてある。 国際政治は、俄然、面白みを増してきた。 想像して頂きたい。 私という偽物のフランス伯爵夫人が、米国大統領の「グランド オリエント」を失脚させる決意をし、ドイツ帝国の支配者の<span style="color: blue;">ビスマルク</span>と謀議している。 その場所は、舞踏会であり、何も知らないフランス政府が、この謀議の全てをお膳立てしてくれるのだ。<br />
<br />
フランス大使夫人が、私の着替えを手伝い、私はぴったりの時刻にクリスタル・パレスに着いた。化粧室に入る寸前に、真っ赤な衣装を着た悪魔姿の男が現れ、私からカメリア(椿の花)のプーケを取ると、「<span style="color: blue;">クーテソー伯爵夫人</span>、<span style="color: blue;">ビスマルク</span>」と囁いて、私の腕を取って<span style="color: blue;">ビスマルク</span>の座る特別仕切り席に案内した。 舞踏会に来た好奇心の強い観衆から私を隔離するために<span style="color: blue;">ビスマルク</span>が予約しておいた特別席だ。 <span style="color: blue;">ビスマルク</span>は、私にドイツ外務省から入手した<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>の行動に関する証拠書類を手渡した。 7月のロッジの決議に反した<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>の利己的な行動を裏付ける書類だ。 <span style="color: blue;">ビスマルク</span>は、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>を排除するために、これまで見て見ぬふりをしていたのだ。それも、これも、イルミナティの中で権力を握るためだ。<br />
<br />
<span style="color: blue;">ビスマルク</span>は、私に自分への連絡なしに危ない行動を取らぬように求め、私の行動を援助することや、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>のパリの仲間は<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>と同様に排除されることを恐れて、私に復讐しようとするだろうから、<span style="color: blue;">ビスマルク</span>の保護が必要になると警告した。 <span style="color: blue;">ビスマルク</span>と私は、バーに移動して気分転換をはかった。<br />
<br />
私は午前2時前にフランス大使館に戻り、そこから郷里のイタリヤに向かった。 いつも通り、午前2時の夜行列車に乗ってドレスデンからライン川上流を抜けてスイスで4泊した。 ローザンヌで1泊してから、イタリヤのヴェネチアへ旅立った。 ヴェネチアで過ごした3日間に<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>へ手紙を書いた。 イタリヤに来たことを証明するためだ。 パリに戻ったのは出発から3週間後だった。<br />
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ある日の午後5時頃、聖霊が予告なしに現れ、「裏切り!」と一声叫んで姿を消した。 初めは事情が呑み込めなかったが、窓に寄ると、私の屋敷の玄関をじっと見ているロッジの密偵がいた。 この瞬間、ひらめいた。 「<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は、私が<span style="color: blue;">ビスマルク</span>から受け取った書類を、この屋敷に隠していると考えているのではないだろうか」と。 躊躇しながら、なおも窓越しに覗いていると、遠くに、こちらへ向かって来る馬車を認めた。 私は、不用意に所持していた書類を焼き捨てた。 まさに間一髪だった。 <span style="color: blue;">ガーフィールド</span>が馬車に乗って<span style="color: blue;">ビスマルク</span>の書類を探しに私の屋敷に来たのだ。 <span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は、怒りに身を震わせ、怒り狂って屋敷中の引出をひっくり返した。 それでも書類が見つからないと、「グランド・ロッジの机の鍵を寄こせ」と言うので、鍵を渡した。 それから3日間、私は<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>を避けて屋敷を留守にし、プリンス・ホテルに籠った。<br />
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しばらくしてから、私は<span style="color: blue;">ビスマルク</span>から書類の写しを受け取った。 そして、私の私邸での夕食会に12人の秘伝者を招き、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>が働いてきた陰謀の数々を証明する書類を全員に手渡した。 「<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>を滅ぼすように聖霊から指令を受けている」ことを私が語ると、全員が震えあがったが、聖霊の指令には絶対服従をしなければならない。 彼らは、地獄の聖霊の力を知っている。 例えば、かつて、<span style="color: blue;">アルベルト・シュミット</span>という男が、聖霊の力を自分自身の力だと偽った瞬間に、聖霊は一撃で彼を倒して殺したのだ。 しかし、彼らは、「グランド オリエント」よりも低い階級にあるため、どうして<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>を裁くことができよう。 私が招いた12人の秘伝者とは、<span style="color: blue;">レオン</span>、<span style="color: blue;">セイ</span>、<span style="color: blue;">フェリー</span>、<span style="color: blue;">グレヴィー</span>、<span style="color: blue;">デラーンサン</span>、<span style="color: blue;">ティネ</span>、<span style="color: blue;">ラローイ</span>、<span style="color: blue;">ドゥク・・</span>、<span style="color: blue;">ポルベール</span>、<span style="color: blue;">クレマンソー</span>、その他の2人だ。 私たちは<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>を暗殺することを決めた。 暗殺の手順は、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>がパリに居ると暗殺犯追及の矛先が私たちに向かってくる可能性が高いため、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>を米国大統領選挙に出馬させ、彼がワシントンに居ることを余儀なくさせる。 こうすれば、パリのイルミナティ・ロッジを指導できなくなり、新しい「グランド オリエント」を選出せざるを得なくなる。そして、新しい「グランド オリエント」の下で<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>の暗殺を実行する、という流れだ。<br />
<br />
米国大統領選挙の選挙戦の当初は、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>を知る人は皆無に近かった。 パリのイルミナティは、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>が米国大統領選挙に確実に勝つよう、彼の人気を高める宣伝を繰り広げた。 新聞・雑誌・専門誌は、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>を誠実な人・ 完全無欠な人 ・政界の巨人・ 大人物・ 時代の寵児という具合に持ち上げた。 パリのイルミナティの宣伝草案は、全世界のメディアに配信され、この宣伝に洗脳された愚かな世界各国の大衆は、能無しの<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>に奇跡を期待した。最後は、フリーメーソンによる投開票の操作によって<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は米国大統領選挙に圧勝した。 <span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は、計画通り<span style="color: orange;">1881年</span>にホワイトハウスに入った。<br />
<br />
この頃の米国には、悪魔崇拝のイルミナティは存在しなかったが、フリーメーソンのロッジはあった。 <span style="color: blue;">ジョージ・ワシントン初代大統領</span>が、<span style="color: blue;">アダム・ヴァイスハウプト</span>とともに<span style="color: orange;">1776年</span>に結成したロッジが最初のものだ。 しかし、米国のフリーメーソンは、イルミナティのロッジを持っていないため、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>自身は、米国内にイルミナティのロッジを結成したいと考えていた。 今こそ、パリのイルミナティは、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>を使って米国にイルミナティのロッジを結成できる状況になったのだ。 この好機に、パリのイルミナティは、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>の暗殺を決行してよいものだろうか?<br />
<br />
私は<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>暗殺計画の共謀者たちから、早期に聖霊に伺いを立てるように約束させられていたが、私の心境に変化が起きてきたのだ。 つまり、高位階のイニシエーションを受ける前の私は七頭龍を必要としていた。 情熱的に七頭龍の聖霊に願掛けをしていたものだ。 ところが、私がイルミナティの全権を握ると、不思議なことに七頭龍に対して説明のつかぬ反感と嫌悪感を抱くようになっていた。 七頭龍を呼び出す長い呪文に嫌気が差したのか? 恐らく自分の上に主人がいることに我慢できなくなったのだろう。 かつての<span style="color: blue;">ダニエル伯爵</span>や今の<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>のように、私も七頭龍が自分に服従することを望んだ。 私の抱く嫌悪感を察した七頭龍は、私を攻撃をしてくるだろうか? いずれにせよ、七頭龍との対話は減ってきた。<br />
<br />
私は木曜日の午後7時にロッジに入り、金曜日の午後11時まで断食をしながら籠ったが、この間、七頭龍の聖霊は黙したまま姿を現さなかった。 しかし、ついに七頭龍は、不気味な美しさを持つ暗黒の天使として現れた。 だが、その言葉は私に聞き分けられるものではなく、異言と異言の間に、うめくようにワケの分からぬ言葉を吐いた。 これほど苦々しい姿に対面するのは、初めてだ。 「われは人類に我慢できない。 わがフリーメーソンさえ、貪欲で卑しく浅ましい悪しき人間性を有しており、われに十分な忠誠と感謝の気持ちを持っていない。 だが、これら死すべき、利己的で低能で依存心の強い者たちが、どうして忠実でありえよう。 彼らの主人であり、全てを与えた、われにさえ利己的なのだ。 彼らの本性は陰謀で、その目的は抑制できない快楽だ。 彼らはロッジの律法さえ汚している」 と悲観的にうめいた。 <br />
<br />
私は、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>を暗殺する件について一言も語らなかったが、暗黒の天使は「確かに実行しなければならない! おまえが求めるなら、全員への見せしめとして、われは、それをしよう。 必要な手段をおまえに与えよう。 あいつは死ななければならない!」 と回りくどい言い方をした。<br />
<br />
私は、米国大統領の地位に就いた有力なイルミナティを暗殺するからといって、七頭龍が苦しんでいないことを知った。 私にとって復讐が喜びであるように、七頭龍にとって地獄に一人の霊魂を取り込むことの方が喜びなのだ。 続けて、暗黒の天使は「卑しい人間の本性に逆らって行動する聖人たちが、われにはいない。われが絶望しているのは、これらの不愉快な寄生虫どもが、われの帝国を支配したがっていることを知るに違いないからだ。 だが、下劣な野心と強い憎しみを持つ寄生虫どもは、われの鏡なのだ。 その者を殺すときでさえ、その額の上にわれの印があるのが見える! おお、ガリラヤの男よ、おまえにも自分に有害な者を殺せように! なぜ、愛せるのか!」 と憂鬱な告白をした。 「ガリラヤの男」とは、ローマ帝国の属州ユダヤの北方に位置するガリラヤ地方で、多くの日々を費やしたイエス・キリストを指す。<br />
<br />
私は、暗黒の天使の憂鬱な告白が、イエス・キリストのより高い心霊力に向けられていることを感じた。 私は四六時中、嘆きの言葉を聞かされたが、金曜日の午後10時頃に姿を消した。 午後11時になると、後年に愛人によって暗殺される<span style="color: blue;">ガンペッタ</span>が、<span style="color: blue;">ビスマルク</span>の書簡を携えて私の所に来た。 その内容は、「あなたは今晩、落ち度なく話をするでしょう。ありがとう」 という最後の激励の言葉だった。<br />
<br />
私から重要な啓示のメッセージを受けるために、秘伝者たちは既に召集されていた。 私は演壇に上がったが、そこで霊感は途絶えた。 私は秘伝者たちを前にして何を話すべきか分からず、お茶を濁してギリシャ語写本の話をしていた。 すると、突然、私の心の閉塞感が解け、流暢な言葉が泉のように流れ出てきた! 場内から「なんと恵まれた方!」 と叫ぶ感動の声があがった。 彼らは、これを超自然現象と呼んだ。 私の口から自然に発せられた言葉は、世界各国のロッジの動向と300万人の低位階のブラザーの現状について話した後で、世界各国のグランド・ロッジの動向に話題を転じた。 「指導者のいない低位階のフリーメーソンの中で、我々イルミナティの役割は、最高のイルミナティ・ロッジを米国に創設することにある。 米国に設置される最高のイルミナティ・ロッジは、会員数・財源・影響力において世界最大になるに違いない。 それは、我々イルミナティの努力の結晶として、我々イルミナティの一大拠点になるだろう。 これを実現するために必要な権威と経験の賜物を持っているのは、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>しかいない! 聖霊は、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>が、ニューヨーク・イルミナティ・ロッジのグランド オリエントになることを望まれている!」 と託宣した。<br />
<br />
私の口から出た託宣の真実性を裏付ける奇跡として、聖霊は、私の秘伝者イニシエーションのときと同様、私を天井まで空中浮遊させ、ゆっくりと安全に降ろした。 イルミナティの秘伝者たちは、歓声と共に私に詰め寄った。 米国大統領選挙に圧勝した<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>も同意している様子だ。<br />
<br />
「世界最高のイルミナティ・ロッジとなるニューヨーク・イルミナティ・ロッジを創設すれば、世界各国のグランド・ロッジに米国イルミナティの影響力を及ぼせる」という考えは、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>の目からも読み取ることができた。 <span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は、パリを離れることを悲しがり、私との不和と離別に痛恨の表情を見せた。 そして、時々、手紙を書くように私に約束させ、私も、これに応じた。 まもなく、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は、米国第20代大統領に就任するためにパリを発った。 それが彼の姿を見た最後だった。<br />
<br />
パリのグランド・ロッジは、<span style="color: blue;">グレヴィー大統領</span>が引き継いだが、彼は精神的・霊的な指導力に欠けていた。 このため、パリのイルミナティは分裂して、イルミナティの力は損なわれた。 ところが、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は、自分の去ったパリのグランド・ロッジが崩壊するのを見て有頂天になった。 彼は、私たちパリ・ロッジの敗北を腹立つほど自慢げに手紙に書いてきた。 手紙には、「パリ・ロッジの崩壊を望んだのは私であり、私が、その責任を負うべきだ」と書きながら、私を「愛している」とまで書いてあった。 <span style="color: blue;">ガーフィールド</span>の手紙には、あらゆる皮肉と嘲笑が一行一行に込められていた。<br />
<br />
私は、<span style="color: blue;">グレヴィー大統領</span>と、その他の秘伝者らが住んでいたビルドーブレに出向いて接見を求め、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>の手紙を渡した。 <span style="color: blue;">グレヴィー</span>は、自分が嘲笑されている部分を読んだ時、その手を怒りに震わせた。 <span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は、「パリのグランド・ロッジを駄目にしたのは、軟弱で臆病な<span style="color: blue;">グレヴィー</span>だ」と罵っていた。 私も<span style="color: blue;">グレヴィー</span>を侮蔑の目で見ていた。 <span style="color: blue;">グレヴィー</span>は、私に侮蔑の目で見られていることに気づき、自分が<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>を暗殺しなければ、私からロッジ崩壊の責任を問われ、聖霊に裁かれることを知った。 <span style="color: blue;">グレヴィー</span>は、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>の手紙を再読してから、それを私に返すと、『この男を終わらせよう。 この男は長く生き過ぎたのだ!』 と言い放った。<br />
<br />
この2~3ヶ月後の<span style="color: orange;">1881年7月2日</span>、大統領に就任したばかりの<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は、ワシントン D.C.のバルチモア・ポトマック駅で2発の銃弾を背後から撃ち込まれた。 犯人は、フランス人の<span style="color: blue;">シャルル・ギトー</span>だった。 その場で逮捕されたが、逃げる様子さえ見せなかった。 <span style="color: blue;">シャルル・ギトー</span>は、銃撃の理由について何一つ漏らさなかった。 かくして、強靭な男 <span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は、病院のベッドの上で3ヵ月間以上も苦しみ、ついに息を引き取った。<br />
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<span style="color: red;">★ 15 ★ 龍への反逆</span><br />
<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>の死後、<span style="color: blue;">グレヴィー大統領</span>が「グランド オリエント」の地位に就いたが、その力量に欠け、私は導きと目標を得られぬデルフォイの巫女<span style="color: blue;">ピューティア</span>と同じであった。 <span style="color: blue;">グレヴィー</span>は、賄賂と票の買収によって国会に入ったが、彼以降、その方法が通例になった。 敵の何人かを買収し、それでも勝てない場合にスキャンダルの暴露と暗殺で口封じをした。 <span style="color: orange;">1879年</span>に<span style="color: blue;">マクマオン大統領</span>が失脚すると、彼が大統領になったが、彼もフリーメーソンの殺人儀式を経ている。 つまり、彼も生きた人間を教皇人形の中に閉じ込めて刺し殺す儀式を行った。 これが英国で起きたセイドン事件の真実であり、容疑者の<span style="color: blue;">セイドン</span>は被害者を殺しておらず、自殺した。 本当の犯人は、<span style="color: blue;">グレヴィー</span>と<span style="color: orange;">1874年</span>に死んだ第三秘伝者の<span style="color: blue;">テラー</span>だ。<br />
<br />
<span style="color: blue;">グレヴィー</span>による政敵抹殺の有名な犠牲者は、<span style="color: blue;">レオン・ガンペッタ</span>だ。 <span style="color: blue;">グレヴィー</span>は、あらゆる手段を尽くして<span style="color: blue;">ガンペッタ</span>を誹謗中傷し、その信用を失わしめた。 <span style="color: orange;">1881年</span>の選挙後に、<span style="color: blue;">ガンペッタ</span>を首相にしなければならなくなると、「鳴り響く声を持つ民衆の保護者」と称賛される<span style="color: blue;">ガンペッタ</span>の人気に我慢できなくなった。 <span style="color: blue;">グレヴィー</span>は、<span style="color: blue;">ガンペッタ</span>を排除するようにグランド・ロッジに働きかけ、これに同意した秘伝者たちは、妖艶なボヘミア娘の<span style="color: blue;">レオニー・レオン</span>を<span style="color: blue;">ガンペッタ</span>にあてがった。 <span style="color: blue;">ガンペッタ</span>は、この娘を激しく愛した。 ところが、<span style="color: blue;">ガンペッタ</span>は、この愛人に心理的に操られた挙句、拳銃自殺を装って射殺された。 <span style="color: blue;">ガンペッタ</span>の愛人は、グランド・ロッジの暗殺指令を<span style="color: orange;">1882年12月31日</span>に冷酷に遂行したのだ。<br />
<br />
<span style="color: blue;">グレヴィー</span>は、他人の意見を聞くまで自分の意見を言わない、優柔不断で怠惰な男であったが、どんな圧力にも怒り、肉欲的で強欲で権力に飢えていた。 だから、彼は狂ったようにイルミナティの秘伝者になろうとして悪魔に魂を売った。 結果的に、七頭龍の要望によって秘伝者の輪に加えられたが、イルミナティの秘伝者で彼を承認した者は一人もいなかった。<br />
<br />
<span style="color: blue;">グレヴィー</span>は、自分に対抗する者たちが結束することのないよう、絶えず不和の種を撒き散らす方法で事を治めていた。 彼は、この方法でフリーメーソンのロッジ全体とフランス国会を治めていた。 ある者と2人だけの時には味方になるが、敵と一緒の時には、その者の悪口陰口をさんざん言う卑劣な男である。<br />
<br />
イルミナティは、個人的秘密を持つことを許されない。 ところが、<span style="color: blue;">グレヴィー</span>は、月に一度、公邸を抜け出してマルリー・スィル・セーヌの別邸で過ごしたので、ロッジは、これを不審に感じた。 そこで、<span style="color: blue;">フェリー</span>が別邸の料理長に賄賂を渡して別邸内を探らせた。 料理長は、薬を調合する振りをしながら<span style="color: blue;">グレヴィー</span>の室内で七頭龍の写真を発見した。 七頭龍の写真は、その場所で七頭龍の聖霊の召喚を行っていたことを傍証する。 この召喚はグランド・ロッジの「円形神殿」の中でしか許されない行為であり、ロッジの律法に背いたことになる。 この後、フォンテンブローその他の場所でも七頭龍の聖霊の召喚を行っていたことも発覚した。 つまり、<span style="color: blue;">グレヴィー</span>は、「グランド オリエント」の座を保つため、別邸その他の場所で七頭龍からの指示を受けようと、七頭龍に具体的な指示を強要していたのだ。<br />
<br />
七頭龍は、これに怒り、<span style="color: blue;">グレヴィー</span>を殺すことを約束した。 なぜなら、<span style="color: blue;">グレヴィー</span>が「グランド オリエント」の地位に就いて以来、新参者の不正が横行し、ロッジは、私的な欲望を遂げる道具でしかなくなり、七頭龍自身も、これら堕落したフリーメーソンを嫌悪していたからだ。<br />
<br />
私自身の周囲は、敵ばかりになり、事態は深刻化していった。 私と<span style="color: blue;">グレヴィー</span>による<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>暗殺を嘆く秘伝者たちは、グランド・ロッジの内部に別のロッジを作り、私に敵対する計画を実行し始めた。 彼らは、私が<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>暗殺の扇動者と知り、「知的な男たちの間に女預言者を入れたことが堕落の始まりだった」と主張して、私に全てを告白するように迫った。<br />
<br />
私は火曜日の夜11時から男女ダンス・パーティーを開催したが、私に恨みを抱く<span style="color: blue;">セジェー</span>は、私がアリアを歌いだすや、「ガーフィールドを暗殺した殺し屋が歌っている。 あいつは自分のやった卑劣な行為を何とも思っていないのだ」と<span style="color: blue;">フェリー</span>に囁いた。 これを耳にした私の友人の<span style="color: blue;">テセール</span>が、「その傲慢な心を叩きのめしてやる!」と声をあげ、<span style="color: blue;">セジェー</span>を平手打ちにした。 「果し合い」の申し込みである。 2人は、パーティーの広間を出た。 私は、彼らの後を追ったが姿は既になかった。 七頭龍に懇願しても無駄であった。 七頭龍は、むしろ死を望んだ。 そして、私の数少ない友人の<span style="color: blue;">テセール</span>は、この「果し合い」で死んだ。 <span style="color: blue;">セジェー</span>は、4ヵ月間、ロッジの地下牢に閉じ込められ、あらゆる拷問を受け、飢えに苦しみ、低い位階のブラザーの前で愚か者の役を演じさせられた。これは、イルミナティにとって最大の屈辱である。<br />
<br />
私の心は荒れ、七頭龍の聖霊も、私の呼びかけに反応しなくなっていた。 特別集会の演説では、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>に対する卑しい非難の言葉しか繰り返せなかった。 <span style="color: blue;">ガーフィールド</span>の親友<span style="color: blue;">ティネ</span>は、我慢できなくなり、「あなたの気まぐれを我々に押し付けないでくれ。 死者を愚弄して何になる。 あなたに今の地位を授け、何から何まで世話になってきた人じゃないか。 誹謗中傷するのを止め、演壇から降りなさい!」 と叫んだ。<br />
<br />
七頭龍の聖霊は、激しいぶつかり合いの瞬間を待っていたように、私を支配し、雷のような声と眼光をもって私に演説させた。 「<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は、<span style="color: orange;">1871年</span>に<span style="color: blue;">ナポレオン三世</span>から賄賂をもらい、普仏戦争の最中にドイツ・プロイセン帝国に肩入れをしたとロッジの紀要に記録されています。 <span style="color: blue;">ガーフィールド</span>のフランスに対する愚かしい背信行為は、フランス軍がドイツ・プロイセン軍に包囲されたセダンの戦いで、フランス軍を率いた<span style="color: blue;">ナポレオン三世</span>が降伏した時に結実しました。 本来であれば、フランス軍は降伏せずにフランスの名誉のために戦うべきでした。 フランス軍をドイツ・プロイセン軍に降伏させた<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>は、フランスの敵なのです。 だから、私は<span style="color: blue;">ティネ</span>に侮辱される理由はありません。 なぜなら、私がフランス・ロッジの利益を最も貫いてきたからです。 私は自分の感情を殺して、フランス・ロッジを裏切った<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>を真っ先に告発したのです。」<br />
<br />
次に<span style="color: blue;">ティネ</span>に向かって、「フランス軍を率いた<span style="color: blue;">ナポレオン三世</span>は、ドイツ・ブロイセン軍に降伏して敗北したはずです。 フリーメーソンの誓いを破った、このカルボナリ党員の<span style="color: blue;">ナポレオン三世</span>は、七頭龍の聖霊から死ぬべきことを求められていました。 それにもかかわらず、なぜ、英国イングランドに亡命できたのですか? 一体、誰が、この男を助けたのですか? 世界各国のグランド オリエントたち、即ち、<span style="color: blue;">ビスマルク</span>、<span style="color: blue;">アーメド・パシャ</span>、<span style="color: blue;">ネリ</span>、<span style="color: blue;">セオリド</span>たちが、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>の死を求めていたにもかかわらず、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>を助けようとしたのは、一体、誰ですか!」 と訊いた。<br />
<br />
そして、私を迫害する全員に向かって、「フランス・ロッジの利益を最優先する私の方針に逆らって、<span style="color: blue;">ティネ</span>を喝采したい者がいれば、起立して、七頭龍が聞けるように考えを明らかにしなさい! 七頭龍はグランド・ロッジの敵全員に死を! と言うに違いありません」 と叱りつけた。 聴衆の顔色は蒼白になり、頭をガックリと垂れた。 <span style="color: blue;">ティネ</span>は、ブラザーたちの冷たい視線を感じて沈黙し、肩を落として、私に対する抗議を撤回した。<br />
<br />
私に反対する者たちは、変節漢の「グランド オリエント」の<span style="color: blue;">グレヴィー</span>に頼り、私に敵対する計画を諦めないだろう。 私は一人で闘わなければならないのだ。 あの<span style="color: blue;">ビスマルク</span>でさえ、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>の暗殺に成功すると、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>の暗殺を手引きした<span style="color: blue;">ビスマルク</span>の姿を知る私を滅ぼそうとしているに違いない。 かつての<span style="color: blue;">ビスマルク</span>は、側近の<span style="color: blue;">ペイヴァ</span>に、「おまえは頭が良くて私を知ろうとし過ぎるから、後で私の全てを壊そうとするだろう。もう用はない」と話した。 そう、<span style="color: blue;">ビスマルク</span>は、私を愚か者と考えたから私に仕事をさせたのだ。 愚か者や精神異常者が、悪魔に利用された暗殺犯になるのが世の常である。 「黙って逮捕され、何も喋らなければ、処刑の直前に助け出される。 それから、億万長者の優雅な生活が待っている」 と言葉巧みに騙された暗殺犯もいたことだろう。<br />
<br />
私は、敵対者たちとの闘いに神経が苛立ち、ヒステリーを起こしそうなほどに過敏になっていた。 大会議場で行われた会合で<span style="color: blue;">ラロワイエル議長</span>が私に演壇に立って話してくれるように丁重に申し出た。 彼らは私に誉められることを期待していたが、私のヒステリーが爆発して、彼らの怠慢を責め、「ロッジに背いた罪人たちの氏名を暴露する」とまで言った。 全員が七頭龍に告発される恐怖に駆られて押し黙ったが、画家の<span style="color: blue;">シェール</span>だけは、「いつまで、この女の言いなりになっているつもりだ。 我々を愚弄するのもいい加減にしろ。 剣の力で目を覚まさせてやる!」 と抗議してきた。<br />
<br />
翌朝、私は、部下の<span style="color: blue;">フェリー</span>と<span style="color: blue;">ランサン</span>を<span style="color: blue;">シェール</span>の家に送り、「果し合い」 を申し込んだ。 私はフェンシングは得意ではなかったが、七頭龍からの援護を計算に入れた。 場所はスイスのベルンだった。 真剣を使ったフェンシングの勝負は、あっけなく決まった。 私は相手の胸を突いて一本勝ちし、相手はその場で意識を失った。 <span style="color: blue;">シェール</span>を治療した医師は、「たいした傷ではない」と考えて彼をパリへ帰らせた。 14日後、<span style="color: blue;">シェール</span>は、肺出血した血を口から吐き出して死んだ。 この後、私は自分の修行・ 呪術・ 儀式に警戒信号が現れたので、自分の握るイルミナティの最高権力が敵対者によって覆されたことを知った。<br />
<br />
「グランド オリエント」の<span style="color: blue;">グレヴィー</span>は、横暴な私を懲戒処分にするべきだったが、何もせずに黙っているだけだった。 案の定、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>の擁護者たちは、<span style="color: blue;">グレヴィー</span>の優柔不断な態度に激怒し、私の敵対者は一層増えた。 <span style="color: blue;">グレヴィー</span>の統治方法は、国会でもロッジでも、自分のライバルが結束しないように不和の種を撒き続けることなのだ。<br />
<br />
<span style="color: blue;"> グレヴィー</span>は、交霊術にのめり込み、死者の霊からのメッセージを書き留めていた。 例えば、暗い部屋に置かれたテーブルを囲み、手を握り合って人の輪を作り、死霊がテーブルを叩く音の数を解読したり、死霊に憑依された状態で自動書記を行うことに通じていた。 <span style="color: blue;">グレヴィー</span>は、ある日の交霊会で私の目の前にイルミナティのシスターの死霊を出現させた。 この死霊は、自動書記を通じて、「自分は実の兄の子供を産んで死んだ。 兄は、このことを誰にも知られないように助産婦も呼ばなかった」 と伝えてきた。 これを体験したイルミナティは、「自分の反道徳的な行為も、交霊会の場で暴露される危険性がある」 と恐れた。 また、フリーメーソンの新参者に対して、「裏切り行為や個人的な秘密は、交霊会の場で暴露されるから絶対に裏切るな」 という脅迫の材料にした。<br />
<br />
<span style="color: blue;">グレヴィー</span>は、交霊会の成功に味をしめ、今度は、堕落したカトリック司祭の<span style="color: blue;">マザティ大修道院長</span>を呼んで、冒涜的な黒ミサを午前2時から行わせた。 私たちは、金のカリス(聖杯)、金のパテン(皿)、聖水の瓶、葡萄酒の瓶、清めの瓶、聖体覆い、ミサ・カード(ミサの日時の告知書)、祭衣一式というカトリック教会のミサに必要な物品の全てを与えられた。 つまり、<span style="color: blue;">マザティ司祭</span>は、悪魔ルシファーの冒涜的な黒ミサの権威を高めるために完璧に準備していたのだ。<br />
<br />
カトリック教会の正真正銘の祭壇が用意され、その上に聖体器が置かれた。<span style="color: blue;">マザティ司祭</span>は、式次第に沿ってミサを行い、ホスチアの詰まった聖体器を祝別した。 本物のミサが厳粛に行われた後、<span style="color: blue;">マザティ司祭</span>は、食卓の皿の上ににホスチアを乗せると、祭衣を脱いで食卓に腰を下ろした。 そして、ホスチアにソースとワインをたっぷりとかけた。 <span style="color: blue;">ティネ</span>は、肉にホスチアを混ぜて犬に投げ与えた。 <span style="color: blue;">マザティ司祭</span>はホスチアをナイフで突き刺し、<span style="color: blue;">グレヴィー</span>はホスチアに卑猥な絵を描いた。 他の秘伝者たちも汚れた手でホスチアをもてあそび、最後に余ったホスチアを娼婦たちにお菓子としてプレゼントした。 こうした冒涜的な黒ミサが、七頭龍の聖霊を非常に喜ばせたのである。<br />
<br />
<span style="color: blue;">マザティ司祭</span>は、グランド・ロッジのイルミナティよりも上にいると思い込むようになり、命令に従わず、呼ばれもしないのにグランド・ロッジに来て秘密会合に出席した。 彼はカトリック司祭にしかできない、あらゆる冒涜的なカトリック儀式の実施をイルミナティに提案したかったのだ。 重要な会合が行われる、ある晩、ミサをあげている<span style="color: blue;">マザティ司祭</span>の姿があった。 「グランド オリエント」の<span style="color: blue;">グレヴィー</span>は、これに激怒し、「どうやって入ったのか?」と詰問したが、返答はなかった。 「すぐに出て行け!」と言われても、意に介さずに黙々とミサをあげているので、私は「ミサが終わるまで<span style="color: blue;">マザティ</span>を祭壇から引き離すべきではない」と言って、<span style="color: blue;">グレヴィー</span>の怒りを制止し、私たちはマデラ・ワインを飲みながらミサを眺めていた。 <span style="color: blue;">マザティ司祭</span>がミサを終えて祭衣を脱ぐと、<span style="color: blue;">グレヴィー</span>に向かって、「次の聖金曜日のために120個のホスチアを祝別した。 私がここにいるのは、聖霊の指令によるものだ。 私は恵まれた方<span style="color: blue;">クロチルデ</span>と同じく、聖霊を通じて行動しているのだよ。 聖霊に逆らえる者はいないはずだ」と言った。 <span style="color: blue;">マザティ司祭</span>の言葉は本当だった。 <span style="color: blue;">マザティ司祭</span>は、七頭龍に出現を命じる強力な方法を知っていた。 七頭龍を出現させるのに何時間もかかるイルミナティの儀式を、とうに放棄していた。 <span style="color: blue;">マザティ司祭</span>の使った新手の方法は、「父・子・聖霊の御名」によって七頭龍を出現させるもので、これを使うと、七頭龍は即座に姿を現した。 秘伝者の何人かは既に、<span style="color: blue;">マザティ司祭</span>の方法を使い始めていた。 呼び出される七頭龍の側は、明らかに嫌がってはいたものの、従来の召喚方法よりも効果的で便利だったのだ。<br />
<br />
グランド・ロッジは、<span style="color: orange;">1882年</span>に七頭龍の召喚方法を誤用した罰として<span style="color: blue;">マザティ司祭</span>を3ヵ月間イタリヤに追放し、教皇庁の動向を探らせた。 こうして、グランド・ロッジ内部の堕落は益々ひどくなっていた。 私は、この頃からグランド・ロッジを離れつつあったので、この後の<span style="color: blue;">マザティ司祭</span>の働きに関して何も知らない。<br />
<br />
フランス革命(<span style="color: orange;">1789年</span>)でフリーメーソンがフランス政府の権力を奪取して以来、フリーメーソンの共和派は、信教の自由を保障するどころか、全ての宗教の信仰を禁止し、これに反抗する者をギロチンにかけた。 ところが、反フリーメーソンの王統派は、君主制の復活と信教の自由を求めた。 フリーメーソンが完全に支配するフランス政府は、全ての宗教を禁止してきたが、外交官の<span style="color: blue;">X氏</span>が君主制を復興して信教の自由を取り戻そうと手を尽くしていることを、フリーメーソンのフランス議会議長が私の「学者の集い」で知り合った<span style="color: blue;">シャビュル伯爵</span>の旧友の<span style="color: blue;">X夫人</span>から探り出した。 そこで、グランド・ロッジは、若き秘伝者の<span style="color: blue;">ルロワ</span>に<span style="color: blue;">X氏</span>の暗殺指令を出した。 ロンドンのフランス大使館に勤務する<span style="color: blue;">X氏</span>を少なくとも1年間ロンドンに釘づけにするため、ロンドンで様々な問題を作り出した。 この間、若き秘伝者の<span style="color: blue;">ルロワ</span>が<span style="color: blue;">X夫人</span>を誘惑し、2~3ヶ月後に<span style="color: blue;">X夫人</span>は妊娠した。 <span style="color: blue;">X夫人</span>が私に助言を求めてきたので、中絶するよう説き伏せる一方、この醜聞を言い広めた。 グランド・ロッジは、外交官の<span style="color: blue;">X氏</span>が<span style="color: blue;">ルロワ</span>との「果し合い」を決意するまで、この噂を広めた。 この結末として、聖霊の力添えを得た<span style="color: blue;">ルロワ</span>は、決闘で<span style="color: blue;">X氏</span>を殺した。 そして、フランス政府の裁判所は、<span style="color: blue;">ルロワ</span>と密通したという理由で<span style="color: blue;">X夫人</span>を告発し、グランド・ロッジの関連銀行が<span style="color: blue;">X氏</span>の財産を没収した。 こうして、<span style="color: blue;">X夫人</span>は不信心の汚名を被って無一文となり、グランド・ロッジは30万フラン以上を手に入れた。<br />
<br />
<span style="color: orange;">1881年2月18日</span>、「グランド オリエント」の総会がパリで開催された。アフリカの<span style="color: blue;">トンプソン</span>、米国と東インド会社の<span style="color: blue;">ガスコニ</span>、イタリヤの<span style="color: blue;">ネリ</span>、フランスの<span style="color: blue;">グレヴィー</span>、トルコの<span style="color: blue;">アーメド・パシャ</span>、アジアの<span style="color: blue;">セベイク・カディル</span>、ロシアの<span style="color: blue;">ソロコフ</span>という7人の「グランド オリエント」がパリに集まった。 ローマ・カトリック教会と世界各国の全王室の根絶を目標に掲げる弾劾演説をもって総会の会議は開幕した。 アフリカの「グランド オリエント」の<span style="color: blue;">トンプソン</span>は、ローマ・カトリック教会の高位聖職者を買収してフリーメーソンに引き入れ、ローマ・カトリック教会を内部から喰い滅ぼす戦術を提案した。この提案は実行された。 私は買収されてフリーメーソンに入った司教の名前を知っているが、その司教への配慮から実名を書けない。<br />
<br />
イルミナティの確固たる長期計画は、世界各国の全ての国王の抹殺にある。<span style="color: blue;">ロシア皇帝アレクサンドル二世</span>の暗殺指令が出されたのも、イルミナティの長期計画に基づく。 暗殺は、常に「グランド オリエント」によって計画され、<span style="color: blue;">ロシア皇帝アレクサンドル二世</span>の場合、フランスの<span style="color: blue;">グレヴィー大統領</span>とトルコの<span style="color: blue;">アーメド・パシャ</span>が計画した。 <span style="color: orange;">1881年3月13日</span>の日曜日、心優しい<span style="color: blue;">皇帝アレクサンドル二世</span>は、サンクトペテルブルク市内の大聖堂のミサから出るときに、イルミナティの工作員によって、その足元に爆弾を投げられた。ロシア皇帝の身体は引き裂かれ、息を引き取った。その周囲にいた大勢も死亡または重傷を負った。 私は「<span style="color: blue;">ロシア皇帝アレクサンドル二世</span>の暗殺事件に関与した殺し屋たちは全員、パリのグランド・ロッジの名誉会員か正会員であった」と、<span style="color: blue;">ディナムイコ</span>から聞かされた。 (ロシア皇帝暗殺の背景を知らないロシア治安当局は、手投げ爆弾を投げた「人民の意志」党員のポーランド人の<span style="color: blue;">イグナツィ・フリニェヴィエツキ</span>、ロシア人の<span style="color: blue;">アンドレイ・ジェリャーボフ</span>と<span style="color: blue;">ソフィア・ペロフスカヤ</span>などを処刑して終えた。)<br />
<br />
<span style="color: orange;">1881年8月~9月</span>の国会議員選挙と<span style="color: orange;">1882年1月8日</span>に始まった上院の新体制は、イルミナティの弱体化を明らかにした。つまり、議会で上程される、どのような法案にも優位を確保できる十分な人数のフリーメーソンが上下両院に居たにもかかわらず、フリーメーソンに支援された政府官僚の多くの候補者が過半数の得票に到達しなくなったのだ。 このことは、フリーメーソンの立場を揺るがした。 しかも、フリーメーソンの新参者は、自己の野心のためにしか階級を上らなくなり、階級の秩序がぐらついてきた。 彼らは、ロッジから票や金銭の支援が得られないと、「別のロッジを設ける」と言って脅しにかかった。 この時期に、ローマ・カトリック教会の勇敢な司祭が1人でもいれば、フランス政府を支配するフリーメーソン独裁体制は、完全に崩壊したであろう。<br />
<br />
フリーメーソンの力の源泉は、その財力にあるが、選挙戦の莫大な出費のために、その財源は底を尽き、革命と戦争を誘発するテロ計画を実行に移すための資金も欠乏した。 イルミナティが創設した国際社会主義労働者党でさえ、グランド・ロッジからの金銭的な要求の重みに耐えかねた。 資金不足に陥ったイルミナティは、世界各国での仕事を推し進めるために、ほとんど無名の信用のおけぬ共謀者たちを使わざるを得なくなった。<br />
<br />
<span style="color: orange;">1882年1月28日</span>、英国の<span style="color: blue;">ウェールズ皇太子※</span>は皇太子妃を伴って、話し合いのためにパリを訪れた。 <span style="color: blue;">グレヴィー大統領</span>は、献上品と「カドシュの騎士」という称号を授与して<span style="color: blue;">ウェールズ皇太子</span>をフリーメーソンに取り込むことに成功した。 だが、既に「プリンス・オブ・ウェールズ」の称号を持つ<span style="color: blue;">ウェールズ皇太子</span>には、フリーメーソンの最高位の称号を受けたところで何の意味もなく、英国に帰国して以来、フリーメーソンに仕えようとしなくなった。<br />
<span style="color: blue;">※</span> <span style="color: blue;">ウェールズ皇太子</span>は、後の<span style="color: blue;">国王エドワード七世</span>(1841~1910、在位:1901~1910)であり、<span style="color: orange;">1901年12月27日</span>に<span style="color: blue;">伊藤博文</span>(1841~1909)と会談した<span style="color: orange;">翌年1月30日</span>に「日英同盟」(1902~1923)を締結した。<br />
<br />
フリーメーソンのフランス・ロッジとドイツ・ロッジの力関係は、明らかにドイツ・ロッジの方が勝っている。 <span style="color: blue;">ビスマルク</span>率いるベルリン政府は、フリーメーソンを中心とするヨーロッパ連合の構築と汎ゲルマニズムの普及という理念を明確に掲げてきた。 ところが、フランス・ロッジは内部抗争に明け暮れ、一攫千金狙いの会員しかいないのだ。 そこで、<span style="color: blue;">ティネ</span>は、一攫千金計画を延期して、元来の世界征服計画に戻ることを提起した。それから、ブラザー全員を一堂に集めて新たな情熱に燃えるよう指令した。<br />
<br />
フリーメーソンの単純な金融操作によって毎年、巨額な資金がフランスからドイツへ流れ込んでいた。 ついに資金が枯渇したフランスは、幾多の金融破綻が起こり、セーヌ川に毎日10人の自殺した遺体が浮かぶ事態になった。 フランスからドイツへ流れた資金は、フランスの値下がり株をただ同然で買い占めた。 こうして、フランスの国力は衰えたのだ。<br />
<br />
私は、七頭龍に光明を求めて願い出るため、パリのグランド・ロッジの紀要にもない並外れたセッションを一人だけで行った。 七頭龍の顕現を求めて呪文を開始した3時間後、大理石像の七つの頭が甦り、眼から火が放たれた。 胴体は不動のままだった。 それから、七頭龍は3つの分身を作って分かれ、その分身が私の霊・魂・体に憑依した。 私の霊に憑き、人類に対する反逆の力を湧き上がらせた。 私の魂に憑き、悪しき権力欲の感情をもたらした。 私の肉体に憑き、私の情欲を刺激して七頭龍に抵抗できないようにした。 かくして、私は自分の存在を忘れ去り、生命力が消え、動く感覚も無くなり、体を痙攣させたまま床を転がった。 七頭龍は、「行って、おまえ自身の精神で行動せよ。 われはおまえを通じて話す。 おまえの身体はわれのものなのだから」 と告げて私の心身から去って行った。<br />
<br />
フリーメーソンの集会では、ローマ・カトリック教会を根絶する必要性を熱心に説く演説者ばかりだ。 例えば、「修道院の財産は、貧困者に分け与え、そこに集う愚か者を世俗社会の中に放り出し、修道院制度を廃止すべきだ」 「カトリック教会は、少年少女を使ってチョコレートやワインの製造工場を経営しているが、これが他の工場労働者の賃金を低下させ、食品産業界に打撃を与えている」 「プロテスタントは、新聞と書籍によって簡単に扇動できる。彼らは君主制によって信仰などの自由権を保護されているにもかかわらず、フリーメーソンと共に君主制に反対するだろう」・・・・・。 私は、<span style="color: blue;">レオ・タクスィル</span>の「教皇レオ九世の愛人」という本を題材に、ヴァチカン市国を不道徳な世界的陰謀の巣窟として非難して、「善人ぶらない」フリーメーソンを正当化した。 また、「<span style="color: blue;">ヴィットリオ・エマヌエレ二世</span>は、<span style="color: orange;">1870年</span>に国王の座に就いて以来、<span style="color: blue;">アントネッリ枢機卿</span>に影響され、フリーメーソンによる革命を阻止するため、ヴァチカン市国とイタリヤ王国議会を守る秘密平和協定に調印した。 これがフリーメーソンを裏切った<span style="color: blue;">ヴィットリオ・エマヌエレ二世</span>を暗殺した理由であり、私は<span style="color: blue;">ウンベルト皇太子</span>と共に暗殺を実行した。 ところが、<span style="color: blue;">ウンベルト一世国王</span>も、亡き父王と同様に、教皇に対抗している様子が見られない。 裏切り者であれば、<span style="color: blue;">ウンベルト一世国王</span>も処刑しなければならない。 グランド・ロッジの監視官は、全てのフリーメーソンの王族・政府高官・政治家に対して、ロッジの指令に絶対服従を約束させ、これを拒む者に死を通告するべきだ」と演説した。 私のこの演説に全員が同意した。 半公開の月曜例会で、この議題が討議され、出席者440人のうち反対22人で可決された。 そして、秘密を洩らしやすい見習いメーソンには、故意に虚偽情報を与えて、ローマ・カトリック教会の司祭と民衆を誤導させた。 見習いメーソンには、情報源以外は特に守秘義務がない。<br />
<br />
しかし、七頭龍の考え方は、私の考え方と違っていた。 だから、私は七頭龍に大胆にも不満を述べた。 これが、私と七頭龍との親しい関係を損ない、七頭龍は私を低くさせるために私の周囲に超常現象を起こし始め、それが私の神経と健康を損なった。 私は今まで熱心に求めてきた七頭龍との交わりを執拗に避けるようになった。 私と七頭龍の不和を、秘伝者たちも心配し始めた。<br />
<br />
七頭龍は、報復として大会議の質問に何一つ答えなくなった。 金曜日の夜、フリーメーソンの記章のない長いトーガを着た秘伝者たちが「円形神殿」の大理石の七頭龍の像の前で七度の平伏をして、怒りの静まらぬ七頭龍に赦しを請うた。 だが、七頭龍は何も語らず、彼らは何の成果もなく帰った。 彼らが帰った後、私の身体は硬直し、私の精神は予期せぬ高みへ引き上げられた。 こうして、七頭龍の聖霊は、私に秘伝者たちの心の内を理解させたのだ。秘伝者たちが嘆いていたのは、七頭龍を怒らせたからではなく、乱交パーティーに要する酒代と娼婦代、政府の要職を占められるように次の選挙の賄賂とするカネ、競技代、宴会代が必要だったのだ。 つまり、彼らに富を与えなくなったことを嘆いていたのである。<br />
<br />
私は、これまでフリーメーソンのあまたの犯罪を目にしてきたし、幾多のイルミナティの非業の死にも関与してきた。 そして、「彼らと似た運命が私に降りかかるのではないのか」と恐怖して眠ることもできなくなった。 ある日の夢で、「黒の部屋」に置かれた名前の付いた18個のドクロが現れた。 そして、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>の亡霊が角の生えた鷲の姿となって宙を舞い、復讐を喜ぶ歓声をあげていた。 私は大きなショックを受け、自殺を考えた。 但し、母は、私のために祈っていてくれたに違いない。 絶望の夜に一条の光が見えだしていた。 私はイルミナティの「至高の存在」であるルシファーに命令を下せる、あの「神の力」を思った。 しかし、自分には神に祈る資格が全くないことに気づき、あえてそうしなかった。 全能の神のかすかな光が、私に自殺を思い止まらせた。 むろん、このような私の気持ちが七頭龍との和解に役立つはずがない。<br />
<br />
私は秘伝者たちから毎日のように新しい処刑者の話を聞かされた。 これらの処刑は、高い位階に進みたいと願うブラザーが行う殺人儀式のために行われたものだ。 最近、権力の座に着いたフランスの政治家も殺人儀式を経て権力を手にしたのだ。<br />
<br />
フリーメーソンの「テスト57」とは、妊婦がこっそり産んだ赤ん坊をロッジの全員の見ている前で溺死させる儀式だ。 別のテストは、人形の中に閉じ込めた生きた人間を刺し殺す儀式だ。<br />
<br />
フリーメーソンの大会議に興味本位で出席しようとした愚かな政府高官は、フリーメーソンに入会する宣誓式の段階になって自分のキリスト教信仰に反するため、入会を拒否した。 そこで、ロッジは口封じのために彼に薬を盛った。 彼は、ブローニュの森で倒れているところを発見されたが、薬の作用で発狂して精神病院に入ったままだ。<br />
<br />
この頃、<span style="color: blue;">ティネ</span>と<span style="color: blue;">ティラール</span>は、<span style="color: blue;">パリ伯爵</span>と呼ばれた<span style="color: blue;">皇太子ルイ・フィリップ二世</span>(1838~1894)を君主制の復活を餌にしてフリーメーソンに引き込む計画を進めていた。 だが、<span style="color: blue;">皇太子</span>は、フリーメーソンを調査した後に断った。 そこで、「頑固な<span style="color: blue;">皇太子</span>を入会させるか、暗殺せよ」との指令が<span style="color: blue;">ケルナー</span>と<span style="color: blue;">トール</span>というブラザーに下った。 シャンボールで夏の休養を取っていた<span style="color: blue;">皇太子</span>は、訪問してきた<span style="color: blue;">ケルナー</span>と<span style="color: blue;">トール</span>を非常に親切に接待したので、彼らは皇太子を暗殺する勇気を挫かれた。 彼らはグランド・ロッジに帰ってくると、「<span style="color: blue;">皇太子</span>は、御用邸におられなかった」と報告した。 だが、七頭龍は、<span style="color: blue;">ケルナー</span>と<span style="color: blue;">トール</span>の虚偽報告を反証する材料をとうに握っていた。 このため、<span style="color: blue;">ケルナー</span>は、物質化した七頭龍の手にかかって、原型をとどめぬ血だらけの肉塊と化した。 <span style="color: blue;">トール</span>は、地下牢に投げ込まれた後に次の金曜日に行われた殺人儀式で殺された。<br />
<br />
残虐に人を殺すことを好む七頭龍が、自ら手を下した、もう一つの猟奇殺人がある。 関係者の家族の名誉を心配して実名を伏せるが、「第2グランドオリエント」の<span style="color: blue;">T氏</span>は、貴族階級の若い人妻の<span style="color: blue;">愛人</span>を囲っていた。 その<span style="color: blue;">愛人</span>の夫君は、有名な高級官僚だ。 ある晩、酒に酔った<span style="color: blue;">T氏</span>は、若い人妻の<span style="color: blue;">愛人</span>にフリーメーソンの秘密活動について口を滑らせた。 好奇心をもった若い<span style="color: blue;">愛人</span>は、翌日も、ロッジの秘密活動について質問してきたので、口外しない約束でロッジの秘密活動を説明した。 お喋りを我慢できなかった<span style="color: blue;">彼女</span>は、<span style="color: blue;">T氏</span>から聞いた内容を従兄弟の政治家<span style="color: blue;">K</span>に打ち明けてしまった。 しかし、その政治家<span style="color: blue;">K</span>は、フリーメーソンの大会議のメンバーだったのだ。 従兄弟の政治家<span style="color: blue;">K</span>は、「<span style="color: blue;">彼女</span>がロッジの秘密を知っている」と密告したが、<span style="color: blue;">T氏</span>は責任の一切を若い人妻の<span style="color: blue;">愛人</span>になすりつけた。 そして、罠にはめられた<span style="color: blue;">彼女</span>は、真っ暗な地下牢に1ヵ月間閉じ込められ、世間が「夫を捨てて逃げた」と信じるように宣伝された。 その間の<span style="color: blue;">彼女</span>は、従兄弟の政治家<span style="color: blue;">K</span>に<span style="color: blue;">T氏</span>から聞いた話を打ち明けたことが原因で地下牢に閉じ込められたことさえ知らなかった。 ついに、大会議で<span style="color: blue;">彼女</span>が裁かれる時が来た。 <span style="color: blue;">彼女</span>には<span style="color: blue;">レオセイ</span>という弁護人が付けられ、<span style="color: blue;">T氏</span>は自ら検事役を買って出た。 検事役の<span style="color: blue;">T氏</span>は、かつての<span style="color: blue;">愛人</span>に最悪の罪状を積み重ねた。 <span style="color: blue;">彼女</span>は驚きと恐怖で半狂乱になった。 ロッジのメンバーの投じた7つの球が<span style="color: blue;">彼女</span>に有罪を宣告した。 フリーメーソンの秘伝者の誘惑にのって姦淫の罪を犯し、フリーメーソンの秘密を漏洩した不埒な<span style="color: blue;">彼女</span>を残虐に殺害して「見せしめ」にするつもりの七頭龍は、判決が下る直前に異次元から物質化して現れた。 七頭龍の出現は輝く閃光に始まり、大きな雷鳴が響いた。 悲しい葬送行進曲が流れるなか、物質化した七頭龍は、哀れな<span style="color: blue;">女</span>をめがけて飛びかかり、<span style="color: blue;">女</span>をわしづかみにすると、力強い前足の一方で宙に投げ飛ばした。 <span style="color: blue;">女</span>は戦慄の叫びとともに床に落下した。 <span style="color: blue;">女</span>は七頭龍の邪眼を見まいとしたが、七頭龍は再びつかみかかり、鋭い爪で<span style="color: blue;">女</span>を引き裂き、この美しい<span style="color: blue;">女</span>は血だらけの肉塊に成り果てた。 衣類は引き裂かれ、抜けた毛髪が散乱した。 七頭龍が<span style="color: blue;">女</span>のはだけた胸を一撃するや、<span style="color: blue;">女</span>の口から血が噴き出た。 さらに、<span style="color: blue;">女</span>を壁に叩きつけ、<span style="color: blue;">女</span>の身体は見分けがつかぬほど変形した。 七頭龍は、それでも飽き足らずに<span style="color: blue;">女</span>の髪をつかんでホールじゅうに死体を引きずった。 それから、死体にまたがり、鋭い角を何度も刺して切り刻んだ。 この惨劇が丸一日続いたのだ。 この目撃者の<span style="color: blue;">ティラー</span>は、感情を変えることなく、この話を淡々と語った。<br />
<br />
私は高い位階ゆえに、私を処刑できるのは七頭龍しかいない。 私は「七頭龍の手にかかるよりは、男の手にかかって死にたい」と思った。 私は恐怖のあまり、「私は恵まれし人なのだ」と何度も言い聞かせ、フリーメーソンの聖書の予言を調べ直した。 グランド・ロッジの紀要の第18巻1225番に、これらの恐ろしい犯罪の証拠が発見できるので、「警察当局にロッジが摘発された時には紀要を没収して欲しい」と神に祈る!<br />
<br />
私は、私以前の「夜の妖精」の記録を求めて紀要を調べてみた。 彼女たちの人生に興味はなく、その最期が知りたかっただけだ。 フランス人の<span style="color: blue;">カテリーナ・ヴァジェ</span>は、<span style="color: blue;">「テオス」</span>の名をもらったフランス革命期に生きた教養ある女性で、英国人の<span style="color: blue;">テレサ・シザー</span>は、<span style="color: blue;">「シルビア」</span>と名乗った無学な女性だった。 いずれも、霊感でイルミナティの「夜の妖精」の仕事を助けられることはなかった。<br />
<br />
<span style="color: blue;">カテリーナ・ヴァジェ</span>は、<span style="color: blue;">マクシミリエ・ロベスピエール</span>(1758~1794)の台頭から没落までの間、イルミナティのエリートとして重要な位置を占めていた。 <span style="color: blue;">ロベスピエール</span>は、イルミナティのために政府転覆の手助けをした後で、彼らに殺されたのだ。 ある日、<span style="color: blue;">カテリーナ・ヴァジェ</span>は、ローマ・カトリック教会に戻りたいと願ったので、彼女に取り憑いていた悪魔から不興を買った。 フリーメーソンの用語によれば、彼女は「反逆の霊」に屈したのだ。 彼女は、薬物を飲まされて狂人とみなされ、鬱病で死んだ。 <br />
<br />
「さらに、ひどい運命が、この私を待ち受けているのだろうか?」と思ったとき、「最初の妖精は来て死ぬ。 2人目の妖精もまた来て死ぬ。 だが、3人目の妖精は永遠に生きる」 という予言の言葉が私の耳に響いた。 すると、「そうだ、今回の苦難も、やがて終わり、七頭龍との輝かしい和解をなし、結合は更に完全なものになるのだ! 私はフリーメーソンのための世界独裁を達成する特別な最高位階に就くのだ」 という奇妙な思いにとらわれた。<br />
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<br />
<span style="color: red;">★ 16 ★ 逃避行の朝</span><br />
私の敵対者は、「円形神殿の半円テーブルから女を除け!」 を合言葉にしていた。 そして、ついに、私をグランド・ロッジの裁判にかける動きが出てきた。 私の邸宅で何度も尋問を受けた。私が以前、口にした言葉について繰り返し詰問された。 グランド・ロッジの中で私が喋った言葉は全て記録されていたのだ。盗聴と記録のシステムは、<span style="color: blue;">ガーフィールド</span>が開発し、<span style="color: blue;">グレヴィー</span>によって大掛りな盗聴システムへと変貌した。 ロッジでのヒソヒソ話も、音響パイプを介して地階の管理室にいる速記者たちに届く建物構造になっており、ロッジの中で他者に意見した言葉が、全て記録され、あとで注意深く審査されるのだ。 私は、かなり気軽に会話を楽しんで他者に対する痛烈な言葉を平気で口にしていたが、低位階のフリーメーソンであれば、とうの昔に殺されていたであろう。 フリーメーソンの全てに、うんざりしていた私は、尋問された時に彼らの失態・ 落ち度・ 下劣さ・ 私に対する羨望など、洗いざらいを話してやった。 私の証言内容を知った大会議のメンバーは、ほぼ全員、私への敵意をあらわにした。<br />
<br />
結局、私はグランド・ロッジの裁判にかけられたが、欠席裁判であった。 この欠席裁判の後に、七頭龍自らが私の処分を決定した。 私の処分結果を、<span style="color: blue;">グレヴィー</span>から聞かされたが、「無慈悲な七頭龍からすれば、かなりの温情判決であった」と言える。 私は、フランス南東部に位置するグルノーブルにあるフリーメーソンの経営する売春宿にぶち込まれ、そこで何かの問題を起こせば殺されることになったのだ。 「罪の償いをしたと判断できた時に、私を元の地位に戻す」というのだが、所詮は「嘘つきの父」と言われる悪魔の約束事だ。 <span style="color: blue;">フェリー</span>首相は、この処分が私にとって想像以上の屈辱になることを知っていながら、「きれいな山の空気に触れれば健康にも良い。 休養なさい。元気になって戻ってくれることを心から待ってます」と強烈に皮肉った。 ここで拒否すれば、私は地下牢に入れられて一巻の終わりである。 従うよりほかなかった。 私は歯ぎしりしながら、この処罰を受け入れた。 少なくとも、グルノーブルにいる限り、グランド・ロッジの「円形演技場」のバラバラ死体や、霊の湧き上がる不気味な七頭龍の大理石像とも、おさらばである。<br />
<br />
グルノーブルの売春宿に到着すると、そこの女主人は、私が任務を尽くしている限り、私を大切に扱うように命じられていた。 フリーメーソンは、この売春宿を世界各国の政府高官を接待する場にしていた。 フリーメーソンは、その対象者の欲望を利用して罠に陥れ、イルミナティの宗教的・政治的な目標を達成する手駒にしてきたのだ。<br />
<br />
私は、この遊郭に腰を落ち着ける間もなく、すぐに仕事が入った。 見習いメーソンになったばかりの<span style="color: blue;">ブヴィラ・ラピエール上院議員</span>の相手をすることになった。 グランド・ロッジは、事前に彼が売春宿に出入りしていることを把握していたので、この遊郭を案内したに違いない。 私の任務は、彼と親密な恋愛関係を結ぶ中で徐々に、その本心を探り出すことにあった。<br />
<br />
パリのグランド・ロッジの私の通信窓口は、<span style="color: blue;">ムッシュー・ド・ランサン</span>だったが、私が手紙で不満を訴えるたびに、彼は「七頭龍は不満を受け付けない、任務に従順であれ」としか応じなかった。 なお、手紙に関して一度、不思議なことが起こった。 私が郵便を出した途端に、返事を受け取ったのだ。 手紙が瞬間的に交換されたので、「この不思議な現象は、七頭龍が介入して、手紙を交換する時間を圧縮したに違いない」と思った。 私の受理した手紙が本物であることは、秘伝者の識別シンボルからも明白だった。<br />
<br />
私のような秘伝者は、封筒の表に、いくつかの識別シンボルを入れなければならない。 例えば、「D・B・R・V・P・D」と、妖精(ニンフ)を意味する大きな「N」という飾り認識文字や、各辺が途切れて相互に絡み合う「ダヴィデの星」のマークだ。 これにより、多くの郵便物の中から即座に、その内容が判断できる。 <span style="color: blue;">ムッシュー・ド・ランサン</span>の場合、高位の秘伝者(イニスィ・スィペリエール)を意味する「JとS」の絡んだ文字を使った。<br />
<br />
月日は流れ去った。 ああ、私は、この任務にどれほど憤慨したことか。 何たる転落であろう! 私の身体を売ってまでフリーメーソンのために、お客と自分を騙しつづける行為に我慢できなくなった。 私は大変な努力をして、男を意のままに操るという最初に指令された任務を完遂した。<br />
<br />
それから不意に次の指令が来た。 「<span style="color: blue;">PB</span>海軍大将の息子に重要文書が握られている。追い剥ぎを使って重要文書を奪おうとしたが失敗した。 七頭龍は、これをやれるのは<span style="color: blue;">クロチルデ</span>しかいない、と仰せられている」という手紙を受け取った。 私は拷問と死の方がまだマシだと思ったが、怯えながら指令に従わなければならなかった。 <span style="color: blue;">PB</span>海軍大将の息子が遊郭に入って来るや、私は奴隷のように彼にかしずいた。 長い日々を費やしたが、重要文書を発見できず、諦めかけていた。 だが、ある晩、彼を首尾よく酒に酔わせ、その軽くなった口から重要文書のありかを突き止めた。 「屋根裏のバラの花瓶の中に隠してある」と喋ったので、私はフリーメーソンの仲間に連絡して、それを盗み出させ、私の所に持って来させた。 それから、私は、その大封筒を注意深く開封して中味の書類を新聞紙を差し替えてから、元の花瓶に戻させた。<br />
<br />
翌朝、私はパリのグランド・ロッジに「2つの秘密を握った。解放されたし!」と打電した。 だが、その返事は「グルノーブルの遊郭を離れ、マッソンに行け」というものだった。 なぜ、パリのグランド・ロッジではなく、パリ近郊のマッソンなのか? マッソンで何が待っているのだろうか? 私はパリに戻り、そこで七頭龍にかしずく気が本当にあるのだろうか? 他に選択肢はないのか? マッソンに行く途中で逃亡を試みるべきだろうか? <br />
<br />
翌朝、旅立つ準備が整い、誰にも尾行監視されていないことを十分に確認してから汽車に乗って出発した。 汽車が大きな駅に到着したとき、食堂に行ったように見せかけて大きな荷物を汽車内に残し、軽い手荷物だけを持って汽車を降りた。 駅の改札口を出て、街中へと走る。 そのとき、修道院のように見える建物が目に入った。 大急ぎで門のベルを鳴らした。門が開くと優しそうなシスターが頭巾の下で微笑んで私の目の前に立った。 私が、この10年間呪い続けてきた修道女の一人だ。 私は「女子修道院長に引き合わせて欲しい」と嘆願して、女子修道院長と面談した。 私は涙ながらに売春婦をしてきたことを告白し、死と地獄からの避難を願い出た。 女子修道院長は愛情をもって全てを約束してくれた。 このとき、「はじめて母親のような心を持った人に出会った」と思った。<br />
<br />
それから何週間かのあいだ、私は、かつて一度も経験したがない平和を感じ、心からの安らぎを得た。 イルミナティの「夜の妖精」として最高位に就いた私のグルノーブルへの追放処分は<span style="color: orange;">1882年</span>から<span style="color: orange;">1883年</span>まで続いた。 遊郭に投げ込まれ、最大の屈辱を受け、これによって目が覚めたのだ。 イルミナティは、私が、その指令に従って、どれほど罪を犯そうとも、私を最高位に置き続ける気持ちなど、初めからなかったのである。 パリのグランド・ロッジは、<span style="color: blue;">ブヴィラ・ラピエール上院議員</span>の重要文書も、<span style="color: blue;">PB</span>海軍大将の息子の重要文書も受け取っていない。 だから、私がフリーメーソンの律法を犯し、有罪になったことは明らかだった。<br />
<br />
私は、一瞬の恵みによってイルミナティから解放されたわけではなく、「父・子・聖霊の御名」を呼ぶと無力なることを七頭龍自らが認めたときから、私の内面で善と悪との激しい葛藤が起き、私が、この世の悪から解放される兆しがあった。 私は、グランド・ロッジの「円形神殿」で七頭龍と会うときまで超自然現象の存在を否定し続けてきた。 そして、超自然現象の存在を確信してからは、超自然現象の2つの原理の存在を受け入れねばならなかった。 即ち、悪なる七頭龍の原理と善なる洗礼の神の原理という2つの原理の存在である。 洗礼の神に、より力があることは、七頭龍自らが認めていたことだ。 しかし、私の心の目は塞がれ、洗礼の神に、より力があるばかりか、心優しく、知恵に満ち、聖なる完全な存在であることを結論するまでには至らなかった。<br />
<br />
私は、神の御前で裁かれることを十分すぎるほどに感じた。 七頭龍は既に裁かれているに違いない。 七頭龍の「人助けになる」という最高の霊的啓示にさえ、この世の悪を強化する邪悪さが忍び込んでいた。 七頭龍は、従う者たちの悪徳に喜びを隠さず、皮肉にも従う者たちの悪徳行為をもって残酷に殺す理由とした。 私は、真の神が憎しみと虚偽を広めることを喜んだりはなさらないこと、また、私の我欲を満たして復讐の野望を遂げるために、イルミナティの「至上の霊」を拝んでいたことを徐々に理解した。<br />
<br />
それから、私に予想もできない出来事が起こった。 <span style="color: blue;">PB</span>海軍大将の息子の子供を身籠っていることを知ったのだ。 もはや、パリに戻ることなど論外で、パリのグランド・ロッジは私から赤ん坊を取り上げて、見習いメーソンの忠誠度を試す殺人儀式の参加者全員の目の前で私の赤ん坊を八つ裂きにし、七頭龍に捧げるだろう。 <br />
<br />
私は、新しい母親の魂に満ち満ちてきた。 「どんなことをしても、この子をフリーメーソンの死の手から救うのだ」と決心した。 恥辱だらけの人生にあった私は赤ん坊のために神に祈り始めていた。 これからは、神と共に償いの人生を歩むのだ。<br />
<br />
こうして、私は身籠った赤ん坊から勇気をもらい、病院で出産したが、よく分からない原因で死んだ。 幸いにもカトリック教会の洗礼を受けて天国に旅立った。 私は愛児を失ったことで非常に嘆き悲しんだ。 私が神の子羊イエス・キリストを金曜日の黒ミサで幾度も汚し続けてきたので、「私の愛児が神の子羊と共にいる」という修道女たちの話をどうしても信じられなかった。 ただ、「あの子は、今この哀れな母親のために祈ってくれている」と思う。<br />
<br />
私の愛児の出産と死からようやく立ち直るや、敵の目を逃れるため、私は世間の目の届かない僻地の修道院に移された。 私は修道女たちに<span style="color: blue;">マリ・エメリー</span>の洗礼名で知られた。 もはや、<span style="color: blue;">クロチルデ・ベルソーネ</span>、<span style="color: blue;">セラティ伯爵夫人</span>、<span style="color: blue;">クーテソー伯爵夫人</span>もいない。 私は修道院における聖書研究で、私を誘惑し、これほどまでに長期にわたって、苦しみと恐怖で私を打ちのめしてきた「龍」の正体を学ぶようになった。 私は「龍」の力と悪意を過小評価したことは一度もなく、「龍」との関係において他の誰よりも経験を積んでいる。 「龍」は、神の御国(天国)から追放されたのであった。<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヨハネ黙示録 12: 3- 13:10</span> <span style="color: magenta;">『また、別のしるしが天に現われた。 見よ。大きな赤い龍である。 七つの頭と十本の角とを持ち、その頭には七つの冠をかぶっていた。 その尾は、天の星の三分の一を引き寄せると、それらを地上に投げた。 また、龍は子を産もうとしている女の前に立っていた。 彼女が子を産んだとき、その子を食い尽くすためであった。 女は男の子を産んだ。 この子は、鉄の杖をもって、すべての国々の民を牧するはずである。 その子は神のみもと、その御座に引き上げられた。 女は荒野に逃げた。 そこには、千二百六十日の間彼女を養うために、神によって備えられた場所があった。 さて、天に戦いが起こって、ミカエルと彼の使いたちは、龍と戦った。 それで、龍とその使いたちは応戦したが、勝つことができず、天にはもはや彼らのいる場所がなくなった。 こうして、この巨大な龍、すなわち、悪魔とか、サタンとか呼ばれて、全世界を惑わす、あの古い蛇は投げ落とされた。 彼は地上に投げ落とされ、彼の使いどもも彼とともに投げ落とされた。 そのとき私は、天で大きな声が、こう言うのを聞いた。 「今や、私たちの神の救いと力と国と、また、神のキリストの権威が現われた。 私たちの兄弟たちの告発者、日夜彼らを私たちの神の御前で訴えている者が投げ落とされたからである。 兄弟たちは、小羊の血と、自分たちのあかしのことばのゆえに彼に打ち勝った。 彼らは死に至るまでもいのちを惜しまなかった。 それゆえ、天とその中に住む者たち。喜びなさい。 しかし、地と海とには、わざわいが来る。 悪魔が自分の時の短いことを知り、激しく怒って、そこに下ったからである。」 自分が地上に投げ落とされたのを知った龍は、男の子を産んだ女を追いかけた。 しかし、女は大鷲の翼を二つ与えられた。自分の場所である荒野に飛んで行って、そこで一時と二時と半時の間、蛇の前をのがれて養われるためであった。 ところが、蛇はその口から水を川のように女のうしろへ吐き出し、彼女を大水で押し流そうとした。 しかし、地は女を助け、その口を開いて、龍が口から吐き出した川を飲み干した。 すると、龍は女に対して激しく怒り、女の子孫の残りの者、すなわち、神の戒めを守り、イエスのあかしを保っている者たちと戦おうとして出て行った。 そして、彼は海べの砂の上に立った。 また私は見た。海から一匹の獣が上って来た。 これには十本の角と七つの頭とがあった。 その角には十の冠があり、その頭には神をけがす名があった。 私の見たその獣は、ひょうに似ており、足は熊の足のようで、口は獅子の口のようであった。 龍はこの獣に、自分の力と位と大きな権威とを与えた。 その頭のうちの一つは打ち殺されたかと思われたが、その致命的な傷も直ってしまった。 そこで、全地は驚いて、その獣に従い、そして、龍を拝んだ。 獣に権威を与えたのが龍だからである。 また彼らは獣をも拝んで、「だれがこの獣に比べられよう。だれがこれと戦うことができよう」と言った。 この獣は、傲慢なことを言い、けがしごとを言う口を与えられ、四十二か月間活動する権威を与えられた。 そこで、彼はその口を開いて、神に対するけがしごとを言い始めた。 すなわち、神の御名と、その幕屋、すなわち、天に住む者たちをののしった。 彼はまた聖徒たちに戦いをいどんで打ち勝つことが許され、また、あらゆる部族、民族、国語、国民を支配する権威を与えられた。 地に住む者で、ほふられた小羊のいのちの書に、世の初めからその名の書きしるされていない者はみな、彼を拝むようになる。 耳のある者は聞きなさい。 とりこになるべき者は、とりこにされて行く。 剣で殺す者は、自分も剣で殺されなければならない。 ここに聖徒の忍耐と信仰がある。』 </span><br />
<br />
私の心の禍根は癒えることはなかった。 過去の恐ろしい記憶が嵐のように襲いかかった。そして、悪魔が絶えず私を痛めつけた。 <span style="color: orange;">1884年1月8日</span>水曜日の夜から木曜日にかけ、私は虚栄心に囚われ、七頭龍が私を褒め称えたときのことを思い出してしまった。 すると、翌日の金曜日に七頭龍が私に取り憑き、私のロザリオ(数珠)も壊れた。 七頭龍は、同じ時刻にパリのグランド・ロッジで開かれていた大会議を、私に幻視させるために私に取り憑いたのだ。 「戻ってくれば、私を許す」という議題が上っていた時であった。 これを幻視した瞬間、七頭龍は私を空中浮遊させた! 七頭龍の心霊力に驚嘆した私は大天使ミカエルに必死で祈った。 「大天使ミカエル、この危機から私をお守り下さい! 天の御父、わが神、主よ、全ての悪から私を解放して下さい!」と叫んだ。 すると、七頭龍は、私を床に叩きつけ、私の耳からは血が吹き出た。 この時以来、私の耳はあまり聞こえなくなったが、耳の不自由さが何であろう! この世の誘惑の声をほとんど聞かずに済んでいるのだ。<br />
<br />
だが、私は「七頭龍が私の居所をグランド・ロッジに告げ、私の魂を救ってくれた小さき修道女たちの身に危険が及ぶのではないのか」と恐れた。 しかし、高徳な修道女<span style="color: blue;">マザー・マルガリータ</span>は、取り乱すことなく、悪魔を怖がりもしなかった。 彼女は、主イエス・キリストによる罪の贖いを信仰した霊魂の価値と力を知っていた。<br />
<br />
あるとき、私は悪魔に壊されたロザリオ(数珠)を嘆いてから、それに八つ当たりをして放り投げた。 しかし、<span style="color: blue;">マザー・マルガリータ</span>は、それを拾い上げて、「繕いたい」と言った。 私は「そのようなことをなさらないで下さい。それは不吉を招くだけですから、お庭のどこかに埋めましょう」と提案した。 <span style="color: blue;">マザー</span>は天使のように微笑んでから、私を<span style="color: blue;">マザー</span>の部屋に案内した。 マザーのベッドの端には、私がフリーメーソンの冒涜の儀式で使っていた十字架が立っていた。 <span style="color: blue;">マザー</span>は毎時間、私の十字架に込められた冒涜行為を償うために、神と私への愛の祈りを捧げていたのだ。 そして、<span style="color: blue;">マザー</span>は、この十字架に、私の壊れたロザリオを掛けて、新たな勝利のしるしとした。 <span style="color: blue;">マザー</span>は、「これは、不吉なものではなく、その反対に私たちを守ってくれるものなのです。 私たちは神様の守護の下にあり、神様がお認めにならずして、私たちに起こるものは何一つないのですよ」と言った。<br />
<br />
その晩、悪魔は怒りをもって私に臨み、こう命じた。 「あの女から、すぐに離れろ! あれは善良さと信仰心を装っているだけだ。 本当は、教会の利益しか心に掛けてはいない。 おまえに興味がなくなれば、おまえを追い出すに決まっている。おまえへの興味を失わせ、彼女らを苦しめてやろう」<br />
<br />
この件を<span style="color: blue;">マザー</span>に報告すると、<span style="color: blue;">マザー</span>は気にも留めずに、「小さき<span style="color: blue;">シスター・マリ</span>、言わせておきなさい。 させておきなさい。 苦しみを通してこそ、人の霊魂は救われるのです。 このような他者の犯した罪に対する償いの祈りによって地獄は、その力を失うのです」と語った。 <span style="color: blue;">マザー</span>の悲しそうな表情を見たとき、私は「償いの祈り」と「神の恵み」の計り知れない奥義を悟らされる思いがした。また、このような優れた霊魂と近づきになった、その不思議さについても理解した。 修道女たちが、ここで捧げている償いの人生は、どのような悪魔の攻撃をも打ち倒す、落雷のような働きをしていたのである。<br />
<br />
ある日、私が食堂の片隅で働いていると、数日前に雇われた庭師が近づいてきた。 彼は私に水を求めると、イルミナティの認識合図である人差し指を伸ばして私の手に触れた。 この時に、私は七頭龍が私の居場所をグランド・ロッジに告げたことを知った。 私は、気づかぬ振りをして静かにグラスに水を注いだ。 彼は水を一息で飲み干すと、グランド・ロッジのブラザーでしか使われない合言葉を発したので、私は狼狽を隠せくなった。 彼は「あんたが夜の妖精か?」 と尋ねた。 私は「ええ、夜の妖精と呼ばれていました」と返答すると、彼はグランド・ロッジの内部の様子などを私に執拗に尋ねてきた。<br />
<br />
私は、きっぱりと、こう告げた。 「あなたを遣わした者たちに言いなさい。 私がグランド・ロッジで経験したことは全部、あらゆる言語で原稿にしたためましたと。 写しは安全な場所に保管され、何人かの教会の権威者の手にも渡っています。 私や修道院に不可解な死や事故や火災が起きたときには、すぐにパリのグランド・ロッジを刑事告発することになっています。 同時に、出版物もでることでしょう。 <span style="color: blue;">ガーフィールド大統領</span>、<span style="color: blue;">国王ヴィットリオ・エマヌエレ二世</span>、<span style="color: blue;">皇帝アレクサンドル二世</span>の暗殺の詳細が暴露され、世界各国の政府組織とカトリック教会に侵入しているフリーメーソンの氏名が世界各国に知れ渡り、一斉に告発されることでしょう。 フリーメーソンは、悪魔崇拝者、殺人集団、同性愛者、売春宿と賭博場の経営者、泥棒集団として全世界に知れ渡ることでしょう。 そう、あなたの主人に伝えなさい。 書類や小道具を警察の捜査から隠すことはできても、私が描いた建物構造までは隠せません。 フリーメーソンの秘密を暴露することは、私一人の命よりも、はるかに価値のあることです。 私は、残りの人生を神様に捧げます。 そして、神様の御意に従って私の情報は使われ、フリーメーソンを支配するイルミナティによる世界独裁の鎖を断ち切り、また、カトリック信者を強力に覚醒させることでしょう。 私は、その手助けをするということです。 分かりましたか! 」<br />
<br />
庭師は答えをはぐらかして、「さっぱり分からない。 シスター、あんたは本みたいに喋るお人だ。 酒を有難うよ」 と言うなり、荒々しく出て行き、二度と修道院に戻ることはなかった。 私は、私の話がグランド・ロッジの大会議と「グランド オリエント」に伝わったと信じている。 彼らは、自分たちの秘密が全世界に暴露されるよりも、私が僻地の修道院で貧しい生活を続けることを得策と考えたのだろう。 私は過去の悲しみで一杯になったが、この一方、自分には全く相応しくないほどの永遠の約束を手にすることができた。<br />
<br />
主よ、哀れな罪人をお赦し下さい! 主の正義とお恵みに震えながら、私は獣と、その主人である龍が、世界の万人の霊魂の独裁に失敗するよう、主の御前に願い求めます! イエスよ、獣の力から私を完全に拭い去って下さい! 私を過去の身勝手な支配者から、キリストの最も卑しい花嫁へと変えて下さいますように!<br />
<br />
<span style="color: blue;">シスター・マリ・エメリー</span><br />
主の年<span style="color: orange;">1886年6月1日</span><br />
<br />
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<span style="background-color: white; color: blue; font-size: 14px; text-align: justify;">公開 2015(平成27)年12月28日(月)19:36</span><br />
<span style="background-color: white; color: blue;">saintsfellowship@outlook.com 聖書伝道会</span><br />
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聖書伝道会http://www.blogger.com/profile/05753520114248036385noreply@blogger.com7tag:blogger.com,1999:blog-2059390697110644034.post-2491228545721013362015-12-26T06:12:00.001+09:002019-04-22T10:26:00.889+09:00『 イルミナティ 2 』<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;">【 1 】 イルミナティの凶悪犯罪を告発したクロチルデ・ベルソーネの</span><span style="color: red;">伝記本</span><br />
<br />
<span style="color: red;">(1) </span><span style="color: red;">クロチルデ・ベルソーネ</span><span style="color: red;">の</span><span style="color: red;">伝記本の原本</span><br />
<span style="color: blue;"> Clotilde Bersone</span><span style="color: purple;"> aka</span> <span style="color: blue;">Sister Marie Amerie</span> : <span style="color: magenta;">L'ELUE DO DRAGON </span><span style="color: blue;">Originally Published in </span><span style="color: orange;">1928</span> <span style="color: blue;">by Paul Boulin,Paris,France </span>カトリック司祭 <span style="color: blue;">パウル・ブリン</span>編著 『 <span style="color: blue;">クロチルデ・ベルソーネ</span> 別名<span style="color: blue;">シスター・マリ・エメリー</span>: <span style="color: red;">龍の選民 </span>』(1928) パリ・ フランス<br />
<br />
<span style="color: red;">(2) イルミナティの最高幹部 </span><span style="color: red;">クロチルデ・ベルソーネ</span><br />
<span style="color: blue;"> クロチルデ・ベルソーネ</span>(別名<span style="color: blue;">シスター・マリ・エメリー</span>)は、イタリヤ人の女性であり、悪魔サタン=ルシファーの意思を受信して伝達する女性霊媒師としてイルミナティの最高幹部であった。 彼女の伝記本 『 <span style="color: magenta;">L'ELUE DO DRAGON</span> 』(1928)は、1874(明治7)年に始まり、1886(明治19)年に終わるが、<span style="color: blue;">クロチルデ</span>が、この12年間(18歳頃~30歳頃)に体験したイルミナティの凶悪犯罪の実態を暴露した内部告発文書である。<br />
<br />
<span style="color: red;">(3) 悪魔に従うイルミナティの社会的影響力の拡張</span><br />
<span style="color: red;">A.</span><span style="color: red;">クロチルデ・ベルソーネ</span><br />
<span style="color: blue;"> クロチルデ・ベルソーネ</span>(洗礼名:<span style="color: blue;">シスター・マリ・エメリー</span>)の出生地は不詳であるが、イタリヤ北部のミラノとヴェネツィアの中間地域にベルソーネ自治県が在るため、この周辺かもしれない。 「ミラノを南下した港湾都市のジェノヴァで母親に迎えられた」と記している。 また、生没年も不詳であるが、伝記内容から判断すると、18歳頃から30歳頃に体験したイルミナティの活動記録であるため、1856(安政3)年頃に生まれたと思われる。 そして、イルミナティは、「神」と崇める悪魔サタン=ルシファーの意思を受信して伝達するのに相応しい能力・血統・霊統を持った若い女性の霊媒を求めていた。 <br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;">B.イルミナティの重要人物の活動期間</span><br />
歴史的には、次のイルミナティの重要人物の活動期間と重なっており、悪魔サタン=ルシファーの邪悪な意思が、イルミナティの無意識を強力に突き動かしていた時代だった。<br />
・ 「夜の妖精」<span style="color: blue;">クロチルデ・ベルソーネ</span>の活動期間 -------1874~1886<br />
・ <span style="color: blue;">ヴァイスハウプト</span>の後継者<span style="color: blue;">ジュゼッペ・マッツィーニ</span>の生没年- 1805~1872<br />
・ 「黒い教皇」<span style="color: blue;">アルバート・パイク </span>の生没年----------1809~1891<br />
・ ドイツ帝国首相の<span style="color: blue;">オットー・フォン・ビスマルク</span>の生没年 ---1815~1898<br />
・ 神智学の創始者<span style="color: blue;">ヘレナ・P・ブラヴァツキー </span>の生没年-----1831~1891<br />
・ 第20代米国大統領の<span style="color: blue;">ジェームズ・ガーフィールド </span>の生没年 - 1831~1881<br />
・ 黄金の夜明け団の <span style="color: blue;">ウィリアム・ウィン・ウェスコット </span>の生没年 1848~1925<br />
・ <span style="color: magenta;">米国支配の為の</span><span style="color: purple;">「D.C. 法」</span><span style="color: magenta;">の</span><span style="color: magenta;">成立(</span><span style="color: magenta;">1871年2月21日)</span><span style="color: magenta;">- 1871</span><br />
・ <span style="color: magenta;">イルミナティの</span><span style="color: purple;">「長期計画」</span><span style="color: magenta;">の手紙(</span><span style="color: magenta;">1871年8月15日)</span><span style="color: magenta;">- 1871</span><br />
・ <span style="color: magenta;">イルミナティの政策を記した</span><span style="color: purple;">『シオン長老の議定書』</span><span style="color: magenta;">の作成</span><span style="color: magenta;">-- 1897</span><br />
・ <span style="color: red;">国際共産主義運動</span><span style="color: magenta;">に関する供述書</span><span style="color: purple;">『ラコフスキー調書』</span><span style="color: magenta;">の作成</span><span style="color: magenta;">- 1938</span><br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;">C.イルミナティの</span><span style="color: red;">国際共産主義運動</span><br />
トロッキストとして活躍したイルミナティの<span style="color: blue;">クリスチャン・G・ラコフスキー</span>(1873~1941)は、ソ連の<span style="color: blue;">ヨシフ・スターリン</span>(1879~1953)に従う取調官に供述した<span style="color: purple;">『ラコフスキー調書』</span>(1938)の中で、第二次世界大戦と国際共産主義運動を国際金融面から操作したイルミナティの指導者を<span style="color: magenta;">「彼ら」</span>と称して告白した。 本編を理解できれば、イルミナティの指導者の正体も理解できるだろう。 なお、<span style="color: blue;">クロチルデ・ベルソーネ</span>は、『ボルシェビキと呼ばれる寄宿舎学校で学んだ』 と記したが、イルミナティは、<span style="color: blue;">アダム・ヴァイスハウプト</span>(1748~1830)の共産主義思想を<span style="color: purple;">『資本論』</span>(刊行:1867~1894)で理論的に体系化した<span style="color: blue;">カール・マルクス</span>(1818~1883)の<span style="color: purple;">「第一インターナショナル」</span>(1864~1876)の時代から、共産主義政党を「ボルシェビキ」と称して政治活動を行い、学校教育を通じた革命要員の育成にも尽力した。 また、イルミナティが、ロシアの共産主義化を<span style="color: orange;">1871年</span>以前に決定していた証拠が<span style="color: blue;">パイク</span>の手紙にある。 但し、一般的に言われる「ボルシェビキ」とは、ロシア社会民主党の内部で<span style="color: blue;">ウラジミル・レーニン</span>(1870~1924)と<span style="color: blue;">ユーリー・マルトフ</span>(1873~1923)との路線対立から<span style="color: orange;">1903年</span>に生まれた党派を指す。 「ボルシェビキ」を率いた<span style="color: blue;">レーニン</span>が、<span style="color: orange;">1917年</span>のロシア革命でソ連の創設者となった。 つまり、現代史におけるイルミナティは、<span style="color: blue;">マルクス</span>の共産主義思想に基づき、<span style="color: blue;">ヴァイスハウプト</span>の世界革命計画を推進してきた。<br />
<br />
<span style="color: red;">(4) ローマ・カトリック教会に秘蔵されていた</span><span style="color: red;"> </span><span style="color: red;">クロチルデ・ベルソーネの</span><span style="color: red;">元原稿</span><br />
<span style="color: blue;"> クロチルデ・ベルソーネ</span>(別名<span style="color: blue;">シスター・マリ・エメリー</span>)の元原稿は、イタリヤ語・フランス語・ドイツ語などの数カ国語で執筆され、ローマなど数カ所の修道院に極秘に保管されたが、ローマ・カトリック教会の司祭がイルミナティと一緒になって悪魔礼拝の儀式を執り行っていたことなど、ローマ・カトリック教会の邪悪な汚点が記され、登場する重要人物が生存していることなどの理由から長いこと出版されずに秘蔵されてきた。<br />
<br />
<span style="color: red;">(5) 1928(昭和3)年における元原稿の発見</span><br />
<span style="color: orange;">1928(昭和3)年</span>にフランスのイエズス会の神父 <span style="color: blue;">アラル・リシャール</span>が、<span style="color: blue;">クロチルデ</span>の原稿を修道院で発見した。 この原稿に基づき、カトリック司祭 <span style="color: blue;">パウル・ブリン</span>が、フランスで『<span style="color: magenta;"> L'ELUE DO DRAGON</span>: <span style="color: red;">龍の選民</span>』(1928)を出版するや否や大反響を呼び、フランスの<span style="color: orange;">1920年代末期</span>の反フリーメーソン運動に非常に大きな影響を与えた。<br />
<br />
<span style="color: red;">(6)</span> <span style="color: red;">1930(昭和5)年のドイツ語版と、その後のナチス・ドイツによる発禁処分</span><br />
<span style="color: orange;">1930(昭和5)年</span>、ニュルンベルグの北東部に位置する小都市ヴァルドザッセンで、<span style="color: blue;">アルベルト・アンゲラー</span>による ドイツ語版が出版されたが、ナチス政権下の<span style="color: orange;">1933(昭和8)年</span>に発禁処分となった。 つまり、 <span style="color: blue;">ヒトラー</span>は、政治を含む現象世界の霊的な真理を暴露した文献を、ドイツ国民に秘匿して、その霊的な真理を独占する必要性を感じたのであろう。 また、ドイツ帝国(1871~1918)の首相 <span style="color: blue;">オットー・フォン・ビスマルク</span>(1815~1898)が 陰謀まみれのイルミナティであったことを記録しているため、<span style="color: blue;">ヒトラー</span>は、『かかる恥辱にまみれたドイツ民族史を断じて容認できない』 と感じたに違いない。 この後、第二次世界大戦の戦火の中で散逸した。<br />
<br />
<span style="color: red;">(7) 1985(昭和60)年のローマにおける『 L'ELUE DO DRAGON 』(1928)の発見</span><br />
1985(昭和60)年にメキシコのフランシスコ会系修道院の指導司祭 <span style="color: blue;">ヨナス・ガッツェ</span>神父が、ローマで『 <span style="color: magenta;">L'ELUE DO DRAGON </span>』(1928)を発見して衝撃を受けた。 なぜなら、ヴァチカン市国=ローマ・カトリック教会の中からフリーメーソンを一掃する計画を持っていた<span style="color: blue;">ヨハネ・パウロ一世</span>(在位:1978年8月26日~9月28日)が、ローマ教皇の座に即位するや否や突然死(1978)した原因をめぐって、フリーメーソンによる毒殺説が広く囁かれていたからである。 だから、<span style="color: blue;">ヨナス・ガッツェ</span>神父は、闘病生活をおしてまで命懸けの英訳を進め、米国人のフランシスコ会士 <span style="color: blue;">ブラザー・ビンセント</span>に英訳原稿の出版を託して息を引き取った。 <span style="color: blue;">ブラザー・ビンセント</span>は、独自のコメントと関連情報と共に、<span style="color: blue;">ヨナス・ガッツェ</span>神父の英訳原稿を『 <span style="color: magenta;">From A Nymph of Satan to a Bride of Christ</span>: <span style="color: red;">サタンの妖精からキリストの花嫁へ</span> 』(1987)と題して出版した。 <br />
<br />
<span style="color: red;">(8)</span> <span style="color: red;">日本語版の 『 悪魔に愛された女 』(2000)の出版</span><br />
日本語版の<span style="color: blue;">シスター・マリ・エメリー</span>著 『<span style="color: red;"> 悪魔に愛された女</span> 』(2000) 成甲書房 は、訳者の<span style="color: blue;">林陽</span>氏が、『<span style="color: magenta;"> From A Nymph of Satan to a Bride of Christ</span> 』(1987)の中から<span style="color: blue;">クロチルデ</span>の伝記部分だけを翻訳したものであり、この要約文を<span style="color: purple;">『 イルミナティ 3 』 </span>に掲載した。<br />
<span style="color: blue;">★ 参照サイト(英語): <a href="http://www.biblebelievers.org.au/masonry3.htm">http://www.biblebelievers.org.au/masonry3.htm</a></span>
<br />
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<span style="color: red;">【 2 】 </span><span style="color: red;"> </span><span style="color: red;">クロチルデ・ベルソーネの</span><span style="color: red;">伝記本の概要</span><br />
<span style="color: red;"><br /></span><span style="color: red;">(1) </span><span style="color: red;">クロチルデ・ベルソーネ</span><span style="color: red;">の生い立ち</span><br />
<span style="color: blue;"> クロチルデ・ベルソーネ</span>(別名<span style="color: blue;">シスター・マリ・エメリー</span>)は、イタリヤ貴族の家に生まれた。 母親は篤信のローマ・カトリック教徒で、父親は悪魔崇拝のフリーメーソン会員であった。 <span style="color: blue;">クロチルデ</span>が3歳の時に両親は離別し、共産主義者の寄宿学校に預けられた。 <span style="color: blue;">クロチルデ</span>は勉学にいそしみ、17歳で数カ国語をマスターして特待生となるほどの優れた頭脳を表した。 <span style="color: blue;">クロチルデ</span>の伝記本は、<span style="color: orange;">1874(明治7)年12月</span>、フリーメーソンに従事していた父親の赴任地であるトルコのイスタンブールから始まる。 <span style="color: orange;">1874(明治7)年</span>の時点でフリーメーソンのグランド・ロッジが、イスタンブールに在ったと分かる。<br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;">(2) イルミナティのリクルート方法</span><br />
悪魔サタンル=シファーの耳目手足として国際謀略活動を行うイルミナティは、既存のイルミナティの子弟、または、イルミナティの知友と、その子弟の中から新しいイルミナティの候補者をリクルートする。 だから、イルミナティは、悪魔の啓示に基づき、フリーメーソンの父親を持つ<span style="color: blue;">クロチルデ</span>の妖精のような美貌と優れた頭脳に白羽の矢を立てていた。 やがて、<span style="color: blue;">クロチルデ</span>は、イルミナティの母体であるフリーメーソンに入会させられてしまうが、その最初の契機は、イスタンブールのグランド・ロッジによって莫大な借金を計画的に負わされた父親に呼び出されたことに始まった。 <span style="color: blue;">クロチルデ</span>は、父親と一緒に謎めいた悪魔崇拝を行うフリーメーソンのグランド・ロッジの壮麗な広間を見学してから、秘密の地下室で行われた殺人儀式の痕跡を目撃して気絶した。 しかし、父親の生死に関わるフリーメーソンの「死の誓約」などを考慮した挙句、フリーメーソンに入会することを決意した。 <br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;">(3) </span><span style="color: red;">イルミナティが</span><span style="color: red;">七頭龍(ヒュドラ)と呼ぶ悪魔サタン=ルシファーの実体であるベルゼブブ</span><br />
<span style="color: blue;">クロチルデ</span>は、イルミナティが<span style="color: magenta;">七頭龍(ヒュドラ)</span>と呼ぶ悪魔サタン=ルシファーの実体であるベルゼブブの意思を告げ知らせる霊媒役である<span style="color: purple;">「夜の妖精」</span>の地位に就任するべく宿命づけられてしまう。 <span style="color: blue;">クロチルデ</span>は、イルミナティの3人目の女性霊媒師になったが、最初の2人は悪魔の霊媒であることに、その心身が耐えられず、イルミナティの秘密厳守のために殺害された。 なお、<span style="color: blue;">クロチルデ</span>がフリーメーソンに入会する約100年前にウィーンで活躍した音楽家の<span style="color: blue;">ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト</span>(1756~1791)は、<span style="color: red;">フランス革命</span>(1789)の時代を生きたが、フリーメーソンのイニシエーション(秘儀参入)をテーマとしたオペラ <span style="color: purple;">『魔笛』</span>(1791)の中に<span style="color: purple;">「夜の女王」</span>という人物を登場させている。 つまり、<span style="color: red;">フランス革命</span>(1789)の時代からイルミナティの最高幹部の中に悪魔の意思を受信して伝達する女性霊媒師がいたのであり、<span style="color: blue;">クロチルデ</span>の伝記本にも、1人目の<span style="color: purple;">「夜の妖精」</span>の個人情報がある。 ちなみに、35歳の<span style="color: blue;">モーツァルト</span>は、<span style="color: purple;">『魔笛』</span>(1791)を公式発表した直後に、『フリーメーソンによって毒殺された』 と伝わる。 <br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;">(4)</span><span style="color: red;"> </span><span style="color: red;">イルミナティの</span><span style="color: red;">イニシエーション(秘儀参入)である殺人儀式</span><br />
<span style="color: blue;"> クロチルデ</span>は、パリにある「グランド オリエント」(大東社)で、イルミナティのイニシエーションを受けた。 これは、殺人儀式であったので非常に困惑したが、自分が殺される状況にあるため、やむを得ず、「教皇人形」の中にいる人を短剣で刺し殺した。 この後、イルミナティの伝令役として欧州各国を巡る任務をこなし、最終的に悪魔の意思を受信して伝達する霊媒役 <span style="color: purple;">「夜の妖精」</span>の最高位に到達した。 そして、<span style="color: magenta;">「七頭龍」(ヒュドラ)</span>の恐るべき心霊力を実際に見聞し、また、その心霊力によって<span style="color: blue;">クロチルデ</span>自身も空中浮揚その他の想像を絶する超自然現象を体験した。 しかも、『自分の人生を凶悪な政治犯罪に巻き込んで破壊したイルミナティに復讐を果たすこと』 に生きる希望を見出し、<span style="color: purple;">「夜の妖精」</span>として<span style="color: magenta;">「七頭龍」(ヒュドラ)</span>の権威を体現し始めると、邪悪なイルミナティの男たちに死をもたらし、復讐を果たした。 <br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;">(5) 悪魔の心霊力に従う</span><span style="color: red;">イルミナティ同士の殺し合いからの脱出</span><br />
<span style="color: blue;"> クロチルデ</span>は、悪魔の心霊力に従うイルミナティ内部の殺伐とした権力闘争に敗れ、<span style="color: purple;">「夜の妖精」</span>の地位を失い、フリーメーソンの経営する高級売春宿で政府高官を相手にする高級娼婦にされた。 卑屈な1年間を過ごした後、イルミナティから別の指令が来たが、この指令に従う姿勢を示しながら、列車移動中に途中下車してローマ・カトリック教会の修道院に避難し、イルミナティの魔の手を脱け出した。 なお、<span style="color: blue;">クロチルデ</span>の別名の<span style="color: blue;">シスター・マリ・エメリー</span>とは、修道院生活に入ってからの洗礼名だ。 <span style="color: blue;">クロチルデ</span>の伝記本は、修道院の中で書かれ、<span style="color: orange;">1886(明治19)年6月1日</span>付で終わっている。 その最後の悲哀に満ちた言葉は、次のものだ。 『 わたしを・・・キリストの最も卑しい花嫁へと変えて下さいますように! 』<br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;">(6) 霊的なエピソード(逸話)</span><br />
<span style="color: blue;"> クロチルデ</span>の伝記本の脱稿から約5ヶ月の後に、ローマ神話における自由の女神「リベルタス」の立像が完成し、その除幕式が、米国のニューヨーク港に浮かぶリバティ島で<span style="color: orange;">1886年10月28日</span>に盛大に行われた。 米国の自由の女神像は、米国独立宣言100周年(<span style="color: orange;">1876年</span>)を記念して、フランスのフリーメーソンから米国のフリーメーソンに寄贈された巨大な彫像である。 だから、米仏両国のフリーメーソンの友好親善と暴力的な革命精神を表現した全長93mの、右手に灯火を高く掲げた女神像は、ラテン語の「ルクス・フェルレ」、即ち、「光を持ち運ぶ者」を意味する悪魔の「ルシファー」を秘密裡に象徴した。 しかし、隠されてきたイルミナティの歴史を知る21世紀の現代人からすれば、皮肉なことに、『米国の自由の女神像は、悪魔サタン=ルシファーに従うイルミナティの凶悪犯罪を内部告発した元「夜の妖精」にして自由の女闘士<span style="color: blue;">クロチルデ・ベルソーネ</span>の象徴だ』と想える。<br />
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<span style="background-color: white; color: blue; font-size: 14px; text-align: justify;">公開 2015(平成27)年12月26日(土)06:12</span><br />
<span style="background-color: white; color: blue;">saintsfellowship@outlook.com 聖書伝道会</span><br />
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<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;">【 1 】 </span><span style="color: red;">ある日の光景</span><br />
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親切のブーメラン <span style="color: blue;">- 動画 - ( </span><span style="color: blue;">視聴後に</span><span style="color: blue;">「←」を押してブログに戻る)</span><br />
<a href="https://www.youtube.com/watch?v=nwAYpLVyeFU">https://www.youtube.com/watch?v=nwAYpLVyeFU</a> <span style="color: blue;">(5:44)</span><br />
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<span style="color: red;">【 2 】 死後の天国と地獄</span><br />
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臨死体験と、悪霊の「芝居 」 <span style="color: purple;">(1)~(10)</span><span style="color: blue;"> (</span><span style="color: blue;">閲覧後に</span><span style="color: blue;"> 「←」を押してブログに戻る)</span><br />
<a href="http://www.tengokujigoku.info/itsu/rinshi.html">http://www.tengokujigoku.info/itsu/rinshi.html</a>
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地獄は本当にあります、私はそこに行ったのです!<span style="color: blue;"> (</span><span style="color: blue;">閲覧後に</span><span style="color: blue;"> 「←」を押してブログに戻る)</span><br />
<a href="http://www.tengokujigoku.info/jennifer/jennifer.html">http://www.tengokujigoku.info/jennifer/jennifer.html</a>
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悪魔の世界との危険な関わり <span style="color: purple;">(1)~(3)</span><span style="color: blue;"> (</span><span style="color: blue;">閲覧後に</span><span style="color: blue;"> 「←」を押してブログに戻る)</span><br />
<a href="http://www.eternal-lm.com/ik/kakawari1.html">http://www.eternal-lm.com/ik/kakawari1.html</a>
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説教者と血の責任<span style="color: blue;"> </span><span style="color: purple;">(1)~(6)</span><span style="color: blue;"> ( </span><span style="color: blue;">閲覧後に</span><span style="color: blue;">「←」を押してブログに戻る)</span><br />
<a href="http://www.tengokujigoku.info/itsu/sekinin.html">http://www.tengokujigoku.info/itsu/sekinin.html</a>
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<br />
<span style="color: red;">【 3 】 イルミナティによる現在進行形の国際謀略活動</span><br />
イルミナティを正しく認識するためには、隣人愛・親切心・天国と地獄といった極めて基本的な道徳観念を再認識しなければならない。 なぜなら、イルミナティの国際謀略活動は、人類一人一人の道徳観念を常に問い続けているからだ。 例えば、『人を傷つけることを肯定した人は、より強大な悪人から傷つけられても仕方ない』 『 悪魔も地獄も存在しないと信ずる人は、存在しないものから自己を守ろうとせず、必然的に攻め滅ぼされる運命にある』 と言えよう。 以下は、英国海軍叙勲将校・カナダ連邦海軍司令官 <span style="color: blue;">ウィリアム・ガイ・カー</span>(1895~1959)著 Pawns in The Game,1955(邦訳: <span style="color: purple;">『闇の世界史』 </span>2005年)等の要約である。<br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">(1) イルミナティの沿革の概要</span><br />
<span style="color: red;">A. イルミナティの創設</span><br />
<span style="color: red;"> </span><span style="color: orange;">1776</span><span style="color: orange;">年7</span><span style="color: orange;">月4日</span>の<span style="color: red;">米国独立宣言</span>に合わせるごとく、<span style="color: orange;">1776年5月1日</span>に政治結社イルミナティをドイツ・バイエルン(英語:バヴァリア)のインゴルシュタットで創設したイエズス会士 <span style="color: blue;">アダム・ヴァイスハウプト </span>(1748~1830)は、両替商・銀行家 <span style="color: blue;">マイヤー・アムシェル・ロスチャイルド</span>(1744~1812)の財政支援を受けながら、フリーメーソンのミュンヘン・ロッジを皮切りに欧州諸国のフリーメーソンのロッジの内部にイルミナティの組織勢力を拡大し続けた。 イルミナティを実質的に差配した<span style="color: blue;">マイヤー・アムシェル・ロスチャイルド</span>は、初代ヘッセン選帝侯<span style="color: blue;">ヴィルヘルム一世</span>(1743~1821)と結びつき、両替商・銀行家として大成功を収めていた。 <span style="color: blue;">アダム・ヴァイスハウプト</span>の時代のバイエルンは、<span style="color: red;">神聖ローマ帝国</span>(800~1806)の終末期にあり、バイエルン選帝侯<span style="color: blue;">マクシミリアン三世ヨーゼフ</span>(1727~1777)と <span style="color: blue;">カール・テオドール</span>(1724~1799)の 極めて不安定な統治下にあった。 イルミナティは、<span style="color: orange;">1782年</span>にフランクフルト近郊のヴィルヘルムスバートで開催した「世界フリーメーソン大会議」においてフリーメーソンと正式に合同し、フランクフルトに本部を設置した。 フランクフルトは、初代<span style="color: blue;">マイヤー・アムシェル・バウアー</span><span style="color: blue;">(改名後の</span><span style="color: blue;">ロスチャイルド</span><span style="color: blue;">)</span>の出身地であり、現代社会においても、欧州中央銀行(ECB)・ ドイツ連邦銀行などを持つ国際金融の中心地として機能している。 なお、「イルミナティ」とは、<span style="color: purple;">『旧約聖書』</span>の<span style="color: blue;">「</span><span style="color: blue;">イザヤ」 14:12</span>にある悪魔サタンの固有名詞 「光を持ち運ぶ者」、即ち、ラテン語の「ルクス・フェルレ」、英語の「ルシファー」の崇拝者を意味する。 <br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;">B.イルミナティの目的と手段</span><br />
イルミナティの目的は、『新世界秩序』(ノーブス・オルド・セクロルム)と 『混沌から秩序へ』(オルド・アブ・カオ)という標語の下に、世界統一政府と世界統一宗教を樹立して国際共産主義に基づく世界支配を実現することだ。 つまり、既成政府の廃絶・ 私有財産の撤廃・ 国家民族の解体・ 家族制度の解体・ フリーメーソン以外の全宗教の禁止である。 その手段は、賄賂・脅迫・テロ・暗殺・洗脳・事件・紛争・戦争・恐慌といった国際謀略活動に基づく世界革命運動だ。<br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;">C. </span><span style="color: red;">バイエルン政府による</span><span style="color: red;">イルミナティの禁圧</span><br />
<span style="color: orange;">1785年</span>、イルミナティの<span style="color: blue;">ジェイコブ・ランツ</span>は、悪天候の中をフランクフルトからパリに向けて馬を走らせていたところ、バイエルンのレーゲンスブルク(仏語:ラティスボン)で落雷に遭って即死した。 彼の遺体から、パリのグランド・ロッジの<span style="color: blue;">マクシミリアン・ロベスピエール</span>(1758~1794)に宛てたイルミナティ本部からの極秘書簡が見つかった。 そこには、王政の廃絶・諸宗教の禁止といった<span style="color: red;">フランス革命</span>(<span style="color: orange;">1789</span>)の実施計画が詳細に記されていた。 事の重大さに驚いたバイエルン警察は、フランクフルトのイルミナティ本部と関係者宅を急襲し、イルミナティが世界支配を目論んでいる証拠を握った。 バイエルン政府は、イルミナティを禁圧し、諸外国にも、その危険性を警告したが、諸外国の重要ポストを握るイルミナティの厚い壁に阻まれ、警告は功を奏さなかった。<br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;">D. </span><span style="color: red;">フランス革命</span><span style="color: red;">(1789)の実行と 世界各国の政府のコントロール</span><br />
イルミナティは、<span style="color: blue;">ロベスピエール</span>の計画通りに共和派内のジャコバン派の主導で<span style="color: red;">フランス革命</span>(<span style="color: orange;">1789</span>)を実行した。即ち、流血の大惨事を招き、諸宗教を禁止して恐怖政治をしいた。 <span style="color: blue;">ヴァイスハウプト</span>は、<span style="color: red;">フランス革命</span>(<span style="color: orange;">1789</span>)の時にフリーメーソンの<span style="color: magenta;">「グランド オリエント」(Grand Orient de France, </span><span style="color: magenta;">大東社</span><span style="color: magenta;">) </span>を、イルミナティの世界革命計画を推進するグランド・ロッジに編制した。 グランド・ロッジとは、フリーメーソンの複数のロッジを統括する本部ロッジを指す。 フランス政府を支配するに至ったイルミナティは、世界各国の政府をコントロールすることに全力を注いできた。<br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;">E. ローマ・カトリック教会への侵入と差配</span><br />
世界各国にあるフリーメーソンのロッジを完全に掌握したイルミナティは、世界各国の幾多の事件・テロ・内乱・政変・革命・紛争・戦争のプロデューサーとして暗躍してきたが、<span style="color: magenta;">イエズス会</span>を通じて第二次世界大戦後のローマ・カトリック教会をも差配するに至った。 だから、<span style="color: magenta;">フリーメーソン+イエズス会≧イルミナティ </span>という関係にある。 イルミナティは、世界各国の会員数600万人を誇るフリーメーソンの頂上組織として、まぎれもなく実在する。<br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">(2) 実在するイルミナティ</span><br />
<span style="color: orange;">2015年1月7日</span>(水)11:30 (CET:中央ヨーロッパ時間)、フランス共和国のパリにある風刺漫画雑誌の出版社シャルリー・エブド本社を、覆面武装したイスラム教過激派の3人の犯人が襲撃し、警官2人・編集長・風刺漫画家・コラム執筆者ら12人を殺害した<span style="color: purple;">「シャルリー・エブド襲撃事件」</span>その他の<span style="color: purple;">一連のテロ事件</span>が起きた。 一連のテロ事件を受けて、<span style="color: orange;">2015年1月9日</span>(金)、社会党員の<span style="color: blue;">フランソワ・オランド</span>(1954~)大統領(2012~)が 国営テレビで演説を行い、一連のテロ事件の裏側ではイルミナティが糸を操っている。 <span style="color: magenta;">『イルミナティがパリを攻撃している』</span> と語った。 イスラム教過激派によって襲撃された出版社のシャルリー・エブド本社は、イスラム教の開祖<span style="color: blue;">ムハンマド</span>(571頃~632)を風刺する漫画雑誌を週刊しており、表現の自由と襲撃テロ事件の因果関係をめぐる議論が沸騰した。 結果的に、襲撃した犯人の1人は出頭し、2人は射殺された。 <span style="color: orange;">2015年1月11日</span>(日)になると、一連のテロ事件に対する大規模な抗議デモが発生し、フランス全土におけるデモ参加者はフランス史上最大の370万人に達し、世界50カ国の首脳もデモに参加した。 この10カ月後の<span style="color: orange;">2015年11月13日</span>(金)、I Sの18人以上が関与して、3人ずつ3グループに分かれた計9人の犯人が、<span style="color: purple;">「パリ同時多発テロ事件」</span>を引き起こした。 死者130人、負傷者300人以上を出した無差別テロであり、襲撃した犯人の3人が死亡し、8人が逮捕された。 従って、『<span style="color: orange;">2015年1月9日</span>(金)に、<span style="color: blue;">オランド大統領</span>が国営テレビの演説で、イルミナティに対する警戒心を国民に喚起したことは、正しい状況判断であった』 と分かる。 それに、『イルミナティ内部の残忍冷酷な権力闘争に詳しい<span style="color: blue;">オランド大統領</span>としては、「私自身がイルミナティに暗殺される可能性がある」 と感じて、イルミナティの国際謀略活動を暴露せざるを得なかった』 と考えられる。<br />
<div>
<span style="color: magenta;">★ フランス大統領、国営テレビで 『イルミナティがパリを攻撃している』 と語る。 </span><span style="color: magenta;">French president says on national TV that the Illuminati is attacking Paris. (2015年1月9日) </span><a href="https://youtu.be/6z9y-FtskzY">https://youtu.be/6z9y-FtskzY (2:10)</a></div>
<div>
<br />
<br /></div>
<div>
<span style="color: blue;">(3)</span><span style="color: blue;"> 「シャルリー・エブド襲撃事件」後の </span><span style="color: blue;">I Sによる</span><span style="color: blue;">「湯川後藤両氏惨殺事件」</span><br />
<span style="color: red;">A.「湯川後藤両氏惨殺事件」(2015年1月下旬)</span><br />
<span style="color: blue;"> </span>「シャルリー・エブド襲撃事件」(<span style="color: orange;">2015年1月7日</span>)の起こる前、内戦状態のシリア・アラブ共和国内で、I Sによる「湯川後藤両氏拘束事件」が起きていた。 そして、I Sは、「シャルリー・エブド襲撃事件」(<span style="color: orange;">2015年1月7日</span>)を含むフランスの一連のテロ事件を通じて反イスラム・テロ感情が激高したことを見届けながら、世界各国における反イスラム・テロ感情を更に高めるために、世界各国の旅行者・ジャーナリスト・大使館員・軍人といった捕囚者を残虐に殺害した時の録画映像をネットを通じて世界中に宣伝し続けた。 そして、I Sは、ミリタリーショップ経営者の<span style="color: blue;">湯川遥菜</span>(1972~2015)氏の惨殺写真を<span style="color: orange;">2015年1月24日</span>(土)にネット上の動画に流し、次いで、ジャーナリストの<span style="color: blue;">後藤健二</span>(1967~2015)氏の惨殺動画を<span style="color: orange;">2015年2月1日</span>(日)にネット上に流した。 <br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;">B.</span><span style="color: red;">I Sによる「狂信」と「恐怖」の宣伝活動</span><br />
<span style="color: purple;">(A) I S の重大な犯行声明</span><br />
反イスラム・テロ感情を世界各国で高揚させる I Sによる「狂信」と「恐怖」の宣伝活動は、イスラム教徒に宿る悪魔性の開放であると同時に、<span style="color: magenta;">第三次世界大戦</span>に向けたイルミナティの<span style="color: red;">「長期計画」</span>の一環でもあると分かる。 なぜなら、次の<span style="color: blue;">(4)</span><span style="color: blue;"> </span>に見るごとく、イルミナティの<span style="color: red;">「長期計画」</span>によれば、シオニストとアラブ人の間の意見の相違を激化させることによって<span style="color: magenta;">第三次世界大戦</span>を招来せねばならないからだ。 だから、I Sの度重なる犯行声明は、Youtube 動画に投稿され、これらの「狂信」と「恐怖」の宣伝活動により、世界各国を敵に回してきたのみならず、イスラム教の他の過激派・諸宗派をも敵に回してきた。 とりわけ重大な犯行声明は、エジプト人のキリスト教徒21人を海岸で集団斬首した<span style="color: orange;">2015年2月15日</span>の投稿動画で ローマ・カトリック教会を率いるヴァチカン市国に宣戦布告し、また、パレスチナ自治区の領土問題の解決を訴えた<span style="color: orange;">2015年6月30日</span>の投稿動画で イスラエル共和国の絶滅宣言したことにあるが、両国の防衛・警備体制は厳重で、I Sによる大規模テロ・侵略は不可能だ。 <br />
<span style="color: purple;"><br /></span>
<span style="color: purple;">(B) I S の最終目的</span><br />
<span style="color: magenta;"> I Sの最終目的</span>は、<span style="color: lime;">a.</span>イスラム教の諸宗派の統一支配 <span style="color: lime;">b.</span>キリスト教徒の根絶 <span style="color: lime;">c.</span>イスラエル共和国の絶滅 さらに、<span style="color: lime;">a ~c </span>から導かれる <span style="color: lime;">d.</span> <span style="color: magenta;">第三次世界大戦</span>の惹起・・・にあると考えられる。 そして、『聖書』の預言を中心に総合的に分析した場合、<span style="color: lime;">a ~c </span>の最終目的の達成は不可能であるが、<span style="color: orange;">2015年</span>のI Sによる<span style="color: red;">非対称戦争</span><span style="color: blue;">※ </span>の開始をもって、<span style="color: lime;">d.</span><span style="color: magenta;">第三次世界大戦</span>の初期段階を既にもたらしたが、地政学的に近隣のヴァチカン市国を占領して壊滅する計画だろう。つまり、I Sの<span style="color: red;">非対称戦争</span>の本質は、<span style="color: magenta;">宗教戦争</span>にあるため、異教徒・異宗派を常に仮借なく殺戮し続ける。イスラム教徒の狂信的な<span style="color: magenta;">宗教戦争</span>は、人間の道徳観念と論理が微塵も通用しない、人類史上で最も凶悪な戦争になるだろう。<br />
<span style="color: blue;">※</span><span style="color: blue;"> </span><span style="color: red;">非対称戦争</span>とは、戦争形態の一つであり、両交戦者間の軍事力・戦略・戦術が大幅に異なる戦争をいう。交戦様式が正規軍同士ではない戦闘を特徴とし、相手と同じ戦略・戦術では勝てない交戦集団が、テロ戦・ゲリラ戦・心理戦・サイバー戦・金融戦・大量移民・資源略奪・宗教運動などを通じた戦闘を継続的に行う。<br />
<span style="color: purple;"><br /></span>
<span style="color: purple;">(C) I S とユダヤ人の関係性</span><br />
『聖書』を理解できない反ユダヤ主義の陰謀論者は、『 I Sはイスラエル共和国の情報機関モサドによってコントロールされている』 と主張しているが、とんでもない間違いだ。 なぜなら、モサドに限らず、どこの国の情報機関であれ、 I Sを取り巻く複雑な状況をコントロールすることは不可能だ。 それに、イスラエル共和国や欧米諸国にいる<span style="color: magenta;">ユダヤ人とイルミナティは、極一部に接点があるとしても無関係</span>だ。 もっと明確に言えば、イルミナティを操る悪魔は、<span style="color: purple;">「陰謀の首謀者はユダヤ人である」</span>と、ユダヤ人に<span style="color: magenta;">偽装</span>しながら宣伝してきた。つまり、悪魔の<span style="color: magenta;">ダミー</span>(替玉人形)と<span style="color: magenta;">デコイ</span>(おとり人形)として、ユダヤ人をフルに利用してきた。 従って、『 I Sとユダヤ人の間には敵対関係こそあれ、その他の関係性はない。 また、イスラエル共和国は、周辺諸国のイスラム教諸宗派の相互の潰し合いを助長する政治工作を行うに留まる』と分析できる。<br />
<span style="color: purple;"><br /></span>
<span style="color: purple;">(D) I S のスポンサー国</span><br />
I Sは、シリア・アラブ共和国とイラク共和国の中に寄生しながら、<span style="color: orange;">2014年6月29日</span>(日)に I Sの建国宣言を行った。 そして、 I Sの活動資金源は、シリア・アラブ共和国とイラク共和国から強奪した原油の売却代金だ。 また、I Sによる原油の強奪と売却を強力に支援してきたスポンサー国が、トルコ共和国とサウジアラビア王国である。<br />
<br />
<span style="color: red;">C</span><span style="color: red;">.中東地域の I S と 極東地域の中国共産党の脅威</span><br />
<span style="color: purple;">(A) I S の脅威</span><br />
『 I Sはイルミナティの手駒である』 と考える理由は、<span style="color: blue;">オランド大統領</span>の国営テレビ演説(<span style="color: orange;">2015年1月9日</span>)における状況判断とイルミナティの<span style="color: red;">「長期計画」</span>とが相互に重なり合うからだ。但し、国際情勢の進展は、『聖書』の預言でもあるため、イルミナティの関与の有無に関わらず、<span style="color: red;">I Sに代表される</span><span style="color: red;">イスラム教の狂信者は、その悪魔の本性をむきだしにして、自己の支配地域を拡大する非対称戦争</span><span style="color: red;">を行う。</span>そして、I Sによる<span style="color: red;">非対称戦争</span>は、世界各国を巻き込みながら、<span style="color: magenta;">第三次世界大戦</span>の初期段階にあったが、<span style="color: orange;">2017年1月20日</span>、米国で共和党のトランプ政権が発足し、同政権によって共産主義者の多い民主党議員が糾弾されると、I S勢力は消沈し、国際情勢の流れは良い方向に変わった。 <br />
<span style="color: purple;"><br /></span>
<span style="color: purple;">(B) 中国共産党の脅威</span><br />
<span style="color: purple;"> 『日ユ同祖論』</span>で論じたように、イスラエル共和国のある中東地域の戦争は、日本国のある極東地域の戦争と相反・相補の霊的な因果関係にあるため、<span style="color: orange;">2015年後半期</span>に経済崩壊した中国・北朝鮮・韓国による<span style="color: magenta;">対日侵略戦争</span>も、同時に進行中だ。 中国共産党一党独裁の中国による<span style="color: magenta;">対日侵略戦争</span>の表面化に関しては、ハンガリー系<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の米国投機家 <span style="color: blue;">ジョージ・ソロス</span>(1930~)が、<span style="color: orange;">2015年5月19日</span>の<span style="color: purple;">世界銀行ブレトンウッズ会議</span>において、『もし、中国経済が衰退期に入れば、<span style="color: magenta;">第三次世界大戦</span>が起こる可能性がある』 と的確に予測した。 これは、『輸出型経済から内需型経済へと移行する中国経済の衰退期に、国民(消費者)からの強烈な不満と怨嗟の声に直面した中国共産党が、その独裁政権を維持するために日本国を軍事的に挑発し、日本国との戦争を開始する』 という意味だ。 従って、中国・北朝鮮・韓国・反日左翼陣営が、その虚偽宣伝を通して能天気な日本人を欺瞞しようとも、中国の<span style="color: magenta;">対日侵略戦争</span>は、日本人が直面してきた100%確実な現実である。 現実の脅威を認識できない日本人は、<span style="color: red;">文化大革命</span>(1966~1977)の大量虐殺の嵐が中国全土で吹き荒れた時に、中国共産党の内部から漏洩した対日侵略計画書の<span style="color: purple;"> 『日本解放第二期工作要綱』</span>(<span style="color: orange;">1972</span>)を読むべきである。<br />
<span style="color: purple;"><br /></span>
<br />
<span style="color: purple;"><br /></span>
<span style="color: blue;">(4)</span><span style="color: blue;"> イルミナティの「長期計画」</span><br />
<span style="color: red;">A.アルバート・パイクの手紙に書いてあるイルミナティの「長期計画」</span><br />
<span style="color: orange;">1870(明治3)年1月22日</span>、イタリヤ建国の父とされたイルミナティの<span style="color: blue;">ジュゼッペ・マッツィーニ</span>(1805~1872)は、米国フリーメーソンの「黒い教皇」と呼ばれたイルミナティの<span style="color: blue;">アルバート・パイク</span>(1809~1891)に書簡を送った。 そして、この翌年の<span style="color: orange;">1871(明治4)年8月15日</span>、<span style="color: blue;">アルバート・パイク</span>は、<span style="color: blue;">ジュゼッペ・マッツィーニ</span>に返信の手紙を書いた。 この返信の手紙の中に、その後の世界情勢を予言するようなイルミナティの<span style="color: red;">「長期計画」</span>が記されていた。 即ち、次の内容である。 『・・・<span style="color: magenta;">第一次世界大戦</span>は、ツァーリズムのロシアを破壊し、その広大な地をイルミナティのエージェントの直接の管理下に置くために仕組まれることになる。 そして、ロシアはイルミナティの目的を世界各国で推し進める「お化け役」として利用されるだろう。・・・<span style="color: magenta;">第二次世界大戦</span>は、ドイツの国家主義者と政治的シオニストとの間の圧倒的意見の相違の操作によって実現されることになる。 この結果、ロシアの影響領域の拡張と、パレスチナにイスラエル国家の建設がなされるべきである。・・・<span style="color: magenta;">第三次世界大戦</span>は、シオニストとアラブ人との間に、イルミナティのエージェントが引き起こす意見の相違によって起こるべきである。・・・この世界戦争は、最も凄惨な社会変動と血みどろの動乱を招来する。 その時、革命を起こす少数派から防衛せざるを得なくなった民衆は、全世界で、これら文明の破壊者を殺戮するだろう。 一方、大部分の民衆は、キリスト教に幻滅して方向性を見失い、理想をあがき求めながらも、それをどこに求めるべきかを知らぬまま、最終的に民衆に提示されるルシファーの純粋な教理の世界的台頭を通じて真の光をつかむのだ。 キリスト教と無神論の同時的な征服と壊滅によって起こる広範囲にわたる反動から、これは現実のものとなる。・・・ 』 ちなみに、英国ジャーナリストの<span style="color: blue;">デーヴィッド・アイク</span>(1952~)によれば、『<span style="color: blue;">アルバート・パイク</span>の手紙は、ロンドンにある大英帝国博物館の図書館に短期間だけ展示され、カナダ海軍の諜報担当士官 <span style="color: blue;">ウイリアム・ガイ・カー</span>(1895~1959)によって複写された』 という。<br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;">B.</span><span style="color: red;">イルミナティの「長期計画」を阻止した米国のトランプ大統領</span><br />
<span style="color: blue;">アルバート・パイク</span>の手紙が書かれた<span style="color: orange;">1871(明治4)年8月15日</span>の時点では、<span style="color: magenta;">第一次世界大戦</span>(1914~1918)も、<span style="color: magenta;">第二次世界大戦</span>(1939~1945)も起こっていなかった。 しかし、手紙の中で言及された<span style="color: magenta;">第一次世界大戦</span>中のロシア革命(1917)とソ連の建国(1922)、ナチス・ドイツによるユダヤ人迫害と<span style="color: magenta;">第二次世界大戦</span>後のイスラエル建国(1948)、また、ソ連(1922~1991)を筆頭とした北朝鮮(1948)・中国(1949)などの共産主義諸国の台頭という世界史の推移を見る限り、<span style="color: blue;">アルバート・パイク</span>が悪魔サタン=ルシファーから受信した啓示に他ならない<span style="color: red;">「長期計画」</span>に従うイルミナティは、<span style="color: magenta;">第一次世界大戦</span>と<span style="color: magenta;">第二次世界大戦</span>における世界各国の対立の構図を明確に描き、その<span style="color: red;">「長期計画」</span>を100%達成してきた。 そして、イルミナティは、<span style="color: blue;">アルバート・パイク</span>の開示した悪魔サタン=ルシファーの<span style="color: red;">「長期計画」</span>に基づき、シオニストとアラブ人との間の意見の相違を一層激化させるべく、<span style="color: orange;">2014年6月</span>に誕生した I Sを手駒の一つとして使い、<span style="color: magenta;">第三次世界大戦</span>の惹起を企図した。しかし、I Sは、米国の<span style="color: blue;">ドナルド・トランプ</span>(1946~)大統領率いる共和党政権によって駆逐された。例えば、<span style="color: orange;">2017年10月17日</span>、I Sの首都ラッカは陥落したように、世界各国の諸政府・諸国民が、悪魔の<span style="color: red;">「長期計画」</span>を知った以上、悪魔の目的は挫折し、神の預言の『ヨハネの黙示録』が成就する。<br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;">C.善悪相克の歴史の業火である艱難時代</span><br />
過去から現在に至る国際情勢の変遷を見極めると、イルミナティの<span style="color: red;">「長期計画」</span>は、『聖書』の預言に示された歴史の方向性と同じではあるが、歴史の方向性を決定する「質」が異なることに気付く。つまり、歴史を創造する目的と手段が違う。また、霊の質が、神の善霊と悪魔の悪霊という具合に違う。 イルミナティの人間的な目的は、財力・権力・復讐・憎悪で、手段は、暗殺・テロ・紛争・謀略だ。 そして、これらの指令を出す悪魔の目的は、別の霊的な次元にある。 しかし、歴史を創造する目的と手段の善し悪し、また、善霊と悪霊の違いは、共産主義者・ 無神論者・ 世俗主義者・ 流される者・ 無知蒙昧者・ 邪宗信仰者・ 傲慢な悪人・ 霊的に盲目な陰謀論者には理解できないし、また、理解しようともしない。 従って、万人が歴史創造の目的と手段の善し悪し、また、善霊と悪霊という「質」の違いを理解できるようにならない限り、善悪相克の歴史の業火の中で精神的・霊的に精錬される<span style="color: magenta;">艱難時代</span>が到来するだろう。 例えば、イルミナティの<span style="color: red;">「長期計画」</span>にある「ルシファーの純粋な教理」と言われても、この意味が、「実在する悪魔による反イエスの教理」であることを理解できる者は極少数に留まる。 なお、歴史とは、個人の人生の総体であるため、生きる目的と手段の悪しき個人、また、悪魔崇拝を行う個人は、宇宙的な力に淘汰されるだろう。 最終的な淘汰期間は、『聖書』の預言などを総合的に判断すると、2022年から2029年の7年間と思われる。 <span style="color: magenta;">イルミナティは、悪魔に取り憑かれた悪魔崇拝者から成る国際犯罪組織である</span>ため、そのパワーの消長・盛衰は、地上の万人の精神的な腐敗堕落の程度と一致する。</div>
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">(5)</span><span style="color: blue;"> 下劣な欲望=金銭欲・支配欲の奴隷である世界各国政府の政治指導者たち</span><br />
残虐非道な狂信テロ集団であるI Sは、シリア・アラブ共和国とイラク共和国の中に寄生しながら、<span style="color: orange;">2014年6月29日</span>(日)に I Sの建国宣言を行った。 この狂信テロ集団 I Sの活動資金源は、シリア・アラブ共和国とイラク共和国から強奪した原油の売却代金だ。 そして、I Sによる原油の強奪と売却を強力に支援してきた国が、トルコ共和国とサウジアラビア王国である。 つまり、この両国政府の政治指導者たちは、隣人愛・親切心・天国と地獄といった極めて基本的な道徳観念を、自己の下劣な欲望=金銭欲・支配欲のために嬉々として踏みにじったが故に、I Sの原油を購入し、I Sに武器・人員等を供与してきた。 そもそも、これらの政治指導者は、『聖書』を完全に否定しているため、物事の善悪を判断することもできず、ひたすら、自己の下劣な欲望を満たすことしかできない。 かくして、世界各国の諸国民は、<span style="color: magenta;">『悪が悪を喰い滅ぼし、悪によって悪を征する』 </span>という残虐非道な悪に満ち溢れた世俗社会の中で必死に暮らしながら、「悪の帝王」である悪魔サタン=ルシファーの耳目手足として国際謀略活動を行う秘密結社イルミナティの支配を被ってきた。 しかも、世俗社会の富と権力の頂点に立つ<span style="color: magenta;">イルミナティのエージェント自身も、悪魔サタン=ルシファーによって残虐に殺害される家畜であった。</span><br />
<span style="color: magenta;"><br /></span>
<span style="color: magenta;"><br /></span>
<span style="color: blue;">(6)</span><span style="color: blue;"> イルミナティに所属しない「悪の霊的超越者」=「超イルミナティ」</span><br />
『<span style="color: blue;">ジョージ・ソロス</span>(1930~)は、イルミナティか否か?』 に関する真実の情報を持ち合わせていない。彼は、国際共産主義者のグローバリストとして近年まで投機行動に成功してきたが、<span style="background-color: white;"><span style="color: orange;">2016年11月8日</span></span>、米国大統領選挙で共和党の<span style="color: blue;">ドナルド・トランプ</span>(1946~)候補が勝利した前後から、彼の投機予測はハズレまくりで大損失を被り、没落した老いぼれとなった。だから、イルミナティの金融寡頭支配に拘束されない投機行動で繁栄と没落の道を歩んできたという意味で、『<span style="color: blue;">ジョージ・ソロス</span>は、イルミナティではない』と思う。 同様に、ドイツ第三帝国総統 <span style="color: blue;">アドルフ・ヒトラー</span>(1889~1945-)も、イルミナティに所属することなく、「極めて高位の姿なき悪魔」と直接的に交信できたという意味で、『<span style="color: blue;">アドルフ・ヒトラー</span>は、イルミナティではない』と見る。<span style="color: purple;">『ラコフスキー調書』</span>(1938)などに裏付けられた見解だ。 さて、<span style="color: blue;">ヒトラー</span>のようにイルミナティに所属せずに「極めて高位の姿なき悪魔」と直接的に交信した<span style="color: magenta;">「悪の霊的超越者」</span>を何と表現したら良いのか?<span style="color: magenta;"> 「超イルミナティ」</span>としか表現のしようがない。<span style="color: magenta;">「超イルミナティ」</span>は、イルミナティに所属することなく、イルミナティの動向を把握した上で、超自然的な心霊力と直結しながら、現象面における「偶然」を生み出すことにより、イルミナティを最終的に統御してきた。但し、<span style="color: magenta;">「超イルミナティ」</span>であれ、悪魔に従った者たちは、一人残らず火と硫黄の地獄に落ちたと思われる。<br />
<div>
<br /></div>
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<span style="color: blue;">イザヤ 14:12- 20</span><br />
『暁の子、ルシファー<span style="color: blue;">※</span>よ。どうしてあなたは天から落ちたのか。 国々を打ち破った者よ。 どうしてあなたは地に切り倒されたのか。 あなたは心の中で言った。 『私は天に上ろう。 神の星々のはるか上に私の王座を上げ、北の果てにある会合の山にすわろう。 密雲の頂に上り、いと高き方のようになろう。 しかし、あなたは よみに落とされ、穴の底に落とされる。・・・ 』<br />
<div>
<span style="color: blue;">※</span> 「ルシファー」(ヘブライ語: ヘーレル)を「明けの明星」と翻訳した聖書箇所は間違いである。 ラテン語で「光を持ち運ぶ者」を意味する「ルクス・フェルレ」の英語が「ルシファー」となる。 悪魔の最高指導者が「光を持ち運ぶ者」と神に命名された理由は、『世界史の暗闇の夜が明ける頃になると、寡占権力の強悪が、世界中に散在する無数の弱悪を喰い尽くして滅ぼし、この終極面において寡占権力の強悪が自滅した後に太陽の光明が現れる』からだと考えられる。<a href="http://www.bible-jp.com/his/e7.html">http://www.bible-jp.com/his/e7.html</a><span style="color: blue;"> ( 閲覧後に「←」を押してブログに戻る)</span></div>
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<span style="background-color: white; color: blue; font-size: 14px; text-align: justify;">公開2015(平成27)年12月19日(土)15:54</span><br />
<span style="background-color: white; color: blue;">saintsfellowship@outlook.com 聖書伝道会</span><br />
<a href="https://halleluiesus.blogspot.com/2015/10/blog-post.html">←前編</a> ■ <a href="https://halleluiesus.blogspot.com/2015/12/blog-post_26.html">次編→</a>
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<br />聖書伝道会http://www.blogger.com/profile/05753520114248036385noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2059390697110644034.post-26882607834645394782015-10-18T06:22:00.000+09:002019-09-13T12:06:33.052+09:00『 電磁波被害の真実 』<br />
<br />
<span style="color: red;">1.電磁波被害の概要</span><br />
<span style="color: red;">(1)電磁波被害と 集団ストーカー被害を訴える人の増加</span><br />
数多くの個人・団体から各界の最新情報を収集・分析しているが、この目的は、日本社会の各界の現状を正確に認識し、自由で豊かで安全な日本社会を創ることに役立てるためだ。 そして、『2015年に入ってから目立ってきた』 と感ずる<span style="color: blue;">不幸な社会現象</span>が、電磁波被害と 集団ストーカー被害を訴える人の増加だ。 例えば、2015年6月13日(土)13:00~15:00に 東京都 目黒区で 「電磁波・集団ストーカーの犯罪被害者公開座談会」 が開催されたし、2015年7月27日(月)13:00~16:00の間、心理カウンセラーの<span style="color: blue;">S女史</span>と一緒に 茨城県 取手市の<span style="color: blue;"> I 主婦</span>のご自宅を訪ね、その電磁波被害の調査と助言を行った。 また、ネットで検索すると、次のキーワードと共に、電磁波被害・集団ストーカー被害に苦しむ数多くの人々の赤裸々な体験を垣間見ることができる。 しかも、これらの内容を考察した場合、『電磁波被害者の居住地に特有の電磁波環境に起因した電磁波被害だ』 とか、『集団ストーカーは、日本政府(警察・防衛・法務)と地域防犯パトロールによる組織的な住民監視活動だ』 と決めつけるには、あまりにも辻褄の合わない異常な事例の多いことに気付く。 つまり、<span style="color: magenta;">電磁波被害者・集団ストーカー被害者自身が心霊現象・UFO現象に疎(うと)く、</span><span style="color: red;">実在する悪魔・悪霊</span><span style="color: magenta;">の</span><span style="color: red;">働き</span><span style="color: magenta;">を全く信じていない</span>ため、<span style="color: red;">悪魔・悪霊</span><span style="color: magenta;">の</span><span style="color: red;">「心霊攻撃」</span>(サイキック・アタック)であるにもかかわらず、<span style="color: magenta;"> 『何者かに監視され、電磁波被害を受けた』 と信じ込んでいる</span>事例が非常に多いと分かる。 だから、<span style="color: magenta;">「見えない何者か」</span>の迫りくる悪意に怯えている電磁波被害者・集団ストーカー被害者は、本編の <span style="color: red;">4.悪魔・悪霊の「心霊攻撃」の怪奇現象 </span>を参照してもらいたいと思う。<br />
<br />
<span style="color: red;">A.電磁波被害・集団ストーカー被害のキーワード</span><br />
電磁過敏症、電磁波犯罪被害の会、集団ストーカー、組織ストーカー、テクノロジー犯罪、ハイテク犯罪被害、電磁波攻撃、電磁波被害、監視社会、電子洗脳、マインド・コントロール、思考盗聴、マインド・レイプ、殺人ゲーム、Gang Stalking、 Electric Harassment、セクハラ・パワハラ(嫌がらせ)、 <span style="color: magenta;">反日左翼= 日本人のフリした在日朝鮮人・日本国籍の朝鮮人</span><span style="color: blue;">※</span>、 悪霊の憑依、 悪魔の所業、 <span style="color: magenta;">多国籍企業の大株主= 金融寡頭支配者</span>、 国家の解体(民営化)、国境の撤廃、大量移民、グローバリズム、国際共産主義運動、NWO(New World Order)、人類の奴隷化・家畜化。 <span style="color: blue;">※ </span><span style="color: magenta;">血統DNAに由来する邪悪な「反日と恨の思想」を抱き、詐欺・強盗・殺人等の凶悪犯罪を習慣的に行ってきた。</span><br />
<br />
<span style="color: red;">B.電磁波被害の症状</span><br />
蚊の飛ぶような騒音被害、疲労感、倦怠感、頭痛、めまい、身体の痛み、安眠妨害、不眠、腹痛、吐き気、身体のかゆみ、ジンマシン、皮膚の不快感、風邪の症状、高血圧、筋肉硬直、変な声が聞こえる、何者かに監視されている気持ち、骨折事故、自律神経失調症 (=ノイローゼ・ 抑うつ感・ 意欲の低下・ 焦燥感・ 不安感・ 恐怖感・ 精神的圧迫感・ 動悸・ 息切れ・ 手足のしびれ・ けいれん・ 息苦しさ・ 食欲減退・ 下痢・ 便秘・ ガス過多・ 肩こり・ 首こり・ 手足の冷え・ 目の疲れ・ 身体のだるさ・ ヒステリー )<br />
<br />
<span style="color: red;">C.電磁波攻撃・集団ストーカーを行う主体者 (加害者の推定)</span><br />
<span style="color: blue;">a.</span>日本政府--- 内閣官房情報調査室、公安調査庁、警察庁、防衛省、日銀、財務省、経産省、都道府県庁、その他<br />
<span style="color: blue;">b.</span>外国政府--- 米国(CIA)、中国(中国共産党)、北朝鮮(朝鮮労働党・朝鮮総連)、韓国(国家情報院・韓国民団)、その他<br />
<span style="color: blue;">c.</span>秘密結社--- フリーメーソン+イエズス会≧イルミナティ、その他<br />
<span style="color: blue;">d.</span>宗教団体--- 創価学会、世界平和統一家庭連合(旧:統一教会)、ローマ・カトリック教会、その他<br />
<span style="color: blue;">e.</span>営利企業--- 電磁波の攻撃用と防御用の機器資材の販売業者、マスコミ支配の電通、その他<br />
<span style="color: blue;">f.</span>政治団体--- 自民党、公明党、民主党、共産党、社民党、その他<br />
<span style="color: blue;">g.</span>組合団体--- 官公労組、医療機関、部落解放同盟、暴力団、その他<br />
<span style="color: blue;">h.</span>近隣住民--- 悪意を持つ近隣住民、立ち退き狙いの地上げ屋、ハイテク犯罪者<br />
<span style="color: blue;">i.</span>自然現象--- 太陽黒点、宇宙線、天候気象、地殻変動、磁気異常、その他<br />
<span style="color: blue;">j.</span>心霊現象--- 悪魔・悪霊<br />
<span style="color: blue;">k.</span>自己自身--- 精神病<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">(2)電磁波被害者の告白</span><br />
<span style="color: red;">A.被害事例 1: 40代の主婦(女性)</span><br />
<span style="color: blue;"> 『日曜日の夕方、ひどい疲労感と頭痛で、そのまま寝てしまいました。 30分ほどして、目が覚めると、全然何ともありません。 「さっきまでのしんどさは、どこへ行ったのか?」というほど、あっという間に回復してしまいました。 また、別の日には、何かしたわけではないのに、急に肩がひどく凝り固まって痛かったり、首の右側も痛みがあり、日曜日から右肘付近にも痛みが続き、手に傷が突然に発生するので、目に見えない電磁波攻撃の存在を自分の目で確認できます。 このようなテクノロジー犯罪による被害には、「電子洗脳」に書かれている睡眠妨害があります。 電磁波で脳を攻撃して強制的に覚醒させるのです。 先週から、寝入りの睡眠を妨害されていて、ベットに横になると、腹痛と吐き気で苦しくなり、すぐに寝付けません。 昨日は、左足ふくらはぎの酷いかゆみで、妨害されました。 かゆくてたまらなかったのですが、何もしていないのに赤くなってジンマシンにもなっています。 肘は2日前から痛かったのに、今は赤くなってかゆみを感じるようになりました。「家族の中で、私だけが、こんな状態になったので、ダニではない」 と思いながら、布団を干したり、布団乾燥機にかけたりするのですが、翌日にかゆくなる時もあれば、体調に何も異常が出ない時もありました。 ですから、電磁波関連の本に書いてあるような「電磁波による監視社会の構築」というよりも、もっと単純に「私に嫌がらせをして私の人生を破壊しようとしている」 としか考えられません。 このような電磁波による犯罪行為の周知は急務です。 行政機関の対応もなされないのであれば、尚更です。』</span><br />
<br />
<span style="color: red;">B.</span><span style="color: red;">被害事例 2: </span><span style="color: red;">60代の経営者</span><span style="color: red;">(男性)</span><br />
<span style="color: blue;">『電磁波攻撃を受けている自宅で血圧を計ると、上は140で下は100くらい。 医院で計ると、上は120くらいで下は80くらい。 医者が言うに「普通は、自宅より医院で計る方が高いのに、貴方は特別だ」 と笑いながら首をかしげる。 しかし、私にとっては不思議ではない。 つまり、私の自宅の電磁波の数値が異常に高いのだ。 電磁波を悪用した犯罪は、社会のオピニオン・リーダーや資産家を標的にしており、敵対的なオピニオン・リーダーを廃人にしたり、資産家の財産を奪う準備を整えた後に“病死”を装って電磁波で殺害している。 勿論、すべての電磁波被害者がそうとは限らないし、オピニオン・リーダーや資産家でありながら、電磁波攻撃をされない人もいる。しかし、電磁波の被害者の全員から意見を聞くと、このような状況にあることを殆どの電磁波被害者が告白する。 そして、「自分の経験しない事は、この世に存在しない事だ」 と主張する電磁波を知らない科学者モドキがいるが、こういう者達が電磁波を悪用した卑劣な犯罪行為を見え難くして助長している。』</span><br />
<br />
<span style="color: red;">C.</span><span style="color: red;">被害事例 3: </span><span style="color: red;">30代の会社員</span><span style="color: red;">(男性)</span><br />
<span style="color: blue;">『最近の電磁波被害ですが相変わらずで、毎日夜間に自宅の上空に出没する監視ヘリコプターらしきものから攻撃されていますが、それが分裂して1機から2機になったり、不思議です?? また、ある日の朝、乗車した電車の中で急ブレーキをかけられ、私の右側にいた乗客数人が雪崩のように私の方に倒れかかってきました。 怪我はありませんでしたが、思い出すだけでゾッとします。 しかも、この時の乗客たちは、起き上がれる状態であるにもかかわらず、私の足の上に乗ったまま動かず、わざとらしさを感じました。電車の中で、このようなストーカーの変質者たちに取り囲まれるのは通常で、ひどい時には電磁波を照射されたり、中年女性から腕を触られまくられたり、色々ありましたが、今回の様に集団で倒れ掛かってきて怪我をさせられそうになったのは初めてです。 また、別の日には、電磁波で足の指の筋肉を硬直させられた後に足の指を2回骨折させられました。 怪我をさせて仕事をできなくさせることを狙った生活破壊工作だと思います。 それに、数年前からの友人である男性の奥様は数年前から鬱状態になり、「誰かに盗聴されている。誹謗中傷されている」 と言って、家に引きこもりの状態だそうです。 警察に相談に行ったり、精神科にも通院しているようです。 この場合、私のような電磁波被害との因果関係はないと思われますが、「集団ストーカーの被害者」ではないのでしょうか? 電磁波攻撃という見えない被害にあっていても気づかない人も沢山いるのではないでしょうか? 信じられないかもしれませんが、このような被害は実際に存在していて、日本、いや、世界中に沢山の被害者がいるのです。』</span><br />
<br />
<span style="color: red;">D.</span><span style="color: red;">被害事例 4: </span><span style="color: red;">60代の</span><span style="color: red;">主婦(女性) </span>-茨城県 取手市の I さん-<br />
<span style="color: blue;">『電磁波に関係した本を何冊か読みました。 多くの電磁波被害者がいることを知っています。 私に対して人工衛星やヘリコプターから電磁波攻撃を行っているとしか考えられません。 私は、頭が痺れ、時には何者かの声が聞こえるので大変に苦しいのです。 このような状況ですから、ろくに眠れず、電磁波防護布を頭からかぶって何とか耐え忍んで暮らしています。 しかし、この電磁波防護布についた奇妙なひっかき傷と複数の小さな穴は、電磁波攻撃の証拠です。 先週、この証拠を持って、主人と一緒に警察署に出向いて電磁波の被害を訴えましたが、まともに相手にしてくれませんでした。 結果として、警察と親族から精神科の受診を勧められたので、精神科にも通院しましたが、精神安定剤を飲むように指示されただけで、多くの薬を飲んでも改善するどころか、電磁波被害の状況は一層悪化してきました。 ですから、私を助けて下さい。』</span><br />
<br />
<span style="color: red;">E.</span><span style="color: red;">被害事例 5: </span><span style="color: red;">40代の</span><span style="color: red;">会社員</span><span style="color: red;">(男性)</span><br />
<span style="color: blue;"> 『今日も不快音がきました。蚊(蠅)が飛んでいるような羽根音をさせる電磁波攻撃です。 電磁波攻撃は、集団ストーカーとワンセットであり、カルト信者の間での「見せしめ」にすると共に、電磁波攻撃の効果を高めるためにカルト信者を用いた集団ストーカー行為を行うのです。 だから、カルト信者からの電磁波攻撃を受けても、幻聴に悩まされて精神的に追い詰められないように注意して下さい。 私は、カルト集団の創価学会員による集団ストーカーという「仏罰ゴッコ」の被害者です。 だから、カルト集団による口裏を合わせての嫌がらせの防止と、電磁波攻撃というハイテク犯罪の実態を解明するべく試行錯誤しています。 そして、この電磁波攻撃対策は、「世界監視システム」に対する対策にもなると思います。 しかし、電磁波被害にあってない人には信じてもらえない話であるに違いありません。 実際に私が体験した話であり、私に理解できる範囲で、私の身に起きていることを説明しています。 もし、あなたが電磁波攻撃の被害者になったら、「これか! この事か!」 と理解出来るはずです。』</span><br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">2.電磁波被害の真実と </span><span style="color: red;">集団ストーカーの実情</span><br />
電磁波攻撃を受けている被害者は、非常に知的で物事の探究心が強く、社会的地位もあり、政治・宗教に関わる社会活動にも積極的だ。性格的には繊細な芸術家肌で霊感の強い精神レベルの高い人が多い。 また、集団ストーカーの被害者も、主観的な想像・信念である「妄想」に陥った人を除いて同様である。 ここで、世界で最初に<span style="color: red;">電磁波被害の真実</span>と<span style="color: red;">集団ストーカーの実情</span>を明らかにするわけだが、<span style="color: magenta;">電磁波攻撃・集団ストーカーを行う</span><span style="color: purple;">主体者 (加害者)</span><span style="color: magenta;">は、邪悪な心霊現象を引き起こしている </span><span style="color: purple;">悪魔・悪霊</span><span style="color: magenta;"> に他ならない。 なぜなら、</span><span style="color: purple;">悪魔・悪霊</span><span style="color: magenta;"> のエネルギー源は、人</span><span style="color: magenta;">の恐怖・怯懦と無知・迷信という</span><span style="color: purple;">否定的感情エネルギー</span><span style="color: magenta;">と、これが人</span><span style="color: magenta;">の血液中に合成した</span><span style="color: purple;">否定的生命エネルギー</span><span style="color: magenta;">であるため、これらを効率的に生産(培養)した後に消費(吸収)する必要がある。 このため、人に対する</span><span style="color: purple;">「心霊攻撃」</span><span style="color: magenta;">(サイキック・アタック)を機械的に継続せざるを得ないのである。</span><br />
<span style="color: magenta;"><br /></span>
<span style="color: red;">(1)電磁波</span><span style="color: red;">攻撃・集団ストーカーを行う主体者 (加害者)の立場から見た対象者</span><br />
<span style="color: red;">A.莫大な経費を必要とする継続的な電磁波攻撃・集団ストーカー</span><br />
<span style="color: red;">電磁波攻撃</span><span style="color: red;">・集団ストーカー</span>を継続的に実施するためには、その組織運営費・設備費・人件費という莫大な経費を必要とする。このため、<span style="color: red;">電磁波攻撃</span><span style="color: red;">・集団ストーカー</span>は、次の対象者に限定されることになる。 そもそも、<span style="color: red;">電磁波攻撃</span><span style="color: red;">・集団ストーカー</span>という殺傷効果の無い陰湿な手段を用いるよりも、口封じをする直接的な<span style="color: magenta;">暴力行為</span>・ 服従を強制する<span style="color: magenta;">脅迫</span>・ 心を買収する<span style="color: magenta;">賄賂 </span>を用いた方が安価で迅速に攻撃目的を達せられるのであるから、『陰湿な電磁波攻撃や集団ストーカーを執拗に継続する必要性は無い』 と考えられる。 <br />
<span style="color: blue;">a.</span>日本政府--- 攻撃対象国または自国内の政府高官・科学技術者・集団指導者・スパイ・公安監視対象者<br />
<span style="color: blue;">b.</span>外国政府--- 同上<br />
<span style="color: blue;">c.</span>秘密結社--- 組織内部の裏切者・反逆者・競合者、組織外部の敵対者・スパイ・競合者<br />
<span style="color: blue;">d.</span>宗教団体--- 同上<br />
<span style="color: blue;">e.</span>営利企業--- 政府などからの請負では無い限り、自社利益の増大につながる対象者<br />
<span style="color: blue;">f.</span>政治団体--- 政治上の競合者<br />
<span style="color: blue;">g.</span>組合団体--- 労組・医療機関・団体の利権を維持するための対象者<br />
<span style="color: blue;">h.</span>近隣住民--- 悪意を持つ近隣住民、立ち退き狙いの地上げ屋、ハイテク犯罪者<br />
<span style="color: blue;">i.</span>自然現象--- 個人に限定されない地球規模の電磁波被害となる<br />
<span style="color: blue;">j.</span>心霊現象--- 悪魔・悪霊にとっての敵対者、憑依し易い不健全な対象者<br />
<span style="color: blue;">k.</span>自己自身--- 悪魔・悪霊に憑依されて精神病を患った自己自身<br />
<div>
<br /></div>
<span style="color: red;">B.</span><span style="color: red;">電磁波被害者と </span><span style="color: red;">集団ストーカー被害者の相違点</span><br />
<span style="color: red;"><span style="color: blue;">(A) </span></span><span style="color: blue;">公正な客観性(第三者の視点)の無い</span><span style="color: blue;">集団ストーカー被害者</span><br />
<span style="color: red;"> 電磁波被害者</span>と<span style="color: red;">集団ストーカー被害者</span>は、重複する事例が約30%ある。 そして、重複しない残りの約70%のうち、<span style="color: red;">電磁波被害者</span>の約90%は、公正な客観性(第三者の視点)を心の中に常に保持している。 一方、<span style="color: red;">集団ストーカー被害者</span>の約90%は、公正な客観性(第三者の視点)を見失い、主観的な想像・信念である「妄想」の中に埋没している。 だから、精神衛生面から見た場合、<span style="color: red;">電磁波被害者</span>よりも、<span style="color: red;">集団ストーカー被害者</span>の方が精神的に不健全で深刻な事態に陥っている。 このようになる理由は、<span style="color: red;">電磁波</span>という電磁力学的・生理学的な原因の追及においては、科学的な客観性を求められ、被害状況を客観的に検証できる反面、<span style="color: red;">「</span><span style="color: red;">集団</span><span style="color: red;">ストーカー」</span>という人間関係的・偶然現象の確率論的な原因の追及においては、自己を取り巻く怪奇な<span style="color: magenta;">「偶然の一致」</span>を主観的にしか解釈できず、被害状況を客観的に検証できないからだ。 <br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">(B) </span><span style="color: blue;">被害状況を客観的に検証できない集団ストーカー被害者</span><br />
<span style="color: red;"> 集団</span><span style="color: red;">ストーカー</span><span style="color: red;">被害者</span>は、<span style="color: red;">電磁波被害者</span>と違って、主観的な想像・信念である「妄想」に振り回されているため、その被害状況を客観的に検証できない。 だから、被害者相互に連絡を取り合うことによってしか、その精神的苦痛(ストレス・恐怖心)を緩和する方法がない。 また、<span style="color: red;">電磁波被害</span>と<span style="color: red;">集団ストーカー被害</span>は完全に別々の被害認識であり、<span style="color: red;">電磁波被害者</span>は加害者化しないが、<span style="color: red;">集団ストーカー被害者</span>は想像上の真相究明と 極度の精神的苦痛(ストレス・恐怖心)のために攻撃的になってストーカー化したり、逆に精神的に自滅して自殺し易い。 要するに、<span style="color: red;">集団</span><span style="color: red;">ストーカー</span><span style="color: red;">被害者</span>は、自己の「生命」を左右するほどに深刻な精神的苦痛(ストレス・恐怖心)を主観的に感じてきた。 なお、『<span style="color: red;">電磁波</span>と<span style="color: red;">「</span><span style="color: red;">集団</span><span style="color: red;">ストーカー」</span>の被害者は、同じ悪魔・悪霊の働きに苦しめられている』 という認識に基づき、本編では両者を同列に置いて分析した。 <br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">(C) 悪魔・悪霊に既に憑依された</span><span style="color: blue;">集団ストーカー</span><span style="color: blue;">被害者</span><br />
<span style="color: red;"> </span><span style="color: red;">集団ストーカー被害者</span>は、<span style="color: red;">電磁波被害者</span>と違って、悪魔・悪霊に既に心深く<span style="color: blue;">憑依</span><span style="color: blue;">※1</span>された危険な状態にある。 例えば、<span style="color: magenta;">悪魔・悪霊に憑依された人は、ショッキングな「ホラー映画」のストーリーを実際に体験したような精神的苦痛(ストレス・恐怖心)を感ずる状況に頻繁に遭遇しながら、その心を</span><span style="color: magenta;">悪魔・悪霊によって徐々に蝕まれ、そ</span><span style="color: magenta;">の「操り人形」と化して行く。 そ</span><span style="color: magenta;">の運命は、悪魔</span><span style="color: magenta;">の策略次第だ</span><span style="color: magenta;">。</span> だからこそ、悪魔・悪霊の働きを認識して、即座に<span style="color: blue;">除霊※2</span>しなければならない。 つまり、<span style="color: red;">集団ストーカー被害者</span>は、日本国内の転居先・出張先・旅行先のみならず、諸外国への出張中・旅行中であっても、<span style="color: red;">「</span><span style="color: red;">集団ストーカー」</span>の被害に遭うわけであるから、『私は悪魔・悪霊に心深く憑依されている』 と強く自覚せねばならない。 そして、悪魔・悪霊の住処である霊的な四次元世界と <span style="color: red;">集団ストーカー被害者</span>の無意識が常時連結(チャネリング)した不幸な状態にあるため、<span style="color: blue;">除霊</span>というサーキット・ブレーカー(電気回路の遮断機)を用いて、悪魔・悪霊の「演出」である怪奇な<span style="color: magenta;">「偶然の一致」</span>を止めねばならない。 さて、『聖書』によれば、「カルマ」と呼ばれる「原因・行為による因果応報・自業自得」は存在するが、人の「輪廻転生」と「前世」は存在せず、霊の「憑依」が在るのみである。 だから、<span style="color: red;">集団ストーカー被害者</span>が、『世界各国のスーパーコンピューターと人工衛星をグローバルに管理・操作する悪の人工知能が、<span style="color: red;">「</span><span style="color: red;">集団ストーカー」</span>の真犯人だ』 などと勝手に想像している限り、因果応報・自業自得の霊的法則からすれば、絶対に助からない。 繰り返しになるが、『私は悪魔・悪霊に心深く憑依されている』 と強く自覚して、霊的に対処することが、<span style="color: red;">「</span><span style="color: red;">集団ストーカー」</span>の被害から救われる最初の第一歩になる。<br />
<span style="color: blue;"><span style="color: blue;">※1 憑依</span><span style="color: black;">:エクソシストが「悪魔祓い」の時、人に憑依した悪魔から得た情報によれば、悪魔・悪霊は人の肉体に憑依する。但し、</span><span style="color: magenta;">「肉体への憑依→ 脳神経への悪影響</span></span><span style="color: magenta;">→ 感情の操作」</span>という順序で人の心に悪影響を及ぼすため、単刀直入に「心に憑依する」と表現した。<br />
<span style="color: blue;">※2 </span><span style="color: blue;">除霊</span>:<span style="color: magenta;">「悪魔祓い」</span>と同義語である。<br />
<br />
<span style="color: red;"></span><span style="color: red;">C.「集団ストーカー」は、政府による尾行監視ではない</span><br />
<span style="color: red;"><span style="color: blue;">(A) </span></span><span style="color: blue;">国家公安上の職務である尾行監視の実態</span><br />
日本政府が「集団ストーカー」の主体者(加害者)であるとは考えられない。 なぜなら、国家公安上の職務である<span style="color: magenta;">尾行監視</span>の対象者に、<span style="color: magenta;">尾行監視</span>されていることを知られてはならないし、知られた時点から警戒され、何らかの「有益な情報」を収集することが困難になるからだ。 ところが、電磁波被害者・集団ストーカー被害者によれば、<span style="color: magenta;">尾行監視</span>する側が、『おまえを<span style="color: magenta;">尾行監視</span>しているぞ!』 という精神的な圧迫感を加える態度を取り続けるのであるから、『明らかに<span style="color: magenta;">尾行監視</span>の目的が違う』 と言わざるを得ない。 但し、<span style="color: purple;">尾行監視要員</span>の中の悪人が命令規則を逸脱した犯罪行為を行ったり、状況判断のできない間抜けである故に、その愚劣な<span style="color: magenta;">尾行監視</span>を見抜かれてしまう事例も多々ある。 日本国や外国の政府から<span style="color: magenta;">尾行監視</span>される理由は、これらの政府にとって歴史的意義・社会的影響力・政治的価値を認めうる有益な人物か、脅威の人物であるためだ。 また、他の主体者(加害者)であれ、<span style="color: red;">電磁波被害者・集団ストーカー被害者</span>の<span style="color: magenta;">尾行監視</span>によって「有益な情報」を収集しようとする場合も同様である。 それに、日本国や外国の政府から<span style="color: magenta;">尾行監視</span>される者は、その客観的な事実としての経験と論理が単純明快で首尾一貫しており、<span style="color: red;">集団ストーカー被害者</span>のような被害者意識を抱かない。 例えば、駐日中国大使館員(中国共産党幹部)と情報交換を行う日教組幹部は、『誰かに<span style="color: magenta;">尾行監視</span>にされている』 と感ずることがあっても、『<span style="color: red;">集団ストーカーの被害</span>を受けている』 とは考えないし、また、<span style="color: red;">集団ストーカー被害</span>を嘆いて訴えることもない。 なぜなら、<span style="color: magenta;">尾行監視</span>する側と<span style="color: magenta;">尾行監視</span>される側の経験と論理が単純明快で首尾一貫しており、当事者の誰もが、『<span style="color: magenta;">尾行監視</span>は、今までの事情経緯からすれば必然的な状況だ』 と理解し覚悟しているからだ。 <br />
<br />
<span style="color: blue;">(B)日本政府の尾行監視システム</span><br />
日本政府の<span style="color: magenta;">尾行監視</span>システム及び、その具体的なノウハウは、中国の対日政治工作員などが跳梁跋扈する日本社会の治安の維持に支障をもたらすため、詳しい情報公開を慎むが、公安当局、殊に警察の<span style="color: magenta;">尾行監視</span>の概要を述べておくと、暴力団員・犯罪者の犯罪捜査を行う有能で有益な刑事警察の<span style="color: magenta;">尾行監視</span>・<span style="color: magenta;">内偵</span>の方法と混同してはならない。 あくまでも、公安警察を筆頭とする無能で無益な公安当局の<span style="color: magenta;">尾行監視</span>の実態である。<br />
<div>
<span style="color: blue;">■ア、 </span><span style="color: purple;">『公安当局の尾行監視の実態』</span></div>
<a href="https://wordpress89431.wordpress.com/2016/10/25/%E3%80%8E-%E5%85%AC%E5%AE%89%E5%BD%93%E5%B1%80%E3%81%AE%E5%B0%BE%E8%A1%8C%E7%9B%A3%E8%A6%96%E3%81%AE%E5%AE%9F%E6%85%8B-%E3%80%8F/">https://wordpress89431.wordpress.com/2016/10/25/%E3%80%8E-%E5%85%AC%E5%AE%89%E5%BD%93%E5%B1%80%E3%81%AE%E5%B0%BE%E8%A1%8C%E7%9B%A3%E8%A6%96%E3%81%AE%E5%AE%9F%E6%85%8B-%E3%80%8F/
</a>
<br />
<br />
<span style="color: blue;">■イ、 </span>自己に政治的背景が無い場合、<span style="color: red;">在日朝鮮人・日本国籍の朝鮮人</span>による次の5点の可能性を考慮する。<br />
<span style="color: purple;">(ア)</span><span style="color: blue;">日本人拉致殺人計画: </span>北朝鮮による横田めぐみ(1964~)さん拉致事件(新潟市1977年11月15日)など1970年頃から現在まで続く無数の日本人拉致事件、大韓航空機爆破事件(1987年11月28日)の北朝鮮工作員・スパイのように日本人を殺害し、その日本人に成り済ますために尾行監視する事例がある。<br />
<span style="color: purple;">(イ)</span><span style="color: blue;">保険金殺人計画: </span>朝鮮人が保険金殺人を計画して尾行監視する。次の犯罪過程となる。①朝鮮人によって戸籍を勝手に改竄され、銀行口座を開設され、生命保険に加入させられた被害者→ ②朝鮮人による執拗なイジメ・嫌がらせ・ストーカーに遭う被害者→ ③精神科に強制入院させられた被害者→ ④精神科の薬で廃人にされた被害者→ ⑤自殺または暗殺された被害者→ ⑥被害者の保険金受取人の銀行口座に振り込まれた莫大な保険金を朝鮮人で山分け。但し、朝鮮人も、犯罪組織の秘密厳守のため、いずれ殺害される。2012年10月に兵庫県で発覚した連続殺人の尼崎事件等の事例がある。<br />
<span style="color: purple;">(ウ)</span><span style="color: blue;">日本企業の乗っ取り計画: </span>朝鮮人が日本企業を乗っ取るため日本企業の経理・人事等のキーマンを尾行監視する。東レ(株)等の事例がある。<br />
<span style="color: purple;">(エ)</span><span style="color: blue;">政府・企業のリストラ計画: </span>公安警察や日本企業の中に朝鮮人が入り込み、邪魔な日本人に精神的苦痛を与えて精神科に追い込み、リストラするために尾行監視する。オリンパス(株)等の事例がある。<br />
<span style="color: purple;">(オ)</span><span style="color: blue;">悪魔による日本人家畜化のマインド・コントロール計画</span><span style="color: blue;">: </span>本編の<span style="color: red;">4.(2)</span><span style="color: red;">電磁波被害・集団ストーカー被害に関する</span><span style="color: red;">結論</span>で詳述した。<br />
<div>
<br /></div>
<span style="color: blue;">(C) </span><span style="color: blue;">「カウンター・インテリジェンス説」という仮想現実の「妄想」</span><br />
上記<span style="color: blue;">(B)</span>の添付資料を読めば理解できるように、『日本国を含む世界各国の情報機関によるカウンター・インテリジェンス(対情報活動)による<span style="color: red;">集団ストーカー</span>被害を受けている』 という、世界各国の政府・情報機関・政治団体と無縁な人の主張は、根拠のない主観的な想像・信念であり、<span style="color: purple;">悪魔・悪霊に心深く取り憑かれた精神病</span>に起因した、自己の<span style="color: purple;">仮想現実</span>(ヴァーチャル・リアリティ)の中における「妄想」だ。「妄想」に陥ると、事実としての経験と論理によっては容易に訂正されることがない。だから、『<span style="color: red;">「</span><span style="color: red;">集団ストーカー」</span>の被害者自身が怪しいと思う「相手」にカメラを向けたり、何かの暴言を吐けば、その「相手」こそが、極めて迷惑な<span style="color: red;">ストーカー被害</span>を受けたことになる』 という公正な客観性(第三者の視点)を心に留めなければならない。なお、<span style="color: blue;">情報機関とは、彼我(敵と味方)の戦いにおいて、宣伝・諜報・謀略・防諜を行う政府および民間の組織である。</span>つまり、Counter Intelligence(対情報)は、防諜としての対諜報(スパイ)だけではなく、対宣伝・対謀略を含む。<br />
<br />
<span style="color: blue;">(D) 悪魔・悪霊に取り憑かれた人の心の中に生ずる「妄想」</span><br />
<span style="color: lime;">a.「妄想」の悪化</span> <br />
悪魔・悪霊に取り憑かれた人は、公正な客観性(第三者の視点)を心の中に保てずに「妄想」の中に埋没してしまう。 「妄想」とは、悪魔・悪霊に憑依された個人の抱く否定的感情の<span style="color: magenta;">「投射」(Projection)</span>から生じた主観的な想像・信念であって、2人以上の複数で確認できる客観的な事実ではない。 そして、ある個人が公正な客観性(第三者の視点)を見失って、「妄想」(主観的な想像・信念)の中に埋没し続けた場合、他の凶悪事件の犯人と同じような「犯罪行為」を繰り返すようになる。 例えば、幾多の「通り魔殺人事件」の犯人たちの供述内容を分析した場合、 <span style="color: lime;">(</span><span style="color: lime;">a)</span>『あの女が私を今まで<span style="color: magenta;">尾行監視</span>していた。 頭に来ていたのでナイフで刺した』(本人の意識が50%ある段階)→ <span style="color: lime;">(</span><span style="color: lime;">b)</span>『「あいつを殺らなけば、おまえが殺られる」という不思議な声がしたのでナイフで刺した』(本人の意識が30%以下になり、悪魔・悪霊に抵抗できない段階)→ <span style="color: lime;">(</span><span style="color: lime;">c)</span>『私は殺していない。 私は見ていただけだ。 私が殺したなんて信じられない』 (本人の意識の100%が悪魔・悪霊に支配された段階) という3段階を経て「妄想」が悪化して行くと分かる。 <br />
