2012年8月14日火曜日

『 イエス之御霊教会の教理概要 』



【 1 】 水と霊のバプテスマという関門の通過者に示すイエス之御霊教会(英語:Spirit of Jesus Church)の教理概要

一、真の神の聖名 
 真の神の聖名は、イエスである。 イエス降誕以前の『旧約聖書』の時代においては、「ヤハウェ」 または、「エロヒム」とされた。 なお、「ヤハウェ」とは、ヘブライ語の聖四文字「ヨッド・ヘー・ヴァウ・ヘー」(YHVH)の音読であり、「ヤーエー」「エホバ」等とも発音され、ヘブライ語で『エーイェ・アシェル・エーイェ』 という意味、即ち、日本語で『我は有りて在る者なり』 を意味する単数形の固有名詞である。 また、「エロヒム」とは、ヘブライ語で『唯一の神』 を意味する複数形の代名詞である。 単数形の「エル」と異なる複数形の「エロヒム」により、男女両性の具有と神への畏敬を表した。

一、唯一の真の神 
 唯一の真の神は、イエスである。 イエス降誕以後の『新約聖書』の時代においては、イエスが唯一の真の神であり、イエスの父なる神と、イエス昇天後の助け主である聖霊とは、ともにイエスの中にある。 従って、父なる神・子なる神・聖霊なる神という三つの位格(ペルソナ)を持つ神が存在しているのではない。 父と子と聖霊は、神の職分を示す代名詞であり、神である主イエスによる時代(時間)・地域(空間)・環境(状況)に応ずる顕現の様態を表す称号であり、全く同一の存在である。

一、水と霊のバプテスマ 
 人が救われるのは、水と霊のバプテスマという関門通過による。 水のバプテスマとは水の浸礼に与ることであり、霊のバプテスマとは聖霊の受霊に与ることである。


一、洗礼式 
 真の洗礼は、父・子・聖霊の御名(代名詞)によるのではなく、イエス・キリストの御名(真の神の聖名)による。 また、滴礼ではなく浸礼をもって行う。


一、異言 
 霊のバプテスマである聖霊を受霊した徴は、異言である。



一、死者の救い 
 『新約聖書』にあるごとく、死者の救いのための身代わり洗礼を行う。



一、洗足式 
 『新約聖書』にあるごとく、洗足式を行う。 洗足式は、浸礼に続けて行う。



一、安息日 
 真の神イエスを礼拝する聖なる安息日は、金曜日の日没後から土曜日の日没前の間である。



一、真の礼拝 
 真の神イエスに対する礼拝は、異言による霊の祈りと霊歌をもって行う。



一、真の教会 
 真の教会には、異言による霊の祈りと霊歌・預言(予知)・福音(啓示)が顕現し、また、これらの通訳が与えられる。



一、御霊の賜物 
 真の教会には、使徒・預言者・教師・奇蹟を行なう者・癒す者・助ける者・治める者・異言を語る者・異言を解き明かす者という御霊の賜物が与えられる。教会は、使徒・預言者・伝道者・牧師・教師を保ち、監督・長老は、聖徒たちに奉仕する。


一、聖餐式 
 聖餐式のパンは、真の神イエスの霊的な体の御肉であり、ぶどう酒は、その御血である。



一、聖徒たちへの証 
 而して、真の神イエスも又、徴・不思議・能力ある業・聖霊をもって聖徒たちに証を加え給う。




【 2 】 「真の教会」と「偽りの教会」との運命の相違

「真の教会」(初代教会の復興したイエス之御霊教会と一部の新教プロテスタント教会)は、天上の神の御国におられる主イエス・キリストに属し、その御霊である聖霊に従う。・・・御霊を保つ、神の実子、永遠の命を持つ、『聖書』の奥義を持つ、主イエス・キリストと一体である、空中携挙される(死者の復活・生者の栄化)、心の住家は天国、天国からの幸を受ける、主イエス・キリストとの愛のある婚姻関係にある、大患難後の地上千年間の王なる祭司、審判者、肉体の健康を保ち精神と霊を高める、永遠の栄光(正善・真理・生命・聖霊)に生きる

「偽りの教会」(全ての旧教カトリック教会と大多数の新教プロテスタント教会)は、地上の世俗的権威に執着する自己自身の肉に属し、主イエス・キリストの御霊である聖霊を忌み嫌う。・・・御霊に逆らう、悪魔の下僕、永遠の命無し、『聖書』の奥義無し、主イエス・キリストと一体ならず、空中携挙無し(地上の悪・罪・死による滅亡)、心の住家は地上、天国からの戒め困苦を受ける、主イエス・キリストとの愛無き故に旧教カトリック教会は滅亡し新教プロテスタント教会の一部のみが保たれる、大患難後の地上千年間の人民、被審判者、肉体に囚われ精神と霊を低める、限りある世俗生活(邪悪・虚偽・物質・悪霊)に生きる