<span style="color: lime;"><br /></span>
<span style="color: lime;">b.個人の</span><span style="color: lime;">「妄想」は、本人を含む</span><span style="color: lime;">2人以上の複数で確認できない</span><br />
日本政府の国家公安上の職務である<span style="color: magenta;">尾行監視</span>の対象者などの場合、その客観的な事実としての経験と論理は、本人を含む2人以上の複数で確認できる。 即ち、その経験と論理に関する証言・証拠があり、その経験と論理の再現時に客観的に検証できる。 しかし、個人の「妄想」は、本人を含む2人以上の複数では絶対に確認できない。 個人の「妄想」は、いくら写真やビデオに撮ろうとも、また、10年間~20年間を費やそうとも、本人を含む2人以上の複数で確認できない。 例えば、コンビニの防犯カメラに録画されたコンビニ商品の窃盗犯人の場合、その窃盗犯人を含む2人以上の複数で、その窃盗行為を防犯カメラの録画ビデオで客観的な事実として確認できる。 しかし、個人の「妄想」は、本人を含む2人以上の複数で、多数の写真画像やビデオ録画をいくら検証しても、客観的な事実を確認できない。 つまり、個人の「妄想」は、その心に憑依した悪魔・悪霊の作り出す否定的感情の<span style="color: magenta;">「投射」</span>から生じた主観的な想像・信念であって、2人以上の複数で確認できる客観的な事実ではない。<br />
<span style="color: lime;"><br /></span>
<span style="color: lime;">c.自己の否定的感情の</span><span style="color: lime;">「投射」から生まれる「妄想」</span><br />
家屋の焼失被害で一命を取り留めた不幸な体験をした<span style="color: blue;">A氏</span>は、焚火の写真を見て『怖い』と感ずるだろうが、キャンプ場の焚火で焼き芋を作って楽しい体験をした<span style="color: blue;">B氏</span>は、『楽しい』と感ずるだろう。 このように、同じ焚火の写真を見ても、あるいは、同じ環境(状況)の中に居ても、個人ごとに感情の<span style="color: magenta;">「投射」</span>から生じた主観的な想像・信念は異なる。 だから、<span style="color: blue;">A氏</span>が焚火の写真を提示して、『この焚火の写真が、私に<span style="color: red;">ストーカー</span>の恐怖感を与えた証拠だ』 と、いくら主張したところで、その焚火の写真は、2人以上の複数で確認できる客観的な事実の証拠にはならない。 即ち、<span style="color: blue;">A氏</span>の「妄想」(主観的な想像・信念)を提示したに過ぎない。 周囲から、『あなた(<span style="color: blue;">A氏</span>)が誰かによって実際に<span style="color: red;">ストーカー</span>された時の連続写真はありませんか? 焚火の写真が、どうかしたのですか?』 と詰問されてお終いである。 このように、悪魔・悪霊に憑依された人は、悪魔・悪霊の生産(培養)した否定的感情に囚われて、悪魔・悪霊に誘導された「偶然の一致」や「怪奇な現実」に頻繁に遭遇しながら、自己の否定的感情の<span style="color: magenta;">「投射」</span>から生まれた「妄想」(主観的な想像・信念)を次第に悪化させて行く。 もっと分かり易く説明すると、恐怖で顔面蒼白になった自分の顔を「鏡」に映して見ている状況を想像するとよい。 この場合、恐怖している自分の顔を映し出した「鏡」それ自体に自分の恐怖の原因があるのではなく、恐怖している自分の心に原因がある。 だから、「鏡」の存在をいくら非難しても、「鏡」をいじっても、「鏡」に映った自分の顔の表情を変えたり、自分の恐怖心を解消することはできない。 恐怖心を克服して自分が笑うなら、「鏡」に映った自分の顔も笑うことになる。 このように、感情の<span style="color: magenta;">「投射」</span>とは、「鏡」に映った自分自身を見ている状況と同じだ。 しかし、悪魔・悪霊に憑依された人は、悪魔・悪霊の演出である「偶然の一致」や「怪奇な現実」に頻繁に遭遇しながら、『自分の外部にある、自分を映し出した「鏡」の方にこそ恐怖の原因がある。 自分の心の中に恐怖の原因はない。 自分は悪魔・悪霊に取り憑かれていない』 とマインド・コントロールされながら、自己の否定的感情の<span style="color: magenta;">「投射」</span>から生まれた「妄想」を悪化させて行く。<br />
<span style="color: lime;"><br /></span>
<span style="color: lime;">d.悪魔・悪霊に取り憑かれた人の特徴 </span>・・・・・<span style="color: blue;">(a) </span>⇒ <span style="color: blue;">(g) </span>の順序で、症状が悪化し、正気を失う。<br />
<span style="color: blue;"> (a)</span> 自己の心の中に 公正な客観性(第三者の視点)を保てなくなり、主観性の中に埋没する。<br />
<span style="color: blue;"> (b)</span> 自己の心の中が 恐怖・不信・殺意・怨恨といった否定的感情によって大部分を占領される。<br />
<span style="color: blue;"> (c)</span> 自己の否定的感情の<span style="color: magenta;">「投射」</span>から生じた主観的な想像・信念である「妄想」の奴隷になる。<br />
<span style="color: blue;"> (d) </span>自己の「妄想」により、通行人・近隣者・知友者に強い恐怖・不信・殺意・怨恨を抱き続ける。<br />
<span style="color: blue;"> (e)</span> 客観的な事実としての経験と論理を否定し、これらを正反対に左右反転した自己認識に陥る。<br />
<span style="color: blue;"> (f ) </span>自己の「妄想」が次第に悪化するにつれ、夢遊病者のように自己意識の無い様々な奇行を始める。<br />
<span style="color: blue;"> (g) </span>真・善・美・正・愛・光を憎んで敵対し、偽・悪・醜・邪・憎・闇である犯罪に魅了され、犯罪を繰り返し、悪魔を崇拝する。 <br />
付言すると、<span style="color: blue;">(e)</span> に関連して、悪魔崇拝の魔術のように左右反転した鏡文字を書き始めた事例も多い。 イルミナティが悪魔を「神」と認識して崇拝する心理も同じである。 この段階で本来の正気に戻らなければ、悪魔・悪霊によって「心」<span style="color: blue;">※</span>の70%以上を支配されるに至る。 <br />
<span style="color: blue;">※ </span><span style="color: orange;">「心」とは、人を「心・身」に2区分した場合の表現方法だ。 また、人を「肉体・精神」に2区分して表現する場合もある。 だから、「心」とは、「精神=意識・無意識=魂・霊」と同義語だ。 魂とは、肉体と霊の結び付きから生ずる感情を指す。 感情とは、人の「心」(=精神=意識・無意識=魂・霊)の状態を指し、喜怒哀楽・好悪・美醜・動静など多様な状態がある。 従って、人とは、「肉体・ 精神・ 霊」=「体・ 魂・ 霊」=「Body・ Mind・ Spirit」の三重構造から成る社会的存在である。</span><br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">(E) 刑事事件に至る前に自己の心を悔い改めて</span><span style="color: blue;">悪魔・悪霊を祓うべき</span><br />
<span style="color: blue;"><span style="color: lime;">a.「集団ストーカー」の被害者が、ストーカー化する危険性</span></span><br />
刑事事件には至らなくとも、仮に、<span style="color: red;">「</span><span style="color: red;">集団ストーカー」</span>の被害者が、『<span style="color: red;">ストーカー犯</span><span style="color: red;">人</span>と思しき怪しい女性が自転車に乗って、こっちに向かってきたから、その場でカメラ撮影してネット上に情報発信した』 という場合、その女性から、『私の写真が勝手に撮られ、ネットで情報発信されている』 と刑事告訴されたら、どうなるだろうか? <span style="color: red;">「</span><span style="color: red;">集団ストーカー」</span>の被害者が、何と抗弁(民事)・供述(刑事)しようとも、プライバシー侵害・肖像権侵害・侮辱罪・脅迫罪・名誉棄損罪・<span style="color: red;">ストーカー罪</span>・虚偽風説流布罪・公序良俗違反・迷惑防止条例違反などに抵触するだろう。 なぜなら、公正な客観性(第三者の視点)からすれば、自転車に乗っている女性は、<span style="color: red;">「</span><span style="color: red;">集団ストーカー」</span>の被害者に何もしていないのに、<span style="color: red;">「</span><span style="color: red;">集団ストーカー」</span>の被害者は、女性を『<span style="color: red;">ストーカー犯人</span>だ』 と主観的に決めつけて、カメラで写真を撮り、それをネット上で<span style="color: red;">ストーカー犯人</span>と主観的に断定した情報を発信したからだ。 つまり、『頭に来ていたのでナイフで刺した』 という本格的な凶悪事件には至らずとも、悪魔・悪霊の敷いた「不幸のレール」(犯罪の加害者化と被害者化へのレール)に既に乗ってしまっている。 このことを良く理解して、自己の心の有様を悔い改め、悪魔・悪霊を祓わねばならない。<br />
<span style="color: lime;"><br /></span>
<span style="color: lime;">b.</span><span style="color: lime;">幾多の「通り魔殺人事件」の犯人たち</span><br />
幾多の「通り魔殺人事件」の犯人たちの供述内容が、今まで分析してきたように、犯人の主観的な想像・信念である「妄想」に彩られていることは言うまでもない。 最近でも、凶悪な「連続殺人事件」<span style="color: blue;">※</span>が起きている。 <br />
<span style="color: blue;">※ </span>「福島民報」(号外)2015年3月9日(月)・・・ 5人刺され死亡。 兵庫県 淡路島 洲本市で民家2軒の60~80代の5人刺殺事件発生、近所の平野達彦(40)を逮捕した。 この犯人は、FacebookやTwitterに 「電磁波犯罪と集団ストーカー犯罪を受けている」 と書き込んでいた。 犯行動機は、犯人の主観的な想像・信念である「妄想」に基づく近隣住民への激しい殺意であった。<br />
<span style="color: lime;"><br /></span>
<span style="color: lime;">c.</span><span style="color: lime;">「NAVERまとめ」 などのネット情報は、日本社会の混乱の原因</span><br />
<span style="color: red;">電磁波被害者</span>と<span style="color: red;">集団ストーカー被害者</span>に関するネット情報 「NAVERまとめ」 などは、被害者を錯乱させ、日本社会を混乱させてきた。 なぜなら、<span style="color: red;">電磁波被害</span>と<span style="color: red;">集団ストーカー被害</span>に関する真偽の混濁した情報を羅列しただけであり、個別の事実と論理を正しく分析しておらず、理論的に体系化されていないためだ。 従って、<span style="color: red;">電磁波被害者</span>と<span style="color: red;">集団ストーカー被害者</span>は、理論的に体系化されていない、無責任な匿名のネット情報に振り回されることなく、冷静に客観性(第三者の視点)を保ち、正しく思考するべきだ。<br />
<br />
<span style="color: red;">D.</span><span style="color: red;">政府による「人体実験説」という</span><span style="color: red;">電磁波被害に関する</span><span style="color: red;">虚偽風説</span><br />
政府による「人体実験説」があるが、これもありえないことだ。 なぜなら、米国の電磁波問題の権威者 <span style="color: blue;">ロバート・O・ベッカー博士</span>(1923~2008)によれば、黒人の「ロサンゼルス暴動」(<span style="color: orange;">1992</span>)などで、電磁波マインド・コントロールによる群衆の暴徒化と鎮静化という実用化を達成しており、どんなに遅くとも<span style="color: orange;">1980年代</span>には実験段階を通り過ぎて実用段階に到達した。 だから今更、一般人の「人体実験」を行う必要性は微塵もない。 従って、<span style="color: red;">電磁波被害者</span>は、『政府による政治的・軍事的な目的を持った電磁波攻撃であるか否か』 を正しく状況判断する必要があるが、政治的なデモ・暴動・テロ・紛争・戦争と無縁な社会生活を営む一般人は、政府による電磁波攻撃を受ける可能性はない。 これは、世界各国の、どの政府の下で暮らそうと、電磁波被害者の全員に共通して言えることだ。 もちろん、中国・北朝鮮・サウジアラビアなどの諸政府は、電磁波を使うことなく、思想的・宗教的・学問的な心の自由の尊重を表明しただけで、即座に逮捕・拘束・監禁・拉致・拷問・暗殺・処刑・・・という行政対応だ。<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">(2)電磁波被害者・集団ストーカー被害者の</span><span style="color: red;">被害事例から見た</span><span style="color: red;">電磁波攻撃・集団ストーカーを行う主体者 (加害者の推定)</span><br />
電磁波被害者・集団ストーカー被害者は、政府高官などではない通常の社会人と主婦だ。 そして、近隣住民からの電磁波攻撃を受ける可能性は10%あるか無いかだ。 また、近隣住民が集団ストーカーを行う理由は全く見当たらない、という客観的状況にある。 そこで、悪魔・悪霊による心霊現象の可能性が最も高いわけであるが、<span style="color: magenta;">電磁波と集団ストーカーの被害者自身が心霊現象・UFO現象に疎(うと)く、悪魔・悪霊の実在を信じていない</span>以上、『前項<span style="color: red;">(1)</span>の <span style="color: blue;">a.</span>~ <span style="color: blue;">h.</span>からの電磁波攻撃・集団ストーカーを受けている』 と信ずるに至る心情は致仕方のないことだ。 ここでは、電磁波被害者の告白した被害事例を具体的に分析したい。<br />
<br />
<span style="color: red;">A.被害事例 1: 40代の主婦(女性)</span><br />
疲労感、頭痛、肩と首の痛み、手に傷、睡眠妨害、腹痛、吐き気、かゆみ、「私に嫌がらせをして私の人生を破壊しようとしている」 という状況を、どこの誰が数年間にもわたって継続できるというのだろうか? しかも、「寝入りの睡眠のタイミング」を毎日見計らって陰湿な電磁波攻撃を行えるだろうか? その執拗かつ機械的な精神力には人間の臭いを微塵も感じられない。 この事例は、悪魔・悪霊の所業に他ならない。<br />
<br />
<span style="color: red;">B.</span><span style="color: red;">被害事例 2: </span><span style="color: red;">60代の経営者</span><span style="color: red;">(男性)</span><br />
『敵対的なオピニオン・リーダーを廃人にしたり、資産家の財産を奪う準備を整えた後に“病死”を装って電磁波で殺害している』 とのことであるが、実際には、電磁波攻撃によって人を廃人にしたり、人を殺害することは不可能だ。 但し、この他の彼の主張は、論理的であって理解できる。 そして、「心霊攻撃」を実際に体験したことのない者は、『単なる被害妄想だ』と言うかもしれないが、妄想では絶対にありえない電磁波的な音が聞こえたり、心身に不自然な不快感や様々な異常が生じてきた事実とか、俗にいう、『幽霊が出た』といった心霊現象を撮影するために設置した<span style="color: magenta;">電磁波(周波数)探知器・ 音源センサー・ </span><span style="color: magenta;">熱感知センサー</span>に、その「幽霊」などが物理的に反応して「薄気味の悪い映像」が実際に撮影されてきた事実を自分の眼で確かめるべきだろう。<br />
<br />
<span style="color: red;">C.</span><span style="color: red;">被害事例 3: </span><span style="color: red;">30代の会社員</span><span style="color: red;">(男性)</span><br />
『監視ヘリコプターらしきものから攻撃されていますが、それが分裂して1機から2機になったり、不思議です?? 』 とのことであるが、オレンジ色に光る一つの灯火が複数に分裂するUFO現象そのものだ。夜間にUFOを目撃しても、それと認識できなければ、「監視ヘリコプターらしきもの」 と見えるのも仕方ないだろう。 かかる灯火のごときUFOは頻繁に目撃されている。 また、「電磁波で足の指の筋肉を硬直させられた」 というのも、良く理解できない現象であるが、被害者の信じがたい恐怖体験の実直な告白に違いない。 身体の痺れや麻痺は、悪魔・悪霊が、よく使う心霊攻撃のひとつだ。 心霊攻撃は、サイキック・アタックと表現した方が分かりやすいかもしれない。<br />
<br />
<span style="color: red;">D.</span><span style="color: red;">被害事例 4: </span><span style="color: red;">60代の</span><span style="color: red;">主婦(女性) </span><span style="color: blue;">-茨城県 取手市の I さん-</span><br />
<span style="color: blue;">(A) 電磁波防護布に傷あとがつき、小さな穴が開く怪奇現象</span><br />
人工衛星やヘリコプターを用いた電磁波攻撃を継続することによって、電磁波防護布に奇妙なひっかき傷をつけ、複数の小さな穴を開けたところで、その攻撃主体者は、一体、何を得るというのだろうか? 電磁波被害者と言えども、世間知らずの、ぬるま湯につかった<span style="color: magenta;">「平和ボケ」</span>から抜け出さねばならない。 暴論になるが、ヘリコプターを毎日使って電磁波を照射しなければならない個人であるなら、何らかの方法で片付けてしまった方が、「費用対効果」からすれば合理的な軍事行動になる。 つまり、人工衛星やヘリコプターを用いてまで、平凡な主婦個人に電磁波を日々照射しなければならない軍事目的と必要性はない。 従って、この事例は、悪魔・悪霊の所業だ。 悪魔・悪霊の触れた電磁波防護布は、すぐに焼却処分すべきだ。<br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">(B) 「声が聞こえる」という怪奇現象</span><br />
<span style="color: magenta;"> 脳内音声兵器</span>(<span style="color: magenta;">Voice to Skull</span>, <span style="color: magenta;">Ultra Sonic Weapon</span>)は、耳に聞こえないマイクロ波を、脳の聴覚神経が感知できるよう特殊な短パルス(信号)に変換した非殺傷兵器だ。 専門用語では、『パルス変調マイクロ波照射 Pulse modulated microwave radiation を行う神経電磁力学装置 Neuro-electromagnetic devices だ』 と説明されてきた。 米国 コーネル大学の<span style="color: blue;">アラン・フレイ博士</span>による<span style="color: orange;">1962年</span>のマイクロ波聴覚効果に関する研究成果に始まり、ユタ大学の<span style="color: blue;">ジョセフ・シャープ博士</span>によって<span style="color: orange;">1974年</span>に開発され、米国陸軍フォート・ジョージ・ミード情報保全隊とウォルター・リード研究所の管理する軍事機密に指定された。 <span style="color: orange;">2002年</span>以降になると、米国空軍がマイクロ波聴覚効果の特許を取得した。 但し、政府と軍隊が、<span style="color: magenta;">脳内音声兵器</span>を一般人の主婦個人に向けて無意味に使用することはないため、取手市の<span style="color: blue;"> </span><span style="color: blue;">I さん</span>の事例は、古来から伝承される「悪霊の声」に間違いない。 霊的な感受性の強い人は、『恨めしや~』という「悪霊の声」を聞いた事例も多いし、邪悪な占い師の中には、「悪霊の声」に従って、相談者の秘密の暴露を行い、これに驚いた相談者を脅して大金を巻き上げた者もいた。 だから、<span style="color: blue;"> </span><span style="color: blue;">I さん</span>の不健全な心身から悪霊を除霊すれば、「悪霊の声」を聞かなくなる。 但し、「声が聞こえる」という怪奇現象は、悪魔・悪霊の働きを容認していない精神医学者の立場からすれば、『<span style="color: magenta;">統合失調症</span>(精神分裂病)の<span style="color: magenta;">「幻聴」</span>である』 と診断するだろう。 そして、『聞こえる声を拒絶するのではなく、聞こえる声の邪悪なメッセージに心の中で逐一反論する対話を継続することで、その<span style="color: magenta;">「幻聴」</span>による精神的苦痛を緩和できる。 薬物療法には治療効果がないが、邪悪な声との対話の継続と薬物療法以外の対処方法はない』 と助言する事例が多い。<br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">(C) 精神科の薬の服用は最悪の対処方法</span><br />
<span style="color: lime;">a.精神科の診断の正誤は、客観的に証明できない </span><br />
精神科の診断の正しさを客観的に証明しうる医療的・生物学的・化学的な検査方法は無い。 つまり、精神科医の主観的判断と医療利権にのみ基づいた診断が下されてきた。 しかも、精神科の診断に従ったところで、その治療率は0.06%で 約0%に過ぎない。 だから、精神科に通院して処方された薬を服用しても治療不能であり、悪魔・悪霊を除霊できないことを客観的に理解せねばならない。 <br />
<span style="color: lime;"><br /></span>
<span style="color: lime;">b.</span><span style="color: lime;">悪魔・悪霊に憑依された心身を清める除霊に取り組むべき</span><br />
精神科の薬を服用する対処ではなく、悪魔・悪霊に憑依された心身を清める除霊に短期集中的に取り組むべきだ。 つまり、室内を整理整頓して清潔に保ち、心を静かに落ち着かせて、神である主イエス・キリストに祈りを捧げる場を設け、日々、神に祈るとよい。 この祈りでは、邪悪な悪魔・悪霊を光り輝く神剣で成敗するシーンをヴィジュアルにイメージしながら、神の御加護に対する感謝の言葉を明確に発声し、『聖書』を発声朗読すると、祈りの効果が出る。 かかる霊的次元での闘いが、「電磁波問題」という名の「心霊問題」を根本的に解決する。 電磁波被害者が「心霊問題」を認識できないにせよ、ともかく、自己の心身を精神的・霊的に清める除霊を行うべきだ。 なお、「清める」とは、自己の心の有様を悔い改めて、「恐怖・怯懦と無知・迷信に囚われた否定的感情を克服する」という意味だ。<br />
<span style="color: lime;"><br /></span>
<span style="color: lime;">c.</span><span style="color: lime;">心身を清める除霊とは、心身を健全化して精神的・霊的な向上を図ること</span><br />
悪魔・悪霊に憑依された心身を清める除霊は、金銭を要求する祈祷師・ 霊能者・ 心霊術師・ 心霊科学者・ スピリチャリスト・ スピリチュアルヒーラーに頼ってはならない。 なぜなら、悪魔・悪霊の除霊は、神の働きによる愛の御業であり、また、自己の精神的・霊的な向上に伴って行われる精神的・霊的な浄化による必然的な結果であるからだ。 神の僕は、『神の働きによる愛の御業は、金銭を必要としないし、金銭を求めてはならない』 (<span style="color: blue;">マタイ10: 8</span>) ことを深く理解している。 悩み・ 苦しみ・ 困っている人に、お金を請求する、愛のない貪欲の罪を犯す神の僕・ 真のクリスチャンはいない。 さて、具体的な除霊は、神の僕の霊的指導に従いつつ、自助努力することになる。 つまり、寒くなければ上半身裸になって室内外や海辺で太陽の光を毎日10分間浴びたり、毎日30分間のフィットネス運動や4~5kmのジョギングを継続して心身を健康に保ち、日々の物事を正しく思考し、邪悪な生活習慣を改め、神を正しく信仰し、『聖書』を発声朗読しながら、恐怖・怯懦と無知・迷信に囚われた否定的感情を克服することだ。 即ち、除霊とは、「悪魔・悪霊祓い」と同義語であり、自己の心身を健全化して精神的・霊的な向上を図ることである。<br />
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<span style="color: red;">E.</span><span style="color: red;">被害事例 5: </span><span style="color: red;">40代の</span><span style="color: red;">会社員</span><span style="color: red;">(男性)</span><br />
<span style="color: blue;">(A) 蚊や蠅の飛ぶ羽根音をさせる電磁波攻撃</span><br />
蚊や蠅が飛ぶ羽根音をさせる電磁波攻撃は、多くの電磁波被害者が体験しているが、『電磁波的な不快音は、太古から腐敗物を好む蠅の姿形で描かれた悪魔ベルゼブブ(バアル・ゼブブ=蠅のバアル邪神)の周波数だ』 と考えられる。 そして、「聞こえる」 ということは、低周波のAMラジオ以下の周波数帯である。 だから、<span style="color: lime;">a.</span>耳栓をしても「聞こえる」 、あるいは、<span style="color: lime;">b.</span>屋外に移動しても「聞こえる」 場合、『人の可聴周波数20Hz~20KHzの<span style="color: magenta;">音波発生装置</span>が原因ではない』 と明確に状況判断できる。 また、<span style="color: lime;">c.</span>耳栓をすると「聞こえなくなる」 、あるいは、<span style="color: lime;">d.</span>屋外に移動すると「聞こえなくなる」 場合、『人の可聴周波数20Hz~20KHzの<span style="color: magenta;">音波発生装置</span>が原因かもしれない。 しかし、本当に誰か(人)による電磁波攻撃なのだろうか? 』 と慎重に考えて対処することになる。 つまり、<span style="color: lime;">a.</span>~ <span style="color: lime;">d.</span>の、いずれに該当したのであれ、次の<span style="color: blue;">(B)</span>と<span style="color: blue;">(C)</span>の事例を考慮しなければならない。<br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">(B) 電磁波を機器検知できない事例=約70%</span><br />
<span style="color: magenta;"> 悪魔・悪霊による「心霊攻撃」の場合、</span><span style="color: magenta;">盗聴</span><span style="color: magenta;">器</span><span style="color: magenta;">発見器・</span><span style="color: magenta;">電磁波計測器を用いても検知できない事例が約70%と多い。 </span>なぜなら、悪魔は、物質的な三次元世界の周波数を用いているのではなく、霊的な四次元世界の周波数を用いた、人の脳に対する直接通信をしているからだ。 つまり、耳管を通して人が感知しうる三次元世界の周波数とは異なる、脳が直接受信する四次元世界の周波数を用いている。 霊的な四次元世界の周波数は、耳栓をしても聞こえ、しかも、機器による検知はできない。 しかし、人であるカルト信者やハイテク犯罪者による物質的な電磁波攻撃の場合には、ヨドバシ・カメラで市販されている約2万5千円の<span style="color: magenta;">盗聴</span><span style="color: magenta;">器</span><span style="color: magenta;">発見器</span><span style="color: magenta;">・電磁波計測器</span>で検知できるし、耳栓をすると聞こえなくなる。<br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">(C) 電磁波を機器検知できる事例=約30%</span><br />
残りの約30%の事例として、電磁波被害者が、その<span style="color: magenta;">皮膚の触覚と耳管を通して感知する</span><span style="color: magenta;">物質的な三次元世界の周波数を、悪魔から送信される</span>危険な状況が在る。 この事例は、悪魔側のエネルギー使用量が大きくなるため、被害比率は低いが、耳管を通して聞こえ、AMラジオの雑音を引き起こす。 また、テレビ画面・蛍光灯・その他の電子機器に異常な障害を引き起こす事例が多くあり、<span style="color: magenta;">盗聴</span><span style="color: magenta;">器</span><span style="color: magenta;">発見器・ </span><span style="color: magenta;">電磁波計測器・ 音源センサー・ 熱感知センサー</span>によって明確に検知できる。 なお、UFO現象・心霊現象に接近遭遇した体験者も、全く同じ危険な状況に陥ってきた。 そして、健全な精神を保つ電磁波被害者であれば、幽霊・怪物・UFOなどに遭遇しないにせよ、自己の被害状況を一定期間、冷静に判断すれば、次の<span style="color: blue;">(D)</span>の事例のごとく、<span style="color: blue;"> </span>『人による電磁波攻撃ではない』 と分かるだろう。<br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">(D) 電磁波を機器検知した事例における危険性の低い事例</span><br />
電磁波を機器検知した事例であっても、悪魔の<span style="color: magenta;">「演出」</span>である場合には、電磁波被害者の心身に直接的な傷害を加えられる危険性は低い。 つまり、悪魔側が、<span style="color: lime;">a.</span>電磁波被害者の否定的感情エネルギーの生産(培養)と消費(吸収)を継続したい <span style="color: lime;">b.</span>悪魔の敵対者とみなして自動的に警戒・監視している <span style="color: lime;">c.</span>悪魔の協力者に取り込もうと自動的に観察している・・・という比較的に安全な状況にある。 以上の <span style="color: lime;">a</span><span style="color: lime;">.</span>~ <span style="color: lime;">c.</span>の目的に共通する悪魔の立場からすれば、自己の「心霊攻撃」に気付かれないように、『近隣の人からの嫌がらせである』 と 電磁波被害者に信じ込ませる色々な<span style="color: magenta;">「演出」</span>をしており、冷静になって状況判断をすれば、隣室の不在時にもかかわらず、電動マッサージ・チェアの使用音らしき不快な振動音が耳管を通して聞こえたり、悪魔・悪霊の「心霊攻撃」を馬鹿にして笑い飛ばしてから腹筋トレーニングをすると、その不快な振動音が急に止まったり、執拗な低周波攻撃も冬季の午前6時の定時に一旦止まってから数時間後に再び始まる、といった<span style="color: magenta;">「奇妙な現象」=「演出」</span>がある。 そして、<span style="color: magenta;">『悪魔も、吸血鬼ドラキュラ伝説のように、地球の時間=地域の時刻と BMNT</span><span style="color: blue;">※</span><span style="color: magenta;">を基準にして定時まで機械的に、人の否定的感情エネルギーの吸収行為をしている』</span><span style="color: red;"> </span>と考えられる。 しかも、朝目覚めた時に、自己の腕・ 腿・ 首回りに、<span style="color: red;">奇妙な内出血をしたアザ・ 青たん</span>を発見した場合、『 ビタミンC欠乏症だ、血液のドロドロ化が一部に起きた、局部的に毛細血管が破れた』 と一般的に言われるものの、実は、霊的な四次元世界である無意識の中に陥った、睡眠中の自己の霊体に、醜悪な姿形をした悪魔・悪霊が噛みつき、そこから、自己の血液中に宿る霊的な<span style="color: magenta;">生命エネルギー</span>を吸収された可能性が最も高い。 自己の恐怖心・不安感といった<span style="color: magenta;">否定的感情エネルギー</span>を吸収されるよりも、自己の血液中に宿る霊的な<span style="color: magenta;">生命エネルギー</span>を吸収される方が、自己の肉体的・ 精神的・ 霊的な被害ダメージは大きいため、自己の血液中の免疫力を増強する生ニンニクを料理に入れて食べるなど、心霊的な自己防衛に留意しなければならない。<span style="color: blue;">※ </span>BMNT : Beginning Morning Nautical Twilight=日の出・ 薄明<br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">(E) 物質的な三次元世界の低周波攻撃の有無の確認</span><br />
<span style="color: magenta;">『</span><span style="color: magenta;">悪魔に憑依された</span><span style="color: magenta;">人間によるものか? それとも、悪魔の直接によるものか?』</span> という、発信加害者を特定する状況判断とは無関係に、物質的な三次元世界の<span style="color: magenta;">低周波攻撃</span>の有無を確認するだけなら、手元にある<span style="color: magenta;">AMラジオ</span>で NHKの東京 第1放送 <span style="color: magenta;">594KHz</span>にチャンネルを合わせれば、その低周波を「ザァー」 という微妙な雑音の形でキャッチできる。 AMラジオでキャッチした雑音は、断続しながら繰り返されるパターンと、ずっと継続するパターンとがある。 <span style="color: magenta;">悪魔</span>直接の場合、<span style="color: magenta;">悪魔</span>側のエネルギー使用量を節約できる、前のパターンが約90%を占める。 それでは、なぜ、<span style="color: magenta;">悪魔</span>は、<span style="color: magenta;">AMラジオ</span>に雑音を引き起こす<span style="color: magenta;">低周波攻撃</span>を一定期間、律儀かつ執拗に継続するのだろうか? あくまでも推測であるが、『<span style="color: magenta;">悪魔</span>が、<span style="color: magenta;">心霊攻撃</span>のターゲット(=被害者)の意識状態(=感情エネルギーの動き)を、昼夜を問わずモニターしているためである』 と想われる。 いわば、<span style="color: magenta;">悪魔</span>が、ターゲット(=被害者)に強い興味を抱いて、<span style="color: magenta;">霊的な覗き見</span>をするために、<span style="color: red;">すぐ近くに来ている</span>。 または、四次元世界の非物質的な<span style="color: red;">「生態観測装置」</span>(感情エネルギーの測定機)を付近に設置された霊的状況(電磁波環境)にあると想われる。 なお、「一定期間」とは、<span style="color: magenta;">悪魔</span>も忙しいようで(笑)、長くても 3~4ヵ月間だ。 この間、『薄気味の悪い<span style="color: purple;">幽霊</span>・ <span style="color: purple;">シャドーピープル</span>、あるいは、物質化した<span style="color: purple;">怪人</span>・ <span style="color: purple;">怪物</span>・ <span style="color: purple;">UMA</span>・ <span style="color: purple;">MIB</span> と遭遇する恐怖を体験しないだけマシだ』 と前向きに考えて過ごすべきだろう。<br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">(F) 悪魔・悪霊の「心霊攻撃」に対する自己防衛の方法</span><br />
霊的かつ電磁波的存在者である悪魔・悪霊の「心霊攻撃」から自己の心身を防御する方法は、「<span style="color: purple;">プラズマ放電」</span>のある場所で睡眠をとることである。 つまり、寝床の天井の<span style="color: purple;">蛍光灯</span>(3本)を点けたまま寝ることだ。 この理由については、<span style="color: red;">4.</span>で解説したい。 次に、上記<span style="color: blue;">(B)</span>と<span style="color: blue;">(C)</span>の電磁波的な不快音に対する対抗措置であるが、約7千円の小型の空気清浄器を室内の高所に設置してもよい。 <span style="color: purple;">空気清浄器</span>から出る電磁波・ 室内気流・ ファンの稼働音・ モーターの回転エネルギー(粒子と波動)によって電磁波的な不快音を感知しないようにできる。 また、<span style="color: purple;">アルミニウムから成るアルミホイル</span>で携帯電話を完全に密封すると、その電波を遮断できるように、<span style="color: purple;">アルミホイル</span>で完全に密封された室内で「酸素ボンベ」を使って呼吸するか<span style="color: blue;">(笑)</span>、あるいは、<span style="color: purple;">炊飯器</span>の電磁波(周波数)、<span style="color: purple;">音楽432Hz</span>の宇宙自然と共振する周波数、<span style="color: purple;">口笛500Hz~6KHz</span>の周波数を 3~5分間、発信すると、約80%の確率で電磁波的な不快音が止まる。 この際、『新約聖書』の<span style="color: blue;">ヤコブ 4:7</span> <span style="color: red;">『悪魔に立ち向かいなさい。そうすれば、悪魔は あなたがたから逃げ去ります。』 </span>などを発声朗読しながら、心の中で醜悪な悪魔を光輝く剣で成敗したり、神の守護である炎の壁で守られた自己をヴィジュアルにイメージすると一層強力に作用するだろう。 なお、攻撃用の武器である「剣」とは、<span style="color: blue;">エペソ 6:17</span><span style="color: red;"> 『御霊の与える剣である、神のことば』 (=『聖書』の聖句)</span>を指す。 最後に、電磁波被害者の言う「世界監視システム」とは、具体的に、どのようなシステムを指しているのか意味不明であるが、『悪魔の最終目的が「人類の家畜化」にある以上、世界各国の中央銀行を支配する国際金融資本家に憑依しながら、全人類にバイオ・チップを埋め込む<span style="color: magenta;">「悪魔の情報通信システム」</span>を実現する方向に向かっている』 と言える。<br />
<br />
<br />
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<span style="color: red;">3.電磁波の科学</span><br />
<span style="color: red;">(1)「</span><span style="color: red;">電磁過敏症」(EHS)という学問用語はあるが、科学的根拠はない。</span><br />
関西電力(株)のサイトから以下を引用した。 <a href="http://www.kepco.co.jp/corporate/energy/emf-k/qa/qa-4.html">http://www.kepco.co.jp/corporate/energy/emf-k/qa/qa-4.html</a><br />
<span style="color: blue;">質問.</span> 電磁波に過敏に反応して、具合の悪くなる人がいるそうですが、大丈夫ですか?<br />
<span style="color: blue;">回答.</span> いくつかの研究が行われていますが、電磁波との関連はないとの見解が示されています。<br />
<span style="color: magenta;"> 電磁過敏症</span>(<span style="color: magenta;">EHS</span>: <span style="color: magenta;">Electromagnetic Hyper Sensitivity</span>)といわれているもので、一部の人が「送電線、家電製品、携帯電話等による電磁波の影響で皮膚症状、頭痛、めまい、疲労などの症状が出る」と訴えているものです。 いくつかの研究が実施されておりますが、そのほとんどで、そのような症状と電磁波が関係しないことが示されています。 それらの結果を評価して、世界保健機関(WHO)は、<span style="color: magenta;">『電磁過敏症(EHS)の症状は、電磁波のばく露と関連する科学的根拠はない』 </span>という見解を示しています。 <span style="color: blue;">参考:</span> WHOファクトシート296公衆と衛生「電磁過敏症」(2005年12月)http://www.who.int/peh-emf/project/ehs_fs_296_japanese.pdf (WHOのHPへ)<br />
<span style="color: blue;">■ WHO ファクトシート 296 (2005年12月) 「電磁界と公衆衛生」 電磁過敏症(EHS)</span><br />
社会の工業化や技術革新の進展により、電磁界(EMF)の発生源の数と種類には未曾有の増加がみられています。 こうした発生源には、コンピュータのディスプレイ装置(VDUs)、携帯電話とその基地局などが含まれます。 これらの装置は、我々の生活を豊かにし、安全にし、便利にしてき一方で、装置からの電磁界放射による健康リスクの可能性に対する懸念ももたらしました。 長い間、多くの個人が、自分では電磁界ばく露に関連があると思う様々な健康問題を報告しています。 軽い症状であり、できるだけ電磁界を避けることで対応していると報告する人もいれば、影響が深刻なため仕事を辞め、生活スタイル全体を変えることにしたと報告する人もいます。 このような電磁界に対する敏感さとされる症状は、一般的には「電磁過敏症」または 「EHS」と呼ばれてきました。 このファクトシートは、状況に関して分かっていることを述べ、そのような症状の人々に役立つ情報を提供します。 提供する情報は、WHO の電気過敏症ワークショップ(プラハ、チェコ共和国、2004)、電磁界と非特異的健康症状に関する国際会議(COST244bis, 1998)、欧州委員会報告書(Bergqvist と Vogel, 1997)、および最新の文献レビューに基づいています。<br />
<span style="color: red;">A. EHS とは何か?</span><br />
EHS は様々な非特異的症状が特徴であり、悩まされている人々は、それを電磁界へのばく露が原因と考えています。 最も一般的な症状は、<span style="color: magenta;">皮膚症状</span>(発赤、チクチク感、灼熱感)、<span style="color: magenta;">神経衰弱性および自律神経性の症状</span>(疲労、疲労感、集中困難、めまい、吐き気、動悸、消化不良)などです。 症状全体は、承認されているどの症候群の一部でもありません。 EHS は、多重化学物質過敏状態(化学物質過敏症、MCS)、即ち化学物質への低レベル環境ばく露に関する障害、とよく似ています。 EHS も MCS も、明らかな毒性学的または生理学的根拠、または独立した検証がない一連の非特異的症状が特徴です。 環境因子に対する感受性に用いるさらに広義の用語は<span style="color: magenta;">本態性環境不耐症(IEI)</span>で、この用語は WHO の国際化学物質安全性計画(IPCS)が 1996 年にベルリンで開催したワークショップで初めて考え出されました。 IEIは化学的病因論、免疫学的敏感度、電磁界感受性の意味を何ら含まない記述語です。 IEI は、人々に不都合な影響を与える、医学的には説明できない非特異的症状という点で共通性がある多くの障害を取り込んでいます。 しかし、EHS という用語が一般的に用いられているので、この用語を用いることにします。<br />
<span style="color: red;">B. 有症率</span><br />
一般の人々における EHS の有症率の推定値は非常に幅広くばらついています。 ある産業医学センターの調査では、<span style="color: magenta;">人口 100 万人当たり数人</span>と推定しました。 しかし、ある自助グループの調査では、<span style="color: magenta;">それよりかなり高い推定値</span>を導き出しました。 報告された <span style="color: magenta;">EHS 症例の約 10%は重症</span>と考えられています。 また、EHS の有症率や報告される症状にはかなりの地理的なばらつきもあります。 報告されたEHS の有症率は、英国、オーストリア、フランスよりもスウェーデン、ドイツ、デンマークで高くなっています。 欧州の他の国に比べ、スカンジナビア諸国では VDU 関連症状の有症率が高く、皮膚症状に比較的多く関連しています。 EHS の人々が報告する症状に似た症状は一般の人々においてよく見られます。<br />
<span style="color: red;">C. EHS の人々に関する研究</span><br />
EHS の人々を、その人が自分の症状の原因と考えるものと同様の電磁界にばく露させる研究が多く行われました。 研究目的は、制御された実験条件下で症状を起こさせることでした。 EHS でない人々に比べ、EHS の人々はより正確に電磁界ばく露を検知できることはないことを大半の研究は示しています。 また、十分に制御され、ダブルブラインド法により実施された研究から、症状が電磁界ばく露と相関しないことが示されました。 一部の EHS の人々が体験する症状は、電磁界とは無関係の環境因子により起きている可能性が指摘されています。 例えば、蛍光灯の「ちらつき」、VDUs の眩しさや他の視覚的問題、人間工学的な配慮を欠いたコンピュータ作業場所の設計などが考えられます。 その他に関与するかも知れない要因として、屋内空気質の悪さおよび職場や生活環境でのストレスがあります。 これらの症状は、電磁界ばく露そのものではなく、以前から存在する精神医学的状態、および電磁界の健康影響を恐れる結果としてのストレス反応によるものかも知れないという示唆もあります。<br />
<span style="color: red;">D. 結論</span><br />
EHS は、人によって異なる多様な非特異的症状が特徴です。 それぞれの症状は確かに現実のものですが、それらの重症度はまちまちです。 EHS は、その原因が何であれ、影響を受けている人にとっては日常生活に支障をきたす問題となり得ます。 <span style="color: magenta;">EHS には明確な診断基準がなく、EHSの症状を電磁界ばく露と結び付ける科学的根拠はありません。 その上、EHS は医学的診断でもなければ、単一の医学的問題を表しているかどうかも不明です。 </span>臨床医の見解: 影響を受けている人の治療は、職場や家庭の電磁界の低減や除去を求める認知上の要求ではなく、健康症状と臨床像に主眼を置くべきです。そのために以下のことが必要です。<br />
・ 症状の原因かも知れない特定の身体状態を同定・治療するための<span style="color: magenta;">医学的評価</span>。<br />
・ 症状のもうひとつの原因かも知れない精神医学的/心理学的状態を同定するための<span style="color: magenta;">心理学的評価</span>。<br />
・ 表れている症状に関係するかも知れない要因に関する職場および<span style="color: magenta;">家庭の評価</span>。これらには、室内空気汚染、過剰な騒音、不十分な照明(光のちらつき)または人間工学的要因などが含まれるでしょう。 職場でのストレスの低減やその他の改善を図ることは妥当でありましょう。 長く続く症状および重い障害がある EHS の人々に対しての治療は、第一に症状および機能的障害の軽減に向けられるべきです。 <span style="color: purple;">医療専門家</span>(症状の医学・心理学的側面に対処する)と <span style="color: purple;">衛生学専門家</span>(患者に関連する健康影響を起こすことが既知の環境要因を同定し、必要であればそれを制御する)は、密接に協力しながら行うのがよいでしょう。 治療の目標を、実効のある医師-患者関係の確立、状況克服の方策を立てる手助け、職場復帰と通常の社会生活を送れるよう患者を励ますことにおくべきです。<br />
<span style="color: blue;">EHS の人々への助言: </span> 専門家による治療とは別に、<span style="color: magenta;">自助グループ</span>は EHS の人々にとって有益な手段になります。<br />
<span style="color: blue;">政府</span><span style="color: blue;">への助言</span><span style="color: blue;">: </span>政府は、電磁界の健康影響の可能性に関する情報を、EHS の人々、医療専門家、雇用主に向けて、バランスよく、適切に提供すべきです。 このような情報の中には、<span style="color: magenta;">EHS と電磁界ばく露との結びつきに関する科学的根拠は現在、存在しない</span>という明確な声明を含めるべきです。<br />
<span style="color: blue;">研究者</span><span style="color: blue;">への助言</span><span style="color: blue;">: </span> いくつかの研究は、EHS の人々における一定の生理学的反応が正常範囲を逸脱する傾向があることを示しています。 特に、<span style="color: magenta;">中枢神経系の過剰反応</span>および<span style="color: magenta;">自律神経系の失調</span>は臨床検査によって追跡し、その結果を治療のための情報として用いる必要があります。<br />
<span style="color: blue;">WHO はどのような活動をしているのか?</span><br />
WHO は、国際電磁界プロジェクトを通じ、電磁界ばく露に伴う健康リスクについて理解を深めるために、研究ニーズを明確化すると共に<span style="color: purple;">国際的な電磁界研究プログラム</span>を調整しています。 特に、<span style="color: purple;">低いレベルの電磁界</span>による健康影響の可能性に重点を置いています。 国際電磁界プロジェクトや電磁界の影響についての情報は一連のファクトシートで、複数の言語にて提供しています。<br />
<br />
<span style="color: red;">(2) 電磁波の基礎知識</span><br />
<span style="color: red;"> </span>送電線(発電所~変電所)の電磁波問題を世界で初めて告発したのは、米国人ジャーナリスト <span style="color: blue;">ポール・ブローダー</span>(1931~)の「死の電流」(1999)と言われるが、同氏は<span style="color: magenta;"> 『送電線(発電所~変電所)の下に民家が建っているのは世界中で日本だけだ』 </span>と驚いている。 日本国内では送電線(発電所~変電所)と配電線(変電所~家庭)がむき出しのまま乱立しているが、諸外国では厳しく規制され、健康と環境に及ぼす悪影響を最小限に抑えている。 従って、日本政府(総務省)は、電磁波の安全基準値を規制強化すべきだ。 例えば、『電磁波の<span style="color: blue;">安全基準値 </span>⇒ <span style="color: magenta;">低周波=磁場 0.3 mG</span> (現状の日本国: 無規制)、 <span style="color: magenta;">高周波=電力密度10μW/㎠</span> (現状の日本国: 1000μW/㎠) 』 を目指すべきである。<br />
<span style="color: red;">『 電磁波の単位と 安全性の目安 』</span><br />
<span style="color: blue;">A.電磁波は、波長(長さ)と周波数(振動数)の2つの要素を持つ。</span><br />
<span style="color: blue;">B.電磁波は、電界と磁界の相互作用によって伝播する。</span><br />
<span style="color: blue;">C.電磁波の単位・・・・・低周波は電界と磁界に分けて表示する。高周波は表示できない。</span><br />
・低周波の電界(場)の単位--- キロボルト/メートル(kV/m)<br />
・低周波の磁界(場)の単位--- ガウス(G)<br />
・高周波の電磁波の単位----- マイクロワット/平方センチメートル(μW/cm2)<br />
<span style="color: blue;">D.危険な水準の電磁波</span><br />
国立がんセンターとWHOは、<span style="color: magenta;">4mG </span>(ミリガウス)で白血病の発症率2倍を警告した。<br />
<span style="color: blue;">E.電磁波の安全性の目安</span><br />
・家電製品からの磁場は、<span style="color: magenta;">2mG </span>(ミリガウス)以下<br />
・送電線からの磁場は、<span style="color: magenta;">1mG </span>(ミリガウス)以下<br />
・パソコン画面からは、30cmの位置で磁場は<span style="color: magenta;">2mG</span> (ミリガウス)以下<br />
・携帯電話と無線(ラジオ/マイクロ波)は、<span style="color: magenta;">0.2mW/cm2</span>(ミリワット/平方センチメートル)以下<br />
・電子レンジの扉から5cmの距離で<span style="color: magenta;">1mW/cm2 </span>以下、1.8mの位置で <span style="color: magenta;">0.2mW/cm2 </span>以下<br />
<div>
<span style="color: blue;">F.(財)電気安全環境研究所(JET)の電磁界情報センター 「電磁波とは?」</span></div>
<div>
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<a href="http://www.jeic-emf.jp/electromagnetism.html">http://www.jeic-emf.jp/electromagnetism.html</a>
</div>
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<span style="color: blue;">G.「ケータイ電磁波レポート」(匿名) 「電磁波の規制強化運動」</span></div>
<div>
<a href="http://ktai-denjiha.boo.jp/faq/answer/kijyunchi.html">http://ktai-denjiha.boo.jp/faq/answer/kijyunchi.html</a>
<br />
<span style="color: blue;">H.周波数(振動数)の解説</span><br />
周波数は、 1秒間に繰り返す波の数のことであり、Hz(ヘルツ)を単位とする。 例えば、60Hz(ヘルツ)は、1秒間に60回の波を繰り返すことを示す。 ここで、周波数の0Hz から 3000THz 以上を列記すると次のようになる。 なお、人間の可聴域は、低周波の<span style="color: magenta;"> 「20Hz~20KHz」 </span>の付近と言われる。 <span style="color: purple;">静電磁界</span> 0Hz (地磁気・磁石)、 <span style="color: purple;">超低周波</span> 300Hz 以下(家電製品)、 <span style="color: purple;">中間周波 </span>300Hz ~10MHz(ラジオ・テレビ・パソコン)、 <span style="color: purple;">高周波</span> 10MHz ~300MHz(ラジオ・UHFテレビ)、300MHz ~3GHz(携帯電話・電子レンジ)、 <span style="color: purple;">マイクロ波</span> 3GHz ~3000GHz=3THz(衛星放送)、3THz ~3000THz(太陽光・紫外線)、3000THz 以上(レントゲンのX線・放射線)<br />
<span style="color: blue;">I .電磁波に関する研究は尽きない。</span><br />
<span style="color: blue;"> </span>・電磁波は、<span style="color: purple;">質量のない「エネルギー波」</span>であり、必ず何かから発信されている。<br />
・電磁波の強さは、周波数の高さに比例する。<br />
・電磁波の速さは、光と同じ秒速30万kmである。<br />
・紫外線よりも強い帯域を放射線という。<br />
・放射線の強い順番は、宇宙線 > ガンマ線 > X線 となる。<br />
・電磁波は、<span style="color: purple;">光</span>と同じであり、<span style="color: purple;">光の粒子</span>である<span style="color: purple;">光子</span>の集まりでもある。<br />
・光の周波数も、テレビ・ラジオ・携帯電話の周波数も、全て同じ性質の電磁波である。<br />
・アルミニウムでRFIDや携帯電話を密封すると、その電磁波は遮断される。<br />
・電磁波は、時間・空間・次元という物理学上の概念と密接な関連性を持つ。<br />
・電磁波・ 周波数・ 放射線・ 光・ プラズマ・ エネルギー波・ 粒子・・・そして<span style="color: magenta;">心霊</span>。 名前が違うだけで全て同じものだ。<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">4.悪魔・悪霊の「心霊攻撃」の怪奇現象</span><br />
<span style="color: red;">(1)人の否定的感情を生産(培養)してから消費(吸収)する悪魔・悪霊の働き</span><br />
<span style="color: red;">A.</span><span style="color: red;">怪奇現象は、錯覚・幻覚・妄想ではない</span><br />
悪魔・悪霊の<span style="color: magenta;">「心霊攻撃」</span>に関しては、オカルト小説・伝奇ホラー・精神世界・神秘主義・魔術に傾倒した人であれば、何となく理解している怪奇現象であろうし、また、心理学・精神分析学・心霊現象・UFO現象・超常現象・『聖書』 を深く研究した専門家であれば、誰であれ、認識した後に実際に体験したはずだ。 さらに、悪魔・悪霊の<span style="color: magenta;">「心霊攻撃」</span>の怪奇現象は、路上と屋内外に設置された防犯カメラ、車載のドライブ・レコーダー、世界中の人々のビデオ・カメラによって録画・録音されてきた。これらは、ネット動画になり、誰でも容易に視聴できる時代になった。 従って、悪魔・悪霊の<span style="color: magenta;">「心霊攻撃」</span>の怪奇現象は、精神錯乱者の錯覚・幻覚・妄想などではない。 そして、ネット動画を見れば、分かる者には分かるし、分からない者には「フェイク」としか考えられないようだ。 しかし、<span style="color: magenta;">「心霊攻撃」</span>を受けて焦ったり、悪魔・悪霊を恐れる必要はない。 <span style="color: magenta;">「心霊攻撃」</span>は、非常に薄気味の悪い怪奇現象ではあるが、悪魔・悪霊の<span style="color: magenta;">「けなげに働く姿」</span>そのものでもある。 <br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;">B.</span><span style="color: red;">怪奇現象を引き起こす</span><span style="color: red;">悪魔・悪霊の目的</span><br />
<span style="color: blue;"> 悪魔・悪霊の働きは、人の心の動きを完全に読み取りながら、精神的に追い詰めて圧迫し、恐怖感と不安感を増幅することを目的とする。</span>つまり、人の<span style="color: blue;">否定的感情エネルギー</span>を様々な方法を用いて生産(培養)した後に消費(吸収)したいわけだ。 だから、<span style="color: magenta;">邪悪な</span><span style="color: magenta;">悪魔・悪霊に対し、心の中で怒鳴って叱り飛ばすか、笑い飛ばすことをお勧めしたい。</span> 但し、<span style="color: blue;">霊的な</span><span style="color: blue;">四次元世界に住む</span><span style="color: blue;">悪魔・悪霊が、</span><span style="color: blue;">人類の生活する物質的</span><span style="color: blue;">な三次元世界に</span><span style="color: blue;">現れる際、そ</span><span style="color: blue;">の霊体のままの状態または物質化した状態で現れるが、</span><span style="color: blue;">三次元世界の中に</span><span style="color: blue;">物質化する過程において変幻自在に、動物・仙人・</span><span style="color: blue;">超人・怪人・怪物・幽霊・龍神・地底人・宇宙人・M I B・UMA・UFO・ヘリコプターなどの姿形にシェイプ・シフトできる。 従って、</span><span style="color: blue;">物質的</span><span style="color: blue;">な三次元世界に出現した此れらは、人の錯覚・幻覚・妄想ではなく、また、立体映像のホログラムでもなく、実体のある</span><span style="color: blue;">物質的</span><span style="color: blue;">な存在であるため、近寄って手で触れたりしてはならない。</span> これらと遭遇した場合、憑依・吸血・アブダクション(拉致・検査・殺害)されないためにも、その場から速やかに立ち去るべきである。 なお、数多くの怪奇現象の実録映像がYouTube 動画にあり、これらを見ていると気分が非常に悪くなるが、次の被害者の体験談と実録画像は、悪魔・悪霊の<span style="color: magenta;">「心霊攻撃」</span>の怪奇現象を理解する上で参考になり、見ても悪寒を招かないので紹介したい。<br />
<span style="color: blue;">■ 寝室に現れる無気味なエイリアン(悪魔・悪霊)</span><br />
<a href="http://gakkenmu.jp/archive/7311/">http://gakkenmu.jp/archive/7311/</a><br />
<br />
<span style="color: red;">C.血に飢えた</span><span style="color: red;">悪魔サタンの最終願望= 自己滅亡後の悪魔の子孫(霊統・血統)の存続</span><br />
<span style="color: red;"><span style="color: blue;">(A) 物質的な姿形を持たない波動・粒子である悪のエネルギー体</span></span><br />
<span style="color: blue;"> </span>物質的な姿形を持たない波動・粒子である<span style="color: blue;">悪のエネルギー体</span>の<span style="color: blue;">悪魔サタン</span>を頭領とする悪魔・悪霊は、牛や人の血液中に含まれる生命エネルギーを消費(吸収)することにより、霊的な四次元世界から 物質的な三次元世界の中に多様な姿形で物質化して顕現できるようになる。 だから、物質的な三次元世界の中に現れて大規模に活動するためには、それ相応の大量の血液を必要とする。 但し、悪魔・悪霊・UFO・UMA等の接近遭遇者たちの経験則からすれば、物質的な三次元世界における悪魔・悪霊・UFO・UMA等の存在可能時間は、通常90分間以内だ。 つまり、通常90分間以内に物質化のエネルギーを使い果たし、本来の異次元世界の中へ消え去る。 もし、異次元世界へ戻れなければ、エイリアン等の生物型は、即時に死亡し、その遺骸は、腐敗化・ 液状化して消滅するか、ミイラ化する。 UFO等の物体型は、その通信機能が壊れていなければ、瞬時に次元転送されて消滅するが、壊れていれば、その原型を留めたまま残る。 但し、残置物体は、電磁波=プラズマの壁で密封しない限り、三次元世界の時間・空間を自由に超越できるエイリアン(悪魔・悪霊)に取り戻される可能性が高い。 また、<span style="color: blue;">悪魔サタン</span>は、<span style="color: red;">金融寡頭支配</span>・ <span style="color: red;">マインド コントロール</span>・ <span style="color: red;">憑依</span>を手段とした<span style="color: red;">「人類の家畜化」</span>を目指すと同時に、自己の滅亡を予知し、爬虫類の霊的姿形をした下位の悪魔 レプティリアンと人の<span style="color: blue;">混血型生物</span>を造るために数多くの男女をアブダクション(拉致・吸血・殺害)して、その生物実験を繰り返してきた。 かくして、<span style="color: blue;">悪魔サタン</span>の滅亡後も、その<span style="color: blue;">混血型生物</span>を通じた悪魔の子孫(霊統・血統)の存続を計っているが、不可能である。 <br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">(B) </span><span style="color: blue;">生物型ロボットである</span><span style="color: blue;">自称宇宙人のグレイ</span><br />
物質的な三次元世界の中でも長時間活動できるように、<span style="color: blue;">悪魔サタン</span>の持つクローン技術で大量生産した<span style="color: blue;">生物型ロボット</span>が、<span style="color: blue;">自称 宇宙人</span>の<span style="color: blue;">グレイ</span>だ。 つまり、何万光年も離れた外宇宙から宇宙船のUFOに乗って地球に飛来した<span style="color: magenta;">宇宙人はいない。</span> <span style="color: red;">宇宙人</span>の正体は、四次元世界に実在する悪魔・悪霊だ。 だから、<span style="color: red;">「宇宙人信仰」</span>も、悪魔の仕掛けた<span style="color: red;">マインド・コントロール</span>の一つだ。 なお、<span style="color: red;">宇宙人</span>とは、地球人類と同じく知的な地球大気圏外の「物質体の生物」を意味する。<br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">(C) 宇宙を含む現象世界の真理</span><br />
宇宙を含む現象世界は、人類の生活する物質的な三次元世界を基盤とする多次元構造になっており、<span style="color: magenta;">地球上の同じ時間と空間に多次元世界が同時に存在している</span>状態にある。 かかる現象世界の真理は、極少数の霊的な覚醒者と研究者によって理解されてきた。 しかし、世界各国の政府とマスメディアは、国民に真理の情報を絶対にディスクロージャー(情報公開)できない。 せめて、『説明不可能な超自然現象だ』 とコメントすることが精一杯だ。 なぜなら、悪魔の耳目手足として国際謀略活動を行うイルミナティは、世界各国の政府とマスメディアをコントロールしながら、宇宙を含む現象世界の真理の情報を隠匿し、虚偽の情報で惑わし、国民を恐怖と無知の状態に拘束してきた。 そうしなければ、人類に対する悪魔の支配権と存在価値を失い、否定的感情エネルギーの生産(培養)と消費(吸収)の活動は停止し、現次元の霊的宇宙秩序が崩壊してしまうからだ。 この究極の問題に関して、米国のUFO研究家 <span style="color: blue;">スティーブン・グリア</span>(1955~)は、自主制作したドキュメンタリー映画<span style="color: purple;">「シリウス」</span>(2013)の1時間18分以降のシーンで、元宇宙飛行士 <span style="color: blue;">エドガー・ミッチェル</span>(1930~2016)を登場させ、<span style="color: orange;">『(影の政府・ MJ-12・ 秘密結社と呼ばれる世界的な秘密組織は、) 政府機関でもなければ、民間機関でもなく、政府監視機関であることが問題なのです』 </span>という発言を引き出した。 この発言の奥に踏み込むと、<span style="color: orange;">『世界的な政府監視機関は、実在する悪魔が直々に率いており、極秘の真相を漏らしたり抵抗した現職元職の大統領・ 国防長官・ CIA長官・ NSA長官などを殺害してきた』</span> となる。 そして、UFO研究者たちを恫喝してきたMIBは、<span style="color: orange;">『我々は、政府機関の者ではない』</span> と説明してきたが、この説明は正しい。 さらに詳しく説明すれば、<span style="color: orange;">『我々は、異次元から現れて物質化した悪魔であり、人類の意識の状態である感情を否定的なものに固定しておくために、悪魔サタン=ルシファーに不利益をもたらす真理の探究者と政府を監視している』</span> となる。 だから、ドキュメンタリー映画<span style="color: purple;">「シリウス」</span>(2013)は、影の政府の存在に焦点を当てた点に関しては評価できるが、<span style="color: blue;">スティーブン・グリア</span>の間違った認識、即ち、『<span style="color: magenta;">地球外生命体</span>である<span style="color: red;">宇宙人</span>は存在する』 というフィクションを宣伝普及したので「駄作」と化したし、また、米国のUFO研究者としては、<span style="color: blue;">アルバート・K・ベンダー</span>(1921~2016)や<span style="color: blue;">ジョン・A・キール</span>(1930~2009)たちのUFO・MIB体験に基づく認識と比べると極めて低劣な認識だ。 従って、物事の真理・真実を把握するためには、政府とマスメディアと研究者に頼ることなく、物事の真偽正邪を自己自身で調査・分析してから判断・評価しなければならない。 このため、自己の精神的・霊的な向上を果たす以外に物事の真理・真実を把握する道はない。<br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">(D) </span><span style="color: blue;">「地球外生命体」(Extra Terrestrial Life) という欺瞞の概念</span><br />
<span style="color: magenta;"> </span><span style="color: magenta;">「地球外生命体」</span>とは、地球大気圏外の「生命体」の総称であるが、なぜ、地球外の「生物」と表現しないのだろうか? 今日までの「生物」という概念は、「物質体の生物」という意味だ。 NASA(米国航空宇宙局)を筆頭とする米国政府当局者は、地球外に「物質体の生物」が存在しないことを既に認識している。 また、宇宙を含む現象世界の真理を把握している。 それにもかかわらず、「物質体の生物」のみならず、「物質化する霊的存在者」をも包含した大雑把で空虚な<span style="color: magenta;">「地球外生命体」</span>という概念を用いてきた。 この理由は、<span style="color: magenta;">「地球外生命体」</span>という概念が、宇宙を含む現象世界の真理を隠し通すために都合の良い、大雑把で空虚な<span style="color: blue;">欺瞞</span>の概念だからだ。 具体的には、<span style="color: magenta;">「地球外生命体」</span>という概念を用いて、次の<span style="color: blue;">欺瞞</span>を行ってきた。<br />
<span style="color: lime;"> a.</span>地球大気圏外に「物質体の生物」が存在するという空想を維持できる。<br />
<span style="color: lime;"> b.</span><span style="color: magenta;">「地球外生命体」</span>=「<span style="color: red;">宇宙人</span>」<span style="color: blue;">※</span>という空想を維持できる。<br />
<span style="color: lime;"> c.</span>『聖書』によれば「生命」とは「霊」であるが、「生命」とは「物質」だという錯誤を維持できる。<br />
<span style="color: lime;"> d.</span>『「物質体の生物」は、「物質」と「霊」から成る』という明確な真理を、社会の共通認識にしないで済む。<br />
<span style="color: lime;"> e.</span>「異次元」という真実の概念から、「地球外」という空虚な概念に関心を振り向けられる。<br />
<span style="color: lime;"> f .</span>「異次元」に実在する「物質化する霊的存在者」という究極の真理を、<span style="color: magenta;">「地球外生命体」</span>という<span style="color: blue;">欺瞞</span>の概念で隠せる。<br />
<span style="color: lime;">g.</span>「物質化する霊的存在者」は、「固体・液体・気体から成る物質体の生物」ではなく、「プラズマから成る意識体(霊体)の生物」だ。 「意識体の生物」は、自己の姿形を変幻自在に変えながら三次元世界に物質化できる。 この真実を<span style="color: magenta;">「地球外生命体」</span>という<span style="color: blue;">欺瞞</span>の概念で隠せる。</div>
</div>
<span style="color: blue;">※</span> <span style="color: red;">宇宙人</span>とは、地球人類と同じく知的な地球大気圏外の「物質体の生物」を意味する。 従って、<span style="color: red;">宇宙人</span>は存在しないので、大雑把で空虚な<span style="color: magenta;">「地球外生命体」</span>という<span style="color: blue;">欺瞞</span>の概念を用いずに、<span style="color: magenta;">「異次元意識体」</span> <span style="color: magenta;">「異次元霊生物」 「プラズマ生命体」 「霊的存在者」 </span>という的確な概念を用いるべきだ。 『聖書』では、これらを指して、<span style="color: blue;">善なる「聖霊・天使」</span>と <span style="color: red;">悪なる「悪魔・悪霊」</span>と称してきた。 なお、『聖書』の<span style="color: blue;">聖霊</span>とは、<span style="color: blue;">神の御霊</span>のことであり、<span style="color: red;">悪魔</span>とは、多くの<span style="color: red;">悪霊</span>を率いる首領を指す。<br />
<span style="color: blue;"><br /></span><span style="color: blue;">
(E) 「霊的存在者の働き」に応じて産み出される「人の感情」</span><br />
<span style="color: blue;"><span style="color: lime;">a.人の意識エネルギー(肯定的感情・否定的感情)を生産(培養)する霊的存在者</span></span>
<span style="color: red;"><span style="color: black;"> </span></span><br />
<span style="color: red;"><span style="color: black;"> 四次元世界以上の霊的存在者である、いわゆる、</span><span style="color: blue;">善なる「聖霊・天使」</span><span style="color: black;">と </span><span style="color: red;">悪なる「悪魔・悪霊」</span><span style="color: black;">は、物質的な三次元世界に暮らす人の意識の状態である</span><span style="color: magenta;">感情</span><span style="color: black;">に、</span></span>各々、<span style="color: blue;">善影響</span>と<span style="color: red;">悪影響</span>を及ぼしている。 つまり、<span style="color: blue;">善なる「聖霊・天使」</span>と <span style="color: red;">悪なる「悪魔・悪霊」</span>は、各々、人の<span style="color: blue;">肯定的感情</span>と <span style="color: red;">否定的感情</span>という<span style="color: lime;">意識エネルギー</span>を生産(培養)する<span style="color: magenta;">働き</span>をしていると考えられ、この意味で、三次元世界に暮らす「人の<span style="color: magenta;">感情</span>」と 四次元世界以上の「霊的存在者の<span style="color: magenta;">働き</span>」との間には密接な<span style="color: purple;">相互作用</span>がある。 もっと単純明快に言えば、『三次元世界の 「人の<span style="color: magenta;">感情</span>」は、四次元世界以上の「霊的存在者の<span style="color: magenta;">働き</span>」に応じて産み出されている』 のだ。 だから、恐怖・怯懦・無知・迷信・憎悪・殺意といった<span style="color: red;">否定的感情</span>を常に抱き続ける<span style="color: red;">「集団ストーカー」</span>被害者は、『私は、<span style="color: red;">悪魔・悪霊</span>に憑依されている』 と自覚し、<span style="color: red;">悪魔・悪霊</span>の<span style="color: lime;">除霊</span>に真摯に取り組まねばならない。 また、<span style="color: lime;">除霊</span>と同時に、<span style="color: red;">悪魔・悪霊</span>の「罠」(トラップ)に深く落ち込まないようにしなければならない。 つまり、<span style="color: red;">悪魔・悪霊</span>の「演出」である「不快な物事」に対して、抵抗心・反抗心・闘争心・攻撃心・憎悪心・復讐心といった<span style="color: red;">否定的感情</span>を強く激しく抱けば抱くほど、更に、ひどく、むごい、「不快な物事」を体験させられ、<span style="color: red;">否定的感情</span>を大量に消費(吸収)される不幸な状況と精神状態に陥って行く。 この「罠」(トラップ)から逃れるためには、<span style="color: red;">悪魔・悪霊</span>の「演出」である「不快な物事」を笑い飛ばし、無視をして、<span style="color: red;">悪魔・悪霊</span>にエネルギーを供給する<span style="color: red;">否定的感情</span>を抱かないようにしなければならない。 これに付言しておくと、ある一定の物事に関する真理・真実は、ひとつしかない。 だから、本編の情報を、その他の多くの情報と同列に置いたり、単に読み流したに過ぎないのであれば、<span style="color: red;">悪魔・悪霊</span>に人生を喰い滅ぼされるだろう。<br />
<span style="color: lime;"><br /></span>
<span style="color: lime;">b.「聖霊・天使」は、高次元世界の意識エネルギーを消費(吸収)している</span><br />
<span style="color: blue;">聖霊・天使</span>は、三次元世界の人の<span style="color: blue;">肯定的感情</span>を生産(培養)するものの、消費(吸収)することはない。 即ち、五次元世界以上の高次元世界の<span style="color: lime;">意識エネルギー</span>を消費(吸収)していると考えられる。 なぜなら、三次元世界の人に対する機械的で執拗な霊的干渉が一切みられないからだ。 一方、 <span style="color: red;">悪魔・悪霊</span>は、三次元世界の人の<span style="color: red;">否定的感情</span>エネルギーを生産(培養)してから消費(吸収)している。 <span style="color: red;">悪魔・悪霊</span>による人に対する機械的で執拗な霊的干渉は、人の<span style="color: red;">否定的感情</span>エネルギーを消費(吸収)するためであり、<span style="color: red;">その</span><span style="color: magenta;">働き</span>は、心霊現象・ UFO現象・ 精神病・ 凶悪犯罪・ 精神的な腐敗堕落・ 邪悪な宗教信仰・ 不法な統治経営(ガバナンス)等の怪奇で不幸な諸現象の中に如実にみられる。<br />
<span style="color: lime;"><br /></span>
<span style="color: lime;">c.時間を自由に跳躍(タイム・リープ)でき、人の近未来の行動を予知できる霊的存在者</span><br />
四次元世界以上の霊的存在者は、物質的な三次元世界の時間に拘束されないため、三次元世界の過去・現在・未来という<span style="color: orange;">時間を自由に跳躍(タイム・リープ)できる</span>。 また、三次元世界に暮らす<span style="color: orange;">人の近未来の行動を秒単位で予知できる</span>。 だから、<span style="color: red;">悪魔・悪霊</span>は、<span style="color: red;">「集団ストーカー」</span>被害者が、何時何分何秒に自宅の窓のカーテンを開けて窓の外の景色を眺めるか、何時何分何秒に自宅のドアを開けて最寄りのスーパー店舗で食品を買うために外出するか、何時何分何秒にスーパー店舗の前の交差点の横断歩道をわたるか・・・ といった近未来の行動を的確に予知できる。 かくして、<span style="color: red;">悪魔・悪霊</span>は、<span style="color: red;">「集団ストーカー」</span>被害者の近未来の行動を事前に予知した上で、その行動の<span style="color: magenta;">タイミング</span>に合わせながら、その視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚という五感を通じて不可解かつ不快な<span style="color: magenta;">「偶然の一致」</span>を何度も体験させ、その<span style="color: red;">否定的感情</span>を生産(培養)してきた。 例えば、室外の景色を眺めた時に警察のパトカーがフロント・ガラスをこちらに向けて路上に停車しており、数秒後に再確認すると既に走り去っていたり、窓を開けた途端に自転車に乗った女子中学生の 『あっ! 猫が車に轢かれて死んでいる!』 と叫ぶ声を聞いたり、深夜の入浴後に涼むためにベランダに出るや否やオレンジ色に輝くUFOが低空に滞空しており、しばらくすると忽然と消えたのを目撃したり、近所の公園に散歩に出向いて休憩していると、新緑の生い茂る低木に無性に魅せられ、それに近寄ると、目の前で、キリギリスが自らより大きなイモムシを前足で捕まえて、むごたらしく食べている様子を見たり・・・ といった不快な<span style="color: magenta;">「偶然の一致」</span>を連続的に何度も体験させられる。 これらイヤな体験に何かの意味があるとすれば、それは<span style="color: red;">悪魔・悪霊</span>による人に対する<span style="color: magenta;">悪意と貪欲の現れ</span>に他ならない。 絶望と苦悩の中で尻の方から食べ続けられる幼虫のイモムシは、成虫の蝶になる前に不運にも死ぬのであり、<span style="color: red;">悪魔・悪霊</span>に憑依された人の象徴だ。<br />
<div>
<span style="color: lime;"><br /></span>
<span style="color: lime;">d.「引き寄せの法則」の全体を正しく認識する</span></div>
<span style="color: magenta;"> 「引き寄せの法則」</span>とは、自己啓発セミナーで説かれる「成功哲学」の主要な理論であり、 『人が考えたことは、望む・望まないに関わらず、いつか必ず何らかの形で全て実現する。 人の思考は現実化する』 というものだ。 しかし、人に対する霊的存在者の<span style="color: magenta;">働き</span>を考慮していない<span style="color: magenta;">「引き寄せの法則」</span>の説明は、<span style="color: magenta;">この法則</span>の半分の真理しか説明していない。 ここで、<span style="color: magenta;">「引き寄せの法則」</span>の全体を正しく説明すると、『人の思考・意志・感情が、その人の「現実」の物事を意識的または無意識的に引き寄せる比率は、その人に憑依した<span style="color: red;">悪霊</span>が引き寄せる比率に反比例する』 となる。 つまり、『人に憑依した<span style="color: red;">悪霊</span>が、その人の70%の「現実」の物事を引き寄せたとすれば、その人自身は、残りの30%の「現実」の物事を引き寄せたに過ぎない』 ということだ。 また、<span style="color: blue;">聖霊・天使</span>は、五次元世界以上の高次元の<span style="color: lime;">意識エネルギー</span>を消費(吸収)しているが、<span style="color: red;">悪魔・悪霊</span>は、三次元世界の人の<span style="color: red;">否定的感情</span>という<span style="color: lime;">意識エネルギー</span>を消費(吸収)しているため、人の<span style="color: red;">否定的感情</span>を生産(培養)しようとして、人の「現実」の物事に機械的に執拗に干渉しており、人に憑依する霊の99%は<span style="color: red;">悪霊</span>であり、1%は<span style="color: red;">悪霊</span>の軍勢を率いる<span style="color: red;">悪魔</span>だ。 なお、<span style="color: blue;">神の御霊</span>である<span style="color: blue;">聖霊</span>は、<span style="color: blue;">天国</span>から雨のように降り下り、<span style="color: blue;">天国</span>と結びついたまま、人の心の中に留まる。 これは、人に取り憑く 憑依ではない。 また、<span style="color: blue;">天使</span>も、人に憑依せず、人の外部から人を助ける<span style="color: magenta;">働き</span>をしている。 以上の心理学的な真理は、<span style="color: red;">悪魔・悪霊</span>とのチャネリングである無意識を通じた内部(下=地)からの霊的チャネリング、あるいは、<span style="color: blue;">聖霊・</span><span style="color: blue;">天使</span>とのコンタクトである意識を通じた外部(上=天)からの霊的コンタクトを実際に体験した「選ばれし者」であれば、その神秘体験を通じて的確に判断できることだ。(人の意志によっては「選ばれし者」になれない。<span style="color: blue;">善</span><span style="color: red;">悪</span>いずれであれ、<span style="color: magenta;">霊的存在者</span>の意志による。) 従って、<span style="color: red;">「集団ストーカー」</span>被害者を含む大多数の人々は、<span style="color: red;">悪霊</span>に憑依されており、この<span style="color: red;">悪霊</span>と<span style="color: magenta;">チャネリング</span>した人々の心の状態を調べると、数カ月間から数年間の短期間だけ、何らかの望ましい物事を<span style="color: magenta;">引き寄せ</span>て現実化する事例が見られたとしても、5年間以上の長期間の経過につれ、不幸で不健全で忌まわしい物事を<span style="color: magenta;">引き寄せ</span>て現実化してしまう。 <br />
<br />
<span style="color: blue;">(F) </span><span style="color: blue;">米国 FBI が情報公開したUFO文書 (1947年7月3日付~同年9月13日付の文書、 情報公開日不詳)</span><br />
<span style="color: red;">a.</span> <a href="https://vault.fbi.gov/UFO/UFO%20Part%201%20of%2016/view">https://vault.fbi.gov/UFO/UFO%20Part%201%20of%2016/view</a><br />
「太古の暗号」サイトによるFBI のUFO文書の解読結果の一部抜粋<br />
<a href="https://www.ancient-code.com/official-apollo-mission-transcripts-reveal-fascinating-details-about-aliens/">https://www.ancient-code.com/official-apollo-mission-transcripts-reveal-fascinating-details-about-aliens/</a><br />
<span style="color: lime;">(a) </span>They do not come from any “planet” as we use the word, but from an etheric planet which interpenetrates with our own and is not perceptible to us. エイリアンは、我々が使う言葉の意味における「惑星」から来ているのではない。 彼らは、我々自身と相互に浸透しているエーテル的(霊的)な惑星から来ており、その惑星は我々には知覚できない。<br />
<span style="color: lime;">(b)</span> The bodies of the visitors, and the craft also, automatically materialize on entering the vibratory rate of our dense matter. 宇宙船(UFO)と、その訪問者の体は、我々の三次元世界の濃密な物質的振動率に入る際に自動的に物質化する。<br />
<span style="color: lime;">(c) </span>They re-enter the etheric at will, and so simply disappear from our vision, without a trace. エイリアンは、自己の意志でエーテル(霊)を再入力し、跡形もなく我々の視界から簡単に消えてしまう。<br />
<br />
<span style="color: red;">b. </span>米国政府の中のイルミナティと 米国政府に協力したナチス親衛隊(SS)科学者<br />
第二次世界大戦後の米国で起きた最初のUFO事件とされる<span style="color: purple;">ケネス・アーノルド事件</span><span style="color: blue;">※1</span>と <span style="color: purple;">ロズウェル事件</span><span style="color: blue;">※2</span> の当時から、米国政府は、UFO・エイリアンの真実を把握していた。 それと言うのも、ペーネミュンデのナチス親衛隊(SS)は、オカルト団体の<span style="color: magenta;">ヴリル協会</span>と<span style="color: magenta;">トゥーレ協会</span>と緊密に連携しながら、UFO・エイリアンとのチャネリングを進め、その未知なる科学知識を吸収していた。 こうして、SS少佐の<span style="color: blue;">ヴェルナー・フォン・ブラウン</span>(1912~1977)ら数多くのナチス親衛隊(SS)科学者は、円盤型航空機・ V2号ロケット・ 反重力エンジンなどを研究開発していた。 ところが、ナチス・ドイツが第二次世界大戦で米ソ等の連合国に敗戦すると、彼らは米国のペーパークリップ作戦(1945~1970頃)を通じて米国に移住し、米国政府に協力した。 また、イルミナティは、ナチス親衛隊(SS)よりも昔からUFO・エイリアンとチャネリングしていたのであるから、米国政府の中のイルミナティとナチス親衛隊(SS)科学者が、UFO・エイリアンの真実に到達していたとしても不思議ではない。<br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">※1 </span><span style="color: purple;">ケネス・アーノルド事件</span>(<span style="color: orange;">1947年6月24日</span>): 実業家<span style="color: blue;">ケネス・アーノルド</span>(1915~1984)が<span style="color: orange;">1947年6月24日</span>14時59分頃、ワシントン州カスケード山脈にあるレーニア山上の高度2900mを自家用飛行機で飛行していた時に9機のUFOに遭遇した事件である。 なお、<span style="color: purple;">モーリー島事件</span>(<span style="color: orange;">1947年6月21日</span>)は、ワシントン州タコマ市のモーリー島で既に起きていた。タコマ湾の巡視員<span style="color: blue;">ハロルド・ダール</span>と15歳の息子の<span style="color: blue;">チャールズ・ダール</span>の2人が巡視艇の上空約2000フィート(609.6m)に、大きさ約100フィート(30.48m)のドーナツ型の飛行物体(UFO)6機を目撃し、上司の<span style="color: blue;">フレッド・クリスマン</span>(1919~1975)に報告した事件である。黒服の男たち(MIB)が出没した、悲惨な怪死の連続事件として認識されている。<br />
<div>
<br /></div>
<span style="color: blue;">※2 </span><span style="color: purple;">ロズウェル事件</span>(<span style="color: orange;">1947年7月4日</span>): 『米軍がニューメキシコ州ロズウェルに墜落した「空飛ぶ円盤」を回収した』 という地元ロズウェルの住人たちの証言を聞いて集まった報道陣に、<span style="color: orange;">1947年7月8日</span>、ロズウェル陸軍飛行場の第509爆撃大隊の兵員が、『我々は、ロズウェル近くの農場に墜落した「空飛ぶ円盤」を(独立記念日の<span style="color: orange;">7月4日</span>に)回収した』 と発表したが、<span style="color: orange;">同日</span>後刻、<span style="color: blue;">ジェシー・マルセル少佐</span>が、『「空飛ぶ円盤」ではなく、気象観測用気球の断片を回収したのだ』 と再発表して、真相を隠蔽した事件である。 しかし、<span style="color: purple;">ロズウェル事件</span>を内部告発した核心情報が、<span style="color: blue;">ローレンス・R・スペンサー</span>編集<span style="color: purple;"> 『エイリアン・ インタビュー』(2008)</span>として出版されるに至った。 この本によれば、米軍は、UFOとエイリアン複数体を回収し、そのうちの一体は生存していた。 そして、エイリアンを看護している時にテレパシーで対話できることを知った、陸軍航空隊 婦人部隊医療隊に所属する第509爆撃大隊の搭乗看護婦の曹長 <span style="color: blue;">マチルダ・オードネル・マックエルロイ</span>(墜落現場にいた唯一の女性23歳)は、上官の命令に従って、エイリアンに尋問を行い、その欺瞞に満ちた「宇宙的メッセージ」を詳細に記録した。 <span style="color: blue;">マチルダ</span>は、83歳になった<span style="color: orange;">2007年</span>に<span style="color: purple;">ロズウェル事件</span>の内部告発資料を<span style="color: blue;">スペンサー</span>氏宛に郵送した後、元米空軍のエンジニアの夫と一緒に、夫の母国のアイルランドで安楽死を選択したらしいが、<span style="color: blue;">スペンサー</span>氏によれば、『<span style="color: blue;">マチルダ</span>の米陸軍歴・結婚・家族・住所・死去などを裏付ける証拠を得られず、電話で話をしただけの謎の人物だ』 という。 なお、当該尋問調書に記録された<span style="color: purple;">ロズウェル事件</span>のグレイ型のエイリアンの特徴と能力は、次の通りだ。 <br />
<span style="color: lime;">(a) </span>身長40インチ=1.2m。 合成物質から成る「ロボット人形」である。<br />
<span style="color: lime;">(b) </span>対話できる口がなく、テレパシーによるコミュニケーションを行う。<br />
<span style="color: lime;">(c) </span>細い腕・脚・胴に比べて、頭が異様に大きい。<br />
<span style="color: lime;">(d) </span>生殖器官の無い「無性」であり、男性・女性の区別はない。<br />
<span style="color: lime;">(e)</span> 手と足には各3本の指しかない。<br />
<span style="color: lime;">(f)</span> 鼻・耳・口が無い。 (食物を摂取しない。 宇宙空間には音を伝導する大気が無い)<br />
<span style="color: lime;">(g) </span>体には、細胞と臓器が無く、電気的な神経回路と小さな筋肉がある。 (宇宙空間には重力が無い)<br />
<span style="color: lime;">(h) </span>「ロボット人形」の電気的な神経回路は、ラジオ受信器と同じく個体ごとに独自の周波数を持つ。<br />
<span style="color: lime;">(i) </span>生存に必要なエネルギーを自己自身で自給自足し、この原理は植物の光合成と同じである。<br />
<span style="color: lime;">(j) </span>閉じない大眼は、可視光スペクトルを超える波動・粒子を知覚し、X線のように物体の透視と人の読心を行う。<br />
<span style="color: lime;">(k) </span>生物的な存在ではなく、霊的な存在であり、医学的には「生きている」とは言えない。<br />
<span style="color: lime;">(l) </span>灰色の皮膚は、宇宙空間の摂氏マイナス273度と0気圧に高い耐性がある。<br />
<span style="color: lime;">(m) </span>乗り物は、パイロットの思考に即応する神経回路装置を通じて操縦され、通常の操縦パネルはない。<br />
<span style="color: lime;">(n) </span>核実験の影響を調査するためニューメキシコ州に飛来したが、落雷を受けて墜落した。<br />
<span style="color: lime;">(o) </span>神を否定する無神論者で、自己の存在を高く評価し、高慢にも全宇宙の中で最も偉大な存在だと主張する。<br />
<span style="color: lime;">(p) </span>不死の霊的存在者「IS-BE」<span style="color: blue;">※</span> であり、「ロボット人形」の体から随意に離れ去り「宇宙基地」に帰還できる。<br />
<span style="color: lime;">(q) </span>サイキック・パワーの破壊力を行使できるため、武器の携帯を必要としない。<br />
<span style="color: lime;">(r) </span>サイキック・パワーを用いて、人の幽体離脱現象を随意に引き起こせる。<br />
<span style="color: lime;">(s) </span>地上で読んでいる書籍の内容や画像の情報を「宇宙基地」にいる「仲間」にテレパシーで瞬時に送信できる。<br />
<span style="color: lime;">(t) </span>国王などの人の体を乗っ取り憑依する目的は、地上の出来事の情報を収集するためだと主張する。<br />
<span style="color: lime;">(u) </span>「ロボット人形」の体から離れ去った後でも、地上の人とテレパシーでコミュニケーションをとれる。<br />
<span style="color: lime;">(V) </span>「IS-BE」の存在と働きを知らない人は、愚かな「シャドー・ボクシング」を永久に続けることになる。<br />
<span style="color: blue;">※ </span>「IS-BE」(イズ・ ビー)とは、「在る。そして、成る。」 「在りて、成る者」という意味であり、「偶然」としか思えない出来事と「憑依」を通じて、人の感情を操作し、歴史・社会・政治・事件などを創成する「ゲーム」をして遊んでいる、人に悪意・敵意を持った不死の霊的存在者である。 また、人の霊も、「IS-BE」であるという。<br />
<br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: red;">D.『 心身の健康被害を除いた「心霊攻撃」の</span><span style="color: red;">怪奇現象一覧 』 (軽度の事例)</span><br />
<span style="color: blue;">(A) 電話 (固定電話・携帯電話)</span><br />
<span style="color: lime;"> a.</span>電話のベルが深夜未明に一回鳴っただけで止まってしまい、非通知である。<br />
<span style="color: lime;"> b.</span>変な「間違い電話」が短期間に増える。<br />
<span style="color: lime;"> c.</span>不審者から「研究を止めろ」「全部わかっている」といった意味深な一言切り電話が入る。<br />
<span style="color: lime;"> d.</span>会話中に突然、「ピー・ピー・ガー・ガー」という怪音が割り込み、会話できなくなる。<br />
<span style="color: lime;"> e.</span>上記の事例において、会話不能後、双方が切らないのに唐突に切れる通信障害が起こる。<br />
<span style="color: lime;"> f .</span>会話中に相手の声が遠くなって聞こえなくなり、「ガサガサ・ゴソゴソ」という怪音で盗聴感を漂わす。<br />
<span style="color: lime;"> g.</span>上記の <span style="color: lime;">d.~ </span><span style="color: lime;">f .</span>の事例において、会話相手には怪音が全く聞こえず、無音状態に陥る。<br />
<span style="color: lime;"> h.</span>上記の現象は、電話通信ジャックと、耳管ではない脳直接通信による怪音の受信が同時に起こる。<br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">(B) 郵便物 (差出郵便物・受取郵便物)</span><br />
<span style="color: lime;"> a.</span>差し出した郵便物が相手に届かなかったり、配送中に紛失する。<br />
<span style="color: lime;"> b.</span>届く予定の郵便物が届かない。あるいは、配送中の紛失が起こる。<br />
<span style="color: lime;"> c.</span>上記の事例において、半年後に相手に届いたり、自分に配達される場合がある。<br />
<span style="color: lime;"> d.</span>上記の反対事例として、数時間で相手に届いたり、自分に配達される場合がある。<br />
<span style="color: lime;"> e.</span>上記の <span style="color: lime;">a.</span><span style="color: lime;">~ d</span><span style="color: lime;">.</span>の事例において、郵便局に問い合わせをしても全く事実確認できない。<br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">(C) 訪問者・怪奇現象 (自宅・近所)</span><br />
<span style="color: lime;"> a.</span>M I B(Men In Black = 黒服の男たち)との路上での遭遇または来訪がある。<br />
<span style="color: lime;"> b.</span>上記の事例において、自分以外誰も知らない「新聞記事の切り抜きを止めろ」といった恫喝をされる。<br />
<span style="color: lime;"> c.</span>昼間、300m以内の視界上空に無音のブラック・ヘリコプターが現れ、尾行・監視される。<br />
<span style="color: lime;"> d.</span>夜間、300m以内の視界上空にオレンジ色の灯火のごときUFOが現れ、尾行・監視される。<br />
<span style="color: lime;"> e.</span>上記の事例において、建物・木陰で一瞬見えなくなった後に別の方角に現れるか、消滅する。<br />
<span style="color: lime;"> f.</span>周囲の道路を通過する車・オートバイの騒音・爆音が増え、奇声・歌声も頻繁に耳にする。<br />
<span style="color: lime;"> g.</span>夜間、不審車の駐停車が増え始め、自分の外出と同時に不審車も不自然に動き始める。<br />
<span style="color: lime;"> h.</span>「ブーン」 「シュー」という電磁波音を耳管で、「音叉の反響音」と似たUFO音を脳直接通信で受信する。<br />
<span style="color: lime;"> i.</span>寝床の天井裏で、小動物かUMAが俊敏に飛び跳ねるような騒音が誰にも聞こえる。<br />
<span style="color: lime;"> j.</span>上記の事例において、寝床で眠りに落ちる直前になると現れるのは、小動物ではない。<br />
<span style="color: lime;"> k.</span>「バキッ!」 「ドンッ!」というラップ音が響き渡ったり、壁を「コン・コン」と継続的に叩く音がする。<br />
<span style="color: lime;"> l.</span>部屋の窓から外の夜景を眺めると、近隣の蛍光灯の複数が壊れて不気味に明滅している。<br />
<span style="color: lime;"> m. </span>工事や地震がなく、無風にもかかわらず、一部の扉や戸壁が「ガタガタ」と眼に見えて振動する。<br />
<span style="color: lime;"> n.</span>レーザー照射されたような断続的または継続的な低周波の雑音がAMラジオに頻繁に入る。<br />
<span style="color: lime;"> o.</span>上記の事例において、その時間・発信源・毎回の状況のタイミングを総合的に判断すると外部からではない。<br />
<span style="color: lime;"> p.</span>家屋内の扉・戸壁・ドアを完全に閉めたにもかかわらず、いつの間にか、半開き状態になる。<br />
<span style="color: lime;"> q.</span>半覚醒の意識状態、即ち、うたた寝の時に「恨めしや」といった悪霊の囁き声を耳にする。<br />
<span style="color: lime;"> r.</span>上記と同じ意識状態の時に、水面に水滴の落ちる「ピチョン」という音が聴こえる。<br />
<span style="color: lime;"> s.</span>「悪霊の臭い」と言われる硫黄や線香の臭いが、どこからともなく一時的に漂う。<br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">(D) 交通移動 (電車・飛行機・車)</span><br />
<span style="color: lime;"> a.</span>電車内で、不審者が自分に近寄って来て、自分に興味がある表情と仕草を示す。<br />
<span style="color: lime;"> b.</span>電車内または自宅付近の路上で、不審者によって写真を撮られる。<br />
<span style="color: lime;"> c.</span>電車内で、カルト信者が歩いて来て自分の前で立ち止まり、「手かざし」をして立ち去る。<br />
<span style="color: lime;"> d.</span>電車内の近隣者たちが、自分の頭の中で考えていたことをペラペラと話し始める。<br />
<span style="color: lime;"> e.</span>電車内・ホーム・路上で、生まれつきの重度の奇形者や身体障害者と頻繁に遭遇する。<br />
<span style="color: lime;"> f.</span>電車内・ホーム・路上で、「怪物」のように醜い顔をした若い年恰好の女性に遭遇して驚愕する。<br />
<span style="color: lime;"> g.</span>上記の事例において、「口裂け女」 「エレファント・マン」であるのに顔を覆い隠さない。<br />
<span style="color: lime;"> h.</span>上記の事例において、悪霊に幻覚を見せられたのか、実際にそうなのか、悪霊の物質化なのか判別できない。<br />
<span style="color: lime;"> i.</span>最寄駅で悲惨な人身事故が起き、電車が事件・事故で停止する事態に頻繁に遭遇する。<br />
<span style="color: lime;"> j.</span>飛行機の席に座り、窓を覗くと窓外側のホコリの上に「666」といった邪悪な書き込みがある。<br />
<span style="color: lime;"> k.</span>満員電車の中で、近隣に立つ中年女性が突然、意味もなく怒り出したり、体をぶつけてくる。<br />
<span style="color: lime;"> l.</span>上記の事例において、静かに注意をすると、ヒステリックにわめき出して止まらなくなる。<br />
<span style="color: lime;"> m.</span>出張先のホテルの室番号が、自分の「生年月日」や「車のナンバー」であったりする。<br />
<span style="color: lime;"> n.</span>車の運転中、交差点で停止する度に、前の車のナンバーが 不吉な「語呂合せ」となる。<br />
<span style="color: lime;"> o.</span>車の運転中、ガード・レールに垂直に乗り上げた事故車など、信じ難い交通事故を頻繁に目撃する。<br />
<span style="color: lime;"> p.</span>車の運転中、理解不能な妄想や精神錯乱状態に陥った暴力的なドライバーと頻繁に遭遇する。<br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">(E) オフィス (仕事・交渉)</span><br />
<span style="color: lime;"> a.</span>宅配員・探偵員・公安警察・カルト信者のような男性が、所在を確認しに来て、すぐに立ち去る。<br />
<span style="color: lime;"> b.</span>何者かによる真偽不明の告発電話を契機として、相互に疑心暗鬼と不信感を抱くようになる。<br />
<span style="color: lime;"> c.</span>裁判所・警察署・税務署・区役所・新聞社・官公庁・広告協会等の横暴な誤認行為に巻き込まれる。<br />
<span style="color: lime;"> d.</span>偶然、手にした書籍・雑誌を読むと、「正に自分のこと」が書いてある内容に驚かされる。<br />
<span style="color: lime;"> e.</span>未知現象に関する文書原稿やパソコンに保存したテキスト原稿が忽然と消える。<br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">(F ) 啓示 (御言葉・御使い・夢・幻・異象)</span><br />
<span style="color: purple;">『啓示の記録』</span>に記したので省略したい。 以上は、<span style="color: blue;">軽度の「心霊攻撃」の事例</span>であるが、<span style="color: blue;">重度の事例</span>に関しては<span style="color: purple;">『 クリスチャンの正しい回心のための聖書義解 8 』 </span>に記したように、2009年11月9日に全米で公開された<span style="color: purple;">映画 「フォース・カインド」(第4種接近遭遇)</span>を参照すべきだろう。 さて、以上の怪奇な<span style="color: blue;">「心霊攻撃」</span>が起きた物理的な電磁力学と霊的な理由を分析するとキリがないため、そろそろ、<span style="color: magenta;">「電磁波・ 集団ストーカー」</span> に関する<span style="color: magenta;">結論</span>に入りたい。 <br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">(2) 電磁波被害・集団ストーカー被害に関する結論</span><br />
<span style="color: red;">A.</span><span style="color: red;">「集団ストーカー」とは、悪魔・悪霊に</span><span style="color: red;">マインド・</span><span style="color: red;">コントロールされた人々の無意識的な行動の連鎖である</span><br />
<span style="color: red;"> 電磁波被害者・</span><span style="color: red;">集団ストーカー</span><span style="color: red;">被害者</span>の感ずる「電磁波」と「怪奇現象」は、悪魔・悪霊の「心霊攻撃」に他ならない。 ところが、<span style="color: red;">電磁波被害者・</span><span style="color: red;">集団ストーカー</span><span style="color: red;">被害者</span>は、悪魔・悪霊の「心霊攻撃」を受けていることに気付かない。 そして、ブラック・ヘリコプターとUFOを頻繁に目撃し、不快な怪奇現象に困惑している<span style="color: red;">電磁波被害者・</span><span style="color: red;">集団ストーカー</span><span style="color: red;">被害者</span>の行く先々で、<span style="color: red;">悪魔・悪霊に憑かれてマインド・コントロール状態にある人々</span>が、<span style="color: red;">電磁波被害者・</span><span style="color: red;">集団ストーカー</span><span style="color: red;">被害者</span>の否定的感情を増幅させる<span style="color: magenta;">非日常的で怪奇な「現実」</span>へと誘導してきた。 これこそが、得体の知れない悪意に満ちた<span style="color: red;">「集団ストーカー」</span>の真実だ。 つまり、<span style="color: red;">「集団ストーカー」とは、悪魔・悪霊にマインド・コントロールされた人々の無意識的な行動の連鎖である。</span> かくして、悪魔・悪霊は、<span style="color: red;">電磁波被害者・</span><span style="color: red;">集団ストーカー</span><span style="color: red;">被害者</span>の否定的感情を増幅させ、精神的に追い詰めて行き、夜毎に、その否定的感情エネルギーを吸収しながら、飛び降り自殺・凶悪殺人・交通事故などの流血の惨事へと誘導し、その血液中に合成された否定的生命エネルギーを吸収しようとする。 ちなみに、自殺率と精神病の罹病率の最も高い職業は、精神科の医師だ。 米国の精神科の医師は、米国の一般人の10倍の自殺率に及ぶ。 この理由は、精神科の医師が、その患者の治療中に悪魔・悪霊の「心霊攻撃」を受けて憑依される危険性が最も高いためであると考えられる。 この意味で、悪魔・悪霊の憑依は、<span style="color: magenta;">感染症</span>と類似した特性を持ち、<span style="color: lime;">免疫力</span>の低下した生体ほど<span style="color: magenta;">細菌</span>・<span style="color: magenta;">ウィルス</span>・<span style="color: magenta;">毒素</span>に感染し易い病理現象と似ている。 しかし、<span style="color: lime;">正しい信仰心</span>によって健全な精神・霊を保つ精神科の医師は、自己の<span style="color: lime;">精神・霊の周波数が高い</span>ため、悪魔・悪霊の「心霊攻撃」を無意識のうちに防御できる。 逆に、<span style="color: magenta;">無神論者・共産主義者・世俗主義者・邪宗教信仰者・人間中心主義者・科学万能主義者</span>である精神科の医師は、自己の<span style="color: magenta;">精神・霊の周波数が低い</span>ため、通常の診療施設内における悪魔・悪霊の「心霊攻撃」を無意識のうちに防御できず、自己の精神・霊の周波数と同調され、憑依されてしまう確率が高い。<br />
<br />
<span style="color: red;">B.日本社会における悪魔のマインド・コントロールの3階層(=精神→ 民族</span><span style="color: red;">→ </span><span style="color: red;">政治)</span><br />
『善と悪、天使と悪魔、「神の民」と「悪魔の民」の心霊戦争が行われている』・・・<span style="color: red;">「集団ストーカー」</span>とは、恨と反日の遺伝子を持つ日本人のフリした朝鮮人による<span style="color: magenta;">日本人に対するジェノサイド(大量殺戮)と家畜化</span>を最終目的とする、<span style="color: red;">悪魔のマインド・コントロールの実演システム</span>である。そして、ゴミの不法投棄・ストーカー等の組織犯罪を計画的に実行する組織は、下記の第1階層~第3階層に応じて複数存在する。なお、米国の国家最高機密を知るに至った第40代米国大統領(共和党政権)<span style="color: blue;">ロナルド・レーガン</span>(1911~2004、在任:1981~1989)は、1987年9月21日の国連演説で<span style="color: magenta;">『私は皆さんにお尋ねしたい。エイリアンのフォース(軍隊)は、すでに我々の中にいるのではないですか? 戦争や戦争の脅威など我々人類が自ら望むはずがありません』</span>と、悪魔・悪霊に憑依されて動かされる世界各国の政治家の<span style="color: magenta;">愚かさ</span>に警告を発した。例えば、第二次世界大戦中の大日本帝国の広島市・長崎市に原爆を投下したのは、共産主義者から成る米国の民主党政権を握った<span style="color: blue;">ルーズベルト</span>や<span style="color: blue;">トルーマン大統領</span>等の自称ユダヤ人=偽ユダヤたちであった。<a href="https://youtu.be/Ag44dRO8LEA">https://youtu.be/Ag44dRO8LEA</a>(0:29)<br />
<br />
<span style="color: magenta;">■第1階層=精神レベル</span>=悪魔サタン・ルシファー<span style="color: blue;">→</span> 悪霊の憑依した自称エイリアン(生物型ロボット)と悪人<span style="color: blue;">→</span> イルミナティ・フリーメーソン<span style="color: blue;">→</span> 無神論・唯物論の共産主義を普及する中国共産党を中心とするグローバリズム<span style="color: blue;">→ </span><br />
<span style="color: magenta;">■第2階層=民族レベル</span>=(1)「悪魔の民」である自称ユダヤ人の偽ユダヤ人=悪魔崇拝者の共産主義者<span style="color: blue;">→ </span>(2)中国共産党員の中国人<span style="color: blue;">→ </span>(3)北朝鮮・韓国の朝鮮人<span style="color: blue;">→</span> 自称日本人の偽日本人=通名を使う在日朝鮮人と日本国籍の朝鮮人<span style="color: blue;">→</span> 朝鮮人のパチンコ業界<span style="color: blue;">→ </span><br />
<span style="color: magenta;">■第3階層=政治レベル</span>=政権与党の有力な国会議員<span style="color: blue;">→</span> 内閣官房の公安警察と財務省<span style="color: blue;">→</span> 財界とマスコミ界<span style="color: blue;">→ </span>創価学会・統一教会・無数の反日団体・無数の偽日本人<span style="color: blue;">→</span> <span style="color: red;">集団ストーカー被害者の日本人</span><br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;">C.日本社会における</span><span style="color: red;">集団ストーカー</span><span style="color: red;">被害の解決方法</span><br />
<span style="color: red;"> </span><span style="color: red;">集団ストーカー</span><span style="color: red;">被害</span><span style="color: red;"><span style="color: black;">の</span></span>解決法は、反日の中国朝鮮とグローバリズムによる対日侵略を抑止する政治活動しかない。つまり、中国朝鮮の利益を追い求める野党に迎合せず、中国共産党と連携する公明党を政権から追い落とし、自民党の中にいる日本人のフリした反日帰化議員を選挙で落選させ、日本社会から邪悪な組織犯罪を撲滅することである。<br />
<span style="color: red;"><br /></span><span style="color: red;">D.</span><span style="color: red;">電磁波被害者・</span><span style="color: red;">集団ストーカー</span><span style="color: red;">被害者</span><span style="color: red;">の否定的感情エネルギーを</span><span style="color: red;">悪魔・悪霊が</span><span style="color: red;">吸収する方法</span><br />
『四次元世界に実在する悪魔・悪霊の頭数は、人類の人口73億人よりも多い』 と言われる。 無数の悪魔・悪霊が昼夜を問わず熱心に働いているわけだ。そして、真夜中になると、<span style="color: red;">電磁波被害者・</span><span style="color: red;">集団ストーカー</span><span style="color: red;">被害者</span>も眠たくなり、<span style="color: blue;">三次元世界の意識</span>が薄らいで、<span style="color: blue;">四次元世界と繋がる無意識</span>に落ち込んで行く。すると、悪魔・悪霊どもが、その否定的感情エネルギーを吸収するために、<span style="color: red;">電磁波被害者・</span><span style="color: red;">集団ストーカー</span><span style="color: red;">被害者</span>の寝ている<span style="color: blue;">真上または上空</span>に、人の眼には見えない様々な姿形で集まる。特に、午前2時~5時の間に人の否定的感情エネルギーの吸収活動を活発化させる。 <span style="color: magenta;">しかし、本編を理解した者は、悪魔・悪霊どもに打ち勝つことができる。 </span><br />
<span style="color: red;"><br /></span><span style="color: red;">E.</span><span style="color: red;">悪魔・悪霊の「心霊攻撃」から自己防衛</span><span style="color: red;">する方法</span><br />
<span style="color: red;"> 電磁波被害者・</span><span style="color: red;">集団ストーカー</span><span style="color: red;">被害者</span>の心身を悪魔・悪霊の<span style="color: magenta;">「心霊攻撃」</span>を防御するためには、悪魔・悪霊の忌み嫌うものを理解しておく必要がある。 特に、悪魔・悪霊が、霊的かつ <span style="color: blue;">電磁波的存在者</span>であり、その電磁波を使って引き起こす<span style="color: blue;">邪悪な心霊現象</span>に着目した場合、『悪魔・悪霊の<span style="color: magenta;">「心霊攻撃」</span>から自己防衛する上で<span style="color: magenta;"> 「プラズマ放電」</span>が最も効果的だ』 と断言できる。 具体的には、天井の<span style="color: magenta;">蛍光灯(3本)</span>を点けたまま寝ることである。 あるいは、卓上型の<span style="color: magenta;">蛍光灯(5台)</span>を天井と自己を照射するように置いても構わない。 次に、<span style="color: magenta;">空気清浄器</span>を使って寝るとよいだろう。 こうして睡眠をとると、悪魔・悪霊は、<span style="color: red;">電磁波被害者・</span><span style="color: red;">集団ストーカー</span><span style="color: red;">被害者</span>の否定的感情エネルギーを吸収できなくなるため、<span style="color: purple;">1週間~1ヶ月間</span>もすると、あきらめて去り、その<span style="color: magenta;">「心霊攻撃」</span>は止むはずだ。 即ち、不快な電磁波の音が止み、寝室の天井裏で蠢くUMAが消え、夜空にUFOの灯火を目撃することはなく、余計なトラブルに巻き込まれず、心身の不可解な疾患が癒され、その他、<span style="color: purple;">非日常的で怪奇な「現実」</span>から解放される。 なお、<span style="color: magenta;">空気清浄器</span>は無くても構わないが、<span style="color: magenta;">蛍光灯(3本)</span>は必須アイテムであり、<span style="color: magenta;">それ</span>を覆うプラスチックのカバーを取り外して使うとパワフルな効果がある。 最初のうちは、まぶしくて眠ることができないため、心身が慣れるまでの間、必ずアイ・マスクを着用して寝る。 実施初日から不快な怪奇現象の急減を実感するため、<span style="color: blue;">晴れ晴れとした爽快感</span>を味わうことができる。 一方の悪魔・悪霊は、人の否定的感情エネルギーを吸収できずに3日間を経過すると、弱体化し、その発信電磁波の音は 「===・・・===・・・」 という具合に途切れ途切れになる。 他の人の否定的感情エネルギーも吸収できないと消滅する。 但し、<span style="color: magenta;">蛍光灯</span>ではない <span style="color: purple;">白熱電球・ ハロゲンガスランプ・ HIDランプ(メタルハライドランプ・ ナトリウムランプ・ 水銀灯)・ LEDランプ </span>では強い<span style="color: blue;">効果がない</span>し、次世代型の<span style="color: purple;">有機EL</span>(有機エレクトロ・ルミネッセンス)のランプに関しては、未だに普及していないため、<span style="color: blue;">効果不明</span>だ。 また、自己の精神的な進化向上の道に間違いや怠惰があると、新たに別の悪魔・悪霊の<span style="color: magenta;">「心霊攻撃」</span>を被る危険性が高いので注意を要する。<br />
<br />
<span style="color: red;">F.</span><span style="color: red;">悪魔・悪霊による人に対する攻撃</span><span style="color: red;">方法と、それに対する人の防御方法を教えてくれた聖霊</span><br />
悪魔・悪霊による人の否定的感情エネルギーの夜毎の吸収方法と、悪魔・悪霊に対する<span style="color: magenta;"> 「プラズマ放電」</span>による自己防衛の方法は、本編が<span style="color: blue;">世界初公開</span>である。 これを可能にしたのは、長年にわたる<span style="color: blue;">真理の探究心</span>であるが、何よりも、神である主<span style="color: blue;">イエス・キリスト</span>のお導きによる。 即ち、<span style="color: blue;">聖霊</span>が教えてくれたと感ずる。 従って、悪魔・悪霊の働きから自己防衛する方法を教えてくれた『聖書』の神に深く感謝し、神を賛美せずにはいられない。<br />
<span style="color: red;"><br /></span><span style="color: red;">G.</span><span style="color: red;">悪魔・悪霊の忌み嫌うもの</span><br />
<span style="color: red;">3.</span><span style="color: red;">(2) 電磁波の基礎知識</span>を深く理解すれば分かることであるが、<span style="color: magenta;">人の心</span>も<span style="color: purple;">電磁波</span>である。だから、「聖霊・天使」と「悪魔・悪霊」と同じように、<span style="color: magenta;">人の心</span>は<span style="color: purple;">心霊現象</span>を含む未知なる<span style="color: purple;">物理現象</span>を引き起こせることになる。 さて、悪魔・悪霊の「心霊攻撃」から自己の心身を防御する上で日常の<span style="color: magenta;">蛍光灯</span>が最も有用であるが、<span style="color: magenta;">『聖書』を高く掲げ、『消え失せろ!』 と命じてから「詩篇」などを発声朗読すること</span>にも強力な撃退作用がある。 悪霊に憑かれた人々の中には、<span style="color: magenta;">『聖書』</span>を恐れて さわれない者もいた。 この他に役立つ<span style="color: purple;">物理現象</span>と<span style="color: purple;">元素</span>を列挙すると、次のようになる。・・・・・ <span style="color: purple;">放射線( 宇宙線 > ガンマ線 > X線 )、 プラズマ、 太陽の光、 太陽風、 地球の電離層、 オーロラ現象、 稲妻の雷光</span><span style="color: blue;">※1</span><span style="color: purple;">、 核融合反応、 放電現象、 蛍光灯、 プラズマテレビ、 空気清浄器、 モーターの回転エネルギー(波動と粒子)、 火打石の火花、 ライターの火花、 タバコの火と煙、 囲炉裏・暖炉の火と煙、 ガスの火炎、 塩、 塩素、 酢(ヴィネガー)、 酢酸、 乳香(フランキンセンス)などの殺菌消毒用の芳香剤、 殺菌力が強く免疫力を高める生ニンニク、 讃美歌、 悪魔・悪霊の低周波帯400Hz台を破砕する宇宙自然と共振する432Hz音楽、 500Hz~6KHzの口笛、 </span><span style="color: purple;">電波(通信用の電磁波)を遮断するアルミホイル(</span><span style="color: purple;">アルミニウム</span><span style="color: blue;">※2 </span><span style="color: purple;">から成る</span><span style="color: purple;">)、 </span><span style="color: purple;">人の愛・正義・平安・清浄・美徳・自由・調和の心</span><br />
<span style="color: blue;">※1 </span>ロズウェル事件(<span style="color: orange;">1947年7月4日</span>)のUFOは、「落雷」(=放電現象)で墜落したという。<br />
<span style="color: blue;">※2 </span>アルミニウムは、土壌のリン酸と結合して「塩」をつくる。<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">5.悪魔・悪霊を祓い清める神の御業に関する聖句</span><br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ 4:24</span><br />
『イエスのうわさはシリヤ全体に広まった。 それで人々は、さまざまな病気や痛みに苦しむ病人、<span style="color: magenta;">悪霊</span>につかれた人、てんかんの人、中風の人などをみな、みもとに連れて来た。 イエスは彼らをいやされた。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ 8:16</span><br />
『夕方になると、人々は<span style="color: magenta;">悪霊</span>につかれた者を大ぜい、みもとに連れて来た。 そこで、イエスはみことばをもって<span style="color: magenta;">霊</span><span style="color: magenta;">ども</span>を追い出し、また病気の人々をみないやされた。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ 8:28-32</span><br />
『それから、向こう岸のガダラ人の地にお着きになると、<span style="color: magenta;">悪霊</span>につかれた人がふたり墓から出て来て、イエスに出会った。 彼らはひどく狂暴で、だれもその道を通れないほどであった。 ・・・ <span style="color: magenta;">悪霊ども</span>はイエスに願ってこう言った。 「もし<span style="color: magenta;">私たち</span>を追い出そうとされるのでしたら、どうか豚の群れの中にやってください。」 イエスは<span style="color: magenta;">彼ら</span>に「行け。」と言われた。 すると、<span style="color: magenta;">彼ら</span>は出て行って豚に入った。 すると、見よ。 その群れ全体がどっと崖から湖へ駆け降りて行って、水におぼれて死んだ。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ 9:32-33</span><br />
『この人たち(2人の元盲人)が出て行くと、見よ、<span style="color: magenta;">悪霊</span>につかれて口のきけない人が、みもとに連れて来られた。 <span style="color: magenta;">悪霊</span>が追い出されると、その人はものを言った。 群衆は驚いて、「こんなことは、イスラエルでいまだかつて見たことがない」と言った。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ 10: 1</span><br />
『イエスは十二弟子を呼び寄せて、<span style="color: magenta;">汚れた霊ども</span>を制する権威をお授けになった。 <span style="color: magenta;">霊ども</span>を追い出し、あらゆる病気、あらゆる わずらいを直すためであった。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ 10: 8 </span><br />
『(イエスは十二使徒に命じられた。) 病人をいやし、死人を生き返らせ、ツァラアト(らい病・ハンセン病)に冒された者をきよめ、<span style="color: magenta;">悪霊</span>を追い出しなさい。 あなたがたは、ただで受けたのだから、ただで与えなさい。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ 12:22</span><br />
『そのとき、<span style="color: magenta;">悪霊</span>につかれて、目も見えず、口もきけない人が連れて来られた。 イエスが彼をいやされたので、その人はものを言い、目も見えるようになった。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ 17:18</span><br />
『そして、イエスがその子(てんかんの男の子)をおしかりになると、<span style="color: magenta;">悪霊</span>は彼から出て行き、その子はその時から直った。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">マルコ 5:1-15</span><br />
『・・・ イエスのところに来て、<span style="color: magenta;">悪霊</span>につかれていた人、すなわち<span style="color: magenta;">レギオン</span>(大勢の悪霊の集団名)を宿していた人(元狂人)が、着物を着て、正気に返ってすわっているのを見て、(イエスの悪霊祓いを見ていた人々は、その力に驚嘆して)恐ろしくなった。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">マルコ 6:13</span><br />
『(イエスの十二弟子は)<span style="color: magenta;">悪霊</span>を多く追い出し、大ぜいの病人に油を塗っていやした。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">マルコ 7:26-30</span><br />
『(イエスの足元にひれ伏した)この女はギリシヤ人で、スロ・フェニキヤの生まれであった。 そして、自分の娘から<span style="color: magenta;">悪霊</span>を追い出してくださるようにイエスに願い続けた。・・・ そこでイエスは言われた。 「そうまで言うのですか。それなら家にお帰りなさい。 <span style="color: magenta;">悪霊</span>はあなたの娘から出て行きました。」 女が家に帰ってみると、その子は床の上に伏せっており、<span style="color: magenta;">悪霊</span>はもう出ていた。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ルカ 8:35-36</span><br />
『人々が、この出来事(<span style="color: magenta;">大勢の悪霊レギオン</span>が豚に取り憑き、崖から転落して水死した出来事)を見に来て、イエスのそばに来たところ、イエスの足もとに、<span style="color: magenta;">悪霊</span>の去った男(元狂人)が着物を着て、正気に返って、すわっていた。人々は恐ろしくなった。 目撃者たちは、<span style="color: magenta;">悪霊</span>につかれていた人の救われた次第を、その人々に知らせた。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ルカ 9: 1</span><br />
『イエスは、十二人を呼び集めて、彼らに、すべての<span style="color: magenta;">悪霊</span>を追い出し、病気を直すための、力と権威とをお授けになった。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ルカ 10:17-20</span><br />
『さて、(イエスの弟子の)七十人が喜んで帰って来て、こう言った。 「主よ。 あなたの御名を使うと、<span style="color: magenta;">悪霊ども</span>でさえ、私たちに服従します。」 ・・・ だがしかし、<span style="color: magenta;">悪霊ども</span>があなたがたに服従するからといって、喜んではなりません。 ただ あなたがたの名が天に書きしるされていることを喜びなさい。」 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ルカ 11:14</span><br />
『イエスは<span style="color: magenta;">悪霊</span>、それも口をきけなくする<span style="color: magenta;">悪霊</span>を追い出しておられた。 <span style="color: magenta;">悪霊</span>が出て行くと、口がきけなかった者がものを言い始めたので、群衆は驚いた。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ルカ 11:20</span><br />
『(<span style="color: magenta;">悪魔ベルゼブブ</span>は仲間の<span style="color: magenta;">悪霊</span>を退治しない。 人から<span style="color: magenta;">悪霊</span>を一時的に追い出しても、その<span style="color: magenta;">悪霊</span>が<span style="color: magenta;">大勢の仲間</span>を引き連れて再び取り憑くため、その人の状態は以前よりも悪化する。) しかし、わたし(イエス)が、神の指によって<span style="color: magenta;">悪霊ども</span>を追い出しているのなら、神の国はあなたがた(群衆)に来ているのです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ルカ 13:32-33</span><br />
『イエスは(説教中の会堂からヘロデの名の下に自分を追い出そうとしたパリサイ人に)言われた。 「行って、あの狐(領主ヘロデ・アンティパス)にこう言いなさい。 [ よく見なさい。わたしは、きょうと、あすとは、<span style="color: magenta;">悪霊ども</span>を追い出し、病人をいやし、三日目に全うされます。 だが、わたしは、きょうもあすも次の日も進んで行かなければなりません。 なぜなら、預言者がエルサレム以外の所で死ぬことはありえないからです。] ・・・ 』 (「私は神の御計画に基づく伝道を続けます。 そして、エルサレムで万人を霊的に救済する贖罪死を果たしてから三日目に復活します」 という預言)<br />
<br />
<span style="color: blue;">使徒 19:12</span><br />
『(使徒パウロが)パウロの身に着けている手ぬぐいや前掛けをはずして病人に当てると、その病気は去り、<span style="color: magenta;">悪霊</span>は出て行った。』<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">【 結 言 】</span><br />
<span style="color: blue;">電磁波被害・集団ストーカー被害という精神的かつ社会的な問題は、物理的な</span><span style="color: purple;">電磁力学</span><span style="color: blue;">と 宗教的な</span><span style="color: purple;">心霊現象</span><span style="color: blue;">かつ</span><span style="color: purple;">UFO現象</span><span style="color: blue;">の両面からアプローチしなければ、合理的に解決できない問題である。 しかも、</span><span style="color: purple;">実在する悪魔・悪霊の働き</span><span style="color: blue;">について、科学者・医師・被害者・その他の当事者の誰もが全く認識していないのであるから、電磁波被害者・</span><span style="color: blue;">集団ストーカー被害者</span><span style="color: blue;">の苦悩と日本社会の混乱は、これからも続くのかもしれない。 本編が電磁波被害者・</span><span style="color: blue;">集団ストーカー被害者</span><span style="color: blue;">の救済の一助となれば幸いである。</span><br />
<br />
<br />
<span style="color: blue;"><br /></span><span style="color: blue;">公開2015(平成27)年10月18日(日)06:22</span><br />
<span style="color: blue;">saintsfellowship@outlook.com 聖書伝道会</span><br />
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<br />聖書伝道会http://www.blogger.com/profile/05753520114248036385noreply@blogger.com4tag:blogger.com,1999:blog-2059390697110644034.post-53932424123856132622015-04-16T05:22:00.000+09:002019-04-22T10:19:05.350+09:00『 日ユ同祖論 』<br />
<span style="color: purple;">序 言 - </span><span style="color: red;">真相解明の鍵は『聖書』にあり </span><span style="color: purple;">-</span><br />
<span style="color: red;"><br /></span>
本編は、『聖書』の教理と祭儀に基づいた<span style="color: red;">日ユ同祖論</span>研究に重心を置き、歴史学・考古学・言語学といった科学諸分野の研究成果を踏まえつつ、<span style="color: red;">日ユ同祖論</span>の<span style="color: magenta;">全体像</span>を世界で最初に解明した啓蒙書であり、<span style="color: red;">日ユ同祖論</span>の真偽正邪の判断を保留してきた<span style="color: blue;">信士な日本人</span>を対象とする。 従来の<span style="color: red;">日ユ同祖論</span>は、神社伝承を研究した民俗学にせよ、出土した銅鐸などを研究した考古学にせよ、あまりにも部分的で専門的であるが故に、部分的な<span style="color: red;">真理</span>に留まるか、あるいは、却って、<span style="color: red;">真理</span>から逸れ、錯誤に陥った仮説に過ぎなかった。 例えば、『銅鐸は、古代の祭祀に用いた楽器である』 という錯誤が、未だに考古学会の定説となっている。 このように、物事の事実と真相に基づく<span style="color: red;">真理</span>から逸れ、錯誤に陥る原因は、研究者自身が、先入観・偏見・利権に囚われているためである。 <br />
<br />
さて、今日から1942年前の<span style="color: orange;">73年</span><span style="color: magenta;">4月16日</span>、<span style="color: blue;">マサダ要塞</span>に約3年間籠城した<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>960名の集団自決をもって、ローマ帝国と<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の戦争である <span style="color: red;">「ユダヤ戦争」</span>(66~73)は終結した。 <span style="color: red;">「ユダヤ戦争」</span>(66~73)において、当時のユダヤ人口の3分の1である約100万人の餓死・戦死者を出した後、祖国無き「流浪の民」となった約200万人の<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の悲願は、ユダヤ国家の樹立と聖都エルサレムの再建であったが、日本国における聖都エルサレムの再建に他ならない平安京遷都(794)の成った旧暦 <span style="color: blue;">※1 </span>の11月8日は、新暦の<span style="color: magenta;">4月16日</span>に相当する。 つまり、本編の投稿日 <span style="color: orange;">2015年</span><span style="color: magenta;">4月16日</span>は、<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の集団自決の日であると同時に平安京遷都の日でもある。 この<span style="color: magenta;">奇遇</span>によって気づかされたことは、『死と生、敗北と勝利、絶望と希望、公然と秘密、既知と未知、過去と未来、<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>と日本人・・・ という <span style="color: red;">相反しながら相補性を有する法則</span>を一般公開する上で、霊的に相応しい日だった』 ということだ。<br />
<br />
なお、<span style="color: red;">相反・相補性の法則</span>とは、例えば、「過去と未来」は、現在から見ると、時間のベクトルは<span style="color: red;">相反</span>している。 しかし、同時に、『過去を知ることによって従前とは異なる新しい未来が開かれる。また、未来の進歩した精神文化と物質文明は、過去の新事実を発見するようになる』 という意味で<span style="color: red;">相補性</span>を有している。 また、「バビロン捕囚後の<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>と日本人」は、世界史の中における民族の状態と役割が<span style="color: red;">相反</span>してきた。 しかし、同時に、<span style="color: red;">相補性</span>を有してきた。 例えば、<span style="color: blue;">「ヴェニスの商人」※2</span>のごとき<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>が<span style="color: orange;">1948年</span>に<span style="color: blue;">イスラエル共和国</span>を樹立して武人と化した時、武士道を血肉とした日本人の<span style="color: blue;">大日本帝国</span>は終戦を迎え、<span style="color: purple;">連合国GHQの占領下(1945~1952)</span>において国家を解体され、日本人が経済重視の商人と化したように<span style="color: red;">相反</span>している。 しかし、同時に、GHQ民政局次長 <span style="color: blue;">チャールズ・ケーディス</span>(1906~1996)による<span style="color: magenta;">「日本国憲法」</span><span style="color: blue;"> ※3 </span>の起草に見られるごとく、連合国側にいた<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>が日本人に絶大な影響を及ぼすという<span style="color: red;">相補性</span>を有している。 これらを指して、「日本人と<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の関係に見られる<span style="color: red;">相反・相補</span><span style="color: red;">性</span><span style="color: red;">の法則</span>」と呼ぶが、この<span style="color: red;">相反・相補</span><span style="color: red;">性</span><span style="color: red;">の法則</span>こそが、<span style="color: red;">日ユ同祖論</span>の受容を困難なものにしてきた。 つまり、<span style="color: red;">日ユ同祖論</span>を研究する日本人の誰もが、『日本人と<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>には文化的な共通点が多いが、その歴史と言動には180度の違いがある』 という第一印象を抱くからだ。 しかし、『聖書』の教理と祭儀、即ち、『聖書』の<span style="color: red;">神の御意</span>を判断基準とする限り、『<span style="color: red;">日ユ同祖論</span>は、客観的に検証可能な<span style="color: red;">真理</span>』 である。 そして、<span style="color: red;">真理</span>とは、次の<span style="color: blue;">(1)</span>~<span style="color: blue;">(3)</span>のいずれかに該当する理論をいう。<br />
<span style="color: blue;"> (1)</span> 真理を認識する知性としての観念と実在とが一致した理論<br />
<span style="color: blue;"> (2) </span>観念が観念体系の中において論理的に一貫した整合性をもつ理論<br />
<span style="color: blue;"> (3) </span>仮説が事実によって検証された理論<br />
<br />
冒頭で、日本人の古代史の真相を要約しておくと、<span style="color: purple;">『 イエス・キリストを否定し続ける頑固なユダヤ人の悲願であるユダヤ国家の樹立と聖都エルサレムの再建は、</span><span style="color: purple;">平安京遷都(794)以降、</span><span style="color: purple;">日本国の天皇を中心とする文化と制度となって成就した。 それにもかかわらず、</span><span style="color: red;">「大化の改新」</span><span style="color: purple;">(645)の時に古代史の真実を封印したことによって</span><span style="color: magenta;">皇室</span><span style="color: magenta;">(天皇・皇族・宮家)</span><span style="color: purple;">の絶大な政治権力を</span><span style="color: magenta;">我が物</span><span style="color: purple;">としてきた</span><span style="color: blue;">藤原鎌足</span><span style="color: purple;">(614~669)の末裔の</span><span style="color: blue;">藤原氏</span><span style="color: purple;">は、その</span><span style="color: red;">ユダヤ教</span><span style="color: purple;">の</span><span style="color: red;">タルムード</span><span style="color: purple;">に基づく</span><span style="color: red;">宗教政策</span><span style="color: purple;">を原因として、日本人のアイデンティティーである明確な信仰と出自を、はるか歴史の彼方に忘却させるに至った</span><span style="color: purple;">』 </span>となる。 <br />
<br />
本編の結論は、『 <span style="color: red;">「ユダヤ戦争」</span>(66~73)の最終章として、<span style="color: orange;">73年</span><span style="color: magenta;">4月16日</span>に集団自決した、<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>全体からすれば極少数の<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>とは全く違う別の道を選択した大多数の<span style="color: purple;">ユダヤ人</span><span style="color: blue;">※4 </span>がいた。 つまり、イエス・キリストを否定した<span style="color: blue;">自称ユダヤ人</span>を含む<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>は、ローマ帝国の政治権力に迎合して、その帝都ローマに向かい、<span style="color: blue;">コンスタンティヌス</span>帝(在位:306~337年)の<span style="color: orange;">313年</span>の<span style="color: purple;">「ミラノ勅令」</span>によるキリスト教の公認時までに非公然組織の<span style="color: magenta;">ユダヤ教の秘密結社</span>と 公然組織の<span style="color: magenta;">ローマ・カトリック教会</span>を築いた。 また、原始キリスト教徒の<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>を筆頭とする諸民族は、ローマ帝国の圧政を逃れ、啓示された「約束の地」である日本列島に向かい、その弥生時代末期の<span style="color: orange;">150~250年頃</span>に古代豪族連合を形成し、<span style="color: purple;">祭政分離</span>を原則とする<span style="color: magenta;">大和朝廷</span>を築いた。 さらに、ローマ帝国の政治権力に迎合することなく、シルクロード交易を行う東方諸国に向かった別のユダヤ教徒の<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>は、原始キリスト教徒の<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の行程をたどる形で古代朝鮮半島の百済に<span style="color: orange;">400~500年頃</span>に寄留を始めた。 神に呪われた百済系のユダヤ教徒の<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>は、<span style="color: magenta;">大和朝廷</span>の統治する日本列島に政治勢力を確立した後に野蛮な<span style="color: red;">「大化の改新」</span><span style="color: purple;">(645)</span>を断行し、<span style="color: magenta;">大和朝廷</span>を簒奪した』 という内容である。 このような本編を、ローマ帝国の強大な軍隊から逃げることなく戦い続け、<span style="color: blue;">マサダ要塞</span>の中で集団自決した同胞の<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>に捧げる。<br />
<br />
<span style="color: blue;"><span style="color: blue;">※1</span><span style="color: purple;"> 旧暦</span><span style="color: purple;">(太陰太陽暦)</span><span style="color: black;">は月の満ち欠けを基準とする暦であり、</span><span style="color: purple;">ユダヤ暦</span><span style="color: black;">と同じである。 </span><span style="color: purple;">新暦(グレゴリオ暦)</span><span style="color: black;">は太陽の軌道を周る地球の公転を基準とする暦であり、日本国は1872(明治5)年に</span><span style="color: purple;">新暦(グレゴリオ暦)</span><span style="color: black;">に移行した。</span></span><br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">※2 「ヴェニスの商人」</span>は、英国の劇作家 <span style="color: blue;">ウィリアム・シェークスピア</span>(1564~1616)の戯曲。 「ヴェニス」は、イタリヤ北東部の都市「ヴェネツィア」(ベネチア)の英語名。 強欲な<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の金貸し<span style="color: blue;">シャイロック</span> が登場する。 戯曲の舞台となったヴェネツィアは、黒人系の<span style="color: magenta;">フェニキア人</span>の末裔である<span style="color: blue;">自称ユダヤ人</span><span style="color: magenta;">「黒い貴族」</span>の本拠地であった。 なお、<span style="color: blue;">自称ユダヤ人</span>の本拠地は、「ツロ(ティルス)・シドン・カルタゴ= エルサレム・サマリヤ<span style="color: red;">→ </span>バビロン捕囚<span style="color: red;">→ </span>(メドペルシャ<span style="color: red;">→ </span>ギリシャ)<span style="color: red;">→</span> ローマ<span style="color: red;">→</span> ヴェネツィア<span style="color: red;">→</span> スイス<span style="color: red;">→</span> オランダ<span style="color: red;">→</span> ロンドン・シティ= 米国 」 へと変遷してきた。<br />
<br />
<span style="color: blue;"></span>
<span style="color: blue;">※3 </span><span style="color: magenta;">「日本国憲法」</span>(施行1947)は、日本国の戦力不保持と在日米軍基地の設置をワンセットで考えた<span style="color: blue;">昭和天皇</span>(1901~1989)の御意<span style="color: orange;">-官報1946(昭和21)年3月6日付-</span>に沿った「戦力不保持を受諾する旨」の<span style="color: magenta;">密勅</span>を受けた、元外務大臣の首相 <span style="color: blue;">幣原喜重郎</span>(1872~1951)と GHQ最高司令官 <span style="color: blue;">ダグラス・マッカーサー</span>(1880~1964)との間の合意内容を土台として、GHQ民政局次長 <span style="color: blue;">チャールズ・ケーディス</span>(1906~1996)により起草された。 <span style="color: blue;">ケーディス</span>の起草案は、<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の抱く理想社会を成文化したドイツの<span style="color: magenta;">「ワイマール憲法」</span>(施行1919)の丸写しであった。 なお、『君子、豹変す』 という諺を地で行った<span style="color: blue;">昭和天皇</span>は、敗戦直前に自らの過ちを改め、その政治姿勢を反転一新した。 しかし、戦争による国民の犠牲と国家の破壊が余りにも大きすぎたのであり、『天皇の資質を鑑みる限り、<span style="color: blue;">大正天皇</span>(1879~1926)の第二皇子 <span style="color: blue;">秩父宮 雍仁親王</span>(1902~1953、やすひとしんのう)の方が格段に優れており、当時の大日本帝国の臣民に相応しかった。 そもそも、神の御意を忖度(そんたく)しない世俗社会の政治権力と陸海軍の統帥権を、神聖であるべき<span style="color: blue;">昭和天皇</span>に集約した大日本帝国の政治体制自体が、精神文化的な矛盾・過ち・災いの根本原因だった。 だから、矛盾・過ち・災いの根本原因が除去され、物事の真理を達観された戦後の<span style="color: blue;">昭和天皇</span>の御代でこそ、日本国の急発展が見られたが、元来の天皇であれば戦前の二二六事件(1936)の時に、その決起趣意を汲み、政治体制を刷新していたはずだ。 今後は憲法9条(戦争放棄・ 戦力不保持・ 交戦権否定) を改正して通常の主権国家を目指すべきだ』 と悔やむ声が多い。 なぜなら、日本国の主権・国民・領土を守るため、邪悪な中国・北朝鮮・韓国による直接侵略と間接侵略を打ち滅ぼし、世界史における真理と正義の作用を実証しなければならないからだ。<br />
<div>
<br /></div>
<span style="color: blue;">※4 </span><span style="color: red;">「ユダヤ戦争」</span>(66~73)の時期のユダヤ人の人口は、約300万人と推定される。 このうち、イスラエルの土地に居た人口は、100万人以下である。 残りの約200万人は、近隣の中東諸国とシルクロード交易を行う東方諸国に居た。 イスラエルに侵攻して包囲したローマ帝国の軍隊は、ローマ皇帝<span style="color: blue;">ネロ</span>(37~68、在位:54~68)の自害という政変により、<span style="color: orange;">68年</span>に一時的に撤退した。 この時、原始キリスト教徒のユダヤ人は、イエス・キリスト在世時の預言に従ってペラ(現ヨルダン溪谷ペラ遺跡)に集団移住した。 一方、ユダヤ教徒のユダヤ人は、『ローマ帝国と戦って自由を勝ち得た』と考え、戦勝記念硬貨を鋳造した。 しかし、ローマ帝国の軍隊は、<span style="color: orange;">70年</span>になるとイスラエルの土地に再び侵攻し、<span style="color: purple;">エルサレム攻囲戦</span>(<span style="color: orange;">70~73</span>)において約100万人の<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>を餓死・戦死に追いみ、神殿を跡形もなく破壊した。 この戦争後、ローマ帝国の帝都ローマに向かったユダヤ教徒の<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の人口は、約100万人であり、また、日本列島の在る極東地域に向かった原始キリスト教徒の<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>とユダヤ教徒の<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の人口の合計は、約100万人であったと推定される。<br />
<br />
<br />
<div>
<br />
<span style="color: red;">【 1 】 </span><span style="color: red;">日ユ同祖論の全体像</span></div>
<span style="color: purple;"><br /></span>
<span style="color: purple;">(1) 日ユ同祖論とは何か?</span><br />
<span style="color: purple;">A.日ユ同祖論の概要</span><br />
<span style="color: red;">日ユ同祖論</span>とは、日本人と<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>は同一の祖先を持つ兄弟民族であるという理論だ。 そして、<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の暮らす欧米諸国との交易と交流が濃密になった江戸時代末期以来、日本国内外の<span style="color: red;">日ユ同祖論者</span>たちは、<span style="color: orange;">紀元前660年</span>の<span style="color: purple;">神武天皇</span>の日本建国に遡る古代日本語とヘブライ語の同一性や、日本人と<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の文化的な類似性を指摘してきた。 例えば、<span style="color: purple;">神武天皇</span>の本来の和風諡号は、『古事記』(712)の<span style="color: purple;">「神倭伊波禮琵古命」</span>、『日本書紀』(720)の<span style="color: purple;">「神日本磐余彦尊」</span>であり、<span style="color: purple;">「カムヤマトイワレビコノミコト」</span>と読むが、この意味を日本語で理解することはできない。 しかし、ヘブライ語の<span style="color: purple;">「ヤマト」</span>とは<span style="color: purple;">「神の民」</span>という意味であり、ヘブライ語の<span style="color: purple;">「カム・ヤマト・イワレ・ビコノ・ミガッド」</span>とは、<span style="color: purple;">「国・神の民・ヘブライ人・初代の・栄光ある王」</span>となり、<span style="color: purple;">「神の民であるヘブライ人の栄光ある初代国王」 </span>という意味のある尊称として理解できる。 なお、この他の解説は、『<span style="color: red;">日ユ同祖論</span>を長年にわたって研究してきた信士な日本人にとって 時間の無駄である』 と想うので省略したい。<br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: purple;">B.日ユ同祖論の始源</span><br />
<span style="color: red;">日ユ同祖論</span>の始源は、想像する以上に古く、<span style="color: magenta;">「黄金の国 ジパング」</span>の記述で有名な<span style="color: purple;">『東方見聞録』</span>の著者であるヴェネツィア共和国(697~1797)の冒険家 <span style="color: blue;">マルコ・ポーロ</span>(1254~1324)の時代を遥かに飛び越え、『旧約聖書』の<span style="color: blue;">「イザヤ書」</span>を記した南朝ユダ王国の<span style="color: blue;">イザヤ</span>が、預言者としての<span style="color: magenta;">召命</span>を「神」から受けた<span style="color: orange;">紀元</span><span style="color: orange;">前740年</span>に遡る。 なぜなら、<span style="color: blue;">「イザヤ書」</span>の中に<span style="color: magenta;">日本列島</span>を指し示す<span style="color: blue;">聖句※ </span>が散見されると共に、預言者としての<span style="color: magenta;">召命</span>や 夢などによる様々な<span style="color: magenta;">啓示</span>の降下という<span style="color: magenta;">未知現象</span>の作用を考慮した場合、『<span style="color: red;">日ユ同祖論</span>または<span style="color: magenta;">日本列島</span>に関する<span style="color: red;">伝承</span>が、太古から連綿と続いていた』 と考えられるからだ。 また、<span style="color: red;">日ユ同祖論</span>を裏付ける聖句は、<span style="color: blue;">「イザヤ書」 </span>以外にも多々ある。従って、『<span style="color: purple;">神武天皇</span>は、<span style="color: magenta;">日本列島</span>に関する諸情報を十分に把握した上で、<span style="color: orange;">紀元前660年</span>に日本建国を果たした』 と言えよう。 <br />
<span style="color: blue;">※ 「イザヤ書」</span> <span style="color: blue;">11:10</span> 「エッサイ(ダヴィデ大王の父)の根」、<span style="color: blue;">11:11</span> 「海の島々」、<span style="color: blue;">11:12 </span>「散らされた者」と「地の四隅」、<span style="color: blue;">11:13</span> 「ユダとエフライム」、<span style="color: blue;">11:16</span> 「御民の残りの者」、<span style="color: blue;">24:15</span> 「東の国々」(東の島国)と「海の島々」、<span style="color: blue;">24:16</span> 「地の果て」、<span style="color: blue;">40:15</span> 「島々」、<span style="color: blue;">41: 1 </span>「島々」、<span style="color: blue;">41: 5</span> 「島々」と「地の果て」、<span style="color: blue;">41: 9</span> 「地の果て」と「地のはるかな所」、<span style="color: blue;">42: 4</span> 「島々」、<span style="color: blue;">42:10</span> 「地の果て」と「島々とそこに住む者」、<span style="color: blue;">42:12</span> 「島々」、<span style="color: blue;">49: 1 </span>「島々」と「遠い国々の民」、<span style="color: blue;">49:12</span> 「シニム(シン=中国大陸)の地」、<span style="color: blue;">51: 5</span> 「島々」、<span style="color: blue;">59:18</span> 「島々」、<span style="color: blue;">59:19 </span>「日の上るほう」、<span style="color: blue;">60: 9</span>「島々」と「タルシシュの船」、<span style="color: blue;">66:19</span> 「遠い島々」 <br />
<br />
<br />
<span style="color: purple;">(2) 日ユ同祖論の帰結である「主の日」</span><br />
<span style="color: purple;">A.日ユ同祖論に関する科学的研究の必要性</span><br />
日本人と<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の<span style="color: blue;">(A)</span>言語学的な同一性の研究のみならず、<span style="color: blue;">(B)</span>古墳調査等の考古学的な研究、<span style="color: blue;">(C)</span>「失われた10支族」の行方解明等の歴史学的な研究、<span style="color: blue;">(D)</span>YAP遺伝子の分析調査等の分子人類学的な研究、<span style="color: blue;">(E)</span>家畜遺伝子の分布図の解析等の環境生態学的な研究、<span style="color: blue;">(F)</span>『聖書』と「日本神典」と神社神道の比較宗教学的な研究、<span style="color: blue;">(G)</span>日ユ両民族の比較文化論的な研究・・・といった諸側面から、<span style="color: red;">日ユ同祖論</span>を徹底的に研究し、客観的に検証していく必要性がある。 特に、分子人類学は、<span style="color: orange;">1995年頃</span>から始まった新しい学問分野だが、古代人の無数のDNAデータを解析することにより、無神論と唯物論の共産主義に染まった既得権益勢力からの政治的圧力を受けない限り、<span style="color: red;">日ユ同祖論</span>の正しさを近未来に客観的に証明するようになるだろう。<br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: purple;">B.『聖書』にある「主の日」の到来</span><br />
<span style="color: red;">日ユ同祖論</span>の研究成果に応じて、いずれ、『日本人は、<span style="color: purple;">ダヴィデ王朝の男系の末裔である万世一系の天皇</span>を中心とする真のイスラエル人かつ<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>であり、「聖書」の神から特別な使命を与えられた「神の選民」である』 ことが、人類の共通認識になる<span style="color: blue;">「主の日」</span>が来ると直観する。 そして、血統の問題に関係なく、イエス・キリストを否定するユダヤ教を信仰する民族を<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>として定義するならば、日本人と<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>は、螺旋状に進化する歴史を創造する<span style="color: blue;">神の御計画</span>において、陰と陽、善と悪という対極的な使命を課せられながら、<span style="color: red;">相互に依存し合って回転する「古代戦車の両輪」</span>なのだ。 なお、歴史とは、DNAの二重螺旋構造のように、人類の判断の指標である『聖書』の神が司る善と悪の絡み合う螺旋階段の次元を上昇しながら、宇宙から個人の精神へと至る全ての秩序の維持・破壊・創造 というサイクルを、人類が体験的に積み重ねて行くプロセスである。 このような歴史認識は、非常に重要だ。 <span style="color: blue;">参照:</span> <span style="color: purple;">宇宙の螺旋運動</span> <a href="https://youtu.be/sTyf4n2ktuw">https://youtu.be/sTyf4n2ktuw</a> そして、<span style="color: lime;">(A)</span>天災地変 <span style="color: lime;">(B)</span>感染流行 <span style="color: lime;">(C)</span>死病者化 <span style="color: lime;">(D)</span>技術革新 <span style="color: lime;">(E)</span>経済恐慌 <span style="color: lime;">(F)</span>戦争事変 <span style="color: lime;">(G)</span>突然変異 <span style="color: lime;">(H)</span>真理真実は、旧秩序の破壊作用の代表格であったし、これからも全ての秩序の維持・破壊・創造というサイクル(変動周期)は止むことがなく、宇宙的規模での<span style="color: magenta;">次元上昇</span>(英語: <span style="color: magenta;">アセンション</span> Ascension <span style="color: blue;">※ </span>)は必然的に続いていく。 だから、『宇宙的規模での<span style="color: magenta;">次元上昇</span>に自主的に適応し、高度な精神レベル(次元)に到達して神と共に歩み進化していくのか、それとも、宇宙的規模での<span style="color: magenta;">次元上昇</span>に適応できず、旧秩序を破壊する宇宙的作用に巻き込まれ、悪魔の支配を被りながら退化していくのか』 という究極の二者択一を迫られている21世紀の人類にとって、その個人の精神面における恒久平和の到来は、『聖書』の預言にある<span style="color: blue;">「主の日」</span>から始まる<span style="color: blue;">「千年王国」</span>をおいて他にないと考えられる。 ところが、21世紀に生きる99%以上の人類は、『悪魔によってコントロールされた<span style="color: magenta;">奴隷</span>である現状を理解できないまま、旧秩序の現状維持を試みる<span style="color: magenta;">虚偽欺瞞</span>に満ちた眠らされた生活を送るのか、神と共に旧秩序の現状破壊を促す<span style="color: magenta;">真理真実</span>に根ざした精神的に目覚めた生活を送るのか』 という退化と進化の二者択一を行う宇宙的な分岐点に到達したことを考えず、テレビ・ラジオ・新聞といったマスメディアの<span style="color: magenta;">虚偽欺瞞</span>の娯楽情報に流され、精神的に眠らされたまま、旧秩序に基づく現状を維持する生活を強いられてきた。 しかし、<span style="color: magenta;">真理真実</span>の普及などをもって、99%以上の人類が抱く 恐怖と無知という否定的感情の上に構築された、旧秩序に基づく現状を破壊する作用こそ、太古から現代に至るまで、神である主イエス・キリストの働きに他ならない。 例えば、『<span style="color: orange;">2011年3月11日</span>に起きた<span style="color: red;">東日本大震災</span>という大地震・大津波・原発災害は、精神的に腐敗堕落した反日左翼の民主党政権下でも惰眠を続けた日本人に対する神からの警告であった。死者・行方不明者2万人以上を出した、この大惨事を体験した結果、「本当に大切なものは何か?」 「マスメディアの報道は欺瞞に満ちている」 「美徳そのものである日本文化を尊重しよう」 「<span style="color: blue;">神武天皇</span>による<span style="color: magenta;">日本建国</span>時の<span style="color: magenta;">八紘一宇</span>の詔勅を忘れた日本人に反省を促した複合災害だった」 「環境保全を最優先した循環型社会を構築しなければならない」 ということに気付いた日本人が増え、日本人の精神が急速に健全化した』 と感ずる。 なお、「人工地震説」も出たが、プレートのズレが広範囲にわたって3回連続して起きた世界観測史上4番目の規模の自然地震だ。 311東日本大震災の自然地震を裏付ける自然現象も幾つか起きている。 例えば、一つめは、「毎日新聞」(<span style="color: purple;">2011年5月21日</span>)の『311東日本大震災の前兆2月からか。 直前2日で250回の余震』 という記事によれば、 311東日本大震災には前兆としての余震が継続的に起きていたのであり、自然地震を裏付けている。 二つめは、<span style="color: purple;">2013年11月20日</span>未明に<span style="color: purple;">小笠原諸島の西之島</span>の南南東500mで噴火があり、新しい陸地が出現した。 現在まで1分間に1~2回の割合で休みなく噴火を続け、<span style="color: purple;">西之島</span>を飲み込み、より大きな<span style="color: purple;">島</span>へと成長している。 この珍しい歴史的な海底火山活動により、関東地方を襲う巨大な地震エネルギーは放出され、富士山噴火の可能性もゼロに近くなったのであり、日本国が神に守られた「神の国」であると分かる。 三つめは、<span style="color: purple;">2015年10月23日</span>の24時間内に11300キロ(7000マイル)も震源地が移動した大地震が起きた。 その震度はM5.5~M6.0以上であり、震源の深さは約10キロだった。 従来の地質学の常識が通用しない宇宙的規模の地震だ。 <span style="color: blue;">参照:</span> <span style="color: purple;">東日本大震災</span><span style="color: blue;"> </span><a href="http://www.geocities.jp/sherpa_pochi/EJ-jisin.html"><span style="color: blue;">http://www.geocities.jp/sherpa_pochi/EJ-jisin.html</span></a><span style="color: purple;"> </span> <span style="color: purple;">2015年10月23日の地震</span> <a href="https://www.youtube.com/watch?v=YngYH1i8Ft8">https://www.youtube.com/watch?v=YngYH1i8Ft8</a> 以上の自然現象の事例を見ても、日本人は、神が怒る精神的な腐敗堕落に陥ってきたが、神に愛され、神に守られてきた。 そして、「神の民」である日本人と<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>、「神の国」である日本国とイスラエル共和国は、旧秩序を<span style="color: red;">破壊</span>し、人類の進化のステージを新しく<span style="color: red;">創造</span>する<span style="color: magenta;">主体者</span>であり、人類の進化に対する重責を負ってきた。 この一方、悪魔は、その支配力を維持するために「神の民」と「神の国」を滅ぼそうとして、その残虐な謀略計画を実行してきたにもかかわらず、悪魔の意図に反する結果を必ず招いたのであり、この歴史の中に神の栄光を見出しうる。<br />
<span style="color: blue;">※ </span> 英語で「The Ascension」 と表記した場合、「イエス・キリストの昇天」 を意味する。 しかし、<span style="color: magenta;">次元上昇=</span><span style="color: magenta;">アセンション</span> Ascension とは、個人の精神レベル(次元)を自主的に向上させ、霊的次元に実在する「神の御国」との精神的な調和一致を目指す長期間にわたる進化の道程をいう。 具体的には、宇宙から個人の精神へと至る全ての旧秩序の害悪に奴隷化されることなく、「霊的な新秩序」である「神の御国」との肉体的・精神的・霊的な調和一致を目指す人の長期間にわたる進化の道程を指す。 なお、<span style="color: orange;">フリーメーソン+イエズス会≧イルミナティ</span>が推し進める<span style="color: orange;">「新世界秩序」</span> New World Order は、旧秩序に基づく現状の延長線上に 世界統一政府と世界統一宗教を構築しようとする「悪魔の人類家畜化計画」である。 『聖書』にある<span style="color: blue;">「千年王国」</span> Millennial Kingdom は、個人の精神レベル(次元)の向上に基づき、霊的次元に実在する「神の御国」と一体化した世界連邦王国を地上に樹立しようとする「神の御計画」である。 2つの新秩序は、全ての面において正反対の方向性を持つ。<br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: purple;">C.日ユ同祖論研究の端緒</span><br />
<span style="color: red;">日ユ同祖論</span>の研究の端緒は、1984年に東京都の市ケ谷の曙橋駅付近にあった、 <span style="color: magenta;">『日本とユダヤ 合わせ鏡』 </span>の著者 <span style="color: blue;">岡本アデル</span>(1894~1987)女史のご自宅を訪ねたことであった。 ドイツ語や英語など多言語を操る晩年の彼女は、現象世界の奥義を知った霊的覚醒者の一人であり、『ヘブライ語の霊的な進化を経て生まれた<span style="color: purple;">日本語</span>には、森羅万象を新しく創造できる<span style="color: purple;">言霊</span>という日本語に宿る霊力があり、この<span style="color: purple;">言霊</span>と表裏一体の<span style="color: purple;">数霊</span>の系統的な生成発展を分析すれば、森羅万象の真理を把握できる』 という彼女の<span style="color: purple;">言霊論</span><span style="color: blue;">※</span>、米国の秘密地下施設での体験談、無私の愛をたたえた人格に強い感銘を受けたことを覚えている。 彼女の<span style="color: red;">「合わせ鏡」</span>という表現も、日本人と<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の神妙な関係をうまく表している。 但し、この表現を最初に使ったのは、日露戦争(1904~1905)当時の米国の金融財閥クーン・ローブ商会の<span style="color: blue;">ヤコブ・シフ</span>(1847~1920)だった。 彼は、その日本滞在記に、『弱肉強食の近代世界において、日本とユダヤは<span style="color: red;">「合わせ鏡」</span>の存在であった』 と記した。 <span style="color: red;">「合わせ鏡」</span>の意味は、<span style="color: red;">『自分の存在証明が相手の中にある』</span> <span style="color: red;"> 『</span><span style="color: red;">日ユは</span><span style="color: red;">相互に左右が反転しており、同時に動く』 『</span><span style="color: red;">日ユの</span><span style="color: red;">相互を合わせた総合的な分析をすることにより、神の御意である真理をつかめる</span><span style="color: red;">』 </span>ということだ。 例えば、上記 <span style="color: purple;">B</span>の「<span style="background-color: white; color: blue; font-family: "arial" , "tahoma" , "helvetica" , "freesans" , sans-serif; font-size: 14.85px; line-height: 20.79px;">参照:</span><span style="background-color: white; color: #333333; font-family: "arial" , "tahoma" , "helvetica" , "freesans" , sans-serif; font-size: 14.85px; line-height: 20.79px;"> </span><span style="background-color: white; color: purple; font-family: "arial" , "tahoma" , "helvetica" , "freesans" , sans-serif; font-size: 14.85px; line-height: 20.79px;">宇宙の螺旋運動</span>」を視聴すれば分かるように、太陽の進行方向に従って後方から見た地球の螺旋運動は<span style="color: purple;">右回転</span>であるが、太陽の進行方向を妨害する形で前方から見た地球の螺旋運動は<span style="color: magenta;">左回転</span>となる。地球の螺旋運動の<span style="color: purple;">右回転</span>と<span style="color: magenta;">左回転</span>の両方を見なければ、『太陽の公転運動の全体像を把握した』 とは言えない。 つまり、<span style="color: purple;">日本人</span>と<span style="color: magenta;">ユダヤ人</span>は、その<span style="color: red;">相反・相補性の法則</span>に従いつつ、人類の歴史を創造してきた主体者であり、人類の歴史認識と現状認識における<span style="color: purple;">右回転</span>と<span style="color: magenta;">左回転</span>なのである。 また、<span style="color: purple;">日本人</span>と<span style="color: magenta;">ユダヤ人</span>の関係性を<span style="color: red;">運動力学の3法則</span>から説明すれば、歴史の進行方向に対する<span style="color: purple;">外力</span> ⇔ <span style="color: magenta;">慣性</span>、歴史の進行中に加えられる刺激の<span style="color: purple;">減圧</span> ⇔ <span style="color: magenta;">負荷</span>、歴史の進行作用の<span style="color: purple;">推進</span> ⇔ <span style="color: magenta;">抵抗</span> という<span style="color: red;">相反・相補</span>の力学関係にある。<br />
<span style="color: blue;">※ </span><span style="color: purple;">言霊論</span>: <span style="color: blue;"> </span>医学者の<span style="color: blue;">角田忠信</span>(1926~ )の<span style="color: purple;">『日本人の脳』</span>(1978、続編1985)によれば、幼少期から日本語の環境で育った日本人は、言葉の「ア・イ・ウ・エ・オ」という<span style="color: lime;">母音</span>とその他の<span style="color: yellow;">子音</span>、虫の音色・小川のせせらぎ・風の音などの自然音を<span style="color: magenta;">左脳(言語脳)</span>に取り込み、風流な言語として処理している。 一方、幼少期に日本語と無縁だった外国人は、言葉の<span style="color: yellow;">子音</span>のみを<span style="color: magenta;">左脳(</span><span style="color: magenta;">言語脳</span><span style="color: magenta;">)</span>に取り込んで言語として処理し、<span style="color: lime;">母音</span>と自然音を<span style="color: blue;">右脳(音楽脳)</span>に取り込んで機械音・騒音と同じような音として処理している。 この事実からすれば、話す言葉の一語一語に必ず<span style="color: lime;">母音</span>を伴う日本語は、カタカナ・ひらがな・漢字・数字という複雑な組み合わせをする文字と共に、その未解明な起源と相まって、人間の脳を含む現象世界を、「神」または「霊的存在者」へと接近・進化させ続けているオペレーティング・システム(OS)なのかもしれない。<br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: purple;">D.反ユダヤ主義を克服した親ユダヤ主義の論理</span><br />
<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の総人口は、2010年度に<span style="color: magenta;">1358万人</span>となり、イスラエル共和国に約<span style="color: magenta;">570万人</span>、米国に約<span style="color: magenta;">527万人</span>がいる。 つまり、日本人の約10分の1の人口だ。 しかも、日本とユダヤの人口比率は、古代イスラエル王国の初代国王<span style="color: blue;">サウル</span>の時代から変わっていない。 <span style="color: blue;">1サムエル11: 8</span> <span style="color: #783f04;">『イスラエルの人々は三十万人、ユダの人々は三万人であった。』</span> という。(<span style="color: blue;">ソロモン大王</span>の没後に南北朝の両王国に分裂する以前から、イスラエル12支族は、イスラエルとユダとに大きく分かれていた。) さて、これらの<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>と日本人が対峙した場合、『聖書』の神の働きを否定した<span style="color: magenta;">陰謀論者</span>と唯物論の<span style="color: magenta;">共産主義者</span>、また、近未来予測の全てをはずしてきた<span style="color: magenta;">自称クリスチャン</span>のごとき<span style="color: purple;">反ユダヤ主義</span>であってはならず、『聖書』の神によって<span style="color: red;">対極の霊的使命</span>を与えられた<span style="color: red;">「古代戦車の両輪」</span>または<span style="color: red;">「合わせ鏡」</span>であるという<span style="color: red;">日ユ同祖論</span>の<span style="color: purple;">親ユダヤ主義</span>の論理に従い、万事を協力して進めねばならない。 相互に響きあう友好関係を構築した<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>と日本人は、その精神と霊の<span style="color: magenta;">新生</span>を同時並行的に体験するに至るだろう。 このため、日本人は、<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の歴史・文化・血統・霊性に関する真実と虚偽、良い面と悪い面の全てを正しく認識しておく必要がある。 また、『聖書』の戒め <span style="color: blue;">※ </span>に従い、如何なる隣人であろうと、更正してもらうために<span style="color: red;">愛す</span>べきである。 そして、現下の国内外情勢を見ると、「神の民」である日本人の正しい心を徹底的に破壊するために、<span style="color: orange;">対日侵略の中国共産党・ 反日侮日の韓国人・ 悪魔崇拝のフリーメーソン+イエズス会</span><span style="color: orange;">≧イルミナティ</span><span style="color: orange;"> </span>は、テレビ・ラジオ・新聞を通じて虚偽の歴史を宣伝しているが、<span style="color: red;">愛</span>と正論をもって、そのようなマスメディアとスポンサーに抗議し、かかる<span style="color: orange;">悪魔・悪霊・悪人</span>の働きと闘うべきである。<br />
<span style="color: blue;">※</span><span style="color: blue;"> </span><span style="color: blue;">レビ記 19:18</span>、<span style="color: blue;">マタイ19:19</span>、<span style="color: blue;">同左 22:39</span>、<span style="color: blue;">マルコ 12:31、ルカ 10:27、ローマ 13:9、ガラテヤ 5:14、ヤコブ 2:8</span><br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: purple;">(3) 古代の明確な信仰と民族の出自を忘却した日本人と 邪悪なユダヤ教を信仰するユダヤ人の未来</span><br />
<span style="color: purple;">A.日本人とユダヤ人をめぐる歴史の真相隠し</span><br />
<span style="color: red;">(A) 聖都エルサレムの状態(637)</span><br />
聖都エルサレムの状態は、<span style="color: red;">「ユダヤ戦争」</span>(66~73)後に<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>が追放されて以来、廃墟の痕跡を残した荒野となって放置されてきたが、ソロモン神殿~ゼルバベル神殿の在った<span style="color: blue;">「神殿の丘」(シオン)</span>は、<span style="color: orange;">637年</span>にイスラム帝国に征服され、<span style="color: orange;">691年</span>に黄金の丸屋根を持つ<span style="color: magenta;">岩のドーム</span>が建ち、<span style="color: orange;">705年</span>に<span style="color: blue;">「神殿の丘」(シオン)</span>の南側に<span style="color: magenta;">アルアクサ寺院</span>が建った。 <br />
<span style="color: red;">(B) 野蛮な</span><span style="color: red;">「大化の改新」(645)</span><br />
聖都エルサレムが <span style="color: orange;">637年</span>にイスラム帝国に征服された時代の日本史を顧みると、<span style="color: red;">「大化の改新」</span>(645)が起き、『古事記』(712)と『日本書紀』(720)を編纂するという<span style="color: blue;">古代史の真実を封印する出来事</span>があった。 血統的に真の<span style="color: purple;">イスラエル人</span>かつ<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>である日本人が、『旧約聖書』と『新約聖書』を次世代に口承していく過程で、<span style="color: red;">「大化の改新」</span>(645)を原因として、明確な信仰と民族の出自を忘却するに至ったのであるが、この経緯は、別項の<span style="color: red;">(10)</span>において詳しく考察したい。 <br />
<span style="color: red;">(C) カザール人のユダヤ教徒の出現(730)</span><br />
現代世界の欧米諸国やイスラエル共和国にいる白人系の<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>は、<span style="color: blue;">「黙示録」2:9</span>と<span style="color: blue;">3:9</span>に書いてある<span style="color: blue;">自称ユダヤ人</span>である。 つまり、ハンガリー出身のユダヤ人<span style="color: blue;">アーサー・ケストラー</span>(1905~1983)の著作 <span style="color: purple;">『第13支族』</span>(1976)に書いてあるごとく、黒海とカスピ海の北部にいた白人系の<span style="color: magenta;">カザール人</span>が、通説では<span style="color: orange;">730年~740年頃</span>、ユダヤ教の<span style="color: red;">タルムード</span> <span style="color: blue;">※ </span>に集団改宗したのであり、血統的には元来の<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>ではない。 但し、<span style="color: magenta;">カザール人</span>は、南朝ユダ王国と北朝イスラエル王国という分裂王国時代に<span style="color: blue;">自称ユダヤ人</span>と化した<span style="color: magenta;">フェニキア人</span>のごとき<span style="color: magenta;">悪魔の霊統</span>ではない。 なお、<span style="color: magenta;">カザール人</span>の一部に<span style="color: purple;">イエス・キリストを否定する血統的に真の</span><span style="color: purple;">ユダヤ人</span>との<span style="color: red;">混血</span>は、あったと考えられるが、歴史潮流の大勢と真実に変わりはない。 <br />
<span style="color: blue;">※ </span><span style="color: red;">タルムード</span>の成文化は、<span style="color: orange;">300年末~400年末</span>である。下記の<span style="color: purple;"> E<span style="color: purple;">.</span></span>で解説したい。<br />
<div>
<span style="color: red;">(D) 日本人とユダヤ人をめぐる歴史の真相隠し</span><br />
<span style="color: red;"> </span>血統的に真の<span style="color: purple;">イスラエル人</span>かつ<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>である日本人が、そのアイデンティティーである明確な信仰と民族の出自を忘却して行く一方、血統的には<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>ではない<span style="color: magenta;">カザール人</span>が、<span style="color: purple;">イエス・キリストを否定する邪悪なユダヤ教</span>の<span style="color: red;">タルムード</span>を熱心に信仰する<span style="color: blue;">自称ユダヤ人</span>と化して歴史上に現れ、また、<span style="color: magenta;">イスラム教</span>が、その宗教勢力を拡大してきた。 そして、東洋の日本人と西洋の<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>をめぐる<span style="color: blue;">歴史の真相隠し</span>を俯瞰しながら、『聖書』 を慎重に読み解くと、『これら全ての歴史動向は、悪魔サタンの邪悪な働きを見極めた<span style="color: blue;">神の御計画</span>であった』 と感ずる。 </div>
<br />
<span style="color: purple;">B.日本人とユダヤ人の未来</span><br />
<span style="color: purple;"><span style="color: red;">(A) </span></span><span style="color: red;">「</span><span style="color: red;">偽りの歴史認識問題」という心理戦</span><br />
<span style="color: purple;">ダヴィデ王朝の男系の末裔である万世一系の天皇</span>を中心とする真の<span style="color: purple;">イスラエル人</span>かつ<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>である日本人が、『旧約聖書』と『新約聖書』の信仰を取り戻す一方、欧米諸国やイスラエル共和国にいる白人系の<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>が、血統的には元来の<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>ではない<span style="color: blue;">自称ユダヤ人</span>であることを公認して<span style="color: purple;">邪悪なユダヤ教</span>を捨て去り、<span style="color: purple;">真のキリスト教</span>に集団改宗するならば、<span style="color: purple;">万世一系の天皇</span>を頂く新生した日本人と新生した<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>は、相互に協力しながら、『聖書』に預言された<span style="color: red;">千年王国</span>である<span style="color: red;">世界連邦王国</span>を樹立するに至るであろう。 この<span style="color: blue;">「主の日」</span>に至るまでの間、現代世界の諸民族は、<span style="color: blue;">「黙示録」</span>に預言された愛憎と陰謀の渦巻くドラマチックな善悪相克の歴史を実体験するはずだ。 だから、日本人に<span style="color: red;">「</span><span style="color: red;">偽りの歴史認識問題」</span>に対する謝罪を執拗に要求してくる中国人・韓国人・<span style="color: blue;">自称ユダヤ人</span>の背後には、日本人を歴史の真実に目覚めないようにしておきたい<span style="color: red;">悪魔の強い意志</span>が働いていることを承知しておかねばばならない。 <br />
<span style="color: red;">(B) </span><span style="color: red;">日本人とユダヤ人の「包括的パートナーシップ」の推進</span><br />
本編の国別の閲覧者数を見ると、1位の日本国は当然として、2位だった米国を抜いて<span style="color: purple;">ウクライナ</span>が唐突に2位に浮上してきた。 <span style="color: purple;">ウクライナ</span>は、<span style="color: orange;">600年頃~900年頃</span>まで<span style="color: magenta;">カザール人</span>の<span style="color: magenta;">カザール</span><span style="color: magenta;">王国</span>の領土だった地域であり、1991年に旧ソ連から独立した後に西側自由主義諸国と共に歩み、米露両国の綱引きの中で2014年に悲惨な内戦をも体験した。 だから、<span style="color: purple;">イスラエル共和国</span>のある中東地域・ 日本国のある極東地域と並んで、旧秩序の破壊と新秩序の創造をもたらす<span style="color: red;">「武力紛争地域」</span>となった<span style="color: purple;">ウクライナ</span>に万感の思いを馳せて提言を行うと、日本政府は、<span style="color: purple;">イスラエル共和国</span>との<span style="color: purple;">「包括的パートナーシップ」(調印: 2014年5月12日</span><span style="color: purple;">)</span>を表明したが、<span style="color: purple;">ウクライナ</span>とも同じ友好関係を構築すべきだろう。 つまり、日本人と<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>は、相互に認め合い、文化的・経済的・軍事的に緊密に協力して行かねばならない。 なぜなら、日本人と<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>には、同じ『聖書』の神の契約と、同じ伝統文化(信仰心・価値観)があるからだ。 <br />
<span style="color: red;">(C) テロ戦・ 心理戦・ サイバー戦・ 金融戦 という非対称戦争の宣戦布告なき第三次世界大戦</span><br />
今後、<span style="color: blue;">「主の日」</span>に向かって、気象的・経済的・政治的な大変動が必然的に起きて来るが、この大変動のマグマのような破壊エネルギーは、<span style="color: red;">「武力紛争地域」</span>という噴火口に集約され、<span style="color: purple;">イスラエル共和国</span>のある中東地域、<span style="color: purple;">ウクライナ</span>のある東欧地域、日本国のある極東地域において爆発的に噴き出し、この爆炎が全世界を覆うことになる。 しかも、後世の歴史家は、『テロ戦・ 心理戦・ サイバー戦・ 金融戦という<span style="color: red;">非対称戦争</span><span style="color: blue;">※</span><span style="color: blue;"> </span>の<span style="color: red;">宣戦布告なき第三次世界大戦</span>は、諸国民がそれと自覚しないまま、<span style="color: orange;">2015年</span>に始まった』 と判断・評価するだろう。 <span style="color: orange;">2015年</span>に起きた宇宙的な諸変動、 I S(イスラム国)と中国共産党の起こしたテロ・事件・紛争、米国ドル支配体制の打倒に走る B R I C s 諸国の連携と A I I B(アジア・インフラ投資銀行)の発足、中国バブル経済の崩壊、安価な原油採掘技術の普及による原油価格の大暴落 ・・・ といった金融戦を忘れてはならない。 先の戦前の事例になるが、中国共産党の工作員の仕掛けた些細な発砲事件に始まる<span style="color: orange;">1937年</span><span style="color: orange;">7月7日</span>の<span style="color: red;">盧溝橋事件</span>から<span style="color: red;">支那事変</span>へ、そして、泥沼の<span style="color: red;">大東亜戦争</span>(<span style="color: orange;">1937年7月7日</span>~)、第二次世界大戦(<span style="color: orange;">1939年9月1日</span>~)、日米戦争(<span style="color: orange;">1941年12月8日</span>~)へと、大日本帝国の戦線が意図せずして急拡大した戦時下と同じ状況にある。 従って、「平時」という名前を冠した「宣戦布告なき戦時」の下にある日本政府は、<span style="color: blue;">第一</span>に日本国内外で暗躍する中国・北朝鮮・韓国の工作員(スパイ)の摘発に全力を注ぐべきだ。 <span style="color: blue;">第二</span>に国連・華僑。 <span style="color: blue;">第三</span>にアラブ諸国・イスラム教諸国。 <span style="color: blue;">第四</span>にロシア。 <span style="color: blue;">第五</span>に英国・北米諸国。 <span style="color: blue;">第六</span>にEU諸国という優先順位になる。 なお、<span style="color: blue;">この他</span>の中南米諸国・アフリカ諸国は、中国・北朝鮮・韓国という敵国との連携がなければ監視体制に留め、特に、インド・東南アジア諸国・オーストラリアとの軍事同盟を新たに締結すべきだ。 そして、工作員(スパイ)の摘発において重要視すべきは、<span style="color: lime;">a.秘密結社:</span>フリーメーソン+イエズス会≧イルミナティ<span style="color: lime;"> b.宗教組織:</span>ヴァチカン市国=ローマ・カトリック教会 <span style="color: lime;">c.金融資本:</span>ロンバート街+ウォール街 というグローバルに活動する公然・非公然組織の動向との<span style="color: magenta;">関連性</span>だ。 これら諸外国の工作員(スパイ)の摘発においても、世界各国の<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>との協力関係は不可欠である。<br />
<span style="color: blue;">※ </span><span style="color: red;">非対称戦争</span>とは、戦争形態の一つであり、両交戦者間の軍事力・戦略・戦術が大幅に異なる戦争をいう。 交戦様式が正規軍同士ではない戦闘を特徴とし、相手と同じ戦略・戦術では勝てない交戦集団が、テロ戦・ ゲリラ戦・ サイバー戦・ 心理戦・ 金融戦・ 大量移民・ 資源略奪・ 宗教運動などを通じた戦闘を継続的に行う。<br />
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<span style="color: purple;">C.自称ユダヤ人</span><br />
<span style="color: blue;">(A) 民族的な血統と霊的な霊統</span><br />
<span style="color: blue;"> 自称ユダヤ人</span>とは、民族的な<span style="color: magenta;">血統</span>から見た場合、ユダヤ教に集団改宗した<span style="color: magenta;">カザール人</span>のことであるが、<span style="color: magenta;">霊的な霊統</span>から見た場合、アダムとイブの子供たちへと遡る。 つまり、アベルを殺した<span style="color: magenta;">カイン</span>の末裔、即ち、<span style="color: magenta;">悪魔の霊統</span>の末裔のことである。 例えば、米国の思想家<span style="color: blue;">ユースタス・マリンズ</span>(1923~2010)の<span style="color: magenta;">『カナンの呪い』</span>によれば、巨人族<span style="color: magenta;">ネフィリム</span>、黒人系<span style="color: magenta;">ハム</span>の子<span style="color: magenta;">クシュ</span>~<span style="color: magenta;">ニムロデ</span>、黒人系<span style="color: magenta;">ハム</span>の子<span style="color: magenta;">カナン</span>~<span style="color: magenta;">フェニキア人</span>~<span style="color: magenta;">「ヴェネツィア</span><span style="color: magenta;">の黒い貴族」 </span>が、<span style="color: magenta;">悪魔の霊統</span>である。 つまり、<span style="color: blue;">自称ユダヤ人</span>とは、精神的・霊的に見た場合、北朝イスラエル王国の王<span style="color: blue;">アハブ</span>(在位:前869~前850)の后<span style="color: blue;">イゼベル</span>に代表される<span style="color: magenta;">フェニキア人</span>の末裔を指す。 <span style="color: blue;">イゼベル</span>が、<span style="color: blue;">「黙示録」 2:20-24 </span>において<span style="color: red;">『サタンの深いところ』 </span>と黙示されている点に着目したい。 但し、<span style="color: blue;">「黙示録」</span>における邪悪な女 <span style="color: blue;">イゼベル</span>とは、ローマ・カトリック教会の「隠喩」 でもある。 また、一説によれば、『<span style="color: purple;">ユダヤ教</span>パリサイ派の<span style="color: purple;">ユダヤ</span><span style="color: purple;">人</span>は、<span style="color: blue;">イゼベル</span>のような<span style="color: magenta;">フェニキア人</span>、<span style="color: blue;">ヘロデ大王</span>(前73頃~前4)のような<span style="color: magenta;">エドム人</span><span style="background-color: white; color: #333333; font-family: "arial" , "tahoma" , "helvetica" , "freesans" , sans-serif; font-size: 14.85px; line-height: 20.79px;">(ギリシャ語: </span><span style="background-color: white; color: magenta; font-family: "arial" , "tahoma" , "helvetica" , "freesans" , sans-serif; font-size: 14.85px; line-height: 20.79px;">イドマヤ人</span><span style="background-color: white; color: #333333; font-family: "arial" , "tahoma" , "helvetica" , "freesans" , sans-serif; font-size: 14.85px; line-height: 20.79px;">)</span>の末裔から成り、<span style="color: red;">「ユダヤ戦争」</span>(66~73)後に、ローマ帝国の貴族に取り入り、その助言者になった。 そして、<span style="color: orange;">480年頃</span>に西ローマ帝国が滅亡すると、西ローマ帝国の貴族に随行してヴェネツィアへ移住し、<span style="color: magenta;">「ヴェネツィア</span><span style="color: magenta;">の黒い貴族」</span>になった』 という。 いずれにせよ、一部の<span style="color: purple;">ユダヤ</span><span style="color: purple;">人</span>に見られる邪悪な言動を鑑みるに、どう考えても、神の民の<span style="color: purple;">ヘブライ人・イスラエル人・ユダヤ人</span>では絶対にありえない、「100%異民族 かつ <span style="color: magenta;">悪魔の霊統</span>」が、<span style="color: purple;">ユダヤ教</span>を信仰する<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の中に混在している。 <br />
<span style="color: blue;">(B) 『ユダヤ人か否か』 『自称ユダヤ人か否か』 は、本人の信仰による</span><br />
神に祝福された選民の民族的な血統は、<span style="color: blue;">アブラハム</span>・ <span style="color: blue;">イサク</span>・ <span style="color: blue;">ヤコブ</span>の血統=<span style="color: magenta;">イスラエル12支族</span>である。 この民族的な血統に基づき、<span style="color: purple;">『日ユ同祖論』</span>を論じているわけであるが、しかし、現代社会の<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>のあいだでは、『<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>か否か』 『<span style="color: purple;">自称</span><span style="color: purple;">ユダヤ人</span>か否か』 という識別を、民族的な<span style="color: magenta;">血統</span>ではなく、<span style="color: purple;">ユダヤ教</span>の<span style="color: magenta;">信仰</span>に基づいて行う。 この意味で、『<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>か否か』 『<span style="color: purple;">自称ユダヤ人</span>か否か』 という客観的な識別は不可能であり、本人の主観的な<span style="color: magenta;">信仰</span>に左右される。 だから、ナチス・ドイツのホロコーストを生き延びて多くの<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>を救った<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の<span style="color: blue;">オズワルド・ルフェイセン</span>(1922~1998)の事例のごとく、<span style="color: purple;">ユダヤ教</span>からローマ・カトリック教会のキリスト教信仰に改宗した場合、イスラエル共和国における<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>としての<span style="color: red;">公認</span>はなくなる。 つまり、<span style="color: blue;">彼</span>の『私は<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>だ』 という訴えに関して、イスラエル共和国の最高裁は、<span style="color: orange;">1962年</span>に『キリスト教改宗者は、<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>ではない』 との判決を下した。 すると今度は、『正しいユダヤ教の正しい信仰とは如何なるものか?』 という信仰の問題が派生してくる。 このため、『<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>とは何か? また、どうあるべきか?』 という議論は尽きない。 だから、<span style="color: red;">人類</span>としての<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>・ <span style="color: purple;">自称ユダヤ人</span>・ <span style="color: purple;">非ユダヤ人</span>は、今後の世界史の展開をもって、『<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>とは何か? また、どうあるべきか?』 を実証的に追求して行かざるを得ないわけだ。 <br />
<span style="color: blue;">(C) 日本人は、ユダヤ人と不離一体の精神的・霊的な因果関係を持つ</span><br />
<span style="color: purple;">日本人</span>は、古代の<span style="color: purple;">ヘブライ人・イスラエル人・</span><span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の民族的な血統と伝統文化を持つものの、現代の<span style="color: purple;">ユダヤ教</span>の<span style="color: magenta;">信仰</span>を持たないため、<span style="color: purple;">非ユダヤ人</span>に含まれる。 <span style="color: purple;">日本人</span>は、<span style="color: purple;">非ユダヤ人</span>であるにもかかわらず、その民族的な血統と伝統文化ゆえに、<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>との<span style="color: red;">相反・相補性の法則</span>の下、<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>と不離一体の精神的・霊的な因果関係を持ちながら、<span style="color: red;">人類</span>の歴史を創造する宿命にある。<br />
<br />
<span style="color: purple;">D.アラブ人</span><br />
<span style="color: magenta;">悪魔の霊統</span>ではないが、神に選ばれなかった民族的な血統は、<span style="color: lime;">(A)</span><span style="color: blue;">アブラハム</span>とエジプト人の女奴隷<span style="color: blue;">ハガル</span>の間に生まれた男子<span style="color: blue;">イシュマエル</span>の血統=<span style="color: magenta;">イシュマエル12支族</span> <span style="color: lime;">(B)</span><span style="color: blue;">アブラハム</span>と第三の妻<span style="color: blue;">ケトラ</span>の間に生まれた男子<span style="color: blue;">ミデヤン</span>を父祖とする<span style="color: magenta;">ミデヤン人</span> <span style="color: lime;">(C)</span><span style="color: blue;">ヤコブ</span>の兄<span style="color: blue;">エサウ</span>の血統=<span style="color: magenta;">アマレク人</span>・<span style="color: magenta;">エドム人</span>である。 これら<span style="color: lime;">(A)</span>~<span style="color: lime;">(C)</span>の諸民族は、現代世界においてアラビヤ語を使う<span style="color: magenta;">アラブ人</span>(<span style="color: magenta;">アラビヤ人</span>)と呼ばれ、<span style="color: purple;">イスラム教</span>を信仰するに至った。 従って、<span style="color: magenta;">アラブ人</span>と<span style="color: purple;">イスラム教徒</span>を霊的に見た場合、『聖書』の神と<span style="color: blue;">アブラハム</span>によって選ばれなかったことに対する強い<span style="color: red;">恨み</span>が、<span style="color: magenta;">ユダヤ人</span>を筆頭とする<span style="color: magenta;">イスラエル12支族</span>と<span style="color: purple;">キリスト教徒</span>に対する激しい<span style="color: red;">敵意</span>と<span style="color: red;">憎悪</span>となって現れている。 但し、<span style="color: purple;">イスラム教国</span>のイラン人・トルコ人・パキスタン人・インドネシア人は、<span style="color: magenta;">アラブ人</span>ではないため、日本人・<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>との霊的な親和性が担保されている。 そして、中東問題を解決する唯一の道は、<span style="color: magenta;">アラブ人</span>と<span style="color: purple;">イスラム教徒</span>が『聖書』の神と<span style="color: blue;">アブラハム</span>によって選ばれなかった<span style="color: red;">恨み</span>を捨て去って霊的に救われることであり、『聖書』の神である主<span style="color: purple;">イエス・キリスト</span>を正しく信仰することである。 『聖書』の神である主<span style="color: purple;">イエス・キリスト</span>の救いは、血統・宗教・国籍・家系・性別・身分・地位・財産・経歴などとは全く無関係に、万人に開かれている。<br />
<span style="color: red;"><br /></span><span style="color: purple;">E.ユダヤ教の教典「タルムード」 その他</span><br />
ヘブライ語で「学習・研究」を意味する<span style="color: red;">「</span><span style="color: red;">タルムード</span><span style="color: red;">」</span>は、「モーセ五書」-「創世記」 「出エジプト記」 「レビ記」 「民数記」 「申命記」-に関する<span style="color: orange;">千数百年間にわたる口伝慣習</span>を、「流浪の民」と化した<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の<span style="color: purple;">ラビ</span>たちが、<span style="color: orange;">300年末~400年末</span>にかけて成文化して集大成した<span style="color: purple;">ユダヤ教典</span>である。 <span style="color: red;">「</span><span style="color: red;">タルムード</span><span style="color: red;">」</span>の各ページは、本文の<span style="color: red;">ミシュナ</span>と、その注釈である<span style="color: red;">ゲマラ</span>の二部構成となっており、「BTサンヒドリン43B」という参照表記は、「バビロニア・タルムードのサンヒドリン篇の43ページのB面」を参照の事という意味である。 つまり、<span style="color: red;">「</span><span style="color: red;">タルムード</span><span style="color: red;">」</span>には、バビロン捕囚の時代に編纂されたBT=バビロニア・タルムードと、エルサレム(パレスチナ)帰還後に編纂されたJ T(PT)=エルサレム(パレスチナ)・タルムードの2種類がある。 また、<span style="color: red;">「</span><span style="color: red;">タルムード</span><span style="color: red;">」</span>は、その各紙1枚を以って1ページとし、表面をAとし、裏面をBとする。 <span style="color: red;">「</span><span style="color: red;">タルムード</span><span style="color: red;">」</span>は、<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の社会生活全般にわたる戒律を細かく規定しており、<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>以外に読ませてはならず、「モーセ五書」を曲解した邪悪な規定もあるものの、<span style="color: purple;">ラビ</span>たちによる宗教政策・ 民主主義論・ 人権思想・ 社会保障制度・銀行制度などに関する学問的な考究を重ねた「世俗社会における処世術の書」であると共に、「<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の歴史に関する詳細な記録書」でもある。 なお、<span style="color: red;">「</span><span style="color: red;">タルムード</span><span style="color: red;">」</span>を集大成した後、<span style="color: blue;">ジンギスカン</span>(1159~1227)がモンゴル帝国を拡大した<span style="color: orange;">1200年代</span>に至ると、神秘思想書の<span style="color: purple;">「ゾハール」</span>(光輝の書)と<span style="color: purple;">「セフィール・イェツィラー」</span>(形成の書)が スペインで発行され、<span style="color: purple;">ユダヤ教の神秘思想 「カバラ」</span>という「悪魔に憑かれる理論体系」が編み出された。 前者の口述者は、ラビの<span style="color: blue;">シメオン・バル・ヨハイ</span>であるが、ユダヤ教の祭日ラグ・バオメル(オメルの33日め)においてローマ帝国のエルサレム包囲戦の終戦記念日と共に、彼の逝去日も追悼されている。 後者の著者は不明だ。 さて、<span style="color: blue;">イエス</span>が<span style="color: purple;">キリスト</span>であるという『聖書』の真理を拒否し続ける悪魔・悪霊に感応して、これらに憑依されるため、『 <span style="color: purple;">「カバラ」</span>は、良くて 好奇心の強いオカルティスト、悪くて 精神異常者・ 凶悪犯罪者・ サタニストの道を歩む魔術の理論体系だ』 と評価されており、狂人・廃人化する仏教の虚構理論の研究と同様に深入りは禁物である。<br />
<br />
<span style="color: purple;">F.ユダヤ教のメシヤ観</span><br />
<span style="color: purple;"> ユダヤ教</span>と<span style="color: purple;">キリスト教</span>の根本的な違いは、『旧約聖書』にあるメシヤに対する解釈の違いだ。 「メシヤ」とは、ギリシャ語の「キリスト」であり、「油を注がれし者」を意味する「救世主」 「救い主」である。 <span style="color: purple;">ユダヤ教</span>のメシヤ観を具体的に解説すると、<span style="color: red;">(A) </span>『旧約聖書』の<span style="color: blue;">「イザヤ書」53章</span>の『苦難を受けるメシヤ』、 <span style="color: blue;">「ダニエル書」9:26</span>の『メシヤは断たれ、彼には何も残らない』、 <span style="color: blue;">「ゼカリヤ書」12:10</span>の『自分(<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>)たちが突き刺した者』といったメシヤ像と、 <span style="color: red;">(B) </span>『旧約聖書』の<span style="color: blue;">「イザヤ書」66:16</span>の『主は火をもってさばき、その剣で肉なる者をさばく。主に刺し殺される者は多い』、 <span style="color: blue;">「ヨエル書」3:21</span>の『わたし(主)は彼ら(<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>)の血の復讐をし、(<span style="color: magenta;">エジプト人</span>・<span style="color: magenta;">エドム人</span>を)罰しないではおかない』、 <span style="color: blue;">「マラキ書」4:3</span>の『彼ら(悪人)は、わたし(主)が事を行なう日に、あなたがた(<span style="color: purple;">イスラエル人</span>)の足の下で灰になる』といったメシヤ像とがある。 そして、<span style="color: red;">(A)</span>と<span style="color: red;">(B)</span>のメシヤ像は明らかに違う。 このため、<span style="color: purple;">ユダヤ教</span>の<span style="color: purple;">ラビ</span>たちは、次の<span style="color: red;">(A)</span>と<span style="color: red;">(B)</span>のように、<span style="color: magenta;">『2人のメシヤがいる』</span><span style="color: red;"> </span>と考えた。 つまり、<span style="color: blue;">『1人のメシヤの初臨と再臨とがある』</span> とは考えなかった。 そして、この<span style="color: magenta;">「2人のメシヤ説」</span>は、<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の間では、<span style="color: blue;">イエス</span>の降誕以前から存在していた。<br />
<span style="color: red;">(A) 「メシヤ・ハ・ベン・ヨセフ」 ヨセフの子であるメシヤ (苦難のメシヤ)</span><br />
<span style="color: blue;">ヨセフ</span>が、他の11人の兄弟に嫉妬されて殺されかけた後に<span style="color: magenta;">エジプト人</span>の貿易商に身売りされたにもかかわらず、古代エジプト王国の宰相となり、飢饉に苦しむ他の11人の兄弟を救ったように、苦難を受けた後に<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>を筆頭とする<span style="color: purple;">イスラエル12支族</span>を救うメシヤである。( 奇遇にも、<span style="color: blue;">イエス</span>を育てた父親の名前は、<span style="color: blue;">ヨセフ</span>であった。)<br />
<span style="color: red;">(B) 「メシヤ・ハ・ベン・ダヴィド」 ダヴィデの子であるメシヤ (栄光のメシヤ)</span><br />
古代イスラエル王国の<span style="color: blue;">ダヴィデ大王</span>のように聖都エルサレムで王座に就き、未来のイスラエル国を通じて暴虐な諸国を平定し、全世界を平和的に統治するメシヤである。 但し、<span style="color: purple;">ラビ</span>たち以外の一般のユダヤ人は、『メシヤが来れば、<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>が全世界を支配するようになる』 と単純に考えてきた。 だから、『<span style="color: blue;">イエス</span>は、メシヤではない。神を冒涜した反逆者にすぎない』 と信じ切って、『新約聖書』を手にすることも避けてきた。 そして、<span style="color: purple;">ラビ</span>たちも、<span style="color: blue;">「イザヤ書」53章</span>にある<span style="color: red;">「苦難のメシヤ」</span>に関して、次の <span style="color: lime;">a </span>~ <span style="color: lime;">f </span>の6つの解釈を行い、<span style="color: blue;">イエス</span>が<span style="color: red;">「苦難のメシヤ」</span>であったことを否定してきた。<br />
<span style="color: lime;"> a.</span><span style="color: blue;">「イザヤ書」</span>を記した南朝ユダ王国の預言者<span style="color: blue;">イザヤ</span>(前760~前698)自身である。<br />
<span style="color: lime;"> b.</span>ユダヤ民族全体である。<br />
<span style="color: lime;"> c.</span>預言者<span style="color: blue;">エレミヤ</span>(伝道: 前629~前562)など、他の預言者である。<br />
<span style="color: lime;"> d.</span><span style="color: blue;">「イザヤ書」</span>が記された当時の南朝ユダ王国の<span style="color: blue;">ヒゼキヤ王</span>(前715~前686)である。<br />
<span style="color: lime;"> e.</span>特定人物ではなく、全ての殉教者たちである。<br />
<span style="color: lime;"> f .</span><span style="color: blue;">イエス</span>(前4~29)である。<br />
1948年にイスラエル共和国が樹立された時、最後の <span style="color: lime;">f .</span>の解釈をした<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>は約50人であったが、2004年になると約1万人に増加した。 しかし、『投石・ 放火・ 暴行などの犯罪被害が絶えない』 という。 <span style="color: lime;">f .</span>の解釈した<span style="color: magenta;">「メシヤニック・ジュー」</span>=「イエスをメシヤと信ずる、キリスト教に改宗しない<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>」は、世界各国を合わせると数十万人いるらしい。 <span style="color: purple;">キリスト教(原始教会</span><span style="color: purple;">・ 旧教カトリック教会・ 新教プロテスタント教会・ その他の教会)</span>に改宗しない理由は、「<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>であること」=「<span style="color: purple;">ユダヤ教徒</span>であること」 という現代社会の信仰生活を放棄することなく、<span style="color: purple;">原始キリスト教(初代教会)</span>の使徒<span style="color: blue;">パウロ</span>たち<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の<span style="color: magenta;">「使徒的信仰」</span>を貫こうとする事例が多い。 また、<span style="color: red;">『</span><span style="color: red;">メシヤは2人いるのではなく、</span><span style="color: blue;">イエス</span><span style="color: red;">の初臨と再臨とがある</span>という<span style="color: purple;">キリスト教(原始教会</span><span style="color: purple;">・ 旧教カトリック教会・ 新教プロテスタント教会・ その他の教会)</span>に改宗した場合、イスラエル共和国政府による<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>としての<span style="color: magenta;">公認</span>は無くなり、改宗者本人も、「<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>であること」、即ち、「<span style="color: purple;">ユダヤ教徒</span>の信仰生活」を止めてしまう事例が多い』 と言われる。 なお、「<span style="color: blue;">ダニエル書」9章25-26節</span>には、『神殿がローマ帝国の軍隊によって徹底的に破壊される前にメシヤが到来する旨』が預言されていた。 しかし、『<span style="color: blue;">「ダニエル書」</span>の預言を解読しようとする者は呪われよ』という<span style="color: purple;">ラビ</span>たちの教導に従う<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>は、<span style="color: blue;">「ダニエル書」</span>を読もうとしない。 <span style="color: purple;">ユダヤ人</span>=<span style="color: purple;">ユダヤ教徒</span>は、かかる心の有様であるため、『聖書』の預言によれば、近未来の<span style="color: red;">「栄光のメシヤ」</span>は、<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の悔い改めを待って地上に再臨されるのであり、もし、<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>が悔い改めなかった場合、<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>は、物質的な地上の<span style="color: blue;">神殿(シオン)</span>を再建した国際的指導者の<span style="color: red;">「偽メシヤ」</span>を、そうとは理解できないまま、熱狂的に擁立することになるだろう。 そして、7年間の大患難時代の後半期、<span style="color: red;">「偽メシヤ」</span>による史上空前の<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>迫害を体験するに至り、悔い改めなかった<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>は、この時になって、ようやく、『聖書』の真理に目覚めることだろう。<br />
<span style="color: purple;"><br /></span><span style="color: purple;">G.ユダヤ教の宗派</span><br />
<span style="color: purple;"> ユダヤ教</span>の宗派には、<span style="color: lime;">(A)</span>「モーセ五書」の律法と<span style="color: red;">「</span><span style="color: red;">タルムード</span><span style="color: red;">」</span>の戒律を厳守する<span style="color: blue;">「正統派」</span>、 <span style="color: lime;">(B)</span>世俗社会との調和を重視する<span style="color: blue;">「保守派」</span>、 <span style="color: lime;">(C)</span> 『目的は手段を正当化する』 という功利主義に基づく謀略活動を行動様式とする<span style="color: blue;">「改革派」 </span>がある。 また、<span style="color: magenta;">イスラエル共和国</span>においては、<span style="color: purple;">(A)</span>常に黒服を身にまとい全ての戒律を厳守しながら生活保護費で暮らす<span style="color: magenta;">「超正統派」</span>、 <span style="color: purple;">(B)</span>信仰心を行動によって示すべきと考える<span style="color: magenta;">「宗教派」</span>、 <span style="color: purple;">(C)</span>伝統的な「モーセ五書」の律法を守る<span style="color: magenta;">「伝統派」</span>、 <span style="color: purple;">(D)</span>世俗社会を優先して「モーセ五書」の律法を守らない<span style="color: magenta;">「世俗派」 </span>の4つに区分できる。 そして、<span style="color: orange;">2015年3月17日</span>の総選挙で議席の大多数を占めたのが、与党の右翼的な<span style="color: purple;">「リクード」</span>(団結の意)と 野党の左翼的な<span style="color: purple;">「シオニスト連合」</span>であったが、いずれの政党も<span style="color: magenta;">「世俗派」</span>である。 さて、現代の英米両国を本拠地とする<span style="color: blue;">「改革派」</span>は、『キリスト教などの諸宗教の内部に侵入して、これらを腐敗堕落させ、最終的に支配する』 という運動方針を説いたトルコ出身の自称メシヤの <span style="color: blue;">サバタイ・ツヴィ</span>(1626~1676)と、『世の中の悪を極限まで広めることによって、メシヤの来臨を早めることができる』 という虚無主義の終末思想を説いたポーランド出身の<span style="color: blue;">ヤコブ・フランク</span>(1726~1791)から始まった。 この<span style="color: blue;">「改革派」</span>は、1800年代のドイツにおいて結実し、信仰の自由を主張した哲学者 <span style="color: blue;">モーゼス・メンデルスゾーン</span>(1729~1786)、国際金融資本の大本と化した両替商 <span style="color: blue;">マイヤー・アムシェル・バウアー</span>(改名後の<span style="color: blue;">ロスチャイルド </span>1744~1812)、フリーメーソンを利用した政治結社<span style="color: red;">イルミナティ</span>を創設したイエズス会士 <span style="color: blue;">アダム・ヴァイスハウプト</span>(1748~1830)、パレスチナに祖国を回復しようとするシオニズム運動の創始者 <span style="color: blue;">ツヴィ・ヒルシュ・カリシャー</span>(1795~1874)たちに大きな影響を及ぼし、現代の国際社会を席巻するに至った。 しかし、欧米諸国のキリスト教徒のみならず、別の<span style="color: purple;">ユダヤ教の宗派</span>も、<span style="color: blue;">「改革派」=</span><span style="color: red;">イルミナティ</span>の<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>を指して <span style="color: magenta;">「</span><span style="color: magenta;">サバタイ派 フランキスト」 </span>とか、単に<span style="color: magenta;">「</span><span style="color: magenta;">フランキスト」 </span>と呼び、『 <span style="color: blue;">「改革派」=</span><span style="color: red;">イルミナティ</span>は、<span style="color: purple;">ユダヤ教</span>の抹殺を目的としている』 と強く非難している。 <span style="color: blue;">「改革派」</span><span style="color: blue;">=</span><span style="color: red;">イルミナティ</span>の教理は、「<span style="color: red;">悪魔</span>の支配する資本の論理」であり、『聖書』の神に逆らう人工的な目的と謀略的な手段を特徴とする。 詳しくは、四王天延孝(原訳)・太田龍(解説) <span style="color: purple;">『シオン長老の議定書』</span>(2004)を参照してほしい。<br />
<br />
<span style="color: purple;">H.ユダヤ人問題に関する鋭い洞察力を発揮した</span><span style="color: purple;">思想家 太田龍</span><br />
1995年から1997年の間、(社)日本協会を通じて 孤高の思想家 <span style="color: blue;">太田龍</span>(1930~2009)に、東京都の飯田橋駅近くのホール会場で度々講演をして頂いたことがあった。 但し、『聖書』の神を否定する英国人 <span style="color: blue;">デービッド・アイク</span>(1952~ )に傾倒した元共産主義者の彼には悪魔・悪霊の働きである心霊現象・UFO現象といった未知現象を正しく認識できなかったようだ。 つまり、『何万光年も離れた外宇宙からUFOに乗って地球に来た<span style="color: purple;">宇宙人</span>など存在しない。 心霊現象・UFO現象といった未知現象は、人類の暮らす三次元世界と同じ時間と空間に存在する異次元世界に居る<span style="color: purple;">天使</span>と<span style="color: purple;">悪魔</span>の働きである。 神を否定すれば、必然的に邪悪な<span style="color: magenta;">「宇宙人信仰」</span>に至る』 ことを彼には理解できず、『聖書』の神を否定した。 これはともかくとして、今更ながら、彼の卓越した鋭い洞察力に敬服しつつ、<span style="color: purple;">『日本人が知らない「人類支配者」の正体』</span>(2007)の一部を転載する。<span style="color: red;">(全文補正済み)</span>=== 『西洋の実態と歴史について、日本人には未だに全く知らされていない秘密があります。 その主要なものは、 <span style="color: red;">① </span>反イエスのユダヤ人によって創られたローマ・カトリック教会 <span style="color: red;">② </span>金融寡頭権力による人類支配の道具と化した世界宗教 <span style="color: red;">③</span> 金融寡頭権力の<span style="color: magenta;">「ヴェネツィアの黒い貴族」</span>に関する情報 <span style="color: red;">④ </span>金融寡頭権力の世界首都の変遷に関する情報 <span style="color: red;">⑤</span> ユダヤ教改革派の創始者 <span style="color: blue;">サバタイ・ツヴィ</span>(1626~1676)に関する情報 <span style="color: red;">⑥ </span>世界超国家である<span style="color: magenta;">ロンドン・シティ</span>に関する情報 という六つです。 日本では、原始キリスト教から完全に変質した、ローマ帝国の国教と化したローマ・カトリック教会のキリスト教を主軸とする西洋史に関して、「ローマ・カトリック教会のキリスト教は、ユダヤ教から分かれてできた独立した宗教」としか教えられていません。 これは、まったくの嘘で、実際には、イエスがキリストであることを否定する<span style="color: magenta;">ユダヤ人</span>が、ローマ・カトリック教会のキリスト教をでっち上げたのです。 ローマ・カトリック教会のキリスト教と 反イエスの<span style="color: magenta;">ユダヤ人</span>のユダヤ教が対立抗争しているかのように、ローマ・カトリック教会の成立当初から反イエスの<span style="color: magenta;">ユダヤ人</span>によって演出されてきたのです。 例えば、1~2世紀の間に殉教したローマにある教会の指導者は、ローマ・カトリック教会の初代ローマ教皇に列せられた<span style="color: blue;">ペテロ</span>と同じ<span style="color: magenta;">ユダヤ人</span>でした。 そして、ローマ帝国の<span style="color: blue;">コンスタンティヌス帝</span>(在位: 306~337年)が、<span style="color: purple;">悪魔的啓示 </span><span style="color: blue;">※1</span> を受けた後、<span style="color: red;">313年</span>に<span style="color: red;">ミラノ勅令</span>を公布してキリスト教を公認し、<span style="color: red;">325年</span>に<span style="color: red;">ニカイア公会議</span>を開催して三位一体説その他の教理を定め、後の皇帝<span style="color: blue;">テオドシウス1世</span>(在位: 379~395)が、<span style="color: red;">392年</span>に<span style="color: red;">異教禁止令</span>を公布して、ローマ・カトリック教会のキリスト教を国教化し、ミトラ教その他の宗教を禁止しました。 これらの重大な決定に参画したローマ・カトリック教会の教父や主要な指導者の大部分は、<span style="color: magenta;">ユダヤ人</span>でした。 しかし、ローマ帝国の皇帝の政治権力と結託した<span style="color: red;">313年</span>以降の<span style="color: magenta;">ユダヤ人</span>は、ローマ帝国によるキリスト教弾圧に抵抗して殉教した<span style="color: magenta;">ユダヤ人</span>と異なり、反イエスのユダヤ教を信仰する<span style="color: purple;">秘密結社 </span><span style="color: blue;">※2</span> に属する<span style="color: magenta;">ユダヤ人</span>でした。 つまり、<span style="color: red;">313年</span>以降にローマ帝国の皇帝の政治権力と結託した<span style="color: magenta;">ユダヤ人</span>は、<span style="color: red;">「ローマ・カトリック教会という看板を掲げた反イエスのユダヤ教」</span>の枠組みの中にローマ帝国の市民を捕捉するため、反イエスの<span style="color: magenta;">ユダヤ人</span>のユダヤ教と、ローマ・カトリック教会の反聖書的なキリスト教とが対立しているように見える決まり、即ち、ローマ・カトリック教会の人為的な規則・ 戒律・ 教理を作って実行したのです。 だから、ユダヤ教とローマ・カトリック教会のキリスト教は、服装・ 祭日・ 教理など表面的には違う装いをしていながら、内面的には反イエス・涜神・支配目的・欺瞞教理・聖書曲解といった点で同じ宗教です。 そして、『ローマ・カトリック教会の何が反聖書的なのか?』 について述べると、聖母マリアを偽装した大地母神やイゼベル・ 聖人という悪霊・ 教皇という謬人・ バアル邪神・ ミトラ太陽神・ 龍蛇神などの偶像を崇拝する悪の帝都バビロンと同じ邪悪な信仰を継承したからです。 このローマ・カトリック教会こそが、ローマ帝国の市民から「信仰の自由」を奪い取り、宗教・政治・法律・教育・経済の全てを専制支配したのです。・・・・・ずっと時代は下りますが、ヴェネツィアというものを日本人はほとんど知りません。 非常に間違った形式的な歴史を教えられています。 しかし、ヴェネツィアは、<span style="color: orange;">西暦480年頃</span>に西ローマ帝国が滅びた後、西ローマ帝国の貴族の一部がヴェネツィアに避難してから発展した国際貿易都市です。ヴェネツィアは、イタリヤ半島の北東に位置しますが、ここを避難場所として、西ローマ帝国の貴族の一部と、これに随行した<span style="color: magenta;">ユダヤ人</span>がヴェネツィアに移住してきました。 この時に、ヴェネツィアが、国際貿易で潤う世界首都になるよう計画されたのです。・・・・・ヴェネツィアが起こした重要な事件はたくさんありますが、そのうちの一つは、11~13世紀に起こった十字軍戦争です。十字軍戦争は、ローマ・カトリック教会のローマ教皇庁が旗を振って「聖都エルサレムをイスラム世界から取り戻す」と称して、4回くらい大戦争を起こします。 しかし、ローマ・カトリック教会をそういうふうに煽動して十字軍戦争を起こすためには、西ヨーロッパから出発した軍隊が聖都エルサレムまで遠征するための途轍もない軍資金が必要になるわけです。 さらに、軍隊を輸送する海洋艦隊まで組織しました。 この資金は全部、<span style="color: magenta;">「ヴェネツィアの黒い貴族」</span>が用意しました。 用意したといっても、タダでくれるわけではありません。 ローマ教皇庁・フランス・英国・スペイン・ドイツという国々の王侯貴族に軍資金を貸し付けて「利子」を取るわけです。 また、<span style="color: magenta;">「ヴェネ</span><span style="color: magenta;">ツィア</span><span style="color: magenta;">の黒い貴族」</span>は、イスラム世界にも目をつけます。 さらに、ビザンチン帝国、即ち、東ローマ帝国の後継者である東方ギリシア正教会をも支配下に入れます。 この三つの地域に<span style="color: magenta;">「ヴェネ</span><span style="color: magenta;">ツィア</span><span style="color: magenta;">の黒い貴族」</span>は、目をつけたのです。 これらの三つの地域の勢力を利用して、ローマ・カトリック教会とイスラム世界を戦わせ、次にローマ・カトリック教会と東方ギリシア正教会を戦わせます。 そして、<span style="color: magenta;">「ヴェネ</span><span style="color: magenta;">ツィア</span><span style="color: magenta;">の黒い貴族」</span>が、それぞれの紛争地域に軍隊を動員して、十字軍戦争をだんだん大規模なものにしていきました。 大規模なものにしていくほど、<span style="color: magenta;">「ヴェネ</span><span style="color: magenta;">ツィア</span><span style="color: magenta;">の黒い貴族」</span>は、たくさんのお金を貸し付けて、利子を生み出していきました。 だから、十字軍戦争というのは、<span style="color: magenta;">「ヴェネ</span><span style="color: magenta;">ツィア</span><span style="color: magenta;">の黒い貴族」</span>が、最初から最後まで振り付けをしていたわけです。 こういうことが、日本人には全く知らされていません。・・・・・「東方見聞録」で有名な<span style="color: blue;">マルコ・ポーロ</span>(1254~1324)も、<span style="color: magenta;">「ヴェネ</span><span style="color: magenta;">ツィア</span><span style="color: magenta;">の黒い貴族」</span>が「黄金の国ジパング」の情報を収集するためにモンゴル帝国へ送り出したエージェントだったのです。・・・・・大航海時代の背景は、ポルトガル・スペイン・英国という国家ではなく、ヴェネツィアに浸透した金融寡頭権力の<span style="color: magenta;">「ヴェネ</span><span style="color: magenta;">ツィア</span><span style="color: magenta;">の黒い貴族」</span>だったのです。 このようにして、<span style="color: magenta;">「ヴェネ</span><span style="color: magenta;">ツィア</span><span style="color: magenta;">の黒い貴族」</span>は、世界支配を進めてきたわけです。 そして、<span style="color: magenta;">「ヴェネ</span><span style="color: magenta;">ツィア</span><span style="color: magenta;">の黒い貴族」</span>が最後にしたことは、キリスト教の総本山であるローマ・カトリック教会を大分裂させることでした。 つまり、1517年に<span style="color: blue;">マルチン・ルター</span>(1483~1546)がローマ教皇庁に挑戦して、免罪符を否定する抗議宣言書を教会の扉に張り出したら、あっという間に、非常にわずかの間に、全ドイツにローマ・カトリック教会を非難する抵抗運動が広がりました。 しかし、この<span style="color: blue;">ルター</span>の背後にいたのは、<span style="color: magenta;">「ヴェネ</span><span style="color: magenta;">ツィア</span><span style="color: magenta;">の黒い貴族」</span>だったのです。 <span style="color: magenta;">「ヴェネ</span><span style="color: magenta;">ツィア</span><span style="color: magenta;">の黒い貴族」</span>は、<span style="color: blue;">ルター</span>をヒーローに仕立て上げて、全ヨーロッパ、特にドイツで、ローマ・カトリック教会と、これに反対するプロテスタント教会という二大勢力が巻き起こるように資金援助したため、キリスト教会は、真っ二つに分かれました。 そして、この10~20年後に<span style="color: magenta;">「ヴェネ</span><span style="color: magenta;">ツィア</span><span style="color: magenta;">の黒い貴族」</span>は、プロテスタント教会から脅かされているローマ・カトリック教会に対して、新しく勃興したプロテスタント教会と戦うための「イエズス会」という新しい修道会を組織して与えました。 「イエズス会」を創設したユダヤ人の<span style="color: blue;">イグナチオ・デ・ロヨラ</span>(1491~1556)と<span style="color: blue;">フランシスコ・ザビエル</span>(1506~1552)を選抜して任務を与え、活動資金を提供して強固な軍隊的組織へ育成したのは、<span style="color: magenta;">「ヴェネ</span><span style="color: magenta;">ツィア</span><span style="color: magenta;">の黒い貴族」</span>だったのです。 また、<span style="color: magenta;">「ヴェネ</span><span style="color: magenta;">ツィア</span><span style="color: magenta;">の黒い貴族」</span>は、ローマ・カトリック教会とプロテスタント教会の両方に背後から軍資金を与え、すごい殺し合いを操りました。 この殺し合いが最も激烈に展開したのがドイツで、ドイツではカトリックとプロテスタントの両派の宗教戦争によって、人口が半分になってしまった地域があるくらいです。 ヨーロッパ諸国を支配するカトリックとプロテスタントの両派のキリスト教会の権威を徹底的に失墜させ壊滅することによって、<span style="color: magenta;">「ヴェネ</span><span style="color: magenta;">ツィア</span><span style="color: magenta;">の黒い貴族」</span>の考える世界支配計画を次の段階に進めようとしたわけです。・・・・・<span style="color: magenta;">「ヴェネツィアの黒い貴族」</span>が、ローマ・カトリック教会とプロテスタント教会とに分裂させた後、中近東・地中海の枠を超えた大西洋・インド洋・太平洋の航路を用いる大航海時代を迎え、「世界首都はヴェネツィアでは都合が悪い」ことを認識して、アムステルダムを経てから、ロンドンを新しい世界首都に選びました。ロンドンを<span style="color: magenta;">「ヴェネツィアの黒い貴族」</span>の新しい世界首都にするため、16世紀、<span style="color: blue;">ヘンリー7世</span>(1457~1509)の宮廷にエージェントを潜り込ませ、<span style="color: blue;">ウィリアム・セシル</span>(1520~1598)が次の<span style="color: blue;">ヘンリー8世</span>(1491~1547)の宮廷で重要な役目を果たしました。セシル家とは、<span style="color: magenta;">「ヴェネツィアの黒い貴族」</span>が英国王家に送り込んだエージェントなのです。 この後、<span style="color: blue;">エリザベス1世</span>(1558~1603)が女王の座に就きます。 セシル家は、代々のエリザベス女王の腹心となり、現在に至るまで英国権力の重要な地位に就き続けています。 このようにして、ロンドンを<span style="color: magenta;">「ヴェネツィアの黒い貴族」</span>の新しい世界首都にする計画が始まりました。 計画の終結は18世紀です。 つまり、英国王家の血統が途絶えたので、ドイツからフリーメーソン会員の<span style="color: blue;">ジョージ1世</span>(1660~1727)を迎えて「ハノーバー朝」を開き、英国王家を継いだのです。 「ハノーバー朝」が続いたことにより、ロンドンを<span style="color: magenta;">「ヴェネツィアの黒い貴族」</span>の新しい世界首都にする計画は終結しました。 だから、19世紀のユダヤ人の政治家<span style="color: blue;">ベンジャミン・ディズレリー</span>(1804~1881)は、彼の本の中で「ハノーバー朝以降の英国の国家体制は、ヴェネツィアの憲法に従った」と述べました。・・・・・ ところで、世界首都のロンドンには通常の英国人も知らない秘密があります。 つまり、世界超国家としての<span style="color: magenta;">ロンドン・シティ</span>の存在です。 ともすると、「21世紀の世界金融センターは、米国のウォール街にあり、英国の<span style="color: magenta;">ロンドン・シティ</span>は、ウォール街の下請け化している」などと言われますが、これは、とんでもない誤解です。 <span style="color: magenta;">ロンドン・シティ</span>の面積は2.9キロ平米で、東京都千代田区の面積11.64キロ平米の約4分の1に過ぎませんが、この小さな<span style="color: magenta;">ロンドン・シティ</span>の中にある<span style="color: magenta;">ロンバート街</span>こそが、英国中央銀行のイングランド銀行を中心とする<span style="color: magenta;">真の世界金融センター</span>なのであり、英国の国家・王族・議会・政府の上に君臨する<span style="color: magenta;">独立国</span>なのであり、闇の中にある<span style="color: magenta;">真の世界政府</span>なのです。・・・・・ <span style="color: red;">日本人が知るべき最も重要な西洋史の秘密は「ロンドン・シティ」の真相</span>(152~157頁)、 <span style="color: red;">いま、初めて明かされるロスチャイルド王朝の秘密</span>(157~174頁) ・・・・・ 現在、米国CFR(外交問題評議会)のメンバーは、約3000人といわれていますが、そのうちの73%は、<span style="color: magenta;">ユダヤ人</span>です。 米国の<span style="color: magenta;">ユダヤ人</span>は、米国の人口の3%に過ぎませんが、米国の政治を支配するCFRは、73%が<span style="color: magenta;">ユダヤ人</span>なのです。 CFRは、金融寡頭権力 <span style="color: magenta;">「ヴェネ</span><span style="color: magenta;">ツィア</span><span style="color: magenta;">の黒い貴族」</span>の現代版である<span style="color: magenta;">ロスチャイルド家</span>が事実上、支配しています。 だから、<span style="color: magenta;">ロスチャイルド家</span>は、CFRを通じて米国を支配していることになります。』<br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">※1</span> <span style="color: purple;">悪魔的啓示</span>: 教会史家<span style="color: blue;">ラクタンティウス</span>(240頃~320頃)、教父<span style="color: blue;">エウセビオス</span>(263頃~339)、その他の伝承によると、『<span style="color: blue;">コンスタンティヌス帝</span>(在位: 306~337年)は、312年10月、<span style="color: blue;">マクセンティウス帝</span>(278頃~312)とのローマ北側の決戦場「ミルウィウス橋の戦い」に向かう行軍中、天空に光輝く「逆十字」と、ギリシャ語のクリィストゥス 「ΧΡΙΣΤΟΣ」の先頭2文字「ΧΡ」を取り囲むように、ギリシャ語の「汝これにて勝て」という言葉が浮かんでいるのを見た。 この幻に従って、十字架をあしらった軍旗と、ΧとΡを重ね合わせた紋章「ラバルム」を貼り付けた盾を作って「ミルウィウス橋の戦い」に臨み、<span style="color: blue;">マクセンティウス帝</span>に勝利した』 という。<br />
<br />
<span style="color: blue;">※2 </span> <span style="color: purple;">秘密結社</span>: <span style="color: magenta;">エドム人</span>(ギリシャ語: <span style="color: magenta;">イドマヤ人</span>)の<span style="color: blue;">ヘロデ大王</span>(前73頃~前4)の孫の<span style="color: blue;">ヘロデ・アグリッパ1世</span>(前10頃~44)は、キリスト教徒を殲滅するため、ユダヤ教の秘密結社「秘密の力」 エルサレム・ロッジを<span style="color: orange;">43年</span>に創設した。 これが、秘密結社<span style="color: magenta;">フリーメーソン</span>の源流となった。<br />
<br />
以上を要約すると、ローマ帝国の政治権力と一体化したローマ・カトリック教会の反聖書的な規則・戒律・教理<span style="color: red;">= </span>反イエスのユダヤ教の秘密結社<span style="color: orange;"> フリーメーソン+イエズス会≧イルミナティ</span><span style="color: red;">= </span>金融寡頭権力の<span style="color: magenta;">「ヴェネ</span><span style="color: magenta;">ツィア</span><span style="color: magenta;">の黒い貴族」</span><span style="color: red;">= </span>英国の<span style="color: magenta;">ロンドン・シティ</span><span style="color: red;">= </span>国際金融資本家の<span style="color: magenta;">ロスチャイルド家</span><span style="color: red;">= </span>世界超国家<span style="color: red;">= </span>現代社会のユダヤ教改革派となる。 但し、国際金融資本家の<span style="color: magenta;">ロスチャイルド家</span>と言えども、生老病死の四苦を免れない普通の人間であって、数百年単位で世界覇権を維持しうる不思議な政治力学を調査研究した場合、人間を超えた、<span style="color: magenta;">実在する悪魔</span>の司る<span style="color: orange;">「人類コントロール・システム」</span>が稼働してきた事実を見出すだろう。 例えば、1963年の<span style="color: blue;">ジョン・F・ケネディ</span>(1917~1963)<span style="color: red;">大統領暗殺事件</span>と、2001年の<span style="color: red;">911米国同時多発テロ事件</span>に隠された<span style="color: blue;">真相</span>を理解すれば、世界各国の中央銀行を握る秘密結社<span style="color: red;">イルミナティ</span>の上に君臨した、「超人・怪人・怪物・幽霊・宇宙人・MIB・UFO・UMA」を操る<span style="color: magenta;">悪魔</span>の司る<span style="color: orange;">「人類コントロール・システム」</span>の下にある恐るべき現状を正しく認識できるようになる。 そして、<span style="color: magenta;">悪魔</span>による人類支配の手段は、<span style="color: orange;">金融寡頭支配</span>・ <span style="color: orange;">マインドコントロール</span>・ <span style="color: orange;">憑依</span>であって、『聖書』の教えと寸分の狂いもない、この歴史認識と現状認識こそ、万人を救い、万人に自由をもたらす、究極の真理である。<br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: purple;">(4) 古代イスラエル王国の歴史検証</span><br />
<span style="color: purple;">A.</span><span style="color: purple;">南朝ユダ王国2支族と 北朝イスラエル王国10支族に分裂したイスラエル王国</span><br />
『聖書』 における<span style="color: purple;">ヘブライ人</span>とは、ヘブル人と表現されることもあり、<span style="color: blue;">アブラハム・イサク・ヤコブ</span>の血統を継ぐ「神の民」を指す。 <span style="color: blue;">ヤコブ</span>は、<span style="color: blue;">イスラエル</span>と改名したことから、<span style="color: blue;">ヤコブ</span>の12人の息子たちの血統を継ぐ12支族を<span style="color: purple;">イスラエル人</span>という。 この後、大指導者<span style="color: blue;">モーセ</span>による「出エジプト」を経て、イスラエル王国を建国した。 <span style="color: blue;">ソロモン大王</span>(在位前961頃~前922頃)の没後の<span style="color: orange;">紀元前928年</span>、南朝ユダ王国の2支族と北朝イスラエル王国の10支族に分裂した。 そして、<span style="color: orange;">紀元前722年</span>、北朝イスラエル王国の10支族は、アッシリア帝国の捕囚となり、その行方が失われたため、南朝ユダ王国の2支族を指して<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>と呼ぶようになる。 なお、<span style="color: purple;">神武天皇</span>が日本建国を果たしたのは、北朝イスラエル王国の10支族が、アッシリア帝国の捕囚となった<span style="color: orange;">紀元前722年</span>から62年後の<span style="color: orange;">紀元前660年</span>である。 だから、『アッシリア帝国に侵入を繰り返したスキタイ系騎馬民族と<span style="color: purple;">神武天皇</span>の率いた日本(ヤマト=ヤ・ウマト=神の民)は、アッシリア帝国に対する共同戦線を築いた可能性が高い』 という歴史認識がある。<br />
<span style="color: purple;"><br /></span>
<span style="color: purple;">B.</span><span style="color: purple;">アッシリア帝国に捕囚された北朝イスラエル王国10支族とスキタイ系騎馬民族の共同戦線</span><br />
アッシリア帝国は、スキタイ系騎馬民族の度重なる侵入によって徐々に国力を失った。 スキタイ系騎馬民族は、アッシリア帝国の捕囚民のイスラエル人と共同・連携しながらアッシリア帝国と戦ったと考えられる。 つまり、スキタイ系騎馬民族と捕囚民のイスラエル人の共同戦線は、双方にとって利益のある最善の軍事同盟であり、アッシリア帝国は、その統治する領土の外部と内部の両方から攻撃され続けたことになる。 なお、この時代の最新最強の戦闘方法は、「騎馬戦」であり、『アッシリア帝国の騎馬兵は、「世界最古の騎馬民族」と言われる<span style="color: purple;">スキタイ人</span>の練達した「騎馬戦」には敵わなかった』であろう。 そして、アッシリア帝国は、スキタイ系騎馬民族の侵入、統治下の諸民族の反乱蜂起と同時に、統治下にあるバビロニア地方とメデア地方の分離独立運動が激高した。 やがて、アッシリア帝国は、バビロニア・メデア分離独立運動の連合軍の攻撃を受け、<span style="color: orange;">紀元前612年</span>に首都ニネベが陥落し、<span style="color: orange;">紀元前609年</span>に滅亡した。 かくして、アッシリア帝国の捕囚から解放された北朝イスラエル王国の10支族は、世界史上から消えて<span style="color: red;">行方不明</span>になったが、諸帝国・諸王国の興亡と野蛮な戦乱に明け暮れる「中東地域」に辟易し、スキタイ系騎馬民族と共に、陸と海のシルクロード交易ルートを通って、太陽の昇る「極東地域」へと向かい、やがて、自然の恵み豊かな理想郷である日本列島に到着したと考えられる。 なぜなら、日本列島に20万基以上ある古墳・積石塚の約10%の2万基以上が、スキタイ系騎馬民族の様式であるからだ。 また、『<span style="color: red;">日ユ同祖論</span>または<span style="color: magenta;">日本列島</span>に関する<span style="color: red;">伝承</span>が、太古から連綿と続いていた』 のであり、<span style="color: red;">日ユ同祖論</span>を裏付ける聖句が<span style="color: blue;">「イザヤ書」 </span>以外にも多々ある。 従って、『<span style="color: purple;">神武天皇</span>は、<span style="color: magenta;">日本列島</span>に関する諸情報を十分に把握した上で、<span style="color: orange;">紀元前660年</span>に日本建国を果たし、スキタイ系騎馬民族と共同して 北朝イスラエル王国10支族を捕囚したアッシリア帝国と戦って、同胞の10支族の解放を果たした後に、陸と海のシルクロード交易ルートを通って、南朝ユダ王国の<span style="color: blue;">イザヤ</span>が、預言者としての<span style="color: magenta;">召命</span>を「神」から受けた<span style="color: orange;">紀元</span><span style="color: orange;">前740年</span>から有名な理想郷の日本列島に向かった』 と考えられる。 <br />
<div>
<span style="color: purple;"><br /></span>
<span style="color: purple;">C.</span><span style="color: purple;">バビロニア帝国による</span><span style="color: purple;">南朝ユダ王国2支族の「バビロン捕囚」</span></div>
アッシリア帝国の捕囚となった北朝イスラエル王国は、<span style="color: orange;">紀元前609年</span>、アッシリア帝国の滅亡をもって捕囚から完全に解放された。 しかし、今度は、<span style="color: orange;">紀元前587年</span>に南朝ユダ王国が、バビロニア帝国(新バビロニア王国)によって最終的に滅ぼされ、<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>が<span style="color: blue;">「バビロン捕囚」</span>に陥った。 しかし、この48年後の<span style="color: orange;">紀元前539年</span>、今度は、ペルシャ帝国(アケメネス朝)がバビロニア帝国(新バビロニア王国)を滅ぼすと、首都<span style="color: blue;">バビロン</span>で捕囚されていた<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>は解放され、エルサレム地方に帰還することができた。 但し、この時、<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の<span style="color: blue;">王族</span>を含む大勢が<span style="color: red;">行方不明</span>になったのである。 従って、これら<span style="color: orange;">紀元前539年</span>に<span style="color: red;">行方不明</span>になった<span style="color: blue;">ダヴィデ王朝の男系の末裔である</span><span style="color: blue;">王族</span>を含む<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>が、<span style="color: orange;">紀元前722年</span>以降に<span style="color: red;">行方不明</span>となった北朝イスラエル王国の<span style="color: purple;">イスラエル人</span>と<span style="color: red;">合流</span>したことは想像に難くない。 ちなみに、陸と海のシルクロード交易ルートを通じて、世界各地に離散した<span style="color: purple;">イスラエル人</span>と<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の間に交流と姻戚関係があったことを考慮すると、<span style="color: purple;">ヘブライ人 > イスラエル人 ≧ ユダヤ人 </span>という関係にある。<br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: purple;">(5) 行方不明になった北朝イスラエル王国のイスラエル人と南朝ユダ王国のユダヤ人の合流</span><br />
『<span style="color: orange;">紀元前722年</span>に北朝イスラエル王国の10支族がアッシリア帝国に捕囚され、その行方が失われた62年後の<span style="color: orange;">紀元前660年</span>に<span style="color: purple;">神武天皇</span>が日本建国を果たした。 この後、北朝イスラエル王国の10支族を捕囚していたアッシリア帝国が、スキタイ系騎馬民族の侵入、統治下の諸民族の反乱蜂起、バビロニア地方とメデア地方の分離独立運動の激高により、<span style="color: orange;">紀元前609年</span>に滅亡した』 という、この歴史的な因果関係に注目すべきである。 そして、更に、<span style="color: orange;">紀元前539年</span>に南朝ユダ王国の<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>が<span style="color: blue;">「バビロン捕囚」</span>から解放されたにもかかわらず、その<span style="color: blue;">王族</span>を含む大多数が聖都エルサレムに帰還することなく<span style="color: red;">行方不明</span>になった。 <span style="color: purple;">神武天皇の</span>日本建国から121年後のことである。 従って、南朝ユダ王国の<span style="color: red;">行方不明</span>になった<span style="color: blue;">ダヴィデ王朝の男系の血統を継承する王族</span>を含む<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>は、<span style="color: purple;">神武天皇</span>の建国した<span style="color: red;">日本(ヤマト)</span>に<span style="color: red;">合流</span>したと考えられる。 但し、<span style="color: purple;">神武天皇</span>たちが、日本列島に渡来した最初の<span style="color: purple;">イスラエル人</span><span style="color: purple;">≧ ユダヤ人</span>というわけではない。<br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: purple;">(6) 日本列島に渡来したイスラエル人≧ ユダヤ人の歴史</span><br />
<span style="color: purple;">A.第一波の</span><span style="color: purple;">渡来</span>
<br />
古代イスラエル王国の栄華を極めた<span style="color: blue;">ダヴィデ大王</span>(在位:前993頃~前961頃)の子の<span style="color: blue;">ソロモン大王</span>(在位:前961頃~前922頃)が、タルシシュ船を用いて世界的な海洋交易を営んでいたことから判断すれば、『<span style="color: blue;">ソロモン大王</span>の時代の<span style="color: purple;">イスラエル人</span>は、日本列島に既に渡来し定住していた』 と考えるべきだろう。 なぜなら、大分県の国東半島で<span style="color: orange;">紀元前800年代</span>の製鉄所遺跡(重藤遺跡など)が見つかっているからだ。 これが、日本列島に渡来した<span style="color: purple;">イスラエル人</span>の<span style="color: red;">第一波</span>であり、弥生時代の幕開けとなる。 <span style="color: red;">第一波</span>の<span style="color: purple;">イスラエル人</span>は、タルシシュ船でインド洋を渡って来たのであり、九州地方の南部である鹿児島県・宮崎県・熊本県・大分県の沿岸部に拠点を築いたと考えられる。 さて、ここで、『古事記』(712)と『日本書記』(720)にある<span style="color: magenta;">「天孫降臨」</span>について考えると、『聖書』から見た場合、<span style="color: magenta;">「天孫降臨」</span>とは、天照大御神から『<span style="color: purple;">豊葦原の中つ国</span>(日本列島)を治めよ』 という命令を受けた<span style="color: blue;">天忍穂耳命</span>(あめのおしほみみのみこと)の子にして天照大御神の<span style="color: magenta;">孫</span>である<span style="color: blue;">邇邇藝命</span>(ににぎのみこと)が、天照大御神から授かった三種神器<span style="color: blue;">※</span>をたずさえて、<span style="color: blue;">天児屋命</span>(あめのこやねのみこと)・<span style="color: blue;">布刀玉命</span>(ふとたまのみこと)を引き連れて、<span style="color: purple;">高天原</span>(神の御国)から<span style="color: purple;">日向国</span>(鹿児島県~宮崎県)の<span style="color: purple;">高千穂峰</span>(標高1574m)に降臨したことをいう。 従って、<span style="color: magenta;">「天孫降臨」</span>とは、<span style="color: red;">第一波</span>の<span style="color: purple;">イスラエル人</span>の日本列島渡来と同時期に起きた<span style="color: blue;">邇邇藝命</span>ら天使3人の<span style="color: purple;">高千穂峰</span>の降臨と、この後に<span style="color: purple;">イスラエル人</span>が受けた不思議な霊的支援を神話的に表現した伝承であろう。 だから、『天照大御神に象徴される「聖書」の神の命令を受けた<span style="color: blue;">邇邇藝命</span>ら天使3人は、<span style="color: red;">第一波</span>の<span style="color: purple;">イスラエル人</span>に対して三種神器を示しながら、九州地方の南部に拠点を確保するよう強く求め、<span style="color: magenta;">未知現象</span>を伴う霊的な支援をも行って、<span style="color: purple;">イスラエル人</span>の領土の拡張を推し進めた。 そして、この時期の縄文人は、弥生時代の幕開けという歴史的な大転換期の訪れを、その霊的な次元から実感した』 と想われる。<br />
<span style="color: blue;">※ </span>三種神器とは、天孫降臨の時に、<span style="color: blue;">邇邇藝命</span>が天照大御神から授けられた鏡・玉・剣をいう。 三種神器は、イスラエル人の「契約の箱」の中に納められていたモーセの十戒石板・マナの壺・アロンの杖に相当する。 そして、<span style="color: blue;">ソロモン大王</span>(在位:前961頃~前922頃)が壮麗な石造神殿を完成させた時の神殿の至聖所に「契約の箱」と、この中に「二枚の板」は在った(<span style="color: blue;">「2歴代誌」 5:10</span>)が、マナの壺・アロンの杖は既に無く、後世になると、モーセの十戒石板と「契約の箱」も失われた。 なお、「契約の箱」は、南朝ユダ王国の<span style="color: blue;">ヨシヤ王</span>(在位:前640~前609)の時代(<span style="color: blue;">「2歴代誌」 35:3</span>)を最後に失われた。 この一方、「契約の箱」を別として、歴代天皇が三種神器を代々継承してきた史実がある。<br />
<br />
<span style="color: purple;">B.第二波の</span><span style="color: purple;">渡来</span><br />
<span style="color: red;"> 第二波</span>の日本列島への渡来は、<span style="color: blue;">神武天皇</span>たちになる。 <span style="color: blue;">神武天皇</span>による日本建国は、<span style="color: orange;">紀元前660年</span>であるが、日本神話にある「神武東征」 とは、ユーラシア大陸における東征と、日本列島における東征という二重の意味がある。 そして、<span style="color: blue;">神武天皇</span>は、タルシシュ船でインド洋を渡って日本列島に渡来し、その他の主力は、ユーラシア大陸のシルクロードを通って日本列島に渡来したのではないだろうか。 こうして、<span style="color: red;">第二波</span>で日本列島に渡来した<span style="color: purple;">イスラエル人≧ ユダヤ人</span>は、<span style="color: red;">第一波</span>の九州地方に拠点を築いた<span style="color: purple;">イスラエル人</span>の支援を受けながら、瀬戸内海または四国南側の海岸沿いに東方へ移動し、兵庫県の淡路島に集結した。 これ即ち、日本神話にある最初の<span style="color: red;">「国生み」</span>である。 これと同時に、シルクロードを通って古代朝鮮半島を経てから日本列島に渡来してくる後続の<span style="color: purple;">イスラエル人≧ ユダヤ人</span>のために、日本海に浮かぶ隠岐島・壱岐島・対馬・佐渡島と、島根県の出雲地方をも開拓して統治した。 これが後の<span style="color: red;">出雲王国</span>の始源になった。<br />
<br />
<span style="color: purple;">C.第三波の</span><span style="color: purple;">渡来</span><br />
<span style="color: red;">第三波</span>の日本列島への渡来は、<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>である秦の<span style="color: blue;">始皇帝</span>(<span style="color: orange;">前259~前210</span>)と<span style="color: blue;">徐福</span>たちである。 この史実は、中国の<span style="color: purple;">『義楚六帖』</span>(954)に書いてある。 日本全国各地に残る<span style="color: blue;">徐福</span>渡来伝説は、真摯に研究する価値がある。なお、<span style="color: blue;">徐福</span>渡来後も、陸と海のシルクロード交易ルートを通じて、<span style="color: purple;">イスラエル人</span><span style="color: purple;"> ≧ </span><span style="color: purple;">ユダヤ人</span>や騎馬民族の<span style="color: magenta;">スキタイ人</span>の日本列島への渡来が継続されていた。 この歴史は、日本全国に20万基以上ある古墳・積石塚の約10%の2万基以上が<span style="color: magenta;">スキタイ</span>型の文化様式を備えている面からも明らかだ。 この<span style="color: red;">第三波</span>の<span style="color: purple;">イスラエル人</span><span style="color: purple;"> ≧ </span><span style="color: purple;">ユダヤ人</span>と騎馬民族は、日本列島の中の未開拓地を求めた。 そして、灌漑と水運に便利な利根川・荒川・東京湾を動線として、埼玉県 行田市の<span style="color: purple;">稲荷山古墳</span>周辺を中心とした群馬県・茨城県・千葉県・東京都・神奈川県・山梨県にわたる広大な関東地域に、いわゆる<span style="color: red;">関東日本王国</span>を樹立した。 ちなみに、<span style="color: magenta;">漢字</span>は、本来の<span style="color: magenta;">秦字</span>と呼ぶべきであり、ヘブライ語の文字と単語の意味に基づき、視覚的にもコミュニケーションとれるように神霊の啓示に導かれた<span style="color: blue;">始皇帝</span>の一派が新たに創作した表意文字であり、日常的に使用する字体の統一を計った。 この<span style="color: blue;">始皇帝</span>の一派が、日本列島に渡来して、この新しい文字文化を普及した以上、『<span style="color: magenta;">漢字(</span><span style="color: magenta;">秦字</span><span style="color: magenta;">)</span>は、<span style="color: blue;">始皇帝</span>の一派が日本語(ヘブライ語)に基づいて日本列島で新たに普及・発達させた日本発祥の文字だ』 と言える。 この点、ドイツ系<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の親日家 <span style="color: blue;">ハルペン・ジャック</span>(1946~)氏の「漢字原子論」(漢字成立理論)などは参考になる。 さて、中国共産党一党独裁の中国政府が、<span style="color: blue;">始皇帝</span>の陵墓その他の遺跡の発掘調査情報を公開しない理由は、<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>やペルシャ人の刀剣・宝飾品・工芸品といった遺物ばかりであるため、中華思想を持つ中国人に与える文化的衝撃を考慮した措置であろう。<br />
<br />
<span style="color: purple;">D.第四波の</span><span style="color: purple;">渡来</span><br />
<span style="color: red;">「ユダヤ戦争」</span>(<span style="color: orange;">66~73</span>)の終結後、<span style="color: blue;">イエス・キリスト</span>の教えを信仰する原始キリスト教徒の<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>や<span style="color: magenta;">ペルシャ人</span>など、ローマ帝国から流出した諸民族が、シルクロード交易ルートを通って古代朝鮮半島の<span style="color: lime;">辰韓~新羅</span>に寄留した後に、<span style="color: red;">第四波</span>の日本列島への渡来を果たした。 そして、弥生時代末期の<span style="color: orange;">150~250年頃</span>に原始キリスト教徒の<span style="color: blue;">仲哀天皇</span>・<span style="color: blue;">神功皇后</span>・<span style="color: blue;">応神天皇</span>は、<span style="color: purple;">古代豪族連合</span>から成る<span style="color: red;">大和</span><span style="color: red;">朝廷</span>の統治権を、淡路島・四国・九州・日本海地域から、更に関西地域へと拡張した。 なぜなら、『古事記』(712)にある<span style="color: red;">「国生み神話」</span>の順序が、<span style="color: purple;">『 1.淡路島→ 2.四国→ 3.隠岐島→ 4.九州→ 5.壱岐島→ 6.対馬→ 7.佐渡島→ 8.本州 』 </span>であった以上、『弥生時代末期の<span style="color: orange;">150~250年頃</span>の<span style="color: red;">大和朝廷</span>は、<span style="color: blue;">神武天皇</span>以来の<span style="color: magenta;">領土</span>を継承しながら関西地域にも、その統治権を拡張し続けた』 と考えられるからだ。 この後、古墳時代の<span style="color: orange;">300~400年頃</span>の<span style="color: red;">大和</span><span style="color: red;">朝廷</span>は、日本海地域に一大勢力を築いた<span style="color: red;">出雲王国</span>や、広大な関東地域を既に統治していた<span style="color: red;">関東日本王国</span>との平和的な対等併合に尽力した。 このようにして、<span style="color: red;">第四波</span>の<span style="color: purple;">原始キリスト教徒</span>である<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>は、弥生時代末期から飛鳥時代初期にかけて、日本列島を既に統治していた<span style="color: purple;">古代ユダヤ教</span>を奉ずる<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>と騎馬民族から、その統治権を平和裏に継承した。 そして、飛鳥時代初期の<span style="color: red;">大和</span><span style="color: red;">朝廷</span>は、奈良県 明日香村の<span style="color: purple;">飛鳥板葺宮</span>周辺を都として、和歌山県・大阪府・京都府・滋賀県・兵庫県にわたる広大な関西地域を統治した。 飛鳥時代初期には、古代朝鮮半島の<span style="color: lime;">辰韓~新羅</span>を植民地にした<span style="color: purple;">原始キリスト教徒</span>のユダヤ人その他のローマ帝国の諸民族の末裔との外交関係を重視し、ローマ帝国と同じ水準の上水道と下水排水溝・噴水設備・ガラス製食器などの技術と文物を日本に導入した。 従って、『<span style="color: red;">大和</span><span style="color: red;">朝廷</span>の極めて高度な精神文化と物質文明を土台として、古墳時代~ 飛鳥時代~ 奈良時代~ 平安時代~ 鎌倉時代~ 南北朝・室町時代~ 戦国時代~ 江戸時代へと続く、ヘブライ語に由来する日本語を使う優秀な日本人と比類なき日本文化を次第に形成した』 と言える。 なお、日本神話にある<span style="color: red;">「国譲り」</span>とは、<span style="color: magenta;">縄文人</span>から<span style="color: magenta;">弥生人</span>へ、また、<span style="color: red;">国津神</span>から<span style="color: red;">天津神</span>への日本列島の統治権の委譲という二重の意味がある。 後者については、<span style="color: red;">国津神</span>である<span style="color: magenta;">縄文人</span>のアニミズムと習合した<span style="color: magenta;">「古神道」(日本的ユダヤ教)</span>を信仰する<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>から、<span style="color: red;">天津神</span>である<span style="color: magenta;">「新約聖書」</span>を信仰する<span style="color: purple;">原始</span><span style="color: purple;">キリスト教徒のユダヤ人</span>に<span style="color: red;">日本列島の統治権を委譲した歴史の物語</span>であることを考慮すれば、『弥生時代末期の<span style="color: orange;">150~250年頃</span>の<span style="color: red;">大和</span><span style="color: red;">朝廷</span><span style="color: red;">の大王</span><span style="color: blue;">(</span><span style="color: blue;">仲哀天皇</span>~<span style="color: blue;">神功皇后</span>~<span style="color: blue;">応神天皇</span><span style="color: blue;">)</span>は、<span style="color: blue;">ダヴィデ王朝の男系の血統を継承する</span><span style="color: purple;">原始キリスト教徒のユダヤ人</span>であった。そして、<span style="color: blue;">ダヴィデ王朝の男系の血統</span>に関しては、初代の<span style="color: blue;">神武天皇</span>以来、今上陛下に至るまで<span style="color: magenta;">万世一系</span>である』 と考えられる。 なぜなら、次章 <span style="background-color: white; color: red; font-family: "arial" , "tahoma" , "helvetica" , "freesans" , sans-serif; font-size: 14.85px; line-height: 20.79px;">【 2 】 </span><span style="background-color: white; color: blue; font-family: "arial" , "tahoma" , "helvetica" , "freesans" , sans-serif; font-size: 14.85px; line-height: 20.79px;">ユダ族のダヴィデ大王の子孫に継承される王権の永遠性を記した聖句</span><span style="background-color: white; color: purple; font-family: "arial" , "tahoma" , "helvetica" , "freesans" , sans-serif; font-size: 14.85px; line-height: 20.79px;"> ( 天壌無窮 </span><span style="background-color: white; color: purple; font-family: "arial" , "tahoma" , "helvetica" , "freesans" , sans-serif; font-size: 14.85px; line-height: 20.79px;">にして 万世一系の天皇に関する聖句 )</span>に示したごとく、『聖書』に、そのように書いてあるからだ。 それに、次のような最新の発見がある。<br />
<span style="color: blue;">■ </span>沖縄県うるま市の教育委員会は、『<span style="color: orange;">2013(平成25)年</span>に沖縄市内の「勝連城跡」の調査が行われた際、3世紀~4世紀頃の古代ローマ帝国の銅貨4枚と17世紀後半のオスマン帝国の銅貨1枚が見つかった。 古代ローマ帝国の銅貨は、直径1.6cm~2cmで、人物の姿とローマ文字が刻まれている』 と、<span style="color: orange;">2016年9月26日</span>に発表した。<br />
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<br /></div>
<span style="color: purple;">E.第五波の渡来</span><br />
<span style="color: red;"> </span><span style="color: red;">「ユダヤ戦争」</span>(<span style="color: orange;">66~73</span>)の終結後、ローマ帝国の政治権力に迎合することなく、シルクロード交易の東方諸国に向かった、神に呪われた<span style="color: purple;">ユダヤ教徒のユダヤ人</span>の末裔は、飛鳥時代末期の日本列島に<span style="color: red;">第五波</span>として渡来してきた。この<span style="color: purple;">ユダヤ教徒のユダヤ人</span>は、<span style="color: orange;">400~500年頃</span>、古代朝鮮半島の<span style="color: lime;">馬韓</span>を前身とする<span style="color: lime;">百済</span>に集結して寄留を始め、やがて、<span style="color: red;">大和</span><span style="color: red;">朝廷</span>の統治する飛鳥時代末期の日本列島にも政治勢力を築いた。 なお、朝鮮人が朝鮮半島に定住する以前の<span style="color: orange;">500年</span>以前まで、倭人と呼ばれた日本人が古代朝鮮半島南部の任那という地域を「任那日本府」を通じて統治した。これは、中国「栄書」・「日本書紀」・考古学上の事実で、『シルクロードから来た<span style="color: purple;">原始キリスト教徒</span>の<span style="color: red;">諸民族</span>を日本列島に安全に輸送する役割があった』と考えられる。 以上の古代朝鮮半島の地政学の下、<span style="color: blue;">藤原鎌足</span>(614~669)を中心とする<span style="color: lime;">百済系</span>の<span style="color: purple;">ユダヤ教徒のユダヤ人</span>の政治勢力は、野蛮な<span style="color: red;">「大化の改新」</span><span style="color: purple;">(645)</span>を断行し、<span style="color: purple;">原始</span><span style="color: purple;">キリスト教徒</span>の<span style="color: blue;">蘇我氏</span>を皇族とする<span style="color: red;">大和</span><span style="color: red;">朝廷</span>を簒奪するに至った。 詳細は、<span style="color: purple;">(10) </span>において考察する。 <br />
<br />
<span style="color: purple;">F.奈良時代以降の渡来</span><br />
<span style="color: purple;">原始キリスト教</span>に忠実であるが故に、聖母マリアの神性と三位一体の神観を否定した唯一神観の<span style="color: purple;">ネストリウス派=</span><span style="color: purple;">景教</span>を信仰した<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>を含むローマ帝国の<span style="color: purple;">景教徒</span>の日本渡来は、奈良時代初期から平安時代初期に至る約100年間であったと考えられる。 但し、当時の<span style="color: purple;">朝廷</span>を差配した<span style="color: purple;">ユダヤ教</span>の<span style="color: red;">タルムード</span>を奉ずる<span style="color: blue;">藤原氏</span>の下では、冷遇または弾圧されることはあっても、厚遇または重用されることはなかったであろう。 なお、次のような最新の発見がある。<br />
<span style="color: blue;">■</span><span style="color: blue;"> </span>奈良文化財研究所は、『50年前の発掘調査で見つかった、奈良市の平城宮跡から出土した8世紀の木簡を、今年、赤外線を使って調べたところ、「破斯清通」(はし・きよみち)という役人の名前が記されていることが判明した。 「破斯」という名字は、ペルシャを意味する「波斯」と読み方が同じであり、木簡に記された人物はペルシャ人とみられる。 「続日本紀」(797)には、「736年、遣唐使が連れ帰ったペルシャ人が聖武天皇と面会し、その後、位を授けられた」という記述があり、このペルシャ人は、木簡に記された人物と同一人物の可能性がある』 と、<span style="color: orange;">2016年10月5日</span>に発表した。<br />
<br />
<span style="color: purple;">G.日本列島の縄文人</span><br />
『世界最古の土器文明を持つ日本列島の<span style="color: purple;">縄文人</span>が、「ノアの大洪水」後に興った<span style="color: purple;">シュメール人</span>になった』 という考古学研究者もおり、仮に、そうだとすれば、『 <span style="color: purple;">シュメール人</span>の末裔である<span style="color: blue;">アブラハム</span>以来、とても長い時代を経て、<span style="color: blue;">アブラハム・</span><span style="color: blue;">イサク・ヤコブ</span>の子孫である「神の民」<span style="color: purple;">イスラエル人</span><span style="color: purple;"> ≧ </span><span style="color: purple;">ユダヤ人</span>が、再び日本列島に帰還した』 と言えよう。 また、最新の考古学上の研究成果を踏まえると、『世界最古の土器文明を持つ<span style="color: purple;">縄文人</span>は、カヌーを用いた航海術に長けており、<span style="color: magenta;">北太平洋ルート</span>として、凍結したベーリング海峡を越えてアラスカ方面から北米大陸に渡った。 <span style="color: magenta;">黒潮ルート</span>として、太平洋を横断して南米・北米大陸に渡った。 <span style="color: magenta;">南太平洋ルート</span>として、南洋諸島沿いに南米大陸に渡った』 と考えられる。 詳しくは、右記を参照してほしい。 <span style="color: blue;">:</span> 北米大陸の原住民のインディアンの骨格と土器文化(戦前の西村眞次説、2001年8月1日付 読売新聞)、南米ペルー・エクアドル共和国のヴァルディビィア遺跡から出土した縄文土器(1965年発表のメガーズ・エヴァンズ説)、南太平洋バヌアツ共和国のエファテ島メレ平野のヤムイモ畑から出土した縄文土器(1996年8月14日付 読売新聞)<br />
<br />
<span style="color: purple;">H.日本列島に</span><span style="color: purple;">大和朝廷を樹立した第二波と第三波と第四波のイスラエル人</span><span style="color: purple;"> ≧ </span><span style="color: purple;">ユダヤ人</span><br />
縄文時代末期から弥生時代を経て古墳時代初期に行われた、<span style="color: red;">第二波</span>と<span style="color: red;">第三波</span>と<span style="color: red;">第四波</span>の<span style="color: purple;">イスラエル人</span><span style="color: purple;"> ≧ </span><span style="color: purple;">ユダヤ人</span>による国土開発の手始めは、起伏の多い地形を正確に測量して、日本列島の地図を作成することであった。 詳細は、<span style="color: purple;">(8) </span>において考察したい。<br />
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<br />
<br />
<span style="color: purple;">(7) 日本(ヤマト)によって統治されていた古代朝鮮半島</span><br />
<span style="color: purple;">A.秦帝国の滅亡と扶余の誕生</span><br />
<span style="color: blue;">イザヤ書</span> <span style="color: blue;">49:12</span> 「シニム(シン=中国大陸)の地」 と書いてあるように、ヘブライ語では中国大陸を指して「シニム」 「シン」 と呼称した。ここでは、秦帝国の<span style="color: purple;">イスラエル人</span><span style="color: purple;"> ≧ </span><span style="color: purple;">ユダヤ人 </span>起源に関する解説を省略して、古代朝鮮半島の情勢に絞った考察をおこないたい。 <span style="color: purple;">イスラエル人</span><span style="color: purple;"> ≧ </span><span style="color: purple;">ユダヤ人</span>を指導者層とする<span style="color: blue;">秦帝国</span>が、<span style="color: orange;">紀元前207年</span>に滅亡した後、シルクロードに沿った古代朝鮮半島の北部に、<span style="color: blue;">扶余</span>というミステリアスな国が誕生した。 『<span style="color: blue;">扶余</span>という国名は、ヘブライ語で<span style="color: magenta;">「神」</span>を表す聖四文字<span style="color: magenta;">YHWH(ヤハウェ)</span>をユダヤ教の<span style="color: red;">アナグラム(言葉遊び)</span>によって並べ替えた<span style="color: magenta;">HWYH(フーヨー)</span>に由来し、ユダヤ教の<span style="color: red;">アナグラム</span>を心得ている<span style="color: purple;">イスラエル人</span><span style="color: purple;"> ≧ </span><span style="color: purple;">ユダヤ人</span>であれば誰でも簡単に<span style="color: magenta;">「同胞の住む神の国」</span>として識別できた』 と考えられる。 こう考えると、『<span style="color: blue;">徐福</span>の大船団に乗船して日本列島に渡航することのできなかった、いわゆる、<span style="color: blue;">秦帝国</span>に取り残された<span style="color: purple;">イスラエル人</span><span style="color: purple;"> ≧ </span><span style="color: purple;">ユダヤ人</span>と、ペルシャ方面からシルクロードを通って日本列島を目指した<span style="color: purple;">イスラエル人</span><span style="color: purple;"> ≧ </span><span style="color: purple;">ユダヤ人</span>とが、古代朝鮮半島の北部で合流することによって成立した<span style="color: magenta;">古代ユダヤ教国</span>が、<span style="color: blue;">扶余</span>であった』 と分かる。<br />
<span style="color: purple;"><br /></span>
<span style="color: purple;">B.扶余~高句麗、馬韓~</span><span style="color: purple;">百済</span><span style="color: purple;">、辰韓~</span><span style="color: purple;">新羅 </span><span style="color: purple;">の建国神話を分析する際の前提条件</span><br />
古代朝鮮半島に勃興した <span style="color: lime;">扶余~高句麗</span>、 <span style="color: lime;">馬韓~</span><span style="color: lime;">百済</span>、 <span style="color: lime;">辰韓~</span><span style="color: lime;">新羅 </span>という国々の領土と民族構成は、時代の変遷につれて激しく変化したことを忘れてはならない。 つまり、『古代朝鮮半島は、シルクロードの東端に位置し、<span style="color: purple;">イスラエル人</span><span style="color: purple;"> ≧ </span><span style="color: purple;">ユダヤ人</span>にとっては、<span style="color: magenta;">日本列島</span>という自然の恵み豊かな <span style="color: magenta;">「地上の楽園」 「</span><span style="color: magenta;">乳と密の流れる地」 「契約の民に啓示された約束の地」</span>に向かうための公共道路・ 通過地域・ 寄留地・ 植民地に過ぎなかった』 ということだ。 もちろん、古代朝鮮半島の原住民も居たわけであるが、<span style="color: purple;">イスラエル人</span><span style="color: purple;"> ≧ </span><span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の極めて高度な精神文化と物質文明から見れば、爬虫類のごとく下等で忌まわしく冗談の対象でしかない存在であったことが、古代朝鮮半島の国々の建国神話から推察される。<br />
<span style="color: purple;"><br /></span>
<span style="color: purple;">C.</span><span style="color: purple;">朝鮮半島人と日本人は全く異質かつ無関係である</span><br />
古代朝鮮半島に残された建国神話・民間伝承・考古学を総合的に分析すると、『朝鮮半島人は、<span style="color: purple;">イスラエル人</span><span style="color: purple;"> ≧ </span><span style="color: purple;">ユダヤ人を中核とする日本人</span>から見た場合、血統的・ 文化的・ 文明的に<span style="color: red;">全く異質かつ無関係</span>であり、常に<span style="color: red;">隔離・ 排斥・ 駆逐・ 叱咤・ 教化・ 援助 </span>を余儀なくされる、哺乳類と異なって卵を産む<span style="color: red;">蛙</span>や<span style="color: red;">蛇</span>という<span style="color: red;">爬虫類</span>同然の<span style="color: red;">下等で邪悪な敵対民族</span>である』 という判断と評価に至る。 なお、分子人類学のDNA分析による判定も同様の結果だ。 従って、霊的に見た場合、現代世界の中東地域における<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>と<span style="color: magenta;">アラブ人</span>の敵対関係と、極東地域における<span style="color: purple;">日本人</span>と<span style="color: magenta;">朝鮮半島人</span>の敵対関係は、完全に相似する。 つまり、<span style="color: magenta;">アラブ人</span>と<span style="color: magenta;">朝鮮半島人</span>は、その集合的無意識または民族霊の中に『聖書』の神と「神の民」に対する根強い<span style="color: red;">恨み</span>を共通して抱いてきた。 そして、悪魔・悪霊は、このような<span style="color: red;">恨み</span>を抱く民族と個人に容易に憑依し、その邪悪な目的を果たそうとしてきた。<br />
<div>
<br /></div>
<span style="color: purple;">D.百済建国神話に秘められたヘブライ語</span><br />
<span style="color: purple;">『三国史記』</span>(1145)の<span style="color: purple;">「新羅本紀」</span>と<span style="color: purple;">「百済本紀」</span>にある<span style="color: lime;">百済</span>建国神話の中にも、ヘブライ語の固有名詞が多く見られる。 例えば、天帝の子の<span style="color: blue;">解慕漱</span>(ヘモセ)とは、ヘブライ語で 「モーセを見よ」 「モーセに帰れ」を意味する。 <span style="color: blue;">扶余</span>の王は<span style="color: blue;">解夫婁</span>(ヘブル)であり、「ヘブライ人」であることを伝えている。 <span style="color: blue;">解夫婁</span>(ヘブル)が<span style="color: blue;">鯤淵</span>(コーヘン)という「レビ族の祭司職」を意味する場所で見つけた金色の<span style="color: red;">蛙 </span>(<span style="color: blue;">金蛙王</span>)を父親とする<span style="color: lime;">高句麗</span>の王の<span style="color: blue;">朱蒙</span>(スモー)は、「彼の名」を意味し、イスラエル12支族の生みの父祖である「ヤコブ=イスラエル」を表している。 従って、<span style="color: lime;">百済</span>王の系図を要約すると、『天帝の子の<span style="color: blue;">解慕漱</span>(ヘモセ)~ <span style="color: blue;">扶余</span>の王の<span style="color: blue;">解夫婁</span>(ヘブル)~ 鯤淵(コーヘン)で拾われた<span style="color: blue;">金蛙王</span>~ <span style="color: lime;">高句麗</span>の王の<span style="color: blue;">朱蒙</span>(スモー)~ <span style="color: lime;">百済</span>を建国した兄弟の<span style="color: blue;">沸流</span>(フル) と <span style="color: blue;">温祚</span>(オンソ) 』 という流れになる。 そして、<span style="color: lime;">百済</span>建国神話によれば、<span style="color: magenta;">『</span><span style="color: lime;">百済</span><span style="color: magenta;">の始祖は兄の</span><span style="color: blue;">沸流</span><span style="color: magenta;">であるが海洋側に建国した後に行方不明になり、 </span><span style="color: lime;">百済</span><span style="color: magenta;">の初代の王には内陸側に建国した弟の</span><span style="color: blue;">温祚</span><span style="color: magenta;">が就任した』 </span>という。 つまり、<span style="color: magenta;">兄</span>の<span style="color: blue;">沸流</span>は、日本列島へ渡ったことを暗に示唆している。 <span style="color: magenta;">兄</span>の<span style="color: blue;">沸流</span>とは、<span style="color: lime;">百済</span>を建国した<span style="color: purple;">イスラエル人</span>の象徴であり、弟の<span style="color: blue;">温祚</span>に象徴される<span style="color: purple;">古代朝鮮半島の原住民</span>を支配していた。 <span style="color: magenta;">兄</span>の<span style="color: blue;">沸流</span>は、日本列島の<span style="color: red;">第一波</span>~<span style="color: red;">第三波</span>の<span style="color: purple;">イスラエル人</span>と合流したと思われるが、合流時期は、<span style="color: blue;">神功皇后</span>(生年不明~247)の<span style="color: red;">「三韓征伐」</span>(150頃~200頃)以前の時代になる。<br />
<span style="color: purple;"><br /></span>
<span style="color: purple;">E.</span><span style="color: purple;">古代朝鮮半島の歴史研究</span><br />
古代朝鮮半島の歴史研究は、考古学調査のみならず、日本側の文献資料と中国側の文献資料をあたることになる。 朝鮮半島側の文献資料は何もない。 例えば、<span style="color: purple;">『論衡』</span>(100頃)、<span style="color: purple;"> 『三国志』</span>(280~297頃)、<span style="color: purple;">広開土王碑-好太王碑-</span>(414)、 <span style="color: purple;">『魏書』</span>(559)、<span style="color: purple;">『</span><span style="color: purple;">梁書</span><span style="color: purple;">』</span> (629)、<span style="color: purple;">『隋書』</span>(656)、 <span style="color: purple;">『旧唐書』</span>(945)、 <span style="color: purple;">『新唐書』</span>(1060)、<span style="color: purple;"> 『三国史記』</span>(1145)、<span style="color: purple;"> 『三国遺事』</span>(1200年代)などを調査分析することになるが、特に、<span style="color: lime;">高句麗</span>の<span style="color: blue;">広開土王</span>(<span style="color: blue;">好太王: </span>374~412)の業績を称えた石碑で、現在の中朝国境付近の中国側にある<span style="color: purple;">広開土王碑</span>(414)には、<span style="color: magenta;">『倭(日本)が、</span><span style="color: orange;">391年</span><span style="color: magenta;">に</span><span style="color: lime;">新羅・</span><span style="color: magenta;"> </span><span style="color: lime;">百済・ 加羅</span><span style="color: magenta;">(</span><span style="color: lime;">伽耶</span><span style="color: magenta;">)を臣民としていた』 </span>と刻まれており、日本列島からしか産出されないヒスイの宝飾品の出土や、<span style="color: lime;">新羅</span>の領土内のみに日本固有の<span style="color: red;">前方後円墳</span>が発見された事実など、考古学的にも、古代朝鮮半島が <span style="color: lime;">任那日本府</span>によって統治されていた史実は疑いようがない。 <br />
<br />
<span style="color: purple;">F.「日本」という国号の由来</span> <br />
日本人は、中国大陸に居た異民族が用いた<span style="color: orange;">「倭」</span>という表記を使うべきではなく、古代日本人の国家の領土を<span style="color: red;">「日本」</span>と表記して<span style="color: red;">「ヤマト」</span>と読むべきである。 そもそも、『三国史記』(1145)の「新羅本紀」の文武王十年(670)十二月の条に、「倭国、更めて日本と号す。自ら言う。日出づる所に近し。以に名と為すと。」 と書いてあることから、『 <span style="color: red;">「日本」(ヤマト)</span>という国号は、<span style="color: blue;">天武天皇</span>(在位:673~686)が定め、「大宝律令」(701)で法令化した』 と言われるが、初代の<span style="color: blue;">神武天皇</span>が定めたのであり、ヘブライ語に由来する。 つまり、「日本・ニホン・ニッポン・NIHON・NIPON」とは、ヘブライ語で「ヌン・ヨッド・ヘー・ヴァウ・ヌン」と書き、前後の強調形「ヌン」によって「ヨッド・ヘー・ヴァウ」を挟み込む形をしている。 このように、強調形である同じ文字の間に挟み込まれた「ヨッド・ヘー・ヴァウ・ヘー」(ヤハウェ=神の固有名詞)の表記は、慣習として最後の「ヘー」を省略した。そして、「ヌン」には、「忠実・忠誠・従う」という意味がある。 従って、「日本」とは、ヘブライ語で「ヌン・ヨッド・ヘー・ヴァウ・ヌン」と書いて、「神に忠実な国、神に忠誠を尽くす国、神に従う国」という意味である。 勿論、表意文字の漢字(秦字)による「日の本、日出る国、太陽の昇る国」という多義的な意味もある。<br />
<br />
<span style="color: purple;">G.神功皇后による「三韓征伐」(150~200年頃)</span><span style="color: purple;">の史実</span><br />
<span style="color: blue;">仲哀天皇</span>の皇后で<span style="color: blue;">応神天皇</span>の母である<span style="color: blue;">神功皇后</span>による<span style="color: red;">「三韓征伐」</span>(<span style="color: orange;">150~200年頃</span>)とは、古代朝鮮半島南部にあった<span style="color: lime;">任那日本府</span>を軍事拠点として、<span style="color: red;">日本</span>の大義に服属せずに侵略的な密入国と犯罪行為を繰り返す「<span style="color: lime;">新羅</span>・<span style="color: lime;">百済</span>・<span style="color: lime;">高句麗</span>」の<span style="color: red;">三韓</span> を征伐し、古代朝鮮半島の統治権を決定的に確立した歴史上の事跡をいう。 そして、<span style="color: red;">三韓</span>は、記紀編纂時に「<span style="color: lime;">新羅</span>・<span style="color: lime;">百済</span>・<span style="color: lime;">高句麗</span>」という古代朝鮮半島の三国として知られていたが、<span style="color: blue;">神功皇后</span>の御代における<span style="color: red;">三韓</span>とは、「<span style="color: lime;">新羅</span>・<span style="color: lime;">百済</span>・<span style="color: lime;">高句麗</span>」の前身である「<span style="color: lime;">辰韓</span>・<span style="color: lime;">馬韓</span>・<span style="color: lime;">扶余</span>」という古代朝鮮半島の三国を指す。但し、<span style="color: lime;">扶余</span>は、<span style="color: orange;">400~500年頃</span>、その本拠地を<span style="color: lime;">高句麗</span>から<span style="color: lime;">百済</span>へと移した。 なお、古代朝鮮半島に確立した<span style="color: red;">日本</span>の統治権は、<span style="color: orange;">663年</span>の<span style="color: red;">白村江の戦い</span>に敗北したことによって完全に失われた。 <span style="color: red;">白村江の戦い</span>は、唐・<span style="color: lime;">新羅</span>連合軍との海戦であったが、野蛮な<span style="color: red;">「大化の改新」</span>(645)を断行した<span style="color: blue;">藤原鎌足</span>(614~669)と<span style="color: blue;">中大兄皇子</span>(後の<span style="color: blue;">天智天皇 </span>626~671、在位:668~671)の押し進めた未熟な軍事作戦を原因として敗北するに至った。<br />
<br />
<span style="color: purple;">H. </span><span style="color: purple;">古代朝鮮半島に寄留しながら通過した</span><span style="color: purple;">「ユダヤ戦争」(66~73)後のユダヤ人</span><br />
<span style="color: blue;"> </span><span style="color: blue;">仲哀</span><span style="color: blue;">天皇</span>・<span style="color: blue;">神功皇后</span>・<span style="color: blue;">応神天皇</span>に代表される <span style="color: red;">「ユダヤ戦争」</span>(66~73)後の原始キリスト教徒の<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>は、日本列島の弥生時代末期の<span style="color: orange;">150~250年頃</span>に<span style="color: red;">「国譲り」</span>を経て<span style="color: red;">大和</span><span style="color: red;">朝廷</span>を平和裏に樹立した。 また、 <span style="color: red;">「ユダヤ戦争」</span>(66~73)後にローマ帝国の帝都ローマに向かわずに、シルクロード交易をしていた東方諸国に向かったユダヤ教徒の<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>は、原始キリスト教徒の<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の行程をたどる形で、<span style="color: orange;">400~500年頃</span>に古代朝鮮半島の<span style="color: lime;">百済</span>に集結して寄留を始めた。<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: purple;">(8) 銅鏡・銅鐸・銅矛を用いた三角測量に基づく日本列島の地図の作成</span><br />
<span style="color: purple;">A.三角測量の知識技能を持って日本列島に渡来したイスラエル人 ≧ ユダヤ人</span>
<br />
<span style="color: magenta;"> 三角測量とは、ある基線の両端にある既知のA点とB点から測定したいC点への角度をそれぞれ測定することによって、C点の位置を決定する三角法の幾何学を用いた測量方法である。 あるC点と二つの基準点A点とB点とが為す三角形において、</span><span style="color: magenta;">A点とB点を結ぶ</span><span style="color: magenta;">辺の長さと</span><span style="color: magenta;">C点に対する</span><span style="color: magenta;">角度が測定されていれば、C点への距離と座標は、</span><span style="color: magenta;">A点とB点から</span><span style="color: magenta;">C点へと至る</span><span style="color: magenta;">三角形の辺の各々の長さを計算することで求めることができる。</span><br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: purple;">B.銅鐸は、打ち鳴らして音を出す祭祀用の楽器ではなく、測量器具である</span><br />
古代エジプトの石造神殿・ ソロモン神殿・ 万里の長城を建設しうるほどに高度な幾何学・天文学・土木工学の知識技能を備えていた<span style="color: purple;">イスラエル人</span><span style="color: purple;"> ≧</span><span style="color: purple;">ユダヤ人</span>は、太陽を基準とする<span style="color: magenta;">三角測量</span>の知識技能に基づき、<span style="color: red;">銅鏡・銅鐸・銅矛</span>を用いて日本列島の地図を作ったのであり、また、この<span style="color: magenta;">三角測量</span>の基準点に神社や祠を建てた。 だから、古代に由来する神社・遺跡・山頂・海島・巨石・レイライン(太陽の道)の相互位置関係を地図上に示すと、東西・南北の一直線上に並んだり、大小の正三角形・二等辺三角形を無数に形成したり、春秋分点・夏至冬至の太陽方位角を示したりする。 例えば、茨城県の鹿島神宮と長野県の諏訪大社は、真東西線の一直線上に存在する。 さて、<span style="color: magenta;">三角測量</span>について具体的に説明すると、太陽光の照らす地面に棒を垂直に立て、この棒を中心に円を描くと、午前と午後の2回、棒の影の先端が円周上にくるが、この2点を結ぶと、真東西を示す線となる。 この真東西線に、各辺の長さが3:4:5の「直角三角形」をあてがって、直角に線を引くと、これが真南北を示す線となる。 これらの真東西線と真南北線の上に<span style="color: red;">銅鐸</span>を据えることによって地形を正確に測量した。 あるいは、<span style="color: red;">銅鐸</span>自体が日時計であり、<span style="color: red;">その</span>上部にある薄いアーチ状の穴から射し込む太陽光の線が、<span style="color: red;">銅鐸</span>の真上から見て、午前と午後で左右対称になる方位をもって真東西線を割り出した。 <span style="color: red;">銅鏡</span>は、その中心にある丸い突起を基準にして方位角を測るコンパスであり、その裏面は太陽光を反射させる鏡である。 鏡の縁が三角になっている三角縁神獣鏡は、三角縁の中に水をため、鏡を水平に保つ構造だ。 <span style="color: red;">銅鐸</span>は、古代の測量器具であり、「舌」(ぜつ)と呼ばれる棒は、<span style="color: red;">銅鐸</span>を叩いて音を鳴らす道具ではなく、紐をつけて<span style="color: red;">銅鐸</span>の中に吊るすことにより、<span style="color: red;">銅鐸</span>を垂直に保つために用いた。 <span style="color: red;">銅鐸</span>は、その上部にある薄いアーチ状の穴と周囲にある突起物を使いながら、支柱木と縄を用いて空中に吊るし、真東西線と真南北線を基準として垂直に保つことにより、山の標高と傾斜角度と方位角を測ることができた。 つまり、<span style="color: red;">銅鐸</span>の両脇に2点ある合計4点の<span style="color: magenta;">小さな丸穴</span>を覗き込むと見える、遠方の<span style="color: red;">銅鏡</span>から反射された太陽光を観測することによって地図上に正確な方位角線を引いたり、座標を得ることができた。 <span style="color: red;">銅矛(銅剣)</span>は、測量する際の基準点の目印として用いられた。 このように、『<span style="color: purple;">イスラエル人</span><span style="color: purple;"> ≧</span><span style="color: purple;">ユダヤ人</span>たちは、遠方の<span style="color: red;">銅鏡</span>から反射された太陽光を<span style="color: red;">銅鐸</span>の<span style="color: magenta;">小さな丸穴</span>を通して観測しながら、<span style="color: magenta;">三角測量</span>の計算を行うことにより、日本列島の地図を作成する上で必要な方位角・標高・座標・距離に関する情報を得ていた』 と考えられる。 なお、青銅器である<span style="color: red;">銅鐸</span>などを人里離れた山奥に埋設して隠した理由は、<span style="color: lime;">(A) </span>鉄器の普及に伴う鉄製の方位磁石や水晶レンズ等を用いた簡便な測量器具の開発 <span style="color: lime;">(B) </span>敵対民族への知識技能の普及防止 <span style="color: lime;"> (C) </span>『埋設した<span style="color: red;">銅鐸</span>などは、遠い未来に発掘され古代史の真実を知るに至るだろう』 と期待した、ものと推察される。 <br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: purple;">C.最古級の銅鐸を淡路島で発見</span><br />
以上のように記した後、奇遇なことに<span style="color: orange;">2015年5月19日</span>、兵庫県教育委員会が、『淡路島(兵庫県南あわじ市)で一度に7個もの<span style="color: red;">銅鐸</span>を発見した。 紀元前3~2世紀の最古級の<span style="color: red;">銅鐸</span>と見られる』と発表した。 日本創成の<span style="color: red;">「国生み神話」</span>が、淡路島から始まったことを考えれば、この度の銅鐸発見は非常に感慨深いし、考古学会は政治的な圧力に屈することなく、古代史の真実を正々堂々と発表すべきだ。 なお、<span style="color: red;">銅鐸</span>と<span style="color: red;">銅鏡</span>が日本列島以外から発掘されていないことを踏まえれば、紀元前3~2世紀の<span style="color: red;">銅鐸</span>である場合、<span style="color: red;">第二波</span>として日本列島に渡来した<span style="color: blue;">神武天皇</span>の<span style="color: purple;">末裔</span>の手による測量器具の独創開発であろうし、<span style="color: red;">第三波</span>として日本列島に渡来した<span style="color: blue;">徐福</span>の持つ知識技能に触発された測量器具の改良開発だったのかもしれない。 http://www.sankei.com/west/news/150519/wst1505190062-n1.html 「産経新聞」 <span style="color: orange;">2015年5月19日</span> 『淡路島で銅鐸7個 「数十年に一度の大発見」 土砂選別作業がきっかけ』 兵庫県南あわじ市の玉砂利製造会社の砂山から、祭祀などに使われたとされる銅鐸が7個見つかり、2015年5月19日、兵庫県教育委員会が南あわじ市 湊市民交流センターで発表した。 紀元前3~2世紀(弥生時代前期末~中期初頭)に鋳造された古式の銅鐸で、多数確認例では加茂岩倉遺跡(島根県雲南市)の39個、大岩山遺跡(滋賀県野洲市)の24個、桜ケ丘遺跡(神戸市)の14個に次ぐ4番目。専門家は「数十年に一度の大発見」としており、謎の多い初期銅鐸を解明する史料になりそうだ。 銅鐸7個の大きさは高さ31・8~22・4センチ。底幅18・5~12・8センチ。3組6個は加茂岩倉遺跡と同様に、大きな銅鐸に小さな銅鐸を入れ込む「入れ子」の状態で、埋納状態を復元する手がかりになるという。また、1個は菱環鈕(りょうかんちゅう)式と呼ばれる最古型式で、11例しか確認されていない。残る6個は外縁付(がいえんつき)鈕式という2番目に古いタイプだった。 3個からは、銅鐸の内側に取り付け、打ち鳴らすための「舌(ぜつ)」と呼ばれる青銅製の棒(長さ約13~8センチ)も3本確認された。青銅の舌が銅鐸と同時に見つかったのは珍しい。舌は摩滅しており、実際に鳴らされたことを裏付けている。今後、奈良文化財研究所で型式や模様などを詳しく調べる。銅鐸は2015年4月、玉砂利製造会社の砂山から見つかった。土砂は同市西部の松帆(まつほ)地区を中心に約10年前から集められていたというが、正確な出土地は不明。7個は松帆銅鐸と名付けられた。県教委は今後、銅鐸の公開も検討する。 銅鐸研究の第一人者、難波洋三・(独立行政法人)奈良文化財研究所 埋蔵文化財センター長の話 「数十年に一度の大発見。古式の銅鐸である上、『舌』を伴っているのも珍しく興味深い。埋納の際、鳴らす機能を奪うため舌を外すと考えていたが、淡路は例外だったようだ」 https://youtu.be/PulB9xDMUj4<br />
<br />
<span style="color: purple;">D.前方後円墳</span><br />
<span style="color: purple;"><span style="color: red;">(A) 前方後円墳の造形の意味= </span></span>天の宇宙・霊界と地球の大地の四方・物質界の結合=「人形」<br />
<span style="color: purple;"> </span>諸説あるが、『球体(円・丸)は天の宇宙・霊界を示し、立方体(台形・四角)は地球の大地の四方(東西南北)・物質界を示す。 そして、立方体(台形・四角)の接合部を狭くした理由は、天の宇宙・霊界から、地球の大地の四方(東西南北)・物質界が生じたことを表す。 この「人形」の前方後円墳の起源は、日本列島に渡来してきた<span style="color: purple;">イスラエル人</span><span style="color: purple;">≧</span><span style="color: purple;">ユダヤ人</span>が大和橿原に<span style="color: red;">大和朝廷</span>を樹立した時に始まる』 と見る。 他の仮説としては、女性の子宮説・ マナの壺説などがあるが、いずれの見方も、世俗的すぎるようだ。 <span style="color: blue;">天(宇宙)と地(地球)、霊(精神)と肉(物質)という人間を含む現象世界に関する世界観は、古代ユダヤ教・原始キリスト教に見出せる。</span> つまり、『宇宙と人間の構造を、象徴的な「人型」の前方後円墳によって表した』と考えられる。 例えば、神社神道の大祓神事(毎年6月末・年末)では、前方後円墳と同じ形に切り抜いた「人型」の紙に人の名前を書いて川に流し、人の罪と穢れを祓う神道祭儀を行ってきた。<br />
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<span style="color: red;"><br /></span></div>
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<span style="color: red;">(B) </span><span style="color: red;">『前方後円墳のルーツ発見か 奈良で弥生末期の円形墓』 朝日新聞デジタル(2016年5月12日)</span></div>
http://www.asahi.com/articles/ASJ5C7R9JJ5CPOMB00Z.html<br />
奈良県橿原(かしはら)市の<span style="color: magenta;">瀬田遺跡</span>で弥生時代終末期(2世紀中ごろ~後半)とみられる円形の墓が見つかった。 <span style="color: purple;">奈良文化財研究所(奈文研)</span>が<span style="color: orange;">12日</span>発表した。 円形の一部に四角い突出部があることから、専門家は「前方後円墳のルーツではないか」と指摘する。 <span style="color: purple;">ポリテクセンター奈良(奈良職業能力開発促進センター)</span>の建て替えに伴う発掘調査で確認された。 円の直径は約19メートルで、周囲を幅約6メートル、深さ約50センチの溝が巡る「円形周溝墓(えんけいしゅうこうぼ)」。 周溝を含めた直径は最大約31メートルに及ぶ。 <span style="color: purple;">奈文研</span>は、当時の奈良盆地で最大規模とみている。 突出部は南側にあったとみられ、長さは約7メートル。墓への通路となる「陸橋」だったとみられる。 今回の調査では、7世紀後半の<span style="color: red;">藤原京</span>の時代とみられる大型建物跡などの遺構も出土し、墓はその下層で見つかった。 墳丘は削られ、埋葬施設などは残っていなかった。 約7キロ北東の同県桜井市には、<span style="color: magenta;">女王・卑弥呼</span>が治めた<span style="color: red;">邪馬台国</span>の有力候補地とされる<span style="color: magenta;">纒向(まきむく)遺跡(</span>国史跡、3世紀初め~4世紀初め)がある。 <span style="color: magenta;">遺跡内</span>には最古の大型前方後円墳とされる<span style="color: magenta;">箸墓(はしはか)古墳</span>(3世紀中ごろ~後半、墳丘長約280メートル)のほか、後円部に比べて前方部が小さい纒<span style="color: magenta;">向石塚古墳</span>(国史跡、墳丘長約96メートル、3世紀前半~中ごろ)などの「纒向型」前方後円墳と呼ばれる古墳も点在する。 前方後円墳は陸橋(突出部)が次第に大きくなって前方部に発展したとの説があり、今回見つかった墓は<span style="color: magenta;">纒向石塚古墳</span>を数十年さかのぼるとみられる。 <span style="color: blue;">石野博信</span>・兵庫県立考古博物館名誉館長(考古学)も「この墓は前方後円墳のルーツとなる可能性があり、その後の前方後円墳に発展したのではないか」とみている。<br />
<br />
<span style="color: purple;">E.倭の都の邪馬台国の女王は神功皇后である</span><br />
<span style="color: red;">(A) 「邪馬台国」=「ヤマト国」</span><br />
<span style="color: purple;">『三国志』</span>(280~297)の魏書東夷伝倭人条を<span style="color: purple;">「魏志倭人伝」</span>と通称しているが、ここに出てくる倭の都の「邪馬台国」については、「ヤマト国」と読むべきである。 そして、四国在住の古代史研究家 <span style="color: blue;">大杉博</span>(1929~) 博士の『倭の都の邪馬台国は、近畿地域や九州地域ではなく、四国の山上に在った』 というフィールド・ワークに基づく研究成果を支持したい。 なぜなら、次の <span style="color: lime;">a </span><span style="color: lime;">~ </span><span style="color: lime;">c </span>の確固とした理由があるからだ。 <span style="color: lime;"> </span><span style="color: lime;">a.</span>弥生時代末期の<span style="color: red;">大和朝廷</span>は、淡路島と四国地域に都を置き、日本全国を統治した本格的な<span style="color: red;">大和朝廷</span>の発足は、飛鳥時代になって今の奈良県 明日香村に都を移した後であると考えるからだ。 つまり、『古事記』(712)にある<span style="color: red;">「国生み神話」</span>の順序が、<span style="color: purple;">『 1.淡路島→ 2.四国→ 3.隠岐島→ 4.九州→ 5.壱岐島→ 6.対馬→ 7.佐渡島→ 8.本州 』 </span>であった以上、弥生時代末期までの<span style="color: red;">大和朝廷</span>は、淡路島と四国に、その統治権を確立したのであり、淡路島と四国に、倭の都の邪馬台国が存在しうる。 また、<span style="color: lime;">b.</span>1992年12月18日に発見された徳島市 国府町 矢野の<span style="color: purple;">「矢野遺跡群」</span>は、大規模集落の存在を実証したし、徳島新聞2007年3月15日付の報道にある鳴門市 大麻町 萩原の<span style="color: purple;">「萩原墳墓群の2号墓」</span>という<span style="color: magenta;">国内最古の前方後円墳</span>の存在を考慮した場合、「邪馬台国=四国説」の信憑性は極めて高い。 さらに、<span style="color: lime;">c.</span><span style="color: red;">大和朝廷</span>の<span style="color: purple;">祭祀</span>を司った<span style="color: blue;">忌部氏</span>の一族である<span style="color: blue;">阿波忌部氏</span>の末裔の<span style="color: blue;">三木家</span>が、天皇の践祚(即位)と大嘗祭に用いる<span style="color: purple;">麁服(あらたえ)</span>という麻布の式服を21世紀の今日に至るまで四国の徳島県から献上し続けてきた事実こそ、弥生時代末期から古墳時代にわたる<span style="color: red;">大和朝廷</span>の本拠地の<span style="color: purple;">ヤマト国</span>が、淡路島南端に接した四国に存在したことや、飛鳥時代に至って日本全国を統治した本格的な<span style="color: red;">大和朝廷</span>の発足へと段階的に発展した史実を雄弁に裏付けている。 ちなみに、<span style="color: blue;">三木家資料館</span>が、徳島県 美馬市 木屋平 字 貢 143 にあるが、戦前の<span style="color: purple;">日ユ同祖論者たち</span>により、『<span style="color: blue;">ソロモン大王</span>の秘宝が隠されている』 と考えられ、発掘調査された<span style="color: blue;">剣山</span>に近いことも興味深い。<br />
<br />
<span style="color: red;">(B) 「卑弥呼」=「日巫女」=「神功皇后」(生年不明~247)</span><br />
<span style="color: purple;">「魏志倭人伝」</span>(280~297頃)にある邪馬台国を都とした「倭の女王」の「卑弥呼」に関しては、かかる蔑称ではなく、「日巫女」として麗しく認識すべきであり、歴史年代からすれば、それは、「日(太陽)の巫女」たる<span style="color: blue;">神功皇后</span>である。 これを具体的に解説すると、次の<span style="color: lime;"> a ~ e </span>のごとくなる。 <span style="color: lime;">a.</span><span style="color: purple;">『日本書紀』</span>の<span style="color: orange;">神功39年</span>の項にある太歳己未(つちのとのひつじ)は、魏の明帝の景初三年(<span style="color: orange;">239年</span>)に相当し、この景初三年(<span style="color: orange;">239年</span>)は、<span style="color: purple;">「魏志倭人伝」</span>によれば、魏の明帝が「卑弥呼」を「親魏倭王」として認定した年であり、「親魏倭王」が<span style="color: blue;">神功皇后</span>であることに疑問の余地はない。 なぜなら、景初三年(<span style="color: orange;">239年</span>)に<span style="color: blue;">神功皇后</span>以外に倭を代表しうる権威を備えた統治者は存在しないからだ。 <span style="color: lime;">b.</span><span style="color: red;">「三韓征伐」</span><span style="color: purple;">(150~200年頃)</span>を行った<span style="color: blue;">神功皇后</span>は、<span style="color: orange;">神功39年</span>、即ち、景初三年(<span style="color: orange;">239年</span>)に、魏の明帝と上記のごとく友好的な外交関係を確立した一方で、日本全国に群雄割拠する豪族たちを自己の政治的な権威に服させることに腐心し、『魏の明帝から献上された』 という<span style="color: magenta;">建前</span>で、三角縁神獣鏡などの<span style="color: red;">銅鏡</span>1000枚以上を、自己の秘密の工房で製作し、これを日本全国の豪族たちに贈呈配布した。 だからこそ、中国大陸から三角縁神獣鏡などの<span style="color: red;">銅鏡</span>が発見されないのであるし、また、魏の明帝は景初三年(<span style="color: orange;">239年</span>)正月元旦に死去し、「景初三年」の年号までしかないにもかかわらず、「景初四年」などの有り得ない銘文の刻まれた<span style="color: red;">銅鏡</span>(景初四年銘鏡)や、中国大陸の漢字・漢文と比較した場合に間違いの多い変な韻律を刻んだ日本独自の秦字・秦文の<span style="color: red;">銅鏡</span>が、日本国内に数多く存在するわけである。 <span style="color: lime;">c.</span><span style="color: magenta;">原始キリスト教</span>の最高祭司にして女王であり、神の啓示を受け賜る高度な霊感者の<span style="color: blue;">神功皇后</span>からすれば、<span style="color: purple;">『三国志』</span>にある <span style="color: purple;">魏・呉・</span><span style="color: purple;">蜀 </span>にしたところで、文化と文明レベルの低い、危険な蛮族としか見ていなかったであろうし、「親魏倭王」という称号にも、国家間の友好と平和という価値以外の何物も見出さなかったであろう。 また、『日本国内で群雄割拠する豪族たちに、「日本の外交責任」を負った唯一の日本国王であることを示威する上で、中国大陸の蛮族から授与された称号であっても有効に活用しよう』 と判断したにすぎない。 <span style="color: lime;">d.</span><span style="color: purple;">「魏志倭人伝」</span>の<span style="color: purple;">魏</span>の斉王紀 正始8年(<span style="color: orange;">247年</span>)の項に、『春2月、朔(ついたち=新月)、日食があった』、また、『魏使を邪馬台国に派遣した直後に女王卑弥呼が没した。男王が立ったが、後継争いで内乱状態になったので、台与という13歳の少女を女王に推し立て、後継争いは収束した』 と書いてあるため、天文学上の天体シミュレーションを行い、これに新旧の暦換算を行った結果を重ね合わせて照合すると、<span style="color: orange;">247年</span>3月24日に皆既日食が起きたと分かる。 そして、この皆既日食の日に<span style="color: purple;">天照大御神</span>の御稜威を賜った最高祭司の<span style="color: blue;">神功皇后(生年不明~247)</span>が奇遇にも崩御され、これ即ち、「<span style="color: purple;">天照大御神</span>の岩戸隠れ」 という日本神話の原型になったという。 しかし、太陽が暗闇に覆われた時のイエス・キリストの磔刑死(贖罪死)→ 岩盤を掘った横穴墳墓への埋葬→ 死からの復活→ 復活後の伝道と昇天という一連の『聖書』の記述と伝承こそが、「<span style="color: purple;">天照大御神</span>の岩戸隠れ」 という日本神話の真の原型であろう。 <span style="color: lime;">e.</span><span style="color: purple;">「魏志倭人伝」の</span>「台与」とは、「<span style="color: blue;">豊鍬入姫命</span>」(とよすきいりひめのみこと)を指した。 最高祭司である「卑弥呼」の霊的な職責を継承した「卑弥呼」の親族の「台与」とは、第10代の<span style="color: blue;">崇神天皇</span>の晩年に誕生した皇女「<span style="color: blue;">豊鍬入姫命</span>」である。 つまり、『第10代の<span style="color: blue;">崇神天皇</span>から <span style="color: blue;">神功皇后</span>を経て 第15代の<span style="color: blue;">応神天皇</span>に至る歴代天皇<span style="color: blue;">※</span>の在位期間は、従来の通説と比較した場合、「同じ時代を生きた」とも言える極めて詰まった期間であった』 と考えられる。<br />
<span style="color: blue;">※</span> 歴代天皇: 第10代 <span style="color: blue;">崇神天皇</span>⇒ 第11代 <span style="color: blue;">垂仁天皇</span>⇒ 第12代 <span style="color: blue;">景行天皇</span>⇒ 第13代 <span style="color: blue;">成務天皇</span>⇒ 第14代 <span style="color: blue;">仲哀天皇</span>⇒ <span style="color: blue;">神功皇后</span>(生年不明~247)⇒ 第15代 <span style="color: blue;">応神天皇</span><br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: red;">(C) 「天孫降臨」の時に神から与えられた5つの神勅と、神武天皇の詔勅</span><br />
<span style="color: magenta;">「天孫降臨」</span>は、『古事記』(712)と『日本書紀』(720)に書いてある日本開闢の神話であるが、<span style="color: red;">第一波</span>の<span style="color: purple;">イスラエル人</span>の日本列島渡来を示す神話だ。 そして、歴代天皇は、<span style="color: magenta;">「天孫降臨」</span>の時に神から与えられた5つの<span style="color: red;">神勅</span>(神の命令)に従って、三種神器の一つである鏡との「同床共殿」 (宝鏡奉斎)を果たしてきた。 しかし、第10代 <span style="color: blue;">崇神天皇</span>の御意に基づいて「同床共殿」を終えるに至った。 この後、神霊の現身(うつしみ)である鏡を祭る<span style="color: magenta;">「元伊勢」</span>は、皇女を神の<span style="color: magenta;">「依り代」</span>として風光明媚な地域を転々としていた。 かかる不安定な神霊祭祀の状況にあった時、神の<span style="color: magenta;">「依り代」</span>になったのは、第14代 <span style="color: blue;">仲哀天皇</span>の崩御後に皇位を継承した<span style="color: blue;">神功皇后</span>であり、次に第10代の<span style="color: blue;">崇神天皇</span>の皇女の<span style="color: blue;">豊鍬入姫命</span>であった。 但し、この見解は、歴代天皇の時系列からすれば、「第10代から第15代の天皇は、同じ時代を生きた」とも言える「詰まった時系列」になる。「詰まった時系列」になる原因は、<span style="color: blue;">藤原鎌足</span>による<span style="color: red;">朝廷の書庫の放火</span>と、この次男の<span style="color: blue;">藤原不比等</span>による記紀編纂を通じた古代史の隠蔽・改竄・捏造にある。 <span style="color: blue;">藤原鎌足</span>と<span style="color: blue;">藤原不比等</span>という古代史の真実を計画的に抹消した邪悪な為政者の存在を考慮した場合、古代史を検証・評価する基準を<span style="color: purple;">『魏志倭人伝』</span>(280~297頃)に求めざるを得ないためだ。 そして、<span style="color: blue;">藤原不比等</span>の胸中を察するに、『<span style="color: purple;">ユダヤ教のタルムード</span>に基づく「長期計画」を推進しながら国政を運営する公卿として、大和朝廷の草創期の<span style="color: purple;">原始キリスト教徒</span>の皇統と歴史を、是が非でも改竄して封印しなければならなかった。また、<span style="color: purple;">国津神(古代ユダヤ教)</span>の旧約時代の終焉と、<span style="color: purple;">天津神(原始キリスト教)</span>の新約時代の到来を宣言して伝道した<span style="color: blue;">神功皇后</span>と<span style="color: blue;">応神天皇</span>を断じて容認できなかった』 と考えられる。 さて、記紀にある神の<span style="color: red;">神勅</span>と神武天皇の<span style="color: magenta;">詔勅</span>は、以下である。<br />
<span style="color: lime;">a.</span>第一神勅-<span style="color: magenta;">天壌無窮の神勅</span>- 三種神器を受け継ぐ天皇は、天地のごとく永遠不滅なり。<br />
<span style="color: lime;">b.</span>第二神勅-<span style="color: magenta;">同床共殿の神勅</span>- 神霊の現身の宝鏡を宮中に祀り、宮中での祭祀を欠かす勿れ。<br />
<span style="color: lime;">c.</span>第三神勅-<span style="color: magenta;">斎庭稲穂の神勅</span>- 神の御国の稲穂を与えるので、稲穂を主食として国民を豊かに養え。<br />
<span style="color: lime;">d.</span>第四神勅-<span style="color: magenta;">神籠磐境の神勅</span>- 二大天使は、本殿と拝殿のある神社を建て、神と皇室の為に斎ひ奉れ。<br />
<div>
<span style="color: lime;">e.</span>第五神勅-<span style="color: magenta;">侍殿防護の神勅</span>- 二大天使は、神社の侍として仕え、神社を良く防護せよ。</div>
<span style="color: lime;">f .</span>神武天皇-<span style="color: magenta;">八紘為宇の詔勅</span>- 八紘一宇とも言い、『皇孫の正を養うの心を弘め、然る後、六合を兼ねて以て都を開き、八紘を掩いて宇と為さん』 の四字熟語であり、『天皇の正義の大御心を全世界に広めた後に聖都を開き、全世界を争いのない一つの家とせよ。』 という意味である。 なお、上記の <span style="color: lime;">d.</span>と <span style="color: lime;">e.</span>にある「二大天使」とは、天照大御神に仕える神の御使いの<span style="color: blue;">天兒屋命</span>(あめのこやねのみこと)、<span style="color: blue;">太玉命</span>(ふとたまのみこと)を指し、『聖書』にある大天使長の<span style="color: blue;">カブリエル</span>と<span style="color: blue;">ミカエル</span>に相当する。<br />
<br />
<span style="color: red;">(D) 伊勢神宮の内宮の創建</span><br />
<span style="color: red;">a.「内宮ご鎮座2000年」</span><br />
<div>
伊勢神宮の内宮は、1996(平成8)年に「内宮ご鎮座2000年」を迎えた。 これを逆算すると、<span style="color: orange;">紀元前4年</span>に伊勢神宮の内宮が創建された計算になる。 そして、<span style="color: orange;">紀元前4年</span>は、人となって来た神である主<span style="color: blue;">イエス・キリスト</span>の降誕年だ。 この創建年には、『天照大御神を祭る最初の<span style="color: magenta;">「元伊勢」</span>は、<span style="color: orange;">紀元前4年</span>に「同床共殿」(宝鏡奉斎)の<span style="color: red;">神勅</span>を守る<span style="color: purple;">天皇</span>の宮中に起こった。 また、天照大御神の正体は、<span style="color: orange;">紀元前4年</span>に降誕された<span style="color: blue;">イエス・キリスト</span>だ』 という深意がある。 <br />
<span style="color: red;">b.天照大御神を最初に祭った天皇は、誰なのか?</span><br />
『聖書』の「神の民」の暮らす「神の国」の最高祭祀を担ってきた伊勢神宮が「由緒の後付」を行うことは有り得ないため、『<span style="color: orange;">紀元前4年</span>に伊勢神宮の内宮は創建された』 と素直に考えた場合、『日本列島の大和朝廷の下で暮らす<span style="color: purple;">イスラエル人</span>の預言者・祭司が、如何なる状況下で<span style="color: blue;">イエス・キリスト</span>の降誕の啓示を賜ったのか? また、天照大御神を最初に祭った<span style="color: purple;">天皇</span>は、誰なのか?』 といった興味が尽きない。 もしかしたら、ユダヤ教の秋の仮庵祭初日に馬小屋で生まれた赤子の<span style="color: blue;">イエス</span>を祝福するために遠方から来た『東方の博士たち』(<span style="color: blue;">マタイ2:1</span>)とは、天使から『<span style="color: blue;">メシヤ</span>が降誕された』 と告げ知らされた日本列島に居たレビ族の祭司だったのかもしれない。<br />
<span style="color: red;">c.「同床共殿」(宝鏡奉斎)の終焉と、皇女の斎王による神霊祭祀の創始</span><br />
<span style="color: orange;"> </span><span style="color: orange;">紀元前4年</span>以来、「同床共殿」(宝鏡奉斎)の<span style="color: red;">神勅</span>を守る<span style="color: purple;">天皇</span>の宮中において、三種神器の一つである鏡を祭ってきたが、第10代 <span style="color: blue;">崇神天皇</span>の御意に基づき、「同床共殿」を終えた。 この後、皇女を<span style="color: magenta;">斎王 </span><span style="color: blue;">※ </span>として神霊の現身である鏡を奉斎してきた。 この神社を<span style="color: magenta;">「元伊勢」</span>と呼び、京都府 宮津市の<span style="color: purple;">籠神社</span>など数多くの<span style="color: magenta;">「元伊勢」</span>がある。 なお、飛鳥時代の第40代 <span style="color: blue;">天武天皇</span>(在位:673~686)は、娘の<span style="color: blue;">大来皇女</span>(661~702、<span style="color: magenta;">斎王</span>:673~686)を伊勢神宮の<span style="color: magenta;">斎王</span>として仕えさせ、それまで皇室の慣習だった<span style="color: magenta;">斎王</span>を皇室の制度にした。<br />
<span style="color: blue;">※ </span><span style="color: magenta;">斎王</span>とは、全身全霊を以って神を礼拝し、その全生活を神に捧げる神の依代(御杖代)・ 神意を受ける巫女・ 最高祭司をいう。 また、斎王が忌み籠る宮を<span style="color: purple;">斎宮</span>という。 南朝の<span style="color: blue;">後醍醐天皇</span>(1228~1339)皇女の<span style="color: blue;">祥子内親王</span>(<span style="color: magenta;">斎王</span>:1333~1334)を最後に<span style="color: purple;">斎宮</span>制度は絶えた。<br />
<br />
<br />
<br /></div>
<span style="color: purple;">(9) 『聖書』の「旧約の民」(ユダヤ教徒)と 「新約の民」(キリスト教徒)の日本列島への渡来</span><br />
<span style="color: purple;">A. </span><span style="color: purple;">語り部の口承</span><span style="color: purple;">によって日本列島にもたらされた『聖書』</span><br />
古代には紙が普及しておらず、印刷技術も無かった。 このため、粘土に文字を刻んだ後に日干しにして記録を保管した粘土板・ 植物繊維を縦横に重ねて乾燥させたパピルス紙・ 羊や牛などの動物皮を引き延ばして乾燥させたシート状の皮の上に文字・記号を記した。 但し、古代の文書は、非常に希少であり、長期保存も困難であったため、『聖書』も、<span style="color: red;">語り部</span>による口承であり、文書化された『聖書』は、各王国に一つあるか無いかという状況であった。 例えば、南朝ユダ王国の<span style="color: blue;">ヨシヤ王</span>(在位:前640~前609)の第18年(紀元前621年)に、エルサレム神殿の改修工事を行った際、神殿の壁の中と推測される場所から<span style="color: blue;">「申命記」</span>と考えられる「律法の書」を発見した。 『 「律法の書」に記されていた言葉を知った<span style="color: blue;">ヨシヤ王</span>は、自分の衣を裂いたほど強い衝撃を受けた』 と、『聖書』の <span style="color: blue;">2列王記22:8-11</span>、<span style="color: blue;">2歴代誌34:14-15 </span>に記されている。 しかも、<span style="color: orange;">紀元前722年</span>に北朝イスラエル王国はアッシリア帝国に、<span style="color: orange;">紀元前587年</span>に南朝ユダ王国はバビロニア帝国によって滅ぼされ、これらの帝国の捕囚となった状況下で、文書化された『聖書』を保管し続けることは不可能であったと考えられる。 さらに、日本列島の自然環境を考慮すると、降水量の多い湿潤な気候がもたらした酸性土壌であるため、土中に埋めた遺骨や鉄器は、数年間で溶けて消滅してしまい、羊の飼育にも適さない。 このような日本列島の自然環境における文書の長期保存は極めて困難であるが故に、<span style="color: red;">語り部</span>の口承をもって重要な記録を伝承し続けたと考えられる。 しかし、意図的に古代の文字・記号を残さなかった可能性も高い。 つまり、古墳に埴輪・土器などが残されている以上、その埴輪・土器などに「粘土板文書」のごとく文字・記号を刻むことができたにもかかわらず、この形跡がないからだ。 恐らく、<span style="color: red;">神の啓示を受けた預言者や祭司</span>が、『埴輪・土器・青銅器・鉄器・獣骨などに古代の文字・記号を刻印してはならない』 と厳命したのだろう。 この件に関する<span style="color: red;">神の御意</span>を察すると、『日本列島と日本文化の中に隠した<span style="color: red;">「神の御計画」</span>の<span style="color: red;">秘宝</span>を、悪魔・悪霊・悪人に察知されて略奪・破壊されることのないように御配慮された』 と感ずる。<br />
<br />
<span style="color: purple;">B.藤原鎌足=百済王子の扶余</span><span style="color: purple;">豊璋と 古代朝鮮半島の真実</span><br />
<span style="color: red;"> 「大化の改新」</span>(645)の前後の歴史に隠された古代史の<span style="color: red;">「秘密」</span>を解く鍵は、<span style="color: blue;">中臣(藤原)鎌足=</span> <span style="color: blue;">百済王子</span>の<span style="color: blue;">扶余</span><span style="color: blue;">豊璋</span>という歴史認識にある。 これを踏まえない限り、日本と世界の古代史の謎を解明できない。 そもそも、古代朝鮮半島は、<span style="color: blue;">神功皇后</span>による<span style="color: red;">「三韓征伐」</span>以前から、<span style="color: magenta;">任那日本府</span>によって統治されていた<span style="color: magenta;">日本</span>の植民地であった。 <span style="color: magenta;">日本</span>は、祖国無き「流浪の民」の<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>を筆頭とする<span style="color: purple;">多民族</span>を<span style="color: magenta;">日本</span>に入国させることなく、古代朝鮮半島にあった<span style="color: magenta;">日本</span>の植民地に寄留させた。 具体的には、次の<span style="color: red;">(A)</span><span style="color: purple;">~</span><span style="color: red;">(C)</span>のごとき歴史認識となる。<br />
<span style="color: purple;"><span style="color: red;"><br /></span></span>
<span style="color: purple;"><span style="color: red;">(A) </span></span><span style="color: red;">古代朝鮮半島の「辰韓→ 新羅」</span><br />
<span style="color: lime;">辰韓</span>=<span style="color: lime;">秦韓</span>であるが、<span style="color: lime;">秦韓</span>の「秦」とは、紀元前の中国の「秦帝国」ではなく、紀元後の西洋の「ローマ帝国」を指し示す。 そして、<span style="color: lime;">辰</span><span style="color: lime;">韓</span>とか<span style="color: lime;">秦</span><span style="color: lime;">韓</span>と呼ばれた<span style="color: lime;">新羅</span>に寄留した豪族の筆頭は、<span style="color: blue;">秦氏</span>だ。 つまり、<span style="color: lime;">辰韓~</span><span style="color: lime;">新羅</span>は、ローマ帝国の圧政を逃れた<span style="color: blue;">秦氏</span>を筆頭とする<span style="color: magenta;">原始キリスト教徒</span>の国であった。 <span style="color: lime;">辰韓~新羅 </span>は、 ローマ帝国の圧政を嫌った<span style="color: magenta;">原始キリスト教徒</span>の<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の<span style="color: blue;">秦氏</span>を指導者層とする<span style="color: magenta;">原始キリスト教</span>を信仰するローマ帝国の諸民族の寄留した国であり、ローマン・グラスが<span style="color: lime;">新羅</span>でしか発掘されていないことからも、『<span style="color: lime;">新羅</span>とは、<span style="color: lime;">新羅馬</span>を表現していた』 と分かる。 また、日本固有の<span style="color: red;">前方後円墳</span>が、<span style="color: lime;">辰韓~</span><span style="color: lime;">新羅</span>の領土内のみに存在したという考古学上の事実を踏まえると、『<span style="color: lime;">辰韓~</span><span style="color: lime;">新羅</span>と<span style="color: red;">大和朝廷</span>との間には<span style="color: purple;">密接な関係</span>があった。 つまり、<span style="color: lime;">辰韓~</span><span style="color: lime;">新羅</span>は、<span style="color: red;">大和朝廷</span>の直轄地または前進基地であった』 と考えられる。 さて、<span style="color: lime;">辰韓~</span><span style="color: lime;">新羅</span>に寄留していた<span style="color: blue;">秦氏</span>などの<span style="color: magenta;">原始キリスト教徒</span>は、<span style="color: orange;">600年</span>以前に<span style="color: magenta;">日本列島</span>への移民を完了した。 このため、<span style="color: lime;">新羅</span>の指導者層は、<span style="color: blue;">秦氏</span>から古代朝鮮半島の原住民に交代し、<span style="color: lime;">新羅</span>の国力は急速に弱体化した。 唐が隋を滅ぼした<span style="color: orange;">618年</span>の時期の<span style="color: magenta;">日本(大和朝廷)</span>は、<span style="color: purple;">イスラエル12支族</span>と<span style="color: magenta;">原始キリスト教徒</span>の移民の受容を完了したが故に、<span style="color: lime;">新羅</span>と<span style="color: lime;">百済</span>から成る古代朝鮮半島を統治する政治的・宗教的な理由と必要性を失った。 このような情勢変化に乗じた唐は、<span style="color: lime;">新羅</span>内の親唐派と連携しながら<span style="color: orange;">650年</span>に<span style="color: lime;">新羅</span>を完全に属国化し、<span style="color: orange;">660年</span>に唐・<span style="color: lime;">新羅</span>連合軍をもって<span style="color: lime;">百済</span>を攻め滅ぼした。<br />