【 3 】 イエス之御霊教会の主要な7つの叢書

 イエス之御霊教会の初代監督 村井ジュン師(1897~1970)は、1933(昭和8)年7月23日の「聖霊降臨」の後、「草苑」誌及び「聖霊」誌を発行し、その誌上において 『聖書』 の奥義と聖霊の働きに関する記事を連載し続け、非売品の冊子である 『世々の経綸』(1937年)と 『聖書神学』(1957年)を発行した。 なお、村井ジュン師の晩年に開顕された 『図解による聖書解説』(1968年)など、未発行のまま埋もれている文献資料も多い。


『世々の経綸』
1937年(昭和12)年5月1日 初版発行

  一、 天地創造
  二、 真の神
  三、 人類
  四、 サタン
  五、 人間の運命
  六、 黄泉
  七、 ゲヘナ
  八、 罪
  九、 救主出現の預言
  十、 イエス・キリスト
十一、 十字架の死
十二、 再臨
十三、 大患難時代
十四、 千年王国時代
十五、 最後の大審判
十六、 新天新地
     教会時代
     おすすめ


『聖霊の降りし諸教会に与ふるの書』 
1938年(昭和13)年12月1日~1941年(昭和16)年5月1日 連載文献

第1篇 個人篇
第2篇   (欠損)
第3篇 聖会篇
第4篇 祈祷篇 霊の祈りに就いて
第5篇 祈祷篇 心の祈りに就いて


『幕屋の研究』 
1939年(昭和14)年2月1日~1939年(昭和14)年8月1日 連載文献

第1章 旧約聖書に現れたる福音の影
第2章 幕屋の設計
第3章 労働人
第4章 雲
第5章 庭の壁


『パウロに啓示されし七つの奥義』 
発行年月日不詳。長年にわたり部分的に公表され続けた記事の集約文献

緒 論
第1章 敬虔の奥義
第2章 教会の奥義
第3章 異邦人の奥義
第4章 不法の奥義
第5章 復活の奥義
第6章 福音の奥義
第7章 内住のキリストの奥義


『聖書神学』-根本教義- 
1957年(昭和32)年5月2日 初版発行

第1 章 真の神
第2 章 神の聖名について
第3 章 真の救い
第4 章 正しき洗礼
第5 章 死者の救い
第6 章 聖霊のバプテスマ
第7 章 洗足式
第8 章 聖餐式
第9 章 安息日
第10章 神の経綸
第11章 神の立証


『図解による聖書解説』 
未発行文献。1968(昭和43)年~1969(昭和44)年における預言解明の体系

一、創世記 元始之書又は聖書の苗床
二、出埃及記 贖いの書
三、利未記 犠牲の書
四、マタイ傳 王の書
五、THE KING (王)
六、預言の視野 預言者は何を見たか?
七、旧新約聖書の図解
八、ダニエルの七十週
九、ダニエル書と黙示録の比較


『ヨハネの黙示録の解説』
速記録亡失。1969(昭和44)年~1970(昭和45)年における 『ヨハネの黙示録』 解明の啓示

日本聖書大学院における村井ジュン師(1897~1970)の最晩年の講壇内容を速記した、当時の神学生は、『速記したノートを亡失した』 との由であり、これ故、聖霊による詳細な啓示が与えられるように祈り続けたい。




【 4 】 関連情報

(1) 『 イエス之御霊教会の霊的沿革 』 
http://halleluiesus.blogspot.jp/2012/08/blog-post_0.html

(2) 「なぜ最後の教会は預言者を必要とするのか?」
https://youtu.be/0b84Ek-kCYQ (1:14:08)

(3) 「1844年以降、時の預言はもうないのか?」
https://www.youtube.com/watch?v=xFC_XV98rrY(1:06:01)

(4) 「アメリカについての預言」 (「獣の像」と「獣の刻印」などに関する解説)
https://youtu.be/xUmy1pwHhFc (1:53:07)

(5) 「異言を理解する」 (天使語・ 太古人類共通語・ 悪霊語・ 外国語・ 無意識語である異言に対する批判にも一理ある。)
https://youtu.be/wqpY4vFqfpw (59:41) 

(6) 「患難後の携挙」 (信仰者の苦難・患難は、世による迫害である。 神の怒りは、世の罪悪に対する神の裁きである。)
https://youtu.be/kNcR1DClbog (1:53:09) 

(7) 「聖書考古学」
http://srministry.chicappa.jp/srmain/sermon-archive/ %E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC/2014%E5%B9%B4%E3%80%80%E8%81%96%E6%9B%B8%E8%80%83%E5%8F%A4%E5%AD%A6%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC/




公開2012(平成24)年8月14日(火)16:07
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