<span style="color: purple;"><span style="color: red;"><br /></span></span>
<span style="color: purple;"><span style="color: red;">(B)</span><span style="color: red;"> </span></span><span style="color: red;">古代朝鮮半島の「馬韓→ 百済」</span><br />
<span style="color: lime;"> </span>高句麗の統治を原住民に委譲した<span style="color: blue;">扶余</span>は、元来、<span style="color: blue;">秦始皇帝</span>と同じ<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>から構成された<span style="color: magenta;">古代</span><span style="color: magenta;">ユダヤ教国</span>であり、ローマ帝国によって<span style="color: orange;">70年</span>に聖都エルサレムを破壊され、「流浪の民」と化した呪われた<span style="color: magenta;">ユダヤ教徒</span>の<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の末裔 <span style="color: blue;">※4</span> と合流した後に、<span style="color: lime;">馬韓</span>を前身とする<span style="color: lime;">百済 </span>を<span style="color: orange;">400~500年頃</span>に占領統治し、<span style="color: lime;">百済</span>へ本拠地を移した。 また、<span style="color: magenta;">日本列島</span>の中で<span style="color: magenta;">古代ユダヤ教</span>を奉ずる<span style="color: blue;">中臣氏</span>との姻戚関係を強化した。 つまり、<span style="color: blue;">扶余</span>の<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>に占領統治された<span style="color: lime;">百済 </span>は、ローマ帝国によって<span style="color: orange;">70年</span>に聖都エルサレムを破壊され、「流浪の民」と化した呪われた<span style="color: magenta;">ユダヤ教徒</span>の<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>を指導者層とする<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の植民地であった。 但し、<span style="color: magenta;">ユダヤ教徒</span>の<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の植民地である<span style="color: lime;">百済</span>は、弥生時代末期の<span style="color: orange;">150~250年頃</span>に<span style="color: blue;">仲哀天皇</span>・<span style="color: blue;">神功皇后</span>・<span style="color: blue;">応神天皇</span>によって<span style="color: magenta;">原始キリスト教国</span>として樹立された<span style="color: red;">大和朝廷</span>に服属しながら、<span style="color: magenta;">古代ユダヤ教</span>を奉ずる<span style="color: blue;">中臣氏</span>を頼って日本列島への移民を継続した。 <span style="color: magenta;">ユダヤ教徒</span>の<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の流出によって国力を失った<span style="color: lime;">百済</span>は、<span style="color: orange;">660年</span>に唐・<span style="color: lime;">新羅</span>連合軍から攻め滅ぼされた。 しかし、<span style="color: lime;">百済</span>が攻め滅ぼされた最終段階で、<span style="color: lime;">百済</span>王子の<span style="color: blue;">扶余豊璋</span>(=<span style="color: blue;">藤原鎌足</span>)は、<span style="color: red;">「大化の改新」</span>(645)以前の<span style="color: orange;">631年</span>から<span style="color: magenta;">日本</span>に滞在していたが、野蛮な<span style="color: red;">「大化の改新」</span>(645)を断行した後に<span style="color: lime;">百済</span>王朝の再興を期して<span style="color: orange;">663年</span>に<span style="color: red;">白村江の戦い</span>という唐・<span style="color: lime;">新羅</span>連合軍との海戦に<span style="color: magenta;">日本</span>軍を巻き込んだ。 そして、<span style="color: blue;">扶余豊璋</span>(=<span style="color: blue;">藤原鎌足</span>)の未熟な軍事作戦のため、<span style="color: magenta;">日本</span>軍は優勢であったにもかかわらず、大敗を喫した。<br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;">(C) 古代朝鮮半島の「任那日本府→ 伽耶(加羅)→ 弁辰」</span><br />
<span style="color: lime;"> 任那日本府~伽耶(加羅)~弁辰 </span>は、ローマ帝国からシルクロードを経てきた物資と人材を日本列島へ海上輸送する物流と、<span style="color: magenta;">日本(大和朝廷)</span>の国防の前進基地であり、<span style="color: magenta;">日本</span>の領土であった。 <span style="color: red;">第一波</span>~<span style="color: red;">第三波</span>で日本列島に渡来した<span style="color: magenta;">古代ユダヤ教</span>を奉ずる初期の<span style="color: red;">大和朝廷</span>が、<span style="color: lime;">任那日本府</span>を古代朝鮮半島の南端に設置した最大の理由は、<span style="color: red;">第一波</span>~<span style="color: red;">第四波</span>の全ての<span style="color: purple;">イスラエル人≧ ユダヤ人(</span><span style="color: purple;">イスラエル12支族</span><span style="color: purple;">)</span>の日本列島への上陸を継続的に支援するためであった。 この上陸支援が平穏無事に行われている限り、国防上の安全も保障された。 <span style="color: lime;">任那日本府</span>の設置は、<span style="color: red;">第一波</span>~<span style="color: red;">第三波</span>で日本列島に渡来した<span style="color: purple;">イスラエル人≧ ユダヤ人</span><span style="color: purple;">(</span><span style="color: purple;">イスラエル12支族</span><span style="color: purple;">)</span>の末裔から成る<span style="color: red;">大和朝廷</span>によるものであり、この都の<span style="color: magenta;">「ヤマト国」(邪馬台国)</span>は、淡路島~四国~九州北部に在った。 そして、<span style="color: lime;">任那日本府</span>の設置の時期は、<span style="color: orange;">50~150年頃</span>と考えられる。 つまり、弥生時代末期の<span style="color: orange;">150~250年頃</span>の<span style="color: blue;">仲哀天皇</span>・<span style="color: blue;">神功皇后</span>・<span style="color: blue;">応神天皇</span>による<span style="color: magenta;">原始キリスト教国</span>としての正統な<span style="color: red;">大和朝廷</span>の樹立に先立つこと、約100年前である。<br />
<div>
<br /></div>
<br />
<br />
<span style="color: purple;">(10) 「乙巳の変」と「大化の改新」の真相</span><br />
<span style="color: purple;">A.藤原鎌足の計画的な放火によって焼失した飛鳥時代の「朝廷の書庫」</span><br />
<span style="color: red;">飛鳥時代</span>のものと思われる、羊皮紙に記された<span style="color: red;">「シリア語聖書」(ペシッタ訳)の写本断片</span>が、2004年に日本国内で発見されたが、<span style="color: blue;">用明</span><span style="color: purple;">天皇</span><span style="color: blue;"> ※1</span>(在位:585~587)の皇子の<span style="color: blue;">聖徳太子</span>(574~622)の時代まで、<span style="color: purple;">朝廷 </span><span style="color: blue;">※2 </span>の書庫の中にも<span style="color: red;">「ヘブライ語聖書」(マソラ本文)</span>の直訳である<span style="color: red;">「</span><span style="color: red;">シリア語聖書」</span><span style="color: red;">(ペシッタ訳)</span>が在ったと推測される。 しかし、<span style="color: blue;">聖徳太子</span>没後の<span style="color: orange;">645年</span>に起きた<span style="color: red;">「乙巳の変」</span>(いっしのへん)により、<span style="color: purple;">朝廷</span>の書庫は完全に焼失した。 さて、最初に分析結果を述べておくと、『 <span style="color: red;">「乙巳の変」</span>(645)から顕著になった<span style="color: red;">大和</span><span style="color: red;">朝廷</span>の内部における異常な事態の連続は、<span style="color: blue;">中臣(藤原)鎌足</span>(614~669)が、その陰湿な謀略計画を実行して、正統な<span style="color: red;">大和</span><span style="color: red;">朝廷</span>を簒奪したことによって始まった政変であった。 <span style="color: blue;">藤原鎌足</span>の正体は、<span style="color: lime;">百済</span>王子の<span style="color: blue;">扶余豊璋</span>に他ならない。 そして、<span style="color: purple;">朝廷</span>の書庫が、<span style="color: red;">「乙巳の変」</span>(645)の時に焼失した理由は、<span style="color: red;">大和</span><span style="color: red;">朝廷</span>を簒奪した後の政権運営の障害とならないように日本と世界の古代史の真実を消し去ることを狙った<span style="color: blue;">藤原鎌足</span>による計画的な放火であった』 というものである。<br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: purple;">B.古代史の真実を封印するために</span><span style="color: purple;">藤原鎌足が</span><span style="color: purple;">「朝廷の書庫」に放火した「乙巳の変」(645)</span><br />
<span style="color: red;"> 「乙巳の変」</span>とは、<span style="color: orange;">645年</span>に女性の<span style="color: blue;">皇極天皇</span>(在位642~645、重祚して<span style="color: blue;">斉明天皇</span> 在位:655~661)の御前で<span style="color: blue;">蘇我入鹿</span>が暗殺されると、この父親の<span style="color: blue;">蘇我蝦夷</span>が、自己の館と<span style="color: purple;">朝廷</span>の書庫に放火して自害したとされる事変である。 この事変の直後に<span style="color: blue;">中臣(藤原)鎌足</span>(614~669)と<span style="color: blue;">中大兄皇子</span>(後の<span style="color: blue;">天智天皇 </span>626~671、在位:668~671)は、傀儡の<span style="color: blue;">孝徳天皇</span>(596~654、在位:645~654)を擁立して<span style="color: red;">「大化の改新」</span>を宣言した。 焼失した朝廷の書庫には、現代社会の通説を覆す貴重かつ衝撃的な文献が数多く保存されていたのであり、『<span style="color: red;">「大化の改新」</span>の時に日本と世界の古代史の真実は封印された』 のである。 なお、<span style="color: red;">「大化の改新」</span>(645)前後から始まった異常な事態の連続は、正統な<span style="color: red;">大和</span><span style="color: red;">朝廷</span>の断絶と統治機能の崩壊を物語っている。例えば、次の<span style="color: red;">(A)</span>~<span style="color: red;">(E)</span>のごとき史実がある。<br />
<span style="color: red;">(A)</span> <span style="color: lime;">百済</span>王子の<span style="color: blue;">扶余豊璋</span>は、対外的には「人質」という名目で<span style="color: orange;">631年</span>から<span style="color: magenta;">日本</span>に滞在していたが、実際は国賓待遇であった。 <br />
<span style="color: red;">(B) </span>傀儡の<span style="color: blue;">孝徳天皇</span>が<span style="color: orange;">654年</span>に崩御すると、<span style="color: blue;">斉明天皇</span>が重祚し、<span style="color: blue;">中大兄皇子</span>(<span style="color: blue;">天智天皇</span>)は、崩御した<span style="color: blue;">孝徳天皇</span>の独子の<span style="color: blue;">有間皇子</span>(640~658)を<span style="color: orange;">658年</span>に処刑した。 <br />
<span style="color: red;">(C)</span> <span style="color: blue;">斉明天皇</span>の重祚(655)から<span style="color: blue;">天智天皇</span>の崩御(671)までの間、「元号」がなかった。<br />
<span style="color: red;">(D) </span>男性の皇位継承者が決まらずに<span style="color: red;">女性天皇</span>の践祚(即位)が相次いだ。 <br />
『 <span style="color: red;">女性天皇</span>一覧 』 全員が男系女子(男系<span style="color: red;">女性天皇</span>)であり、既婚の場合は皇后・皇太子妃であり、その夫が亡くなった後に践祚(即位)した。<br />
0.<span style="color: blue;">神功皇后</span>(明治政府が皇統譜から外した歴代天皇。 150年頃~247年 )<br />
0.<span style="color: blue;">飯豊皇女</span>(明治政府が皇統譜から外した歴代天皇。 400年頃~500年頃 )<br />
1.<span style="color: blue;">推古天皇</span>(第 33代、在位 592年~ 628年) - 第29代 <span style="color: #274e13;">欽明天皇</span>の皇女、第30代 <span style="color: #274e13;">敏達天皇</span>の皇后<br />
2.<span style="color: red;">皇極天皇</span>(第 35代、在位 642年~ <span style="color: red;">645年</span>) - <span style="color: #274e13;">敏達天皇</span>の男系の曾孫、第34代 <span style="color: #274e13;">舒明天皇</span>の皇后<br />
3.<span style="color: red;">斉明天皇</span>(第 37代、在位 655年~ 661年) - <span style="color: red;">皇極天皇</span>の重祚(同一人物)<br />
4.<span style="color: red;">持統天皇</span>(第 41代、在位 686年~ 697年) - 第38代 <span style="color: purple;">天智天皇</span>の皇女、第40代 <span style="color: #274e13;">天武天皇</span>の皇后<br />
5.<span style="color: red;">元明天皇</span>(第 43代、在位 707年~ 715年) - <span style="color: purple;">天智天皇</span>の皇女、皇太子 <span style="color: #274e13;">草壁皇子</span>(<span style="color: #274e13;">天武</span>の皇子)の妃<br />
6.<span style="color: blue;">元正天皇</span>(第 44代、在位 715年~ 727年) - <span style="color: #274e13;">草壁皇子</span>の娘、独身<br />
7.<span style="color: blue;">孝謙天皇</span>(第 46代、在位 749年~ 758年) - 第45代 <span style="color: purple;">聖武天皇</span>の皇女、譲位されて践祚、独身<br />
8.<span style="color: blue;">称徳天皇</span>(第 48代、在位 764年~ 770年) - <span style="color: blue;">孝謙天皇</span>の重祚(同一人物)<br />
9.明正天皇(第109代、在位1629年~1643年) - 第108代 後水尾天皇の皇女、独身<br />
10.後桜町天皇(第117代、在位1762年~1770年) - 第115代 桜町天皇の皇女、独身<br />
<span style="color: red;"><span style="color: blue;">注釈: 青字</span><span style="color: black;">は、正統な大和朝廷を尊重した女性天皇。 </span>赤字<span style="color: black;">は、</span></span>大和朝廷を簒奪した<span style="color: purple;">藤原氏</span>の傀儡と化した女性天皇を示す。<br />
<br />
<span style="color: red;">(E) </span>飛鳥京の中に造営してきた皇居が、<span style="color: red;">「大化の改新」</span>(645)直後から政治的に不安定化し、異常な遷都を繰り返した。 <br />
<span style="color: red;">『 遷都の歴史 』</span> 「宮」とは皇居のある政庁を指し、「京」とは都市機能を備えた都の全体を指す。 <br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;">① </span><span style="color: blue;">飛鳥京</span>(4世紀~694)奈良県=<span style="color: magenta;">皇極天皇</span>643~645、孝徳天皇645 <span style="color: red;">②</span><span style="color: red;">↓</span>、<span style="color: magenta;">斉明天皇</span>654~661、<span style="color: lime;">【 中大兄皇子(天智天皇) 661~667 】</span><span style="color: lime;">、</span><span style="color: red;">「白村江の敗戦」 </span>(663)<span style="color: red;">③</span><span style="color: red;">↓</span>、 天武天皇673~686、称制の<span style="color: magenta;">持統天皇</span>690~694 <span style="color: red;">④</span><span style="color: red;">↓</span><br />
<span style="color: red;">↓</span><br />
<span style="color: red;">② </span><span style="color: blue;">難波宮</span>(645~ 654)大阪府=<span style="color: red;">「大化の改新」</span>(645)直後に孝徳天皇が遷都した。孝徳天皇645~654、654年に<span style="color: magenta;">斉明天皇</span>(<span style="color: magenta;">皇極天皇</span>の重祚)が<span style="color: blue;">飛鳥板蓋宮</span>に遷都した。<span style="color: red;">① ↑ </span>(744年に<span style="color: orange;">聖武天皇</span>が<span style="color: blue;">別の難波宮</span>を造営した。<span style="color: purple;">⑧</span><span style="color: red;">↓ </span>)<br />
<span style="color: red;">↓</span><br />
<span style="color: red;">③ </span><span style="color: blue;">大津宮</span>(667~ 672)滋賀県=667年(天智6年)に<span style="color: lime;">中大兄皇子(天智天皇)</span>が<span style="color: red;">不法遷都 </span>した。称制の天智天皇668~671、<span style="color: red;">「壬申の乱」</span>(672)直後に天武天皇が<span style="color: blue;">飛鳥浄御原宮</span>(673)に遷都した。<span style="color: red;">① ↑ </span>(<span style="color: blue;">大津宮</span>は完全に破壊され廃都となる。)<br />
<span style="color: red;">↓</span><br />
<span style="color: red;">④ </span><span style="color: blue;">藤原宮</span>(694~ 710)奈良県=694年に<span style="color: magenta;">持統天皇</span>が遷都した。<span style="color: magenta;">持統天皇</span>694~697、文武天皇697~707、<span style="color: magenta;">元明天皇</span>707~710<br />
<span style="color: red;">↓</span><br />
<span style="color: red;">⑤</span> <span style="color: blue;">平城京</span>(710~ 740)奈良県=710年に<span style="color: magenta;">元明天皇</span>が遷都した。<span style="color: magenta;">元明天皇</span>710~715、<span style="color: magenta;">元正天皇</span>715~724、<span style="color: orange;">聖武天皇</span>724~740 (<span style="color: orange;">聖武天皇</span>は745年に<span style="color: purple;">⑨ </span><span style="color: purple;">平城京</span>に帰還した。)<br />
<span style="color: red;">↓</span><br />
<span style="color: red;">⑥ </span><span style="color: blue;">恭仁宮</span>(740~ 744)京都府=<span style="color: red;">「藤原広嗣の乱」</span>(740)直後に<span style="color: orange;">聖武天皇</span>が遷都した。742~744年の間は離宮の<span style="color: blue;">紫香楽宮</span>(後の<span style="color: blue;">甲賀宮</span>)と併存した。<br />
<span style="color: red;">↓</span><br />
<span style="color: purple;">⑦ </span><span style="color: purple;"><span style="color: blue;">甲賀宮</span></span>(742~ 745)滋賀県=742年に<span style="color: orange;">聖武天皇</span>は離宮の<span style="color: blue;">紫香楽宮</span>(後の<span style="color: blue;">甲賀宮</span>)に移り、745年に「新京」にした。744~745年の間は<span style="color: purple;">難波宮</span>と併存した。<br />
<span style="color: red;">↓</span><br />
<span style="color: purple;">⑧</span><span style="color: red;"> </span><span style="color: purple;">難波宮</span>(744~ 745)大阪府=744年に<span style="color: orange;">聖武天皇</span>が遷都したが、<span style="color: blue;">紫香楽宮</span>(後の<span style="color: blue;">甲賀宮</span>)と併存した。翌745年に<span style="color: orange;">聖武天皇</span>は<span style="color: blue;">平城京</span>に戻り、<span style="color: purple;">平城京</span>に遷都した。<br />
<span style="color: red;"><span style="color: red;">↓</span></span><br />
<span style="color: red;"><span style="color: purple;">⑨ </span></span><span style="color: purple;">平城京</span>(745~ 784)奈良県=<span style="color: orange;">聖武天皇</span>745~749、<span style="color: magenta;">孝謙天皇</span>749~758、淳仁天皇758~764、<span style="color: red;">「藤原仲麻呂の乱」</span>(764)を経て<span style="color: magenta;">称徳天皇</span>(<span style="color: magenta;">孝謙天皇</span>の重祚)764~770、光仁天皇770~781、桓武天皇781~784<br />
<span style="color: red;">↓</span><br />
<span style="color: red;">⑩ </span><span style="color: blue;">長岡京</span>(784~ 794)京都府=784年に桓武天皇が遷都した。 桓武天皇781~794<br />
<span style="color: red;">↓</span><br />
<span style="color: red;">⑪ </span><span style="color: blue;">平安京</span><span style="font-family: "ms pgothic";">(794~1192)京都府=794年に桓武天皇が</span><span style="color: blue;">長岡京</span><span style="font-family: "ms pgothic";">から再遷都した。 </span>桓武天皇794~806・・・ 以下省略。 なお、ヘブライ語の<span style="color: purple;">「イール・シャローム」(エルサレム)</span>とは、<span style="color: purple;">「平安の都」 「平安京」</span>という意味である。 そして、日本国における聖都<span style="color: purple;">エルサレム</span>の再建に他ならない<span style="color: purple;">平安京</span>への遷都(794)を完了した旧暦(太陰太陽暦・<span style="color: purple;">ユダヤ暦</span>)の11月8日は、新暦(グレゴリオ暦)の4月16日に相当する。 つまり、<span style="color: purple;">平安京</span>遷都を完了した日は、マサダ要塞に籠城してローマ帝国と最後まで戦った<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の集団自決の日にして<span style="color: red;">ユダヤ戦争</span>(66~73)の終結の日でもあるため、『自決した汝ら同胞の<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の遺志は、ここ平安京に成就せり』 という追悼の意が込めらた。 ここに、<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の悲願である聖都<span style="color: purple;">エルサレム</span>の再建と<span style="color: purple;">ユダヤ</span>国家の樹立という周到な<span style="color: purple;">「長期計画」</span>の目標を達成した。 これ以降、<span style="font-family: "ms pgothic";">1192年に源頼朝が後白河法皇から征夷大将軍の官位を得て<span style="color: blue;">鎌倉幕府</span>を開き、</span><span style="color: blue;">平安京</span>の<span style="font-family: "ms pgothic";">政府機能を失うまで</span><span style="font-family: "ms pgothic";">の398年間、天皇を中心に据えた聖都であり続けた。 </span><span style="font-family: "ms pgothic";">但し、『鎌倉時代以降も、<span style="color: blue;">平安京</span>は<span style="color: blue;">京都</span>と呼称され、政府機能を保ち続けた』 と考える場合、『1868年の<span style="color: blue;">明治維新</span>の時に江戸が東京に改称され、</span><span style="font-family: "ms pgothic";"><span style="color: blue;">東京遷都</span>(1868)が行われるまでの1074年間にわたって都であり続けた』 ことになる。 さらに、『明治天皇が発布したのは「奠都宣言」だ。遷都は旧都を廃止するが、奠都は旧都を残す。</span><span style="font-family: "ms pgothic";">奠都した</span><span style="font-family: "ms pgothic";">天皇は、いずれ</span><span style="font-family: "ms pgothic";">旧</span><span style="font-family: "ms pgothic";">都に戻られる』 という</span><span style="font-family: "ms pgothic";">「都」の</span><span style="font-family: "ms pgothic";">名目争いもある。</span><br />
<div>
<span style="color: red;"><span style="color: blue;">注釈: 1.</span><span style="color: magenta;">桃字</span></span>は、<span style="color: magenta;">女性天皇</span>を示す。 <span style="color: blue;">2.</span><span style="color: lime;">【 中大兄皇子(天智天皇) 661~667 】 </span>は、<span style="color: blue;">藤原鎌足</span>に大和朝廷を簒奪された後に<span style="color: red;">「白村江の敗戦」 </span>(663)に陥った混乱期の<span style="color: lime;">天皇不在期間</span>を示す。 <span style="color: blue;">3.</span><span style="color: orange;">聖武天皇</span>(701~756、在位:724~749)は、<span style="color: purple;">藤原氏</span>の傀儡となった皇室の<span style="color: orange;">混乱期間</span>を示す。<br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;">a.「大化の改新」(645)に伴う遷都理由</span><br />
従来の通説の「大化の改新」(645)直後の遷都理由としては、『<span style="color: purple;">古代豪族連合</span>が土地と領民を地方分権的に支配していた氏姓制度を否定して、中央集権的な官僚制度に基づく統一国家を樹立する大改革を進めるために遷都した。 例えば、公地公民制・戸籍制・班田収授法・税制を新しく整備した。また、中国大陸では<span style="color: orange;">618年</span>に<span style="color: lime;">隋</span>が<span style="color: lime;">唐</span>に滅ぼされた。 <span style="color: lime;">唐</span>は、<span style="color: lime;">新羅</span>と組んで<span style="color: lime;">高句麗</span>と<span style="color: lime;">百済</span>を支配するべく動き出したので、古来から深い関係にある<span style="color: lime;">百済</span>を守るため、中国大陸・朝鮮半島との海洋航行に便利な瀬戸内海の要港である<span style="color: blue;">難波(大阪)</span>に宮(皇居)を移す必要があった』 と言われる。 しかし、これは、<span style="color: magenta;">歴史の本質を見失った建前論</span>に過ぎない。 なぜなら、<span style="color: blue;">藤原鎌足</span>を父祖とする<span style="color: blue;">藤原氏</span>だけが朝廷を執念深く差配し続けた、その長期計画・祭祀支配・政治支配を説明できないし、飛鳥京からでも大改革を実施できた。 そもそも、<span style="color: blue;">藤原鎌足</span>は、<span style="color: blue;">蘇我氏</span>の進めていた内政外交上の大改革に反発して<span style="color: red;">「大化の改新」</span>(645)を起こしたのであり、この史実を隠蔽するための遷都理由だろう。 例えば、飛鳥京から<span style="color: blue;">難波宮</span>への遷都(645)の22年後の事例になるが、<span style="color: red;">「白村江の敗戦」 </span>(663)後の<span style="color: lime;">中大兄皇子(天智天皇)</span>が、飛鳥京から<span style="color: blue;">藤原氏</span>の地盤である滋賀県の<span style="color: blue;">大津宮</span>に<span style="color: red;">不法遷都</span>(667)して、この<span style="color: blue;">大津宮</span>において「称制天皇」に就いた時と同様に、<span style="color: blue;">蘇我氏</span>系の正統な大和朝廷を支える<span style="color: purple;">古代豪族連合</span>の政治力の強い飛鳥京を離れて、その政治力の及ばない<span style="color: blue;">難波(大阪)</span>に「亡命政権」を樹立したにすぎない。 また、<span style="color: blue;">難波(大阪)</span>は、<span style="color: lime;">百済</span>王子の<span style="color: blue;">扶余豊璋</span>=<span style="color: blue;">藤原鎌足</span>にとって古代朝鮮半島の<span style="color: lime;">百済</span>との貿易を推進する上でも重要な港湾であった。<br />
<span style="color: red;">b.大和朝廷の正統派(蘇我氏)と簒奪派(藤原氏)の熾烈な闘い</span><br />
異常な遷都を繰り返す中で行われていた大和朝廷の<span style="color: purple;">正統派(蘇我氏)</span>と<span style="color: purple;">簒奪派(藤原氏)</span>の熾烈な闘いを見てみよう。 <span style="color: blue;">藤原四兄弟</span>は、<span style="color: red;">「長屋王の変」</span>(729)を仕掛けて<span style="color: blue;">天武天皇</span>に繋がる反藤原氏の政治勢力を一掃すると、<span style="color: blue;">藤原不比等</span>の娘の<span style="color: blue;">光明子</span>を<span style="color: orange;">聖武天皇</span>の皇后に据えることに成功した。<span style="color: orange;">聖武天皇</span>は、<span style="color: blue;">光明皇后</span>をはじめとする<span style="color: blue;">藤原氏</span>に取り囲まれ、寵愛した息子の<span style="color: blue;">基王</span>・<span style="color: blue;">安積親王</span>2人の毒殺、<span style="color: red;">「藤原広嗣の乱」</span>(740)などの執拗な謀略活動に苦悩した挙句、娘の<span style="color: blue;">阿倍内親王</span>に譲位した。<span style="color: blue;">阿倍内親王</span>は、<span style="color: blue;">孝謙天皇</span>として即位(749)したが、<span style="color: blue;">藤原氏</span>は、<span style="color: blue;">天武天</span><span style="color: blue;">皇</span>に繋がる反藤原氏の政治勢力を最終的に根絶する「捨て身」の<span style="color: red;">「藤原仲麻呂の乱」</span>(764)を起こした。 <span style="color: red;">「藤原仲麻呂の乱」</span>(764)に直面した<span style="color: blue;">孝謙天皇</span>は、「捨て駒」の<span style="color: blue;">藤原仲麻呂</span>と共に、<span style="color: blue;">天武天皇</span>の男系である<span style="color: blue;">淳仁天皇</span>・<span style="color: blue;">塩焼王</span>をも鎮定・処分するに至った。 ここに、<span style="color: blue;">天武天皇</span>系の皇子は潰え、<span style="color: blue;">藤原氏</span>は、念願の<span style="color: blue;">天智天皇</span>系の<span style="color: blue;">光仁天皇</span>~<span style="color: blue;">桓武天皇</span>の道を開いた。 <br />
<span style="color: red;">c.藤原氏の数世代にわたる邪悪な長期計画</span><br />
<span style="color: red;"> </span>日本軍による<span style="color: red;">「真珠湾攻撃」</span>(1941)を事前に把握していた<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の米国大統領<span style="color: blue;"> フランクリン・D・ルーズベルト</span>(任期:1933~1945)は、<span style="color: magenta;">『政治の世界では、偶然に起こる事件など、何一つない。もし何か事件が起こったとすれば、それはそうなるように周到に計画され、仕組まれたことなのだ。賭けてもいい』</span>と語った。 これは、数世代にわたる<span style="color: red;">タルムード・プロトコール</span>を持つ<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の常識を語ったものだ。 そして、<span style="color: purple;">藤原氏</span>の数世代にわたる邪悪な<span style="color: red;">長期計画</span>は、西洋社会における<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の数世代にわたる<span style="color: red;">タルムード・プロトコール</span>と完全に同一である。 なお、暗殺・毒殺・放火・謀略・虚偽・奸計・不正・悪業といった否定的感情に基づく<span style="color: purple;">藤原氏</span>の邪悪な<span style="color: red;">長期計画</span>は、<span style="color: blue;">藤原四兄弟</span>全員の疫病死(737)といった神の<span style="color: magenta;">祟り</span>を招いてきたし、<span style="color: red;">「大化の改新」</span>(645)によって正統な大和朝廷を簒奪した<span style="color: purple;">藤原氏</span>は、神の<span style="color: magenta;">祟り</span>を常に恐れながら、遷都を繰り返した。<br />
<div>
<span style="color: red;">d.頻繁な遷都の原因</span><br />
<span style="color: red;"> </span>頻繁な遷都の原因は、邪悪な<span style="color: red;">「大化の改新」</span>(645)によって大和朝廷を簒奪した<span style="color: magenta;">ユダヤ教のタルムード</span>を信仰する<span style="color: blue;">藤原鎌足</span>と<span style="color: blue;">中大兄皇子</span>(<span style="color: blue;">天智天皇</span>)に連なる<span style="color: purple;">藤原氏</span>と、<span style="color: red;">「壬申の乱」</span>(672)に勝利した<span style="color: blue;">天武天皇</span>に代表される正統な大和朝廷の回復に努めた<span style="color: magenta;">原始キリスト教</span>を信仰する<span style="color: purple;">古代豪族連合</span>との政治的・文化的な闘いにあった。 そして、<span style="color: red;">「壬申の乱」</span>(672)に勝利した<span style="color: blue;">天武天皇</span>の諸政策により、<span style="color: blue;">神武天皇</span>に始まる日本建国精神と正統な大和朝廷は一時的に復興されたものの、<span style="color: blue;">藤原不比等</span>の娘の<span style="color: blue;">光明皇后</span>(701~760)に圧されて奈良に東大寺の大仏と全国に国分寺・国分尼寺を建立した<span style="color: orange;">聖武天皇</span>(701~756、在位:724~749)の御代に至ると、<span style="color: magenta;">ユダヤ教のタルムード</span>に基づく<span style="color: red;">長期計画</span>を持つ<span style="color: purple;">藤原氏</span>が、再び朝廷を差配するに至った。 この間における大和朝廷の<span style="color: purple;">正統派(蘇我氏)</span>と<span style="color: purple;">簒奪派(藤原氏)</span>の熾烈な闘いが、異常な遷都の歴史の中に見出せる。 例えば、大和朝廷の<span style="color: purple;">簒奪派(藤原氏)</span>は、大和朝廷の<span style="color: purple;">正統派(蘇我氏)</span>と親密な<span style="color: blue;">秦氏</span>などの<span style="color: purple;">古代豪族連合</span>の政治的・文化的な影響力の強い飛鳥京から逃れ、別の宮(皇居)を設けて遷都しなければならなった。 </div>
</div>
<span style="color: red;">e.</span><span style="color: red;">聖武天皇の頻繁な遷都</span><br />
<span style="color: red;"> </span><span style="color: orange;">聖武天皇</span>の頻繁な遷都は特に異常だ。次のように4回も遷都した。 <span style="color: magenta;">『 京都府の</span><span style="color: blue;">恭仁宮</span>(740)<span style="color: magenta;">⇒ 滋賀県の離宮の</span><span style="color: blue;">紫香楽宮</span><span style="color: magenta;">(</span><span style="color: blue;">甲賀宮</span><span style="color: magenta;">)</span>(742)<span style="color: magenta;">⇒ 大阪府の</span><span style="color: blue;">難波宮</span>(744)<span style="color: magenta;">⇒ 奈良県の</span><span style="color: blue;">平城京</span>(745)<span style="color: magenta;">⇒ 娘に</span><span style="color: blue;">譲位</span>(749)<span style="color: magenta;">』 </span> 頻繁な遷都の理由は、通説では、『政治権力を求めて反乱や謀略を企てる<span style="color: purple;">藤原氏</span>に恐れを抱き、国家の非常事態を国民に警告するために<span style="color: red;">「壬申の乱」</span>(672)における<span style="color: blue;">大海人皇子</span>(<span style="color: blue;">天武天皇</span>)の行軍を再現した』と言われる。 しかし、<span style="color: orange;">聖武天皇</span>の心身と御代を察すれば、『<span style="color: purple;">藤原氏</span>に包囲された圧迫感、<span style="color: blue;">光明皇后</span>の情緒不安と挙動不審、第一皇子 <span style="color: blue;">基王</span>(727~728)の変死、大地震の多発、異常気象、星辰異変、大干ばつ、宮の火災多発、疫病の蔓延、水不足、食糧不足、大飢饉、天然痘の大流行(737)、<span style="color: blue;">藤原四兄弟</span>の疫病死(737)、<span style="color: red;">「藤原広嗣の乱」</span>(740)、大仏造立の発願(743)、第二皇子 <span style="color: blue;">安積親王</span>(728~744)の変死など、これら全ての災難凶事は神の祟りに間違いない。 <span style="color: magenta;">心霊現象</span>が頻発する宮中で落ち着いて眠ることもできない。 神の祟りの原因は何か? 全く解らない』 という苦悩と恐怖の心境にあり、<span style="color: blue;">光明皇后</span>の勧めに従って、娘に<span style="color: blue;">譲位</span>(749)するに至ったと考えられる。<br />
<span style="color: red;">f.神の祟りの原因は何か?</span><br />
『神の祟りの原因は何か?』 という疑問にこそ、<span style="color: orange;">聖武天皇</span>の頻繁な遷都の理由が見出せる。 つまり、『聖書』に従って神の御意を察すると、『<span style="color: blue;">藤原鎌足</span>は、<span style="color: red;">「大化の改新」</span>(645)の時に大和朝廷の<span style="color: blue;">蘇我本宗家</span>を陰湿な謀略によって殲滅し、朝廷の書庫に放火して日本と世界の歴史記録を抹消した。 今や、この次男の<span style="color: blue;">藤原不比等</span>が、<span style="color: purple;">『古事記』</span>(712)と<span style="color: purple;">『日本書記』</span>(720)の編纂を終えた。しかし、<span style="color: blue;">藤原不比等</span>は、初代の<span style="color: blue;">神武天皇</span>以来、神の御意の下に建国された「神の国」の真実の歴史を消し去って、<span style="color: blue;">藤原鎌足</span>を正当化するために歴史を改竄・捏造し、大和朝廷の正系である<span style="color: blue;">蘇我本宗家</span>を悪者に仕立てることによって朝廷を差配するに至った。 一時的に<span style="color: blue;">天武天皇</span>が正義の回復を目指したものの、「<span style="color: blue;">天武</span>系の<span style="color: blue;">文武天皇</span>の第一皇子の<span style="color: orange;">聖武天皇</span>」とは名ばかりで、<span style="color: blue;">藤原不比等</span>の娘の<span style="color: blue;">宮子</span>を母に持ち、貴族を皇后とする慣行を破って邪悪な臣下の<span style="color: blue;">藤原不比等</span>の娘の<span style="color: blue;">光明子</span>をも皇后にした。 さらに、正統な大和朝廷を簒奪した<span style="color: blue;">藤原鎌足</span>の末裔の<span style="color: purple;">藤原氏</span>に惑わされ、<span style="color: purple;">藤原氏</span>の傀儡となって日本全国に国分寺・国分尼寺を建立して仏教を普及奨励し、偶像礼拝の極みである巨大な大仏を奈良に建設中である。 これら全ては、神の御意の下に建国された「神の国」の歩むべき正しい道に反した悪業である。 従って、今や、祝福ではなく呪いを、恵みではなく災いを、悪業の数々に霊的な徴(しるし)をもって報いる』 ということになる。 つまり、<span style="color: red;">神の祟りの原因は、</span><span style="color: red;">『聖書』の中で何度も記されている神の怒りに他ならない。 </span>しかし、<span style="color: orange;">聖武天皇</span>は、<span style="color: blue;">藤原不比等</span>によって真実を隠蔽・改竄・捏造された虚偽の歴史しか教わっておらず、「仏像を拝めば何か良い事がある」と考えて不可解な仏教を信仰し、しかも、伝統文化の神道の真実を知らないため、神の祟りの原因を理解しようにも理解できなかった。 なお、『伊勢神宮の神を厚く祭ったのは<span style="color: blue;">天武天皇</span>が最後で、約1300年間を経てから、<span style="color: blue;">明治天皇</span>が参拝した。 <span style="color: orange;">聖武天皇</span>は、伊勢神宮の神を恐れており、鎮護国家の祈願で参拝するどころか、伊勢神宮に近寄ることも禁忌していた』 と言われる。 <span style="color: orange;">聖武天皇</span>が伊勢神宮の神を恐れて禁忌した理由は、<span style="color: purple;">藤原氏</span>の傀儡として神意に反した仏教の普及奨励を計ったのであるから、至極当然の恐怖感である。 そして、『742年~745年の複都制の間の<span style="color: orange;">聖武天皇</span>は、寝ても覚めても不可解な<span style="color: magenta;">心霊現象</span>などの未知現象に困惑し続け、宮中における心の平安はなかった』 と推察される。<br />
<br />
<span style="color: purple;">C.白村江の戦い(663)は、藤原鎌足の出身母体の百済王朝の政治勢力を守る戦い</span><br />
<span style="color: lime;"> </span><span style="color: lime;">秦韓</span>の「秦」とは、紀元前の中国の「秦帝国」ではなく、紀元後の西洋の「ローマ帝国」を指し示す。 そして、かつて<span style="color: lime;">秦韓</span>とか<span style="color: lime;">辰韓</span>と呼ばれた<span style="color: lime;">新羅</span>に寄留していた<span style="color: blue;">秦氏</span>など、ローマ帝国の支配下にいた<span style="color: magenta;">原始キリスト教徒</span>は、<span style="color: orange;">600年</span>頃までに<span style="color: magenta;">日本</span>への移民を全て完了した。 従って、<span style="color: lime;">新羅</span>の指導者層は、<span style="color: blue;">秦氏</span>などから古代朝鮮半島の原住民に交代し、<span style="color: lime;">新羅</span>の国力は急速に弱体化した。唐は、弱体化した<span style="color: lime;">新羅</span>を<span style="color: orange;">650年</span>までに属国化して軍事同盟を締結すると、唐・<span style="color: lime;">新羅</span>連合軍をもって、<span style="color: orange;">660年</span>に<span style="color: lime;">百済</span>を攻め滅ぼした。 しかし、<span style="color: orange;">631年</span>から<span style="color: magenta;">日本</span>にいた<span style="color: lime;">百済</span>の王子の<span style="color: blue;">扶余豊璋</span>は、<span style="color: lime;">百済</span>王朝の再興を期して<span style="color: blue;">斉明天皇</span>と<span style="color: blue;">中大兄皇子</span>(<span style="color: blue;">天智天皇</span>)に唐・<span style="color: lime;">新羅</span>連合軍との開戦を求めた。 このため、<span style="color: red;">「乙巳の変」</span>(645)に遭遇した<span style="color: blue;">皇極天皇</span>の重祚である<span style="color: blue;">斉明天皇</span>は、<span style="color: orange;">661年</span>に唐・<span style="color: lime;">新羅</span>連合軍との開戦を決断したが、間もなく崩御し、<span style="color: blue;">中大兄皇子</span>(<span style="color: blue;">天智天皇</span>)が唐・<span style="color: lime;">新羅</span>連合軍との戦争計画を進めた。 極めて緊迫した国内外情勢を考慮した場合、<span style="color: blue;">斉明天皇</span>の崩御にも、「暗殺」の二文字が浮かび上がる。 かくして、<span style="color: blue;">扶余豊璋</span>を指揮官とする<span style="color: magenta;">日本</span>の水軍は、唐の水軍との海戦を繰り返し、最終的に古代朝鮮半島の黄海側に面した錦江河口の海上で、優勢な軍事力をもって唐の水軍との決戦に臨んだが、軍船間の指揮命令系統の混乱、気象・地形を無視した未熟な軍事作戦などを原因として敗北した。 これが、<span style="color: red;">白村江の戦い</span>(663)である。 なお、<span style="color: red;">白村江の戦い</span>(663)に至る<span style="color: magenta;">日本</span>の情勢と戦争の理由には謎が多い。 しかし、古代史を深く研究すれば、『<span style="color: lime;">百済</span>王子の<span style="color: blue;">扶余豊璋</span>の正体は、<span style="color: blue;">藤原鎌足</span>であり、<span style="color: red;">白村江の戦い</span>(663)は、<span style="color: blue;">藤原鎌足</span>の出身母体の<span style="color: lime;">百済</span>王朝の政治勢力を守る戦いだった』 と分かる。 つまり、<span style="color: blue;">藤原鎌足</span>の出身母体の<span style="color: lime;">百済</span>王朝の政治勢力が滅びれば、シルクロード交易の重要拠点を失うと共に、正統な<span style="color: red;">大和</span><span style="color: red;">朝廷</span>の復活を求める古代豪族連合の反乱を抑えられなくなるため、何としても、<span style="color: lime;">百済</span>王朝の政治勢力を守る必要性があった。 さて、<span style="color: red;">白村江の戦い</span>(663)の後、唐・<span style="color: lime;">新羅</span>連合軍は、<span style="color: orange;">668年</span>に<span style="color: lime;">高句麗</span>を攻め滅ぼした。そして、<span style="color: lime;">新羅</span>は、古代朝鮮半島を<span style="color: orange;">676年</span>に統一した。 この一方、<span style="color: red;">白村江の戦い</span>(663)に敗北し、<span style="color: lime;">百済</span>王朝の再興を果たせなかった<span style="color: magenta;">日本</span>は、古代朝鮮半島の全地域の統治権を完全に喪失した。 同時に、<span style="color: red;">大和朝廷</span>による国造りと<span style="color: purple;">イスラエル12支族</span>の日本列島への渡来完了を以って、古代朝鮮半島を統治する必要性も消え失せていた。 そして、<span style="color: red;">白村江の戦い</span>(663)に敗北した結果、邪悪な<span style="color: red;">「大化の改新」</span>(645)を断行した<span style="color: blue;">藤原鎌足</span>と<span style="color: blue;">中大兄皇子</span>(<span style="color: blue;">天智天皇</span>)の政治勢力も、急速に衰えた。<br />
<br />
<span style="color: purple;">D.</span><span style="color: purple;">「壬申の</span><span style="color: purple;">乱」(672)は、</span><span style="color: purple;">大和朝廷を簒奪した</span><span style="color: purple;">百済人の藤原氏</span><span style="color: purple;">に対する正義の鉄槌</span><br />
<span style="color: purple;"><span style="color: purple;"><span style="color: red;">( A</span></span><span style="color: red;">)</span><span style="color: purple;"><span style="color: lime;"> </span></span></span><span style="color: red;">大津宮へ遷都(667)、藤原鎌足の死去(669)、天智天皇の崩御(671)</span><br />
<span style="color: red;"> 白村江の戦い</span>(663)に敗北し、唐の軍事侵略の脅威にさらされた飛鳥時代末期の<span style="color: orange;">667年(天智6年)</span>、<span style="color: blue;">中大兄皇子</span>(<span style="color: blue;">天智天皇</span>)は、奈良県の飛鳥京から滋賀県の大津宮に不法遷都した。 不法遷都した理由は、<span style="color: red;">「大化の改新」</span>(645)の真相を知り、かつ、<span style="color: red;">白村江の戦い</span>(663)に敗北して<span style="color: lime;">百済</span>王朝の政治勢力を失ったことを知る古代豪族連合が飛鳥京に根付いており、このままでは天皇に即位できないからであった。 このため、<span style="color: blue;">藤原氏</span>の政治勢力の強い滋賀県の大津宮に不法遷都を行い、翌<span style="color: orange;">668年</span>、大津宮で <span style="color: purple;">称制 </span><span style="color: blue;">※3</span>によって天皇に就いた。 <span style="color: purple;">称制</span>による天皇は、過去に前例がなかった。 ところが、悪運の尽きた<span style="color: blue;">藤原鎌足</span>が<span style="color: orange;">669年</span>に落馬による腰椎骨折を患って死去し、この後を追うように、病床にあった<span style="color: blue;">天智天皇</span>も<span style="color: orange;">671年</span>に崩御した。 すると、<span style="color: blue;">藤原鎌足</span>と<span style="color: blue;">天智天皇</span>の政治的かつ文化的な悪弊を受け継ぐ<span style="color: blue;">藤原氏</span>と<span style="color: blue;">天智天皇</span>の第一皇子の<span style="color: blue;">大友皇子</span>(648~672)と戦う決意を固めた<span style="color: blue;">大海人皇子</span>( 後の<span style="color: blue;">天武天皇</span>: 生年不明、在位:673~686) は、正統な皇位継承者として古代豪族連合の援軍を得てから<span style="color: orange;">672年</span>に挙兵した。 <span style="color: purple;">「壬申の</span><span style="color: purple;">乱」</span>(672)という<span style="color: red;">日本史上最大の内乱</span>の勃発である。 そして、約1ヵ月間も続いた激戦の結果、<span style="color: blue;">大海人皇子</span>が勝利し、<span style="color: blue;">天武天皇</span>として即位し、<span style="color: orange;">645年</span>の<span style="color: red;">「乙巳の変」</span>で失われた国史の編纂に着手した。 但し、『古事記』(712)の完成は、<span style="color: blue;">天武天皇</span>の崩御(686)から26年後であった。 なお、『<span style="color: blue;">天武天皇</span>は、<span style="color: blue;">天智天皇</span>の弟ではない』 と考える歴史家が多い。一説によれば、『<span style="color: blue;">天武天皇</span>は、<span style="color: blue;">藤原鎌足</span>によって暗殺された<span style="color: blue;">蘇我入鹿</span>の子だった』 という。 このように考えれば、<span style="color: blue;">大海人皇子(</span><span style="color: blue;">天武天皇</span><span style="color: blue;">)</span>が、<span style="color: orange;">671年</span>に病床の<span style="color: blue;">天智天皇</span>から次の皇位継承を示唆されるや否や、身の危険を察知して宮中を去り、奈良県 吉野山の仏門に入って隠棲した理由も納得できる。<br />
<span style="color: blue;"><span style="color: red;">( B</span><span style="color: lime;"> </span><span style="color: red;">) </span><span style="color: red;">藤原鎌足の墓</span></span><br />
大阪府の高槻市と茨木市にまたがる<span style="color: lime;">阿武山古墳</span>は、<span style="color: orange;">1934(昭和9)年</span>、京都大学の地震観測所(現在の「阿武山地震観測所」)の工事中に偶然発見されたが、ほぼ100%の確率で<span style="color: blue;">藤原鎌足</span>の墓だ。 しかし、発見当時の日本政府(<span style="color: purple;">二二六事件</span>に遭難した<span style="color: blue;">岡田啓介</span>内閣<span style="color: orange;">1934~1936</span>)は、古代史の真実を畏怖するかのように埋め戻してしまった。 なお、「阿武」(アブ)とは、ヘブライ語で「父」を意味する。 アラム語では「アバ」と発音する。 <span style="color: blue;">藤原鎌足</span>は、まさに<span style="color: blue;">藤原不比等</span>たちの「父」であった。 また、「大織冠」などの副葬品を見ただけで、『<span style="color: lime;">阿武山古墳</span>の被葬者は、ユダヤ人だ』 と分かる。 さらに、<span style="color: orange;">1971</span><span style="color: orange;">(昭和46)</span><span style="color: orange;">年</span>に発見された<span style="color: purple;">東奈良遺跡</span>は、<span style="color: lime;">阿武山古墳</span>の南7キロに位置する、弥生時代から鎌倉時代における銅鐸の製造地・墳墓・住居の古代遺跡であるが、<span style="color: blue;">藤原鎌足</span>の別邸(三島別業)の跡地でもあった。 この<span style="color: purple;">東奈良遺跡</span>から<span style="color: orange;">1977</span><span style="color: orange;">(昭和52)</span><span style="color: orange;">年</span>に出土したレンガ片(せん)が、<span style="color: lime;">阿武山古墳</span>のレンガ片(せん)と同じ渦巻き文様と厚さであったことからも、『<span style="color: lime;">阿武山古墳</span>は、<span style="color: blue;">藤原鎌足</span>の墓である』と比定しうる。 しかも、<span style="color: purple;">東奈良遺跡</span>からは、<span style="color: red;">銅鐸</span>の<span style="color: magenta;">鋳型</span>が発見されており、日本列島を<span style="color: red;">銅鐸</span>で測量して地図を製作した、渡来<span style="color: red;">第一波</span>~<span style="color: red;">第三波</span>の<span style="color: purple;">イスラエル人≧ ユダヤ人</span><span style="color: purple;">(</span><span style="color: purple;">イスラエル12支族</span><span style="color: purple;">)</span>の「ゆかりの地」であった。<br />
<br />
<span style="color: purple;">E.</span><span style="color: purple;">藤原不比等を特別に引き立てた</span><span style="color: purple;">天智天皇の娘である持統天皇</span><br />
<span style="color: purple;"><span style="color: red;">( A</span></span><span style="color: red;">)</span><span style="color: purple;"><span style="color: lime;"> </span><span style="color: red;">天智天皇(</span></span><span style="color: red;">称制</span><span style="color: purple;"><span style="color: red;">)の娘である</span></span><span style="color: red;">持統天皇(</span><span style="color: red;">称制</span><span style="color: red;">)の失政</span><br />
歴史の皮肉なことに、<span style="color: blue;">天武天皇</span>が崩御(686)した後、<span style="color: blue;">天智天皇</span>の娘である<span style="color: blue;">持統天皇</span>(645~702、在位:690~697)が、<span style="color: purple;">称制</span>を経て女性天皇として即位した。 <span style="color: blue;">持統天皇</span>は、<span style="color: blue;">藤原鎌足</span>の次男または<span style="color: blue;">天智天皇</span>の落し胤である<span style="color: blue;">藤原不比等</span>(659~720)を特別に引き立てた。 この<span style="color: blue;">藤原不比等</span>が主導して、『古事記』(712)と『日本書紀』(720)を編纂し、古代史の真実を封印した。 さて、<span style="color: blue;">持統天皇</span>は、<span style="color: orange;">694年</span>に飛鳥京から藤原宮に遷都した。 新しい宮の名称が「藤原」と呼ばれたことからすれば、<span style="color: blue;">持統天皇</span>は、夫の<span style="color: blue;">天武天皇</span>が<span style="color: orange;">673年</span>に大津宮から飛鳥京に遷都した、その大御心に反した藤原宮遷都(694)を行ったし、『<span style="color: blue;">持統天皇</span>は、<span style="color: blue;">藤原氏</span>の傀儡と化した。 また、<span style="color: blue;">藤原不比等</span>にとって、女性の<span style="color: blue;">持統天皇</span>を操ることは極めて容易であった』 と言える。<br />
<span style="color: red;">( B</span><span style="color: lime;"> </span><span style="color: red;">) </span><span style="color: red;">「壬申の乱」(672)後も</span><span style="color: red;">温存され伸張した藤原氏の政治勢力</span><br />
藤原宮遷都(694)に至る時期の<span style="color: blue;">藤原氏</span>の政治勢力について考察すると、<span style="color: red;">白村江の戦い</span>(663)で最終的に滅亡した<span style="color: lime;">百済</span>の亡命人・難民を日本に受け入れ、これら<span style="color: lime;">百済人</span>を加えた<span style="color: blue;">藤原氏</span>の政治勢力は、<span style="color: red;">「壬申の乱」</span>(672)の後も温存され、<span style="color: blue;">藤原不比等</span>を中心として<span style="color: blue;">持統天皇</span>を自在に操作できるほどまでに伸張した。 なぜなら、先代の<span style="color: blue;">天武天皇</span>の大御心は、<span style="color: magenta;">原始キリスト教</span>の愛と正義にあり、<span style="color: blue;">藤原氏</span>に対しても、その残虐非道な諸行為の悔い改めを期待し、政治弾圧などの冷酷な対抗措置を講じなかったからだ。 このような<span style="color: blue;">天武天皇</span>の大御心を逆手に取って、<span style="color: blue;">天武天皇</span>の皇子・皇女の全員を謀殺したのが、<span style="color: magenta;">ユダヤ教のタルムード</span>を奉ずる<span style="color: blue;">藤原氏</span>であった。<br />
<span style="color: red;">( C</span><span style="color: lime;"> </span><span style="color: red;">) 天武天皇の大御心</span><br />
<span style="color: blue;"> </span><span style="color: blue;">天武天皇</span>の大御心は、日本建国精神の回復を目指した諸々の政策に示された。 特に、<span style="color: magenta;">「殺傷肉食禁断の詔勅」</span>により、残虐な狩猟方法の禁止と 動物の生命を生命として扱わない残虐な家畜制度を禁止したこと。 また、娘の<span style="color: blue;">大来皇女</span>(661~702、<span style="color: magenta;">斎王</span>:673~686)を伊勢神宮の<span style="color: magenta;">斎王</span>として仕えさせ、それまで皇室の慣習だった<span style="color: magenta;">斎王</span>を皇室の制度にしたことに現れた。 かかる<span style="color: blue;">天武天皇</span>は、宗教・思想の問題に起因する数々の政治犯罪を繰り返した<span style="color: blue;">藤原氏</span>の悔い改めを望み、殺傷を伴う処断をせず、寛容に采配した。<br />
<span style="color: red;">( D</span><span style="color: lime;"> </span><span style="color: red;">) ユダヤ教のタルムードに基づく藤原氏の「悪の処世術」</span><br />
<span style="color: blue;">天武天皇</span>が崩御(686)されて<span style="color: blue;">持統天皇</span>の御代になると、<span style="color: blue;">天武天皇</span>の第三皇子の<span style="color: blue;">大津皇子</span>(663~686)は謀反の嫌疑をかけられて自害、第二皇子の<span style="color: blue;">草壁皇子</span>(662~689)は毒殺、第一皇子の<span style="color: blue;">高市皇子</span>(654~696)も毒殺という具合に、<span style="color: blue;">天武天皇</span>の皇子全員が、<span style="color: blue;">藤原</span><span style="color: blue;">不比等</span>によって謀殺された。 この<span style="color: blue;">藤原</span><span style="color: blue;">不比等</span>は、父親の<span style="color: blue;">藤原鎌足</span>によって<span style="color: blue;">藤原氏</span>の次世代を率いる最高指導者になるべく教育されていた。 <span style="color: blue;">藤原</span><span style="color: blue;">不比等</span>は、赤子の頃から政敵の目に付かないように世間の衆目から慎重に隠され、<span style="color: blue;">藤原鎌足</span>の持つ全能力と全知識を継承するべく、<span style="color: magenta;">ユダヤ教のタルムード</span>を中心とした英才教育を受けた。 そして、<span style="color: blue;">藤原氏</span>にしてみれば、敵対勢力の皇子全員の謀殺は、必ず実行しなければならない<span style="color: blue;">藤原氏</span>の世代を超えた既定路線(プロトコール)であった。 つまり、<span style="color: blue;">藤原鎌足</span>が、その父祖の<span style="color: magenta;">ユダヤ人</span>から受け継いだ<span style="color: magenta;">「長期計画」</span>(プロトコール)と、その具体的な実行手段は、<span style="color: blue;">藤原</span><span style="color: blue;">不比等</span>と、その兄の<span style="color: blue;">定慧</span>(643~666)に詳細に伝授されていた。 なお、<span style="color: blue;">藤原</span><span style="color: blue;">不比等</span>の兄の<span style="color: blue;">定慧</span>は、<span style="color: magenta;">ユダヤ教のタルムード</span>の悪の処世術に従い、仏教僧を装って出家した。 この後、『兄の<span style="color: blue;">定慧</span>は、<span style="color: orange;">666年</span>に飛鳥京の地で23歳にして亡くなった』 と伝わるが、<span style="color: blue;">藤原鎌足</span>が<span style="color: orange;">669年</span>に亡くなる3年前に長男の<span style="color: blue;">定慧</span>が若くして亡くなったとは信じ難い。 また、<span style="color: blue;">藤原氏</span>が編纂した<span style="color: purple;">『藤氏家伝』</span>(760)の中に『<span style="color: blue;">定慧</span>は百済人に<span style="color: red;">毒殺</span>された』と書いてあるが、<span style="color: red;">毒殺</span>は<span style="color: blue;">藤原氏</span>の「お家芸」であって、犯人が被害者を装うがごとき政治的な作り話であろう。 つまり、<span style="color: blue;">藤原氏</span>の出自は、ユダヤ教徒のユダヤ人である百済人であったにもかかわらず、<span style="color: purple;">『藤氏家伝』</span>(760)の中で百済人による<span style="color: blue;">定慧</span>の<span style="color: red;">毒殺話</span>を意図的に記述して、百済人の出自の史実を消去しようと努めたこと自体が、『百済人による<span style="color: blue;">定慧</span>の<span style="color: red;">毒殺話</span>は、<span style="color: blue;">藤原鎌足</span>による政治的な作り話であった』ことを雄弁に物語っている。 従って、『<span style="color: blue;">藤原</span><span style="color: blue;">不比等</span>の兄の<span style="color: blue;">定慧</span>は、23歳で亡くなってはおらず、<span style="color: blue;">藤原氏</span>の全体を統率しながら<span style="color: blue;">藤原</span><span style="color: blue;">不比等</span>の指南役として政治の裏側で暗躍した。 そして、<span style="color: magenta;">ユダヤ教のタルムード</span>に精通した仏教僧を装った<span style="color: magenta;">ラビ</span>の<span style="color: blue;">定慧</span>と 国政を差配した公卿の<span style="color: blue;">藤原</span><span style="color: blue;">不比等</span>の両者にとって、敵対勢力の皇子を謀殺し続けたことに良心の呵責は微塵も無かった』 と考えられる。 かくして、『<span style="color: blue;">藤原不比等</span>による<span style="color: blue;">天武天皇</span>系の皇子の連続謀殺を幇助した<span style="color: blue;">持統天皇</span>の心の闇は誠に深い』 、また、『<span style="color: blue;">藤原不比等</span>たちは、死後の霊魂が地獄に堕ちる霊的な法則を理解しておらず、地獄の存在も信じていなかった』 と言わざるを得ない。<br />
<div>
<br /></div>
<span style="color: purple;">F.</span><span style="color: purple;">「乙巳の変」と「大化の改新」の真相</span><br />
<span style="color: orange;"> 645年</span>に起きた<span style="color: red;">「乙巳の変」</span>と<span style="color: red;">「大化の改新」</span>の真相は、<span style="color: magenta;">日本</span>の葛城県の飛鳥と斑鳩を本拠地とする<span style="color: blue;">蘇我氏系</span>の<span style="color: magenta;">原始キリスト教徒</span>である<span style="color: blue;">聖徳太子</span>(574~622)と <span style="color: blue;">蘇我馬子</span>( ~626)<span style="color: blue;">・ </span><span style="color: blue;">蘇我</span><span style="color: blue;">蝦夷</span>( ~645)<span style="color: blue;">・ </span><span style="color: blue;">蘇我</span><span style="color: blue;">入鹿</span>( ~645)が担っていた正統な<span style="color: red;">大和</span><span style="color: red;">朝廷</span>を奪うことを目的とした、復古的な<span style="color: magenta;">ユダヤ教徒</span>の<span style="color: blue;">藤原鎌足=</span><span style="color: blue;">百済王子</span>の<span style="color: blue;">扶余</span><span style="color: blue;">豊璋</span>による<span style="color: red;">反乱クーデター</span>であった。 この事実は、考古学調査と文献資料に基づく詳細な歴史研究によらずとも、次の<span style="color: red;">( A<span style="color: lime;"> </span>)</span>~<span style="color: red;">( M<span style="color: lime;"> </span>)</span>のごとき大局的な歴史観によって明らかだ。 <br />
<span style="color: red;">( A<span style="color: lime;"> </span>)</span> 愛の戒めを守る<span style="color: magenta;">原始キリスト教徒</span>では絶対にありえない、<span style="color: blue;">皇極天皇</span>の御前で<span style="color: blue;">蘇我入鹿</span>を殺害するという常軌を逸した蛮行<br />
<span style="color: red;">( B<span style="color: lime;"> </span>)</span> <span style="color: red;">大和</span><span style="color: red;">朝廷</span>の中枢にいた<span style="color: blue;">蘇我蝦夷</span>が、自己の館と朝廷の書庫に放火して<span style="color: red;">大和朝廷</span>と古代朝鮮半島の歴史記録を抹消しなければならない政治的理由は微塵もないこと。 <br />
<span style="color: red;">( C<span style="color: lime;"> </span>)</span> <span style="color: magenta;">原始キリスト教</span>を土台とする<span style="color: magenta;">飛鳥文化</span>を塗り潰して隠すための<span style="color: purple;">仏教</span>の普及奨励 <br />
<span style="color: red;">( D<span style="color: lime;"> </span>)</span> 古代豪族連合の合議に基づいて大王(天皇の旧称)を選定していた飛鳥時代において、正統な天皇として即位できず、<span style="color: purple;">称制</span>にすぎない<span style="color: blue;">天智天皇</span>の極めて脆弱な御稜威(みいつ) <br />
<span style="color: red;">( E<span style="color: lime;"> </span>)</span> 唐が隋を滅ぼした<span style="color: orange;">618年</span>以前の<span style="color: magenta;">日本</span>の外交政策は、<span style="color: lime;">辰韓~新羅</span>と緊密に連携していた一方、飛鳥に敵対的な文化を持つ<span style="color: lime;">馬韓~百済</span>の動向を警戒していたこと。 <br />
<span style="color: red;">( F<span style="color: lime;"> </span>)</span> <span style="color: red;">「大化の改新」</span>(645)の直後から急速に<span style="color: lime;">百済</span>と緊密に連携するようになったこと。<br />
<span style="color: red;">( G<span style="color: lime;"> </span>)</span> 奈良県の狭い飛鳥地域の中に置かれ続けた宮(皇居)の所在地が、<span style="color: red;">「大化の改新」</span>(645)直後から政治的に不安定化し、異常な遷都を繰り返したこと。<br />
<span style="color: red;">( H<span style="color: lime;"> </span>)</span> <span style="color: blue;">天智天皇</span>の死亡直後に<span style="color: purple;">「壬申の乱」</span>(672)という<span style="color: blue;">藤原鎌足</span>と<span style="color: blue;">天智天皇</span>の政治的かつ文化的な影響力を払拭する<span style="color: red;">日本史上最大の内乱</span>が勃発したこと。 <br />
<span style="color: red;">( I<span style="color: lime;"> </span>)</span> 古代豪族連合の支持を得て<span style="color: purple;">「壬申の乱」</span>(672)に勝利した<span style="color: blue;">天武天皇</span>の内政と外交は、<span style="color: blue;">藤原鎌足</span>と<span style="color: blue;">天智天皇</span>の完全否定であったこと。 <br />
<span style="color: red;">( J<span style="color: lime;"> </span>)</span> <span style="color: blue;">藤原不比等</span>による復古的な<span style="color: magenta;">ユダヤ教</span>の色彩の濃い「<span style="color: purple;">大宝律令」</span>(701)という律令体制の構築 <br />
<span style="color: red;">( K<span style="color: lime;"> </span>)</span> <span style="color: blue;">天武天皇</span>の末裔が<span style="color: blue;">藤原</span><span style="color: blue;">氏</span>によって計画的に滅ぼされた後、<span style="color: blue;">天智天皇</span>の曾孫の<span style="color: blue;">桓武天皇</span>(737~806)が、平安京に遷都(794)した際、<span style="color: magenta;">原始キリスト教徒</span>ではありえない、多くの牛を焼いて神に捧げるという<span style="color: magenta;">ユダヤ教</span>に基づく<span style="color: magenta;">「燔祭」</span>を行ったこと。 <br />
<span style="color: red;">( L<span style="color: lime;"> </span>)</span> <span style="color: magenta;">原始キリスト教徒</span>の<span style="color: blue;">秦氏</span>が、復古的な<span style="color: magenta;">ユダヤ教</span>を土台とする平安京遷都(794)、即ち、聖都エルサレムの再建を見届けた直後に政治の表舞台から消えて隠棲したこと。 <br />
<span style="color: red;">( M<span style="color: lime;"> </span>)</span> 『古事記』(712)と『日本書紀』(720)は、<span style="color: blue;">天智天皇</span>を「兄」、<span style="color: blue;">天武天皇</span>を「弟」と書き、また、<span style="color: blue;">天智天皇</span>= 626~671年没(享年46歳)、 <span style="color: blue;">天武天皇</span>=生年不明~686年没(<span style="color: purple;">享年65歳</span>-皇室系図の<span style="color: purple;">『本朝皇胤紹運録』</span>1426による-) と書いており、そもそも、国史の編纂を命じた<span style="color: blue;">天武天皇</span>の生年を書いていないこと自体が、<span style="color: blue;">藤原不比等</span>による<span style="color: purple;">作為</span>を物語っていること。<br />
<span style="color: purple;"><br /></span><span style="color: purple;">G.『古事記』(712)と『日本書記』(720)の編纂責任者の</span><span style="color: purple;">藤原不比等による作為の事例</span><br />
<span style="color: blue;"> 藤原不比等</span>の<span style="color: purple;">作為</span>の一つを見てみよう。 <span style="color: blue;">天武天皇</span>686年没<span style="color: red;">-</span><span style="color: blue;">天智天皇</span>671年没<span style="color: red;">=</span><span style="color: blue;">天智天皇</span>は<span style="color: blue;">天武天皇</span>の15年前に死没した計算になる。従って、<span style="color: blue;">天武天皇</span>の享年65歳<span style="color: red;">-</span><span style="color: blue;">天智天皇</span>は<span style="color: blue;">天武天皇</span>の15年前に死没<span style="color: red;">=</span><span style="color: blue;">天智天皇</span>の死没時に<span style="color: blue;">天武天皇</span>は50歳だった計算になる。 つまり、<span style="color: blue;">天武天皇</span>の50歳<span style="color: red;">-</span><span style="color: blue;">天智天皇</span>の享年46歳<span style="color: red;">=</span><span style="color: blue;">天武天皇</span>は<span style="color: blue;">天智天皇</span>より4歳年上の「兄」であると判る。 <span style="color: blue;">藤原不比等</span>は、このような記紀の内容の相違点を通じて、『<span style="color: red;">記紀</span>は、<span style="color: blue;">藤原不比等</span>が<span style="color: magenta;">ユダヤ教</span>の思想に基づいて、神話の真理と 古代史の真実を暗号化して隠した、<span style="color: red;">記紀</span>二つで一対を成す<span style="color: red;">「合わせ鏡」</span>である』 こと、また、『<span style="color: blue;">藤原不比等</span>が、<span style="color: red;">記紀の編纂を通じて日本と世界の古代史の真実を隠蔽して封印した</span>』 ことを、<span style="color: magenta;">後世の日本人</span>(<span style="color: purple;">イスラエル人</span><span style="color: purple;"> ≧ </span><span style="color: purple;">ユダヤ人</span>)に教えてくれている。 特に、<span style="color: blue;">藤原鎌足</span>による<span style="color: red;">「大化の改新」</span>(645)を強引に正当化するため、<span style="color: blue;">藤原不比等</span>が歴史を捏造して、<span style="color: blue;">蘇我氏</span>を意図的に悪者に仕立てたことが判明している。 例えば、<span style="color: blue;">蘇我氏</span>の邸宅や墳墓を発掘調査した結果、『日本書紀』の記述と違って、<span style="color: blue;">蘇我氏</span>が、その臣民を尊重して極めて質素な生活を送っていたことなどが客観的に検証された。<br />
<span style="color: purple;"><br /></span><span style="color: purple;">H.仏教の普及奨励を計った藤原鎌足以降の</span><span style="color: purple;">藤原氏</span><br />
<span style="color: purple;"> ユダヤ教</span>の<span style="color: red;">タルムード</span>の思想に立脚した<span style="color: blue;">藤原鎌足</span>以降の<span style="color: blue;">藤原氏</span>は、真実を知る極少数の支配者層が信仰する宗教と、欺かれているが故に無知に囚われている大多数の被支配者層が信仰する宗教とを厳密に区分する<span style="color: red;">宗教政策</span>を推進した。 つまり、古代ユダヤ教と原始キリスト教の教理と祭儀を起源とする<span style="color: purple;">神道</span>と、人智が生み出した八万巻に及ぶ経典を持つ<span style="color: purple;">仏教</span>とに区分し、大多数の被支配者層に対して、<span style="color: purple;">仏教</span>の普及奨励を計った。 このような<span style="color: red;">宗教政策</span>は、ローマ帝国の皇帝の政治権力と結託するに至った反イエスの<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>が、秘密結社に属する<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の信仰する<span style="color: purple;">ユダヤ教</span>と、欺瞞され無知に囚われたローマ帝国の諸民族の信仰するローマ・カトリック教会のキリスト教とに厳密に区分し、大多数の被支配者層に向けてローマ・カトリック教会のキリスト教を普及奨励した史実と重なり合う。 また、<span style="color: purple;">仏教</span>とローマ・カトリック教会のキリスト教のいずれの宗教も、人の手で作られた生命の無い彫像や絵画に信心深く頭を垂れ、手を合わせて拝むという<span style="color: purple;">偶像礼拝</span>の愚行を奨励してきた。 このように考えると、<span style="color: purple;">偶像礼拝</span>を行わない<span style="color: purple;">古代ユダヤ教</span>と<span style="color: magenta;">原始キリスト教</span>を信仰していた<span style="color: red;">第二波</span>と<span style="color: red;">第三波</span>と<span style="color: red;">第四波</span>の<span style="color: purple;">イスラエル人</span><span style="color: purple;"> ≧ </span><span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の末裔である<span style="color: blue;">蘇我氏</span>とは異なる邪悪な<span style="color: purple;">ユダヤ教</span>の<span style="color: red;">タルムード</span>に従った<span style="color: blue;">藤原鎌足</span>以降の<span style="color: blue;">藤原氏</span>こそが、その<span style="color: red;">宗教政策</span>に基づき、大多数の被支配者層に向けた<span style="color: purple;">仏教</span>の普及奨励を行ったと分かる。<br />
<span style="color: purple;"><br /></span><span style="color: purple;">I .</span><span style="color: purple;">仏教の悟り</span><br />
人智が生み出した八万巻に及ぶ経典を持つ<span style="color: purple;">仏教</span>の起源は、<span style="color: orange;">紀元前7~紀元前5世紀頃</span>にインド北部、現在のネパール連邦民主共和国のルンビニーに生誕した<span style="color: magenta;">チベット人</span>と思しき <span style="color: magenta;">シャーキャ族(サカ族)</span>の<span style="color: blue;">釈迦</span>と呼ばれる<span style="color: blue;">ゴータマ・シッダールタ</span>の悟りに由来する。 <span style="color: blue;">釈迦</span>の悟りは、「三諦」 「三法印」と呼ばれ、次のものだ。 本来の<span style="color: purple;">仏教</span>とは、これ以上でもなければ、これ以下でもないため、数多くの経典によって欺瞞されたり、正常な思考を乱されてはならない。 但し、仏教の悟りの「三諦」は、『聖書』の教えとの齟齬はないものの、最も肝心な 「神」 「霊」 「愛」 「善悪」 「国家」 「民族」 「歴史」 といった基本概念が欠落しているため、『誤謬の多い人智の生み出した「哲学」にすぎない』 とわきまえ、深入りしてはならない。<br />
<span style="color: purple;">諸行無常</span>= <span style="color: magenta;">仮</span>= <span style="color: magenta;">全ての存在は、常に変化し続ける。</span><span style="color: magenta;"> --- 存在=物質=エネルギー=波動と粒子</span><br />
<span style="color: purple;">諸法無我</span>= <span style="color: magenta;">空</span>= <span style="color: magenta;">全ての法則は、我という主体を持た無い。 --- 法則=自然・物理・心理の諸法則</span><br />
<span style="color: purple;">涅槃寂静</span>= <span style="color: magenta;">中</span>= <span style="color: magenta;">上記を悟った心の状態は、煩悩のない静かな安らぎの境地である。</span><br />
<span style="color: purple;"><br /></span><span style="color: purple;">J.</span><span style="color: purple;">ユダヤ教のタルムードの思想に立脚した藤原氏の政治権力の拡大</span><br />
奈良時代になると、<span style="color: purple;">仏教</span>が国教同然となった。 そして、<span style="color: purple;">ユダヤ教の</span><span style="color: purple;">タルムード</span>の思想に立脚した<span style="color: blue;">藤原氏</span>の政治権力が拡大していく平安時代以降になると、『旧約聖書』の神 <span style="color: magenta;">ヤハウェ</span>(八百重、八重、天之御中主神)が、『新約聖書』の神 <span style="color: magenta;">イエス・キリスト</span>(太秦、五十鈴、天照大御神)であることを知る<span style="color: magenta;">原始キリスト教徒</span>の日本人(<span style="color: purple;">イスラエル人</span><span style="color: purple;"> ≧ </span><span style="color: purple;">ユダヤ人</span>)は、<span style="color: red;">「いろは歌」</span>・ <span style="color: red;">日本民謡</span>・ <span style="color: red;">神社神道</span>の中に<span style="color: magenta;">日本(ヤマト)</span>の歴史と文化の真実を暗号化して隠した。 <br />
<br />
<span style="color: purple;">K.古代史の真実を封印して絶大な政治権力を維持し続けた藤原氏の功罪と日本人の未来</span><br />
古代史の真実を隠蔽することによって<span style="color: blue;">藤原不比等</span>以降の<span style="color: blue;">藤原氏</span>は、<span style="color: magenta;">皇室(天皇・皇族・宮家)</span>の絶大な政治権力を<span style="color: magenta;">我が物</span>にすると同時に、頑固な<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の悲願であるユダヤ国家の樹立と聖都エルサレムの再建を、平安京遷都(794)以降、日本国の天皇を中心とする文化と制度という形で成就した。 この反面、<span style="color: red;">「大化の改新」</span>(645)の真実を隠蔽することによって<span style="color: magenta;">皇室</span><span style="color: magenta;">(天皇・皇族・宮家)</span>の絶大な政治権力を<span style="color: magenta;">我が物</span>としてきた<span style="color: blue;">藤原氏</span>は、その<span style="color: red;">ユダヤ教のタルムードの宗教政策</span>を原因として、日本人のアイデンティティーである明確な信仰と民族の出自を、はるか歴史の彼方に忘却させるに至った。 しかし、『聖書』の預言によれば、日本人(<span style="color: purple;">イスラエル人</span><span style="color: purple;"> ≧ </span><span style="color: purple;">ユダヤ人</span>)は、これから、過去の歴史の封印を解き、日本文化の真実を知り、霊的に覚醒するに至る。<span style="color: blue;">※5</span><span style="color: blue;"> </span><br />
<span style="color: blue;"><span style="color: purple;"><br /></span></span><span style="color: blue;"><span style="color: purple;">L.悪魔・悪霊に憑かれた</span></span><span style="color: purple;">藤原氏の邪悪なタルムードに基づく</span><span style="color: purple;">「家伝書」 「家訓集」(プロトコール)</span><br />
『<span style="color: purple;">藤原氏</span>は、次世代に引き継がれる<span style="color: red;">ユダヤ教のタルムード</span>に則った<span style="color: purple;">「</span><span style="color: purple;">家伝書」 「</span><span style="color: purple;">家訓集」(プロトコール)</span>を所蔵しており、「<span style="color: magenta;">原始キリスト教</span>を信仰する<span style="color: blue;">蘇我氏</span>と<span style="color: blue;">天武天皇の家系</span>を抹殺するために、その皇子の毒殺を容赦なく継続すべし」 といった邪悪な規定もあった』 と考えられる。 そして、『現代社会の<span style="color: purple;">冷泉家</span>などの<span style="color: purple;">藤原氏の末裔</span>に至るまで、<span style="color: red;">ユダヤ教の</span><span style="color: red;">タルムード</span>に基づく<span style="color: purple;">「</span><span style="color: purple;">家伝書」 「</span><span style="color: purple;">家訓集」(プロトコール)</span>を秘蔵してきた』 と言われる以上、日本人を騙しながら朝廷を差配してきた罪を贖って神の呪いを解き、また、歴史を客観的に検証するためにも、その秘蔵文献を早急に一般公開すべきであろう。 さて、具体的に <span style="color: purple;">藤原氏</span>の数世代にわたる<span style="color: red;">邪悪な長期計画</span>の一端を見てみよう。 <span style="color: red;"><span style="color: purple;">藤原氏</span>の数世代にわたる邪悪な長期計画は、西洋社会におけるユダヤ人の数世代にわたるタルムード・プロトコールと完全に同一である。</span><br />
<span style="color: red;">(A) </span><span style="color: blue;">天武天皇</span>の第三皇子 <span style="color: blue;">大津皇子</span>(663~686)は、686年に<span style="color: purple;">藤原氏</span>から謀反の嫌疑をかけられ自害された。<br />
<span style="color: red;">(B) </span><span style="color: blue;">天武天皇</span>の第二皇子 <span style="color: blue;">草壁皇子</span>(662~689)は、689年に<span style="color: purple;">藤原氏</span>による毒殺と思しき死因によって薨去された。<br />
<span style="color: red;">(C)</span> <span style="color: blue;">天武天皇</span>の第一皇子 <span style="color: blue;">高市皇子</span>(654~696)は、696年に<span style="color: purple;">藤原氏</span>による毒殺と思しき死因によって薨去された。 暗殺を幇助した<span style="color: purple;">持統天皇</span>の懺悔の慟哭からして<span style="color: red;">藤原京遷都</span>(695)直後の<span style="color: blue;">高市皇子</span>の毒殺は確実である。<span class="Apple-tab-span" style="white-space: pre;"> </span><br />
<span style="color: red;">(D)</span> <span style="color: blue;">草壁皇子</span>の第二子の<span style="color: blue;">文武天皇</span>(683~707)は、707年に25歳の若さで<span style="color: purple;">藤原氏</span>による毒殺と思しき死因によって崩御された。 しかも、<span style="color: blue;">藤原氏</span>によって編纂された『日本書紀』(720)と『続日本紀』(797)の中に毒殺された<span style="color: blue;">文武天皇</span>の没年齢・功績・追悼の言葉が全く記録されていない。<br />
<span style="color: red;">(E) </span><span style="color: blue;">高市皇子</span>を父親とする<span style="color: blue;">長屋王</span> (684~729)は、729年に<span style="color: purple;">藤原四兄弟</span>が仕組んだ<span style="color: red;">「長屋王の変」</span>(729)で自害された。<br />
<span style="color: red;">(F)</span> <span style="color: blue;">文武天皇</span>の第一皇子 <span style="color: blue;">聖武天皇</span>(701~756)は、749年に第一皇女である<span style="color: blue;">孝謙天皇</span>(718~770、在位:749~758。重祚して<span style="color: blue;">称徳天皇</span> 在位:764~770)に譲位された。 <span style="color: blue;">聖武天皇</span>が譲位された理由は、<span style="color: lime;">第一に</span>、<span style="color: red;">「藤原広嗣の乱」</span>(740)が起きたこと。つまり、<span style="color: purple;">藤原四兄弟</span>の疫病死(737)によって朝廷を差配できなくなった<span style="color: purple;">藤原氏</span>に蔓延した不満から、740年に九州の大宰府で挙兵した<span style="color: purple;">藤原広嗣</span>(生年不明~740)が<span style="color: purple;">藤原氏</span>の政治勢力を背景に反乱を起こすなど、朝廷の権威を失墜させた反乱事件が起きたこと。 <span style="color: lime;">第二に</span>、<span style="color: blue;">聖武天皇</span>の第一皇子 <span style="color: blue;">基王</span>(727~728)と第二皇子 <span style="color: blue;">安積親王</span>(728~744)の2人が<span style="color: purple;">藤原氏</span>による毒殺と思しき死因で薨去した後、側女を迎えても男子が生まれず、<span style="color: blue;">聖武天皇</span>直系の男子がいなかったため、正統な皇位継承者の誕生を待つ「中継ぎ」の体制を取ったこと。 <span style="color: lime;">第三に</span>、実質的に朝廷を差配した<span style="color: purple;">藤原不比等</span>(659~720)の娘である<span style="color: purple;">光明皇后</span>(701~760)としては、<span style="color: purple;">藤原氏</span>の完全復権に向けた「政局作りの譲位」(749)を<span style="color: blue;">聖武天皇</span>に求めたこと。<span style="color: purple;">光明皇后</span>の「政局作りの譲位」(749)は、功を奏し、<span style="color: red;">「</span><span style="color: red;">藤原仲麻呂の</span><span style="color: red;">乱</span><span style="color: red;">」</span>(764)と、これに引き続く「政変」をもたらした。<br />
<span style="color: red;">(G)</span> 『<span style="color: blue;">聖武天皇</span>の第二皇子 <span style="color: blue;">安積親王</span>は、744年に<span style="color: purple;">藤原仲麻呂</span>(706~764、改名後の<span style="color: purple;">恵美押勝</span>)によって毒殺され、<span style="color: blue;">安積親王</span>の薨去をもって<span style="color: blue;">天武天皇</span>の男系は途絶えた』 と言われる。 なお、<span style="color: purple;">光明皇后</span>の信任を得て台頭した<span style="color: purple;">藤原仲麻</span><span style="color: purple;">呂</span>は、<span style="color: blue;">孝謙上皇</span>に寵愛された仏僧 <span style="color: purple;">道鏡</span>(700頃~772)に反発しつつ、<span style="color: purple;">藤原氏</span>の完全復権を狙って「捨て駒」を覚悟した<span style="color: red;">「藤原仲麻呂の乱」</span>(764)を起こすも、<span style="color: blue;">天武天皇</span>の男系である<span style="color: blue;">淳仁天皇</span>・<span style="color: blue;">塩焼王</span>と共に鎮定され斬首となった。<span style="color: purple;">藤原氏</span>は、この乱の結果、<span style="color: blue;">天智天皇</span>系の皇子の即位と、後の平安京遷都(794)への道を開いた。<br />
<span style="color: red;">(H)</span> <span style="color: blue;">天武天皇</span>の男系である<span style="color: blue;">塩焼王</span>(<span style="color: blue;">氷上</span><span style="color: blue;">塩焼</span>、生没年不詳)を父親とする<span style="color: blue;">氷上川継</span>(生没年不詳)は、<span style="color: blue;">桓武天皇</span>(737~806)と<span style="color: purple;">藤原氏</span>の陰謀に翻弄された後に消息不明になった。 また、<span style="color: blue;">天武天皇</span>の皇女の系譜も、<span style="color: purple;">藤原氏</span>によって執拗かつ計画的に謀殺された。<br />
<span style="color: red;">( I ) </span><span style="color: purple;">藤原氏</span>の邪悪な悪業を神霊が見逃すことはなく、<span style="color: purple;">藤原氏</span>には恐るべき<span style="color: red;">祟り</span>が襲い掛かり、疫病腐死者・ 錯乱狂死者・ 精神異常者・ 身体奇形者・ 奇病疾患者・ 天変被災者・ 不運宿業者・ 近親劣化者・ 凶悪犯罪者・ 虚偽宣伝者・ 醜貌怪異者が、相次いだ。 例えば、終戦後、神に呪われた<span style="color: purple;">藤原氏</span>直系の<span style="color: purple;">近衛家</span>が、不運宿業の連続に見舞われて苦悶困惑しながら<span style="color: red;">自然消滅</span>した。 通常であれば、大勢の一門が<span style="color: red;">断絶</span>することなど有り得ないが、<span style="color: red;">『常識的に考えて、有り得ないことが起こるのは、神に呪われている証拠だ』</span> と言われる。 <br />
<div>
<br /></div>
<div>
<span style="color: blue;">※1 </span><span style="color: purple;">天皇</span><span style="color: magenta;"> </span>は、<span style="color: magenta;">『聖書』の神</span>に守られた古代イスラエル王国の<span style="color: magenta;">ダヴィデ大王</span>の直系の子孫であり、日本建国を果たした初代の<span style="color: magenta;">神武天皇</span>以来、天壌無窮にして万世一系の皇統と三種の神器を連綿と保ち続けている、古代ユダヤ教と原始キリスト教の教理と祭儀を起源とする<span style="color: purple;">神道</span>の<span style="color: magenta;">最高祭司</span>であると同時に、精神文化を総覧する神聖かつ象徴的な元首としての<span style="color: magenta;">大王</span>である。 従って、神意を受けた時以外、世俗社会の政治権力を時の政権に委任する<span style="color: blue;">祭政分離</span>を原則としてきた。 また、<span style="color: blue;">祭政一致</span>の<span style="color: blue;">天皇親政</span>は、旧体制を刷新する維新の時期に限定された例外の政治体制である。 なお、天壌無窮 とは、天地がきわまりないように、永遠に続くことをいう。<br />
<div>
<br /></div>
<div style="text-align: justify;">
<span style="color: blue;">※2</span> <span style="color: purple;">朝廷 </span>とは、<span style="color: magenta;">天皇</span>を中心とする日本国の政権(政府)を動かす皇室の精神的な権威をいう。 なお、皇室 とは、<span style="color: magenta;">天皇</span>家の一族を指し、天皇・皇族・宮家から成る。<span style="color: blue; font-family: "helvetica neue light" , , "helvetica neue" , "helvetica" , "arial" , sans-serif;"><span style="background-color: white; font-size: 14px; line-height: 19.6px;"> </span></span>また、最高祭司かつ大王である<span style="color: magenta;">天皇</span>以外の世俗的な<span style="color: magenta;">君主</span>の持つ政治権力を<span style="color: purple;">王権</span>と呼ぶ。</div>
<br />
<span style="color: blue;">※3 </span><span style="color: purple;">称制 </span>とは、天皇が崩御した後、次の皇位継承者が決まるまでの間、皇后または皇位継承候補者が践祚の式(即位式)を行わずに、天皇に準ずる者として政務を執ることをいう。 <span style="color: purple;">称制</span>の天皇は、飛鳥時代の<span style="color: blue;">天智天皇</span>と<span style="color: blue;">持統天皇</span>の二事例のみである。 なお、<span style="color: purple;">摂政 </span>とは、天皇に代わって政務を執ることをいうが、<span style="color: purple;">摂政</span>と同時に天皇も存在する。<br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">※4</span> 「流浪の民」と化した呪われた<span style="color: magenta;">ユダヤ教徒</span>の<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の末裔とは、<span style="color: blue;">マタイ 27:25 『・・・民衆(ユダヤ人)は みな答えて言った。「その人(イエス)の血は、私たちや子どもたちの上にかかってもいい。」 』</span> と、『聖書』の神と ローマ帝国ユダヤ総督 <span style="color: blue;">ポンテオ・ピラト</span>(在位26~36)に誓約した<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の末裔のことである。 そして、最後の<span style="color: red;">第五波</span>で、<span style="color: magenta;">日本</span>に渡来してきた<span style="color: lime;">百済系</span>の<span style="color: blue;">中臣(藤原)鎌足=</span> <span style="color: blue;">百済王子</span>の<span style="color: blue;">扶余</span><span style="color: blue;">豊璋</span>、即ち、<span style="color: blue;">藤原氏</span>のルーツは、呪われた<span style="color: magenta;">ユダヤ教徒</span>の<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>に他ならない。 但し、<span style="color: red;">第五波</span>で渡来してきた<span style="color: lime;">百済系</span>の<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>も、<span style="color: purple;">アブラハム・ イサク・ ヤコブ</span>に連なる<span style="color: purple;">「神の民」</span>であって、<span style="color: purple;">アベル</span>を殺した<span style="color: magenta;">カイン</span>や黒人系<span style="color: magenta;">ハム</span>の子<span style="color: magenta;">カナン</span>の末裔という<span style="color: magenta;">「悪魔の霊統」</span>ではない。 <span style="color: blue;">藤原氏</span>は、<span style="color: magenta;">イエス・キリスト</span>の愛の教えを否定する<span style="color: magenta;">ユダヤ教</span>の思想と感情を継承してきたが故に、<span style="color: magenta;">悪魔</span>に憑かれ易く、<span style="color: blue;">藤原不比等</span>のごとく、世俗社会を操作する政治的な道具として<span style="color: magenta;">悪魔</span>に利用されてきた。 ちなみに、<span style="color: blue;">藤原不比等</span>の子供の<span style="color: blue;">藤原四兄弟</span>は、奈良時代前半の天平年間に<span style="color: purple;">朝廷</span>を完全に掌握するに至るも、おぞましい皮膚病の天然痘が流行し、<span style="color: orange;">737年</span>に<span style="color: blue;">藤原四兄弟</span>の全員が<span style="color: red;">病死</span>した。 翻って、現代日本社会を鑑みると、『<span style="color: blue;">藤原氏の末裔</span>である<span style="color: blue;">近衛家</span>・ <span style="color: blue;">鷹司家</span>・ <span style="color: blue;">九条家</span>・ <span style="color: blue;">二条家</span>・ <span style="color: blue;">一条家</span>・その他、<span style="color: blue;">冷泉家</span>・<span style="color: blue;">西園寺家・竹田家などの支流家</span>による皇室の<span style="color: red;">政治利用</span>という悪業を誅滅しなければならない』 とわかる。 なぜなら、<span style="color: lime;">a.</span>鎌倉時代末期~ 南北朝時代~ 室町時代~ 戦国時代における非正統の天皇の擁立など、正統な<span style="color: blue;">後醍醐天皇</span>(1288~1339)に対する謀反から始まる日本史の気持ちの悪い恥部の全てが<span style="color: blue;">藤原氏の末裔</span>の謀略に起因したこと。 <span style="color: lime;">b.</span>『<span style="color: blue;">天智天皇</span>(626~671)の第一皇子の<span style="color: blue;">大友皇子</span>(648~672)は、<span style="color: blue;">天智天皇</span>の後を継いだ天皇と考えられるから、<span style="color: blue;">弘文天皇</span>(在位:672~672)と追号する』 と、明治3年(1870)に<span style="color: blue;">明治天皇</span>(1852~1912)に裁可させたことなどの<span style="color: red;">皇統譜の捏造</span>。 <span style="color: lime;">c.</span>『どうか韓国を大日本帝国に併合して下さい』と執拗に何度も嘆願してくる朝鮮半島人の<span style="color: purple;">「韓日合邦を要求する声明書」</span>(1909)を受け入れ、<span style="color: blue;">伊藤博文</span>(1841~1909)をはじめとする大日本帝国の臣民の大多数が反対していた<span style="color: red;">日韓併合</span>(1910~1945)を行い、日本人のアイデンティティーと真実の歴史を錯誤しながら朝鮮半島人との<span style="color: red;">同化政策</span>をとったが故に、この邪悪卑劣な血統と文化の遺伝子が戦後70年間も日本社会の混乱と腐敗堕落を招いたこと。 <span style="color: lime;">d.</span><span style="color: blue;">昭和天皇</span>(1901~1989)を輔弼したフリーメーソン大東社会員の<span style="color: blue;">西園寺公望</span>(1849~1940)と共産主義者の<span style="color: blue;">近衛文麿</span>(1891~1945)ら<span style="color: blue;">藤原氏の末裔</span>の<span style="color: red;">金権</span><span style="color: red;">主義</span><span style="color: red;">と共産主義に囚われた機密漏洩行為</span>に起因した大東亜戦争(第二次世界大戦)での<span style="color: red;">カタストロフィー的な</span><span style="color: red;">敗戦</span>。 <span style="color: lime;">e.</span>『聖徳太子は存在しなかった』 『大化の改新は無かった』 という<span style="color: blue;">藤原氏の末裔</span>と悪魔崇拝の<span style="color: blue;">フリーメーソン</span>+<span style="color: blue;">イエズス会≧イルミナティ </span>の利権を強化するための<span style="color: red;">歴史の捏造</span>。・・・ といった数々の<span style="color: red;">「神に呪われた過ち」</span>があったからだ。 しかも、<span style="color: blue;">藤原氏</span>による<span style="color: blue;">皇室(天皇・皇族・宮家)</span>の簒奪が起きた<span style="color: red;">「大化の改新」</span>(645)から丁度<span style="color: orange;">1300年間</span>を経た時に、<span style="color: blue;">藤原氏の末裔</span>が主導した大日本帝国と<span style="color: blue;">皇室(天皇・皇族・宮家)</span>が、<span style="color: red;">凄惨を極めた</span><span style="color: red;">大東亜戦争(</span><span style="color: red;">第二次世界大戦)の敗戦</span>(1945)によって滅びた史実は、高度に霊的な見地からすれば、偶然ではなく、<span style="color: magenta;">神の御意</span>とも言える必然の結果であった。 また、大日本帝国の興廃の分岐点だった時期の<span style="color: orange;">1934(昭和9)年</span>に<span style="color: blue;">藤原鎌足</span>の眠る<span style="color: lime;">阿武山古墳</span>が公に暴露された出来事も、『単なる偶然だ』とは言い難い。 従って、過ちを繰り返すことなく、森羅万象に関する真理・ 正義・ 愛を尊重する<span style="color: blue;">皇室(天皇・皇族・宮家)</span>を護持するため、鎌倉時代末期~ 昭和時代初期に流行した<span style="color: magenta;">『君側の奸を清む』</span>や<span style="color: magenta;">『蛭(ひる)に塩』 </span>という格言を今後も厳守していかねばならない。 なお、日本史における<span style="color: magenta;">「君側の奸」 </span>とは、<span style="color: red;">「大化の改新」</span>(645)の時から<span style="color: blue;">皇室(天皇・皇族・宮家)</span>にまとわりついた蛭(ひる)のような吸血寄生虫を指す。<br />
<div>
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">※5 </span>『聖書』の預言によれば、大患難時代末期に<span style="color: blue;">「主の日」</span>を迎えた日本国の<span style="color: magenta;">天皇</span>は、御再臨の<span style="color: magenta;">主イエス・キリスト</span>の御稜威を賜り、<span style="color: magenta;">千年王国</span>である世界連邦王国の<span style="color: magenta;">大王</span>として地上の諸王国と諸民族を平和的に統べることになる。 なお、<span style="color: purple;">ラビ</span>の<span style="color: blue;">モルデカイ・モーゼ</span>(1907~不明)が、<span style="color: purple;">『日本人に謝りたい』</span>(1979)を出版した<span style="color: orange;">1970年代</span>に、欧米諸国にいる<span style="color: purple;">ユダヤ人</span>の指導者層も、『聖書』・ 日ユ同祖論・ 考古学等の研究成果に基づき、<span style="color: magenta;">天皇</span>の存在理由を明確に認識したと推測できる。 <span style="color: purple;">『日本人に謝りたい』</span>は、極めて政治的な内容だが、現代史の真実を理解する上での必読文献だ。<br />
<br />
<br /></div>
</div>
<span style="color: purple;">(11) 飛鳥時代のものと見られる「シリア語聖書」(ペシッタ訳)の写本断片を発見</span><br />
<div>
<span style="color: blue;"> 「クリスチャン新聞」 2004年5月2日号(いのちのことば社) </span> シリア語聖書の写本断片、日本で発見--<span style="color: red;">「6世紀のもの」と推定 。</span> シリア教会に古くから伝わり、今日も用いられているシリア語聖書、通称ペシッタ(Peshitta)の<span style="color: red;">ローマ書6・9b~11・4a の写本断片</span>が、三重県津市の高等学術研究所所長 <span style="color: blue;">藪内憲雄</span>氏(60)の手によって、このほど日本で発見された。聖書関係の古代言語の権威でライデン大学名誉教授の<span style="color: blue;">村岡崇光</span>氏=オランダ在住=は、本紙が送った同断片のコピーを見て「非常に貴重な文書。 <span style="color: red;">6世紀のもの</span>とみなされるだろう」と推測した。 同断片は、キリスト教歴史美術館を作るビジョンをもつ<span style="color: blue;">藪内</span>氏が、昨年の12月に古物商を通して入手したもの。 7葉の羊皮紙に2欄に分けて記されている。幕末から明治期にかけて幕府、維新政府と両方で活躍した政治家 <span style="color: blue;">大鳥圭介</span>(1832~1911)の<span style="color: red;">旧蔵品</span>だった。 ペシッタは、シリア語教会の伝統的な聖書で、英語でいえば欽定訳聖書に相当するという。 シリア語聖書も古代において様々な翻訳、改訂が試みられたが、ペシッタが過去1千500年ぐらい前からシリア教会の公認聖書として用いられ、今日に至っている。 <span style="color: blue;">村岡</span>氏の調査によると、同断片は1922年にドイツのライプチヒ市の古物商<span style="color: blue;">ヒールゼマン</span>によって競売にふされているという。 その時の目録に物件36番として3万5千マルクの値で売り出されている。 「目録に出ている簡潔な内容文が、同断片の1葉に紙片に書かれて添付してある。目録には写本断片の1葉の写真が掲載されており、それと日本にある同断片の1葉と完全に一致する。<span style="color: blue;">大鳥圭介</span>死後、何らかの経路を経て同家の蔵書の中に加えられたものと思われる。 古物商<span style="color: blue;">ヒールゼマン</span>が今もなお営業しているか、1922年の競売記録が残っていて誰が買い付けたかどうかは今後の調査を待ちたい」と<span style="color: blue;">村岡</span>氏。同断片には紀元後7世紀のものであるという日本語の書き付けが残されているが、最近の研究では これより1世紀早く、<span style="color: red;">6世紀のものとみなされる</span>という。 「ペシッタが現在のような形でほぼ定着したのは早くて4世紀であろうから、同断片の重要性がうかがえる。ほかに知られている新約聖書のペシッタ写本で<span style="color: red;">ローマ書</span>を含むものでは、大英博物館所蔵のものが<span style="color: red;">6世紀のもの</span>だ」と<span style="color: blue;">村岡</span>氏。 同断片は有名なシナイ山の聖カタリナ修道院の無数の貴重な写本の一部で、学界では「Sin syr 5」として知られているという。 ドイツ・ミュンスター大学の新約聖書本文研究所から最近出版されはじめたシリア語訳 新約聖書の<span style="color: red;">ローマ書</span>の部分を作るにあたって使用された「Sin Syr 5」は、<span style="color: red;">ローマ11・22</span>から始まっており、同断片の発見を加えても<span style="color: red;">11・4から11・22</span>まで含んでいたとされる1葉と、<span style="color: red;">1・1から6・9a </span>までが今なお行方不明だということが今回の<span style="color: blue;">村岡</span>氏の調査で明らかになった。 ミュンスター大学同研究所は、新約聖書のギリシャ語写本研究の拠点で、またネストレ版として知られるギリシャ語新約聖書の校定版を出版している。 <span style="color: magenta;">発見者の</span><span style="color: blue;">藪内</span><span style="color: magenta;">氏は 「江戸時代は鎖国制度があり、幕府にとって何の利益もないシリア語聖書を輸入する手段もなく、途中 日本に輸入される理由がないので</span><span style="color: red;">飛鳥時代</span><span style="color: magenta;">から江戸、明治まで空白の時代であったと思う。 </span><span style="color: blue;">大鳥圭介</span><span style="color: magenta;">が景教の流れをくむ</span><span style="color: blue;">秦氏</span><span style="color: magenta;">が亡命した播磨国(現兵庫県の一部)の医師の家に生まれ、景教の宣教師に医者が多かったことは、一つの手がかりになるのでは」と、同断片と景教に関連性があるのではないかと考えている。</span> <span style="color: blue;">村岡</span>氏は「同断片がどういう経路を経たにしろ日本に到着したということはさまざまな想像をかき立てる。 この貴重な発見についてはすでにミュンスター大学の担当者<span style="color: blue;">ユッケル</span>博士に報告してあり、現在 先方からの反応を待っているところだ。 短い論文を発表することも考慮している」と述べる。 なお、今回の調査には<span style="color: blue;">村岡</span>氏と親交のあるオックスフォード大学、シリア文学の世界的権威<span style="color: blue;">ブロック</span>博士の貴重な援助があった。【 藤岡竜志 】<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">【 2 】 </span><span style="color: blue;">ユダ族のダヴィデ大王の子孫に継承される王権の永遠性を記した聖句 </span><br />
<span style="color: blue;"> </span><span style="color: purple;"> ( 天壌無窮 </span><span style="color: purple;">にして 万世一系の天皇に関する聖句 )</span><br />
<span style="color: blue;">創世記 49:10 </span><br />
『<span style="color: magenta;">王権</span>は<span style="color: magenta;">ユダ</span>を離れず、<span style="color: magenta;">統治者の杖</span>は<span style="color: magenta;">その足</span>の間を離れることはない。 ついには<span style="color: magenta;">シロ</span><span style="color: blue;">※</span>が来て、国々の民は<span style="color: magenta;">彼</span>に従う。』 <span style="color: blue;">※ </span><span style="color: magenta;">シロ</span>とは、地名の<span style="color: magenta;">シロ</span>ではない。<span style="color: magenta;">メシヤ</span>のことである。即ち、ナザレ人の<span style="color: magenta;">主イエス・キリスト</span>にして、御再臨の<span style="color: magenta;">主イエス・キリスト</span>のことである。<br />
<br />
<span style="color: blue;">Ⅰ列王記 11:36</span><span class="Apple-tab-span" style="white-space: pre;"> </span><br />
『彼(ソロモン)の子には一つの部族を与える。 それはわたしの名を置くために選んだ町、エルサレムで、わたしのしもべ<span style="color: magenta;">ダビデ</span>がわたしの前にいつも<span style="color: magenta;">一つのともしび</span>を保つためである。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">Ⅱ列王記 8:19</span><br />
『主は、そのしもべ<span style="color: magenta;">ダビデ</span>に免じて、<span style="color: magenta;">ユダ</span>を滅ぼすことを望まれなかった。 主は<span style="color: magenta;">ダビデ</span>と<span style="color: magenta;">その子孫</span>にいつまでも<span style="color: magenta;">ともしび</span>を与えようと、<span style="color: magenta;">彼</span>に約束されたからである。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">Ⅰ歴代誌 5:2</span><br />
『<span style="color: magenta;">ユダ</span>は<span style="color: magenta;">彼</span>の兄弟たちにまさる者となり、<span style="color: magenta;">君たる者</span>も<span style="color: magenta;">彼</span>から出るのである。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">Ⅱ歴代誌 7:17-18</span><br />
『あなた(ソロモン)が、あなた(ソロモン)の父<span style="color: magenta;">ダビデ</span>が歩んだように、わたしの前に歩み、わたしがあなた(ソロモン)に命じたことをすべてそのまま実行し、わたしのおきてと定めとを守るなら、わたしが、あなた(ソロモン)の父<span style="color: magenta;">ダビデ</span>に、「<span style="color: magenta;">あなた</span>には、<span style="color: magenta;">イスラエルを支配する者となる人</span>が絶えることはない。」と言って契約を結んだとおり、あなた(ソロモン)の<span style="color: magenta;">王座</span>を確立しよう。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">Ⅱ歴代誌 21:7</span><br />
『主は、<span style="color: magenta;">ダビデ</span>と結ばれた契約のゆえに、<span style="color: magenta;">ダビデの家</span>を滅ぼすことを望まれなかった。 主は<span style="color: magenta;">ダビデ</span>と<span style="color: magenta;">その子孫</span>にいつまでも<span style="color: magenta;">ともしび</span>を与えようと、約束されたからである。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">詩篇 132:11-12</span><br />
『主は<span style="color: magenta;">ダビデ</span>に誓われた。 それは、主が取り消すことのない真理である。 「<span style="color: magenta;">あなたの身から出る子</span>を<span style="color: magenta;">あなたの位</span>に着かせよう。 もし、<span style="color: magenta;">あなたの子ら</span>が、わたしの契約と、わたしの教えるさとしを守るなら、<span style="color: magenta;">彼らの子ら</span>もまた、とこしえに<span style="color: magenta;">あなたの位</span>に着くであろう。」』<br />
<br />
<span style="color: blue;">エレミヤ書 33:17-21</span><br />
『まことに主はこう仰せられる。 「<span style="color: magenta;">ダビデ</span>には、<span style="color: magenta;">イスラエルの家の王座に着く人</span>が絶えることはない。 またレビ人の祭司たちにも、わたしの前で全焼のいけにえ<span style="color: blue;">※</span>をささげ、穀物のささげ物を焼き、いつもいけにえをささげる人が絶えることはない。」 エレミヤに次のような主のことばがあった。 主はこう仰せられる。 もし、あなたがたが、昼と結んだわたしの契約と、夜と結んだわたしの契約とを破ることができ、昼と夜とが定まった時に来ないようにすることが出来るなら、わたしのしもべ<span style="color: magenta;">ダビデ</span>と結んだわたしの契約も破られ、<span style="color: magenta;">彼</span>には、その<span style="color: magenta;">王座に着く子</span>がいなくなり、わたしに仕えるレビ人の祭司たちとのわたしの契約も破られよう。』<br />
<span style="color: blue;">※ </span>「全焼のいけにえ」とは、文字通りに、牛や羊を焼いて神に捧げる「燔祭」のことではない。 伊勢神宮の斎宮で未婚女性の斎王が神意を受ける依代として一生涯を捧げたように、「全身全霊を尽くした礼拝」を意味する。 例えば、<span style="color: blue;">イザヤ 1:11-13 </span>を読むと、神は、「いけにえに飽きた、喜ばない、むなしいささげ物をするな、忌みきらう、耐えられない、憎む、疲れ果てた」とあり、続く <span style="color: blue;">1:16-17 </span>で、「手の血を洗え、身を清めよ、悪事をやめよ、善をなせ、公正を求めよ・・・」とあるごとく、悪を離れて善を行い、心を尽くした礼拝を行う人が、「いけにえをささげる人」の意味である。<br />
<br />
<span style="color: blue;">ミカ書 5:2</span><br />
『ベツレヘム・エフラテよ。 あなたは<span style="color: magenta;">ユダの氏族</span>の中で最も小さいものだが、あなたのうちから、わたしのために、<span style="color: magenta;">イスラエルの支配者になる者</span>が出る。 その出ることは、昔から、永遠の昔からの定めである。』<br />
<br />
<br /></div>
<span style="color: red;">【 3 】 </span><span style="color: blue;">聖徳太子</span><span style="color: purple;">(574~622)</span><span style="color: red;">以前に編纂されたと考えられる</span><span style="color: red;">日本民謡の中にあるヘブライ語</span><br />
<span style="color: blue;">日本語の歌詞</span> ⇒ <span style="color: red;">ヘブライ語の発音</span> = ヘブライ語の意味<br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;">★ 国歌 「君が代」</span><br />
<span style="color: blue;">君が代は</span> ⇒ <span style="color: red;">クー・ ムー・ ガー・ ヤーウェ </span><br />
= 力強く、立ち上がる、偉大なる、ヤーウェ<br />
<span style="color: blue;">千代に 八千代に</span> ⇒ <span style="color: red;">チヨニ・ ヤチヨニ</span> <br />
= シオン、神のシオン(神の選民)<br />
<span style="color: blue;">細石の </span> ⇒ <span style="color: red;">サッ・ サリード・ イェシャノ </span><br />
= 喜べ 残りの民、万人を救う<br />
<span style="color: blue;">巌となりて</span> ⇒ <span style="color: red;">イワ・ オト・ ナーリァタ </span> <br />
= 神の、預言が、成就する<br />
<span style="color: blue;">苔の生すまで</span> ⇒ <span style="color: red;">コーカノ・ ムーシュマッテ </span> <br />
= 全地にあまねく、宣べ伝えよ<br />
<span style="color: red;">★ 「かごめ かごめ」</span><br />
<span style="color: blue;">かごめ かごめ</span> ⇒ <span style="color: red;">カーゴー・ ミ カーゴー・ ミ </span> <br />
=(箱を)囲むのは、誰 (箱を)守るのは、誰<br />
<span style="color: blue;">籠の中の鳥は</span> ⇒ <span style="color: red;">カーゴーノェ・ ナーカーノェ・ トーリード</span><br />
= 封印して守護され、閉鎖して安置された、(箱から神器を)取り出せ<br />
<span style="color: blue;">いついつでやる</span> ⇒ <span style="color: red;">イーツィ・ イーツィ・ ディーユゥール</span> <br />
=(神器が)納められ、(秘密の場所に)隠された、契約の箱<br />
<span style="color: blue;">夜明けの晩に</span> ⇒ <span style="color: red;">ヤァ・ アカール・ バーニティ</span> <br />
=(契約の箱から)神器を、取り出し、(別の箱を)造った<br />
<span style="color: blue;">鶴と亀がすべった</span> ⇒ <span style="color: red;">ツーラト・ カーメア・ スーベシーダ</span> <br />
=(契約の箱と同じ)形をした、御守りを、代用品として<br />
<span style="color: blue;">後ろの正面だあれ</span> ⇒ <span style="color: red;">ウーシラット・ ショーメン・ ダーラー</span> <br />
= 統治せよ、未開の土地に、水を引いて<br />
<span style="color: red;">★ 「さくら さくら」</span><br />
<span style="color: blue;">さくら さくら</span> ⇒ <span style="color: red;">シェケラ・ シェケラ </span>= 隠れた、隠れた<br />
<br />
<span style="color: blue;">やよ いの 空は</span> ⇒ <span style="color: red;">ヤェー・ イノ・ サラー</span> = 唯一の神が、迫害され 、耐えて<br />
<br />
<span style="color: blue;">見わたす 限り</span> ⇒ <span style="color: red;">ミワタス・ カグリ </span>= 死んだ、犠牲として<br />
<br />
<span style="color: blue;">かすみか 雲か</span> ⇒ <span style="color: red;">カサムカ・ クマッカ </span>= くじ引きにされ、取り上げられた<br />
<br />
<span style="color: blue;">匂いぞ 出ずる</span> ⇒ <span style="color: red;">ニホッゾ・ イズル </span>= 素晴らしい、神の契約<br />
<br />
<span style="color: blue;">いざや いざや</span> ⇒ <span style="color: red;">イザヤ・ イザヤ </span>= 神の救い、神の救い<br />
<br />
<span style="color: blue;">見に ゆかん</span> ⇒ <span style="color: red;">ミンッ・ ユカーン </span>=(救いの)捧げものは、(救いを)成し遂げた<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">【 4 】 日ユ同祖論の参考動画</span><br />
<span style="color: blue;">★ 日本語とヘブライ語の類似性 (29:47)</span><br />
<span style="color: blue;"><a href="https://youtu.be/PvtI1akmzTE">https://youtu.be/PvtI1akmzTE</a></span><br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">★ 四国・徳島県にある剣山(</span><span style="color: blue;">標高1955m)</span><span style="color: blue;">の考古学的な調査 (19:55)</span><br />
<span style="color: blue;"><a href="https://youtu.be/5gzQqUBjzE0">https://youtu.be/5gzQqUBjzE0</a></span><br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">★ 大和朝廷のルーツは、古代イスラエル王国にある (14:23) ----- 2015年10月に削除</span><br />
<span style="color: blue;"><a href="https://youtu.be/OjXbrGsQ70Y">https://youtu.be/OjXbrGsQ70Y</a></span><br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">★ ヘブライ大学 名誉教授 ベン・アミー・シロニー博士の「日本人論」 (52:34)</span><br />
<span style="color: blue;"><a href="https://youtu.be/3BzKKIMKKTo">https://youtu.be/3BzKKIMKKTo</a></span><br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">★ 天狗の正体は、日本列島に渡来した古代イスラエル人だった (10:26)</span><br />
<span style="color: blue;"><a href="https://youtu.be/crKpCZe3LQg">https://youtu.be/crKpCZe3LQg</a></span><br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">★ 相撲は、古代イスラエル人の神事だった (12:10)</span><br />
<span style="color: blue;"><a href="https://youtu.be/MD9mP_k_BYE">https://youtu.be/MD9mP_k_BYE</a></span><br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">★ サバタイ派フランキストの秘密結社に対する審判 (26:27)</span><br />
<span style="color: blue;"><span style="color: blue;"><a href="https://www.youtube.com/watch?v=AmnRTCcYccs">https://www.youtube.com/watch?v=AmnRTCcYccs</a>
<br /><br />
相撲は、古代イスラエル人の誕生の原点を記念する神事だった。 『聖書』の<span style="color: blue;">「創世記」32:28 </span>によれば、ヤボク川の川辺(ペヌエル)で、ヤコブと夜明け近くまで格闘した、人の姿をした天使が、ヤコブに向かって、『あなたの名は、もうヤコブとは呼ばれない。 イスラエルだ。 あなたは神と戦い、人と戦って、勝ったからだ。』 と祝福した。 また、<span style="color: blue;">「創世記」35:10 </span>に、『神は彼(ヤコブ)に仰せられた。「あなたの名はヤコブであるが、あなたの名は、もう、ヤコブと呼んではならない。 あなたの名はイスラエルでなければならない。」 それで彼は自分の名をイスラエルと呼んだ。』 と書いてある。 こうして、ヤコブの12人の息子たちが、イスラエル12支族の祖先となったのであり、この重大な歴史を記念する神事が、相撲の始源である。 なお、<span style="color: blue;">「スモー」</span>とは、「彼(ヤコブ)の名」を意味し、<span style="color: blue;">「イスラエル」</span>とは、「神の戦士」 「神は力強い」 「神の統治」 を意味する。 また、行司の掛け声の<span style="color: blue;">「ハッケ・ ヨイ・ ノコッタ」 </span>とは、「投げつけよ! やっつけよ! やった!」 という意味である。 </span></span><br />
<span style="color: blue;"><span style="color: blue;"><br /></span></span><span style="color: blue;"><span style="color: blue;"><br /></span></span>
<span style="color: blue;"><span style="color: blue;"><span style="color: red;">【 5 】 </span></span></span><span style="color: red;">宗教・思想に関する一般論</span><br />
<span style="color: purple;"> (1)</span><span style="color: blue;"> 宗教・思想という信仰心・価値観を少しでも侵害・否定されたら、人のアイデンティティーは崩壊する。</span><br />
<span style="color: purple;"> (2) </span><span style="color: blue;">宗教・思想の問題は、人の</span><span style="color: blue;">アイデンティティーに根差した</span><span style="color: blue;">精神的・霊的な問題である。</span><br />
<span style="color: purple;"> (3)</span><span style="color: blue;"> 人は、「自己の</span><span style="color: blue;">信仰心・価値観を少しでも</span><span style="color: blue;">否定した物事を抹殺したい」という邪悪な否定的感情を抱く。</span><br />
<span style="color: purple;"> (4) </span><span style="color: blue;">人の否定的感情を生産(培養)し、これをエネルギー源として消費(吸収)する悪魔・悪霊の働きがある。</span><br />
<span style="color: blue;"><span style="color: purple;"> (5) </span></span><span style="color: blue;">否定的感情に支配された人は、悪魔・悪霊に憑かれ、そのマインド・コントロールを受ける。</span><br />
<span style="color: purple;"> (6) </span><span style="color: blue;">宗教・思想の問題は、経済・政治・法律の</span><span style="color: blue;">諸</span><span style="color: blue;">問題から派生したのではない。</span><br />
<span style="color: blue;"><span style="color: purple;"> (7) </span>経済・政治・法律では宗教・思想の問題という精神的・霊的な問題を解決できない。</span><br />
<span style="color: purple;"> (8) </span><span style="color: blue;">経済・政治・法律の諸問題は、宗教・思想に基づいて築かれた制度上の欠陥に原因がある。</span><br />
<span style="color: purple;"> (9)</span><span style="color: blue;"> 宗教・思想の問題は、話し合って解決できる問題ではなく、</span><span style="color: blue;">最初から話し合いにならない。</span><br />
<span style="color: blue;"><span style="color: blue;"><span style="color: purple;">(10)</span><span style="color: purple;"> </span></span></span><span style="color: blue;">教育も、</span><span style="color: blue;">宗教・思想の産物であり、教育では</span><span style="color: blue;"><span style="color: blue;">宗教・思想の問題を解決できない。</span></span><br />
<span style="color: blue;"><span style="color: purple;">(11)</span><span style="color: purple;"> </span></span><span style="color: blue;">宗教・思想の問題は、</span><span style="color: blue;">時間の経過を待ちつつ、その真偽・善悪・正邪を実証し続けて解決する問題である。</span><br />
<span style="color: purple;">(12) </span><span style="color: blue;">人は、宗教・思想の違う人と、何をどうやっても、うまくいかず、必ず嫌いになる。</span><br />
<span style="color: purple;">(13) </span><span style="color: blue;">如何なる力をもってしても、人と社会から多様な宗教・思想を消し去ることはできない。</span><br />
<span style="color: purple;">(14) </span><span style="color: blue;">人は、「愛」の信仰心・価値観・肯定的感情を抱きながら、「愛」のある社会を創る義務がある。</span><br />
<span style="color: purple;">(15)</span><span style="color: blue;"> 万人が「愛」を持たない限り、悲劇的で悲惨な抗争・迫害・テロ・紛争・戦争は無くならない。</span><br />
<span style="color: purple;">(16) </span><span style="color: blue;">多様な</span><span style="color: blue;">宗教・思想は、相互に、その信仰心・価値観を侵し合い、</span><span style="color: blue;">否定的感情を生み続ける</span><span style="color: blue;">。</span><br />
<span style="color: purple;">(17) </span><span style="color: blue;">決して解決されない宗教的・思想的な対立が続き、『聖書』の預言は</span><span style="color: blue;">必然的に</span><span style="color: blue;">成就する。</span><br />
<span style="color: purple;">(18)</span><span style="color: blue;"> 『聖書』を正しく解読できる、自称しない真の預言者エリヤの霊に従う人は幸いである。</span><br />
<br />
<span style="color: blue;"><span style="color: blue;">
<br />
<span style="color: red;">【 番 外 編 】</span> 日ユ同祖論の研究内容を公表すると、変な言葉使いの</span><span style="color: blue;"><span style="color: lime;">在日朝鮮人</span><span style="color: blue;">や</span><span style="color: lime;">日本国籍の朝鮮人</span><span style="color: blue;">たちが、異常に興奮しながら誹謗中傷してくるが、冷静になって客観的に検証してほしい。 また、神社仏閣に放火したり、その石像を破壊する犯罪行為が続発しているが、これらの犯罪行為は、誰の利益にもならないため、止めてほしい。 (・・・2015年4月23日に愛知県の稲荷社の拝殿祠全焼、 2015年4月25日に福岡県の警固神社の石像4体全破壊、 2015年5月7日に千葉県の鋸山日本寺の聖徳太子像破壊、 2015年4月9日に千葉県の香取神宮に油を撒いた器物損壊罪により米国在住の韓国キリスト教会インターコープ 系の I M M 創立者 1979年-昭和54年-に</span><span style="color: lime;">日本国籍を取得した元韓国人</span><span style="color: lime;">男性医師</span><span style="color: blue;"> 金山昌秀(金昌秀)52 に 2015年6月1日 逮捕状・・・)</span><br />
<br />
<br />
<br />
</span></span><br />
<span style="color: blue;">公開2015(平成27)年4月16日(木)05:22</span><br />
<span style="color: purple;"><span style="color: blue;">saintsfellowship@outlook.com 聖書伝道会</span></span><br />
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<span style="color: blue;"><span style="color: blue;">
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</span></span>
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<br />聖書伝道会http://www.blogger.com/profile/05753520114248036385noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2059390697110644034.post-17306004770638881762015-01-27T01:56:00.002+09:002019-04-22T10:41:09.594+09:00『 啓示の記録 』<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">【 1 】 啓示とは 何か?</span><br />
<br />
<span style="color: red;">(1) 啓示の5種類</span><br />
「啓示」(英語:Revelation)とは、「黙示」(英語:Apocalypse)と同義語で、『神が自らを人に啓(ひら)き示すこと』 である。詳しく説明すると、『<span style="color: blue;">人智をもって知ることのできない神</span>が、神自ら選ばれた預言者などに、<span style="color: red;">① </span><span style="color: magenta;">神の御言葉</span> <span style="color: red;">②</span><span style="color: red;"> </span><span style="color: magenta;">御使い </span> <span style="color: red;">③</span> <span style="color: magenta;">幻</span> <span style="color: red;">④ </span><span style="color: magenta;">夢</span> <span style="color: red;">⑤ </span><span style="color: magenta;">異象 </span>を通じて、<span style="color: blue;">神の御意</span>を知らせること』である。 だから、<span style="color: blue;">『聖書』 の核心部分</span>は、神から選ばれた使徒・ 預言者・ 祭司・ 王という人々が、<span style="color: red;">①</span> 耳で聞いた神の御声、手で書かされた神の文章、神自らが石板などに記した<span style="color: magenta;">神の御言葉(音声・文字) </span><span style="color: red;">② </span>遭遇した<span style="color: magenta;">御使い(天使) </span><span style="color: red;">③</span> 目撃した<span style="color: magenta;">幻 </span><span style="color: red;">④ </span>眠っている間に見た<span style="color: magenta;">夢 </span><span style="color: red;">⑤</span>体験した<span style="color: magenta;">異象</span>にある。 啓示とは、現代科学では解明できない「未知現象」(英語:Unknown Phenomena)そのものだ。<br />
<div>
</div>
<br />
<span style="color: red;">(2) 数々の奇跡から成る不思議な現象=異象</span><br />
「異象」とは、数々の「奇跡」(英語:Miracles)から成る「不思議」(英語:Wonder)な現象を意味し、UFO現象・ 心霊現象・ 超能力現象・ 超自然現象を含む。 但し、「奇跡」とは、「不思議」な現象が起きた原因と結果の因果関係を、人智によって理解できない時に用いる表現であり、「運」という表現方法と双子の関係にある。だから、『聖書』の中に「奇跡」と「運」という表現は無く、「不思議」という表現のみがある。つまり、神の視点からすれば、「奇跡」と「運」は無い。「奇跡」と「運」は、<span style="color: magenta;">神に守られた人の意識の働きによって起こるべくして起きた、必然の出来事</span>だ。 <br />
<div>
<br />
<span style="color: red;">(3) 『聖書』が教える啓示</span><br />
『聖書』 が教える啓示とは、『覆い隠されている神の御意を、神自らが開いて顕わにすること』(<span style="color: blue;">ヨハネ 1:18</span>)である。つまり、<span style="color: blue;">人の努力や悟りで、覆い隠されている神を見たり、神を知ることはできない。</span>それゆえ、神は、神の愛する選民ヘブライ人・イスラエル人・ユダヤ人の父祖たちに『預言者たちを通して、神の御意を多くの部分に分け、また、いろいろな方法で語られた。しかし、悪魔サタンの支配の終わりの時に至り、人となって来た神の御子イエス・キリストによって 神が その御意を 人々に語られた』(<span style="color: blue;">ヘブル1:1-2</span>)のである。 そして、神である主イエス・キリストの言葉と わざ、即ち、万人を救う贖罪死・ 復活・ 昇天・ 初代教会の聖霊が、神の御意である愛・義・真理の全てを啓示したし、今も啓示し続けている。つまり、神である主イエス・キリストの言葉とわざを記した『聖書』 こそ、「神の啓示の書」に他ならない。従って、<span style="color: blue;">人の信仰は、聖霊と 『聖書』 の導きなくしては成り立たない。</span><br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">ヨハネ 1:18</span><br />
『いまだ かつて 神を見た者はいない。 <span style="color: magenta;">父のふところにおられる ひとり子の神</span>(イエス・キリスト)が、神を説き明かされたのである。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヘブル 1: 1-2</span><br />
『神は、むかし父祖たちに、預言者たちを通して、多くの部分に分け、また、いろいろな方法で語られましたが、この終わりの時には、<span style="color: magenta;">御子</span>(イエス・キリスト)によって、私たちに語られました。 神は、<span style="color: magenta;">御子</span>(イエス・キリスト)を万物の相続者とし、また<span style="color: magenta;">御子</span>(イエス・キリスト)によって世界を造られました。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">黙示録 19: 9-10</span><br />
『御使いは 私に 「<span style="color: magenta;">小羊</span>の婚宴に招かれた者は幸いだ、と書きなさい」と言い、また、「これは神の真実のことばです」と言った。 そこで、私は彼を拝もうとして、その足もとにひれ伏した。 すると、彼は私に言った。 「いけません。 私は、あなたや、<span style="color: magenta;">イエスのあかし</span>を堅く保っている あなたの兄弟たちと同じしもべです。 神を拝みなさい。 <span style="color: magenta;">イエスのあかしは預言の霊です。</span>」 』<br />
<div>
<br /></div>
<br />
<span style="color: red;">(4) 悪魔からの啓示</span><br />
<span style="color: blue;"> 悪魔サタンも、神の御言葉に似せた啓示で人を誘惑し、御使い(天使)に偽装し、幻・ 夢・ 異象 を引き起こしてきた。 </span>悪魔たちの、この策略を深く理解した上で、『聖書』 の教えに基づき、<span style="color: magenta;">啓示の正邪 </span>を識別する必要がある。 そして、<span style="color: purple;">悪魔・悪霊に憑かれた</span><span style="color: red;">啓示</span><span style="color: purple;">と</span><span style="color: red;">信仰</span><span style="color: purple;">は、真正な</span><span style="color: blue;">啓示</span><span style="color: purple;">と</span><span style="color: blue;">信仰</span><span style="color: purple;">ではなく、『聖書』から背かせる</span><span style="color: red;">誘惑</span><span style="color: purple;">と</span><span style="color: red;">背信</span><span style="color: purple;">である。 </span>だからこそ、『神の御霊によって語る者はだれも、「イエスは呪われよ。」と言わず、また、聖霊によるのでなければ、だれも、「イエスは主です。」と言うことはできない』(<span style="color: blue;">1コリント12:3</span>)と、<span style="color: purple;">悪魔の誘惑である</span><span style="color: red;">偽りの啓示</span>に注意を促す聖句がある。 <span style="color: purple;">世の中に流布する啓示(</span> 予言・神示・霊感・霊言・占い <span style="color: purple;">)</span>は、<span style="color: purple;">真正な</span><span style="color: blue;">啓示</span>に似せた、神である主イエス・キリストを否定する<span style="color: red;">偽りの啓示</span>で、<span style="color: purple;">悪魔の</span><span style="color: red;">誘惑</span>に他ならない。<br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ 24:24</span><br />
『にせキリスト、にせ預言者たちが現われて、できれば選民をも惑わそうとして、大きな<span style="color: red;">しるし</span>や<span style="color: red;">不思議なこと</span>をして見 せます。』<br />
<div>
<br /></div>
<span style="color: blue;">1コリント12:3</span><br />
『ですから、私(使徒パウロ)は、あなたがた(コリントにある教会の聖徒たち)に次のことばを教えておきます。 <span style="color: blue;">神の御霊</span>によって語る者はだれも、「イエスは のろわれよ。」と言わず、また、<span style="color: blue;">聖霊</span>によるのでなければ、だれも、「イエスは主です。」と言うことはできません。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">2テサロニケ 2: 8-12</span><br />
『その時(悪魔サタンの働きを抑える聖霊が地上から取り除かれる時)になると、不法の人が現われますが、主は御口の息をもって彼(不法の人)を殺し、来臨の輝きをもって滅ぼしてしまわれます。 不法の人の到来は、サタンの働きによるのであって、<span style="color: red;">あらゆる偽りの力</span>、<span style="color: red;">しるし</span>、<span style="color: red;">不思議</span>がそれに伴い、また、滅びる人たちに対するあらゆる悪の欺きが行なわれます。 なぜなら、彼ら(滅びる人たち)は救われるために真理への愛を受け入れなかったからです。 それゆえ神は、彼ら(滅びる人たち)が偽りを信じるように、惑わす力を送り込まれます。 それは、真理を信じないで、悪を喜んでいたすべての者が、さばかれるためです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">1ヨハネ 4: 1-6</span><br />
『愛する者たち。霊だからといって、みな信じてはいけません。 それらの霊が神からのものかどうかを、ためしなさい。 なぜなら、にせ預言者がたくさん世に出て来たからです。 <span style="color: blue;">人となって来たイエス・キリストを告白する霊</span>はみな、神からのものです。 それによって神からの霊を知りなさい。 <span style="color: red;">イエスを告白しない霊</span>はどれ一つとして神から出たものではありません。 それは反キリストの霊です。 あなたがたはそれ(反キリストの霊)が来ることを聞いていたのですが、今それ(反キリストの霊)が世に来ているのです。 子どもたちよ。 あなたがたは神から出た者です。 そして彼ら(反キリストの霊)に勝ったのです。 あなたがたのうちにおられる方(聖霊=主イエス・キリスト)が、この世のうちにいる、あの者(悪魔サタン)よりも力があるからです。 彼ら(にせ預言者)はこの世の者です。ですから、この世のことばを語り、この世もまた彼ら(にせ預言者)の言うことに耳を傾けます。 私たちは神から出た者です。 神を知っている者は、私たちの言うことに耳を傾け、神から出ていない者は、私たちの言うことに耳を貸しません。 私たちはこれで真理の霊と偽りの霊とを見分けます。 』 <br />
<div>
<br /></div>
<br />
<br />
<span style="color: red;">(5) </span><span style="color: red;">悪魔からの啓示の事例</span><br />
<span style="color: red;">A.</span><span style="color: purple;">ホワイト・ブラザーフッド・・・・・ </span>グレート・ホワイト・ブラザーフッド、<span style="color: purple;">GWB</span>、大聖白色同胞団を名乗った不思議な霊団は、古代バビロニア・エジプト時代から出現して幾多の霊感者に邪悪な啓示を与えてきた。<span style="color: orange;">1800年代</span>に至ると、ウクライナ人の<span style="color: blue;">ヘレナ・P・ブラヴァツキー</span>(1831~1891)婦人の創始した神智学に傾倒した、米国人<span style="color: blue;">アルバート・パイク</span>(1809~1891)を含む数多くの<span style="color: purple;">オカルティストたち</span>の前に不気味な心霊現象と超自然現象という<span style="color: magenta;">異象</span>を伴って、シャンバラの超人・ ヨガ導師・ 龍蛇神・ 異星人・ 地底人 を自称した<span style="color: magenta;">悪魔</span>が顕現し、『聖書』を否定した<span style="color: blue;">虚偽</span>の啓示を与えた。 <span style="color: purple;">GWB</span>の実態を要約すると、次の<span style="color: blue;">(A)</span>~<span style="color: blue;">(E) </span>となる。 <span style="color: blue;">(A) </span>神智学では、『サナト・クマラが、太古の地球に金星から飛来し、<span style="color: purple;">GWB</span>を創設し、これを指導してきた』 という。 <span style="color: blue;">(B) </span>英国神智学協会の指導者で人体チャクラ開発の提唱者 <span style="color: blue;">チャールズ・ウェブスター・リードビーター</span>(1847~1936)によれば、『<span style="color: purple;">GWB</span>のリーダーは、サナト・クマラ』である。 参照: Leadbeater, C.W. The Masters and the Path. Adyar,India: Theosophical Publishing House, 1929 / Reprint: Kessinger Publishing, 1997 <span style="color: blue;">(C) </span>最高位フリーメーソンの公式誌 『New Age』(1933年9月号)によれば、『<span style="color: purple;">GWB</span>は、300人委員会を含む<span style="color: orange;">イルミナティ</span>の別名である』という。 参照: <span style="color: blue;">フリッツ・スプリングマイヤー </span>「イルミナティ 悪魔の13血流」(1998) <span style="color: blue;">(D) </span>日本国のサナト・クマラは、京都鞍馬山にある鞍馬寺に三身一体の「尊天」(毘沙門天王・ 千手観世音菩薩・ 護法魔王尊サナト・クマラ) として祭られてきた。 鞍馬寺は、戦後の<span style="color: orange;">1947年</span>に仏教の(宗)天台宗から独立し、神智学の(宗)鞍馬弘教総本山となった。 なお、言葉遊びの暗号により、「サナト・クマラ」 SANAT・KUMARA は、「サタン・鞍馬」SATAN・KURAMA となる。 <span style="color: blue;">(E) </span><span style="color: purple;">GWB</span>は、「極めて高位の姿なき<span style="color: magenta;">悪魔</span>」に統率された「下位の悪魔」の爬虫類型レプティリアン <span style="color: red;">→ </span> 生物型ロボットのグレイ<span style="color: red;"> → </span> 魔術師の死霊から構成され、『聖書』の反キリストと同様に途中までは<span style="color: blue;">真理</span>を教えるものの、最終段階で人を欺いて裏切り、人を精神的・肉体的に破滅させ、その魂(精神と霊)を地獄へと引きずり込む非常に危険な霊団だ。 だから、<span style="color: purple;">GWB</span>の霊感を受けた、米国ニューヨークの<span style="color: red;">神智学協会</span>(<span style="color: orange;">1875</span>)と、英国ロンドンの<span style="color: red;">黄金の夜明け団</span>(<span style="color: orange;">1888</span>)の幹部の末路は、凶悪または悲惨なものとなった。 例えば、<span style="color: red;">黄金の夜明け団</span>の中心人物である外科医 <span style="color: blue;">ウィリアム・ウィン・ウェスコット</span>(1848~1925)は、ロンドンで起きた猟奇的連続殺人の<span style="color: magenta;">「切り裂きジャック事件」</span>(1888)の真犯人だった。内紛によって同団を退団した魔術師 <span style="color: blue;">アレイスター・クロウリー</span>(1875~1947)の証言に基づく。<span style="color: blue;">ウェスコット</span>は、殺害現場に<span style="color: orange;">フリーメーソン</span>の象徴を残したが、これ故、世論の非難の渦に巻き込まれることを恐れた<span style="color: orange;">フリーメーソン</span>が、<span style="color: blue;">ウェスコット</span>のためではなく、<span style="color: orange;">フリーメーソン組織</span>を守るために<span style="color: blue;">ウェスコット</span>が逮捕されないように警察の捜査を妨害した。<br />
<div>
<br /></div>
<span style="color: red;">B.</span><span style="color: purple;">偽の聖母マリア ・・・・・</span> <span style="color: orange;">イルミナティ</span>の「長期計画」に基づくロシア革命(1917)の起こった第一次世界大戦中の<span style="color: orange;">1917年</span>、ポルトガルの寒村ファティマで、<span style="color: purple;">聖母マリア</span>が、3人の少女たちの前に6回にわたって<span style="color: magenta;">幻</span>の姿を現し、また、UFO現象という<span style="color: magenta;">異象</span>をも現した。 そして、<span style="color: purple;">聖母マリア</span>は、3人の少女たちに第一次世界大戦の終戦、第二次世界大戦の開戦、非公開の秘密の予言という3つの予言を残した。 しかし、イエスの御名の権威を示さない<span style="color: purple;">聖母マリア</span>の<span style="color: magenta;">幻</span>を体験した3人の少女たちは、<span style="color: purple;">聖母マリア</span>から未来世界の<span style="color: blue;">絶望</span>と<span style="color: blue;">恐怖</span>を煽られ、『未来世界を救うためには無垢の子供たちの犠牲が必要だ』と告げられ、拒食症で亡くなった。 ちなみに、『3人の少女たちのうち、死なずに長生きした』 と言われる<span style="color: blue;">ルシア・ドス・サントス</span>(1907~2005)は、宣教用の「替え玉」の可能性が高い。 従って、『<span style="color: purple;">ファティマの聖母マリア</span>の<span style="color: magenta;">幻</span>とは、<span style="color: purple;">ローマ・カトリック教会</span>の隠喩である<span style="color: purple;">邪悪な女イゼベル</span>の顕現に他ならず、神に呪われた悪魔教のローマ・カトリック教会に盲従する万人の信徒の心に巣食う恐怖・怯懦と無知・迷信を拡大強化して、その否定的感情のエネルギーを悪魔の活動エネルギー源として吸収する目的をもって、わざとらしく<span style="color: purple;">聖母マリア</span>の姿を装って寒村のファティマに出現した』と考えてきた。しかし、米国ニューヨーク市ベイサイドに住む<span style="color: purple;">ローマ・カトリック教会</span>の平信徒の主婦<span style="color: blue;">ヴェロニカ・ルーケン</span>(1923~1995)は、1970年~1995年の間、<span style="color: purple;">聖母マリア</span>などの啓示を受け、この啓示の中に『昔、ファティマに顕れた』というものがあり、彼女の啓示の内容を併せて考えると、善なる神霊の<span style="color: purple;">聖母マリア</span>の可能性が極めて高い。なぜなら、『地獄の最高監督者は<span style="color: purple;">聖母マリア</span>だ』という情報があり、この情報を考慮した場合、<span style="color: purple;">聖母マリア</span>が地獄から地上に現れる悪魔・悪霊を、神の御意に応じて適時適切にコントロールしている可能性が極めて高いからだ。なお、善悪いずれの霊による未知現象にせよ、<span style="color: purple;">ローマ・カトリック教会</span>の信徒向けの啓示であり、『教会の上層部が腐敗堕落しても、司祭・平信徒は教会を離れずに留まり、悪魔に屈することなく健全であれ』といった内容で、『ファティマ第三の預言とは、悪魔に取り憑かれた偽ローマ教皇(<span style="color: blue;">パウロ6世</span>、在位:1963~1978)の誕生を預言したものだ』という。 さて、ヴァチカン市国=<span style="color: purple;">ローマ・カトリック教会</span>が、ファティマ第三の予言を公式発表していない以上、この第三予言が<span style="color: purple;">ローマ・カトリック教会</span>の存続にとって致命的な予言だと分かるが、同時に、第三予言を意図的に改竄してから発表できるという意味で、<span style="color: purple;">ローマ・カトリック教会</span>の大きな「政治カード」にもなっている。そもそも、『<span style="color: purple;">ローマ・カトリック教会</span>、殊に<span style="color: orange;">イエズス会</span>は、<span style="color: orange;">フリーメーソン+イエズス会≧イルミナティ</span>という因果関係にある、悪魔に憑かれた宗教組織だ』と非難されてきた。そして、『人類の精神の次元上昇(アセンション)を阻止する目的を持って欧州原子核研究機構CERN による異次元世界の物質/反物質(霊)のコントロール計画を推進してきた』 以上、<span style="color: purple;">ローマ・カトリック教会</span>の教理と祭儀の部分にみられる悪魔に由来した虚偽・欺瞞・誤謬に支配されないようにすべきだ。 結論として言えることは、人間の血液ではない赤い液体や涙を流す聖母マリア像の怪奇現象、醜悪で異常な姿形をした悪霊の物質化・魔造ロボットであるエイリアンの出現というUFO現象を警戒して識別しながら、<span style="color: blue;">ヴェロニカ・ルーケン</span>女史の受けた啓示のように、善なる神霊からの啓示には従うべきである。<br />
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<span style="color: red;">C.</span><span style="color: purple;">アドルフ・ヒトラー・・・・・ </span>オーストリア人(1889~1945-)、ドイツ帝国総統、プロテスタント。 敗戦直前の自殺未遂直後、野心家の官房長 <span style="color: blue;">マルチン・ボルマン</span>(1900~1945-)によって睡眠薬を注射され、<span style="color: orange;">イルミナティ</span>の計画に従って拉致された。TO(東)諜報機関スパイのユダヤ系スペイン人 <span style="color: blue;">アンヘル・アルカサール・デ・ベラスコ</span>(1909~2002)の証言に基づく。 拉致先として、南極説・ 南米説・ 米国説がある。 <span style="color: blue;">ヒトラー</span>の見た<span style="color: magenta;">幻</span>による人類の未来に関する啓示内容は、現時点まで<span style="color: blue;">真理</span>だが、『聖書』にある「キリストの再臨」を否定した。 <span style="color: blue;">ヒトラー</span>の政治的成功は、「極めて高位の姿なき悪魔」の導きと援助によるものであった。 また、<span style="color: orange;">1935年</span>に設置された国立研究機関 <span style="color: purple;">アーネンエルベ</span>(太古の遺産)は、親衛隊(SS)の指揮下に置かれ、ここを研究開発の拠点として、オカルト団体の<span style="color: magenta;">ヴリル協会</span>と<span style="color: magenta;">トゥーレ協会</span>の持つオカルト知識と現代科学を融合することにより、おうし座の主星<span style="color: purple;">アルデバラン星人</span>を自称した悪魔との交信・ ロケット開発・ レーダー開発・ 遺伝子工学・ 円盤型航空機・ 南極大陸開拓など、数々の画期的な発明発見を行い、飛躍的な技術革新に成功した。 <span style="color: blue;">参照:</span> Third Reich – Operation UFO 2006年ロシア製(44:09) <a href="https://youtu.be/mqv-7cz_VVA">https://youtu.be/mqv-7cz_VVA</a><br />
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<span style="color: red;">D.</span><span style="color: purple;">ナポレオン・ヒル・・・・・ </span>米国人(1883~1970)、成功哲学の創始者、プロテスタント。 <span style="color: orange;">1938年</span>に悪魔から受信した人間心理に関する啓示は、その悪魔からの脅迫に屈した遺族の意向によって、<span style="color: orange;">2011年</span>まで封印されてきた。 <span style="color: blue;">ヒル</span>が受信した啓示内容は、<span style="color: blue;">真理</span>であるが、<span style="color: blue;">ヒトラー</span>を導き援助した「極めて高位の姿なき悪魔」と同じ悪魔からの啓示で、『聖書』 関連の啓示は皆無だ。 政治的権力と経済的富という成功を追い求める<span style="color: red;">成功哲学の講演会</span>や<span style="color: red;">自己啓発セミナー</span>の「社会市場」は、悪魔にとって恰好の「人間漁場」と化したが、この「社会市場」を形成するに至った最初の原点は、<span style="color: purple;">ナポレオン・ヒル</span>の成功哲学にある。なお、<span style="color: purple;">ヒル</span>の啓示の受信方法は、<span style="color: lime;">(A)</span>自動書記を含む<span style="color: magenta;">直接啓示</span> <span style="color: lime;">(B)</span>室内に降臨した<span style="color: magenta;">悪魔</span>との対話 <span style="color: lime;">(C)</span>目撃した<span style="color: magenta;">幻</span>の筆記録 <span style="color: lime;">(D)</span><span style="color: magenta;">夢</span>の中の悪魔との対話録 <span style="color: lime;">(E)</span><span style="color: magenta;">異象</span>を介して霊媒役を果たした妻との対話録 --- いずれの方法だったのか不明だが、悪魔と詳細に対話できた<span style="color: purple;">ヒル</span>の正体は、<span style="color: blue;">ヒトラー</span>と同様に敬虔なキリスト者ではなく、悪魔と契約した魔術師だ。<br />
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<span style="color: red;">E. </span><span style="color: purple;">スピリチャリスト</span><span style="color: purple;">・・・・・ </span>幾多の<span style="color: purple;">スピリチャリスト(心霊主義者)</span>は、「下位の悪魔」か、これより更に落ちた悪霊の啓示を宣伝する邪悪なメッセンジャーに他ならず、反キリストの精神(スピリット)を普及拡大する目的を持つ。 だから、その啓示の内容を論理的に吟味した場合、支離滅裂な論理で、予言は的中せず、完全に<span style="color: blue;">虚偽</span>の啓示である。 <span style="color: purple;">スピリチャリスト</span>は、次の<span style="color: lime;">(A) ~ </span><span style="color: lime;">(C)</span>に区分できる。 <span style="color: lime;">(A)邪悪なメッセンジャー: </span>『霊界日記』で有名なスウェーデン王国の<span style="color: blue;">エマヌエル・スウェーデンボルグ</span>(1688~1772)、「眠れる予言者」と呼ばれた米国人の<span style="color: blue;">エドガー・ケイシー</span>(1877~1945)などだ。 特に、<span style="color: blue;">ケイシー</span>は、「日本沈没予言」など、「下位の悪魔」の抱く対日憎悪をストレートに表現して、「的中しない予言」を繰り返しながら、<span style="color: orange;">フリーメーソン</span>の財政援助を受けていた。 <span style="color: lime;">(B)評価不能なメッセンジャー: </span>フランス人のキリスト教徒・ 博物学者 <span style="color: blue;">ミシェル・ノストラダムス</span>(1503~1566)、米国人のキリスト教徒・ 占星術師 <span style="color: blue;">ジーン・ディクソン</span>(1904~1997)は、その未来予知が的中したのか否か評価不能だ。なぜなら、彼らのメッセージには数多くの解釈が乱立しているからだ。 <span style="color: lime;">(C)警戒すべきメッセンジャー: </span>英国の霊媒師<span style="color: blue;">モーリス・バーバネル</span>(1902~1981)の降ろした、紀元前千年頃の高級霊、インディアンを自称した<span style="color: red;">シルバーバーチ</span>(英語で「銀色の白樺の木」という意味)は、70%の霊的真理を伝えた。 しかし、残りの30%は、<span style="color: lime;">a.</span>悪魔・悪霊の働きを人間の死霊の働きに転嫁したこと <span style="color: lime;">b.</span>イエスの神性を否定して非難したこと <span style="color: lime;">c.</span>人の「輪廻転生」と「前世」を理論的な支柱にしたこと <span style="color: lime;">d.</span>「宇宙には無慈悲で機械的な自然の法則しか存在しない」と主張したこと <span style="color: lime;">e.</span>「宇宙の摂理=大霊の摂理は存在するが、神は存在しない」と主張したこと <span style="color: lime;">f .</span>「神への信仰を放棄して人の知性を最重視すべきである」と主張したこと・・・以上において、『聖書』の神を否定する虚偽の理論体系を宣伝してきた。霊的虚偽とは、人の「輪廻転生」と「前世」だ。つまり、「カルマ」と呼ばれる「原因・行為による因果応報・自業自得」は存在するが、人の「輪廻転生」と「前世」は存在せず、霊の「憑依」が在るだけだ。 また、米国映画界の特撮担当者<span style="color: blue;">ダリル・アンカ</span>(1951~ )は、チャネリングした地球外知的生命体エササニ星人<span style="color: red;">バシャール</span>(アラビア語で「福音のメッセンジャー」という意味)の啓示を公開したが、この<span style="color: red;">バシャール</span>も、<span style="color: red;">シルバーバーチ</span>と同様だ。 例えば、<span style="color: lime;">a.</span>『聖書』に言及しないこと <span style="color: lime;">b.</span>未知なる心霊エネルギーの受容を勧めること <span style="color: lime;">c.</span>「神」を「宇宙」「無限の創造者」「絶対の価値」と言い換えること <span style="color: lime;">d.</span>神の御意よりも個人の意志を重視すること <span style="color: lime;">e.</span>罪意識を歪曲して説くこと <span style="color: lime;">f.</span>十戒と善悪の道徳観念を否定すること <span style="color: lime;">g.</span>天国と地獄の存在理由を歪曲して宣伝すること・・・ などである。 しかも、<span style="color: blue;">ダリル・アンカ</span>の動画を見たら、両手で逆三角形をつくる<span style="color: orange;">イルミナティ</span>のハンドサインを出していた。 従って、高級霊を自称した<span style="color: red;">シルバーバーチ</span>と、エササニ星人を自称した<span style="color: red;">バシャール</span>の正体は、「極めて高位の姿なき悪魔」に他ならなず、その結論は<span style="color: orange;">イルミナティ</span>の主張と同じだ。 以上のように、「極めて高位の姿なき悪魔」の啓示に惑わされて背信行為に至った心霊科学者・スピリチャリストは非常に多く、かくして、悪魔は、その霊的領土を拡大し、人類社会に不幸な錯誤を蔓延させている。<br />
<br />
<span style="color: red;">F.</span><span style="color: purple;">無名スピリチャリスト</span><span style="color: purple;"> ・・・・・ </span><span style="color: purple;">無名</span><span style="color: purple;">スピリチャリスト(心霊主義者)</span>は非常に多い。それだけ、<span style="color: magenta;">悪霊</span>どもが、多くの<span style="color: purple;">無名</span><span style="color: purple;">スピリチャリスト</span>に<span style="color: magenta;">憑依</span>しているわけだ。つまり、<span style="color: purple;">無名スピリチャリスト</span>たちは、<span style="color: magenta;">悪霊</span>に<span style="color: magenta;">憑依</span>された<span style="color: magenta;">悪人</span>で、その<span style="color: magenta;">霊的詐欺を行う世俗の商売</span>に引っかかってしまった、心の純真・素朴・未開な被害者が大勢いる。 だから、如何なる理由であれ、何らかの形で、<span style="color: magenta;">5千円</span>以上のお金を求められたら、<span style="color: red;">『これは、霊的詐欺で、邪悪で狡猾な世俗の商売だ』</span>と気づき、自己の周囲にいる純真・素朴・未開な人たちに、<span style="color: red;">『これは、霊的詐欺を行う霊感商法にすぎない』</span>と警告してから、<span style="color: purple;">無名</span><span style="color: purple;">スピリチャリスト</span>との人間関係を断ち切らねばならない。例えば、精神修行・ レイキ・ アセンション・ 覚醒道・ ハイヤーセルフ・ 真の自我・ 守護天使・ 霊的高位マスター といったスピリチャル用語を宣伝しながら、受講料・ 研修費・ 年会費・ セミナー参加費・ 物品代・ 商品代の名目で、<span style="color: magenta;">5千円</span>以上のお金を求められた時点で、<span style="color: red;">『これは、偽りのスピリチャル概念を宣伝する霊的詐欺ヒジネスだ』</span>と気づき、自己の周囲の人々に警告しなければならない。もちろん、<span style="color: purple;">無名スピリチャリスト</span>の側では、スピリチャルな人生テーマと啓発コンテンツを宣伝しているにもかかわらず、『宇宙意識の法則を解説しており、一切の宗教と関係ありません』といった虚偽の説明を行い、道義的・法律的な批判に予防線をはる。しかし実際は、宇宙意識・ 覚醒・ 輪廻・ 啓示・ アセンションといった数多くのスピリチャル概念を理論的に体系化したものが宗教であり、宗教と無関係ではありえない。 また、<span style="color: purple;">無名スピリチャリスト</span>の精神的・霊的な主人である<span style="color: magenta;">悪魔・悪霊</span>の話を極力避け、『この人は、<span style="color: magenta;">悪霊</span>に<span style="color: magenta;">憑依</span>されており、<span style="color: red;">自己啓発セミナーを通じて、</span><span style="color: red;">虚偽・欺瞞・迷信の</span><span style="color: red;">スピリチャル概念を宣伝する霊的詐欺ビジネスをしている</span>』と見破られる原因となる「神」という言葉を使わない。<span style="color: purple;">無名スピリチャリスト</span>は、『聖書』の聖句を憎み、恐れ、非難しているため、『この世の神様とは、お金です。そして、人は、お金を得るために様々な仕事をしていますが、仕事の中でも、スピリチャル概念を実際の日常生活に応用する方法を教える自己啓発セミナー業こそ、最も尊い仕事です』という自己の霊的詐欺ビジネスを肯定する虚偽宣伝に無我夢中だ。そして、<span style="color: purple;">無名</span><span style="color: purple;">スピリチャリスト</span>は、<span style="color: magenta;">霊的詐欺を行う霊感商法</span>にすぎないことを見抜かれないように、参加者・会員間の相互の連絡・交流を生じさせない組織運営に全神経を使う。例えば、横の人間関係を断ち切り、悪霊チャネラー・ スピリチャル講師・ 霊的詐欺師を中心とする縦の人間関係を強化するため、「人間関係の境界線を知りましょう」 「真の礼儀作法を教えます」 「安定した生活を送っていない人は、アセンションできません」 といった虚偽の精神教育を血まなこになって行う。<br />
<br />
<span style="color: red;">G.</span><span style="color: purple;">その他の多くの啓示・・・・・ </span>意味不明で解読できない<span style="color: purple;">啓示</span>が多く、その<span style="color: purple;">真偽</span>は判然としない。例えば、日本国の戦前の<span style="color: red;">天理教</span>・ <span style="color: red;">黒住教</span>・ <span style="color: red;">金光教</span>・ <span style="color: red;">大本教</span>の神示・ 御筆先<span style="color: blue;">※</span><span style="color: blue;"> </span>、戦中戦後の<span style="color: purple;">日月神示</span>、英国の<span style="color: red;">黄金の夜明け団</span>の受信した啓示などだ。 しかし、これらの啓示に忠実に従った幹部の家屋ごとの焼死など、その悲惨な末路を知る限り、90%以上の確率で悪魔・悪霊からの啓示であった。 そして、第二次世界大戦の終わった<span style="color: orange;">1945年</span>以降から万人の面前に大規模に出現し始めた<span style="color: red;">空飛ぶ円盤UFO</span>に乗った<span style="color: red;">宇宙人</span>を名乗る幾多のスピリチュアル系の<span style="color: purple;">啓示(</span> 予言・神示・霊感・霊言・占い <span style="color: purple;">)</span>の99%は、「下位の悪魔」か、これより更に落ちた悪霊からのもので、反キリストの精神(スピリット)を普及拡大する目的を持つ。 例えば、ポーランド系米国人の<span style="color: blue;">ジョージ・アダムスキー</span>(1891~1965)の<span style="color: purple;">金星人オルソン</span>との遭遇事例を筆頭に、米国のチャネラー <span style="color: blue;">アレックス・コリアー</span>(1956~ ) の受信した、アンドロメダ銀河と連携しているプレアデス星団(和名:すばる)の異星人からのメッセージなど、枚挙に暇がない。 <span style="color: blue;">アレックス・コリアー</span>の受信したメッセージに関しては、おうし座にあるプレアデス星団(和名:すばる)と、おうし座の主星アルデバラン星とが極めて近い位置関係にあることを考慮すれば、アルデバラン星人とコンタクトしたナチス親衛隊の事例と同様に、狡猾な悪魔のメッセージである可能性が70%以上ある。 以上のごとく、『聖書』を否定する「宇宙人・ 異星人・ エイリアン・ 地球外生命体・ 地底人」 を自称した「霊的存在者」、即ち、悪魔・悪霊の啓示の内容の50%は<span style="color: blue;">真理</span>、50%は<span style="color: blue;">虚偽</span>という具合で、宇宙の構造を含む物事の正しい洞察力を持たない人に対する愚弄と嘲笑に満ちている。 但し、悪魔の世界征服計画書である<span style="color: purple;">『シオン長老の議定書』</span>(<span style="color: orange;">1897</span>)に関しては、一般家庭へのテレビの普及など、50~100年後の未来社会の様子を的確に予測しており、この24議定の内容に<span style="color: blue;">真理</span>を見出せる以上、秘密結社<span style="color: orange;">イルミナティ</span>に、悪魔の知性の介入、即ち、『 「極めて高位の姿なき悪魔」からの啓示があった』と考えざるを得ない。<br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">※ </span>神示・ 御筆先: 大本教の開祖 <span style="color: blue;">出口ナオ</span>(1837~1918)のチャネリング(霊媒現象)に現れた<span style="color: purple;">艮の金神</span>は、大本教により、日本神話に適合するように、『古事記の国之常立神・ 日本書記の国常立尊と同一神だ』 と宣教されたが、『真の正体は不明だ』 とも語られてきた。 しかし、『聖書』の視点から、<span style="color: purple;">艮の金神</span>の啓示内容を吟味する限り、悪魔サタン=ルシファーに他ならない。 それに、『 <span style="color: purple;">艮の金神</span> ⇒ 古代日本の陰陽道の方位である丑寅(東北) ⇒ 凶神の住む方位の鬼門 ⇒ 古代中国の易経と陰陽道の方位である金気・太白・金神 ⇒ 古代中国の天文学の太白星 ⇒ 天文学の金星・ 明けの明星 ⇒ 「聖書」の悪魔サタン=ルシファー 』 という相互関係にある。 しかも、チャネリング(霊媒現象)の始まった<span style="color: orange;">明治25(1892)年</span>は、イルミナティの「黒い教皇」 <span style="color: blue;">アルバート・パイク</span>(1809~1891)、神智学の創始者 <span style="color: blue;">ヘレナ・P・ブラヴァツキー</span>(1831~1891) ら 邪悪な霊的指導者たちの死去直後であり、欧米諸国に対する悪魔の「長期計画」が一段落した時期だ。 かくして、魔の手は、世界史の行方を決定してきた大日本帝国の中に伸び、悪魔の「長期計画」の霊的な種を撒いた。 悪魔サタン=ルシファーの予言が的中したにせよ、その霊的な導きの先にあるものは、人の家畜化と日本社会の犯罪化を招く 偽キリスト・偽預言者の大量生産だ。 そして、<span style="color: blue;">出口ナオ</span>のチャネリング(霊媒現象)が、この後の日本社会に蔓延した数多くの新興宗教の霊的ルーツになった。 但し、国家神道を含む従来の伝統宗教も、錯誤・虚偽・欺瞞・迷信に満ちた邪教宗団であったので、新興革新勢力の悪が、伝統守旧勢力の悪と戦前・戦中・戦後を通じて宗教的・政治的に抗争したあげく、伝統守旧勢力の悪を併呑し、錯誤・虚偽・欺瞞・迷信を宣伝する悪の勢力を拡張したに過ぎない。 さて、<span style="color: orange;">1972年1月</span>、スイスで行われた<span style="color: purple;">ローマ・カトリック教会</span>の<span style="color: blue;">祓魔式</span>で、<span style="color: blue;">聖母マリア</span>の御意に基づき、元人間だった悪魔の告白を記録した資料を発見したので載録した。<a href="http://gokyo.web.fc2.com/pages/exorcism-2ch.html">http://gokyo.web.fc2.com/pages/exorcism-2ch.html</a><br />
<div>
<br /></div>
<span style="color: red;">H.</span><span style="color: purple;">悪魔啓示のまとめ</span><span style="color: purple;">・・・・・</span><span style="color: purple;"> </span>上記の <span style="color: red;">A.</span>~ <span style="color: red;">G.</span>の啓示を人にもたらした悪魔・悪霊を高位から順番に並べると、次の<span style="color: blue;">※</span>印のようになる。 高位の悪魔ほど人に有益な真理を啓示し、未来予測も的確である一方、下位の悪魔になればなるほど、虚偽が増え、未来予測も出鱈目になると分かる。 そして、意味不明で解読できない<span style="color: purple;">啓示</span>を人にもたらす理由は、『 <span style="color: lime;">(A)</span>具体的な真理を人に提示する能力が無い <span style="color: lime;">(B)</span>人の探究心に乗じて人心を撹乱する目的を持つ <span style="color: lime;">(C)</span>物事の洞察力を持たない人を嘲笑している』 ためであると考えられる。 但し、如何なる悪魔・悪霊であれ、人の精神を腐敗堕落させ、人の肉体・精神・霊に破滅をもたらし、それらを地獄へと引きずり込む悪の働きであることを忘れてはならない。 なお、悪魔とは、悪霊どもの首領を指し、悪魔・悪霊に憑依された人を悪人と言う。 そして、悪魔の耳目手足としてグローバルに暗躍する秘密結社が、<span style="color: orange;">フリーメーソン+イエズス会 ≧ イルミナティ</span> だ。 だから、上記の <span style="color: red;">A.</span>~ <span style="color: red;">G.</span>の関係者の全員が、その会員か、その会員の霊的支配下に置かれてきた。<br />
<br />
<span style="color: blue;">※ </span>悪魔サタン=ルシファーであることを告白しない「極めて高位の姿なき悪魔」 > <span style="color: purple;">偽の聖母マリア</span>> 悪魔 > <span style="color: purple;">ホワイト・ブラザーフッド </span>> 下位の悪魔の爬虫類型レプティリアン > 悪霊 > 生物型ロボットのグレイ > 下位の悪霊 > 魔術師の死霊 > <span style="color: purple;">スピリチャリスト </span>> 悪霊に憑依された悪人<br />
<br />
低層4次元世界に実在する悪魔・悪霊の<span style="color: red;">地上顕現の態様</span>は、「超人・ 導師・ 妖精・ 龍神・ 偽神・ 怪物・ 怪人・ 幽霊・ 地底人・ 異星人・ 宇宙人・ ET・ MIB・ UFO・ UMA」 という具合に実に多種多様であり、宗教的な求道者・ UFO研究家・ オカルティスト・ 霊媒師・ 魔術師・ チャネラー・ コンタクティー・ <span style="color: orange;">フリーメーソン+イエズス会≧イルミナティ</span>を通じて、その欺瞞と悪意に満ちた悪魔の啓示を世俗社会に宣伝してきた。 しかし、悪魔が啓示を行う目的は、人の<span style="color: magenta;">否定的感情エネルギー</span>と <span style="color: magenta;">否定的生命エネルギー</span>を効率的に生産(培養)した後に消費(吸収)して、悪魔の霊的領土を拡大していくためである。 つまり、悪魔・悪霊のエネルギー源は、人の心に巣食う恐怖・怯懦と無知・迷信という<span style="color: magenta;">否定的感情エネルギー</span>と、その<span style="color: magenta;">否定的感情エネルギー</span>が 血液中に合成した<span style="color: magenta;">否定的生命エネルギー</span>である。 だからこそ、悪魔・悪霊は、人がカメラ・ビデオを撮っている時に熱心に写り込もうとし、人の恐怖心を煽る姿形をした幽霊・怪物に化身しての出現、殺人シーンに満ちた暴力映画の蔓延、刃物による無残な流血殺人事件、牛や人を悪魔に捧げる流血の宗教儀式、血液輸送車を強奪するUFO現象、牛や人のミューティレーション現象、現代医学で対処不可能な疾病の増加、底知れぬ恐怖と不安に苦悩する精神疾患者の増大、向精神薬の販売で暴利を貪る製薬会社の暗躍、否定的感情を高める無差別テロ事件の増加、不公正税制と緊縮財政の強制による貧困層の拡大、「人類の家畜化」を実現した金融寡頭支配の体制下における<span style="color: magenta;">否定的感情エネルギー</span>と 血液中の<span style="color: magenta;">否定的生命エネルギー</span>の大量生産・大量消費 ・・・に<span style="color: blue;">狂気の情熱</span>を注ぎ、<span style="color: blue;">神の御言葉に似せた啓示で人を誘惑し、御使い(天使)に偽装し、幻・ 夢・ 異象 を引き起こしてきた。</span><br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;"><br /></span>
<br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">【 2 】 啓示に関する体験談</span><br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;">①</span> <span style="color: magenta;">神の御言葉(音声・文字) </span><br />
<span style="color: magenta;"> </span>神の御声を聞いたことはなく、自動書記のような形で文章を書かされたこともなく、『聖書』 を通じて、神の御言葉を知るだけである。 但し、 『自己の無意識を通じた聖霊によってブログを書かされている』 と感ずることがある。</div>
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<br />
<span style="color: red;">② </span><span style="color: magenta;">御使い(天使) </span><br />
<span style="color: magenta;"> </span>御使いに関しては、その背中に翼があれば一目瞭然であるが、翼がない場合、人と同じ姿形をしており、普通の洋服を着て現れるため、何とも言いようがない。 一例を挙げると、ある専門書店のトイレの中に入ったら、顔面から虹色の輝きを発する不思議な女性が、忽然と現れ、軽い会釈をしたかと思えば、横を素通りして消えたので、『一体、あの顔の不思議な輝きは何なのだろう! テレポーテーション?』 と驚いて立ち尽くしたことがあったし、2015年10月7日午前3時45分、ふと寝床から顔を居室の方に向けたら、カーテンで閉め切った真っ暗な室内に、蛍光灯のように白く輝く足先まで隠れる長いローブを着た人影が一瞬で消えたのを目撃した。 その居室は、個人礼拝場であるため、それとの霊的関連性を感じた。 なお、御使いと思しき不思議な人物の未知なる行動に強い関心をもって幾多の YouTube 動画 を視聴している。 また、大学生の時の話であるが、御使いとは正反対の悪魔を目撃したこともある。 つまり、UFO現象の研究者を恫喝するために現れる、いわゆる M I B (Men In Black=黒服の男たち)に遭遇した。 大学の授業を終えて帰る夕方の講堂前の広い道路上に、場違いと感じられる、黒塗りの旧型キャデラックが左後方をこちらに向ける形で斜めに停車しており、その開いた左側の窓から、白いペンキを塗ったような肌色をした顔をこちらに振り向けたまま、白い歯をむき出しにして笑い、黒い目では威圧するように睨んでくる黒服の異様な男に出会ったのだ。 この男は、米国の<span style="color: purple;">キャスパー・ワインバーガー(1917~2006)</span>元国防長官とそっくりの顔をしていた。 身の危険を感じて、その場から足早に立ち去ったが、『まさか、自分が、著名なUFO研究者たちと同じ目に遭うとは!』 と恐怖したことがある。 今は、もう恐怖することはない。 なぜなら、人を脅すために悪魔が使う様々な欺瞞の手口と真意と役割を理解したからだ。 同様の状況に遭遇した場合、手元にデジカメがあれば、写真に撮ってやるし、『汝の主である神に誉められるように働け! 汝に用は無い。今すぐに消えろ!』 と叱り飛ばしてやるだろう。 『悪魔は、霊的な真理に到達しようとする人が発する高次元の意識の周波数を嗅ぎつけるや否や、その精神的・霊的な向上を妨害するために、異次元(低層4次元)から物質化して、この地上の3次元世界に現れる』 という。 なお、悪魔の役割とは、簡単に言えば、「慣性」 「負荷」 「抵抗」 であり、『物事の慣性の法則は、その意義を見失った人を腐敗堕落させる』 『体に負荷をかけなければ、筋肉がつかず、健全にならない』 『摩擦(抵抗)が無ければ、歩けない』 というものだ。<br />
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<span style="color: red;">③</span> <span style="color: magenta;">幻</span><br />
幻とは、ホログラフィーの映像を見るように眼前に象徴的な物語が繰り広げられる未知現象である。 幽体離脱(脱魂)をして見る幻もあれば、生身の肉体の知覚(五感)をもって見る幻もある。 但し、幻を見たことはない。<br />
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<span style="color: red;">④ </span><span style="color: magenta;">夢</span><br />
夢に関しては、誰でも寝ている間に見る。 しかし、精神分析学者 <span style="color: purple;">カール・グスタフ・ユング(1875~1961)</span>のように、意識・ 無意識・ 集合的無意識という意識理論に基づく夢分析を行い、自己の人生に、この分析結果を応用する人は少ないようだ。 例えば、世俗社会の金権・金銭・五欲に関する悪魔から来た夢の場合、常に<span style="color: magenta;">「逆さ夢」</span>となるため、金銭を得る夢を見たのであれば、『近いうちに金銭を失うことになるだろうから、少し注意して暮らそう』 と考えて慎重に行動すれば、大難を小難・無難にできるわけだ。 ちなみに、ユングの意識理論に基づき、夢の内容に応じて <span style="color: lime;">宇宙</span>・ <span style="color: lime;">地球</span>・ <span style="color: lime;">日本</span>・ <span style="color: lime;">社会</span>・<span style="color: lime;"> 自己 </span>の5つに区分した分析を試みて、この情報をブログで公開する予定でいたが、最も肝心な<span style="color: lime;">「夢の成就の時期」</span>が不明であるため、無責任な情報を発信しないよう、非公開とした。<br />
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<span style="color: red;">⑤ </span><span style="color: magenta;">異象</span><br />
異象とは、現代科学で解明できない未知現象を指すが、不可解な<span style="color: blue;">未確認飛行物体</span>の出現という<span style="color: magenta;">UFO現象</span>、<span style="color: blue;">ポルター・ガイスト</span>などの<span style="color: magenta;">心霊現象</span>、<span style="color: blue;">予知能力</span>・<span style="color: blue;">透視能力</span>などの<span style="color: magenta;">超能力現象</span>、<span style="color: blue;">フリーエネルギー</span>などの<span style="color: magenta;">超科学現象</span>、<span style="color: blue;">ミステリー・サークル</span>などの<span style="color: magenta;">超自然現象</span>に分類できる。 そして、現代医学でも治らない病気を治癒してしまう超能力現象の<span style="color: blue;">神癒(しんゆ)</span>など、<span style="color: blue;">奇跡</span>の全ては、現代科学で解明できない未知現象だ。 具体的な事例としては、『伝道に使っている車のガソリンが底をついたにもかかわらず、翌朝になると タンクの半分まで増えていた』 といった多種多様な<span style="color: blue;">奇跡</span>を見聞したり体験してきたが、特に、UFOを目撃するケースが一番多かった。 ある時など、車の運転中、車のフロントガラスの左上方向にオレンジ色に光輝くUFOを目撃したが、車の進路を変更しても必ずフロントガラスの左上方向に位置しながらついてきた。 とうとう、自宅に到着するまで、こういう状況が続き、その後、上空に滞空し続けたので、自宅の中に居た母親を呼び出して、数分間一緒に眺めていたことがある。 UFOは、そのまま動かず変化が見られないため、自宅の中に戻ったが、すぐに気になり、UFOを見るために外に出ると、既に消えていた。 この他、様々なUFOを目撃してきたが、『UFO側が何らかの関心を抱いて観察をしている。 そして、UFOに観察される側にしてみれば、何もされないため、天使と悪魔の、どちらの使者なのか、全く分からない。 しかし、UFOにアブダクションされた後、その搭乗者によって殺害されなかったにせよ、血液の採取、不可解な身体検査、未知物質の体内へのインプラント、特殊な金属片の授受、歴史的に有名なナチス軍人などに偽装してのコンタクト、宇宙空間の観光案内、未知文明の科学知識の伝授、「聖書」を否定するメッセージの送信をおこなったUFOは、間違いなく悪魔の使者だ』 と分かる。<br />
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<span style="color: blue;">【 3 】 啓示の意味を解明する具体的な方法</span><br />
<span style="color: red;">(1) 世俗社会と格闘しながら 「</span><span style="color: red;">求道者→ </span><span style="color: red;">修道者</span><span style="color: red;">→ </span><span style="color: red;">伝道者」 として歩む</span><br />
<span style="color: red;">A.精神的・霊的な進化・向上の道程の3段階</span><br />
精神的・霊的な向上・進化の道程は、<span style="color: red;">「</span><span style="color: red;">求道者→ </span><span style="color: red;">修道者</span><span style="color: red;">→ </span><span style="color: red;">伝道者」</span>という3段階に大きく区分できる。 例えば、卑近な事例では、真理を求めて修行する<span style="color: red;">「求道者」</span>として世俗社会と格闘しながら歩み、科学的思考に基づいて宗教的な真理を解明する<span style="color: red;">「修道者」</span>として世俗社会の教育機関数校で諸学問の学習・研究を続け、ついに、物事の真理を知らせてくれる<span style="color: magenta;">聖霊</span>に導かれる形で、<span style="color: magenta;">水と霊の洗礼(バプテスマ)</span>を受け、<span style="color: red;">「伝道者」</span>としての使命を自覚するに至った。 この間、世俗社会に囚われて、世俗社会に押し流された状態で何らかの生活目的を追求したことはなく、物事の真理を極める<span style="color: red;">「求道者」</span> <span style="color: red;">「修道者」</span>としての時間の費やし方に無上の満足と喜びを感じていた。 <br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;">B.「悪魔の誘惑」または「神の試み」 「清めの試練」に警戒する</span><br />
充実した時の流れに身を任せ、何不自由のない豊かな暮らしをして、『何もかもが自分の思い通りに順調に進むのは当然だ』 と思い込むようになると、<span style="color: red;">「修道者」</span>としての厳しい自覚を無くし、人の五欲を刺激する快楽に溺れてしまう。 別言するなら、『五欲の扉から心に侵入してきた悪魔に誘惑され、それに気づくことなく、その策略に乗せられる』 ことになる。 結果的に、世俗社会の欲望に溺れた享楽的な放蕩生活を悔い改めさせられ、自己の健康と世俗社会の人間関係の中に「後遺症」を残す形での失敗をしなかったことだけが、『せめてもの救い』 だと深く反省するに至った。 <br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;">C.「堕落した教会」と「悪魔の教会」と「真の教会」を明確に識別する</span><br />
真理・道・生命を求める者は、誰であれ、やがて、『聖書』に到達し、この『聖書』の神の御言葉を解き明かしてくれる聖徒や教会に真理・道・生命を探し求めることになる。 そして、「堕落した教会」と「悪魔の教会」と「真の教会」とを明確に識別できるようになるまでには、一定の修道期間が必要だ。 卑近な事例ではあるが、「堕落した教会」と「悪魔の教会」と「真の教会」とを識別できるようになったのは、<span style="color: orange;">2008年9月</span>の世界金融恐慌 「リーマン・ショック」により、不動産・為替・商品・株式の各市場の暴落と連動した投機損失で散財した後の<span style="color: orange;">2009年</span>になってからだ。 誰であれ、精神的・霊的な進化・向上の道程は、同じ道程を経る。 つまり、<span style="color: blue;">詩篇77:13 </span>『神よ。 あなたの道は聖です。』(欽定訳聖書: The way, O god, in the sanctuary. <span style="color: magenta;">『神よ。 あなたの道は聖所にあります。』</span>) という聖句のごとく、地上にある移動式の<span style="color: purple;">幕屋</span>または固定式の<span style="color: purple;">神殿</span>の内部に設けられた<span style="color: purple;">聖所</span>と<span style="color: purple;">至聖所</span>を礼拝する順序と同じように歩むことになる。 例えば、善悪正邪の混沌とした世俗社会の諸々の欲望に支配され、罪の奴隷と化した愚かな人生の虚しさを痛感し、世俗社会の虚構を理解できるようになる。 すると、世俗社会を精神的に抜け出し、<span style="color: purple;">神の霊的な体</span>である<span style="color: purple;">地上の教会</span>という<span style="color: purple;">神殿</span>と何らかの形で精神的な関係を持つようになる。 やがて、機が熟すると、<span style="color: purple;">神殿</span>の庭の中で「両手」(諸々の行為)と「口」(出た言葉)の招いた罪を悔い改めて洗い、次に、<span style="color: blue;">「全焼のいけにえの祭壇」</span>で肉体と精神に宿る利己的な自我(エゴ)を焼き尽くして無私となり、神に救いを祈り願う。 この後、大きな<span style="color: blue;">「青銅の洗盤」</span>で<span style="color: purple;">「水の洗礼」</span>(<span style="color: purple;">水によるバプテスマ</span>)を受けることになる。 そして、心の中に<span style="color: purple;">「聖霊」</span>(<span style="color: purple;">御霊によるバプテスマ</span>)を受けると、<span style="color: purple;">「聖霊」</span>の不思議な導きの下に、<span style="color: purple;">聖所</span>の中へ歩み入り、左側の<span style="color: blue;">「七支燭台」</span>(神の栄光)に照らされ、右側の<span style="color: blue;">「パンの机」</span>(神の御言葉)の知識を得て進み、眼前の<span style="color: purple;">垂れ幕</span>の前で、感謝と賛美をもって、愛・ 喜び・ 平和に満ちた祈りを捧げる。 この祈りは、眼前の<span style="color: purple;">垂れ幕</span>の奥にある<span style="color: purple;">至聖所</span>に置かれた<span style="color: blue;">「金の香壇」</span>(真理の礼拝の象徴)を通じて、<span style="color: lime;">三種神器</span>(神の十戒・ 権威・ いのちの象徴)を納めた<span style="color: blue;">「契約の箱」</span>(神の御臨在の象徴)に向けられる。 <span style="color: purple;">垂れ幕</span>の奥の<span style="color: purple;">至聖所</span>の中に立ち入るのは、年に一度の「第7の月の10日目」(2015年=9月23日、2016年=10月12日)の「贖罪日」(ヨム・キプール)だけだ。 この日、<span style="color: blue;">「レビ記」第16章~</span><span style="color: blue;">第17章</span>、<span style="color: blue;">「ヘブル書」第9章~第10章</span>にあるごとく、祭司は、<span style="color: blue;">「全焼のいけにえの祭壇」</span>で雄羊(祭司と民の自我の象徴)を焼いて神に捧げた後、<span style="color: purple;">至聖所</span>の中に立ち入り、<span style="color: blue;">「金の香壇」</span>に両手いっぱいの粉末の香をくべ、その雲が<span style="color: blue;">「契約の箱」</span>をおおうようにし、「贖いの座」の上に現れた神を見て死ぬことのないようにする。 それから、祭司と民の罪を贖う雄牛と雄山羊の「犠牲の血」(罪を悔い改めた祭司と民の生命を神に捧げる真理の礼拝)を<span style="color: blue;">「契約の箱」</span>のフタである「贖いの座」の前と上に指で振りかける。 この後、<span style="color: blue;">「全焼のいけにえの祭壇」</span>の四つの角に雄牛と山羊の血を塗り、また、<span style="color: blue;">「</span><span style="color: blue;">全焼のいけにえ</span><span style="color: blue;">祭壇」</span>の上に、この血を指で振りかけて清め、聖別する。 最後に、祭司は、「アザゼルの山羊」と呼ばれる雄山羊一頭(スケープ・ ゴート)に悪魔に由来した罪を背負わせ、悪魔の住む荒野に、これを放逐して悪魔自身に返し、恐怖・怯懦と無知・迷信といった否定的感情に囚われた祭司と民の罪の贖いを果たす。 最終的な「罪の除去」は、神である主イエス・キリストの御再臨の前に行われる調査・審判に合格して、神である主イエス・キリストとの「婚姻」(霊的な一体化)を完了した時になる。 なお、年に一度の<span style="color: purple;">至聖所</span>における、自己の生命を神に捧げる真理(まこと)の礼拝は、必死の「十字架の覚悟」なくしては不可能だろう。 かくして、誰であれ、真のクリスチャンの道を歩むべく、<span style="color: purple;">神殿</span>の庭にある<span style="color: blue;">「全焼のいけにえの祭壇」</span>で利己的な自我(=エゴ)を焼き尽くして無私となり、神に救いを祈り願った段階において、世俗社会に対する未練がなくなり、「堕落した教会」と「悪魔の教会」と「真の教会」とを明確に識別できるようになる。<br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;">D.聖霊と直結して世俗社会に飲み込まれないように警戒する</span><br />
如何なる人生の道程を経ようとも、啓示の意味を解明するためには、世俗社会と格闘しながら生活し、やがて、世俗社会と精神的・霊的に決別して、世俗社会に対する執着心を捨て去ることになる。 但し、肉体を持って地上で生活している以上、世俗社会との関わりは断ち切れないのであるから、『世俗社会を支配する<span style="color: orange;">悪魔・悪霊・悪人</span>に精神的・霊的に飲み込まれないように警戒して生活する』 という意味だ。 主イエス・キリストが、<span style="color: blue;">『自分を捨てよ』</span> (<span style="color: blue;">マタイ 16:24</span>、<span style="color: blue;">マルコ 8:34</span>、<span style="color: blue;">ルカ 9:23</span>) と 弟子たちに命じられた戒めを思い出そう。 なお、教会を率いる<span style="color: red;">「牧師」</span>について言及しなかった理由は、「宗教」としての教会組織に囚われている<span style="color: red;">「牧師」</span>が非常に多く、彼らの世俗的な言動に影響されて「宗教」としての教会組織に囚われてしまうことなく、<span style="color: magenta;">聖霊</span>と直結しなければならないからだ。 最も大切なことは、自己の感情の変化と自己の周囲の状況の変化の全てを<span style="color: magenta;">聖霊</span>の導きに全託することである。<br />
<br />
<span style="color: red;">(2) 神の御意を探り極める決意を固める</span><br />
<span style="color: red;">A.「愛こそが全て」と知る</span><br />
<span style="color: red;">「伝道者」</span>として、啓示の意味を解明しようとする「霊の人」に与える格言は、<span style="color: magenta;">『愛は法、神の御意の下にある愛は』 </span>だ。 神の御意(みこころ)の下のある愛は絶対的な法である。 法とは、全宇宙の根本法則とか絶対的な戒律という意味だ。 神の僕は、世俗社会の祈祷師・ 霊能者・ 心霊術師・ 心霊科学者・ スピリチャリスト・ スピリチュアル ヒーラー のように悪魔・悪霊に憑依された不幸な人の除霊に際して金銭を要求しないし、要求してはならないことを深く理解している。 なぜなら、神の働きに基づく愛の御業を現したにすぎないことを知っているからだ。<br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;">B.「神の御意」を探り極める「デボーション」を継続する</span><br />
愛の重要性を深く考察したり、啓示に興味を抱いて啓示の解明に取り組む場合、<span style="color: blue;">「神の御意が、何であるのか?」</span>を、『聖書』を基準にして探り極めることが必要になってくる。 そして、神と人への愛に基づく『聖書』の精読を通じた<span style="color: magenta;">「神との交感」</span>を<span style="color: magenta;">「デボーション」(英語: Devotion)</span>と言うが、最低でも週一回の<span style="color: magenta;">「デボーション」</span>を継続すべきだろう。 但し、『聖書』を精読しても漠然としており、具体的な現実問題に対処するための解答を見出せない場合が多い。 このため、世俗社会に対する執着心を捨て去った後に、神の御意を探り極める決意を固めることになる。<br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;">C.神の霊感を受けた極少数の隠者と接する</span><br />
決意を固めた後に、神の霊感を受けた極少数の<span style="color: red;">隠者</span>と接して、その「預言」 「戒め」 「神秘体験」 「未知現象」の意味を解明していくことも必要になる。 なお、<span style="color: red;">隠者</span>とは、世俗社会から押し寄せる悪の精神的・霊的な支配力を被ることなく、都心・郊外・田舎にて、<span style="color: magenta;">聖霊</span>のもたらす心の平安を保ちながら静かに隠れ住む「霊の人」 「霊能力者」 「霊的覚醒者」のことで、分かりやすく言えば、<span style="color: red;">預言者・ 伝道者・ 善人</span><span style="color: red;">・ 霊感者 </span>のことである。 老若男女を問わない<span style="color: red;">隠者</span>は、世俗社会の常人ならざる気品・才能・知性・光輝・人格を備えているため、会って対話をすれば、すぐにそれと分かるはずだ。 あるいは、<span style="color: magenta;">聖霊</span>の導きにより、偶然・奇遇・不思議な事象に遭遇して、求めていた解答を見出すことになるだろう。<br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ 7:7-8</span> 『求めなさい。そうすれば、与えられます。 捜しなさい。そうすれば、見つかります。 たたきなさい。そうすれば、開かれます。 だれであれ、求める者は受け、捜す者は見つけ出し、たたく者には開かれます。』 <br />
<br />
<span style="color: red;">(3) </span><span style="color: red;">聖なる伝道姿勢を堅持し、</span><span style="color: red;">預言者・ 伝道者・ 善人</span><span style="color: red;">・ 霊感者 </span><span style="color: red;">と接触する</span><br />
<span style="color: red;">A.啓示の意味の分析方法</span><br />
世俗社会に対する未練を捨て去り、神の御意を探り極める決意を固め終わった「霊の人」が、<span style="color: blue;">啓示の意味を解明する具体的な方法</span>は、<span style="color: magenta;">神である主イエス・キリスト</span>からの<span style="color: blue;">直接啓示</span>-<span style="color: magenta;">御言葉(音声・文字)</span>-を受けない限り、世俗社会の中で<span style="color: red;">隠者</span>として暮らす極少数の<span style="color: red;">預言者</span>・ <span style="color: red;">伝道者</span>・ <span style="color: red;">善人</span>・<span style="color: red;"> 霊感者 </span>と接触して、これら<span style="color: red;">隠者</span>の発する何の脈絡もないような一言句のメッセージの中にある<span style="color: blue;">神の御意</span>を、『聖書』に基づいて理解することも必要である。 あるいは、<span style="color: red;">隠者</span>の啓発を受けずとも、<span style="color: magenta;">聖霊</span>を受けている「霊の人」である限り、大なり小なりの預言能力を有するため、自己の心の中や周囲の現象世界に生じた出来事を「夢分析」 「言霊論」 「カード」 「くじ引き」 「ウリムとトンミム」(皮袋の中に入れた白と黒の2個の石)といった自分独自の「啓示分析ツール」を開発して、<span style="color: blue;">啓示の意味</span>を分析することだ。 但し、これらのツールを<span style="color: orange;">『あたるか否か』 という神を試みる</span>ごとき<span style="color: orange;">占い</span>に用いてはならないし、<span style="color: orange;">占い</span>と化してはならない。 つまり、<span style="color: orange;">占い</span>は、<span style="color: blue;">神の御意</span>とは無縁な<span style="color: orange;">「肉の人」</span>の心を映し出す鏡像であり、また、<span style="color: orange;">悪魔</span>が人を誘惑する時に用いる道具なのだ。 そもそも、『<span style="color: blue;">神の御意</span>は、人が考え出した理論に従って行う<span style="color: orange;">占い</span>の中に現れて示される』 と考えること自体が、『人に飼われている飼育箱の中の昆虫は、人の動きを予測できる』 と主張することと同じぐらいに愚かなことである。 また、神を冒涜したことになる。 <br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;">B.啓示をもたらした霊を識別する</span><br />
世俗社会を支配している<span style="color: orange;">悪魔・悪霊・悪人</span>は、金権・金銭・五欲を武器として伝道しており、一方、世俗社会を超越した「神の御国」の<span style="color: magenta;">聖霊</span>と繋がっている<span style="color: blue;">天使・善人</span>は、真理・道徳・愛情を武器として伝道していることを承知しておくべきだ。 なぜなら、<span style="color: blue;">「</span><span style="color: blue;">マタイ」 24:24</span>に書いてあるごとく、<span style="color: orange;">悪魔・悪霊に憑依された者たちも、病気治し・ 物体浮遊・ 読心術・ 超能力 といった「不思議なこと」を行える</span>からである。 例えば、金銭を要求しての病気治し、伊勢神宮の内宮の拝殿の垂れ幕を無風状態で上に引き上げる、攻撃・弾圧・支配の象徴である黄金色の角を自己を撮影した写真に映し出す、相談者の過去の秘密を詳細に言い当てる・・・・ などだ。 しかし、<span style="color: orange;">この連中</span>は、表面的には、ピアニスト・ 書道家・ 料理家・ スピリチャリスト・ 経営者・ 教育者・ 宗教家・ マジシャン(悪霊の力を持つ魔術師) などの肩書と特技を示しながら、その心の中では、原始的で野蛮な<span style="color: orange;">爬虫類脳</span>の働きに屈して、『何よりも、カネ・カネ・カネだ。カネこそが一番だ』 と親しい仲間に宣伝し、『私が神だ』 と宣伝するカルト教祖のように仲間に「崇拝」と「伏拝」を強要する、といった金銭欲・ 支配欲を露骨に示したり、娯楽イベントを企画して人心を惑わし、人々の精神を不信仰な享楽と好奇に縛り付けてきた。 また、自己の配下と自己を見比べて、その「強・弱・上・下」という暴力団員のような下劣酷薄な人間関係を構築しようと執着し続ける。 なぜなら、爬虫類の生息圏では、弱い下のものから、仲間の「餌」として食べられる原始的で野蛮な生存法則が貫徹しているからだ。 さらに、隣人愛のカケラもなく、仲間の悪口陰口をたたき、冗談・駄洒落・娯楽による虚しい哄笑と感動を煽り、セックスに関する品性下劣な言動を繰り返し、人をダマすためにウソをつき、「詐欺」を行うことを本能的な習性とする。 「詐欺」とは、経済的には、ダマすために接近した人に十円分のサービスをして、その人の歓心を買い、別の機会に、その人を巧妙にダマしてから洗脳状態におとしいれて千円を詐取したり、千円分のサービスを引き出すことだ。 また、精神的・霊的には、娯楽イベントを企画して、これに感動した人々を享楽的で自堕落な不信仰者にすることだ。 それに、<span style="color: orange;">この</span><span style="color: orange;">連中</span>は、カネや悪魔崇拝のためであれば、保険金殺人や儀式殺人といった凶悪犯罪も躊躇せずに行うし、悪魔の好む「鏡文字」のように物事の全てを左右反転した状態で認識してきた。 例えば、<span style="color: orange;">連中</span>は、人の善意・好意を悪意・敵意として受け取るので、善意をもって、いくら正論を述べても、悪事を注意しても、全く通じない。 だから、<span style="color: orange;">この連中</span>と個人的に接すれば、『<span style="color: orange;">連中</span>の行う<span style="color: orange;">「</span><span style="color: orange;">不思議なこと」</span>は、悪魔・悪霊の働きだ』 と、すぐに見分けられるだろう。 以上のごとく、啓示の意味を解明したり、伝道活動に必要な資金を得るために自己の道徳心を損なってはならないし、世俗社会を支配している<span style="color: orange;">悪魔・悪霊・悪人</span>の握る金権・金銭・五欲に自己を服従させてはならないし、<span style="color: red;">啓示をもたらした霊を識別しなければならない。</span> 啓示の意味を解明しようとする「霊の人」は、かかる聖なる伝道姿勢を堅持し続けなければならない。 <br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;">C.聖なる </span><span style="color: red;">「知行合一」 を実践する</span><br />
啓示の意味を解明したり、伝道活動に必要な資金に不自由をしようとも、真理・道徳・愛情を武器として世俗社会を清めるべく無心に努めていれば、必ず道は開けるし、必ず啓示の意味を解明するに至る。 この意味で、<span style="color: red;">「知行合一」</span>という格言は真理であり、<span style="color: blue;">神の御意</span>を知るためには善なる行いが伴わなければならず、善なる行いが伴わない単なる情報としての肉的な知識は、悪魔に由来する啓示である。 つまり、啓示の正邪は、「木に結んだ果実」によって判断できる。<br />
<br />
<span style="color: blue;">ルカ 6:43-45</span><br />
『<span style="color: orange;">悪い実</span>を結ぶ<span style="color: magenta;">良い木</span>はないし、<span style="color: magenta;">良い実</span>を結ぶ<span style="color: orange;">悪い木</span>もありません。 木はどれでも、その実によってわかるものです。 <span style="color: orange;">いばら</span>から<span style="color: magenta;">いちじく</span>は取れず、<span style="color: orange;">野ばら</span>から<span style="color: magenta;">ぶどう</span>を集めることはできません。 <span style="color: magenta;">良い人</span>は、<span style="color: magenta;">その心の倉</span>から<span style="color: magenta;">良い物</span>を出し、<span style="color: orange;">悪い人</span>は、<span style="color: orange;">悪い倉</span>から<span style="color: orange;">悪い物</span>を出します。 なぜなら人の口は、心に満ちているものを話すからです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ガラテヤ 5:22-23</span><br />
『<span style="color: magenta;">御霊の実</span>は、<span style="color: magenta;">愛</span>、<span style="color: magenta;">喜び</span>、<span style="color: magenta;">平安</span>、<span style="color: magenta;">寛容</span>、<span style="color: magenta;">親切</span>、<span style="color: magenta;">善意</span>、<span style="color: magenta;">誠実</span>、<span style="color: magenta;">柔和</span>、<span style="color: magenta;">自制</span>です。』 <span style="color: blue;">※</span><br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">※ </span>反対の <span style="color: orange;">憎しみ</span>、<span style="color: orange;">怒り</span>、<span style="color: orange;">不安</span>、<span style="color: orange;">偏狭</span>、<span style="color: orange;">冷淡</span>、<span style="color: orange;">悪意</span>、<span style="color: orange;">不実</span>、<span style="color: orange;">頑固</span>、<span style="color: orange;">放縦</span>は、<span style="color: magenta;">神の実</span>ではない。 但し、<span style="color: orange;">悪魔</span>・<span style="color: orange;">悪霊</span>・<span style="color: orange;">悪人</span>に支配された世俗社会の中で生活している限り、誰であれ必然的に詐欺・偽計・脅迫などから戦争・紛争・殺人などに至る多種多様な犯罪行為による被害を見聞または体験するのであって、悪を<span style="color: orange;">憎み</span>、不正に<span style="color: orange;">怒り</span>を感じざるを得ない。 従って、以上の聖句は、『苦難と清貧を伴う道ではあるが、<span style="color: magenta;">良い実</span>・<span style="color: magenta;">御霊の実</span>である<span style="color: magenta;">愛など</span>をもって、<span style="color: orange;">悪魔</span>・<span style="color: orange;">悪霊</span>・<span style="color: orange;">悪人</span>の働きと闘い続けなければならない』 という意味である。 だから、 <span style="color: blue;">「黙示録」 2:9</span> 『わたし(神である主イエス)は、あなたの苦しみと貧しさとを知っている。-しかし あなたは実際は富んでいる。-・・・・・』 など、神である主イエス・キリストからの励ましの御言葉を心に秘めておきたい。<br />
<br />
<br />
<br />
<div>
<span style="color: blue;">【 4 】 啓示と占いの違い</span></div>
<span style="color: red;">(1) 啓示と占いの違い</span><br />
<span style="color: red;">A.啓示</span>(英語:Revelation, Apocalypse )とは、<span style="color: blue;">人智をもって知ることのできない神</span>が、神自ら選ばれた<span style="color: red;">預言者</span>(英語:男性 Prophet, 女性 Prophetess)などに、<span style="color: magenta;">神の御言葉</span>・ <span style="color: magenta;">御使い</span>・ <span style="color: magenta;">幻</span>・ <span style="color: magenta;">夢</span>・ <span style="color: magenta;">異象 </span>を通じて、<span style="color: blue;">神の御意</span>を知らせることだ。 つまり、神から神自ら選ばれた預言者に対する神の意志の伝達である。 但し、悪魔による神に似せた<span style="color: red;">啓示</span>もあるため、神からの<span style="color: red;">啓示</span>か否かを注意して識別しなければならない。 この場合、<span style="color: red;">啓示</span>を受けた後に、『 「聖書」の教えに沿った善なる行いを継続しているか否か』を、識別するための判断基準とする。 だから、<span style="color: blue;">神</span>からの<span style="color: red;">啓示</span>である<span style="color: red;">預言</span>と違う <span style="color: orange;">悪魔・悪霊</span>からの<span style="color: orange;">予言</span>・<span style="color: orange;">神示</span>・<span style="color: orange;">霊感</span>・<span style="color: orange;">霊言</span>・<span style="color: orange;">占い</span>を信ずる者には、<span style="color: orange;">世俗社会</span>の<span style="color: orange;">悪</span>を支援強化する言動と共に、自己の心身を<span style="color: orange;">不健全</span>にする<span style="color: orange;">不幸</span>な言動が現れる。 例えば、私利私欲・ 犯罪行為・ 精神病・ 貪欲・ 欺瞞・ 詐欺・ 傲慢・ 暴力・ ギャンブル・ ポルノ・ 姦淫・ 不倫・ ゲーム・ オカルト・ 麻薬・ 深酒・ 不安・ 恐怖・ 混乱・ <span style="color: red;">占い</span>・ カルト化・ 拒食過食・ 自殺・ 妄想埋没などだ。<br />
<br />
<span style="color: red;">B.占い</span>(英語:Fortune-telling)とは、<span style="color: red;">占い師</span>(英語:Fortune-teller)が様々な<span style="color: red;">占い</span><span style="color: blue;">※</span> によって神意を問うて判断し、未来の吉凶禍福を予想することだ。 つまり、未来の吉凶禍福を知ろうとする人に対する<span style="color: red;">占い師</span>の判断の伝達である。 しかも、様々な<span style="color: red;">占い</span>によって導き出した<span style="color: red;">占い師</span>の判断が、本当に神意であるか否かは<span style="color: red;">占い師</span>自身にも判らない。 むしろ、神意を装った悪魔・悪霊の誘惑や人心撹乱である事例の方が圧倒的に多い。 何よりも、『人が考え出した理論に従って行う<span style="color: red;">占い</span>の中に神意が示される』 と考えた時点で、人智をもって知ることのできない神を冒涜したことになり、神に呪われたことになる。 従って、悪魔・悪霊を心に招き入れ、必ず不幸に陥るため、<span style="color: red;">占い</span>をしたり、<span style="color: red;">占い</span>を受けたり、<span style="color: red;">占い</span>を信じてはならない。 なお、第二次世界大戦中の英独間における<span style="color: red;">占星術</span>をめぐる「謀略宣伝合戦」があったことを知る限り、戦争を指導する政府高官でさえ、心理的に<span style="color: red;">占星術</span>に依存したり、恐怖に囚われた戦時下の国民が<span style="color: red;">占星術</span>の未来予測に左右されたことを考えると、『<span style="color: red;">占い</span>は、社会全体に悪い影響を及ぼしている』 という意味で、<span style="color: red;">占い</span>を侮ってはならない。<br />
<span style="color: blue;">※ </span>様々な<span style="color: red;">占い</span>は、<span style="color: red;">(3)</span>において示した。<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">(2) 占いを禁ずる</span><span style="color: red;">『聖書』の聖句</span><br />
<span style="color: blue;">レビ記 19:26-27</span><br />
『あなたがた(イスラエル人の全会衆)は血のついたままで何も食べてはならない。 <span style="color: red;">まじない</span>をしてはならない。 <span style="color: red;">卜占</span>をしてはならない。 あなたがたの頭の<span style="color: blue;">びん※</span>の毛をそり落としてはならない。ひげの両端をそこなってはならない。』<br />
<span style="color: blue;">※ </span>頭の<span style="color: blue;">びん</span>(鬢)とは、頭の前部両側面の髪のこと。 <span style="color: blue;">みみつら</span>、<span style="color: blue;">みずら</span>のこと。 古代から奈良時代における日本人男性の髪型であり、現代社会のユダヤ教超正統派の男性の髪型でもある。<br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">レビ</span><span style="color: blue;">記 19:31</span><br />
『あなたがたは<span style="color: red;">霊媒</span>や<span style="color: red;">口寄せ</span>に心を移してはならない。 <span style="color: red;">彼ら</span>を求めて<span style="color: red;">彼ら</span>に汚されてはならない。 わたしはあなたがたの神、主である。』<br />
<div>
<br /></div>
<span style="color: blue;">民数記 23:23</span><br />
『まことに、ヤコブのうちに<span style="color: red;">まじない</span>はなく、イスラエルのうちに<span style="color: red;">占い</span>はない。 神のなされることは、時に応じてヤコブに告げられ、イスラエルに告げられる。』<br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">申命記 18: 9-15</span><br />
『あなた(イスラエル人の中のレビ族の祭司)の神、主があなたに与えようとしておられる地に入ったとき、あなたはその異邦の民の<span style="color: red;">忌みきらうべきならわし</span>をまねてはならない。 あなたのうちに<span style="color: red;">自分の息子、娘に火の中を通らせる者</span>があってはならない。 <span style="color: red;">占いをする者</span>、<span style="color: red;">卜者</span>、<span style="color: red;">まじない師</span>、<span style="color: red;">呪術者</span>、<span style="color: red;">呪文を唱える者</span>、<span style="color: red;">霊媒をする者</span>、<span style="color: red;">口寄せ</span>、<span style="color: red;">死人に伺いを立てる者</span>があってはならない。 <span style="color: red;">これらのことを行なう者</span>はみな、主が忌みきらわれるからである。 <span style="color: red;">これらの忌みきらうべきこと</span>のために、あなたの神、主は、あなたの前から、<span style="color: red;">彼ら</span>を追い払われる。 あなたは、あなたの神、主に対して全き者でなければならない。 あなたが占領しようとしているこれらの異邦の民は、<span style="color: red;">卜者</span>や<span style="color: red;">占い師</span>に聞き従ってきたのは確かである。 しかし、あなたには、あなたの神、主は、そうすることを許されない。 あなたの神、主は、あなたのうちから、あなたの同胞の中から、<span style="color: blue;">私(モーセ)のようなひとりの預言者</span>をあなたのために起こされる。 <span style="color: blue;">彼</span>に聞き従わなければならない。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">1サムエル 15:18-30</span><br />
『主はあなた(サウル王)に使命を授けて言われました。 『行って、罪人アマレク人を聖絶せよ。 彼らを絶滅させるまで戦え。』 あなたはなぜ、主の御声に聞き従わず、分捕り物に飛びかかり、主の目の前に悪を行なったのですか。」 サウルはサムエルに答えた。 「私は主の御声に聞き従いました。 主が私に授けられた使命の道を進めました。 私はアマレク人の王アガグを連れて来て、アマレクを聖絶しました。 しかし民は、ギルガルで あなたの神、主に、いけにえをささげるために、聖絶すべき物の最上の物として、分捕り物の中から、羊と牛を取って来たのです。」 するとサムエルは言った。 「主は主の御声に聞き従うことほどに、全焼のいけにえや、その他のいけにえを喜ばれるだろうか。 見よ。 聞き従うことは、いけにえにまさり、耳を傾けることは、雄羊の脂肪にまさる。 まことに、そむくことは<span style="color: red;">占いの罪</span>、従わないことは<span style="color: red;">偶像礼拝の罪</span>だ。 あなたが主のことばを退けたので、主もあなたを王位から退けた。」 サウルはサムエルに言った。 「私は罪を犯しました。 私は主の命令と、あなたのことばにそむいたからです。 私は民を恐れて、彼らの声に従ったのです。 どうか今、私の罪を赦し、私といっしょに帰ってください。 私は主を礼拝いたします。」 すると、サムエルはサウルに言った。 「私はあなたといっしょに帰りません。 あなたが主のことば退けたので、主もあなたをイスラエルの王位から退けたからです。」 サムエルが引き返して行こうとしたとき、サウルはサムエルの上着のすそをつかんだので、それが裂けた。 サムエルは彼に言った。 「主は、きょう、あなたからイスラエル王国を引き裂いて、これをあなたよりすぐれたあなたの友に与えられました。 実に、イスラエルの栄光である方は、偽ることもなく、悔いることもない。 この方は人間ではないので、悔いることがない。」 サウルは言った。 「私は罪を犯しました。 しかし、どうか今は、私の民の長老とイスラエルとの前で私の面目を立ててください。 どうか私といっしょに帰って、あなたの神、主を礼拝させてください。」』<br />
<br />
<span style="color: blue;">エゼキエル 12:21-25</span><br />
『さらに、私(エゼキエル)に次のような主のことばがあった。 「人の子よ。 あなたがたがイスラエルの地について、『日は延ばされ、<span style="color: red;">すべての(不幸な)幻</span>は消えうせる』と言っているあのことわざは、どういうことなのか。 それゆえ、神である主はこう仰せられると言え。 『わたしは、あのことわざをやめさせる。 それで、彼らはイスラエルでは、もうくり返してそれを言わなくなる。 かえって、その日は近づき、<span style="color: red;">すべての(不幸な)幻</span>は実現する』と彼らに告げよ。 もう、<span style="color: red;">むなしい幻</span>も、<span style="color: red;">へつらいの占い</span>もことごとく、イスラエルの家からなくなるからだ。 それは、主であるわたしが語り、わたしが語ったことを実現し、決して延ばさないからだ。 <span style="color: red;">反逆</span>の家よ。 あなたがたが生きているうちに、わたしは言ったことを成就する。――神である主の御告げ――」 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">エゼキエル 13:4-14</span><br />
『イスラエルよ。 あなたの<span style="color: red;">預言者ども</span>は、廃墟にいる狐のようだ。 あなたがたは、主の日に、戦いに耐えるために、破れ口を修理もせず、イスラエルの家の石垣も築かなかった。 <span style="color: red;">彼ら</span>は<span style="color: red;">むなしい幻</span>を見、<span style="color: red;">まやかしの占い</span>をして、『主の御告げ』と言っている。 主が<span style="color: red;">彼ら</span>を遣わされないのに。 しかも、<span style="color: red;">彼ら</span>はそのことが成就するのを待ち望んでいる。 あなたがたは<span style="color: red;">むなしい幻</span>を見、<span style="color: red;">まやかしの占い</span>をしていたではないか。 わたしが語りもしないのに『主の御告げ』と言っている。 それゆえ、神である主はこう仰せられる。 <span style="color: red;">あなたがた</span>は、<span style="color: red;">むなしいこと</span>を語り、<span style="color: red;">まやかしの幻</span>を見ている。 それゆえ今、わたしは<span style="color: red;">あなたがた</span>に立ち向かう。――神である主の御告げ―― わたしは、<span style="color: red;">むなしい幻</span>を見、<span style="color: red;">まやかしの占い</span>をしている<span style="color: red;">預言者ども</span>に手を下す。 <span style="color: red;">彼ら</span>はわたしの民の交わりに加えられず、イスラエルの家の籍にも入れられない。 イスラエルの地にも入ることができない。 このとき、あなたがたは、わたしが神、主であることを知ろう。 実に、<span style="color: red;">彼ら</span>は、平安がないのに『平安』と言って、わたしの民を<span style="color: red;">惑わし</span>、壁を建てると、すぐ、それを<span style="color: red;">しっくいで上塗り</span>してしまう。 <span style="color: red;">しっくいで上塗りする者ども</span>に言え。 『<span style="color: red;">それ</span>は、すぐはげ落ちる。』 大雨が降り注ぎ、わたしが雹を降らせ、激しい風を吹きつける。 すると、壁が倒れ落ちる。 人々は<span style="color: red;">あなたがた</span>に向かって、『<span style="color: red;">上塗りしたしっくい</span>はどこにあるのか』と言わないだろうか。 それゆえ、神である主はこう仰せられる。 わたしは、憤って激しい風を吹きつけ、怒って大雨を降り注がせ、憤って雹を降らせて、こわしてしまう。 <span style="color: red;">あなたがた</span>が<span style="color: red;">しっくいで上塗りした壁</span>を、わたしが打ちこわし、地に倒してしまうので、<span style="color: red;">その土台</span>までもあばかれてしまう。 <span style="color: red;">それ</span>が倒れ落ちて、<span style="color: red;">あなたがた</span>が<span style="color: red;">その中で滅びる</span>とき、<span style="color: red;">あなたがた</span>は、わたしが主であることを知ろう。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ダニエル 2:27-28</span><br />
『ダニエルは王(ネブカデネザル)に答えて言った。 「王が求められる秘密は、<span style="color: red;">知者</span>、<span style="color: red;">呪文師</span>、<span style="color: red;">呪法師</span>、<span style="color: red;">星占い</span>も王に示すことはできません。 しかし、天に秘密をあらわすひとりの神がおられ、この方が終わりの日に起こることをネブカデネザル王に示されたのです。 あなたの<span style="color: blue;">夢</span>と、寝床であなたの頭に浮かんだ<span style="color: blue;">幻</span>はこれです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ミカ 3: 5-7</span><br />
『<span style="color: red;">預言者たち</span>について、主はこう仰せられる。 <span style="color: red;">彼ら</span>はわたしの民を惑わせ、歯でかむ物があれば、「平和があるように」と叫ぶが、<span style="color: red;">彼ら</span>の口に何も与えない者(彼らの欲望を満たさない者)には、聖戦を宣言する。 それゆえ、夜になっても、あなたがたには<span style="color: blue;">幻</span>がなく、暗やみになっても、あなたがたには<span style="color: red;">占い</span>がない。(不幸で不安な時にも愚かな占いに頼ろうとしない) 太陽も<span style="color: red;">預言者たち</span>の上に沈み、昼も<span style="color: red;">彼ら</span>の上で暗くなる。 <span style="color: red;">先見者たち</span>は恥を見、<span style="color: red;">占い師たち</span>ははずかしめを受ける。 <span style="color: red;">彼ら</span>はみな、口ひげをおおう。 神の答えがないからだ。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ミカ 3: 9-12</span><br />
『これを聞け。 <span style="color: red;">ヤコブの家のかしらたち</span>、<span style="color: red;">イスラエルの家の首領たち</span>。 <span style="color: red;">あなたがた</span>は公義を忌みきらい、あらゆる正しいことを曲げている。 血を流してシオンを建て、不正を行なってエルサレムを建てている。 <span style="color: red;">そのかしらたち</span>はわいろを取ってさばき、<span style="color: red;">その祭司たち</span>は代金を取って教え、<span style="color: red;">その預言者たちは金を取って占いをする。 </span>しかもなお、<span style="color: red;">彼ら</span>は主に寄りかかって、「主は<span style="color: red;">私たち</span>の中におられるではないか。 わざわいは<span style="color: red;">私たち</span>の上にかかって来ない」と言う。 それゆえ、シオンは、あなたがたのために、畑のように耕され、エルサレムは廃墟となり、この宮の山は森の丘となる。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ゼカリヤ 10: 2</span><br />
『<span style="color: red;">テラフィム</span>(占いにも使った家の守護札)はつまらないことをしゃべり、<span style="color: red;">占い師</span>は偽りを見、夢見る者はむなしいことを語り、むなしい慰めを与えた。 それゆえ、人々は羊のようにさまよい、羊飼いがいないので悩む。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">使徒 16:16-19</span><br />
『私たち(ルカと思しき著者とパウロとシラス)が祈り場に行く途中、<span style="color: red;">占いの霊</span>につかれた<span style="color: red;">若い女奴隷</span>に出会った。 <span style="color: red;">この女</span>は<span style="color: red;">占い</span>をして、主人たちに多くの利益を得させている<span style="color: red;">者</span>であった。<span style="color: red;">彼女</span>はパウロと私たちのあとについて来て、「この人たちは、いと高き神のしもべたちで、救いの道をあなたがたに宣べ伝えている人たちです」と叫び続けた。 幾日もこんなことをするので、困り果てたパウロは、振り返って<span style="color: red;">その霊</span>に、「イエス・キリストの御名によって命じる。 <span style="color: red;">この女</span>から出て行け」と言った。 すると即座に、<span style="color: red;">霊</span>は出て行った。 <span style="color: red;">彼女</span>の主人たちは、もうける望みがなくなったのを見て、パウロとシラスを捕らえ、役人たちに訴えるため広場へ引き立てて行った。』<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">(3) 現代社会における様々な占い</span><br />
<span style="color: red;">A.学問という名の占い</span><br />
統計論・確率論といった自然科学・人文科学・社会科学の諸学問に基づく未来予測と予知が行われている。 但し、これらの未来予測と予知が的中した事例は極めて少ない。 従って、『学問に基づく未来予測と予知も、占いと大差ない』 と言える。 例えば、株式市場における需給などを指標とする<span style="color: magenta;">ファンダメンタル分析</span>と、値動きチャート図などを指標とする<span style="color: magenta;">テクニカル分析</span>は、近未来の市場に大きな影響を及ぼす災害・戦争・事変・事件・事故の発生を事前に予測できない。 また、ネット上に書き込まれた「言葉」を収集・分析するクローラー(Crawler)、ボット(Bot)と呼ばれる言語解析プログラムを用いて、近未来の出来事を予測しようとする<span style="color: magenta;">ウェブボット分析</span>があるが、これも、不特定多数の関心が何に向けられているのかを知ることができるにすぎず、近未来の出来事を事前に予測できない。<br />
<div>
<br /></div>
<span style="color: red;">B.物事の洞察力=占い能力</span><br />
物事の洞察力を養った人生経験の豊富な人、学問的に正しい思考をする人、<span style="color: magenta;">聖霊</span>を受けている「霊の人」であれば、必然的に身に付く 物事の洞察力=占い能力がある。 そして、恐怖・怯懦と無知・迷信という<span style="color: orange;">否定的感情</span>、『心霊現象などの未知現象は、人の錯覚である』といった<span style="color: orange;">先入観</span>、不思議な未知現象を体験した人に対する<span style="color: orange;">偏見</span>、社会構造と組織構造に起因した<span style="color: orange;">利権</span>・・・これらに囚われない<span style="color: blue;">正しい思考</span>に基づく物事の<span style="color: blue;">洞察力</span>に勝る<span style="color: blue;">占い能力</span>はない。 ここで、更に深い助言を行うと、<span style="color: magenta;">『未来は、傍観者として「占う」ものではなく、物事の洞察力の極みにある</span><span style="color: red;">霊力</span><span style="color: magenta;">を働かせ、当事者として「創る」ものだ』 </span>ということだ。 これは、自己の「不思議な言葉の力」を発揮した驚きの神秘体験と、某霊感者の「不思議な言葉の力」を実際に見聞した事実からして確実な真理である。 この<span style="color: red;">霊力</span>を 「不思議な言葉の力」 「言霊の力」 「エネルギーの動きを自己の意志を示した言葉に従わせる力」 「言葉の持つ意志の力」 「断言した言葉の力」 「言葉に宿る信仰の力」 「霊的な確信に導かれた言葉のもたらす不思議な力」 「善悪とは無関係に不思議な法則を発現させる言葉の力」 「未来の現実を自己の意志に基づく言葉によって創る力」 と呼ぶことができる。 なお、言葉とは、意味のある音声・文字に他ならないが、『 「霊の人」の発した言葉は、宇宙に遍在するエネルギーとなった』 と考えられる。 いずれにせよ、『未来の詳細は、全く決まっていないし、決められてもいない』 ことを知るべきだ。<br />
<br />
<span style="color: red;">C.占い師こそを吟味すべきこと</span><br />
占いの方法と内容を吟味すること以上に、占い師の霊的背景と人格を吟味する必要がある。 なぜなら、占いの内容を判断するのは、占い師であるからだ。 <span style="color: magenta;">聖霊</span>と無縁な占い師は、100%金銭目的の占いをしており、神から呪われ、悪魔・悪霊の手先として働く、精神的に腐敗堕落した人物である。 従って、その占いに頼ったり、その占いを信ずる人は、悪魔・悪霊の手先よりも、更に腐敗堕落した低俗な「肉の人」と化す。 そもそも、人の世の中に「運」と「奇跡」は無く、占いという無知・迷信と虚構・欺瞞の理論を排した正しい思考に基づく正しい行動をとる人こそが、健全で幸せな未来をつかみうる。 だから、悪魔・悪霊に憑かれた占い師の判断に頼る自己の心の状態-恐怖・怯懦と無知・迷信に支配された否定的感情-を悔い改め、神と自己を卑しめる罪から抜け出すべきだ。<br />
<br />
<span style="color: red;">D.現代社会における様々な占い一覧</span><br />
生年月日占い・ 姓名判断・ 血液型占い・ 星座占い・ 手相人相・ 易(えき)・ 陰陽道(おんみょうどう) ・ 風水(ふうすい)・ 奇門遁甲(きもんとんこう)・ 四柱推命(しちゅうすいめい)・ 紫微斗数(しびとすう)・淵海子平(えんかいしへい) ・ 六壬神課(りくじんしんか)・ 算命学・ インドの宿曜(すくよう)占星術・ 西洋星占術=ホロスコープ・ 気学九星・ 0学占い・ 六星占術・ カバラ数秘術・ ルーン文字占い・ 甲骨文字占い・ 土占い=ジオマンシー・ タロット占い・ トランプ占い・ 夢占い・ 前世占い・ 動物型占い・ 西洋魔術占い・ 除霊 浄霊 降霊の占術・ 狐狗狸(コックリ)さん=ウィジャボード=プランセット占い・ 守護天使占い・ オーラ占い・ テレパシー占い・ 透視占い・ 霊視占い・ 霊感占い・ 水晶球占い・ ヒーリング占い・ ダウジング=フーチ占い・ チャネリング占い・ サイコロ占い・ <span style="color: blue;">くじ占い</span>・ アカシック レコード占い・ 催眠術占い・ 麻薬幻覚占い・ ヨガ瞑想占い・ チャクラ覚醒占い・ 座禅瞑想占い ・ 気功占い・ オカルト占い・・・・・。 <span style="color: orange;">占い師</span><span style="color: lime;">に頼ったり、</span><span style="color: orange;">占い</span><span style="color: lime;">に熱中すると、</span><span style="color: orange;">悪魔</span><span style="color: lime;">・</span><span style="color: orange;">悪霊</span><span style="color: lime;">に憑依される契機となる</span><span style="color: lime;">。 </span><span style="color: orange;">否定的感情</span><span style="color: lime;">・</span><span style="color: orange;">先入観</span><span style="color: lime;">・</span><span style="color: orange;">偏見</span><span style="color: lime;">・</span><span style="color: orange;">利権</span><span style="color: lime;">に囚われない</span><span style="color: blue;">正しい思考</span><span style="color: lime;">に基づく物事の</span><span style="color: blue;">洞察力</span><span style="color: lime;">に勝る</span><span style="color: blue;">占い能力</span><span style="color: lime;">はない。</span><br />
<br />
<div>
<span style="color: red;">E.『聖書』の神に許容された くじ占い</span></div>
『聖書』の中に「くじ」は、68節も出てくる。 例えば、<span style="color: blue;">「使徒」1:26</span> において、十二使徒の欠員を補充するために使徒ペテロがくじを引いた。 このように、『聖書』の神に許容された占いがある。 なお、くじ占いにおいては、必ず「その他」を組み込むべきだろう。 なぜなら、人の考えた選択の範囲を超える事物を、「偶然」または「神意」が選択しうる事例を想定しておかねばならないからだ。<br />
<br />
<span style="color: blue;">レビ16: 8</span><br />
『アロンは二頭のやぎのために<span style="color: red;">くじ</span>を引き、一つの<span style="color: red;">くじ</span>は主のため、一つの<span style="color: red;">くじ</span>はアザゼル<span style="color: blue;">※</span>のためとする。』<br />
<span style="color: blue;">※ </span>アザゼルとは、荒野に住む鬼神であり、悪魔サタン=ルシファーの別名と考えられる。 贖罪の山羊の二頭のうちの一頭は、罪の源泉である荒野に住むアザゼルへと帰された。 即ち、悪魔に由来した、人の罪を背負った「身代わりの山羊」(スケープ・ ゴート)を 悪魔自身に返した。<br />
<br />
<span style="color: blue;">箴言16:33</span><br />
『<span style="color: red;">くじ</span>は、ひざに投げられるが、<span style="color: red;">その</span>すべての決定は、主から来る。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">箴言18:18</span><br />
『<span style="color: red;">くじ</span>は争いをやめさせ、強い者の間を解決する。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">使徒 1:26</span><br />
『そして ふたり(ヨセフとマッテヤ)のために<span style="color: red;">くじ</span>を引くと、<span style="color: red;">くじ</span>はマッテヤに当たったので、彼は十一人の使徒たちに加えられた。』<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="background-color: white; color: blue; font-size: 14px; text-align: justify;">公開2015(平成27)年1月27日(火)01:56</span><br />
<span style="background-color: white; color: blue;">saintsfellowship@outlook.com 聖書伝道会</span><br />
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<br />
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<br />
<br />
<br />
<br /></div>
<br />
聖書伝道会http://www.blogger.com/profile/05753520114248036385noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2059390697110644034.post-38722312033135085462014-12-23T15:20:00.002+09:002019-04-22T10:10:08.401+09:00『 断食 ・ファスティング 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">序 言</span><br />
<span style="color: magenta;">断食 </span><span style="color: blue;">( 英語: Fasting )</span><span style="color: magenta;"> </span>をした経緯であるが、何かの強い決意や信仰心をもって行ったわけではない。 休暇になり、時間をもてあましつつも、倦怠感にとらわれ、何も食べる気がしなかったので、そのまま、『何となく<span style="color: purple;">断食</span>することにした』 のであった。 <span style="color: magenta;">断食</span>をしたのは、人生で初めてのことであったが、自宅でネットをしながら、くつろぎ、大半を寝て過ごしたにすぎない。 但し、<span style="color: lime;">後になって気づいたことであるが、この度の</span><span style="color: magenta;">断食</span><span style="color: lime;">は、我 (われ)という「意識」による</span><span style="color: magenta;">断食</span><span style="color: lime;">ではなく、聖霊という「無意識」の導きによる</span><span style="color: magenta;">断食</span><span style="color: lime;">であった。 </span><br />
<br />
<span style="color: magenta;">断食</span>をしたのは、<span style="color: magenta;">2014(平成26)年7月27日(日)日没後~7月29日(火)午前9時までの2日半</span>である。 この間、ネット等を利用して<span style="color: purple;">『聖書』の断食観</span>と<span style="color: purple;">断食の医学的な識見</span>を深めることができたので、本編において、<span style="color: magenta;">断食</span>の<span style="color: purple;">宗教的な本義</span>と<span style="color: purple;">医学的な効用</span>について記しておこうと思う。<br />
<br />
ちなみに、<span style="color: magenta;">断食</span>中に知ったことであるが、<span style="color: magenta;">2014(平成26)年7月28日は、第1次世界大戦の開戦から100周年め</span>になる。 今回の<span style="color: magenta;">断食日</span>と<span style="color: magenta;">第1次世界大戦の開戦100周年めの日</span>とが<span style="color: purple;">偶然の一致</span>で重なったわけだが、下記はその記事になる。<span style="color: purple;"> 『歴史は、螺旋状に繰り返す』 </span>と言うが、今後の日本国の平和と繁栄を祈るばかりだ。<br />
<br />
<span style="color: orange;">朝日新聞デジタル (ローマ発=石田博士) 2014年7月27日 23時59分 「第1次世界大戦の過ち、繰り返すな」 法王、ガザ戦闘に警告 </span><span style="color: lime;">ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王</span><span style="color: orange;">は27日、</span><span style="color: lime;">28日の第1次世界大戦開戦100年</span><span style="color: orange;">にあわせ、「過去の過ちを繰り返してはならない」「戦争は絶対にだめだ。 今こそ止める時だ」と警告した。 バチカン・サンピエトロ広場に集う信徒に向けたスピーチで、法王は</span><span style="color: lime;">イスラエル・パレスチナ</span><span style="color: orange;">間の戦闘や</span><span style="color: lime;">イラク</span><span style="color: orange;">、</span><span style="color: lime;">ウクライナ</span><span style="color: orange;">を明示し、対話を求めた。 「子どもたちが死に傷つき、親を失っている」とも訴えた。 第1次世界大戦は</span><span style="color: lime;">1914年7月28日</span><span style="color: orange;">、オーストリア・ハンガリー帝国がセルビアに</span><span style="color: lime;">宣戦布告</span><span style="color: orange;">して始まった。 1918年の終戦までに</span><span style="color: lime;">約1千万人</span><span style="color: orange;">が亡くなった。</span><br />
<br />
また、<span style="color: magenta;">断食</span>後に知ったことであるが、車のラジオを流していたら、女優兼歌手の<span style="color: purple;">夏木マリ</span><span style="color: magenta;">(1952~)</span>が、『毎年定期的に<span style="color: magenta;">断食</span>している』 とのことである。 夏木マリは、<span style="color: magenta;">断食</span>が自己の肉体と精神に良いことを実感しているのであろうが、テレビでも<span style="color: magenta;">断食</span>の効用について喋っているようで、芸能界の一部では、彼女の体験談に触発されたのか、ちょっとした<span style="color: magenta;">断食</span>ブームになっているようだ。 なぜなら、この後にラジオを流していたら、別の無名の男性芸能人も、『<span style="color: magenta;">ファスティング(断食)</span>は、当初に考えていた以上に新鮮な体験だった』 と話していたからだ。<br />
<br />
翻(ひるがえ)って、旧教カトリック及び新教プロテスタント並びにその他のキリスト教会の伝道者・聖職者たちは、<span style="color: magenta;">断食</span>をしたことがあるのだろうか? 当方が、ある牧師に『<span style="color: magenta;">断食</span>をしたことがありますか?』 と聞いたら、『ない。強制されて行うことでもないでしょう』 との返事であった。 大概は、このような実態であると推測される。 この意味で、『世俗社会の芸能人たちに、キリスト教会の伝道者・聖職者たちが、<span style="color: magenta;">自己の身を戒める</span>上において、引けを取っている』 と言えよう。 それにまた、自己の食欲を抑えられる<span style="color: blue;">自制心</span>を持たない人が<span style="color: magenta;">断食</span>することはありえないのであるから、<span style="color: blue;">自制心</span>を養うためにも<span style="color: magenta;">断食</span>を活用できる。<br />
<br />
最後に、神である主イエス・キリストを礼拝する信仰者たちにとって最も肝心なことであるが、今回の些末な<span style="color: magenta;">断食</span>体験からしても、<span style="color: magenta;">断食をしての祈り</span>には想像を絶する効果があった。 ブログ上では、具体的なことを述べられないが、『仕事上の障害となっていた2007年以来の7年間にわたる懸案(けんあん)が、<span style="color: magenta;">断食</span>後1ヶ月間もしないうちに忽然と消えた』 のである。 これからは、神である主イエス・キリストの御意(みこころ)にかなう<span style="color: magenta;">断食</span>をしたい。<br />
<span style="background-color: white; color: blue; font-family: "helvetica neue light" , , "helvetica neue" , "helvetica" , "arial" , sans-serif; font-size: 14px; text-align: justify;"><br /></span>
<span style="background-color: white; color: blue; font-family: "helvetica neue light" , , "helvetica neue" , "helvetica" , "arial" , sans-serif; font-size: 14px; text-align: justify;"><br /></span>
<br />
<span style="color: blue;">【 1 】『聖書』には、食物を得られぬために必然的に断食したことが記されている</span><br />
<br />
<span style="color: red;">(1) 大指導者 モーセ の断食</span><br />
<br />
<span style="color: blue;">出エジプト 34:28</span><br />
『モーセはそこ(シナイ山)に、四十日四十夜、主とともにいた。 <span style="color: magenta;">彼(モーセ)はパンも食べず、水も飲まなかった。 </span>そして、彼は石の板に契約のことば、十のことばを書きしるした。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">申命記 9: 9</span><br />
『私(モーセ)が石の板、主があなたがた(イスラエルの民)と結ばれた契約の板を受けるために、山に登ったとき、<span style="color: magenta;">私(モーセ)は四十日四十夜、山にとどまり、パンも食べず、水も飲まなかった。</span>』<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">(2) 預言者 エレミヤ の</span><span style="color: red;">断食</span><br />
<br />
<span style="color: blue;">1列王記 19: 4- 8</span><br />
『自分は荒野へ一日の道のりを入って行った。彼(エレミヤ)は、えにしだの木の陰にすわり、自分の死を願って言った。 「主よ。もう十分です。私のいのちを取ってください。 私は先祖たちにまさっていませんから。」 <span style="color: magenta;">彼(エレミヤ)が えにしだの木の下で横になって眠っていると、ひとりの御使いが彼にさわって、「起きて、食べなさい」と言った。 </span>彼(エレミヤ)は見た。 すると、彼(エレミヤ)の頭のところに、焼け石で焼いたパン菓子一つと、水の入ったつぼがあった。 彼(エレミヤ)はそれを食べ、そして飲んで、また横になった。 それから、主の使いがもう一度戻って来て、彼(エレミヤ)にさわり、「起きて、食べなさい。 旅はまだ遠いのだから」と言った。 そこで、彼(エレミヤ)は起きて、食べ、そして飲み、この食べ物に力を得て、四十日四十夜、歩いて神の山ホレブに着いた。』<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">(3) 使徒 パウロ の</span><span style="color: red;">断食</span><br />
<br />
<span style="color: blue;">2コリント 6: 5 </span><br />
『また、むち打たれるときにも、入獄にも、暴動にも、労役にも、徹夜にも、<span style="color: magenta;">断食</span>にも、 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">2コリント 11:27</span><br />
『労し苦しみ、たびたび眠られぬ夜を過ごし、<span style="color: magenta;">飢え渇き、しばしば食べ物もなく、</span>寒さに凍え、裸でいたこともありました。』<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: blue;">【 2 】 大贖罪日(ヨム・キップール)におけるレビ族の祭司たちの断食について</span><br />
<br />
ユダヤ暦の第7月(ティシュリーの月)の10日は、大贖罪日(ヨム・キップール)という大祭日であり、祭司であるアロンの子ら(レビ族の祭司たち)は、その<span style="color: magenta;">身を戒める断食</span>をせねばならない。(<span style="color: blue;">レビ記16:29-31</span>) なお、ユダヤ暦の第7月(ティシュリーの月)は、現代社会のグレゴリオ暦の9月~10月に相当する。 また、アロンは、モーセの三歳年上の兄であり、神に選ばれて出エジプト後のイスラエル初代の大祭司となった。 アロンの子孫は、祭司職を独占し、レビ人と呼ばれた。(<span style="color: blue;">出エジプト6:20、同左7:7、民数記26:59</span>) なお、<span style="color: red;">2015年</span>の<span style="color: blue;">大贖罪日(ヨム・キップール)</span>は、 <span style="color: red;">9月23日</span>になる。<br />
<br />
ユダヤ教の大祭司は、大贖罪日(ヨム・キップール)に雄牛・雄羊・雄やぎの犠牲を 神である主に捧げ、自己自身と全イスラエルの民のために、その罪を清める贖いの儀式を行った。(<span style="color: blue;">レビ記16:1-34、同左23:26-32、民数記29:7-11</span>) なお、聖句中にある<span style="color: magenta;">「身を戒める」</span>とは、具体的には<span style="color: magenta;">「断食」</span>を指す。<br />
<br />
<br />
<span style="color: blue;">レビ記16:29-31</span><br />
『以下のことはあなたがた(レビ族の祭司たち)に、永遠のおきてとなる。 第七の月の十日には、あなたがたは<span style="color: magenta;">身を戒めなければならない。 </span>この国に生まれた者も、あなたがたの中の在留異国人も、どんな仕事もしてはならない。 なぜなら、この日に、あなたがたをきよめるために、あなたがたの贖いがなされるからである。 あなたがたは、主の前でそのすべての罪からきよめられるのである。 これがあなたがたの全き休みの安息であり、あなたがたは<span style="color: magenta;">身を戒める。 </span>これは永遠のおきてである。』 <br />
<br />
<span style="color: blue;">レビ記23:26-31</span><br />
『ついで主はモーセに告げて仰せられた。 「特にこの第七月の十日は贖罪の日、あなたがた(レビ族の祭司たち)のための聖なる会合となる。 あなたがたは<span style="color: magenta;">身を戒め</span>て、火によるささげ物を主にささげなければならない。 その日のうちは、いっさいの仕事をしてはならない。 その日は贖罪の日であり、あなたがたの神、主の前で、あなたがたの贖いがなされるからである。 その日に<span style="color: magenta;">身を戒め</span>ない者はだれでも、その民から断ち切られる。 その日のうちに仕事を少しでもする者はだれでも、わたしはその者を、彼の民の間から滅ぼす。 どんな仕事もしてはならない。 これは、あなたがたがどこに住んでいても、代々守るべき永遠のおきてである。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">民数記26:7</span><br />
『この第七月の十日には、あなたがた(レビ族の祭司たち)は聖なる会合を開き、<span style="color: magenta;">身を戒めなければならない。 </span>どんな仕事もしてはならない。』<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: blue;">【 3 】 大贖罪日(ヨム・キップール)以外の断食は年4回行われてきた。</span><br />
<br />
律法(<span style="color: blue;">レビ記</span>、<span style="color: blue;">民数記</span>)によらない<span style="color: magenta;">断食 (=大贖罪日以外の断食)</span>は、南朝ユダ王国のユダヤ人のバビロン捕囚帰還後から年4回行われてきた。 例えば、預言者ゼカリヤは、預言者ハガイと共にバビロン捕囚から帰還したユダヤ人を激励して、バビロニア帝国によって破壊されたエルサレム神殿を再建させ、また、「ゼカリヤ書」を記したが、これを記した年月は、「ダリヨス王の第四年の第九の月」(<span style="color: blue;">ゼカリヤ 7:1</span>)であり、現代社会のグレゴリオ暦の紀元前518年12月に相当するが、この<span style="color: blue;">「ゼカリヤ書」8章19節</span>によれば、<span style="color: purple;">『断食は、バビロン捕囚からの帰還後の紀元前518年以降、レビ族の祭司たちに限らず、ユダヤ人一般に広く普及して例祭となった』</span> と分かる。<br />
<br />
<span style="color: blue;">ゼカリヤ 8:19</span><br />
『万軍の主はこう仰せられる。 「第四の月の<span style="color: magenta;">断食</span>、第五の月の<span style="color: magenta;">断食</span>、第七の月の<span style="color: magenta;">断食</span>、第十の月の<span style="color: magenta;">断食</span>は、ユダの家にとっては、楽しみとなり、喜びとなり、うれしい例祭となる。 だから、真実と平和を愛せよ。」 』<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">(1) 第四の月の九日の</span><span style="color: red;">断食 ( タムーズの月の</span><span style="color: red;">九日の</span><span style="color: red;">断食、グレゴリオ暦の6月~7月 )</span><br />
<span style="color: purple;"> バビロンの王ネブカデネザルによるエルサレム陥落の第四の月の九日を追悼する断食</span><br />
<br />
<span style="color: blue;">エレミヤ 52:6- 7</span><br />
『<span style="color: purple;">第四の月の九日</span>、町(エルサレム)の中では、ききんがひどくなり、民衆(ユダヤ人)に食物がなくなった。 そのとき、町(エルサレム)が破られ、戦士たちはみな逃げて、夜のうちに、王の園のほとりにある二重の城壁の間の門の道から町(エルサレム)を出た。 カルデヤ人(ネブカデネザルが率いる新バビロニア帝国の民)が町(エルサレム)を包囲していたので、彼ら(戦士たち)はアラバへの道を行った。』<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">(2) 第五の月の七日</span><span style="color: red;">の</span><span style="color: red;">断食 ( アブの月の七</span><span style="color: red;">日の</span><span style="color: red;">断食、グレゴリオ暦の7月~8月 )</span><br />
<span style="color: purple;">バビロンの王ネブカデネザルによる神殿破壊の第五の月の七日を追悼する断食</span><br />
<br />
<span style="color: blue;">2列王記 25:8- 9</span><br />
『<span style="color: purple;">第五の月の七日</span>――それは、バビロンの王ネブカデネザル王の第十九年であった――バビロンの王の家来、侍従長ネブザルアダンがエルサレムに来て、主の宮と王宮とエルサレムのすべての家を焼き、そのおもだった建物をことごとく火で焼いた。』<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">(3) </span><span style="color: red;">第七の月の二日</span><span style="color: red;">の</span><span style="color: red;">断食 ( ティシュリーの月の二</span><span style="color: red;">日の</span><span style="color: red;">断食、グレゴリオ暦の9月~10月 )</span><br />
<span style="color: blue;"> </span><span style="color: red;">第七の月の十日</span>は、<span style="color: blue;">大贖罪日(ヨム・キップール)</span>だが、これに先立つ<span style="color: red;">第七の月の</span><span style="color: red;">二日</span>の断食がある。 即ち、<span style="color: purple;">ユダ総督ゲダリヤがイシュマエル一味によって殺害された第七の月の二日を追悼する断食</span>だ。 ゲダリヤという名前は、「ヤハウェは偉大なり」を意味する。 アヒカムの子でシャパンの孫。エルサレム陥落後、バビロンの王ネブカデネザルによってユダの総督に任命されたが、バビロンに逆らうイシュマエル一味によってミツパで殺害された。<br />
<br />
<span style="color: blue;">2列王記 25:22-25</span>、 <span style="color: blue;">エレミヤ 39:14</span>、 <span style="color: blue;">エレミヤ 40:7-41:10 </span>参照<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">(4) </span><span style="color: red;">第十の月の十日</span><span style="color: red;">の</span><span style="color: red;">断食 ( テベットの月の十</span><span style="color: red;">日の</span><span style="color: red;">断食、グレゴリオ暦の12月~1月 )</span><br />
<span style="color: purple;">バビロンの王ネブカデネザルによるエルサレム包囲開始の第十の月の十日を追悼する断食</span><br />
<br />
<span style="color: blue;">2列王記 25:1</span><br />
『ゼデキヤ(南朝ユダ王国の最後の王)の治世の第九年、第十の月の十日に、バビロンの王ネブカデネザルは、その全軍勢を率いてエルサレムを攻めに来て、これに対して陣を敷き、周囲に塁を築いた。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">エレミヤ 52: 4</span><br />
『ゼデキヤ(南朝ユダ王国の最後の王)の治世の第九年、第十の月の十日に、バビロンの王ネブカデネザルは、その全軍勢を率いてエルサレムを攻めに来て、これに対して陣を敷き、周囲に塁を築いた。』<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">(5) その他の</span><span style="color: red;">断食 ( ユダヤ教パリサイ派のユダヤ人は、週2度の断食を行う )</span><br />
<span style="color: purple;">ユダヤ教パリサイ派のユダヤ人は、モーセがシナイ山に入った木曜日(週の第5日)と、</span><br />
<span style="color: purple;"> 下山した月曜日(週の第2日)を記念して、週2度の断食を行う。</span><br />
<span style="color: purple;"><br /></span>
<span style="color: blue;">ルカ 18:12</span><br />
『私(パリサイ派のユダヤ人)は週に二度<span style="color: magenta;">断食</span>し、自分の受けるものはみな、その十分の一をささげております。』<br />
<div>
<br /></div>
<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: blue;">【 4 】 悲嘆にくれ、神への懺悔を表す宗教的な行為としての断食</span><br />
<br />
<span style="color: blue;">士師記 20:26</span><br />
『それで、すべてのイスラエル人は、全民こぞってベテルに上って行って、泣き、その所で主の前にすわり、その日は、夕方まで<span style="color: magenta;">断食</span>をし、全焼のいけにえと和解のいけにえを主の前にささげた。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">1サムエル 7: 6</span><br />
『彼らはミツパに集まり、水を汲んで主の前に注ぎ、その日は<span style="color: magenta;">断食</span>した。 そうして、その所で言った。「私たちは主に対して罪を犯しました。」 こうしてサムエルはミツパでイスラエル人をさばいた。』 <br />
<br />
<span style="color: blue;">1サムエル 31:13</span><br />
『それから、その骨を取って、ヤベシュにある柳の木の下に葬り、七日間、<span style="color: magenta;">断食</span>した。』 <br />
<br />
<span style="color: blue;">2サムエル 1:12</span><br />
『彼らは、サウルのため、その子ヨナタンのため、また、主の民のため、イスラエルの家のためにいたみ悲しんで泣き、夕方まで<span style="color: magenta;">断食</span>した。彼らが剣に倒れたからである。』 <br />
<br />
<span style="color: blue;">2サムエル 12:16</span><br />
『ダビデはその子のために神に願い求め、<span style="color: magenta;">断食</span>をして、引きこもり、一晩中、地に伏していた。 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">2サムエル 12:21-23</span><br />
『すると家来たちが彼に言った。 「あなたのなさったこのことは、いったいどういうことですか。 お子さまが生きておられる時は<span style="color: magenta;">断食</span>をして泣かれたのに、お子さまがなくなられると、起き上がり、食事をなさるとは。」 ダビデは言った。 「子どもがまだ生きている時に私が<span style="color: magenta;">断食</span>をして泣いたのは、もしかすると、主が私をあわれみ、子どもが生きるかもしれない、と思ったからだ。 しかし今、子どもは死んでしまった。 私はなぜ、<span style="color: magenta;">断食</span>をしなければならないのか。 あの子をもう一度、呼び戻せるであろうか。 私はあの子のところに行くだろうが、あの子は私のところに戻っては来ない。」 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">1列王記 21: 9</span><br />
『手紙にはこう書いていた。 「<span style="color: magenta;">断食</span>を布告し、ナボテを民の前に引き出してすわらせ、 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">1列王記 21:12</span><br />
『彼らは<span style="color: magenta;">断食</span>を布告し、ナボテを民の前に引き出してすわらせた。 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">1列王記 21:27</span><br />
『アハブは、これらのことばを聞くとすぐ、自分の外套を裂き、身に荒布をまとい、<span style="color: magenta;">断食</span>をし、荒布を着て伏し、また、打ちしおれて歩いた。 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">1歴代誌 10:12</span><br />
『勇士たちはみな、立ち上がり、サウルのなきがらとその息子たちのなきがらとを取り上げ、これをヤベシュに運んで、彼らの骨をヤベシュにある樫の木の下に葬り、七日間、<span style="color: magenta;">断食</span>した。 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">2歴代誌 20: 3</span><br />
『ヨシャパテは恐れて、ただひたすら主に求め、ユダ全国に<span style="color: magenta;">断食</span>を布告した。』 <br />
<br />
<span style="color: blue;">エズラ 8:21</span><br />
『そこで、私(エズラ)はその所、アハワ川のほとりで<span style="color: magenta;">断食</span>を布告した。それは、私たちの神の前でへりくだり、私たちのために、私たちの子どもたちと、私たちのすべての持ち物のために、道中の無事を神に願い求めるためであった。 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">エズラ 8:23</span><br />
『だから、私たち(エズラたち)はこのことのために<span style="color: magenta;">断食</span>して、私たちの神に願い求めた。 すると神は私たちの願いを聞き入れてくださった。 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">エズラ 10: 6</span><br />
『エズラは神の宮の前を去って、エルヤシブの子ヨハナンの部屋に行き、<span style="color: magenta;">パンも食べず、水も飲まず</span>にそこで夜を過ごした。 捕囚から帰って来た人々の不信の罪を嘆き悲しんでいたからである。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ネヘミヤ 1: 4</span><br />
『私(ネヘミヤ)はこのことばを聞いたとき、すわって泣き、数日の間、喪に服し、<span style="color: magenta;">断食</span>して天の神の前に祈って、 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ネヘミヤ 9: 1</span><br />
『その月の二十四日に、イスラエル人は<span style="color: magenta;">断食</span>をし、荒布を着け、土をかぶって集まった。 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">エステル 4: 3</span><br />
『王の命令とその法令が届いたどの州においても、ユダヤ人のうちに大きな悲しみと、<span style="color: magenta;">断食</span>と、泣き声と、嘆きとが起こり、多くの者は荒布を着て灰の上にすわった。 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">エステル 4:16</span><br />
『 「行って、シュシャンにいるユダヤ人をみな集め、私(エステル)のために<span style="color: magenta;">断食</span>をしてください。 <span style="color: magenta;">三日三晩、食べたり飲んだりしないように。 </span>私(エステル)も、私の侍女たちも、同じように<span style="color: magenta;">断食</span>をしましょう。 たとい法令にそむいても私(エステル)は王のところへまいります。 私(エステル)は、死ななければならないのでしたら、死にます。」 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">エステル 9:31</span><br />
『ユダヤ人モルデカイと王妃エステルがユダヤ人に命じたとおり、また、ユダヤ人が自分たちとその子孫のために<span style="color: magenta;">断食</span>と哀悼に関して定めたとおり、このプリムの両日を定まった時期に守るようにした。 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">詩篇 35:13</span><br />
『しかし、私(ダビデ)は――、彼らの病のとき、私の着物は荒布だった。 私(ダビデ)は<span style="color: magenta;">断食</span>してたましいを悩ませ、私(ダビデ)の祈りは私(ダビデ)の胸を行き来していた。 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">詩篇 69:10</span><br />
『私(ダビデ)が、<span style="color: magenta;">断食</span>して、わが身を泣き悲しむと、それが私(ダビデ)へのそしりとなりました。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">詩篇 109:24</span><br />
『私(ダビデ)のひざは、<span style="color: magenta;">断食</span>のためによろけ、私(ダビデ)の肉は脂肪がなく、やせ衰えています。 』<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: blue;">【 5 】</span><span style="color: blue;"> 神は、その御意にそぐわない形式的な断食を嫌われる</span><br />
<br />
<span style="color: blue;">イザヤ 58: 3- 6</span><br />
『 「なぜ、私たち(イザヤが見た幻のイスラエル人たち)が<span style="color: magenta;">断食</span>したのに、あなた(神)はご覧にならなかったのですか。 私たちが<span style="color: magenta;">身を戒めた</span>のに、どうしてそれを認めてくださらないのですか。」 見よ。 あなたがたは<span style="color: magenta;">断食の日</span>に自分の好むことをし、あなたがたの労働者をみな、圧迫する。 見よ。 あなたがたが<span style="color: magenta;">断食</span>をするのは、争いとけんかをするためであり、不法にこぶしを打ちつけるためだ。 あなたがたは今、<span style="color: magenta;">断食</span>をしているが、あなたがたの声はいと高き所に届かない。 <span style="color: magenta;">わたし(神)の好む断食</span>、<span style="color: magenta;">人が身を戒める日</span>は、このようなものだろうか。 葦のように頭を垂れ、荒布と灰を敷き広げることだけだろうか。 これを、あなたがたは<span style="color: magenta;">断食</span>と呼び、主に喜ばれる日と呼ぶのか。 <span style="color: magenta;">わたし(神)の好む断食</span>は、これではないか。 悪のきずなを解き、くびきのなわめをほどき、しいたげられた者たちを自由の身とし、すべてのくびきを砕くことではないか。 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">エレミヤ 14:12</span><br />
『彼ら(イスラエルの民)が<span style="color: magenta;">断食</span>しても、わたし(神である主)は彼ら(イスラエルの民)の叫びを聞かない。 全焼のいけにえや、穀物のささげ物をささげても、わたし(神である主)はそれを受け入れない。 かえって、剣とききんと疫病で、彼ら(イスラエルの民)をことごとく絶ち滅ぼす。」 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">エレミヤ 36: 6</span><br />
『だから、あなた(エレミヤの口述の筆記者バルク)が行って、主の宮で、<span style="color: magenta;">断食の日</span>に、あなた(バルク)が私(エレミヤ)の口述によって巻き物に書きしるした主のことばを、民の耳に読み聞かせ、また町々から来るユダ全体の耳にもそれを読み聞かせよ。 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">エレミヤ 36: 9</span><br />
『ヨシヤの子、ユダの王エホヤキムの第五年、第九の月、エルサレムのすべての民と、ユダの町々からエルサレムに来ているすべての民に、<span style="color: magenta;">主の前での断食</span>が布告された。 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ゼカリヤ 7:1- 11</span><br />
『ダリヨス王の第四年の第九の月、すなわち、キスレウの月の四日に、ゼカリヤに主のことばがあった。 そのとき、ベテルは、サル・エツェルとレゲム・メレクおよびその従者たちを、主に願うために遣わし、 万軍の主の宮に仕える祭司たちと、預言者たちに尋ねさせた。 「私(ベテルの従者たち)が長年やってきたように、第五の月にも、<span style="color: magenta;">断食</span>をして泣かなければならないでしょうか。」 すると、私(ゼカリヤ)に次のような万軍の主のことばがあった。 「この国のすべての民と祭司たちに向かってこう言え。 この七十年の間、あなたがたが、第五の月と第七の月に<span style="color: magenta;">断食</span>して嘆いたとき、このわたし(万軍の主)のために<span style="color: magenta;">断食</span>したのか。 あなたがたが食べたり飲んだりするとき、食べるのも飲むのも、自分たちのためではなかったか。 エルサレムとその回りの町々に人が住み、平和であったとき、また、ネゲブや低地に人が住んでいたとき、主が先の預言者たちを通して告げられたのは、次のことではなかったか。」 ついで、ゼカリヤに次のような主のことばがあった。 万軍の主はこう仰せられる。 「正しいさばきを行ない、互いに誠実を尽くし、あわれみ合え。 やもめ、みなしご、在留異国人、貧しい者をしいたげるな。互いに心の中で悪をたくらむな。」 それなのに、彼らはこれを聞こうともせず、肩を怒らし、耳をふさいで聞き入れなかった。 』<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: blue;">【 6 】</span><span style="color: blue;"> 主</span><span style="color: purple;">イエス・キリスト</span><span style="color: blue;">の断食観</span><br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ 4: 1-2</span><br />
『さて、イエスは、悪魔の試みを受けるため、御霊に導かれて荒野に上って行かれた。 そして、四十日四十夜<span style="color: magenta;">断食</span>したあとで、空腹を覚えられた。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ 6:16-18</span><br />
『(イエスは弟子たちに言われた。) <span style="color: magenta;">断食</span>するときには、偽善者たちのようにやつれた顔つきをしてはいけません。 彼ら(偽善者たち)は、<span style="color: magenta;">断食</span>していることが人に見えるようにと、その顔をやつすのです。まことに、あなたがた(弟子たち)に告げます。彼ら(偽善者たち)はすでに自分の報いを受け取っているのです。 しかし、あなたが<span style="color: magenta;">断食</span>するときには、自分の頭に油を塗り、顔を洗いなさい。 それは、<span style="color: magenta;">断食</span>していることが、人には見られないで、隠れた所におられるあなたの父(神)に見られるためです。 そうすれば、隠れた所で見ておられるあなたの父(神)が報いてくださいます。』 <br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ 9:14-15</span><br />
『するとまた、ヨハネの弟子たちが、イエスのところに来てこう言った。 「私たちとパリサイ人は<span style="color: magenta;">断食</span>するのに、なぜ、あなたの弟子たちは<span style="color: magenta;">断食</span>しないのですか。」 イエスは彼らに言われた。 「花婿につき添う友だちは、花婿がいっしょにいる間は、どうして悲しんだりできましょう。 しかし、花婿が取り去られる時が来ます。 そのときには<span style="color: magenta;">断食</span>します。』 <br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ 17:21</span><br />
『 [ ただし、この種のもの(てんかんで苦しむ男の子に憑いた悪霊の追い出し)は、<span style="color: magenta;">祈りと断食</span>によらなければ出て行きません。]」 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">マルコ 2:18-20</span><br />
『ヨハネの弟子たちとパリサイ人たちは<span style="color: magenta;">断食</span>をしていた。そして、イエスのもとに来て言った。「ヨハネの弟子たちやパリサイ人の弟子たちは<span style="color: magenta;">断食</span>するのに、あなたの弟子たちはなぜ<span style="color: magenta;">断食</span>しないのですか。」 イエスは彼らに言われた。「花婿が自分たちといっしょにいる間、花婿につき添う友だちが<span style="color: magenta;">断食</span>できるでしょうか。 花婿といっしょにいる時は、<span style="color: magenta;">断食</span>できないのです。 しかし、花婿が彼らから取り去られる時が来ます。その日には<span style="color: magenta;">断食</span>します。 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">マルコ 9:29</span><br />
『すると、イエスは言われた。 「この種のもの(汚れた霊)は、<span style="color: magenta;">祈り{と断食}</span>によらなければ、何によっても追い出せるものではありません。」 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ルカ 2:37</span><br />
『(女預言者のアンナは、) その後やもめになり、八十四歳になっていた。 そして宮を離れず、夜も昼も、<span style="color: magenta;">断食と祈り</span>をもって神に仕えていた。 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ルカ 5:33-35</span><br />
『彼らはイエスに言った。 「ヨハネの弟子たちは、よく<span style="color: magenta;">断食</span>をしており、祈りもしています。 また、パリサイ人の弟子たちも同じなのに、あなたの弟子たちは食べたり飲んだりしています。」 イエスは彼らに言われた。 「花婿がいっしょにいるのに、花婿につき添う友だちに<span style="color: magenta;">断食</span>させることが、あなたがたにできますか。 しかし、やがてその時が来て、花婿が取り去られたら、その日には彼らは<span style="color: magenta;">断食</span>します。」 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ルカ 18:12</span><br />
『私(パリサイ派のユダヤ人)は週に二度<span style="color: magenta;">断食</span>し、自分の受けるものはみな、その十分の一をささげております。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">使徒 13: 2-3</span><br />
『彼ら(アンテオケ教会の預言者や教師たち)が主を礼拝し、<span style="color: magenta;">断食</span>をしていると、聖霊が、「バルナバとサウロをわたし(聖霊)のために聖別して、わたし(聖霊)が召した任務につかせなさい」と言われた。 そこで彼らは、<span style="color: magenta;">断食と祈り</span>をして、ふたり(バルナバとサウロ)の上に手を置いてから、送り出した。』 <br />
<br />
<span style="color: blue;">使徒 14:23</span><br />
『(パウロとバルナバは、) また、彼ら(弟子たち)のために教会ごとに長老たちを選び、<span style="color: magenta;">断食</span>をして祈って後、彼ら(弟子たち)をその信じていた主にゆだねた。』 <br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: blue;">【 7 】</span><span style="color: blue;"> </span><span style="color: blue;">断食の医学的な効用</span><br />
<br />
<span style="color: red;">(1) 空腹感を克服した断食による健康管理</span><br />
人や動物の空腹感は、そのエネルギー源である<span style="color: blue;">ブドウ糖(グルコース)</span>の不足によって起きる。 具体的に言うと、お米などを食べて摂取した炭水化物は、小腸でブドウ糖(グルコース)に分解され、小腸から吸収され、体内での主要なエネルギー源になる。 特に脳のエネルギー源として多く使われる。 しかし、運動することによって体内の脂肪を燃焼させて<span style="color: blue;">ブドウ</span><span style="color: blue;">糖(グルコース)</span>を作り出すと、血糖値が元の値近くまで戻り、空腹感が減退する。 この空腹感の減退作用について野生動物を観察してみると、餌を探して運動することによって体内の脂肪を燃焼させて<span style="color: blue;">ブドウ</span><span style="color: blue;">糖(グルコース)</span>を作り出し、血糖値を元に戻し、空腹感を減退させているため、餌にありついた時に食べ過ぎることがない。 野生動物が、太らずに健康でいる理由は、餌となる動植物を求めて運動し続けているからであり、人に飼われたペット動物と違って、運動不足・過食・生活習慣病にならない。 また、予防医学においては、<span style="color: magenta;">『空腹感は「食べろ!」という合図ではなく、「活動しろ!」という合図だ』</span>と言われる。 逆に言えば、「空腹感を感じて、すぐに食べてしまうこと」や「朝昼晩の定時が来たから食べること」こそが、運動不足・過食・生活習慣病の原因なのだ。 空腹感をもたらす<span style="color: blue;">ブドウ糖(グルコース)</span>の不足と、体内脂肪の燃焼による<span style="color: blue;">ブドウ糖(グルコース)</span>の回復を理解した上で、「一日一食」の軽い断食生活を送ったり、週に1日間の断食を行えば、運動不足・過食・生活習慣病に陥らず、頭が冴え、身体も軽く動き、思考・労働・創作・祈りなどの諸活動に最適な健康状態を作れる。<br />
<br />
<span style="color: red;">(2) 人にとって最も重要な睡眠欲と食欲</span><br />
人の生理的欲求の重要度は、<span style="color: magenta;">睡眠欲>食欲>性欲 </span>の順序になる。 人は、2~3日間も眠らないでいると生理的な危機に陥るが、30~40日間の断食は可能であり、性欲を満たさなくとも生存できる。 人は、2日間眠らないと暗記力と計算力などの思考力を失い、この後に幻覚などを生ずる精神的危機に陥り、2~3週間眠らないと脳細胞の損傷が広がって死亡する。 人以外の動物も同様だ。 最新の脳生理学と脳神経学の研究成果によれば、『脳の重さは体重の2%しかないのに、カロリー(エネルギー)の4分の1を消費している。 このため、アミロイドベーターという有害なタンパク質の老廃物が脳内に溜まりやすい。 この老廃物を回収して血液中に排出する働きをするのが<span style="color: blue;">脳脊髄液(CFS)</span>であるが、<span style="color: blue;">脳脊髄液(CFS)</span>は、眠っている間しか働かない。 睡眠の必要性は、ここにある』 という。 このように、人は、食べないではいられるが、眠らずにはいられない。<br />
<div>
<br /></div>
<span style="color: red;">(3) 断食の医学的な効用</span><br />
ロシア連邦共和国のブリアート共和国バイカル湖畔にあるゴリアチンスク病院では、50年前から<span style="color: purple;">絶食療法</span><span style="color: blue;">(以下、「断食」を「絶食療法」と称する)</span>を実施してきた。 アレルギー体質・喘息に苦しむ患者に対して、医師が説明を行ってから、10日~21日間にわたる<span style="color: magenta;">絶食</span>を指導する。 <span style="color: magenta;">絶食</span>の期間中、口にするのは水だけ。 3日ほどで空腹感は無くなるが、頭痛や倦怠感が生じるため、医師が適時に健康診断を行い、場合によっては<span style="color: magenta;">絶食</span>を中断することもある。<br />
<br />
<span style="color: magenta;">絶食療法</span>は、1950年代のモスクワで精神病患者の治療法として取り入れられた。 この過程で高血圧・内臓疾患にも治療効果があることが判明した。 1970年代に絶食に関する大規模な研究が進み、『<span style="color: magenta;">絶食</span>することにより、体に大きなストレスが加わることで、人間本来が持つ免疫抵抗力や自然治癒力が高まる』ことが分かった。 この後、ぜん息の治療でも<span style="color: magenta;">絶食</span>が活用され、大きな治療効果を上げた。<br />
<br />
ロシアでは<span style="color: magenta;">絶食療法</span>が医療の一部として認知されている。 また、ドイツでは国民の2割が<span style="color: magenta;">絶食療法</span>を経験している。 ドイツ各地の病院では医師の監督の下に3週間程度の<span style="color: magenta;">絶食治療コース</span>を提供している。 <span style="color: magenta;">絶食</span>により、肝臓の肥大や肝臓機能障害が回復した事例が多数、報告されている。<br />
<br />
ロシアのブリアート共和国バイカル湖の近くの温泉地、ゴリアチンスク診療所では1995年以降、<span style="color: magenta;">絶食療法</span>が行われ、ロシア連邦共和国の保険が適用されている。<br />
<br />
水だけで平均12日間から21日間の<span style="color: magenta;">絶食</span>が医師の監視下で行われる。 <span style="color: magenta;">絶食</span>2・3日目から持病用の薬の服用を止める。 15年間で1万人が<span style="color: magenta;">絶食療法</span>を受け、糖尿病・喘息・高血圧・リュウ-マチ・アレルギーなどの患者の3分の2の症状が消えた。<br />
<br />
<span style="color: magenta;">絶食</span>を始めるとアシドーシス(体が酸性に傾く)が起きて、疲労感・吐き気・頭痛になるが、24時間(2日間)から36時間(2日間半)で治る。<br />
<br />
肝臓の<span style="color: blue;">ブドウ糖</span><span style="color: blue;">(グルコース)</span>は1日で消費され、その代わりにタンパク質が分解されて<span style="color: blue;">ブドウ糖</span><span style="color: blue;">(グルコース)</span>を体に供給するようになる。 また、体脂肪は肝臓によってケトン体に変えられ、脳へと供給されるように代謝が変化する。<br />
<br />
これらのことを発見したのは、今から60年ほど前、モスクワ第一医科大学 精神科のユーリ・ニコラエフ医師である。 発見の切っ掛けは、食事を拒絶する患者によってであった。 ユーリ・ニコラエフ医師によると、『試みとして、重度の精神疾患を持つ患者の本能にそって食事を強制することなく、何も食べさせないまま放置して、この患者の健康状態の変化を診断した。 <span style="color: magenta;">絶食</span>を続けた患者は、5日目にベットから起き上がり、10日目に自力で散歩を始め、15日目でジュースを飲み、これ以後、患者だったとは思えないほどの健康体になり、社会に適応して新しい人生を始めた』 という。<br />
<br />
この患者の臨床を、その他の多くの患者に適用したところ、統合失調症・鬱病・恐怖症・強迫性障害などの精神疾患の多くに効果があるだけでなく、その他の慢性疾患にも大きな効果があることが判明した。 同時に、<span style="color: magenta;">絶食</span>がもたらす、尿・血液・ホルモン・脳波などの生化学的な変化に関する検査と研究も行われた。<br />
<br />
モスクワ精神医学研究所のワレル・グルビッチ精神科医によると、『ユーリ・ニコラエフ医師は、約8千人の患者に<span style="color: magenta;">絶食療法</span>を行い、その70%が健康を回復し、6年後も47%が健康を保ち続け、また、社会に復帰して結婚した元患者もいた。 その他に高血圧・喘息・皮膚炎・関節炎が治るなど良好な結果が出た』という。<br />
<br />
旧ソビエト連邦共和国政府 保健省は、この結果を信じられず、1973年に<span style="color: magenta;">「絶食検証プロジェクト」</span>を実施した。<br />
<br />
軍医だったパブロフ生理学研究所 呼吸器科のアレクセイ・ココソフ教授と、ロシア医学アカデミー 胃腸科のワレリ・マスモフ教授が、この<span style="color: magenta;">「絶食検証プロジェクト」</span>に携わった。 そして、ユーリ・ニコラエフ医師の患者数千人を調べ、<span style="color: magenta;">絶食療法</span>が適している疾患と、そうでない疾患とを区別した結果、個別の疾患ごとに<span style="color: magenta;">絶食療法</span>の適否があることを発見した。 これは、以下のごとくである。<br />
<br />
<br />
<span style="color: magenta;">絶食療法に適合する疾患: </span><span style="color: blue;">気管・心臓・血管・胃腸・内分泌・消化器・関節・皮膚などの疾患 </span><br />
<br />
<span style="color: orange;">絶食療法に不適合な疾患: </span><span style="color: blue;">ガン・結核・Ⅰ型糖尿病・慢性肝炎などの疾患 </span><br />
<span style="color: blue;"> ( 下記の動画43’以降に「ガンにも効く」との研究報告あり )</span><br />
<br />
<br />
パブロフ生理学研究所 呼吸器科のアレクセイ・ココソフ教授によれば、『<span style="color: magenta;">絶食</span>によって起こるストレス状態が、日常の生活習慣のせいで眠ったままになっている自己調節力(自然治癒力)を高め、体の健康回復メカニズムを働かせる』という。 <span style="color: purple;">( 続きは、下記の動画を視聴して下さい。)</span><br />
<br />
<br />
<span style="color: purple;">■ 絶食療法の科学</span> 2013年 1月21日 公開 ( 時間 48:57 ) <br />
<span style="color: blue;"> <a href="https://www.youtube.com/watch?v=oA-eI2WQLRU">http://www.youtube.com/watch?v=oA-eI2WQLRU</a></span><br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: blue;">【 8 】</span><span style="color: blue;"> </span><span style="color: blue;">断食によって排泄される「宿便」とは何か?</span><br />
<br />
断食開始後2~3日間もすれば、黒いタール状の、下水のような臭いのする、水っぽい便が出る。 これを一般的に<span style="color: magenta;">宿便</span>と呼んでいるが、『 <span style="color: magenta;">宿便</span>とは、長い間、排泄されないで腸の中にたまっていた便である』 と考えることは誤りだ。 つまり、『人間の腸には多数の襞(ひだ)があるので、その谷間に便が滞留しており、この滞留していた便が断食によって排泄される』 という考え方は間違っている。<br />
<br />
なぜなら、内視鏡で腸内を観察しても腸壁にこびり付いた便を確認できないし、小腸の内壁の表面は、柔毛という無数の小突起でおおわれており、これを構成する細胞は、新たに増殖し供給される細胞によって約24時間で突起の頂上まで押し上げられ、頂上に達すると剥がれ落ちて排泄されてしまう。 また、大腸の腸壁も新しく増殖した細胞が次々に出現して古い細胞が剥がれ剥がれ落ちて排泄されてしまうのであり、小腸と大腸の腸壁に便が滞留する事はありえない。<br />
<br />
<span style="color: magenta;">断食</span>中であっても、腸の上皮細胞の更新が起きているほか、粘液腺から分泌される粘液が常に腸管内に供給されており、腸内細菌は、これらを餌にして繁殖し続け、その一部は排泄される。<br />
<br />
従って、<span style="color: magenta;">断食によって排出される</span><span style="color: purple;">宿便</span><span style="color: magenta;">とは、腸内粘液・消化液・腸から脱落した古い上皮細胞などを基質として増殖した</span><span style="color: purple;">腸内細菌そのもの</span><span style="color: magenta;">と考えられる。</span><br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: blue;">【 9 】</span><span style="color: blue;"> 断食とは、食べることを否定する宗教的な懺悔を通じて自己を聖別する行為</span><br />
<br />
人が生きるためには、<span style="color: red;">① </span>呼吸によって空気中の酸素を肺に取り込み、<span style="color: red;">② </span>水道水などの真水を飲み、<span style="color: red;">③</span> 地上の食物を食べて、生存に必要なカロリー(エネルギー)を摂取し、<span style="color: red;">④</span> 脳の正常な機能を維持するために眠らなければならない。 つまり、物質的な肉体を持った人が地上で生きるためは、<span style="color: red;">呼吸・飲食・睡眠 </span>が絶対条件だ。<br />
<br />
そして、人の食物は、植物・動物という生き物であるから、『人は、生き物を犠牲にして生きている』 と言える。 つまり、『人は、生き物を殺して食べざるを得ない』 のだ。 だから、人が生きること、即ち、食べることであり、他の生き物を犠牲にすること、である。<br />
<br />
ちなみに、「生き物」を学術的に表現すると「生物」と言い換えられるが、目に見える植物・動物どころか、目に見えないウイルス・細菌さえも歴然とした生物だ。 そして、<span style="color: red;">宇宙空間・月・火星・金星などに、これらの生物は何一つ発見されていない。 太陽系の8つの惑星と月を含む160以上の衛星の中で、生物が存在しているのは地球だけだ。 また、</span><span style="color: red;">『聖書』</span><span style="color: red;"> の中に</span><span style="color: red;">『神は、地球以外の他の惑星にも生物を創造した』 と解釈しうる記述がない以上、地球外の生物は100% 存在しない。 </span>だから、太陽系の中の地球は、多種多様な生物に満ち溢れた特別な惑星であり、人が何気なく食べている植物・動物は実に尊い生物だ。 しかも、最先端科学である遺伝子工学・分子生物学・量子力学をもってしても、生物の謎は尽きない。 例えば、生物の食物連鎖という生態系、生物の誕生・生存・増殖の方法などを研究すればするほど、「神の創造の御業」の不思議に驚くことになる。<br />
<br />
このように尊い植物・動物という生き物を殺して食べざるを得ない人は、これらの<span style="color: magenta;">犠牲死</span>という恵みを得ることによってしか生きられない。 これを自覚することなく、植物動物・自然環境・宇宙気象・見えざる神に敬意をはらわず、食欲と貪欲に囚われた利己的な生活を送り続けることを悔い改めなければならない。(<span style="color: blue;">ヨエル 1:11- 20、</span><span style="color: blue;">マタイ 6:24- 26、その他</span>)<br />
<br />
従って、数日間から数週間にわたって食物を絶つ<span style="color: magenta;">断食とは、自己の「生」を否定して自己の「死」を肯定する</span><span style="color: purple;">自己犠牲の精神</span><span style="color: magenta;">に基づいた宗教的な懺悔の行為である。 </span>つまり、<span style="color: magenta;">自己の歩んできた「生」を顧(かえり)みて反省・否定し、人の生存できる自然環境を創造・維持・破壊してきた</span><span style="color: purple;">神に対する畏敬と感謝</span><span style="color: magenta;">を表わし、</span><span style="color: purple;">罪-</span><span style="color: purple;">恐怖怯懦・無知迷信といった自己の否定的感情-を悔い改めて神に懺悔し、自己を聖別する宗教的な行為</span><span style="color: magenta;">に他ならない。</span><br />
<span style="color: magenta;"><br />
断食</span>は、長い歴史を持った宗教的な懺悔を通じて自己を聖別する行為だ。 そして、現代社会に至ってから<span style="color: magenta;">断食</span>の医学的な効用が発見され、ちまたの一部で、『<span style="color: magenta;">断食</span>は、美容や健康に良い』 と注目されるようになった。<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヨエル 1:11- 20 </span><span style="color: lime;">-『旧約聖書』 の小預言書-</span><br />
『農夫たちよ。 恥を見よ。 <span style="color: purple;">ぶどう</span>作りたちよ。 泣きわめけ。 <span style="color: purple;">小麦</span>と<span style="color: purple;">大麦</span>のために。 <span style="color: purple;">畑の刈り入れ</span>がなくなったからだ。 <span style="color: purple;">ぶどうの木</span>は枯れ、<span style="color: purple;">いちじくの木</span>はしおれ、<span style="color: purple;">ざくろ</span>、<span style="color: purple;">なつめやし</span>、<span style="color: purple;">りんご</span>、あらゆる<span style="color: purple;">野の木々</span>は枯れた。 人の子らから喜びが消えうせた。 祭司たちよ。荒布をまとって いたみ悲しめ。 祭壇に仕える者たちよ。 泣きわめけ。 <span style="color: purple;">神</span>に仕える者たちよ。 宮に行き、荒布をまとって夜を過ごせ。 <span style="color: purple;">穀物</span>のささげ物も注ぎの<span style="color: purple;">ぶどう酒</span>もあなたがた(ユダヤ人たち)の<span style="color: purple;">神</span>の宮から退けられたからだ。 <span style="color: magenta;">断食</span>の布告をし、きよめの集会のふれを出せ。 長老たちとこの国に住むすべての者を、あなたがた(ユダヤ人たち)の<span style="color: purple;">神</span>、<span style="color: purple;">主</span>の宮に集め、<span style="color: purple;">主</span>に向かって叫べ。 ああ、その日よ。<span style="color: purple;">主</span>の日は近い。 <span style="color: purple;">全能者</span>からの破壊のように、その日が来る。 私たち(ヨエルとユダヤ人たち)の目の前で<span style="color: purple;">食物</span>が断たれたではないか。 私たちの<span style="color: purple;">神</span>の宮から喜びも楽しみも消えうせたではないか。 <span style="color: purple;">穀物の種</span>は土くれの下に干からび、<span style="color: purple;">倉</span>は荒れすたれ、<span style="color: purple;">穴倉</span>はこわされた。<span style="color: purple;">穀物</span>がしなびたからだ。 ああ、なんと、<span style="color: purple;">家畜</span>がうめいていることよ。 <span style="color: purple;">牛</span>の群れはさまよう。 それに<span style="color: purple;">牧場</span>がないからだ。 <span style="color: purple;">羊</span>の群れも滅びる。 <span style="color: purple;">主</span>よ。私(ヨエル)は<span style="color: purple;">あなた</span>に呼び求めます。 火が<span style="color: purple;">荒野の牧草地</span>を焼き尽くし、炎が<span style="color: purple;">野のすべての木</span>をなめ尽くしました。 <span style="color: purple;">野の獣</span>も、<span style="color: purple;">あなた</span>にあえぎ求めています。 <span style="color: purple;">水の流れ</span>がかれ、火が<span style="color: purple;">荒野の牧草地</span>を焼き尽くしたからです。』<br />
<br />
<div>
<span style="color: blue;">マタイ 6:24- 26 </span><span style="color: lime;">-『新約聖書』 の山上の垂訓-</span><br />
『だれも、ふたりの主人に仕えることはできません。 一方を憎んで他方を愛したり、一方を重んじて他方を軽んじたりするからです。 あなたがた(弟子たち)は、<span style="color: purple;">神</span>にも仕え、また<span style="color: purple;">富</span>にも仕えるということはできません。 だから、<span style="color: purple;">わたし(イエス)</span>はあなたがたに言います。 <span style="color: purple;">自分のいのち</span>のことで、<span style="color: magenta;">何を食べようか、何を飲もうか</span>と心配したり、また、<span style="color: purple;">からだ</span>のことで、何を着ようかと心配したりしてはいけません。 <span style="color: purple;">いのち</span>は<span style="color: purple;">食べ物</span>よりたいせつなもの、<span style="color: purple;">からだ</span>は着物よりたいせつなものではありませんか。 <span style="color: purple;">空の鳥</span>を見なさい。<span style="color: purple;">種蒔き</span>もせず、<span style="color: purple;">刈り入れ</span>もせず、<span style="color: purple;">倉に納める</span>こともしません。 けれども、あなたがたの<span style="color: purple;">天の父</span>がこれを<span style="color: magenta;">養っていてくださる</span>のです。 あなたがたは、<span style="color: purple;">鳥</span>よりも、もっとすぐれたものではありませんか。』</div>
<div>
<br /></div>
<div>
<br />
<br />
<br /></div>
<span style="background-color: white; color: blue; font-size: 14px; text-align: justify;">公開2014(平成26)年12月23日(火)15:20</span><br />
<span style="color: blue;">saintsfellowship@outlook.com 聖書伝道会</span><br />
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<span style="color: blue;"></span>
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<br />聖書伝道会http://www.blogger.com/profile/05753520114248036385noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2059390697110644034.post-11743815635935706912014-05-25T18:52:00.004+09:002019-04-22T10:08:04.287+09:00『 洗礼式の本義 』<br />
<span style="color: blue;"><br /></span><span style="color: blue;">序 言</span><br />
<span style="color: red;">2012(平成24)年12月22日(土)の前後</span>は、マヤ文明(前300年頃~1200年頃)のマヤ暦 <span style="color: blue;">※1 </span>における<span style="color: purple;">「終末の日」</span>と言われていた。 しかし、この日のライブドア・ニュースによれば、『マヤ暦の研究者たちが、マヤ暦を現在のグレゴリオ暦に換算した時に、4年に1回ある閏年を計算していなかった』 という。 従って、マヤ暦の正しい<span style="color: purple;">「終末の日」</span>は、エジプトのイシス神殿の伝説 <span style="color: blue;">※2 </span>にある<span style="color: purple;">「終末の日」</span>と重なる<span style="color: red;">2015(平成27)年9月23日(水) 秋分の日</span>、ユダヤ教の<span style="color: red;">大贖罪日</span>になる。 しかも、この<span style="color: red;">9月23日</span><span style="color: red;">(水) 秋分の日</span>の前後の間、珍しい<span style="color: magenta;">日食3回</span>と<span style="color: magenta;">月食3回</span>を 地上から<span style="color: magenta;">6回</span>も観察できる以上、『地上の万人に対する宇宙的な<span style="color: purple;">次元上昇</span>(英語: <span style="color: purple;">アセンション</span> Ascension)を伝えるシグナル(合図)だ』 と感じられる。 但し、<span style="color: purple;">「終末の日」</span>と言っても、『人の思考観念の枠組みが一新される日』 『人の精神レベル(次元)が急速に上昇または下降する日』 『万人が、宇宙的規模での<span style="color: purple;">次元上昇</span>の長い過程に入ったことを、太陽黒点の増大・ 異常気象の恒常化・ 地震の頻発・ 火山の噴火・ 神経生理学的な異常感の増大・・・ を通じて体感するようになる日』 というポジティブな意味を見出すべきだろう。<br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">※1 </span>マヤ文明(前300年頃~1200年頃)は、天文学・数学・暦法を中心とした都市文明であり、南米のユカタン半島・グアテマラ・ホンジュラスで栄えた。17種類もの精密なマヤ暦の中でも、25640年を宇宙の1周期としたロングカウント・カレンダーの中にマヤ文明の宇宙観を見出せるが、この暦法は、「霊的存在者」とのチャネリングを通じて得たのではないだろうか。 ロングカウント・カレンダーは、25640年を宇宙の1周期と考え、この「25640年=5128年×5等分」 という暦計算をした。 マヤ暦をグレゴリオ暦に換算する<span style="color: purple;">GMT対照法</span>によると、「最後の5番目の周期開始=紀元前3114年8月11日、周期終了=<span style="color: purple;">2012年12月21日</span>」 と計算したが、閏年を入れて再計算したところ、「最後の5番目の周期終了=<span style="color: purple;">2015年9月3日</span>」 になったという。 但し、<span style="color: purple;">GMT対照法</span>に基づく暦換算に誤差が頻出した過去の経緯を考慮すると、『正しくは、<span style="color: red;">2015年9月23日</span><span style="color: red;">(水) 秋分の日</span>ではないのか』 と想われる。<br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">※2 </span>エジプトのフィラエ島に在る「イシス神殿」は、女神イシスが息子ホルスを産んだ土地を記念して建立された「神殿」であり、『』『 「神殿」が閉鎖されると、毎年の秋分の日に1体の神が「神殿」を去り、「神殿」に祀られている神々1465体の全てが神殿を去った年の秋分の日に世界が水没するだろう』 という予言を伝承してきた。 そして、『ローマ帝国による「イシス神殿」の閉鎖550年+神々1465体=<span style="color: red;">2015年</span><span style="color: red;">9月23日</span><span style="color: red;">(水) </span><span style="color: red;">秋分の日</span>』という計算になる。 果たして、<span style="color: red;">2015年</span><span style="color: red;">9月23日(水)</span><span style="color: red;">秋分の日</span>に世界は水没するのだろうか? 『世界の水没は、ありえない』 と思うが、海水温度の上昇・ 異常気象・ 地震頻発・ 火山噴火・ 大雨洪水・ 大雪被害・ 大干ばつが、世界各地で起きていることは間違いない。 しかし、『霊的に見た場合、<span style="color: red;">2015年</span><span style="color: red;">9月23日</span><span style="color: red;">(水) </span><span style="color: red;">秋分の日</span>から悪霊の大雨洪水が始まった』 と言えるような凶悪事件の続発・ 精神病の増加・ 精神的な腐敗堕落に起因した犯罪の日常化・ お金 ゲーム ポルノ 娯楽 飲食のみに興味を持つ 思考力無き家畜ゾンビ人間の増殖・・・・・といった激変中の世界情勢と否定的感情に覆われた社会状況にある。 <br />
<span style="color: purple;">◎ フィラエ島の「イシス神殿」の観光 (4:44)</span> <a href="https://youtu.be/vj8dqGJlWhg">https://youtu.be/vj8dqGJlWhg</a>
<br />
<br />
なお、<span style="color: red;">2012(平成24)年12月22日(土)</span>の直後に、反日左翼の<span style="color: purple;">民主党政権</span>(2009年9月16日~2012年12月26日)が終焉し、親日右翼の<span style="color: purple;">自民党政権</span>(2012年12月26日~現在)が誕生したわけであるから、『<span style="color: black;">2012(平成24)年12月22日(土)秋分の日</span>は、<span style="color: red;">歴史の分岐点</span>であった』 と言える。<br />
<br />
そして、このような望ましい歴史の分岐点の渦中にあって、『 国家の指導者層は、武人→ 知識人→ 富裕者→ 武人 のサイクルで循環する』という社会循環論を提唱した、米国の経済学者 <span style="color: purple;">ラビ・バトラ(1943~ )</span>を思い出した。 経済予測を見事に的中させてきた彼の社会循環論からすれば、利己主義の蔓延する<span style="color: purple;">私利私欲の時代 (商人の時代)</span>が終り、精神的成長に価値を見出す<span style="color: purple;">滅私奉公の時代 (武人の時代)</span>が始まったのであり、日本人の精神的成長に役立つ 洗礼式の本義について執筆しよう』 と考えてきた。<br />
<br />
洗礼式の本義とは、バプテスマ(洗礼)の本来の正しい意義ということだ。ところが、まったく筆が進まなかった。 この理由は、バプテスマ(洗礼)の全体像をつかむために『聖書』の知識を充実させるにつれ、『バプテスマ(洗礼)は、<span style="color: blue;">歴史上の原理</span>に如何なる影響を及ぼしてきたのか?』 という問題意識が高まってきたからだ。<br />
<span style="color: blue;"><br /></span><span style="color: blue;"> 歴史上の原理</span>とは、<span style="color: purple;">国民世論・政治動向・景気変動・技術革新・情報通信・事件事故・戦争事変・天災地変</span>という諸要因の影響を受けながら常に少しずつ変化する<span style="color: purple;"> 時代潮流の法則・ 政治力学のルール・ 原因と結果の連鎖反応</span> という意味である。ここで、<span style="color: blue;">歴史上の原理</span>を構成する、この<span style="color: blue;">三つの原則</span>を簡潔に説明しておきたい。<br />
<span style="color: magenta;"><br /></span>
<span style="color: magenta;">(1) 時代潮流の法則 </span>とは、ある時代の方向性を示す一定の流れのことである。例えば、封建的な絶対王政社会から市民革命を経て民主的な自由主義社会へと向かう近代社会の趨勢があった。 <br />
<span style="color: magenta;"><br /></span>
<span style="color: magenta;">(2) 政治力学のルール </span>とは、時代潮流の法則に従わざるを得ない諸国家間または諸国家内の諸勢力に作用する政治力学的なルールのことである。例えば、第一次世界大戦後、広大な植民地を持つ英米仏等の連合国陣営と、広大な植民地を持たない日独伊等の枢軸国陣営と、新興国のソ連が統率する共産主義陣営との三陣営に分かれての思想的・制度的・経済的・軍事的な対立構造が生み出した政治力学のルールは、諸国家間または諸国家内の諸勢力に対して、来たるべき第二次世界大戦に勝利する上で役立つ思想のみを国内外社会の共通認識にする公然または非公然の諸行動を強いた。ここで言う公然または非公然の諸行動とは、例えば、米国陸海軍が、枢軸国との戦争を想定して策定した国家戦略 レインボー・プラン(1939年)の推進などを指す。なお、<span style="color: blue;">思想こそが、価値観・政策の産みの親であり、これらの価値観・政策が政治・経済・法律面の諸制度と化す。</span> <br />
<span style="color: magenta;"><br /></span>
<span style="color: magenta;">(3) 原因と結果の連鎖反応 </span>とは、常に変化する政治力学のルールに適応することによって国内社会において優勢となった思想・価値観・政策の中に見出せる一定の原因が、ある一定の結果を生むということである。例えば、旧教カトリック教会という「偽りのキリスト教」の文化圏と化した欧州諸国内において、そのローマ帝国時代の4世紀に遡る反ユダヤ主義思想が、20世紀のナチス・ドイツによって継承された。その反ユダヤ主義思想の諸政策が原因となって、欧州諸国内にいたユダヤ人の国家意識を強化し、第二次世界大戦後の1948年に、ユダヤ人の国家であるイスラエル共和国の樹立という結果をもたらした。 そして、『バプテスマ(洗礼)は、<span style="color: blue;">歴史上の原理</span>に如何なる影響を及ぼしてきたのか?』 という<span style="color: purple;">客観的な影響力</span>に関する考察を、<span style="color: purple;">主観的な効果</span>に関する考察に置き換えて表現すれば、『バプテスマ(洗礼)は、<span style="color: blue;">個人</span>と<span style="color: blue;">社会</span>を変え得(う)るのか?』 となる。この問題意識が、長年、脳裏を占めてきたのであり、<span style="color: red;">本編</span>の結言において、この解答をまとめた。<br />
<br />
さて、この度、バプテスマ(洗礼)に関する執筆の困難性を体験したことにより理解できたことは、『バプテスマ(洗礼)は、キリスト教にとっての「始めであり、終わり」であり、聖餐式と並ぶ二大礼典の一つでありながら、キリスト教の教理と礼典の全体を包含する最も重要な霊的儀式である』 ということだった。 同時に、今更ながらに知ったことは、『イエス之御霊教会の創設者である<span style="color: purple;">村井ジュン師(1897~1970)</span>が記した「聖書」の奥義書 <span style="color: purple;">「聖書神学</span><span style="color: purple;">」-根本教義-(1957年)</span>の全11章のすべてがバプテスマ(洗礼)に関係する内容であった』 ということだ。 これは、当然であろう。なぜなら、イエス之御霊教会の歴史的な使命が「水と霊」 、即ち、<span style="color: blue;">ヨハネ 3:5</span> <span style="color: blue;">『人は、水と霊によって生まれなければ、神の国にはいることはできません。』 </span>を伝道し、水と霊のバプテスマ(洗礼) による「真のクリスチャン」の教化育成に努め、「真の教会」を建設することにある以上、その伝道者・牧師・教師たちに水と霊のバプテスマ(洗礼)について正しく理解してもらう必要性があったからだ。<br />
<br />
しかし、<span style="color: red;">本編</span>で<span style="color: purple;">『聖書神学』-根本教義-(1957年)</span>の全11章のすべてを解説している時間的・心身的な余裕は無い。 また、<span style="color: red;">本編</span>の目的は、『聖書』の奥義に到達した伝道者・牧師・教師を育成することにはなく、<span style="color: purple;">『クリスチャンの正しい回心のための聖書義解 1』 </span>において明らかにしたごとく、<span style="color: blue;">1コリント 1:10 </span><span style="color: blue;">『一致して、仲間割れすることなく、同じ心、同じ判断を完全に保ってください。』</span> という、初代教会の使徒パウロを通じて主から下達された要求を満たすことにある。<br />
<br />
このため、旧教カトリック教会と大多数の新教プロテスタント教会という<span style="color: orange;">「世の教会」</span>に集う自称クリスチャンと、キリスト教以外の諸宗教を信仰するノンクリスチャンという<span style="color: orange;">「隣人」</span>を対象として、バプテスマ(洗礼)の基本的事項を、自己の体験談を交えながら <span style="color: purple;">『洗礼式の本義』 </span>として一般公開することにした。 最後に、情報資料の提供と実践的な助言をして頂いた<span style="color: purple;">イエス之御霊教会</span>の<span style="color: purple;">牧師各位</span>に衷心からの感謝を申し添えたい。 <br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;"><span style="color: black;">( 再編集中 )</span></span><br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;"><br /></span><span style="color: blue;">公開2014(平成26)年5月25日(日)18:52</span><br />
<span style="color: blue;">saintsfellowship@outlook.com 聖書伝道会</span><br />
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</span><br />
<div class="MsoNormal" style="margin: 0mm 0mm 0pt; mso-char-indent-count: 10.5; text-indent: 168pt;">
</div>
<h4 class="MsoNormal" style="margin: 0mm 0mm 0pt; mso-char-indent-count: 10.5; text-indent: 168pt;">
</h4>
<span style="font-family: MS Pゴシック;">
</span><span style="font-family: "ms 明朝" , "serif"; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century;"></span><br />
<br />
<span style="color: blue;">1.聖句に見る聖餐式の霊的な意義</span><br />
<span style="color: purple;">「祭儀」とは、「神」である主イエス・キリストを正しく祭る霊的な儀式という意味である。つまり、旧教カトリック教会のミサ(ラテン語 Missa)及び新教プロテスタント教会の聖餐式(英語 Lord's supper/ Holy communion/ Eucharist/ Sacrament/ Mass)のごとく、形骸化・世俗化・異端化した儀式とは異なる、昇天後の主イエス・キリストより注がれし聖霊に「心」を融合した霊的な儀式という意味で「祭儀」を用いた。 なお、「心」とは、心理学的に表現すると、意識(顕在意識)と無意識(潜在意識)を指し、聖霊は真のクリスチャンの無意識(潜在意識)の中に雨のごとく降臨する。 また、「礼典」とは、内面的・主観的な「心」の中における「祭儀」を、第三者的な立場から外面的・客観的に表現した用語であるため、礼拝者</span><span style="color: purple;">の「心」という内面性・主観性を重視する故に、この「礼典」を用いずに「祭儀」を用いた。 さて、旧教カトリック教会のミサ及び新教プロテスタント教会の聖餐式の、何が形骸的・世俗的・異端的であるのかを具体的に述べると、ヴァチカン市国</span><span style="color: blue;">※</span><span style="color: purple;">と直結したカトリック調布教会のミサのように、「安息日礼拝」と異なる「主日礼拝」の日曜日の午前中に三回も実施する儀式の形骸化・世俗化、また、ニコライ堂で有名な旧教カトリックの正教会のように 司祭が種(酵母)入りのホスチア(ウエハース状のパン)を用いるごとき異端化、さらに、新教プロテスタントから成る日本基督教団の霊南坂教会の聖餐式のように、種(酵母)の入った市販の食パンを包丁で細かく四角形に切り分けて配るという異端化を通り越した悪魔化など、枚挙に暇まがない。 旧教カトリック教会及び新教プロテスタント教会を一括して「世の教会」と呼ぶが、聖霊の降臨なき「世の教会」が、いかに誤った儀式を執り行っているかを認識するため、『聖書』の中から聖餐式に関する聖句を取り挙げ、聖餐式の霊的な意義を明らかにしよう。 </span><br />
<br />
<span style="color: blue;">※</span> <span style="color: purple;">ヴァチカン市国とは、イタリヤ共和国の首都ローマ市内にある、ローマ・カトリック教会のローマ教皇を首長とする主権国家である。 </span><span style="color: orange;">1929年2月11日</span><span style="color: purple;">に、ローマ教皇庁(教会を統治する教会行政の中央最高機関)の</span><span style="color: blue;">教皇ピウス11世</span><span style="color: purple;">(1857~1939)とイタリヤ王国政府の首相</span><span style="color: blue;">ベニート・ムッソリーニ</span><span style="color: purple;">(1883~1945)との間において締結されたラテラノ条約により成立した。 ヴァチカン市国の領土の面積は、日本国の皇居の約四分の一であり、世界最小の主権国家である。 なお、『聖書』によれば、ローマ・カトリック教会を統治するヴァチカン市国は、</span><span style="color: blue;">エゼキエル書23章2節~3節</span>、<span style="color: blue;">黙示録18章17節</span><span style="color: purple;">に書いてある「呪われた大淫婦」であるため、大患難時代に滅びる。 真のクリスチャンは、ローマ・カトリック教会を含む全ての旧教カトリック教会から離れねばならない。 </span><span style="color: blue;">黙示録18章4節</span><span style="color: purple;">に書いてあるごとく、その罪に与らず、災害を受けないためである。 外面上は壮麗な教会建築物を誇り、多くの聖遺物・美術品を収蔵するが、その内面は偶像礼拝・異端宗派・異教信仰・誤信迷信に満ちあふれ、中世の暗黒時代には老若男女の敬虔なクリスチャンを大量虐殺し、十字軍やイエズス会などを用いて地上の諸国・諸民族に対する領土侵略・文化破壊・住民殺戮・奴隷貿易・人身売買などを繰り返してきた。 また、『安息日礼拝を止め、主日礼拝を行う』『十戒の偶像礼拝禁止等を削除した』『司祭は、告解において人の罪を赦す権威がある』 と宣教するなど、『聖書』 の教えに背き続けている。 但し、神である主イエス・キリストは、</span><span style="color: purple;">旧教カトリック教会を筆頭とする</span><span style="color: purple;">幾多の異端教会に集う人々の回心・救いを願い求め、たった一人でも敬虔な信徒・信者がいる限り、幾多の異端教会をお見捨てになる事はない、と信ずる。</span><br />
<br />
<span style="color: purple;">『聖書』にある聖餐式に関する聖句</span><br />
<span style="color: blue;">マタイ 18:19-20</span><br />
『 (・・・イエスは弟子たちに告げて言った。・・・) まことに、あなたがたにもう一度、告げます。 もし、あなたがたのうちのふたりが、どんなことでも、地上で心を一つにして祈るなら、天におられるわたしの父は、それをかなえてくださいます。 ふたりでも三人でも、わたしの名において集まる所には、わたしもその中にいるからです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ 26:26-29</span><br />
『(また、) 彼らが食事をしているとき、イエスはパンを取り、祝福して後、これを裂き、弟子たちに与えて言われた。 「取って食べなさい、これはわたしのからだです。」 また、杯を取り、感謝をささげて後、こう言って彼らにお与えになった。 「みな、この杯から飲みなさい。 これは、わたしの契約の血です。 罪を赦すために多くの人のために流されるものです。 ただ、言っておきます。 わたしの父の御国で、あなたがたと新しく飲むその日までは、わたしはもはや、ぶどうの実で造った物を飲むことはありません。」 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ルカ 22:14-20</span><br />
『さて時間になって、イエスは食卓に着かれ、使徒たちもイエスといっしょに席に着いた。 イエスは言われた。 「わたしは、苦しみを受ける前に、あなたがたといっしょに、この過越(すぎこし)の食事をすることをどんなに望んでいたことか。 あなたがたに言いますが、過越が神の国において成就するまでは、わたしはもはや二度と過越の食事をすることはありません。 そしてイエスは、杯(さかずき)を取り、感謝をささげて後、言われた。 「これを取って、互いに分けて飲みなさい。あなたがたに言いますが、今から、神の国が来る時までは、わたしはもはや、ぶどうの実で造った物を飲むことはありません」。 それから、パンを取り、感謝をささげてから、裂いて、弟子たちに与えて言われた。 「これは、あなたがたのために与える、わたしのからだです。 わたしを覚えてこれを行ないなさい。」 食事の後、杯も同じようにして言われた。 「この杯は、あなたがたのために流されるわたしの血による新しい契約です。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヨハネ 6:47-63</span><br />
『まことに、まことに、あなたがたに告げます。 信じる者は永遠のいのちを持ちます。 わたしはいのちのパンです。 あなたがたの先祖は荒野でマナを食べたが、死にました。 しかし、これは天から下ってきたパンで、それを食べると死ぬことがないのです。 わたしは、天から下って来た生けるパンです。 だれでもこのパンを食べるなら、永遠に生きます。 またわたしが与えようとするパンは、世のいのちのための、わたしの肉です。 すると、ユダヤ人たちは、「この人は、どのようにしてその肉をわたしたちに与えて食べさせることができるのか」と言って互いに議論し合った。 イエスは彼らに言われた。 「まことに、まことに、あなたがたに告げます。 人の子の肉を食べ、またその血を飲まなければ、あなたがたのうちにいのちはありません。 わたしの肉を食べ、わたしの血を飲む者は、永遠のいのちを持っています。 わたしは終わりの日にその人をよみがえらせます。 わたしの肉はまことの食物、わたしの血はまことの飲み物だからです。 わたしの肉を食べ、わたしの血を飲む者は、わたしのうちにとどまり、わたしも彼のうちにとどまります。 生ける父がわたしを遣わし、わたしが父によって生きているように、わたしを食べる者も、わたしによって生きるであろう。これは、天から下って来たパンです。 あなたがたの先祖が食べて死んだようなものではありません。 このパンを食べる者は永遠に生きます。」 これは、イエスがカペナウムで教えられたとき、会堂で話されたことである。 そこで、弟子たちのうちの多くの者が、これを聞いて言った。 「これは、ひどいことばだ。 そんなことをだれが聞いておられようか。」 しかし、イエスは、弟子たちがこうつぶやいているのを、知っておられ、彼らに言われた。 「このことで、あなたがたはつまずくのか。 それでは、もし人の子がもといた所に上るのを見たら、どうなるのか。 いのちを与えるのは御霊です。 肉は何の益ももたらしません。 わたしがあなたがたに話したことばは、霊であり、またいのちです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">1コリント11:23-34</span> -パウロとソステネからコリント教会への手紙-<br />
『私(パウロ)は主から受けたことを、あなたがたに伝えたのです。 すなわち、主イエスは渡される夜、パンをとり、感謝を捧げて後、それを裂き、こう言われました。 「これはあなたがたのための、わたしのからだです。 わたしを覚えて、これを行ないなさい。」 食事の後、杯をも同じようにして言われました。 「この杯は、わたしの血による新しい契約です。 これを飲むたびに、わたしを覚えて、これを行ないなさい。」 ですから、あなたがたは、このパンを食べ、この杯を飲むたびに、主が来られるまで、主の死を告げ知らせるのです。 したがって、もし、ふさわしくないままでパンを食べ、主の杯を飲む者があれば、主のからだと血に対して罪を犯すことになります。 ですから、ひとりひとりが自分を吟味して、そのうえでパンを食べ、杯を飲みなさい。 からだをわきまえないで、飲み食いするならば、その飲み食いが自分を裁くことになります。 このために、あなたがたの中に、弱い者や病人が多くなり、死んだ者が大ぜいいます。 しかし、もし私たちが自分をさばくなら、さばかれることはありません。 しかし、私たちがさばかれるのは、主によって懲らしめられるのであって、それは、私たちが、この世とともに罪に定められることのないためです。 ですから、兄弟たち。 食事に集まるときは、互いに待ち合わせなさい。 空腹な人は家で食べなさい。 それは、あなたがたが集まることによって、さばきを受けることにならないためです。 その他のことについては、私が行ったときに決めましょう。』<br />
<br />
<br />
<span style="color: blue;">2.聖餐式は、主イエス・キリストの贖罪死・復活・昇天の意義を覚える霊的儀式</span><br />
<span style="color: purple;">「人」と言う場合、主イエス・キリストの降誕時を起点とする過去・現在・未来の「人」を指し、現在の真のクリスチャン及び自称クリスチャン並びにノンクリスチャンを含む「不完全な人」を意味する。 「完全な人」とは、神の命令に背いて「善悪の知識の木の実」を食べる以前の、神ご自身のかたちに創造されたアダム</span>(<span style="color: blue;">創世記 1:27</span>)<span style="color: purple;">と、「神の子」にして「人の子」である主イエス・キリストのみだ。 さて、御父にして唯一の神ヤハウェ(『旧約聖書』における御神名)は、悪と罪と死に囚われた人に、神の愛と義を示して救いの道を開くため、「神の子」である主イエス・キリスト(『新約聖書』における御神名)を、処女マリアの胎を通じて「人の子」として地上へ遣(つか)わされた。 なぜなら、御霊である神ご自身が肉体を備えた人にならなければ、神ご自身の御血を注ぎ出して殺される(死ぬ)という、神の愛と義を示す自己犠牲によって万人を救う道を開けないからである。 かくして、偶像礼拝などによって神を冒涜してきた人の罪を、主イエス・キリスト御自らの生命(=御血)によって贖うため、御自らには何ら責められる罪がないにもかかわらず、『神を冒涜した』</span>(<span style="color: blue;">マルコ2:7</span>、<span style="color: blue;">ヨハネ10:33-36</span>)<span style="color: purple;">というユダヤ人たちの糾弾を受けながら十字架に磔になられた。 つまり、主イエス・キリストは、悪と罪と死に囚われている人の怒りをなだめる「供え物」(<span style="color: blue;">ローマ 3:25</span>)となり、人の罪を価(あたい)なしに御自らの生命を犠牲にして贖うという義を示されたのである。 ちなみに、「供え物」の英語「Propitiation」は、「怒りを鎮めるもの、なだめるもの」という意味であるが、主イエス・キリストは、神から人への愛と義を示す自己犠牲を果たし、人の怒りを鎮め、人を悪と罪と死から救う道を開くため、神へ捧げられた「供え物」である。 但し、『旧約聖書』 の時代には、</span><span style="color: blue;">「出エジプト」の24,29,30,34章</span><span style="color: purple;">と</span><span style="color: blue;">「レビ記」</span><span style="color: purple;">の随所に記されているごとく、人(祭司)は、神の怒りを鎮め、神をなだめる「供え物」としての雄牛や雄羊を殺して、その血と肉を祭壇に奉献していた。 なお、「贖罪」とは、「人の罪をまぬかれさす」「人の罪をつぐなう」「人の罪滅ぼしをする」という意味である。 主イエス・キリストの十字架の贖罪死は、使徒ヨハネまたはエペソ教会の長老ヨハネによる</span><span style="color: blue;">「ヨハネ福音書」 3:16-18</span>、<span style="color: blue;">「ヨハネ第一の手紙」 4:8-10 </span><span style="color: purple;">において神の愛とされ、異邦人への使徒 パウロによる</span><span style="color: blue;">「ローマ人への手紙」 3:23-26</span> <span style="color: purple;">において神の義とされる。 但し、パウロも、</span><span style="color: blue;">「エペソ人への手紙」</span> <span style="color: blue;">5:2 </span><span style="color: purple;">においてキリストの愛としている。</span><br />
<br />
<span style="color: blue;">ヨハネ福音書 3:16-18</span><br />
『神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。 それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。 神が御子を世に遣(つか)わされたのは、世をさばくためではなく、御子によって世が救われるためである。 御子を信じる者はさばかれない。 信じない者は神のひとり子の御名を信じなかったので、すでにさばかれている。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ローマ 3:23-26</span><br />
『すべての人は、罪を犯したので、神からの栄誉を受けることができず、ただ、神の恵みにより、キリスト・イエスの贖いのゆえに、価なしに義と認められるのです。 神は、キリスト・イエスを、その血による、また信仰による、なだめの供え物として、公にお示しになりました。 それは、ご自身の義を現わすためです。 というのは、今までに犯されて来た罪を神の忍耐をもって見のがして来られたからです。 それは、今の時にご自身の義を現わすためであり、こうして神ご自身が義であり、また、イエスを信じる者を義とお認めになるためなのです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">エペソ 5: 2</span><br />
『また、愛のうちに歩みなさい。 キリストもあなたがたを愛して、私たちのために、ご自身を神へのささげ物、また供え物とし、香ばしいかおりをおささげになりました。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">1ヨハネ 2: 2</span><br />
『この方(主イエス・キリスト)こそ、私たちの罪のための――私たちの罪だけでなく、世全体のための――なだめの供え物です。 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">1ヨハネ 4:10</span><br />
『私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し、私たちの罪のために、なだめの供え物としての御子を遣わされました。 ここに愛があるのです。 』<br />
<br />
<span style="color: purple;">主イエス・キリストの十字架の贖罪死により、神から人への愛と義が貫徹されたゆえに、悪魔・悪霊・悪人に対する裁きが、この地上で果たされつつあり、今現在も、『聖書』 の預言に示されている「神の御計画」が成就しつつある。 従って、主イエス・キリストの隣人愛の戒め、十字架の磔刑で流された御血(自己犠牲の贖罪死、新しい救いの契約)、死(黄泉)からの復活、天国(神の御国)への昇天、主イエス・キリストの御再臨を信ずる真のクリスチャンと、唯一の神ヤハウェ(=主イエス・キリスト)との対立・不和・分離の関係は過ぎ去り、神と人とは和解し、真のクリスチャンの罪は赦され、永遠のいのち(不死・栄光・愛)を与えられるに至った。 真のクリスチャンは、御父ヤハウェと御子イエス・キリストと助け主の聖霊とが同一の御霊であり、この同一の御霊の中心が主イエス・キリストであることを知り、主イエス・キリストを唯一の神として礼拝する霊的な儀式である聖餐式を通じて、主イエス・キリストの自己犠牲によって示された愛・義・救い・恵みを覚えることにより、主イエス・キリストとの霊的な一体化を遂げる。</span><br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ 18:19-20</span><br />
『 (・・・イエスは弟子たちに告げて言った。・・・) まことに、あなたがたにもう一度、告げます。 もし、あなたがたのうちのふたりが、どんなことでも、地上で心を一つにして祈るなら、天におられるわたしの父は、それをかなえてくださいます。 ふたりでも三人でも、わたしの名において集まる所には、わたしもその中にいるからです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ 22:36-40</span><br />
[ (パリサイ人のうちのひとりの律法の専門家が、イエスをためそうとして、尋ねた) 「先生。 律法の中で、たいせつな戒めはどれですか。」 そこで、イエスは彼に言われた。 『「心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。」 これがたいせつな第一の戒めです。 「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。」という第二の戒めも、それと同じようにたいせつです。 律法全体と預言者とが、この二つの戒めにかかっているのです。』]<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヨハネ 4:24</span><br />
『 (ヤコブの井戸にひとりの女が水をくみに来た。イエスは彼女に言われた。・・・) 神は霊ですから、神を礼拝する者は、霊とまことによって礼拝しなければなりません。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヨハネ 14:26</span><br />
『 (イエスはイスカリオテでないユダに答えられた。・・・) (しかし、)助け主、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、また、わたしがあなたがたに話したすべてのことを思い起こさせてくださいます。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヨハネ 17:3</span><br />
『 (イエスはこれらのことを話してから、目を天に向けて、言われた。・・・) (その)永遠のいのちとは、彼らが唯一のまことの神であるあなたと、あなたの遣わされたイエス・キリストとを知ることです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">使徒の働き 17:30-31</span> -ルカ書の著者がルカ書の続編として記した-<br />
『神は、そのような無知の時代を見過ごしておられましたが、今は、どこででもすべての人に悔い改めを命じておられます。 なぜなら、神は、おたてになったひとりの人により義をもってこの世界を裁くため、日を決めておられるからです。 そして、その方を死者の中からよみがえらせることによって、このことの確証をすべての人にお与えになったのです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">1コリント 5:6-8</span> -パウロとソステネからコリント教会への手紙-<br />
『あなたがたの高慢は、よくないことです。 あなたがたは、ほんのわずかのパン種が、粉のかたまり全体をふくらませることを知らないのですか。 新しい粉のかたまりのままでいるために、古いパン種を取り除きなさい。 あなたがたはパン種のないものだからです。 私たちの過越の子羊キリストが、すでにほふられたからです。 ですから、私たちは、古いパン種を用いたり、悪意と不正のパン種を用いたりしないで、パン種のはいらない、純粋で真実なパンで、祭りをしようではありませんか。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">1コリント 8:4-6</span><br />
『 (そういうわけで、)偶像にささげた肉を食べることについてですが、私達たちは、世の偶像の神は実際にはないものであること、また、唯一の神以外には神は存在しないことを知っています。 なるほど、多くの神や、多くの主があるので、神々と呼ばれるものならば、天にも地にもありますが、私たちには、父なる唯一の神がおられるだけで、すべのものはこの神から出ており、私たちもこの神のために存在しているのです。 また、唯一の主なるイエス・キリストがおられるだけで、すべてのものはこの主によって存在し、私たちもこの主によって存在するのです。』<br />
<br />
<br />
<span style="color: blue;">3.聖餐式を執り行う上での留意事項</span><br />
<span style="color: red;">(1) 聖餐式の雛型は、過越祭にあり</span><br />
<span style="color: blue;">出エジプト 12:1- 27</span><br />
[ 主は、エジプトの国でモーセとアロンに仰せられた。 「この月をあなたがたの月の始まりとし、これをあなたがたの年の最初の月とせよ。 イスラエルの全会衆に告げて言え。 この月の十日に、おのおのその父祖の家ごとに、羊一頭を、すなわち、家族ごとに羊一頭を用意しなさい。 もし家族が羊一頭の分より少ないなら、その人はその家のすぐ隣の人と、人数に応じて一頭を取り、めいめいが食べる分量に応じて、その羊を分けなければならない。 あなたがたの羊は傷のない一歳の雄でなければならない。 それを子羊かやぎのうちから取らなければならない。 あなたがたはこの月の十四日までそれをよく見守る。 そしてイスラエルの民の全集会は集まって、夕暮れにそれをほふり、 その血を取り、羊を食べる家々の二本の門柱と、かもいに、それをつける。 その夜、その肉を食べる。 すなわち、それを火に焼いて、種を入れないパンと苦菜を添えて食べなければならない。 それを、生のままで、または、水で煮て食べてはならない。 その頭も足も内臓も火で焼かなければならない。 それを朝まで残してはならない。 朝まで残ったものは、火で焼かなければならない。 あなたがたは、このようにしてそれを食べなければならない。 腰の帯を引き締め、足に、くつをはき、手に杖を持ち、急いで食べなさい。 これは主への過越のいけにえである。 その夜、わたしはエジプトの地を巡り、人をはじめ、家畜に至るまで、エジプトの地のすべての初子を打ち、また、エジプトのすべての神々にさばきを下そう。 わたしは主である。 あなたがたのいる家々の血は、あなたがたのためにしるしとなる。 わたしはその血を見て、あなたがたの所を通り越そう。 わたしがエジプトの地を打つとき、あなたがたには滅びのわざわいは起こらない。 この日は、あなたがたにとって記念すべき日となる。 あなたがたはこれを主への祭りとして祝い、代々守るべき永遠のおきてとしてこれを祝わなければならない。 あなたがたは七日間種を入れないパンを食べなければならない。 その第一日目に、あなたがたの家から確かにパン種を取り除かなければならない。 第一日から第七日までの間に種を入れたパンを食べる者は、だれでもイスラエルから断ち切られるからである。 また第一日に聖なる会合を開き、第七日にも聖なる会合を開かなければならない。 この期間中、どんな仕事もしてはならない。 ただし、みなが食べなければならないものだけは作ることができる。 あなたがたは種を入れないパンの祭りを守りなさい。 それは、ちょうどこの日に、わたしがあなたがたの集団をエジプトの地から連れ出すからである。 あなたがたは永遠のおきてとして代々にわたって、この日を守りなさい。 最初の月の十四日の夕方から、その月の二十一日の夕方まで、種を入れないパンを食べなければならない。 七日間はあなたがたの家にパン種があってはならない。 だれでもパン種のはいったものを食べる者は、在留異国人でも、この国に生まれた者でも、その者はイスラエルの会衆から断ち切られるからである。 あなたがたはパン種のはいったものは何も食べてはならない。 あなたがたが住む所ではどこででも、種を入れないパンを食べなければならない。」 そこで、モーセはイスラエルの長老たちをみな呼び寄せて言った。 「あなたがたの家族のために羊を、ためらうことなく、取り、過越のいけにえとしてほふりなさい。 ヒソプの一束を取って、鉢の中の血に浸し、その鉢の中の血をかもいと二本の門柱につけなさい。 朝まで、だれも家の戸口から外に出てはならない。 主がエジプトを打つために行き巡られ、かもいと二本の門柱にある血をご覧になれば、主はその戸口を過ぎ越され、滅ぼす者があなたがたの家にはいって、打つことがないようにされる。 あなたがたはこのことを、あなたとあなたの子孫のためのおきてとして、永遠に守りなさい。 また、主が約束どおりに与えてくださる地にはいるとき、あなたがたはこの儀式を守りなさい。 あなたがたの子どもたちが『この儀式はどういう意味ですか。』と言ったとき、 あなたがたはこう答えなさい。 『それは主への過越のいけにえだ。 主がエジプトを打ったとき、主はエジプトにいたイスラエル人の家を過ぎ越され、私たちの家々を救ってくださったのだ。』」 すると民はひざまずいて、礼拝した。]<br />
<br />
<span style="color: purple;">聖餐式は、最後の晩餐において、主イエス・キリストが弟子たちに下した戒めに由来するが、『旧約聖書』 の時代に遡ると、モーセによる「出エジプト」を記念する過越祭が、聖餐式の雛型である。 但し、『旧約聖書』 の「出エジプト」の中には、主イエス・キリストによる「新しい契約の血」の象徴である「ぶどう酒」は出てこない。 なぜなら、『旧約聖書』 のモーセの時代においては、「ほふった羊」(主イエス・キリストの雛形)の血を、家々の二本の門柱と、かもいに実際に塗りつけたし、モーセ以後のアロンの祭司たち(レビ族の祭司たち)の時代になると、年毎の「供え物」(雄牛や雄羊など)を殺し、その血と肉を神の前の祭壇に捧げ、イスラエルの民全体の罪を贖い続けていたからだ。 ところが、『新約聖書』 の主イエス・キリスト以降の時代においては、神への「供え物」である雄牛や雄羊などを殺して、その血と肉を祭壇に捧げる贖罪の祭儀を廃止し、「出エジプト」(=罪の奴隷からの解放の雛形)を記念して、「ほふられた羊」(=主イエス・キリスト)の血(=神と人との新しい契約を交わすための自己犠牲を甘受して十字架に磔にされた主イエス・キリストの御血)の象徴である「ぶどう酒」を飲むようになった。 ちなみに、ヤコブ・ヨハネ・ペトロを三本柱とする初代教会(主イエス・キリスト昇天後のエルサレム教会)の聖餐式は、年一回の過越祭で盛大に執り行われる他、「使徒」2:42の様子から安息日ごとに行われていた可能性が高い。 そもそも、『聖書』 に記されている「先の雨」としての聖霊降臨によって成立した初代教会の勃興以来、久しく途絶えていた「真の教会」の産声は、聖霊中心主義のぺンテコステ派に他ならない。 つまり、</span><span style="color: orange;">1901年</span><span style="color: purple;">に米国カンザス州トピカにあるベテル聖書学院で行われた年末年始の祈祷会で、その指導者である</span><span style="color: blue;">チャールズ・フォックス・パーハム</span><span style="color: purple;">(1873~1929)をはじめとするベテル聖書学院の神学生たちが 聖霊のバプテスマ を体験し、異言で神を讃美した現象に始まる聖霊中心主義のペンテコステ派が、「後の雨」としての聖霊降臨によって成立した「真の教会」の産声になる。但し、「</span><span style="color: purple;">後の雨</span><span style="color: purple;">」は、これからも起こると多々預言されている。 従って、聖餐式は、</span><span style="color: orange;">1901年</span><span style="color: purple;">の米国カンザス州トピカのように、年末の大晦日の深夜23時頃に集い、人となって来た神である主イエス・キリストを賛美しながら新年を迎えた元旦に行うこと。ユダヤ暦に基づく主要な例祭の日に行うこと。毎週の安息日に行うことが最も適正である。だから、『旧教カトリック教会のミサ及び新教プロテスタント教会の聖餐式のごとく、安息日と異なる日曜日(主日礼拝)の午前中に三度も実施したり、市販のクラッカーをパンとして用いたり、ぶどう酒を飲まないなど、デタラメに実施する「世の教会」は、尊い霊的な儀式である聖餐式を精神的・霊的に軽んじ、形式的・世俗的・肉的な儀式へと貶(おとし)めている』と言えよう。</span><br />
<br />
<span style="color: blue;">1コリント 10:17</span><br />
『パンは一つですから、私たちは、多数であっても、一つのからだです。 それは、みなの者がともに一つのパンを食べるからです。』<br />
<br />
<span style="color: purple;">聖餐式において配られるパンは、主イエス・キリストの霊的な体の一部である御肉を象徴する。 また、真の教会は、主イエス・キリストの体であり、教会の頭は、主イエス・キリストご自身である。 即ち、主イエス・キリストの体は一つだけであって、複数の体が存在しているのではない。 従って、聖餐式に用いるパンは、一つだけの種なしパンを用いる。 絶対に複数の種なしパンを用いてはならない。 なお、種とは、酵母(イースト菌)のことであり、腐敗堕落・高慢心・増長心の象徴である。 聖餐に与るクリスチャンはみな、主イエス・キリストにあって一体であるため、常に謙遜と柔和と寛容と愛とをもって、お互いに一体であるとの想いを抱かねばならない。</span><br />
<br />
<span style="color: magenta;">斎戒沐浴と断食と祈りによって自己の心身を聖別した祭司</span><span style="color: purple;">が、パンを作る。 この場合、小麦を石臼(いしうす)で挽(ひ)いて小麦粉にし、この白い小麦粉に適量の聖別された水を加えて十分に練り上げた後、これを熱した鉄板の上に平らに引き延ばして焼き上げて作る。 便利な現代社会では、市販の小麦粉に聖別された水を加え、神に感謝の祈りを捧げながら、これを練り上げ、フライパンの上で焼いてパンを作る。 この際、パン種 (酵母=イースト菌 )を混ぜてはならない。 ちなみに、日本列島の山系から湧き出る水は、カルシウムとマグネシウムの含有量が比較的に少ない軟水である。 軟水は、日本茶や日本料理のうまみを引き出すのに最適な水だ。 そして、この軟水を瓶などに入れ、安息日礼拝の時に祈りの力によって霊的に清めた水を、聖別された水、即ち、聖水と言う。</span><br />
<span style="color: purple;"><br /></span>
<span style="color: purple;"> 一方、杯の中にある聖別されたぶどう酒は、霊的な実体において、真のクリスチャンの罪を赦して下さる主イエス・キリストの「新しい契約の血」である。 万人を贖う主イエス・キリストの犠牲死を想いながら、これを飲むたびごとに主イエス・キリストの高き深き愛に基づく新しい契約を覚えよう。 そして、現在、天国(神の御国)におられる主イエス・キリストと、地上に暮らす真のクリスチャンとの霊的な一体化を助けて下さるのは聖霊だ。 御父ヤハウェが御子イエス・キリストの御名によってお遣わしになる聖霊は、真のクリスチャンの助け主である。 聖餐式において、聖霊の助けに与りながら、主イエス・キリストの御肉(種なしパン)を食べ、その御血(ぶどう酒)を飲む真のクリスチャンは、主イエス・キリストと霊的に一体化される。</span><br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">(2) 聖餐式のパンは、パン種 (酵母=イースト菌 )のないものを使う</span><br />
<span style="color: blue;">出エジプト 12:15</span> ―主は、エジプトの国でモーセとアロンに仰せられた。―<br />
『あなたがたは七日間 種を入れないパンを食べなければならない。 その第一日目に、あなたがたの家から確かにパン種を取り除かなければならない。 第一日から第七日までの間に種を入れたパンを食べる者は、だれでもイスラエルから断ち切られるからである。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">出エジプト 12:17- 18</span><br />
『あなたがたは種を入れないパンの祭りを守りなさい。 それは、ちょうどこの日に、わたしがあなたがたの集団をエジプトの地から連れ出すからである。 あなたがたは永遠のおきてとして代々にわたって、この日を守りなさい。 最初の月の十四日の夕方から、その月の二十一日の夕方まで、種を入れないパンを食べなければならない。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">出エジプト 12:20</span><br />
『あなたがたはパン種のはいったものは何も食べてはならない。 あなたがたが住む所ではどこででも、種を入れないパンを食べなければならない。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">出エジプト 23:15</span><br />
『種を入れないパンの祭りを守らなければならない。・・・』<br />
<br />
<span style="color: blue;">出エジプト 34:18</span><br />
『あなたは、種を入れないパンの祭りを守らなければならない。・・・』<br />
<br />
<span style="color: blue;">レビ 23: 6 </span>―主はモーセに告げて仰せられた。―<br />
『この月(第一月)の十五日は、主の、種を入れないパンの祭りである。・・・』<br />
<br />
<span style="color: blue;">民数記 9:11 </span>―主はモーセに告げて仰せられた。―<br />
『・・・種を入れないパンと苦菜といっしょにそれ(過越のいけにえ)を食べなければならない。・・・』<br />
<br />
<span style="color: blue;">申命記 16: 3 </span>―モーセがイスラエルのすべての民に告げたことばである。―<br />
『それ(過越のいけにえ)といっしょにパン種を入れたものを食べてはならない。 七日間は、それといっしょに種を入れないパン、悩みのパンを食べなければならない。 あなたが急いでエジプトの国から出たからである。 それは、あなたがエジプトの国から出た日を、あなたの一生の間、覚えているためである。』<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">(3) 7つの悪いパン種</span><br />
<span style="color: purple;">『旧約聖書』 の過越祭=『新約聖書』 の聖餐式に用いるパンは、パン種を除かねばならない。 パン種を除く理由は、酵母(イースト菌)によるパンの醗酵と増長の変容過程が、人の心の腐敗堕落と高慢増長の変容過程と同一の相似象(象徴)であるためだ。 これ故、聖餐式は、種なしパンを用いて祝わねばならない。 『聖書』は、「パン種のはいらない、純粋で真実なパン」とは違う、7つの悪いパン種を示し、悪いパン種を取り除くように命じている。ちなみに、日本伝統の食文化である正月の「おせち料理」は、出エジプト時の日持ちのする携行食と同じであり、「餅」(ヘブライ語 単数形マッツァ 複数形モチ)は、種なしパンそのものである。</span><br />
<br />
<span style="color: magenta;">A. </span>高慢のパン種---------<span style="color: blue;">1コリント 5: 6</span> = 高慢・自慢・自尊・利己<br />
<br />
<span style="color: magenta;">B.</span> 古きパン種------------<span style="color: blue;">1コリント 5: 7 </span>= 古い時代の文化文明・旧約時代の慣習<br />
<br />
<span style="color: magenta;">C. </span>悪意のパン種---------<span style="color: blue;">1コリント 5: 8 </span>= 悪意・敵意・嫉妬・憎悪<br />
<br />
<span style="color: magenta;">D. </span>不正のパン種---------<span style="color: blue;">1コリント 5: 8</span> = 不正・不法・捏造・詐欺<br />
<br />
<span style="color: magenta;">E. </span>パリサイ人のパン種----<span style="color: blue;">マタイ 16: 6</span>、<span style="color: blue;">マルコ 8:15</span> = 形式・偽善・権威主義的な宗教権力<br />
<br />
<span style="color: magenta;">F. </span>サドカイ人のパン種-----<span style="color: blue;">マタイ 3: 7</span>、<span style="color: blue;">マタイ 16: 6</span> = 世俗主義・功利主義・霊否定の唯物論<br />
<br />
<span style="color: magenta;">G. </span>ヘロデのパン種----------<span style="color: blue;">マルコ 8:15</span> = 殺戮・猜疑心・狡猾・横暴な政治権力<br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ 3: 7</span><br />
『しかし、パリサイ人やサドカイ人が大ぜいバプテスマを受けに来るのを見たとき、ヨハネは彼らに言った。 「まむしのすえたち。 だれが必ず来る御怒りをのがれるように教えたのか。」』<br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ 12:34</span><br />
『 (イエスは、パリサイ人に言った。) まむしのすえたち。 おまえたち悪い者に、どうして良いことが言えましょう。 心に満ちていることを口が話すのです。』<br />
<div>
<br /></div>
<span style="color: blue;">マタイ 16: 6</span><br />
『イエスは彼らに言われた。 「パリサイ人やサドカイ人たちのパン種には注意して気をつけなさい。」』<br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ 16:12</span><br />
『彼らはようやく、イエスが気をつけよと言われたのは、パン種のことではなくて、パリサイ人やサドカイ人たちの教えのことであることを悟った。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ 23:33</span><br />
『 (イエスは、群集と弟子たちに、パリサイ人について話した。) おまえたち蛇ども、まむしのすえども。 おまえたちは、ゲヘナの刑罰をどうしてのがれることができよう。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">マルコ 8:15</span><br />
『そのとき、イエスは彼らに命じて言われた。 「パリサイ人のパン種とヘロデのパン種とに十分気をつけなさい。」』 <br />
<br />
<span style="color: blue;">1コリント 5: 6- 8</span><br />
『あなたがたの高慢は、よくないことです。 あなたがたは、ほんのわずかのパン種が、粉のかたまり全体をふくらませることを知らないのですか。 新しい粉のかたまりのままでいるために、古いパン種を取り除きなさい。 あなたがたはパン種のないものだからです。 私たちの過越の小羊キリストが、すでにほふられたからです。 ですから、私たちは、古いパン種を用いたり、悪意と不正のパン種を用いたりしないで、パン種の入らない、純粋で真実なパンで、祭りをしようではありませんか。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ガラテヤ人 5: 9</span> -パウロと共にいる兄弟たちからガラテヤにある諸教会への手紙-<br />
『わずかのパン種が、こねた粉の全体を発酵させるのです。』<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">(4) 聖餐式は、主イエス・キリストの御再臨の日まで継続される</span><br />
<span style="color: blue;">1コリント 11:23-32</span> -パウロとソステネからコリント教会への手紙-<br />
『私(パウロ)は主から受けたことを、あなたがたに伝えたのです。 すなわち、主イエスは渡される夜、パンをとり、感謝を捧げて後、それを裂き、こう言われました。 「これはあなたがたのための、わたしのからだです。 わたしを覚えて、これを行ないなさい。」 食事の後、杯をも同じようにして言われました。 「この杯は、わたしの血による新しい契約です。 これを飲むたびに、わたしを覚えて、これを行ないなさい。」 ですから、あなたがたは、このパンを食べ、この杯を飲むたびに、主が来られるまで、主の死を告げ知らせるのです。 したがって、もし、ふさわしくないままでパンを食べ、主の杯を飲む者があれば、主のからだと血に対して罪を犯すことになります。 ですから、ひとりひとりが自分を吟味して、そのうえでパンを食べ、杯を飲みなさい。 みからだをわきまえないで、飲み食いするならば、その飲み食いが自分をさばくことになります。 そのために、あなたがたの中に、弱い者や病人が多くなり、死んだ者が大ぜいいます。 しかし、もし私たちが自分をさばくなら、さばかれることはありません。 しかし、私たちがさばかれるのは、主によって懲らしめられるのであって、それは、私たちが、この世とともに罪に定められることのないためです。』<br />
<br />
<span style="color: purple;">聖餐式は、主イエス・キリストの御再臨の日まで教会において継続される。 なお、ここで言う「教会」とは、「神の教会」「真の教会」のことであって、旧教カトリック教会及び新教プロテスタント教会という「世の教会」のことではない。 聖霊の降臨なき「世の教会」の聖餐式は、霊的に形骸化しており、聖餐式に関係した</span><span style="color: blue;">1コリント 11:23-25</span> <span style="color: purple;">などを漫然と朗読しながら、「世の教会」に集う関係者の親睦を図るだけの、儀式めかした飲食会へと堕ちている。 また、聖餐に与る条件に関して、『洗礼を受けたクリスチャンに限る』 とか、『成人に限る』 とか、『聖書』 には具体的に何も記されていない。 このため、「世の教会」の内部においては、聖餐に与る条件に関する論争と紛議が生じているが、『もし、ふさわしくないままでパンを食べ、主の杯を飲む者があれば、主のからだと血に対して罪を犯すことになります。ですから、ひとりひとりが自分を吟味して、そのうえでパンを食べ、杯を飲みなさい。』 と</span><span style="color: blue;">1コリント 11:27-28</span> <span style="color: purple;">に書いてあるように、洗礼を受けていないノンクリスチャンであっても、主イエス・キリスト=聖霊に導かれた者、あるいは、イエス・キリストを自らの主(所有者・中心者)として受け入れた者である限り、聖餐に与ることができる。 個々人の信仰心が教会の礼典の礎であり、教会の礼典よりも個々人の信仰心を優先しなければならない。 従って、洗礼を受けてクリスチャンになるのは、聖餐に与った後でも構わないのである。 但し、子供は、その子供の養育に責任を持つ親が余程の堅い信仰者でない限り、子供が聖餐を貶(おとし)める言動をしたり、聖餐の味などから子供が何らかの偏見を聖餐に抱いたり、子供であるが故に自らの信仰心を吟味できないため、聖餐に与らせるべきではない。 なお、悪魔・悪霊に憑かれている自覚のない者が、真の聖餐に与るならば、病気・事故・災害・災難・死亡という不幸を招くことになるが、形骸化した非聖書的で冒涜的な聖餐に与る限りにおいては、日常の飲食と変わらないため、何らの不幸も招かないだろう。 さらに、真の聖餐に与ったか否かという霊的儀式の真偽を問う事とは別に、実際に見聞した「世の教会」の霊的実態について言及しておくと、出鱈目な聖餐式を繰り返した名ばかりの牧師に関しては、現代医学でも解明できない原因による骨と皮ばかりになる極端な痩身化・ 女性信者とのホテルからの飛び降り自殺・ 多重人格化した精神錯乱・ 家庭内暴力による家族崩壊などがあったし、これらの牧師を中心に集う信者たちに関しても、運転中の重大な交通事故の頻発・ 親族の連続する突然死や病死・ 階段からの転落による顔面負傷・ 従来の健康状態からは考えられない急速な病弱化・ 強毒性インフルエンザへの感染などの不幸が、通常の社会生活を営む個人の「不幸に陥る確率」からすればありえないほどの高い比率と頻度で起き、聖霊のもたらす心の平安も見られない。</span><br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">(5) 聖餐式に用いるパンと杯(ぶどう酒)を吟味し、その祭儀要領を守る</span><br />
<span style="color: purple;">聖餐式に用いる飲食物は、種なしパン一個と杯(ぶどう酒)だけである。 杯(ぶどう酒)は、酸化防止剤などの食品添加物の入っていないものを用いる。 なお、ぶどう汁は、自然に発酵してぶどう酒になるため、『聖餐式でぶどう酒を飲むのは不見識だ』 という主張をする者の方が不見識なのである。 また、主イエス・キリストの最初の奇跡が、水をぶどう酒に変えたことを想起しよう。 つまり、ヨハネ 2:1-11のごとく、ガリラヤのカナでの婚礼時に、母マリアが主イエス・キリストに向かって『ぶどう酒がありません。』 と言うと、主イエス・キリストは、『女の方。わたしの時はまだ来ていません。』 と答え、水をぶどう酒に変えた。 『わたしの時はまだ来ていません。』 とは、最後の晩餐の時に、弟子たちに対し、主イエス・キリストの御血、即ち、新しい契約の血の象徴であるぶどう酒を飲むように戒める時が来ることを預言したものだ。 主イエス・キリストの御血、即ち、新しい契約の血を象徴するぶどう酒の創造こそが、『新約聖書』 における最初の奇跡であるが、このぶどう酒は、真のクリスチャンにとって永遠に奇跡であり続ける。 なぜなら、霊的に正しく執り行われた聖餐式のぶどう酒を飲むことにより、『聖書』 の隠喩において 「火」 「油」 「雨」 などと表現される「聖霊」が、聖餐に与る真のクリスチャンの心の中に注がれ、永遠の生命という奇跡そのものを得るからだ。 さて、聖餐式を司る祭司(伝道者・牧師など)は、主イエス・キリストが為されたように、先ず、パンを祝し、クリスチャンの数に応じてパンを自らの手で裂いて与え、次に杯(ぶどう酒)を祝して、これを分け与える。 ここで言う「祝す」とは、主イエス・キリストの御愛に感謝の祈りを捧げ、心の中で、霊的な実体において、種なしパン一個は主イエス・キリストの霊的な体の御肉であり、杯(ぶどう酒)は主イエス・キリストの御血であると想像しながら、主イエス・キリストとの霊的な一体化を果たして救われることを歓喜して祝うという意味である。 従って、主イエス・キリストの霊的な体の御肉である種なしパン一個を、ビニール手袋を着けた手で裂いたり、複数の者が手分けして裂いたりしてはならない。 なぜなら、主イエス・キリストの霊的な体の御肉は清く、『(主イエス・キリストを信ずる者は)毒を飲んでも決して害を受けず』</span>(<span style="color: blue;">マルコ16:18</span>)<span style="color: purple;">、聖餐式の霊的な責任を負う祭司は、一人のみだからだ。 なお、杯(ぶどう酒)に関しては、ぶどうの果肉だけを用いて作られた白ぶどう酒ではなく、ぶどうの果肉・種・皮のすべてを用いて作られた赤ぶどう酒を用いる。 さて、現代のローマ・カトリック教会のミサでは、</span><span style="color: purple;">司祭が</span><span style="color: purple;">カリス</span><span style="color: purple;">(ぶどう酒の入った杯)を</span><span style="color: purple;">持って信徒に</span><span style="color: purple;">配ったり、信徒が祭壇上に置かれた</span><span style="color: purple;">カリスに</span><span style="color: purple;">ホスチア(ウェハース状の薄いパン)</span><span style="color: purple;">を浸して与ったり、</span><span style="color: purple;">信徒が司祭から手の平に与った</span><span style="color: purple;">ホスチアを口に入れてから</span><span style="color: purple;">カリスを持って、</span><span style="color: purple;">ぶどう酒</span><span style="color: purple;">に</span><span style="color: purple;">与っている。 なお、司祭が</span><span style="color: purple;">信徒の口の中にホスチアを入れる理由は、</span><span style="color: purple;">信徒の</span><span style="color: purple;">手の平に乗せると</span><span style="color: purple;">ホスチアの</span><span style="color: purple;">粉末が手の平に残ったり、邪悪な</span><span style="color: purple;">信徒がホスチアを</span><span style="color: purple;">持ち帰って悪魔礼拝に悪用する危険性があるからだ。</span><br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">(6) 聖餐に与るクリスチャンの心得</span><br />
<span style="color: blue;"> 出エジプト 12:7-8</span> ―主は、エジプトの国でモーセとアロンに仰せられた。―<br />
『 (羊は傷のない、一歳の雄でなければならない。・・・夕暮れにそれをほふり、) その血を取り、羊を食べる家々の二本の門柱と、かもいに、それをつける。 その夜、その肉を食べる。 すなわち、それを火に焼いて、種を入れないパンと苦菜を添えて食べなければならない。』<br />
<br />
<span style="color: purple;">この聖句は、腐敗しない、真理の、永遠の命である種なしパンを食べ、「ほふられた子羊」(後の世に現れる主イエス・キリストの象徴)の苦しみを、苦菜を添えて食べることで覚えるべきことを示している。 なお、苦菜(にがな)とは、山葵(わさび)であると考えられる。</span><br />
<span style="color: purple;"><br /></span>
<br />
<span style="color: blue;">マタイ 26:26- 28</span><br />
『また、彼らが食事をしているとき、イエスはパンを取り、祝福して後、これを裂き、弟子たちに与えて言われた。 「取って食べなさい、これはわたしのからだです。」 また杯を取り、感謝をささげて後、こう言って彼らにお与えになった。 「みな、この杯から飲みなさい。 これは、わたしの契約の血です。 罪を赦すために多くの人のために流されるものです。』 <br />
<br />
<span style="color: purple;">主イエス・キリストは、弟子たちとの最後の晩餐において、御自らの体の象徴である種なしパンを食べ、人の罪(人の心にある恐怖怯懦と無知迷信という否定的感情のもたらす不幸な現象)を赦す契約の血の象徴である杯(ぶどう酒)を飲むように命じられた。 この聖餐式の雛型は、過越祭を記した</span><span style="color: blue;">「出エジプト」12:1- 27</span><span style="color: purple;">にある。 従って、聖餐式は、過越祭のように年一回だけ執り行うことを原則とすべきだ。但し、世界各国と日本全国に散在している兄弟姉妹と再会する「大聖会」等の特別集会の時を例外とする。霊的・精神的な集中力を欠いた状態で漫然と毎週・毎月・年数回も形式的に執り行うべきではない。</span><br />
<span style="color: purple;"><br /></span>
<span style="color: purple;"> 主イエス・キリストは、当時のパリサイ派等のユダヤ教の祭司・長老・ユダヤ人たちから、『神を冒涜した』</span>(<span style="color: blue;">マルコ2:</span>7、<span style="color: blue;">ヨハネ10:33-36</span>)<span style="color: purple;">と糾弾され、ローマ帝国ユダヤ属領総督のポンテオ・ピラト(在任26- 36)の下で不条理にも裁かれ、ユダヤ人やローマ軍兵士からの罵詈雑言を浴びつつ痛ましい拷問を受け、大きな木の十字架に釘で磔にされるという極めて残酷な方法で公開処刑されたが、『イエスは、ユダヤ社会の改革に失敗した、反逆的な指導者だ』 という見方は、あまりにも表層的で世俗的な見方である。 つまり、『聖書』による真相的で霊的な見方によれば、主イエス・キリストを信ずるクリスチャンの罪を贖い、悪と罪と死に囚われている人を救うため、「神の御計画」</span>(<span style="color: blue;">使徒 2:2</span>3、<span style="color: blue;">同左 20:27</span>、<span style="color: blue;">ローマ 8:28</span>、<span style="color: blue;">エペソ 3:11</span>)<span style="color: purple;">に従い、自発的に御自らの生命を犠牲にされた。 従って、主イエス・キリスト御自らの一身上に、人の悪と罪と死を背負い、御自らの生命を犠牲にされた、その気高き愛と義を悟り、その自己犠牲に感謝の気持ちを抱き、十字架に磔にされながら死へと至る、その苦しみを偲びつつ、主イエス・キリストを通して人の悪と罪と死に対する完全なる勝利への道が開かれたことを知り、主イエス・キリストの世々限りなき栄光を賛美しつつ、聖餐に与かるべきである。</span><br />
<br />
<br />
<span style="color: blue;">4.真のクリスチャンの集う安息日礼拝に参加する意義</span><br />
<span style="color: purple;">聖餐式を執り行うか否かにかかわらず、クリスチャンが集う「安息日礼拝」(金曜日の日没後から土曜日の日没前までの間)を継続する意義は、次の聖句にある。つまり、</span><span style="color: blue;">マタイ18:20 </span><span style="color: purple;">に書いてあるように「主イエス・キリストの御臨在」に与ることにある。</span><br />
<br />
<span style="color: blue;">出エジプト 20: 8</span><br />
『安息日を覚えて、これを聖なる日とせよ。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">レビ記 23: 3</span><br />
『六日間は仕事をしてもよい。 しかし七日目は全き休みの安息、聖なる会合の日である。 あなたがたは、いっさいの仕事をしてはならない。 この日はあなたがたがどこに住んでいても主の安息日である。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">申命記 5:12</span><br />
『安息日を守って、これを聖なる日とせよ。 あなたの神、主が命じられたとおりに。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">申命記 5:15</span><br />
『あなたは、自分がエジプトの地で奴隷であったこと、そして、あなたの神、主が力強い御手と伸べられた腕とをもって、あなたをそこから連れ出されたことを覚えていなければならない。 それゆえ、あなたの神、主は、安息日を守るよう、あなたに命じられたのである。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">エゼキエル 20:20</span><br />
『また、わたしの安息日をきよく保て。 これをわたしとあなたがたとの間のしるしとし、わたしがあなたがたの神、主であることを知れ」と。 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ 12: 8</span><br />
『人の子(イエス)は安息日の主です。」』<br />
<br />
<span style="color: blue;">マルコ 2:27-28</span><br />
『また(イエスはパリサイ人に)言われた。 「安息日は人間のために設けられたのです。 人間が安息日のために造られたのではありません。 人の子(イエス)は安息日にも主です。」』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ルカ 6: 5</span><br />
『そして、(イエスは)彼ら(パリサイ人)に言われた。 「人の子は、安息日の主です。」』<br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ18:20</span><br />
『ふたりでも三人でも、わたしの名において集まる所には、わたし(イエス)もその中にいるからです。』 <br />
<span style="color: blue;">※ </span><span style="color: purple;">この聖句に関しては、</span><span style="color: magenta;">「仲の良い夫婦のように心(意識)を完全に一致させた二人以上」</span><span style="color: purple;">が集わないことには容易に実現しないと実感するが、『悪魔礼拝に堕ちたキリスト教の集会でない限り、その時と状況に応じて、神である主イエスの御意による』と言える。</span><br />
<br />
<span style="color: purple;">主イエス・キリストが、地上に御再臨されるまでの間、主イエス・キリストは、天国(神の御国)におられるため、その御霊である聖霊が、地上で暮らす真のクリスチャンの心の中に雨のごとく降り注がれている。 しかも、真のクリスチャンが単独でいる場所よりも、複数で集う時と場所に、主イエス・キリストも、霊的に存在しうることが示されている。 もちろん、真のクリスチャンが単独で暮らす家の中、家族団欒の時、職場の中、仕事に励む中、電車や自動車で移動している時など、いかなる時間・場所・状況においても、聖霊は、真のクリスチャンの心に雨のごとく浸透し融合している。 しかし、真のクリスチャン個人が直面する困難な問題を解決する上において、真のクリスチャンが複数集う牧会に参加した方が、より速く大きな霊的効果を得られるものだ。 霊的効果とは、問題を相談したことによって得られた回答かもしれないし、愛のある人間関係かもしれないし、牧会とは無関係な「偶然」の出来事かもしれない。 そもそも、真のクリスチャンは、「地の塩」 「世の光」</span>(<span style="color: blue;">マタイ5:13-16、マルコ9:48-50</span>、<span style="color: blue;">ルカ14:34-35</span>)<span style="color: purple;">として、主イエス・キリストの愛と義を広めるべく働いているのであり、主イエス・キリストを信じ、その教えに従う限り、聖霊が、いつ、いかなる時であっても助けてくれる。 人の眼に見えない霊的な存在である聖霊は、地上で暮らす真のクリスチャンに困難を乗り越える意思と勇気と知恵を与え、周囲の状況を変え、新たな道を切り開いてくださる。 実際に、こうでなければ、主イエス・キリストを信仰する意味がなく、肝心の「救い」「恵み」が眼に見える形で現実化しないのであれば、その人の信仰は、悪魔の霊的支配下にあり、真のクリスチャンの信仰とは言えない。</span><br />
<br />
<br />
<span style="color: blue;">5.祈りをかなえる秘訣</span><br />
<span style="color: red;">(1) 『すでに受けた』(マルコ11:24) と無意識の次元で信ずる</span><br />
<span style="color: blue;">A.無意識の次元で想像して信じたとおりになる</span><br />
<span style="color: blue;">マルコ 11:24 </span><span style="color: purple;">は、人の「現実」を形成する無意識(潜在意識)の「力」、即ち、人の心の奥底に宿る不思議な「力」を簡潔明瞭に明かした。 つまり、『人の未来は、人の想像力から始まる。 人の未来は、その人が無意識の次元で想像したとおりの未来になる』 ということだ。 別言するなら、『人に想像さえできないことは、その人に実現できない』 とも言える。 人の「現実」は、『わたしは、こうしたい』 と具体的に細かく想像することから創造されて行く。 そして、『わたしの心の中だけで想像した夢物語に過ぎない』 というように、「神」の眼から見れば、極めて限定された人の理性をもって客観視することなく、『わたしは、既に現実化しました。手に入れました。主の恵みと憐みに深く感謝を致します』 と、心の奥底、即ち、無意識から信じたのであれば、そのように信じた人の「現実」は、信じたとおりになる。 つまり、天地の創造者である唯一の大能の「神」である主イエス・キリストの御霊(=聖霊)と心</span><span style="color: purple;">(=意識・無意識)</span><span style="color: purple;">において直結した真のクリスチャンであれば、『聖書』 の教えに背くことなく、主イエス・キリストの御意にかなう祈りを捧げるのであり、こうした心の状態を保ちながら、具体的に細かく想像し、強く求め、『すでに受けた』 と無意識の次元において信じたことは、この地上において「現実化」する。 しかも、人の理性的な判断からすれば思いもよらない形で、人の考える因果律(原因と結果の連鎖)とは無関係に、何らの脈絡もないまま、忽然と「現実化」する。 但し、</span><span style="color: purple;">「現実化」の成就の時期は、神の御意に基づき、数日後・数週間後・数カ月後・数年後・数十年後と多種多様だ。 また、民族全体の歴史に関わる祈りであれば、預言の成就のごとく数百年後になる場合もある。 だから、</span><span style="color: blue;">1ヨハネ 5:14-15</span><span style="color: purple;"> に書いてある強い信仰心を保ち続けられるか否か、これが祈りをかなえる秘訣になる。</span><br />
<span style="color: purple;"><span style="color: blue;"><br /></span></span>
<span style="color: purple;"><span style="color: blue;">B.神の視点からすれば、原因と結果の因果関係を持つ「不思議」な奇跡と運</span></span><br />
<span style="color: purple;"><span style="color: lime;">(A) 『情けは、人のためならず、自分のため』</span></span><br />
<span style="color: purple;"> </span><span style="color: purple;">人の視点からすれば、『不思議だ』 『奇跡だ』 『運が良い』 『偶然だ』 と考えざるを得ない現象世界の様々な出来事が起きる。 しかし、</span><span style="color: magenta;">神の視点からすれば、人にとって「不思議」としか表現のしようのない奇跡と運にも必ず原因と結果の因果関係がある。 </span><span style="color: purple;">例えば、『情けは、人のためならず、自分のため』 『自分の撒いた種は、自分で刈り取る』という諺、即ち、『人は種を蒔けば、その刈り取りもすることになります。』</span>(<span style="color: blue;">ガラテヤ 6:7</span>)<span style="color: purple;">という聖句のごとく、人にとって「不思議」な奇跡と運にも必ず原因(種)と結果(刈り取り)の因果関係がある。 このため、</span><span style="color: purple;">神に祈り求める物事を「現実化」することを助ける「良い種」を、常日頃から撒いておく必要がある。</span><br />
<span style="color: lime;"><span style="color: purple;"><span style="color: blue;"><span style="color: lime;">(B) 無意識の扉を開いて神に祈る</span></span></span></span><br />
<span style="color: purple;">『無意識の次元で、祈り、想像し、信ずる』 と言っても、「異言の祈り」を実際に体験していない人には理解困難だろう。</span><span style="color: purple;">「異言の祈り」とは、無意識から湧き出る聖霊の言葉による祈りに他ならないが、この時に、神に祈り求める物事を具体的にヴィジュアルに</span><span style="color: purple;">想像しながら、『すでに受けた』と信ずると、それが「現実化」される。 なお、</span><span style="color: purple;">「異言の祈り」</span><span style="color: purple;">の他にも、無意識の扉を開いて神に霊的に祈る方法は、他にもある。「無意識の扉を開く」とは、別の同義語を用いて表現すると、「変性意識・ 催眠状態・ 瞑想状態・ トランス状態を作り出す」という意味だ。いずれの祈祷方法にせよ、人は寝ている時に無意識に落ち込み、そこで夢を見るわけであるから、眠って夢を見ている時と同じ無意識の状態を作り出し、この状態で神に祈る必要がある。</span><br />
<span style="color: purple;"><span style="color: blue;"><br /></span></span>
<span style="color: purple;"><span style="color: blue;">C.自己の神聖なる祈りの時間と 自己の世俗社会の生活を明確に区別する</span></span><br />
<span style="color: purple;"> 神に賛美と感謝の祈りを捧げ、また、何かの物事を神に祈り求める時には、</span><span style="color: purple;">神に祈り求めた物事の現実化を、一切</span><span style="color: purple;">の客観性を排除して</span><span style="color: purple;">無意識の次元で</span><span style="color: purple;">信じられるようにならなければならない。 しかし、神に祈り求める時以外の通常の世俗社会の生活では、自己の意識・無意識の中の客観性と主観性を均衡・調和させなければならない。 なぜなら、そのようにしなければ、世俗社会の生活において自己の精神の調和を保てず、自制心を失い、正しい思考に基づく正しい判断を下せず、世俗社会の物事の真理・真実・事実を認識できなくなるからだ。 この意味で、自己の祈りの時間とは、自己の意識・無意識を主観性だけで満たす、世俗社会の生活と隔絶した</span><span style="color: purple;">非日常的で神聖</span><span style="color: purple;">な</span><span style="color: purple;">時間である。</span><br />
<span style="color: purple;"><span style="color: blue;"><br /></span></span>
<span style="color: purple;"><span style="color: blue;">D.</span></span><span style="color: blue;">自己の神聖なる祈りとは異なる</span><span style="color: blue;">世俗社会の中における「祈り」</span><br />
<span style="color: purple;"><span style="color: purple;"> 世俗社会の生活と隔絶した</span><span style="color: purple;">非日常的で神聖</span><span style="color: purple;">な祈りの</span><span style="color: purple;">時間とは異なる、世俗社会の中における「祈り」もある。但し、正確には「祈り」と言うよりも「心の持ち方」「願望の実現方法」と呼ぶべきだ。これ即ち、「欲求+思考×感情×意志=行動」という図式になり、自己の五感から生ずる生理的欲求を満たし、また、自己の思考を現実化するために、物事を正しく思考し、情熱を持ち、意志を貫き、計画的に行動することである。別の表現をすれば、自己の</span></span><span style="color: purple;">人生の明確な目標を持ち、明確な計画の下に、粘り強く継続的に追求する事が、世俗社会の中における最も効果の高い「祈り」になる。</span><br />
<br />
<span style="color: red;">(2) 人の祈り求めに対して、常に 『その通り』 という、人の祈り求めを肯定する神の応答システム</span><br />
<span style="color: blue;"> マルコ 11:24 </span><span style="color: purple;">にある『すでに受けた』 と無意識の次元で信ずることは、通常の人には不可能だ。 なぜなら、人の意識は、直面している「現実」を受け入れてしまい、『 ~ して下さい』 『 ~ をお願いします』 『 ~ が必要です』 という祈りをするだけで、直面している「現実」を完全に忘れ去って、『すでに受けた』 と信ずることは非常に困難だ。また、この困難に加え、人の祈り求めに対する神の回答は、人が神に苦しみを訴えても、神に喜びを感謝しても、神に愚痴をこぼしても、神に泣き叫んでも、神の応答は、常に 『その通り』 という、人の喜怒哀楽の「感情」と、森羅万象の「現実」を肯定したものになる事を認識していない。 例えば、人が神に祈り求めれば、神は、その人の祈り求めに対して 『その通り』と応答されるため、人が神に祈り求めた時の心の「現実」だけが叶えられるのであり、人が神に祈り求めた「もの」が叶えられるのではない。つまり、</span><span style="color: magenta;">人が神に祈り求めて、人の信じた「もの」が叶えられる</span><span style="color: magenta;">。</span> <span style="color: purple;">だからこそ、『すでに受けた』 と無意識の次元で信じて神に祈り求める必要がある。 人が神に『すでに受けた』 という感謝の気持ちを抱いて祈り求めるのであれば、 『その通り』 と応答されるので、人が『すでに受けた』と信じた「もの」が現実化される。従って、人が直面している「現実」を完全に忘れ去り、『罪深い心の幻影の奴隷にされていた。しかし、神の恵みにより、すでに受けた』と信ずることができるようになるためには、</span><span style="color: blue;">1ヨハネ 5:14-15 </span><span style="color: purple;">に書いてあるように、</span><span style="color: purple;">祈り求めに相応した、神に対する強い信仰心がなければならない。特に、神に祈り求める自己の心身を戒める数日間の</span><span style="color: magenta;">断食</span><span style="color: purple;">を行えるだけの決意・自制心・信仰心が無い限り、神に何を祈り求めたところで、そのような自己の意志薄弱・心の混乱・猜疑心に満ちた「現実」だけを叶えてしまうだろう。最後に、</span><span style="color: magenta;">人の祈り求めに関する結論</span><span style="color: purple;">を述べよう。クリスチャンの精神レベルが、ある一定レベル以上まで高まると、</span><span style="color: purple;">『 </span><span style="color: purple;">わたしのために、</span><span style="color: purple;">~ して下さい』という祈り方をしなくなる。</span><span style="color: purple;">つまり、『主イエス・キリストの御意のままに、</span><span style="color: purple;">~</span><span style="color: purple;"> となりますように。悪魔サタンの策略(はかりごと)を打ち砕く主の御意が速やかに成就しますように</span><span style="color: purple;">』という無私の祈り方をするように変わる。主の御霊(=聖霊)との霊的一体化が進んで完成すると、『世俗社会における自己実現・自己や家族のための祈り・個人的な願望の成就に対する執着心などは、低い精神レベルに起因した、</span><span style="color: purple;">主の御霊(=聖霊)と</span><span style="color: purple;">乖離している人</span><span style="color: purple;">の祈り求めだ』と明確に認識できるようになる。そして、自己(=自我=エゴ=利己心)の100%を捨て去り、その境遇も、喜びと平安に満たされた、威厳のある修道院生活と同様の霊的生活となる。</span><br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ 6:6</span><br />
『(イエスは弟子たちに言われた。) あなたは、祈るときには自分の奥まった部屋にはいりなさい。 そして、戸をしめて、隠れた所におられるあなたの父に祈りなさい。 そうすれば、隠れた所で見ておられるあなたの父が、あなたに報いてくださいます。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ 21:22</span><br />
『(イエスは弟子たちに答えて言われた。) あなたがたが信じて祈り求めるものなら、何でも与えられます。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ 32-34</span><br />
『(イエスは弟子たちに言われた。) こういうもの(食べ物・飲み物・服装など)はみな、異邦人が切に求めているものなのです。 しかし、あなたがたの天の父は、それらがみなあなたがたに必要であることを知っておられます。 だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい。 そうすれば、それ(神の国とその義)に加えて、これらのもの(食べ物・飲み物・服装など)はすべて与えられます。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">マルコ 11:24</span><br />
『(イエスは弟子たちに言われた。) だからあなたがたに言うのです。 祈って求めるものは何でも、すでに受けたと信じなさい。 そうすれば、そのとおりになります。』 <br />
<br />
<span style="color: blue;">マルコ 14:36</span><br />
『(ゲッセマネの園の祈りにおいて、イエスは、) またこう言われた。 「アバ、父よ。あなたにおできにならないことはありません。 どうぞ、この杯(さかずき)をわたしから取りのけてください。 しかし、わたしの願うことではなく、あなたのみこころのままを、なさってください」』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ルカ 18:9-14</span><br />
『自分を義人だと自任し、他の人々を見下している者たちに対しては、イエスはこのようなたとえを話された。 「ふたりの人が、祈るために宮に上った。ひとりはパリサイ人(ユダヤ教パリサイ派)で、もうひとりは取税人であった。 パリサイ人は、立って、心の中でこんな祈りをした。 [神よ、私はほかの人々のように、ゆする者、不正な者、姦淫する者ではなく、ことにこの取税人のようではないことを、感謝します。 私は週に二度断食し、自分の受けるものはみな、その十分の一をささげております。] ところが、取税人は遠く離れて立ち、目を天に向けようともせず、自分の胸をたたいて言った。 [神さま。 こんな罪人の私をあわれんでください。] あなたがたに言うが、この人(取税人)が義と認められて家に帰りました。(神の国へ招かれました。) パリサイ人ではありません。 なぜなら、だれでも自分を高くする者は低くされ、自分を低くする者は高くされるからです。」 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヨハネ15: 7</span><br />
『あなたがた(ユダを除く十一弟子たち)がわたし(イエス)にとどまり、わたしのことばがあなたがたにとどまるなら、何でもあなたがたのほしいものを求めなさい。 そうすれば、あなたがたのためにそれがかなえられます。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ローマ 8:26-27</span><br />
『・・・私たち(パウロたち)は、どのように祈ったらよいかわからないのですが、御霊(イエス)ご自身が、言いようもない深いうめき(異言の祈り)によって、私たちのためにとりなしてくださいます。 人間の心を探り窮める方(イエス)は、御霊(イエス)の思いが何かをよく知っておられます。 なぜなら、御霊(イエス)は、神(イエス)のみこころに従って、聖徒のためにとりなしをしてくださるからです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヘブル 13:5-6</span><br />
『金銭を愛する生活をしてはいけません。 いま持っているもの(聖霊・健康・境遇)で満足しなさい。 主ご自身がこう言われるのです。 「わたしは決してあなたを離れず、また、あなたを捨てない。」 そこで、私たち(ヘブル書の著者たち)は確信に満ちてこう言います。 「主は私の助け手です。 私は恐れません。 人間が、私に対して何ができましょう。」』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヤコブ 4:3</span><br />
『願っても受けられないのは、自分の快楽のために使おうとして、悪い動機で願うからです。』 <br />
<br />
<span style="color: blue;">1ヨハネ 5:14-15</span><br />
『何事でも神のみこころにかなう願いをするなら、神はその願いを聞いてくださるということ、これこそ神に対する私たち(ヨハネたち)の確信です。 私たちの願う事を神が聞いてくださると知れば、神に願ったその事は、すでにかなえられたと知るのです。』 <span style="color: purple;">アーメン</span><br />
<span style="color: purple;"><br /></span>
<span style="color: purple;"><br /></span>
<span style="color: purple;"><span style="color: red;">脱稿2008(平成20)年 4月13日(日)</span></span><br />
<span style="color: purple;"><span style="color: blue;">公開2012(平成24)年10月28日(日)03:47</span></span><br />
<span style="color: blue;">saintsfellowship@outlook.com 聖書伝道会</span><br />
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<br />聖書伝道会http://www.blogger.com/profile/05753520114248036385noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2059390697110644034.post-22476779612110335412012-08-14T17:10:00.001+09:002019-10-03T00:22:25.379+09:00『 イエス之御霊教会の霊的沿革 』<span style="color: black; font-family: "times new roman";"></span><br />
<br />
<span style="color: blue;">【 1 】 序文</span><br />
<br />
「神」である、われらの主<span style="color: blue;">イエス・キリスト</span>が予知した、あらゆる国民と民族の未来像に基づく 「神の御計画」(世々の経綸 <span style="color: blue;">※</span> )は、預言という形で『聖書』の中に示されている。 そして、多くの預言は、あらゆる国民と民族の歴史において成就してきたし、これからも成就し続けるであろう。 なお、本編では、主イエス・キリストの降誕を含む数々の預言が成就してきたことを説明している時間的な余裕はない。 このため、「神」の御意に沿って近代に勃興した新教プロテスタント教会の一部の宗派の概説をするに留めるが、これらの宗派も、時代を創造する使命を既に終えた過去の年輪に過ぎない。 そして、日本国のキリスト教界全体を見渡した場合、その洗礼者数・教理内容・伝道実績を比較すれば一目瞭然であるように、「生ける神」(<span style="color: blue;">マタイ 16:16 他</span>)である主<span style="color: blue;">イエス・キリスト</span>と共に新時代を創造しつつあるのは、今や、<span style="color: purple;">イエス之御霊教会</span>(英語:<span style="color: purple;">Spirit of Jesus Church</span>)を含む極少数の教会のみである。 かくして、<span style="color: purple;">イエス之御霊教会</span>の伝道者・牧師・教師・長老・信者は、主<span style="color: blue;">イエス・キリスト</span>から特別に愛されていることを自覚せねばならない。 但し、主<span style="color: blue;">イエス・キリスト</span>の御愛を自覚するためには、イエス之御霊教会の原基である「<span style="color: orange;">1933(昭和8)年</span>の聖霊降臨」へと至るキリスト教会史における聖霊の働きを認識し、<span style="color: purple;">イエス之御霊教会</span>の霊的な沿革及び、その預言された歴史的な使命を理解しなければならない。 そして、これを理解した暁には、<span style="color: purple;">イエス之御霊教会</span>の創設者である<span style="color: blue;">村井ジュン</span>(1897~1970)師と同様に「自分を捨てる」決意を固め、「自分の十字架」を背負わねばならない。(<span style="color: blue;">マタイ10:38<span style="color: black;">、</span>同左16:24</span>、<span style="color: blue;">マルコ8:34</span>、<span style="color: blue;">ルカ 9:23</span>) さて、「自分を捨てる」とは、どういうことなのか? また、「自分の十字架」とは何なのか? これら一切は、聖霊が教えてくれるだろう。 ちなみに、人の外部からではなく、人の内部から教えてくれるのである。 即ち、人の「心」の中に降臨した聖霊が正しい答えを教えてくれる。 例えば、<span style="color: blue;">村井スワ</span>(1900~1998)師の場合、『私が十八の時・・・声が聞こえてきました。「汝、我に従え」 「我限りなき愛をもて汝を愛す」と、・・・その声は、人の声と同じでした』(英国イエス之御霊教会の献堂式の講壇 <span style="color: orange;">1990年3月18日</span>)と証言したように、人の声と同じ声によって教えて下さることも、夢などの別の形で教えて下さることもある。 人の「心」は、心理学的に言えば、意識(顕在意識)と無意識(潜在意識)から構成されているが、聖霊は、人を選び、人のうちでも特に真のクリスチャンの無意識(潜在意識)の中へ雨のように降り来たり、真のクリスチャンの「心」と融合し、その「心」に、歩むべき道・知るべき真理・得るべき永遠の生命を刻印する。 <span style="color: blue;">注釈:</span> <span style="color: purple;">イエス之御霊教会</span>は、日本聖書協会の文語聖書を用いているが、日本聖書刊行会の新改訳聖書(口語)の転載が容易であるため、これを用いた。 <br />
<span style="color: blue;">※</span> <span style="color: magenta;">「世々の経綸」</span> <span style="color: magenta;">村井ジュン著 1937(昭和12)年5月1日 初版発行 非売品</span><br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ 10:38-39</span><br />
<span style="color: black;">『自分の十字架を負ってわたしについて来ない者は、わたしにふさわしい者ではありません。 自分のいのちを自分のものとした者はそれを失い、わたしのために自分のいのちを失った者は、それを自分のものとします。 』</span><br />
<span style="color: blue;"></span><br />
<span style="color: blue;">マタイ 16:24</span><br />
『それから、イエスは弟子たちに言われた。「だれでもわたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、自分の十字架を負い、そしてわたしについて来なさい。』 <br />
<br />
<span style="color: blue;">マルコ 8:34</span><br />
『それから、イエスは群衆を弟子たちといっしょに呼び寄せて、彼らに言われた。「だれでもわたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、自分の十字架を負い、そしてわたしについて来なさい。』 <br />
<br />
<span style="color: blue;">ルカ 9:23</span><br />
『イエスは、みなの者に言われた。「だれでもわたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、日々自分の十字架を負い、そしてわたしについて来なさい。』 <br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">(1) 「真の教会」の出現に関する預言</span><br />
<span style="color: blue;">A.「雛形」 「隠喩」 「暗号」によって記されている預言</span><br />
『聖書』、即ち、『旧約聖書』と『新約聖書』は、分かれて並列しているのではなく、樹木の横断面のように、『旧約聖書』という樹心を『新約聖書』という新しい年輪が取り囲むように構成されている。 さらに、『聖書』の中に示されている預言は、<span style="color: red;">① </span>未来に起きる現象の予型または歴史的に繰り返される物事のパターン(様式)である「雛形」 <span style="color: red;">② </span>ある物を別の物にたとえる「隠喩」 <span style="color: red;">③ </span>文意を解く上で鍵となる象徴的なキーワード及び数字を用いた「暗号」によって記されている。 例えば、日本聖書教会を前身とするイエス之御霊教会の創設者である<span style="color: blue;">村井ジュン</span>師が考察したように、『聖書』に書いてある「先の雨と後の雨」 「秋の雨や春の雨」とは、気象の雨であると共に、天国(神の御国)より降り下る聖霊の「隠喩」である。 <span style="color: blue;">申命記 11:13-15</span>、<span style="color: blue;">エレミヤ 3: 1-</span><span style="color: blue;">3</span>、<span style="color: blue;">同左 5:22-26</span>、<span style="color: blue;">ホセア 6: 3-4</span>、<span style="color: blue;">ヨエル 2:23</span>、<span style="color: blue;">ゼカリヤ 10: 1</span>、<span style="color: blue;">ヤコブ 5: 7</span> そして、『聖書』の中に示されている預言は、聖霊に導かれている真のクリスチャンしか解くことができない。 <span style="color: blue;">ヨハネ5:39-40</span>、<span style="color: blue;">同左16:12-16</span>、<span style="color: blue;">1コリント2:1-3:1</span>、<span style="color: blue;">2テモテ3:16-4:7</span>、<span style="color: blue;">2ペテロ1:18-2:3</span>、<span style="color: blue;">同左3:16</span> なお、本編においては、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>師による、その他の預言の解き明かしを省いた。<br />
<br />
<span style="color: blue;">B.村井ジュン師による「真の教会」に関する預言の考察</span><br />
<span style="color: blue;">村井ジュン</span>師は、聖霊誌 第72号 <span style="color: orange;">1941(昭和16)年7月1日</span> において、「真の教会」に関する預言を次のように考察した。 ・・・ 『今、此の真の教会(日本聖書教会を前身とするイエス之御霊教会を含む世界各国にある真の教会)に対する預言を考察して見ると、真の教会が此の地上に具現するものなる事がよく判るのである。 聖書には、先の雨と後の雨、即ち、秋の雨と春の雨との事が約束されてある。 秋の雨とは、初代教会に降り注がれた聖霊降臨の事であり、初代教会は、使徒行伝第二章にある聖霊の大降臨と共に成立したのである。 春の雨とは、末の日に降り注がるゝ聖霊降臨の事であり、聖霊降臨と共に初代教会は再現し、即ち、真の教会は復興するのである。 今、歴史を調べて見ると、左の図(省略)の如く、聖霊は、初代教会の隆盛期→ 微弱期→ <span style="color: orange;">300年</span>以降の枯渇期→ <span style="color: orange;">1500年</span>以降の微弱期→ <span style="color: orange;">1900年</span>以降の隆盛期へと推移しながら降臨している事に気が付くのである。 <span style="color: blue;">使徒行伝第二章</span>に録(しる)されたる聖霊大降臨、即ち、秋の雨の大雨があって、キリストの教会は初めて成立し、御霊(聖霊)の著しき御活動があったが、第1世紀の末葉より、だんだんと聖霊の活動は不活発になり、第2世紀から第3世紀の頃より、聖霊の雫(しずく)となり、第4世紀頃には全く聖霊のなき時代となったのである。 これより謂ゆる聖霊の枯渇期に入り、<span style="color: orange;">1900年</span>に至り、やっと春の雨なる御霊(聖霊)の雫が世界の此処其処に降り初めたのである。 而して現在の如く聖霊は何処にても求むるがまゝに与えらるゝ時代に入ったのである。 而して真の教会は復興し、キリストの体なる教会は、此の地(大日本帝国)に具現しつゝあるのである。 而して此の世界(地上世界)にある此の教会(日本聖書教会を前身とするイエス之御霊教会を含む世界各国にある真の教会)が一つになるのが、主の聖旨であり、御経綸であり、此の教会のみに救ひあり、此の教会のみが携挙さるゝのである。 此の携挙の日が近づいているのだ。 ぐづぐづしている時ではない。』<br />
<span style="color: red;"></span><br />
<span style="color: red;">(2) イエス之御霊教会の歴史的な使命</span><br />
イエス之御霊教会の歴史的な使命とは、「水と霊」(<span style="color: blue;">ヨハネ 3:5</span>)を伝道し、水と霊のバプテスマによる「真のクリスチャン」の教化育成に努め、「真の教会」を建設することにある。<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヨハネ 3:5</span> <br />
『人は、水と霊によって生まれなければ、神の国にはいることはできません。』<br />
<br />
<span style="color: red;">(3) 「真の教会」を建設しているイエス之御霊教会</span><br />
「真の教会」とは、『あなたがたは使徒と預言者という土台の上に建てられており、キリスト・イエスご自身がその礎石です。この方にあって、組み合わされた建物の全体が成長し、主にある聖なる宮となるのであり、このキリストにあって、あなたがたも ともに建てられ、御霊によって神の御住まいとなるのです。』 (<span style="color: blue;">エペソ2:20-22</span> 「神の宮」)を実現した教会のことであり、「キリストの花嫁」(<span style="color: blue;">2コリント11:2</span>、<span style="color: blue;">エペソ5:25-32</span>、<span style="color: blue;">黙示録19:7-8</span>、<span style="color: blue;">同左21:2</span>、<span style="color: blue;">同左21:9</span>、<span style="color: blue;">同左22:17</span> )にして、 「キリストの体」(<span style="color: blue;">エペソ1:23</span>)なる教会のことである。 ちなみに、人が、心臓・肺・肝臓などの様々な器官から構成されているように、様々なクリスチャンも、主イエス・キリストにあって、一つの体(一つの教会)を構成する一部分である。 例えば、『一つのからだには多くの器官があって、すべての器官が同じ働きはしないのと同じように、大ぜいいる私たちも、キリストにあって一つのからだであり、ひとりひとり互いに器官なのです。』(<span style="color: blue;">ローマ 12: 4-5</span> )とあり、『あなたがたはキリストのからだであって、ひとりひとりは各器官なのです。』 (<span style="color: blue;">1コリント 12:27</span>)とあるごとく、イエス之御霊教会が建設している「真の教会」は、唯一無二の「キリストの体」だ。<br />
<span style="color: red;"></span><br />
<span style="color: red;">(4) 新教プロテスタント教会の一部の宗派の概説</span><br />
<span style="color: blue;">A.エヴァンジェリズム(福音派)</span><br />
Evangelism 福音派とは、『ローマ教皇はキリストの代理人ではなく、司祭が罪を赦す告解制度など、ローマ・カトリック教会の教理と祭儀は、聖書に反する』と主張した英国のオックスフォード大学教授にして宗教改革の先駆者<span style="color: blue;">ジョン・ウィクリフ</span>(1320頃~1384)、また、『免罪符の販売や聖職地位の売買をしてはならない』と糾弾したボヘミア(チェコ)のプラハ大学学長にして宗教改革の先駆者<span style="color: blue;">ヤン・フス</span>(1370頃~1415)たちの聖書中心主義の思想を受け継ぎ、旧教カトリック教会の権威を否定した<span style="color: blue;">マルティン・ルター</span>(1483~1546)たちの宗教改革を支持する新教プロテスタント教会全体を指し示す呼称である。 つまり、キリスト教会の権威を、旧教カトリック教会の組織・規則・教理・典礼に求めず、神の言葉である『聖書』の福音のみに求めるクリスチャンから成る新しい宗派を指す。 ちなみに、「福音」とは、『十字架上における主<span style="color: blue;">イエス・キリスト</span>の贖罪死により、神を冒涜してきた人の罪に対する、神の赦しが与えられた』という「良き知らせ」のことであり、マタイ・マルコ・ルカ・ヨハネの四大福音書に示されている。 また、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>師によれば、『福音とは、<span style="color: blue;">コリント前書十五ノ三、四</span>にあるやうに、我らの罪の為に死に、又葬られ、三日目に甦へり給ふたキリスト御自身である。その言葉を堅く守る事によって、救われると言ふことである。』 とされる。 さて、宗教改革の先駆者となった<span style="color: blue;">マルティン・ルター</span>は、<span style="color: orange;">1517年</span>、ローマ・カトリック教会による免罪符の販売などを非難する<span style="color: purple;">「95箇条の提題」</span>を、自らの生誕地のドイツ・アイスレーベンにあるヴィッテンベルグ城教会の扉に貼りつけた。 そして、『人は、世俗的な功績によらず信仰によって救われる』 『信仰の唯一の基礎は、聖書のみにある』と主張し、中世の暗黒時代にクリスチャンの大量虐殺を繰り返したローマ・カトリック教会の改革を要求し、『私は神の子の代理人である。教会に服従しない者に救いはない』 と主張するローマ教皇の権威を否定した。 また、フランス生まれの神学者<span style="color: blue;"> ジャン・カルヴァン</span>(1509~1564)も、<span style="color: blue;">ルター</span>同様の宗教改革を推進した。 彼らの抗議行動から、旧教カトリック教会の非聖書的な在り方を改革する宗教改革運動が巻き起こり、現代の新教プロテスタント教会の勃興へと至った。 なお、「プロテスタント」とは、「抗議者」という意味だ。<br />
<br />
<span style="color: blue;">B.メソジスト</span><br />
Methodist メソジスト派とは、英国国教会の司祭 <span style="color: blue;">ジョン・ウェスレー</span>(1703~1791)が普及した敬虔主義的なプロテスタント運動の宗派である。 敬虔主義 Pietism とは、外面的には、『聖書』の神を深く敬い、私利私欲を滅した信仰生活を営むことを指すが、内面的には、『神が人となり給ふた』(<span style="color: blue;">1テモテ3:16</span>)ことを信ずることである。 なお、英国国教会は、<span style="color: orange;">1534年</span>に英国王<span style="color: blue;">ヘンリー8世</span>(1491~1547)を英国カトリック教会の最高首長とする法令を制定することにより、ローマ・カトリック教会の支配から独立して成立した。 この教会は、<span style="color: purple;">英国聖公会</span>とも呼ばれ、ローマ・カトリック教会の組織体制と典礼を継承しながらも、宗教改革から誕生した新教プロテスタント教会の反カトリックの教理を採り入れたため、旧教カトリック教会と新教プロテスタント教会の中間的教会と考えられている。 <span style="color: blue;">ウェスレー</span>が推し進めたプロテスタント運動は、「産業革命」と「市民革命」という激しい社会変化に翻弄され続ける庶民に対する野外説教・路傍伝道などの新しい伝道の方法 Method を探究し、貧民救済・病人慰問・聖書講釈時の伝道方法を律儀に守ることから、方法主義者 Methodist と呼ばれ、英国国教会から離脱すると、これが<span style="color: blue;">ウェスレー</span>の普及した宗派の名称となった。 新教プロテスタント教会の新興宗派であるメソジスト教会は、英国植民地からの独立を目指した米国独立戦争(1765~1783)以降の米国を中心に興盛した。 さて、近代日本と新教プロテスタント教会の関係を見ると、英国発祥のメソジスト派とは異なる、カルヴァン主義の米国オランダ改革派教会の伝道者<span style="color: blue;">サミュエル・ロビンス・ブラウン</span>(1810~1880)が、『新約聖書』の最初の和訳に取り組んだ。 <span style="color: blue;">ブラウン</span>と同じ宗派の<span style="color: blue;">グイド・フルベッキ</span> (1830~1898)は、明治維新の志士たちを知的に啓蒙して明治維新に協力し、その後、明治新政府の顧問に就任した。 また、カルヴァン主義の米国長老派教会の伝道者<span style="color: blue;">ジェームス・カーティス・ヘボン</span>(1815~1911)は、和英・英和辞典を最初に編纂し、ヘボン式ローマ字を創始した。 彼らのような新教プロテスタント教会の伝道者たちが、江戸時代末期から明治時代初期における大日本帝国の文化と社会の発展に大きく貢献した。<br />
<br />
<span style="color: blue;">C.ホーリネス </span><br />
Holiness ホーリネス派とは、『主イエス・キリストの磔刑死による万人の罪の贖いを信ずる者は、自らの罪を、聖霊によって清めてもらえる』 と信ずる、<span style="color: orange;">1870年</span>代の米国から起きた、敬虔主義的なプロテスタント運動の宗派である。 聖潔派・きよめ派とも呼ぶ。 ホーリネス派は、『主イエス・キリストの磔刑死による万人の罪の贖いを信ずることによる、聖霊を通じての罪の清め』を伝道する。 <span style="color: blue;">中田重治</span>(1870~1939)は、東京市 千代田区 神田神保町に中央福音伝道館を米国人の宣教師<span style="color: blue;"> チャールズ・E・カウマン</span>(1864~1924)と共に<span style="color: orange;">1901(明治34)年3月11日</span>に創設し、ホーリネス派を日本国内で最初に普及した人物である。 なお、<span style="color: blue;">カウマン夫妻</span>は、神から『日本に行け』との召命を受け、<span style="color: orange;">1901(明治34)年</span>に初来日したのであった。 <span style="color: blue;">中田重治</span>は、この後の<span style="color: orange;">1905(明治38)年</span>に東洋宣教会を、<span style="color: orange;">1917(大正6)年</span>に東洋宣教会日本ホーリネス教会(1917~1936)を創設した。 <span style="color: blue;">中田重治</span>は、「日ユ同祖論」を深く信奉し、<span style="color: orange;">1932年11月</span>の淀橋聖会で、『聖書より見たる日本』という連続講演を行い、『黙示録7章の東方の天使とは、日本国の黙示である』 『イスラエルのための祈りを行わねばなならない』 と伝道し、ナチス・ドイツによるユダヤ人迫害を逃れて大日本帝国へ亡命してきたユダヤ人を援助した実績を持つ。 彼の黙示録解説と親ユダヤ主義は、聖霊による啓示に他ならず、極めて先進的かつ霊的な伝道活動であった。 但し、自己の理性で捉えきれないペンテコステ派を最後まで容認しなかった。 ちなみに、21世紀現在のホーリネス派の筆頭教会は、東京都 新宿区 百人町にある淀橋教会であるが、この教会は、<span style="color: blue;">ジョン・ウェスレー</span>の信仰とメソジスト教会の神学を受け継ぐ「ウェスレアン・ホーリネス教団」を自認している。 つまり、ホーリネス派の教理は混乱を極め、<span style="color: orange;">1870年</span>代から高揚した『聖霊を通じての罪の清め』 という聖霊の働きを重視する信仰を忘却し、<span style="color: orange;">1700年</span>代の<span style="color: blue;">ウェスレー</span>の啓蒙的な知性を重視する信仰へと後退してしまい、もはや、聖霊の働きを身を以(もっ)て実感できない信仰状態にある。 ホーリネス派は、その100年間の歩みが実証したように、聖霊を観念的に認識しているにすぎず、聖霊との一体化(受霊)による人格の陶冶を望むべくもない。 なお、英語のホーリネス Holiness は、ローマ教皇(「ローマ法王」とも表記される)の「尊称」でもある。<br />
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<span style="color: blue;">D.ペンテコステ</span><br />
Pentecoste ペンテコステ派とは、ギリシャ語及びラテン語であり、ユダヤ教における過越祭の50日後に行われる七週節・五旬節のことであり、キリスト教における聖霊降臨祭のことである。 原始キリスト教である初代教会において、主イエスの昇天後に、その使徒たちが体験した「ペンテコステの日」(『新約聖書』の<span style="color: blue;">使徒2章1節~4節</span>)の不思議を教えるキリスト教派は、使徒たちの時代から現代に至るまでの間、世界中に存在した。 但し、近代のペンテコステ派とは、<span style="color: orange;">1901年</span>に米国カンザス州トピカにあるベテル聖書学院で行われた年末年始の祈祷会で、その指導者である<span style="color: blue;">チャールズ・フォックス・パーハム</span>(1873~1929)をはじめとするベテル聖書学院の神学生たちが <span style="color: magenta;">聖霊のバプテスマ </span>を体験し、異言で神を讃美した現象に始まる聖霊中心主義のプロテスタント運動をいう。 なお、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>師によれば、『ペンテコステ教会が祝されて来なかった原因は、聖霊のあるを知りて之を高調せず、異言の祈りを禁じたところにある。』 [ 聖霊誌 第72号 <span style="color: orange;">1941(昭和16)年7月1日 </span>] という。 『新約聖書』に書いてある「ペンテコステの日」とは、次のものだ。 <span style="color: blue;">使徒1:4-5 </span>『彼ら(使徒たち)といっしょにいるとき、イエスは彼らにこう命じられた。 「エルサレムを離れないで、わたしから聞いた父の約束を待ちなさい。 ヨハネ(洗礼者ヨハネ) は水でバプテスマを授けたが、もう間もなく、あなたがたは<span style="color: magenta;">聖霊のバプテスマ</span>を受けるからです。」』 という主イエス・キリストの預言が成就したのである。 即ち、<span style="color: blue;">使徒2:1-4</span> 『五旬節の日になって、みなが一つ所に集まっていた。すると突然、天から、激しい風が吹いて来るような響きが起こり、彼らのいた家全体に響き渡った。 また、炎のような分かれた舌が現われて、ひとりひとりの上にとどまった。 すると、みなが<span style="color: magenta;">聖霊</span>に満たされ、<span style="color: magenta;">御霊</span>が話させてくださるとおりに、他国のことばで話しだした。』 とある。 なお、この聖句にある「他国のことば」とは「異言」を指す。 また、「みな」とは、<span style="color: blue;">使徒1:13-14 </span>『彼らは町にはいると、泊まっている屋上の間に上がった。 この人々は、<span style="color: blue;">ペテロ</span>と<span style="color: blue;">ヨハネ</span>と<span style="color: blue;">ヤコブ</span>と<span style="color: blue;">アンデレ</span>、<span style="color: blue;">ピリポ</span>と<span style="color: blue;">トマス</span>、<span style="color: blue;">バルトロマイ</span>と<span style="color: blue;">マタイ</span>、<span style="color: blue;">アルパヨの子ヤコブ</span>と熱心党員<span style="color: blue;">シモン</span>と<span style="color: blue;">ヤコブの子ユダ</span>であった。 この人たちは、<span style="color: blue;">婦人たち</span>やイエスの母<span style="color: blue;">マリヤ</span>、およびイエスの<span style="color: blue;">兄弟たち</span>とともに、みな心を合わせ、祈りに専念していた。』 に加え、裏切りの者の<span style="color: blue;">ユダ</span>に代って新たに使徒に加えられた<span style="color: blue;">マッテヤ</span>を含む約百二十名と考えられる。 この時点におけるサウロ (後の「異邦人への使徒」 <span style="color: blue;">パウロ</span>)は、昇天後の主<span style="color: blue;">イエス・キリスト</span>の御声(<span style="color: blue;">使徒9:1-20、同左26:12-20 </span>)を聞いておらず、まだ使徒ではなかった。<br />
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<span style="color: blue;">【 2 】 イエス之御霊教会の創設者 村井ジュン</span><br />
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<span style="color: red;">(1) 村井ジュンの生い立ち</span><br />
<span style="color: blue;">村井ジュン※</span>は、<span style="color: orange;">1897(明治30)年6月27日~1970(昭和45)年3月26日</span>に生没した、イエス之御霊教会の創設者・初代監督・牧師である。<span style="color: blue;">※ </span>「ジュン」の漢字は、「屯」の下に「二」を書く。 (以下、敬称略) <span style="color: blue;">村井ジュン</span>は、鹿児島県の加治木町にメソジスト教会の牧師である父・<span style="color: blue;">村井競</span>(きそう)と母・きぬの次男として生まれた。 父の<span style="color: blue;">競</span>は、<span style="color: orange;">1900(明治33)年</span>に、<span style="color: blue;">長野忠恕</span>の後任として沖縄県に派遣され、那覇と読谷(よみたん)において、新教プロテスタント教会のキリスト教を伝道し、牧会を開いた。 特に読谷の住民への伝道では、連鎖的な信仰覚醒が起こリ、一村全部の100名以上が同時に洗礼を受けたといわれ、熱血的な伝道者として有名な牧師であった。 ちなみに、<span style="color: blue;">村井競</span>牧師が伝道したメソジスト読谷教会は、現在、日本基督教団の読谷教会となっている。<br />
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<span style="color: red;">(2) 米国メソジスト監督教会の宣教師 ジェシー・B・ソーントンとの出会い</span><br />
<span style="color: blue;">村井ジュン</span>の兄である<span style="color: blue;">村井一</span>(はじめ)は、米国メソジスト監督教会の宣教師を務めていた英国人の<span style="color: blue;">ジェシー・B・ソーントン</span>(1875~1959)の一家が、兵庫県 神戸市 東部の東明に居を構えた<span style="color: orange;">1917(大正6)年</span>に通訳として同居した。 その翌年、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>も加わって、<span style="color: blue;">J・B・ソーントン</span>の一ヶ月余に及ぶ岡山県内における大天幕伝道を手伝った。 当時の<span style="color: blue;">村井一</span>・<span style="color: blue;">ジュン</span>兄弟は、メソジスト系の青山学院高等部・人文科・神学本科の学生であったが、<span style="color: blue;">J・B・ソーントン</span>の霊的な力に満ちた説教を聴いて圧倒された。 これに関して、<span style="color: blue;">村井一</span>は、『自分は伝道者になるつもりで神学を学んでいるが、自分の救いさえも不確かであることを発見した』と語り、『神学では、人は救われない』という結論に達した。 弟の<span style="color: blue;">村井ジュン</span>も同様であったようで、青山学院で学ぶ教条的な神学と、内心から燃え上がる霊的な探究心との板ばさみになる信仰の葛藤に陥った末、一時は自殺まで考えたほどであった。 なお、<span style="color: blue;">J・B・ソーントン</span>宣教師は、 <span style="color: orange;">1919年(大正8)年</span>に丹波柏原(兵庫県 丹波市 柏原)への伝道を始め、<span style="color: orange;">1926(大正15、昭和元)年</span>に米国へ帰国するまでの間、<span style="color: orange;">1922(大正11)年</span>に日本自立聖書義塾を開講して『聖書』を教え、路傍伝道を行い、柏原教会を創設し、生計のために、大日本帝国で最初のピーナッツ・バターの製造・販売を行った。 ちなみに、<span style="color: blue;">J・B・ソーントン</span>宣教師の伝道により、クリスチャンとなった<span style="color: blue;">石川郁二郎</span>が創業したピーナッツ・バター等の製造・販売会社が、現在のソントン食品工業である。<br />
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<span style="color: blue;">【 3 】 1918(大正7)年9月8日の聖霊体験</span><br />
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<span style="color: red;">(1) 異言を伴う聖霊のバプテスマ</span><br />
自殺まで考える葛藤の渦中にあった<span style="color: blue;">村井ジュン</span>は、<span style="color: orange;">1918(大正7)年9月8日</span>、岡山県 児島湾の蒸気船上で、突然、異言を伴う聖霊のバプテスマを受けた。 この時の聖霊体験の様子は、<span style="color: orange;">1933(昭和8)年8月15日</span>発行の草苑誌 第7号 「聖霊を受けよ」 及び 聖霊誌 第34号 「大正7年9月8日」 の中にある。 次の(2)の記事が、それであるが、この記事の中にある、「すてよ!」 という天からの御声は、主イエス・キリストの御声であること、 そして、「すてよ!」 の意味は、『聖書』を深く学んだ者である限り、自分を捨てること、即ち、財産への執着心、破廉恥な欲望、世俗の人間関係、神をないがしろにした罪深き人生、 そして、何よりも、神と人への愛と義のために自己犠牲を果たし、殉ずることを意味すると悟るだろう。 また、<span style="color: blue;">テーラー夫妻</span>との出会いから日本聖書教会の牧師に就任するまでの経緯に関しては、次の(3)に示した聖霊誌 第58号 「使命に立ちて」 <span style="color: orange;">1940(昭和15)年4月1日</span>の記事に見られる。<br />
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<span style="color: red;">(2) </span><span style="color: black;"><span style="color: red;">草苑誌 第7号 「聖霊を受けよ」 及び 聖霊誌 第34号 「大正7年9月8日」</span> </span><span style="color: red;">の記事</span><br />
『イエス、バプテスマを受けて直ちに水より上がり給ひしとき、視よ、天ひらけ、神の御霊の、鳩のごとく降りて 己が上にきたるを見給ふ。 また天より声あり、曰く「これは我が愛しむ子、わが悦ぶ者なり」(<span style="color: blue;">マタイ伝第3章16~17節</span>) 「すてよ!」 天からのみ声、「ハイ!」 たちまち肩からドッと重たいものが落ちて 口をついて出た・・・ 「ギリシタン・マーリア」 それから止めども無く言葉にならない声が溢れ出てくる。 産声をあげた嬰児のように・・・平安、汝らに在れ・・・ 聖霊を受けよ・・・ (<span style="color: blue;">ヨハネ伝第20章21~22節</span>) 舳先に祈るこの青年の名は、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>。 これが日本で初めて、 主の約束の聖霊、異言の伴う聖霊降臨のようすであった。 同船していたのは、いとこの<span style="color: blue;">三好誠</span>さんとミセス・<span style="color: blue;">テーラー</span>。 時は、<span style="color: orange;">大正7年(1918年)9月8日</span>午後6時、児島湾、下津井から岡山に向かう小蒸気船の上。 今にも沈まんとする夕陽に映えて金波銀波がおどっていた。 今生に別れを告げ、身を海に投げようと決意していたとは 思えないほど、今や彼の顔に感激の涙が溢れる。 既に、あの陰うつな影は消え失せ、喜びに照り輝いていた。 「ジュンさん、あなたの顔は・・・」 岡山教会に戻ると宣教師の<span style="color: blue;">ソントン</span>先生が驚きの声をあげた。 既に神のみ手が触れて「新しき人」となった彼を見て、よろこび迎えたという。』 <br />
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<span style="color: red;">(3) 聖霊誌 第58号 「使命に立ちて」 1940(昭和15)年4月1日</span><br />
『<span style="color: blue;">テーラー</span>御夫婦は、元日本伝道隊に属し、東京警官ミッションで宣教に従事していられたが、夫人が帰英中、偶々ウェルスの大リバイバルに会い、此の異言の伴う聖霊のバプテスマを受けて、之こそ真の福音と悟り、再び来朝後は、専らペンテコステ信仰を宣べた為に、<span style="color: blue;">ヨハネ伝第十六章二節</span>の 人汝らを除名すべし、然のみならず、汝らを殺すも者みな自ら神に事ふと思ふとき来らん。 との主の聖言に違わず、日本伝道隊を追われて九州 長崎市に滞在中、図らずも、当時中学生であった私は、此の夫人を識り、改心、入信。 おお如何に我らが信仰に燃えいた事よ。 時は<span style="color: orange;">大正二年(1913年)</span>の春。 が、悲しきことに、夏期休暇帰省中に彼等は神戸に去り、その後、私は上京して神学校に学び、無音の中に五ヶ年は過ぎ去ったのであるが、人生問題に悩み、死を決し、今生のお別れにと、此の夫人を訪ねて岡山市に行った翌日、<span style="color: orange;">大正七年(1918年)九月八日</span>の夕、相共に児島湾上の一小蒸気船上に在り、夫人は沈み行く夕陽を浴びて舳先に付して祈祷、従姉は讃美、私は唯涙。 突「棄てよ」との神の声を聴き、天よりの御光に照らされて、御霊を賜り神学校を退き、主に従ひて実際伝道に身を投じ、教会を建て、あるいは巡回伝道に従事していたが、<span style="color: orange;">昭和四年(1929年)</span>、<span style="color: blue;">ジュルゲンセン</span>師に招かれて、東京に特別集会を致したのが、日本聖書教会の人達と実際的交渉を持つに至った初めなのである。』<br />
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<span style="color: blue;">【 4 】 村井ジュンの妻となる横田スワとの出会い</span><br />
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<span style="color: red;">(1) ペンテコステ派の英国人テーラー夫妻との出会い</span><br />
英国人の伝道者である<span style="color: blue;">テーラー</span>夫妻は、英国国教会の宣教師 <span style="color: blue;">バークレー・フォーエル・バックストン</span>(1860~1946)が創設した日本伝道隊 Japan Evangelistic Band の一員として、<span style="color: orange;">1905(明治38)</span>年に初来日し、東京警官ミッションに従事していた。 英国に戻った時にウェールズの大リバイバルに出会い、異言の伴う聖霊のバプテスマを受けた。この証の伝道により、日本伝道隊を追われたが、<span style="color: orange;">1911(明治44)年</span>、ペンテコステ派の伝道者として再来日を果たし、長崎市に滞在していた。 <span style="color: blue;">村井ジュン</span>の従姉妹である<span style="color: blue;">三好誠</span>は、<span style="color: blue;">テーラー</span>夫妻の下でペンテコステ派の伝道者を務めていた。 この人脈から、16歳の<span style="color: blue;">村井ジュン</span>は、<span style="color: orange;">1913(大正2)年</span>に長崎市で、<span style="color: blue;">テーラー</span>夫妻に会った。聖霊誌第58号<span style="color: orange;">昭和15年4月1日</span>「使命に立ちて」には、次のように書いてある。・・・ 『<span style="color: blue;">ヨハネ伝第十六章二節</span>の、人汝らを除名すべし、然のみならず、汝らを殺すも者みな自ら神に事ふと思ふとき来らん。 との主の聖言に違わず、日本伝道隊を追われて九州 長崎市に滞在中、図らずも、当時中学生であった私は、此の夫人を識り、改心、入信。 おお如何に我らが信仰に燃えいた事よ。 時は<span style="color: orange;">大正二年(1913年)</span>の春。 が、悲しきことに、夏期休暇帰省中に彼等は神戸に去り、その後、私は上京して神学校に学び、無音の中に五ヶ年は過ぎ去ったのであるが、人生問題に悩み、死を決し、今生のお別れにと、此の夫人を訪ねて岡山市に行った・・・』 この記事に見られるごとく、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>は、<span style="color: blue;">テーラー</span>夫妻のペンテコステ信仰に強く惹かれていた。 <span style="color: blue;">村井ジュン</span>の霊的な人生の方向性を決めることになった<span style="color: blue;">テーラー</span>夫妻は、米国メソジスト監督教会の宣教師 <span style="color: blue;">J.B.ソーントン</span>との深い協力関係を持っており、<span style="color: orange;">1918(大正7)年</span>に<span style="color: blue;">J.B.ソーントン</span>が行った岡山での天幕伝道を引き継いだのも、<span style="color: blue;">テーラー</span>夫人であった。 但し、<span style="color: blue;">テーラー</span>夫妻に関する詳しい記録が見当たらず、聖霊に導かれていた<span style="color: blue;">テーラー</span>夫妻の経歴は、今もって謎に包まれている。 <br />
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<span style="color: red;">(2) 横田スワとの出会い</span><br />
<span style="color: orange;">大正7(1918)年9月8日</span>午後6時の岡山県 児島湾における聖霊体験の日の前日の9月7日、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>は、青山学院の夏休みを終えて、長崎から東京市へ戻る途中、岡山に立ち寄り、従姉妹の<span style="color: blue;">三好誠</span>を訪ねた。 この時、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>が<span style="color: blue;">三好誠</span>を訪ねて日本伝道隊の岡山教会にやってきた時に、教会の玄関で応対したのが、兵庫県出身の<span style="color: blue;">横田スワ</span>だった。 二人は翌<span style="color: orange;">1919(大正8)年3月5日</span>、<span style="color: blue;">J・B・ソーントン</span>宣教師の媒酌で結婚するに至る。 なお、イエス之御霊教会の牧師たちの伝承によれば、『<span style="color: blue;">横田スワ</span>(第二代監督 <span style="color: blue;">村井スワ</span>)は、孤児であった』 という。 このように、主<span style="color: blue;">イエス・キリスト</span>は、孤児などの名も無き社会的弱者を常に愛しく思い、信頼し、主の御意を成就するために頻繁に用いておられる。<br />
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<span style="color: red;">(3) 異言を伴う聖霊のバプテスマ 大正7(1918)年</span><span style="color: red;">9月8日午後6時 </span><br />
信仰の葛藤で苦しみながら、このまま、東京市の青山学院に戻るべきか迷っていた<span style="color: blue;">村井ジュン</span>は、<span style="color: orange;">1913(大正2)年</span>に長崎で面会した<span style="color: blue;">テーラー</span>夫妻のペンテコステ信仰に惹かれるものがあって、<span style="color: orange;">大正7年(1918年)9月7日</span>、再度、<span style="color: blue;">テーラー</span>夫人と<span style="color: blue;">三好誠</span>を訪ねた。 そして、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>の信仰の悩みを聞いた<span style="color: blue;">テーラー</span>夫人と<span style="color: blue;">三好誠</span>は、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>に聖霊のバプテスマを受けるように勧めたと思われる。 この訪問の翌日の9月8日午後6時、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>は、<span style="color: blue;">テーラー</span>夫人と<span style="color: blue;">三好誠</span>と共に乗船していた児島湾の蒸気船上で異言を伴う聖霊のバプテスマを受けた。 この際、<span style="color: blue;">テーラー</span>夫人と<span style="color: blue;">三好誠</span>の二人は、信仰の葛藤に悩んで、今しも蒸気船上から投身自殺をしようとした<span style="color: blue;">村井ジュン</span>の頭に手を置いて異言の祈りを続け、『聖霊を求めて祈れ。ハレルヤ、ハレルヤ、ハレルヤと唱え続けよ』 と霊的な助言を行う神秘的な雰囲気の中で、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>が異言を発したと思われる。 <br />
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<span style="color: red;">(4) ペンテコステ派の先駆者 レオナード・W・クート</span><br />
<span style="color: blue;">A.テーラー夫妻の影響力</span><br />
大正時代の大日本帝国にペンテコステ派を最初に伝道した英国人の<span style="color: blue;">レオナード・W・クート</span>が、ペンテコステ信仰を持つに至ったのは、<span style="color: blue;">テーラー</span>夫妻の影響力によるものであった。 なぜなら、<span style="color: blue;">レオナード・W・クート</span>が初めて異言を語ったのは、同じ英国人の<span style="color: blue;">テーラー</span>夫妻の自宅で行われた聖霊待望会に於いてであったことが、<span style="color: blue;">レオナード・W・クート</span>の自伝 『不可能は挑戦となる』に記されているからだ。 この当時、英国人の<span style="color: blue;">J・B・ソーントン</span>や<span style="color: blue;">テーラー</span>夫妻は、自宅で、しばしば、このような家庭集会における聖霊待望会を開いていた。 また、<span style="color: blue;">J・B・ソーントン</span>自身も、ペンテコステ派の影響を強く受けていたようで、毎週の説教の中で『聖霊のバプテスマを受けよ』と語っていたことが、同じく『不可能は挑戦となる』の中に記されている。 なお、<span style="color: blue;">J・B・ソーントン</span>と<span style="color: blue;">テーラー</span>夫妻が相互に伝道協力する親密な人間関係にあったことを考えると、<span style="color: blue;">J・B・ソーントン</span>は、米国メソジスト監督教会の宣教師ではあったが、その信仰及び人脈には、ペンテコステ派の影響が強く見受けられる。 そして、20歳の青年 <span style="color: blue;">村井ジュン</span>の信仰心にも、<span style="color: blue;">J・B・ソーントン</span>と<span style="color: blue;">テーラー</span>夫妻のペンテコステ信仰が、色濃く反映されたと考えられる。<br />
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<span style="color: blue;">B. ペンテコステ派の牧師 レオナード・W・クートの経歴</span><br />
<span style="color: orange;">1891(明治24)年4月22日</span>に英国にて生誕。 <span style="color: orange;">1913(大正2)年</span>に22歳で初来日した。 (奇遇なことに、『日本に行け』という主の御声を聞いたペンテコステ派のドイツ系米国人 <span style="color: blue;">C.F.ジュルゲンセン</span>師も、<span style="color: orange;">1913年</span>に51歳で初来日した。) 翌年の<span style="color: orange;">1914(大正3)年</span>、23歳で聖霊のバプテスマを体験した。 <span style="color: orange;">1918(大正7)年</span>に27歳で独立牧師となる。 <span style="color: orange;">1923(大正12)年9月1日</span>に関東大震災が起きる。 32歳で関西地方への伝道を開始する。 <span style="color: orange;">1924(大正13)年</span>に奈良県に生駒聖書学院のための土地を購入し、<span style="color: orange;">1927(昭和2)年</span>に最初の建物を建設した。 この後、米国・カナダ・英国への伝道を行う(34歳)。 <span style="color: orange;">1929(昭和4)年</span>の世界的な経済恐慌の最中に生駒聖書学院を開校する。 <span style="color: orange;">1941(昭和16)年</span>に日米戦争(第二次世界大戦)の開始を予感させる緊迫した国際情勢になったため、米国へ移住する(50歳)。 米国テキサス州サンアントニオ市に万国聖書学院及びリバイバルテンプルを創設。 第二次世界大戦終結後の<span style="color: orange;">1950(昭和25)年</span>に再来日し、生駒聖書学院及び教会の復興を行う(59歳)。 <span style="color: orange;">1952(昭和27)年</span>に大阪市西成区に大阪救霊会館を設立(61歳)。 <span style="color: orange;">1957(昭和32)年</span>に韓国伝道を始め、中都聖書神学院及び教会設立。 <span style="color: orange;">1960(昭和35)年</span>に韓国に太田救霊会館を設立。 <span style="color: orange;">1963(昭和38)年</span>に来日50周年記念(72歳)を祝う。 <span style="color: orange;">1965(昭和40)年</span>に『不可能は挑戦となる』を出版(74歳)。 <span style="color: orange;">1969(昭和44)年2月22日</span>、米国テキサス州サンアントニオ市で召天(78歳)。<br />
<br />
<span style="color: red;">(5) 米国メソジスト監督教会の宣教師 J・B・ソーントンの下での伝道活動</span><br />
<span style="color: blue;">村井ジュン</span>は、<span style="color: orange;">大正7(1918)年9月8<span style="color: black;">日</span></span>の蒸気船上での「すてよ!」との神の御声を聞き、異言を語るという神秘的な聖霊体験を通じて、『人が救われるのは神学ではない。聖書通り、聖霊のバプテスマを受けることによる』 という確信を得た。 このため、直ちに青山学院を中退し、ピーナツ・バターを日本人に最初に普及した米国メソジスト監督教会の宣教師 <span style="color: blue;">J・B・ソーントン</span>の下での伝道を開始した。 英国人の宣教師 <span style="color: blue;">J・B・ソーントン</span>は、<span style="color: orange;">1913(大正2)年</span>から、英国国教会の宣教師 <span style="color: blue;">B・F・バックストン</span>が創設した日本伝道隊の神学校・神戸聖書学校の教師を務めた。 また、大日本帝国にいち早く、ペンテコステ派を伝道した英国人の<span style="color: blue;">レオナード・W・クート</span>にも、非常に強い影響を与えた。 その後の<span style="color: blue;">J・B・ソーントン</span>は、<span style="color: orange;">1918(大正7)年</span>に日本伝道隊を辞任し、独自の伝道活動を始め、丹波柏原(兵庫県 丹波市 柏原)地域への伝道を<span style="color: orange;">1919(大正8)年</span>から行い、<span style="color: orange;">1922(大正11)年</span>に日本自立聖書義塾を創設して、独立自給のキリスト教指導者の育成を始めた。 この神学校は、聖書研究・労働・伝道を三本柱とする教育理念を掲げ、神学生たちは、この教育理念に基づく神学教育を受けた。 つまり、早朝から昼までの聖書講義、午後から夕方までピーナッツ・バターの製造等の労働、夕方から深夜は伝道活動という信仰生活により、神学生たちは、<span style="color: blue;">J・B・ソーントン</span>から生きた神学教育を学んだ。 但し、村井一・ジュン兄弟は、ピーナッツ・バターの製造を、『信仰とは無関係なアルバイト』 と考え、これに関与せず、この神学校の教師として活躍した。 <span style="color: blue;">村井ジュン</span>は、神学校の伝道部長として、<span style="color: blue;">J・B・ソーントン</span>に代わって路傍伝道の陣頭指揮をとる重責も任された。ちなみに、日本自立聖書義塾は、<span style="color: orange;">1926(大正15、昭和元)年</span>の<span style="color: blue;">J・B・ソーントン</span>の帰米後、日本伝道隊の神戸聖書学校の御影聖書学舎に合流して、現在の関西聖書神学校の源流となった。<br />
<br />
<span style="color: red;">(6)東京市にある日本聖書教会の牧師となる</span><br />
<span style="color: black;"> </span><span style="color: orange;">1929(昭和4)年</span><span style="color: black;">、日本伝道隊の岡山</span><span style="color: black;">教会の牧師としてペンテコステ派の伝道をしていた32歳の</span><span style="color: blue;">村井ジュン</span><span style="color: black;">は、米国オハイオ州クリーブランドから来日していたペンテコステ派の </span><span style="color: blue;">C・F・ジュルゲンセン</span><span style="color: black;">師<span style="color: blue;">※ </span>から招かれて東京市へ行き、ペンテコステ派の特別集会を開催するようになった。 この特別集会において、日本聖書教会の信者たちとの交わりを持つに至った。 その後、日本伝道隊の岡山<span style="color: black;">教会の牧師を辞任</span>し、</span><span style="color: orange;">1932(昭和7)年11月1日</span><span style="color: black;">、日本聖書教会の牧師に就任した。 </span><br />
<br />
<span style="color: blue;">※ カール・フレデリック・ジュルゲンセン</span><span style="color: black;">(1862~1940)師は、ドイツ帝国(統一ドイツ)が</span><span style="color: orange;">1871年</span><span style="color: black;">に樹立される9年前の</span><span style="color: orange;">1862年</span><span style="color: black;">にシュレスビッヒ・ホルスタインで生まれた。 後に、米国オハイオ州クリーブランドへ移民し、この地で「聖霊のバプテスマ」を妻の</span><span style="color: blue;">フレデリッケ</span><span style="color: black;">に引き続いて受けた。 さらに、『日本に行け』という主の御声を聞き、これを「召命」として厳粛に受け止めた 51歳の</span><span style="color: blue;">C・F・ジュルゲンセン</span><span style="color: black;">師は、</span><span style="color: orange;">1913年</span><span style="color: black;">に妻と娘二人を連れて大日本帝国の横浜港へ赴(おもむ)いた。 </span><span style="color: orange;">2013年</span><span style="color: black;">は、</span><span style="color: blue;">C・F・ジュルゲンセン</span><span style="color: black;">師の来日100周年である。 なお、</span><span style="color: blue;">C・F・ジュルゲンセン</span><span style="color: black;">師の伝道活動の詳細に関しては、ネット上のYouTubeの動画<span style="color: magenta;"> 『C・F・ジュルゲンセン師来日100年記念』</span>を参照して頂きたい。(<a href="http://www.youtube.com/watch?v=V24iTx_QjTA">http://www.youtube.com/watch?v=V24iTx_QjTA</a>) 大日本帝国の東京市を中心にペンテコステ派の伝道活動を行っていた</span><span style="color: blue;">C・F・ジュルゲンセン</span><span style="color: black;">師と ペンテコステ派の信仰を深めていた</span><span style="color: blue;">村井ジュン</span><span style="color: black;">師という主の御声を聞いた両者の回合が、「真の礼拝者たち」を集める起爆薬となった。</span><br />
<br />
<span style="color: blue;">ヨハネ 4:23-24</span><br />
『(イエスは、サマリアの女に語った。) <span style="color: lime;">真の礼拝者たち</span>が霊とまことによって父を礼拝する時が来ます。 今がその時です。父は このような人々を礼拝者として求めておられるからです。 神は霊ですから、神を礼拝する者は、霊とまことによって礼拝しなければなりません。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ローマ 12:1</span><br />
『そういうわけですから、兄弟たち。私は、<span style="color: blue;">神のあわれみ</span>のゆえに、あなたがたにお願いします。 あなたがたの<span style="color: lime;">からだ</span>を、神に受け入れられる、聖い、<span style="color: lime;">生きた供え物</span>としてささげなさい。 それこそ、<span style="color: lime;">あなたがたの霊的な礼拝</span>です。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">1ペテロ 2:5</span><br />
『あなたがたも<span style="color: lime;">生ける石</span>として、霊の家に築き上げられなさい。 そして、聖なる祭司として、イエス・キリストを通して、神に喜ばれる霊の<span style="color: lime;">いけにえ</span>をささげなさい。』<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: blue;">【 5 】 日本聖書教会の長島ツル牧師との出会い</span><br />
<br />
<span style="color: red;">(1) 『聖書』に示されている異言の霊的な意味</span><br />
メソジスト的な規律のある信仰生活を送っていた<span style="color: blue;">村井ジュン</span>は、最初、<span style="color: orange;">1918(大正7)年9月8日</span>の岡山県児島湾の蒸気船上での聖霊体験を、あくまでも個人的で主観的な神秘体験と考えていたようだ。 しかし、日本聖書教会の牧師であった<span style="color: blue;">長島ツル</span>(1906~1993)と出会い、『聖書』に示されている異言の霊的な意味を教えられた。<br />
<br />
<span style="color: red;">(2) 日本聖書教会の宮仲教会の牧師就任</span><br />
<span style="color: orange;">1933(昭和8)年</span>、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>は、<span style="color: blue;">長島ツル</span>が代務をつとめていた東京市 豊島区 西巣鴨にある日本聖書教会の宮仲教会の牧師に就任した。 日本聖書教会の宮仲教会の所在地は、現在の地理で言えば、JR大塚駅の北西側にある宮仲公園周辺である。 日本聖書教会に集う信者たちは、牧師の<span style="color: blue;">村井ジュン</span>、米国メソジスト監督教会の宣教師 <span style="color: blue;">ジェッシー・B・ソーントン</span>、英国国教会の宣教師 <span style="color: blue;">バークレー・フォーエル・バックストン</span>の三名を「アジアの三(さん)トン」と呼び習わし、彼らの伝道活動の偉業を称えた。 ちなみに、「ジュン」の漢字を音読すると「トン」になる。 また、日本聖書教会の牧師たちは、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>を指して「ライオン」と呼んだが、これは<span style="color: blue;">村井ジュン</span>の説教が正に「獅子吼」のごとき迫力と凄みを持っていたからだ。 『村井ジュンの教えは、砂に水を撒いたように多くの人々に吸収された』 という。 21世紀の現在、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>の説教を録音したテープは、CDとなって一部の関係者に保管されており、聴くことができたが、あの<span style="color: blue;">ヒトラー</span>の演説に似ていたので強い衝撃を受けたし、その内容は極めて明快に『聖書』の核心を公開しており、直接的に精神と霊を揺さぶる力があると感じた。<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: blue;">【 6 】 大日本帝国への聖霊降臨 1933(昭和8)年7月23日</span><br />
<span style="color: blue;"></span><br />
<span style="color: red;">(1) 大日本帝国の東京市豊島区西巣鴨にある日本聖書教会への聖霊降臨</span><br />
<span style="color: blue;">A.1933(昭和8)年の国際情勢</span><br />
<span style="color: orange;">1929(昭和4)年10月24日</span>、米国ニューヨーク株式市場の大暴落から始まった金融恐慌は、やがて、世界恐慌となり、大日本帝国にも、昭和恐慌(1929~1936)として重くのしかかった。 <span style="color: orange;">1933(昭和8)年</span>の国際情勢を見ると、ナチス党(国家社会主義ドイツ労働者党)党首の<span style="color: blue;">アドルフ・ヒトラー</span>(1889~1945-)が、ドイツ共和国(ワイマール共和国)大統領の<span style="color: blue;">パウル・フォン・ヒンデンブル</span>ク(1847~1934)により、ドイツ共和国の首相に任命され、<span style="color: orange;">1933(昭和8)年1月30日</span>に<span style="color: blue;">ヒトラー</span>政権を発足させた。 また、米国では、ニューヨーク州知事の民主党員<span style="color: blue;">フランクリン・デラノ・ルーズベルト</span>(1882~1945)が、大統領選挙に勝利して<span style="color: orange;">1933(昭和8)年3月4日</span>に第32代大統領に就任した。 このような国際情勢は、また、大日本帝国の盛衰を決する「分岐点の時代」でもあった。 そして、「神の御計画」(世々の経綸 )に基づき、<span style="color: orange;">1933(昭和8)年7月23日</span>、東京市 豊島区 西巣鴨にある日本聖書教会の宮仲教会の日曜集会に突如として、『聖書』に預言されていた「後の雨」 「春の雨」である聖霊降臨が起こった。「後の雨」 「春の雨」という聖霊降臨の不思議な心霊現象は、聖書の預言から『今後の近未来に世界規模で再度起こる』とも言われている。<br />
<br />
<span style="color: blue;">B.1933(昭和8)年7月23日、東京市豊島区西巣鴨における聖霊降臨</span><br />
<span style="color: orange;">1933(昭和8)年7月23日</span>、東京市 豊島区 西巣鴨にある日本聖書教会の宮仲教会の日曜集会に参加していた信者たちは口々に異言を発し、我を忘れて歌い踊った。 この時の聖霊降臨に基づくリバイバル <span style="color: blue;">※ </span>により、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>は霊的指導者としてのカリスマ性を大勢の信者に公認され、日本聖書教会の監督に就任するに至った。 この当時の日本聖書教会内には、監督の<span style="color: blue;">村井ジュン</span>が率いる教派と、牧師の<span style="color: blue;">弓山喜代馬</span>(1900~2002)が率いる教派の二つ派閥があったが、聖霊を受けた証である異言を重視しながら真の教会を建設すべきことを実践的に説いた<span style="color: blue;">村井ジュン</span>と、ホーリネス派のごとく、イエス・キリストによる罪の贖いを信仰すれば、聖霊による罪の清めに与れることを観念的に説いた<span style="color: blue;">弓山喜与馬</span>との教理面の相違によるものである。 なお、<span style="color: blue;">弓山喜代馬</span>は、米国オハイオ州から来日したペンテコステ派の <span style="color: blue;">C・F・ジュルゲンセン</span>夫妻が、私財を投げ打って<span style="color: orange;">1927(昭和2)年</span>に献堂した東京市 北区 滝野川にある神召教会の初代牧師として活躍したが、この流れが現在の日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団へと続いている。 <span style="color: blue;">※ </span>英語のリバイバル Revival とは、聖霊降臨による信仰復興・ 霊的な死からの蘇り・ 連鎖的な信仰覚醒を意味する。<br />
<br />
<span style="color: red;">(2) 聖霊降臨によるリバイバルの様子</span><br />
<span style="color: orange;">1933(昭和8)年7月23日</span>、東京市 豊島区 西巣鴨にある日本聖書教会の宮仲教会における聖霊降臨こそが、イエス之御霊教会の実質的な始まりである。 この時のリバイバルの様子が、聖霊誌<span style="color: orange;">1939(昭和14)年8月1日</span>発行に掲載されている。・・・ 『懐かしの7月23日!! 我らにとりては、種々な意味に於いて記念すべき日だ。 満6年前の即ち<span style="color: orange;">昭和8年7月23日</span>の日曜夜の事であるが、午後10時、俄然、聖霊は当教会に臨み給いて、全会衆を覆い給うた。 輝ける主の臨在、透き通れる主の臨在、誰かよくその日の光景を叙述し得ようぞ。 霊気は堂内に漂うて、皆聖霊に酔わされている。 聖霊の御支配の中に、夢路を辿るが如き思いの中に、或者は俯き、或者は上を仰ぎ、或者は横に倒れ、又或者は感泣し、或者は唯唖然として、いにしえの聖霊降臨の日も斯くやありしならんと思わるる状況を呈していた。 その中、<span style="color: blue;">横江</span>兄が教会を出て行こうとなさる姿を見た私(注:<span style="color: blue;">村井</span>)は、講壇を下りて言った。 「兄弟、どうしたのですか?」 「悪魔の圧迫を感じて祈りが出来ません。」 「そうですか。教会で祈れなくて、どうして家で祈れましょう。 あなたの奥様は未信者でしょう。 勝利を得てお帰りなさい。」と、兄弟を引留めて、下駄箱の前に共に跪き按手すれば、突然、聖霊は兄弟に臨み、兄弟は両手をひろげ、立つかと思えば倒れ、立つかと思えば倒れ等して、半時間余も主の御取扱いを蒙りつつ聖霊に満たされている。 側には、<span style="color: blue;">大木</span>兄が横たわったまま 「ねえ、エス様・・・」と静かに、和やかに対話しておられる。 <span style="color: blue;">伊藤</span>兄は、うつむいて小声で祈っておられる。 <span style="color: blue;">阿部</span>兄は酔わされた人のごとく、講壇の前を行きつ戻りつ、手を叩きながら、主を讃美しておられる。 講壇の近くには、見よ、兄姉方が一群になって猛烈に祈っている。 我らは唯、この不思議な主の聖業に驚嘆して、言い尽くせぬ感謝、讃美、歓喜の中に散会した。 時は十一時半。』 <br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: blue;">【 7 】 1941(昭和16)年6月4日、大日本帝国の外地の台湾への訪問</span><br />
<br />
<span style="color: red;">(1) 台湾の真耶蘇教会からの招待</span><br />
<span style="color: blue;">A.真耶蘇教会の教理</span><br />
<span style="color: orange;">1941(昭和16)年6月4日</span>、日本聖書教会の教師5名、即ち、監督の<span style="color: blue;">村井ジュン</span>、<span style="color: blue;">上井乙熊</span>、<span style="color: blue;">川崎一</span>、<span style="color: blue;">太田</span>(不詳)、<span style="color: blue;">長島ツル</span>は、大日本帝国の領土であリ、台湾総督府によって統治される外地の台湾(1895~1945)にある真耶蘇教会(真イエス教会 True Jesus Church)から招かれて、台湾の北端に位置する基隆(キールン)を訪問した。 しかし、真耶蘇教会は、<span style="color: orange;">1901(明治34)年</span>に米国から始まったペンテコステ運動の流れを汲む新教プロテスタント教会である。 従って、『イエス・キリストこそが唯一の神であり、洗礼式はイエス・キリストの御名によって行うべきだ』 とするペンテコステ運動に啓発された「唯一神」の教理を持っており、日本聖書教会の大方の信者が信ずる「三位一体神」の教理とは相容れなかった。<br />
<br />
<span style="color: blue;">B.「三位一体神」(トリニティ Trinity)と 「唯一神」(ワンネス Oneness)の違い</span><br />
世俗社会における「三位一体」という用語は、『政府観光局と航空会社と旅行代理店が、三位一体となって外国人観光客の誘致に努力している』 とか、『国庫負担金と地方交付税と税財源の地方への移譲という三位一体の改革が必要だ』 という具合に使われている。 つまり、「三位一体」とは、『三つの存在・構造・機能が相互に協力しあって一つにまとまっている』 という意味である。 そもそも、「三位一体神<span style="color: black;">」と</span>は、バビロニア帝国の首都バビロンで崇拝されていた竜神 ベル・マルドゥークを主神とする多神教において系統的には「父と母と息子」、天文的には 「太陽と月と金星」という「至高三神の教義」に由来する神観だ。 これが、時代を経て2世紀の神学者<span style="color: blue;">テルトゥリアヌス</span>たちの「三位一体神」の神観へと転化し、やがて、『父と子と聖霊という三つの位格(ラテン語のペルソナ=人格)を持つが、相互に協力しあって一体化している神』 という<span style="color: purple;">旧教カトリック教会の誤った教義<span style="color: black;">と</span></span>なった。<span style="color: purple;">ミラノ勅令(313年)</span>を公布してキリスト教を公認したローマ帝国の<span style="color: purple;">皇帝</span><span style="color: blue;">コンスタンティヌス</span><span style="color: purple;">(在位306~337)</span>が主導した<span style="color: purple;">ニカイア公会議(325年)</span>の時である。 しかし、父なる神・ 子なる神・ 聖霊なる神という三つの位格を持つ神が存在しているのではない。 父と子と聖霊は、ともに主イエス・キリストの中にある。 ちなみに、主イエス・キリストの「洗礼の時」(<span style="color: blue;">マタイ3:15-17</span>、<span style="color: blue;">マルコ1:9-11</span>、<span style="color: blue;">ルカ3:21-22</span>)と、「変貌の山の時」(<span style="color: blue;">マタイ17:1-6</span>、<span style="color: blue;">マルコ9:2-8</span>、<span style="color: blue;">ルカ9:28-36</span>)の聖句は、父なる神・子なる神・聖霊なる神という三つの位格を持つ神の存在を説き明かした聖句ではなく、逆に、父と子と聖霊とが、まったく同一の存在であり、主イエス・キリストにあって一つの神であることを強調した聖句である。 従って、『聖書』の神は、一つの存在であり、一つの位格(ペルソナ=人格)しか持たない「唯一神」(ワンネス Oneness)である。 畏(かしこ)みながら、「唯一神」(ワンネス Oneness)を人に例えるならば、「神(畏敬の複数)の像(単数)に造られた人」(<span style="color: blue;">創世記1:26</span>)が「霊と魂と体」(<span style="color: blue;">1テサロニケ5:23</span>)の三重から成る一個人であるように、神は「父と子と聖霊」の三重から成る唯一神である。 また、幾何学的に言い表すならば、「中心点あってこその円」となる。つまり、円とは父であり、円の中心点とは子であり、円の面積とは聖霊である。中心点が複数あれば、円にはならない。 ちなみに、『聖書』における「円」とは、「地球」の隠喩であり、ヨブ記と箴言の記された紀元前数百年前の時代に、現代と同じ宇宙観に到達していたことに驚きを禁じざるを得ない。 <span style="color: blue;">ヨブ記 26:10 </span>『水の面に円を描いて、光とやみとの境とされた。』 <span style="color: blue;">箴言 8:27 </span>『神が天を堅く立て、深淵の面に円を描かれたとき、わたし(主イエス・キリスト)はそこにいた。』 そして、『聖書』は、随所においてワンネスを明確に示している。 例えば、次のような聖句を見出せる。<br />
<br />
<span style="color: blue;">出エジプト 3:14 <br /><span style="color: black;">『神はモーセに仰せられた。「わたし(神)は、[ わたしはある] という者である。」 また仰せられた。 「あなた(モーセ)はイスラエル人にこう告げなければならない。 [ わたしはあるという方が、私(モーセ)をあなたがた(イスラエル人)のところに遣わされた。] と。」』</span></span><br />
<span style="color: blue;"><span style="color: black;"><br /></span></span>
<span style="color: blue;">申命記 6:4</span><br />
『聞きなさい。 イスラエル。 主は私たちの神。 主はただひとりである。』<br />
<div>
<br /></div>
<span style="color: blue;">ヨハネ 5:43</span><br />
<span style="color: black;">『わたし(イエス)はわたしの父の名(イエス)によって来ましたが、あなたがた(イエスを殺そうとするユダヤ人たち)はわたし(イエス)を受け入れません。・・・』</span><br />
<br />
<span style="color: blue;">ヨハネ 8:58 </span><br />
<span style="color: black;">『イエスは彼ら(ユダヤ人たち)に言われた。「まことに、まことに、あなたがた(ユダヤ人たち)に告げます。 アブラハムが生まれる前から、わたし(イエス)はいるのです。」』 (『イエスは言われた。「はっきり言っておく。 アブラハムが生まれる前から、[ わたしはある。] 」』 -新共同訳- )</span><br />
<br />
<span style="color: blue;">ヨハネ 10:30</span><br />
『わたし(イエス)と父とは一つです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヨハネ 13:19</span><br />
『わたし(イエス)は、そのこと(イエスに対するユダヤ人の殺意に基づいて、ユダの裏切りから始まるイエスの十字架での磔刑死)が起こる前に、今あなたがた(最後の晩餐における弟子たち)に話しておきます。 そのことが起こったときに、わたし(イエス)がその人(『聖書』の神)であることをあなたがた(最後の晩餐における弟子たち)が信じるためです。』 (『事の起こる前に、今、言っておく。事が起こったとき、[ わたしはある] ということを、あなたがたが信じるようになるためである。』 -新共同訳- )<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヨハネ 14:9</span><br />
『イエスは彼(ピリポ)に言われた。 「ピリポ。・・・わたし(イエス)を見た者は、父を見たのです。 どうしてあなた(ピリポ)は、[私たちに父を見せてください。] と言うのですか。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヨハネ 17:6、11、12</span><br />
<span style="color: black;">『わたし(イエス)は、あなた(父)が世から取り出してわたし(イエス)に下さった人々(弟子たち)に、あなた(父)の御名(ヤハウェ=イエスであること)を明らかにしました。・・・』</span><br />
<br />
<span style="color: blue;">コロサイ 1:15</span><br />
『御子(イエス)は、見えない神のかたちであり、造られたすべてのものよりも先に生まれた方です。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">コロサイ 2:9</span><br />
『キリスト(イエス)のうちにこそ、神の満ち満ちたご性質が形をとって宿っています。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">1テモテ 2:5</span><br />
『神は唯一です。また、神と人との間の仲介者(イエス)も唯一であって、それは人としてのキリスト・イエスです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヘブル 1: 3</span><br />
『御子(イエス)は神の栄光の輝き、また神の本質の完全な現われであり、その力あるみことばによって万物を保っておられます。 また、罪のきよめを成し遂げて、すぐれて高い所の大能者の右の座に着かれました。』 <br />
<br />
<span lang="EN-US" style="color: blue; font-family: "century";"><o:p>1ヨハネ 5:19-20</o:p></span><br />
<span lang="EN-US" style="font-family: "century";"><o:p>『私たち(ヨハネたち)は神からの者であり、<span style="color: magenta;"><span style="color: black;">全世界は悪い者の支配下にあることを知っています。 </span><span style="color: black;">しかし、神の御子(イエス)が来て、真実な方(神の御霊=聖霊)を知る理解力を私たちに与えてくださったことを知っています。 それで私たちは、真実な方のうちに、すなわち御子イエス・キリストのうちにいるのです。 この方(イエス)こそ、まことの神、永遠のいのちです。』</span></span></o:p></span><br />
<br />
<span style="color: blue;">黙示録 1:8</span><br />
『神である主、常にいまし、後に来られる方、万物の支配者(イエス)がこう言われる。 「わたし(イエス)はアルファであり、オメガである。」』<br />
<br />
なお、主<span style="color: blue;">イエス・キリスト</span>は、<span style="color: orange;">「神の子」</span>にして<span style="color: lime;">「人の子」</span>である。 『聖書』には、<span style="color: orange;">「神の子」</span>が41節、<span style="color: lime;">「人の子」</span>が265節あるが、地上への降誕後から人の罪を贖う十字架の磔刑までの主<span style="color: blue;">イエス・キリスト</span>を<span style="color: orange;">「神の子」</span>として、また、十字架の磔刑による贖罪死から復活して昇天された後の主<span style="color: blue;">イエス・キリスト</span>を<span style="color: lime;">「人の子」</span>として強調している。 なぜなら、主<span style="color: blue;">イエス・キリスト</span>の贖罪死により、神と人との関係が変わったからだ。 つまり、最初の人である<span style="color: blue;">アダム</span>と<span style="color: blue;">イブ</span>が、神によって禁じられた「善悪の知識の木の実」を食べて以来の対立・不和・分離の関係から、主<span style="color: blue;">イエス・キリスト</span>の贖罪死を信ずる人との間の一致・調和・融合の関係へと変化した。 このように、主<span style="color: blue;">イエス・キリスト</span>の<span style="color: orange;">「</span><span style="color: orange;">神の子」</span>と<span style="color: lime;">「</span><span style="color: lime;">人の子」</span>という称号には、神と人の関係の変化が表されている。 ちなみに、<span style="color: lime;">「人の子」</span>とは、<span style="color: blue;">ダニエル 7:13-14 </span>に由来する称号であり、<span style="color: lime;">「人の子」</span>の「人」とは、主<span style="color: blue;">イエス・キリスト</span>の贖罪死前は「処女<span style="color: blue;">マリヤ</span>という人から産まれた」という意味があるが、贖罪死から復活した後は神によって最初に創造された人の<span style="color: blue;">アダム</span>が、神によって禁じられていた「善悪の知識の木の実」を食べる以前の、悪と罪と死に囚われていない「完全な人」を指す。 「完全な人」とは、<span style="color: blue;">創世記 1:26-27 </span> 『そして神は、「われわれ(畏敬の複数)に似るように、われわれのかたち(単数)に、人を造ろう。 そして彼らに、海の魚、空の鳥、家畜、地のすべてのもの、地をはうすべてのものを支配させよう。」と仰せられた。 神はこのように、人をご自身のかたちに創造された。』 と書いてあるように、「神ご自身のかたちに創造された<span style="color: blue;">アダム</span>」=「完全な人」(<span style="color: blue;">エゼキエル 28:15</span>、<span style="color: blue;">マタイ 5:48 他</span>)のことである。<br />
<br />
<span style="color: blue;">ダニエル 7:13-14</span><br />
『私(ダニエル)がまた、夜の幻を見ていると、見よ、<span style="color: lime;">人の子</span>のような方(子=人となって地上に一度降誕した主イエス・キリスト)が天の雲に乗って来られ、年を経た方(父=ヤハウェ=イエス)のもとに進み、その前に導かれた。<span style="color: lime;">この方</span>(人の子)に、主権と光栄と国が与えられ、諸民、諸国、諸国語の者たちがことごとく、<span style="color: lime;">彼</span>(人の子)に仕えることになった。 <span style="color: lime;">その</span>主権は永遠の主権で、過ぎ去ることがなく、<span style="color: lime;">その</span>国は滅びることがない。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ルカ 22:70</span><br />
『彼ら(民の長老・祭司長・律法学者たち)はみなで言った。 「ではあなたは<span style="color: orange;">神の子</span>ですか。」すると、イエスは彼らに「あなたがたの言うとおり、わたしは<span style="color: orange;">それ</span>です」と言われた。』 <br />
<br />
<span style="color: blue;">ヨハネ 10:36</span><br />
『「わたしは<span style="color: orange;">神の子</span>である」とわたし(イエス)が言ったからといって、どうしてあなたがた(ユダヤ人たち)は、父が、聖であることを示して世に遣わした者(イエス)について、「神を冒涜している」と言うのですか。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ 24:44</span><br />
『(イエスは弟子たちに言われた。) だから、あなたがたも用心していなさい。 なぜなら、<span style="color: lime;">人の子</span>は、思いがけない時に来るのですから。』 <br />
<br />
<span style="color: blue;">ヨハネ 5:27</span><br />
『(イエスはユダヤ人たちに告げた。) また、父はさばきを行なう権を子に与えられました。 子は<span style="color: lime;">人の子</span>だからです。』 <br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">(2) 「イエス・キリストの御名による洗礼」を受けた村井ジュン</span><br />
台湾の北端に位置する基隆(キールン)に約一ヵ月間滞在したが、滞在半ば頃から、両者の間に激論が起こり、5名のうちの3名は真耶蘇教会と一線を画した。 しかし、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>と<span style="color: blue;">上井乙熊</span>の2名は、ワンネスの教理を受け入れ、「イエス・キリストの御名による洗礼」を受けてから大日本帝国の内地へ戻った。 <span style="color: blue;">村井ジュン</span>は、戻るや否や、日本聖書教会が、<span style="color: orange;">1941(昭和16)年6月24日</span>に日本基督教団として「大合同」していたことを知らされた。 つまり、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>らの新しいワンネスの信仰が、日本聖書教会の大方の信者の抱く三位一体神の信仰と相容れなくなると共に、村井ジュンらの台湾訪問中の<span style="color: orange;">1941(昭和16)年6月24日</span>、新教プロテスタント教会の三十三教派が、十一部制の日本基督教団として「大合同」し、日本聖書教会は、その第十部に所属していたのである。 この結果、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>はイエス之御霊教会を、<span style="color: blue;">上井乙熊</span>は日本真イエス教会を創設して独立するに至った。 なお、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>らが日本聖書教会から独立してイエス之御霊教会を創設するに至った経緯に関しては、【8】(1)と(2)に記した。<br />
<br />
<span style="color: red;">(3) 台湾の真耶蘇教会と大日本帝国のイエス之御霊教会の霊的起源</span><br />
<span style="color: black;"><span style="color: blue;">A.米国のピーターソン宣教師 [ 支那(中国)名: 貴徳新 ]</span> </span><br />
<span style="color: black;"> 聖霊誌 第72号 </span><span style="color: orange;">1941(昭和16)年7月1日</span><span style="color: black;">にある「真耶蘇教会と日本聖書教会」と題する記事によれば、米国の</span><span style="color: blue;">ピーターソン</span><span style="color: black;">宣教師 [ 支那(中国)名: </span><span style="color: blue;">貴徳新</span><span style="color: black;"> ] が、中華民国(戦前の中国大陸にあった、馬賊匪賊が跳梁跋扈する無政府状態の前近代的国家)に興った</span><span style="color: black;">真耶蘇教会と、大日本帝国に興った日本聖書教会を前身とするイエス之御霊教会の霊的起源である。 つまり、</span><span style="color: blue;">ピーターソン</span><span style="color: black;">宣教師が、真耶蘇教会の創設者の</span><span style="color: blue;">張霊生</span><span style="color: black;">・</span><span style="color: blue;">魏保羅</span><span style="color: black;">たちと、大日本帝国において熱心に伝道する</span><span style="color: blue;">テーラー</span><span style="color: black;">夫人に対し、聖霊を受けるべきことを教え、霊のバプテスマ(受霊)へと導いたのであるが、この二系統の霊のバプテスマ(受霊)が、やがて、</span><span style="color: blue;">村井ジュン</span><span style="color: black;">へと収束して流れ込み、イエス之御霊教会の教理と祭儀として結実した。 つまり、初代教会の教理と祭儀は、</span><span style="color: blue;">村井ジュン</span><span style="color: black;">を通じて、戦前戦中の大日本帝国と戦後の日本国において完全に復興された。 なお、</span><span style="color: blue;">ピーターソン</span><span style="color: black;">宣教師に関する情報資料は少なく、長らく謎の人物であったが、</span><span style="color: orange;">2014年9月25日</span>、日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団 神学校 教師 <span style="color: blue;">鈴木正和</span>氏からの情報提供により、『<span style="color: blue;"> ピーターソン</span>宣教師は、ノルウェー系米国人<span style="color: blue;"> Bernt Berntsen</span> ( <span style="color: blue;">バーント・バーントセン</span>、米国名: <span style="color: blue;">ピーターソン</span>、1863~1933) である』 と判明した。 <span style="color: blue;">ピーターソン</span>宣教師は、中国大陸の北平(現在の北京)にあったドイツ病院で<span style="color: orange;">1933年10月16日</span>に70歳で召されたが、奇しくも、<span style="color: orange;">同年7月23日</span>にイエス之御霊教会の原基である東京市 豊島区 西巣鴨における聖霊降臨があった。 この流れから察すると、『 <span style="color: blue;">ピーターソン</span>宣教師が天国に召されたのは、東京市における聖霊降臨をもって、地上での霊的な使命を終えたからだ』 と感じられる。( <a href="http://en.wikipedia.org/wiki/Bernt_Berntsen">http://en.wikipedia.org/wiki/Bernt_Berntsen ) </a><br />
<br />
<span style="color: blue;">B.「真耶蘇教会と日本聖書教会」と題する記事</span><br />
<span style="color: black;"> 『我ら一行五名が、基隆(キールン)に上陸したのが</span><span style="color: orange;">昭和十六年六月四日</span><span style="color: black;">の正午であった。 其の日の歓迎会及其の夜の霊恩会に臨んだ私は、「之は真に神の教会なる哉。 光は東方よりとの真の基督の教会は又、此処よりも出でゝ全世界に及ぶものなり」 と直感して、我が霊は躍動したのである。 「体は一つ、御霊は一つなり。 汝らが召しにかゝはる一つ望をもて召されたるが如し。 主は一つ、信仰は一つ、バプテスマは一つ。・・・ 凡ての者の父なる神は一つなり。」(<span style="color: blue;">エペソ書四章四節-六節 </span>) 誠に我らと霊も一つ、望も一つ、何もかも一つ、実に「一体たらんが為に、みな一つ御霊にてバプテスマを受けたり、而して、みな一つ御霊を飲めり」 との実際を見て、唯大感謝、大感激、大歓喜に耐えなかったのである。 </span><span style="color: purple;">(イ)</span><span style="color: black;">起源は一 真耶蘇教会の起源は、中華民国 に発生し、上海の信心会に於いては</span><span style="color: blue;">張霊生</span><span style="color: black;">、北京の信心会に於いては</span><span style="color: blue;">魏保羅</span><span style="color: black;">等が聖霊運動を興して、真耶蘇教会なるものが成立したのであるが、彼等に聖霊の有る事を教えたのが牧師 </span><span style="color: blue;">貴徳新</span><span style="color: black;">(宣教師の支那名)である。 此の宣教師が、米国より渡支の途中、日本に滞在して、当時、警官ミッションに働いてゐられた</span><span style="color: blue;">テーラー</span><span style="color: black;">夫人に聖霊の有る事を知らせて相共に祈った宣教師ではなからうかとの事。・・・</span><span style="color: black;">』 </span><br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: blue;">【 8 】 1941(昭和16)年11月17日、「イエス之御霊教会」となる</span><br />
<br />
<span style="color: red;">(1) 新教プロテスタント教会の日本基督教団への「大合同」 1941<span style="color: red;">(昭和16)</span>年6月24日</span><br />
<span style="color: blue;">A.二・二六事件 </span><span style="color: blue;">1936(昭和11)年2月26日</span><br />
<span style="color: orange;">1933(昭和8)年7月</span>の聖霊降臨以来、帝都である東京市に在住する国民大衆の無意識(潜在意識)には、『愛と義を地上に実現すべし』という聖霊からの強い働きかけがあったと見受けられる。 なぜなら、政財官学報の各界にはびこる不正・貪欲・私利・虚偽・偽善を糾弾する義憤に燃えた政治運動・宗教運動・社会運動が高揚したからだ。 例えば、国体明徴運動や昭和維新運動などである。 憲法学者にして貴族院議員の<span style="color: blue;">美濃部達吉</span>(1873~1948)たちは、『天皇は、司法(裁判所)・立法(国会)・行政(内閣)という国家の諸機関と同じく、国家の一機関にすぎない。 天皇が国家の最高機関であろうとも、国家の一機関にすぎない天皇に国家の統治権は無い』とする<span style="color: lime;">天皇機関説</span>を唱えた。 国家の統治権とは、即ち、「主権」のことであるから、<span style="color: blue;">美濃部達吉</span>らは、天皇機関説を通じて「天皇主権」を否定し、欧米の「市民革命」の歴史が生み出した民主主義社会の虚構理念である「国民主権」の思想を日本社会に普及したかったのである。 実際のところ、民主主義社会における国民は、参政権(選挙権・被選挙権)を有するものの、国家の統治権=「主権」を有していない。 ところが、美濃部達吉ら国民主権論者は、欧米の「市民革命」の歴史が生み出した民主主義社会の虚構理念に基づき、大日本帝国憲法(明治憲法)の換骨奪胎を図ったのであった。 一方、<span style="color: lime;">国体明徴運動 </span>とは、天皇機関説に対して、『大日本帝国憲法第一条、大日本帝國ハ萬世一系ノ天皇之ヲ統治ス。 同第四条、天皇ハ国ノ元首ニシテ統治権ヲ総攬シ此ノ憲法ノ条規ニ依リテ之ヲ行フ。 これらの憲法の規定から、国家の統治権は天皇にある』と主張し、統治権の所在から国体(国家体制)を明確に公証した政治運動である。 結局、<span style="color: orange;">1935(昭和10)年2月25日</span>の貴族院本会議で<span style="color: blue;">美濃部達吉</span>が己の非を認めたことで決着したが、この国体明徴運動は、虚構的な国民主権論者と現実的な天皇主権論者とに分かれた学説論争に止(とど)まらず、激しい政治権力闘争とも連動しており、「天皇機関説」に与(くみ)した多くの政府関係者が更迭され、政府人事の刷新をもたらした。 また、<span style="color: lime;">昭和維新運動 </span>とは、明治維新を模範として天皇親政を樹立しようとする<span style="color: orange;">昭和5~11(1930~1936)年</span>間に高まった国家革新運動である。 さて、政財官学報の各界にはびこる不正・貪欲・私利・虚偽・偽善を糾弾する国民大衆の義憤の声が高まる一方であった<span style="color: orange;">1936(昭和11)年2月26日</span>、大日本帝国の行方を案ずる陸軍皇道派の青年将校らが武力決起した二・二六事件が、帝都の中枢である皇居・永田町・霞が関で起きた。 昭和維新のために決起した陸軍皇道派の青年将校らは、農村部の若い女性の身売りなど、拝金主義と共産主義という利己主義を原因とする冷酷な弱肉強食の蔓延、利益追求に狂奔する財閥、金権汚職まみれの政治家、専断行政を行う官僚が跳梁跋扈し、困窮疲弊するばかりの国民大衆を救済するため、神国思想と武士道精神に基づく神聖な天皇親政を樹立するために決起した。 ところが、この二・二六事件は、紆余曲を経た後に、若き日の<span style="color: blue;">昭和天皇</span>(1901~1989、在位1926~1989)の意向に沿って鎮定された。 この結果、親米反ソの北進政策を主張した陸軍皇道派と、反米親ソの南進政策を主張した陸軍統制派との激しい内部抗争に終止符が打たれ、陸軍統制派が大日本帝国政府の主導権を掌握した。 陸軍統制派は、近代西欧思想(西欧型立憲君主政体)に基づく世俗の官僚政治を目指したのであり、戦時の社会統制を強化した。 そして、鎮定された陸軍皇道派の青年将校らが、その「決起趣意書」の中で預言的に警告していたごとく、明治維新以来、世界史上に冠たる道徳規範(五箇条の御誓文・軍人勅諭・教育勅語)を実践しながら、欧米列強諸国による残虐な世界支配構造を積極的に改革してきた大日本帝国は、この二・二六事件から、わずか9年半後の<span style="color: orange;">1945(昭和20)年8月15日</span>をもって大崩壊するに至った。 さて、第二次世界大戦(大東亜戦争)に敗戦した原因と責任は、誰にあるのだろうか? 歴史を詳細に検証する限り、軍部には無い。 特に、帝国陸軍には全く無い。 泥沼の中国戦線を縮小しようと努めたし、連合国の筆頭であった米軍と直接対決したのは帝国海軍であった。 だから、軍部を差配し、また、皇室を政治利用してきたフリーメーソン大東社会員の<span style="color: blue;">西園寺公望</span>(1849~1940)や共産主義者の<span style="color: blue;">近衛文麿</span>(1891~1945)ら<span style="color: blue;">藤原鎌足</span>(614~669)<span style="color: blue;">の末裔</span>である政府高官にこそ、大日本帝国の崩壊の責任があったと分かる。 その金権主義と共産主義に従った機密漏洩などの売国行為が敗戦の原因であった。 しかも、<span style="color: blue;">藤原鎌足</span>(614~669)が断行した邪悪な<span style="color: lime;">「大化の改新」</span>(<span style="color: orange;">645</span>)から、きっかり、<span style="color: magenta;">1300年後</span>の<span style="color: orange;">1945(昭和20)年</span>に起きた極めて凄惨な大敗戦であった。 つまり、『神の御意は、「神国日本」の神聖な皇室を 私利私欲に基づいて飛鳥時代末期から政治利用してきた<span style="color: blue;">「君側の奸」</span>の悪業を祓うことにあった』 と感ずる。<br />
<span style="color: blue;"></span><br />
<span style="color: blue;">B.新教プロテスタント教会の</span><span style="color: blue;">日本基督教団への「大合同」 </span><span style="color: blue;">1941(昭和16)年6月24日</span><br />
<span style="color: orange;">1939年(昭和14)年</span>に宗教団体法が制定されると、大東亜戦争(第二次世界大戦)の戦線が拡大し続ける緊迫した国内外情勢の下、<span style="color: orange;">1941(昭和16)年6月24日</span>、新教プロテスタント教会の三十三教派は、十一部制の日本基督教団として「大合同」するに至り、日本聖書教会は、その第十部に所属した。 なお、日本聖書教会が日本基督教団に「大合同」した時、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>らは、台湾の真耶蘇教会を訪問していた。 大日本帝国海軍が、米国の植民地(自治領)であるハワイ諸島オアフ島の真珠湾に対する奇襲攻撃-<span style="color: orange;">1941(昭和16)年12月8日</span> -を決行する半年前の「大合同」であった。<br />
<br />
<span style="color: red;">(2) 真の教会として独立したイエス之御霊教会 1941(昭和16)年11月17日</span><br />
<span style="color: blue;">A.イエス之御霊教会が日本基督教団と「大合同」することなく独立を堅持できた理由</span><br />
<span style="color: blue;">村井ジュン</span>が霊的に指導するイエス之御霊教会は、日本基督教団に加わることなく独立を堅持した。 戦中のイエス之御霊教会が、日本基督教団に「大合同」することなく独立を堅持できた理由であるが、<span style="color: magenta;">第一</span>に、聖霊の働きがあったことである。 つまり、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>らが真耶蘇教会から招待されて台湾の基隆(キールン)に滞在していた<span style="color: orange;">1941(昭和16)年6月24日</span>、日本聖書教会が日本基督教団と「大合同」した結果、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>と同様に「大合同」に反対し、かつ<span style="color: blue;">村井ジュン</span>のワンネスの教理を受け入れた日本聖書教会の信者から成るイエス之御霊教会が誕生したのであるが、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>の台湾訪問と新教プロテスタント教会三十三教派の「大合同」の奇妙なタイミングが予定調和的であり、ここに聖霊の働きを見出すのである。 <span style="color: magenta;">第二</span>に、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>に聖く堅い信仰心があったことである。 つまり、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>は、『世界のどこかに、真のキリスト教会があるばずだ』と考え、青年の頃より、真の教会を求めてきたが、結局、<span style="color: orange;">1941(昭和16)年6月</span>に台湾を訪問して真耶蘇教会に出会うまでの間、見い出せなかった。 さらに、旧教カトリック教会と新教プロテスタント教会は、主<span style="color: blue;">イエス・キリスト</span>の御意に背き続けてきたが故に、大患難時代に滅ぼされる運命にあることを知った。(<span style="color: blue;">イザヤ4:1</span>、<span style="color: blue;">エゼキエル23:2-3</span>、<span style="color: blue;">黙示録3:14-22</span>、<span style="color: blue;">同左18:4</span>) このため、「異端の諸教会との大合同」という、主<span style="color: blue;">イエス・キリスト</span>への愛を失い、いわゆる「姦淫の罪」を犯すことを、何としても避けたかった。 この信仰上の堅い信念をもって、文部省及び東京市長に「独立した教団としての認可」を申請し、折衝を続けた結果、ついに『教団名を変更すればよい』との回答を得た。<br />
<span style="color: blue;"></span><br />
<span style="color: blue;">B.</span><span style="color: blue;">天の異象を通して聖霊から与えられた「イエス之御霊教会」という名称</span><br />
文部省及び東京市長から『教団名を変更すればよい』という回答を受けて、<span style="color: orange;">1941(昭和16)年11月17日</span>に日本聖書教会の信者のうち、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>と、その妻<span style="color: blue;">スワ</span>を含む十二人の信者が集い、教会会議を開いた。 この席上で、十二人の信者が各々提案した十二の名称を、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>が三つの名称に絞りこみ、この三つをくじ引きにかけたところ、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>の妻<span style="color: blue;">スワ</span>が天の異象を通して聖霊から与えられたという「イエス之御霊教会」が引き当てられた。 かくして、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>らは、日本基督教団に合同することなく、日本聖書教会から独立し、ここにイエス之御霊教会が発足した。 イエス之御霊教会は、日本聖書教会から独立し、<span style="color: orange;">1941(昭和16)年11月17日</span>にイエス之御霊教会という名称へ変更したため、教派的にはペンテコステ派に分類されている。 しかし、一般的にペンテコステ派と言う場合、新教プロテスタント教会を意味するが、イエス之御霊教会は、旧教カトリック教会でもなければ、新教プロテスタント教会でもなく、原始キリスト教である初代教会を現代に復興した「真の教会」である。 <br />
<br />
<span style="color: red;">(3) GHQ(連合国軍総司令部)の宗教面における対日占領政策</span><br />
<span style="color: blue;">A.戦後の日本国の政教分離</span><br />
大日本帝国の大本営(天皇に直属する陸海軍の最高統帥機関)が、大東亜戦争(第二次世界大戦)の終戦を決定した<span style="color: orange;">1945(昭和20)年8月15日</span>以降、進駐してきた米軍を中心とするGHQ(連合国軍総司令部)は、<span style="color: orange;">1945(昭和20)年12月5日</span>に「神道指令」を発令して、戦後の日本国の主権(統治権)と神道との結びつきを断ち切ることを本意とする「政府と宗教との分離」(政教分離)を行い、また、何一つ公式のGHQ占領政策文書を公表しなかったものの、キリスト教信仰の自由を本意とする「信教の自由の原則」を強化することにより、キリスト教の伝道の活発化を目指した。 GHQの宗教面における対日占領政策は、やがて、大日本帝国憲法 第二十八條 『日本臣民ハ安寧秩序ヲ妨ケス及臣民タルノ義務ニ背カサル限ニ於テ信教ノ自由ヲ有ス』に代って、<span style="color: orange;">1947(昭和22)年5月3日</span>から施行された日本国憲法 第二十条 『信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。 いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。 何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。 国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。』及び、第八十九条 『公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは団体の使用、便益若しくは維持のため、又は公の支配に属しない慈善、教育若しくは博愛の事業に対し、これを支出し、又はその利用に供してはならない。』 と法令化された。<br />
<br />
<span style="color: blue;">B.世界各国の政教分離の現状</span><br />
政教分離の原則とは、「政府」と「宗教」を分離する原則のことである。 この政教分離の原則を厳格に実施している世界の主要国は、フランス共和国と日本国だけだ。 例えば、米国の政教分離とは、「政府」と「教会」の分離を指し、『国教を定めてはならない』と合衆国憲法(修正第一条 <span style="color: orange;">1791年</span>)に規定されているにすぎず、大統領の就任式で『聖書』の上に手を置いて神と国民に誓うように、公務員のキリスト教的行為を公認しており、米軍の従軍牧師(新教プロテスタント)・従軍司祭(旧教カトリック)のごとく公務員制度と化している。 英国は、英国王を首長とする英国国教会が諸宗教の上に君臨しており、政教分離の原則はない。 ドイツ連邦共和国は、キリスト教民主同盟(CDU)が<span style="color: orange;">2005年</span>から政権与党であり、旧教カトリックまたは新教プロテスタントの申告者の所得から教会税を天引きしている。 これらの主要国は、その国民に「信教の自由の原則」を保障してはいるものの、フランス共和国と日本国の政教分離の原則からすれば、政教分離が行われていない。 なお、<span style="color: orange;">1929年</span>に成立したヴァチカン市国は、ローマ・カトリック教会のローマ教皇を首長とする政教一致(祭政一致)の主権国家である。 そして、世界各国の宗教政策を比較検討してみればわかるように、新教プロテスタント国と政教分離国が先進国として繁栄する一方で、旧教カトリック国と政教一致国が発展途上国として停滞している。<br />
<br />
<span style="color: red;">(4) イエス之御霊教会の「日本聖書大学院」の設立 1952年</span><span style="color: red;">(昭和27)年</span><br />
<span style="color: blue;">A.神学生教育と牧師養成の苦難の道</span><br />
ワンネスの教理を持つ国際ユナイテッド・ペンテコステ教団と関係が深かった<span style="color: blue;">レオナード・W・クート</span>は、第二次世界大戦終結後の<span style="color: orange;">1950(昭和25)年</span>に、米国から日本国へ戻り、奈良県生駒に聖書学院を再開した。この時の<span style="color: blue;">村井ジュン</span>は、自分の下に集まっていた献身的な志願者十数名を、そこの神学生として、<span style="color: blue;">レオナード・W・クート</span>の元へ送った。 しかし、ほどなくして、<span style="color: blue;">レオナード・W・クート</span>の『聖霊への信仰心があれば、異言を語らなくとも救われる』という信仰と、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>の『異言を語らなければ救われていない』とする信仰の対立が明確になった。 つまり、<span style="color: blue;">レオナード・W・クート</span>は、ワンネスの教理を持つペンテコステ派ではあったが、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>の異言重視の教理に賛同せず、自らの教えに従わない神学生たちを全員退学させてしまった。 このため、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>は、自らが神学教育を行う必要性に迫られ、<span style="color: orange;">1952(昭和27)年</span>に、神学教材を『聖書』と<span style="color: blue;">村井ジュン</span>の著作とする二年課程の神学校「日本聖書大学院」を東京都 杉並区 南荻窪にある教会教団(本部)内に設立した。 なお、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>は、『ペンテコステ教会は、何が故に祝されて来なかったのか。 原因は唯一つ、聖霊のあるを知りて之を高調せず、異言の祈りを禁じたことにある』と述べている。 また、<span style="color: blue;">レオナード・W・クート</span>も晩年に至って異言の祈りの重要性を自著で述懐したように、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>の信仰が正しかったのである。 つまり、戦後の<span style="color: orange;">1950(昭和25)年</span>に、米国から日本国へ戻った<span style="color: blue;">レオナード・W・クート</span>は、自分を捨て切れておらず、『自分の教会を日本国内で大きくしよう』という世俗的で利己的な野心に燃えており、『このままでは、イエス之御霊教会に自分の教会の信者が吸収されてしまう』と愚かにも危惧したことが両者の一時的な対立の真因であろう。<br />
<br />
<span style="color: blue;">B.完全合宿制の二年課程の神学教育</span><br />
「日本聖書大学院」は、完全合宿制の二年課程であり、『聖書』の読み込みと<span style="color: blue;">村井ジュン</span>の講壇を中心としていた。 なお、学費は全額無料であり、三食は無料給仕され、遠方の集会に出かける際の交通費は別途支給された。 そして、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>は、「日本聖書大学院」の神学生たちに対して、『この二年間で、人生六十年間分の経験をすることになる』 と諭したという。 これは、『人生六十年間分の経験が、二年間の神学生教育の中に凝縮されている』 、あるいは、『人生六十年間のうちに経験するであろう苦悩と等しい、とても重い十字架を背負う決意を固めてから、全世界への伝道の旅に出よ』 という意味ではないのだろうか。 実際、牧師となった神学生たちは、己の身一つと『聖書』だけを持って、日本全国と全世界への伝道の旅に出た。 しかも、『祈りによって、道は必ず開ける。神の働きを身を以(もっ)て知れ』という村井ジュンの言葉を胸に刻んで・・・。 かくのごとき<span style="color: blue;">村井ジュン</span>の薫陶を受けた尊敬すべき牧師たちは言う。 『神の働きを身を以(もっ)て知ることが、真の神学教育なのだ』 と。 ここで特筆しておくべきことは、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>の最晩年である<span style="color: orange;">1968年~1969年</span>の「日本聖書大学院」における預言研究 <span style="color: purple;">『図解による聖書解説』</span>(<span style="color: orange;">1968</span>) は、聖書全体を貫く預言を完全に図解しており、『他の一切の神学教育の群を抜いていた』ということだ。<br />
<br />
<span style="color: blue;">C.『世々の経綸』 『聖書神学』 その他の独自教材を用いた霊的な神学教育</span><br />
<span style="color: blue;">村井ジュン</span>(1897~1970)は、<span style="color: orange;">1933(昭和8)年7月23日</span>の「聖霊降臨」の後、「草苑」誌及び「聖霊」誌を発行し、『聖書』の奥義と聖霊の働きに関する記事を連載し続けた。 また、非売品の冊子である<span style="color: purple;">『世々の経綸』</span>(<span style="color: orange;">1937</span>)と<span style="color: purple;"> 『聖書神学』</span>(<span style="color: orange;">1957</span>)を発行したことは、教会内外に周知されているが、極一部の無私の牧師たちにのみ知られている未公開文献もある。 そして、「草苑」「聖霊」という機関誌への連載記事、非売品の冊子、未公開文献を活用して行われた<span style="color: blue;">村井ジュン</span>直伝の講壇こそが、『聖書』の真理の全貌を知りうる霊的な神学教育の核心であった。<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: blue;">【 9 】 1953(昭和28)年6月1日、宗教法人「イエス之御霊教会教団」となる</span><br />
<br />
<span style="color: red;">(1) 宗教法人としての公認 1953<span style="color: red;">(昭和28)</span>年6月1日</span><br />
日本国の文部省及び東京都から宗教法人法に基づき<span style="color: orange;">1953(昭和28)年6月1日</span>に「イエス之御霊教会教団」として宗教法人の認可を受けた。 宗教法人となったイエス之御霊教会は、日本全国はもとより、フランス等の欧州諸国、ブラジル等の南米諸国、インドネシア等の東南アジア諸国、ケニア等のアフリカ諸国への積極的な海外伝道を始めた。 但し、一般的な議論として、宗教法人法は、宗教法人に対する課税免除などの特権を与えており、宗教法人法に起因する社会的な諸問題の生起と、宗教団体の腐敗堕落の温床になっていることを認識しておかねばならない。 例えば、キリスト教の世俗化・腐敗堕落・異端化の歴史的な最初の原因が、ローマ帝国政府によるキリスト教(ローマ・カトリック教会)の公認から国教化の過程にあることを想起すべきだ。 つまり、世俗権力そのものであるローマ帝国政府が、大勢の信仰するキリスト教という宗教を政治的に利用するため、キリスト教会、即ち、ローマ・カトリック教会の組織・人事・規則・教理・典礼を恣意的に管理・統制・支配し始めた<span style="color: orange;">313年</span>の<span style="color: magenta;">「ミラノ勅令」</span>によるキリスト教の公認の時点から、その教理と典礼の腐敗堕落が進行し、ついに非聖書的な異端教会へと転落したのである。 具体的には、ローマ帝国の<span style="color: blue;">コンスタンティヌス帝</span>(在位306~337年)が、悪魔的啓示を受けた後、<span style="color: orange;">313年</span>に<span style="color: magenta;">「ミラノ勅令」</span>を公布してキリスト教(ローマ・カトリック教会)を公認し、<span style="color: orange;">325年</span>にニカイア公会議を開催して三位一体説その他の教理を定め、後の<span style="color: blue;">皇帝テオドシウス1世</span>(在位379~395)が、<span style="color: orange;">392年</span>に<span style="color: magenta;">「異教禁止令」</span>を公布して、キリスト教(ローマ・カトリック教会)を国教化し、ミトラ教その他の宗教を禁止した。 <br />
<br />
<span style="color: red;">(2) 世俗社会及び「世の教会」との妥協なき毅然たる伝道姿勢の貫徹</span><br />
『異言を発しない者は救われていない』 『神の名はイエス』などといった、『聖書』の奥義に基づく正しい教理と礼典を伝道する限り、営利に囚われた利己的な心で動いている世俗社会のみならず、「世の教会」である旧教カトリック教会及び新教プロテスタント教会の諸宗派と対立し、感情的な批判を浴びることになるが、今後とも、それらとの交流の断絶を含む、妥協なき毅然たる伝道姿勢を貫かねばならない。<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: blue;">【 10 】 霊讃歌</span><br />
<br />
<span style="color: red;">(1) 「神」である主イエス・キリストの啓示を受けた鶴原玉</span><br />
イエス之御霊教会が、「神」である主イエス・キリストを礼拝する際に歌う讃美歌を霊讃歌と呼び、頌栄を含む全168曲となっている。 霊讃歌は、<span style="color: blue;">鶴原玉</span>(1901~1989)という小学校の音楽教員をしていた女性が、「神」である主イエス・キリストの御霊(聖霊)からの啓示を受けて<span style="color: orange;">1958(昭和33)年</span>から<span style="color: orange;">1989(平成元)年</span>に亡くなる直前までに作詩作曲した教会独自の讃美歌だ。 <span style="color: blue;">鶴原玉</span>は、日本基督教団の牧師 <span style="color: blue;">西山道吾郎</span>と妻 <span style="color: blue;">和嘉</span>の第一子として<span style="color: orange;">1901(明治34)年</span>に大阪で生まれ、<span style="color: blue;">日出子</span>と名づけられた。 元信濃町教会の長老 <span style="color: blue;">西山健児</span>の五歳年上の姉になる。 <span style="color: blue;">日出子</span>は、大阪市にあるウイルミナ女学校を卒業後、小学校の音楽教員をしていたから、御霊(聖霊)から啓示されるままに譜面を書くことは容易であったと考えられる。 但し、<span style="color: blue;">日出子</span>の三女 <span style="color: blue;">鶴原恵子</span>によれば、『譜は楽典に則ったものとは言えない部分が多い。 ところが、それを楽典に則って直すと、<span style="color: blue;">鶴原玉</span>が描いた天国のあじわいが表現できない』という。 だから、イエス之御霊教会の安息日礼拝では、今も<span style="color: blue;">鶴原玉</span>が書いたとおりに霊讃歌を歌っている。 霊讃歌の神妙な作詩作曲に触れながら歌唱していると、思わず不思議な感涙にむせぶことが多い。<br />
<br />
<span style="color: red;">(2) 世俗社会の歌劇 「ベルサイユのばら」 に採り入れられた霊讃歌60番の「愛」</span><br />
ちなみに、宝塚歌劇団の伝説となる「ベルサイユのばら」は、少女漫画週刊誌「マーガレット」に<span style="color: orange;">1972(昭和47)年4月</span>から<span style="color: orange;">1973(昭和48)年12月</span>まで延べ82回にわたって連載された劇画を基にした歌劇であるが、フランス革命が起った18世紀のフランスを舞台に、フランス王妃マリー・アントワネット、スウェーデン貴族のフェルゼン、創作上のオスカルとアンドレの四人が、史実を背景に繰り広げる愛の物語である。 「ベルサイユのばら」のテーマである愛を、どのように宝塚歌劇で歌うか苦慮されたというが、『イエス之御霊教会の霊讃歌60番にある愛という曲が使えるのではないか』と考えた大阪在住のキリスト者で宝塚関係者が、宝塚歌劇団へ持って行ったところ、『この詩、メロディーこそ「ベルばら」にふさわしい』となり、作者の<span style="color: blue;">鶴原玉</span>にコンタクトしてきた。 かくして、霊讃歌60番の愛のメドレーと詩の使用を許可された宝塚歌劇団は、脚本家の<span style="color: blue;">植田紳璽</span>の作詞と<span style="color: blue;">寺田瀧雄</span>の作曲により、「ベルサイユのばら」を世に出すことができるようになった。 (「ベルサイユのばら」主題歌顛末記 <span style="color: blue;">西山光生</span> より抜粋・編集) 但し、この当時の<span style="color: blue;">村井ジュン</span>を知る牧師によれば、『(<span style="color: blue;">村井ジュン</span>は、)霊讃歌が世俗的な場所で使用されることを嫌っていた。 歌詩は、聖書の教えそのままなので大変良くできている。 特に「唯一の神イエス」について正しく書いてある讃美歌は他に無い。 多くの人が使用して歌うことを願う、と話していた』という。 <br />
<br />
<span style="color: red;">(3) 『聖書』に示されている「聖歌」と「霊歌」</span><br />
<span style="color: blue;">A.霊讃歌の序</span><br />
<span style="color: blue;">村井ジュン</span>は、霊讃歌の序に次のように書いた。・・・ 『霊讃歌は、主がわれらの教会に与え給うた讃美である。 聖書の言う讃美には、「聖歌」と「霊歌」がある。 霊歌とは、聖霊によって異言にて歌わしめらるる歌、この歌は、歌う者も聴く者も等しく天国の空気を味わわしめられて祝福を持ち来たらす。 聖歌も之と同じく、聖霊によって歌わしめらるる歌であるが、之は判る言葉をもて歌わしめらるるのである。 しかし、預言の如く、我らの知識 全からざる為に誤謬を持ち来らす事もあるが、主は我らの愛する<span style="color: blue;">鶴原玉</span>夫人を、あらゆるキリスト教の遍歴を許して、聖歌を歌うにふさわしき器とならしめ、突如、<span style="color: orange;">1958(昭和33)年</span>に、あまたの聖歌を賜り、イエス之御霊教会の真の神の子たちの歌うにふさわしきものとなさせ給うた。 されば、我ら、「(以下の聖句の原文は文語である。)・・・ 私(パウロ)は霊において祈り、また知性においても祈りましょう。 霊において賛美し、また知性においても賛美しましょう。」 <span style="color: blue;">1コリント14章15節</span>、 「キリストのことばを、あなたがたのうちに豊かに住まわせ、知恵を尽くして互いに教え、互いに戒め、詩と賛美と霊の歌とにより、感謝にあふれて心から神に向かって歌いなさい。」 <span style="color: blue;">コロサイ3章16節</span> 』 <br />
<br />
<span style="color: blue;">B.作者の言葉</span><br />
霊讃歌の作者である鶴原玉の言葉は、霊讃歌の最終頁にある「頌栄」の次に掲載されている。・・・ 『作者の言葉 ハレルヤ 栄光とこしえに主の御名にあれ 奇しきかな 主は我が口に歌を入れ給えり 新しき歌 我等に与えらる こは安きなり 慰めなり 生命の光なり 天上より流れ来し祝福のうた霊讃歌 幸いなるかな 主をほむる口びるの果は とこしえの生命を共に限りなく豊かに信仰と祝福を子と孫とに伝えるであろう 新しき歌をエホバにむかひて歌へ、そは妙なる事を行ひ、その右の手(みて)その聖なるかひな(腕)をもて、己のために救をなしをへたり(<span style="color: blue;">詩篇九八篇一節</span>) エホバをほめたゝへよ エホバに対(むか)ひて新しき歌をうたへ 聖徒のつどひにてエホバのほまれをうたへ(<span style="color: blue;">詩篇一四九篇一節</span>)』 ・・・ そして、霊讃歌の奥付には次のようにある。 『 霊讃歌 この霊讃歌は、神より賜ったものですから旋律と詩を変える事は許されません。 編曲・演奏・他の讃美歌との合本等で用いる場合は、監督に許可を得て下さい。(イエス之御霊教会教団監督 <span style="color: blue;">村井ジュン</span>) <span style="color: orange;">1961年(昭和36年)5月1日</span> 初版 著者 <span style="color: blue;">鶴原玉</span> 霊讃歌は、著者<span style="color: blue;">鶴原玉</span>姉がイエス之御霊教会教団に捧げられたものである。 -非売品- 』<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: blue;">【 11 】 村井ジュンの召天と、神による清めの試練</span><br />
<br />
<span style="color: red;">(1) 村井ジュンの召天と三島由紀夫の自決</span><br />
<span style="color: orange;">1970(昭和45)年3月26日</span>にイエス之御霊教会の創設者である<span style="color: blue;">村井ジュン</span>が召天した。 この年の<span style="color: orange;">11月25日</span>は、世界的に有名な小説家の<span style="color: blue;">三島由紀夫</span>(1925~1970)が、自衛隊市ケ谷駐屯地(現在の防衛省)に乗り込み、自衛隊の決起を促しながら自決した年でもある。 自決する二年前の<span style="color: blue;">三島由紀夫</span>は、イタリア人画家の<span style="color: blue;">グイド・レーニ</span>(1575~1642)の「<span style="color: blue;">聖セバスチャン</span>の殉教」と全く同じ構図の「殉教写真」を残した。 同時に、『文化防衛論』を執筆し、日本国家の再建と日本民族の覚醒を促した。 また、<span style="color: blue;">三島由紀夫</span>は、イエス之御霊教会の原基である「<span style="color: orange;">1933(昭和8)年</span>の聖霊降臨」を直感したかのように、この時代の大日本帝国に強い郷愁を抱いていたが、「<span style="color: orange;">1933(昭和8)年</span>の聖霊降臨」の中心人物である<span style="color: blue;">村井ジュン</span>が召天した後に、<span style="color: blue;">聖セバスチャン</span>と同じ殉教者になることを決意していた<span style="color: blue;">三島由紀夫</span>も自決して果てた。 このような<span style="color: blue;">三島由紀夫</span>の思想と行動には、奇しくも、聖霊の働きを感ずる。 <br />
<br />
<span style="color: red;">(2) 親族による監督職の世襲</span><br />
さて、主<span style="color: blue;">イエス・キリスト</span>の御霊である聖霊に従う教会であるが故に、初代監督の<span style="color: blue;">村井ジュン</span>は、形式的で世俗的な教会規則を設けなかった。 世俗的な教会規則など、少なければ少ないほどよい。 しかし、これ故に、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>が召天すると、その親族による監督職の世襲が続いた。 そもそも、「キリストの体」である教会は、利潤を追求する営利目的の中小企業(株式会社)のごとき世俗組織ではない。 従って、教会における対外的・対内的な債権債務の問題があるにせよ、教会の役職の世襲は絶対にあってはならないことである。 なぜなら、教会は、古代イスラエル王国のダヴィデ王朝のごとく、神の御意に従った政治上の王権の世襲や、日本国の天皇を頂点とする祭政一致の文化を持つ神社神道の宮司の世襲とは、まったく異なり、政治権力を含む一切の世俗社会から聖別された「キリストの体」なる霊的組織だからだ。 「呪われた大淫婦」である旧教カトリック教会ですら、役職の世襲を容認していない。 なお、自然の恵みあふれる東京都郊外の多摩川で洗礼式を執り行っていた<span style="color: blue;">村井ジュン</span>から<span style="color: blue;">村井スワ</span>までの監督時代は、「御霊の教会」(<span style="color: blue;">黙示録 2:7</span>)と呼べる、霊的な光と愛に満ちていた。 また、<span style="color: blue;">村井スワ</span>監督は、「聖地エルサレム巡礼ツアー」を度々組み、その「嘆きの壁」の前で、ユダヤ人と日本人の霊的回復の預言の早期成就を祈ったが、<span style="color: blue;">同</span>監督の召天後、イスラエル共和国と日本国の霊的つながりを強化する祈りと行いも失せてしまった。 但し、「聖地エルサレム巡礼ツアー」を推奨しているのではなく、原始キリスト教の「使徒的信仰」を完全に復興するため、ユダヤ暦に基づく<span style="color: magenta;">シャバット</span>(安息日)を守るのみならず、ユダヤ暦に基づく <span style="color: magenta;">ローシュ ハシャナ</span>(新年)・ <span style="color: magenta;">ヨム キプール</span>(贖罪日)・ <span style="color: magenta;">スコット</span>(仮庵の祭)・ <span style="color: magenta;">ペサハ</span>(過ぎ越しの祭)・ ペサハの中の<span style="color: magenta;">ヨム ハ ビクリーム</span>(初穂の祭)・<span style="color: magenta;">シャブオット</span>(七週の祭) という例祭の趣意を理解して守るべきことを感ずる。<br />
<br />
初 代監督 <span style="color: blue;">村井ジュン </span>創設者 1933(昭和 8)~1970(昭和45)<br />
第二代監督 <span style="color: blue;">村井スワ </span>創設者の妻 1970(昭和45)~1998(平成10)<br />
第三代監督 <span style="color: blue;">村井美都子 </span>創設者の三女 1998(平成10)~2000(平成12) <br />
第四代監督 <span style="color: blue;">村井純基 </span>創設者の長男 2000(平成12)~2006(平成18) <br />
第五代監督 <span style="color: blue;">三戸富夫 </span>牧師兼運転手 2006(平成18)~ 現 在 <br />
(独立した各地域のイエス之御霊教会の沿革は、上記と異なる。)<br />
<br />
<span style="color: red;">(3) 村井スワの感動的な講壇</span><br />
英国イエス之御霊教会の献堂式 [<span style="color: orange;">1990(平成2)年3月18日</span>] の際の<span style="color: blue;">村井スワ</span>の講壇の御用(講演・説教)の録音テープをおこした記録文書が、現在も一部の教会関係者に回覧されている。 <span style="color: blue;">村井スワ</span>によるイエス之御霊教会の霊的な沿革を簡潔に要約した感動的な証言であり、本編の構想も、<span style="color: blue;">村井スワ</span>の講壇を辿ることから始められた。 本来であれば、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>の著作集と共に教会関係者全員の必読資料とすべきであろう。 しかし、残念なことに悪魔・悪霊の仕業によるものか、教会教団(本部)の腐敗堕落によるものか、<span style="color: blue;">村井ジュン</span>の著作集と共に封印されてしまい非公開扱いされている。 しかし、散逸していたイエス之御霊教会の文献資料を丹念に収集・分析・編集・発行された小樽イエス之御霊教会 <span style="color: blue;">木田徳男</span>牧師の『聖霊降臨から見たキリスト教会史 聖霊降臨史』(<span style="color: orange;">2010年8月</span>初版-非売品-)の33~36頁に掲載されているため、参照すべきだろう。 なお、<span style="color: blue;">木田徳男</span>牧師は、『聖霊の降りし諸教会に与ふるの書』 -<span style="color: orange;">1938年(昭和13)年12月1日~1941年(昭和16)年5月1日</span> 「聖霊」誌連載文献-などを<span style="color: orange;">1998(平成10)年</span>以降から次々と復刻した。 この業績により、イエス之御霊教会の「中興の祖」として高く評価できる。 さて、<span style="color: blue;">村井スワ</span>の講壇の一部を次に抜粋しておく。 ちなみに、<span style="color: blue;">村井スワ</span>が、英国イエス之御霊教会の献堂式の講壇をおこなった<span style="color: orange;">1990(平成2)年3月18日</span>は、<span style="color: blue;">村井スワ</span>の誕生日(<span style="color: orange;">1900年3月18日</span>)であり、また、召天日(<span style="color: orange;">1998年3月18日</span>)でもある。 このように、主<span style="color: blue;">イエス・キリスト</span>の御業、聖霊の働きは、人の理性では把握できない不思議・偶然・未知現象・奇跡・「霊の人」の言動を通じて、真のクリスチャンに察知されるのである。 ・・・ 『私は今日九十歳になりましたが、私が十八の時、私は当時、教会に行ったことがございませんでしたが、ある時、声が聞こえてきました。 「汝、我に従え」 「我限りなき愛をもて汝を愛す」と、・・・ その声は、人の声と同じでした。・・・ たまたま近くの教会に参りまして、水と霊の福音に与ることが出来ました。 この教会の先生が、英国人でいらっしゃるミスター・ミセス・<span style="color: blue;">テーラー</span>でいらっしゃいました。・・・ 私にはミセス・<span style="color: blue;">テーラー</span>はママさんであります。 なぜと言いますと、私たちすべてを本当の母親のように懇(ねんご)ろに祈って導いて下さいました。・・・ 日本でも有名な聖書学者でもいらっしゃったミスター・<span style="color: blue;">ソントン</span>という先生にもまた出会うことが出来て、・・・ <span style="color: blue;">イエス</span>様に異言で祈ることの大切なこともこの先生方は教えて下さいました。・・・ この英国からいらっしゃったミセス・<span style="color: blue;">テーラー</span>またミスター・<span style="color: blue;">テーラー</span>、本当に<span style="color: blue;">イエス</span>様は良き方を私たちの前において下さいました。・・・ <span style="color: blue;">イエス</span>様が据えて、<span style="color: blue;">イエス</span>様が日本に送って下さった。 そして・・・<span style="color: blue;">イエス</span>様は前監督<span style="color: blue;">村井</span>と、また、その兄をとらえて、この福音の良き協力者として用いて下さいましたから、本当にイエス様の成し給うことは不思議な御業であります。・・・ イエス様は多くの方に「すてよ!」と仰って、「はい」と従う者に栄光の道を歩ませて下さる。・・・ <span style="color: blue;">クート</span>先生が生駒で・・・<span style="color: blue;">イエス</span>の御名による洗礼をなさり・・・<span style="color: blue;">イエス</span>様はお一人一人を捉えて、この真理に立脚することができるように道を開いて下さっております。・・・』<br />
<br />
<span style="color: red;">(4) 宗教法人「イエス之御霊教会教団」名簿の一部抜粋</span><br />
<span style="color: orange;">1999(平成11)年</span>末時点におけるイエス之御霊教会教団の名簿の一部を次に抜粋したが、<span style="color: purple;">「2000年の大分裂」</span>以降、その教会数などは激変している。<br />
<span style="color: blue;">A.統計</span><br />
宗教法人「イエス之御霊教会教団」名簿-<span style="color: orange;">1999(平成11)年12月31日</span>現在-によれば、教会数238、集会所及び伝道所数421、教師数337(男155・女182)、信徒総数770876(男477451・女293425)である。<br />
<br />
<span style="color: blue;">B.発展</span><br />
終戦後の<span style="color: orange;">1947(昭和22)年3月15日</span>に東京都 杉並区 大宮前 6- 355 に小さな家屋を借り、東京イエス之御霊教会として集会を開始するや、不思議にも求霊者集い来たり、日本全土、南西諸島に諸教会が勃興して現在に至る。 今は、ブラジル・アルゼンチン・ペルー・ボリビア・コロンビア・米国・カナダ・台湾・韓国・シンガポール・フィリピン・インドネシア・タイ・フランス・英国・ケニア・ガーナ・ニュージーランドにも教会が設立された。<br />
<br />
<span style="color: blue;">C.政治・財政</span><br />
<span style="color: black;"> 本教団の政治は、監督政治ではあるが、全教会が主御自身の支配下にあって、御霊との一致を保ち、その根本教理は全教会に浸透している故、教会は牧師一任主義として全権を持ち、牧師は全部無月給であり、教会はいかなる理由があっても財政的には他に援助を乞わない。 このため、政治的会議は一切開催しない。</span><br />
<span style="color: red;"></span><br />
<span style="color: red;">(5) 「神」である主イエス・キリストによる清めの試練の時代</span><br />
<span style="color: blue;">A.清めの試練の予兆</span><br />
<span style="color: orange;">1998(平成10)年</span>、第三代監督に<span style="color: blue;">村井美都子</span>が就任すると、イエス之御霊教会にも、「神」である主イエス・キリストによる清めの試練を受ける時代が到来した。 清めの試練の予兆は、日本バブル経済全盛期である<span style="color: orange;">1985(昭和60)年~1989(平成元)年</span>頃の、<span style="color: blue;">村井スワ</span>監督時代の「祝祷」から、どういうわけか、「愛」の言葉が欠落したことに現れていた。 「愛」の言葉の欠落が、<span style="color: blue;">村井スワ</span>の次の監督候補者として教会運営の実権を握った<span style="color: blue;">村井美都子</span>の故意なのか、過失なのか、偶然なのかは定かではない。 監督を含む誰かの故意であれば、悪魔からの攻撃に屈したのであり、過失または偶然であれば、腐敗堕落する教会教団(本部)の近未来を予知した聖霊からの警告の御業であろう。 この時から今現在に至るまで、教会教団(本部)の「祝祷」には、「愛」の言葉が欠落したままである。なお、本来の「祝祷」を、【12】(7)に記した。<br />
<br />
<span style="color: blue;">黙示録 3:10-11</span> <br />
『あなた(黙示録の七つの教会のうち六番目のフィラデルフィアにある教会)が、わたし(主イエス・キリスト)の忍耐について言ったことばを守ったから、わたしも、地上に住む者たちを試みるために、<span style="color: lime;">全世界に来ようとしている試練の時</span>には、あなたを守ろう。 わたしは、すぐに来る。あなたの冠をだれにも奪われないように、あなたの持っているものをしっかりと持っていなさい。』 <br />
<br />
<span style="color: blue;">B.「万人の生き方」が問われている清めの試練の時代</span><br />
「神」による清めの試練は、何も、「教会」だけに対する試練ではない。 例えば、日本国民が抱えている政治経済の諸問題は、日本国民による自主的な解決が行われない限り、想定外の不幸な災厄と化して、日本国民の生活を破壊し、生存を脅かすことになる。 政治経済の諸問題は、日本国民全体に対する清めの試練であり、必ず解決しなければならない課題でもある。 具体的に述べるならば、中国(中国共産党)・北朝鮮(朝鮮総連)・韓国(韓国民団)と水面下で政治的に連携している自治労(全日本自治団体労働組合)・日教組(日本教職員組合)などの国及び地方の公務員から成る行政利権同盟の「官公労」を支持母体とする民主党政権(鳩山一郎~菅直人~野田佳彦内閣)は、<span style="color: orange;">2009(平成21)年9月16日</span>から発足したが、<span style="color: orange;">2012(平成24)年12月16日</span>の衆議院議員総選挙に大敗した結果、<span style="color: orange;">2012(平成24)年12月26日</span>に自民党政権(安倍晋三内閣)が誕生したことにより終焉した。 この民主党政権の間、在日外国人(韓国人・中国人)への参政権(選挙権・被選挙権)の付与法案、「地域主権改革」という名目の国家主権の解体、国及び地方の行政組織の内部への共産主義思想の普及工作、中国共産党の一党独裁国家である中国を盟主とする「東アジア共同体構想」の実現・・・が進められた。 つまり、中国共産党の対日戦略に従って日本国を中国の属国にするため、中国(中国共産党)・北朝鮮(朝鮮総連)・韓国(韓国民団)に利益を与え、日本国に不利益をもたらす諸政策を通じて、日本国民を中国人以下の不自由な低賃金労働者(共産奴隷)にする計画が推進され、失業者数と生活困窮者数が増加し続けた。 また、「官公労」と協力関係にある財務省・日銀・経団連に代表される利己主義者、即ち、金銭欲に憑かれた拝金主義者と支配欲に憑かれた共産主義者たちは、『省益あって国益なし』 『私益あって公益なし』 のデフレ経済政策(デフレを恒常化する財政政策・金融政策)を推進しながら、天下り先の拡充等の私利私欲を満たしてきたのみならず、中国共産党の存続を至上命題とする<span style="color: purple;">「一国二制度」</span>及び<span style="color: purple;">「改革開放」</span>という<span style="color: blue;">鄧小平</span>(1904~1997)が<span style="color: orange;">1984年</span>から掲げた国家政策に追従しながら、政府開発援助(ODA)を中国に無償で供与し続け、日本国の資本・設備・技術・雇用・貿易を、中国へシフトすることを奨励した。 このため、日本バブル経済が崩壊した<span style="color: orange;">1991年</span>から東日本大震災が起きた2011年までの20年間を 『失われた20年だった』 と嘆くほど、日本国の国力(経済力・軍事力)が急激に衰退した一方、中国共産党の一党独裁国家である中国は、日本国の資本・設備・技術を簒奪吸収しながら高度経済成長を果たし、その国力を大幅に増強し得た。 この結果、中国は、北朝鮮・韓国と政治的に連携しながら、日本国の沖縄県 尖閣諸島などに対する軍事力を背景とする「直接侵略」と、日本国の政財官界に対する贈収賄工作・ 歴史認識の国際問題化・ 日本国土の買収・ 防衛機密と産業技術を盗むサイバー攻撃といった「間接侵略」を公然と始めだした。 さて、日本国の国力の衰退が極まった政治的証左である民主党政権(<span style="color: blue;">菅直人</span>内閣)の下で、『日本国民の心の腐敗堕落に対する神の怒りが下された』と感じるような東日本大震災・津波・原発事故が<span style="color: orange;">2011(平成23)年3月11日</span>に起きた。 誰であれ、あの緊迫した非日常的な体験-天災人災・帰宅難民・交通マヒ・電話途絶・食糧不足-を忘れられないだろう。 そして、原発事故を招いた東京電力と民主党政権(<span style="color: blue;">菅直人</span>~<span style="color: blue;">野田佳彦</span>内閣)は、被災者の救済・被災地の復興・原発事故原因の究明・危機管理体制の確立・核燃料棒を水で冷却した際に出る汚染水対策・陸海空の自然環境の保護よりも、政財官学報が癒着している原発利権体制の存続・原発再稼働による比較的に安価な電力エネルギーの確保・自己保身を最優先した醜い責任転嫁・国民を欺瞞した状況説明に明け暮れた。 かくして、東京電力と民主党政権(<span style="color: blue;">菅直人</span>~<span style="color: blue;">野田佳彦</span>内閣)に巣食う、愛と正義のかけらも見られない利己主義者たちに心底から怒りを感じた数万人の群衆が、週末ごとに「首相官邸前デモ」を繰り広げ、日本政府と国民世論に 『民主党政権(野田内閣)打倒! 原発再稼働反対!』 を訴えた。 この結果、「官公労」を中核とする利己主義者から成る民主党政権は終ったが、汚染水などの放射性廃棄物の実効的な処理方法は未だに発見されておらず、今後も予断を許さない。 つまり、原子炉などの科学技術に依存した物質文明は、自然災害やテロに極めて脆弱であり、その破滅的な自然破壊の悪影響を回避するため、不断の監視と更なる科学技術の発展に尽力せざるを得ない。 但し、「原発=破滅」の構図は明白であり、政財官学報の癒着した原発利権体制を解体し、人工衛星を活用した効率的な<span style="color: purple;">太陽光発電システム</span>や携帯可能な<span style="color: purple;">電磁力発電機(QBC)</span> の普及、新しく発見された天然ガスの一種の<span style="color: purple;">メタンハイドレート</span>を活用した火力発電や、その他の風力発電・水力発電・地熱発電という安全な発電システムを構築しなければならない。 さらに、世界各国の財政金融システムは、一般論として、世界各国の政府と中央銀行のコントロールからはずれ始め、ギャンブル経済化した危機的状況の中へ陥りつつある。 例えば、米国のデフォルト(債務不履行)の危機も去ったわけではなく、米国政府が負う債務の上限の引き上げを求める大統領府(ホワイトハウス)に対し、連邦議会がその引き上げに反対するケースを想定しうるし、<span style="color: orange;">2007年</span>に財政破綻した北海道 夕張市と同様に、米国の自動車産業の総本山であるミシガン州 デトロイト市が<span style="color: orange;">2013年</span>に財政破綻し、あらゆる公務公共サービスを停止するに至った。 仮に、日米欧各国において、その国債・通貨・株式の、いずれかの大暴落を引き金とする金融恐慌が起きた場合、富の偏在をもたらしてきた「不条理な金融資本主義体制」から、次の「新次元の経済体制」への大変化をもたらすと考えられる。 以上のごとき政治経済の諸問題とは別の終末論的な現象もある。 例えば、<span style="color: blue;">自然現象</span>に関しては、<span style="color: lime;">(</span><span style="color: lime;">1)異常気象</span>・・・雨の降らない大干ばつ、集中豪雨による大洪水、極端な気圧と積乱雲による大型台風と大竜巻、温暖化地域と寒冷化地域の不規則な変転、夏に雪が降るといった四季の狂い。これらの異常気象と地球温暖化の原因は、二酸化炭素CO2 の排出量の増大ではない。大気中の雲の量の増減や、地質内部の化学作用に影響を及ぼす宇宙線にある。宇宙線は、火山灰などの微小なチリと同様に雲(水蒸気)を作る種であり、宇宙線が減少すると雲の量も減少し、この結果、晴れた日が続き、気温は上昇する。逆に宇宙線が増大すると雲の量が増え、気温は低下する。 つまり、地球温暖化の第一の原因は、過去140年間に宇宙線が減少してきたことにある。 この理論は、デンマーク王国の宇宙物理学者 <span style="color: blue;">ヘンリク・スベンスマルク</span>、日本国の地質学者 <span style="color: blue;">丸山茂徳</span>が提唱した。動画 <span style="color: magenta;">『地球温暖化 CO2 犯人説のウソ』</span>(1/8~8/8)<span style="color: purple;">http://www.youtube.com/watch?v=h6xFe6lXu1Y</span>(削除)(1)宇宙線の量が増加すると、雲(水蒸気)の多い曇り日となり、地球の温度は下がる。(2)宇宙線の量が減少すると、雲(水蒸気)の無い晴れ日となり、地球の気温は上がる。(3)地球の気候は雲によって制御されているが、雲を制御しているのは宇宙線であり、地球に到達する宇宙線の量は太陽活動に制御されている。太陽活動が活発化して太陽黒点数が増えると、太陽フレア(放射エネルギー)が地球に到達する宇宙線を吹き飛ばすので宇宙線の量は減る。なお、世界気象機関(WMO)と国連環境計画(UNEP)が<span style="color: orange;">1988年</span>に設置した「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)は、『地球温暖化の原因は、二酸化炭素(CO2)にある』という報告書を作成したが、このIPCC報告書の理論は虚偽である。 例えば、<span style="color: orange;">1940年</span>代から石油・石炭といった化石燃料の消費量が急増したが、この時期に地球は一時的に寒冷化している。 また、地球大気の主成分は、窒素73.35% 酸素23.07 アルゴン1.28% 水蒸気0.33% 二酸化炭素0.05%であり、二酸化炭素は「温室効果ガス」たりえない。 地球温暖化の第二の原因は、太陽活動の活発化に伴う降下熱量の増加だ。太陽の活動が活発化すると、太陽の表面に爆発の穴(=太陽黒点)が増える。 従って、太陽黒点数が増加すれば、太陽の活動が活発化しているとわかる。 なお、『太陽黒点数が増加すると、地球が温暖化する』と、気候現象を単純化して分析していたが、実際は、もう少し複雑で、太陽の活動が活発化すると宇宙線を吹き飛ばすため、宇宙線の地球への降下量が減少し、この影響から雲の量が減少し、結果として晴れた日が続くために地球が温暖化する。 さて、NASA(米航空宇宙局)は、『太陽の磁極(N極×1、S極×1)の多磁極(N極×2、S極×2)化が進行中だ』と<span style="color: orange;">2013年8月5日</span>に発表した。 これを踏まえれば、太陽活動のピークは過ぎたのであり、今後は地球寒冷化へと向かうだろう。 地球温暖化の第三の原因は、太陽の光を浴びた植物(森林・田畑)の「光合成」により、二酸化炭素を吸収して酸素へ還元するという、植物(森林・田畑)を土台に持つ大自然の生態系を破壊してきたことにある。 特に、ブラジル共和国のアマゾン川流域に生い茂る密林の急激な伐採と都市住宅化は、地球規模の自然破壊だ。 つまり、植物(森林・田畑)は、太陽の光を浴びると「光合成」をおこない、大気と地面から二酸化炭素と水分を吸収し、大気と地面から熱を奪いながら、植物(森林・田畑)の水分を蒸発させ、植物自身に必要な栄養(デンプン)と人類の生存に不可欠な酸素を生むが、世界各国の人口の増加に伴う都市住宅化がもたらす、植物(森林・田畑)の伐採と河川の埋め立てが、酸素を作る植物(森林・田畑)を減少させ、これが地表面の温室効果を招いてきた。 また、熱をため込むアスファルト道路とコンクリート建築物の増大、エアコン室外機の排気量の増大、高層ビルの密集による風通しの悪化が、地表面の温室効果を更にひどくした。 気象庁によれば、東京都の年平均気温は、<span style="color: orange;">1905年</span>の13.5℃ から <span style="color: orange;">1999年</span>の16.6℃へと3℃以上も上昇した。 但し、地球規模で見る限り、0.7℃しか上昇していない。 <span style="color: lime;">(2</span><span style="color: lime;">)天変地異</span>・・・惑星直列などの天文学的な珍事の続発、太陽の磁極の周期的な反転現象とは異なる多磁極化などの変異、宇宙空間から降り注ぐ無害な宇宙線(放射線)量の増大、巨大隕石の落下、北極・南極・グリーンランド・シベリアの氷山氷床の急激な溶解消滅、南洋諸島の水没、活発化する火山の噴火、頻発する大地震と大津波、致死性インフルエンザの流行、植物・昆虫・動物の異常繁殖と絶滅に見られる生態系の混乱、<span style="color: orange;">2014年</span>以降から頻発する日食と月食、地球の磁北の急速な移動・・・。 これらの天変地異は、人為的に統御できない、まさに「神の領域」だ。 但し、地質学者の<span style="color: blue;">丸山茂徳</span>らによって部分的に解明されつつあり、『宇宙線が増えると、地球の地質内部における化学反応を活発化させ、これが引き金となって火山噴火と地震を増加させる』という。 また、地球の磁北は、カナダの北極諸島エルズミーア島→ 真北(北極点・地球の自転軸)→ シベリア地域へと向かって移動しているが、米国海洋大気庁(NOAA)が<span style="color: orange;">2011年</span>に公表した「過去420年間(1590~2010)の毎年の磁北の移動距離」によると、磁北の移動距離は毎年10キロから、<span style="color: orange;">1970年</span>以降の毎年40キロへと加速し、<span style="color: orange;">2001年</span>以降は更に加速している。 ロシア空軍司令官<span style="color: blue;">ヴィクトル・ボンダレフ</span>のグリム報告によれば、『<span style="color: orange;">2013年</span>の6ヶ月間だけで250キロも移動した』 という。 地球の磁北の急速な移動は、地磁気の不安定化と気候変動の激化を招いているのみならず、近未来における北極と南極の反転現象(ポールシフト)といった地球規模の破局と直結している深刻な天変地異だ。 さて、人の精神現象を含む<span style="color: blue;">社会現象</span>に関しては、<span style="color: lime;">(1)</span><span style="color: lime;">公</span><span style="color: lime;">害問題</span>・・・中国で蔓延するPM2.5(直径が2.5マイクロメートル以下の微小粒子状物質)に代表される有毒物質による大気汚染の他、工場から出る排水廃液による河川の汚濁、地下水の大量摂取による地盤沈下、工場から出る有害な騒音・振動・悪臭、<span style="color: purple;">高圧線の下の電磁波</span>(10ミリガウス以上)による自然環境の破壊と、人の健康被害が進んでいる。 自然環境を汚染すれば、人の健康も必ず損なわれるため、産業活動においては、自然環境の保護を最優先しなければならない。 <span style="color: lime;">(2)</span><span style="color: lime;">疾病問題</span>・・・免疫機能の不全・過食症・拒食症・不眠症・自閉症といった難病奇病の原因は、先天性の「遺伝」と後天性の「体質」に基づく肉体的な原因よりも、「食品添加物」と「薬害」と「精神病」に基づく社会的な原因が多い。 つまり、水素添加された大豆油などに含まれる<span style="color: purple;">トランス脂肪酸</span>、歯磨き粉などに含まれる<span style="color: purple;">フッ素</span>、ガムなどに含まれる人工甘味料<span style="color: purple;">アスパルテーム</span>、加工食品の着色料に含まれる発ガン性物質の<span style="color: purple;">二酸化チタン</span>、子宮頸ガンなどを予防する<span style="color: purple;">ワクチン接種</span>、猛毒の農薬入りの<span style="color: purple;">中国産食品</span>・・・など、心身に有害な「食品添加物」入りの加工食品や輸入食品を食べ続けたり、有害なワクチン接種などによって健康に異常をきたした人々が、製薬会社と病院の利益追求の業務姿勢によって安直に精神病と診断され、抗うつ薬・抗不安薬・抗てんかん薬・睡眠鎮静薬を大量に処方され、多額の医療費支出を強いられている。 もはや、病人個人の責任に帰する肉体的な病気の問題ではなく、国民の「健康」(=肉体と精神と霊の健全性という意味)を保障すべき政府(厚生労働省)の責任に帰する社会構造的な問題だ。 また、エイズ等の疫病の蔓延と道徳心の荒廃が正比例していることは言うまでもない。 従って、営利を最優先する食品化学会社と製薬会社と病院経営のあり方を糾弾し、「食品添加物」を摂取しない健全な食生活を営み、健康を壊された人々が「精神病」と「薬害」へ誘導されない社会構造を作らなければならない。 また、道徳心の荒廃を防ぐための教育啓蒙活動にも力を入れるべきだ。 なお、ノイローゼ等による自殺、高齢者の孤独死、家庭内暴力等による家族崩壊、認知症患者等の介護、麻薬等の薬物中毒という諸問題も、ここで言う「疾病問題」に含まれる。 <span style="color: lime;">(3)</span><span style="color: lime;">飢餓問</span><span style="color: lime;">題</span>・・・人類64億人中の8人に1人である8億人が飢餓状態にあり、1分間に17人が死亡している。 特に、ニジェール・ソマリア・スーダンといったアフリカ諸国の飢餓が深刻化している。 このため、天然資源と労働力を搾取されるばかりの発展途上国に対して、飽食に明け暮れている先進国の富と食糧を自発的に分配するように啓蒙し、想像を絶する飢餓状態を地上から一掃しなければならない。 なお、国連・世界各国政府・NGO(非政府民間組織) NPO(非営利民間組織)が、飢餓の一掃に向けたキャンペーンを展開しているが、その実効性は高まっていない。 なぜなら、現在の「国連」等は、世界各国に対して、愛によって自発的に富と食糧を分配すべきことを訓戒しうる「世界的な統治権」を持っていないからだ。 従って、「連邦王国」のごとき「世界的な統治権」を、この地上に樹立しない限り、飢餓を一掃できないだろう。 <span style="color: lime;">(4</span><span style="color: lime;">)貧困問題</span>・・・貧困とは、飲料水・食糧・住居・光熱エネルギー・通信交通手段・読み書き教育・仕事収入・保健医療という、人の生存と社会生活に不可欠な財貨・サービスを入手できない状態を指すが、UNDP(国連開発計画)によれば、世界中で12億以上の人々が1日わずか1ドル=100円で生活し、20億人以上が1日2ドル=200円未満で生活し、8億5千万人以上が日々の食べ物にも事欠く毎日を送っている。 米国や日本国においても、99%の貧困層と1%の富裕層とに二極分化した格差社会化が進んでいるが、この原因は世界中に80か所以上ある<span style="color: purple;">タックスヘイブン(租税回避地)</span>を利用した多国籍企業の蔓延と、消費税(付加価値税)などの不公正税制にある。 格差社会を許容してはならず、国民の人権を尊重する政府を樹立し、この政府の責任において貧困を解消しなければならない。 <span style="color: lime;">(5)犯罪問題</span>・・・日本国内における殺人・強盗・強姦・放火といった凶悪犯罪の件数は、東京都 警視庁によれば、<span style="color: orange;">1989(平成元)年</span>から急上昇し、年間200万件で推移している。 つまり、凶悪犯罪の被害者が毎年200万人以上も出ているのであり、日本社会の治安を向上させ、凶悪犯罪を防止するため、凶悪犯罪者を迅速に検挙しうる司法警察制度・瞬時の身元調査を可能にする身分証明制度・防犯カメラ等の科学技術を駆使した防犯システムを整備すべきだ。 特に、「刑務所収容者数(来日外国人を除く) <span style="color: orange;">2011 </span>法務省 矯正統計」(<a href="http://i.imgur.com/SE2r3wj.png">http://i.imgur.com/SE2r3wj.png</a>) にあるごとく、刑務所収容者数の9割が在日韓国籍・朝鮮籍であり、在日韓国人による凶悪犯罪が多いため、警察庁と法務省 入国管理局においては、在日韓国人の不法滞在を取り締まり、その永住と帰化と通名(日本人名)の使用を禁止し、韓国への強制退去を実施しなければならない。 <span style="color: lime;">(6)戦争問題</span>・・・戦争とは、軍事力を用いた国家間の争いのことである。 なお、国家内における暴動内乱は、政府に対する反乱であって戦争ではない。 但し、国家内の政治的反乱団体が一定の規模に達して国家領域の一部を実効的に支配するに至った場合、国際法上、その団体は国家に準じた地位を有する「交戦団体」となり、国家内における政府軍と反政府軍とに分かれた戦争となる。 また、<span style="color: orange;">2001年9月11日</span>、米国ニューヨーク市とワシントンD.C.の郊外で起きた「同時多発テロ」以降、「国家とテロリストとの戦争」という戦争の新概念を掲げた米国が、実際にテロリストとの戦争を始めた。 これらの戦争の原因は、国家内の政治力学・国家間の政策対立・経済問題・民族対立・宗教対立・領土問題・貧困問題・外国等による謀略活動という複合的なものだ。 なお、この地上から戦争を一掃して恒久的な平和を確立するためには、諸国家から構成される現在の「国連」とは異なる、「連邦王国」のごとき、この地上で唯一の主権者(統治権者)によって統率される新世界を築かなければならない。 <span style="color: lime;">(7)時代精神問題</span>・・・時代精神とは、ある時代の社会と人心を支配する精神のことであるが、21世紀の時代精神の特徴のうち、人の精神と霊に悪影響を及ぼしているものを二つ挙げよう。 <span style="color: lime;">A.</span><span style="color: black;">未知現象: </span>UFO・心霊現象等の未知現象を撮影したインターネットの動画に触発された人が増えるのと正比例して、UFO・心霊現象等の未知現象の目撃者(体験者)数が急増していること。 結論だけを述べれば、UFO・心霊現象等の未知現象の90%以上は、悪魔・悪霊の働きである。 例えば、『外宇宙から飛来するUFOに乗っている宇宙人こそが神の正体だ』とか、『主イエス・キリストの御名を告白しない聖母マリアによる予言』などは、異次元に存在する魔界から出てきた悪魔・悪霊が、UFO等の未知の物体や生物に化身して出現した非日常的な現象であり、また、その邪悪なメッセージに他ならない。 異次元に存在する悪魔・悪霊は、人の知性と物質文明の進歩に合わせながら、人の心の中のイメージに沿った物体や生物に変幻自在に化身できるが、これらの未知現象を人に示威する目的は、人の心を真の神である主イエス・キリストから遠ざけることにある。 <span style="color: lime;">B.</span><span style="color: black;">諸宗教の邪教宣伝活動: </span>誤信迷信・個人崇拝・偶像礼拝を普及する諸宗教の邪教団体の教祖(偽預言者)による邪教宣伝活動が活発化していること。 人を誤信迷信等へと誘導し、その心を劣化荒廃させている邪教団体を取り締まるため、宗教法人法を改正して、一定の宗教法人ガイドラインを設け、宗教法人を厳格に格付け評価する事が望ましい。 21世紀の時代精神の特徴のうち、この二つが、人心を劣化荒廃させ、人の心を 『イエスは、キリストである』 という 『聖書』の真理から背けさせている。 但し、『主は御霊です。 そして、主の御霊のあるところには自由があります。』(<span style="color: blue;">2コリント 3:17</span>)と書いてあるように、主イエス・キリストは、キリスト教の異端宗派と諸宗教の邪教団体に見られるごとく、人に信仰を強制することには反対で、人に信仰の自由を与えておられる。 そして、「愛」(主から人への愛・ 人から主への愛・ 人と人との愛)に基づき、心から主に従う人を求めておられることを承知しておくべきだろう。 また、<span style="color: blue;">ローマ教皇ベネディクト16世</span>(1927~現在、在位2005~2013)は、ヴァチカン市国の建国記念日の<span style="color: orange;">2013年2月11日</span>に、高齢を理由とする引退声明を出した。 終身制のローマ教皇が途中で引退することは極めて異例だ。 中南米諸国を中心とする12億人の盲目的信者を「非聖書的な異端の世界」(魔界)へと誘導する背教と、司祭による児童虐待・性的倒錯などの悪徳行為、ヴァチカン銀行によるマネー・ロンダリングなどの犯罪行為が絶えない「呪われた大淫婦」であるローマ・カトリック教会の内部において、「世の終末」へ向けた激変が起きている。 <span style="color: lime;">(8)主権問題</span>・・・主権とは、国家の統治権のことであるが、先ず、この地上にある国家の数について把握しておく必要がある。 第二次世界大戦が終わった<span style="color: orange;">1945年</span>には64カ国しか存在せず、地上のほとんどの地域が欧米列強諸国の植民地であった。 ところが、大日本帝国は、欧米列強諸国との大東亜戦争(第二次世界大戦)を通じて、インド・インドネシア等のアジア地域の植民地を解放して独立させ、人種差別の撤廃をもたらした。 但し、<span style="color: orange;">1945年</span>の敗戦により、その後の中国大陸と朝鮮半島の共産主義化を阻止することはできなかった。 また、中東地域では<span style="color: orange;">1948年</span>にユダヤ人のイスラエル共和国が、『聖書』の預言(<span style="color: blue;">申命記30:1-6</span>、<span style="color: blue;">エレミヤ23:7-8</span>、<span style="color: blue;">同左</span><span style="color: blue;">31:8</span>、<span style="color: blue;">エゼキエル36:24</span>、<span style="color: blue;">ルカ21:24</span>)どおりに再建された。 そして今や、日本国の外務省によれば、日本国は、北朝鮮を国家として承認しておらず、<span style="color: orange;">2011年3月</span>に南太平洋ポリネシアに位置するクック諸島を、<span style="color: orange;">同年7月</span>に北アフリカに位置する南スーダンを国家として承認し、日本国によって承認された国家数は194カ国になる。 従って、この地上には、日本国自体を含めると<span style="color: blue;">195カ国</span>が存在する。 なお、国連加盟国数は、日本国を含む<span style="color: blue;">193カ国</span>である。 つまり、イタリア共和国のローマ市内に位置するヴァチカン市国、バルカン半島中部に位置するコソボ共和国、南太平洋ポリネシアに位置するクック諸島の3カ国は、国連に加盟していないが、北朝鮮は国連に加盟しているのだ。 さて、国家とは、主権・国民・領土を有し、主権から支持された政府が統治権を行使する統治体である。 そして、主権とは、国家の統治権のことであり、「主権在民」「国民主権」と言われるように、王国・独裁国・共産国を除き、国民が主権を有するとされる。 しかし、国民は、参政権(選挙権・被選挙権)を与えられてはいるものの、実際のところ、主権を有していない。 つまり、君主制(王政)・共和制・その他、いかなる政体(国家を司る政府の組織形態)であれ、主権は、古今東西の国民にはなく、政府を支配する、この世の王族・独裁者・政権与党指導者・国際金融資本家にある。 つまり、「主権在民」「国民主権」とは、世襲の君主制(王政)を打倒して共和制を樹立する欧米の「市民革命」の歴史過程で生まれた非現実的な理念にすぎず、その当時も今も現実ではない。 だからこそ、使徒パウロは、『私たちの格闘は血肉に対するものではなく、主権、力、この暗やみの世界の支配者たち、また、天にいるもろもろの悪霊に対するものです。』(<span style="color: blue;">エペソ6:12</span>)と、古今東西の世の中の変わらぬ現実をはっきりと見据えた上で、世界各国の国民を制している「主権」や「悪霊」との闘いを強調した。 しかし、現在の諸国家を統治する主権者は、最終的に、「王である祭司」(<span style="color: blue;">1ペトロ2:9</span>)、「神とキリストとの祭司」(<span style="color: blue;">黙示録20: 6</span>)となる。 なぜなら、『神は祝福に満ちた唯一の主権者、王の王、主の主』 (<span style="color: blue;">1テモテ6:15</span>)であり、『この方(御再臨のキリスト)に、主権と光栄と国が与えられ、諸民、諸国、諸国語の者たちがことごとく、彼に仕えることになった。その主権は永遠の主権で、過ぎ去ることがなく、その国は滅びることがない。 』(<span style="color: blue;">ダニエル7:14</span>)と書いてあるからだ。 従って、大患難の紆余曲折を経た後、諸国家の政府は、その主権を、キリストに仕える祭司たちに委ね、この地上は、「連邦王国」によって統治される日が来るであろう。 <span style="color: lime;">(9)「救い」の問題</span>・・・『聖書』の「救い」とは、『旧約聖書』では、災害・不幸・敵からの救助、病気の癒し、「出エジプト」の出来事、神の恵み、神の御計画、「神の民」になる契約、<span style="color: magenta;">罪</span>の悔い改めによる神との再会と繫がり、神の預言者の示す道を歩むこと。 また、『新約聖書』では、主イエス・キリストによる万人の<span style="color: magenta;">罪</span>を贖う犠牲死、信仰による<span style="color: magenta;">罪</span>の赦し、御再臨、天国の栄光の与り、永遠の生命、最後の審判へと至る全過程を通じての人格の完成、神との完全なる一体化、無原罪のアダムのような神の像の回復を意味する。 つまり、<span style="color: magenta;">人の罪</span>こそが「救い」の障害なのだ。 それでは、<span style="color: magenta;">人の罪</span>とは何なのだろうか? 世俗社会では、民法上の不法行為と刑法上の犯罪行為という違法行為が罪とされるが、『聖書』 が問題にしているのは、<span style="color: magenta;">神と自己自身に対する罪</span>だ。 「創世記」の「エデンの園」におけるアダムとイブの<span style="color: magenta;">原罪</span>に始まって、現代社会に生きる<span style="color: magenta;">人の罪</span>が問題なのである。 しかし、この<span style="color: magenta;">罪</span>について正しく理解している教会関係者や書物に出会ったことがあるだろうか? 『聖書』には、<span style="color: blue;">1ヨハネ 3: 4 </span>『罪を犯している者はみな、<span style="color: magenta;">不法</span>を行なっているのです。 <span style="color: magenta;">罪とは律法に逆らうこと</span>なのです。』 と書いてある。 つまり、モーセの十戒とイエスの山上の垂訓に逆らい、背き、不法を働くことだ。 しかし、なぜ、人は律法に逆らい、背き、不法を働くのであろうか? このように、「<span style="color: magenta;">人の罪</span>とは何か?」を深く追求すると、結局、人の心の問題になる。 しかし、『聖書』は、心理学の専門書ではないため、人の心の問題を詳しく分析しておらず、その解決方法のみを示している。 即ち、<span style="color: magenta;">人の罪</span>とは、<span style="color: magenta;">悪魔</span>・<span style="color: magenta;">悪霊</span>・<span style="color: magenta;">悪人</span>や<span style="color: magenta;">死</span>と同義語であり、人の心にある人生上の諸問題に対する<span style="color: magenta;">恐怖・怯懦</span>と 占い・偶像礼拝などの<span style="color: magenta;">無知・迷信</span>に他ならない。 貧困になる事・死ぬ事・非難される事・老いる事などへの感情的な<span style="color: magenta;">恐怖</span>や<span style="color: magenta;">怯え</span>、また、自己自身の心身と社会と自然に対する<span style="color: magenta;">無知</span>や<span style="color: magenta;">迷信</span>を無くさない限り、神と繋がれず、救われることはない。 そして、<span style="color: magenta;">恐怖・怯懦</span>と<span style="color: magenta;">無知・迷信</span>に支配された思考をする人は、自己の心身を必ず<span style="color: magenta;">不幸</span>にする。 即ち、<span style="color: magenta;">不健全</span>な状態にする。 逆に、心身が健全ではなく<span style="color: magenta;">不幸</span>な状態にあるということは、その原因となる<span style="color: magenta;">罪</span>に支配されているということだ。 なお、<span style="color: magenta;">恐怖・怯懦</span>を打ち消せるのは、神から来る確信のみであり、<span style="color: magenta;">無知・迷信</span>を打ち消せるのは、神から来る正しい思考(=知性=理性)によって得た自由=真理のみである。 従って、<span style="color: magenta;">罪</span>の<span style="color: magenta;">奴隷</span>から解放されて自由になる「救い」とは、人の心にある<span style="color: magenta;">恐怖・怯懦</span>と<span style="color: magenta;">無知・迷信</span>を、神から来る確信と正しい思考によって克服し、幸福になり、神と一体化(結婚)することだ。 以上を要約すると、<span style="color: magenta;">罪</span>とは、<span style="color: purple;">神の律法</span>(モーセの十戒・ 山上の垂訓)に従わない不法に起因する、<span style="color: magenta;">恐怖・ 怯懦・ 無知・ 迷信・ 高慢・ 利己・ 憤怒・ 憎悪・ 嫉妬・ 悪意</span>といった<span style="color: magenta;">否定的感情</span>に支配された <span style="color: magenta;">不幸</span>で<span style="color: magenta;">不健全</span>な心身状態を指す。 なお、雑草は、刈り取っても、しばらくすると生えてくるように、聖霊に贖われ、清められた<span style="color: magenta;">罪</span>も、しばらくすると、心の中に生じてくる。 なぜなら、<span style="color: blue;">ローマ 8: 7 </span>にあるごとく、<span style="color: magenta;">肉の思い</span>は、御霊の思いと争い、神に反抗し、<span style="color: purple;">神の律法</span>に服従できないからだ。 このため、信仰による<span style="color: magenta;">罪</span>の悔い改めを経て、水と霊のバプテスマを体験したクリスチャンは、神である主イエス・キリストの御霊である聖霊に<span style="color: magenta;">罪</span>を贖われ、<span style="color: magenta;">罪</span>を清められた後も、心の中に生じてくる<span style="color: magenta;">罪</span>に勝利し続ける堅い信仰生活を送らねばならない。 かくして、クリスチャンの信仰生活と、その一切の行動は、神である主イエス・キリストの調査・審判を経て、最終的に<span style="color: magenta;">罪</span>を除去され、神である主イエス・キリストの御再臨の前に、神である主イエス・キリストとの霊的一体化(結婚)を果たす。・・・さて、以上の諸問題を見る限り、世界的な規模での悔い改めを必要とする、「万人の生き方」が問われている清めの試練の時代にいると言えよう。 あたかも、『旧約聖書』の最終巻を飾る「マラキ書」の預言的な警告が、 『旧約聖書』と『新約聖書』に「救い」を見出そうとする「世の教会」と「真の教会」、あるいは「自称クリスチャン」と「真のクリスチャン」に向けられているように思える。 「マラキ書」の預言的な警告を今こそ再認識すべきであろう。 <br />
<br />
<span style="color: blue;">C.<span style="color: blue;">1998(平成10)年以降の</span>教会教団(本部)の監督の腐敗堕落</span><br />
<span style="color: lime;"> (1)</span>教会教団(本部)は、東京都杉並区のJR荻窪駅南口から徒歩10分の場所にあるが、第三代監督に村井美都子が就任して以来、教会教団(本部)の一階にある礼拝堂を除き、監督室の周辺からは、極めて世俗的で非聖書的な言動が発信されるようになった。 村井美都子は、深酒による酩酊状態での講壇・公私を混同した乱脈な経理など、世俗的な生活態度を露骨に示した。 また、1999年冬の秋田大聖会において、聖餐式のパンが足りなくなったため、急きょ、調理場に捨て置いていた焼け焦げのパンを信者に食べさせるなど、「神」の尊厳を冒す行為を繰り返した。 <span style="color: lime;">(2)</span>この結末は、『神の前における真偽正邪を明らかにするため、真正なる者は、熱湯へ手を入れても、ただれない』と考える古代の神明裁判 「探湯」(くかたち)の如しであった。 つまり、<span style="color: orange;">2000(平成12)年1月26日</span>、教会教団(本部)の浴室内の浴槽で、死後三日間、湯立られた遺体となって発見された。 これにより、教会教団(本部)内は、大騒ぎとなり、警察の捜査も行われた。 なお、『村井美都子は、大変潔癖な性格であるため、取り巻きの牧師たちの世俗的な利害打算の感情に巻き込まれて悩んでいた』という好意的な見方もある。 <span style="color: lime;">(3)</span>この後、しばらくすると、次の第四代監督として、創設者の長男という理由だけで、村井純基が就任した。 村井純基は、教会の牧会とは何の関わりも無く、牧師でもなかった。 監督職へ就任するにあたり、牧師たちから、『長老による按手礼を受けるべきこと』を勧められたが、『七歳の時に姉の美都子と二人で父親(村井ジュン)から按手礼を受けたから今更必要ない』と述べた。 この態度だけで、主イエス・キリストを頭とする教会に対する冒涜であるが、冒涜行為は、これだけに止まらなかった。 <span style="color: lime;">(4)</span>例えば、牧師たちから「愛」に関する見識を問われると、『私は、フランス文学者だから、愛については、もう十分に知っている。愛ちゃんは、太郎君の花嫁になるんだ』という愚に返る暴言を吐いた。 <span style="color: lime;">(5)</span>また、推理小説家・シャンソン歌手の戸川昌子(1933~2016)との内縁関係を継続するなど、監督職にあるまじき、極めて破廉恥な世俗生活を送り続けた。 <span style="color: lime;">(6)</span>『教会を破壊するために監督に就任した』と揶揄された村井純基は、主イエス・キリストの御体の霊的象徴である聖餐式のパンを複数個も焼かせ、牧師たちにビニール手袋を着用させて、これを裂かせ、葬儀などの、あらゆる集会の機会に聖餐式を執行させた。 かくして、従来の正しい聖餐式は、非聖書化・低俗化された。 <span style="color: lime;">(7)</span>さらに、黄泉または天国にいる死者と、この地上の生者との合同の祈祷会である「祖先祭」を、新しく「喜霊祭」と命名し、歴代監督の遺骨を礼拝させるなど、牧師たちの忠告に従うことなく、諸礼典を変更した。 ちなみに、『霊讃歌』の中には、62番「祖先祭」と61番「身代り洗礼」という表題があるが、黄泉にいる死者の御霊を慰める「慰霊祭」とか、天国にいる死者の御霊を喜ぶ「喜霊祭」という表題はない。 あくまでも「祖先祭」であり、生者の夢などに死者が現れた事を契機として、生者から死者への愛をもって執り行う「身代り洗礼」という表題があるのみだ。 <span style="color: lime;">(8)</span>牧師を養成する「日本聖書大学院」を閉鎖し、自己の意に沿う牧師を各地域の教会へ派遣する「巡回牧師制度」を始めたのみならず、『教会の包括関係を維持する』という名目の下にピラミッド型の集金組織を作るべく、各地域の教会の自治を損なう強権を発動した。 <span style="color: lime;">(9)</span>「美しき都の子」という故村井美都子の讃美歌を大勢の信者たちに歌わせた。 ちなみに、この讃美歌を作詩・作曲した、ある地域の教会の女性牧師は、それから一年間も経ずして、自宅兼用の教会の礼拝堂にあるピアノに座ったまま、亡くなった。 そして、この娘が牧師を務める別の地域の教会も、人けのない廃墟と化した。 牧師たちから、『神である主イエス・キリストに対する讃美歌ではなく、個人崇拝だ』と叱責された顛末が、これである。 <span style="color: lime;">(10)</span>アフリカ・ケニア伝道に出向いた、ある女性牧師は、悲惨な交通事故で現地の子供三人と共に亡くなった。 『呪われている』としか表現のしようがない「偶然」が、教会内で頻発した。 <span style="color: lime;">(11)</span>各地域の教会は、村井純基の冒涜的で横暴な振る舞いに耐え切れず、<span style="color: orange;">2000(平成12)年</span>以降になると、教会教団(本部)から次々と独立した。 これを『2000年の大分裂』と呼ぶ。 <span style="color: lime;">(12)</span>そして、<span style="color: orange;">2006(平成18)年7月</span>を迎えると、教会に混乱と分裂をもたらした村井純基自身が、突如、緊急入院する事態に陥り、程無くして亡くなった。 村井ジュンは、『息子は、父のしていることを、とても恐れており、できない』と語った。 また、『村井純基は、人の心を読み、大変に思慮深い行動をとった』と好意的に評価する牧師もいた。 しかし、村井ジュンの評価からすれば、村井純基は、「霊の人」になろうとせず、あくまでも「肉の人」であったようだ。 <span style="color: lime;">(13)</span>さて、村井純基が緊急入院した、教会運営の混迷時において、村井美都子ら役員付の運転手をしていた三戸富夫は、広島県の安芸イエス之御霊教会の牧師の娘婿であるが、村井純基が病室で亡くなった<span style="color: orange;">2006(平成18)年8月5日</span>に、『村井純基監督から、次の監督に就任すべしとの自筆の信任状を得た』と公言しながら第五代監督に就任した。 但し、その信任状は、今もって公式に確認されていない。 信任状の証拠を示さず、反対する牧師が大勢いたにもかかわらず、簒奪就任したのである。 なお、宗教法人法に基づく届出上においては、「代表役員代務者」となっていたが、<span style="color: orange;">2008(平成20)年5月6日</span>に「代表役員」に就任した。 <span style="color: lime;">(14)</span>三戸富夫は、安息日礼拝に怠慢であり、牧会に姿を見せず、聖餐式などにおける霊的な責任を回避し続け、聖霊からの「報い」を恐れていた。 しかも、講壇の説教内容が空疎で全体的な整合性がなく、『聖書』の聖句を理解する知性が明らかに不足していた。 そして、異言の祈りにおいては大声を出すものの、異言一辺倒では、どうしようもない。 但し、正確に言えば、異言ではなく、偽異言・意識異言と呼ぶべき、グローリー・ハレルヤなどの十数語の暗唱した単語を意識的に連呼したり、動物のような遠吠えを繰り返すだけでは無意味だ。 異言とは、無意識から湧いてくる不思議な言葉であり、暗唱した単語を連呼する意識的な言葉では決してない。 そもそも、村井ジュンが、『霊讃歌』の序において、『 「・・・ 私(パウロ)は霊において祈り、また知性においても祈りましょう。 霊において賛美し、また知性においても賛美しましょう。」<span style="color: blue;"> 1コリント14章15節</span>、 「キリストのことばを、あなたがたのうちに豊かに住まわせ、知恵を尽くして互いに教え、互いに戒め、詩と賛美と霊の歌とにより、感謝にあふれて心から神に向かって歌いなさい。」 <span style="color: blue;">コロサイ3章16節</span> 』と、『聖書』の聖句を引用したのは、三戸富夫のごとく、『聖書』の聖句を理解する知性の涵養を怠ったまま、異言一辺倒の監督が君臨する偏屈な教会に陥る危険性を予知して危惧したからではなかったのか。 但し、逆説的ではあるが、異言一辺倒で賛美歌を歌い、聖餐式を執り行うのみの安息日礼拝に徹するが故に、「人の肉の思い」 「自己自身の世俗話」の入り込む余地がなく、「脱世俗化」に成功している。 <span style="color: lime;">(15)</span>信者が、『霊讃歌』の入手を希望した時には無料で配布していたが、三戸富夫は、信者の世話をしている博学な長老に対して、『霊讃歌には霊的な真理が記されているため、信者に配布してはならない』と命じて、『霊讃歌』の配布を禁止した。 従来のように、霊的な真理を普及することに務めねばならないはずであるが、どこから、このような考え方が湧いてきたのか。 また、『霊讃歌』のみならず、村井ジュンの著作物を信者の眼から隠した上で、『過去のことは忘れて、現在の新しい体制に従うべきだ』と力説した。 しかも、村井ジュンの著作物を封印した時点から、教会の霊的衰亡が始まったことを認識していなかった。 まさに本末転倒で、「霊の人」 村井ジュンこそがイエス之御霊教会の「本」である。 <span style="color: lime;">(16)</span>『三戸富夫は、安芸イエス之御霊教会の傀儡監督にすぎない』 という一部の牧師の見方は、「大聖会」を広島市内で頻繁に開催し続けた状態からすれば正鵠を射ていた。 また、『大患難時代に入る前に、私たちは必ず携挙される』 と堂々と宣言した、その気迫には感銘を受けたが、ここに聖霊の働きを見出すことはできない。 なぜなら、携挙の時期は、患難後の御再臨の時期であり、「患難前携挙説」は、『聖書』を曲解した迷妄愚説である。 次の動画で詳しく正確に解説されている。<span style="color: magenta;">参照:</span> <span style="color: purple;">「聖書による携挙の時期と有様」 <a href="https://www.youtube.com/watch?v=WEE2DX0E4cg">https://www.youtube.com/watch?v=WEE2DX0E4cg</a> (50:44)</span> <span style="color: lime;">(17)</span>「世の教会」のごとく、ピアノ演奏会の開催、イベント開催時などにおける教会への奉仕の精神の強調、子供に対する七五三祭・感情訴求伝道などを止め、雑多な大人を霊的に啓蒙せねばならないはずだ。 それに、世俗社会の政治扇動集会のように、右腕の握りこぶしを突き上げるポーズを必ず行い、子供を含む信者にも行わせている。 いっそのこと、ローマ帝国式の敬礼(「ハイル・ヒットラー!」のポーズ)にして、「下品な肉の人、万歳!」と叫べば、信者の覚醒を促すだろう。 <span style="color: lime;"> (18)</span>余談になるが、村井ジュンと村井スワ両監督の葬儀において、村井純基と長年の内縁関係にあった戸川昌子が葬儀会場の親族席に座り、火葬場へ向かう時も親族車に乗った。 この一方、村井純基は、両監督の葬儀に出席しなかった。 つまり、監督に就任する前の村井純基は、イエス之御霊教会を辟易して遠ざけており、戸川昌子を自らの代理人として両監督の葬儀に出席させた。 これを見る限り、『初代教会の復興を伝道するイエス之御霊教会』の監督として不適格な村井純基による冒涜的な行為の数々は、法華経系の(宗)霊友会の信者である戸川昌子の邪悪な提言によるものであったのかもしれない。 なお、戸川昌子は、村井美都子と村井純基両監督の葬儀には出席していないため、村井純基亡きあとのイエス之御霊教会には、その邪悪さが及んでいないと考えられる。 但し、異端のキリスト教派と諸宗教の邪教団体のスパイ信者、即ち、悪魔・悪霊の使者が、イエス之御霊教会へ潜入し、異教流布・偶像礼拝・破戒活動をおこない続けている可能性も高い。 <span style="color: lime;">(19)</span>これらの醜悪にして腐敗堕落した現状から目をそらすことなく、自戒を込めて警告すべき結論は、『神からの呪い・災い・報いを止めるためには、異教導入・預言者迫害・偶像礼拝・不品行・姦淫をおこなった古代イスラエル王アハブの王妃イゼベルを想起し、この女を離れて、悔い改める』(<span style="color: blue;">列王記上16章~列王記下9章</span>、<span style="color: blue;">黙示録2:20-23</span>) ことだ。 <span style="color: lime;">(20)</span>主イエス・キリストは、次のように言われる。 <span style="color: blue;">黙示録2:23</span> 『 わたし(イエス・キリスト)は、この女(イゼベル)の子ども(個人崇拝者)たちをも死病によって殺す。 こうして全教会は、わたしが人の思いと心を探る者であることを知るようになる。 また、わたしは、あなたがたの行ないに応じてひとりひとりに報いよう。 』 ちなみに、『聖書』には、のろいが76節、わざわい(災い)が267節、報いが131節もある。 例えば、<span style="color: blue;">申命記 11:26-28</span> 『見よ。私は、きょう、あなたがたの前に、祝福とのろいを置く。 もし、私が、きょう、あなたがたに命じる、あなたがたの神、主の命令に聞き従うなら、祝福を、もし、あなたがたの神、主の命令に聞き従わず、私が、きょう、あなたがたに命じる道から離れ、あなたがたの知らなかったほかの神々に従って行くなら、のろいを与える。』 と書いてある。 このように、『聖書』の神から特別に愛されている「神の選民」たるヘブル人・イスラエル人・ユダヤ人の祝福と呪いに彩られた個別の人生と民族の歴史に見られるごとく、『聖書』の神である主イエス・キリストから特別に愛され、また、主イエス・キリストを信じて愛する世界各国の異邦人のクリスチャンにも、神である主からの祝福と呪い、恵みと災い、報い即ち、報酬と損害、復讐と無力とが、その個別の人生と民族の歴史に顕在化してきたし、今後も顕在化し続けるであろう。 呪い・災い・悪い報いという不幸な現象を帳消しにしうるのは、主イエス・キリストの<span style="color: blue;">あわれみ</span>だけである。<br />
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<span style="color: blue;">ローマ 12:1</span><br />
『そういうわけですから、兄弟たち。 私は、<span style="color: blue;">神のあわれみ</span>のゆえに、あなたがたにお願いします。 あなたがたの<span style="color: lime;">からだ</span>を、神に受け入れられる、聖い、<span style="color: lime;">生きた供え物</span>としてささげなさい。 それこそ、<span style="color: lime;">あなたがたの霊的な礼拝</span>です。』<br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;">(6) イエス之御霊教会の未来</span><br />
イエス之御霊教会の現状に関しては、教会教団(本部)の監督が、いかなる人格者であれ、教会教団(本部)及び、そこから独立した世界各国及び日本国の各地域にある教会の伝道者・牧師・教師・長老・信者は、われらの主であるイエス・キリストの御霊、即ち、聖霊に導かれながら、主イエス・キリストの御意(みこころ)を『聖書』 に基づいて確信し、その祝福(あわれみ)を受けている。 なぜなら、主イエス・キリストは、個別の信者の全てをお見通しでおられる。 また、安息日礼拝は、主イエス・キリストに会うために集われ、「肉の人」に会うために集われるのではない。 この霊的な認識は、監督以下の全員の共通認識だ。 イエス之御霊教会は、聖霊に従う教会である。 別言するなら、聖霊を中心に集う、「キリストの体」なる教会であるが故に、イエス之御霊教会の未来は、聖霊の働きに委ねられている。 つまり、「真の教会」とは、「宗教」の組織ではなく、聖霊と直接的に結びついた信仰者から成る霊的な有機体だ。 この辺の微妙なニュアンスに関しては、次の動画にある。 如何なる教会であれ、主イエス・キリストの御意(みこころ)にかなう「真の教会」の歩みと違うのであれば、聖霊による審判が下されよう。<br />
<span style="color: blue;">「宗教の悪霊を克服して、聖霊を受け入れる」</span> Mr.Faisal Malick and Ms.Patricia King<br />
<a href="https://youtu.be/-V_kLi1VEOQ">https://youtu.be/-V_kLi1VEOQ (28:30)</a><br />
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<span style="color: blue;">【 12 】 世にも不思議な数々の奇跡
</span><br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;">(1) 主イエス・キリストによるイエス之御霊教会の個別の信者への祝福と あわれみ</span><br />
信者勧誘と営利を目的とする宗教団体または悪魔・悪霊に突き動かされている組織であれば、通常、『不治の病気が奇跡的に完治した』 とか、『宝くじで大金を当てた』 といった奇跡・幸運・美談・利益・救済のみを誇大宣伝するのであろうが、イエス之御霊教会に関しては、そのような宣伝は無用であるし、路傍伝道と機関誌を別にすれば、一切の勧誘宣伝をしてこなかった。 何しろ、教会案内用のホームページや諸々の印刷物すら用意してこなかった。 また、牧師の誰であれ、自己の名前さえも「公」に語ることなく、『主の御名のみを覚え、主の御名を称えて下さい』 と告げるのみで、「私」なるエゴを完全に滅却してきた。 そして、なぜ、勧誘宣伝が無用かと言えば、聖霊のお導きに任せると同時に、世界各国及び日本国の各地域にあるイエス之御霊教会の個別の信者に対する主イエス・キリストの祝福(あわれみ)を説明していたらキリがないほど日常的にみられる不思議な現象を体験してきたからだ。『百聞は一見にしかず』 という格言があるように、イエス之御霊教会の安息日礼拝を敬虔に継続する限り、世にも不思議な数々の奇跡を自ら体験し、また、自らの眼で目撃し、耳で聞くことになる。 だから、勧誘宣伝は信仰の証ではなく、「真 の教会」 「キリストの体」 「キリストの花嫁」に属する「霊の人」であるが故に、本来、あるまじき世俗化・腐敗堕落・異端化を包み隠さずに糾弾し、正していくことが信仰の証となる。 なお、「奇跡」とは、不思議な現象が起きた原因と結果の因果関係を、人智によって理解できない時に用いる表現方法であり、「運」という表現方法と双子の関係にある。 従って、神の視点からすれば、「奇跡」と「運」は無く、人の意識の働きによって起こるべくして起きた、必然の出来事になる。 さて、イエス之御霊教会の世界各国における洗礼者数の推移を見ると、<span style="color: orange;">2010年</span>に約6000人で、この半数は日本国籍であったが、<span style="color: orange;">2015年</span>に約400人となり、<span style="color: orange;">2010年~2015年</span>の5年間で15分の1へと減少した。 これを見る限り、<span style="color: magenta;">「恵みの時代」</span>(教会時代)は、「キリスト昇天2000周年」の2030年の7年前である2023年を以って終わるのではないだろうか。 つまり、世俗社会を支配する悪魔サタン=ルシファーの側につくのか、神の御国におられる主イエス・キリストの側につくのか、一人一人が明確に選択せざるを得ない、聖霊無き、大患難時代が直近に迫ってきていると感ずる。<br />
<br />
<span style="color: red;">(2) イエス之御霊教会の教理</span><br />
「教理」に関しては、別頁にある <strong><u><span style="color: blue;">『 イエス之御霊教会の教理概要 』</span></u></strong> を参照してほしい。 但し、あくまでも概要(大雑把なあらまし)に過ぎない。 なお、「教理」とは、知識の統一的全体(教えの体系)を意味する。 そして、「教義」とは、「教理」を構成する個別の原理(根本法則)を指す。 別言するなら、個別の原理(根本法則)である「教義」から構成された知識の統一的全体(教えの体系)を「教理」という。 但し、次のことを肝に銘じておかねばならないだろう。 『聖書』 は、神である主イエス・キリストの霊感に基づく真理の書だ。 従って、人の知性は、決して、『聖書』 を追い抜けないが、人の知性は、『聖書』 と「実在」とが一致していることを認識してきた。 そして、『聖書』 が論理的に一貫した整合性をもっていることを認識している。 さらに、『聖書』 に関する仮説は、事実によって検証されるであろうことを確信している。 だから、『聖書』 の全体を「教理」とするならば、その「教義」は、モーセの<span style="color: purple;">「十戒」</span>と、主イエス・キリストの<span style="color: purple;">「山上の垂訓」</span>に集約されるだろう。 これらの「教義」に明示されている戒めは、<span style="color: red;">(1)</span>神である主から人への「愛」 <span style="color: red;">(2)</span>人から神である主への「愛」 <span style="color: red;">(3)</span>神である主の御意に従う人と人との「愛」を守るためにある、と考えられる。<br />
<br />
<span style="color: red;">(3) 聖い信仰に生き、異端と決別した、主イエス・キリストを頭とする教会</span><br />
「真の教会」であるイエス之御霊教会は、主イエス・キリストを頭とする教会であり、主イエス・キリストへの愛を貫く、最も聖い信仰を保たねばならない。 このため、『聖書』に反する異端と決別せねばならないことを勧告した公同書簡のひとつである『ユダの手紙』の聖句に着目しよう。 異端との闘いの成否は、ひとえに、主イエス・キリストのあわれみによる。<br />
<br />
<span style="color: blue;">エペソ 5:23</span><br />
『なぜなら、キリストは教会のかしらであって、ご自身(キリスト)がそのからだ(教会)の救い主であられるように、夫(キリスト)は妻(教会)のかしらであるからです。』 <br />
<span style="color: blue;"></span><br />
<span style="color: blue;">コロサイ 1:18</span><br />
『また、御子(主イエス・キリスト)はそのからだである教会のかしらです。 御子(主イエス・キリスト)は初めであり、死者の中から最初に生まれた方です。 こうして、ご自身(主イエス・キリスト)がすべてのことにおいて、第一のものとなられたのです。』 <br />
<br />
<span style="color: blue;">ユダの手紙 17-21 </span><br />
『愛する人々よ。 私たちの主イエス・キリストの使徒たちが、前もって語ったことばを思い起こしてください。 彼らはあなたがたにこう言いました。 「終わりの時には、自分の不敬虔な欲望のままにふるまう、あざける者どもが現われる。」 この人たちは、御霊を持たず、分裂を起こし、生まれつきのままの人間です。 しかし、愛する人々よ。あなたがたは、自分の持っている最も聖い信仰の上に自分自身を築き上げ、聖霊によって祈り、 神の愛のうちに自分自身を保ち、永遠のいのちに至らせる、私たちの主イエス・キリストのあわれみを待ち望みなさい。 』 <br />
<br />
<span style="color: red;">(4) 聖い信仰を守るための、異端との闘い</span><br />
異端とは、キリスト教の仮面をつけた、ベリアル(悪魔サタンの別名)、偶像(悪霊)、反キリストの霊、にせ預言者を信仰して礼拝することである。 つまり、『キリストを信ずる』 『聖霊を信ずる』と公言するも、その心の内奥において悪魔・悪霊に従い、主イエス・キリストの十字架による罪の赦しを信じず、自己の罪を否認しながら、罪を悔い改めず、主イエス・キリスト以外の生命や光があると考えて、これらを求め、教理・礼典・行動の一切の終局が、主イエス・キリストを崇めず、『聖書』を冒涜する悪魔礼拝に陥ったキリスト教の宗派を異端と言う。 例えば、聖母マリア崇拝・個人崇拝・偶像礼拝を行い、中世の暗黒時代に敬虔なクリスチャンを大量虐殺し、「神の子の代理人」<span style="color: blue;">※</span>という『私は神と等しい』とする称号を持つローマ教皇の下で、『人の罪を赦す権威がある』『偶像礼拝の禁止を十戒から削除した』『安息日礼拝を拒否し、主日礼拝(日曜日礼拝)を行え』といった主張をするローマ・カトリック教会は、『聖書』の教えに背き続ける「<span style="color: lime;">壮大な異端</span>」に他ならない。 また、「モルモン書 イエス・キリストについてのもう一つの証」(<span style="color: orange;">1830</span>)という『聖書』と異なる内容の経典を持つモルモン教=末日聖徒イエス・キリスト教会は、「<span style="color: lime;">その他、大勢の異端</span>」のひとつである。 但し、「異端者」「凶悪犯罪者」であっても、神である主イエス・キリストは、その回心・救いを絶対にあきらめず、たった一人であれ、異端教会の中に敬虔な信者がいれば、その異端教会を見捨てる事はない、と信ずる。 さて、最後に、異端を識別する上で役立つ聖句を次に挙げておこう。 <span style="color: blue;">※</span> ラテン語で「神の子の代理人」を意味するヴィカリウス・フィリィー・デェイ VICALIUS FILII DEI は、ローマ教皇冠に刻印されており、ローマ・カトリック教会の公式文書においても、ローマ教皇の称号として頻繁に使われる。ちなみに、このラテン語の各文字に相当する数字を合計すると、「獣の数字666」(<span style="color: blue;">黙示録 13:18</span>)となる。<br />
<br />
<span style="color: blue;">2コリント 6:15-16</span><br />
『キリスト(救世主)とベリアル(悪魔サタンの別名)とに、何の調和があるでしょう。 信者(クリスチャン)と不信者(ノンクリスチャン)とに、何のかかわりがあるでしょう。 神の宮(聖霊)と偶像(悪霊)とに、何の一致があるでしょう。 私たちは生ける神の宮なのです。 神はこう言われました。「わたしは彼らの間に住み、また歩む。わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となる。』 <br />
<br />
<span style="color: blue;">1ヨハネ 2:22-23</span><br />
『偽り者とは、イエスがキリストであることを否定する者でなくてだれでしょう。 御父と御子を否認する者、それが反キリストです。 だれでも御子を否認する者は、御父を持たず、御子を告白する者は、御父をも持っているのです。』 <br />
<br />
<span style="color: blue;">1ヨハネ 4: 1-6</span><br />
『愛する者たち。霊だからといって、みな信じてはいけません。 それらの霊が神からのものかどうかを、ためしなさい。 なぜなら、にせ預言者がたくさん世に出て来たからです。 <span style="color: magenta;">人となって来たイエス・キリストを告白する霊</span>はみな、神からのものです。 それによって神からの霊を知りなさい。 <span style="color: orange;">イエスを告白しない霊</span>はどれ一つとして神から出たものではありません。 それは反キリストの霊です。 あなたがたはそれ(反キリストの霊)が来ることを聞いていたのですが、今それ(反キリストの霊)が世に来ているのです。 子どもたちよ。あなたがたは神から出た者です。 そして彼ら(反キリストの霊)に勝ったのです。あなたがたのうちにおられる方(聖霊=主イエス・キリスト)が、この世のうちにいる、あの者(悪魔サタン)よりも力があるからです。 彼ら(にせ預言者)はこの世の者です。ですから、この世のことばを語り、この世もまた彼ら(にせ預言者)の言うことに耳を傾けます。 私たちは神から出た者です。神を知っている者は、私たちの言うことに耳を傾け、神から出ていない者は、私たちの言うことに耳を貸しません。 私たちはこれで真理の霊と偽りの霊とを見分けます。 』 <br />
<br />
<span style="color: red;">(5)「主の祈り」 -主イエス・キリストが弟子たちに教えた祈り方- <span style="color: black;"><span style="color: blue;">マタイ6:9-13</span>、</span><span style="color: blue;">ルカ11:2-4</span></span><br />
『天に存(ま)します我らの父よ。願わくは聖名(みな)を崇めさせ給え。 御国を臨(きた)らせ給え。 聖旨(みこころ)の天になる如く地にもなさせ給え。 我らの日用の糧を今日も与え給え。 我らに罪を犯す者を我らが赦す如く我らの罪をも赦し給え。 我らを試練(こころみ)に遭(あわ)せず悪より救い出し給え。 国と権力(ちから)と栄(さかえ)とは限りなく汝のものなればなり。 アーメン 』<br />
<br />
<span style="color: red;">(6) イエス之御霊教会の「頌栄」 -主イエス・キリストの弥栄を祈る歌-</span><br />
『天地(あめつち)の主なる唯一の神 キリストイエスにみさかえあれ 栄光と能力(ちから) 富と尊崇(とおとき)は 世世に限りなく主のものなり 』<br />
<br />
<span style="color: red;">(7) イエス之御霊教会の「祝祷」 -村井ジュン師の制定による信者を祝福する祈祷-</span><br />
『<span style="font-family: MS Pゴシック;">仰ぎ、請い願わくば、唯一の大能の神、永遠(とこしえ)の父、平和の君、万人の贖い主なる主イエス・キリスト</span><span style="font-family: MS Pゴシック;">より賜う真理と恩寵、また、御(おん)祝福と御(おん)愛と平安と御(み)光と慰めと励ましと御(おん)導きは、真の教会の上に、また、ここに集いし愛する兄弟姉妹方 御(お)一人一人の上に、常に</span><span style="font-family: MS Pゴシック;">豊かに与えられんことを! 』 </span>アーメン<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">脱稿2012(平成24)年11月29日(木)</span><br />
<span style="color: blue;">公開2012(平成24)年 8月14日(火)17:10</span><br />
<span style="color: blue;">saintsfellowship@outlook.com 聖書伝道会</span><br />
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<br />
<br />
<br />
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<br />聖書伝道会http://www.blogger.com/profile/05753520114248036385noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2059390697110644034.post-3996491555161546132012-08-14T16:07:00.002+09:002019-04-22T10:01:37.193+09:00『 イエス之御霊教会の教理概要 』<span style="color: black; font-family: "times new roman";"></span><br />
<br />
<span style="color: blue;">【 1 】 水と霊のバプテスマという関門の通過者に示すイエス之御霊教会(英語:Spirit of Jesus Church)の教理概要</span><br />
<br />
<span style="color: red;">一、<span style="color: red;">真の神の聖名</span> </span><br />
<span style="color: red;"> </span><span style="color: blue;">真の神の聖名は、イエスである。 イエス降誕以前の『旧約聖書』の時代においては、「ヤハウェ」 または、「エロヒム」とされた。 なお、「ヤハウェ」とは、ヘブライ語の聖四文字「ヨッド・ヘー・ヴァウ・ヘー」(YHVH)の音読であり、「ヤーエー」「エホバ」等とも発音され、ヘブライ語で『エーイェ・アシェル・エーイェ』 という意味、即ち、日本語で『我は有りて在る者なり』 を意味する単数形の固有名詞である。 また、「エロヒム」とは、ヘブライ語で『唯一の神』 を意味する複数形の代名詞である。 単数形の「エル」と異なる複数形の「エロヒム」により、男女両性の具有と神への畏敬を表した。</span><br />
<br />
<span style="color: red;">一、</span><span style="color: black;"><span style="color: red;">唯一の真の神</span> </span><br />
<span style="color: blue;">唯一の真の神は、イエスである。 イエス降誕以後の『新約聖書』の時代においては、イエスが唯一の真の神であり、イエスの父なる神と、イエス昇天後の助け主である聖霊とは、ともにイエスの中にある。 従って、父なる神・子なる神・聖霊なる神という三つの位格(ペルソナ)を持つ神が存在しているのではない。 父と子と聖霊は、神の職分を示す代名詞であり、神である主イエスによる時代(時間)・地域(空間)・環境(状況)に応ずる顕現の様態を表す称号であり、全く同一の存在である。</span><br />
<br />
<span style="color: red;">一、<span style="color: red;">水と霊のバプテスマ</span> </span><br />
<span style="color: red;"> </span><span style="color: blue;">人が救われるのは、水と霊のバプテスマという関門通過による。 水のバプテスマとは水の浸礼に与ることであり、霊のバプテスマとは聖霊の受霊に与ることである。</span><br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">一、<span style="color: red;">洗礼式</span> </span><br />
<span style="color: red;"> </span><span style="color: blue;">真の洗礼は、父・子・聖霊の御名(代名詞)によるのではなく、イエス・キリストの御名(真の神の聖名)による。 また、滴礼ではなく浸礼をもって行う。</span><br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">一、異言</span> <br />
<span style="color: blue;">霊のバプテスマである聖霊を受霊した徴は、異言である。</span><br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">一、死者の救い</span> <br />
<span style="color: blue;">『新約聖書』にあるごとく、死者の救いのための身代わり洗礼を行う。</span><br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">一、洗足式 </span><br />
<span style="color: blue;"> 『新約聖書』にあるごとく、洗足式を行う。 洗足式は、浸礼に続けて行う。</span><br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">一、安息日 </span><br />
<span style="color: red;"> </span><span style="color: blue;">真の神イエスを礼拝する聖なる安息日は、金曜日の日没後から土曜日の日没前の間である。</span><br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">一、真の礼拝</span> <br />
<span style="color: blue;">真の神イエスに対する礼拝は、異言による霊の祈りと霊歌をもって行う。</span><br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">一、真の教会 </span><br />
<span style="color: red;"> </span><span style="color: blue;">真の教会には、異言による霊の祈りと霊歌・預言(予知)・福音(啓示)が顕現し、また、これらの通訳が与えられる。</span><br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">一、御霊の賜物</span> <br />
<span style="color: blue;">真の教会には、使徒・預言者・教師・奇蹟を行なう者・癒す者・助ける者・治める者・異言を語る者・異言を解き明かす者という御霊の賜物が与えられる。教会は、使徒・預言者・伝道者・牧師・教師を保ち、監督・長老は、聖徒たちに奉仕する。</span><br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<br />
<span style="color: red;">一、聖餐式 </span><br />
<span style="color: red;"> </span><span style="color: blue;">聖餐式のパンは、真の神イエスの霊的な体の御肉であり、ぶどう酒は、その御血である。</span><br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">一、聖徒たちへの証 </span><br />
<span style="color: red;"> </span><span style="color: blue;">而して、真の神イエスも又、徴・不思議・能力ある業・聖霊をもって聖徒たちに証を加え給う。</span><br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: blue;">【 2 】 「真の教会」と「偽りの教会」との運命の相違</span><br />
<br />
<span style="color: purple;">◆</span> <span style="color: magenta;">「真の教会」(初代教会の復興したイエス之御霊教会と一部の新教プロテスタント教会)</span><span style="color: blue;">は、天上の神の御国におられる主イエス・キリストに属し、その御霊である聖霊に従う。・・・御霊を保つ、神の実子、永遠の命を持つ、『聖書』の奥義を持つ、主イエス・キリストと一体である、空中携挙される(死者の復活・生者の栄化)、心の住家は天国、天国からの幸を受ける、主イエス・キリストとの愛のある婚姻関係にある、大患難後の地上千年間の王なる祭司、審判者、肉体の健康を保ち精神と霊を高める、永遠の栄光(正善・真理・生命・聖霊)に生きる</span><br />
<br />
<span style="color: purple;">◆ </span><span style="color: magenta;">「偽りの教会」(全ての旧教カトリック教会と大多数の新教プロテスタント教会)</span><span style="color: blue;">は、地上の世俗的権威に執着する自己自身の肉に属し、主イエス・キリストの御霊である聖霊を忌み嫌う。・・・御霊に逆らう、悪魔の下僕、永遠の命無し、『聖書』の奥義無し、主イエス・キリストと一体ならず、空中携挙無し(地上の悪・罪・死による滅亡)、心の住家は地上、天国からの戒め困苦を受ける、主イエス・キリストとの愛無き故に旧教カトリック教会は滅亡し新教プロテスタント教会の一部のみが保たれる、大患難後の地上千年間の人民、被審判者、肉体に囚われ精神と霊を低める、限りある世俗生活(邪悪・虚偽・物質・悪霊)に生きる</span><br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: blue;">【 3 】 イエス之御霊教会の主要な7つの叢書</span><br />
<span style="color: blue;"></span><br />
<span style="color: blue;">イエス之御霊教会の初代監督 村井ジュン師(1897~1970)は、1933(昭和8)年7月23日の「聖霊降臨」の後、「草苑」誌及び「聖霊」誌を発行し、その誌上において 『聖書』 の奥義と聖霊の働きに関する記事を連載し続け、非売品の冊子である 『世々の経綸』(1937年)と 『聖書神学』(1957年)を発行した。 なお、村井ジュン師の晩年に開顕された 『図解による聖書解説』(1968年)など、未発行のまま埋もれている文献資料も多い。</span><br />
<br />
<br />
<span style="color: magenta;">『世々の経綸』</span><br />
<span style="color: blue;">1937年(昭和12)年5月1日 初版発行</span><br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;"> 一、 天地創造</span><br />
<span style="color: blue;"> 二、 真の神</span><br />
<span style="color: blue;"> 三、 人類</span><br />
<span style="color: blue;"> 四、 サタン</span><br />
<span style="color: blue;"> 五、 人間の運命</span><br />
<span style="color: blue;"> 六、 黄泉</span><br />
<span style="color: blue;"> 七、 ゲヘナ</span><br />
<span style="color: blue;"> 八、 罪</span><br />
<span style="color: blue;"> 九、 救主出現の預言</span><br />
<span style="color: blue;"> 十、 イエス・キリスト</span><br />
<span style="color: blue;">十一、 十字架の死</span><br />
<span style="color: blue;">十二、 再臨</span><br />
<span style="color: blue;">十三、 大患難時代</span><br />
<span style="color: blue;">十四、 千年王国時代</span><br />
<span style="color: blue;">十五、 最後の大審判</span><br />
<span style="color: blue;">十六、 新天新地</span><br />
<span style="color: blue;"> 教会時代</span><br />
<span style="color: blue;"> おすすめ</span><br />
<br />
<br />
<span style="color: magenta;">『聖霊の降りし諸教会に与ふるの書』 </span><br />
<span style="color: blue;">1938年(昭和13)年12月1日~1941年(昭和16)年5月1日 連載文献</span><br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">第1篇 個人篇</span><br />
<span style="color: blue;">第2篇 (欠損)</span><br />
<span style="color: blue;">第3篇 聖会篇</span><br />
<span style="color: blue;">第4篇 祈祷篇 霊の祈りに就いて</span><br />
<span style="color: blue;">第5篇 祈祷篇 心の祈りに就いて</span><br />
<br />
<br />
<span style="color: magenta;">『幕屋の研究』 </span><br />
<span style="color: blue;">1939年(昭和14)年2月1日~1939年(昭和14)年8月1日 連載文献</span><br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">第1章 旧約聖書に現れたる福音の影</span><br />
<span style="color: blue;">第2章 幕屋の設計</span><br />
<span style="color: blue;">第3章 労働人</span><br />
<span style="color: blue;">第4章 雲</span><br />
<span style="color: blue;">第5章 庭の壁</span><br />
<br />
<br />
<span style="color: magenta;">『パウロに啓示されし七つの奥義』 </span><br />
<span style="color: blue;">発行年月日不詳。長年にわたり部分的に公表され続けた記事の集約文献</span><br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">緒 論</span><br />
<span style="color: blue;">第1章 敬虔の奥義</span><br />
<span style="color: blue;">第2章 教会の奥義</span><br />
<span style="color: blue;">第3章 異邦人の奥義</span><br />
<span style="color: blue;">第4章 不法の奥義</span><br />
<span style="color: blue;">第5章 復活の奥義</span><br />
<span style="color: blue;">第6章 福音の奥義</span><br />
<span style="color: blue;">第7章 内住のキリストの奥義</span><br />
<br />
<br />
<span style="color: magenta;">『聖書神学』-根本教義-</span> <br />
<span style="color: blue;">1957年(昭和32)年5月2日 初版発行</span><br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">第1 章 真の神</span><br />
<span style="color: blue;">第2 章 神の聖名について</span><br />
<span style="color: blue;">第3 章 真の救い</span><br />
<span style="color: blue;">第4 章 正しき洗礼</span><br />
<span style="color: blue;">第5 章 死者の救い</span><br />
<span style="color: blue;">第6 章 聖霊のバプテスマ</span><br />
<span style="color: blue;">第7 章 洗足式</span><br />
<span style="color: blue;">第8 章 聖餐式</span><br />
<span style="color: blue;">第9 章 安息日</span><br />
<span style="color: blue;">第10章 神の経綸</span><br />
<span style="color: blue;">第11章 神の立証</span><br />
<br />
<br />
<span style="color: magenta;">『図解による聖書解説』</span> <br />
<span style="color: blue;">未発行文献。1968(昭和43)年~1969(昭和44)年における預言解明の体系</span><br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">一、創世記 元始之書又は聖書の苗床</span><br />
<span style="color: blue;">二、出埃及記 贖いの書</span><br />
<span style="color: blue;">三、利未記 犠牲の書</span><br />
<span style="color: blue;">四、マタイ傳 王の書</span><br />
<span style="color: blue;">五、THE KING (王)</span><br />
<span style="color: blue;">六、預言の視野 預言者は何を見たか?</span><br />
<span style="color: blue;">七、旧新約聖書の図解</span><br />
<span style="color: blue;">八、ダニエルの七十週</span><br />
<span style="color: blue;">九、ダニエル書と黙示録の比較</span><br />
<br />
<br />
<span style="color: magenta;">『ヨハネの黙示録の解説』</span><br />
<span style="color: blue;">速記録亡失。1969(昭和44)年~1970(昭和45)年における 『ヨハネの黙示録』 解明の啓示</span><br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">日本聖書大学院における村井ジュン師(1897~1970)の最晩年の講壇内容を速記した、当時の神学生は、『速記したノートを亡失した』 との由であり、これ故、聖霊による詳細な啓示が与えられるように祈り続けたい。</span><br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: blue;">【 4 】 関連情報</span><br />
<br />
<span style="color: blue;">(1) 『 イエス之御霊教会の霊的沿革 』 </span><br />
<a href="http://halleluiesus.blogspot.jp/2012/08/blog-post_0.html">http://halleluiesus.blogspot.jp/2012/08/blog-post_0.html</a><br />
<span style="color: blue;"><br /></span><span style="color: blue;">(2)</span><span style="color: magenta;"> 「なぜ最後の教会は預言者を必要とするのか?」</span><br />
<a href="https://youtu.be/0b84Ek-kCYQ">https://youtu.be/0b84Ek-kCYQ (1:14:08)</a><br />
<br />
<span style="color: blue;">(3)</span><span style="color: magenta;"> 「1844年以降、時の預言はもうないのか?」</span><br />
<a href="https://www.youtube.com/watch?v=xFC_XV98rrY">https://www.youtube.com/watch?v=xFC_XV98rrY(1:06:01)</a><br />
<span style="color: blue;"><br /></span><span style="color: blue;">(4)</span><span style="color: magenta;"> </span><span style="color: magenta;">「アメリカについての預言」 (「獣の像」と「獣の刻印」などに関する解説)</span><br />
<a href="https://youtu.be/xUmy1pwHhFc"> https://youtu.be/xUmy1pwHhFc (1:53:07)</a><br />
<br />
<span style="color: blue;">(5)</span><span style="color: magenta;"> </span><span style="color: magenta;">「異言を理解する」 (天使語・ 太古人類共通語・ 悪霊語・ 外国語・ 無意識語である異言に対する批判にも一理ある。)</span><br />
<a href="https://youtu.be/wqpY4vFqfpw"> https://youtu.be/wqpY4vFqfpw (59:41)</a> <br />
<br />
<span style="color: blue;">(6) </span><span style="color: magenta;">「患難後の携挙」 (信仰者の苦難・患難は、</span><span style="color: magenta;">世による迫害である。 神の怒りは、</span><span style="color: magenta;">世の罪悪に対する神の裁きである。)</span><br />
<span style="color: magenta;"><a href="https://youtu.be/kNcR1DClbog">https://youtu.be/kNcR1DClbog (1:53:09)</a><span style="color: black;"> </span></span><br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;">(7) </span><a href="https://youtu.be/0b84Ek-kCYQ"><span style="color: magenta;">「聖書考古学」</span><br />
</a><a href="http://srministry.chicappa.jp/srmain/sermon-archive/%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC/2014%E5%B9%B4%E3%80%80%E8%81%96%E6%9B%B8%E8%80%83%E5%8F%A4%E5%AD%A6%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC/">
http://srministry.chicappa.jp/srmain/sermon-archive/
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<span style="color: red;"></span><br />
<span style="color: red;"></span><br />
<br />
<br />
<br />
<span style="background-color: white; color: blue; font-size: 14px; text-align: justify;">公開2012(平成24)年8月14日(火)16:07</span><br />
<span style="background-color: white; color: blue;">saintsfellowship@outlook.com 聖書伝道会</span><br />
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<br />
<br />
<br />
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<br />
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<br />
<br />
<br />聖書伝道会http://www.blogger.com/profile/05753520114248036385noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2059390697110644034.post-20728188260125048752012-08-09T02:32:00.001+09:002019-04-22T09:59:47.514+09:00『 クリスチャンの正しい回心のための聖書義解10 』 <br />
<br />
<span style="color: blue;">10.結 言</span><br />
<br />
真のクリスチャンは、敵である悪魔サタンを打ち負かして足台としなければならない。(<span style="color: blue;">ヘブル10:12- 13</span>) これが完了するまでは、主イエス・キリストは神の右の座に着いたままである。 つまり、御再臨の主イエス・キリストを「王の王、主の主」(<span style="color: blue;">1テモテ6:15</span>、<span style="color: blue;">黙示録17:14</span>、<span style="color: blue;">同19:16</span>)とする千年王国は、この地上に実現しない。 なお、『父なる神が敵を打ち負かすのであって、クリスチャンがそうするのではない』と主張する自称クリスチャンがいる。 しかし、神が事を行われる方法は、あくまでも人を通じてである。(<span style="color: blue;">ローマ16:20</span>、<span style="color: blue;">1コリント6:19- 20</span>、<span style="color: blue;">ピリピ2:13</span>) なぜなら、これこそが、神が人を創造された目的(<span style="color: blue;">創世記1:26</span>、<span style="color: blue;">ヘブル2:10</span>)だからだ。 神の似姿に造られた最初の人であるアダムとイブは、悪魔サタンの化身である蛇によって好奇心・知識欲を刺激され、神に禁じられていた「善悪の知識の木の実」を食べて以来(<span style="color: blue;">創世記3:6</span>)、神から分離したが故に、人は善と悪との相克する世俗社会の罪の中に生き、肉体的な死をまぬかれない、苦難の歴史を歩んできた。 しかし、主イエス・キリストは、真のクリスチャンたちを通じて悪魔サタンと闘い、これに勝利することで、より多くの人々が善と悪との相克を絶した絶対善なる唯一の神との霊的な一体化(神の似姿への回帰・神との婚姻)を果たせるよう、即ち、「いのちの木の実」(<span style="color: blue;">創世記2:9</span>)を食べられるように努めておられる。(<span style="color: blue;">黙示録2:7</span>) 『聖書』 は、論理的に一貫した整合性をもって、『悪魔サタンと闘い、地上の人々を悪と罪と死から救うのは、真のクリスチャンの使命である』 と教えている。<br />
<br />
<span style="color: blue;">創世記 1:26</span><br />
『そして神は、「<span style="color: magenta;">われわれに似るように、われわれのかたちに、人を造ろう。</span> そして彼らに、海の魚、空の鳥、家畜、地のすべてのもの、地をはうすべてのものを支配させよう。」と仰せられた。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">創世記 2:9</span><br />
『神である主は、その土地から、見るからに好ましく食べるのに良いすべての木を生えさせた。 園の中央には、<span style="color: magenta;">いのちの木</span>、それから<span style="color: lime;">善悪の知識の木</span>とを生えさせた。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ローマ 16:20</span><br />
『平和の神(主イエス・キリスト)は、すみやかに、<span style="color: magenta;">あなたがた</span>(真のクリスチャン)の足で<span style="color: lime;">サタン</span>を踏み砕いてくださいます。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">1コリント 6:19- 20</span><br />
『あなたがた(真のクリスチャン)の<span style="color: magenta;">からだ</span>は、あなたがたのうちに住まれる、神から受けた<span style="color: magenta;">聖霊の宮</span>であり、あなたがたは、もはや自分自身のものではない(主イエス・キリストのものである)ことを、知らないのですか。 あなたがたは、代価を払って(主イエス・キリストの贖罪死によって)買い取られた(罪から救われた)のです。 ですから自分の<span style="color: magenta;">からだ</span>をもって、神の栄光(聖霊・賜物・永遠のいのち・悪魔に対する勝利)を現わしなさい。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ピリピ 2:13</span><br />
『神は、みこころのままに、あなたがたのうちに働いて<span style="color: magenta;">志</span>を立てさせ、<span style="color: magenta;">事を行なわせてくださる</span>のです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヘブル 2:10</span><br />
『神が<span style="color: magenta;">多くの子たち</span>を栄光に導くのに、<span style="color: magenta;">彼ら</span>(多くの子たちを)の救いの創始者(主イエス・キリスト)を、多くの苦しみを通して全うされたということは、<span style="color: magenta;">万物の存在の目的であり、また原因でもある方</span>(主イエス・キリスト)として、ふさわしいことであったのです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヤコブ 5:19-20</span><br />
『私(ヤコブ)の<span style="color: magenta;">兄弟</span>(同志のクリスチャン)たち。 <span style="color: magenta;">あなたがた</span>のうちに、<span style="color: orange;">真理から迷い出た者</span>がいて、だれかが<span style="color: orange;">その人</span>を連れ戻すようなことがあれば、<span style="color: orange;">罪人</span>を<span style="color: orange;">迷いの道</span>から引き戻す者は、<span style="color: orange;">罪人のたましい</span>を<span style="color: lime;">死</span>から救い出し、また、多くの<span style="color: lime;">罪</span>をおおうのだということを、<span style="color: magenta;">あなたがた</span>は知っていなさい。 』 <br />
<br />
<span style="color: blue;">黙示録 2:7</span><br />
『<span style="color: purple;">耳のある者</span>は<span style="color: magenta;">御霊</span>が諸教会に言われることを聞きなさい。 <span style="color: magenta;">勝利を得る者</span>に、わたし(主イエス・キリスト)は神のパラダイスにある<span style="color: magenta;">いのちの木の実</span>を食べさせよう。』<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: blue;">公開2012(平成24)年8月9日(木)02:32</span><br />
<span style="color: blue;">saintsfellowship@outlook.com 聖書伝道会</span><br />
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<br />
<br />
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<br />
<br />
<br />
<br />
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<br />
<span style="color: blue;">9.「聖霊」の働きについて</span><br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: red;">(1) 「聖霊」とは何か?</span><br />
<span style="color: blue;">A.『聖書』 の中の聖霊</span><br />
主イエス・キリストは、十字架における死から3日目に墓(黄泉)から復活し、<span style="color: blue;">40日間</span>、弟子たちの前に現れて説教をされた後、天上にある神の御国へと昇天された。昇天から<span style="color: blue;">10日後</span>(復活してから<span style="color: blue;">50日後</span>)、主イエス・キリストにより、予め約束されていた「聖霊降臨」が、弟子たちの心身に起こった(<span style="color: blue;">使徒第2章</span>)。 「聖霊降臨」の日は、ユダヤ教の<span style="color: magenta;">「ペサハ」(過ぎ越しの祭)</span>から<span style="color: blue;">50日後</span>に行う<span style="color: magenta;">「シャブオット」(七週の祭)</span>という祭日に当たる。キリスト教ではギリシャ語の<span style="color: blue;">「50」</span>を意味する<span style="color: magenta;">「ペンテコステの日」「五旬節の日」</span>と呼び、現代のユダヤ教徒とキリスト教徒が同時に祝う唯一の祭日である。 そして、この日以降、「神」である主イエス・キリストの御霊を、特別に「聖霊」と呼ぶことになった。 なお、聖霊とは、神の右の座(神の御国の王権という意味)におられる主イエス・キリストが、<span style="color: magenta;">『父のもとから遣わす助け主、父から出る真理の御霊』</span>(<span style="color: blue;">ヨハネ 14:16-17</span>、<span style="color: blue;">同15:26- 16:15</span>)で、<span style="color: magenta;">「主イエス・キリストの御霊」</span>である。 聖霊は、『聖書』 の中で<span style="color: magenta;">「主の使い」 「神の霊」 「主の霊」 「聖なる霊」 「御霊」</span>として、また、<span style="color: magenta;">「永遠のいのち」</span>(<span style="color: blue;">ヨハネ 6:53- 56</span>、<span style="color: blue;">テトス 3:7</span>等)、<span style="color: magenta;">「生ける水の川」</span>(<span style="color: blue;">ヨハネ 7:37-39</span>)、<span style="color: magenta;">「主の栄光」</span>(<span style="color: blue;">1コリント 6:20 </span>、<span style="color: blue;">2コリント 3:17-18</span>)とも記される。 さらに、『聖書』 の中に出てくる<span style="color: magenta;">「火」 「炎」 「雨」 「油」</span>などは、聖霊の「隠喩」である。 ちなみに、「神による聖別のしるし」として、神を礼拝する聖所にある祭壇・祭具や、イスラエル王国を司る王・祭司たちに<span style="color: magenta;">「油」</span>が注がれてきた。このため、後になると、地上に決定的な救いをもたらす<span style="color: purple;">「救い主」</span>のヘブル語である<span style="color: purple;">「メシヤ」は、</span><span style="color: purple;">「油そそがれた者」</span>という意味になった。<span style="color: purple;">「メシヤ」</span>のギリシヤ語が<span style="color: purple;">「キリスト」</span>になる。<br />
<br />
<span style="color: blue;">出エジプト3:1-2</span><br />
『モーセは、ミデヤンの祭司で彼のしゅうと、イテロの羊を飼っていた。 彼はその群れを荒野の西側に追って行き、神の山ホレブにやって来た。 すると<span style="color: magenta;">主の使い</span>が彼に、現われた。柴の中の<span style="color: magenta;">火の炎</span>の中であった。 よく見ると、<span style="color: magenta;">火</span>で燃えていたのに柴は焼け尽きなかった。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ 25: 3-25:13</span><br />
『愚かな娘たち(自称クリスチャン)は、ともしび(信仰心)は持っていたが、<span style="color: magenta;">油</span>(聖霊)を用意しておかなかった。 賢い娘たち(真のクリスチャン)は、自分のともしびといっしょに、入れ物(神の宮たる肉体・精神・霊)に<span style="color: magenta;">油</span>を入れて持っていた。 花婿(御再臨の主イエス・キリスト)が来るのが遅れたので、みな、うとうとして眠り始めた。 ところが、夜中になって、「そら、花婿だ。 迎えに出よ。」と叫ぶ声がした。 娘たちは、みな起きて、自分のともしびを整えた。 ところが愚かな娘たちは、賢い娘たちに言った。 「<span style="color: magenta;">油</span>を少し私たちに分けてください。 私たちのともしびは消えそうです。」 しかし、賢い娘たちは答えて言った。 「いいえ、あなたがたに分けてあげるにはとうてい足りません。 それよりも店(真の教会)に行って、自分のをお買いなさい。」 そこで、買いに行くと、その間に花婿が来た。 用意のできていた娘たちは、彼といっしょに婚礼の祝宴に行き、戸がしめられた。 そのあとで、ほかの娘たちも来て、「ご主人さま、ご主人さま。あけてください。」と言った。 しかし、彼は答えて、「確かなところ、私はあなたがたを知りません。」と言った。 だから、目をさましていなさい。 あなたがたは、その日、その時を知らないからです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヨハネ 6:53- 56</span><br />
『イエスは彼ら(カペナウムに集まった群衆の中のユダヤ人たち)に言われた。 「まことに、まことに、あなたがたに告げます。 人の子の肉(聖餐式の種なしパン)を食べ、またその血(聖餐式のぶどう酒)を飲まなければ、あなたがたのうちに、<span style="color: magenta;">いのち</span>(主イエス・キリストの御霊=聖霊)はありません。 わたしの肉を食べ、わたしの血を飲む者は、<span style="color: magenta;">永遠のいのち</span>を持っています。 わたしは終わりの日にその人をよみがえらせます。 わたしの肉はまことの食物、わたしの血はまことの飲み物だからです。 わたしの肉を食べ、わたしの血を飲む者は、わたしのうちにとどまり、わたしも彼のうちにとどまります。」 』 <br />
<br />
<span style="color: blue;">ヨハネ 7:37-39</span><br />
『さて、祭りの終わりの大いなる日に、イエスは立って、大声で言われた。「だれでも渇いているなら、わたしのもとに来て飲みなさい。 わたしを信じる者は、聖書が言っているとおりに、その人の心の奥底から、<span style="color: magenta;">生ける水の川</span>が流れ出るようになる。」 これは、イエスを信じる者が後になってから受ける<span style="color: magenta;">御霊</span>のことを言われたのである。・・・』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヨハネ 14:16-17</span><br />
『わたしは父にお願いします。そうすれば、父はもう<span style="color: magenta;">ひとりの助け主</span>をあなたがた(ユダ以外の十一弟子)にお与えになります。その<span style="color: magenta;">助け主</span>がいつまでもあなたがたと、ともにおられるためにです。その方は、<span style="color: magenta;">真理の御霊</span>です。世は<span style="color: magenta;">その方</span>を受け入れることができません。世は<span style="color: magenta;">その方</span>を見もせず、知りもしないからです。しかし、あなたがたは<span style="color: magenta;">その方</span>を知っています。<span style="color: magenta;">その方</span>はあなたがたとともに住み、あなたがたのうちにおられるからです。 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヨハネ 15:26-27</span><br />
『<span style="color: magenta;">わたしが父のもとから遣わす助け主</span>、すなわち<span style="color: magenta;">父から出る真理の御霊</span>が来るとき、その<span style="color: magenta;">御霊</span>がわたしについてあかしします。 あなたがた(ユダ以外の十一弟子)もあかしするのです。初めからわたしといっしょにいたからです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">使徒 2: 1- 4</span><br />
『五旬節の日(朝9時)になって、みな<span style="color: blue;">※</span>が一つ所に集まっていた。 すると突然、天から、激しい風が吹いて来るような響きが起こり、彼らのいた家全体に響き渡った。 また、<span style="color: magenta;">炎のような分かれた舌</span>が現われて、ひとりひとりの上にとどまった。 すると、みなが<span style="color: magenta;">聖霊</span>に満たされ、<span style="color: magenta;">御霊</span>が話させてくださるとおりに、他国のことば(異言)で話しだした。』 <br />
<span style="color: blue;">※ </span>ヤコブ、ペテロ、ヨハネ、アンデレ、ピリポ、トマス、バルトロマイ、マタイ、アルパヨの子ヤコブ、熱心党員シモン、ヤコブの子ユダ、脱落したユダに代わるマッテヤ、イエスの母や兄弟たち、婦人たちを含む120名ほど。<br />
<br />
<span style="color: blue;">使徒 19: 1- 7</span><br />
『アポロがコリントにいた間に、パウロは奥地を通ってエペソに来た。そして幾人かの弟子に出会って、 「信じたとき、<span style="color: magenta;">聖霊</span>を受けましたか。」と尋ねると、彼らは、「いいえ、<span style="color: magenta;">聖霊</span>の与えられることは、聞きもしませんでした。」と答えた。 「では、どんなバプテスマを受けたのですか。」と言うと、「ヨハネのバプテスマです。」と答えた。 そこで、パウロは、「ヨハネは、自分のあとに来られるイエスを信じるように人々に告げて、悔い改めのバプテスマを授けたのです。」と言った。 これを聞いたその人々は、主イエスの御名によってバプテスマを受けた。 パウロが彼らの上に手を置いたとき、<span style="color: magenta;">聖霊</span>が彼らに臨まれ、彼らは異言を語ったり、預言をしたりした。 その人々は、みなで十二人ほどであった。』 <br />
<br />
<span style="color: blue;">1コリント 6:19- 20</span><br />
『あなたがた(コリント教会の真のクリスチャン)の<span style="color: orange;">からだ</span>は、あなたがたのうちに住まれる、神から受けた<span style="color: magenta;">聖霊の宮</span>であり、あなたがたは、もはや自分自身のものではない(主イエス・キリストのものである)ことを、知らないのですか。 あなたがたは、代価を払って(主イエス・キリストの贖罪死という代償によって)買い取られた(悪魔サタン=悪・罪・死の魔手から引き戻された)のです。 ですから自分の<span style="color: orange;">からだ</span>をもって、<span style="color: magenta;">神の栄光</span>(聖霊・賜物・祝福・悪魔サタンに対する勝利)を現わしなさい。』 <br />
<br />
<span style="color: blue;">1コリント 12:2- 3</span><br />
『ご承知のように、あなたがた(コリント教会の聖徒たち)が異教徒であったときには、どう導かれたとしても、引かれて行った所は、ものを言わない偶像の所でした。ですから、私(パウロ)は、あなたがたに次のことを教えておきます。<span style="color: magenta;">神の御霊</span>によって語る者はだれも、「イエスはのろわれよ」と言わず、また、<span style="color: magenta;">聖霊</span>によるのでなければ、だれも、「イエスは主です」と言うことはできません。』 <br />
<br />
<span style="color: blue;">2コリント 1:22</span><br />
『神はまた、<span style="color: magenta;">確認の印</span>を私たち(パウロたち)に押し、<span style="color: magenta;">保証</span>として、<span style="color: magenta;">御霊</span>を私たちの心に与えてくださいました。』 <br />
<br />
<span style="color: blue;">2コリント 3:17-18</span><br />
『主は<span style="color: magenta;">御霊</span>です。そして、<span style="color: magenta;">主の御霊</span>のあるところには<span style="color: magenta;">自由</span>があります。 私たち(パウロたち真のクリスチャン)はみな、顔のおおいを取りのけられて、鏡のように<span style="color: magenta;">主の栄光</span>を反映させながら、栄光から栄光へと、<span style="color: magenta;">主と同じかたちに姿を変えられて行きます。</span>これはまさに、<span style="color: magenta;">御霊なる主</span>の働きによるのです。』 <br />
<br />
<span style="color: blue;">エペソ 1:13-14</span><br />
『この方(主イエス・キリスト)にあって あなたがた(エペソ教会の聖徒たち)もまた、真理のことば、あなたがたの救いの福音を聞き、またそれを信じたことにより、<span style="color: magenta;">約束の聖霊</span>をもって<span style="color: magenta;">証印</span>を押されました。 <span style="color: magenta;">聖霊</span>は私たちが<span style="color: magenta;">御国を受け継ぐことの保証</span>です。・・・』<br />
<br />
<span style="color: blue;">テトス 3:5- 7</span><br />
『神は、私たち(パウロと、クレテ島に居るテトス)が行なった義のわざによってではなく、ご自分のあわれみのゆえに、<span style="color: magenta;">聖霊</span>による、新生と更新との洗いをもって私たちを救ってくださいました。 神は、この<span style="color: magenta;">聖霊</span>を、私たちの救い主なるイエス・キリストによって、私たちに豊かに注いでくださったのです。 それは、私たちが<span style="color: magenta;">キリストの恵み</span>によって義と認められ、<span style="color: magenta;">永遠のいのち</span>の望みによって、(神の御国の)相続人となるためです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">2ペテロ 1:19-21</span><br />
『また、私たち(ペテロと聖徒たち)は、さらに確かな<span style="color: purple;">預言のみことば</span>を持っています。 夜明けとなって、明けの明星があなたがたの心の中に上るまでは、暗い所を照らす<span style="color: purple;">ともしび</span>として、<span style="color: purple;">それ(聖書の預言)</span>に目を留めているとよいのです。 それには何よりも次のことを知っていなければいけません。 すなわち、<span style="color: purple;">聖書の預言</span>はみな、人の私的解釈を施してはならない、ということです。 なぜなら、<span style="color: purple;">預言</span>は決して人間の意志によってもたらされたのではなく、<span style="color: magenta;">聖霊</span>に動かされた人たちが、<span style="color: purple;">神からのことば</span>を語ったのだからです。』 <br />
<br />
<span style="color: blue;">B.「聖霊降臨」から見たキリスト教会史</span><br />
『聖書』に書いてある<span style="color: magenta;">「先の雨と後の雨」 「秋の雨や春の雨」</span>とは、気象の雨であると共に、天国(神の御国)より降り下る聖霊の「隠喩」である。(<span style="color: blue;">申命記 11:13-15</span>、<span style="color: blue;">エレミヤ 3: 1-3</span>、<span style="color: blue;">同 5:22-26</span>、<span style="color: blue;">ホセア 6: 3-4</span>、<span style="color: blue;">ヨエル 2:23</span>、<span style="color: blue;">ゼカリヤ 10: 1</span>、<span style="color: blue;">ヤコブ 5: 7</span>) そして、<span style="color: magenta;">「先の雨にして秋の雨」である「聖霊降臨」</span>により、ヤコブ・ペトロ・ヨハネを長とする初代教会(エルサレム教会)が誕生した。ところが、4世紀以降の聖霊の枯渇期に陥ったキリスト教会は、世俗権力そのものであるローマ帝国政府によって国教化されて世俗化して腐敗堕落し、5世紀~16世紀の暗黒時代になると、敬虔なクリスチャンを大量虐殺する異端化を超えた悪魔教会と化した。 しかし、17世紀以降の聖霊の微弱期になると、この旧教カトリック教会の非聖書的な在り方を改革する宗教改革運動が巻き起こり、新教プロテスタント教会が誕生するに至った。 そして、20世紀の聖霊の隆盛期に入ると、旧新両方の教会の世俗化・異端化の後、『聖書』の中で預言されていた<span style="color: magenta;">「後の雨にして春の雨」である「聖霊降臨」</span>が始まり、米国カンザス 州 トピカ にあるベテル聖書学院 の年末年始祈祷会-1901(明治34)年1月1日-の「聖霊降臨」から「初代教会」=「真の教会」が、その姿を現し始めた。 なお、戦前戦中の大日本帝国及び戦後の日本国における「真の教会」の現れとは、1933(昭和8)年7月23日、東京市 豊島区 西巣鴨の日本聖書教会 宮仲教会における「聖霊降臨」を礎とするイエス之御霊教会で、この教会が日本国の戦中戦後を通じて「初代教会」の教理と祭儀の復興を開始した。但し、<span style="color: magenta;">「後の雨にして春の雨」である「聖霊降臨」</span>は、預言によれば、近未来まで継続的に起こる。<br />
<br />
<span style="color: blue;">C.聖霊に関する最新の認識</span><br />
イエス之御霊教会の創設者である村井ジュン師によれば、『<span style="color: blue;">マタイ伝18章20節</span>にあるように、聖霊を受けた者が二三人集まっているところに、主もまた臨在しているのであるから、聖霊が「濃厚」とか「希薄」というのは人間の感情である』との教えである。 従って、「世の教会」の言う『聖霊の満たしがあった』 とか、『聖霊の満たしが足りない』 という表現も、同様に誤っていよう。 なぜなら、『聖書』 が明らかにしている聖霊とは、人の心に愛・義・真理・良心をもたらす主イエス・キリストの御霊のことである。 また、聖霊を宗教的に表現するなら「霊体」となり、心理学的に表現するなら「意識体」となる。 つまり、聖霊は、「主イエス・キリストの御霊」 「神の霊」 「主の霊」 「霊体」 「意識体」であり、この御臨在が一滴の雨粒のごとき臨在であろうとも、人の言葉を聞き分け、人の心の全てを把握し、天上の神の御国におられる主イエス・キリストへ、その全情報を瞬時に伝達していると考えられる。 さて、ここで、古今東西の諸国民・諸民族の精神文化の中において、「聖霊を表現したと思しき神秘的な象徴」について言及しておくと、完成・完璧の象徴としての「球体」、欧州における王権の象徴である王冠と笏と十字架付の「宝珠」、日本における神社神道の境内にある狛犬・狐・龍などが口にくわえたり、手に持つ「球体」を挙げられる。 これらの「球体」(英語 オーブ ORB)は、通説では「霊の力」を象徴するという。そして、『これらの「球体」(オーブ)が象徴する「霊の力」とは、聖霊のことであろう』と想い、ネットで「オーブ」を検索してみると、『オーブとは、水滴のような光球』という情報があった。しかし、聖霊は、神と同義であるから、「聖霊の僕なる善霊」という表現がより正確だと思う。 つまり、<span style="color: lime;">悪魔・悪霊・悪人</span>と対置しうる、聖霊と繋がっている<span style="color: magenta;">天使・善霊・善人</span>という意味での「善霊」である。 そして、日本全国のみならず、世界中の至る所で、現像した写真にオーブが写っていたり、ビデオカメラにオーブが録画されていることなどを知った。 これと同時に、オーブに対する懐疑論も根強くあり、『空気中に漂う微小なチリがカメラのフラッシュの光を反射してオーブのように写り込む』 とか、『露光時間の設定ミスなど、カメラの操作ミスによってオーブのように写る』という分析もある。 しかし、オーブが高性能の暗視用のビデオカメラによって撮影されていることなどを考慮すると、オーブは、科学的に検証できない説明不可能な「未知現象」に他ならない。例えば、下記のYouTube 動画は、ロンドン市の北部で2012(平成24)年10月23日の夜間に撮影されたとあるが、暗視用のビデオカメラによって撮影された「光輝きながら動く水滴のような球体」は、『聖霊の僕なる善霊であろう』と直観した。 もちろん、「聖霊の僕なる善霊」は、人間の肉眼では見ることはできないが、カメラやビデオカメラといった光学機材には何らかの物理的な反応を引き起こし、それに写る事例があると考えられる。 なお、心霊現象の研究者によれば、『球体ではない変形したオーブ、虫食い状の黒点のあるオーブ、透明・白色・黄色ではない青色・橙色・赤色のオーブは、低級で不浄な悪霊または人魂(火の玉)だ』という。 また、プラスとマイナスの電気を帯びている粒子(荷電粒子)の共存により、電気的に中性になった気体を<span style="color: magenta;">プラズマ</span>と呼ぶが、『オーブは、プラズマからできている。このため、強力なオーブが出現すると、その空間の電磁波に影響を与え、テレビ画像・ラジオ音声・蛍光灯を乱したり、不可解なラップ音を引き起こす』という。 このように見てくると、神が創造したエデンの園の中央に<span style="color: magenta;">「いのちの木」</span>と<span style="color: lime;">「善悪を知る知識の木」</span>があったように、また、双子の<span style="color: lime;">カイン</span>と<span style="color: magenta;">アベル</span>、<span style="color: magenta;">羊(ひつじ)</span>と<span style="color: lime;">山羊(やぎ)</span>、<span style="color: magenta;">天使</span>と<span style="color: lime;">悪魔</span>、<span style="color: magenta;">キリスト</span>と<span style="color: lime;">反キリスト</span>・・・という 『似て非なるもの(性質)』 が常に隣り合わせに共存していることを考慮すれば、オーブにも、善霊と悪霊という二つの 『似て非なるもの(性質)』 があると考えられる。<span style="color: blue;">Orb Phenomena, London 23rd October 2012</span> <a href="http://www.youtube.com/watch?v=QWAt9KYncig">http://www.youtube.com/watch?v=QWAt9KYncig</a><br />
追記: 2013(平成25)年11月23日 (土)<br />
<br />
<span style="color: red;"> (2) 「キリストに在る」とは、いかなる状態か? </span><br />
多くのクリスチャンが、『在主』 とか、『キリストに在る』 と気軽に述べたり、手紙に書いたりしているが、『キリストに在る』 とは、『キリストを通して』 とか、『キリストによって』 とか、『キリストを信ずる』という意味ではない。 つまり、『キリストが我に、我がキリストに在る』(<span style="color: blue;">ヨハネ 6:56</span>)という肉体的・精神的・霊的な状態を指す。 ちなみに、人の「心」とは、WHO的には精神と霊、宗教的には魂と霊、心理学的には意識(顕在意識)と無意識(潜在意識)として表現されるが、<span style="color: magenta;">『在主』 の状態とは、天上にある神の御国から雨のように降り下る聖霊を自己の「心」(=霊=無意識)の中に受け、自己の肉体と精神と霊とが「神の宮」となり、神の御国と繋がっている状態をいう。</span>だから、『キリスト(主)に在るクリスチャン』(在主の聖徒)は、自己の「心」に宿る主イエス・キリストの御霊(聖霊)のために、毎週金曜日の日没後から土曜日の日没前までの安息日に礼拝を行い、安息日や年末年始には正しい聖餐式に参加し、そこで主イエス・キリストの御肉(種無しパン / キリストの霊的な体の御肉)と、主イエス・キリストの御血(ぶどう酒 / 新しい契約の血)とに与らねばならない(<span style="color: blue;">ヨハネ 6:53- 56</span>)し、このような信仰生活であらねばならない。そして、安息日礼拝を敬虔に継続し、正しい聖餐式に与っていると、第三者の目にも、聖霊の宿りを示す客観的な証が現れる。即ち、「心」の奥深いところ、即ち、無意識から「異言」(<span style="color: blue;">使徒19:6</span>等)が湧き出るようになる。 無意識から湧き出る不思議な言葉である「異言」が現れないにもかかわらず、『在主』 とか、『キリストに在る』 と、自分勝手に自称したり、周囲に宣伝することは、霊的な偽りとなり、聖霊に対する高慢な態度となるだろう。それは、丁度、悪魔サタンに憑依された世界的な政治指導者にして悪の祭司である「666の獣」(祭政一致のローマ・カトリック教会のローマ教皇)が、<span style="color: blue;">ダニエル書7章-9章</span>、<span style="color: blue;">黙示録13章</span>に書いてあるごとく、「神」である主イエス・キリストに対して行う冒涜行為と相似象になるからだ。 別言するなら、聖霊の宿りを示す客観的な証、即ち、「異言」などの客観的な現象が現れないにもかかわらず、『私の心は、主イエス・キリストと繋がっている』と友人に宣伝したり、自己の利己的な意志を『神の意志である。神からの召命を受けた』と妄信的に主張したり 、悪魔サタンのように『私は神である』と究極の高慢心に陥ったり、旧教カトリック教会の間違った「告解」のように『司祭には、人の罪を赦す権威がある』と霊的な偽りを宣教することは、「神」(=主イエス・キリスト=聖霊)に対する冒涜行為であると認識しなければならない。 <br />
<br />
<span style="color: blue;">2テサロニケ 2:4</span><br />
『<span style="color: lime;">彼</span>(獣、不法の人、滅びの子)は、すべて神と呼ばれるもの、礼拝されるものに反抗し、その上に自分を高く掲げ、神の宮(エルサレム神殿)の中に座を設け、<span style="color: lime;">自分こそ神である</span>と宣言します。』<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">(3) 『聖書』 に書いてある「聖書観」 A ~ E</span><br />
<span style="color: blue;">A.『聖書』をいくら読んでも、心に聖霊がなければ聖書を理解できない </span><br />
<span style="color: blue;">ヨハネ 5:39- 40</span><br />
『あなたがた(ユダヤ人たち)は、聖書の中に<span style="color: magenta;">永遠のいのち</span>(聖霊・真理・不死)があると思うので、聖書を調べています。その聖書が、わたし(主イエス・キリスト)について(預言されていたキリストであると)証言しているのです。それなのに、あなたがたは、<span style="color: magenta;">いのち</span>を得るためにわたしのもとに来ようとはしません(信じようとしません)。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">B.『聖書』 に書いてある真理は、聖霊を通じてのみ明かされる</span><br />
<span style="color: blue;">ヨハネ 16:12- 16</span><br />
『わたし(主イエス・キリスト)には、あなたがた(十二弟子)に話すことがまだたくさんありますが、今(最後の晩餐の時)あなたがたはそれに耐える力(霊的な理解力)がありません。 しかし、<span style="color: magenta;">その方</span>、すなわち<span style="color: magenta;">真理の御霊</span>が来る(聖霊が降臨する)と、あなたがたをすべての真理に導き入れます。 <span style="color: magenta;">御霊</span>(聖霊)は自分から語るのではなく、聞くままを話し、また、やがて起ころうとしていることをあなたがたに示すからです。 <span style="color: magenta;">御霊はわたしの栄光</span>(臨在・賜物・祝福)を現わします。 わたしの<span style="color: magenta;">もの</span>(霊)を受けて、あなたがたに知らせるからです。 父が持っておられる<span style="color: magenta;">もの</span>(霊)はみな、わたしの<span style="color: magenta;">もの</span>(霊)です。 ですからわたしは、<span style="color: magenta;">御霊</span>がわたしの<span style="color: magenta;">もの</span>(霊)を受けて、あなたがたに知らせると言ったのです。 しばらくするとあなたがたは、もはやわたしを見なくなります(十字架の磔刑により死別します)。 しかし、またしばらくするとわたしを見ます(死から復活した姿を見ます)。」』<br />
<br />
<span style="color: blue;">C.神の御霊(聖霊)と御力のみが、『聖書』を解き、その知恵を語りうる</span><br />
<span style="color: blue;">1コリント 2: 1- 3: 1</span><br />
『さて兄弟たち(コリントにある教会の人々)。私(パウロ)があなたがたのところへ行ったとき、私は、すぐれたことば、すぐれた知恵を用いて、神のあかしを宣べ伝えることはしませんでした。なぜなら私は、あなたがたの間で、イエス・キリスト、すなわち十字架につけられた方のほかは、何も知らないことに決心したからです。 あなたがたといっしょにいたときの私は、弱く、恐れおののいていました。 そして、私のことばと私の宣教とは、説得力のある知恵のことばによって行なわれたものではなく、御霊と御力の現われでした。それは、あなたがたの持つ信仰が、人間の知恵にささえられず、神の力にささえられるためでした。 しかし私たちは、成人の間で、知恵を語ります。この知恵は、この世の知恵でもなく、この世の過ぎ去って行く支配者たちの知恵でもありません。 私たちの語るのは、隠された奥義としての神の知恵であって、それは、神が、私たちの栄光のために、世界の始まる前から、あらかじめ定められたものです。 この知恵を、この世の支配者たちは、だれひとりとして悟りませんでした。もし悟っていたら、栄光の主を十字架につけはしなかったでしょう。 まさしく、聖書に書いてあるとおりです。「目が見たことのないもの、耳が聞いたことのないもの、そして、人の心に思い浮かんだことのないもの。神を愛する者のために、神の備えてくださったものは、みなそうである。(神を愛さない者には、見えず、聞こえず、思いもしないものを、神は備えてくださる。)」 神はこれを、<span style="color: magenta;">御霊</span>によって私たちに啓示されたのです。 <span style="color: magenta;">御霊</span>はすべてのことを探り、神の深みにまで及ばれるからです。いったい、人の心のことは、その人のうちにある霊のほかに、だれが知っているでしょう。 同じように、神のみこころのことは、<span style="color: magenta;">神の御霊</span>のほかにはだれも知りません。 ところで、私たちは、<span style="color: lime;">この世の霊</span>(悪霊)を受けたのではなく、<span style="color: magenta;">神の御霊</span>(聖霊)を受けました。 それは、(神からの)恵みによって神から私たちに賜わったもの(主イエスの教え・愛・義・賜物)を、私たちが知るためです。 この賜物について話すには、人の知恵に教えられたことばを用いず、<span style="color: magenta;">御霊</span>に教えられたことばを用います。 その<span style="color: magenta;">御霊</span>のことばをもって<span style="color: magenta;">御霊</span>のことを解くのです。 生まれながらの人間(洗礼と受霊に与っていない、主イエスを信じない人間)は、<span style="color: magenta;">神の御霊</span>に属すること(神の愛・神の御計画)を受け入れません。それらは彼には愚かなことだからです。 また、それを悟ることができません。 なぜなら、<span style="color: magenta;">御霊のことは御霊によってわきまえるもの</span>だからです。 <span style="color: magenta;">御霊</span>を受けている人は、すべてのことをわきまえますが、自分(パウロ)はだれによってもわきまえられません(理解されません)。 いったい、「だれが主(イエス・キリスト)のみこころを知り、主を導くことができたか。」 ところが、私たちには、<span style="color: magenta;">キリストの心</span>があるのです(キリストの御霊が内在しているのです)。 さて、兄弟たちよ。私は、あなたがたに向かって、<span style="color: magenta;">御霊に属する人</span>(受霊に与った真のクリスチャン)に対するようには話すことができないで、<span style="color: lime;">肉に属する人</span>(受霊に与っていない自称クリスチャン)、<span style="color: orange;">キリストにある幼子</span>(初級レベルのクリスチャン)に対するように話しました。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">D.『聖書』は、神の霊感(聖霊)を受けた者たちに記された神の御言葉の書</span><br />
<span style="color: blue;">2テモテ3:16- 4:7</span><br />
『聖書はすべて、<span style="color: magenta;">神の霊感</span>によるもので、教えと戒めと矯正と義の訓練とのために有益です。 それは、神の人が、すべての良い働きのためにふさわしい十分に整えられた者となるためです。 神の御前で、また、生きている人と死んだ人とをさばかれるキリスト・イエスの御前で、その現われとその御国を思って、私(パウロ)はおごそかに(テモテに)命じます。(聖書の)みことばを宣べ伝えなさい。 時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。 寛容を尽くし、絶えず教えながら、責め、戒め、また勧めなさい。 というのは(神を知らない、悪魔に感化された)人々が健全な教え(正しい聖書の教え)に耳を貸そうとせず、自分につごうの良いこと(悪と罪に染まった生活を肯定する教理)を言ってもらうために、気ままな願いをもって、次々に(聖書の)教師たちを自分たちのために寄せ集め、 真理から耳をそむけ、空想話にそれて行くような時代になるからです。 しかし、あなた(テモテ)は、どのようなばあいにも慎み、困難に耐え、伝道者として働き、自分の務めを十分に果たしなさい。 私(パウロ)は今や<span style="color: magenta;">注ぎの供え物</span>(神のために自己の心血を注ぎ出す自己犠牲)となります。 私が世を去る時はすでに来ました。 私は勇敢に(この世の悪魔と)戦い、走るべき道のりを走り終え、信仰を守り通しました。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">E.『聖書』の預言は、人の私的解釈をしてはならない。滅びを招く『聖書』の曲解</span><br />
<span style="color: blue;">2ペテロ 1:18- 2:3</span><br />
『私たち(ヤコブ・ペテロ・ヨハネ)は聖なる山<span style="color: blue;"> ※ </span>で主イエスとともにいたので、天からかかったこの御声(「これはわたしの愛する子」という神の御声)を、自分自身で聞いたのです。 また、私たちは、さらに確かな<span style="color: purple;">預言のみことば</span>を持っています。 夜明けとなって、明けの明星があなたがたの心の中に上るまでは、暗い所を照らす<span style="color: purple;">ともしび</span>として、<span style="color: purple;">それ</span>に目を留めているとよいのです。 それには何よりも次のことを知っていなければいけません。すなわち、<span style="color: purple;">聖書の預言</span>はみな、人の私的解釈を施してはならない、ということです。 なぜなら、<span style="color: purple;">預言</span>は決して人間の意志によってもたらされたのではなく、<span style="color: magenta;">聖霊に動かされた人たち</span>が、<span style="color: purple;">神からのことば</span>を語ったのだからです。 しかし、イスラエルの中には、<span style="color: lime;">にせ預言者</span>も出ました。 同じように、あなたがた(クリスチャン)の中にも、<span style="color: lime;">にせ教師</span>(悪魔に憑かれた神父・牧師・伝道者)が現われるようになります。 <span style="color: lime;">彼ら</span>は、滅びをもたらす異端(誤信迷信・悪魔礼拝)をひそかに持ち込み、自分たちを買い取ってくださった主(人の罪を贖ってくださった主イエス)を否定するようなことさえして、<span style="color: lime;">自分たち</span>の身にすみやかな滅びを招いています。 そして、(異端の教えを信じた)<span style="color: lime;">多くの者</span>が<span style="color: lime;">彼ら</span>の好色(精神的な腐敗堕落)にならい、そのために真理の道(主イエスの教え)が(誤解されて、「腐敗堕落した教えは信用できない」と)そしりを受けるのです。 また<span style="color: lime;">彼ら</span>(にせ教師)は、貪欲なので、作り事のことば(偽りの教理)をもってあなたがたを食い物(金銭を搾取する対象者)にします。 <span style="color: lime;">彼ら</span>に対するさばきは、昔から怠りなく行なわれており、<span style="color: lime;">彼ら</span>が滅ぼされないままでいることはありません。』<br />
<span style="color: blue;">※ </span>『新約聖書』に山の名前はない。ガリラヤのナザレ近くのタボル山と伝承される。 彼ら三人は、この山頂で、モーセとエリヤと語り合う、光輝く主イエス・キリストの変容に遭遇した。<br />
<br />
<span style="color: blue;">2ペテロ 3:16</span><br />
『<span style="color: lime;">無知な、心の定まらない人たち</span>は、<span style="color: purple;">聖書</span>の他の箇所のばあいもそうするのですが、<span style="color: purple;">それらの手紙</span>(兄弟パウロからの手紙)を曲解し、<span style="color: lime;">自分自身</span>に滅びを招いています。』<br />
<br />
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<br />
<br />
<span style="color: blue;">公開2012(平成24)年8月9日(木)02:28</span><br />
<span style="color: blue;">saintsfellowship@outlook.com 聖書伝道会</span><br />
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<br />聖書伝道会http://www.blogger.com/profile/05753520114248036385noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2059390697110644034.post-5587587039637472242012-08-09T02:21:00.006+09:002019-04-22T09:57:17.993+09:00『 クリスチャンの正しい回心のための聖書義解8 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">8.聖句の「偽りの意味」を宣伝するサタニスト</span><br />
<br />
<span style="color: red;">(1) 真のクリスチャンと自称クリスチャンとの深刻な霊的格闘</span><br />
真の敵である悪魔と闘うべきことを正しく認識する真のクリスチャンがいる一方、『自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい。』(<span style="color: blue;">マタイ5:44</span>)等の聖句をもって、敵である悪魔との闘いを拒否し、『敵である悪魔さえも愛せるクリスチャンになりなさい』というデタラメを宣伝する自称クリスチャンもいる。この場合、自己の間違い、即ち、偽りを自覚していなければ、『この人物は、サタニストだ』 とは断定できない。しかし、『悪魔の霊的影響下に置かれている』 ことは確かだ。 なお、『自分の敵を愛しなさい。』(<span style="color: blue;">マタイ5:44</span>)の意味は、『敵である悪魔さえも愛せるクリスチャンになりなさい』という意味ではなく、<span style="color: magenta;">『神を愛し、神の御計画の下にある敵である悪魔を哀れみ、怒ったり、憎むことなく、悪に悪をもって報いることなく、敵である悪魔でさえ、神に従うようになり、救われることを祈りつつ、悪魔に立ち向かいなさい』</span>という意味である。よって、『神を愛するように、敵を愛せ』という意味ではない。そして、『真のクリスチャンは、悪魔という敵に立ち向かい、闘わなければならない』という次の聖句が理解できなければ、また、受け入れて行動できなければ、『自分は、悪魔に憑かれ、心を支配されている』と自覚すべきである。この自覚こそ、永遠の地獄である『火と硫黄の池』(<span style="color: blue;">黙示録20:10</span>)へ落ちる悪魔の無自覚的な下僕となった自称クリスチャンから、神の僕である真のクリスチャンへと回心し、その精神と霊とが救われる第一歩となる。 そもそも、世俗社会の中に飲み込まれ、精神的・霊的レベルを高められなかった自称クリスチャンは、<span style="color: orange;">『クリスチャンでも、悪魔に憑かれるのですか?』 </span>という能天気な疑問を抱いたりするが、<span style="color: magenta;">『クリスチャンだからこそ、悪魔の格好のターゲットになり、悪魔に憑かれ易くなる。そして、精神的・霊的レベルを高めたクリスチャンになればなるほど、悪魔の働きに用心深くなり、気を抜けなくなる』</span>という自己の心の中における霊的格闘の実際を認識できるようになってほしい。例えば、主イエス・キリストさえ、<span style="color: blue;">マタイ 4: 8- 11 </span>にあるように、悪魔の試みを受けたのだから。<br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ 4: 8- 11</span><br />
『今度は 悪魔は、イエスを非常に高い山に連れて行き、この世のすべての国々と その栄華を見せて、言った。 「もし ひれ伏して私を拝むなら、これを全部 あなたに差し上げましょう。」 イエスは言われた。 「引き下がれ、サタン。 < あなたの神である主を拝み、主にだけ仕えよ > と書いてある。」 すると 悪魔はイエスを離れて行き、見よ、御使いたちが近づいて来て仕えた。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヤコブ 4:7</span><br />
『ですから、神に従いなさい。 そして、<span style="color: magenta;">悪魔に立ち向かいなさい。</span> そうすれば、<span style="color: magenta;">悪魔</span>は あなたがたから逃げ去ります。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヤコブ 4:14</span><br />
『貞操のない人たち。 <span style="color: magenta;">世</span>を愛することは神に敵することであることがわからないのですか。 <span style="color: magenta;">世</span>の友となりたいと思ったら、その人は自分を<span style="color: magenta;">神の敵</span>としているのです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">1ペテロ5:8- 11</span><br />
『身を慎み、目を覚ましていなさい。 あなたがたの<span style="color: magenta;">敵である悪魔</span>が、ほえたけるししのように、食い尽くすべきものを捜し求めながら、歩き回っています。 堅く信仰に立って、この<span style="color: magenta;">悪魔に立ち向かいなさい。</span> ご承知のように、<span style="color: magenta;">世</span>にあるあなたがたの兄弟である人々は同じ苦しみを通ってきたのです。 あらゆる恵みに満ちた神、すなわち、あなたがたをキリストにあってその栄光の中に招き入れて下さった神ご自身が、あなたがたを しばらくの苦しみの後で完全にし、堅く立たせ、強くし、不動の者としてくださいます。 どうか、神のご支配が世々限りなくありますように。アーメン』<br />
<br />
<span style="color: blue;">1ヨハネ2:15</span><br />
『<span style="color: magenta;">世</span>をも、<span style="color: magenta;">世</span>にあるものをも、愛してはなりません。 もし だれでも<span style="color: magenta;">世</span>を愛しているなら、その人のうちに御父(神)を愛する愛はありません。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">1ヨハネ3:8</span><br />
『罪のうちを歩む者は、<span style="color: magenta;">悪魔から出た者</span>です。 <span style="color: magenta;">悪魔</span>は初めから罪を犯しているからです。 神の子(主イエス・キリスト)が現れたのは、<span style="color: magenta;">悪魔のしわざ</span>を打ちこわすためです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">1ヨハネ4:4- 6</span><br />
『子どもたちよ。 あなたがた(真のクリスチャン)は神から出た者です。 そして<span style="color: magenta;">彼ら(</span>反キリストの霊に従う者たち)に勝ったのです。 あなたがたのうちにおられる方(聖霊=主イエス・キリストの御霊)が、この<span style="color: magenta;">世</span>のうちにいる、<span style="color: magenta;">あの者</span>(悪魔サタン)よりも力があるからです。 <span style="color: magenta;">彼ら</span>(にせ預言者)は <span style="color: magenta;">この世の者</span>です。 ですから、<span style="color: magenta;">この世のことば</span>を語り、<span style="color: magenta;">この世</span>も また <span style="color: magenta;">彼ら</span>(にせ預言者)の言うことに耳を傾けます。 私たち(真のクリスチャン)は神から出た者です。 神を知っている者は、私たちの言うことに耳を傾け、<span style="color: magenta;">神から出ていない者</span>は、私たちの言うことに耳を貸しません。 私たちは これで真理の霊と<span style="color: magenta;">偽りの霊</span>とを見分けます。』<br />
<br />
以上の聖句にあるごとく、『<span style="color: magenta;">敵である悪魔</span>に、堅く信仰に立って、立ち向かいなさい。』(<span style="color: blue;">1ペテロ5:8</span>)とは書いてあるが、『悪魔を愛しなさい』とは、『聖書』のどこにも書いていない。 また、『神の子(主イエス・キリスト)が現れたのは、<span style="color: magenta;">悪魔のしわざ</span>を打ちこわすためです。』(<span style="color: blue;">1ヨハネ3:8</span>)と書いてあるが、『悪魔を愛して、その、しわざを支えなさい』とは、『聖書』のどこにも書いていない。 旧教カトリック教会と新教プロテスタント教会の信者の中には、主イエス・キリストによって、『わたしは あなたがたを全然知らない。 不法をなす者ども。 わたしから離れて行け。』(<span style="color: blue;">マタイ7:23</span>)とか、『しかし、彼(御再臨の主イエス・キリスト)は答えて、「確かなところ、私は あなたがたを知りません。」・・・』(<span style="color: blue;">マタイ25:12</span>)と言われる、悪魔サタンの側についた無自覚的な自称クリスチャンが、大勢現れる。 従って、真のクリスチャンと自覚的なサタニストを含む自称クリスチャンとの敵対関係こそが、世界各国にあるキリスト教会の全体に共通する、本当に深刻な霊的格闘なのである。 何しろ、次の聖句にあるように、主イエス・キリストの選良たる十二弟子のユダとペテロにさえ、悪魔サタンが憑き、間違った言動をした。 生身の肉体をもった主イエス・キリストに会ったことのない、しかも、聖霊の宿りがない現代の自称クリスチャンは、悪魔・悪霊に、なおさら取り憑かれ易い。 クリスチャンであることを公言する者は、悪魔・悪霊に憑かれて、憎悪・失望・誤信・迷信・怒り・偽善・偽り・猜疑・高慢・利己・虚栄・貪欲・嫉妬・落胆・恐怖・混乱・不品行・党派心・精神病・自己嫌悪に陥ってはならず、『聖書を正しく理解できるよう、聖霊に守られた真のクリスチャンになりたい』と、神である主イエス・キリストの御霊(聖霊)に祈るべきである。<br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ16:23</span><br />
『しかし、イエスは振り向いて、<span style="color: magenta;">ペテロ</span><span style="color: blue;">※</span>に言われた。 「下がれ。<span style="color: magenta;"> サタン</span>。 <span style="color: magenta;">あなた</span>は わたしの邪魔をするものだ。 <span style="color: magenta;">あなた</span>は 神のことを思わないで、<span style="color: magenta;">人</span>のことを思っている。」 』<br />
<span style="color: blue;">※ </span><span style="color: magenta;">ペテロ</span>は、十二使徒の指導者にして初代教会(エルサレム教会)の指導者であり、ローマ教会の大監督としてローマ伝道に励み、ローマ帝国の皇帝ネロ(在位:54~68)に迫害され、殉教した。この後、ローマ帝国の国教と化した邪悪なローマ・カトリック教会は、ペテロを初代教皇としたが、<span style="color: blue;">マタイ16:23</span>にある主イエス・キリストの御言葉は、そのまま、悪魔サタンの憑依したローマ・カトリック教会の異端性を糾弾した<span style="color: blue;">預言</span>でもある。 なお、ヴァチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂の主祭壇下の地下墓地には、1950年代に発見されたペテロの墓所があり、1968年に教皇パウロ6世が、<span style="color: purple;">『ペテロの遺骨と確認された』</span> と公表した。<br />
<br />
<span style="color: blue;">ルカ22: 3</span><br />
『さて、十二弟子のひとりで、イスカリオテと呼ばれるユダに、<span style="color: magenta;">サタン</span>が はいった。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ルカ22:31</span><br />
『シモン(ペテロ)、シモン。 見なさい。 <span style="color: magenta;">サタン</span>が、あなたがたを麦のようにふるいにかけることを願って聞き届けられました。』<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">(2) 悪魔・悪霊に憑かれたクリスチャン</span><br />
悪魔とは、多くの悪霊を部下として統率する首領クラスの霊的存在者を指す。 『聖書』においては、「蛇である誘惑者」(<span style="color: blue;">創世記3:1-5</span>)、「悪霊どものかしらベルゼブル」(<span style="color: blue;">マタイ10:25</span>、<span style="color: blue;">同12:24</span>、<span style="color: blue;">ルカ11:15-19</span>)、「この世を支配する者」(<span style="color: blue;">ヨハネ12:31</span>)、「この世の神」(<span style="color: blue;">2コリント4:4</span>)、「空中の権威を持つ支配者として今も不従順の子らの中に働いている霊」(<span style="color: blue;">エペソ2:2</span>)、「全世界は悪い者の配下にある」(<span style="color: blue;">1ヨハネ5:19</span>)、「巨大な竜、すなわち、悪魔とか、サタンとか呼ばれて、全世界を惑わす、あの古い蛇」(<span style="color: blue;">黙示録12:9</span>)等と随所で言及されている。 <span style="color: magenta;">悪魔・悪霊に憑かれたクリスチャンには、『悪魔・悪霊に憑かれた』という自覚はない。</span>なぜなら、その自覚があるのであれば、自己の周囲にいるクリスチャンに公然と敵対するサタニストになっているからだ。 但し、隠然と敵対するサタニストがいることを承知しておくべきだ。例えば、主イエス・キリストの霊的な体である教会を混乱させ破壊する目的から、サタニストであることを隠して、旧教カトリック教会の司祭や新教プロテスタント教会の牧師になったり、聖書研究会を組織したり、世俗社会を悪魔サタンの支配下に置くための宗教活動・教育活動・政治活動・社会福祉活動を行う狡猾なサタニストがいる。 そもそも、旧教カトリック教会の組織・規則・教理・典礼を仔細に調べれば理解できることだが、旧教カトリック教会は、敬虔なクリスチャンなどを大量虐殺してきた暗黒の教会史が証明したように、キリスト・聖霊に導かれた正統な教会の行動ではなく、悪魔・悪霊に憑かれた異端の教会の行動をとってきた。この異端性・悪魔性は今現在も変わっておらず、「モーセの十戒」の条文を変更し、安息日礼拝を拒否して日曜礼拝を行い、『司祭は、人の罪を赦せる』 『ローマ教皇は、神の代理人である』 等と信者に宣教し、外典の大部分を『聖書』の正典に組み入れ、また、現代の旧教カトリック教会の内部の装飾も、ホラー映画同然で、いばらの巻きついた血まみれの心臓の模型、湾曲した十字架に掛けられた骨と皮の姿に貶められたキリスト像、逆十字を刻印した悪魔的な玉座 ・・・ といったグロテスクで冒涜的な「悪魔趣味」が盛りだくさんである。 さらに、防腐処理された「司祭の遺体」を教会の地下室に安置して、『これが奇跡だ!』 と宣伝している有様だ。 さて、ヴァチカン市国の国務省統計局によって毎年公表される<span style="color: purple;">『カトリック教会統計』</span>の2011年版によれば、世界の全カトリック信者数は約12億1千4百万人で、世界人口約70億人のうち全カトリック信者数の比率は17.5%になる。 以下は、全カトリック信者数の大陸別の分布比率で、( ) 内は、2001(平成13)年から2011(平成23)年の10年間における全カトリック信者数の増減率を示している。<br />
<br />
アジア大陸---------- 10.9% (+44.9%)<br />
アフリカ大陸--------- 16.0% (+18.5%)<br />
南北アメリカ大陸------- 48.8% ( -3.6%)<br />
ヨーロッパ大陸-------- 23.5% (-18.0%)<br />
オセアニア(太洋州)------ 0.8% (-21.9%)<br />
<br />
ヨーロッパ大陸とオセアニア(太洋州)の全カトリック信者数が大きく減少したが、この原因は、1998(平成10)年頃から顕著になったインターネットの普及による情報社会化に正比例して、全カトリック教会の筆頭であるローマ・カトリック教会の邪悪な歴史と現在の悪事が告発・周知されたことにあると考えられる。 なぜなら、ヨーロッパ大陸の諸国とオセアニア(太洋州)のオーストラリア・ニュージーランド両国の諸国民こそは、加害者側としてであれ、被害者側としてであれ、ローマ・カトリック教会による十字軍・異端審問・魔女狩り・違法資金洗浄・性的虐待といった数々の邪悪な行動を身近に体験した歴史を有するからだ。 さて、1776年の「米国独立宣言」以来、新教プロテスタント教会を信仰生活の中心としてきた米国社会においては、中南米諸国からのローマ・カトリック信者の移民の増加と共に、ローマ・カトリック教会による米国キリスト教会全体のカトリック化=異端化が推し進められてきた。 また、カトリック化=異端化へと向かう米国キリスト教会全体と同様に、世界各国の新教プロテスタント教会も、『聖書』 を曲解しているためキリスト・聖霊に導かれている正統な教会は極めて少ない。 従って、『世界各国において、クリスチャンを自称する人々の90%以上が、悪魔・悪霊の支配下にある。 そして、イスラム教以外の仏教等の伝統的な諸宗教の信仰者と、無神論者ではない無宗教者の方が、悪魔・悪霊に取り憑かれにくい。 なぜなら、一般論として、第一に、意識と無意識が隔絶しており、悪魔・悪霊と感応しにくい意識状態にあること。 第二に、悪魔にとって利用価値がないこと。 第三に、恐怖・怯懦・無知・迷信の中に生きているため、悪魔にとって脅威的存在ではないこと。 これが理由である』と断言できる。 だから、真のクリスチャンは、悪魔・悪霊が大手を振って歩いている悲惨なキリスト教会と世俗社会の実態をよくわきまえた上で、その社会的・経済的・人間関係的・精神的・霊的な攻撃から自己の心身と生活を防御し、キリストの愛と義の光を消さないことだ。<br />
<br />
<span style="color: blue;">使徒 20:29- 31</span><br />
『私(パウロ)が(今、滞在している小アジアのミレトからエルサレムへ)出発したあと、<span style="color: magenta;">狂暴な狼</span>(悪魔)が あなたがた(真のクリスチャン)の中にはいり込んで来て、群れ(教会)を荒らし回ることを、私は知っています。 あなたがた自身の中からも、<span style="color: magenta;">いろいろな曲がったこと</span>を語って、弟子たちを<span style="color: magenta;">自分</span>のほうに引き込もうとする<span style="color: magenta;">者たち</span>が起こるでしょう。 ですから、目をさましていなさい。 私が三年の間、夜も昼も、涙とともに あなたがたひとりひとりを訓戒し続けて来たことを、思い出してください。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">2コリント11:13- 15</span><br />
『<span style="color: magenta;">こういう者たち</span>(主イエス・キリストの権威ではなく、自己の権威を誇ろうとするクリスチャン)は、<span style="color: magenta;">にせ使徒</span>であり、<span style="color: magenta;">人を欺く働き人</span>であって、<span style="color: magenta;">キリストの使徒に変装している</span>のです。 しかし、驚くには及びません。 <span style="color: magenta;">サタンさえ光の御使いに変装する</span>のです。 ですから、<span style="color: magenta;">サタンの手下ども</span>が義のしもべに<span style="color: magenta;">変装</span>したとしても、格別なことはありません。 <span style="color: magenta;">彼ら</span>の最後は <span style="color: magenta;">そのしわざ</span>にふさわしいものとなります。 』<br />
<br />
「悪魔憑き」という精神現象は、太古から現代に至るまで見られ、UFO現象・心霊現象・超常現象・超能力現象という未知現象の中に混在している。 例えば、2009(平成21)年11月9日に全米で公開された<span style="color: purple;">映画「フォース・カインド」(第4種接近遭遇)</span>の中に<span style="color: purple;">「悪魔憑き」の実録フィルム</span>があることを2010(平成22)年11月に発見したので、この映画の寸評を述べよう。 最初に強調しておくべきことは、『龍神・仙人・超人・幽霊・怪人・怪物・怪獣・宇宙人・UMA・UFO・ヘリコプターを装って現れる悪魔・悪霊という霊的かつ電磁波的存在者は、四次元世界に実在するのであり、これらに憑かれた「悪魔憑き」が陥る底知れぬ恐怖感と精神錯乱による死病者化や凶悪犯罪者化を避けるため、神である主イエス・キリストへの堅い信仰心を保たねばならない』ということだ。 例えば、この映画の主人公である女性の精神分析学者 アビゲイル・タイラー博士は、精神分析学上の研究に自己の意識を集中し続けることにより、自己の無意識と繋がる四次元世界に住む悪魔とチャネリングした。 つまり、自己の無意識を媒介として、自己の三次元世界の生活空間の中に、心霊現象とUFO現象を伴う凶悪な悪魔を召喚してしまった。 ところが、タイラー博士は、神への信仰心を持ち合わせていなかったが故に、悪魔からの精神的・霊的な攻撃を撃退できないまま、終いには精神錯乱をきたし、精神病院に収監される不幸な末路へ至った。 ・・・ さて、米国の<span style="color: purple;">映画「バイオ・ハザード」(2002年)</span>で一躍有名になった女優のミラ・ジョボォヴィッチ(1975- )が主演する、この映画のポスターには、『第4種接近遭遇とはアブダクションである。実際の事例研究に基づく。』 と宣伝されている。 アブダクションとは、UFOによる人間拉致のことであるが、この映画を見る限り、UFO現象を演出しているのは悪魔で、空中浮揚その他の未知現象は宇宙人の仕業ではなく悪魔の仕業だ。 そして、タイラー博士の幼い女児が、UFOにアブダクションされたが、この女児は、悪魔の住む四次元世界の魔界へ連れ去られ、そこで生きたまま悪魔に食べられてしまったと考えられる。 この辺の真相に関しては、召喚された悪魔が、その代償として血の供犠を求めることなどを書き記した悪魔学の古文献を調査分析したり、UFO現象を長期間にわたって研究すれば理解できるようになる。 なお、手っ取り早く未知現象の真相を理解したい場合には、ネット上に数百以上もアップされている YouTube 動画を視聴して、その内容を比較検討すれば、そこに一定の法則性を備えた類似した未知現象が繰り返し起きていることを発見するだろう。 例えば、路上や室内に忽然と出現して ぎこちなく動く 灰色の人形(ひとがた)に物質化した悪霊、 血液を完全に抜き取られた無残な牛や人のミューティレーション(局所切断された姿)、 UFOの特殊ビームを照射された牛や人が空中に浮かぶUFOの中へ吸引されていく様子、 体験者(目撃者)に恐怖感と精神錯乱をもたらすために出現する幽霊その他の心霊現象などで、これらは、四次元世界の魔界から出てきた悪魔が、UFO等の未知の物体や生物に化身して現れた非日常的な現象で、その邪悪な働きだ。 四次元世界に実在する悪魔は、人の知性と物質文明の進歩に合わせながら、人の心の中のイメージに沿った物体や生物に変幻自在に化身できるが、これらの未知現象を人々に示威する目的は、<span style="color: blue;">第一</span>に、「外宇宙から飛来した宇宙人」などの「虚偽・迷信」を信じ込ませること。 <span style="color: blue;">第二</span>に、人の恐怖心を高めて、その否定的感情エネルギーを生産(培養)してから消費(吸収)すること。 <span style="color: blue;">第三</span>に、人を精神錯乱状態に陥れたり、オカルトに関心を引き寄せ、人の心を真の神である主イエス・キリストから遠ざけることにある。 さて、<span style="color: purple;">映画「フォース・カインド」(第4種接近遭遇)</span>の内容に話を戻すと、実録フィルムに出てくる「悪魔憑き」の男性の空中浮遊シーンもショッキングであるが、それ以上に、タイラー博士が就寝中の自分の「寝言」である異言をボイスレコーダーに録音し、ある言語学者が、この異言を解読した結果、その異言が、「ノアの大洪水」の後に興ったシュメール文明のウバイド文化 ~ ウルク第6王朝 (紀元前5500年頃~紀元前1802年) の間に使用されていたシュメール語で、<span style="color: magenta;">『わたしは神だ』</span> というメッセージであったことの方が興味深い。 なぜなら、これこそ、神が創造した最初の人であるアダムとイブに敵意を抱き、自己の高慢さから神になろうとして神に反逆し敗北して以来の、<span style="color: magenta;">悪魔サタンの自己主張そのもの</span>であり、万人に対する執拗なメッセージだからだ。悪魔サタンは、最初の人であるアダムとイブに仕えるように命じた神に反発し、神に反逆した原初の創世時から現在に至るまで、<span style="color: magenta;">『わたしは神だ』</span>と主張し、「人の肉体に対する殺意を超えた、人の精神と霊に対する強い支配欲」を抱きながら、神にとってかわって、人と地球を完全に支配することを目指している。( <span style="color: blue;">創世記 3:4-5</span>、<span style="color: blue;">イザヤ 14:12- 20</span>、<span style="color: blue;">エゼキエル 28:1-19 </span>、<span style="color: blue;">2テサロニケ2:9-10</span>、<span style="color: blue;">黙示録12:9</span> )<br />
<br />
<span style="color: blue;">創世記 3:4-5</span><br />
『そこで、蛇(サタン)は女(イブ)に言った。 「あなたがた(アダムとイブ)は決して死にません。 あなたがたがそれ(善悪の知識の木の実)を食べるその時、あなたがたの目が開け、あなたがたが神のようになり、善悪を知るようになることを神は知っているのです。」 』<span style="color: blue;">※</span><br />
<span style="color: blue;">※</span> 蛇に化身した悪魔サタンは、その偽りと欺きの言葉によって、女イブの知識欲、神として崇拝される神格欲と、物事の善悪を決める全能欲を刺激して誘惑した。禁断の実を食べたイブは、自我<span style="color: blue;">※</span>に目覚めて自我の中に埋没した中で、性欲を刺激され、蛇と交わった。 だから、イブの産んだ双子の<span style="color: magenta;">カイン</span>とアベルとは、各々、<span style="color: magenta;">蛇の子</span>とアダムの子になる。 但し、アベルは<span style="color: magenta;">カイン</span>に殺されてしまったので、次に生まれたセツが、神に従うアダムの子となった。 かくして、<span style="color: magenta;">悪魔の子カインの血統</span>と 神の子セツの血統との霊的な闘いが、各民族間と各個人間で行われてきた。 詳しくは、ウィリアム・ブランハム師(1909~1965)の同労者 ティモシー.D.プルイット師の「原罪」を参照してほしい。 <a href="http://www.eveninglight.net/files/pamphlets/TOS%20-Single-Japanese.pdf">http://www.eveninglight.net/files/pamphlets/TOS%20-Single-Japanese.pdf</a><br />
<span style="color: blue;">※ </span>自我 とは、意識の主体を指し、主体と外界とを区別していう概念。 ラテン語: Ego エゴ<br />
<br />
<span style="color: blue;">イザヤ 14:12- 20</span><br />
『暁の子、<span style="color: magenta;">ルシファー</span><span style="color: blue;">※</span>よ。 どうして <span style="color: magenta;">あなた</span>は天から落ちたのか。 国々を打ち破った者よ。 どうして <span style="color: magenta;">あなた</span>は地に切り倒されたのか。 <span style="color: magenta;">あなた</span>は心の中で言った。 『<span style="color: magenta;">私</span>は 天に上ろう。 神の星々のはるか上に<span style="color: magenta;">私</span>の王座を上げ、北の果てにある会合の山にすわろう。 密雲の頂に上り、いと高き方のようになろう。 しかし、<span style="color: magenta;">あなた</span>は よみに落とされ、穴の底に落とされる。・・・ 』<br />
<span style="color: blue;">※ </span><span style="color: magenta;">ルシファー</span>(ヘブライ語: ヘーレル)を「明けの明星」と翻訳した聖書箇所は間違いである。<a href="http://www.bible-jp.com/his/e7.html">http://www.bible-jp.com/his/e7.html</a> <br />
<div>
<br /></div>
<span style="color: blue;">エゼキエル28:1-19</span><br />
『・・・それでも<span style="color: magenta;">あなた</span>は、・・・<span style="color: magenta;">「私は神だ。」</span>と言うのか。・・・<span style="color: magenta;">あなた</span>のうちに暴虐が満ち、<span style="color: magenta;">あなた</span>は罪を犯した。・・・わたし(神である主)は<span style="color: magenta;">あなた</span>を地に投げ出し、王たちの前に見せものとした。・・・』<span style="color: blue;">※</span><br />
<span style="color: blue;">※</span> 「エゼキエル書」では、悪魔サタンの過去の出自を<span style="color: magenta;">フェニキア</span><span style="color: blue;">※</span>の<span style="color: magenta;">海岸都市国家 ツロ(別名:ティルス)</span>の君主の人生に重ねている。 つまり、優雅な天使長が高慢心から神になろうとする冒涜と反逆の罪を犯して、天上にある神の御国から 地上にある黄泉・穴の底、即ち、四次元世界の魔界に投げ落とされ、堕天使長の悪魔サタンと化した経緯を、<span style="color: magenta;">ツロ</span>の君主の腐敗堕落と二重写しにしている。<br />
<span style="color: blue;">※ </span><span style="color: magenta;">フェニキア</span> は、BC 3000年頃~BC 64年の間、海洋交易で栄えた地中海東岸の都市国家群である。 北は現シリア・レバノンから、南は現パレスチナの地域に及ぶ。 <span style="color: magenta;">フェニキア</span>の中で最も繁栄した都市国家が、<span style="color: magenta;">ツロ(別名:ティルス)・ シドン・カルタゴ</span>であった。 <span style="color: magenta;">ツロ</span> は、BC333年にギリシャ帝国のアレキサンダー大王(BC356~BC323)に攻略された後も存続し、BC 64年にローマ帝国に併合された。 なお、<span style="color: magenta;">悪魔の権力の象徴である都市国家 ツロ</span> は、<span style="color: blue;">エゼキエル28:1-19 </span>の他に <span style="color: blue;">イザヤ23:1-8</span>、<span style="color: blue;">エレミヤ25:22</span>、<span style="color: blue;">同27:3</span>、<span style="color: blue;">同47:4</span>、<span style="color: blue;">ホセア9:13</span>、<span style="color: blue;">ヨエル3:4</span>、<span style="color: blue;">アモス1:9-10</span>、<span style="color: blue;">ゼカリヤ9:2-4</span> でも言及されている。<br />
<br />
<span style="color: blue;">2テサロニケ2:9-10</span><br />
『<span style="color: magenta;">不法の人</span>(666の獣)の到来は、<span style="color: magenta;">サタンの働き</span>によるのであって、あらゆる偽りの力、しるし、不思議がそれに伴い、また、<span style="color: magenta;">滅びる人たち</span>に対するあらゆる<span style="color: magenta;">悪の欺き</span>が行われます。 なぜなら、<span style="color: magenta;">彼ら</span>は救われるために真理への愛を受け入れなかったからです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">黙示録12:9</span><br />
『こうして、この<span style="color: magenta;">巨大な竜</span>、すなわち、<span style="color: magenta;">悪魔</span>とか、<span style="color: magenta;">サタン</span>とか呼ばれて、<span style="color: magenta;">全世界を惑わす、あの古い蛇</span>は投げ落とされ、<span style="color: magenta;">彼の使いども</span>も<span style="color: magenta;">彼</span>とともに投げ落とされた。』<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">(3) 悪魔の働きに関する具体的な証言と象徴 -動画-</span><br />
<br />
<a href="https://youtu.be/7engo8pzevI">https://youtu.be/7engo8pzevI</a> (14:27)<br />
「ジョン・ラミレス、悪魔の手口を暴く」 John Ramirez-1onOne with Damon Davis<br />
<br />
<a href="https://youtu.be/s2skdsTp3Zc">https://youtu.be/s2skdsTp3Zc</a> (12:34)<br />
「元悪魔崇拝者の証」 John Ramirez Testimony-Former Satanist<br />
<br />
<a href="https://youtu.be/vg4aEdoIDMk">https://youtu.be/vg4aEdoIDMk</a> (22:30)<br />
「元悪魔崇拝者へのTBNインタビュー」 Evangelist John Ramirez- TBN Interview<br />
<br />
<a href="https://youtu.be/ZercIyg1KUg">https://youtu.be/ZercIyg1KUg</a> (24:49)<br />
「第三の天(神界)、第二の天(霊界)、第一の天(地上の空)」 Mr.Dennis Walker and Ms.Patricia King<br />
<br />
<a href="https://youtu.be/-V_kLi1VEOQ">https://youtu.be/-V_kLi1VEOQ </a>(28:30)<br />
「宗教の悪霊を克服して、聖霊を受け入れる」 Mr.Faisal Malick and Ms.Patricia King<br />
<br />
<a href="https://youtu.be/STfiAJQP7B0">https://youtu.be/STfiAJQP7B0</a> (19:59)<span style="color: red;">視聴不可</span><br />
「音楽業界の中の悪魔崇拝、ケイティ・ペリーの事例」 Pop singer, Katy Perry (1984~)<br />
<br />
<a href="https://youtu.be/oaKOXLvWC2s">https://youtu.be/oaKOXLvWC2s</a> (28:31)<br />
「ポルノ中毒の肉欲を克服させた神の力、ジョン・ビヴェアの事例」 Mr.Jhon Bevere<br />
<br />
<a href="https://youtu.be/IHjkI2x6PKQ">https://youtu.be/IHjkI2x6PKQ</a> (1:58:58)<br />
「カトリック教会の中にある悪魔の象徴、666=ローマ教皇」<br />
<br />
<a href="https://youtu.be/kWwAPIcAXxY">https://youtu.be/kWwAPIcAXxY</a>(16:17)<br />
「ハロウィーン(10/29~10/31)の起源= 英国 ドルイド教の悪魔バアルに捧げた人身供犠」<span style="color: blue;">※ </span><br />
<br />
<span style="color: blue;">※ </span> 悪魔・悪霊を無自覚的に礼拝して感情エネルギーを注いできた祝祭日一覧<br />
<span style="color: blue;">1.</span><span style="color: magenta;">バレンタイン</span>------------2月14日<br />
<span style="color: blue;"> 2.</span><span style="color: magenta;">復活祭(イースター)</span>--------春分(3月21日頃)後の満月直後の日曜日<br />
<span style="color: blue;"> 3.</span><span style="color: magenta;">ハロウィーン</span>------------10月29日~31日<br />
<span style="color: blue;">4.</span><span style="color: magenta;">感謝祭(サンクス・ギヴィング)</span>---カナダ10月の第2月曜日、米国11月の第4木曜日<br />
<span style="color: blue;">5.</span><span style="color: magenta;">クリスマス</span>-------------12月25日<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: blue;">公開2012(平成24)年8月9日(木)02:21</span><br />
<span style="color: blue;">saintsfellowship@outlook.com 聖書伝道会</span><br />
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<br />
<br />
<br />
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<br />聖書伝道会http://www.blogger.com/profile/05753520114248036385noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2059390697110644034.post-63137370079882868002012-08-09T02:15:00.000+09:002019-04-22T09:55:55.559+09:00『 クリスチャンの正しい回心のための聖書義解7 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">7.人から神への愛(アガペー)の頂点は、神の御意に殉ずる自己犠牲的行為</span><br />
<br />
<span style="color: red;">(1)人から神への愛(アガペー)の究極の形=自己犠牲的行為</span><br />
<span style="color: purple;">A.主イエス・キリストの十字架の御業で示された神の愛と義</span><br />
異邦人への使徒であるパウロは、<span style="color: blue;">「ローマ人への手紙」</span>において、主イエス・キリストの十字架の御業の意義を次のように短く記したが、誰であれ、聖霊の助けがなければ正しく理解できないだろう。<br />
<br />
<span style="color: blue;">ローマ 3:23-26</span><br />
『すべての人は、罪を犯したので、神からの栄誉を受けることができず、ただ、神の恵みにより、キリスト・イエスによる贖いのゆえに、価(あたい)なしに義と認められるのです。 神は、キリスト・イエスを、その血による、また信仰による、<span style="color: magenta;">なだめの供え物</span>(贖いの供え物=罪をつぐなう供え物)として、公(おおやけ)にお示しになりました。 それは、ご自身の義を現すためです。 というのは、今までに犯されて来た罪を神の忍耐をもって見のがして来られたからです。 それは、今の時にご自身の義を現すためであり、こうして神ご自身が義であり、また、イエスを信じる者を義とお認めになるためなのです。』<br />
<br />
この聖句を理解する上で、『キリスト・イエスは、誰のために供え物になられたのか?』と考えなければならない。神(=自分)のためか? 悪魔のためか? 人のためか? それとも、全てのためか? このような『聖書』の聖句に関する疑問には、『聖書』が必ず答えてくれるのであるから、『聖書』を丹念に調べてみると、使徒パウロの<span style="color: blue;">「エペソ」 5: 2 </span>『愛のうちに歩みなさい。キリストもあなたがたを愛して、私たちのために、ご自身を<span style="color: magenta;">神へのささげ物</span>、また<span style="color: magenta;">供え物</span>とし、香ばしいかおりをおささげになりました。』と書いてある。つまり、<span style="color: magenta;">『私たち人のために 、神への供え物になられた』</span>のだ。 従って、十字架での自己犠牲を果たす主イエス・キリストという生身の「供え物」は、『旧約聖書』の時代に遡ると、神に捧げられた雄牛や雄羊といった動物の「供え物」であり、これら動物の「供え物」が、神の祭壇の前において血を流して殺されるという犠牲があればこそ、動物の「供え物」を神へ捧げた人(祭司)と、その民の罪が、その都度、贖われ、清められてきた。 『旧約聖書』の<span style="color: blue;">「出エジプト」24,29,30,34章</span>と<span style="color: blue;">「レビ記」</span>の随所に記されているごとく、人(祭司)は、神の怒りを鎮め、神をなだめる「供え物」の雄牛や雄羊を殺して、その血と肉を祭壇に捧げてきた。 ところで、「供え物」とは何を意味しているのか? 「供え物」の英語「Propitiation」とは、「怒りを鎮めるもの」という意味だ。 <span style="color: magenta;">「供え物」とは、「神の怒りを鎮めるもの」である。</span> そこで、『キリスト・イエスは、誰の怒りを鎮めるために十字架にて死なれたのか?』と考えてみると、『キリスト・イエスは、私たち人のために 、神への供え物になられた』(<span style="color: blue;">エペソ 5:2</span>)のであるから、『キリスト・イエスは、旧約時代の祭儀のごとく、神の怒りを鎮めるためだけに、神への供え物になられた』のではなく、『キリスト・イエスは、新約時代の到来の証として、神の怒りと同時に人の怒りをも鎮め、神から人への愛を実証するために、神への供え物になられた』のである。 なお、「人の怒り」とは、人が、その人生において直面する数々の不条理に対する怒りのことだ。 要約すると、『キリスト・イエスは、神への「供え物」として、神の怒りのみならず、わたしたち過去・現在・未来の人の怒りをも鎮めるために十字架にて死なれた』のである。 だから、残酷な十字架の磔刑において血を流しながら自己犠牲を果たされ、肉体的な生命を捨てられた主イエス・キリストから人への無私の愛を知り、人から主イエス・キリストへの深い感謝の気持ち・ 尊崇の念・ 利己的な行動の放棄・ 砕かれた心・ 愛の戒めを守る事が、この世の不条理に対する怒りを鎮め、荒んだ心を癒し、神を冒涜した罪を清め、神との和解をもたらす。 主イエス・キリストは、人のために、神へ捧げられた「供え物」として十字架にて死なれ、その御血(自己犠牲による死、新しい契約)によって、価なしに、恐怖怯懦・無知迷信といった否定的感情に囚われている罪からまぬかれる道を開いて下さった。 なお、神である主イエス・キリストが、その御血(=生命)を神ご自身へ捧げたことは、神が人の悪と罪と死に対する責任をとったこと、神が自裁されたこと、神の義を人に示されたということだ。 かくして、神である主イエス・キリストご自身が義であり、愛であることを公に示された「十字架の血」(自己犠牲による死、新しい契約)を信ずることが、『罪の奴隷から解放された。義である』と神に認められる唯一の道なのだ。 使徒パウロは、『人が義と認められるのは、律法の行いによるのではなく、信仰によるというのが、私たち(パウロたち)の考えです。』(<span style="color: blue;">ローマ 3:28 </span>)と記し、「信仰義認」を説いた。 但し、この聖句は、<span style="color: magenta;">『律法を形式的・慣習的に守る行いは、真の信仰ではない。 真の信仰は、神と人への愛(=自己犠牲)を伴っている』</span> という意味だ。 そして、主イエス・キリストの十字架の贖いを「信ずる」「信仰する」とは、自称クリスチャンが主張するように「頭で理解する」という意味だけに留まらず、神である主イエス・キリストから注がれる聖霊と「一体化する」、そして、「行動する」という意味である。 神と人への愛に基づいて行動する信仰の希求は、<span style="color: blue;">「ヤコブの手紙」2:14-26 </span>に詳しく書いてあり、<span style="color: magenta;">『行いのない信仰は、死んでいるのです。』</span>(<span style="color: blue;">ヤコブ2:26</span>)と断じている。<br />
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<span style="color: blue;">ヨハネ 3:16-18</span><br />
『神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を<span style="color: magenta;">愛</span>された。 それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、<span style="color: magenta;">永遠のいのち</span>を持つためである。 神が御子を世に遣(つか)わされたのは、世をさばくためではなく、御子によって<span style="color: magenta;">世が救われる</span>ためである。 御子を信じる者はさばかれない。 信じない者は神のひとり子の御名を信じなかったので、すでにさばかれている。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ローマ 3:23-26</span><br />
『すべての人は、罪を犯したので、神からの栄誉を受けることができず、ただ、神の恵みにより、キリスト・イエスの贖いのゆえに、価なしに義と認められるのです。 神は、キリスト・イエスを、その血による、また信仰による、<span style="color: magenta;">なだめの供え物</span>として、公にお示しになりました。 それは、ご自身の義を現わすためです。 というのは、今までに犯されて来た罪を神の忍耐をもって見のがして来られたからです。 それは、今の時にご自身の義を現わすためであり、こうして神ご自身が義であり、また、イエスを信じる者を義とお認めになるためなのです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">エペソ 5: 2</span><br />
『また、<span style="color: magenta;">愛</span>のうちに歩みなさい。キリストもあなたがたを<span style="color: magenta;">愛</span>して、私たちのために、ご自身を<span style="color: magenta;">神へのささげ物</span>、また<span style="color: magenta;">供え物</span>とし、香ばしいかおりをおささげになりました。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">1ヨハネ 2: 2</span><br />
『この方(主イエス・キリスト)こそ、私たちの罪のための――私たちの罪だけでなく、世全体のための――<span style="color: magenta;">なだめの供え物</span>です。 』<br />
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<span style="color: blue;">1ヨハネ 4:10</span><br />
『私たちが神を<span style="color: magenta;">愛</span>したのではなく、神が私たちを<span style="color: magenta;">愛</span>し、私たちの罪のために、<span style="color: magenta;">なだめの供え物</span>としての御子を遣わされました。 ここに<span style="color: magenta;">愛</span>があるのです。』<br />
<br />
<br />
<span style="color: purple;">B.愛(アガペー)の頂点に位置する自己犠牲的行為</span><br />
『自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい。』(<span style="color: blue;">マタイ5:44</span>)という聖句の意味は、『悪魔という敵をも愛せるクリスチャンになりなさい』という意味ではなく、『クリスチャンは、神を愛し、神の御計画の下にある悪魔という敵を哀れみ、怒ったり、憎むことなく、悪に悪をもって報いることなく、悪魔という敵でさえ、神に従うようになり、救われることを祈りつつ、悪魔に立ち向かいなさい』という意味だ。『神を愛するように、敵を愛せ』という意味ではない。このように愚かしい間違いを宣伝する自称クリスチャンには、悪魔が心の奥深くへ入り込み、心が腐敗していき、ハエの姿をした魔王ベルゼブル(<span style="color: blue;">マタイ10:25</span>等 サタンの別名)のごとく、腐敗堕落した精神文化を好むようになる。 さて、世俗社会における愛の意味は、「愛すること、いつくしむこと、大切にすること、恋情、性愛」であるが、『聖書』における神から人への愛とは、それとは全く異なる。 つまり、『神は愛である』(<span style="color: blue;">1ヨハネ4:8</span>)と書いてあるとおり、地上に降誕された神の独り子である主イエス・キリストは、「モーセの十戒」を守らない、あるいは、守れない過去・現在・未来の人の罪を贖う(対価を求めずに罪を帳消しにする)ために、十字架の磔刑によって自らの肉体的な生命を犠牲にされ、その霊を神の御手にゆだねられた。 そして、この自己犠牲の行為こそが愛の究極の形である。 十字架に磔にされての贖罪死こそは、「神の子」の主イエス・キリストから人への愛だ。 主イエス・キリストの十字架の御業によって示された、神から人への愛、また、「人の子」という「完全な人」から神への愛とは、神の御意に殉ずる自己犠牲的行為に他ならない。 従って、<span style="color: magenta;">人として到達しうる究極の愛とは、神の御意に従って隣人を救済するために自己の肉体的な生命を犠牲にする行為に他ならない。</span> 自己の肉体的な生命をも、神と人に対する愛と義のために犠牲とすべきことを記した聖句には、次のものがある。<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヨハネ 4:23-24</span><br />
『(イエスは、サマリアの女に語った。) 真の礼拝者たちが霊とまことによって父を礼拝する時が来ます。 今がその時です。 父は このような人々を礼拝者として求めておられるからです。 神は霊ですから、神を礼拝する者は、<span style="color: magenta;">霊とまこと</span>によって礼拝しなければなりません。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヨハネ 10:17- 18</span><br />
『わたし(主イエス・キリスト)が<span style="color: magenta;">自分のいのち</span>を再び得るために<span style="color: magenta;">自分のいのち</span>を捨てるからこそ、父(神)はわたしを愛してくださいます。 だれも、わたしから<span style="color: magenta;">いのち</span>を取った者はいません。 わたしが自分から<span style="color: magenta;">いのち</span>を捨てるのです。 わたしには、<span style="color: magenta;">それ</span>を捨てる権威があり、<span style="color: magenta;">それ</span>をもう一度得る権威があります。 わたしは<span style="color: magenta;">この命令</span>をわたしの父から受けたのです。 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヨハネ12:24-27</span><br />
『まことに、まことに、あなたがたに告げます。 一粒の麦がもし地に落ちて死ななければ、それは一つのままです。 しかし、もし死ねば、豊かな実を結びます。 <span style="color: magenta;">自分のいのち</span>を愛する者はそれを失い、この世で その<span style="color: magenta;">いのち</span>を憎む者は <span style="color: magenta;">それ</span>を保って<span style="color: magenta;">永遠のいのち</span>に至るのです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヨハネ 15:13</span><br />
『人がその友のために<span style="color: magenta;">いのち</span>を捨てるという、これよりも大きな<span style="color: magenta;">愛</span>はだれも持っていません。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ローマ 12:1</span><br />
『そういうわけですから、兄弟たち。 私は、神のあわれみのゆえに、あなたがたにお願いします。 あなたがたの<span style="color: magenta;">からだ</span>を、神に受け入れられる、聖い、<span style="color: magenta;">生きた供え物</span>としてささげなさい。 それこそ、あなたがたの<span style="color: magenta;">霊的な礼拝</span>です。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">1ペテロ 2:5</span><br />
『あなたがたも<span style="color: magenta;">生ける石</span>として、<span style="color: magenta;">霊の家</span>に築き上げられなさい。そして、聖なる祭司として、イエス・キリストを通して、神に喜ばれる<span style="color: magenta;">霊のいけにえ</span>をささげなさい。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">1ヨハネ 3:16</span><br />
『キリストは、私たちのために、ご自分の<span style="color: magenta;">いのち</span>をお捨てになりました。 それによって私たちに<span style="color: magenta;">愛</span>がわかったのです。 ですから私たちは、兄弟のために、<span style="color: magenta;">いのち</span>を捨てるべきです。』<br />
<br />
従って、<span style="color: magenta;">人の「愛」の究極の形は、人の「自己犠牲的行為」を意味する。</span> なお、「自己犠牲的行為」を頂点に戴く、<span style="color: magenta;">信仰的な兄弟愛</span>・ 霊魂体の三重構造から成る自己への<span style="color: magenta;">自己愛</span>・ 万人への <span style="color: magenta;">隣人愛</span>に関しては、『クリスチャンの正しい回心のための聖書義解 2』 を参照してほしい。 ちなみに、人の「愛」を破壊する悪魔・悪霊・悪人の邪悪な働きを常に警戒していなければならない。例えば、「愛」という聖書用語の表面上の意味の「愛すること、大切にすること」だけを捉えて、聖句を理解したつもりになっている自称クリスチャンの「間違い」である『神を愛するように敵を愛せ』という「偽りの宣伝」を信じて、悪魔という敵を愛して、悪魔のために悔い改めてはならない。 なぜなら、悪魔どもが天上にある神の御国を攻めて、悪魔の霊的領土を拡大すれば、地上の人間世界に不幸が増大するからだ。 『聖書』には、『バプテスマのヨハネの日以来今日まで、<span style="color: magenta;">天の御国</span>は激しく攻められています。 そして、<span style="color: lime;">激しく攻める者たち</span>が<span style="color: magenta;">それ</span>を奪い取っています。』(<span style="color: blue;">マタイ11:12</span>) と書いてある。 真のクリスチャンは、この地上における悪魔・悪霊・悪人との闘いを通じ、究極的には「自己犠牲的行為」をもって、神の御意に殉じて隣人を救い、主イエス・キリストのおられる神の御国を、悪魔・悪霊・悪人の攻撃から守らなければならない。<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">(2)真のクリスチャンたる三島由紀夫</span><br />
<span style="color: purple;">A.聖セバスチャンの殉教</span><br />
人の愛、即ち、人の自己犠牲的行為に関する聖句<span style="color: magenta;">『友のために自分のいのちを捨てる愛』</span><span style="color: blue;">ヨハネ15:13 </span>等を、戦前戦中の大日本帝国から戦後の日本国へと移り変わる現代史に当てはめた場合、次のごとき歴史と人物に思い当たる。 <span style="color: blue;">(1)</span> 農村部の若い女性が身売りをしたり、餓死者が続出する悲惨な状況に置かれた日本国民を救うため、帝都(東京市)で決起するも紆余曲折を経て鎮定され、自決または十字架に縛られながら銃殺刑に処せられた二二六事件の野中四郎(1903~1936)陸軍大尉を筆頭とする陸軍青年将校ら二十二烈士 <span style="color: blue;">(2)</span> 大東亜戦争(第二次世界大戦)において敵国の攻撃から日本国民を守るために自己の命を捧げた関行男(1921~1944)海軍中佐を筆頭とする一万四千人以上の特攻隊員たち <span style="color: blue;">(3)</span> 戦後日本における共産主義運動の拡大阻止を企図して社会党委員長を私心なく刺殺した後に拘置所内において「天皇陛下万歳」と「七生報国」という辞世を記して自裁した山口二矢(1943~1960) <span style="color: blue;">(4)</span> 神国思想と武士道精神なき経済動物と化した日本国民に反省と覚醒を促すため、市ヶ谷駐屯地へ乗り込み自衛隊の決起を促すも、果たせずして自決した三島由紀夫と森田必勝(1945~1970)・・・ これら幾多の殉国の烈士たちを思い出す。 そして、三島由紀夫に関しては、キリスト教の自己犠牲の精神を極めた真のクリスチャンたる証拠がある。 例えば、文学者よりも思想家として高く評価すべき 三島由紀夫(1925~1970)の生涯を貫くモチーフは、イタリアの画家 グイド・レーニ(1575~1642)が描いた<span style="color: purple;">『聖セバスチャンの殉教』</span>であった。 これは、自伝的な長編小説 <span style="color: purple;">『仮面の告白』(1949年-昭和24年-)</span>によって明らかだ。 また、三島由紀夫は、1952(昭和27)年のクリスマスから半年間にわたる世界各国の観光旅行をおこなった際、ヴァチカン市国を二度訪問した。 ヴァチカン市国とは、ローマ・カトリック教会のローマ教皇を首長とする、ローマ市内にある1929(昭和4)年に成立した主権国家である。 ヴァチカン市国を二度も訪問した三島由紀夫が、旧教カトリック教会の歴史(教理・組織・行動)と芸術(美術・音楽・文芸)に強い関心を抱き、これらを深く研究していたことは当然であろう。 但し、世俗権力そのものであるローマ帝国の国教となって以来、中世の暗黒時代になると敬虔なクリスチャンを大量虐殺して異端化を超えた悪魔教会と化した旧教カトリック教会と、この旧教カトリック教会の非聖書的な在り方を改革する宗教改革運動から誕生した新教プロテスタント教会という旧新両方の教会の世俗化・異端化の後に、米国カンザス 州 トピカ にあるベテル聖書学院 の年末年始祈祷会-<span style="color: magenta;">1901(明治34)年1月1日-の「聖霊降臨」から姿を現し始めた「初代教会」=「真の教会」</span>、これ即ち、大日本帝国においては、1933(昭和8)年7月23日、東京市 豊島区 西巣鴨 の日本聖書教会 宮仲教会における<span style="color: magenta;">「聖霊降臨」</span>を礎とするイエス之御霊教会を、三島由紀夫が認識していたか否かは不明である。 しかし、あらゆる宗教情報を収集分析していた三島由紀夫が、戦後の日本社会の一世を風靡したイエス之御霊教会を知らないはずがない。 そして、「1933(昭和8)年の聖霊降臨」の中心人物であると共にイエス之御霊教会の創設者である村井ジュンが召天した1970(昭和45)年3月26日の後に、三島由紀夫が自己犠牲的な自決を果たしたという、この「偶然の一致」に聖霊の働きを感ずる。 なお、三島由紀夫は、「キリスト教」への嫌悪感を示したが、三島由紀夫の言う「キリスト教」とは、「世俗化・異端化した旧教カトリック教会と新教プロテスタント教会のこと」であり、「名ばかりのキリスト教であり、偽りの教会・悪魔教会のこと」である。 ちなみに、三島由紀夫は、中江藤樹(1608~1648)の儒教系陽明学の<span style="color: magenta;">『知行合一による殺身成仁』</span> を武士道精神として高く評価したが、<span style="color: magenta;">『己ノ身ヲ殺シテ仁ヲ成ス』</span> とは、十字架の磔刑によって贖罪死を遂げた主イエス・キリストから万人への「愛」に関する東洋的な表現に他ならない。 そして、三島由紀夫と同様に多くの日本人は、「異端化した旧教カトリック教会と新教プロテスタント教会」を受け入れようとはしない。 このことは、日本人が極めて賢明な民族であり、その日本文化が諸宗教の諸宗派を篩(ふるい)にかけて、その真偽正邪を的確に識別しうる極めて高度な文化体系を有することを実証している。 ここで言う日本文化とは、天神地祇(天地万物を司る神)と一体化した皇祖皇宗(皇祖と神道)を厚く祭る天皇を中心とする国体(国家体制)、自己犠牲を尊ぶ武士道、その他、日本人の数々のアイデンティティーのことだ。 なお、三島由紀夫が制作・主演した<span style="color: purple;">映画 『憂国』(1961-昭和36-年1月公表、1965-昭和40-年4月制作)</span>では、神道の神棚に向かって日本人の神を敬虔に礼拝するシーンが冒頭に出てくるが、「神道の神」と「聖書の神」の同一性を直観していた可能性が高い。 さて、1968(昭和43)年になると、三島由紀夫は、グイド・レーニの<span style="color: purple;">『聖セバスチャンの殉教』</span>と全く同じ構図の殉教写真を残した。 即ち、木の前で両手を頭上に縛り上げられた半裸体に三本の矢が突き刺さりながらも、天上の神の御国にいる主イエス・キリストを想い仰ぐ<span style="color: magenta;">聖セバスチャン</span><span style="color: blue;">※</span>に扮した三島由紀夫の写真である。 この写真撮影は、篠山紀信が行い、澁澤龍彦の責任編集<span style="color: purple;">『血と薔薇』創刊号(1968年-昭和43年-)</span>において<span style="color: purple;">『聖セバスチャンの殉教』</span>として公表された。 三島由紀夫が自決する二年前のことだ。 そして、ここで、『三島由紀夫が、クリスチャンになる洗礼(バプテスマ)を受けたか否か』について議論することは、真のクリスチャンからすれば愚かしく感じられる。 なぜなら、聖霊に導かれている真のクリスチャンである限り、「世俗化・異端化した旧教カトリック教会と新教プロテスタント教会」において執り行われている「非聖書的な洗礼式」を精神的・霊的に拒絶するからである。 また、<span style="color: blue;">ピリピ2:13 </span>『神は、みこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行なわせてくださるのです。』という聖句のごとく、<span style="color: magenta;">三島由紀夫らは、聖霊に突き動かされ、日本人のために自己の心血を注ぎ出し、戦後日本社会において正義(神聖な霊魂)よりも利益(世俗の金銭)を最優先した経済至上主義によって精神的・霊的に腐敗堕落した日本人を、神である主イエス・キリストに贖う「殉教」を果たし、日本人の精神的覚醒を促したことは明白である。</span> かかる非凡なる行動を見る限り、感受性の強い三島由紀夫らの無意識の中へ、彼らの意識では抗(あらが)えない、聖霊の壮絶な力(エネルギー)が流れ込んでいたとしか考えられない。 ちなみに、パウロらも水の洗礼を受けずして聖霊の洗礼を受けたように、自己犠牲を果たして死ぬ前の彼らは、水の洗礼を受けてはいないが、見えざる神に対する信仰心が厚く、時には神懸り状態になって不思議な声を聞いたりをした。 つまり、パウロや<span style="color: blue;">使徒の働き10:44-48</span> の事例にあるように、教会による水の洗礼を受けずとも聖霊の洗礼を受ける場合があり、彼らの崇高なる義挙を各種の文献資料に基づいて検証する限り、『彼らは聖霊の洗礼を受けていた』 と考えられる。 あるいは、三島由紀夫の組織した民間防衛組織<span style="color: purple;">「楯の會」</span>の会員(大学生)たちと富士山麓にある陸上自衛隊の広大な演習場で遊撃戦の訓練を終えた後、滝ヶ原分屯地(現在、駐屯地)で入浴した際、湯船の中でお互いに親しく湯水をかけあったとすれば、これが無意識のうちに行われた水による洗礼となった。 なお、当然のことながら、彼らの心には自責の念もあったであろう。 しかし、『聖書』は言う。 『子どもたちよ。私たちは、ことばや口先だけで<span style="color: magenta;">愛</span>することをせず、行いと真実をもって<span style="color: magenta;">愛</span>そうではありませんか。 それによって、私たちは、自分が真理に属するものであることを知り、そして、神の御前に心を安らかにされるのです。 たとい自分の心が責めてもです。 なぜなら、神は私たちの心よりも大きく、そして何もかもご存じだからです。 <span style="color: magenta;">愛</span>する者たち。 もし自分の心に責められなければ、大胆に神の御前に出ることができ、また求めるものは何でも神からいただくことができます。 なぜなら、私たちが<span style="color: magenta;">神の命令</span>を守り、<span style="color: magenta;">神に喜ばれること</span>を行なっているからです。』(<span style="color: blue;">1ヨハネ3:18- 22</span>)と。 凡俗な人からすれば理解し難い、彼らの、死を決意した勇気ある行動は、汚れ無く純粋であり、悠久の神国たる日本への無私の愛があった。 さらに、『聖書』には、凡俗の汚れた人間性を超越した輝かしい「志」は、神の御意(みこころ)に由来すると書いてある。 『神は、みこころのままに、あなたがたのうちに働いて<span style="color: magenta;">志</span>を立てさせ、<span style="color: magenta;">事を行なわせてくださる</span>のです。』(<span style="color: blue;">ピリピ2:13</span>) このように、有名人か無名人かを問わず、「志」を立てた者に現れる輝かしい栄光のすべては、神に由来している。<br />
<br />
<span style="color: blue;">※ </span>聖セバスチャンは、ローマ帝国の皇帝ディオクレティアヌス(在位:284~305年)の時代の軍人(近衛隊長)である。 しかし、皇帝の命令に背いて多くのクリスチャンを救助し、多くの人々に主イエス・キリストによる救いを伝道した。 このため、複数の矢で射られる死刑に処せられるも、奇跡的に死ぬことがなかった。 その最期は、クリスチャン迫害を止めるように皇帝を諌め、この諫言に逆上した皇帝によって撲殺されたと伝承される。<br />
<br />
<br />
<span style="color: purple;">B.映画 Mishima : A Life In Four Chapters </span>(1985年作品、時間2:01:26)<br />
<span style="color: purple;">映画 Mishima </span>は、<span style="color: purple;">映画「スター・ウォーズ」(1977年)</span>と<span style="color: purple;">映画「レイダース 失われたアーク」(1981年)</span>で知られるイングランド系の映画監督ジョージ・ルーカス(1944- )と、<span style="color: purple;">映画「ゴッドファーザー」(1972年)</span>と<span style="color: purple;">映画「地獄の黙示録」(1979年)</span>で有名なイタリア系の映画監督フランシス・コッポラ(1939- )が制作総指揮した日米合作映画であり、ドイツ系の親日的な脚本家のポール・シュレーダー(1946- )が現場監督を務め、ユダヤ系の作曲家フィリップ・グラス(1937-)が霊妙な音楽を担当した。 さて、この映画 は、日本未公開作品のままであるが、『三島由紀夫を同性愛者風に描写した部分があることに強く反発した遺族(妻子)の意思によるものだ』 という。 この点に関して述べておくと、三島由紀夫は、人としてのアダムやキリストや聖セバスチャンが男性であるように、人の「美」の理想像を、男性の自己犠牲的な行動力の生み出す幻想的な芸術性の中に見ていたのであり、三島由紀夫が『聖書』の禁ずる同性愛者であろうはずがない。 このような理由から、<span style="color: purple;">映画 Mishima </span>は日本未公開のままなのであるが、2013年10月からネット動画YouTube にアップされ、誰でも無料で視聴できるようになったが、2017年に削除された。 この映画では、三島由紀夫の生涯を美 Beauty(「金閣寺」)・ 芸術 Art(「鏡子の家」)・ 行動 Action(「奔馬」)・ 文武両道 Harmony of pen and sword(-三島事件-) の4幕構成で描いている。 但し、三島由紀夫自決の約1週間前である昭和45(1970)年11月12日(木)~17日(火)の間、東京都・池袋駅にある東武百貨店7階大催事場で<span style="color: purple;">「三島由紀夫展」</span>が開催された時に、三島由紀夫自身が総括して展示した、その生涯は、書物の河・舞台の河・肉体の河・行動の河の4部構成であった。 また、<span style="color: purple;">映画「羊たちの沈黙」(1991年)</span>で有名な米国女優ジョディ・フォスター(1962~)は、<span style="color: purple;">映画雑誌「ロードショー」(1996年10月号)</span>の “もっと評価したい、この映画” という企画特集で、『最も印象に残った素晴らしい作品は、<span style="color: purple;">映画 Mishima </span>でした』と述べた。 映画プロモーションのために頻繁に来日しているジョディ・フォスターは、『三島文学をかなり読んでいたので、映画にも興味を惹かれて見ました。 三島の文学作品を撮った部分と、その生涯を対比して描いたところが素晴らしかった。作品の部分は凝った構成で、生涯の部分はドキュメンタリー・タッチになっている。その対比が絶妙だと思った』という。(<span style="color: purple;">「三島由紀夫論集III 世界の中の三島由紀夫」</span> 勉誠出版 2001年) ここで、三島由紀夫の霊的な系譜について想いを馳せると、三島由紀夫の自伝小説 <span style="color: purple;">『仮面の告白』</span>には、『子どものころ、私はすでに世界がふたつの相反するもので出来ているのだと感じていた。 ひとつは世界を塗り替えることのできる言葉。 もうひとつは言葉とはまったく関係のない現実の世界。 世の常の人は、体が先にできて、そして、言葉を覚えるのであろうに、私の場合は、言葉が先に来た。』とある。 この一節なども、三島由紀夫が『聖書』 (<span style="color: blue;">ヨハネ6:63</span>、<span style="color: blue;">ローマ8:13</span>、<span style="color: blue;">ガラテヤ5:16-17 </span>等)にある肉と霊、即ち、体と言葉の対立を直観的に悟っていたこと。 そして、三島由紀夫自身が予め神の御意に基づいて、この地上(戦前の大日本帝国)に生まれたことを直観しており、この直観を文学的に表現した文章であろうし、また、1970(昭和45)年7月7日付の産経新聞夕刊に掲載された三島由紀夫の回想 <span style="color: purple;">『私の中の25年』</span>にある<span style="color: magenta;">「果たし得ていない約束」</span>とは、「この地上(戦前の大日本帝国)に生まれる前に神と交わした、果たし得ていない約束」であると想われる。 こう回想した三島由紀夫は、この4カ月後に、神との約束を完全に果たした。<br />
<br />
<span style="color: blue;">詩篇116:14-15</span><br />
『私は、<span style="color: magenta;">自分の誓い</span>を主に果たそう。 ああ、御民の全ての居る所で。 主の聖徒たちの<span style="color: magenta;">死</span>は、主の目に尊い。』<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: blue;">公開2012(平成24)年8月9日(木)02:15</span><br />
<span style="color: blue;">saintsfellowship@outlook.com 聖書伝道会</span><br />
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<br />
<br />
<br />
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<br />
<br />
<br />
<br />
<br />聖書伝道会http://www.blogger.com/profile/05753520114248036385noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2059390697110644034.post-49813898526722946692012-08-09T02:13:00.004+09:002019-04-22T09:54:29.541+09:00『 クリスチャンの正しい回心のための聖書義解6 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">6.『聖書』 に示されている「悪」への対処方法</span><br />
<br />
主イエス・キリストが、「山上の垂訓」において弟子たちに『敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい。』(<span style="color: blue;">マタイ5:44</span>、<span style="color: blue;">ルカ6:35</span>)と教導した理由については、『聖書』に示されている「悪」への対処方法を理解することにより判明するため、これに関連する聖句を次に挙げる。<br />
<br />
<span style="color: blue;">申命記32:35</span><br />
『復讐と報いとは、わたし(神)のもの、それは、彼ら(神ではない悪霊に、いけにえを捧げた者たち)の足がよろめくときのため。 彼らのわざわいの日は近く、来るべきことが、すみやかに来るからだ。」 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">詩篇97:10</span><br />
『主を愛する者たちよ。 悪を憎め。 主は聖徒たちのいのちを守り、悪者どもの手から、彼らを救い出される。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">箴言8:13</span><br />
『主を恐れることは悪を憎むことである。 わたしは高ぶりと、おごりと、悪の道と、ねじれたことばを憎む。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">箴言24:19</span><br />
『悪を行なう者に対して腹を立てるな。 悪者に対してねたみを起こすな。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ローマ12: 9</span><br />
『愛には偽りがあってはなりません。 悪を憎み、善に親しみなさい。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ローマ12:17</span><br />
『だれに対してでも、悪に悪を報いることをせず、すべての人が良いと思うことを図りなさい。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ローマ12:19-21</span><br />
『愛する人たち。自分で復讐してはいけません。 神の怒りに任せなさい。 それは、こう書いてあるからです。 「復讐はわたしのすることである。 わたしが報いをする、と主は言われる。」 もしあなたの敵が飢えたなら、彼に食べさせなさい。 渇いたなら、飲ませなさい。 そうすることによって、あなたは彼の頭に燃える炭火を積むことになるのです。 悪に負けてはいけません。かえって、善をもって悪に打ち勝ちなさい。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">2コリント 2:10-11</span><br />
『もしあなたがたが人を赦すなら、私もその人を赦します。 私が何かを赦したのなら、私の赦したことは、あなたがたのために、キリストの御前で赦したのです。 これは、私たちが<span style="color: red;">サタンに欺かれないため</span>です。 私たちは<span style="color: red;">サタンの策略</span>を知らないわけではありません。』<br />
<br />
以上の聖句に見られる「悪」への対処方法には、人が作り上げた世俗的な法律と道徳的な規範を超越した下記<span style="color: red;">(1)~(3)</span>の「戒め」が示されている。<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">(1) 悪魔の策略に、はまらない</span><br />
<br />
<span style="color: purple;">A. 悪魔は、人の「欲望」を刺激して、悪と罪と死を広める</span><br />
<span style="color: blue;">(A)欲望とは何か?</span><br />
欲望とは、欲しがること、欲しいと思う心、不足を感じてこれを満たそうと望む心の状態である。そして、聖霊を受けた真のクリスチャンと言えども、人である限り、人の「五感」(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)から生ずる欲望があり、また、物事を思考しながら社会生活を送っている以上、思考から生ずる金銭欲・知識欲などの欲望がある。 従って、人は、自己の欲望を征服しなければならない。「欲望を征服する」とは、「欲望の奴隷に陥らず、自制心をもって欲望をコントロールできる者になる」という意味だ。例えば、人には、生物としての睡眠欲・食欲・性欲があるが、これらの生理的欲求に支配されないように、惰眠に陥らない規則正しい生活を送り、食欲を自制する断食によって身を戒め、性欲を刺激するポルノ画像を避け逃れ、幾多の聖人の生涯を模範として貪欲で愚かな金銭欲を放棄しなければならない。 但し、下記の<span style="color: blue;">(D)</span>に述べるように、欲望を否定するのではなく、欲望と結びつく感情を常に肯定的なものに保ちながら、華美・過剰・貪欲・不健全になり易い生活態度を悔い改め、質素・小食・清貧・健全な生活を送るという意味である。<br />
<br />
<span style="color: blue;">(B)マズローの「欲求五段階説」</span><br />
米国の心理学者アブラハム・マズロー(1908~1970)は、人の「欲求五段階説」を提唱した。「欲求」とは、「欲望を満たすために要求し、実際に行動すること」を意味する。 マズローの「欲求五段階説」においては、人の欲求は五段階のピラミッド状に構成されている。 <span style="color: magenta;">①</span>欲求ピラミッドの最底辺部を構成する五段階目には、人が生きる上で不可欠な睡眠欲・食欲・性欲と、社会生活を営む上で不可欠な住居と衣服の必要性を満たす「生理的欲求」が位置する。 <span style="color: magenta;">②</span>四段階目には、身の回りの危険・事故・暴力・犯罪のみならず、経済変動・環境破壊・事変戦争・自然災害から自己・家族・組織・社会を守ろうとする「安全の欲求」がある。 <span style="color: magenta;">③</span>三段階目には、同じ価値観を持つ人々と親しくなるために、身近な趣味・娯楽・事業・宗教から国家に至るまでの各種の集団への帰属意識を満たそうとする「親和の欲求」がある。 <span style="color: magenta;">④</span>二段階目には、集団の中において尊敬され、価値と名誉のある存在として認知されようとする「自我の欲求」がある。 <span style="color: magenta;">⑤</span>人の欲求・欲望の頂点である一段階目には、自己の能力を発揮して創造的活動に従事し、自己の人生目標を達成しようとする「自己実現の欲求」が位置する。 この学説に異論はない。但し、人の欲求・欲望には限界がないため、人はSF空想小説などの芸術創作活動を通じて、自己の実現できない欲求・欲望を想像力によって満たそうとする。<br />
<br />
<span style="color: blue;">(C)欲望の10種類</span><br />
マズローの「欲求五段階説」とは別に、21世紀の現代人の心の中に見られる欲望の10種類をわかり易く表現すると、次のようになる。 <span style="color: magenta;">①</span>愛と性欲 <span style="color: magenta;">②</span>食欲 <span style="color: magenta;">③</span>金銭欲 <span style="color: magenta;">④</span>知識欲 <span style="color: magenta;">⑤</span>自己表現欲 <span style="color: magenta;">⑥</span>他人への支配欲 <span style="color: magenta;">⑦</span>セレブ模倣欲 <span style="color: magenta;">⑧</span>他人への優越欲 <span style="color: magenta;">⑨</span>恐怖からの逃避欲 <span style="color: magenta;">⑩</span>死後の永遠の生命欲<br />
<br />
<span style="color: blue;">(D)欲望と感情の関係性</span><br />
<span style="color: blue;">a.強力な意識エネルギーである欲望</span><br />
心理学の研究成果から言えば、欲望は、意識エネルギーの塊(かたまり)だ。 欲望があればこそ、思考を行動へと駆り立て、現実の形あるものに変換できる。 具体的に言えば、欲望が感情と結びつくことによって、思考を現実の形あるものに変換できる。 従って、欲望が無ければ、ガソリン・エネルギーのきれた車に乗ったような人生を歩むことになる。 だから、欲望を否定してはならず、肯定すべきであり、欲望と結びつく感情を肯定的なものに保たねばならない。<br />
<br />
<span style="color: blue;">b.「肯定的感情」と「否定的感情」</span><br />
感情とは、意識の状態をいう。 感情は、「肯定的感情」と「否定的感情」の2つに区分できる。 なお、悪魔・悪霊・悪人は、人の心の中に「否定的感情」を作り出すために活動しており、また、「否定的感情」に支配された人に、悪魔・悪霊が憑依し、その心身も不幸な状態になる。 逆に、心身が不幸な状態にあるということは、その原因となる罪-自己自身と周囲に不幸を招く恐怖怯懦と無知迷信などの「否定的感情」-に支配されているということだ。例えば、恐怖とは、貧困になること・ 死ぬこと・ 非難されること・ 病気になること・ 失恋すること・ 老いること・ 悪魔とその働きを恐ろしく感ずる気持ちである。 恐怖を打ち消せるのは、神から来る確信のみであり、無知=迷信を打ち消せるのは、神から来る正しい思考(=知性=理性)によって得た自由=真理のみだ。<br />
<span style="color: magenta;">「肯定的感情」=確信・自由・真理・解放・信仰・愛情・希望・勇気・楽観・快感・優和・歓喜・忍耐・健全</span><br />
<span style="color: lime;">「否定的感情」=恐怖・無知・迷信・奴隷・背信・憎悪・絶望・臆病・悲観・苦痛・憤怒・嫉妬・羨望・不幸</span><br />
<br />
<span style="color: blue;">c.人の罪とは何か?</span><br />
『聖書』には、<span style="color: blue;">1ヨハネ 3: 4 </span>『罪を犯している者はみな、不法を行なっているのです。罪とは律法に逆らうことなのです。』 と書いてある。 つまり、人の罪とは、神と自己自身に対する罪であり、モーセの十戒とイエスの山上の垂訓に逆らい、背き、不法を働くことだ。 しかし、なぜ、人は律法に逆らい、背き、不法を働くのであろうか? この原因は、<span style="color: orange;">『人の霊と肉の対立』</span>(<span style="color: blue;">ローマ 8: 7</span>、<span style="color: blue;">ガラテヤ 5:16-21</span> )にある。人の罪とは、悪魔・悪霊・悪人や死と同義語であり、人の心にある人生上の諸問題に対する恐怖・怯懦と、占い・偶像礼拝・悪魔崇拝・拝金主義・共産主義・科学万能主義・人間中心主義などの無知・迷信に他ならない。<br />
<br />
<span style="color: blue;">ローマ 8: 7</span><br />
『というのは、肉の思いは神に対して反抗するものだからです。それは神の律法に服従しません。いや、服従できないのです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ガラテヤ 5:16-21</span><br />
『私(使徒パウロ)は言います。御霊によって歩みなさい。そうすれば、決して肉の欲望を満足させるようなことはありません。なぜなら、肉の願うことは御霊に逆らい、御霊は肉に逆らうからです。この二つは互いに対立していて、そのため あなたがたは、自分のしたいと思うことをすることができないのです。しかし、御霊によって導かれるなら、あなたがたは律法の下にはいません。肉の行ないは明白であって、次のようなものです。不品行、汚れ、好色、偶像礼拝、魔術、敵意、争い、そねみ、憤り、党派心、分裂、分派、ねたみ、酩酊、遊興、そういった類のものです。前にも あらかじめ言ったように、私は今も あなたがたに あらかじめ言っておきます。こんなことをしている者たちが神の国を相続することはありません。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">(E)アダムとイブに見られる「知識欲」と「否定的感情」</span><br />
人の欲望に関連した聖句を<span style="color: blue;">「ヤコブの手紙」</span>より挙げよう。悪魔が、人の欲望を刺激して、人を悪と罪と死へと誘惑することが記されている。 ちなみに、最初に創造された人であるアダムとイブは、蛇に化身した悪魔サタンから「知識欲」(ギリシャ語:グノーシス)を掻き立てられ、神の命令に背いて「善悪の知識の木の実」を食べてしまい、原罪を背負った。 但し、アダムとイブの「知識欲」を否定してはならず、彼らの「知識欲」と結びついた「否定的感情」こそを問題にすべきである。 つまり、彼らは、神の命令に背くが故に、自己の思考(判断)と行動(行為)に確信を持てず、自己の身の上に何が起こるか分からないという恐怖に満ちた感情を抱いた。このように、悪魔・悪霊・悪人によって「欲望」を刺激され、巧妙に誘惑された人の心の中に生まれた「否定的感情」こそが、その人に病気・事故・災難などの不幸な現象を引き寄せて現実化してしまう。<br />
<br />
<span style="color: blue;">1テモテ 6: 9-10</span><br />
『金持ちになりたがる人たちは、誘惑とわなと、また人を滅びと破滅に投げ入れる、愚かで、有害な多くの欲とに陥ります。 金銭を愛することが、あらゆる悪の根だからです。・・・』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヤコブ 1:13- 15</span><br />
『だれでも誘惑に会ったとき、神によって誘惑された、と言ってはいけません。 神は悪に誘惑されることのない方であり、ご自分でだれを誘惑なさることもありません。 人はそれぞれ自分の欲に引かれ、おびき寄せられて、誘惑されるのです。 <span style="color: orange;">欲がはらむ</span><span style="color: blue;">※</span>と罪を生み、罪が熟すると死を生みます。』 <span style="color: blue;">※ </span><span style="color: orange;">欲望+否定的感情</span>=罪)<br />
<br />
<br />
<span style="color: purple;">B. 悪魔は、人の憎しみなどの「否定的感情」を通じて、悪と罪と死を広める</span><br />
真のクリスチャンである限り、恐怖・無知・迷信・奴隷・背信・憎悪・絶望・臆病・悲観・苦痛・憤怒・嫉妬・羨望・不幸などの「否定的感情」を抱いてはならない。 そして、真のクリスチャン以外の自称クリスチャンであれ、ノンクリスチャンであれ、人である限り、悪を心の中で憎み、善に親しむことは当然のことだが、悪に対して、腹を立てて怒りの叫びを上げ、報いて復讐的な裁きをしてしまったら、その者は、悪の土俵に上がり、悪に染まってしまったのであり、悪魔サタン・悪霊・敵の思う壺に嵌ったことになる。 だからこそ、『聖書』は、真のクリスチャンに対し、『腹を立てて怒ったり、ねたんで羨ましがったり、報いて復讐的な裁きをしてはならず、悪に対する報いは、神たる主に委ねなさい』と戒め、かつ、『サタンの策略に陥るな』 と警告している。 卑近 な一例を挙げるならば、深酒をして酔っ払った時の些細な口論から、殴り合い、殺し合いへと発展した暴行傷害事件が、テレビで時々、報道されるが、誰であれ、相手から殴られたことを契機にして、相手に殴り返したら、更なる殴り合い、殺し合いへと発展してしまい、それこそ、人の霊に宿る神性と、精神的な尊厳と、肉体的な健康を破壊したがっている悪魔サタン・悪霊・敵の思う壺に はまったことになる。 但し、口論の相手が殺意を抱いて刃物や拳銃などで襲ってきた場合、「正当防衛」または「緊急避難」をしなければならない。 ちなみに、主イエスの御名の栄光のために、真のクリスチャンが聖霊を受けて「殉教」を覚悟した時以外、主イエス・キリストは、真のクリスチャンに対して、『おとなしく黙って傷つけられ、殺されなさい』 とは諭されていない。 例えば、主イエス・キリストは、相手の殺意を察知するや否や、その身を相手から隠された。<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヨハネ 8:59</span><br />
『すると彼ら(ユダヤ人たち)は石を取ってイエスに投げつけようとした。 しかし、イエスは身を隠して、宮から出て行かれた。 {そして彼ら(ユダヤ人たち)の間を通り抜けて進み、通り過ぎて行かれた。}』<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">(2) 善をもって悪に打ち勝つ。即ち、全知全能の神に任せ、悪の自滅を促す</span><br />
<br />
<span style="color: blue;">ローマ12:19-21</span><br />
『愛する人たち。自分で復讐してはいけません。 神の怒りに任せなさい。 それは、こう書いてあるからです。「復讐はわたしのすることである。 わたしが報いをする、と主は言われる。」 もしあなたの敵が飢えたなら、彼に食べさせなさい。 渇いたなら、飲ませなさい。 そうすることによって、あなたは彼の頭に燃える炭火を積むことになるのです。 悪に負けてはいけません。 かえって、善をもって悪に打ち勝ちなさい。』<br />
<br />
この聖句は、神の側にある真のクリスチャンの「敵」「迫害する者」への対処方法に関する至言であろう。つまり、「敵」「迫害する者」の理不尽な要求に応ずることによって、「敵」「迫害する者」の頭に燃える炭火が積まれ、その燃える炭火が、やがて大きくなり、「敵」「迫害する者」が自業自得的に焼き尽くされてしまうことが示されている。 そして、神による究極の「報い」とは、いわゆる「最後の審判」に他ならない。「最後の審判」とは、真のクリスチャンの「敵」すべて、即ち、「悪魔サタン」「悪霊」「年老いた蛇」「龍」「獣」「にせ預言者」「反キリスト者」「悪人」「罪人」・・・そして「死」が、永遠の地獄(ゲヘナ)に投げ込まれる裁きの日のことである。 従って、真のクリスチャンは、悪魔サタン・悪霊・敵の思う壺に はまらないよう、罪の奴隷にならないよう、悪に染まらないよう、悪に対して悪をもって報いることをせず、自分で復讐をせず、神の怒りに任せなければならない。 『自分の敵を愛し、迫害する者のために祈る』(<span style="color: blue;">マタイ5:44</span>)とは、悪に対して悪をもって報いることをせず、自分で復讐をせず、神の怒りに任せるための積極的な心の持ち方を教えた戒めである。 悪魔という敵さえも、救いに導こうとする、完全な「人の子」にして「神の子」たる主イエス・キリストにふさわしい教導であろう。 しかし、実際問題としては、不完全で罪深い不義の人が、自分の「敵」を愛し、「迫害する者」のために祈ることは至難の業だ。これを承知しておられた主イエス・キリストは、言葉を継いで、『あなたがたは、天の父が完全なように、完全でありなさい。』(<span style="color: blue;">マタイ5:48</span>)と要望している。 天の父である神のごとく完全な人は、主イエス・キリスト唯一人であるから、この聖句は、人としての究極の理想、善をもって悪に打ち勝つ積極的な心の持ち方を諭したものだ。 但し、「神の子」にして、完全な「人の子」である主イエス・キリストは、十字架に磔にされても、『父よ。 彼らをお赦しください。 彼らは、何をしているのか自分でわからないのです。』(<span style="color: blue;">ルカ 23:34</span>)と述べ、息を引き取る最後の瞬間まで、「哀れむべき敵に対する愛と祈り」の聖句を有言実行された。<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">(3) 人が神に赦して頂くために、「悪」たる「人の罪」を赦す</span><br />
<br />
<span style="color: blue;">「マタイ」第6章</span>などにおいて、『人の罪を赦す者は、神に赦される』のであるから、『自分で人に報いるな』 『自分で人を裁くな』と書いてある。<br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ 6:14-15</span><br />
『もし人の罪を赦すなら、あなたがたの天の父もあなたがたを赦してくださいます。 しかし、人を赦さないなら、あなたがたの父もあなたがたの罪をお赦しになりません。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ルカ 6:37</span><br />
『さばいてはいけません。 そうすれば、自分もさばかれません。 人を罪に定めてはいけません。 そうすれば、自分も罪に定められません。 赦しなさい。 そうすれば、自分も赦されます。』<br />
<br />
以上の聖句及び主イエス・キリストが弟子たちに教えた祈り方「主の祈り」(<span style="color: blue;">マタイ6:9-13</span>、<span style="color: blue;">ルカ11:2-4</span>)にあるように、「不完全な人」が悪魔・悪霊に憑かれておこなう悪、即ち、人の罪を赦さないなら、天にまします神=主イエス・キリストも、その不寛容な復讐心と憎悪などの悪なる感情をお赦しにならない。 だからこそ、「不完全な人」の罪に対して、悪をもって報いることをせず、自分で復讐をせず、神の怒りに任せなければならない。 生活上の様々な欲望と否定的感情の結びつきから生まれた罪を自覚しないまま、罪を犯し続けている「不完全な人」が、天にまします神=主イエス・キリストに赦して頂くためには、人の罪を赦すことが基本条件となる。 真のクリスチャン及び自称クリスチャン並びにノンクリスチャンという、何らかの私利私欲にとらわれた、罪に染まった「不完全な人」が、もし、悪人罪人である相手を赦すことができ、さらに、愛をもって、その悪人罪人に接して、神に対し、『あの悪人を救って下さい』 という、「とりなしの祈り」を続けたとすれば、その人は、「天の父=主イエス・キリストのごとく完全な人」であろう。 卑近な例を示せば、ある牧会で、『自分の母親と愛犬が強盗によって刃物で無残に殺されたにもかかわらず、その強盗殺人犯を赦した』 という証をした女性がいた。 生身の人間である彼女が、愛をもって、その強盗殺人犯の肉と霊を哀れみ、神である主イエス・キリストへの「とりなしの祈り」、即ち、『私の母親と愛犬を殺した強盗殺人犯を救って下さい』 という祈りを数年間も続けたとすれば、まさしく、「天の父=主イエス・キリストのごとく完全な人」だ。 しかし、いかに敬虔なクリスチャンといえども、「天の父=主イエス・キリストのごとく完全な人」にはなれないであろう。 但し、人の罪を赦すことは、愚かしい欲から生じた罪に陥りやすい、真のクリスチャンを含む「不完全な人」が、神である主イエス・キリストから赦されるための基本条件である。このことを、真のクリスチャンは、胆に銘じておかなければならない。 以上のごとく、「悪」への対処方法を示した聖句から明らかになった上記<span style="color: red;">(1)~(3)</span>の「戒め」は、人が作り上げた世俗的な法律と道徳的な規範を超えており、神の御意及び御計画に基づいている。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: blue;">公開2012(平成24)年8月9日(木)02:13</span><br />
<span style="color: blue;">saintsfellowship@outlook.com 聖書伝道会</span><br />
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<br />聖書伝道会http://www.blogger.com/profile/05753520114248036385noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2059390697110644034.post-13978280992955569022012-08-09T02:12:00.002+09:002019-04-22T09:52:52.421+09:00『 クリスチャンの正しい回心のための聖書義解5 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">5.『聖書』 における「権威」の意味</span><br />
<br />
<span style="color: red;">(1) 世俗社会の「権威」と、『聖書』 の「権威」との “ 不一致の時代 ”</span><br />
<br />
<span style="color: purple;">A.権威について</span><br />
<span style="color: blue;">(A) 権威・ 支配力・ 権力 の相互関係</span><br />
現代の世俗社会における<span style="color: blue;">「権威」</span>とは、「人々に服従の義務を要求する精神的・道徳的・社会的・法的な威力を持つ支配力のこと」であり、<span style="color: blue;">「支配力」</span>とは、「統治する権力のこと」であり、<span style="color: blue;">「権力」</span>とは、「支配者が被支配者に加える強制力のこと」である。 そして、<span style="color: magenta;">天上の神の御国における「権威」は、神の愛と義から生じている。</span>しかし、地上の世俗社会における「権威」とは、以上のごとく悲惨で酷薄な意味しかない。 <br />
<br />
<span style="color: blue;">(B) 主イエス・キリストの御名の権威</span><br />
主イエス・キリストの御名の権威が、現代の世俗社会の中で、どれほど通用するのかを考えてみよう。例えば、権威を通貨に例えるなら、米国ドル・日本円・EU(欧州連合)ユーロは、世界各国で換金でき通用するが、中国人民元・韓国ウォンなどは通用しない。 このように、現代の世俗社会の中における主イエス・キリストの御名の通用性、即ち、認知度と効用度という観点から、キリスト教文化圏である欧米・東欧・中南米・中東・アジア諸国・日本固有文化圏である日本国の現状を冷静に観察した場合、『旧教カトリック教会と新教プロテスタント教会の影響下にある人々を除き、主イエス・キリストの御名に権威はない』と言える。 そして、主イエス・キリストの御名の権威を貶(おとし)めた歴史的な原因は、何と言っても、旧教カトリック教会の雄であるローマ・カトリック教会が歩んできた歴史にある。 <br />
<br />
<span style="color: blue;">(C) ローマ・カトリック教会の非聖書的な教理と典礼</span><br />
ローマ・カトリック教会は、①人の罪を司祭が赦す告解制度を司祭と平信徒の双方が間違って悪用すること、②『聖書』と対等の権威を持つ「聖伝」(聖人の伝承)を間違って高く評価すること、③『旧約聖書』の「外典」をローマ・カトリック教会の『旧約聖書』の「正典」としたこと、④幼児洗礼をもって洗礼の完了とすること、⑤ローマ教皇を「神の御子の代理人」と呼び個人崇拝すること、⑥聖母マリアを主イエス以上に神格化すること、⑦安息日礼拝を廃して日曜礼拝を実施していること、⑧モーセの十戒を改竄したこと・・・など、非聖書的な教理と典礼に基づく邪悪な行動をとってきた。 つまり、キリスト・聖霊に導かれた正統な教会の行動ではなく、悪魔・悪霊に憑かれた異端の教会の行動をとってきた。 例えば、ローマ・カトリック教会が主導した「十字軍」(1096~1291)は、北アフリカ・中東・小アジアに勢力を広げていたイスラム教文化圏の諸国・諸民族に対する侵略・略奪・虐殺・強姦・奴隷貿易・破壊行為を繰り返した。また、エルサレム・フランス・ドイツなどにいたユダヤ人を虐殺し、欧州諸国の敬虔な善男善女を異端審問で大量虐殺し、その全財産を没収してきた。 これらの邪悪な所業の数々のため、今現在に至るも、イスラム教文化圏の人々には、「クリスチャン=悪魔の凶悪犯罪者」という心象しかない。 だから、ソ連によるアフガニスタン侵攻(1979~1988)を契機として、アフガニスタンのイスラム教神学生たちによって組織されたイスラム原理主義運動「タリバン」などに見られる狂信的なイスラム教徒であれば、主イエス・キリストの御名に権威を感ずるどころか、旧教カトリック教会と新教プロテスタント教会のクリスチャンを区別することなく一律にクリスチャンを憎悪し、クリスチャンであることを告白した者を捕(つか)まえ次第、問答無用で殺害してきた。<br />
<br />
<span style="color: purple;">B.イスラム教について</span><br />
<span style="color: blue;">(A) 暴力と恐怖に基づくイスラム教の布教</span><br />
イスラム教徒以外には秘密にされているイスラム教典「コーラン」の教理と典礼の根本には、「暴力と流血に対する陶酔感」と「恐怖による人心支配」がある。だから、通常の日本人がイスラム教の野蛮な流血の儀式を撮影した映像を見れば、嘔吐するほどの暗鬱な気分になり、終生のトラウマ(心の傷)になるだろう。そして、ローマ教皇を神と同等の存在と考えているローマ・カトリック教会と、「コーラン」に従うイスラム教モスク(礼拝堂)を比較した場合、イスラム教モスクは、“ 爬虫類のような原始的な野蛮性 ” に憑依されており、ローマ・カトリック教会の異端性の比ではない。また、「旧約聖書」<span style="color: blue;">創世記16:12 </span>によれば、「すべてに逆らい敵対する野生のろば」である。 <br />
<br />
<span style="color: blue;">(B) シーア派とスンニ派</span><br />
イスラム教は、大きくシーア派とスンニ派という二つの宗派に分かれ、この比率は 1:9 になる。 シーア派は、開祖ムハンマドの血統を受け継ぐ子孫を重視し、外面的な戒律よりも内面的な信仰心を尊重する少数派だ。 宗教社会のカリフ(最高指導者)と世俗社会の統治者を分離し、『世俗社会の統治者は、カリフの代理人に過ぎない』と考えて祭政分離(政教分離)を貫く。 この一方、スンニ派は、開祖ムハンマドの血統による世襲にこだわらず、戒律を厳密に実行する狂信的な多数派の宗派で、宗教社会のカリフ(最高指導者)と世俗社会の統治者を同一化し、祭政一致(政教一致)を貫く。 例えば、シーア派のイラン共和国とレバノン共和国以外のイスラム教国は、全て狂信的なスンニ派の支配下にある。 イスラム教は、パキスタン共和国等のアジア地域、インドネシア共和国等の太平洋地域、エジプト共和国等の北アフリカ地域、サウジアラビア王国等のアラビア半島地域、イラク共和国等の中東地域を中心に約15.7億人の信者を有する世界宗教であるため、ユダヤ・キリスト教文化圏の欧米諸国との価値観の対立が今後に激化すれば、第三次世界大戦を招くことになる。<br />
<br />
<span style="color: blue;">(C) イスラム教の教理=反キリストの教理</span><br />
イスラム教の教理に見られるキリスト教観を挙げておくと、アラビヤ語を用いるアラブ人と イスラム教徒は、「イエスは一預言者にすぎず、神や神の子ではない」 「旧約聖書と新約聖書は、ユダヤ人とキリスト教徒に捏造されたので、神の正しい啓示の書ではない」 「ムハンマド(571頃~632)に啓示されたコーランこそが神の正しい啓示の書だ」 「アブラハムが生贄として神に捧げようとしたのは、イサクではなくイシュマエルだった」 「マリヤの子イエスは、アッラーを神として崇めねばならない」 「イエスは十字架で死んでおらず、身代わりが死んだ」 「ムハンマドは、大天使ジブリール(ガブリエル)からの啓示を受けてイスラム教の開祖となった」 「伝承によれば、ムハンマドが昇天した場所は、エルサレムの岩のドームである」・・・など、反キリストの教理を信仰している。開祖ムハンマドに啓示を与えた霊的存在者の正体をよく考えるべきだ。<br />
<br />
<span style="color: blue;">(D) 『聖書』から見たアラブ人とイスラム教徒の霊的宿命</span><br />
ユダヤ教・キリスト教の『聖書』によれば、アブラム(後にアブラハムと改名)の妻サライ(後にサラと改名)に仕えていたエジプト人の女奴隷ハガル(<span style="color: blue;">創世記16:1</span>)の産んだ、アブラムの長男がイシュマエルで、この子孫がイシュマエル人( <span style="color: blue;">創世記37:25</span>)だ。 イシュマエル人こそは、アラビア語を話すアラブ人の民族的なルーツで、また、アラブ人の信仰するイスラム教の霊的な宿命をも象徴する。 つまり、『エジプト人の女奴隷ハガルの産んだ、アブラムの長男イシュマエル』に象徴されるアラブ人とイスラム教の霊的な宿命は、次の聖句に示されている。但し、イスラム教国であるパキスタン共和国、インドネシア共和国、トルコ共和国、イラン共和国(ペルシャ人)は、アラビヤ語を用いるアラブ人ではない。このため、『聖書』の「神の民」であるヘブライ人・イスラエル人・ユダヤ人の末裔の住む国、即ち、現代の日本国とイスラエル共和国との霊的な親和性を有し、次の聖句には該当しない。<br />
<br />
<span style="color: blue;">創世記 16:12</span><br />
『彼(イシュマエル)は野生のろばのような人となり、その手(イシュマエルの手)はすべての人に逆らい、すべての人の手も彼(イシュマエル)に逆らう。 彼(イシュマエル)はすべての兄弟に敵対して住もう。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">創世記 17:20-21</span><br />
『イシュマエルについては、あなた(アブラハム)の言うこと(「イシュマエルが生きながらえますように」という願い)を聞き入れた。 確かに、わたし(神)は彼(イシュマエル)を祝福し、彼(イシュマエル)の子孫をふやし、非常に多く増し加えよう。 彼(イシュマエル)は十二人の族長たち( ネバヨト、ケダル、アドベエル、ミブサム、ミシュマ、ドマ、マサ、ハダド、テマ、エトル、ナフィシュ、ケデマ)を生む。わたし(神)は彼(イシュマエル)を大いなる国民としよう。 しかしわたし(神)は、来年の今ごろサラがあなた(アブラハム)に産むイサクと、わたし(神)の契約を立てる。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">創世記 21:18</span><br />
『(ハガルよ。 荒野の灌木の下に捨て置いたイシュマエルの所へ)行ってあの少年(イシュマエル)を起こし、彼(イシュマエル)を力づけなさい。 わたし(神)はあの子(イシュマエル)を大いなる国民とするからだ。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ガラテヤ 4:23</span><br />
『女奴隷(ハガル)の子(イシュマエル)は肉によって生まれ、自由の女(サラ)の子(イサク)は約束によって生まれたのです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ガラテヤ 4:30</span><br />
『・・・奴隷の女(ハガル)とその子ども(イシュマエル)を追い出せ。 奴隷の女(ハガル)の子ども(イシュマエル)は決して自由の女(サラ)の子ども(イサク)とともに(神の御国の)相続人になってはならない。・・・』<br />
<br />
<span style="color: blue;">(E)イスラエル十二支族とイシュマエル十二支族の霊的な闘争</span><br />
アダム - 邪悪なカナンと正善なセツ - ノア -アブラハム -イサク -ヤコブに連なるイスラエル十ニ支族を「正」(テーゼ)とすれば、イシュマエル十ニ支族は「反」(アンチ・テーゼ)である。 そして、「正」と「反」は常に敵対し続け、神の御計画とも言うべき歴史の方向性の「合」(ジン・テーゼ)を生成していく霊的な関係にある。 だから、一方が祝福される時代は他方が呪われる時代となる。 例えば、主イエス・キリストの救いを拒んだ後、ローマ帝国によってエルサレム神殿が徹底的に破壊され、祖国無き流浪の民となったイスラエル十ニ支族の末裔のユダヤ人がキリスト教文化圏と化した欧州諸国内で迫害されていた間、イシュマエル十ニ支族の末裔のアラブ人は、シリアのダマスカスを首都とするウマイヤ朝(661~750)、エジプトのカイロを首都とするファーティマ朝(909~1171)、小アジア(アナトリア)からイランに至る領土を支配したセルジューク朝(1038~1194)、イラクのバグダードを首都とするアッバース朝(750~1258)というイスラム帝国の黄金時代を築いた。そして、最後のアッバース朝は、モンゴル帝国( ジンギスカン -1159~1227- が創設した世界史上最大の帝国1206年~南京における明の建国1368年 )によって1258年に滅ぼされたが、このモンゴル帝国の主要な宗教は、聖母マリアの神性を否認したネストリウス派キリスト教(景教)であった。 また、現代史においては、第二次世界大戦期から中東のパレスチナ(古称のカナン)へ入植移民を続けたユダヤ人たちが、ユダヤ人の主権国家としてのイスラエル共和国を1948年5月14日(ユダヤ暦のイヤル月5日)に樹立宣言すると、この翌日の15日にアラブ連盟の5ヶ国(エジプト共和国・シリア共和国・イラク共和国・ヨルダン王国・レバノン共和国)は、パレスチナに侵攻し、第一次中東戦争(1948~1949)が勃発した。 但し、イスラエル共和国を樹立した1948年5月14日(ユダヤ暦のイヤル月5日)にユダヤ人の主権国家は回復されたが、ほとんどのユダヤ人は、イエスをキリストであると認めておらず、霊的には回復されていない。ちなみに、イスラエル共和国の「独立記念日」のイヤル月5日は、ユダヤ暦に応じて毎年変わる。<br />
<br />
<br />
<span style="color: purple;">C.金権から生ずる世俗社会の権威</span><br />
<span style="color: blue;">(A)日本国の世俗社会の権威</span><br />
イエスがキリストであることを否定するユダヤ教、バビロニア帝国のバビロン宗を淵源とする誤信迷信と偶像崇拝を承継する旧教カトリック教、ユダヤ・キリスト教文化圏に敵対しながら暴力と恐怖を崇拝するイスラム教、『聖書』 の聖句を曲解して異端化した大多数の新教プロテスタント教、世俗社会の資本力(金銭・富)を信奉する拝金主義、『聖書』 の神と霊を否定する唯物論の共産主義・・・これら邪悪な組織と、その価値観の広まる悲惨な世俗社会を見る限り、『この世の権威は、神である主イエス・キリストから生じているのではなく、金銭を所有していることによって生ずる権力、即ち、金権から生じている』 と分かる。 そして、日本国の世俗社会の権威に関して具体的に述べるなら、神社神道と伝統文化における天皇こそが最高権威であるが、天皇は、「神の御計画」の中で特別に取り扱われているため論じない。 このため、天皇を除いた世俗社会の権威について考察すると、世俗社会の権威は、<span style="color: lime;">(1)</span>「銀行券」という名の通貨を供給する中央銀行日銀の役員(次の<span style="color: blue;">(B)</span>参照) <span style="color: lime;">(2)</span>財務省事務次官などの政府高官とそのOBたち <span style="color: lime;">(3)</span>警察・検察・裁判所という司法三機関を統制する最高裁長官及び事務総局 <span style="color: lime;">(4)</span>電力会社・金融機関などの大企業経営者 <span style="color: lime;">(5)</span>国政を差配する政権与党の国会議員 <span style="color: lime;">(6)</span>テレビ・新聞などを通じて世論を操作するマスメディアの編集者 <span style="color: lime;">(7)</span>選挙時の集票マシーンとして機能する創価学会などの邪教団体の幹部 <span style="color: lime;">(8)</span>共産主義思想を抱く公務員から成る官公労の幹部 <span style="color: lime;">(9)</span>国家を内外の敵から守る軍隊の幹部 <span style="color: lime;">(10)</span>医師・弁護士・学者といった専門職 <span style="color: lime;">(11)</span>これらの全てを金融面からグローバルに統制する国際金融資本家にある。なお、国際金融資本家とは、国際決済銀行BIS・ 国際通貨基金IMF・ 世界銀行WB・ 米国中央銀行FRB・ EU中央銀行ECB・ 日本国中央銀行日銀 の金融政策を自在に統制しうる大銀行のオーナーファミリーを指す。 ちなみに、『聖書』は、この世の富と金銭について、多くの警告を発している。 例えば、<span style="color: blue;">マタイ6:24</span> 「富と神の両方に仕えることはできない」、<span style="color: blue;">マタイ13:22 </span>「この世の心づかいと富の惑わしとがみことばをふさぎ、みことばを聞いても実を結ばない人が多い」、<span style="color: blue;">マタイ19:24</span> 「金持ちが神の国に入るより、らくだが針の穴を通る方が易しい」、<span style="color: blue;">ヨハネ2:13-16 </span>「エルサレム神殿の中で、神への供犠とする牛・羊・鳩を売る商売人たちと、両替手数料を貪る両替人たちを主イエス・キリストがムチで追い散らした」、 <span style="color: blue;">1テモテ 6: 9-10 </span>「金持ちになりたがる人たちは、誘惑とわなと、また人を滅びと破滅に投げ入れる、愚かで、有害な多くの欲とに陥ります。 金銭を愛することが、あらゆる悪の根だからです。・・・」 <span style="color: blue;">へブル13:5 </span>「金銭を愛する生活をしてはいけません」といった聖句である。 そして、『聖書』に登場する古代の両替商人たちこそは、現代の国際金融資本家の精神的・霊的なルーツであり、金融ビジネスの雛形である。 しかし、『聖書』における「権威」とは、この世の富と金銭に基づく「金権」に由来するのではなく、「主イエス・キリストの御名の権威のみ」である。 なぜなら、『万物は御子にあって造られたからです。天にあるもの、地にあるもの、見えるもの、また見えないもの、王座も主権も支配も権威も、すべて御子によって造られたのです。万物は、御子によって造られ、御子のために造られたのです。』 (<span style="color: blue;">コロサイ 1:16</span>)と書いてあり、『キリストはすべての支配と権威のかしらです。』(<span style="color: blue;">コロサイ 2:10</span>)と書いてあるからだ。 さらに、この世の邪悪な権威は、過去の主イエス・キリストの贖罪死と復活によって無力化された(<span style="color: blue;">コロサイ 2:15</span>)こと。 未来における主イエス・キリストの地上への御再臨・千年王国・最後の審判という歴史過程を経て、最終的に、神の権威の下に滅ぼされる(<span style="color: blue;">ダニエル 7:27</span>、<span style="color: blue;">1コリント 15:24</span>、<span style="color: blue;">黙示録20: 4</span>)と記されている。 しかも、「現在」という「時」においては、主イエス・キリストの支配と権威は天の御国にあり、真の教会を通して、神の豊かな知恵が示されている。 これは世々隠されてきた「神の御計画」に沿ったことである。(<span style="color: blue;">エペソ3:10-11</span>) 従って、世俗社会における「権威」と、『聖書』における「権威」との “不一致の時代” にあっては、この世の権威を愛することなく、この世の権威の友となることなく、天上にある神の御国におられる主イエス・キリストの支配と権威に服して(<span style="color: blue;">ヤコブ 4:14</span>)、神の御国を地上に実現するために、この暗闇の世界の支配者たち、また、空中にいるもろもろの悪霊と闘わなければならない。(<span style="color: blue;">エペソ6:11- 12</span>) 以下に、<span style="color: magenta;">「権威」</span>に関する聖句を挙げる。<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヨハネ16:33</span><br />
『わたし(最後の晩餐におけるイエス)がこれらのこと(新しい戒め)をあなたがた(ユダを除く弟子たち)に話したのは、あなたがたがわたしにあって<span style="color: magenta;">平安</span>を持つためです。 あなたがたは、世にあっては患難があります。 しかし、勇敢でありなさい。<span style="color: magenta;">わたしはすでに世に勝った</span>のです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">エペソ 3:10- 11</span><br />
『これ(私、パウロが主イエス・キリストに仕える者とされ、同胞のユダヤ人ではなく異邦人に福音を伝えていること)は、今、<span style="color: magenta;">天にある支配と権威</span>とに対して、教会を通して、神の豊かな知恵が示されるためであって、私たちの主キリスト・イエス(の愛の教えと贖罪死)において実現された<span style="color: magenta;">神の永遠のご計画</span>(世々隠されてきた奥義)に沿ったことです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">エペソ6:11- 12</span><br />
『悪魔の策略に対して立ち向かうことができるために、神のすべての武具を身につけなさい。 わたしたちの格闘は<span style="color: orange;">血肉</span>に対するものではなく、<span style="color: lime;">主権、力、この暗闇の世界の支配者たち、また、天にいるもろもろの悪霊</span>に対するものです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">コロサイ 2:15</span><br />
『神は、キリストにおいて、(この世の)<span style="color: lime;">すべての支配と権威</span>の武装を解除して さらしもの(無力になった)とし、<span style="color: lime;">彼ら</span>(この世のすべての支配と権威)を捕虜として(悪魔に対する主イエスの勝利の)凱旋の行列に加えられました。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヤコブ 4:14</span><br />
『貞操のない人たち。 <span style="color: lime;">世</span>を愛することは神に敵することであることがわからないのですか。 <span style="color: lime;">世</span>の友となりたいと思ったら、その人は自分を<span style="color: lime;">神の敵</span>としているのです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">(B)「銀行券」という名の「通貨」を供給する中央銀行</span><br />
現代世界の主要国の中央銀行は、現代世界の主要国の政府から独立した民間銀行である。 日本国の中央銀行の日銀は、薩摩藩士・大蔵卿・元老の 松方正義(1835~1924)により、1882年に設立された。 松方正義による中央銀行制度の導入は、国際金融資本家 アルフォンス・ド・ロチルド(ロスチャイルドの仏語名1827~1905)の番頭を務めた仏国蔵相 レオン・セーの助言による。 また、米国の中央銀行のFRB(Federal Reserve Board / 連邦準備制度)は、『ロンドン・シティの国際金融資本家が、米国通貨の発行権を得て、米国政府を金融面から独裁的に支配する金権社会の到来』 を警戒する政治家たちから強い抵抗を受けてきた。 このため、ロスチャイルド家の代理人ポール・ウォーバーグ(1868~1932)が主導して、民主党のトーマス・W・ウィルソン政権(1913~1921)を発足させ、1913年のクリスマス休暇中の閑散とした連邦議会で内密にFRB法案を可決させてFRBを設立した。 さて、日本国の通貨は、 <span style="color: blue;">A.</span>中央銀行である日銀の発行する「日銀券」 <span style="color: blue;">B.</span>日本政府の発行する「政府貨幣」 の2種類がある。そして、 日本政府の財源は、<span style="color: lime;">(1)</span>税収 <span style="color: lime;">(2)</span>国債の発行 <span style="color: lime;">(3)</span>政府貨幣の発行 という 3種類がある。 この事実をよく考えてれば分かるように、通貨である「政府貨幣」、そして、財源でもある「政府貨幣」を完全に排除した経済政策しか行っていない。 つまり、日本国民を代表する日本政府とは異なる民間銀行の日銀が発行する「日銀券」だけが、日本国の通貨となっており、日本政府の発行する「政府貨幣」を完全に排除している。 そして、民間銀行の日銀と 日本政府の財務省は、日本政府の借金である「支払利息を伴う国債発行」に基づいて、1万円札などの「日銀券」を発行する 経済政策しか行っておらず、国民から徴収した税収を、国債の支払利息に充当して「日銀券」の信用を維持すると同時に、国民に対する金融支配力を強化してきた。 例えば、日銀と財務省は、日本経済のデフレ脱却を果たすために、消費税を廃止して財政支出を拡大しなければならないはずであるが、逆に、日本経済を破壊する消費税増税と財政支出削減を強引に推し進めている。 この理由は、中央銀行の金融支配力を強化して、「日銀券」の信用力を高め、日本政府と国民全体を「日銀券」の奴隷にしておくためである。 日本経済を破壊する消費税増税と財政支出削減を強引に推し進めるという、日本政府と国民全体を「日銀券」の奴隷にして貧困化させる最低最悪の経済政策から脱却するためには、日本政府と国民は、日銀と財務省に経済政策の数値目標を課し、 失敗した場合には必ず責任を取らせるべきである。 次に、「政府貨幣」を発行すべきである。 例えば、税収の無かった明治新政府は、その歳出の93.6%を、太政官札という「政府紙幣」 の発行によって賄ったが、インフレになることはなく、大きな経済成長を遂げた。「政府紙幣」を発行するにあたり、障害物があるとすれば、それは国民に対する金融支配力を常に強化しようとする日銀と財務省を操作する国際金融資本家である。<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">(2) 悪魔に由来する権威との闘い</span><br />
<span style="color: purple;">A.「世俗社会の権威」=「神に由来する権威」ではない</span><br />
パウロは、ガラテヤ書において<span style="color: orange;">「肉の行ない」</span>を戒めたが、<span style="color: lime;">悪魔に由来する権威</span>は、<span style="color: orange;">「肉の行ない」に基づいて営まれる世俗社会</span>を支配している。<br />
<br />
<span style="color: blue;">ガラテヤ 5:19-21</span><br />
『<span style="color: orange;">肉の行ない</span>は明白であって、次のようなものです。 不品行、汚れ、好色、偶像礼拝、魔術、敵意、争い、そねみ、憤り、党派心、分裂、分派、ねたみ、酩酊、遊興、そういった類のものです。 前にもあらかじめ言ったように、私は今もあなたがたにあらかじめ言っておきます。 こんなことをしている者たちが神の国を相続することはありません。』<br />
<br />
世俗社会の価値観と仕組みを分析すれば理解できることであるが、「世俗社会の権威」=「神に由来する権威」ではない。 だからこそ、現実の世俗社会においては、「悪魔に由来する権威」を弱め、「神に由来する権威」を強めることが、真のクリスチャンの使命である。 例えば、悪魔に由来する権威を現代用語で表現すると次のようになる。金銭欲 ・支配欲 ・唯物論 ・人間中心主義 ・商業主義 ・利益至上主義 ・グノーシス主義<span style="color: blue;">※1 </span>・オカルティズム(魔術 呪術 占い ニューエイジ運動 ヨガのポーズ)・フリーメーソン主義<span style="color: blue;">※2</span>・快楽追求主義・科学的合理主義・人間中心主義・拝金主義・共産主義・虚偽宣伝・誤信迷信・偏見差別・強欲貪欲・憎悪などの悪感情・諸々の不法行為 と犯罪行為で、主イエス・キリストを無き者としている世俗社会において、平然と生活している万人の精神と言動の、あらゆる局面に見受けられる。 これらの「悪魔に由来する権威」の性質を一言で要約すると、「利己主義」である。「利己主義」とは、金銭欲に憑かれた「拝金主義」Mammonismと、支配欲に憑かれた「共産主義」Communismに他ならないが、これらの根底には「偶像礼拝」(=悪魔崇拝 Satanism)がある。 そして、悪と罪と死に満ちあふれた「偶像礼拝」=悪魔崇拝 Satanism を隠然と行っているのが、異端の教会と化した旧教カトリック教会と大多数の新教プロテスタント教会、また、諸宗教団体である。 この悲惨で酷薄な世俗社会の現実を理解できない自称クリスチャンは、その心が既に悪魔に侵されており、悪魔の支配力と感化力に対する抵抗力と免疫力を喪失している。 なお、「悪魔に由来する権威」は、<span style="color: blue;">ダニエル書・黙示録</span>などに書いてある。<br />
<br />
<span style="color: blue;">※1 </span>グノーシス主義とは、初代教会時代以前から存在していたバビロニア帝国・メドペルシャ帝国・ギリシャ帝国・ローマ帝国において、人の誤れる認識が生み出した哲学・思想・宗教の全般に対する知識欲を指す。 また、初代教会時代以降は、「人となって来た神の子・救い主・贖い主なるイエス」を否定するユダヤ教・キリスト教の異端宗派並びに、これらに対する知識欲を指す。 なお、異端とは、悪魔・にせ預言者・世俗社会の権威(金権)を信じて礼拝することである。<br />
<br />
<span style="color: blue;">※2</span> フリーメーソン主義とは、主イエスを否定するユダヤ教を信仰するユダヤ人に偽装した「自称ユダヤ人」(<span style="color: blue;">黙示録2:9</span>、<span style="color: blue;">同3:9</span> )が、世界各国の非ユダヤ人を組織化しながら、ユダヤ教の「タルムード」の一部にある悪魔崇拝を指導理念として、「世界統一政府」New World Order の樹立を目指す イルミナティに支配されたフリーメーソンの教理と祭儀を指す。 詳細は、ローレンス・D・H・ローレンス、アワド・カウリー著 『ヘロデの呪い-暴かれたユダヤ古写本-』(中央アート出版 2002-平成14-年)を参照してほしい。 なお、ユダヤ人社会に精通する米国 NSA(国家安全保障局)の元技術者 ジム・ストーン氏によれば、『毒殺されたと言われるヨハネ23世(在位:1958~1963 )が命令して、替玉説が濃厚なパウロ6世(在位:1963~1978)の下で開催された第2ヴァチカン公会議(1962~1965)の間にユダヤ組織(イルミナティ・フリーメーソン)が、ヴァチカン市国を乗っ取った』という。 これを裏付けるように、パウロ6世の後を継いだヨハネ・パウロ1世(在位:1978年8月26日~9月28日)は、国務長官ジャン・ヴィロ枢機卿にヴァチカン市国の大改革を行う人事異動名簿(解職者名簿)を手渡した翌朝の1978年9月28日午前4時45分に毒殺と思しき遺体となって発見された。 この3年後、イタリア共和国の警察司法当局が、殺人・テロ・贈収賄・政府転覆謀議などの容疑でフリーメーソン P2 ロッジ のグランド・マスターのリチア・ジェッリを指名手配し、その別荘を1981年2月17日に家宅捜査したところ、フリーメーソン会員名簿を押収した。 これにより、フリーメーソンがイタリア共和国とヴァチカン市国を操作していたことを世界中のマスメディアが知る P2事件へと発展した。 アルナルド・フォルラーニ内閣の閣僚3名もフリーメーソン会員であったことから、同年6月28日に総辞職した後、P2事件関係者の変死怪死が相次ぎ、警察司法当局も、証拠不十分を理由に P2事件の犯罪捜査を終了した。<br />
<br />
<span style="color: blue;">ダニエル 7:23- 28</span><br />
〔彼(預言者ダニエルのかたわらに立つ者-御使い-)はこう言った。 『第四の獣は地に起こる第四の国。これは、ほかのすべての国と異なり、全土を食い尽くし、これを踏みつけ、かみ砕く。 十本の角は、この国から立つ十人の王。 彼らのあとに、もうひとりの王が立つ。 彼は先の者たちと異なり、三人の王を打ち倒す。 彼(もうひとりの王)は、いと高き方(主イエス・キリスト)に逆らうことばを吐き、いと高き方の聖徒たち(クリスチャン)を滅ぼし尽くそうとする。 彼は時と法則を変えようとし、聖徒たちは、ひと時とふた時と半時の間(三年半)、彼の手にゆだねられる。 しかし、さばきが行なわれ、彼の主権は奪われて、彼は永久に絶やされ、滅ぼされる。 <span style="color: magenta;">国と、主権と、天下の国々の権威</span>とは、いと高き方の聖徒である民に与えられる。 その御国は<span style="color: magenta;">永遠の国</span>。 <span style="color: magenta;">すべての主権</span>は彼らに仕え、服従する。』 これでこの話は終わる。 私、ダニエルは、ひどくおびえ、顔色が変わった。 しかし、私はこのことを心に留めていた。」〕<br />
<br />
<span style="color: blue;">黙示録13: 2</span><br />
『私の見たその<span style="color: orange;">獣</span>は、ひょうに似ており、足は熊の足のようで、口はししの口のようであった。 <span style="color: lime;">竜</span>(悪魔サタン)はこの<span style="color: orange;">獣</span>に、<span style="color: lime;">自分の力と位と大きな権威</span>とを与えた。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">黙示録13: 4</span><br />
『そして、<span style="color: lime;">竜</span>(悪魔サタン)を拝んだ。 <span style="color: orange;">獣</span>に<span style="color: lime;">権威</span>を与えたのが<span style="color: lime;">竜</span>(悪魔サタン)だからである。 また彼らは<span style="color: orange;">獣</span>をも拝んで、「だれがこの<span style="color: orange;">獣</span>に比べられよう。だれが<span style="color: orange;">これ</span>と戦うことができよう。」と言った。』<br />
<br />
<br />
<span style="color: purple;">B.『聖書』に示された人類の歴史の流れ</span><br />
「エデンの園」(アダム~)<span style="color: red;">→ </span> 腐敗堕落と暴虐の時代(~ノア)<span style="color: red;">→ </span> 「ノアの大洪水」<span style="color: red;">→ </span> シュメール文明の共通言語時代の「バベルの塔」(~アブラハム・イサク・ヤコブ~)<span style="color: red;">→ </span>古代バビロニア王国・ 古代エジプト王国・ 古代アッシリヤ王国の併存したメソポタミヤ文明(~ヨセフ~モーセ~ダビデ・ソロモン~ゼカリヤ)<span style="color: red;">→ </span> バビロニア帝国(前605~前539)<span style="color: red;">→ </span> メドペルシャ帝国(前539~331前)<span style="color: red;">→ </span> ギリシャ帝国(前331~前168)<span style="color: red;">→ </span>ローマ帝国(前168~476)<span style="color: red;">→ </span>現代社会・・・という『聖書』 に書いてある人類の歴史の流れを押さえておきたい。 ちなみに、共通言語時代の「バベルの塔」の物語は、<span style="color: blue;">「創世記」11章</span>にあり、「ノアの大洪水」の後、アブラハムの物語の前に位置する。 だから、<span style="color: blue;">「創世記」11章2節</span>の「シヌアルの地」とは「シュメールの地」を指す。 従って、『シュメール文明の共通言語時代に、ハムの子孫ニムロデによって「バベルの塔」が築かれた』 と分かる。 <br />
<br />
<span style="color: purple;">C.「神の御計画」は、ユダヤ・キリスト教文化圏を重視する </span><br />
「世界の四大文明」とは、歴史学界の定説からすれば、ナイル川流域の<span style="color: blue;">エジプト文明</span>・ チグリス-ユーフラテス川流域の<span style="color: blue;">メソポタミア文明</span>・ インダス川流域の<span style="color: blue;">インダス文明</span>・ 黄河流域の<span style="color: blue;">黄河文明</span>の四つであり、世界最古の土器が見つかっている縄文時代の日本列島の<span style="color: blue;">縄文文明</span>や南米大陸のペルー山脈に栄えた<span style="color: blue;">アンデス文明</span>その他は、「世界の四大文明」に含まれない。そして、『聖書』の神は、「世界の四大文明」の一つである<span style="color: blue;">メソポタミア文明</span>(古代バビロニア王国・ 古代エジプト王国・ 古代アッシリヤ王国)から興ったバビロニア帝国・メドペルシャ帝国・ギリシャ帝国・ローマ帝国の歴史とユダヤ・キリスト教文化圏の歴史を最も重視しながら「神の御計画」を組み立てられている。この理由は、これらの諸帝国の歴史とユダヤ・キリスト教文化圏の歴史が、<span style="color: magenta;">「神の選民」であるヘブル人・イスラエル人・ユダヤ人の歴史</span>と密接に関係しているからだ。従って、世界各国の諸民族の過去・現在・未来の歴史を『聖書』に基づいて考察する場合、これらの諸帝国の歴史とユダヤ・キリスト教文化圏の歴史を最も重視することになる。 <br />
<br />
<span style="color: purple;">D.『旧約聖書』の「ダニエル書」にある「第四の獣」</span><br />
「ダニエル書」にある「第四の獣」とは、歴史的に見た場合、バビロニア帝国・メドペルシャ帝国・ギリシャ帝国に続いて興った「ローマ帝国」を指す。そして、「ローマ帝国」が崩壊した後に興った、「三人の王を打ち倒す、もうひとりの王」とは、「ローマ・カトリック教会」を指す。さらに、「ダニエル書」にある「第四の獣」という過去の雛型は、「現代のローマ帝国」である「米国=西ローマ帝国」と「ロシア=東ローマ帝国」によって再現されている。 だから、「黙示録」にある「獣」とは、「国家を運営する政府」を意味し、また、「黙示録」にある「龍・獣・偽預言者」という悪魔の三位一体は、「悪魔サタン・ヴァチカン市国・ローマ教皇」に照応する。ヴァチカン市国は、現代の世界各国に広がるローマ・カトリック教会を統治する祭政一致の主権国家で1929年に樹立された。 従って、かつての「西ローマ帝国」が内憂外患によって476年に滅亡<span style="color: blue;">※ </span>し、ローマ・カトリック教会の権威が拡張したように、「米国」も同様の原因で滅亡し、悪魔の三位一体が「米国」を宗教面から狡猾かつ残虐に支配するようになるだろう。<br />
<br />
<span style="color: blue;">※ </span>「ユダヤ戦争」(66~73)の終結後、ローマ帝国の貴族に取り入って、その助言者になった反キリストの思想を持つユダヤ教パリサイ派等のユダヤ人(自称ユダヤ人=フェニキア人)の末裔は、476年~480年頃の「西ローマ帝国」の滅亡後、「西ローマ帝国」の貴族に随行してイタリヤ北東部のヴェネツィアへ移住し、「ヴェネツィアの黒い貴族」と呼ばれた。この時代の歴史を研究すれば、『歴史は繰り返す』 ため、現代の「西ローマ帝国」たる「米国」の近未来を予測できる。<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">(3) 「上に立つ権威に従う」 と 「地上の主人に従う」 の正しい意味</span><br />
<span style="color: purple;">A.心を神の御国の平安に置き、地上の権威に左右されないこと</span><br />
「ローマ書」は、パウロが当時の世界の中心地であるローマにある教会へ宛てた手紙だ。<span style="color: blue;">「ローマ書」第12章</span>以降は、『あなたがたのからだを、神に受け入れられる、聖(きよ)い、生きた供え物としてささげない。それこそ、あなたがたの霊的な礼拝です。』(<span style="color: blue;">ローマ12:1</span>)とあるごとく、『世俗における自分の置かれた状況がどうであれ、悪魔に心を混乱させられることなく、神への霊的な礼拝をおこなうために、自らの心を神の御国の平安へ置き、善をもって悪に打ち勝ちなさい。』という主題が貫かれている。 世俗社会にいるパウロ自身は、悪魔と格闘し、反キリスト思想を持つユダヤ人に命を狙われ、逮捕され、裁判にかけられ、刑務所に投獄されている。 しかし、パウロの御心は、平和、即ち、神の御国の平安を保ち、主イエス・キリストより注がれる聖霊と直結していた。<br />
<br />
<span style="color: blue;">ローマ13: 1</span><br />
『人はみな、上に立つ<span style="color: magenta;">権威</span>に従うべきです。 神によらない<span style="color: magenta;">権威</span>はなく、存在している<span style="color: magenta;">権威</span>はすべて、神によって立てられたものです。』<br />
<br />
この聖句の正しい意味は、『なぜなら、万物は御子にあって造られたからです。 天にあるもの、地にあるもの、見えるもの、また見えないもの、<span style="color: magenta;">王座</span>も<span style="color: magenta;">主権</span>も<span style="color: magenta;">支配</span>も<span style="color: magenta;">権威</span>も、すべて御子によって造られたのです。 万物は、御子によって造られ、御子のために造られたのです。』 (<span style="color: blue;">コロサイ 1:16</span>)という、神の御子たる主イエス・キリストの全知全能性を説明した聖句であり、『悪魔に由来する世俗の権威に服従しなさい』という意味ではない。 なぜなら、この<span style="color: blue;">ローマ13: 1</span>の前の聖句に『自分で復讐してはいけません。神の怒りに任せなさい。』(<span style="color: blue;">ローマ12:19</span>)、『悪に負けてはいけません。かえって、善をもって悪に打ち勝ちなさい。』(<span style="color: blue;">ローマ12:21</span>)とあり、パウロがローマにいるクリスチャンに対して、『憎悪・怒り・打算等の悪心をもって、世俗社会の権威と一体化している悪に報いてはなりません。愛と正義という善心をもって世俗社会の権威と一体化している悪に打ち勝ちなさい』と注意しており、『ローマ皇帝という世俗社会の権威であれ、悪魔サタンが神の御手の中にあるように、世俗社会の権威さえも、全知全能の神の御計画の下にあるのだから、もし、あなたが、憎悪・怒り・打算等の悪心をもって、ローマ皇帝という世俗社会の権威に反抗した場合、あなたは神に見捨てられ、世俗社会の権威を通じて、神の裁きに遭うでしょう』 と警告している。 従って、『上に立つ権威に心から服従しなさい』 という単純な意味ではない。 この理解が正しいことは、続く聖句において、『支配者(ローマ皇帝)を恐ろしいと思うのは、(愛と義に基づく)良い行ないをするときではなく、(憎悪・怒り・打算等に基づく)悪を行なうときです。(世俗社会の)権威を恐れたくないと思うなら、善を行ないなさい。そうすれば、支配者からほめられます。 』(<span style="color: blue;">ローマ 13: 3</span>)と書いてあることから、『悪に対して悪を行うな』 という戒めであることは自明である。 パウロが、ローマにいるクリスチャンに伝えたかったことは、『悪なる世俗社会の権威に対しては、自分で復讐することなく、神の怒りに任せ、善をもって対応しなさい』 ということである。 決して、『悪なる世俗社会の権威を愛し、心の底から上に立つ権威に服従しなさい』という意味ではない。なぜなら、<span style="color: magenta;">真のクリスチャンにとっての「権威」とは、主イエス・キリストに由来する権威だけ</span>だからだ。 真のクリスチャンが全身全霊をもって愛し、心から服従するのは、主イエス・キリストのみである。 だから、『人はみな、上に立つ権威に従うべきです。 神によらない権威はなく、存在している権威はすべて、神によって立てられたものです。』(<span style="color: blue;">ローマ13: 1</span>)という聖句をもって、『悪なる世俗社会の権威を愛し、上に立つ権威に心から服従しなさい』 という意味を宣伝する自称クリスチャンは、完全に間違っている。 『聖書』の他の聖句とも相容れない。 <br />
<br />
<span style="color: purple;">B.心を神の御国の平安に置き、悪魔の支配力に屈しないこと</span><br />
『地上の主人に従いなさい。』(<span style="color: blue;">エペソ6:5</span>)を考証しよう。この聖句の一部だけを引き出して、『この聖句を、文字通りの意味に受け取りなさい。地上の主人を、神を愛すように愛しなさい』 と宣伝することは完全なる間違いである。<br />
<br />
<span style="color: blue;">エペソ6:5</span><br />
『奴隷たちよ。 あなたがたは、キリストに従うように、恐れおののいて、真心から地上の主人に従いなさい。』<br />
<br />
例えば、荒野で40日間の断食を行った主イエス・キリストに対して、悪魔サタンが、『あなたが神の子なら、下に身を投げてみなさい。 「神は御使いたちに命じて、その手にあなたをささえさせ、あなたの足が石に打ち当たることにないようにされる。」と(聖書に)書いてありますから。』(<span style="color: blue;">マタイ4:6</span>)と試みた「悪魔サタンの手口」と同じである。 主イエス・キリストは、かかる悪魔サタンの試みに対して、『「あなたの神である主を試みてはならない」とも書いてある。』(<span style="color: blue;">マタイ4:6</span>)と反論して、『この聖句を、文字通りの意味に受け取り、断崖から身を投げよ』 という悪魔の試みを払いのけた。 聖句を正しく理解するためには、聖句の前後の文脈は、もとより、聖書全体の論理的な整合性を踏まえた上で、聖句本来の意味を捉えなければならない。つまり、『奴隷たちよ。あなたがたは、キリストに従うように、恐れおののいて、真心から地上の主人に従いなさい。』(<span style="color: blue;">エペソ6:5</span>)の正しい意味は、この聖句の前後を通読すると、『戒めを守って、お互いに愛し合い、礼儀正しく、寛容な心をもって、悪意、敵意、怒り、憎悪にとらわれない生活をしなさい。そして、悪魔の策略に立ち向かうことができるように、お互いを愛し、霊性を高め、人の背後にいる真の敵である霊的な悪魔の存在を見抜き、神からの愛、神への愛を疑わず、死の直前まで精神的な崇高さを保ち続けなさい』 と、パウロがエペソの教会に助言しているのである。 従って、『奴隷たちよ。・・・恐れおののいて、真心から地上の主人に従いなさい。』 という聖句は、文字通りの『地上の主人に対する真心からの服従』 を命令したものではない。 パウロは、この書簡をローマの獄中で書いたのであって、「奴隷」以下の状態に置かれ、恐ろしい囚人生活を強いられていた。 そのような境遇にあっても、悪魔の策略に陥ることなく、自らの心を平和に保ち、人の背後にいる霊的存在者の悪魔に打ち勝つことに心を砕いていた。 刑務所の看守に対して怒ったり、恐怖心から取り乱したりはしなかった。 パウロにとって、『奴隷たちよ。・・・真心から地上の主人に従いなさい。』 とは、『皇帝に対しても、刑務所の看守に対しても、怒らず、恐れず、聖霊に従い、自分の運命を受け入れ、神からの愛と、神への愛を疑わず、自分の生命を捨てる覚悟を抱き、心を平和に保って生活しなさい』 という意味だ。 神への愛を貫いて神々しく殉ずる精神的な崇高さは、パウロ自身の首が切断される瞬間まで、絶対に汚してはならなかった。 聖句の一部分の『奴隷たちよ。・・・真心から地上の主人に従いなさい。』 だけを引き出し、『この聖句を文字通りの意味に受け取って、地上の主人を愛しなさい』 と宣伝することは、天上界にある神の御国からパウロへ聖霊を送っている主イエス・キリストと、地上の獄中において殉教死を覚悟したパウロとすれば、『わたしたちの敵は血肉のある地上の主人ではなく、霊的な悪魔である。殉教する瞬間まで、悪魔によって、神からの愛、神への愛を汚されることなく、精神的な崇高さを保ち続ける心構えを固めなさい。暴力・暴動・革命では事態を悪化させるだけだ』 と言うだろう。つまり、『真心から地上の主人に従う』とは、『地上の主人に心を乱されないように、自己の心を神の御国の平安に置き、暴力行為による流血の惨事を避けなさい』いう意味で、これがクリスチャンの心構えである。よって、『地上の主人を愛して従いなさい』 という意味ではないため、間違った宣伝をしてはならない。 以下に、この<span style="color: blue;">エペソ6:5 </span>前後の聖句を挙げる。<br />
<br />
<span style="color: blue;">エペソ 6: 1- 12</span><br />
『子どもたちよ。主にあって両親に従いなさい。 これは正しいことだからです。 「あなたの父と母を敬え。」これは第一の戒めであり、約束を伴ったものです。 すなわち、 「そうしたら、あなたはしあわせになり、地上で長生きする。」という約束です。 父たちよ。あなたがたも、子どもをおこらせてはいけません。 かえって、主の教育と訓戒によって育てなさい。 奴隷たちよ。あなたがたは、キリストに従うように、恐れおののいて真心から地上の主人に従いなさい。 人のごきげんとりのような、うわべだけの仕え方でなく、キリストのしもべとして、心から神のみこころを行ない、人にではなく、主に仕えるように、善意をもって仕えなさい。 良いことを行なえば、奴隷であっても自由人であっても、それぞれその報いを主から受けることをあなたがたは知っています。 主人たちよ。あなたがたも、奴隷に対して同じようにふるまいなさい。 おどすことはやめなさい。 あなたがたは、彼らとあなたがたとの主が天におられ、主は人を差別されることがないことを知っているのですから。 終わりに言います。主にあって、その大能の力によって強められなさい。 <span style="color: lime;">悪魔の策略</span>に対して立ち向かうことができるために、神のすべての武具を身に着けなさい。 私たちの格闘は血肉に対するものではなく、<span style="color: lime;">主権、力、この暗やみの世界の支配者たち、また、天にいるもろもろの悪霊</span>に対するものです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">1ヨハネ 5:19-20</span><br />
『私たち(ヨハネたち)は神からの者であり、<span style="color: lime;">全世界は悪い者の支配下にある</span>ことを知っています。 しかし、神の御子(主イエス・キリスト)が来て、真実な方(神の御霊=聖霊)を知る理解力を私たちに与えてくださったことを知っています。 それで私たちは、真実な方のうちに、すなわち御子イエス・キリストのうちにいるのです。 この方(主イエス・キリスト)こそ、まことの神、永遠のいのちです。』<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: blue;">公開2012(平成24)年8月9日(木)02:12</span><br />
<span style="color: blue;">saintsfellowship@outlook.com 聖書伝道会</span><br />
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<br />聖書伝道会http://www.blogger.com/profile/05753520114248036385noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2059390697110644034.post-68346270062003419702012-08-09T02:10:00.004+09:002019-04-22T09:50:49.697+09:00『 クリスチャンの正しい回心のための聖書義解4 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">4.『聖書』 における「平和」の意味</span><br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: red;">(1)真のクリスチャンを通じた、悪魔サタンが支配する「この世」に対する完全勝利</span><br />
<span style="color: red;"><br /></span>
『聖書』における<span style="color: magenta;">「平和」</span>の意味は、世俗社会での意味と全く異なっている。世俗社会での意味は、『戦争がなく、世が安穏(あんおん)であること』 だが、『聖書』 の<span style="color: magenta;">「平和」</span>とは、世俗社会が言うところの低次元な<span style="color: magenta;">「平和」</span>を乗り越えた境地にある。 即ち、<span style="color: magenta;">『神と人との敵対関係の和解、霊と肉との対立関係の解消、善と悪との相克を絶した絶対善が人の心を占める境地、神の御国の平安な秩序、悪魔サタンに対する勝利、御再臨のキリストによる統治』</span> を指す。 そして、神の御国が、千年王国という形で、この地上に預言どおりに実現する迄の間、真のクリスチャンにとっての<span style="color: magenta;">「平和」</span>とは、『外交的・政治的・社会的・人間関係上の実際の平和』という意味ではなく、あくまで、<span style="color: magenta;">『神に自己を全託した心の平安』 </span>という意味である。 さて、『あなた方は、自分に関する限り、全ての人と<span style="color: magenta;">平和</span>を保ちなさい。』(<span style="color: blue;">ローマ12:18</span>)という聖句をもって、『悪魔という敵との闘いを止めて、悪魔と友好平和な関係を築きなさい』 と宣伝している自称クリスチャンがいる。しかし、この「ローマ書」は、パウロが当時の世界の中心地であったローマにある教会へ宛てた手紙で、<span style="color: blue;">ローマ書第12章</span>以降は、『あなたがたのからだを、神に受け入れられる、聖(きよ)い、<span style="color: magenta;">生きた供え物としてささげなさい。</span>それこそ、あなたがたの<span style="color: magenta;">霊的な礼拝</span>です。』(<span style="color: blue;">ローマ12:1</span>)と書いてあるごとく、『世俗社会における自分の置かれた状況がどうであれ、悪魔に心を混乱させられることなく、神への霊的な礼拝をおこなうために、自分の心を神の御国の平安に置き、善をもって悪に打ち勝ちなさい。』 という意味だ。 パウロ自身は、世俗社会において、悪魔と格闘し、反キリストのユダヤ人たちに命を狙われ、逮捕され、裁判にかけられ、投獄されているが、パウロの心は、<span style="color: magenta;">「平和」</span>、即ち、<span style="color: magenta;">神の御国の平安</span>を保っていた。 従って、<span style="color: blue;">ローマ12:18</span>の<span style="color: magenta;">「平和」</span>とは、『悪魔である敵との闘いを止めて、悪魔と友好平和な関係を築きなさい』という意味ではない。 神の御国が、この地上における千年王国として具現化するまでの間の<span style="color: magenta;">「平和」</span>とは、あくまでも、<span style="color: magenta;">「正しい信仰に基づく心の平安」</span>という意味しかない。 なぜなら、『<span style="color: magenta;">平和の神</span>(主イエス・キリスト)は、すみやかに、あなたがた(真のクリスチャンたち)の足でサタンを踏み砕いてくださいます。』(<span style="color: blue;">ローマ16:20</span>)と書いてあるごとく、主イエス・キリストが、真のクリスチャンを通じて悪魔サタンを踏み砕き、悪魔サタンの支配する「この世」に勝利するからだ。 つまり、真のクリスチャンは、<span style="color: magenta;">「平和の神」</span>(主イエス・キリスト)の御名の下に、自己の心を「平和」に保ちつつ、悪魔サタンという真の敵に立ち向かい、悪魔サタンを踏み砕かねばならない。 そして、真のクリスチャンが悪魔サタンが支配する「この世」に完全勝利を果たすまで、この地上における外交的・政治的・社会的・人間関係上の実際の<span style="color: magenta;">「平和」</span>はありえない。 以下は、<span style="color: magenta;">「平和」</span>に関する、その他の聖句である。<br />
<br />
<span style="color: blue;">イザヤ9:6</span><br />
『ひとりのみどりごが、私たちのために生まれる。 ひとりの男の子が、私たちに与えられる。 主権はその肩にあり、その名は、「不思議な助言者、力ある神、永遠の父、<span style="color: magenta;">平和の君</span>」と呼ばれる。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ 5:9</span><br />
<span style="color: blue;"><span style="color: black;">『</span><span style="color: magenta;">平和</span><span style="color: black;">をつくる者は幸いです。その人は神の子どもと呼ばれるからです。</span></span>』<br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ 10:34- 39</span><br />
『わたし(主イエス・キリスト)が来たのは地に(世俗社会で言う)<span style="color: magenta;">平和</span>をもたらすためだと思ってはなりません。 わたしは、<span style="color: magenta;">平和</span>をもたらすために来たのではなく、剣(悪魔と闘う勇気の御言葉)をもたらすために来たのです。 なぜなら、わたしは人(この世を愛する人、世俗社会の権威に従う人)をその父に、娘をその母に、嫁をそのしゅうとめに逆らわせるために来たからです。 さらに、家族の者がその人の敵となります。 わたしよりも父や母を愛する者は、わたしにふさわしい者(真のクリスチャン)ではありません。 また、わたしよりも息子や娘を愛する者は、わたしにふさわしい者ではありません。 自分の十字架(自己犠牲の覚悟)を負ってわたしについて来ない者は、わたしにふさわしい者ではありません。 自分のいのちを自分のものとした者はそれを失い(霊的に死に)、わたしのために自分のいのちを失った者(主イエス・キリストのために自己犠牲を果たした殉教者)は、それを自分のものとします(永遠の生命を得ます)。 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ルカ 12:49</span><br />
『わたし(主イエス・キリスト)が来たのは、地(地上の人間世界)に火(聖霊の働きに基づく悪魔との戦火)を投げ込むためです。 だから、その火が燃えていたらと、どんなに願っていることでしょう。 しかし、わたしには受けるバプテスマ(十字架に磔にされての人類のための贖罪死)があります。 それが成し遂げられるまでは、どんなに苦しむことでしょう。 あなたがた(ペテロら弟子たち)は、地に(世俗社会で言う)<span style="color: magenta;">平和</span>を与えるためにわたしが来たと思っているのですか。 そうではありません。 あなたがたに言いますが、むしろ、分裂(聖霊と悪霊、善と悪という両陣営に分裂して争う人間社会)です。 今から、一家五人は、三人がふたりに、ふたりが三人に対抗して分かれるようになります。 父は息子に、息子は父に対抗し、母は娘に、娘は母に対抗し、しゅうとめは嫁に、嫁はしゅうとめに対抗して分かれるようになります。」 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヨハネ 14:27</span><br />
<span style="color: blue;"><span style="color: black;">『わたしは、あなたがたに</span><span style="color: magenta;">平安</span><span style="color: black;">を残します。わたしは、あなたがたに</span><span style="color: magenta;">平安</span><span style="color: black;">を与えます。わたしがあなたがたに与えるのは、</span><span style="color: #cc0000;">世</span><span style="color: black;">が与えるのとは違います。あなたがたは</span><span style="color: #cc0000;">心を騒がし</span><span style="color: black;">てはなりません。</span><span style="color: #cc0000;">恐れ</span><span style="color: black;">てはなりません。</span></span>』<br />
<span style="color: blue;"><span style="color: black;"><br /></span></span>
<span style="color: blue;">ローマ 12:16- 21</span><br />
『互いに一つ心になり、高ぶった思いを持たず、かえって身分の低い者に順応しなさい。 自分こそ知者だなどと思ってはいけません。 だれに対してでも、悪に悪を報いることをせず、すべての人が良いと思うことを図りなさい。 あなたがたは、自分(の信仰と行ない)に関する限り、すべての人と<span style="color: magenta;">平和</span>を保ちなさい(すべての人間関係において、神の御国の平安を心に抱き、悪魔によって心を混乱させられることなく、善をもって悪に打ち勝ちなさい)。 愛する人たち。自分で復讐してはいけません。神の怒りに任せなさい。 それは、こう書いてあるからです。「復讐はわたしのすることである。わたしが報いをする、と主は言われる。」 もしあなたの敵が飢えたなら、彼に食べさせなさい。 渇いたなら、飲ませなさい。 そうすることによって、あなたは彼の頭に燃える炭火を積むことになるのです。 悪に負けてはいけません。 かえって、善をもって悪に打ち勝ちなさい。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ローマ 16:17- 20</span><br />
『兄弟たち。私(パウロ)はあなたがた(ローマにいる真のクリスチャンたち)に願います。 あなたがたの学んだ教えにそむいて、(真のクリスチャンたちの間に)分裂とつまずきを引き起こす人たち(悪魔の子ら)を警戒してください。 彼らから遠ざかりなさい。 そういう人たちは、私たちの主キリストに仕えないで、自分の欲に仕えているのです。 彼らは、なめらかなことば、へつらいのことばをもって純朴な人たちの心をだましているのです。 あなたがたの従順はすべての人に知られているので、私はあなたがたのことを喜んでいます。 しかし、私は、あなたがたが善にはさとく、悪にはうとくあってほしい、と望んでいます。 <span style="color: magenta;">平和の神</span>(主イエス・キリスト)は、すみやかに、あなたがた(真のクリスチャンたち)の足でサタンを踏み砕いてくださいます。 どうか、私たちの主イエスの恵みが、あなたがたとともにありますように。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">エペソ 2:14- 16</span><br />
『キリストこそ私たちの<span style="color: magenta;">平和</span>であり、二つのもの(神と人、霊と肉)を一つにし、隔ての壁を打ちこわし、 ご自分の肉(十字架に磔にされた主イエス・キリストの肉体から流れた御血=自己犠牲による贖罪死)において、敵意(神と人との敵対関係)を廃棄された方です。 敵意とは、さまざまの規定から成り立っている戒めの律法なのです。 このことは、二つのもの(神と人、霊と肉)をご自身(主イエス・キリスト)において新しいひとりの人(主イエス・キリストを頭とする教会、永遠の命を持つ聖霊の宮としての肉体)に造り上げて、<span style="color: magenta;">平和</span>(神と人との和解)を実現するためであり、 また、両者(神と人)を一つのからだ(霊的な一体化=婚姻)として、十字架によって神と(人とを)和解させるためなのです。 敵意は十字架によって葬り去られました。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">コロサイ 1:20</span><br />
『その(主イエス・キリストの)十字架の血によって<span style="color: magenta;">平和</span>をつくり、御子(人となって来た主イエス・キリスト)によって万物を、ご自分(父なる神ヤハウェ=子なる主イエス=主イエスの御霊である聖霊)と和解させてくださったからです。 地にあるものも天にあるものも、ただ御子によって和解させてくださったのです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヤコブ 4:1- 4</span><br />
『何が原因で、あなたがた(悪魔に憑かれた人々)の間に<span style="color: lime;">戦い</span>や<span style="color: lime;">争い</span>があるのでしょう。 あなたがたのからだの中で<span style="color: lime;">戦う欲望</span>が原因ではありませんか。 あなたがたは、ほしがっても自分のものにならないと、人殺しをするのです。 うらやんでも手に入れることができないと、<span style="color: lime;">争ったり、戦ったりする</span>のです。 あなたがたのものにならないのは、あなたがたが願わないからです。 願っても受けられないのは、自分の快楽のために使おうとして、悪い動機で願うからです。 貞操のない人たち(神の御子イエス・キリストの側につくか、悪魔サタンの側につくかを決めかねて、心が揺れている人たち)。 世を愛することは神に敵することであることがわからないのですか。 世の友となりたいと思ったら、その人は自分を神の敵としているのです。』<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">(2)信仰の妨げになる「つまずき」を徹底的に排除する</span><br />
<span style="color: red;"><br /></span>
<br />
<div>
<div>
<span style="color: purple;">A.主イエス・キリストは、真のクリスチャンに最も高い倫理・道徳の実践を求められる</span></div>
<div>
<br /></div>
<div>
<span style="color: blue;">マタイ 5:39</span></div>
<div>
『・・・悪い者に手向かってはいけません。あなたの右の頬を打つような者には、左の頬も向けなさい。』</div>
<div>
<br /></div>
<div>
<span style="color: blue;">マタイ 5:44</span></div>
<div>
『・・・自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい。』</div>
<div>
<br /></div>
<div>
<span style="color: blue;">マタイ 5:48</span></div>
<div>
『・・・あなたがたは、天の父が完全なように、完全でありなさい。』</div>
<div>
<br /></div>
<div>
<span style="color: blue;">マタイ10:26-28</span></div>
<div>
『だから、彼ら(ローマ帝国の属州ユダヤ総督・属州ユダヤの王・ユダヤ教の祭司長たち)を恐れてはいけません。覆われているもので知られずに済むものはありません。わたし(イエス)が暗闇であなたがたに話すことを明るみで言いなさい。また、あなたがたが耳元で聞くことを屋上で言い広めなさい。からだを殺しても、たましいを殺せない人たちなどを恐れてはなりません。そんなものより、たましいも、からだも、ともにゲヘナ(地獄)で滅ぼすことのできる方を恐れなさい。』</div>
<div>
<br /></div>
<div>
<br /></div>
<div>
<span style="color: purple;">B.主イエス・キリストは、真のクリスチャンに、信仰の妨げになる「つまずき」の徹底的排除を求められる</span>・・・主イエス・キリストは、真のクリスチャンに対して、人として最も高い倫理・道徳の実践を要求された。また同時に、真のクリスチャンの信仰の妨げになる「つまずき」を徹底的に排除すべきことをも要求された。例えば、「つまずき」の徹底的な排除に関する主イエス・キリストの御言葉は、<span style="color: blue;">「マタイ」「マルコ」</span>において次のように書いてある。主イエスが実際に肉声で弟子たちに語った真正の御言葉である。なお、下記の聖句にある「目」とは、人の五感を通じて入って来る悪魔的な社会環境の情報=刺激に汚染された「思考」で、「手足」とは、人の「行為」の比喩である。同時に、人の「肉体の器官」そのものを指す。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
<span style="color: blue;">マタイ 5:29-30</span></div>
<div>
『もし、右の目が、あなたをつまずかせるなら、えぐり出して、捨ててしまいなさい。からだの一部を失っても、からだ全体がゲヘナ(地獄)に投げ込まれるよりは、よいからです。もし、右の手が、あなたをつまずかせるなら、切って、捨ててしまいなさい。からだの一部を失っても、からだ全体がゲヘナ(地獄)に投げ込まれるよりは、よいからです。』</div>
<div>
<br /></div>
<div>
<span style="color: blue;">マタイ13:49-50</span></div>
<div>
『この世の終わりにも、その(あらゆる種類の魚を集める地引網の)ようになります。御使いたちが来て、正しい者の中から悪い者をえり分け、火の燃える炉に投げ込みます。彼らはそこで泣いて歯ぎしりするのです。』</div>
<div>
<br /></div>
<div>
<span style="color: blue;">マタイ18:7-9</span></div>
<div>
『つまずきを与える、この世は忌まわしいものです。つまずきが起こることは避けられないが、つまずきをもたらす者は忌まわしい者です。もし、あなたの手か足の一つがあなたをつまずかせるなら、それを切って捨てなさい。片手片足でいのちにはいる方が、両手両足そろっていて永遠の火に投げ入れられるよりは、よいことです。また、もし、あなたの一方の目が、あなたをつまずかせるなら、それをえぐり出して捨てなさい。片目でいのちにはいる方が、両目そろっていて燃えるゲヘナ(地獄)に投げ入れられるよりは、あなたにとってよいことです。』</div>
<div>
<br /></div>
<div>
<span style="color: blue;">マタイ25:46</span></div>
<div>
『こうして(生前または死後に主イエスに裁かれて)、この人たち(愛の無い自称クリスチャン)は永遠の刑罰にはいり、正しい人たちは永遠のいのちにはいるのです。』</div>
<div>
<br /></div>
<div>
<span style="color: blue;">マルコ 9:42-48</span></div>
<div>
『わたし(主イエス)を信じる、この小さい者たちの一人にでも、つまずきを与えるような者は、むしろ大きい石臼を首にゆわえつけられて海に投げ込まれた方がましです。もし、あなたの手があなたのつまずきとなるなら、それを切り捨てなさい。不具の身でいのちにはいる方が、両手そろっていてゲヘナ(地獄)の消えぬ火の中に落ち込むよりは、あなたにとってよいことです。もし、あなたの目があなたのつまずきを引き起こすのなら、それをえぐり出しなさい。片目で神の国にはいる方が、両目そろっていてゲヘナ(地獄)に投げ入れられるよりは、あなたにとってよいことです。そこでは、彼らを食うウジは、尽きることがなく、火は消えることがありません。』</div>
<div>
<br /></div>
<div>
<br /></div>
</div>
<br />
<span style="color: blue;">公開2012(平成24)年8月9日(木)02:10</span><br />
<span style="color: blue;">saintsfellowship@outlook.com 聖書伝道会</span><br />
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聖書伝道会http://www.blogger.com/profile/05753520114248036385noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2059390697110644034.post-78434120199792923342012-08-09T02:08:00.002+09:002019-04-22T09:48:12.181+09:00『 クリスチャンの正しい回心のための聖書義解3 』 <br />
<br />
<span style="color: blue;">3.『聖書』 における「敵」の意味</span><br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: red;">(1) クリスチャンにとっての「敵」とは誰であるのか?</span><br />
<span style="color: red;"><span style="color: black;"> クリスチャンは、次の聖句にある</span><span style="color: magenta;">「敵」「迫害する者」</span><span style="color: black;">を、誰であると理解し、あるいは、思い込んでいるのであろうか?</span></span><br />
<span style="color: red;"><span style="color: black;"><br /></span></span>
<span style="color: blue;">マタイ 5:44</span><br />
『しかし、わたしはあなたがたに言います。自分の<span style="color: magenta;">敵</span>を愛し、<span style="color: magenta;">迫害する者</span>のために祈りなさい。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ルカ 6:35</span><br />
『ただ、自分の<span style="color: magenta;">敵</span>を愛しなさい。彼らによくしてやり、返してもらうことを考えずに貸しなさい。そうすれば、あなたがたの受ける報いはすばらしく、あなたがたは、いと高き方の子どもになれます。なぜなら、いと高き方は、<span style="color: magenta;">恩知らずの悪人</span>にも、あわれみ深いからです。』<br />
<br />
「敵」とは、誰で、いかなる組織勢力であるのか? ここで『聖書』に記されている敵対関係の類型を挙げて考えてみよう。なお、<span style="color: lime;">「敵対」</span>とは、敵として対抗すること。<span style="color: lime;">「対立」</span>とは、両者が反対の立場にたって張り合うこと。<span style="color: lime;">「相克」</span>とは、両者が互いに勝とうとして精神的・霊的に相争うことを意味する。<br />
<br />
<span style="color: red;">A.</span>領土支配権をめぐるイスラエル人と外国人との敵対関係 (<span style="color: blue;">出エジプト記 5:1 </span>等)<br />
<br />
<span style="color: red;">B.</span>国内政治をめぐるサウル家とダビデ家の対立関係 (<span style="color: blue;">2サムエル 3:1</span> 等)<br />
<br />
<span style="color: red;">C.</span>宗教思想をめぐる主イエスとパリサイ派等の敵対関係 (<span style="color: blue;">マタイ 21:45</span> 等)<br />
<br />
<span style="color: red;">D.</span>神の御計画の下にある人々と悪魔サタンの相克関係 (<span style="color: blue;">ゼカリヤ 3:1 </span>等)<br />
<br />
以上の<span style="color: red;">A~C </span>の敵対と対立の関係に見られる本源的で霊的な相克は、<span style="color: red;">D </span>から派生している。つまり、人が神の側につくのか、悪魔サタンの側につくのかをめぐる、人の心の中における善と悪の相克が、<span style="color: red;">A~D </span>の敵対・対立関係として聖書に記され、また、現代の世俗社会の諸悪及び諸問題として生起している。なお、本源的で霊的な相克である<span style="color: red;">D </span>において、悪魔サタンの側についた悪人罪人は、最後の審判の時に裁かれ、肉体的・精神的・霊的な生命を失い、永遠の地獄に落ちると、<span style="color: blue;">黙示録20:10- 15</span>等に書いてある。従って、<span style="color: blue;">マタイ5:44</span> にある「敵」「迫害する者」とは、世俗社会に生起す邪悪な諸問題・諸犯罪を広めようとする悪魔サタンの側についた悪人罪人に他ならない。彼らは、クリスチャンの<span style="color: magenta;">「敵」</span>であり、クリスチャンを<span style="color: magenta;">「迫害する者」</span>である。しかし、本源的な<span style="color: magenta;">「敵」「迫害する者」</span>とは、人の健全な肉体・精神・霊を破壊しようとする悪魔サタンであることを忘れてはならない。なお、「サタン」とは、ヘブル語で<span style="color: magenta;">「敵対者」</span>を意味する。これらのことは、次の聖句から明白である。<br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ 13:36- 42</span><br />
『それから、イエスは群衆と別れて家にはいられた。すると、弟子たちがみもとに来て、「<span style="color: magenta;">畑の毒麦</span>のたとえを説明してください。」と言った。 イエスは答えてこう言われた。「良い種を蒔く者は人の子です。畑はこの世界のことで、良い種とは御国の子どもたち、<span style="color: magenta;">毒麦</span>とは<span style="color: magenta;">悪い者の子どもたち</span>のことです。 <span style="color: magenta;">毒麦</span>を蒔いた<span style="color: magenta;">敵</span>は悪魔であり、収穫とはこの世の終わりのことです。そして、刈り手とは御使いたちのことです。ですから、<span style="color: magenta;">毒麦</span>が集められて火で焼かれるように、この世の終わりにもそのようになります。 人の子はその御使いたちを遣わします。彼らは、<span style="color: magenta;">つまずきを与える者</span>や<span style="color: magenta;">不法を行なう者たち</span>をみな、御国から取り集めて、 火の燃える炉に投げ込みます。<span style="color: magenta;">彼ら</span>はそこで泣いて歯ぎしりするのです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">1ペテロ 5:8- 9</span><br />
『身を慎み、目をさましていなさい。あなたがたの<span style="color: magenta;">敵である悪魔</span>が、ほえたけるししのように、食い尽くすべきものを捜し求めながら、歩き回っています。 堅く信仰に立って、この<span style="color: magenta;">悪魔</span>に立ち向かいなさい。ご承知のように、世にあるあなたがたの兄弟である人々は同じ苦しみを通って来たのです。 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヘブル 1:13</span><br />
『神は、かつて どの御使いに向かって、こう言われたでしょう。「わたしが あなたの<span style="color: magenta;">敵</span>を あなたの足台とするまでは、わたしの右の座に着いていなさい。」』 ※この聖句は、<span style="color: blue;">詩篇110: 1</span>、<span style="color: blue;">マタイ22:44</span>、<span style="color: blue;">マルコ12:36</span>、<span style="color: blue;">ルカ20:43</span>、<span style="color: blue;">使徒 2:35</span> にも書いてある。『聖書』には、「神の左の座」という表現はない。つまり、「神の右の座」とは、「神の御国の王権」を表し、この王権を持つ主イエス・キリストに従う聖徒たちを通じて、悪魔は神の足台となる。<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヘブル 10:13</span><br />
『それから(主イエス・キリストが神の右の座についてから)は、その<span style="color: magenta;">敵</span>(悪魔サタン)が ご自分(主イエス・キリスト)の足台となるのを待っておられるのです。』<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">(2) 神の御意及び御計画を妨害する悪魔サタンの働きは神により制限されている</span><br />
悪魔サタンの邪悪な働きに対する神による制限と、全知全能の神の予知に基づく悪魔サタンの働きをも織り込んだ神の御計画に関する聖句を挙げる。<br />
<br />
<span style="color: blue;">1歴代誌</span><br />
『ここに、<span style="color: magenta;">サタン</span>がイスラエルに逆らって立ち、ダビデを誘い込んで、イスラエルの人口を数えさせた。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヨブ 1:6</span><br />
『ある日、神の子らが主の前に来て立ったとき、<span style="color: magenta;">サタン</span>も来て その中にいた。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ゼカリヤ 3:1</span><br />
『主(神)は私(預言者ゼカリヤ)に、主の使いの前に立っている大祭司ヨシュアと、彼を訴えようとして その右手に立っている<span style="color: magenta;">サタン</span>とを見せられた。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ 4:10</span><br />
『イエスは言われた。「引き下がれ、<span style="color: magenta;">サタン</span>。『あなたの神である主を拝み、主にだけ仕えよ。』と書いてある。」 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">マルコ 4:15</span><br />
『みことばが道ばたに蒔かれるとは、こういう人たちのことです――みことばを聞くと、すぐ<span style="color: magenta;">サタン</span>が来て、彼らに蒔かれたみことばを持ち去ってしまうのです。 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ルカ 10:17- 20</span><br />
『さて、七十人(世界へ派遣されていた弟子たち)が喜んで帰って来て、こう言った。「主よ。あなたの御名を使うと、<span style="color: magenta;">悪霊ども</span>でさえ、私たちに服従します。」 イエスは言われた。「わたしが見ていると、<span style="color: magenta;">サタン</span>が、いなずまのように天から落ちました。 確かに、わたしは、あなたがたに、<span style="color: magenta;">蛇</span>や<span style="color: magenta;">さそり</span>を踏みつけ(悪魔・悪霊を倒し)、<span style="color: magenta;">敵</span>(悪魔)のあらゆる力(支配力)に打ち勝つ権威を授けたのです。だから、あなたがたに害(心身に有害な攻撃)を加えるものは何一つありません。 だが しかし、<span style="color: magenta;">悪霊ども</span>が あなたがたに服従するからといって、喜んではなりません。ただ あなたがたの名が天に書きしるされていること(神の子であること)を喜びなさい。」 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヨハネ 13:27</span><br />
『彼(ユダ)がパン切れを受けると、そのとき、<span style="color: magenta;">サタン</span>が彼にはいった。そこで、イエスは彼に言われた。「あなたがしようとしていること(裏切り)を、今すぐしなさい。」 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">使徒 5:3</span><br />
『そこで、ペテロがこう言った。「アナニヤ。どうして あなたは<span style="color: magenta;">サタン</span>に心を奪われ、聖霊を欺いて、(売却した自分の)地所の代金の一部を自分のために残しておいたのか。 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">2テサロニケ 2: 3- 12</span><br />
『だれにも、どのようにも、だまされないようにしなさい。なぜなら、まず背教が起こり<span style="color: magenta;">不法の人</span>、すなわち<span style="color: magenta;">滅びの子</span>が現われなければ、主の日は来ないからです。 <span style="color: magenta;">彼</span>は、すべて神と呼ばれるもの、また礼拝されるものに反抗し、その上に<span style="color: magenta;">自分</span>を高く上げ、神の宮の中に座を設け、<span style="color: magenta;">自分</span>こそ神であると宣言します。 私(パウロ)がまだあなたがた(テモテたち)のところにいたとき、これらのことをよく話しておいたのを思い出しませんか。 あなたがたが知っているとおり、<span style="color: magenta;">彼</span>がその定められた時に現われるようにと、いま引き止めているもの(神の御計画)があるのです。<span style="color: magenta;">不法の秘密</span>(ヘロデ大王の孫であるヘロデ・アグリッパ一世が組織した、クリスチャン抹殺計画を進める秘密結社「秘密の力」に憑依した悪魔サタンによる世界支配計画)はすでに働いています。しかし今は引き止める者(聖霊)があって、自分(聖霊)が取り除かれる時まで(不法の人による世界支配を)引き止めているのです。 その時になると、<span style="color: magenta;">不法の人</span>が現われますが、主(御再臨のイエス・キリスト)は御口の息をもって<span style="color: magenta;">彼</span>を殺し、来臨の輝きをもって滅ぼしてしまわれます。<span style="color: magenta;">不法の人</span>の到来は、<span style="color: magenta;">サタン</span>の働きによるのであって、あらゆる偽りの力、しるし、不思議がそれに伴い、また、滅びる人たち(サタニスト・自称クリスチャン)に対するあらゆる悪の欺きが行なわれます。なぜなら、彼らは救われるために真理への愛(主イエスへの愛、主イエスを救世主として信じて行動すること)を受け入れなかったからです。 それゆえ神は、彼らが偽りを信じるように、惑わす力を送り込まれます。 それは、真理(主イエス・キリストの教え)を信じないで、悪を喜んでいたすべての者(世俗の権威を愛して利己的な私利私欲を満たしていた人々)が、さばかれるためです。 』<br />
<br />
<span style="color: blue;">エペソ 2:2</span><br />
『<span style="color: magenta;">空中の権威を持つ支配者</span>(悪魔サタン)として今も(主イエス・キリストに対する)<span style="color: magenta;">不従順の子ら</span>(悪魔の子ら)の中に働いている<span style="color: magenta;">霊</span>』<br />
<br />
<span style="color: blue;">1ヨハネ 3:8</span><br />
『<span style="color: magenta;">罪のうちを歩む者</span>は、<span style="color: magenta;">悪魔から出た者</span>です。<span style="color: magenta;">悪魔</span>は初めから<span style="color: magenta;">罪</span>を犯しているからです。神の子(主イエス・キリスト)が現れたのは、<span style="color: magenta;">悪魔のしわざ</span>を打ちこわすためです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">黙示録 12:7- 9</span><br />
『さて、天に戦いが起こって、ミカエルと彼の使いたちは、<span style="color: magenta;">竜</span>と戦った。それで、<span style="color: magenta;">竜とその使いたち</span>は応戦したが、勝つことができず、天にはもはや<span style="color: magenta;">彼ら</span>のいる場所がなくなった。こうして、この<span style="color: magenta;">巨大な竜</span>、すなわち、<span style="color: magenta;">悪魔</span>とか、<span style="color: magenta;">サタン</span>とか呼ばれて、<span style="color: magenta;">全世界を惑わす、あの古い蛇</span>は投げ落とされた。<span style="color: magenta;">彼</span>は地上に投げ落とされ、<span style="color: magenta;">彼の使いども</span>も<span style="color: magenta;">彼</span>とともに投げ落とされた。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">黙示録 20:2- 3</span><br />
『彼(神の御使い)は、<span style="color: magenta;">悪魔でありサタンである竜</span>、あの<span style="color: magenta;">古い蛇</span>を捕え、これを千年の間縛って、 底知れぬ所に投げ込んで、そこを閉じ、その上に封印して、千年の終わるまでは、それが諸国の民を惑わすことのないようにした。<span style="color: magenta;">サタン</span>は、そのあとでしばらくの間、解き放(はな)されなければならない。 』<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">(3) 悪魔サタンに対する裁き</span><br />
<span style="color: magenta;">悪魔サタン</span>といえども、全知全能の神の支配下にあることは、宇宙の諸天体が秩序を保って規則的に運行しているように、また、地球上の自然が調和を保ち、日々の昼と夜、年毎の春夏秋冬の四季として循環しているように、<span style="color: magenta;">悪魔サタン</span>の行動(<span style="color: blue;">ヨブ1:6- 12</span>)と宿命(<span style="color: blue;">黙示録20:7- 9</span>)ですら、神の御手の中に握られ、神の御計画の中に組み込まれている。そして、<span style="color: blue;">「人を、真に裁けるのは、神と、その僕のみ」</span>である。<span style="color: magenta;">悪魔サタン</span>には、真理と正義がないため、人を悪と罪と死滅へと誘惑することはできるが、<span style="color: blue;">裁くこと</span>はできない。このことは、次の聖句に示されている。 <br />
<br />
<span style="color: blue;">2歴代誌 19: 6</span><br />
『(信仰心の厚いユダの王ヨシャパテが)<span style="color: blue;">さばきつかさたち</span>に こう言った。「あなたがたは自分のする事に注意しなさい。あなたがたが<span style="color: blue;">さばく</span>のは、人のためではなく、主のためだからです。この方(主)は、<span style="color: blue;">さばき</span>が行なわれるとき、あなたがたとともにおられるのです。』 <br />
<br />
<span style="color: blue;">詩篇 96:13</span><br />
『確かに、主は来られる。確かに、地を<span style="color: blue;">さばく</span>ために来られる。主は、義をもって世界を<span style="color: blue;">さばき</span>、その真実をもって国々の民を<span style="color: blue;">さばかれる。</span>』 <br />
<br />
<span style="color: blue;">箴言 29:26</span><br />
『支配者の顔色をうかがう者は多い。しかし人を<span style="color: blue;">さばく</span>のは主である。』 <br />
<br />
<span style="color: blue;">ルカ 22:29- 30</span><br />
『わたし(主イエス)の父(神)がわたしに王権を与えてくださったように、わたしもあなたがた(十二使徒)に王権を与えます。 それであなたがたは、わたしの国でわたしの食卓に着いて食事をし、王座に着いて、イスラエルの十二の部族を<span style="color: blue;">さばく</span>のです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">黙示録 20:7- 9</span><br />
『しかし千年の終わりに、<span style="color: magenta;">サタン</span>はその牢から解き放され、地の四方にある諸国の民、すなわち、ゴグとマゴグを惑わすために出て行き、戦いのために彼らを召集する。彼らの数は海べの砂のようである。彼らは、地上の広い平地に上って来て、聖徒たちの陣営と愛された都とを取り囲んだ。すると、天から火が降ってきて、彼らを焼き尽くした。そして、彼らを惑わした<span style="color: magenta;">悪魔</span>は火と硫黄の池に投げ込まれた。そこは<span style="color: magenta;">獣</span>も、<span style="color: magenta;">にせ預言者</span>もいる所で、彼らは永遠に昼も夜も苦しみを受ける。』 <br />
<div>
<br /></div>
<br />
<br />
<span style="color: red;">(4) 善と悪の相克時代におけるクリスチャンの使命</span><br />
人の心の中に、善と悪の相克が生じたのは、「エデンの園の中央にある善悪の知識の木の実」(<span style="color: blue;">創世記2:9</span>)を食べたことによる。神によって創造された最初の人であるアダムとイブは、<span style="color: magenta;">「蛇」</span>(悪魔サタンの化身)にそそのかされ、神によって食べることを禁じられていた「エデンの園の中央にある善悪の知識の木の実」(善悪を知るようになる木の実)を食べたことにより、神から離れ、霊的に死に、それ以来、人自身の意志で、『神の側につくのか、悪魔サタンの側につくのか』 を決めることになった。つまり、神の側についたクリスチャンの<span style="color: magenta;">「敵」</span>、クリスチャンを<span style="color: magenta;">「迫害する者」</span>とは、善と悪との相克類型 <span style="color: magenta;">A~C</span> の本源(背後)に蠢(うごめ)く、<span style="color: magenta;">悪魔サタン</span>であり、<span style="color: magenta;">悪魔サタンに取り憑かれている自称ユダヤ人</span>(<span style="color: blue;">黙示録2:9</span>、<span style="color: blue;">同左3: 9</span>)・<span style="color: magenta;">パリサイ派</span>(<span style="color: blue;">ヨハネ 8:44</span>)・<span style="color: magenta;">ヘロデのパン種</span>(<span style="color: blue;">マルコ8:15</span>)という主イエス・キリストを否定してローマ帝国の当時の慣習であった十字架の磔刑に処し、現在も頑固に否定している<span style="color: magenta;">ユダヤ人たち</span>の極少数派の抱く「悪魔崇拝の思想」(「タルムード」「カバラ」の一部の思想)を土台とする政治的・宗教的な組織勢力に他ならない。ちなみに、主イエス・キリストと、<span style="color: magenta;">悪魔サタン</span>に取り憑かれた律法学者・パリサイ人たちとの、宮(神殿)における論争内容は、<span style="color: blue;">ヨハネ8:1- 59</span>に示されている。但し、イエスがキリストであることを否定する、<span style="color: magenta;">ユダヤ人たち</span>は、自らが擁立した<span style="color: magenta;">不法の人</span>(666の獣)によって大量虐殺される事態に陥り、7年間続く大患難期の後半に自らの過ちを悔い改め、イエスをキリストとして受け入れ、最終的には救われることになる。<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヨハネ 8:43-44</span><br />
『<span style="color: magenta;">あなたがた</span>は、なぜわたしの話していることがわからないのでしょう。それは、<span style="color: magenta;">あなたがたが</span>わたしのことばに耳を傾けることができないからです。<span style="color: magenta;">あなたがた</span>は、<span style="color: magenta;">あなたがたの父である悪魔</span>から出た者であって、<span style="color: magenta;">あなたがたの父</span>の欲望(主イエス・キリストを殺そうとすること)を成し遂げたいと願っているのです。<span style="color: magenta;">悪魔</span>は初めから人殺しであり、真理に立ってはいません。<span style="color: magenta;">彼</span>のうちには真理がないからです。<span style="color: magenta;">彼</span>が偽りを言うときは、<span style="color: magenta;">自分</span>にふさわしい話し方をしているのです。なぜなら<span style="color: magenta;">彼</span>は<span style="color: magenta;">偽り者</span>であり、また<span style="color: magenta;">偽りの父</span>であるからです。』<br />
<br />
主イエス・キリストは、この場面で、ユダヤ人の律法学者・パリサイ人を「悪魔から出た者」「人殺し」「真理がない」「偽り者」として糾弾し、言動による断罪をはっきりとおこなっている。しかし、このような糾弾も、すべて<span style="color: blue;">マタイ5:44</span>にある『自分の<span style="color: magenta;">敵</span>を愛し、<span style="color: magenta;">迫害する者</span>のために祈りなさい。』 を前提とする、愛のある糾弾である。一体、誰が、パリサイ人たちを激しく糾弾した主イエス・キリストの言動に「愛が感じられない」 「二枚舌のウソつき」 「言行不一致の男」だと言うのだろうか? そのように宣伝する人は、「悪魔から出た者」であろう。 真のクリスチャンは、主イエス・キリストのごとく、神への愛に基づく断固たる勇気をもって、「悪魔から出た者」たちを糾弾し、愛に満ちた平和な世界、即ち、神の御国のために闘わなければならない。<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: blue;">公開2012(平成24)年8月9日(木)02:08</span><br />
<span style="color: blue;">saintsfellowship@outlook.com 聖書伝道会</span><br />
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<br />聖書伝道会http://www.blogger.com/profile/05753520114248036385noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2059390697110644034.post-74908922279392889812012-08-09T02:04:00.001+09:002019-04-22T09:46:45.182+09:00『 クリスチャンの正しい回心のための聖書義解2 』 <br />
<br />
<span style="color: blue;">2. 『聖書』 における「愛」の意味</span><br />
<br />
『聖書』における愛とは何を意味するのであろうか? 『聖書』における愛は、<span style="color: red;">(1)</span><span style="color: magenta;">神から人への愛(アガペー)</span>、<span style="color: red;">(2)</span><span style="color: magenta;">人から神への愛(アガペー)</span>、<span style="color: red;">(3)</span><span style="color: magenta;">人と人との愛</span>、即ち、<span style="color: blue;">A.</span>信仰上の<span style="color: magenta;">兄弟愛(フィラデルフィア)</span> <span style="color: blue;">B.</span>万人に対する<span style="color: magenta;">隣人愛(アガペー)</span><span style="color: blue;"> C.</span>肉体的な<span style="color: magenta;">性愛(エロース)</span>に分けて考えられる。 世俗社会における愛とは、「いつくしむこと、かわいがること、大切にすること、恋情、性愛」という意味がある。 しかし、『聖書』における愛の意味は、まったく違う。 <span style="color: red;">(1)</span><span style="color: magenta;">神から人への愛</span>とは、神の御子たる主イエス・キリストが万人に示されたように「自らを犠牲にして、人の罪を贖い、救うこと」である。 つまり、愛とは「神」そのものであり、「救い」を意味する。 <span style="color: red;">(2)</span><span style="color: magenta;">人から神への愛</span>とは、全身全霊をもって神を愛して礼拝し、神から与えられた「モーセの十戒」「山上の垂訓」に象徴される戒めを守り、悪魔のしわざを打ちこわし、神の子どもと悪魔の子どもを区別し、教会の兄弟を愛し、ことばや口先だけではなく実際に行動し、反キリストの霊に惑わされず、神の御意を知ることである。 <span style="color: red;">(3)</span><span style="color: magenta;">人と人との愛</span>とは、世俗社会で言われる愛、即ち、愛すること、恋情の次元を乗り越えて、主イエス・キリストの僕として、悪魔・悪霊・悪人と闘い、隣人を肉体的・精神的・霊的に救う具体的な行動を指す。 そして、真のクリスチャンから自称クリスチャン及び異教徒に対する愛とは、主イエス・キリストを正しく信じなかったり、まったく信じなかったり、敵対して受け入れようとしない罪を悔い改めさせ、回心(改心)させるために、彼我にとって厳しい行動を起こし、正しい洗礼を通じた心の「死と再生」と、その再生した心に聖霊降臨(受霊)を果たし、主イエス・キリストとの霊的な一体化へと導き、肉体的・精神的・霊的な救い(新生・愛・永遠の生命)をもたらすことである。 ちなみに、「行動」とは、人の行いを広義に指し、行動のうちに、具体的な意思活動である狭義の「行為」を含む。 従って、本編においては、広義の行いという意味で「行動」を、狭義の具体的な意思活動という意味で「行為」を使用し、さらに、「言動」とは、発言と行動の意味で使用する。<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">(1) 神から人への愛(アガペー)</span><br />
神は、聖なる民、即ち、イスラエル人を愛された(<span style="color: blue;">申命記7:8</span>)。 神の御子イエス・キリストは、神の戒めに背いてきたイスラエル人を初めとする、万人の身代わりとして十字架にて死に、万人の罪を神に贖ってくださった(<span style="color: blue;">ローマ 5:8</span>)。 かかる神の本質とは、<span style="color: magenta;">愛</span>である(<span style="color: blue;">1ヨハネ 4: 8-10</span>、<span style="color: blue;">1ヨハネ 4:16</span>)。 『聖書』における神から万人への愛とは、神の御子たる主イエス・キリストの十字架上での「贖罪死」に表れたように、「自己の生命を犠牲にして、万人の罪を自らの血を代価として贖い、悪魔の手から救うこと」である。 ここで言う「万人の罪」とは、『旧約聖書』においては、神の戒めを守らず背いたこと(<span style="color: blue;">創世記3:6</span>、<span style="color: blue;">出エジプト32:8</span>)であり、『新約聖書』においては、主イエス・キリストを信じないこと(<span style="color: blue;">ヨハネ16:9</span>)である。 神から人への愛は、人に罪(=悪魔の子・善悪相克の世界・虚偽・霊的な死)から救われる、永遠の生命(=神の子・絶対善の世界・真理・霊的な不死)への道を開いたことに示されている。<br />
<br />
<span style="color: blue;">申命記 7:7- 8</span><br />
『主があなたがたを<span style="color: magenta;">恋い慕って</span>、あなたがたを選ばれたのは、あなたがたがどの民よりも数が多かったからではない。 事実、あなたがたは、すべての国々の民のうちで最も数が少なかった。 しかし、主があなたがたを<span style="color: magenta;">愛された</span>から、また、あなたがたの先祖たちに誓われた誓いを守られたから、主は、力強い御手をもってあなたがたを連れ出し、奴隷の家から、エジプトの王パロの手からあなたを贖い出された。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ローマ 5:8</span><br />
『しかし私たちがまだ罪人であったとき、キリストが私たちのために死んでくださったことにより、神は私たちに対するご自身の<span style="color: magenta;">愛</span>を明らかにしておられます。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">1ヨハネ 4: 8-10</span><br />
『<span style="color: magenta;">愛</span>のない者に、神はわかりません。 なぜなら神は<span style="color: magenta;">愛</span>だからです。 神はそのひとり子を世に遣わし、その方によって私たちに、いのちを得させてくださいました。 ここに、神の<span style="color: magenta;">愛</span>が私たちに示されたのです。 私たちが神を<span style="color: magenta;">愛</span>したのではなく、神が私たちを<span style="color: magenta;">愛</span>し、私たちの罪のために、なだめの供え物としての御子(イエス・キリスト)を遣わされました。 ここに<span style="color: magenta;">愛</span>があるのです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">1ヨハネ 4:16</span><br />
『私たちは、私たちに対する神の<span style="color: magenta;">愛</span>を知り、また信じています。 神は<span style="color: magenta;">愛</span>です。 <span style="color: magenta;">愛</span>のうちにいる者は神のうちにおり、神もその人のうちにおられます。』<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">(2) 人から神への愛(アガペー)</span><br />
人は、全身全霊をもって神を<span style="color: magenta;">愛</span>さなければならない(<span style="color: blue;">申命記 6: 5</span>、<span style="color: blue;">マタイ22:37</span>)。 『旧約聖書』においては、神から与えられた「モーセの十戒」を守ることが、人から神への<span style="color: magenta;">愛</span>であった(<span style="color: blue;">申命記 11: 1</span>)。 『新約聖書』における、人から神への<span style="color: magenta;">愛</span>とは、聖母マリアの胎を通じて、万人の罪を贖う自己犠牲を果たすために、血と肉を備えた生身の「人の子」として地上に降誕された主イエス・キリストを、「神の子・救い主・贖い主」と信じ、悪魔のしわざを打ちこわし(<span style="color: blue;">1ヨハネ 3: 8</span>)、神の子どもと悪魔の子どもを区別し(<span style="color: blue;">同3:10</span>)、兄弟を<span style="color: magenta;">愛</span>し(<span style="color: blue;">同3:14</span>)、ことばや口先だけではなく行動し(<span style="color: blue;">同3:18</span>)、反キリストの霊に惑わされず(<span style="color: blue;">同4:1- 6</span>)、神の御意を知る(<span style="color: blue;">同4: 7</span>)ことである。つまり、<span style="color: magenta;">『自己否定の心的態度を貫き、自己犠牲を果たし、神への愛を貫いた聖人たちを模範として生きよう』</span>と言うに尽きる。 <span style="color: magenta;">神への愛なくして、隣人愛・自己愛は成り立たない。また、神への愛があれば隣人愛を強調せずとも隣人愛・自己愛は自然と流れ果たされる。</span><br />
<br />
<span style="color: blue;">申命記 6: 5</span><br />
『心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を<span style="color: magenta;">愛</span>しなさい。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">申命記 11: 1</span><br />
『あなたはあなたの神、主を<span style="color: magenta;">愛</span>し、いつも、主の戒めと、おきてと、定めと、命令とを守りなさい。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ22:37- 38</span><br />
『そこで、イエスは彼(パリサイ人の律法の専門家)に言われた。 「心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を<span style="color: magenta;">愛</span>せよ。」 これが大切な<span style="color: red;">第一の戒め</span>です。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">1ヨハネ 3: 8- 4: 8</span><br />
『罪のうちを歩む者は、悪魔から出た者です。 悪魔は初めから罪を犯しているからです。 神の子が現われたのは、悪魔のしわざを打ちこわすためです。 だれでも神から生まれた者は、罪のうちを歩みません。 なぜなら、神の種がその人のうちにとどまっているからです。 その人は神から生まれたので、罪のうちを歩むことができないのです。 そのことによって、神の子どもと悪魔の子どもとの区別がはっきりします。 義を行なわない者はだれも、神から出た者ではありません。 兄弟を<span style="color: magenta;">愛</span>さない者もそうです。 互いに<span style="color: magenta;">愛し合う</span>べきであるということは、あなたがたが初めから聞いている教えです。 カインのようであってはいけません。 彼は悪い者から出た者で、兄弟を殺しました。 なぜ兄弟を殺したのでしょう。 自分の行ないは悪く、兄弟の行ないは正しかったからです。 兄弟たち。 世があなたがたを憎んでも、驚いてはいけません。 私たちは、自分が死からいのちに移ったことを知っています。 それは、兄弟を<span style="color: magenta;">愛</span>しているからです。 <span style="color: magenta;">愛</span>さない者は、死のうちにとどまっているのです。 兄弟を憎む者はみな、人殺しです。 いうまでもなく、だれでも人を殺す者のうちに、永遠のいのちがとどまっていることはないのです。 キリストは、私たちのために、ご自分のいのちをお捨てになりました。 それによって私たちに<span style="color: magenta;">愛</span>がわかったのです。 ですから私たちは、兄弟のために、いのちを捨てるべきです。 世の富を持ちながら、兄弟が困っているのを見ても、あわれみの心を閉ざすような者に、どうして神の<span style="color: magenta;">愛</span>がとどまっているでしょう。 子どもたちよ。私たちは、ことばや口先だけで<span style="color: magenta;">愛</span>することをせず、行ないと真実をもって<span style="color: magenta;">愛</span>そうではありませんか。 それによって、私たちは、自分が真理に属するものであることを知り、そして、神の御前に心を安らかにされるのです。 たとい自分の心が責めてもです。 なぜなら、神は私たちの心よりも大きく、そして何もかもご存じだからです。 <span style="color: magenta;">愛</span>する者たち。もし自分の心に責められなければ、大胆に神の御前に出ることができ、 また求めるものは何でも神からいただくことができます。なぜなら、私たちが神の命令を守り、神に喜ばれることを行なっているからです。 神の命令とは、私たちが御子イエス・キリストの御名を信じ、キリストが命じられたとおりに、私たちが互いに<span style="color: magenta;">愛し合う</span>ことです。 神の命令を守る者は神のうちにおり、神もまたその人のうちにおられます。 神が私たちのうちにおられるということは、神が私たちに与えてくださった御霊によって知るのです。 愛する者たち。霊だからといって、みな信じてはいけません。 それらの霊が神からのものかどうかを、ためしなさい。 なぜなら、にせ預言者がたくさん世に出て来たからです。 人となって来たイエス・キリストを告白する霊はみな、神からのものです。 それによって神からの霊を知りなさい。 イエスを告白しない霊はどれ一つとして神から出たものではありません。 それは反キリストの霊です。 あなたがたはそれが来ることを聞いていたのですが、今それが世に来ているのです。 子どもたちよ。 あなたがたは神から出た者です。 そして彼らに勝ったのです。 あなたがたのうちにおられる方が、この世のうちにいる、あの者よりも力があるからです。 彼らはこの世の者です。 ですから、この世のことばを語り、この世もまた彼らの言うことに耳を傾けます。 私たちは神から出た者です。 神を知っている者は、私たちの言うことに耳を傾け、神から出ていない者は、私たちの言うことに耳を貸しません。 私たちはこれで真理の霊と偽りの霊とを見分けます。 <span style="color: magenta;">愛</span>する者たち。 私たちは、互いに<span style="color: magenta;">愛し合い</span>ましょう。 <span style="color: magenta;">愛</span>は神から出ているのです。 <span style="color: magenta;">愛</span>のある者はみな神から生まれ、神を知っています。 <span style="color: magenta;">愛</span>のない者に、神はわかりません。 なぜなら神は<span style="color: magenta;">愛</span>だからです。』<br />
<br />
<br />
<span style="color: red;">(3) 人と人との愛 (兄弟愛フィラデルフィア、 隣人愛アガペー、 性愛エロース)</span><br />
<span style="color: blue;">A.信仰上の兄弟愛(フィラデルフィア)</span><br />
人と人との信仰上の<span style="color: magenta;">兄弟愛(フィラデルフィア)</span>と<span style="color: magenta;">隣人愛(アガペー)</span>は、上記の<span style="color: red;">(1)</span>と<span style="color: red;">(2)</span>の<span style="color: magenta;">愛(アガペー)</span>に基づいてこそ成り立つ。 『聖書』にある<span style="color: magenta;">兄弟愛</span>と<span style="color: magenta;">隣人愛</span>を列挙すると、次のようになる。 神から選ばれた、同じイスラエル人を自分自身のように<span style="color: magenta;">愛</span>さなければならない(<span style="color: blue;">レビ19:18</span>)。 <span style="color: magenta;">愛</span>は、教会に与えられた新しい戒めである(<span style="color: blue;">ヨハネ15:12</span>)。 <span style="color: magenta;">愛</span>は、永遠不滅の法である(<span style="color: blue;">1コリント13:1-13</span>)。 教会は、<span style="color: magenta;">愛</span>を実践する場である(<span style="color: blue;">ガラテヤ5:13</span>、<span style="color: blue;">1ヨハネ4:11</span>、<span style="color: blue;">1ヨハネ4:21</span>)。 『旧約聖書』にあるイスラエル人の間における<span style="color: magenta;">隣人愛</span>は、主イエス・キリストによって敵にまで拡大され、『自分の敵を<span style="color: magenta;">愛</span>し、迫害する者のために祈りなさい。』(=「敵さえも救うべく努めなさい」)(<span style="color: blue;">マタイ5:44</span>、<span style="color: blue;">ルカ6:35</span>)とされた。 『聖書』における<span style="color: magenta;">人と人との愛(フィラデルフィア)</span>とは、世俗社会で言われる<span style="color: magenta;">愛</span>、即ち、いつくしむこと、かわいがること、大切にすること、恋情、性愛エロースという次元を乗り越えて、主イエス・キリストの僕として、悪魔・悪霊・悪人と闘い、人々を肉体的・精神的・霊的に救う行動そのものである。 そして、真のクリスチャンから自称クリスチャン及び異教徒への<span style="color: magenta;">愛</span>とは、主イエス・キリストを正しく信じなかったり、まったく信じなかったり、敵対して受け入れようとしない罪を悔い改めさせ、回心(改心)させるため、彼我にとって厳しい行動を起こし、正しい洗礼を通じた心の「死と再生」を果たし、この再生した心に聖霊が降臨することによる主イエス・キリストとの霊的な一体化へと導き、肉体的・精神的・霊的な救い(新生・愛・永遠の命)へと至らしめることである。 <br />
<br />
<span style="color: blue;">ローマ12:10</span><br />
『<span style="color: magenta;">兄弟愛</span>をもって心から互いに<span style="color: magenta;">愛し合い</span>、尊敬をもって互いに人を自分よりまさっていると思いなさい。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">1テサロニケ 4: 9</span><br />
『<span style="color: magenta;">兄弟愛</span>については、何も書き送る必要がありません。 あなたがたこそ、互いに<span style="color: magenta;">愛し合う</span>ことを神から教えられた人たちだからです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヘブル13: 1</span><br />
『<span style="color: magenta;">兄弟愛</span>をいつも持っていなさい。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">1ペトロ 1:22</span><br />
『あなたがたは、真理に従うことによって、たましいを清め、偽りのない<span style="color: magenta;">兄弟愛</span>を抱くようになったのですから、互いに心から熱く<span style="color: magenta;">愛し合い</span>なさい。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">1ペトロ 3: 8</span><br />
『最後に申します。 あなたがたはみな、心を一つにし、同情し合い、<span style="color: magenta;">兄弟愛</span>を示し、あわれみ深く、謙遜でありなさい。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">1ペトロ 4: 8</span><br />
『何よりもまず、互いに熱心に<span style="color: magenta;">愛し合い</span>なさい。 <span style="color: magenta;">愛</span>は多くの罪をおおうからです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">1ペトロ 5:14</span><br />
『<span style="color: magenta;">愛</span>の口づけをもって互いにあいさつをかわしなさい。 キリストにあるあなたがたすべての者に、平安がありますように。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">2ペトロ 1: 7</span><br />
『敬虔には<span style="color: magenta;">兄弟愛</span>を、<span style="color: magenta;">兄弟愛</span>には<span style="color: magenta;">愛</span>を加えなさい。』<br />
<br />
<br />
<span style="color: blue;">B.隣人愛(アガペー)は、自己愛(アガペー)と表裏一体の関係にある</span><br />
<span style="color: magenta;">隣人愛</span>の聖句は、『聖書』の中に8つある。 そして、『万人への<span style="color: magenta;">隣人愛</span>と<span style="color: magenta;">自己愛</span>は、「利他的な親切」と「利己的な自尊」のごとく相反する関係にある』と考えられがちであるが、『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。』 (<span style="color: blue;">レビ19:18</span> 他)という聖句を慎重に吟味する限り、<span style="color: magenta;">隣人愛</span>と<span style="color: magenta;">自己愛</span>は表裏一体の関係にあり、相補性を有している。 つまり、<span style="color: magenta;">隣人愛</span>または<span style="color: magenta;">自己愛</span>の一方しか語らないのであれば、<span style="color: magenta;">人と人との愛(アガペー)</span>に関する50%の真理しか語っていないことになる。 つまり、<span style="color: magenta;">自己愛</span>なき<span style="color: magenta;">隣人愛</span>は有り得ず、<span style="color: magenta;">隣人愛</span>なき<span style="color: magenta;">自己愛</span>も有り得ない。 なぜなら、自己とは、肉体・ 精神(魂)・ 霊の三重構造から成る社会的存在であり、自己を愛して、自己の健康を保たねばならない。また、自己と、その周囲の社会環境が相互作用し合う不離一体の関係にあるように、自己と隣人も、不離一体の関係にあるからだ。 例えば、隣人が不幸でありながら、自己だけを幸せにすることはできない。 隣人や社会環境が疫病・災害・戦争などで機能不全に陥りながら、自己の健康・平穏・安全を保つことはできない。 さらに、『人は種を撒けば、その刈り取りもすることになります。』(<span style="color: blue;">ガラテヤ 6: 7</span>)という因果応報の霊的法則からしても、<span style="color: magenta;">隣人に対する愛</span>こそが<span style="color: magenta;">自己に対する愛</span>となる。 従って、<span style="color: magenta;">自己愛</span>とは、自己を<span style="color: magenta;">愛</span>して、自己を健康にしようとすることではあるが、<span style="color: lime;">罪</span><span style="color: blue;">※</span>深い自己を肯定することではなく、罪深い自己を悔い改めて自己を否定することであり、高慢で利己的な自己を<span style="color: magenta;">隣人愛</span>の戒めに服従させることである。 ところが、悪魔・悪霊・悪人には、<span style="color: magenta;">自己愛</span>と<span style="color: magenta;">隣人愛</span>が無い。 だから、隣人の悲惨な不幸を見て喜び、自己の目的感・満足感・優越感を得るのであり、隣人に無関心で、隣人を無視し、隣人を虐待し、隣人を苦しめる。 しかし、隣人の不幸を見て喜ぶ悪魔・悪霊・悪人の心的態度と行動は、自己の不幸を嘆いて不満を吐露し、隣人を嫉妬し、憎悪する<span style="color: lime;">自己憐憫</span>であるし、また、キリスト不在の高慢と侮蔑の現れである<span style="color: lime;">自惚れ(うぬぼれ)</span>に他ならない。 <span style="color: lime;">自己憐憫</span>と<span style="color: lime;">自惚れ</span>は、<span style="color: magenta;">自己愛</span>=<span style="color: magenta;">隣人愛</span>ではない。 <span style="color: lime;">自己憐憫</span>と<span style="color: lime;">自惚れ</span>は、利己的な欲求を追い求める時に現れる、隣人に対する嫉妬・憎悪と高慢・侮蔑だ。 なお、<span style="color: blue;">2テモテ 3: 1- 5</span> の『自分を愛する者、金を愛する者、大言壮語する者・・・』にある「自分を愛する者」とは、「自分の罪深いエゴを愛する者」 「神と隣人のことを考えない自己中心の自分を肯定する者」 という意味である。<br />
<br />
<span style="color: blue;">※</span> <span style="color: lime;">罪</span>とは、<span style="color: blue;">1ヨハネ 3: 4 </span>『罪を犯している者はみな、不法を行なっているのです。罪とは律法に逆らうことなのです。』と書いてあるように、神の律法(モーセの十戒・ 山上の垂訓)に従わない不法に起因する、恐怖・ 怯懦・ 無知・ 迷信・ 高慢・ 利己・ 憤怒・ 憎悪・ 嫉妬・ 悪意 といった否定的感情に支配された 不幸で不健全な心身状態を指す。 なお、雑草は、刈り取っても、しばらくすると生えてくるように、聖霊に贖われ、清められた罪も、しばらくすると、心の中に生じてくる。 なぜなら、<span style="color: blue;">ローマ 8: 7</span> にあるごとく、肉の思いは、御霊の思いと争い、神に反抗し、神の律法に服従できないからだ。 このため、信仰による罪の悔い改めを経て、水と霊のバプテスマを体験したクリスチャンは、神である主イエス・キリストの御霊である聖霊に罪を贖われ、罪を清められた後も、心の中に生じてくる罪と闘い勝利し続ける堅い信仰生活を送らねばならない。 かくして、クリスチャンの信仰生活と、その一切の行動は、神である主イエス・キリストの調査・審判を経て、最終的に罪を除去され、神である主イエス・キリストの御再臨の前に、神である主イエス・キリストとの霊的一体化(婚姻)を果たす。<br />
<br />
<span style="color: blue;">レビ19:18</span><br />
『復讐してはならない。 あなたの国の人々を恨んではならない。 あなたの隣人をあなた自身のように<span style="color: magenta;">愛</span>しなさい。 わたしは主である。』<br />
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<span style="color: blue;">マタイ19:19</span><br />
『父と母を敬え。 あなたの隣人をあなた自身のように<span style="color: magenta;">愛</span>せよ。』<br />
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<span style="color: blue;">マタイ22:39</span><br />
『“あなたの隣人をあなた自身のように<span style="color: magenta;">愛</span>せよ。” という<span style="color: red;">第二の戒め</span>も、それと同じようにたいせつです。』<br />
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<span style="color: blue;">マルコ 12:31</span><br />
『次にはこれです。 “あなたの隣人をあなた自身のように<span style="color: magenta;">愛</span>せよ。” この二つより大事な命令は、ほかにありません。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ルカ 10:27</span><br />
『すると彼は答えて言った。 “心を尽くし、思いを尽くし、力を尽くし、知性を尽くして、あなたの神である主を<span style="color: magenta;">愛</span>せよ。 また ”あなたの隣人をあなた自身のように<span style="color: magenta;">愛</span>せよ。“ とあります。』<br />
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<span style="color: blue;">ローマ 13: 9</span><br />
『“姦淫するな、殺すな、盗むな、むさぼるな。” という戒め、また ほかにどんな戒めがあっても、それらは、“あなたの隣人をあなた自身のように<span style="color: magenta;">愛</span>せよ。” ということばの中に要約されているからです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ガラテヤ 5:14</span><br />
『律法の全体は、“あなたの隣人をあなた自身のように<span style="color: magenta;">愛</span>せよ。” という一語をもって全うされるのです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヤコブ 2:8</span><br />
『もし、ほんとうにあなたがたが、聖書に従って、 “あなたの隣人をあなた自身のように<span style="color: magenta;">愛</span>せよ。” という最高の律法を守るなら、あなたがたの行ないは立派です。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">マタイ5:44</span><br />
『しかし、わたしはあなたがたに言います。 自分の敵を<span style="color: magenta;">愛</span>し、迫害する者のために祈りなさい。』<br />
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<span style="color: blue;">ルカ6:35</span><br />
『ただ、自分の敵を<span style="color: magenta;">愛</span>しなさい。 彼らによくしてやり、返してもらうことを考えずに貸しなさい。 そうすれば、あなたがたの受ける報いはすばらしく、あなたがたは、いと高き方(主イエス・キリスト)の子どもになれます。 なぜなら、いと高き方は、恩知らずの悪人にも、あわれみ深いからです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ヨハネ15:12</span><br />
『わたし(主イエス・キリスト)があなたがたを<span style="color: magenta;">愛</span>したように、あなたがたも互いに<span style="color: magenta;">愛</span>し合うこと、これがわたしの戒めです。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">1コリント13:4- 8</span><br />
『<span style="color: magenta;">愛</span>は寛容であり、<span style="color: magenta;">愛</span>は親切です。 また人をねたみません。 <span style="color: magenta;">愛</span>は自慢せず、高慢になりません。 礼儀に反することをせず、自分の利益を求めず、怒らず、人のした悪を思わず、 不正を喜ばずに真理を喜びます。 すべてをがまんし、すべてを信じ、すべてを期待し、すべてを耐え忍びます。 <span style="color: magenta;">愛</span>は決して絶えることがありません。 預言の賜物ならばすたれます。 異言ならばやみます。 知識ならばすたれます。』<br />
<br />
<span style="color: blue;">ガラテヤ5:13</span><br />
『兄弟たち。 あなたがたは、自由(罪の奴隷からの解放)を与えられるために召されたのです。 ただ、その自由を肉の働く機会としないで、<span style="color: magenta;">愛</span>をもって互いに仕えなさい。』<br />
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<span style="color: blue;">1ヨハネ4:11</span><br />
『<span style="color: magenta;">愛</span>する者たち。 神がこれほどまでに私たちを<span style="color: magenta;">愛</span>してくださったのなら、私たちもまた互いに<span style="color: magenta;">愛し合う</span>べきです。』<br />
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<span style="color: blue;">1ヨハネ4:21</span><br />
『神を<span style="color: magenta;">愛</span>する者は、兄弟をも<span style="color: magenta;">愛</span>すべきです。 私たちはこの命令をキリストから受けています。』<br />
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<span style="color: red;"><br /></span>
<span style="color: red;">(4) 愛を表現しようとした現代社会の芸術 (美術・音楽・文芸) の一例</span><br />
<span style="color: magenta;">米国歌手 アマンダ・マクブルーム(1947-)の作詩作曲による 「ザ・ローズ」(1979)</span><br />
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<span style="color: blue;">Some say love it is a river That drown the tender reed Some say love it is a razor That leaves your soul to bleed Some say love it is a hunger An endless aching need I say love it is a flower And you its only seed It's the heart afraid of breakin' That never learns to dance It's the dream afraid of wakin' That never takes the chance It's the one who won't be taken Who can not seem to give And the soul afraid of dyin' That never learns to live When the night has been too lonely And the road has been too long And you think that love is only For the lucky and the strong Just remember in the winter Far beneath the bitter snows Lies the seed that with the sun's love In the spring becomes the rose </span><br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
<span style="color: blue;"> 愛は河だと言う人がいる。柔らかい葦(あし)を飲み込んでしまう河だと。愛はカミソリだと言う人がいる。あなたの魂から血を流す刃物だと。愛は飢えだと言う人がいる。終わりなき、つらい窮乏だと。私は愛は花だと思う。そして、その唯一の種があなた。傷つくことを恐れる心。そんな心では決して踊れるようにならない。目覚めることを恐れる夢うつつの状態。そんな状態では決してチャンスをつかめない。誰からも受け入れられない人。そんな人は与える喜びを知らない人のように見える。そして、死ぬことを恐れる魂。そんな魂では決して真に生きれるようにならない。夜があまりにも寂しいとき。そして、歩む道があまりにも長すぎると感じたとき。また、あなたが 愛は幸運で強い人だけのものだと考えるとき。厳しい冬の中にいることを思い出しなさい。身を刺すように冷たい雪のずっと下には、太陽の暖かい愛を受けることになる種が埋まっており、春になれば、バラの花を咲かせるということを。</span><br />
<span style="color: blue;"><br /></span>
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<span style="color: magenta;">■ 米国女優 兼 歌手 ベッド・ミドラー(1945-)版の 「ザ・ローズ」(1979) の視聴 </span><br />
<a href="http://www.youtube.com/watch?v=CB4EgdpYlnk">http://www.youtube.com/watch?v=CB4EgdpYlnk</a><br />
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<span style="color: blue;">公開2012(平成24)年8月9日(木)02:04</span><br />
<span style="color: blue;">saintsfellowship@outlook.com 聖書伝道会</span><br />
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